JP2006163926A - 自動販売機の商品搬出装置 - Google Patents

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直樹 桑原
Katsuhiko Fukuda
勝彦 福田
Tsutomu Iwako
努 岩子
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Abstract

【課題】大きさが異なる商品であっても当該商品の重心を支えて商品の姿勢を崩す事態を回避し、商品の搬出動作を安定させる自動販売機の商品搬出装置を提供する。
【解決手段】検出片11は、商品通路Rの最大幅である幅H1のほぼ中央であって商品通路Rの最小幅である幅H2の領域内に配置してあって、商品通路Rの最小幅である幅H2の領域内(左端)に向けてさらに延在する延在片11cが一体に設けてある。このため、商品通路Rの幅を、比較的大型の商品G1を収納し得る最大幅である幅H1に設定した場合、および、比較的小型の商品G2を収納し得る最小幅である幅H2に設定した場合でも、検出片11は商品G1,G2いずれの重心を支える。この結果、検出片11の位置を通過する商品G(G1,G2)は、検出片11によって重心を支えられるので商品Gの姿勢を崩す事態を回避して商品Gの搬出動作を安定させることができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、上下方向に収納された商品のうち最下位置の商品を切り出して搬出する自動販売機の商品搬出装置に関し、特に商品の搬出動作を安定させた自動販売機の商品搬出装置に関するものである。
従来、上下方向に収納された商品のうち最下位置の商品を販売指令に基づいて切り出して搬出する自動販売機の商品搬出装置が知られている。この自動販売機の商品搬出装置は、商品を上下方向に収納する商品通路の下部に設けてあり、商品通路側に突出して最下位置の商品を保持する下ペダルと、下ペダルが商品通路から退避して最下位置の商品を搬出するときに商品通路側に突出して下から2番目位置の商品を保持する上ペダルとを有している。下ペダルおよび上ペダルは、リンクによって連結してあり、このリンクをソレノイドによって駆動することによって各ペダルが商品通路に対して突出もしくは退避される。また、上記従来の商品搬出装置において商品を通過させる部分には、商品通路に収納した商品がなくなって売り切れた旨を検出する売り切れスイッチが設けてある(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−109097号公報
従来の商品搬出装置に設けた売り切れスイッチは、商品通路のほぼ中央に配置してあり、商品通路に収納した商品のほぼ中央である重心部分にスイッチの検出片が接触して商品の存在を検出する。しかしながら、比較的小型の商品を商品通路に収納する場合では、当該商品を商品通路の一側に寄せて収納することになるので、商品の中央(重心)から外れた位置に検出片が接触する。このため、小型の商品が落下して検出片に接触したときに、当該商品が傾いて商品通路内での姿勢が崩れてしまう。この結果、商品を正常に搬出することができなくなって商品詰まりとなる。
本発明は、上記実情に鑑みて、比較的小型の商品であってもその重心を支えて商品の姿勢を崩す事態を回避することで商品の搬出動作を安定させることができる自動販売機の商品搬出装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に係る自動販売機の商品搬出装置は、商品を所定方向に渡って収納した商品通路に対して商品の有無を検出する売切検出手段を設けた自動販売機の商品搬出装置において、前記売切検出手段は商品の大きさに応じて可変される商品通路内の幅方向に延在した検出片を備えたことを特徴とする。
本発明の請求項2に係る自動販売機の商品搬出装置は、上記請求項1において、前記検出片は、商品の大きさに応じて可変される商品通路の最大幅のほぼ中央に配置してあり、商品通路の最小幅の領域内に向けてさらに延在して設けてあることを特徴とする。
