JP4889367B2 - 自動販売機の商品払出装置 - Google Patents

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Description

本発明は自動販売機に関し、特に自動販売機における収納搬送路に収容された商品を下方側から払い出す商品払出装置に関する。
缶飲料やPETボトル飲料などの商品を販売する、いわゆるサーペンタイン式の自動販売機は知られている。
この種の自動販売機においては、前面扉により前面開口部が開閉される自動販売機本体内に、缶体などの商品を収納する収納搬送路がそれぞれ上下に蛇行状に延びるようにして前後方向に複数列配設されている。収納搬送路の下端部間には、1列おきに、収納した商品を順次払い出す商品払出装置が設けられている。商品払出装置は一対の払出ユニットを互いに背中合わせの状態で配置し、前後に隣り合う収納搬送路の間に各払出ユニットが臨んで対面する状態で配置構成されている。
この種の払出ユニットとして、例えば特許文献1などに開示されたものがある。この払出ユニットは、収納搬送路の下端部に臨むように配置され、複数の開口窓などが形成された箱枠状の枠体内に、この枠体により回動自在に軸支され、収納搬送路内に突出することにより収納搬送路の下方から2番目の商品の落下を規制するアッパーストッパと、アッパーストッパの下方において横方向に沿って配置されたロア軸支シャフトと、このロア軸支シャフトにて回動自在に軸支され、収納搬送路内に突出することにより収納搬送路内の最下端の商品の落下を規制するロアストッパと、駆動源としてのソレノイドと、このソレノイドにより駆動アームを昇降させ、この駆動アームの昇降動作に連動させる駆動手段とが設けられた構成とされている。
駆動アームの昇降動作に連動させる駆動手段として、アッパーストッパの背面側に形成された溝部に係合してアッパーストッパを出退させるアッパー駆動シャフトと、ロアストッパの下部から背面側に円弧状に延びるアーム部に当接して、ロアストッパが背面側に揺動することを阻止する回り止めとしてのロアロックシャフトとが、駆動アームを横方向に貫通する姿勢で挿通されており、これらのアッパー駆動シャフトとロアロックシャフトとが駆動アームとともに昇降される。前記ロアストッパは、商品の落下を規制する略平板形状のロア受け部材とこのロア受け部材を支持するとともに背面側に円弧状に延びるアーム部が形成されたロア保持部材とからなり、これらを密着させて組付けた構造とされている。また、ロアストッパは、ロアストッパ付勢ばねにより、収納搬送路内に突出する方向に常時付勢されている。
ソレノイドに通電していない販売待機時では、アッパーストッパが払出ユニットの枠体内に収容されて収納搬送路から退避した退避姿勢とされ、ロアストッパが収納搬送路内に突出する突出姿勢とされており、これにより、最下端の商品も含めて収納搬送路から商品が払い出されることを阻止している。なお、この際、所定のロック位置に保持されたロアロックシャフトにロアストッパのアーム部が当接して、ロアストッパが退避姿勢側に回動しないようロック(阻止)されており、これにより、ロアストッパが突出姿勢に保持される。
また、この状態から販売指示などがあった際にソレノイドに通電することで、駆動アームとともに上昇するアッパー駆動シャフトにより、アッパーストッパが収納搬送路内に突出するように連動し、収納搬送路の下方から2番目の商品の落下を規制する。また、同時に駆動アームに挿入されたロアロックシャフトを上昇させることで、ロアロックシャフトがロアストッパのアーム部から離脱してロアストッパの退避姿勢側への回動が解除され、この結果、最下端の商品の自重により、ロアストッパ付勢ばねに抗してロアストッパが枠体内に収容されるように押し退けられて、最下端の商品だけが払い出される。したがって、ロアストッパ付勢ばねは、その付勢力が弱いものを用いるほうが、最下端の商品がスムーズに払い出されることとなる。最下端の商品が払い出されると、ロアストッパはロアストッパ付勢ばねの付勢力により突出姿勢側に戻される。
この後、ソレノイドへの通電を停止することで、アッパーストッパが払出ユニットの枠体内に収容された退避姿勢側に戻されるとともに、ロアロックシャフトがロック位置まで戻されて、ロアロックシャフトにロアストッパのアーム部が当接してロアストッパが退避姿勢側に回動しないようロック(阻止)され、これにより、ロアストッパにより商品の払出が阻止される。
特開2002−288730公報
前記商品払出装置において、商品払出時には、最下端の商品の通過によりロアストッパが一旦枠体内側に押し退けられ、この商品が通過した後は、ロアストッパがロアストッパ付勢ばねの付勢力により突出姿勢に戻されるが、この際に、ロアストッパは、突出姿勢側への過度の回動を規制するストッパ部分に当接した時にその反動で、また下方(退避姿勢側)に向かって回動する。そしてこの後に、再度、突出姿勢側に戻ろうとして回動する動作と、また反動で退避姿勢側に回動する動作を何度か繰り返しながら、その回動範囲が徐々に小さくなり、最終的に突出姿勢で停止する。
このロアストッパが正規の突出姿勢に停止することなく、回動する動作が続いている段階で、ソレノイドへの通電を停止すると、ロアロックシャフトの移動経路内にロアストッパのアーム部が入り込んでいる場合には、ロアロックシャフトが、ロアストッパのアーム部に当接して位置規制するロック位置まで移動できない。したがって、ロアストッパを突出姿勢にロックしていない状態で、アッパーストッパが退避姿勢側に移動されることとなって、下から2番目の商品やこれに続く商品も払い出され、多数本の商品が一度に払い出されるという不具合を生じる。
ここで、最下端の商品がロアストッパを押し退けて払い出されてから、ロアストッパが突出姿勢に収束して停止するまでの時間は、ロアストッパ付勢ばねの付勢力の強さにも影響する。つまり、ロアストッパ付勢ばねとしては付勢力が弱いものを用いることで、最下端の商品がスムーズに払い出される利点があるが、ロアストッパ付勢ばねとして付勢力の弱いものを用いると、付勢力に応じて突出姿勢側に戻る際の回動速度が遅くなるので、その分、長い時間がかかるとともに、突出姿勢側への過度の回動を規制するストッパ部分に当接した時の反動により、下方(退避姿勢側)に向かって回動する振幅も大きくなるので、余計に時間がかかってしまう。
これに対処すべく、ソレノイドの通電時間を長めにして、ロアストッパが正規の突出姿勢に確実に停止したタイミングで、ソレノイドの通電を停止することも考えられ、この場合には、ロアストッパが突出姿勢に停止してからアッパーストッパを退避姿勢に切り換えるので、多数本の商品が一度に払い出されることを防止できる。
しかし、自動販売機においては、収納搬送路内の商品を入れ換える場合などには、ソレノイドの通電、解除動作を連続して多数回(例えば30回ほど)行わなければならないが、1回の通電時間が長くした状態で、多数回連続して払出動作を行うと、ソレノイドが過熱状態となり、ソレノイドの吸引力が大幅に低下して駆動アームなどを正規の位置まで駆動できなくなったり、ソレノイドが損傷したりすることがある。
