JP2005004731A - 自動販売機の商品搬出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】商品搬出時における商品の挙動を安定させて詰まりを防止し、また炭酸飲料等の泡噴きを抑える。
【解決手段】自動販売機1の内側に商品払出装置2を備えた商品収納部3と自動販売機1前面下部に設けられた取出口4との間に、商品収納部3より搬出された商品5が滑降または転動する様に傾斜して配された商品案内シュート6を備えている。商品案内シュート6は第一シュート6aと第二シュート6bに分割されており、第一シュート6aは一端が軸8aを中心として回動自在に係止されており、また、第一シュート6aは付勢手段により上方へ付勢されている。第二シュート6bは前端部11が保持部材14により可動保持されるとともに付勢手段により浮動支持され、また、後端部22についても第一シュート浮動端に係置されることにより浮動支持される。
【選択図】図2

Description

本発明は、商品払出装置を備えた商品収納部から搬出された商品をシュートを介して取出口に導出する自動販売機の商品搬出装置に関するものである。
自動販売機で販売する商品は近年、開発競争によりますます多品種化し様々な形状、材質のものが自動販売機で販売できるよう望まれている。これらの商品の中には、非常に跳ねやすいものがあるため、自動販売機から商品が搬出される際に不安定な挙動を生じない様に衝撃を緩衝する必要がある。また、炭酸飲料の場合には、商品購入者が容器の開栓をした際に内容物が噴出するのを防ぐため、同様に衝撃を緩衝する必要がある。
従来の自動販売機の商品搬出装置としては、商品の衝撃を緩衝するためのダンパ機構を備えたもの(例えば、特許文献1参照)がある。
以下、図面を参照しながら上記従来の自動販売機の商品搬出装置を説明する。
図13は、従来の自動販売機1の断面図である。図13において、自動販売機1の図示しない内側天井部に吊り下げられ横方向に複数並ぶ商品収納部3と自動販売機1前面下部に設けられた取出口4との間に商品収納部3より搬出された商品5が滑降または転動する様に傾斜して配された商品案内シュート6を備えている。商品収納部3下端には、複数の商品払出装置2を備えており、それぞれの商品払出装置2と商品案内シュート6の間には、姿勢制御板41が設けられている。
以上のように構成された自動販売機の商品搬出装置について、以下その動作を説明する。
販売指令に従って商品払出装置2より商品5が落下搬出されると、商品5は自由落下を始め、途中、姿勢制御版41にて落下速度を制限された後、再び自由落下後、商品案内シュート6面に到達するため、商品案内シュート6面での商品5の落下衝撃が姿勢制御板41により緩衝される仕組みとなっている。商品案内シュート6面に到達した商品5は、商品案内シュート6面に沿って滑降または転動して取出口4に搬出される。
特開2000−036071号公報
しかしながら、上記従来の構成は、商品収納部に設けられた複数の商品払出装置毎に1つあるいは2つの姿勢制御板をそれぞれ設けなければならないため、扱う商品の種類が多い自動販売機ほどコストアップとなる。また、姿勢制御板は、商品搬出装置より搬出され自由落下する商品を確実に受止め緩衝するために待機状態においてはほぼ水平方向に配されるため、商品搬出装置の下部が塞がれた状態となる。このため、一般的に、図示しないシュート面上に設けられた複数の通気孔より冷風または温風を噴出し、商品を冷却または加温するにあたり、商品の温度ばらつきまたは、商品温度の安定までに時間がかかるなどの欠点があった。
また、サービス時(特に商品払出装置の保守、点検等)に、姿勢制御版を開放状態に固定する等の処置が必要であり、オペレータによる作業性が悪かった。本発明は、従来の課題を解決するもので、姿勢制御板を設けることなく、商品の落下衝撃を緩衝することにより、安定した姿勢で商品を取出し口まで搬出するとともに炭酸飲料等の泡噴きを抑え、また、安定した冷却・加温性能を得ることができ、また、サービス時(特に商品払出装置の保守、点検等)にオペレータによる作業性を向上できる自動販売機の商品搬出装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の発明は、前後に複数列構成された商品通路と前記商品通路下部にそれぞれ商品払出装置を備えた商品収納部と、取出口の間に配置され商品払出装置から搬出された商品が落下して滑降または転動するように傾斜した商品案内シュートを備える自動販売機の商品搬出装置において、前記商品案内シュートは第一シュートと第二シュートに分割されており、前記商品収納部の後下部に、前記第一シュートが回動自在に後端部を軸支され、前端部はその回動方向に付勢手段により浮動支持されており、前記第一シュートの前端の上側に第二シュートの後端部が係置され、前記第二シュートの前端部が取出口近傍まで延在されたことを特徴とする。
この自動販売機の商品搬出装置によれば、商品搬出装置より搬出された商品が、自由落下しながら商品案内シュートに到達した際、商品案内シュートが付勢手段により浮動支持されているため、商品にかかる衝撃を吸収することができる。このため、衝撃により商品案内シュートのたわみが生じその復元時に商品を跳ね上げることを無くすことができ、また、衝撃により商品自体(特にPET製商品)が変形しその復元時に商品が跳ね上がることによる、商品の不安定なバウンド、起立状態を無くすことができる。これらにより、横倒し状態で商品取出口まで搬出することができ、商品案内シュート上あるいは商品取出口等での商品詰まりを無くすことができ、また、商品にかかる衝撃を緩衝できるため、炭酸飲料等の泡噴きを抑えることができるという作用を有する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明に、さらに、前記第一シュートの一端がU型溝を有し、前記商品収納部に設けた軸を中心として回動自在に前記U型溝が挿通支持されており、前記U型溝近傍に前記軸をくわえ込み保持する保持弾性部材を前記第一シュートに備えることにより、前記軸と前記第一シュートを回動自在かつ着脱可能に保持したことを特徴とする。
この自動販売機の商品搬出装置によれば、商品搬出装置より搬出された商品が、自由落下しながら商品案内シュートに到達した際、商品案内シュートが付勢手段により浮動支持されているため、商品にかかる衝撃を吸収することができる。このため、衝撃により商品案内シュートのたわみが生じその復元時に商品を跳ね上げることを無くすことができ、また、衝撃により商品自体(特にPET製商品)が変形しその復元時に商品が跳ね上がることによる、商品の不安定なバウンド、起立状態を無くすことができる。これらにより、横倒し状態で商品取出口まで搬出することができ、商品案内シュート上あるいは商品取出口等での商品詰まりを無くすことができ、また、商品にかかる衝撃を緩衝できるため、炭酸飲料等の泡噴きを抑えることができる。また、第一シュートを回動自在かつ着脱可能に保持できるため、サービス時(特に、商品搬出装置の保守、点検等)にオペレータによる作業を容易にできるという作用を有する。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明に、さらに、前記付勢手段が薄板状弾性部材からなり、前記薄板状弾性部材の一端は前記第一シュートの下部近傍に設けられた軸に係合され,途中前記軸の近傍に設けられた別の軸に係接するとともに、他端は片持梁状に延在され第一シュートを上側に付勢するとともに前記薄板状弾性部材が待機位置では第一シュートの付勢位置近傍に設けられた別の軸に係接するよう構成したことを特徴とする。
この自動販売機の商品搬出装置によれば、商品搬出装置より搬出された商品が、自由落下しながら商品案内シュートに到達した際、商品案内シュートが付勢手段により浮動支持されているため、商品にかかる衝撃を吸収することができる。このため、衝撃により商品案内シュートのたわみが生じその復元時に商品を跳ね上げることを無くすことができ、また、衝撃により商品自体(特にPET製商品)が変形しその復元時に商品が跳ね上がることによる、商品の不安定なバウンド、起立状態を無くすことができる。
これらにより、横倒し状態で商品取出口まで搬出することができ、商品案内シュート上あるいは商品取出口等での商品詰まりを無くすことができ、また、商品にかかる衝撃を緩衝できるため、炭酸飲料等の泡噴きを抑えることができる。また、第一シュートを回動自在かつ着脱可能に保持できるため、サービス時(特に、商品搬出装置の保守、点検等)にオペレータによる作業を容易にできる。
また、薄板状弾性部材が待機時には商品収納部に設けた軸に係接するよう設けているため、ある所定の位置および負荷荷重にて薄板状弾性部材を待機させることができるため、第一シュートを所定の位置および負荷荷重にて薄板状弾性部材を待機させることができ、第二シュート取付時の作業を容易にできる。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明に、さらに、第一シュートの一端がU型溝を有し、前記商品収納部に設けた軸を中心として回動自在に前記U型溝が挿通支持されており、また前記第一シュート中程には前記商品収納部に設けた別の軸を誘導および支持する誘導溝を有するとともに前記誘導溝は前記軸径よりいくらか大きな開口を有しており、前記付勢手段が薄板状弾性部材からなり、前記薄板状弾性部材は前記第一シュートに係合され前記薄板状弾性部材の一端は前記U型溝に挿通された前記軸を保持し、前記薄板状弾性部材を弾性変形させることにより前記U型溝が着脱可能に支持部を設け、前記薄板状弾性部材の他端は片持梁状に延在されその先端部が第一シュートを上側に付勢するとともに、前記薄板状弾性部材が待機位置では前記誘導溝に挿通された前記軸と係接する様構成したことを特徴とする。
この自動販売機の商品搬出装置によれば、商品搬出装置より搬出された商品が、自由落下しながら商品案内シュートに到達した際、商品案内シュートが付勢手段により浮動支持されているため、商品にかかる衝撃を吸収することができる。このため、衝撃により商品案内シュートのたわみが生じその復元時に商品を跳ね上げることを無くすことができ、また、衝撃により商品自体(特にPET製商品)が変形しその復元時に商品が跳ね上がることによる、商品の不安定なバウンド、起立状態を無くすことができる。これらにより、横倒し状態で商品取出口まで搬出することができ、商品案内シュート上あるいは商品取出口等での商品詰まりを無くすことができ、また、商品にかかる衝撃を緩衝できるため、炭酸飲料等の泡噴きを抑えることができる。
また、第一シュートを回動自在かつ着脱可能に保持できるため、サービス時(特に、商品搬出装置の保守、点検等)にオペレータによる作業を容易にできる。また、第一シュートの誘導溝がある程度のあそびをもって商品収納部に設けた軸に係接するよう設けているため、第一シュートの可動範囲を制限することができ、ある所定の位置および負荷荷重にて第一シュートを待機させることができるため、第二シュート取付時の作業を容易にできるという作用を有する。
請求項5に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記第一シュートの前記付勢手段が前記U型溝が係止されている前記軸に挿通され、一端が前記商品収納部に固定され、他端が前記第一シュートを上側へ付勢する様設けたコイルばねで構成したことを特徴とする。
この自動販売機の商品搬出装置によれば、商品搬出装置より搬出された商品が、自由落下しながら商品案内シュートに到達した際、商品案内シュートが付勢手段により浮動支持されているため、商品にかかる衝撃を吸収することができる。このため、衝撃により商品案内シュートのたわみが生じその復元時に商品を跳ね上げることを無くすことができ、また、衝撃により商品自体(特にPET製商品)が変形しその復元時に商品が跳ね上がることによる、商品の不安定なバウンド、起立状態を無くすことができる。これらにより、横倒し状態で商品取出口まで搬出することができ、商品案内シュート上あるいは商品取出口等での商品詰まりを無くすことができ、また、商品にかかる衝撃を緩衝できるため、炭酸飲料等の泡噴きを抑えることができる。また、第一シュートを回動自在かつ着脱可能に保持できるため、サービス時(特に、商品搬出装置の保守、点検等)にオペレータによる作業を容易にでき、また、付勢手段を容易に構成することができるという作用を有する。
請求項6に記載の発明は、商品払出装置を備えた商品収納部と取出口の間に配置され、商品払出装置から、搬出された商品が落下して滑降または転動するように傾斜した商品案内シュートを備える自動販売機の商品搬出装置において、前記商品案内シュートは中間部で第一シュートと第二シュートに分割されており、前記第一シュートは前記商品収納部の後下部に保持され、前記第二シュートの後端部は前記第一シュートの前端の上側に係置されるとともに前記第二シュートの前端部は自動販売機の庫内下部前側に着脱可能に設けた保持部材にて可動保持されるとともに付勢手段により浮動支持されることを特徴とする。
この自動販売機の商品搬出装置によれば、商品搬出装置より搬出された商品が、自由落下しながら商品案内シュートに到達した際、商品案内シュートが付勢手段により浮動支持されているため、商品にかかる衝撃を吸収することができる。このため、衝撃により商品案内シュートのたわみが生じその復元時に商品を跳ね上げることを無くすことができ、また、衝撃により商品自体(特にPET製商品)が変形しその復元時に商品が跳ね上がることによる、商品の不安定なバウンド、起立状態を無くすことができる。これらにより、横倒し状態で商品取出口まで搬出することができ、商品案内シュート上あるいは商品取出口等での商品詰まりを無くすことができ、また、商品にかかる衝撃を緩衝できるため、炭酸飲料等の泡噴きを抑えることができるという作用を有する。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明に、さらに、前記第二シュートの前端部に曲部を配し下方向へ伸びる下端部を設け、前記下端部に上下方向に長い係止孔を設け、前記保持部材が前記下端部の前側に設けられた前部保持部材と前記下端部の後側に設けられた後部保持部材からなり、前記前部保持部材と前記後部保持部材の間に前記下端部を挿通し上下移動時自在に係止するとともに前記前部保持部材と前記後部保持部材にまたがる円柱状の軸が前記係止孔を挿通し前記前部保持部材あるいは前記後部保持部材に固定されるとともに、前記付勢手段として前記下端部の後側に配された前記後部保持部材が弾性部材からなり、先端部が前記第二シュート前端部を上方向へ付勢する様設けたことを特徴とする。
この自動販売機の商品搬出装置によれば、商品搬出装置より搬出された商品が、自由落下しながら商品案内シュートに到達した際、商品案内シュートが付勢手段により浮動支持されているため、商品にかかる衝撃を吸収することができる。このため、衝撃により商品案内シュートのたわみが生じその復元時に商品を跳ね上げることを無くすことができ、また、衝撃により商品自体(特にPET製商品)が変形しその復元時に商品が跳ね上がることによる、商品の不安定なバウンド、起立状態を無くすことができる。これらにより、横倒し状態で商品取出口まで搬出することができ、商品案内シュート上あるいは商品取出口等での商品詰まりを無くすことができ、また、商品にかかる衝撃を緩衝できるため、炭酸飲料等の泡噴きを抑えることができるという作用を有する。