本発明に係る自動販売機の商品搬出装置は、商品通路の幅を、比較的大型の商品を収納し得る最大幅に設定した場合、および、比較的小型の商品を収納し得る最小幅に設定した場合でも、検出片は商品の重心を支える。この結果、検出片の位置を通過する商品は、検出片によって重心を支えられるので商品の姿勢を崩す事態を回避して商品の搬出動作を安定させることができる。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る自動販売機の商品搬出装置の好適な実施例を詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1は本発明に係る自動販売機の商品搬出装置の一実施例を示す側面図、図2は図1に示した自動販売機の商品搬出装置を商品通路外側(図1の矢視A)から見た斜視図、図3は図1で示した自動販売機の商品搬出装置を商品通路内側(図1の矢視B)から見た斜視図、図4は図1に示した自動販売機の商品搬出装置を商品通路外側(図1の矢視B)から見た図、図5は軸受部材、リンク部材および売切検出手段を示す側面図、図6は下ペダルを示す側面図、図7は回動ストッパを示す側面図、図8は上ペダルを示す側面図、図9〜図11は本発明に係る自動販売機の商品搬出装置の動作を示す側面図、図12は売り切れ状態を示す側面図である。
図1に示すように、商品搬出装置1は、自動販売機の商品収納庫内において、例えば缶入り飲料、ペットボトル飲料または紙パック入り飲料などの商品Gを上下方向に渡って収納する商品通路Rの下部に設けてある。商品通路Rは、商品搬出装置1を設けてある基板2と、当該基板2と対向配置してある商品出口通路板3とを有している。また、図には明示しないが、基板2および商品出口通路板3の両側部には、側板が設けてある。
図1〜図3に示すように、商品搬出装置1の基板2には、商品通路Rの内外に通じる開口部21が設けてある。また、基板2には、商品通路Rの内側に突出するガイド突起22が開口部21の上方の位置に設けてある。そして、この基板2には、軸受部材4,5、リンク部材6、第一保持部としての下ペダル7、回動ストッパ8、第二保持部としての上ペダル9および売切検出手段10が設けてあって商品搬出装置1が構成してある。
図1〜図5に示すように、軸受部材4,5は、対をなして構成してあり、それぞれ基板2の開口部21の上端縁と下端縁との間に架かって上下方向に平行に延在して設けてある。軸受部材4,5は、側方に互いに対向する態様でリンク部材6、下ペダル7、回動ストッパ8および上ペダル9に関わる各軸を支持してある。なお、軸受部材4,5は、上記各軸を支持する構成をほぼ対称の構成としてあり、以下の説明では、軸受部材4を主に説明して軸受部材5に係る構成の符号を括弧で付す。
軸受部材4(5)には、上下方向に延在する長溝41(51)および長溝42(52)が設けてある。長溝41(51)は軸受部材4(5)の上側に設けてあり、長溝42(52)は軸受部材4(5)の下側に設けてある。長溝41および長溝(51)、長溝42および長溝(52)は、側方にそれぞれ対向して配置してある。そして、長溝41および長溝(51)には、リンク部材6に関わる上リンク軸101が上下方向に移動可能に支持してある。長溝42および長溝(52)には、リンク部材6に関わる下リンク軸102が上下方向に移動可能に支持してある。上リンク軸101および下リンク軸102は、互いに平行に設けてある。
軸受部材4(5)には、上下方向のほぼ中央の位置に支軸穴43(53)が設けてある。支軸穴43および支軸穴(53)は、側方にそれぞれ対向して配置してある。そして、支軸穴43および支軸穴(53)には、下ペダル7に関わる下ペダル軸103が支持してある。この下ペダル軸103は、上リンク軸101および下リンク軸102と平行に配置してあって、基板2の開口部21における上下方向のほぼ中央部に位置し、当該開口部21の側方に渡る態様で開口部21の両側縁に支持してある。
軸受部材4(5)には、下端位置に、上下方向に延在する支軸穴44(54)が設けてある。支軸穴44および支軸穴(54)は、側方にそれぞれ対向して配置してある。そして、支軸穴44および支軸穴(54)には、回動ストッパ8に関わる回動ストッパ軸104が上下方向に移動可能に支持してある。回動ストッパ軸104は、上リンク軸101、下リンク軸102および下ペダル軸103と平行に配置してある。
