JP5194707B2 - 商品収納コラム、並びに、自動販売機 - Google Patents

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Description

本発明は、自動販売機用の商品収納コラム、並びに、当該商品収納コラムを備えた自動販売機に関する。
従来より、下記特許文献1に開示されているような自動販売機用の商品収納コラムがある。下記特許文献1に開示されている商品収納コラムは、いわゆるサーペンタイン形式の商品通路を備えたものである。前記商品収納コラムは、一対の側板の間に商品案内板が上下方向に複数配されたものである。また、前記商品収納コラムは、商品案内板を対向するように配置し、これを側板に対して軸支した構成とされている。前記商品収納コラムは、対向配置された商品案内板と一対の側板とで囲まれた空間を有し、この空間が商品通路として機能する。フラッパーは、商品通路内に向けて突出するように片持ち状に軸支されている。
ここで、従来技術の商品収納コラムの多くは、図31に示すように、商品案内板101を上下方向に並べて取り付けて形成される商品案内通路105を複数列に渡って設けた構成とされている。
図32は、特許文献2に記載された従来の自動販売機を示すものである。図に示すように、互いに対向して上下および奥行方向に延びる側板120間において、略上下方向に蛇行状に延びる収納搬送路121を奥行方向に複数列並べて配置し、各収納搬送路121毎に商品を収納して下方へ搬送する自動販売機において、側板120間の奥行方向に隣り合う一対の収納搬送路121の間を、上下方向に延びる1つの仕切壁面部122で仕切り、仕切壁面部122は、側面視して湾曲するとともに、その湾曲中心が側面視して斜め上方に向く姿勢となる湾曲部123が設けられた複数の同一形状の壁面単位部124を、上下に隣り合う壁面単位部同士が側面視して逆の向きに傾斜するように、形状が不連続となる不連続形状部を介して、交互に接続し、1つの収納搬送路121を構成する仕切壁面部122と対向配置された搬送壁面部125には可動セグメント126が構成されている。
この構成により商品は、仕切壁面部122に臨む両側の収納搬送路121を流れる際に、側面視して斜め上方に向く姿勢で湾曲した仕切板状部122の湾曲部123で受けられ、可動セグメント126で受けるため商品の落下衝撃を良好に吸収でき、また1つの仕切壁面部122を挟んで、実質的に同様の蛇行形状の通路空間を有するため、商品通路間の無効空間を低減し省スペース化を図れる。
また、図33より仕切壁面部122の不連続形状部127の屈曲部分と反対側に突出するように形成した切り起し部128とに挟まれた状態で係合するシャフト129を、側板120に形成した孔部130を通して、側板120に掛け渡し、各不連続形状部127に係合させたシャフト129により、仕切壁面部122を挟持するようにして側板120に固定している。
この構成により仕切壁面部122に商品からの力を受けた際に、セグメントの変形を防止することができるとなる。
特開2005−71321号公報 特開2007−233775号公報
上記特許文献1に開示されている商品収納コラムは、各商品案内板毎に上側および下側を軸体によって軸支された構成とされている。また、前記商品収納コラムは、フラッパーを商品案内板を軸支している軸体とは別の軸体によって片持ち状に軸支した構成とされている。そのため、特許文献1に開示されているような従来技術の商品収納コラムでは、商品案内板やフラッパーを側板に対して装着するために多数の軸体を設ける必要があり、その分製造が困難であったり、製造コストが嵩むといったような問題点があった。
また、上記特許文献1に開示されている商品収納コラムは、多数の軸体を用いて商品案内板やフラッパーの装着するため、単位体積当たりの商品の収容効率が低いという問題点があった。すなわち、特許文献1に開示されている商品収納コラムは、上方に配される商品案内板の下側を所定の軸体で軸支すると共に、この商品案内板の下方に配される別の商品案内板の上側を別の軸体で軸支する必要がある。
従来技術の商品収納コラムの多くは、図31に示すように、商品案内板101を上下方向に並べて取り付けて形成される商品案内通路105を複数列に渡って設けた構成とされているため、このような構成の商品収納コラムでは、所定の商品案内通路105(105a)を構成する商品案内板101を装着するための軸体103と、これに隣接する商品案内通路105(105b)の商品案内板101等が干渉しないようにせねばならない。よって、図31に示すような従来技術の商品収納コラムの構成では、軸体103を避けて商品案内板101を配さねばならず、その分デッドスペースが生じていた。従って、従来技術の商品収納コラムでは、商品案内通路105を高密度に配置することができず、その分、商品収納コラムにおける商品の収容効率が低くなってしまうという問題があった。
また従来技術の商品収納コラムには、商品案内通路105を通過する商品の転がり姿勢を安定化する等の目的で、軸体によって片持ち状に支持されたフラッパーを設け、このフラッパーの先端側を商品案内通路105の内側に向けて突出させた構成のものがある。通常、このようにフラッパーを設ける場合は、商品案内通路105の容積を十分確保したり、商品案内通路105内を通過する商品との干渉を回避するために、フラッパーを軸支するための軸体を別途、商品案内通路105の外側に取り付けた構成とされている。そのため、フラッパーを設ける場合は、商品案内通路105の外側に配される軸体の数がますます増加することとなり、その分、商品案内板101等の配置の自由度が低下することとなっていた。従って、従来技術の商品収納コラムにおいてフラッパーを設けようとすると、さらにデッドスペースが増加し、商品の収容効率が低下してしまうという問題があった。
かかる問題点に鑑み、本発明者らは、上下に並ぶ商品案内板を同一の軸体で連結すると共に、この軸体を用いてフラッパーを軸支し、待機状態においてフラッパーが上方に付勢された状態となるような構成とした商品収納コラムを作成し、作動試験を行った。その結果、商品案内通路を商品が通過した後、フラッパーが付勢力によって元の姿勢に戻る際に、当該フラッパーが、この上側に位置する商品案内板の下端部に勢いよく衝突することが判明した。
すなわち、上記したように商品案内板とフラッパーとで軸体を共用した構成とした場合、前記当接部分とフラッパーを軸支している軸体との距離が極めて近くなる。そのため、前記したような構成を採用した場合は、モーメントの影響により、フラッパーと商品案内板とが衝突する部分(当接部分)に大きな応力が作用することとなる。従って、商品案内板とフラッパーとを同軸で装着した場合は、フラッパーの作動に伴ってフラッパーの基端部(軸体側の位置)や、商品案内板の下端部分に大きな衝撃が加わり、フラッパー等が経年的に損傷を受けたり変形する可能性があることが判明した。
また、上記したように商品案内板の装着用の軸体をフラッパーの支持用として共用した構成とした場合は、フラッパーと商品案内部材との当接部分と、軸体との距離が近接しているため、商品収納コラムへの商品投入の待機時、すなわちフラッパーが上方に向けて付勢されている状態においても、フラッパーの基端部近傍に大きな応力が作用する。そのため、上記したような構成とした場合は、待機時におけるフラッパーの姿勢が不安定となってしまう可能性があることが判明した。
また、特許文献2の従来の構成では、搬送壁面部125側には可動セグメント126を備え、仕切壁面部122には固定セグメントのみで、可動セグメントを備えておりません。したがって、収納搬送路121内を落下する商品は、搬送壁面部125側に衝突した時のみ、可動セグメント126で衝撃を緩衝して商品姿勢を整えるのみで、仕切壁面部122に衝突した時は、可動セグメントがないので姿勢を崩しやすく、可動セグメント126によって、せっかく低下させた落下速度が再び増速し、さらに商品姿勢を崩し、商品詰りを起こす虞がある。
また、仕切壁面部122の不連続形状部127は鋭角に突出した屈曲形状となっており、この不連続形状部127に形成された切り起し部128に、可動セグメントを同軸にして、シャフト129を挿通したとしても、不連続形状部127は鋭角に突出した屈曲形状に形成されており、可動セグメントが挿通されたとしても可動自在に動作することはできず、不連続形状部127に可動セグメントを同軸で配置することまでは想定できないものである。
また壁面単位部124の湾曲部123の途中に、側板120との係止構造を構成して強度を持たせ、落下する商品による壁面単位部124の変形を防止する構造としているために、係止構造部が薄肉の材料にしてしまうと強度が保証できず、すなわち壁面単位部124の材料の厚みを薄くすることが出来ないという虞がある。このため重量が嵩んだ商品収納棚となり、また係止構造を採用しているために組立時およびサービスやメンテナンス時における商品収納棚の取外しや組み付けと言った取扱性を悪化させる虞がある。
上記したように待機時におけるフラッパーの姿勢が不安定となると、商品案内通路に上方から移動してくる商品がフラッパーに当たった際に、商品の姿勢が変わってしまい、最悪の場合は商品案内通路内に商品が詰まってしまう可能性がある。そのため、上記したように商品案内板およびフラッパーを軸支する軸体を共用した構成とする場合は、フラッパーの待機姿勢を安定化せねばならないという問題があった。
そこで、本発明は、商品案内板やフラッパーの装着に要する軸体の数が最小限であると共に、長期にわたって使用してもフラッパー等が損傷を受けたり変形する等の不具合が起こりにくい構造の商品収納コラム、並びに、当該商品収納コラムを備えた自動販売機の提供を目的とした。
上記従来の課題を解決するために、本発明の商品収納コラムは、一対の側板を有し、当該一対の側板の間に複数の商品案内板とフラッパーとを上下方向に複数取り付け、一対の側板と、当該一対の側板間において対向配置された商品案内板とによって囲まれ、上下方向に伸びる商品案内通路を形成した自動販売機用の商品収納コラムであって、商品案内板が、商品案内通路の壁面を構成する壁面構成部と、商品案内板の上側において軸体を挿通可能な上軸挿通部と、商品案内板の下側において軸体を挿通可能な下軸挿通部と、前記壁面構成部の下端部を鋭角に折り曲げて形成された当接部とを有し、フラッパーが、一端側に軸体を挿通可能な支軸挿通部を有する板体によって構成されており、上方に配置される商品案内板の下軸挿通部と、下方に配置される商品案内板の上軸挿通部と、フラッパーの支軸挿通部とに渡って同一の軸体挿通されており、当該軸体によって商品案内板側板に対して軸支され、前記商品案内通路の壁面を構成すると共に、フラッパーの他端側が前記商品案内通路の内側に向けて突出するように軸支されており、フラッパーが、前記軸体を中心として回動可能であり、上方に向けて付勢され、常時において前記壁面構成部の下端部に形成された前記当接部の稜線部分に当接したものであり、前記壁面構成部の下端部に形成された前記当接部の稜線部分を通る鉛直線を想定した場合に、軸体が、鉛直線よりも商品案内通路から離れた位置偏在しているものである。
これによって、商品案内板とフラッパーとが同軸で一対の板間に軸支されることとなり、その分だけ商品収納コラムの装置構成が簡略化される。また、これによって、商品案内通路の配置に伴って発生するデッドスペースを最小限に抑制し、商品収容効率を向上させることも可能である。また、上記したように軸体を商品案内通路から離れた位置に偏在させた構成としているため、フラッパーを上方に付勢する付勢力の影響により、フラッパーに当接する商品案内板や、フラッパー自身に作用する応力を緩和することができ、その結果として商品案内板やフラッパーの変形や破損等を防止することができる。また、上記した構成とすれば、待機時におけるフラッパーの姿勢を安定化することができる。
また、上記課題を解決するために、本発明の自動販売機は、箱状の本体部内に上記した商品収納コラムを備えた構成とした。
これにより、商品収納コラムへの商品の投入や、商品収納コラムから商品を払い出すことでフラッパーが作動しても、フラッパーや商品案内板に過度に大きな応力が作用せず、長期間にわたって使用し続けてもフラッパーや商品案内板の損傷や変形等の不具合が発生しにくい自動販売機を提供することができる。
本発明によれば、商品案内板やフラッパーの装着に要する軸体の数が最小限であると共に、長期にわたって使用してもフラッパー等が損傷を受けにくい構造の商品収納コラム、並びに、当該商品収納コラムを備えた自動販売機を提供することができる。
請求項1に記載の発明は、一対の側板を有し、当該一対の側板の間に複数の商品案内板とフラッパーとを上下方向に複数取り付け、一対の側板と、当該一対の側板間において対向配置された商品案内板とによって囲まれ、上下方向に伸びる商品案内通路を形成した自動販売機用の商品収納コラムであって、商品案内板が、商品案内通路の壁面を構成する壁面構成部と、商品案内板の上側において軸体を挿通可能な上軸挿通部と、商品案内板の下側において軸体を挿通可能な下軸挿通部と、前記壁面構成部の下端部を鋭角に折り曲げて形成された当接部とを有し、フラッパーが、一端側に軸体を挿通可能な支軸挿通部を有する板体によって構成されており、上に配置される商品案内板の下軸挿通部と、下方に配置される商品案内板の上軸挿通部と、フラッパーの支軸挿通部とに渡って同一の軸体が挿通されており、当該軸体によって商品案内板が側板に対して軸支され、前記商品案内通路の壁面を構成すると共に、フラッパーの他端側が前記商品案内通路の内側に向けて突出するように軸支されており、フラッパーが、前記軸体を中心として回動可能であり、上方に向けて付勢され、常時において前記壁面構成部の下端部に形成された前記当接部の稜線部分に当接したものであり、前記壁面構成部の下端部に形成された前記当接部の稜線部分を通る鉛直線を想定した場合に、軸体が、鉛直線よりも商品案内通路から離れた位置に偏在していることを特徴とする商品収納コラムである。
本発明の商品収納コラムは、上下に並ぶ商品案内板同士を同一の軸体で連結すると共に、当該軸体によってフラッパーを軸支した構成とされているが、この軸体が壁面構成部の下端部に形成された当接部の稜線部分を通る鉛直線よりも商品案内通路から離れた位置に偏在した構成とされている。そのため、本発明の商品収納コラムでは、上方に向けて付勢されているフラッパーと、上方に位置している商品案内板を構成する壁面構成部の下端部に形成された当接部の稜線部分との当接部分からある程度離れた位置に軸体が存在することとなり、その分、前記当接部分において商品案内板やフラッパーに作用する応力が緩和される。従って、本発明によれば、長期にわたって使用しても、フラッパーや商品案内板が損傷しにくい商品収納コラムを提供することができる。