請求項8に記載の発明は、請求項6に記載の発明に、さらに、前記第二シュートの前端部に曲部を配し下方向へ伸びる下端部を設け、前記下端部に上下方向に長い係止孔を設け、前記保持部材が前記下端部の前側に設けられた前部保持部材と前記下端部の後側に設けられた後部保持部材からなり、前記前部保持部材と前記後部保持部材の間に前記下端部を挿通し上下移動時自在に係止するとともに前記前部保持部材と前記後部保持部材にまたがる円柱状の軸が前記係止孔を挿通し前記前部保持部材あるいは前記後部保持部材に固定されるとともに、前記付勢手段として前記下端部の後側に配された前記後部保持部材の上端部に前記第二シュートの傾斜面と隙間を設けてほぼ平行に突出した突起部を設け、前記第二シュートと前記突起部の間に圧縮コイルばねを設けることにより前記第二シュートの前記前端部を上方向に付勢することを特徴とする。
この自動販売機の商品搬出装置によれば、商品搬出装置より搬出された商品が、自由落下しながら商品案内シュートに到達した際、商品案内シュートが付勢手段により浮動支持されているため、商品にかかる衝撃を吸収することができる。このため、衝撃により商品案内シュートのたわみが生じその復元時に商品を跳ね上げることを無くすことができ、また、衝撃により商品自体(特にPET製商品)が変形しその復元時に商品が跳ね上がることによる、商品の不安定なバウンド、起立状態を無くすことができる。これらにより、横倒し状態で商品取出口まで搬出することができ、商品案内シュート上あるいは商品取出口等での商品詰まりを無くすことができ、また、商品にかかる衝撃を緩衝できるため、炭酸飲料等の泡噴きを抑えることができるという作用を有する。
請求項9に記載の発明は、前後に複数列構成された商品通路と前記商品通路下部にそれぞれ商品払出装置を備えた商品収納部と、取出口の間に配置され商品払出装置から搬出された商品が落下して滑降または転動するように傾斜した商品案内シュートを備える自動販売機の商品搬出装置において、前記商品案内シュートは第一シュートと第二シュートに分割されており、前記商品収納部の後下部に、前記第一シュートが回動自在に後端部を軸支され、前端部はその回動方向に付勢手段により浮動支持されており、前記第一シュートの前端の上側に第二シュートの後端部が係置され、前記第二シュートの前端部が取出口近傍まで延在されており、前記第二シュートの前記前端部は自動販売機の庫内下部前側に着脱可能に設けた保持部材にて可動保持されるとともに付勢手段により浮動支持されることを特徴とする。
この自動販売機の商品搬出装置によれば、商品搬出装置より搬出された商品が、自由落下しながら商品案内シュートに到達した際、商品案内シュートが付勢手段により浮動支持されているため、商品にかかる衝撃を吸収することができる。このため、衝撃により商品案内シュートのたわみが生じその復元時に商品を跳ね上げることを無くすことができ、また、衝撃により商品自体(特にPET製商品)が変形しその復元時に商品が跳ね上がることによる、商品の不安定なバウンド、起立状態を無くすことができる。これらにより、横倒し状態で商品取出口まで搬出することができ、商品案内シュート上あるいは商品取出口等での商品詰まりを無くすことができ、また、商品にかかる衝撃を緩衝できるため、炭酸飲料等の泡噴きを抑えることができるという作用を有する。
請求項10に記載の発明は、請求項1から請求項9に記載の発明に、さらに、前記第一シュートの前記浮動端に係置された前記第二シュートの前記後端部の上側に前記商品収納部の下端部を近接し、前記第一シュートの後端部が上側へ移動する際に前記下端部が障害となりそれより上に上がらないよう構成したことを特徴とする。
この自動販売機の商品搬出装置によれば、商品搬出装置より搬出された商品が、自由落下しながら商品案内シュートに到達した際、商品案内シュートが付勢手段により浮動支持されているため、商品にかかる衝撃を吸収することができる。このため、衝撃により商品案内シュート自体のたわみが生じその復元時に商品を跳ね上げることを無くすことができ、また、衝撃により商品自体(特にPET製商品)が変形しその復元時に商品が跳ね上がることによる、商品の不安定なバウンド、起立状態を無くすことができる。これらにより、横倒し状態で商品取出口まで搬出することができ、商品案内シュート上あるいは商品取出口等での商品詰まりを無くすことができ、また、商品にかかる衝撃を緩衝できるため、炭酸飲料等の泡噴きを抑えることができる。
また、第一シュートを回動自在かつ着脱可能に保持できるため、サービス時(特に、商品搬出装置の保守、点検等)にオペレータによる作業を容易にできる。また、商品案内シュートが商品落下時の衝撃を吸収後、復元する際に第二シュートの後端部が商品収納部の下端部が障害となり所定の範囲内にて浮動支持できるため、第二シュートの後端部を所定の負荷荷重にて待機させることができるという作用を有する。
請求項11に記載の発明は、請求項1、6、7、8または9のいずれか1項に記載の発明に、さらに、前記第一シュートは後方に切欠いたU型溝を両側面に有し、前記U字溝に回動自在に軸支され、さらに前記U字溝の切欠きとは反対位置に付勢手段により支持されたロック軸を設け、前記第一シュートは前記軸と前記ロック軸とで挟み込むように保持されており、前記ロック軸の付勢手段を外力にて開放することにより、前記第一シュートがロック軸から外れることを特徴とする。
この自動販売機の商品搬出装置によれば、商品搬出装置より搬出された商品が、自由落下しながら商品案内シュートに到達した際、商品案内シュートが付勢手段により浮動支持されているため、商品にかかる衝撃を吸収することができる。このため、衝撃により商品案内シュートのたわみが生じその復元時に商品を跳ね上げることを無くすことができ、また、衝撃により商品自体(特にPET製商品)が変形しその復元時に商品が跳ね上がることによる、商品の不安定なバウンド、起立状態を無くすことができる。これらにより、横倒し状態で商品取出口まで搬出することができ、商品案内シュート上あるいは商品取出口等での商品詰まりを無くすことができ、また、商品にかかる衝撃を緩衝できるため、炭酸飲料等の泡噴きを抑えることができる。また、第一シュートの円弧形状部に近接した待機位置にロック軸がある時は第一シュートは回動自在に保持されるが、ロック軸と軸の間の距離が、短いために円弧形状部が通過不可能なため、第一シュートは着脱不可能に保持されており、人為的外力等により操作位置にロック軸がある時は、軸とロック軸との距離が大きくなるため、円弧形状部が通過可能となり、第一シュートの回動自在かつ着脱可能となるため、サービス時(特に、商品搬出装置の保守、点検等)にオペレータによる作業を容易にできるという作用を有する。
請求項12に記載の発明は、請求項1、6、7、8または9のいずれか1項に記載の発明に、さらに、前記第一シュートは後方に切欠いたU型溝を両側面に有し、前記U字溝に回動自在に軸支され、さらに前記U字溝の切欠きとは反対位置に付勢手段により支持されたロック軸を設け、前記第一シュートは前記軸と前記ロック軸とで挟み込むように保持されており、(外力により移動可能な前記ロック軸の移動範囲を規制する規制手段と)前記ロック軸が当接する前記U型溝の鍔状外周部は前記第一シュートが回動時に保持する保持形状部と前記ロック軸の前記付勢手段を開放した時に前記第一シュートが離脱できる離脱形状部を有し、前記第一シュートを前記軸を中心に回動させて、さらに前記ロック軸の付勢手段を外力にて開放することにより、前記第一シュートのロック軸から離脱することを特徴とする。
この自動販売機の商品搬出装置によれば、商品搬出装置より搬出された商品が、自由落下しながら商品案内シュートに到達した際、商品案内シュートが付勢手段により浮動支持されているため、商品にかかる衝撃を吸収することができる。このため、衝撃により商品案内シュートのたわみが生じその復元時に商品を跳ね上げることを無くすことができ、また、衝撃により商品自体(特にPET製商品)が変形しその復元時に商品が跳ね上がることによる、商品の不安定なバウンド、起立状態を無くすことができる。これらにより、横倒し状態で商品取出口まで搬出することができ、商品案内シュート上あるいは商品取出口等での商品詰まりを無くすことができ、また、商品にかかる衝撃を緩衝できるため、炭酸飲料等の泡噴きを抑えることができる。
また、第一シュートの保持形状部に当接するロック軸(待機位置)のため第一シュートは回動自在かつ着脱不可能に保持されており、人為的外力等によりロック軸の付勢手段を開放(操作位置)した時は、第一シュートをある角度(θ)上方へ回動させることにより第一シュートの離脱形状部が通過可能となる構成により第一シュートの回動自在かつ着脱可能となるため、サービス時(特に、商品搬出装置の保守、点検等)にオペレータによる作業を容易にでき、かつ、万一ロック軸が何らかの要因により、待機位置に復帰せず操作位置にあっても、通常使用時において容易に第一シュートが脱落等生じないため、第一シュートの保持をより安全に確保することができるという作用を有する。
請求項13に記載の発明は、請求項12に記載の発明に、さらに、前記保持形状部と前記離脱形状部はそれぞれ円弧形状部と直線形状部を少なくとも2つ以上組み合わせた形状としたことを特徴とする。
この自動販売機の商品搬出装置によれば、商品搬出装置より搬出された商品が、自由落下しながら商品案内シュートに到達した際、商品案内シュートが付勢手段により浮動支持されているため、商品にかかる衝撃を吸収することができる。このため、衝撃により商品案内シュートのたわみが生じその復元時に商品を跳ね上げることを無くすことができ、また、衝撃により商品自体(特にPET製商品)が変形しその復元時に商品が跳ね上がることによる、商品の不安定なバウンド、起立状態を無くすことができる。これらにより、横倒し状態で商品取出口まで搬出することができ、商品案内シュート上あるいは商品取出口等での商品詰まりを無くすことができ、また、商品にかかる衝撃を緩衝できるため、炭酸飲料等の泡噴きを抑えることができる。
また、第一シュートの円弧形状部に当接するロック軸(待機位置)のため第一シュートは回動自在に保持されるが、ロック軸と軸の間の距離が、短いために円弧形状部(あるいは直線形状部)が通過不可能なため、第一シュートは着脱不可能に保持されており、人為的外力等によりロック軸の付勢手段を開放(操作位置)した時は、軸とロック軸との距離が大きくなり、第一シュートが待機位置にある時は円弧形状部が通過不可能な構成により着脱不可能であるが、第一シュートをある角度(θ)上方へ回動させることにより第一シュートの直線形状部が通過可能となる構成により第一シュートは回動自在かつ着脱可能となるため、サービス時(特に、商品搬出装置の保守、点検等)にオペレータによる作業を容易にでき、かつ、万一ロック軸が何らかの要因により、待機位置に復帰せず操作位置にあっても、通常使用時において容易に第一シュートが脱落等生じないため、第一シュートの保持をより安全に確保することができるという作用を有する。
請求項14に記載の発明は、請求項11、12、または13のいずれか1項に記載の発明に、さらに、前記ロック軸の前記付勢手段として、トーションばねを用い、前記トーションばねは、中央部にコイル形状部を有し、前記コイル形状部は前記商品収納部に設けた案内軸に挿通支持されており、前記トーションばねの一端は、前記ロック軸に係接し、前記ロック軸を前記待機位置方向へ付勢すると共に、他端は前記商品収納部に設けた固定軸に係接保持するよう構成されたことを特徴とする。
この自動販売機の商品搬出装置によれば、商品搬出装置より搬出された商品が、自由落下しながら商品案内シュートに到達した際、商品案内シュートが付勢手段により浮動支持されているため、商品にかかる衝撃を吸収することができる。このため、衝撃により商品案内シュートのたわみが生じその復元時に商品を跳ね上げることを無くすことができ、また、衝撃により商品自体(特にPET製商品)が変形しその復元時に商品が跳ね上がることによる、商品の不安定なバウンド、起立状態を無くすことができる。これらにより、横倒し状態で商品取出口まで搬出することができ、商品案内シュート上あるいは商品取出口等での商品詰まりを無くすことができ、また、商品にかかる衝撃を緩衝できるため、炭酸飲料等の泡噴きを抑えることができる。
また、第一シュートの円弧形状部に近接した待機位置にロック軸がある時は第一シュートは回動自在に保持されるが、ロック軸と軸の間の距離が、短いために円弧形状部が通過不可能なため、第一シュートは着脱不可能に保持されており、人為的外力等により操作位置にロック軸がある時は、軸とロック軸との距離が大きくなるため、円弧形状部が通過可能となり、第一シュートの回動自在かつ着脱可能となるため、サービス時(特に、商品搬出装置の保守、点検等)にオペレータによる作業を容易にでき、また、付勢手段を容易に構成することができるという作用を有する。
請求項15に記載の発明は、請求項11、12または13のいずれか1項に記載の発明に、さらに、前記ロック軸の前記付勢手段として、ダブルトーションばねを用い、前記ダブルトーションばねは、中央部にそれぞれ2つのコイル形状部を有し、前記コイル形状部は前記商品収納部に設けた案内軸にそれぞれ挿通支持されており、前記ダブルトーションばねの一端は、前記ロック軸に係接し、前記ロック軸を前記待機位置方向へ付勢すると共に、他端は前記商品収納部に設けた固定軸に係接保持するよう構成されたことを特徴とする。
この自動販売機の商品搬出装置によれば、商品搬出装置より搬出された商品が、自由落下しながら商品案内シュートに到達した際、商品案内シュートが付勢手段により浮動支持されているため、商品にかかる衝撃を吸収することができる。
このため、衝撃により商品案内シュートのたわみが生じその復元時に商品を跳ね上げることを無くすことができ、また、衝撃により商品自体(特にPET製商品)が変形しその復元時に商品が跳ね上がることによる、商品の不安定なバウンド、起立状態を無くすことができる。これらにより、横倒し状態で商品取出口まで搬出することができ、商品案内シュート上あるいは商品取出口等での商品詰まりを無くすことができ、また、商品にかかる衝撃を緩衝できるため、炭酸飲料等の泡噴きを抑えることができる。
また、第一シュートの円弧形状部に近接した待機位置にロック軸がある時は第一シュートは回動自在に保持されるが、ロック軸と軸の間の距離が、短いために円弧形状部が通過不可能なため、第一シュートは着脱不可能に保持されており、人為的外力等により操作位置にロック軸がある時は、軸とロック軸との距離が大きくなるため、円弧形状部が通過可能となり、第一シュートの回動自在かつ着脱可能となるため、サービス時(特に、商品搬出装置の保守、点検等)にオペレータによる作業を容易にでき、また、ダブルトーションばねにより、1部品にて付勢力の分散がはかれ、ロック軸への安定した付勢力を容易に供給することができ、部品の削減、組立工数の削減等が図れるという作用を有する。