本発明は上記課題を解決するもので、ロアストッパを突出姿勢側に戻す付勢手段として付勢力があまり強くないものを用いながら、ロアストッパを突出姿勢に素早く停止(収束)させることができ、ソレノイドを損傷させることもない自動販売機の商品払出装置を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために本発明は、略上下方向に延びるように配設されて複数の商品を収納可能な収納搬送路と、収納搬送路の下端部に臨むように配置された払出ユニットとを備え、この払出ユニットに、回動自在に軸支され、収納搬送路内に突出することにより収納搬送路の下方から2番目の商品の落下を規制するアッパーストッパと、アッパーストッパの下方において横方向に沿って配置されたロア軸支シャフトと、このロア軸支シャフトにて回動自在に軸支されているとともにロアストッパ付勢手段により収納搬送路内に突出する方向に付勢され、収納搬送路内に突出することにより収納搬送路内の最下端の商品の落下を規制するロアストッパと、駆動源としてのソレノイド、および駆動源により昇降される駆動アーム、駆動アームに連動して昇降されるロアロックシャフトを有し、駆動アームの昇降動作に連動させて、アッパーストッパが収納搬送路内に突出する突出姿勢となりロアストッパが払出ユニット側に退避した退避姿勢となる状態と、アッパーストッパが払出ユニット側に退避した退避姿勢となりロアストッパが収納搬送路内に突出する突出姿勢となる状態とに切り換えてアッパーストッパおよびロアストッパを回動させる駆動手段とが設けられた自動販売機の商品払出装置であって、前記ロアストッパを、ロア軸支シャフトに回動自在に軸支され、最下端の商品を受けるロア受け部材と、ロア軸支シャフトに回動自在に軸支された状態で、突出姿勢の際にロア受け部材を下方から受けるように配設され、かつロアロックシャフトに当接離間自在とされてロアロックシャフトが所定のロック位置にある場合に当接してロアストッパを突出姿勢に保持するロア保持部材とに分割して配設し、ロア受け部材とロア保持部材とを、ロア軸支シャフトを中心として、所定角度だけ開閉可能な隙間を持たせた状態で互いに係止させたことを特徴とする。
この構成により、ソレノイドが通電されてロアロックシャフトがロック位置から移動され、最下端の商品の自重によりロアストッパが一旦退避姿勢側に押込まれた後、前記商品が収納搬送路の下端部を通過した際には、ロアストッパがロアストッパ付勢手段の付勢力により、突出姿勢側に戻され、また、反動で退避姿勢側に回動する動作を何度か繰り返しながら、その回動範囲が徐々に小さくなり、最終的に突出姿勢で停止する。この場合に、上記構成では、ロアストッパをなすロア受け部材とロア保持部材とが、ロア軸支シャフトを中心として、所定角度だけ開閉可能な隙間を持たせた状態で互いに係止されているので、ロアストッパが上記のように回動する(突出姿勢側に戻され、また、反動で退避姿勢側に回動する)際に、ロア受け部材とロア保持部材とが互いに開閉可能な範囲で開閉するとともに衝突し合い、ロアストッパを回動させる運動エネルギーが、ロア受け部材とロア保持部材との開閉および衝突エネルギーとして吸収されて減少し、この結果、ロアストッパは、ロア受け部材とロア保持部材とを密着させて係合させている場合と比較して、短時間で回動しなくなり突出姿勢に停止する。
また、本発明は、ロアストッパ付勢手段を、ロアストッパのロア保持部材に当接させて付勢していることを特徴とする。
この構成により、ロアストッパが突出姿勢側に戻され、また、反動で退避姿勢側に回動する際に、ロア受け部材とロア保持部材との両者が互いに開閉可能な範囲で開閉するとともに衝突し合うこととなり、ロアストッパを正規の突出姿勢に素早く停止させることができる。
また、本発明は、ロアストッパを、ロア軸支シャフトに回動自在に軸支され、最下端の商品を受けるロア受け部材と、ロア軸支シャフトに回動自在に軸支された状態で、突出姿勢の際にロア受け部材を下方から受けるように配設され、かつロアロックシャフトに当接離間自在とされてロアロックシャフトが所定のロック位置にある場合に当接してロアストッパを突出姿勢に保持するロア保持部材とに分割して配設し、ロア保持部材におけるロア軸支シャフトを挿入する孔部の直径を、ロア受け部材におけるロア軸支シャフトを挿入する孔部の直径よりも大きくしたことを特徴とする。
この構成により、ロアストッパが突出姿勢側に戻され、また、反動で退避姿勢側に回動する際に、ロア保持部材がロア軸支シャフトの軸径方向などに振動し、この結果、ロアストッパを回動させる運動エネルギーが吸収されて減少し、ロアストッパが短時間で回動しなくなり突出姿勢に停止する。
また、本発明は、ロアストッパを、ロア軸支シャフトに回動自在に軸支され、最下端の商品を受けるロア受け部材と、ロア軸支シャフトに回動自在に軸支された状態で、突出姿勢の際にロア受け部材を下方から受けるように配設され、かつロアロックシャフトに当接離間自在とされてロアロックシャフトが所定のロック位置にある場合に当接してロアストッパを突出姿勢に保持するロア保持部材とに分割して配設し、アッパー駆動シャフトおよびロアロックシャフトを昇降自在に案内する案内部材に、アッパーストッパが突出姿勢側に回動した際に当接するとともに、ロアストッパのロア保持部材が突出姿勢側に回動するほどロア保持部材をロアストッパ先端側に向けて押圧しながら突出姿勢側への移動を規制する摺接部を設けたことを特徴とする。
この構成により、ロアストッパが突出姿勢側に戻される際に、ロアストッパのロア保持部材が案内部材の摺接部に摺接し、ロア保持部材をロアストッパ先端側に向けて押圧しながら突出姿勢側への移動を規制する。これにより、ロアストッパを回動させる運動エネルギーが吸収されて減少し、ロアストッパが短時間で回動しなくなり突出姿勢に停止する。したがって、ロアストッパを突出姿勢側に戻す付勢手段として付勢力があまり強くないものを用いても、ロアストッパを正規の突出姿勢に素早く停止させることができ、ソレノイドを損傷させることもない。
また、本発明は、ロアストッパを、ロア軸支シャフトに回動自在に軸支され、最下端の商品を受けるロア受け部材と、ロア軸支シャフトに回動自在に軸支された状態で、突出姿勢の際にロア受け部材を下方から受けるように配設され、かつロアロックシャフトに当接離間自在とされてロアロックシャフトが所定のロック位置にある場合に当接してロアストッパを突出姿勢に保持するロア保持部材とに分割して配設し、ロアストッパをロア軸支シャフトの軸心方向に付勢するスラスト付勢手段を設け、前記スラスト付勢手段の付勢力によりロアストッパが回動する際にロアストッパのロア保持部材が前記案内部材に押し付けられながら摺接するように構成したことを特徴とする。
この構成により、ロアストッパが突出姿勢側に戻され、また、反動で退避姿勢側に回動する際に、スラスト付勢手段の付勢力によりロアストッパのロア保持部材が案内部材に押し付けられながら摺接し、この結果、比較的大きな摩擦力が発生して、その分だけロアストッパを回動させる運動エネルギーが吸収されて減少し、ロアストッパが短時間で回動しなくなり突出姿勢に停止する。したがって、ロアストッパを突出姿勢側に戻す付勢手段として付勢力があまり強くないものを用いても、ロアストッパを正規の突出姿勢に素早く停止させることができ、ソレノイドを損傷させることもない。
また、本発明は、ロアストッパを、ロア軸支シャフトに回動自在に軸支され、最下端の商品を受けるロア受け部材と、ロア軸支シャフトに回動自在に軸支された状態で、突出姿勢の際にロア受け部材を下方から受けるように配設され、かつロアロックシャフトに当接離間自在とされてロアロックシャフトが所定のロック位置にある場合に当接してロアストッパを突出姿勢に保持するロア保持部材とに分割して配設し、ロアストッパをロア軸支シャフトの軸心方向に付勢するスラスト付勢手段を設け、ロアストッパのロア保持部材と前記案内部材とのロアストッパ開閉時に互いにロア軸支シャフトの軸心方向に沿って互いに対向する箇所の少なくとも一方に、ロア軸支シャフトの軸心方向に沿って突出する凸部を形成し、ロアストッパが回動する際に前記スラスト付勢手段により付勢された状態でロアストッパのロア保持部材と前記案内部材とが前記凸部で強く当接する状態で摺接するように構成したことを特徴とする。
この構成により、ロアストッパが突出姿勢側に戻され、また、反動で退避姿勢側に回動する際に、スラスト付勢手段によりロア軸支シャフトの軸心方向に沿って付勢された状態で、ロアストッパのロア保持部材と前記案内部材とが凸部で強く当接する状態で摺接し、このときに比較的大きな摩擦力が発生するとともに、凸部によりロア保持部材が軸心方向に移動する力も発生し、その分だけロアストッパを回動させる運動エネルギーが吸収されて減少し、ロアストッパが短時間で回動しなくなり突出姿勢に停止する。したがって、ロアストッパを突出姿勢側に戻す付勢手段として付勢力があまり強くないものを用いても、ロアストッパを正規の突出姿勢に素早く停止させることができ、ソレノイドを損傷させることもない。
また、本発明は、ロアストッパ付勢手段として、収納搬送路内に突出する方向だけでなく、ロア軸支シャフトの軸心方向にも付勢して、スラスト付勢手段としても機能する付勢手段を用いたことを特徴とする。