また、本発明の商品案内コラムは、軸体が商品案内通路から離れた位置にあるため、常時、すなわち商品案内板の下端部に形成された当接部の稜線部分とが当接した状態においてフラッパーには過度に大きな付勢力は作用しない。そのため、本発明の商品案内コラムは、常時におけるフラッパーの
姿勢が安定している。
本発明の商品案内コラムは、常時におけるフラッパーの姿勢が安定しているため、商品案内通路を通過する商品にフラッパーがほぼ同じ姿勢で接触することとなる。そのため、本発明によれば、商品案内通路を安定した姿勢で商品が通過可能な商品収納コラムを提供できる。
また、本発明の商品収納コラムでは、上下方向に並べて配された商品案内板やフラッパーが同一の軸体によって一対の側板間に軸支されている。そのため、本発明の商品収納コラムは、組み立てに際して従来技術の商品収納コラムのように多数の軸体を必要としない。よって、本発明によれば、容易かつ安価に製造可能な商品収納コラムを提供することができる。
また、本発明の商品収納コラムは、上方に位置する商品案内板の下端部と下方に位置する商品案内板の上端部を同一の軸体で軸支した構成であるため、軸体を取り付けるために必要なスペース、すなわち商品を収納する上でデッドスペースとなるスペースを最小限に抑制できる。従って、本発明の商品収納コラムは、商品の収容効率が高い。
さらに、本発明の商品収納コラムは、側板に対して商品案内通路を複数設ける場合であっても、これを高密度に配置することができる。すなわち、本発明の商品収納コラムは、商品案内板やフラッパーの装着に要する軸体の数が少ないため、側板の幅方向に複数列にわたって商品案内通路を設ける場合であっても、上記した従来技術のように隣接する商品案内通路間に軸体との干渉を避けるためのスペースを設ける必要がない。そのため、本発明によれば、複数の商品案内通路を備えた構成とした場合であっても、商品案内通路間におけるデッドスペースを最小限に抑制し、商品の収納効率が高い商品収納コラムを提供することができる。
本発明の商品収納コラムにおいて採用されている商品案内板は、壁面構成部の下端側を鋭角に折り曲げて当接部を形成したものである。また、本発明の商品収納コラムは、フラッパーが商品案内板に設けられた当接部の稜線部分に当接する構成とされている。そのため、本発明の商品収納コラムは、フラッパーの作動に伴って商品案内板の下端部に応力が作用しても、商品案内板の下端部が損傷を受けにくい。
請求項に記載の発明は、線状体がコイル状に巻かれたコイル部と、当該コイル部の端部に繋がる第1,2の腕部とを備えたねじりコイルバネにより、フラッパーが付勢されており、商品案内板およびフラッパーにわたって挿通された軸体が、ねじりコイルバネのコイル部分に挿通されており、第1の腕部がフラッパーを構成する板体に当接し、第2の腕部が商品案内板又は側板に当接することを特徴とする請求項に記載の商品収納コラムである。
本発明の商品収納コラムでは、フラッパーを付勢する手段としてねじりコイルバネを採用しており、これのコイル部に商品案内板やフラッパーを軸支するために挿通された軸体を挿通した構成とされている。また、ねじりコイルバネの第1の腕部がフラッパーに当接し、第2の腕部が商品案内板や側板に対して当接する構成とされている。そのため、本発明の商品収納コラムは、フラッパーの付勢手段たるねじりコイルバネを設置するために別途、軸体等の部材を設ける必要がない。従って、本発明によれば、装置構成が簡略で製造容易な商品収納コラムを提供することができる。
なお、本発明の商品収納コラムにおいて、ねじりコイルバネの第1の腕部は、フラッパーに対して直接的に当接するものであっても、パッド等の何らかの部材を介して間接的に当接するものであってもよい。また同様に、ねじりコイルバネの第2の腕部についても、商品案内板や側板に対して直接的に当接するものであっても、間接的に当接するものであってもよい。
請求項に記載の発明は、商品案内通路が、側板に対して幅方向に複数列にわたって設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の商品収納コラムである。
上記したように、本発明の商品収納コラムは、上下に並ぶ商品案内板やフラッパーを同一の軸体で軸支したものであり、従来技術のものに対して軸体の数を最小限に抑制することができる。そのため、本発明のような構成とすれば、側板に対して商品案内通路を複数列に渡って設ける場合であっても、側板の幅方向に隣接する商品案内通路同士の間隔を最小限に抑制でき、商品の収容効率が高い商品収納コラムを提供することができる。
請求項4に記載の発明は、一対の側板を上下方向に蛇行状に延びる商品通路が奥行方向に隣り合うように上下方向に延びる両面セグメントで仕切り、前記両面セグメントに商品通路内に突出するフラッパーを取り付けた自動販売機用の商品収納コラムであって、前記両面セグメントは、上端に軸体を挿通可能な上軸挿通部と、下端に軸体を挿通可能な下軸挿通部と、上部に隣り合う一方の商品通路の壁面を構成する一方の湾曲部と下部に隣り合う他方の商品通路の壁面を構成する他方の湾曲部と、前記一方の湾曲部と前記他方の湾曲部の間に中軸挿通部を金属製の板体で一体成形で構成し、フラッパーが、一端側に軸体を挿通可能な支軸挿通部を有する板体によって構成されており、軸体を中心として回動可能であり、上方に向けて付勢され、常時において前記両面セグメントに当接したものであり、両面セグメントの中軸挿通部と、フラッパーの支軸挿通部とに渡って同一の軸体を挿通することにより、前記両面セグメントおよび前記フラッパーを連結しており、上方に配置される両面セグメントの下軸挿通部と、下方に配置される両面セグメントの上軸挿通部と、フラッパーの支軸挿通部とに渡って同一の軸体を挿通することにより、上下に位置する前記両面セグメントおよび前記フラッパーを連結しており、前記軸体によって前記両面セグメントが前記側板に対して軸支されると共に、前記フラッパーの他端側が前記商品通路内に突出するように軸支されており、前記下軸挿通部に挿通された軸体を中心として回動するフラッパーは、常時において前記両面セグメントの下端部を鋭角に折り曲げて
形成されたフラッパー当接部の稜線部分に当接し、前記両面セグメントの下端部に形成されたフラッパー当接部の稜線部分を通る鉛直線を想定した場合に、前記下軸挿通部に挿通された軸体が、前記鉛直線よりも商品案内通路から離れた位置に偏在していることを特徴とするものであり、両面セグメントの固定とフラッパーの可動を同一軸体によって行うので、両面セグメントの強度を高めて商品落下による変形をなくし、フラッパーを回動自在に取り付けられるので、落下商品の姿勢を保ち商品詰まりを低減できる。
また1つの両面セグメントで前後にある商品通路を仕切るので、商品収納棚全体の重量を低減でき、作業時、市場設置後の取り外しメンテナンス性などを高めることができる。また、上方に配置される両面セグメントの下軸挿通部と、下方に配置される両面セグメントの上軸挿通部と、フラッパーの支軸挿通部とに渡って同一の軸体を挿通することにより、上下に位置する前記両面セグメントおよび前記フラッパーを連結して形成されたことにより、蛇行形状の商品通路を構成する部品を、同一軸体を起点に上下部品がつながっているので、蛇行形状の商品通路を切れ間なく連続的に形成でき、フラッパーの回転中心となる軸体が両面セグメントの湾曲部の端部となるので湾曲部の商品通路側面にフラッパーの商品受け面側を構成することができるので、落下商品の安定姿勢を継続させながら下方へ受け渡すことができる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、中軸挿通部に挿通された軸体を中心として回動するフラッパーは、常時において上部の一方の湾曲部と中軸挿通部との交点に構成されたフラッパー当接部に当接し、上部の一方の湾曲部と中軸挿通部との交点に構成されたフラッパー当接部を通る鉛直線を想定した場合に、前記中軸挿通部に挿通された軸体が、前記鉛直線よりも商品案内通路から離れた位置に偏在していることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項4または5に記載の発明において、両面セグメント上端の上軸挿通部および下端の下軸挿通部には一方の商品通路内へ突出する各々のフラッパーを前記上軸挿通部および前記下軸挿通部とそれぞれ同一の軸体で軸支し、前記両面セグメントの中軸挿通部には他方の商品通路内へ突出するフラッパーを前記中軸挿通部と同一の軸体で軸支したことにより、隣り合う商品通路の仕切り体となる両面セグメントにフラッパーを交互に両方の通路へ突出するようにできるので、隣り合う商品通路の落下商品安定性を確保することができる。
請求項に記載の発明は、請求項4から6のいずれか一項に記載の発明において、前記中軸挿通部に挿通される軸体によって軸支されるフラッパーの支軸挿通部の外径は前記中軸挿通部の内径よりも小さく、前記フラッパーの支軸挿通部は前記中軸挿通部内に回動自在に前記軸体によって軸支されたことにより、フラッパーの支軸挿通部を両面セグメントと一体の中軸挿通部で受けて保持し、同じ軸体によって中軸挿通部を軸支しながらフラッパーを軸支するので固定と可動の両方の機能を兼ね備えた軸構造であり、部品数を大幅に削減して重量低減を図れるとともに、商品安定性を低コストで実現することができる。
請求項に記載の発明は、請求項4から7のいずれか一項に記載の発明において、一方の商品通路と他方の商品通路間を仕切る両面セグメント集合体と、前記両面セグメント集合体に対向配置して前記一方の商品通路を形成する一方のセグメント集合体と、前記両面セグメント集合体に対向配置して前記他方の商品通路を形成する他方のセグメント集合体と、前記一方のセグメント集合体の最上部に位置する一方のトップセグメントと、前記他方のセグメント集合体の最上部に位置する他方のトップセグメントとを備え、前記他方の商品通路は前記両面セグメント集合体と前記他方のセグメント集合体とが対向して構成され、前記他方の商品通路の両面セグメント側の最上部は前記一方のトップセグメントと同じ部品の下軸挿通部が前記両面セグメントの中軸挿通部と同一の軸体で軸支されることで、前記一方のトップセグメントと同じ部品が前記他方の商品通路の両面セグメント側の最上部の通路を形成し、前記一方の商品通路は前記両面セグメント集合体と前記一方のセグメント集合体とが対向して構成され、前記一方の商品通路の両面セグメント側の最上部は前記他方のトップセグメントと同じ部品の下軸挿通部が前記両面セグメントの上軸挿通部と同一の軸体で軸支されることで、前記他方のトップセグメントと同じ部品が前記一方の商品通路の両面セグメント側の最上部の通路を形成したことにより、投入商品を商品通路に案内する商品案内板から落下した商品が商品通路上部で商品通路外へはみ出して落下姿勢が崩れ、またはみ出したまま途中でひっかかって商品詰まりが起きないように、最上部だけガイドとなるトップセグメントを両面セグメントと2重に設けたものである。
また、このトップセグメントを一方の商品通路で使用するセグメント集合体のトップセグメントと同一のものを使用することで、各々の商品通路形状を同一に構成することができるので、商品の落下安定性を確保することができる。
請求項に記載の発明は、請求項4から8のいずれか一項に記載の発明において、一方のセグメント集合体の最下部に位置する一方のボトムセグメントと、他方のセグメント集合体の最下部に位置する他方のボトムセグメントとを備え、前記他方の商品通路は前記両面セグメント集合体と前記他方のセグメント集合体とが対向して構成され、前記他方の商品通路の両面セグメント側の最下部は前記一方のボトムセグメントと同じ部品の上軸挿通部が前記両面セグメントの中軸挿通部と同一の軸体で軸支されることで、前記一方のボトムセグメントと同じ部品が前記他方の商品通路の両面セグメント側の最下部の通路を形成し、前記一方の商品通路は前記両面セグメント集合体と前記一方のセグメント集合体とが対向して構成され、前記一方の商品通路の両面セグメント側の最下部は前記他方のボトムセグメントと同じ部品の上軸挿通部が前記両面セグメントの下軸挿通部と同一の軸体で軸
支されることで、前記他方のボトムセグメントと同じ部品が前記一方の商品通路の両面セグメント側の最下部の通路を形成したものであり、商品通路内に収納された商品が、商品を搬出する搬出装置内へ移動するときに、搬出装置内へ導かれるように、商品通路外へはみ出し、搬出装置との間に挟まって商品詰まりを起こさないように、一方のセグメント集合体に使用されているのと同形状のボトムセグメントを配置することで、商品詰まりなく落下安定性を維持することができる。
請求項10に記載の発明は、箱状の本体部を有し、当該本体部内に請求項1からのいずれか一項に記載の商品収納コラムを備えていることを特徴とする自動販売機である。
本発明の自動販売機では、上記各請求項のいずれかに記載の商品収納コラムを備えたものであるため、商品収納コラムへの商品の投入や、商品収納コラムから商品を払い出すことでフラッパーが作動しても、フラッパーや商品案内板に過度に大きな応力が作用しない。そのため、本発明によれば、長期間にわたって使用し続けてもフラッパーや商品案内板の損傷や変形等の不具合が発生しにくい自動販売機を提供することができる。
また、本発明の自動販売機は、上記各請求項のいずれかに記載の商品収納コラムを備えたものであるため、商品案内板やフラッパーの取り付け構造が簡素であり、容易に組み立てることができる。さらに、本発明の自動販売機では、上記各請求項のいずれかに記載の商品収納コラムを採用しており、従来技術の商品収納コラムを採用した場合よりも商品の収容能力を高めることができる。従って、本発明によれば、商品の収容能力が高い自動販売機を提供することができる。
(実施の形態1)
続いて、本発明の一実施の形態にかかる自動販売機1およびこれに採用される商品収納コラム10について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明では、特に断りのない限り上下方向、幅方向、奥行き方向等の位置関係については、自動販売機1やこれに組み込まれる商品収納コラム10の通常の設置状態を基準として説明する。
自動販売機1は、図1に示すように断熱性を有する箱状の本体部2の内部に複数の商品収納コラム10(以下、単にコラム10と称す)や、図示しない商品払い出し装置、制御装置等を内蔵した構成とされている。