請求項16に記載の発明は、請求項11、12または13のいずれか1項に記載の発明に、さらに、前記第一シュートの付勢手段と前記ロック軸の前記待機位置方向への付勢手段として、トーションばねを用い、前記トーションばねは、中央部にコイル形状部を有し、前記コイル形状部は前記商品収納部に設けた案内軸に挿通支持されており、前記トーションばねの一端は、前記ロック軸に係接し、前記ロック軸を前記待機位置へ付勢すると共に、前記トーションばねの他端近傍に曲部を有し、前記曲部と前記コイル形状部の間に固定軸を前記商品収納部に設け、前記トーションばねの他端が係接保持する様構成し、さらに前記トーションばねの他端は前記曲部よりさらに延在され、その先端部は外力等のない状態では前記第一シュートの待機位置にて浮動支持する様構成されており、前記第一シュートが外力等により待機位置より動作位置方向へ移動した際に前記トーションばねの前記先端部が押し込まれることにより、前記固定軸から前記トーションばねの係接を解除できる構成により、前記第一シュートに待機位置へ戻そうとする付勢力が働くよう構成したことを特徴とする。
この自動販売機の商品搬出装置によれば、商品搬出装置より搬出された商品が、自由落下しながら商品案内シュートに到達した際、商品案内シュートが付勢手段により浮動支持されているため、商品にかかる衝撃を吸収することができる。このため、衝撃により商品案内シュートのたわみが生じその復元時に商品を跳ね上げることを無くすことができ、また、衝撃により商品自体(特にPET製商品)が変形しその復元時に商品が跳ね上がることによる、商品の不安定なバウンド、起立状態を無くすことができる。
これらにより、横倒し状態で商品取出口まで搬出することができ、商品案内シュート上あるいは商品取出口等での商品詰まりを無くすことができ、また、商品にかかる衝撃を緩衝できるため、炭酸飲料等の泡噴きを抑えることができる。
また、第一シュートの円弧形状部に近接した待機位置にロック軸がある時は第一シュートは回動自在に保持されるが、ロック軸と軸の間の距離が、短いために円弧形状部が通過不可能なため、第一シュートは着脱不可能に保持されており、人為的外力等により操作位置にロック軸がある時は、軸とロック軸との距離が大きくなるため、円弧形状部が通過可能となり、第一シュートの回動自在かつ着脱可能となるため、サービス時(特に、商品搬出装置の保守、点検等)にオペレータによる作業を容易にでき、また、1種類のトーションばねにより、ロック軸の付勢と第一シュートの付勢を兼用するため、部品の削減、組立工数の削減等が図れ、また、第一シュートが待機時にはトーションばねの他端は商品収納部に設けた固定軸に係接するよう設けているため第一シュートにはトーションばねによる付勢力を生じないよう構成され、第一シュートが外力等により待機位置より動作位置方向へ移動した際にトーションばねの先端部が押し込まれることにより、固定軸からトーションばねの係接を解除できる構成により、第一シュートに待機位置へ戻そうとする付勢力が働くように構成されるため、第一シュートを待機位置にて所定の負荷荷重にて待機させることができ、第二シュート取付時の作業を容易にできるという作用を有する。
請求項17に記載の発明は、請求項11、12または13のいずれか1項に記載の発明に、さらに、前記第一シュートの付勢手段と前記ロック軸の前記待機位置方向への付勢手段として、ダブルトーションばねを用い、前記ダブルトーションばねは、中央部にそれぞれ2つのコイル形状部を有し、前記コイル形状部は前記商品収納部に設けた案内軸にそれぞれ挿通支持されており、前記ダブルトーションばねの一端は、前記ロック軸に係接し、前記ロック軸を前記待機位置方向へ付勢すると共に、前記ダブルトーションばねの他端近傍に曲部を有し、前記曲部と前記コイル形状部との間に固定軸を前記商品収納部に設け、前記ダブルトーションばねの他端が係接保持する様構成し、さらに前記ダブルトーションばねの他端は前記曲部よりさらに延在され、その先端部は外力等のない状態では前記第一シュートの待機位置にて浮動支持するよう構成されており、前記第一シュートが外力等により待機位置より動作位置方向へ移動した際に前記ダブルトーションばねが押し込まれることにより、前記固定軸から前記ダブルトーションばねの係接を解除できる構成により、前記第一シュートに待機位置へ戻そうとする付勢力が働くよう構成したことを特徴とする。
この自動販売機の商品搬出装置によれば、商品搬出装置より搬出された商品が、自由落下しながら商品案内シュートに到達した際、商品案内シュートが付勢手段により浮動支持されているため、商品にかかる衝撃を吸収することができる。このため、衝撃により商品案内シュートのたわみが生じその復元時に商品を跳ね上げることを無くすことができ、また、衝撃により商品自体(特にPET製商品)が変形しその復元時に商品が跳ね上がることによる、商品の不安定なバウンド、起立状態を無くすことができる。
これらにより、横倒し状態で商品取出口まで搬出することができ、商品案内シュート上あるいは商品取出口等での商品詰まりを無くすことができ、また、商品にかかる衝撃を緩衝できるため、炭酸飲料等の泡噴きを抑えることができる。また、第一シュートの円弧形状部に近接した待機位置にロック軸がある時は第一シュートは回動自在に保持されるが、ロック軸と軸の間の距離が、短いために円弧形状部が通過不可能なため、第一シュートは着脱不可能に保持されており、人為的外力等により操作位置にロック軸がある時は、軸とロック軸との距離が大きくなるため、円弧形状部が通過可能となり、第一シュートの回動自在かつ着脱可能となるため、サービス時(特に、商品搬出装置の保守、点検等)にオペレータによる作業を容易にできる。
また、ダブルトーションばねにより、1部品にて付勢力の分散がはかれ、ロック軸および第一シュートへの安定した付勢力を容易に供給することができるとともにロック軸の付勢と第一シュートの付勢を兼用するため、部品の削減、組立工数の削減等が図れ、また、第一シュートが待機時にはダブルトーションばねの他端は商品収納部に設けた固定軸に係接するよう設けているため第一シュートにはダブルトーションばねによる付勢力を生じないよう構成され、第一シュートが外力等により待機位置より動作位置方向へ移動した際にダブルトーションばねの先端部が押し込まれることにより、固定軸からダブルトーションばねの係接を解除できる構成により、第一シュートに待機位置へ戻そうとする付勢力が働くように構成されるため、第一シュートを待機位置にて所定の負荷荷重にて待機させることができ、第二シュート取付時の作業を容易にできるという作用を有する。
請求項18に記載の発明は、請求項1、6、7、8または9のいずれか1項に記載の発明に、さらに、前記第一シュートの一端にU型溝を有し、前記商品収納部に設けた軸を中心として回動自在に前記U型溝が挿通支持されており、また、コイル形状部が前記軸に挿通され、一端が前記商品収納部に設けた固定軸に係接され、他端の先端部近傍に曲部を有し、さらに前記他端まで延在されており、前記曲部が前記第一シュートの後端部に係接するよう構成されたトーションばねを有し、前記トーションばねの前記曲部近傍を外力等により弾性変形させ前記第一シュートとの係接を解除できる構成により前記第一シュートの着脱を可能に保持したことを特徴とする。
この自動販売機の商品搬出装置によれば、商品搬出装置より搬出された商品が、自由落下しながら商品案内シュートに到達した際、商品案内シュートが付勢手段により浮動支持されているため、商品にかかる衝撃を吸収することができる。このため、衝撃により商品案内シュートのたわみが生じその復元時に商品を跳ね上げることを無くすことができ、また、衝撃により商品自体(特にPET製商品)が変形しその復元時に商品が跳ね上がることによる、商品の不安定なバウンド、起立状態を無くすことができる。これらにより、横倒し状態で商品取出口まで搬出することができ、商品案内シュート上あるいは商品取出口等での商品詰まりを無くすことができ、また、商品にかかる衝撃を緩衝できるため、炭酸飲料等の泡噴きを抑えることができる。
また、トーションばねの他端は第一シュートの回動動作に対し、弾性変形により追従するよう係接されているため、通常使用時には第一シュートを回動自在、着脱不可能に保持し、トーションばねの曲部近傍を人為的外力等により弾性変形させ第一シュートとの係接を解除することにより第一シュートの回動自在かつ着脱可能となるため、第一シュートの着脱仕様を容易に構成でき、サービス時(特に、商品搬出装置の保守、点検等)にオペレータによる作業を容易にできるという作用を有する。
請求項19に記載の発明は、請求項1、6、7、8または9のいずれか1項に記載の発明に、さらに、前記第一シュートの一端にU型溝を有し、前記商品収納部に設けた軸を中心として回動自在に前記U型溝が挿通支持されており、また前記第一シュートの付勢手段としてトーションばねを用い、前記トーションばねは第一コイル形状部を有し、前記第一コイル形状部は前記商品収納部に設けた案内軸に挿通支持されており、前記トーションばねの一端近傍に曲部を有し、前記曲部と前記コイル形状部との間に固定軸を前記商品収納部に設け前記トーションばねの一端が係接保持する様構成し、さらに前記トーションばねの一端は前記曲部よりさらに延在され、その先端部は外力等のない状態では前記第一シュートが待機位置にて浮動支持する様構成されており、前記第一シュートが待機位置より動作位置方向へ移動した際には前記トーションばねの係接を解除できる構成により、前記第一シュートに待機位置へ戻そうとする付勢力が働く様構成されており、また前記トーションばねの他端側には第二コイル形状部を有し、前記第二コイル形状部は前記商品収納部に設けた軸に挿通支持されており、さらに他端側へ延在され、他端の先端部近傍に曲部を有し、さらに前記他端まで延在されており、前記曲部が前記第一シュートの後端部に係接するよう構成されたトーションばねを有し、前記トーションばねの前記曲部近傍を外力等により弾性変形させ前記第一シュートとの係接を解除できる構成により前記第一シュートの着脱を可能に保持したことを特徴とする。
この自動販売機の商品搬出装置によれば、商品搬出装置より搬出された商品が、自由落下しながら商品案内シュートに到達した際、商品案内シュートが付勢手段により浮動支持されているため、商品にかかる衝撃を吸収することができる。このため、衝撃により商品案内シュートのたわみが生じその復元時に商品を跳ね上げることを無くすことができ、また、衝撃により商品自体(特にPET製商品)が変形しその復元時に商品が跳ね上がることによる、商品の不安定なバウンド、起立状態を無くすことができる。これらにより、横倒し状態で商品取出口まで搬出することができ、商品案内シュート上あるいは商品取出口等での商品詰まりを無くすことができ、また、商品にかかる衝撃を緩衝できるため、炭酸飲料等の泡噴きを抑えることができる。
また、第一シュートが待機時にはトーションばねの一端は商品収納部に設けた固定軸に係接するよう設けているため第一シュートにはトーションばねによる付勢力を生じないよう構成され、第一シュートが外力等により待機位置より動作位置方向へ移動した際にトーションばねの先端部が押し込まれることにより、固定軸からトーションばねの係接を解除できる構成により、第一シュートに待機位置へ戻そうとする付勢力が働くように構成されるため、第一シュートを待機位置にて所定の負荷荷重にて待機させることができ、第二シュート取付時の作業を容易にでき、また、トーションばねの他端は第一シュートの回動動作に対し、弾性変形により追従するよう係接されているため、通常使用時には第一シュートを回動自在、着脱不可能に保持し、トーションばねの曲部近傍を人為的外力等により弾性変形させ第一シュートとの係接を解除することにより第一シュートの回動自在かつ着脱可能となるため、第一シュートの着脱仕様を容易に構成でき、サービス時(特に、商品搬出装置の保守、点検等)にオペレータによる作業を容易にでき、また1種類のトーションばねにより、第一シュートの保持着脱仕様と第一シュートの付勢を兼用するため、部品の削減、組立工数の削減等が図れるという作用を有する。
本発明の自動販売機の商品搬出装置は、商品搬出装置より搬出された商品が、自由落下しながら商品案内シュートに到達した際、商品案内シュートが付勢手段により浮動支持されているため、商品にかかる衝撃を吸収することができる。このため、衝撃により商品案内シュートのたわみが生じその復元時に商品を跳ね上げることを無くすことができ、また、衝撃により商品自体(特にPET製商品)が変形しその復元時に商品が跳ね上がることによる、商品の不安定なバウンド、起立状態を無くすことができる。これらにより、横倒し状態で商品取出口まで搬出することができ、商品案内シュート上あるいは商品取出口等での商品詰まりを無くすことができ、また、商品にかかる衝撃を緩衝できるため、炭酸飲料等の泡噴きを抑えることができる。
請求項1に記載の発明は、前後に複数列構成された通路と前記商品通路下部にそれぞれ商品払出装置を備えた商品収納部と、取出口の間に配置され商品払出装置から搬出された商品が落下して滑降または転動するように傾斜した商品案内シュートを備える自動販売機の商品搬出装置において、前記商品案内シュートは第一シュートと第二シュートに分割されており、前記商品収納部の後下部に、前記第一シュートが回動自在に後端部を軸支され、前端部はその回動方向に付勢手段により浮動支持されており、前記第一シュートの前端の上側に第二シュートの後端部が係置され、前記第二シュートの前端部が取出口近傍まで延在される構成としたので、商品搬出装置より搬出された商品が、自由落下しながら商品案内シュートに到達した際、商品案内シュートが付勢手段により浮動支持されているため、商品にかかる衝撃を吸収することができる。
このため、衝撃により商品案内シュートのたわみが生じその復元時に商品を跳ね上げることを無くすことができ、また、衝撃により商品自体(特にPET製商品)が変形しその復元時に商品が跳ね上がることによる、商品の不安定なバウンド、起立状態を無くすことができる。これらにより、横倒し状態で商品取出口まで搬出することができ、商品案内シュート上あるいは商品取出口等での商品詰まりを無くすことができ、また、商品にかかる衝撃を緩衝できるため、炭酸飲料等の泡噴きを抑えることができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明に加えて、前記第一シュートの一端がU型溝を有し、前記商品収納部に設けた軸を中心として回動自在に前記U型溝が挿通支持されており、前記U型溝近傍に前記軸をくわえ込み保持する保持弾性部材を前記第一シュートに備えることにより、前記軸と前記第一シュートを回動自在かつ着脱可能に保持した構成としたので、商品搬出装置より搬出された商品が、自由落下しながら商品案内シュートに到達した際、商品案内シュートが付勢手段により浮動支持されているため、商品にかかる衝撃を吸収することができる。