この構成により、ロアストッパ付勢手段をスラスト付勢手段としても兼用できるので、ロアストッパ付勢手段と別個にスラスト付勢手段を設けた場合と比較して、部品点数を減らすことができ、製造コストを低減させることができる。
以上のように本発明によれば、ロアストッパを、最下端の商品を受けるロア受け部材と、突出姿勢の際にロア受け部材を下方から受けるロア保持部材とに分割して配設し、ロア受け部材とロア保持部材とを、所定角度だけ開閉可能な隙間を持たせた状態で互いに係止させたことにより、ロアストッパが突出姿勢側と退避姿勢側とにに回動する際に、ロア受け部材とロア保持部材とが互いに開閉可能な範囲で開閉されて、ロアストッパを正規の突出姿勢に素早く停止させることができ、ロアストッパを突出姿勢側に戻す付勢手段として付勢力があまり強くないものを用いても、ソレノイドの通電時間を短くすることができて、多数本の商品が一度に払い出されることを防止できる。また、ソレノイドを損傷させたりする不具合の発生を防止できて、信頼性が向上する。
また、ロアストッパ付勢手段を、ロアストッパのロア保持部材に当接させて付勢することで、ロアストッパを正規の突出姿勢に素早くかつ良好に停止させることができる。
また、ロアストッパを、最下端の商品を受けるロア受け部材と、突出姿勢の際にロア受け部材を下方から受けるロア保持部材とに分割して配設し、ロア保持部材におけるロア軸支シャフトを挿入する孔部の直径を、ロア受け部材におけるロア軸支シャフトを挿入する孔部の直径よりも大きくしたことにより、ロアストッパが回動する際に、ロア保持部材がロア軸支シャフトの軸径方向などに振動して、ロアストッパを短時間で突出姿勢に停止させることができて、ロアストッパを突出姿勢側に戻す付勢手段として付勢力があまり強くないものを用いても、ソレノイドの通電時間を短くすることができて、多数本の商品が一度に払い出されることを防止できる。また、ソレノイドを損傷させたりする不具合の発生を防止できて、信頼性が向上する。
また、ロアストッパを、最下端の商品を受けるロア受け部材と、突出姿勢の際にロア受け部材を下方から受けるロア保持部材とに分割して配設し、アッパー駆動シャフトおよびロアロックシャフトを昇降自在に案内する案内部材に、アッパーストッパが突出姿勢側に回動した際に当接するとともに、ロアストッパのロア保持部材が突出姿勢側に回動するほどロア保持部材をロアストッパ先端側に向けて押圧しながら突出姿勢側への移動を規制する摺接部を設けたことにより、ロアストッパが突出姿勢側に戻される際に、案内部材の摺接部によりロア保持部材がロアストッパ先端側に向けて押圧されながら突出姿勢側への移動が規制され、ロアストッパを短時間で突出姿勢に停止することができ、ロアストッパを突出姿勢側に戻す付勢手段として付勢力があまり強くないものを用いても、多数本の商品が一度に払い出されたり、ソレノイドを損傷させたりする不具合の発生を防止できて、信頼性が向上する。
また、ロアストッパを、最下端の商品を受けるロア受け部材と、突出姿勢の際にロア受け部材を下方から受けるロア保持部材とに分割して配設し、ロアストッパをロア軸支シャフトの軸心方向に付勢するスラスト付勢手段を設け、前記スラスト付勢手段の付勢力によりロアストッパが回動する際にロアストッパのロア保持部材が前記案内部材に押し付けられながら摺接するように構成したことにより、ロアストッパが回動する際に、スラスト付勢手段の付勢力によりロアストッパのロア保持部材が案内部材に押し付けられながら摺接し、ロアストッパを短時間で突出姿勢に停止させることができ、ロアストッパを突出姿勢側に戻す付勢手段として付勢力があまり強くないものを用いても、ソレノイドの通電時間を短くすることができて、多数本の商品が一度に払い出されることを防止できる。また、ソレノイドを損傷させたりする不具合の発生を防止できて、信頼性が向上する。
また、ロアストッパを、最下端の商品を受けるロア受け部材と、突出姿勢の際にロア受け部材を下方から受けるロア保持部材とに分割して配設し、ロアストッパをロア軸支シャフトの軸心方向に付勢するスラスト付勢手段を設け、ロアストッパのロア保持部材と前記案内部材とのロアストッパ開閉時に互いにロア軸支シャフトの軸心方向に沿って互いに対向する箇所の少なくとも一方に、ロア軸支シャフトの軸心方向に沿って突出する凸部を形成し、ロアストッパが回動する際に前記スラスト付勢手段により付勢された状態でロアストッパのロア保持部材と前記案内部材とが前記凸部で強く当接する状態で摺接するように構成したことにより、ロアストッパが回動する際に、ロアストッパのロア保持部材と前記案内部材とが凸部で強く当接する状態で摺接し、このときに比較的大きな摩擦力が発生するとともに、凸部によりロア保持部材が軸心方向に移動する力も発生し、その分だけロアストッパを回動させる運動エネルギーが吸収されて減少し、ロアストッパを短時間で突出姿勢に停止させることができ、ロアストッパを突出姿勢側に戻す付勢手段として付勢力があまり強くないものを用いても、ソレノイドの通電時間を短くすることができて、多数本の商品が一度に払い出されることを防止できる。また、ソレノイドを損傷させたりする不具合の発生を防止できて、信頼性が向上する。
また、ロアストッパ付勢手段として、収納搬送路内に突出する方向だけでなく、ロア軸支シャフトの軸心方向にも付勢して、スラスト付勢手段としても機能する付勢手段を用いたことにより、ロアストッパ付勢手段をスラスト付勢手段としても兼用できるので、ロアストッパ付勢手段と別個にスラスト付勢手段を設けた場合と比較して、部品点数を減らすことができ、製造コストを低減させることができる。
以下、本発明の実施の形態にかかる自動販売機の商品払出装置を図面に基づき説明する。なお、商品払出装置以外の自動販売機の主要構成は従来のものと同じであるため、商品払出装置の箇所についてのみ説明する。
図1に示すように、この自動販売機の商品払出装置1においても、各収納搬送路2の下端部で一対の払出ユニット10を互いに背中合わせの状態で配置し、略上下方向に延びる収納搬送路2を挟んで払出ユニット10に対向する位置に商品幅規制板3を設けた状態で配置構成されている。
図2〜図7に示す(図2〜図4は販売待機時の状態を示し、図5〜図7は商品払出時の状態を示している)ように、各払出ユニット10は、複数の開口窓などが形成された金属製で略箱枠形状の枠体11と、枠体11に略水平に支持されたアッパー軸支シャフト12により回動自在に軸支され、収納搬送路2内に突出することにより収納搬送路2の下方から2番目の商品4とこれより上方の商品4の落下を規制するアッパーストッパ13と、枠体11におけるアッパー軸支シャフト12の直下位置で略水平に支持されたロア軸支シャフト14により回動自在に軸支され、収納搬送路2内に突出することにより収納搬送路2内の下方から1番目(すなわち、最下端)の商品4の落下を規制するロアストッパ15と、払出ユニット10の枠体11における収納搬送路2に面しない裏面側上部に配置され、その出退部16aを昇降させる駆動源としての薄形のソレノイド16と、上端がソレノイド16の出退部16aに係止され、中央部に、アッパーストッパ13を連動させる駆動手段としてのアッパー駆動シャフト18が挿通され、下端部が、ロアストッパ15を突出姿勢にロックするもう一つの駆動手段としてのロアロックシャフト19を支持し、アッパーストッパ13を払出ユニット10側に退避した(大部分が払出ユニット10内に収容された)退避姿勢から収納搬送路2内に突出する突出姿勢にわたって回動させ、また、ロアストッパ15を収納搬送路2内に突出する突出姿勢にロックさせる駆動アーム17と、枠体11の裏側における下方中央寄り位置に固定されて、アッパー軸支シャフト12およびロア軸支シャフト14の幅方向中央部が回転自在に挿通されているとともにアッパー駆動シャフト18の一端部およびロアロックシャフト19の一端部を昇降可能な姿勢で案内する樹脂製の案内部材20と、ソレノイド16の出退部16aを突出姿勢側に付勢するソレノイド戻しばね21と、ロアストッパ15を突出姿勢側に付勢するロアストッパ付勢ばね22と、枠体11の裏面上部に取り付けられて商品4の売切を検知するための売切検知スイッチ25と、売切検知スイッチ25から収納搬送路2内に突出するように取り付けられ、収納搬送路2の下方から2番目の商品4に当接して売切の有無を検知する売切検知レバー23と、売切検知レバー23を収納搬送路2側に付勢するレバー付勢ばね29、枠体11の端辺に沿って装着され、ソレノイド16や売切検知スイッチ25の電線を通して案内するハーネスガイド28などを備えている。なお、案内部材20において、アッパー軸支シャフト12およびロア軸支シャフト14は、その幅方向中央部が隙間を有する状態で回転自在に挿通されている。