コラム10は、図3から図5等に示すように2枚の側板11(第1の側板)と側板12(第2の側板)との間に多数の商品案内板13やフラッパー14を側板11,12の長手方向、すなわちコラム10の設置状態において上下方向に並ぶように取り付けることにより、内部にいわゆるサーペンタイン形式の商品案内通路15を形成したものである。
さらに詳細に説明すると、側板11,12は、図2(a)に示すように平面視がほぼ矩形の金属板によって構成されており、多数の装着孔17を有する。装着孔17は、図2(b)に示すように歪な形状とされている。さらに具体的には、装着孔17は、略円形の開口と縦長の長孔状の開口とが連続したような外観の孔であり、軸挿通部17aと軸係合部17bとに大別される。軸挿通部17aは、開口径Dの略円形の開口である。また、軸係合部17bは、軸挿通部17aの下端側の位置において連続し、下方に向けて伸びた長孔状の開口であり、その開口幅dは、軸挿通部17aの開口径Dよりも小さい。
また、側板11に設けられる装着孔17(以下、必要に応じて装着孔17xと称す)は、側板12に設けられる装着孔17(以下、必要に応じて装着孔17yと称す)よりも一回り大きく形成されている。さらに具体的には、側板11に設けられた装着孔17xを構成する軸挿通部17aの開口径をD1、側板12に設けられた装着孔17yを構成する軸挿通部17aの開口径をD2とした場合、開口径D1は開口径D2よりも大きい。開口径D1は、後に詳述する軸体16(図12参照)のフランジ部16bが通過可能な大きさとされており、開口径D2は、軸体16の軸本体部16aが通過可能な大きさとされている。
また、装着孔17xを構成する軸係合部17bの開口幅をd1、装着孔17yを構成する軸係合部17bの開口幅をd2とした場合、開口幅d1は開口幅d2よりも大きい。開口幅d1は、後に詳述する軸体16の軸本体部16aが通過可能な大きさとされている。また、開口幅d2は、軸体16の軸本体部16aの外径よりも小さい。
図2(a)に示すように、装着孔17は、側板11,12の長手方向に沿って想定される仮想線M1,M2を基準としてほぼ一列に並ぶように設けられている。仮想線M1,M2の間隔x4は、コラム10に形成される商品案内通路15の奥行きに合わせて調整されている。
仮想線M1に沿って形成された装着孔17は、仮想線M2に沿って形成された装着孔17に対して側板11,12の長手方向に長さx5だけずれた位置に設けられている。さらに具体的には、図2(a)に示すように、装着孔17の軸挿通部17aが上方を向く姿勢を基準とした場合、仮想線M1に沿って形成された装着孔17は、仮想線M2に沿って形成された装着孔17に対して長さx5だけ上方にずれた位置に設けられている。本実施の形態において、長さx5は、上下に並ぶ軸挿通部17,17同士の間隔x6の約半分とされている。
図3や図4、図6等に示すように、商品案内板13は、略円弧型に湾曲した湾曲部13aを有する板状体によって構成されている。図4に示すように、商品案内板13は、側板11,12の幅方向一端側および他端側において上下方向に一列に並び、湾曲部13aの内周面13bが組み立て状態において商品案内通路15となる側に向くように取り付けられている。また、図4から図6に示すように、フラッパー14は、上下方向に並ぶ2枚の商品案内板13の連結部分を基端部として、上下に並ぶ商品案内板13,13の間、すなわち上方の商品案内板13を構成する湾曲部13aの下端部と、下方の商品案内板13を構成する湾曲部13aの上端部との間から先端側が商品案内通路15側に向けて突出するように支持されている。換言すれば、フラッパー14は、商品案内通路15を横断する向きに突出するように取り付けられている。
商品案内板13は、図9(b)に示すように、側面視した状態において略円弧形に湾曲した金属製の板体によって構成されている。商品案内板13は、コラム10への取り付け状態において上側となる部分に上軸挿通部20を有し、下端側となる部分に下軸挿通部21を有する。また、商品案内板13の下端部には、フラッパー当接部22(当接部)が設けられている。
上軸挿通部20は、商品案内板13の上端側に設けられた3つの上カール部20a,20b,20c(軸挿通孔)からなる。上カール部20a,20b,20cは、それぞれ商品案内板13の上端側の部分を切り欠いて形成された片状の部分を湾曲部13aの内周面13b側から外周面13c側に湾曲させて形成された中空の部分であり、内側に後に詳述する軸体16を挿通することができる。上カール部20a,20cは、それぞれ商品案内板13の幅方向(図9(a)において左右方向)の両端部よりも少し中心側にずれた位置に設けられている。また、上カール部20bは、商品案内板13の幅方向中央付近に設けられている。
同様に、下軸挿通部21は、商品案内板13の下端側に設けられた3つの下カール部21a,21b,21c(軸挿通孔)からなる。下カール部21a,21b,21cは、上記した上カール部20a〜20cと同様に、商品案内板13の下端側の部分を切り欠いて形成された片状の部分を内周面13b側から外周面13c側に向けて湾曲させた中空の部分であり、軸体16の軸本体部16aを挿通することができる。下カール部21a,21cは、それぞれ商品案内板13の幅方向両端部に設けられており、下カール部21bは、商品案内板13の幅方向中央付近に設けられている。また、下軸挿通部21のうち、下カール部21a,21cが設けられた部分には、貫通孔23,23が設けられている。
さらに詳細には、図9(a)に示すように、商品案内板13の幅方向の一端側(図示状態では左端側)から少し中心側にずれた位置を通り、商品案内板13の幅方向に対して略垂直な仮想線L1を境として、商品案内板13の幅方向の一端(左端)側に下カール部21aが設けられており、仮想線L1を境として商品案内板13の幅方向中心側、すなわち下カール部21aよりも右側の領域に上カール部20aが設けられている。また、商品案内板13の幅方向の他端側(図示状態では右端側)から少し中心側にずれた位置を通り、商品案内板13の幅方向に対して略垂直な仮想線L2を境として、商品案内板13の幅方向の一端(右端)側に下カール部21cが設けられており、仮想線L2を境として商品案内板13の幅方向中心側に上カール部20cが設けられている。また、商品案内板13の幅方向略中央を通り、商品案内板13の幅方向に対して略垂直な仮想線L3を境として右端の領域に下カール部21bが設けられており、仮想線L3を境として左側の領域に上カール部20bが設けられている。
上カール部20a〜20cおよび下カール部21a〜21cの開口形状(断面形状)は、それぞれ正確な円形ではなく、やや歪な形状とされている。さらに詳細に説明すると、上カール部20a〜20cは、図8(a)において二点鎖線で示す境界線で囲まれた円形の領域X1を有するが、この領域X1の境界線が商品案内板13の外周面13cに接することなく、さらに外周面13cよりも外側(図8において左側)に外れており、その分上カール部20a〜20cの開口領域の形状が歪な形状となっている。換言すれば、上カール部20a〜20cは、円形の領域X1を含んでいるが、この領域X1と商品案内板13の外周面13cとの間に非円形の領域Y1が存在しており、その分領域X1の中心C1と商品案内板13の外周面13cとの距離e1が領域X1の半径d1よりも大きくなっている。
また、上カール部20a〜20cは、上記した円形の領域X1と、非円形の領域Y1との境界部分B1が、上カール部20a〜20cの内径側に向けてややくびれた形状とされている。すなわち、上カール部20a〜20cは、領域X1と領域Y1とがなだらかに繋がっている訳ではなく、領域X1,Y1の境界部分B1がわずかに上カール部20a〜20cの内側に向けてへこんで段状となっている。
同様に、下カール部21a〜21cは、図8(b)において二点鎖線で示す境界線で囲まれた円形の領域X2を有する。領域X2の境界線は、商品案内板13の外周面13cに接しておらず、外周面13cよりも外側に外れており、下カール部21a〜21cの開口形状が歪になっている。すなわち、下カール部21a〜21cは、円形の領域X2含んでいるが、この領域X2と商品案内板13の外周面13cとの間に非円形の領域Y2が存在しており、その分領域X2の中心C2と商品案内板13の外周面13cとの距離e2が領域X2の半径d2よりも大きくなっている。また、下カール部21a〜21cについても、円形の領域X2と、非円形の領域Y2との境界部分B2が、下カール部21a〜21cの内径側に向けてややくびれた形状とされている。下カール部21a〜21cは、境界部分B2がわずかに下カール部21a〜21cの内側にへこんで段状となっている。
上記した領域X1,X2の中心C1,C2および商品案内板13の外周面13cの距離e1,e2と、領域X1,X2の半径d1,d2との差は、常時(待機時)においてフラッパー14と商品案内板13の下端部に設けられたフラッパー当接部22とが当接することにより当該部位に作用する応力を考慮し、最小限に抑制されている。すなわち、待機状態において、フラッパー14とフラッパー当接部22とが当接することにより、フラッパー14等が損傷したり、フラッパー14の姿勢が不安定にならないよう、前記した距離e1,e2と半径d1,d2との差が調整されており、本実施の形態では1mm〜5mmの範囲内で調整されている。
図9(c)や図10(b)に示すように、下軸挿通部21のうち、下カール部21a,21cが設けられた部分には、下カール部21a,21cの内周側と連通した貫通孔23,23が設けられている。貫通孔23は、下カール部21a,21cが設けられた部分のうち、商品案内板13の外周面13c側に露出した位置に設けられており、下カール部21a,21cの径方向に貫通した孔によって構成されている。
図9(c),(d)等に示すように、貫通孔23は、正面視した状態において四角形あるいは菱形状となるように開口している。さらに詳細には、貫通孔23は、商品案内板13の幅方向、すなわち下カール部21a〜21cにおいて軸体16が挿通される方向に伸びる対角線U1と、下カール部21a〜21cの周方向に伸びる対角線U2とを有する四角形あるいは菱形状の開口形状となっている。
フラッパー当接部22は、図9や図8(b)、図10(b)に示すように、商品案内板13の下端側であって、上記した下カール部21a,21b間および下カール部21b,21c間に相当する部分を商品案内板13の内周面13b側から外周面13c側に向けて折り返した部分である。フラッパー当接部22は、図8(b)に示すように、断面形状が略V字型となるように折り返されている。フラッパー当接部22の折り曲げ部分Hは、下方に向けて鋭角となっている。また、図8(b)に示すように、折り曲げ部分H、すなわち湾曲部13aの下端部分と、湾曲部13aの外周面13c側に折り返された部分(折り返し部分13d)との境界に形成される稜線部分を通過する鉛直線Vを想定した場合、上記した領域X2の外延を形成する境界線(二点鎖線で図示)は、鉛直線Vから商品案内板13の外周面13c側、すなわち商品案内板13をコラム10に組み込んだ際に、商品案内通路15の外側となる方向に外れた位置にある。
図11に示すように、フラッパー14は、湾曲した板体によって主要部が構成されている。フラッパー14は、コラム10を組み立てた状態において、図5や図6に示すように片持ち状に支持されるものであり、基端部側の位置から、これに対向する辺側に向かって厚み方向に湾曲した形状とされている。フラッパー14は、図5から図7に示すように組み立てた状態において基端側となる位置に支軸挿通部25を有する。支軸挿通部25には、上記した商品案内板13の上軸挿通部20や下軸挿通部21と同様にカール部25a,25b(軸挿通孔)を有する。カール部25a,25bは、上記した上カール部20a〜20cや下カール部21a〜21cとは異なり、開口形状がほぼ円形とされている。
上記した商品案内板13やフラッパー14は、図5や図6に示すように複数並べた状態で軸体16で連結され、集合体30となり、この状態で側板11,12に取り付けられている。すなわち、集合体30は、コラム10の設置状態において上下に並ぶ商品案内板13,13のうち、上方に位置する商品案内板13の下端部に設けられた下軸挿通部21の各下カール部21a〜21c、下方に位置する商品案内板13の上端側に設けられた上軸挿通部20の各上カール部20a〜20c、並びに、フラッパー14の基端側に設けられた支軸挿通部25のカール部25a,25bとに渡って図12に示すような1本の軸体16を挿通して組み立てられる。これにより、上下に隣接する商品案内板13,13が連結されると共に、これらの商品案内板13,13の間にフラッパー14が片持ち状に支持された状態となる。そして、このようにして集合体30として組み立てられたものを2つ準備すると共に、これらを構成する軸体16を側板11,12の仮想線M1,M2に沿って一列に並んで形成された装着孔17に係合させ、側板11,12間に軸支された状態とする。
さらに詳細に説明すると、コラム10の組み立てにあたり、側板11,12の仮想線M1,M2に沿って2組の集合体30,30が配され、側板11,12間に軸支される。仮想線M1に沿って配される集合体30と、仮想線M2に沿って配される集合体30は、フラッパー14の取り付け位置や軸体16の挿通方向以外は同一の構成である。以下、仮想線M1に沿って配される集合体30(必要に応じて集合体30aと称す)および仮想線M2に沿って配される集合体30(必要に応じて集合体30bと称す)の構造、並びに、集合体30の取り付け構造について詳細に説明する。
図9や図10に示すように、商品案内板13は、境界線L1を境として一方側の領域に下カール部21aを有し、他方側の領域に上カール部20aを有する。また同様に、商品案内板13は、境界線L2,L3を境として一方側に下カール部21b,21cを有し、他方側に上カール部20b,20cを有する。そのため、集合体30の組み立てに当たって上方に位置する商品案内板13の下端側と、下方に位置する商品案内板13の上端側とを位置合わせすると、図5や図6に示すように、上カール部20a〜20cと下カール部21a〜21cとが一列に並んだ状態となる。