このため、衝撃により商品案内シュートのたわみが生じその復元時に商品を跳ね上げることを無くすことができ、また、衝撃により商品自体(特にPET製商品)が変形しその復元時に商品が跳ね上がることによる、商品の不安定なバウンド、起立状態を無くすことができる。これらにより、横倒し状態で商品取出口まで搬出することができ、商品案内シュート上あるいは商品取出口等での商品詰まりを無くすことができ、また、商品にかかる衝撃を緩衝できるため、炭酸飲料等の泡噴きを抑えることができる。また、第一シュートを回動自在かつ着脱可能に保持できるため、サービス時(特に、商品搬出装置の保守、点検等)にオペレータによる作業を容易にできる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明に加えて、前記付勢手段が薄板状弾性部材からなり、前記薄板状弾性部材の一端は前記第一シュートの下部近傍に設けられた軸に係合され,途中前記軸の近傍に設けられた別の軸に係接するとともに、他端は片持梁状に延在され第一シュートを上側に付勢するとともに前記薄板状弾性部材が待機位置では第一シュートの付勢位置近傍に設けられた別の軸に係接する構成としたので、商品搬出装置より搬出された商品が、自由落下しながら商品案内シュートに到達した際、商品案内シュートが付勢手段により浮動支持されているため、商品にかかる衝撃を吸収することができる。このため、衝撃により商品案内シュートのたわみが生じその復元時に商品を跳ね上げることを無くすことができる。
また、衝撃により商品自体(特にPET製商品)が変形しその復元時に商品が跳ね上がることによる、商品の不安定なバウンド、起立状態を無くすことができる。これらにより、横倒し状態で商品取出口まで搬出することができ、商品案内シュート上あるいは商品取出口等での商品詰まりを無くすことができ、また、商品にかかる衝撃を緩衝できるため、炭酸飲料等の泡噴きを抑えることができる。また、第一シュートを回動自在かつ着脱可能に保持できるため、サービス時(特に、商品搬出装置の保守、点検等)にオペレータによる作業を容易にできる。また、薄板状弾性部材が待機時には商品収納部に設けた軸に係接するよう設けているため、ある所定の位置および負荷荷重にて薄板状弾性部材を待機させることができるため、第一シュートを所定の位置および負荷荷重にて薄板状弾性部材を待機させることができ、第二シュート取付時の作業を容易にできる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明に加えて、第一シュートの一端がU型溝を有し、前記商品収納部に設けた軸を中心として回動自在に前記U型溝が挿通支持されており、また前記第一シュート中程には前記商品収納部に設けた別の軸を誘導および支持する誘導溝を有するとともに前記誘導溝は前記軸径よりいくらか大きな開口を有しており、前記付勢手段が薄板状弾性部材からなり、前記薄板状弾性部材は前記第一シュートに係合され前記薄板状弾性部材の一端は前記U型溝に挿通された前記軸を保持し、前記薄板状弾性部材を弾性変形させることにより前記U型溝が着脱可能に支持部を設け、前記薄板状弾性部材の他端は片持梁状に延在されその先端部が第一シュートを上側に付勢するとともに、前記薄板状弾性部材が待機位置では前記誘導溝に挿通された前記軸と係接する構成としたので、商品搬出装置より搬出された商品が、自由落下しながら商品案内シュートに到達した際、商品案内シュートが付勢手段により浮動支持されているため、商品にかかる衝撃を吸収することができる。
このため、衝撃により商品案内シュートのたわみが生じその復元時に商品を跳ね上げることを無くすことができ、また、衝撃により商品自体(特にPET製商品)が変形しその復元時に商品が跳ね上がることによる、商品の不安定なバウンド、起立状態を無くすことができる。これらにより、横倒し状態で商品取出口まで搬出することができ、商品案内シュート上あるいは商品取出口等での商品詰まりを無くすことができ、また、商品にかかる衝撃を緩衝できるため、炭酸飲料等の泡噴きを抑えることができる。また、第一シュートを回動自在かつ着脱可能に保持できるため、サービス時(特に、商品搬出装置の保守、点検等)にオペレータによる作業を容易にできる。また、第一シュートの誘導溝がある程度のあそびをもって商品収納部に設けた軸に係接するよう設けているため、第一シュートの可動範囲を制限することができ、ある所定の位置および負荷荷重にて第一シュートを待機させることができるため、第二シュート取付時の作業を容易にできる。
また、請求項5に記載の発明は、請求項2に記載の発明に加えて、前記第一シュートの前記付勢手段が前記U型溝が係止されている前記軸に挿通され、一端が前記商品収納部に固定され、他端が前記第一シュートを上側へ付勢する様設けたコイルばねとしたので、商品搬出装置より搬出された商品が、自由落下しながら商品案内シュートに到達した際、商品案内シュートが付勢手段により浮動支持されているため、商品にかかる衝撃を吸収することができる。
このため、衝撃により商品案内シュートのたわみが生じその復元時に商品を跳ね上げることを無くすことができ、また、衝撃により商品自体(特にPET製商品)が変形しその復元時に商品が跳ね上がることによる、商品の不安定なバウンド、起立状態を無くすことができる。これらにより、横倒し状態で商品取出口まで搬出することができ、商品案内シュート上あるいは商品取出口等での商品詰まりを無くすことができ、また、商品にかかる衝撃を緩衝できるため、炭酸飲料等の泡噴きを抑えることができる。また、第一シュートを回動自在かつ着脱可能に保持できるため、サービス時(特に、商品搬出装置の保守、点検等)にオペレータによる作業を容易にでき、また、付勢手段を容易に構成することができる。
また、請求項6に記載の発明は、商品払出装置を備えた商品収納部と取出口の間に配置され、商品払出装置から、搬出された商品が落下して滑降または転動するように傾斜した商品案内シュートを備える自動販売機の商品搬出装置において、前記商品案内シュートは中間部で第一シュートと第二シュートに分割されており、前記第一シュートは前記商品収納部の後下部に保持され、前記第二シュートの後端部は前記第一シュートの前端の上側に係置されるとともに前記第二シュートの前端部は自動販売機の庫内下部前側に着脱可能に設けた保持部材にて可動保持されるとともに付勢手段により浮動支持される構成としたことにより、商品搬出装置より搬出された商品が、自由落下しながら商品案内シュートに到達した際、商品案内シュートが付勢手段により浮動支持されているため、商品にかかる衝撃を吸収することができる。このため、衝撃により商品案内シュートのたわみが生じその復元時に商品を跳ね上げることを無くすことができ、また、衝撃により商品自体(特にPET製商品)が変形しその復元時に商品が跳ね上がることによる、商品の不安定なバウンド、起立状態を無くすことができる。これらにより、横倒し状態で商品取出口まで搬出することができ、商品案内シュート上あるいは商品取出口等での商品詰まりを無くすことができ、また、商品にかかる衝撃を緩衝できるため、炭酸飲料等の泡噴きを抑えることができる。
また、請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明に加えて、前記第二シュートの前端部に曲部を配し下方向へ伸びる下端部を設け、前記下端部に上下方向に長い係止孔を設け、前記保持部材が前記下端部の前側に設けられた前部保持部材と前記下端部の後側に設けられた後部保持部材からなり、前記前部保持部材と前記後部保持部材の間に前記下端部を挿通し上下移動時自在に係止するとともに前記前部保持部材と前記後部保持部材にまたがる円柱状の軸が前記係止孔を挿通し前記前部保持部材あるいは前記後部保持部材に固定されるとともに、前記付勢手段として前記下端部の後側に配された前記後部保持部材が弾性部材からなり、先端部が前記第二シュート前端部を上方向へ付勢する様設けたことにより、商品搬出装置より搬出された商品が、自由落下しながら商品案内シュートに到達した際、商品案内シュートが付勢手段により浮動支持されているため、商品にかかる衝撃を吸収することができる。
このため、衝撃により商品案内シュートのたわみが生じその復元時に商品を跳ね上げることを無くすことができ、また、衝撃により商品自体(特にPET製商品)が変形しその復元時に商品が跳ね上がることによる、商品の不安定なバウンド、起立状態を無くすことができる。これらにより、横倒し状態で商品取出口まで搬出することができ、商品案内シュート上あるいは商品取出口等での商品詰まりを無くすことができ、また、商品にかかる衝撃を緩衝できるため、炭酸飲料等の泡噴きを抑えることができる。
また、請求項8に記載の発明は、請求項6に記載の発明に加えて、前記第二シュートの前端部に曲部を配し下方向へ伸びる下端部を設け、前記下端部に上下方向に長い係止孔を設け、前記保持部材が前記下端部の前側に設けられた前部保持部材と前記下端部の後側に設けられた後部保持部材からなり、前記前部保持部材と前記後部保持部材の間に前記下端部を挿通し上下移動時自在に係止するとともに前記前部保持部材と前記後部保持部材にまたがる円柱状の軸が前記係止孔を挿通し前記前部保持部材あるいは前記後部保持部材に固定されるとともに、前記付勢手段として前記下端部の後側に配された前記後部保持部材の上端部に前記第二シュートの傾斜面と隙間を設けてほぼ平行に突出した突起部を設け、前記第二シュートと前記突起部の間に圧縮コイルばねを設けることにより前記第二シュートの前記前端部を上方向に付勢することにより、商品搬出装置より搬出された商品が、自由落下しながら商品案内シュートに到達した際、商品案内シュートが付勢手段により浮動支持されているため、商品にかかる衝撃を吸収することができる。
このため、衝撃により商品案内シュートのたわみが生じその復元時に商品を跳ね上げることを無くすことができ、また、衝撃により商品自体(特にPET製商品)が変形しその復元時に商品が跳ね上がることによる、商品の不安定なバウンド、起立状態を無くすことができる。これらにより、横倒し状態で商品取出口まで搬出することができ、商品案内シュート上あるいは商品取出口等での商品詰まりを無くすことができ、また、商品にかかる衝撃を緩衝できるため、炭酸飲料等の泡噴きを抑えることができる。
また、請求項9に記載の発明は、前後に複数列構成された商品通路と前記商品通路下部にそれぞれ商品払出装置を備えた商品収納部と、取出口の間に配置され商品払出装置から搬出された商品が落下して滑降または転動するように傾斜した商品案内シュートを備える自動販売機の商品搬出装置において、前記商品案内シュートは第一シュートと第二シュートに分割されており、前記商品収納部の後下部に、前記第一シュートが回動自在に後端部を軸支され、前端部はその回動方向に付勢手段により浮動支持されており、前記第一シュートの前端の上側に第二シュートの後端部が係置され、前記第二シュートの前端部が取出口近傍まで延在されており、前記第二シュートの前記前端部は自動販売機の庫内下部前側に着脱可能に設けた保持部材にて可動保持されるとともに付勢手段により浮動支持されることにより、商品搬出装置より搬出された商品が、自由落下しながら商品案内シュートに到達した際、商品案内シュートが付勢手段により浮動支持されているため、商品にかかる衝撃を吸収することができる。
このため、衝撃により商品案内シュートのたわみが生じその復元時に商品を跳ね上げることを無くすことができ、また、衝撃により商品自体(特にPET製商品)が変形しその復元時に商品が跳ね上がることによる、商品の不安定なバウンド、起立状態を無くすことができる。これらにより、横倒し状態で商品取出口まで搬出することができ、商品案内シュート上あるいは商品取出口等での商品詰まりを無くすことができ、また、商品にかかる衝撃を緩衝できるため、炭酸飲料等の泡噴きを抑えることができる。
また、請求項10に記載の発明は、請求項1から9のいずれか一項に記載の発明に加えて、前記第一シュートの前記浮動端に係置された前記第二シュートの前記後端部の上側に前記商品収納部の下端部を近接し、前記第一シュートの後端部が上側へ移動する際に前記下端部が障害となりそれより上に上がらないよう構成したことにより、商品搬出装置より搬出された商品が、自由落下しながら商品案内シュートに到達した際、商品案内シュートが付勢手段により浮動支持されているため、商品にかかる衝撃を吸収することができる。このため、衝撃により商品案内シュート自体のたわみが生じその復元時に商品を跳ね上げることを無くすことができ、また、衝撃により商品自体(特にPET製商品)が変形しその復元時に商品が跳ね上がることによる、商品の不安定なバウンド、起立状態を無くすことができる。
これらにより、横倒し状態で商品取出口まで搬出することができ、商品案内シュート上あるいは商品取出口等での商品詰まりを無くすことができ、また、商品にかかる衝撃を緩衝できるため、炭酸飲料等の泡噴きを抑えることができる。また、第一シュートを回動自在かつ着脱可能に保持できるため、サービス時(特に、商品搬出装置の保守、点検等)にオペレータによる作業を容易にできる。また、商品案内シュートが商品落下時の衝撃を吸収後、復元する際に第二シュートの後端部が商品収納部の下端部が障害となり所定の範囲内にて浮動支持できるため、第二シュートの後端部を所定の負荷荷重にて待機させることができる。
また、請求項11に記載の発明は、請求項1、6、7、8または9のいずれか1項に記載の発明に加えて、前記第一シュートは後方に切欠いたU型溝を両側面に有し、前記U字溝に回動自在に軸支され、さらに前記U字溝の切欠きとは反対位置に付勢手段により支持されたロック軸を設け、前記第一シュートは前記軸と前記ロック軸とで挟み込むように保持されており、前記ロック軸の付勢手段を外力にて開放することにより、前記第一シュートがロック軸から外れることにより、商品搬出装置より搬出された商品が、自由落下しながら商品案内シュートに到達した際、商品案内シュートが付勢手段により浮動支持されているため、商品にかかる衝撃を吸収することができる。
このため、衝撃により商品案内シュートのたわみが生じその復元時に商品を跳ね上げることを無くすことができ、また、衝撃により商品自体(特にPET製商品)が変形しその復元時に商品が跳ね上がることによる、商品の不安定なバウンド、起立状態を無くすことができる。これらにより、横倒し状態で商品取出口まで搬出することができ、商品案内シュート上あるいは商品取出口等での商品詰まりを無くすことができ、また、商品にかかる衝撃を緩衝できるため、炭酸飲料等の泡噴きを抑えることができる。
また、第一シュートの円弧形状部に近接した待機位置にロック軸がある時は第一シュートは回動自在に保持されるが、ロック軸と軸の間の距離が、短いために円弧形状部が通過不可能なため、第一シュートは着脱不可能に保持されており、人為的外力等により操作位置にロック軸がある時は、軸とロック軸との距離が大きくなるため、円弧形状部が通過可能となり、第一シュートの回動自在かつ着脱可能となるため、サービス時(特に、商品搬出装置の保守、点検等)にオペレータによる作業が容易にできる。