なお、この実施の形態においては、図1などに示すように、商品幅規制板3における各収納搬送路2の下端部に対応する箇所に、収納搬送路2側に突出する突部3aが形成されており、アッパーストッパ13により商品4の払出を阻止した際に、この突部3aによっても商品4の払出を良好に阻止できるよう構成されているが、これに限るものではない。
また、図2、図5に示すように、ソレノイド16や駆動アーム17などは片側(図2、図5に示すように、払出ユニット10を背面側から見て左側)に偏って配置され、アッパーストッパ13の駆動アーム17との係合部分であるアッパー駆動シャフト18、ロアロックシャフト19、案内部材20、ソレノイド戻しばね21、後述するロアストッパ15のロア保持部材24などもこれに対応して片側に偏って設けられている。
以下、各部について説明する。
図4、図7に示すように、アッパーストッパ13はその下端部に形成されたボス部13aに、略水平に配設されたアッパー軸支シャフト12が挿通された状態で回動自在に軸支されている。また、背面側に膨出する膨出部13bに異形溝13cが形成されているとともに、この異形溝13c内にアッパー駆動シャフト18が係合可能とされており、ソレノイド16の駆動による駆動アーム17およびアッパー駆動シャフト18の昇降動作に伴って、アッパーストッパ13に形成された異形溝13c並びに異形溝13cに続く当接部13dがアッパー駆動シャフト18に摺接しながら回動する構成とされ、アッパーストッパ13の先端の商品受け面13fで商品4を斜め下方から受けて、商品4が落下することを阻止する構成とされている。なお、異形溝13cはアッパーストッパ13における幅方向中央寄り箇所まで形成されているが、アッパーストッパ13における幅方向中央寄り端部には形成されておらず、この端部に設けられた壁片部13kにより、アッパー駆動シャフト18が、アッパーストッパ13の幅方向中央側(背面側から見て右側)に移動しないよう位置規制されている。また、駆動アーム17はその中央部両側が折曲されるとともに、この折曲部に長孔17aが形成され、この長孔17aにアッパー駆動シャフト18が挿通されている。また、アッパーストッパ13が退避姿勢である際には、図4(b)に示すように、案内部材20の上部傾斜面近傍部20iにアッパーストッパ13の先端部背面側に設けられた閉時規制部13iが当接し、アッパーストッパ13が突出姿勢である際には、図7(b)に示すように、案内部材20から側方に突出するように一体形成した突起部20e(図8参照)が、アッパーストッパ13のボス部13aに設けられた開時規制面13jに当接することにより、アッパーストッパ13の回動範囲(開閉範囲)が規制されるよう構成されている。
図10などにも示すように、ロアストッパ15は、左右両端から下方に屈曲する端面部26aに形成された挿通孔26bに、略水平に配設されたロア軸支シャフト14が挿通され、収納搬送路2内に大きく突出する突出姿勢と枠体11に沿った退避姿勢とにわたって回動自在に支持され、金属板(例えば、ステンレス板)などの剛性の大きな材料で形成されて最下端の商品4を受けるロア受け部材26と、樹脂により一体成形され、ロア軸支シャフト14が挿通される挿通孔24dが設けられたボス部24a、ロア受け部材26を受ける荷重受け部24b、およびこの荷重受け部24bから略円弧状に膨出しているアーム部24cを有するロア保持部材24とで構成されている。上述したように、ロア保持部材24は、片側に偏って設けられている一方、ロア受け部材26は、枠体11に対応して横方向に長尺に形成されている。また、図9(a)に示すように、ロア受け部材26の一部にはロア保持部材24に形成された係合孔24fに挿入されてロア受け部材26に係合するフック部26cが形成され、このフック部26cにより互いを係止させた状態で、図10(c)に示すように、ロア軸支シャフト14に共に端面部26aの挿通孔26bとボス部24aの挿通孔24dとが挿通されることにより、ロアストッパ15として一体的に回動するよう構成されている。
ここで、図9(a)に示すように、この実施の形態においてはロア受け部材26のフック部26cが、後方ほど下方となるテーパ状に屈曲した形状とされているが、特に、このフック部26cが挿入されるロア保持部材24の係合孔24fが、係合時においてもフック部26cに対して隙間を有するように大きめに形成されている。したがって、ロア受け部材26とロア保持部材24とが、ロア軸支シャフト14を中心として、所定角度(図9(a)において実線で示す姿勢から仮想線で示す姿勢の角度範囲:例えば、6度から10度)だけ開閉可能な状態で互いに係止されている。なお、図9(b)は、ロア受け部材26のフック部26cに、ロア保持部材24の係合孔24fが密着する形状とした場合を参考例として示している。
また、図10(a)、(b)に示すように、ロア受け部材26におけるロア軸支シャフト14が挿通される挿通孔26bの直径D1は、ロア軸支シャフト14の直径にほぼ対応した寸法(ロア軸支シャフト14に対してロア受け部材26が回動可能な、ロア軸支シャフト14の直径よりも僅かに大きい直径)としている一方、ロア保持部材24におけるロア軸支シャフト14が挿通される挿通孔24dの直径D2は、前記ロア受け部材26の挿通孔26bの孔部の直径D1よりも大きく形成しており、これにより、ロア保持部材24はロア軸支シャフト14に対して少し隙間を有する状態(遊嵌した状態)で、すなわち、回動する際に、ロア保持部材24がロア軸支シャフト14の軸径方向などに振動可能な状態で配設されている。
また、図8、図11に示すように、案内部材20のアッパー軸支シャフト12が挿通される箇所の近傍には、収納搬送路2側および下方に突出する突部20fが一体形成されており、ロアストッパ15のロア保持部材24における基部(アッパー軸支シャフト12寄り部分)の上面部分から少し上方に突出するように形成された突部24gが、ロアストッパ15が突出姿勢よりもさらに上方に回動しようとした際に、前記案内部材20の突部20fの下面部分に当接して、ロアストッパ15がさらに上方に回動することを阻止するようになっている。なお、この際のロアストッパ15を構成するロア保持部材24の上限回動角度は、例えば、ロアストッパ15が突出姿勢(ロア保持部材24のアーム部24c先端がロアロックシャフト19に当接した状態)から8度〜12度とされている。
なお、駆動アーム17はその下部両側が折曲されるとともに、この折曲部に長孔17bが形成され、この長孔17bにロアロックシャフト19が挿通されている。また、駆動アーム17の下端部に設けた孔17dに、ソレノイド戻しばね21の一端が係止されており、ソレノイド戻しばね21の他端は、枠体11の下辺部に設けられた係止用起立片部11pに係止されている。
また、ロア軸支シャフト14には、一端22aがロアストッパ15のロア保持部材24に背面側(下面側)から当接され(図5,図2において簡略的に示す)、他端22bが枠体11の係止部11dに係止されたロアストッパ付勢ばね22が外装され、このロアストッパ付勢ばね22により、ロアストッパ15は収納搬送路2内に突出する突出姿勢側に付勢されている。