図5に示すように、集合体30aを組み立てる場合は、フラッパー14の支軸挿通部25が、上側に配される商品案内板13の下カール部21bが設けられた部位と、下側に配される商品案内板13の上カール部20cが設けられた部位との間の位置に配される。また、図7に示すように、集合体30bを組み立てる場合は、フラッパー14の支軸挿通部25が、下側に配される商品案内板13の上カール部20aが設けられた部位と、上カール部20bが設けられた部位との間の位置に配される。これにより、フラッパー14のカール部25a,25bが、上記したようにして2枚並べて配置された商品案内板13,13の上カール部20a〜20cや下カール部21a〜21cとともに一列に並んだ状態となる。
上記したようにして2枚の商品案内板13,13およびフラッパー14が配されると、フラッパー14の支軸挿通部25においてカール部25a,25bが設けられた部分の間にバネ27が配される。バネ27は、フラッパー14の付勢手段として機能するものであり、いわゆるねじりコイルバネによって構成されている。バネ27は、鋼線(線状体)を円形に折り曲げて形成されたコイル部27aと、この両端につながる第1,2腕部27b,27cを有する。バネ27は、コイル部27aが上記した上カール部20a〜20cや下カール部21a〜21c、カール部25a,25bとほぼ一列に並ぶとともに、第1腕部27bが上側に配される商品案内板13の外周面13c側に、第2腕部27cがフラッパー14の裏側に当たるような位置関係となるように配される。
このように2枚の商品案内板13,13やフラッパー14、バネ27が配置されると、上側に配される商品案内板13の下カール部21a〜21c、下側に配される商品案内板13の上カール部20a〜20c、フラッパー14のカール部25a,25b、並びに、バネ27のコイル部27aにわたって軸体16が挿通される。
ここで、軸体16は、図12に示すように、筒状で直線的に伸びる中空の軸本体部16aを有し、軸本体部16aの一端側に軸本体部16aの径方向外側に向けて拡がったフランジ部16bを有する。軸本体部16aは、上記した商品案内板13aの幅、すなわち下端側に設けられた下軸挿通部21を構成する下カール部21aの端部から下カール部21cの端部に至る長さよりも少し長い程度とされている。
また、軸本体部16aのフランジ部16bが設けられている側の端部には、軸本体部16aを切り起こす等して形成された突出部16cが設けられている。突出部16cは、図12(c)に示すように、軸本体部16aの長手方向に沿って長さfにわたって伸びたものであり、平面視が略矩形の突起である。
突出部16cは、図9(e)等に示すように、上記した商品案内板13の下カール部21a,21cに設けられている貫通孔23にほぼぴったり収まる大きさとされている。さらに具体的には、突出部16cの長さfは、上記した商品案内板13の下カール部21a,21cに設けられている貫通孔23の開口幅、すなわち対角線U2の長さよりわずかに小さい程度である。そして、図9(e)に示すように貫通孔23に突出部16cを嵌め込んだ状態とすると、突出部16cの角部が貫通孔23の内周部分にほぼ当たった状態となる。そのため、突出部16cを貫通孔23に嵌め込むと、軸体16は、軸本体部16aの長手方向にも、周方向にも動けない状態となり、位置決めされた状態となる。
軸体16aの他端側、すなわちフランジ部16bや突出部16cが設けられているのとは反対側の端部には、切欠部16dが設けられている。切欠部16dは、突出部16cに対して軸本体部16aの周方向に反対側の位置、すなわち周方向に約180度程度ずれた位置に設けられている。切欠部16dは、図12(b)に示すように軸本体部16aの周方向、換言すれば軸本体部16aに対して交差(本実施の形態ではほぼ直交)する方向に伸びるスリット状の切り欠きである。
集合体30の組み立て構造の説明に戻ると、軸体16は、上記したようにして上カール部20a〜20c、下カール部21a〜21c、並びに、カール部25a,25bが並ぶように配置された2枚の商品案内板13,13およびフラッパー14に対して差し込まれる。側板11,12の仮想線M1を基準として一列に並ぶように配される集合体30aの組み立てに際しては、切欠部16dが設けられている側の端部を先頭として、カール部21c側から差し込まれる。また逆に、側板11,12の仮想線M2を基準として一列に並ぶように配される集合体30bの組み立てに際しては、切欠部16dが設けられている側の端部を先頭として、カール部21a側から差し込まれる。軸体16は、上カール部20a〜20cや、下カール部21a〜21c、カール部25a,25b、バネ27のコイル部27aに渡って順次差し込まれる。
また、軸体16は、図5から図7に示すように、集合体30を構成する商品案内板13のうち、コラム10への組み付け状態において最も下方側に配されるもの(以下、必要に応じて商品案内板13xと称す)の下カール部21a〜21cにも差し込まれる。
軸体16を差し込む際、軸体16は、軸本体部16aに設けられた突出部16cが、下軸挿通部21に設けられた貫通孔23と係合するように、位置合わせされる。すなわち、上記した集合体30aを形成する場合は、軸本体部16aに設けられた突出部16cが、下軸連通孔21cと連通した貫通孔23と係合可能なように位置合わせされる。また同様に、集合体30bを形成する場合は、突出部16cが、下カール部21aと連通した貫通孔23と係合可能なように位置合わせされる。換言すれば、集合体30(30a,30b)の組み立て状態において、軸体16は、軸本体部16aに設けられた突出部16cが商品案内板13の外周面13c側を向き、切欠部16dが内周面13b側を向く姿勢で挿通される。
軸体16を差し込むと、軸本体部16aに設けられた突出部16cが下カール部21cと連通した貫通孔23と係合する。これにより、軸体16が、軸本体部16aの長手方向に移動しようとしたり、周方向に回転しようとしても、突出部16cの角部が貫通孔23の周部に突き当たり、移動や回転が規制された状態となる。また、図5や図6に示すように、軸体16の先端側は、上カール部20aから突出し、外部に露出した状態となる。そのため、軸本体部16aの先端側に設けられた切欠部16dは、図5に示すように商品収納板13の内周面13b側に向けて開口した状態となる。
上記したようにして軸体16が差し込まれると、2枚の商品案内板13,13およびフラッパー14が軸体16で連結された状態になるとともに、バネ27が軸体16に装着された状態となる。このようにして、図5や図7等に示すように、複数枚(本実施の形態では4枚)の商品案内板13が軸体16で連結されるとともに、これらの連結部分にフラッパー14が装着された集合体30が形成される。
本実施の形態のコラム10は、上記したようにして形成された2組の集合体30(30a,30b)を準備し、これを2枚の側板11,12間に対向配置された状態となるように取り付けることにより形成される。以下、側板11,12に対する集合体30(30a,30b)の取り付け方法について説明する。
コラム10は、図13に示すような組立用治具50を用いて製造される。組立用治具50は、略矩形で平板状のベース部51に対して治具ピン52が立設されると共に、側板支持部材53が配置された構成とされている。治具ピン52は、図13に矢印で示すように、水平に配されたベース部51に対して、ベース部51の長手方向に自由にスライド可能な構成とされている。
治具ピン52は、ベース部51の長手方向に2本並び、ベース部51の短手方向にも2本並ぶように配置されている。各治具ピン52は、それぞれベース部51の長手方向一端側(図13では左下側)に偏在している。ベース部51の長手方向に並ぶ2本の治具ピン52,52の間隔x1は、上記した集合体30を構成する軸体16,16同士の間隔x2(図5、図6等参照)と略同一とされている。また、ベース部51の長手方向に並ぶ治具ピン52の列L1と、これに対してベース部51の短手方向にずれた位置においてベース部51の長手方向に並ぶもう一つの治具ピン52の列L2の間隔x3は、コラム10に形成される商品案内通路15の奥行きx4(図2、図4参照)にあわせて調整されている。
組立用治具50において、列L1を構成する治具ピン52と、列L2を構成する治具ピン52との位置関係は、側板11,12に設けられた装着孔17と同様にベース部51の長手方向にずれた状態とされている。すなわち、図2に示すように、側板11,12に設けられた装着孔17のうち、側板11,12の長手方向に沿って伸びる仮想線M1に沿って存在する装着孔17と、仮想線M1と略平行な仮想線M2に沿って存在する装着孔17とは、側板11,12の長手方向にx5だけずれた位置に存在する。組立用治具50では、図13に示すように、前記したような側板11,12における装着孔17の位置関係にあわせて、列L1を構成する治具ピン52が、列L2を構成する治具ピン52に対して、ベース部51の長手方向にx5だけずれた位置に設けられている。各治具ピン52は、上記したような位置関係を保ったまま、ベース部51に対して水平方向にスライドすることができる。
側板支持部材53は、図13に示すように外観が略直方体でブロック状の部材である。側板支持部材53は、ベース部51の長手方向略中央部付近に、その長手方向がベース部51の長手方向に向くように配されている。
上記したような組立用治具50が準備されると、図14に示すように、ベース部51に対して上方から側板11が配される。この際、側板11は、その長手方向がベース部51の長手方向に向き、各装着孔17の軸係合部17bがベース部51の治具ピン52が設けられている側(図14では左下側)に向く姿勢とされる。
側板11は、上記したような姿勢でベース部51上に配される。この際、図2(a)に示すように、軸挿通部17aが上方を向く姿勢を基準とした場合に、下端側に設けられた装着孔17の軸挿通部17aにベース部51に設けられた4本の治具ピン52が挿通される。すなわち、図14(a)に示すように、仮想線M1に沿って設けられた装着孔17のうち、下端側に存在する2つの装着孔17(17p,17q)の軸挿通部17aのそれぞれに、ベース部51上に配された列L1を構成する治具ピン52,52が挿通される。また、仮想線M2に沿って設けられた装着孔17のうち、下端側に存在する2つの装着孔17(17r,17s)の軸挿通部17aのそれぞれに、ベース部51上に配された列L2を構成する治具ピン52,52が挿通される。
上記したようにして側板11が配されると、図15に示すように、側板11がベース部51上に配された側板支持部材53の上に乗った状態となる。これにより、ベース部51の表面と側板11との間に、側板支持部材53の厚みに相当する隙間が形成される。また、側板11がセットされると、側板11に設けられた装着孔17p〜17sから側板11に対して略垂直上方に4本の治具ピン52が突出した状態となる。
ベース部51に対する側板11のセットが完了すると、図16に示すように、上記した方法で商品案内板13やフラッパー14を軸体16で連結して作成された2組の集合体30(30a,30b)が、側板11に対して取り付けられる。さらに具体的には、集合体30a,30bは、図15に示すように、それぞれ商品案内板13の内周面13bが側板11の中心側を向き、軸体16のフランジ部16bが側板11側を向く姿勢とされる。すなわち、図15に示すように組立用治具50のベース部51および側板11を略水平に配する場合、集合体30a,30bはそれぞれ軸体16のフランジ部16b側が下方を向く姿勢とされる。
また、側板11に取り付けられる2つ(一対)の集合体30a,30bのうちの一方の集合体30は、仮想線M1に沿って伸びるように配され、他方の集合体30は、仮想線M2に沿って伸びるように配される。この際、仮想線M1に沿って配される集合体30aを構成する商品案内板13の内周面13bと、仮想線M2に沿って配される集合体30bを構成する商品案内板13の内周面13bとが互いに組み立て状態において商品案内通路15となる側に向くように配される。換言すれば、各集合体30a,30bは、それぞれフラッパー14が互いに他方側の集合体30に向けて突出した姿勢、すなわち集合体30a,30b間に形成された領域内に向けて突出した姿勢として配される。
上記したようにして集合体30を側板11上に配置する際は、集合体30を構成する商品案内板13のうち、コラム10において下端側に配される商品案内板13xの下軸挿通部21に装着された軸体16、並びに、商品案内板13xとこれに対して上方に隣接する商品案内板13yとの境界部分に装着された軸体16に対して組立用治具50の治具ピン52が差し込まれる。すなわち、側板11上に想定される仮想線M1に沿って並ぶ2本の治具ピン52が、仮想線M1に沿って配される集合体30の下端側にある2本の軸体16,16に、フランジ部16b側から差し込まれる。また同様に、仮想線M2に沿って並ぶ2本の治具ピン52は、仮想線M2に沿って配される集合体30の下端側にある2本の軸体16,16に、フランジ部16b側から差し込まれる。
図16に示すように一対の集合体30,30が側板11上にセットされると、図17(a),(b)に示すように、集合体30,30を構成する各軸体16のフランジ部16bが側板11に設けられた装着孔17の軸挿通部17aを通過し、組立用治具50のベース部51の表面と側板11との間に形成された隙間側に向けて突出した状態になる。この際、集合体30の下端側にある2本の軸体16には、図17(a)に示すように治具ピン52が挿通された状態となる。
上記したようにして、集合体30a,30bが側板11に対して略垂直に立設された状態でセットされると、図18に示す状態においてこの集合体30a,30bの上方、すなわち集合体30a,30bを構成する軸体16の切欠部16dが設けられた側の端部側に側板12が配される。この際、側板12についても、側板11と同様に、コラム10として組み立てた際に上方側となる方(図18において右上側)に装着孔17の軸挿通部17aが向き、下方側となる方(図18において左下側)に軸係合部17bが向くように向きが調整される。また、側板12は、仮想線M1に沿って並ぶ装着孔17が側板11側において仮想線M1に沿って並ぶ装着孔17と対向し、仮想線M2に沿って並ぶ装着孔17が側板11側において仮想線M2に沿って並ぶ装着孔17と対向するように向きが調整される。そして、図18や図19に示すように、集合体30,30を構成する軸体16の先端側(切欠部16d側)が側板12に設けられた各装着孔17の軸挿通部17aに挿通され、集合体30a,30bの幅方向一端側に側板12が乗った状態となる。