軸受部材4(5)には、上下方向のほぼ中央の位置であって支軸穴43(53)の上方の位置に支軸穴45(55)が設けてある。支軸穴45および支軸穴(55)は、側方にそれぞれ対向して配置してある。そして、支軸穴45および支軸穴(55)には、上ペダル9に関わる上ペダル軸105が支持してある。この上ペダル軸105は、基板2の開口部21における上下方向のほぼ中央部に位置し、当該開口部21の側方に渡る態様で開口部21の両側縁に支持してある。
図1〜図5に示すようにリンク部材6は、駆動手段としてのソレノイド61に対して係合してある。ソレノイド61は、基板2における商品通路Rの外側位置であって開口部21の上方の位置に配置してある。ソレノイド61は、プランジャ61aを下方に向けて設けてある。プランジャ61aは、ソレノイド61が通電されることによって上方に引かれる。
リンク部材6は、板体からなり、基板2における商品通路Rの外側位置であって開口部21の位置に上下方向に渡って設けてある。リンク部材6は、その上端がプランジャ61aに取り付けてある。このリンク部材6には、上記上リンク軸101に係合する上係合部6aが設けてある。上係合部6aは、上リンク軸101を上下方向に移動できるように設けてある。また、リンク部材6には、上記下リンク軸102に係合する下係合部6bが設けてある。さらに、リンク部材6の下端部には、コイルバネなどからなる弾性手段としてのリンクバネ6cを有している。リンクバネ6cは、下リンク軸102と回動ストッパ軸104との間に取り付けてあってリンク部材6を下方に向けて常に付勢する。
なお、図2に示すように上述した軸受部材4,5、リンク部材6およびソレノイド61は、商品搬出装置1において上リンク軸101、下リンク軸102、下ペダル軸103および回動ストッパ軸104の軸方向での一側寄りに配置してある。これは、複数の商品通路Rを組んで構成する場合に、図に示す商品搬出装置1と対称に形成した商品搬出装置(図示せず)を背合わせにして配置することによってスペース効率をよくするためであって、背合わせにした互いの軸受部材4,5、リンク部材6およびソレノイド61の構成が干渉しないようにするためである。
図1〜図4および図6に示すように下ペダル7は、基板2の開口部21の両側端縁の間に介在してあり、上記下ペダル軸103に回動可能に支持してある。下ペダル7は、下ペダル軸103を中心として回動して、基板2の開口部21から商品通路Rの内側に突出する突出位置と、開口部21を閉塞する態様で商品通路Rから退く退避位置との間に移動可能に設けてある。下ペダル軸103には、捩りコイルバネからなる弾性手段としての下ペダルバネ103aが巻装してある。下ペダル7は、下ペダルバネ103aの弾性付勢力によって突出位置に向けて常に付勢されている。
下ペダル7は、突出位置においてその上面が商品Gを保持する保持面71として形成してあり、その下側には下ペダル軸103の軸線方向に対向する2つの軸受台72が設けてある。各軸受台72には、下ペダル軸103の軸線方向に互いに対向する態様で異形溝73がそれぞれ設けてある。異形溝73は、下ペダル7が突出位置にある形態で、上下方向に延在して設けた第一案内面73aと、当該第一案内面73aの上端から下ペダル軸103に向かって保持面71とほぼ平行に設けた第二案内面73bと、当該第二案内面73bの下ペダル軸103側の端部から第一案内面73aの下端側に向かって延在して設けた第三案内面73cと、第一案内面73aの下端側に切欠73eが設けてあることで下方に向けて形成した当接面73dとを有してなる。なお、異形溝73は、本実施例において各軸受台72の対向する面に凹設してあるが、各軸受台72を貫通して設けてあってもよい。
図1〜図4および図7に示すように回動ストッパ8は、上記各軸受部材4,5の間に介在してあり、上記回動ストッパ軸104に回動可能に支持してある。回動ストッパ8は、回動ストッパ軸104を中心として回動して、基板2の開口部21から商品通路Rの内側に突出する突出位置と、開口部21を閉塞する態様で商品通路Rから退く退避位置との間に移動可能に設けてある。回動ストッパ軸104には、捩りコイルバネからなる弾性手段としての回動ストッパバネ104aが巻装してある。回動ストッパ8は、回動ストッパバネ104aの弾性付勢力によって突出位置に向けて常に付勢されている。