枠体11には、アッパーストッパ13やロアストッパ15が出退する開口部11eが形成されているとともに、この開口部11eに臨む左右辺部から裏面側に起立する第1、第2起立片部11f、11gと、開口部11eに臨む上辺部から裏面開口部側に起立する第3起立片部11jとが形成されている。また、案内部材20が、枠体11の第3起立片部11jに形成された上部支持用起立片部11bと開口部11eに臨む下辺部分に形成された下部支持用起立片部11cとにより上下から挟持された姿勢で、アッパーストッパ13およびロアストッパ15の裏面側箇所における中央寄り箇所において上下に延びるように枠体11に固定されている。また、第1、第2起立片部11f、11gにそれぞれ2つずつ形成された孔部11h、11iによってアッパー軸支シャフト12とロア軸支シャフト14が略水平姿勢に支持されている。なお、案内部材20に形成された孔部20a、20bはいわゆるばか孔とされ、単にアッパー軸支シャフト12とロア軸支シャフト14とが挿通されているにがし孔である。
また、ハーネスガイド28に近接して配置されている第1起立片部11fと、開口部11eの左右方向中央寄りにおいて上下に延びるように配置されている案内部材20とには、アッパー駆動シャフト18を昇降可能に案内する長孔11m、20cと、ロアロックシャフト19を昇降可能に案内する長孔11n、20dとが形成され、これらの長孔11m、20c、11n、20dによって、アッパー駆動シャフト18とロアロックシャフト19とが水平姿勢で昇降可能に案内されている。
さらに、枠体11における左右の端辺と、上下の端辺とには、それぞれ背面側に起立する第4〜第7の起立片部11q、11r、11s、11tが形成され、枠体11における背面視して左の端辺に形成された第4の起立片部11qには、図示しないが、組立時に、アッパー軸支シャフト12とロア軸支シャフト14、アッパー駆動シャフト18とロアロックシャフト19をそれぞれ挿通させる孔部が形成され、また、背面視して右側の端辺から起立する第5起立片部11rによって、アッパー軸支シャフト12とロア軸支シャフト14とが、背面側から見て右側に移動しないよう位置規制されている。また、枠体11の下部における幅方向中央には、背面側に起立する第8の起立片部11uが上下に延びるように形成され、この第8の起立片部11uによってロアロックシャフト19が背面側から見て右側に移動しないよう位置規制されている。さらに、枠体11の開口部11eに対して背面視して左側から臨む第1起立片部11fに対して、近接して取り付けられるハーネスガイド28によって、アッパー軸支シャフト12、ロア軸支シャフト14、アッパー駆動シャフト18およびロアロックシャフト19がそれぞれ背面側から見て左側に移動しないよう位置規制されている。
図2〜図4に示すように、ソレノイド16に通電していない状態(販売待機状態)では、ソレノイド戻しばね21の付勢力で駆動アーム17が下方に引っ張られ、駆動アーム17の中央部に挿通されたアッパー駆動シャフト18も下方側に位置してアッパーストッパ13の異形溝13cにおける最も奥の箇所に係合し、このアッパー駆動シャフト18を介してアッパーストッパ13が退避姿勢となる。また、駆動アーム17の下部に取り付けられたロアロックシャフト19も下方側に位置して、このロアロックシャフト19がロアストッパ15に設けられたロア保持部材24のアーム部24c端部に当接してロアストッパ15を突出姿勢とする。これにより、収納搬送路2の最下端の商品4の落下がロアストッパ15にて規制されて収納搬送路2の商品4は保持される。
ソレノイド16に通電すると、図5〜図7に示すように、ソレノイド16の出退部16aが上昇するため、駆動アーム17が上動され、これに伴って、アッパー駆動シャフト18およびロアロックシャフト19も上動する。アッパーストッパ13は、その異形溝13cに続く当接部13dがアッパー駆動シャフト18に当接して突出姿勢となる。一方、ロアロックシャフト19がロア保持部材24のアーム部24c端部から離脱してロアストッパ15が退避可能な姿勢となる。これにより、収納搬送路2の下方より2番目の商品4の落下がアッパーストッパ13にて規制されて収納搬送路2の下方より2番目より上方の商品4は保持されながら、収納搬送路2の最下端の商品4によりロアストッパ15が収納搬送路2より退避する側に押込まれ、前記最下端の商品4の落下を規制するものがなくなってこの商品4だけが払い出される。
このように、最下端の商品4が収納搬送路2の下端部を通過した際には、ロアストッパ15がロアストッパ付勢ばね22の付勢力により、突出姿勢側に戻され、また、反動で退避姿勢側に回動する動作を何度か繰り返しながら、その回動範囲が徐々に小さくなり、最終的に突出姿勢で停止する。この場合に、上記構成では、ロアストッパ15をなすロア受け部材26とロア保持部材24とが、ロア軸支シャフト14を中心として、所定角度だけ開閉可能な隙間を持たせた状態で互いに係止されているので、ロアストッパ15が上記のように回動する(突出姿勢側に戻され、また、反動で退避姿勢側に回動する)際に、ロア受け部材26とロア保持部材24とが互いに開閉可能な範囲で開閉するとともに衝突し合い、ロアストッパ15を回動させる運動エネルギーが、ロア受け部材26とロア保持部材24との開閉および衝突エネルギーとして吸収されて減少し、この結果、図9(b)に示すように、ロアストッパ15は、ロア受け部材26とロア保持部材24とを密着させて係合させている場合(すなわち、ロア受け部材26とロア保持部材24とが常に一体化して回動するもの)と比較して、短時間で回動しなくなり突出姿勢に停止する。
より具体的には、最下端の商品4が収納搬送路2の下端部を通過した際には、ロアストッパ15がロアストッパ付勢ばね22の付勢力により突出姿勢側に戻され、まず、案内部材20の突部20fに、ロアストッパ15のロア保持部材24における突部24gが下方から当接し、ロア保持部材24の上方への回動が阻止される(図11(a)の実線部参照)。この後、ロアストッパ15のロア受け部材26だけがその慣性力により、所定角度(ロア受け部材26のフック部26cとロア保持部材24の係合孔24fの壁面との間の隙間分)回動した段階で、ロア受け部材26のフック部26cの上面部分がロア保持部材24の係合孔24fの壁面に当接するまで、上方へ回動し続けて当接(衝突)する(図11(a)の仮想線部参照)。そして、これにより、ロア受け部材26の上方への回動が阻止され、この後、反動で退避姿勢側(下方)に回動し、前記隙間分だけ戻った後、ロア受け部材26がロア保持部材24の荷重受け部24bに当接し、この後は、ロア受け部材26とロア保持部材24とが一体的に退避姿勢側に回動し、この際のエネルギーとロアストッパ付勢ばね22の付勢力とが釣り合うところまで回動する(図11(b)参照)こととなり、さらに、反転して、また、突出姿勢側に戻る動作を繰り返す。このように、ロアストッパ15が上記のように突出姿勢側に戻され、また、反動で退避姿勢側に回動する際に、ロア受け部材26とロア保持部材24とが互いに開閉可能な範囲で開閉するとともに衝突し合うため、ロアストッパ15を回動させる運動エネルギーが、ロア受け部材26とロア保持部材24との開閉および衝突エネルギーとして吸収されて減少し、この結果、ロアストッパ15は、短時間で回動しなくなり突出姿勢に停止する。
また、上記したように、ロア保持部材24におけるロア軸支シャフト14が挿通される挿通孔24dの直径D2を、ロア受け部材26におけるロア軸支シャフト14が挿通される挿通孔26bの直径D1よりも大きく形成して、ロア受け部材26はロア軸支シャフト14に対して少し隙間を有する状態で遊嵌されているので、ロアストッパ15が突出姿勢側に戻される際および、反動で退避姿勢側に回動する際に、ロア保持部材24がロア軸支シャフト14の軸径方向などに振動し、この結果、ロアストッパ15を回動させる運動エネルギーがさらに吸収されて減少し、ロアストッパ15を一層短時間で突出姿勢に停止させることができる。
このように、上記構成によれば、最下端の商品4が収納搬送路2の下端部を通過した後、ロアストッパ15が短時間で突出姿勢に停止されるので、ロアストッパ15を突出姿勢側に戻すロアストッパ付勢ばね22として付勢力があまり強くないものを用いても、また、ソレノイド16への通電時間を長くしなくても、多数本の商品が一度に払い出されるという不具合を生じことを防止でき、ソレノイド16の損傷も防止できるので、自動販売機としての信頼性が向上する。