側板12が上記したようにしてセットされると、ベース部51側に配された側板11とこれに対して対向配置された側板12との間に、一対の集合体30a,30bが対向配置された状態になる。この状態において、図18に矢印Aで示すように、組立用治具50の治具ピン52を側板11,12に設けられた装着孔17の軸挿通部17a側から軸係合部17b側に向けて水平にスライドさせると、これに連動して集合体30,30が側板11,12の長手方向にスライドし、各軸体16が軸係合部17b側に移動する。また、これに伴い、各軸体16の先端側に設けられた切欠部16dが軸係合部17bに係合した状態になる。
さらに詳細に説明すると、上記したようにして治具ピン52のスライドに伴い、軸体16が側板11,12に対して相対移動すると、図19に示すように、軸体16の先端側が軸挿通部17a側から軸係合部17b側に移動する。ここで、上記したように、軸体16は、突出部16cと商品案内板13の下カール部21aや下カール部21cに設けられた貫通孔23との嵌合構造によって回転が阻止され、スリット状の切欠部16dが、商品案内板13の内周面13b側、すなわち組み立て状態において商品案内通路15となる側に向いている。
また、側板12側に設けられた装着孔17は、軸挿通部17aの開口径D2が軸体16の軸本体部16aの外径よりも大きいが、軸係合部17bの開口幅d2は、軸本体部16aの外径よりも小さくなっている。一方、軸体16は、先端側に設けられたスリット状の切欠部16dがコラム10の組み立て状態において商品案内通路15側を向く姿勢となっている。そのため、切欠部16dの終端部分を繋ぐ仮想線J1や、これに対して平行な軸本体部16aの接線J2は、装着孔17を構成する軸係合部17bの長手方向に沿う方向、すなわち軸体16のスライド方向に伸びている。また、前記した仮想線J1,J2の間隔jは、側板12に設けられた装着孔17を構成する軸係合部17bの開口幅d2以下とされている。そのため、上記したようにして各軸体16の先端部分を側板12の軸挿通部17aに挿通した後、これを軸係合部17b側にスライドさせると、軸本体部16aの基端側(フランジ部16b側)の部分が側板11に設けられた装着孔17の軸係合部17b内に移動すると共に、図19(b)に示すように軸本体部16aの先端部分に設けられた切欠部16dに側板12が挟み込まれた状態となる。これにより、軸体16が、側板12と係合した状態となり、軸本体部16aの長手方向へ移動できない状態となる。
治具ピン52のスライドに伴い軸体16が軸係合部17b側に係合した状態になると、図20に示すように、集合体30を構成する各商品案内板13のうち、コラム10の組立状体において上端側(図20において右下側)に位置する商品案内板13(図5や図6の商品案内板13zに相当)の上端部分を固定すべく、側板11,12に設けられた軸挿通孔18に対して固定軸55が側板12の上方側から差し込まれる。固定軸55は、商品案内板13zの上軸挿通部20を構成する上カール部20a〜20cに渡って挿通され、側板11側に設けられた軸挿通孔18に至るように挿通される。これにより、集合体30,30は、上端側が固定軸55によって固定された状態となる。これにより、コラム10の組み立てが完了する。
上記したようにして組み立てたコラム10は、図3に示すように立設した状態で使用される。コラム10は、商品の投入時や払い出し時に、商品案内通路15内において上方から商品が通過し、これに伴ってフラッパー14が動作する。コラム10は、上記したように商品案内板13の連結用の軸とフラッパー14の支持用の軸として軸体16を共用したものであり、フラッパー14の動作に伴ってフラッパー14や軸体16が所定の動作をし、商品案内板13やフラッパー14に作用する応力が緩和されている。以下、コラム10の動作について、フラッパー14や軸体16の動作を中心として説明する。
コラム10は、商品案内通路15内に缶や瓶、ペットボトル等に封入された商品を投入したり、これらの商品を商品案内通路15から払い出す際に、商品案内通路15内を商品が落下すると、この商品が片持ち状に支持されているフラッパー14に当たる。これにより、フラッパー14は、先端側が下方に向けて傾斜する。
ここで、図21(a)に示すように、上下方向に並ぶ商品案内板13,13を連結し、フラッパー14の基端部を支持している軸体16は、図21(b)に示すように下カール部21a〜21cおよび上カール部20a〜20cの領域X1,X2側、すなわちフラッパー当接部22の先端に相当する折り曲げ部分Hを通る鉛直線Vよりも商品案内通路15の外側に外れた位置に存在している。すなわち、フラッパー14は、鉛直線Vよりも商品案内通路15の外側に外れた位置にある軸体16の軸心Gを中心として回動する。
フラッパー14は、図21(a)に矢印Fで示すような下方に向かう方向への応力が解除されると、フラッパー14の裏側に設けられたバネ27の第2腕部27cから上方に向かう方向への反力を受ける。これにより、フラッパー14は、軸心Gを中心として回動し、やがてフラッパー14を軸支している軸体16に対して上方に位置する商品案内板13の湾曲部13aの下端部に設けられたフラッパー当接部22に突き当たる。これにより、図21(a)に示すように、フラッパー14が元の姿勢に戻る。
本実施の形態のコラム10では、商品案内板13やフラッパー14を軸支している軸体16が商品案内板13の湾曲部13aの下端部を通る鉛直線Vよりも商品案内通路15の外側に偏在しており、その分フラッパー14と商品案内板13の下端部に設けられたフラッパー当接部22とが当接する部位(折り曲げ部分H)と、軸体16の軸心Gとの距離、すなわちH−G間の距離が長くなる。そのため、フラッパー14の作動に伴い、フラッパー14がバネ27によって上方に向けて付勢され、フラッパー14がフラッパー当接部22に当接しても、フラッパー14やフラッパー当接部22にはさほど大きな応力が作用しない。従って、本実施の形態のコラム10は、商品案内板13やフラッパー14が変形したり損傷するといったような不具合が起こりにくい。
また、本実施の形態の商品案内コラム10は、軸体16の軸心Gが商品案内通路15から離れた位置にあるため、待機状態、すなわちフラッパー14と商品案内板13の下端部に設けられたフラッパー当接部22の折り曲げ部分Hとが当接した状態においても、フラッパー14に対して上向きに過度に大きな応力が作用しない。そのため、本発明の商品案内コラム10は、待機時におけるフラッパー14の姿勢が安定している。
本実施の形態の商品案内コラム10は、待機状態におけるフラッパー14の姿勢が安定しているため、商品案内通路15を商品が通過する際に、フラッパー14に対して商品がほぼ同じ姿勢で接触する。そのため、本実施の形態の商品案内コラム10は、商品案内通路15を商品が通過する際に、フラッパー14に商品が予期せぬ姿勢で衝突して、商品が不適切な姿勢になったり、商品案内通路15内に商品が詰まるといったような不具合が起こりにくい。
上記したように、本実施の形態のコラム10において採用されている商品案内板13は、下端側を鋭角に折り曲げて形成されたフラッパー当接部22を有し、フラッパー14がこのフラッパー当接部22の稜線部分に当接する構成とされている。そのため、本実施の形態のコラム10は、フラッパー14の作動に伴って商品案内板13の下端部に応力が作用しても、商品案内板13の下端部が損傷を受けにくい。
本実施の形態のコラム10では、上下方向に並べて配された商品案内板13やフラッパー14が同一の軸体16によって側板11,12に対して軸支されている。そのため、本実施の形態のコラム10は、組み立てに際して従来技術のもののように商品案内板13やフラッパー14の取り付けに多数の軸体を必要としない。よって、本実施の形態で説明した製造方法によれば、容易かつ安価に製造可能なコラム10を提供することができる。
本実施の形態のコラム10では、商品案内板13を軸支しているものと同一の軸体16によってフラッパー14を軸支することができる。そのため、本実施の形態のコラム10は、従来技術のコラムのように、フラッパー14を軸支するための軸体を別途商品案内通路の外側に外れた位置に設ける必要がなく、その分デッドスペースの発生を抑制することができる。従って、本実施の形態のコラム10のような構成とすれば、商品の収容能力を向上させることができる。
図4に示すように、上記したコラム10は、商品案内板13を構成する湾曲部13aの内周面13bを有し、上側に配置される商品案内板13の内周面13bと、下側に配される商品案内板13の内周面13bとが上下方向に連なっている。すなわち、コラム10は、上下に並ぶ商品案内板13,13を同一の軸体16で連結したものである。そのため、コラム10は、図31に示す従来技術の商品収納コラムのように、上方に位置する商品案内板101の下端部を支持する軸体103と、下方に位置する商品案内板101の上端部を支持する軸体103との間に形成される隙間110が存在しない。
さらに具体的には、図5から図7に示すように、コラム10において、上側の商品案内板13は、下カール部21a〜21cが設けられている部分において、下側の商品案内板13を構成する湾曲部13aの上端部分に連なっている。また、下側の商品案内板13の上カール部20a〜20cが設けられている部分において、上側の商品案内板13を構成する湾曲部13aの下端部分に連なっている。また、上側の商品案内板13の下端側において下カール部21a〜21cが設けられた部分を除く部位や、下側の商品案内板13の上端側において上カール部20a〜20cが設けられた部分を除く部位については、両者の間に軸体16が存在しており、これを介して商品案内板13,13が上下方向に連なっている。そのため、上下に並ぶ商品案内板13,13の間には、取り付け等に要するわずかなクリアランスを除いて実質的に隙間が存在していない。
ここで、図31に示す従来技術の商品収納コラムのように、上下に並ぶ商品案内板101,101の間に隙間110が存在している場合、商品案内通路105を通過する商品がこの隙間110に引っかかったり、これにより商品の転がり姿勢が変わってしまう可能性がある。しかし、上記したように、本実施の形態のコラム10では、上下に並ぶ商品案内板13,13の間には実質的に隙間がない。そのため、コラム10では、商品案内通路15内を商品が上下方向に通過する際に、商品が商品案内板101,101の間の部分で引っかかったり、当該部分において商品の転がり姿勢が変わってしまうといったような不具合が起こらない。
上記実施の形態では、説明の簡略化のために、例えば図3や図4等に示すように、側板11,12に対して一対の集合体30a,30bを取り付け、商品案内通路15を一つ形成した構成を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、商品案内コラム10は、例えば図22に示すように、側板11,12の幅方向に、集合体30a,30bに相当するものを複数組(図22では2組)取り付け、商品案内通路15を複数設けた構成としてもよい。
上記したように、本実施の形態の商品案内コラム10では、商品案内板13およびフラッパー14を軸支するために軸体16を共用した構成を採用しており、従来技術のものに比べて商品案内通路15の外側に存在する軸体16の数が少ない。そのため、図22のように複数組の集合体30a,30bを並べて商品案内通路15を複数配する場合であっても、隣接する商品案内通路15,15間のスペースを最小限に抑制することができる。従って、上記した構成によれば、図22に示すように商品案内通路15,15を高密度に配置でき、商品の収容効率の高いコラム10を提供することができる。
なお、上記実施の形態では、上下に並ぶ2枚の商品案内板13,13およびフラッパー14を繋ぐ軸体16が単一である構成を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、商品案内板13,13やフラッパー14が複数の軸体で軸支された構成とすることも可能である。すなわち、上記した軸体16に代わって、例えば断面形が小さな軸体を複数、軸体16と同様の位置に挿通して軸支した構成としてもよい。
また、上記実施の形態で示した製造方法では、コラム10の組み立てに際して組立用治具50の治具ピン52を下端側の商品案内板13xの下端部に挿通された軸体16、並びに、商品案内板13xの上端部と商品案内板13yの下端部とを連結する軸体16に挿通し、他の軸体16には治具ピン52は挿通されない。そのため、治具ピン52が挿通されない位置にある軸体16については、上記したような中空のものに代わって中実のものを採用してもよい。
また、上記実施の形態において採用されていた軸体16は、一端側のみにフランジ部16bを有するものであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、組み立て状態において両端にフランジ部16bに相当するものを有する構成としてもよい。さらに具体的には、例えば上記した軸体16と同様に一端にフランジ部16bを有する軸体を準備し、これを用いて側板11,12間に商品案内板13等を軸支したのち、軸体の先端側にスリット等を設け、先端部分を径方向外側に広げてフランジ部と同様のものを形成する構成としてもよい。
上記実施の形態で示した製造方法で採用した組立用治具50では、各集合体30(30a,30b)毎に治具ピン52を2本ずつ割り当て、これらを集合体30の下端側に配された商品案内板13xの下端部に挿通された軸体16、並びに、商品案内板13xの上端部と商品案内板13yの下端部とを連結する軸体16に挿通する構成である。すなわち、上記した製造方法では、集合体30の下端側に配される商品案内板13xの上端側および下端側に挿通された軸体16に治具ピン52を挿通すると共に、この治具ピン52をスライドさせることによって集合体30全体をスライドさせ、各軸体16を側板11,12に設けられた装着孔17に係合させる方法が採用されている。
ここで、集合体30において最も下端側に配される商品案内板30xは、仮に集合体30を構成する商品案内板13の数量が上記実施の形態に示したものよりも増減したとしても必ず存在するものである。そのため、上記したように、商品案内板30xの上下に挿通された軸体16に治具ピン52を挿通し、これをスライドさせることとすれば、仮に集合体30を構成する商品案内板13の数量、すなわち商品案内板13の連結数がコラム10の大きさに合わせて変動しても、同一の組立用治具50を用いてコラム10を組み立てることができる。従って、上記実施の形態で示した製造方法は、コラム10の大きさ、すなわち商品案内板13の連結数によらず、同一の組立用治具50でコラム10を組み立て可能であり、汎用性に優れている。