回動ストッパ8には、商品通路Rの内側に突出する先端部において側方に延出する支持軸106が設けてある。支持軸106は、上リンク軸101、下リンク軸102、下ペダル軸103および回動ストッパ軸104と平行に配置してある。この支持軸106は、両端部が下ペダル7における各軸受台72の異形溝73に係合する。また、回動ストッパ8には、突出位置において下リンク軸102に係合可能に設けたロック溝81が設けてある。回動ストッパ8は、ロック溝81が下リンク軸102に係合している状態で突出位置を維持される。
図1〜図4および図8に示すように上ペダル9は、基板2の開口部21の両側端縁の間に介在してあり、上記上ペダル軸105に回動可能に支持してある。上ペダル9は、上ペダル軸105を中心として回動して、基板2の開口部21から商品通路Rの内側に突出する突出位置と、開口部21を閉塞する態様で商品通路Rから退く退避位置との間に移動可能に設けてある。上ペダル軸105には、捩りコイルバネからなる弾性手段としての上ペダルバネ105aが巻装してある。上ペダル9は、上ペダルバネ105aの弾性付勢力によって退避位置に向けて常に付勢されている。
上ペダル9は、突出位置において商品通路Rの内側に延出する先端側の面が商品Gを保持する先端面91として形成してある。また、上ペダル9には、退避位置において上記上リンク軸101を内装する凹溝92が設けてある。この凹溝92には、上ペダル9が退避位置から突出位置に至る過程で上リンク軸101が摺接する摺接面92aを設けてある。また、上ペダル9には、上ペダル軸105に支持された軸受部分の近傍において、商品通路Rの内側に向けて突出する当接凸部93が設けてある。
図1〜図5に示すように売切検出手段10は、基板2において開口部21の上方の位置であってソレノイド61に並んで配置してある。売切検出手段10は、検出片11と、当該検出片11によってON/OFFされるスイッチ12とを有している。
検出片11は、その上端に回動軸11aが設けてあり、この回動軸11aを介して基板2側に支承してある。そして、検出片11は、回動軸11aの周りに回動して、商品通路Rに突出する突出位置(図1に一転鎖線で示す)と、商品通路Rから退避する退避位置(図1に実線で示す)との間に移動可能に設けてある。この検出片11は、基板2に設けた検出片バネ13に係合しており、当該検出片バネ13の弾性付勢力によって突出位置に向けて常に付勢されている。また、検出片11の上端には、回動軸11aを間において商品通路Rの外側に延在するアーム11bが一体に設けてある。
ところで、商品通路Rは、図4に示すように幅H1から幅H2に至る範囲で商品Gの大きさに応じて幅を可変することが可能である。幅H1は、例えば内容量500ミリリットルのペットボトルなどの比較的大型の商品G1(図4に一点鎖線で示す)を収納し得る最大幅である。また、幅H2は、例えば内容量160〜190ミリリットルのショート缶などの比較的小型の商品G2(図4に一点鎖線で示す)を収納し得る最小幅である。なお、図には明示しないが、商品通路Rの幅を可変する構成としては、図4に示す幅H1の右端から幅H2の右端に至り移動する可動側板を設け、この可動側板を移動することによって商品通路Rの幅を可変できるようにする。
上記幅H1,H2に係り、検出片11は、図4に示すように商品通路Rの内側において、商品通路Rの最大幅である幅H1のほぼ中央であって商品通路Rの最小幅である幅H2の領域内に配置してある。さらに、検出片11には、商品通路Rの最小幅である幅H2の領域内(左端)に向けてさらに延在する延在片11cが一体に設けてある。このように、検出片11は、商品の大きさに応じて可変される商品通路Rの幅方向に延在して設けてある。なお、図1に示すように検出片11は、退避位置にある状態において商品通路Rの内側に向く面が、ガイド突起22を含む基板2の内側面にほぼ沿う形状に形成してある。また、図3に示すように延在片11cも同様に商品通路Rの内側に向く面が、ガイド突起22の一部を含む基板2の内側面にほぼ沿う形状に形成してある。