なお、払出ユニット10の組立は以下のようにして行う。まず、枠体11にソレノイド16や売切検知レバー23、売切検知スイッチ25、案内部材20、駆動アーム17などを取り付ける一方、ハーネスガイド28を取り付けていない状態で、枠体11の開口部11e内に、アッパーストッパ13を配置するとともに、アッパー支持シャフト12を、背面視して枠体11の左側の通し孔などから、この枠体11とアッパーストッパ13のボス部13a、案内部材20を通して、アッパー支持シャフト12の右端が、背面視して枠体11の右側端辺から起立する第5起立片部11rに当接するまで挿通させる。また、アッパー駆動シャフト18を、背面視して枠体11の左側から、この枠体11とアッパーストッパ13の異形溝13c、案内部材20を通して、アッパーストッパ13の壁片部13kに当接するまで挿通させる。また、ロアアーム部材24にベース板26を組付けた状態で、枠体11の開口部11e内に、ロアストッパ15(ロアアーム部材24とベース板26)、ロアストッパ付勢ばね22を配置するとともに、ロア支持シャフト14を、背面視して枠体11の左側から、この枠体11とロアアーム部材24およびベース板26のボス部24a、26a、案内部材20、ロアストッパ付勢ばね22を通して、ロア支持シャフト14の右端が、背面視して枠体11の右側端辺から起立する第5起立片部11rに当接するまで挿通させ、また、ロアストッパ付勢ばね22の各端部を係止させる。また、ロアロックシャフト19を、背面視して枠体11の左側から、この枠体11と駆動アーム17の長孔17b、案内部材20を通して、枠体11の第8の起立片部11uに当接するまで挿通させる。そして、この後に、ハーネスガイド28を枠体11に取り付けて、これらのシャフト(アッパー支持シャフト12、ロア支持シャフト14、アッパー駆動シャフト18、ロアロックシャフト19)が、背面側から見て左側に移動しないように位置規制する。そして、最後に、ハーネスガイド28に、ソレノイド16や売切検知スイッチ25のハーネスを係止させ、また、ソレノイド戻しばね21を駆動アーム17の下端部と枠体11の下辺部に設けられた係止用起立片部11pとにわたって係止させる。このようにして組み立てることで、ヘッダ部がないアッパー駆動シャフト18およびロアロックシャフト19を用いながら、払出ユニット10を良好に組み立てることができるよう構成されている。
また、上記実施の形態においては、ロア保持部材24の上限回動位置を規制する構造として、案内部材20に形成した突部20fの下面部分に対して、ロア保持部材24の突部24gが下方から当接するように構成した場合を述べた(図11参照)が、これに限るものではない。すなわち、図12に示すように、案内部材20の突部20fの下方側が若干収納搬送路2側に突出するテーパ形状に形成するとともに、このテーパ面からなる摺接部20f’に当接する断面略くさび形状の摺接係合部24hをロア保持部材24における基部に形成する。そして、ロア保持部材24が突出姿勢側に回動すると、ロア保持部材24の摺接係合部24hが案内部材20の摺接部20f’に接触し、さらに突出姿勢側に回動すると、ロア保持部材24の摺接係合部24hが摺接部20f’に摺接するだけでなく、ロアストッパ15の先端側に向けて押圧されながら(すなわち、ロア軸支シャフト14の軸心からの距離が大きくなりながら)突出姿勢側への移動が規制されるようになっている。
この構成によれば、ロアストッパ15が突出姿勢側に戻される際に、ロア保持部材24の摺接係合部24hが案内部材20の摺接部20f’に摺接し、ロア保持部材24をロアストッパ先端側に向けて押圧しながら突出姿勢側への移動を規制するので、ロアストッパ15を回動させる運動エネルギーがさらに吸収されて減少し、ロアストッパ15が一層短時間で回動しなくなり突出姿勢に停止する。したがって、ロアストッパ付勢ばね22として付勢力があまり強くないものを用いても、また、ソレノイド16への通電時間を長くしなくても、多数本の商品が一度に払い出されるという不具合を生じことを防止でき、ソレノイド16の損傷も防止できるので、自動販売機としての信頼性が向上する。
次に、図13〜図16は本発明の他の実施の形態に係る自動販売機の商品払出装置を示し、図13、図14は販売待機時、図15、図16は商品払出時の状態を示している。この実施の形態では、ロアストッパ15を突出姿勢側に付勢するロアストッパ付勢ばね22’として、収納搬送路2内に突出する方向だけでなくロア軸支シャフト14の軸心方向に伸びるB方向にも付勢するものが用いられている。具体的には、ロアストッパ付勢ばね22’として、ロア軸支シャフト14の軸心に沿う方向に対してコイル状の巻き部分同士が隙間を有しているものが用いられ(図13、図15においては簡略的に示している)、ロアストッパ付勢ばね22’の一端22b’がロアストッパ15のロア受け部材26の一方の端面部26a(図13、図15におけるロア受け部材26において右側に示す端面部26a)に下方および横方向(図13、図15に示すように、背面視して左側)から当接されている。すなわち、これにより、ロアストッパ15が収納搬送路2内に突出する方向に付勢されているだけでなく、ロアストッパ15のロア受け部材26の他方の端面部26a(図13、図15におけるロア受け部材26において左側に示す端面部26a)を介して、ロア軸支シャフト14が軸心方向に伸びるB方向に付勢されている。
この構成により、ロアストッパ15が突出姿勢側に戻され、また、反動で退避姿勢側に回動する際に、ロアストッパ付勢ばね22’の付勢力によりロア保持部材24のボス部24aにおける案内部材20に臨むボス側面部24iが、案内部材20におけるこのボス側面部24iに臨む摺接面20gに押し付けられながら摺接する。この結果、この摺接部分に比較的大きな摩擦力が発生して、その分だけロアストッパ15を回動させる運動エネルギーが吸収されて減少し、ロアストッパ15が短時間で回動しなくなり突出姿勢に停止する。したがって、ロアストッパ付勢ばね22’として付勢力があまり強くないものを用いても、また、ソレノイド16への通電時間を長くしなくても、多数本の商品が一度に払い出されるという不具合を生じことを防止でき、ソレノイド16の損傷も防止できるので、自動販売機としての信頼性が向上する。
また、この構成に加えて、図17、図18、図19、図20(a)に示すように、案内部材20の摺接面20gに側方(ロア保持部材24のボス側面側)に突出する凸部20hを形成するとともに、ロア保持部材24のボス側面部24iにおける一部に切欠凹部24i’を形成し、ロアストッパ15が突出姿勢である場合には、案内部材20の凸部20hがロア保持部材24のボス側面部24iの切欠凹部24i’に嵌り込んでいる一方、ロア保持部材24の案内部材20に臨むボス側面部24iが、ロアストッパ15が突出姿勢側から退避姿勢側に回動する際には、ロアストッパ付勢ばね22により付勢された状態で、ロア保持部材24のボス側面部24i(切欠凹部24i’でない箇所)が、案内部材20の凸部20hに乗り上げながら大きな押圧力を受けるとともに、ロア軸支シャフト14の軸心方向に位置が変動する状態で摺接するように構成してもよい。
これによれば、ロアストッパ15が回動する際に、ロア保持部材24のボス側面部24i(切欠凹部24i’でない箇所)が、案内部材20の凸部20hに大きな押圧力で摺接するとともに、ロア軸支シャフト14の軸心方向に位置が変動するので、ロアストッパ15を回動させる運動エネルギーが効果的に吸収されて減少し、ロアストッパ15をより短時間で突出姿勢に停止させることができる。したがって、ロアストッパ付勢ばね22として付勢力があまり強くないものを用いても、また、ソレノイド16への通電時間を長くしなくても、多数本の商品が一度に払い出されるという不具合を生じことを防止でき、ソレノイド16の損傷も防止できるので、自動販売機としての信頼性が向上する。