本実施の形態のコラム10では、フラッパー14を付勢する手段としてねじりコイルバネからなるバネ27を採用しており、これのコイル部27aに商品案内板13やフラッパー14を軸支するために挿通された軸体16を挿通した構成とされている。また、バネ27の第1腕部27bがフラッパー14の裏面側に当接し、第2腕部27cが上方に位置する商品案内板13の外周面13c側に当接する構成とされている。そのため、本実施の形態のコラム10は、フラッパー14の付勢手段たるねじりコイルバネを設置するために別途、軸体16等の部材を設ける必要がない。従って、本実施の形態によれば、装置構成が簡略で製造容易なコラム10を提供することができる。
上記実施の形態では、バネ27の第2腕部27cを商品案内板13の外周面13cに当接可能な位置に配する構成を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば側板11,12等に当接可能な構成としてもよい。また、バネ27の第1,2腕部27b,27cは、フラッパー14や、商品案内板13、側板11,12に対して直接的に当接するものであっても、パッド等の他部材を介して間接的に当接するものであってもよい。
側板11,12に装着孔17が設けられており、装着孔17は、軸体16のフランジ部16bを挿通可能な軸挿通部17aと、軸本体部16aが係合可能な軸係合部17bとが連通した構成とされている。そのため、コラム10は、商品案内板13やフラッパー14を軸体16で一体化して集合体30とした状態において、この軸体16の端部に設けられたフランジ部16bを側板11,12に設けられた装着孔17の軸挿通部17aに挿通し、その後軸体16を軸係合部17b側にスライドさせて係合させるだけで集合体30を側板11,12に対して取り付けることができる。また、メンテナンス等の何らかの理由で集合体30を側板11,12から取り外す場合は、軸係合部17bに係合している軸体16を軸挿通部17a側にスライドさせることにより、集合体30を取り外すことができ、必要に応じて商品案内板13やフラッパー14に分解することもできる。そのため、コラム10は、商品案内板13やフラッパー14の取り付けや取り外しを容易に実施することができる。
また、本実施の形態のコラム10では、側板11,12が、装着孔17を構成する軸挿通部17aが上方に向き、軸係合部17bが下方に向くように設けられている。そのため、コラム10は、装着孔17内における軸体16の係合具合や、商品案内通路15を商品が通過する際の振動等の影響を受けても、対向配置された集合体30a,30bの商品案内板13同士の間隔が増減せず、ほぼ一定に維持される。
なお、商品案内通路15の奥行きを一定に保つという観点からすれば好ましくないが、商品案内通路15の奥行きが多少変動してもよい場合は、装着孔17を側板11,12の幅方向、すなわちコラム10の奥行き方向に軸挿通部17aと軸係合部17bとが並んだ構成としてもよい。かかる構成とした場合は、集合体30の取り付け時に軸体16のフランジ部16bを軸挿通部17aに挿通した状態で、集合体30を側板11,12の幅方向にスライドさせることにより、集合体30を側板11,12間に軸支させることができる。
本実施の形態で示した自動販売機1は、上記した構成のコラム10を内蔵したものであるため、容易かつ安価に製造することができる。
本実施の形態のコラム10の製造方法では、複数の商品案内板13やフラッパー14を軸体16で一体化して集合体30とし、この状態で側板11,12に対して一括して取り付ける。本実施の形態で例示した製造方法によれば、側板11,12に対する商品案内板13やフラッパー14の取り付け作業を容易かつ迅速に実施することができる。
本実施の形態のコラム10の製造方法では、軸体16に突出部16cが設けられており、商品案内板13やフラッパー14を軸体16で連結して一体化して集合体30とする際に、軸体16に設けられた突出部16cが商品案内板13の下カール部21aや下カール部21cに設けられた貫通孔23に係合する。そのため、集合体30を形成する際に、軸体16の端部に設けられたスリット状の切欠部16dが所定の方向に向いて開口した状態とすることができる。従って、本実施の形態のコラム10の製造方法によれば、軸体16の端部に設けられた切欠部16dに装着孔17を構成する軸係合部17bの周縁部分を係合させることができ、商品案内板13やフラッパー14を容易かつ確実に所定の姿勢で取り付けることができる。
なお、上記実施の形態では、軸体16に設けられた突出部16cを商品案内板13の下軸挿通部21に設けられた貫通孔23に係合させる構成を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、貫通孔23と同様の切欠等を商品案内板13の他の部位等に設け、これに突出部16cを係合させる構成としてもよい。
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明するが、先に説明した実施の形態1と同一構成については同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
図23は商品収納棚3の斜視図である。商品収納棚3は図のように一対の2枚の側板60(第1側板)と側板61(第2側板)との間に上下方向に蛇行状に延びる商品通路62を奥行方向に複数列並べて配置している。本実施の形態の場合、第1商品通路62aが手前側、第2商品通路62bが奥側の通路として、側板60、61の間に隣り合って構成されている。
第1商品通路62aと第2商品通路62bは上下方向に延びる1つの両面セグメント63で仕切られている。また第1商品通路62aは両面セグメント63と、この両面セグメント63に対向して配置した第1セグメント集合体64によって蛇行状に形成されている。一方、第2商品通路62bは両面セグメント63と対向する第2セグメント集合体65によって蛇行状に形成されている。
また第1セグメント集合体64は湾曲形状の第1セグメント単位部66が上下に複数連結されて形成されている。第2セグメント集合体65も第1セグメント集合体64と同様に第2セグメント単位部67が複数連結されて形成されている。
図24(a)は第1側板60、第2側板61の正面図、図24(b)は第1側板60の装着孔拡大図、図24(c)は第2側板の装着孔の拡大図である。
側板60,61は、図24(a)に示すように平面視がほぼ矩形の金属板によって構成されており、側板60,61の上方に略円形状の挿通孔68があけられ、その下方にそれぞれ多数の装着孔69を有する。装着孔69は、図24(b)に示すように歪な形状とされている。さらに具体的には、装着孔69は、略円形の開口と縦長の長孔状の開口とが連続したような外観の孔であり、軸挿通部69aと軸係合部69bとに大別される。軸挿通部69aは、開口径Dの略円形の開口である。また、軸係合部69bは、軸挿通部69aの下端側の位置において連続し、下方に向けて伸びた長孔状の開口であり、その開口幅dは、軸挿通部69aの開口径Dよりも小さい。
また、第1側板60に設けられる装着孔(以下、必要に応じて装着孔69xと称す)は、第2側板61に設けられる装着孔69(以下、必要に応じて装着孔69yと称す)よりも一回り大きく形成されている。さらに具体的には、第1側板60に設けられた装着孔69xを構成する軸挿通部69aの開口径をD1、第2側板61に設けられた装着孔69yを構成する軸挿通部69aの開口径をD2とした場合、開口径D1は開口径D2よりも大きい。開口径D1は、後に詳述する軸体16のフランジ部16bが通過可能な大きさとされており、開口径D2は、軸体16の軸本体部16aが通過可能な大きさとされている。
また、装着孔69xを構成する軸係合部69bの開口幅をd1、装着孔69yを構成する軸係合部69bの開口幅をd2とした場合、開口幅d1は開口幅d2よりも大きい。開口幅d1は、後に詳述する軸体16の軸本体部16aが通過可能な大きさとされている。また、開口幅d2は、軸体16の軸本体部16aの外径よりも小さい。
図24(a)に示すように、装着孔69は、側板60、61の長手方向に沿って想定される仮想線M1,M4を基準としてほぼ一列に並ぶように設けられている。仮想線M1とM2およびM3とM4の各間隔x4は、商品収納棚3に形成される商品通路62a,62bの奥行きに合わせて調整されている。
仮想線M1,M3に沿って形成された装着孔69は、仮想線M2,M4に沿って形成された装着孔69に対して側板60、61の長手方向に長さx5だけずれた位置に設けられている。さらに具体的には、図24(a)に示すように、装着孔69の軸挿通部69aが上方を向く姿勢を基準とした場合、仮想線M1,M3に沿って形成された装着孔69は、仮想線M2,M4に沿って形成された装着孔69に対して長さx5だけ上方にずれた位置に設けられている。本実施の形態において、長さx5は、上下に並ぶ軸挿通部69a同士の間隔x6の約半分とされている。
図25は図23のA−A断面図である。図のように第1商品通路62aは、第1セグメント集合体64が円弧状に湾曲した第1セグメント単位部66の上下端部に形成されたカール部66aを軸体16で軸支し上下に複数連結して構成されている。
そして第1セグメント集合体64に対向する両面セグメント63(両面セグメント単位部ともいう)は、上部に第2商品通路62bの通路面となる第1湾曲部63aと下部に第1商品通路62aの通路面となる第2湾曲部63bを一体で構成し、さらに第1湾曲部63aと第2湾曲部63bとの間を、第2商品通路62b側と第1商品通路63a側に互い違いに切り起こして中軸挿通部71を形成し、さらに第1湾曲部63aの上端部、すなわち両面セグメント63の上端部に上軸挿通部72、第2湾曲部63bの下端部、すなわち両面セグメント63の下端部に下軸挿通部73を一体で構成して1部品となっている。
そして両面セグメント集合体74は上記の両面セグメント63を上下に複数連結し、すなわち上方に配置される両面セグメント63の下軸挿通部73と、下方に配置される両面セグメント63の上軸挿通部72とを同一の軸体16に挿通することにより連結している。
そして図25のように、複数の第1セグメント単位部66は側板60,61の仮想線M1上に上下方向に1列で並び、図24で示した仮想線M1上の装着孔69に軸体16で固定し、また複数の両面セグメント63は仮想線M2上に上軸挿通部72と下軸挿通部73とを配置し、中軸挿通部71は仮想線M2よりも奥行側、すなわち第2商品通路62b側へずれた位置にある仮想線M3上に配置して、M2,M3上の装着孔69に軸体16を挿通してはめ合わせている。
このように配置して第1商品通路62aは蛇行状にされている。また第2商品通路62bも同様に、複数の第2セグメント単位部67は側板60、61の仮想線M4上に上下方向に1列で並び、仮想線M4上の装着孔69に軸体16で固定し、1枚の両面セグメント集合体74を商品通路間の仕切り板として蛇行形状に2つの商品通路を形成している。
また図26は両面セグメント63の拡大図である。図26のように両面セグメント63は中軸挿通部71を中心に、上部に第2商品通路62bの通路面を構成する円弧状の第1湾曲部63aと、第1湾曲部63aの上端部に第2商品通路62bの左右幅方向に部分的にカール状に加工した上軸挿通部72と、下部に第1商品通路62aの通路面を構成する円弧状の第2湾曲部63bと、第2湾曲部63bの下端部に第1商品通路62aの左右幅方向に部分的にカール状に加工した下軸挿通部73とを金属材料で一体成形している。
また中軸挿通部71は第1商品通路62aと第2商品通路62b側に互い違いに切り起こして半円弧状に形成されている。
次に商品案内通路3aの下部で第2商品通路62bの最上部に位置する第2トップセグメント75は、両面セグメント集合体74の最上部に位置する両面セグメント63の中軸挿通部71に第2トップセグメント75の下軸挿通部75aを同一の軸体16で軸支している。
またこの第2トップセグメント75は第1商品通路62aの第1セグメント集合体64の第1トップセグメント76と同部品である。
また、商品案内通路3aの下部で第1商品通路62aの最上部に位置する第1トップセグメント77は、両面セグメント集合体74の最上部に位置する両面セグメント63の上軸挿通部72に第1トップセグメント77の下軸挿通部77aを同一の軸体16で軸支している。
また第1トップセグメント77は第2商品通路62bの第2セグメント集合体65の第2トップセグメント78と同部品である。
したがって、第1商品通路62aと第2商品通路62bとは、1つの両面セグメント集合体74で仕切られているが、最上部では第1商品通路62aの第1トップセグメント77と、第2商品通路62bの第2トップセグメント75とが背面を背中合わせとなって、2つの商品通路を仕切った構成となっている。
次に商品通路の最下部に連結されるセグメントについて説明する。
第2商品通路62bの最下部に連結される第2ボトムセグメント79は、両面セグメント集合体74の最下部に配置した両面セグメント63の中軸挿通部71に、第2ボトムセグメント79の上軸挿通部79aが同一の軸体16で軸支され、また第2ボトムセグメント79は、第1商品通路62aの第1セグメント集合体64の第1ボトムセグメント80と同じ部品である。
そして、第2セグメント集合体65と、対向配置した第2トップセグメント75と下方に連結される両面セグメント集合体74と第2ボトムセグメント79とで、第2商品通路62bを形成している。
また第1商品通路62aの最下部に連結された第1ボトムセグメント81は、両面セグメント集合体74の最下部に配置した両面セグメント63の下軸挿通部73に、第1ボトムセグメント81の上軸挿通部81aが同一の軸体16で軸支され、また第1ボトムセグメント81は、第2商品通路62bの第2セグメント集合体65の第2ボトムセグメント82と同じ部品である。
そして、第1セグメント集合体64と、対向配置した第1トップセグメント77と下方に連結される両面セグメント集合体74と第1ボトムセグメント81とで、第1商品通路62aを形成している。
また第1商品通路62aを構成する第1トップセグメント77の上軸挿通部77bと第1ボトムセグメント81の下軸挿通部81bは、仮想線M3上に配置し、第2商品通路62bを構成する第2トップセグメント75の上軸挿通部75bは仮想線M3からx7の距離だけずれた位置にあり、同様に第2ボトムセグメント79の下軸挿通部79bも仮想線M3からx7の距離だけずれた位置に軸支されている。