スイッチ12は、基板2における商品通路Rの外側位置に設けてある。このスイッチ12は、本実施例ではノーマリオフ型を採用してある。図1に示すようにスイッチ12は、検出片11が退避位置にあるとき、アーム11bがアクチュエータ12aから離間することによってOFF状態になる(図1に実線で示す)。また、スイッチ12は、検出片11が突出位置にあるときに、アーム11bがアクチュエータ12aを押すことによってON状態になる(図1に一点鎖線で示す)。
なお、図1に示すように上述した商品搬出装置1とともに商品通路Rをなす商品出口通路板3は、図1で示す商品Gよりも大きい径の商品(図示せず)が収納できる通路幅となるように商品搬出装置1と対向配置してある。また、商品出口通路板3において商品通路Rの内側に突出する突起部3aは、図1に示す商品Gや当該商品Gより小さい径の商品(図示せず)を、商品搬出装置1の下ペダル7側に寄せて保持しやすい姿勢に案内するためのものである。
以下、上記自動販売機の商品搬出装置の動作について図1および図9〜図11に基づいて説明する。
まず、図1に示す形態は、販売待機状態である。販売待機状態は、ソレノイド61が通電されていない状態であって、リンク部材6がリンクバネ6cによって下方に付勢されている状態である。すなわち、上リンク軸101が軸受部材4(5)の長溝41(51)に沿って下方に移動し、下リンク軸102が軸受部材4(5)の長溝42(52)に沿って下方に移動している。この販売待機状態において、下ペダル7は、下ペダルバネ103aの弾性付勢力によって突出位置にある。さらに、下ペダル7は、保持面71に商品通路Rの最下位置にある商品Gが当接していることで商品Gの荷重を受けている。また、販売待機状態において、回動ストッパ8は、回動ストッパバネ104aの弾性付勢力によって突出位置にある。さらに、回動ストッパ8は、支持軸106が下ペダル7における異形溝73の当接面73dに当接していることで下ペダル7にかかる商品Gの荷重を受けている。さらにまた、回動ストッパ8は、ロック溝81に下リンク軸102が嵌合していることによってリンク部材6に係止されて自身の突出位置が維持されている。これにより、回動ストッパ8は、下ペダル7の突出位置を維持して下ペダル7の退避位置への移動を阻止している。また、販売待機状態において、上ペダル9は、上ペダルバネ105aの弾性付勢力によって退避位置にある。すなわち、販売待機状態では、回動ストッパ8によって突出位置を維持されている下ペダル7の保持面71に商品通路Rの最下位置にある商品Gが保持されていることにともなって全ての商品Gが保持されている。また、販売待機状態では、上ペダル9が退避位置にあるので商品Gには関与していない。
次に、商品搬出装置1は、自動販売機の販売指令に応じて図9〜図11に示すように商品Gの搬出を行う。図9に示すように販売指令に応じてソレノイド61が通電されると、プランジャ61aを介してリンク部材6がリンクバネ6cの弾性付勢力に抗して上方に引き上げられる。すると、下リンク軸102が回動ストッパ8のロック溝81から外れる。下リンク軸102がロック溝81から外れると、回動ストッパ8は、回動ストッパ軸104を中心として退避位置への移動を許可される。ここで、回動ストッパ8によって突出位置が維持されている下ペダル7には、商品Gの荷重がかかっている。すなわち、回動ストッパ8が退避位置への移動を許可されたことによって、下ペダル7も下ペダル軸103を中心として退避位置への移動を許可されて商品Gの荷重によって下ペダルバネ103aの弾性付勢力に抗して退避位置に向けて移動する。この結果、回動ストッパ8の支持軸106が下ペダル7の当接面73dとの当接から外れて第一案内面73aに接触する。
次に、図10に示すようにソレノイド61が引き続き通電されて、リンク部材6がリンクバネ6cの弾性付勢力に抗してさらに上方に引き上げられる。すると、商品Gの荷重によって下ペダル7が下ペダルバネ103aの弾性付勢力に抗して退避位置に向けてさらに移動する。この下ペダル7に移動にともなって、回動ストッパ8は、支持軸106が下ペダル7の第一案内面73aから続いて第二案内面73bに摺接して案内されて回動ストッパバネ104aの弾性付勢力に抗して退避位置に向けて移動する。