また、請求項12に記載の発明は、請求項1、6、7、8または9のいずれか1項に記載の発明に加えて、さらに、前記第一シュートは後方に切欠いたU型溝を両側面に有し、前記U字溝に回動自在に軸支され、さらに前記U字溝の切欠きとは反対位置に付勢手段により支持されたロック軸を設け、前記第一シュートは前記軸と前記ロック軸とで挟み込むように保持されており、(外力により移動可能な前記ロック軸の移動範囲を規制する規制手段と)前記ロック軸が当接する前記U型溝の鍔状外周部は前記第一シュートが回動時に保持する保持形状部と前記ロック軸の前記付勢手段を開放した時に前記第一シュートが離脱できる離脱形状部を有し、前記第一シュートを前記軸を中心に回動させて、さらに前記ロック軸の付勢手段を外力にて開放することにより、前記第一シュートのロック軸から離脱するため、商品搬出装置より搬出された商品が、自由落下しながら商品案内シュートに到達した際、商品案内シュートが付勢手段により浮動支持されているため、商品にかかる衝撃を吸収することができる。
このため、衝撃により商品案内シュートのたわみが生じその復元時に商品を跳ね上げることを無くすことができ、また、衝撃により商品自体(特にPET製商品)が変形しその復元時に商品が跳ね上がることによる、商品の不安定なバウンド、起立状態を無くすことができる。これらにより、横倒し状態で商品取出口まで搬出することができ、商品案内シュート上あるいは商品取出口等での商品詰まりを無くすことができ、また、商品にかかる衝撃を緩衝できるため、炭酸飲料等の泡噴きを抑えることができる。また、第一シュートの保持形状部に当接するロック軸(待機位置)のため第一シュートは回動自在かつ着脱不可能に保持されており、人為的外力等によりロック軸の付勢手段を開放(操作位置)した時は、第一シュートをある角度(θ)上方へ回動させることにより第一シュートの離脱形状部が通過可能となる構成により第一シュートの回動自在かつ着脱可能となるため、サービス時(特に、商品搬出装置の保守、点検等)にオペレータによる作業を容易にでき、かつ、万一ロック軸が何らかの要因により、待機位置に復帰せず操作位置にあっても、通常使用時において容易に第一シュートが脱落等生じないため、第一シュートの保持をより安全に確保することができる。
また、請求項13に記載の発明は、請求項12に記載の発明に加えて、さらに、前記保持形状部と前記離脱形状部はそれぞれ円弧形状部と直線形状部を少なくとも2つ以上組み合わせた形状としたことにより、商品搬出装置より搬出された商品が、自由落下しながら商品案内シュートに到達した際、商品案内シュートが付勢手段により浮動支持されているため、商品にかかる衝撃を吸収することができる。このため、衝撃により商品案内シュートのたわみが生じその復元時に商品を跳ね上げることを無くすことができ、また、衝撃により商品自体(特にPET製商品)が変形しその復元時に商品が跳ね上がることによる、商品の不安定なバウンド、起立状態を無くすことができる。
これらにより、横倒し状態で商品取出口まで搬出することができ、商品案内シュート上あるいは商品取出口等での商品詰まりを無くすことができ、また、商品にかかる衝撃を緩衝できるため、炭酸飲料等の泡噴きを抑えることができる。また、第一シュートの円弧形状部に当接するロック軸(待機位置)のため第一シュートは回動自在に保持されるが、ロック軸と軸の間の距離が、短いために円弧形状部(あるいは直線形状部)が通過不可能なため、第一シュートは着脱不可能に保持されており、人為的外力等によりロック軸の付勢手段を開放(操作位置)した時は、軸とロック軸との距離が大きくなり、第一シュートが待機位置にある時は円弧形状部が通過不可能な構成により着脱不可能であるが、第一シュートをある角度(θ)上方へ回動させることにより第一シュートの直線形状部が通過可能となる構成により第一シュートは回動自在かつ着脱可能となるため、サービス時(特に、商品搬出装置の保守、点検等)にオペレータによる作業を容易にでき、かつ、万一ロック軸が何らかの要因により、待機位置に復帰せず操作位置にあっても、通常使用時において容易に第一シュートが脱落等生じないため、第一シュートの保持をより安全に確保することができる。
また、請求項14に記載の発明は、請求項11、12または13のいずれか1項に記載の発明に加えて、さらに、前記ロック軸の前記付勢手段として、トーションばねを用い、前記トーションばねは、中央部にコイル形状部を有し、前記コイル形状部は前記商品収納部に設けた案内軸に挿通支持されており、前記トーションばねの一端は、前記ロック軸に係接し、前記ロック軸を前記待機位置方向へ付勢すると共に、他端は前記商品収納部に設けた固定軸に係接保持するよう構成されたことにより、商品搬出装置より搬出された商品が、自由落下しながら商品案内シュートに到達した際、商品案内シュートが付勢手段により浮動支持されているため、商品にかかる衝撃を吸収することができる。このため、衝撃により商品案内シュートのたわみが生じその復元時に商品を跳ね上げることを無くすことができ、また、衝撃により商品自体(特にPET製商品)が変形しその復元時に商品が跳ね上がることによる、商品の不安定なバウンド、起立状態を無くすことができる。これらにより、横倒し状態で商品取出口まで搬出することができ、商品案内シュート上あるいは商品取出口等での商品詰まりを無くすことができ、また、商品にかかる衝撃を緩衝できるため、炭酸飲料等の泡噴きを抑えることができる。
また、第一シュートの円弧形状部に近接した待機位置にロック軸がある時は第一シュートは回動自在に保持されるが、ロック軸と軸の間の距離が、短いために円弧形状部が通過不可能なため、第一シュートは着脱不可能に保持されており、人為的外力等により操作位置にロック軸がある時は、軸とロック軸との距離が大きくなるため、円弧形状部が通過可能となり、第一シュートの回動自在かつ着脱可能となるため、サービス時(特に、商品搬出装置の保守、点検等)にオペレータによる作業を容易にでき、また、付勢手段を容易に構成することができる。
また、請求項15に記載の発明は、請求項11、12または13のいずれか1項に記載の発明に加えて、さらに、前記ロック軸の前記付勢手段として、ダブルトーションばねを用い、前記ダブルトーションばねは、中央部にそれぞれ2つのコイル形状部を有し、前記コイル形状部は前記商品収納部に設けた案内軸にそれぞれ挿通支持されており、前記ダブルトーションばねの一端は、前記ロック軸に係接し、前記ロック軸を前記待機位置方向へ付勢すると共に、他端は前記商品収納部に設けた固定軸に係接保持するよう構成されたことにより、商品搬出装置より搬出された商品が、自由落下しながら商品案内シュートに到達した際、商品案内シュートが付勢手段により浮動支持されているため、商品にかかる衝撃を吸収することができる。このため、衝撃により商品案内シュートのたわみが生じその復元時に商品を跳ね上げることを無くすことができ、また、衝撃により商品自体(特にPET製商品)が変形しその復元時に商品が跳ね上がることによる、商品の不安定なバウンド、起立状態を無くすことができる。
これらにより、横倒し状態で商品取出口まで搬出することができ、商品案内シュート上あるいは商品取出口等での商品詰まりを無くすことができ、また、商品にかかる衝撃を緩衝できるため、炭酸飲料等の泡噴きを抑えることができる。また、第一シュートの円弧形状部に近接した待機位置にロック軸がある時は第一シュートは回動自在に保持されるが、ロック軸と軸の間の距離が、短いために円弧形状部が通過不可能なため、第一シュートは着脱不可能に保持されており、人為的外力等により操作位置にロック軸がある時は、軸とロック軸との距離が大きくなるため、円弧形状部が通過可能となり、第一シュートの回動自在かつ着脱可能となるため、サービス時(特に、商品搬出装置の保守、点検等)にオペレータによる作業を容易にでき、また、ダブルトーションばねにより、1部品にて付勢力の分散がはかれ、ロック軸への安定した付勢力を容易に供給することができ、部品の削減、組立工数の削減等が図れる。
また、請求項16に記載の発明は、請求項11、12または13のいずれか1項に記載の発明に加えて、さらに、前記第一シュートの付勢手段と前記ロック軸の前記待機位置方向への付勢手段として、トーションばねを用い、前記トーションばねは、中央部にコイル形状部を有し、前記コイル形状部は前記商品収納部に設けた案内軸に挿通支持されており、前記トーションばねの一端は、前記ロック軸に係接し、前記ロック軸を前記待機位置へ付勢すると共に、前記トーションばねの他端近傍に曲部を有し、前記曲部と前記コイル形状部の間に固定軸を前記商品収納部に設け、前記トーションばねの他端が係接保持する様構成し、さらに前記トーションばねの他端は前記曲部よりさらに延在され、その先端部は外力等のない状態では前記第一シュートの待機位置にて浮動支持する様構成されており、前記第一のシュートが外力等により待機位置より動作位置方向へ移動した際に前記トーションばねの前記先端部が押し込まれることにより、前記固定軸から前記トーションばねの係接を解除できる構成により、前記第一シュートに待機位置へ戻そうとする付勢力が働くよう構成したことにより、商品搬出装置より搬出された商品が、自由落下しながら商品案内シュートに到達した際、商品案内シュートが付勢手段により浮動支持されているため、商品にかかる衝撃を吸収することができる。
このため、衝撃により商品案内シュートのたわみが生じその復元時に商品を跳ね上げることを無くすことができ、また、衝撃により商品自体(特にPET製商品)が変形しその復元時に商品が跳ね上がることによる、商品の不安定なバウンド、起立状態を無くすことができる。これらにより、横倒し状態で商品取出口まで搬出することができ、商品案内シュート上あるいは商品取出口等での商品詰まりを無くすことができ、また、商品にかかる衝撃を緩衝できるため、炭酸飲料等の泡噴きを抑えることができる。また、第一シュートの円弧形状部に近接した待機位置にロック軸がある時は第一シュートは回動自在に保持されるが、ロック軸と軸の間の距離が、短いために円弧形状部が通過不可能なため、第一シュートは着脱不可能に保持されており、人為的外力等により操作位置にロック軸がある時は、軸とロック軸との距離が大きくなるため、円弧形状部が通過可能となり、第一シュートの回動自在かつ着脱可能となるため、サービス時(特に、商品搬出装置の保守、点検等)にオペレータによる作業を容易にできる。
また、1種類のトーションばねにより、ロック軸の付勢と第一シュートの付勢を兼用するため、部品の削減、組立工数の削減等が図れ、また、第一シュートが待機時にはトーションばねの他端は商品収納部に設けた固定軸に係接するよう設けているため第一シュートにはトーションばねによる付勢力を生じないよう構成され、第一シュートが外力等により待機位置より動作位置方向へ移動した際にトーションばねの先端部が押し込まれることにより、固定軸からトーションばねの係接を解除できる構成により、第一シュートに待機位置へ戻そうとする付勢力が働くように構成されるため、第一シュートを待機位置にて所定の負荷荷重にて待機させることができ、第二シュート取付時の作業を容易にできる。
また、請求項17に記載の発明は、請求項11、12または13のいずれか1項に記載の発明に加えて、さらに、前記第一シュートの付勢手段と前記ロック軸の前記待機位置方向への付勢手段として、ダブルトーションばねを用い、前記ダブルトーションばねは、中央部にそれぞれ2つのコイル形状部を有し、前記コイル形状部は前記商品収納部に設けた案内軸にそれぞれ挿通支持されており、前記ダブルトーションばねの一端は、前記ロック軸に係接し、前記ロック軸を前記待機位置方向へ付勢すると共に、前記ダブルトーションばねの他端近傍に曲部を有し、前記曲部と前記コイル形状部との間に固定軸を前記商品収納部に設け、前記ダブルトーションばねの他端が係接保持する様構成し、さらに前記ダブルトーションばねの他端は前記曲部よりさらに延在され、その先端部は外力等のない状態では前記第一シュートの待機位置にて浮動支持するよう構成されており、前記第一シュートが外力等により待機位置より動作位置方向へ移動した際に前記ダブルトーションばねが押し込まれることにより、前記固定軸から前記ダブルトーションばねの係接を解除できる構成により、前記第一シュートに待機位置へ戻そうとする付勢力が働くよう構成したことにより、商品搬出装置より搬出された商品が、自由落下しながら商品案内シュートに到達した際、商品案内シュートが付勢手段により浮動支持されているため、商品にかかる衝撃を吸収することができる。
このため、衝撃により商品案内シュートのたわみが生じその復元時に商品を跳ね上げることを無くすことができ、また、衝撃により商品自体(特にPET製商品)が変形しその復元時に商品が跳ね上がることによる、商品の不安定なバウンド、起立状態を無くすことができる。これらにより、横倒し状態で商品取出口まで搬出することができ、商品案内シュート上あるいは商品取出口等での商品詰まりを無くすことができ、また、商品にかかる衝撃を緩衝できるため、炭酸飲料等の泡噴きを抑えることができる。
また、第一シュートの円弧形状部に近接した待機位置にロック軸がある時は第一シュートは回動自在に保持されるが、ロック軸と軸の間の距離が、短いために円弧形状部が通過不可能なため、第一シュートは着脱不可能に保持されており、人為的外力等により操作位置にロック軸がある時は、軸とロック軸との距離が大きくなるため、円弧形状部が通過可能となり、第一シュートの回動自在かつ着脱可能となるため、サービス時(特に、商品搬出装置の保守、点検等)にオペレータによる作業を容易にでき、また、ダブルトーションばねにより、1部品にて付勢力の分散がはかれ、ロック軸および第一シュートへの安定した付勢力を容易に供給することができるとともにロック軸の付勢と第一シュートの付勢を兼用するため、部品の削減、組立工数の削減等が図れる。
また、第一シュートが待機時にはトーションばねの他端は商品収納部に設けた固定軸に係接するよう設けているため第一シュートにはダブルトーションばねによる付勢力を生じないよう構成され、第一シュートが外力等により待機位置より動作位置方向へ移動した際にダブルトーションばねの先端部が押し込まれることにより、固定軸からダブルトーションばねの係接を解除できる構成により、第一シュートに待機位置へ戻そうとする付勢力が働くように構成されるため、第一シュートを待機位置にて所定の負荷荷重にて待機させることができ、第二シュート取付時の作業を容易にできる。
また、請求項18に記載の発明は、請求項1、6、7、8または9のいずれか1項に記載の発明に加えて、さらに、前記第一シュートの一端にU型溝を有し、前記商品収納部に設けた軸を中心として回動自在に前記U型溝が挿通支持されており、また、コイル形状部が前記軸に挿通され、一端が前記商品収納部に設けた固定軸に係接され、他端の先端部近傍に曲部を有し、さらに前記他端まで延在されており、前記曲部が前記第一シュートの後端部に係接するよう構成されたトーションばねを有し、前記トーションばねの前記曲部近傍を外力等により弾性変形させ前記第一シュートとの係接を解除できる構成により前記第一シュートの着脱を可能に保持したことにより、商品搬出装置より搬出された商品が、自由落下しながら商品案内シュートに到達した際、商品案内シュートが付勢手段により浮動支持されているため、商品にかかる衝撃を吸収することができる。