このため第2セグメント集合体65の第2トップセグメント78の上軸挿通部78aと第2ボトムセグメント82の下軸挿通部82aとは仮想線M4からx7ずれた位置に軸支されている。
そして、第1セグメント集合体64を連結する軸体16は仮想線M1上にある装着孔69に固定され、両面セグメント集合体74の上軸挿通部72と下軸挿通部73は仮想線M2上に、中軸挿通部71は仮想線M3上の装着孔69に固定される。また第2セグメント集合体65は仮想線M4上の装着孔69に固定され、第2トップセグメント78の上軸挿通部78aと第2ボトムセグメント82の下軸挿通部82aとは上記の位置に固定される。
第1セグメント集合体64、第2セグメント集合体65の構成は、実施の形態1の図5の構成と同様であるので省略する。すなわち商品案内板13は第1、第2セグメント単位部66、67であり、軸体16は実施の形態2の軸体16と同一であり、他の構成も同様である。
図27は、両面セグメント集合体74の斜視図である。図25より、両面セグメント集合体74を連結する軸体16には第1セグメント集合体64と同じ可動フラップ83(フラッパー14ともいう)が備えら、図のように、上部の軸体16に連結される可動フラップ83が第1商品通路62a側に付勢されて突出すれば、下部の軸体16に連結される可動フラップ83は第2商品通路62b側に付勢して突出する構造となっていて、隣り合う商品通路内へ交互に突出するように可動フラップ83を軸支している。
上記のような構成によって、図24のように第1商品通路62aは構成する第1セグメント集合体64と両面セグメント集合体74とによって蛇行状に形成され、第1湾曲部63aの下端に第1商品通路62aに突出する可動フラップ83が構成され、その下方には第1セグメント単位部66から突出する可動フラップ83が構成され、このように両面セグメント集合体74側から突出する可動フラップ83と第1セグメント集合体64側から突出する可動フラップ83とが互い違いに突出し、第1商品通路62a内を落下する商品を受けるように構成されている。第2商品通路62b内も同様である。
図28(a)は両面セグメント63を側面視して凹側から見た正面図である。また、図28(b)は両面セグメント63を側面視して凸側から見た正面図である。両面セグメント63は、図28(a),(b)に示すように、側面視した状態において上下方向の略中間部を境にして垂直方向を対称軸として左右にほぼ対称形となり上下でそれぞれ略円弧形に湾曲した形状の金属製の板体によって構成されている。その略中間部には、凹部方向に略半円状の側面形状を有し幅方向で断続的に上下方向の略中間に軸部の一部を構成する中軸挿通部71a,71b,71cの各部位を有している。
また、同じく両面セグメント63の略中間部で凸部方向に略半円状の側面形状を有し幅方向で断続的に上下方向の略中間に軸部の一部を構成する凸側中軸挿通部71d、71eの各部位を有している。図29は両面セグメント63を側面視して凸側を右に向けた状態での凹側中間軸挿通部71a、71b、71cの部分側面図である。両面セグメント63の上側の湾曲部63aと凹側中軸挿通部71a、71b、71cとの交点は凹側中間軸挿通部71a、71b、71cの中心を通る鉛直線より右側に位置し、また、凹側中間軸挿通部71a、71b、71cの中心を通る水平線より上方に位置するように形成され可動フラップ当接部84(フラッパー当接部22ともいう)を成し、可動フラップ当接部84と可動フラップ83とが当接することで可動フラップ83の上方への回転を規制している。
可動フラップ当接部84と可動フラップ83と軸体16との構成関係は、実施の形態1の図21と同様であり、詳細な説明は省略する。
上記凹側および凸側の各中軸挿通部71は幅方向に凹側中軸挿通部71a、凸側中軸挿通部71d、凹側中軸挿通部71b、凸側中軸挿通部71e、凹側中軸挿通部71cの順序で交互に配され、切り起しで成形されることから各境界部分には1mmから5mm程度の幅を有した上下方向に延びたスリット85が4箇所設けられて構成されている。よって、両面セグメント63の上下方向の略中間部を側面視すると、各軸挿通部71a〜71eは略円形状を成し軸挿通部を形成することとなる。
両面セグメント63は、商品収納棚3への取り付け状態において上側となる部分に上軸挿通部72を有し、下端側となる部分に下軸挿通部73を有する。また、両面セグメント63の下端部には、可動フラップ当接部84が設けられている。
以上の両面セグメント63は、図に示すように前後方向に2つの連接した商品通路62a、62bの連接部で第1、第2の両側板間に両面セグメント63の内周面と外周面とが上下で交互に構成される面にて商品通路62a,62bの各々を画成させている。
上軸挿通部72は、第1セグメント単位部66と同様に両面セグメント63の上端側に設けられた3つの上カール部からなる。上カール部72a,72b,72cは、それぞれ両面セグメント63の上端側の部分を切り欠いて形成された片状の部分を湾曲部の内周面側から外周面側に湾曲させて形成された中空の部分であり、内側に後に詳述する軸体16を挿通することができる。上カール部72a〜72cは、それぞれ両面セグメント63の幅方向(図28(a),(b)正面図において左右方向)の両端部よりも少し中心側にずれた位置に設けられている。また、上カール部72bは、両面セグメント63の幅方向中央付近に設けられている。
また、下軸挿通部73は、両面セグメント63の下端側に設けられた3つの下カール部73a,73b,73c(下軸挿通孔)からなる。下カール部73a〜73cは、上記した上カール部72a〜72cと同様に、両面セグメント63の下端側の部分を切り欠いて形成された片状の部分を内周面側から外周面側に向けて湾曲させた中空の部分であり、軸体の軸本体部を挿通することができる。下カール部73a,73cは、それぞれ両面セグメント63の幅方向両端部に設けられており、下カール部73bは、両面セグメント63の幅方向中央付近に設けられている。また、下軸挿通部73のうち、下カール部73a,73cが設けられた部分には、貫通孔86が設けられている。
両面セグメント63は前述したとおり上下方向の略中間部に側面が略半円形上の凹側中軸挿通部71a〜71cと凸側中軸挿通部71d716eとが幅方向に渡って交互に非連続で構成され中軸挿通部71を形成している。凹側中軸挿通部71a〜71cの内左右両端側に位置する凹側中軸挿通部71d、71eには、側面視してその中心方向へ略円状で中心に向かってその面積が小さくなるような形状で凹み部87がそれぞれ設けられている。この凹み部87は軸体16の外周面とほぼ接するように凹まされており、その凹み部87の中心部には貫通孔86が設けられている。
さらに詳細には、図28(a)に示すように、両面セグメント63の幅方向の一端側(図示状態では左端側)から少し中心側にずれた位置を通り、両面セグメント63の幅方向に対して略垂直な仮想線L1を境として、両面セグメント63の幅方向の一端(左端)側に下カール部73aが設けられており、仮想線L1を境として両面セグメント63の幅方向中心側、すなわち下カール部73aよりも右側の領域に上カール部72aが設けられている。
また、両面セグメント63の幅方向の他端側(図示状態では右端側)から少し中心側にずれた位置を通り、両面セグメント63の幅方向に対して略垂直な仮想線L3を境として、両面セグメント63の幅方向の一端(右端)側に下カール部73cが設けられており、仮想線L3を境として両面セグメント63の幅方向中心側に上カール部72cが設けられている。また、両面セグメント63の幅方向略中央を通り、両面セグメント63の幅方向に対して略垂直で両面セグメント63の幅方向に所定の幅K2を有した仮想帯L2を境として右端の領域に下カール部73bが設けられており、仮想帯L2を境として左側の領域に上カール部72bが設けられている。
上記した第1セグメント単位部66、第2セグメント単位部67、両面セグメント63、トップセグメント75、ボトムセグメント79、そして可動フラップ83は、図に示すように複数並べた状態で軸体16で連結され、第1、第2セグメント集合体64、65、両面セグメント集合体74となり、この状態で側板60、61に取り付けられている。
そして、このようにして第1、第2セグメント集合体として組み立てられたものを2つ、両面セグメント集合体74として組み立てられたものを1つ準備すると共に、これらを連結する軸体16を側板60、61の仮想線M1,M2,M3,M4に沿って一列に並んで形成された装着孔69に係合させ、側板60、61間に軸支された状態とする。
両面セグメント集合体74を構成する両面セグメント63に設けられた中軸挿通部71には、両面セグメント63を側面視して凸部側に向かって可動フラップ83の可動フラップ軸挿通部83a(フラッパー軸挿通部ともいう)を基端として同軸で軸体16により挿通されて軸支されている。そして更に、凸側中軸挿通部71dと71eとの間に可動フラップ軸83aと付勢部材88とが軸体16に挿通されることで可動フラップ83が両面セグメント63の幅方向での移動を阻止されて回動可能に付勢されている。
さらに詳細に説明すると、商品収納棚3の組み立てにあたり、側板60、61の仮想線M1,M4に沿って2組の第1セグメント集合体64、第2セグメント集合体65が配され、側面視してその中間部で仮想線M2とM3に跨って1組の両面セグメント集合体74が配され、側板60、61間に軸支される。仮想線M1に沿って配される第1セグメント集合体64と、仮想線M4に沿って配される第2セグメント集合体65は、可動フラップ83の取り付け位置や軸体16の挿通方向以外は同一の構成である。
以下、仮想線M1に沿って配される第1セグメント集合体64および仮想線M4に沿って配される第2セグメント集合体65の構造、並びに取り付け構造については実施の形態1と同様であり省略する。
また軸体16の詳細、軸体16と貫通孔との関係は実施の形態1と同じ仕様であり、貫通孔との嵌め込みによる位置決め固定も同様であり省略する。
次に両面セグメント集合体74を組立てる場合を説明する。
図に示すように、両面セグメント集合体74を組み立てる場合は、可動フラップ83の可動フラップ軸挿通部83aは、下側に配される両面セグメント63の上軸挿通部72のカール部72aと、上側に配されるトップセグメント75の下カール部75bとの間に同一軸で挿通される。
また、下側に配される両面セグメント63の上カール部72aと、上側に配される両面セグメント63の下軸挿通部73の下カール部73bが設けられた部位との間の位置にも可動フラップ83の可動フラップ軸挿通部83aが配される。また、両面セグメント63の中軸挿通部71間にも可動フラップ83の可動フラップ軸挿通部83aが配置されている。
つまり両面セグメント63の上軸挿通部72と中軸挿通部71と下軸挿通部73とにはそれぞれ可動フラップ83の可動フラップ軸挿通部83aが同一軸で軸支され、可動フラップ83は第1商品通路62a内と第2商品通路62b内に交互に突出するように付勢部材88によって付勢されている。
図30(a)は両面セグメント集合体の正面図であり、図30(b)は両面セグメント集合体の側面図である。
付勢部材88は、実施の形態1の付勢部材27と同様に両面セグメント63の各軸挿通部に同一の軸体16で軸支されている。
ここで、軸体16と両面セグメント63との取り付け固定関係は、上記の第1セグメント集合体64や第2セグメント集合体65と同様であり、両面セグメント63の上軸挿通部72、中軸挿通部71、下軸部挿通部73それぞれに貫通孔86を設け軸体16の突出部16cを貫通孔86に嵌め込むことで、軸体16は、軸本体部16aの長手方向にも、周方向にも動けない状態となり、上下両面セグメント63の位置決め、および両面セグメント63と可動フラップ83との位置決めされた状態を維持することができる。
軸体16の切欠部16dと突出部16cとの位置関係は、上記の第1セグメント集合体64や第2セグメント集合体65と軸体16との関係と同様に構成されている。
また、両面セグメント63を側面視して略中間部に切り起こして設けられた中軸挿通部71で、第1商品通路62a側と第2商品通路62b側に交互に切り起こされて中軸挿通部71d、71eと中軸挿通部71a、71b、71cとを組合わせて断面視すると略円弧状となるように各中軸挿通部71a〜71eは半円弧状に形成されている。
また可動フラップ83のカール状に形成された可動フラップ軸挿通部83aの外径は中軸挿通部71a〜71eの内径よりも小さく、軸体16の外径は可動フラップ軸挿通部83aの内径よりも小さく形成されていて、軸体16と両面セグメント63とは突出部16cと貫通孔86との係合で回転しないように固定され、可動フラップ83は可動フラップ軸挿通部83aが軸体16と中軸挿通部71a〜71eとの間で、軸体16を中心に可動可能に形成されている。
そして本実施の形態の商品収納棚3は、上記したようにして形成された第1セグメント集合体64と第2セグメント集合体65を準備し、これを側板60、61間に対向配置された状態となるように取り付け、更に1つの両面セグメント集合体74を準備し、これを側板60、61間で対向配置された第1、第2セグメント集合体64、65の中間部に取り付けることにより第1商品通路62a、第2商品通路62bが形成される。
以下、側板60、61に対する第1セグメント集合体64、第2セグメント集合体65および両面セグメント集合体74の取り付けについて説明する。
左右の側板60、61に所定の間隔で設けられた装着孔69の軸挿通部69aに、第1、第2セグメント集合体64、65および両面セグメント集合体74のそれぞれ左右両端から突出した軸体16のフランジ部16bと切欠部16dが挿入される。側板60の装着孔69について、フランジ部16bが挿通する側の装着孔69の軸挿通部69aの開口径D1は、切欠部16dが挿通する側の装着孔69の軸係合部69bの開口径d1より大きく、また、側板61の装着孔69の軸挿通部69aの開口径D2はフランジ部16bより小さい形状となっていて、D1>D2であり、側板60側の装着孔69の軸挿通部69aに軸体16のフランジ部16bを、側板61の装着孔69の軸挿通部69aに切欠部16dを挿入できる様にしている。
すべてのフランジ部16bと切欠部16dを軸挿通部69aに挿通させて、第1、第2セグメント集合体64、65および両面セグメント集合体74を左右両側板60、61に架設した後、第1、第2セグメント集合体64、65および両面セグメント集合体74を左右両側板60、61に対して相対移動させてすべてのフランジ部16bと切欠部16dを軸係合部69bまで移動させる。