次に、図11に示すようにソレノイド61が引き続き通電されて、リンク部材6がリンクバネ6cの弾性付勢力に抗して最も上方に引き上げられる。すると、商品Gの荷重によって下ペダル7が退避位置に至る。この下ペダル7に移動にともなって、回動ストッパ8は、支持軸106が下ペダル7の第二案内面73bに摺接して案内されて退避位置に至る。このとき、最下位置にある商品Gは、下ペダル7の保持面71と商品出口通路板3との間を通過できる場合に、商品搬出装置1の下側から離脱して自動販売機の商品取出口(図示せず)に至る。
また、図9〜図11に示すように販売待機状態から、リンク部材6が上方に引き上げられると、上リンク軸101は、リンク部材6の上係合部6aによって上方に引き上げられて、上ペダル9の凹溝92から離脱するように当該凹溝92の摺接面92aに摺接する。すると、上ペダル9は、上方に移動する上リンク軸101によって摺接面92aが押されることで上ペダル軸105を中心として上ペダルバネ105aの弾性付勢力に抗して突出位置に向けて移動する。上ペダル9は、ソレノイド61が通電されている間は、摺接面92aに上リンク軸101が当接していることによって突出位置を維持される。そして、突出位置に至る上ペダル9は、先端面91が下から2番目位置にある商品Gに当接して、当該先端面91と商品出口通路板3(突起部3a)との間で2番目位置の商品Gを保持する。この結果、最下位置の商品Gのみが搬出されることになる。
最後に、最下位置の商品Gが搬出されると、突出位置にある上ペダル9によって下から2番目位置の商品Gが保持されているため、下ペダル7は、商品Gの荷重から解放される。すると、下ペダル7が下ペダルバネ103aの弾性付勢力によって突出位置に向かって移動するとともに、回動ストッパ8が回動ストッパバネ104aの弾性付勢力によって突出位置に向かって移動する。そして、回動ストッパ8に設けた支持軸106は、下ペダル7の切欠73eから異形溝73の外部に外れる。すると、下ペダル7は、下ペダルバネ103aの弾性付勢力によって突出位置を超えて、当該弾性付勢力を伴って下ペダル7が上ペダル9の当接凸部93に当接する。この当接は、上ペダル9が退避位置へ向かう衝撃となる。その後、下ペダル7は、上ペダル9から離れて突出位置に戻り、先に突出位置に戻っている回動ストッパ8の支持軸106に当接面73dが当接する(図1参照)。これにより、下ペダル7は、突出位置を維持されて回動ストッパ8によって退避位置への移動を阻止される。
また、最下位置の商品Gが搬出されると同時に、図示しない商品搬出検知手段が商品Gの搬出を検知することによってソレノイド61の通電が切られる。すなわち、リンク部材6がリンクバネ6cの弾性付勢力によって下方に移動する。すると、下リンク軸102は、リンク部材6の下係合部6bによって下方に押し下げられて、軸受部材4(5)の長溝42(52)に沿って下方に移動する。この結果、下リンク軸102が回動ストッパ8のロック溝81に嵌合して、下ペダル7および回動ストッパ8が突出位置(図1に示す販売待機状態の位置)に戻る。
一方、ソレノイド61の通電が切られて、リンク部材6がリンクバネ6cの弾性付勢力によって下方に移動すると、上リンク軸101は、リンク部材6の上係合部6aによって下方に押し下げられて、軸受部材4(5)の長溝41(51)に沿って下方に移動する。この結果、上ペダル9は、上リンク軸101から解放されて上ペダルバネ105aの弾性付勢力によって退避位置(図1に示す販売待機状態の位置)に戻る。そして、上ペダル9で保持していた下から2番目位置にあった商品Gが解放されて、突出位置に戻っている下ペダル7の保持面71に至る。