なお、図13、図15、図17、図18に示す実施の形態においては、ロアストッパ付勢ばね22’として、ロア軸支シャフト14の軸心に沿う方向に対してコイル状の巻き部分同士が隙間を有して、ロアストッパ15を、収納搬送路2内に突出する方向だけでなくロア軸支シャフト14の軸心方向に伸びる方向にも付勢するものを用いたが、これに限るものではない。すなわち、ロアストッパ15を収納搬送路2内に突出する方向に付勢するばねとは別個に、ロア軸支シャフトの軸心方向に付勢するばねを設けてもよい。しかしながら、1つのロアストッパ付勢ばね22’により、両機能を兼用するものを用いることで、部品点数を減らすことができ、製造コストを低減させることができる利点がある。
なお、この実施の形態では、ソレノイド16や売切検知スイッチ25のハーネスh(図21(b)参照、なお他の図面ではハーネスhを省いている)を通して案内する樹脂製のハーネスガイド28は、図21に示すように、枠体11の端辺(背面側より見て左側の端辺)である第4起立片部11qとこの近傍に平行に延びる第1起立片部11fとの間に嵌め込まれた状態で装着されている。具体的には、背面側より見てハーネスガイド28の右辺部28e側に形成されている突部28aやリブ28bが第1起立片部11fに当接する状態で配設されている。ここで、ハーネスガイド28の下端部近傍箇所には、前記ハーネスhが、ハーネスガイド28から外部に飛び出さないように左辺部28dより右辺部28e側に延びてハーネスhを上方から覆う山部28cが形成されているが、この箇所では、山部28cが左辺部28dに極めて近接した位置に配設されている。したがって、このように装着した状態の形状になるようにハーネスガイド28を樹脂成形して製造しようとすると、製造工程において、この近接箇所の金型が極めて薄肉状となってしまい、成形を繰り返し行うと、この薄肉部が損傷してしまう可能性が高い。
これに対処すべく、本実施の形態では、装着する前の状態、すなわちハーネスガイド28の製造時においてはこの山部28cが形成されている箇所が、図22に示すように、右辺部28eが大きく離反する形状に形成されており、装着時に力を加えることで、同様な形状に配設されるよう構成されている。この構成により、成形型におけるこの山部28cと右辺部28eとの間の隙間nに対応する箇所を厚肉形状に形成することができ、この結果、成形型の損傷を防止することができ、ひいては製造コストの低減化を図ることができる。
本発明の実施の形態に係る自動販売機の商品払出装置の全体側面図である。 同商品払出装置における販売待機時の払出ユニットの背面図である。 同商品払出装置における払出ユニットと収納搬送路の下端部との図2におけるIII−III線矢視断面図である。 (a)および(b)は同商品払出装置における払出ユニットと収納搬送路の下端部との図2におけるIV(a)−IV(a)線矢視断面図およびIV(b)−IV(b)線要部矢視断面図である。 同商品払出装置における商品払出時の払出ユニットの背面図である。 同商品払出装置における払出ユニットと収納搬送路の下端部との図5におけるVI−VI線矢視断面図である。但し、ロアストッパは図外の商品により枠体側に押込まれて退避姿勢となった場合を示している。 (a)および(b)は同商品払出装置における払出ユニットと収納搬送路の下端部との図5におけるVII(a)−VII(a)線矢視断面図およびVII(b)−VII(b)線要部矢視断面図である。 (a)および(b)は案内部材の左側面図および背面図である。 (a)はロアストッパの要部側面断面図、(b)は参考例としてのロアストッパの要部側面断面図である。 (a)はロア受け部材の側面図、(b)はロア保持部材の側面図、(c)はロア受け部材とロア保持部材とを組付けた状態の側面図である。 (a)はロアストッパが突出姿勢側に跳ね上がる状態を示す側面図、(b)はロアストッパが反動で退避姿勢側に回動する状態を示す側面図である。 (a)はロア受け部材の変形例を示す側面図、(b)は同ロア受け部材の要部拡大側面図である。 本発明の他の実施の形態に係る自動販売機の商品払出装置における販売待機時の払出ユニットの背面図である。 同商品払出装置における払出ユニットと収納搬送路の下端部との、販売待機時の側面断面図である。 同商品払出装置における商品払出時の払出ユニットの背面図である。 同商品払出装置における払出ユニットと収納搬送路の下端部との、商品払出時の側面断面図である。 本発明のさらに他の実施の形態に係る自動販売機の商品払出装置における販売待機時の払出ユニットの背面図である。 同商品払出装置における商品払出時の払出ユニットの背面図である。 (a)および(b)は他の変形例に係る案内部材の左側面図および背面図である。 (a)および(b)はさらに他の変形例に係るロアストッパの商品払出時の要部背面図および側面断面図、(c)は同ロアストッパの販売待機時の側面断面図である。 本発明の実施の形態に係る自動販売機の商品払出装置におけるハーネスガイドが設けられている箇所とその近傍箇所の背面図である。 (a)および(b)はハーネスガイドの背面図および要部拡大背面図である。
符号の説明
1 商品払出装置
2 収納搬送路
4 商品
10 払出ユニット
11 枠体
12 アッパー軸支シャフト
13 アッパーストッパ
14 ロア軸支シャフト
15 ロアストッパ
16 ソレノイド(駆動源)
17 駆動アーム
18 アッパー駆動シャフト(駆動手段)
19 ロアロックシャフト(駆動手段)
20 案内部材
22 ロアストッパ付勢ばね
28 ハーネスガイド
24 ロア保持部材
24d 挿通孔
24f 係合孔
26 ロア受け部材
26c フック部
26b 挿通孔

Claims (7)

  1. 略上下方向に延びるように配設されて複数の商品を収納可能な収納搬送路と、収納搬送路の下端部に臨むように配置された払出ユニットとを備え、
    この払出ユニットに、回動自在に軸支され、収納搬送路内に突出することにより収納搬送路の下方から2番目の商品の落下を規制するアッパーストッパと、アッパーストッパの下方において横方向に沿って配置されたロア軸支シャフトと、このロア軸支シャフトにて回動自在に軸支されているとともにロアストッパ付勢手段により収納搬送路内に突出する方向に付勢され、収納搬送路内に突出することにより収納搬送路内の最下端の商品の落下を規制するロアストッパと、駆動源としてのソレノイド、および駆動源により昇降される駆動アーム、駆動アームに連動して昇降されるロアロックシャフトを有し、駆動アームの昇降動作に連動させて、アッパーストッパが収納搬送路内に突出する突出姿勢となりロアストッパが払出ユニット側に退避した退避姿勢となる状態と、アッパーストッパが払出ユニット側に退避した退避姿勢となりロアストッパが収納搬送路内に突出する突出姿勢となる状態とに切り換えてアッパーストッパおよびロアストッパを回動させる駆動手段とが設けられた自動販売機の商品払出装置であって、
    前記ロアストッパを、
    ロア軸支シャフトに回動自在に軸支され、最下端の商品を受けるロア受け部材と、
    ロア軸支シャフトに回動自在に軸支された状態で、突出姿勢の際にロア受け部材を下方から受けるように配設され、かつロアロックシャフトに当接離間自在とされてロアロックシャフトが所定のロック位置にある場合に当接してロアストッパを突出姿勢に保持するロア保持部材とに分割して配設し、
    ロア受け部材とロア保持部材とを、ロア軸支シャフトを中心として、所定角度だけ開閉可能な隙間を持たせた状態で互いに係止させた
    自動販売機の商品払出装置。
  2. ロアストッパ付勢手段を、ロアストッパのロア保持部材に当接させて付勢している請求項1記載の自動販売機の商品払出装置。
  3. 略上下方向に延びるように配設されて複数の商品を収納可能な収納搬送路と、収納搬送路の下端部に臨むように配置された払出ユニットとを備え、