そして商品収納棚3を自動販売機本体に組み込んだ状態で軸係合部69bは軸挿通部69aよりも鉛直下側になるように形成されているので、フランジ部16bは、フランジ部16bより径の小さい軸係合部69bに移動して、係止構造にしなくても、自重により実使用時に装着孔69から外れることはない。
また切欠部16dは側板61の装着孔69の軸挿通部69aに係合されるので軸体16の回転を阻止できる。
したがって、市場に自動販売機が設置された後に、商品収納棚3をメンテナンスする場合に、セグメントを上方へ持ち上げれば係止状態を解除することができるので、メンテナンス性や取扱いを高めることができる。
上記のように、両面セグメント63の中軸挿通部71にトップセグメント75の下軸挿通部75aを同軸で軸支するとしたが、自動販売機の種類等によって商品通路の長さが異なる場合、両面セグメント63の上軸挿通部72にトップセグメント75の下軸挿通部75aを同軸で軸支して商品通路を形成してもよく、これによって商品通路の長さが異なる自動販売機や商品投入口の配置との関係で商品通路の長さが異なる商品収納棚でも商品通路を形成できる。
フランジ部16bと軸挿通部69aとの関係は係止固定されず、挿入される構成にしたが係止部材を設けて固定してもよく、これによって製造工程時に側板を横倒しにして組み立てる場合に途中でフランジ部16bが軸挿通部69aへ移動して外れるのを防止できる。
以上のように構成された自動販売機について、以下その動作と作用を説明する。
可動フラップ83の可動フラップ軸挿通部83aの軸体16に対する軸支関係は、実施の形態1のフラッパー14と同様であり、同一の動作、作用となるので説明は省略する。
また、両面セグメント集合体74の両面でもって第1商品通路62aと第2商品通路62bの両方の通路面を構成しながら、2つの商品通路を仕切っているので、構成部品数の低減と無効空間を低減できる。
また、1つの両面セグメントを切り起こして中軸挿通部71を形成し可動フラップ83を可動自在に取り付け、上軸挿通部72と下軸挿通部73にも可動フラップ83を可動自在に取り付け、さらに可動フラップ83を上軸挿通部72、中軸挿通部71、下軸挿通部73の順に交互に互い違いになるように突出方向を変えて軸支しているので、1つの両面セグメントで隣り合う商品通路面を落下する商品の落下速度を低減させることができ、さらに姿勢を制御できるので商品通路内での商品詰まりを低減できる。
また商品通路面の曲率が変わる上軸挿通部72、中軸挿通部71、下軸挿通部73のそれぞれに軸体16を挿通し、可動フラップ83を同軸で軸支しているので、可動フラップ83の軸支部が商品の転動抵抗になるのを低減し、商品姿勢を乱すのを低減するので商品詰まりを低減できる。
製造方法については、実施の形態1と比較すると、側板60、61に開口される装着孔69数が増えているが、同様の動作と作用を示すものであり省略する。
以上のように、本発明の商品収納コラムは、上下に並ぶ商品案内板を同一の軸体で連結しつつ、当該軸体によってフラッパーを軸支することができるため、自動販売機用の商品収納コラムとして好適に使用することができる。
本発明の実施の形態1における自動販売機を示す斜視図 (a)第1,2の側板の正面図(b)第1の側板のA部拡大図(c)第2の側板のA部拡大図 商品収納コラムを示す斜視図 図3のA−A断面図 集合体を示す正面図 集合体を示す斜視図 集合体を示す正面図 (a)商品案内板の上軸挿通部近傍を示す要部拡大図(b)商品案内板の下軸挿通部近傍を示す要部拡大図 (a)商品案内板の内周面側を示す正面図(b)図9(a)のA方向矢視図(c)商品案内板の外周面側を示す正面図(d)貫通孔の拡大図(e)貫通孔に軸体の突出部が嵌合した状態を示す拡大図 (a)商品案内板を内周面側から観察した状態を示す斜視図(b)商品案内板を外周面側から観察した状態を示す斜視図 フラッパーを示す斜視図 (a)軸体を示す斜視図(b)軸体を(a)に示す状態から軸心周りに180度回転させた状態を示す斜視図(c)軸体の突出部近傍を拡大した正面図(d)図12(b)のA−A断面図 組立用治具を示す斜視図 商品収納コラムの組み立ての第1段階を示す斜視図 商品収納コラムの組み立ての第2段階を示す斜視図 商品収納コラムの組み立ての第3段階を示す斜視図 (a)商品収納コラムの組み立ての第3段階における軸体のフランジ部近傍の構成を示す断面図(b)商品収納コラムの組み立ての第3段階における軸体のフランジ部近傍の構成を示す断面図 商品収納コラムの組み立ての第4段階を示す斜視図 (a)商品収納コラムの組み立ての第4段階における軸体の先端側の構成を示す断面図(b)軸体の切欠と側板の装着孔との位置関係を示す要部拡大断面図 商品収納コラムの組み立ての第5段階を示す斜視図 (a)商品収納コラムの動作の第1段階における軸体と商品案内板、フラッパーの位置関係を示す側面図(b)商品収納コラムの動作の第2段階における軸体と商品案内板、フラッパーの位置関係を示す側面図 商品収納コラムの変形例を模式的に示す概念図 本発明の実施の形態2における商品収納棚を示す斜視図 (a)第1,2の側板の正面図(b)第1の側板の要部拡大図(c)第2の側板の要部拡大図 図23のA−A断面図 両面セグメントの拡大図 両面セグメント集合体の斜視図 (a)一方から見た両面セグメント正面図(b)他方から見た両面セグメント正面図 (a)両面セグメントの要部拡大図(b)両面セグメントの要部拡大図 (a)両面セグメント集合体の正面図(b)両面セグメント集合体の側面図 従来技術の商品収納コラムの構造を模式的に示す概念図 従来の自動販売機のコラムの縦断面図 図32の要部斜視図
符号の説明
1 自動販売機
2 本体部
10 商品収納コラム(コラム)
11,12 側板(第1,2側板)
13 商品案内板
14 フラッパー
15 商品案内通路
16 軸体
17 装着孔
20 上軸挿通部
20a,20b,20c 上カール部
21 下軸挿通部
21a,21b,21c 下カール部
25 支軸挿通部
25a,25b カール部
27 バネ(ねじりコイルバネ)
27a コイル部
27b 第1腕部
27c 第2腕部
60 第1側板
61 第2側板
62a 第1商品通路
62b 第2商品通路
63 両面セグメント
63a 第1湾曲部
63b 第2湾曲部
64 第1セグメント集合体
65 第2セグメント集合体
71 中軸挿通部
74 両面セグメント集合体
75,78 第2トップセグメント
76,77 第1トップセグメント
83 可動フラップ(フラッパー)
84 可動フラップ当接部(フラッパー当接部)

Claims (10)

  1. 一対の側板を有し、当該一対の側板の間に複数の商品案内板とフラッパーとを上下方向に複数取り付け、一対の側板と、当該一対の側板間において対向配置された商品案内板とによって囲まれ、上下方向に伸びる商品案内通路を形成した自動販売機用の商品収納コラムであって、
    商品案内板が、商品案内通路の壁面を構成する壁面構成部と、商品案内板の上側において軸体を挿通可能な上軸挿通部と、商品案内板の下側において軸体を挿通可能な下軸挿通部と、前記壁面構成部の下端部を鋭角に折り曲げて形成された当接部とを有し、
    フラッパーが、一端側に軸体を挿通可能な支軸挿通部を有する板体によって構成されており、
    に配置される商品案内板の下軸挿通部と、下方に配置される商品案内板の上軸挿通部と、フラッパーの支軸挿通部とに渡って同一の軸体が挿通されており、
    当該軸体によって商品案内板が側板に対して軸支され、前記商品案内通路の壁面を構成すると共に、フラッパーの他端側が前記商品案内通路の内側に向けて突出するように軸支されており、
    フラッパーが、前記軸体を中心として回動可能であり、上方に向けて付勢され、常時において前記壁面構成部の下端部に形成された前記当接部の稜線部分に当接したものであり、
    前記壁面構成部の下端部に形成された前記当接部の稜線部分を通る鉛直線を想定した場合に、軸体が、鉛直線よりも商品案内通路から離れた位置に偏在していることを特徴とする商品収納コラム。
  2. 線状体がコイル状に巻かれたコイル部と、当該コイル部の端部に繋がる第1,2の腕部とを備えたねじりコイルバネによってフラッパーが付勢されており、
    商品案内板およびフラッパーにわたって挿通された軸体が、ねじりコイルバネのコイル部分に挿通されており、
    第1の腕部がフラッパーを構成する板体に当接し、
    第2の腕部が商品案内板又は側板に当接することを特徴とする請求項に記載の商品収納コラム。
  3. 商品案内通路が、側板に対して幅方向に複数列にわたって設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の商品収納コラム。
  4. 一対の側板を上下方向に蛇行状に延びる商品通路が奥行方向に隣り合うように上下方向に延びる両面セグメントで仕切り、前記両面セグメントに商品通路内に突出するフラッパーを取り付けた自動販売機用の商品収納コラムであって、
    前記両面セグメントは、上端に軸体を挿通可能な上軸挿通部と、下端に軸体を挿通可能な下軸挿通部と、上部に隣り合う一方の商品通路の壁面を構成する一方の湾曲部と下部に隣り合う他方の商品通路の壁面を構成する他方の湾曲部と、前記一方の湾曲部と前記他方の湾曲部の間に中軸挿通部を金属製の板体で一体成形で構成し
    フラッパーが、一端側に軸体を挿通可能な支軸挿通部を有する板体によって構成されており、軸体を中心として回動可能であり、上方に向けて付勢され、常時において前記両面セグメントに当接したものであり、
    両面セグメントの中軸挿通部と、フラッパーの支軸挿通部とに渡って同一の軸体を挿通することにより、前記両面セグメントおよび前記フラッパーを連結しており、
    上方に配置される両面セグメントの下軸挿通部と、下方に配置される両面セグメントの上軸挿通部と、フラッパーの支軸挿通部とに渡って同一の軸体を挿通することにより、上下に位置する前記両面セグメントおよび前記フラッパーを連結しており、
    前記軸体によって前記両面セグメントが前記側板に対して軸支されると共に、前記フラッパーの他端側が前記商品通路内に突出するように軸支されており、
    前記下軸挿通部に挿通された軸体を中心として回動するフラッパーは、常時において前記両面セグメントの下端部を鋭角に折り曲げて形成されたフラッパー当接部の稜線部分に当接し、
    前記両面セグメントの下端部に形成されたフラッパー当接部の稜線部分を通る鉛直線を想定した場合に、前記下軸挿通部に挿通された軸体が、前記鉛直線よりも商品案内通路から離れた位置に偏在していることを特徴とする商品収納コラム。
  5. 中軸挿通部に挿通された軸体を中心として回動するフラッパーは、常時において上部の一方の湾曲部と中軸挿通部との交点に構成されたフラッパー当接部に当接し、
    上部の一方の湾曲部と中軸挿通部との交点に構成されたフラッパー当接部を通る鉛直線を想定した場合に、前記中軸挿通部に挿通された軸体が、前記鉛直線よりも商品案内通路から離れた位置に偏在していることを特徴とする請求項4に記載の商品収納コラム。
  6. 両面セグメント上端の上軸挿通部および下端の下軸挿通部には一方の商品通路内へ突出する各々のフラッパーを前記上軸挿通部および前記下軸挿通部とそれぞれ同一の軸体で軸支し、前記両面セグメントの中軸挿通部には他方の商品通路内へ突出するフラッパーを前記中軸挿通部と同一の軸体で軸支したことを特徴とする請求項4または5に記載の商品収納コラム。
  7. 前記中軸挿通部に挿通される軸体によって軸支されるフラッパーの支軸挿通部の外径は前記中軸挿通部の内径よりも小さく、前記フラッパーの支軸挿通部は前記中軸挿通部内に回動自在に前記軸体によって軸支されたことを特徴とする請求項4から6のいずれか一項に記載の商品収納コラム。
  8. 一方の商品通路と他方の商品通路間を仕切る両面セグメント集合体と、前記両面セグメント集合体に対向配置して前記一方の商品通路を形成する一方のセグメント集合体と、前記両面セグメント集合体に対向配置して前記他方の商品通路を形成する他方のセグメント集合体と、前記一方のセグメント集合体の最上部に位置する一方のトップセグメントと、前記他方のセグメント集合体の最上部に位置する他方のトップセグメントとを備え、前記他方の商品通路は前記両面セグメント集合体と前記他方のセグメント集合体とが対向して
    構成され、前記他方の商品通路の両面セグメント側の最上部は前記一方のトップセグメントと同じ部品の下軸挿通部が前記両面セグメントの中軸挿通部と同一の軸体で軸支されることで、前記一方のトップセグメントと同じ部品が前記他方の商品通路の両面セグメント側の最上部の通路を形成し、前記一方の商品通路は前記両面セグメント集合体と前記一方のセグメント集合体とが対向して構成され、前記一方の商品通路の両面セグメント側の最上部は前記他方のトップセグメントと同じ部品の下軸挿通部が前記両面セグメントの上軸挿通部と同一の軸体で軸支されることで、前記他方のトップセグメントと同じ部品が前記一方の商品通路の両面セグメント側の最上部の通路を形成したことを特徴とする請求項4から7のいずれか一項に記載の商品収納コラム。
  9. 一方のセグメント集合体の最下部に位置する一方のボトムセグメントと、他方のセグメント集合体の最下部に位置する他方のボトムセグメントとを備え、前記他方の商品通路は前記両面セグメント集合体と前記他方のセグメント集合体とが対向して構成され、前記他方の商品通路の両面セグメント側の最下部は前記一方のボトムセグメントと同じ部品の上軸挿通部が前記両面セグメントの中軸挿通部と同一の軸体で軸支されることで、前記一方のボトムセグメントと同じ部品が前記他方の商品通路の両面セグメント側の最下部の通路を形成し、前記一方の商品通路は前記両面セグメント集合体と前記一方のセグメント集合体とが対向して構成され、前記一方の商品通路の両面セグメント側の最下部は前記他方のボトムセグメントと同じ部品の上軸挿通部が前記両面セグメントの下軸挿通部と同一の軸体で軸支されることで、前記他方のボトムセグメントと同じ部品が前記一方の商品通路の両面セグメント側の最下部の通路を形成したことを特徴とする請求項4から8のいずれか一項に記載の商品収納コラム。
  10. 箱状の本体部を有し、当該本体部内に請求項1からのいずれか一項に記載の商品収納コラムを備えていることを特徴とする自動販売機。
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