このため、衝撃により商品案内シュートのたわみが生じその復元時に商品を跳ね上げることを無くすことができ、また、衝撃により商品自体(特にPET製商品)が変形しその復元時に商品が跳ね上がることによる、商品の不安定なバウンド、起立状態を無くすことができる。これらにより、横倒し状態で商品取出口まで搬出することができ、商品案内シュート上あるいは商品取出口等での商品詰まりを無くすことができ、また、商品にかかる衝撃を緩衝できるため、炭酸飲料等の泡噴きを抑えることができる。また、トーションばねの他端は第一シュートの回動動作に対し、弾性変形により追従するよう係接されているため、通常使用時には第一シュートを回動自在、着脱不可能に保持し、トーションばねの曲部近傍を人為的な外力等により弾性変形させ第一シュートとの係接を解除することにより第一シュートの回動自在かつ着脱可能となるため、第一シュートの着脱仕様を容易に構成でき、サービス時(特に、商品搬出装置の保守、点検等)にオペレータによる作業を容易にできる。
また、請求項19に記載の発明は、請求項1、6、7、8または9のいずれか1項に記載の発明に加えて、さらに、前記第一シュートの一端にU型溝を有し、前記商品収納部に設けた軸を中心として回動自在に前記U型溝が挿通支持されており、また前記第一シュートの付勢手段としてトーションばねを用い、前記トーションばねは第一コイル形状部を有し、前記第一コイル形状部は前記商品収納部に設けた案内軸に挿通支持されており、前記トーションばねの一端近傍に曲部を有し、前記曲部と前記コイル形状部との間に固定軸を前記商品収納部に設け前記トーションばねの一端が係接保持する様構成し、さらに前記トーションばねの一端は前記曲部よりさらに延在される。
その先端部は外力等のない状態では前記第一シュートが待機位置にて浮動支持する様構成されており、前記第一シュートが待機位置より動作位置方向へ移動した際には前記トーションばねの係接を解除できる構成により、前記第一シュートに待機位置へ戻そうとする付勢力が働く様構成されており、また前記トーションばねの他端側には第二コイル形状部を有し、前記第二コイル形状部は前記商品収納部に設けた軸に挿通支持されており、さらに他端側へ延在され、他端の先端部近傍に曲部を有する。
さらに前記他端まで延在されており、前記曲部が前記第一シュートの後端部に係接するよう構成されたトーションばねを有し、前記トーションばねの前記曲部近傍を外力等により弾性変形させ前記第一シュートとの係接を解除できる構成により前記第一シュートの着脱を可能に保持したことにより、商品搬出装置より搬出された商品が、自由落下しながら商品案内シュートに到達した際、商品案内シュートが付勢手段により浮動支持されているため、商品にかかる衝撃を吸収することができる。
このため、衝撃により商品案内シュートのたわみが生じその復元時に商品を跳ね上げることを無くすことができ、また、衝撃により商品自体(特にPET製商品)が変形しその復元時に商品が跳ね上がることによる、商品の不安定なバウンド、起立状態を無くすことができる。これらにより、横倒し状態で商品取出口まで搬出することができ、商品案内シュート上あるいは商品取出口等での商品詰まりを無くすことができ、また、商品にかかる衝撃を緩衝できるため、炭酸飲料等の泡噴きを抑えることができる。
また、第一シュートが待機時にはトーションばねの一端は商品収納部に設けた固定軸に係接するよう設けているため第一シュートにはトーションばねによる付勢力を生じないよう構成され、第一シュートが外力等により待機位置より動作位置方向へ移動した際にトーションばねの先端部が押し込まれることにより、固定軸からトーションばねの係接を解除できる構成により、第一シュートに待機位置へ戻そうとする付勢力が働くように構成されるため、第一シュートを待機位置にて所定の負荷荷重にて待機させることができ、第二シュート取付時の作業を容易にできる。
また、トーションばねの他端は第一シュートの回動動作に対し、弾性変形により追従するよう係接されているため、通常使用時には第一シュートを回動自在、着脱不可能に保持し、トーションばねの曲部近傍を人為的な外力等により弾性変形させ第一シュートとの係接を解除することにより第一シュートの回動自在かつ着脱可能となるため、第一シュートの着脱仕様を容易に構成でき、サービス時(特に、商品搬出装置の保守、点検等)にオペレータによる作業を容易にでき、また1種類のトーションばねにより、第一シュートの保持着脱仕様と第一シュートの付勢を兼用するため、部品の削減、組立工数の削減等が図れる。
以下、本発明による自動販売機の商品収搬出置の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、従来と同一構成については、同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1による自動販売機の商品搬出装置の断面図である。図2は、同実施の形態の商品案内シュート近傍の断面図である。図3は同実施の形態の第一シュート近傍の断面図である。従来と共通あるいは同一の部分は、同じ記号で表す。
図1において、自動販売機1の内側天井部に吊り下げられ横方向に複数並ぶ、商品払出装置2を備えた商品収納部3と自動販売機1前面下部に設けられた取出口4との間に、商品収納部3より搬出された商品5が滑降または転動する様に傾斜して配された商品案内シュート6を備えている。
図2および図3において、商品案内シュート6は第一シュート6aと第二シュート6bに分割されている。第一シュート6aの一端はU型溝7が設けられ、商品収納部3の後下部に設けられた軸8aにU型溝7が挿通されており、また、この軸8aをくわえ込み弾性変形内にて軸8aの保持・開放を可能とした保持弾性部材9を第一シュート6aのU型溝7近傍に備えることで、軸8aを中心として回動自在にU型溝7を係止および着脱可能に保持している。
また、第一シュート6aの下面側に、第一シュート6aを上方へ付勢する手段として、薄板状弾性部材10を設けている。この薄板状弾性部材10は、一端がカール状に巻かれた形状をしており、商品収納部3に設けられた軸8bに挿通保持されている。また、中央付近に商品収納部3に設けられた軸8cに沿って緩やかな曲げを有し、その先端に約90°の曲げを有し、この曲げの頂点部が第一シュート6aの裏面に接する様配され、さらに、その先に約90°の曲げを配し、商品収納部に設けられた軸8dに係接する様構成されている。この構成により、軸8cを支点に片持梁を形成し、第一シュート6aを上側へ付勢する様構成している。また、第一シュート6aを上側へ押し上げすぎない様、他端が軸8dに係接する様設け、軸8dに接する位置にて或る負荷荷重を維持しつつ、上側へは薄板状弾性部材10が上がらない様にしているため、第一シュート6aの先端部が商品収納部3下端部よりいくらかの隙間を設けて下側に待機する様に構成している。
また、第一シュート6a前端部には、或る程度の段差を設けた段差面20を設け、この段差面20よりわずか上側に商品収納部3の下端部21を設け、この下端部21と段差面20の間に第二シュート6bの後端部22を挿通および段差面20上に係置しており、商品案内シュート6待機状態においては第二シュート6b後端部22は第一シュート6aの付勢力により上側へ待機(下端部21に当たる位置を上限として)し、商品5の落下衝撃等が加えられた時には衝撃力に応じて下側へ移動(第一シュート6aが軸8dに当たる位置を下限として)する様に構成されている。
図4は、同実施の形態の第二シュートの分解図を示す。第二シュート6bは前端部11に約90°の曲部を配し、下方向へ伸びる下端部12を設けてあり、この下端部12に上下方向に長い係止孔13を複数(2〜3個)設けている。下端部12には保持部材14として下端部11の前面に前部保持部材14a、後面に(前部保持部材14aに保持された)後部保持部材14bをほぼ並行に配し、この前部保持部材14aと後部保持部材14bの間に下端部12を挿通し、上下自在に係止するとともに、下端部12の係止孔13部前後の前部保持部材14aと後部保持部材14bにそれぞれ穴15を設け、ビス16を前部保持部材14aの穴15を挿通し、かつ、下端部12の係止孔13を挿通後、後部保持部材14bに取り付け保持する構成にし、第二シュート6b前端部の上下移動範囲を制限する構成にしている。
また、後部保持部材14bの中程に鋭角曲げを設け、さらに先端部の面17が第二シュート6bの傾斜面とほぼ平行になる様に鈍角曲げを設けている。この鋭角曲げ頂点部18は、第二シュート6bが商品5の落下衝撃等により下方向にある程度押し込まれた際に、第二シュート6bの裏面と接する様構成しており、第二シュート6bの動作範囲を規定するとともに衝撃が直接ビス16等に加わらない様配慮することで、耐久性の向上を図っている。
また、後部保持部材14bの先端部の面17には、この先端部の面17と第二シュート6b裏面との間に圧縮コイルばね19を配して、第二シュート6bの前端部11を上方向に付勢する様構成している。
以上のように構成された自動販売機1の商品払出装置2について、以下その動作を説明する。
通常、商品払出装置2と商品案内シュート6の間には、少なくとも商品5が通過することのできる隙間を設けており、商品5は商品払出装置2より払い出され、商品案内シュート6へ到達するまでの間自由落下する。この商品5を商品案内シュート6にて受け止める際に商品5の運動方向を、取出口4方向へと大きく変化させるため、商品案内シュート6および商品5には大きな衝撃力が生じるが、商品5が商品案内シュート6に到達した瞬間より商品5の運動方向と逆方向に付勢しながら商品案内シュート6が商品5と連動する過程で商品5の運動エネルギーを吸収するため、衝撃力が緩衝される。
たとえば、第一シュート6a上に商品5が落下する場合は、商品5が第一シュート6aに到達した瞬間より薄板状弾性部材10により第一シュート6aが付勢されているため、商品5の運動方向と逆方向に付勢力を与えながら第一シュート6aのU型溝7部を中心に商品5と連動して回転をはじめる。商品5の運動エネルギーが吸収(或いは方向変換)されるか、第一シュート6aの動作下限位置に達すると、第一シュート6aは待機一方向へと復帰をはじめる。
また、第二シュート上6bに商品5が落下する場合で商品5の落下位置が第二シュート6b後端部22近傍の場合では、第二シュート6b後端部22は第一シュート6aに係置されているため、商品5が第二シュート6bに到達した瞬間より、第一シュート6aにより付勢されているため商品5の運動方向と逆方向に付勢力を与えながら商品5および第一シュート6aと連動して下方向に移動をはじめる。商品5の運動エネルギーが吸収(或いは方向変換)されるか、第一シュート6aの動作下限位置に達すると、第二シュート6bは第一シュート6aとともに待機位置に復帰をはじめる。
一方、商品5の落下位置が第二シュート6b前端部11近傍の場合では、前端部11が上下自在に保持部材14に係止され、かつ、圧縮コイルばね19により上方向に付勢されているため、商品5が第二シュート6bに到達した瞬間より運動方向と逆方向に付勢を与えながら、商品5と連動して下方向に移動をはじめる。商品5の運動エネルギーが吸収(或いは方向変換)されるか、第二シュート6bの動作下限位置(後部保持部材14bの鋭角曲げ頂点部18と第二シュート6b裏面が接した状態)に達すると、第二シュート6bは待機位置に復帰をはじめる。
ここで、これら第一シュート6aおよび第二シュート6bの付勢力は、商品5自体を跳ね上げる程の大きな付勢力はなく、おおよそ商品5荷重の2〜5倍程度が望ましい。
この様に、商品払出装置2より搬出された商品5は、落下時の衝撃が緩和されるため、落下地点の商品案内シュート6自体のたわみが抑えられ、その復元時に商品5を跳ね上げること、特に落下地点により商品案内シュート6の強度が異なるため、同じ衝撃力が加わったとしてもたわみ方がそれぞれ異なるために落下地点により様々な跳ね上がり方をすることについても抑えることができ、商品5を横倒し状態にて安定した搬出ができる。
また、商品5自体(特にPET製商品)が衝撃により変形し、その復元時に商品5が跳ね上がることについても、衝撃を緩衝できるため商品5の不安定なバウンド、起立状態を無くすことができ、商品5を横倒し状態にて安定した搬出ができる。また、商品5への衝撃が緩和されるため、商品5が炭酸飲料等の場合、搬出後開栓時における泡噴きを抑えることができる。
また、第一シュート6aに備えられた保持弾性部材9を、弾性範囲内で変形させることで、第一シュート6aを着脱可能としているので、サービス時(特に商品払出装置2の保守、点検等)にオペレータによる作業を容易にできる。
また、図5に示す様に、第一シュート6aの中程に軸8dを誘導および支持する誘導溝23を設けるとともに誘導溝23は軸8dの径よりいくらか大きな開口を設け、第一シュート6aのU型溝7近傍に設けられた保持弾性部材9を廃止し、第一シュート6aを付勢する薄板状弾性部材10を第一シュート6aに係合し、薄板状弾性部材10の一端は商品収納部3に設けた軸8aを保持し薄板状弾性部材10を弾性変形させることによりU型溝7が着脱可能な支持部10aを有し、薄板状弾性部材10の他端は片持梁状に延在され、その先端部が誘導溝23に挿通された軸8dと係接することにより第一シュート6aを上側に付勢する様構成したものでもよい。
これにより、前述同様に、商品5を横倒し状態にて安定した搬出ができ、また、商品5が炭酸飲料等の場合、搬出後開栓時における泡噴きを抑えることができる。また、図6に示す様に、第一シュート6aの付勢手段として、薄板状弾性部材10のかわりに第一シュート6aのU型溝7が係止されている軸8aに一端が商品収納部3に設けられた軸8eに保持され、他端が第一シュート6aを上側へ付勢する様もうけたコイルばね24でもよい。これにより、前述同様に、商品5を横倒し状態にて安定した搬出ができ、また、商品5が炭酸飲料等の場合、搬出後開栓時における泡噴きを抑えることができる。
また、図7に示す様に、第二シュート6bの付勢手段として、圧縮コイルばね19の代わりに後部保持部材14bを弾性部材で構成してもよい。図7に示すものは、後部保持部材14bを弾性部材にて構成したものであり、後部保持部材14bの中程に鋭角曲げを設け、さらに先端部25が第二シュート6b前端部裏面に係接するよう曲げを設け、第二シュート6b前端部11は弾性部材からなる後部保持部材14bにより上側へ付勢するよう構成している。
これにより、前述同様に、商品5を横倒し状態にて安定した搬出ができ、また、商品5が炭酸飲料等の場合、搬出後開栓時における泡噴きを抑えることができる。