    この払出ユニットに、回動自在に軸支され、収納搬送路内に突出することにより収納搬送路の下方から2番目の商品の落下を規制するアッパーストッパと、アッパーストッパの下方において横方向に沿って配置されたロア軸支シャフトと、このロア軸支シャフトにて回動自在に軸支されているとともにロアストッパ付勢手段により収納搬送路内に突出する方向に付勢され、収納搬送路内に突出することにより収納搬送路内の最下端の商品の落下を規制するロアストッパと、駆動源としてのソレノイド、および駆動源により昇降される駆動アーム、駆動アームに連動して昇降されるロアロックシャフトを有し、駆動アームの昇降動作に連動させて、アッパーストッパが収納搬送路内に突出する突出姿勢となりロアストッパが払出ユニット側に退避した退避姿勢となる状態と、アッパーストッパが払出ユニット側に退避した退避姿勢となりロアストッパが収納搬送路内に突出する突出姿勢となる状態とに切り換えてアッパーストッパおよびロアストッパを回動させる駆動手段とが設けられた自動販売機の商品払出装置であって、
    前記ロアストッパを、
    ロア軸支シャフトに回動自在に軸支され、最下端の商品を受けるロア受け部材と、
    ロア軸支シャフトに回動自在に軸支された状態で、突出姿勢の際にロア受け部材を下方から受けるように配設され、かつロアロックシャフトに当接離間自在とされてロアロックシャフトが所定のロック位置にある場合に当接してロアストッパを突出姿勢に保持するロア保持部材とに分割して配設し、
    ロア保持部材におけるロア軸支シャフトを挿入する孔部の直径を、ロア受け部材におけるロア軸支シャフトを挿入する孔部の直径よりも大きくした
    自動販売機の商品払出装置。
  4. 略上下方向に延びるように配設されて複数の商品を収納可能な収納搬送路と、収納搬送路の下端部に臨むように配置された払出ユニットとを備え、
    この払出ユニットに、回動自在に軸支され、収納搬送路内に突出することにより収納搬送路の下方から2番目の商品の落下を規制するアッパーストッパと、アッパーストッパの下方において横方向に沿って配置されたロア軸支シャフトと、このロア軸支シャフトにて回動自在に軸支されているとともにロアストッパ付勢手段により収納搬送路内に突出する方向に付勢され、収納搬送路内に突出することにより収納搬送路内の最下端の商品の落下を規制するロアストッパと、駆動源としてのソレノイド、および駆動源により昇降される駆動アーム、駆動アームに連動して昇降されるアッパー駆動シャフトおよびロアロックシャフト、アッパー駆動シャフトおよびロアロックシャフトを昇降自在に案内する案内部材を有し、駆動アームの昇降動作に連動させて、アッパーストッパが収納搬送路内に突出する突出姿勢となりロアストッパが払出ユニット側に退避した退避姿勢となる状態と、アッパーストッパが払出ユニット側に退避した退避姿勢となりロアストッパが収納搬送路内に突出する突出姿勢となる状態とに切り換えてアッパーストッパおよびロアストッパを回動させる駆動手段とが設けられた自動販売機の商品払出装置であって、
    前記ロアストッパを、
    ロア軸支シャフトに回動自在に軸支され、最下端の商品を受けるロア受け部材と、
    ロア軸支シャフトに回動自在に軸支された状態で、突出姿勢の際にロア受け部材を下方から受けるように配設され、かつロアロックシャフトに当接離間自在とされてロアロックシャフトが所定のロック位置にある場合に当接してロアストッパを突出姿勢に保持するロア保持部材とに分割して配設し、
    前記案内部材に、アッパーストッパが突出姿勢側に回動した際に互いに当接するとともに、ロアストッパのロア保持部材が突出姿勢側に回動するほどロア保持部材をロアストッパ先端側に向けて押圧しながら突出姿勢側への移動を規制する摺接部を設けた
    自動販売機の商品払出装置。
  5. 略上下方向に延びるように配設されて複数の商品を収納可能な収納搬送路と、収納搬送路の下端部に臨むように配置された払出ユニットとを備え、
    この払出ユニットに、回動自在に軸支され、収納搬送路内に突出することにより収納搬送路の下方から2番目の商品の落下を規制するアッパーストッパと、アッパーストッパの下方において横方向に沿って配置されたロア軸支シャフトと、このロア軸支シャフトにて回動自在に軸支されているとともにロアストッパ付勢手段により収納搬送路内に突出する方向に付勢され、収納搬送路内に突出することにより収納搬送路内の最下端の商品の落下を規制するロアストッパと、駆動源としてのソレノイド、および駆動源により昇降される駆動アーム、駆動アームに連動して昇降されるロアロックシャフト、アッパー駆動シャフトおよびロアロックシャフトを昇降自在に案内する案内部材を有し、駆動アームの昇降動作に連動させて、アッパーストッパが収納搬送路内に突出する突出姿勢となりロアストッパが払出ユニット側に退避した退避姿勢となる状態と、アッパーストッパが払出ユニット側に退避した退避姿勢となりロアストッパが収納搬送路内に突出する突出姿勢となる状態とに切り換えてアッパーストッパおよびロアストッパを回動させる駆動手段とが設けられた自動販売機の商品払出装置であって、
    前記ロアストッパを、
    ロア軸支シャフトに回動自在に軸支され、最下端の商品を受けるロア受け部材と、
    ロア軸支シャフトに回動自在に軸支された状態で、突出姿勢の際にロア受け部材を下方から受けるように配設され、かつロアロックシャフトに当接離間自在とされてロアロックシャフトが所定のロック位置にある場合に当接してロアストッパを突出姿勢に保持するロア保持部材とに分割して配設し、
    ロアストッパをロア軸支シャフトの軸心方向に付勢するスラスト付勢手段を設け、
    前記スラスト付勢手段の付勢力によりロアストッパが回動する際にロアストッパのロア保持部材が前記案内部材に押し付けられながら摺接するように構成した
    自動販売機の商品払出装置。
  6. 略上下方向に延びるように配設されて複数の商品を収納可能な収納搬送路と、収納搬送路の下端部に臨むように配置された払出ユニットとを備え、
    この払出ユニットに、回動自在に軸支され、収納搬送路内に突出することにより収納搬送路の下方から2番目の商品の落下を規制するアッパーストッパと、アッパーストッパの下方において横方向に沿って配置されたロア軸支シャフトと、このロア軸支シャフトにて回動自在に軸支されているとともにロアストッパ付勢手段により収納搬送路内に突出する方向に付勢され、収納搬送路内に突出することにより収納搬送路内の最下端の商品の落下を規制するロアストッパと、駆動源としてのソレノイド、および駆動源により昇降される駆動アーム、駆動アームに連動して昇降されるロアロックシャフト、アッパー駆動シャフトおよびロアロックシャフトを昇降自在に案内する案内部材を有し、駆動アームの昇降動作に連動させて、アッパーストッパが収納搬送路内に突出する突出姿勢となりロアストッパが払出ユニット側に退避した退避姿勢となる状態と、アッパーストッパが払出ユニット側に退避した退避姿勢となりロアストッパが収納搬送路内に突出する突出姿勢となる状態とに切り換えてアッパーストッパおよびロアストッパを回動させる駆動手段とが設けられた自動販売機の商品払出装置であって、
    前記ロアストッパを、
    ロア軸支シャフトに回動自在に軸支され、最下端の商品を受けるロア受け部材と、
    ロア軸支シャフトに回動自在に軸支された状態で、突出姿勢の際にロア受け部材を下方から受けるように配設され、かつロアロックシャフトに当接離間自在とされてロアロックシャフトが所定のロック位置にある場合に当接してロアストッパを突出姿勢に保持するロア保持部材とに分割して配設し、
    ロアストッパをロア軸支シャフトの軸心方向に付勢するスラスト付勢手段を設け、
    ロアストッパのロア保持部材と前記案内部材とのロアストッパ開閉時に互いにロア軸支シャフトの軸心方向に沿って互いに対向する箇所の少なくとも一方に、ロア軸支シャフトの軸心方向に沿って突出する凸部を形成し、
    ロアストッパが回動する際に前記スラスト付勢手段により付勢された状態でロアストッパのロア保持部材と前記案内部材とが前記凸部で強く当接する状態で摺接するように構成した
    自動販売機の商品払出装置。
  7. ロアストッパ付勢手段として、収納搬送路内に突出する方向だけでなく、ロア軸支シャフトの軸心方向にも付勢して、スラスト付勢手段としても機能する付勢手段を用いた請求項5または6に記載の自動販売機の商品払出装置。
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