上述した商品搬出動作において、図1および図8〜図11に示すように、売切検出手段10は、検出片11が下から2番目の商品Gによって検出片バネ13の弾性付勢力に抗して退避位置に押されている。このため、スイッチ12がOFF状態とされて販売できる商品Gがあることが検出される。このように、売切検出手段10は、少なくとも商品通路Rの下から2番目位置の商品Gが存在する場合に、販売できる商品Gがあることを検出する。一方、図12に示すように商品通路Rに最下位置の商品Gだけが収納されている場合、売切検出手段10は、検出片11を押す商品Gがないため、当該検出片11が検出片バネ13の弾性付勢力によって突出位置に至る。このため、スイッチ12がアーム11bで押されてON状態とされて販売できる商品Gがないことが検出される。
このような売切検出手段10において、本実施例では、図4に示すように検出片11は、延在片11cを有して、商品の大きさに応じて可変される商品通路Rの幅方向に延在して設けてある。具体的に検出片11は、商品通路Rの最大幅である幅H1のほぼ中央であって商品通路Rの最小幅である幅H2の領域内に配置してあって、商品通路Rの最小幅である幅H2の領域内(左端)に向けてさらに延在する延在片11cが一体に設けてある。このため、商品通路Rの幅を、例えば内容量500ミリリットルのペットボトルなどの比較的大型の商品G1を収納し得る最大幅である幅H1に設定した場合、および、例えば内容量160〜190ミリリットルのショート缶などの比較的小型の商品G2を収納し得る最小幅である幅H2に設定した場合でも、検出片11は商品G1,G2いずれの重心を支える。この結果、検出片11の位置を通過する商品G(G1,G2)は、検出片11によって重心を支えられるので商品Gの姿勢を崩す事態を回避して商品Gの搬出動作を安定させることが可能になる。
なお、検出片11は、商品通路Rの内側において、商品通路Rの最大幅である幅H1のほぼ中央であって商品通路Rの最小幅である幅H2の領域内に配置してある。このため、上述したように幅H1の右端から幅H2の右端に至り移動する可動側板(図示せず)を設けた場合に、検出片11が可動側板の移動に際して干渉することがない。
本発明に係る自動販売機の商品搬出装置の一実施例を示す側面図である。 図1に示した自動販売機の商品搬出装置を商品通路外側(図1の矢視A)から見た斜視図である。 図1で示した自動販売機の商品搬出装置を商品通路内側(図1の矢視B)から見た斜視図である。 図1に示した自動販売機の商品搬出装置を商品通路外側(図1の矢視B)から見た図である。 軸受部材、リンク部材および売切検出手段を示す側面図である。 下ペダルを示す側面図である。 回動ストッパを示す側面図である。 上ペダルを示す側面図である。 本発明に係る自動販売機の商品搬出装置の動作を示す側面図である。 本発明に係る自動販売機の商品搬出装置の動作を示す側面図である。 本発明に係る自動販売機の商品搬出装置の動作を示す側面図である。 売り切れ状態を示す側面図である。
符号の説明
1 商品搬出装置
2 基板
21 開口部
22 ガイド突起
3 商品出口通路板
3a 突起部
4,5 軸受部材
6 リンク部材
6a 上係合部
6b 下係合部
6c リンクバネ
61 ソレノイド
61a プランジャ
7 下ペダル(第一保持部)
8 回動ストッパ
9 上ペダル(第二保持部)
10 売切検出手段
11 検出片
11a 回動軸
11b アーム
11c 延在片
12 スイッチ
12a アクチュエータ
13 検出片バネ
101 上リンク軸
102 下リンク軸
103 下ペダル軸
103a 下ペダルバネ
104 回動ストッパ軸
104a 回動ストッパバネ
105 上ペダル軸
105a 上ペダルバネ
106 支持軸
G(G1,G2) 商品
R 商品通路
H1,H2 幅

Claims (2)

  1. 商品を所定方向に渡って収納した商品通路に対して商品の有無を検出する売切検出手段を設けた自動販売機の商品搬出装置において、
    前記売切検出手段は商品の大きさに応じて可変される商品通路内の幅方向に延在した検出片を備えたことを特徴とする自動販売機の商品搬出装置。
  2. 前記検出片は、商品の大きさに応じて可変される商品通路の最大幅のほぼ中央に配置してあり、商品通路の最小幅の領域内に向けてさらに延在して設けてあることを特徴とする請求項1に記載の自動販売機の商品搬出装置。
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