また、図8に示す様に、第一シュート6aの構成として、第一シュート6aの一端にU型溝7を設け、U型溝の外周に円弧形状部26(請求項12に記載の保持形状部に相当する)を設け、商品収納部3に設けた軸8aを中心として回動自在にU型溝7が挿通支持され、第一シュート6aの円弧形状部26(請求項12に記載の保持形状部に相当する)に近接した位置(待機位置28)にロック軸30が付勢手段により支持されており、さらにこのロック軸30は軸8aとの距離が大きくなる様構成された位置(操作位置29)まで外力等により往復動作可能な様に、商品収納部3にロック軸30が設けられ、またロック軸30の付勢手段としてトーションばね31aを用い、ロック軸30の軸方向に対し両端近傍にそれぞれ1個(計2個)設けており、トーションばね31aは中央部にコイル形状部32を有し、コイル形状部32は商品収納部3に設けられた案内軸33に挿通支持されており、トーションばね31aの一端はロック軸30に係接すると共にロック軸30を待機位置28方向へ付勢する様構成され、またトーションばね31aの他端は商品収納部3に設けた固定軸34に係接保持する様構成された構成でもよい。なお、トーションばね31aはロック軸30の軸方向に対し両端近傍にそれぞれ1個(計2個)設けるかわりに、中央付近に1個のみ設けても差し支えない。
これにより、通常時はロック軸30はトーションばね31aの付勢により待機位置28に位置するため、第一シュート6aは軸8aを中心に回動自在であるが、軸8aとロック軸30との距離が小さなため第一シュート6aの円弧形状部26(請求項12に記載の保持形状部に相当する)が通過することができないため着脱ができない。ロック軸30を人為的外力等により操作位置28へ移動することにより軸8aとロック軸30との距離を大きくすることができるため、第一シュート6aの円弧形状部26(請求項12に記載の保持形状部に相当する)が通過でき、着脱が可能となる。これにより、サービス時(特に商品払出装置2の保守、点検等)にオペレータによる作業を容易にできる。
また、図9に示す様に、第一シュート6aの構成として、第一シュート6aの一端にU型溝7を設け、U型溝の外周に円弧形状部26(請求項12に記載の保持形状部に相当する)と円弧形状部26(請求項12に記載の保持形状部に相当する)の一端より延在した直線形状部27(請求項12に記載の離脱形状部に相当する)を設け、商品収納部3に設けた軸8aを中心として回動自在にU型溝7が挿通支持され、第一シュート6aの円弧形状部26(請求項12に記載の保持形状部に相当する)に近接した位置(待機位置28)にロック軸30が付勢手段により支持されており、さらにこのロック軸30は軸8aとの距離が大きくなる様構成された位置(操作位置29)まで外力等により往復動作可能な様に、商品収納部3にロック軸30が設けられる。
またロック軸30の付勢手段としてトーションばね31aを用い、ロック軸30の軸方向に対し両端近傍にそれぞれ1個(計2個)設けており、トーションばね31aは中央部にコイル形状部32を有し、コイル形状部32は商品収納部3に設けられた案内軸33に挿通支持されており、トーションばね31aの一端はロック軸30に係接すると共にロック軸30を待機位置28方向へ付勢する様構成され、またトーションばね31aの他端は商品収納部3に設けた固定軸34に係接保持する様構成された構成でもよい。なお、トーションばね31aはロック軸30の軸方向に対し両端近傍にそれぞれ1個(計2個)設けるかわりに、中央付近に1個のみ設けても差し支えない。
これにより、通常時はロック軸30はトーションばね31aの付勢により待機位置28に位置するため、第一シュート6aは軸8aを中心に回動自在であるが、軸8aとロック軸30との距離が小さなため第一シュート6aの円弧形状部26(請求項12に記載の保持形状部に相当する)および直線形状部27(請求項12に記載の離脱形状部に相当する)が通過することができないため着脱ができない。
ロック軸30を人為的外力等により操作位置28へ移動することにより軸8aとロック軸30との距離を大きくし、またこの距離を第一シュート6aの直線形状部27(請求項12に記載の離脱形状部に相当する)のみ通過でき円弧形状部26(請求項12に記載の保持形状部に相当する)は通過できない構成とすることで、ロック軸30が操作位置28であっても第一シュート6aがある角度(θ)まで回動しなければ第一シュート6aを着脱できないようにしている。
これにより、サービス時(特に商品払出装置2の保守、点検等)にオペレータによる作業を容易にできるとともに、万一ロック軸30が何らかの要因により、待機位置28に復帰せず操作位置29にあっても、通常使用時において容易に第一シュート6aが脱落等生じないため、第一シュート6aの保持をより安全に確保することができる。
また、図9において、第一シュート6aの構成として、トーションばね31aのかわりにダブルトーションばね35aを用い、ダブルトーションばね35aは中央部にそれぞれ2つのコイル形状部32を有し、コイル形状部32は商品収納部3に設けられた案内軸33にそれぞれ挿通支持されており、また、コイル形状部32間の隙間は第一シュート6aのロック軸30方向の大きさよりも小さく構成され、ダブルトーションばね35aの一端はロック軸30にそれぞれ係接すると共にロック軸30を待機位置28方向へ付勢する様構成され、またダブルトーションばね35aの他端は商品収納部3に設けた固定軸34に係接保持する様設けられた構成でもよい。
これにより、1部品にて付勢力の分散が図れ、ロック軸30への安定した付勢力を容易に供給することができ、また、部品の削減、組立工数の削減等が図れる。
また、図10に示す様に、第一シュート6aの付勢手段および構成とロック軸30の待機位置28方向への付勢手段として、ロック軸30の軸方向に対し両端近傍にそれぞれ設けた2個(または複数でもよい)のトーションばね31bを用い、トーションばね31bは、中央部にコイル形状部32を有し、コイル形状部32は商品収納部3に設けた案内軸33に挿通支持されており、トーションばね31bの一端は、ロック軸30に係接し、ロック軸30を待機位置28へ付勢すると共に、トーションばね31bの他端近傍に約90°程度の曲部36を有し、曲部36とコイル形状部32の間に固定軸34を商品収納部3に設け、トーションばね31bの他端が係接保持する様構成している。
さらにトーションばね31bの他端は曲部36よりさらに延在され、その先端部37は外力等のない状態では第一シュート6aの待機位置にて浮動支持する様構成されており、第一シュート6aが外力等により待機位置より動作位置方向へ移動した際にトーションばね31bの先端部37が押し込まれることにより、固定軸34からトーションばね31bの係接を解除できる構成により、第一シュート6aに待機位置へ戻そうとする付勢力が働くよう構成してもよい。なお、トーションばね31bはロック軸30の軸方向に対し両端近傍にそれぞれ1個(計2個)設けるかわりに、中央付近に1個のみ設けても差し支えない。
これにより、サービス時(特に商品払出装置2の保守、点検等)にオペレータによる作業を容易にでき、また、1種類のトーションばね31bにより、ロック軸30の付勢と第一シュート6aの付勢を兼用するため、部品の削減、組立工数の削減等が図れ、また、第一シュート6aが待機時にはトーションばね31bの他端は商品収納部3に設けた固定軸34に係接するよう設けているため第一シュート6aにはトーションばね31bによる付勢力を生じないよう構成され、第一シュート6aが外力等により待機位置より動作位置方向へ移動した際にトーションばね31bの先端部37が押し込まれることにより、固定軸34からトーションばね31bの係接を解除できる構成により、第一シュート6aに待機位置へ戻そうとする付勢力が働くように構成されるため、第一シュート6aを待機位置にて所定の負荷荷重にて待機させることができ、第二シュート6b取付時の作業を容易にできる。
また、図10において、第一シュート6aの付勢手段および構成とロック軸30の待機位置28方向への付勢手段として、トーションばね31bのかわりにダブルトーションばね35bを用い、ダブルトーションばね35bは、中央部にそれぞれ2つのコイル形状部32を有し、コイル形状部32は商品収納部3に設けた案内軸33にそれぞれ挿通支持されている。
また、コイル形状部32間の隙間は第一シュート6aのロック軸30方向の大きさよりも小さく構成され、ダブルトーションばね35bの一端は、ロック軸30に係接し、ロック軸30を待機位置28方向へ付勢すると共に、ダブルトーションばね35bの他端近傍に約90°程度の曲部36を有し、曲部36とコイル形状部32との間に固定軸34を商品収納部3に設け、ダブルトーションばね35bの他端が係接保持する様構成し、さらにダブルトーションばね35bの他端は曲部36よりさらに延在され、その先端部37は外力等のない状態では第一シュート6aの待機位置にて浮動支持するよう構成されており、第一シュート6aが外力等により待機位置より動作位置方向へ移動した際にダブルトーションばね35bが押し込まれることにより、固定軸34からダブルトーションばね35bの係接を解除できる構成により、第一シュート6aに待機位置へ戻そうとする付勢力が働くよう構成してもよい。
これにより、サービス時(特に、商品搬出装置の保守、点検等)にオペレータによる作業を容易にでき、また、ダブルトーションばね35bにより、1部品にて付勢力の分散がはかれ、ロック軸30および第一シュートへ6aの安定した付勢力を容易に供給することができるとともにロック軸30の付勢と第一シュート6aの付勢を兼用するため、部品の削減、組立工数の削減等が図れる。
また、第一シュート6aが待機時にはダブルトーションばね35bの他端は商品収納部3に設けた固定軸34に係接するよう設けているため第一シュート6aにはダブルトーションばね35bによる付勢力を生じないよう構成され、第一シュート6aが外力等により待機位置より動作位置方向へ移動した際にダブルトーションばね35bの先端部37が押し込まれることにより、固定軸34からダブルトーションばね35bの係接を解除できる構成により、第一シュート6aに待機位置へ戻そうとする付勢力が働くように構成されるため、第一シュート6aを待機位置にて所定の負荷荷重にて待機させることができ、第二シュート6b取付時の作業を容易にできる。
また、図11に示す様に、第一シュート6aの付勢手段および構成として、第一シュート6aの一端にU型溝7を有し、商品収納部3に設けた軸8aを中心として回動自在にU型溝7が挿通支持されており、また、コイル形状部32が軸8aに挿通され、一端が商品収納部3に設けた固定軸34に係接され、他端の先端部近傍に約90°程度の曲部36を有し、さらに他端まで延在されており、曲部36が第一シュート6aの後端部に係接するよう構成されたトーションばね31cを有し、トーションばね31cの曲部38a近傍を外力等により弾性変形させ第一シュート6aとの係接を解除できる構成により第一シュート6aの着脱を可能に構成してもよい。
なお、トーションばね31cは軸8aの軸方向に対し両端近傍にそれぞれ1個(計2個)設けてもよいが、中央付近に1個のみ設けても差し支えない。
これにより、トーションばね31cの他端は第一シュート6aの回動動作に対し、弾性変形により追従するよう係接されているため、通常使用時には第一シュート6aを回動自在、着脱不可能に保持し、トーションばね31cの曲部36近傍を人為的外力等により弾性変形させ第一シュート6aとの係接を解除することにより第一シュート6aの回動自在かつ着脱可能となるため、第一シュート6aの着脱仕様を容易に構成することができ、サービス時(特に、商品搬出装置の保守、点検等)にオペレータによる作業を容易にできる。
また、図12に示す様に、第一シュート6aの付勢手段および構成として、第一シュート6aの一端にU型溝7を有し、商品収納部3に設けた軸8aを中心として回動自在にU型溝7が挿通支持されており、また第一シュート6aの付勢手段としてトーションばね31dを用い、トーションばね31dは第一コイル形状部39を有し、第一コイル形状部39は商品収納部3に設けた案内軸33に挿通支持されており、トーションばね31dの一端近傍に約90°程度の曲部38aを有し、曲部38aと第一コイル形状部39との間に固定軸34を商品収納部3に設けトーションばね31dの一端が係接保持する様構成し、さらにトーションばね31dの一端は曲部38aよりさらに延在され、その先端部37は外力等のない状態では第一シュート6aが待機位置にて浮動支持する様構成されており、第一シュート6aが待機位置より動作位置方向へ移動した際にはトーションばね31dの係接を解除できる構成により、第一シュート6aに待機位置へ戻そうとする付勢力が働く様構成されている。
またトーションばね31dの他端側には第二コイル形状部40を有し、第二コイル形状部40は商品収納部3に設けた軸8aに挿通支持されており、さらに他端側へ延在され、他端の先端部近傍に約90°程度の曲部38bを有し、さらに他端まで延在されており、曲部38bが第一シュート6aの後端部に係接するよう構成されたトーションばね31dを有し、トーションばね31dの曲部38b近傍を外力等により弾性変形させ第一シュート6aとの係接を解除できる様構成してもよい。なお、トーションばね31dは軸8aの軸方向に対し両端近傍にそれぞれ1個(計2個)設けてもよいが、中央付近に1個のみ設けても差し支えない。
これにより、第一シュート6aが待機時にはトーションばね31dの一端は商品収納部3に設けた固定軸34に係接するよう設けているため第一シュート6aにはトーションばね31dによる付勢力を生じないよう構成され、第一シュート6aが外力等により待機位置より動作位置方向へ移動した際にトーションばね31dの先端部37が押し込まれることにより、固定軸34からトーションばね31dの係接を解除できる構成により、第一シュート6aに待機位置へ戻そうとする付勢力が働くように構成されるため、第一シュート6aを待機位置にて所定の負荷荷重にて待機させることができるため、第二シュート6b取付時の作業を容易にできる。
また、トーションばね31dの他端は第一シュート6aの回動動作に対し、弾性変形により追従するよう係接されているため、通常使用時には第一シュート6aを回動自在、着脱不可能に保持し、トーションばね31dの曲部38b近傍を人為的外力等により弾性変形させ第一シュート6aとの係接を解除することにより第一シュート6aの回動自在かつ着脱可能となるため、第一シュート6aの着脱仕様を容易に構成でき、サービス時(特に、商品搬出装置の保守、点検等)にオペレータによる作業を容易にでき、また1種類のトーションばね31dにより、第一シュート6aの保持着脱仕様と第一シュート6aの付勢を兼用するため、部品の削減、組立工数の削減等を図ることができる。
以上のように、本発明にかかる自動販売機の商品搬出装置は、商品搬出装置より搬出された商品が、自由落下しながら商品案内シュートに到達した際、商品案内シュートが付勢手段により浮動支持されているため、商品にかかる衝撃を吸収することができる。
このため、衝撃により商品案内シュートのたわみが生じその復元時に商品を跳ね上げることを無くすことができ、また、衝撃により商品自体(特にPET製商品)が変形しその復元時に商品が跳ね上がることによる、商品の不安定なバウンド、起立状態を無くすことができる。
これらにより、横倒し状態で商品取出口まで搬出することができ、商品案内シュート上あるいは商品取出口等での商品詰まりを無くすことができ、また、商品にかかる衝撃を緩衝できるため、炭酸飲料等の泡噴きを抑えることができるため、缶商品、PET商品等に限らず、近年、開発競争によりますます多品種化し様々な形状および材質の商品についても、安定した搬出をすることができる。また、自動販売機のみならず、たとえば製造ライン等での品物の所定位置への安定した搬送や仕分時における打痕、傷付等防止のため衝撃緩衝としての用途にも適用できる。
本発明による自動販売機の実施の形態1の断面図 同実施の形態の商品案内シュート近傍の断面図 同実施の形態の第一シュート近傍の断面図 同実施の形態の第二シュートの分解図 同実施の形態の第一シュート近傍の断面図 同実施の形態の第一シュート近傍の断面図 同実施の形態の第二シュートの分解図 同実施の形態の第一シュート近傍の断面図 同実施の形態の第一シュート近傍の断面図 同実施の形態の第一シュート近傍の断面図 同実施の形態の第一シュート近傍の断面図 同実施の形態の第一シュート近傍の断面図 従来の自動販売機の商品搬出装置を示す図
符号の説明
1 自動販売機
2 商品払出装置
3 商品収納部
4 取出口
5 商品
6 商品案内シュート
6a 第一シュート
6b 第二シュート
7 U型溝
8a,8b,8c,8d 軸
9 保持弾性部材
10 薄板状弾性部材
11 前端部
12 下端部
13 係止孔
14 保持部材
14a 前部保持部材
14b 後部保持部材
19 圧縮コイルばね
21 下端部
22 後端部
23 誘導溝
24 コイルばね
25 先端部
26 円弧形状部
27 直線形状部
28 待機位置
29 操作位置
30 ロック軸
31a,31b,31c,31d トーションばね
32 コイル形状部
33 案内軸
34 固定軸
35a,35b ダブルトーションばね
36 曲部
37 先端部
38a,38b 曲部
39 第一コイル形状部
40 第二コイル形状部

Claims (19)

  1. 前後に複数列構成された商品通路と前記商品通路下部にそれぞれ商品払出装置を備えた商品収納部と、取出口の間に配置され商品払出装置から搬出された商品が落下して滑降または転動するように傾斜した商品案内シュートを備える自動販売機の商品搬出装置において、前記商品案内シュートは第一シュートと第二シュートに分割されており、前記商品収納部の後下部に、前記第一シュートが回動自在に後端部を軸支され、前端部はその回動方向に付勢手段により浮動支持されており、前記第一シュートの前端の上側に第二シュートの後端部が係置され、前記第二シュートの前端部が取出口近傍まで延在されたことを特徴とする自動販売機の商品搬出装置。
  2. 前記第一シュートの一端がU型溝を有し、前記商品収納部に設けた軸を中心として回動自在に前記U型溝が挿通支持されており、前記U型溝近傍に前記軸をくわえ込み保持する保持弾性部材を前記第一シュートに備えることにより、前記軸と前記第一シュートを回動自在かつ着脱可能に保持したことを特徴とする請求項1記載の自動販売機の商品搬出装置。
  3. 前記付勢手段が薄板状弾性部材からなり、前記薄板状弾性部材の一端は前記第一シュートの下部近傍に設けられた軸に係合され,途中前記軸の近傍に設けられた別の軸に係接するとともに、他端は片持梁状に延在され第一シュートを上側に付勢するとともに前記薄板状弾性部材が待機位置では第一シュートの付勢位置近傍に設けられた別の軸に係接するよう構成したことを特徴とする請求項2記載の自動販売機の商品搬出装置。
  4. 第一シュートの一端がU型溝を有し、前記商品収納部に設けた軸を中心として回動自在に前記U型溝が挿通支持されており、また前記第一シュート中程には前記商品収納部に設けた別の軸を誘導および支持する誘導溝を有するとともに前記誘導溝は前記軸径よりいくらか大きな開口を有しており、前記付勢手段が薄板状弾性部材からなり、前記薄板状弾性部材は前記第一シュートに係合され前記薄板状弾性部材の一端は前記U型溝に挿通された前記軸を保持し、前記薄板状弾性部材を弾性変形させることにより前記U型溝が着脱可能に支持部を設け、前記薄板状弾性部材の他端は片持梁状に延在されその先端部が第一シュートを上側に付勢するとともに、前記薄板状弾性部材が待機位置では前記誘導溝に挿通された前記軸と係接する様構成したことを特徴とする請求項1記載の自動販売機の商品搬出装置。
  5. 前記第一シュートの前記付勢手段が前記U型溝が係止されている前記軸に挿通され、一端が前記商品収納部に固定され、他端が前記第一シュートを上側へ付勢する様設けたコイルばねからなる請求項2記載の自動販売機の商品搬出装置。
  6. 商品払出装置を備えた商品収納部と取出口の間に配置され、商品払出装置から、搬出された商品が落下して滑降または転動するように傾斜した商品案内シュートを備える自動販売機の商品搬出装置において、前記商品案内シュートは中間部で第一シュートと第二シュートに分割されており、前記第一シュートは前記商品収納部の後下部に保持され、前記第二シュートの後端部は前記第一シュートの前端の上側に係置されるとともに前記第二シュートの前端部は自動販売機の庫内下部前側に着脱可能に設けた保持部材にて可動保持されるとともに付勢手段により浮動支持されることを特徴とする自動販売機の商品搬出装置。
  7. 前記第二シュートの前端部に曲部を配し下方向へ伸びる下端部を設け、前記下端部に上下方向に長い係止孔を設け、前記保持部材が前記下端部の前側に設けられた前部保持部材と前記下端部の後側に設けられた後部保持部材からなり、前記前部保持部材と前記後部保持部材の間に前記下端部を挿通し上下移動時自在に係止するとともに前記前部保持部材と前記後部保持部材にまたがる円柱状の軸が前記係止孔を挿通し前記前部保持部材あるいは前記後部保持部材に固定されるとともに、前記付勢手段として前記下端部の後側に配された前記後部保持部材が弾性部材からなり、先端部が前記第二シュート前端部を上方向へ付勢する様設けたことを特徴とする請求講6記載の自動販売機の商品搬出装置。
  8. 前記第二シュートの前端部に曲部を配し下方向へ伸びる下端部を設け、前記下端部に上下方向に長い係止孔を設け、前記保持部材が前記下端部の前側に設けられた前部保持部材と前記下端部の後側に設けられた後部保持部材からなり、前記前部保持部材と前記後部保持部材の間に前記下端部を挿通し上下移動時自在に係止するとともに前記前部保持部材と前記後部保持部材にまたがる円柱状の軸が前記係止孔を挿通し前記前部保持部材あるいは前記後部保持部材に固定されるとともに、前記付勢手段として前記下端部の後側に配された前記後部保持部材の上端部に前記第二シュートの傾斜面と隙間を設けてほぼ平行に突出した突起部を設け、前記第二シュートと前記突起部の間に圧縮コイルばねを設けることにより前記第二シュートの前記前端部を上方向に付勢することを特徴とする請求項6記載の自動販売機の商品搬出装置。
  9. 前後に複数列構成された商品通路と前記商品通路下部にそれぞれ商品払出装置を備えた商品収納部と、取出口の間に配置され商品払出装置から搬出された商品が落下して滑降または転動するように傾斜した商品案内シュートを備える自動販売機の商品搬出装置において、前記商品案内シュートは第一シュートと第二シュートに分割されており、前記商品収納部の後下部に、前記第一シュートが回動自在に後端部を軸支され、前端部はその回動方向に付勢手段により浮動支持されており、前記第一シュートの前端の上側に第二シュートの後端部が係置され、前記第二シュートの前端部が取出口近傍まで延在されており、前記第二シュートの前記前端部は自動販売機の庫内下部前側に着脱可能に設けた保持部材にて可動保持されるとともに付勢手段により浮動支持されることを特徴とする自動販売機の商品搬出装置。
  10. 前記第一シュートの前記浮動端に係置された前記第二シュートの前記後端部の上側に前記商品収納部の下端部を近接し、前記第一シュートの後端部が上側へ移動する際に前記下端部が障害となりそれより上に上がらないよう構成したことを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の自動販売機の商品搬出装置。
  11. 前記第一シュートは後方に切欠いたU型溝を両側面に有し、前記U字溝に回動自在に軸支され、さらに前記U字溝の切欠きとは反対位置に付勢手段により支持されたロック軸を設け、前記第一シュートは前記軸と前記ロック軸とで挟み込むように保持されており、前記ロック軸の付勢手段を外力にて開放することにより、前記第一シュートがロック軸から外れることを特徴とする請求項1、6、7、8または9のいずれか1項に記載の自動販売機の商品搬出装置。
  12. 前記第一シュートは後方に切欠いたU型溝を両側面に有し、前記U字溝に回動自在に軸支され、さらに前記U字溝の切欠きとは反対位置に付勢手段により支持されたロック軸を設け、前記第一シュートは前記軸と前記ロック軸とで挟み込むように保持されており、(外力により移動可能な前記ロック軸の移動範囲を規制する規制手段と)前記ロック軸が当接する前記U型溝の鍔状外周部は前記第一シュートが回動時に保持する保持形状部と前記ロック軸の前記付勢手段を開放した時に前記第一シュートが離脱できる離脱形状部を有し、前記第一シュートを前記軸を中心に回動させて、さらに前記ロック軸の付勢手段を外力にて開放することにより、前記第一シュートのロック軸から離脱することを特徴とする請求項1、6、7、8または9のいずれか1項に記載の自動販売機の商品搬出装置。
  13. 前記保持形状部と前記離脱形状部はそれぞれ円弧形状と直線形状を少なくとも2つ以上組み合わせた形状としたことを特徴とする請求項12に記載の自動販売機の商品搬出装置。
  14. 前記ロック軸の前記付勢手段として、トーションばねを用い、前記トーションばねは、中央部にコイル形状部を有し、前記コイル形状部は前記商品収納部に設けた案内軸に挿通支持されており、前記トーションばねの一端は、前記ロック軸に係接し、前記ロック軸を前記待機位置方向へ付勢すると共に、他端は前記商品収納部に設けた固定軸に係接保持するよう構成された請求項11、12または13いずれか1項に記載の自動販売機の商品搬出装置。
  15. 前記ロック軸の前記付勢手段として、ダブルトーションばねを用い、前記ダブルトーションばねは、中央部にそれぞれ2つのコイル形状部を有し、前記コイル形状部は前記商品収納部に設けた案内軸にそれぞれ挿通支持されており、前記ダブルトーションばねの一端は、前記ロック軸に係接し、前記ロック軸を前記待機位置方向へ付勢すると共に、他端は前記商品収納部に設けた固定軸に係接保持するよう構成された請求項11、12または13いずれか1項に記載の自動販売機の商品搬出装置。
  16. 前記第一シュートの付勢手段と前記ロック軸の前記待機位置方向への付勢手段として、トーションばねを用い、前記トーションばねは、中央部にコイル形状部を有し、前記コイル形状部は前記商品収納部に設けた案内軸に挿通支持されており、前記トーションばねの一端は、前記ロック軸に係接し、前記ロック軸を前記待機位置へ付勢すると共に、前記トーションばねの他端近傍に曲部を有し、前記曲部と前記コイル形状部の間に固定軸を前記商品収納部に設け、前記トーションばねの他端が係接保持する様構成し、さらに前記トーションばねの他端は前記曲部よりさらに延在され、その先端部は外力等のない状態では前記第一シュートの待機位置にて浮動支持する様構成されており、前記第一シュートが外力等により待機位置より動作位置方向へ移動した際に前記トーションばねの前記先端部が押し込まれることにより、前記固定軸から前記トーションばねの係接を解除できる構成により、前記第一シュートに待機位置へ戻そうとする付勢力が働くよう構成した請求項11、12または13いずれか1項に記載の自動販売機の商品搬出装置。
  17. 前記第一シュートの付勢手段と前記ロック軸の前記待機位置方向への付勢手段として、ダブルトーションばねを用い、前記ダブルトーションばねは、中央部にそれぞれ2つのコイル形状部を有し、前記コイル形状部は前記商品収納部に設けた案内軸にそれぞれ挿通支持されており、前記ダブルトーションばねの一端は、前記ロック軸に係接し、前記ロック軸を前記待機位置方向へ付勢すると共に、前記ダブルトーションばねの他端近傍に曲部を有し、前記曲部と前記コイル形状部との間に固定軸を前記商品収納部に設け、前記ダブルトーションばねの他端が係接保持する様構成し、さらに前記ダブルトーションばねの他端は前記曲部よりさらに延在され、その先端部は外力等のない状態では前記第一シュートの待機位置にて浮動支持するよう構成されており、前記第一シュートが外力等により待機位置より動作位置方向へ移動した際に前記ダブルトーションばねが押し込まれることにより、前記固定軸から前記ダブルトーションばねの係接を解除できる構成により、前記第一シュートに待機位置へ戻そうとする付勢力が働くよう構成した請求項11、12または13いずれか1項に記載の自動販売機の商品搬出装置。
  18. 前記第一シュートの一端にU型溝を有し、前記商品収納部に設けた軸を中心として回動自在に前記U型溝が挿通支持されており、また、コイル形状部が前記軸に挿通され、一端が前記商品収納部に設けた固定軸に係接され、他端の先端部近傍に曲部を有し、さらに前記他端まで延在されており、前記曲部が前記第一シュートの後端部に係接するよう構成されたトーションばねを有し、前記トーションばねの前記曲部近傍を外力等により弾性変形させ前記第一シュートとの係接を解除できる構成により前記第一シュートの着脱を可能に保持したことを特徴とする請求項1、6、7、8または9のいずれか1項に記載の自動販売機の商品搬出装置。
  19. 前記第一シュートの一端にU型溝を有し、前記商品収納部に設けた軸を中心として回動自在に前記U型溝が挿通支持されており、また前記第一シュートの付勢手段としてトーションばねを用い、前記トーションばねは第一コイル形状部を有し、前記第一コイル形状部は前記商品収納部に設けた案内軸に挿通支持されており、前記トーションばねの一端近傍に曲部を有し、前記曲部と前記第一コイル形状部との間に固定軸を前記商品収納部に設け前記トーションばねの一端が係接保持する様構成し、さらに前記トーションばねの一端は前記曲部よりさらに延在され、その先端部は外力等のない状態では前記第一シュートが待機位置にて浮動支持する様構成されており、前記第一シュートが待機位置より動作位置方向へ移動した際には前記トーションばねの係接を解除できる構成により、前記第一シュートに待機位置へ戻そうとする付勢力が働く様構成されており、また前記トーションばねの他端側には第二コイル形状部を有し、前記第二コイル形状部は前記商品収納部に設けた軸に挿通支持されており、さらに他端側へ延在され、他端の先端部近傍に曲部を有し、さらに前記他端まで延在されており、前記曲部が前記第一シュートの後端部に係接するよう構成されたトーションばねを有し、前記トーションばねの前記曲部近傍を外力等により弾性変形させ前記第一シュートとの係接を解除できる構成により前記第一シュートの着脱を可能に保持したことを特徴とする請求項1、6、7、8または9のいずれか1項に記載の自動販売機の商品搬出装置。
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