JP2010092207A - 自動販売機の商品収納棚 - Google Patents

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Abstract

【課題】飲み口にかけて外径が小さくなるような異形商品であっても、商品落下姿勢を安定させつつ、商品を水平姿勢で収納できる商品収納棚、当該商品収納棚を備えた自動販売機の提供を目的とする。
【解決手段】一端を商品通路24内に突出して、他端を湾曲セグメント25側に支持される可動フラップ28は、商品通路24側に突出している突出寸法が、2列のガイドレール101間の寸法から投入商品の最小外径寸法を減じた値と同等もしくは短くしたものであり、外径の小さい商品を投入されても、商品の姿勢安定性が向上し、商品通路内の商品詰まりを防止でき、搬出不良がなくなり搬出性能を向上させることが出来る。
【選択図】図3

Description

本発明は商品通路内方向に付勢されたフラップを用いた自動販売機の商品収納棚に関するものである。
従来、この種の自動販売機の商品収納棚で、商品通路内方向に付勢されたフラップを備えた特許文献1のものがある。
図7は特許文献1に記載された従来の自動販売機の商品収納棚を示すものである。図7に示すように、左右の側板1の間にそれぞれ上下に並べて組合わせた湾曲セグメント2を架設して、前後2列のガイドレール3、4を構成し、ガイドレール3、4の間に上下方向に延在する蛇行形状の商品通路5を区画形成している。
商品通路5はその上下端が商品棚の前方へ向けて開口しており、上部を商品投入口6、下部を商品搬出口7とし、さらに下部の商品搬出口7には販売指令に基づいて1個ごとの商品を搬出制御するベンド機構8が設置されている。
また下部固定ピン9で各湾曲セグメント2の下端部と先端が商品通路5に向けて突出した可動フラップ10とは同軸に支持されている。各湾曲セグメント2の上端部は上部固定ピン11によって側板1に固定されており、図7のように上下に位置する各湾曲セグメント2は下端部が下部固定ピン9、上端部が上部固定ピン11で側板1に別々の固定ピンで固定されている。
以上のように構成された従来の自動販売機の商品収納棚12の収納動作について説明する。商品が湾曲セグメント2に沿って転動落下している場合は、缶が水平になる方向に動く。更に湾曲セグメント間では、可動フラップ10を備えているため、商品は湾曲セグメント2間を飛ぶことはなく、湾曲セグメント2から可動フラップ10へ、可動フラップ10から湾曲セグメント2へ沿って転動落下する。
更に、可動フラップ10の回転軸と先端部および円筒形状の商品と可動フラップ10との接触部とはすべて平行な関係となることで投入された円筒形状の商品は商品通路内を長手方向を水平姿勢に保ちながら落下していくこととなる。
また、この収納棚の組立ては、左右どちらかの側板1を水平において、その側板1に下部固定ピン9、上部固定ピン11を立てるための治具ピン(図示しない)を所定位置に設置し、下部固定ピン9、上部固定ピン11をその治具ピンに通す。この時、下部固定ピン9には可動フラップ10と、付勢力を与えるためのバネ部材などを挿通し、そして他方の側板1を上方から所定位置に被せて、下部固定ピン9、上部固定ピン11をカシメ等によって固定し、商品収納棚を形成することとなる。
特開平2−40792号公報
飲料商品の市場環境として、商品通路に収納される商品が円筒形状の商品のみではなく、飲み口に向かって外径寸法が小さくなる略円錐状のびんやペット容器といった異形状の商品も多く存在し、その独特な容器形状により他の商品と差別化を図り、商品ブランドに特徴を持たせる傾向が昨今、より鮮明になってきている。
こうした背景の中で、自動販売機の商品収納棚は、様々な形状の商品を収納し、販売指令に基づき1本ずつ正確に搬出する機能を求められている。
しかしながら、上記従来の構成では、略円錐形状の商品を収納すると、飲み口付近の外径が小さくなっているため、商品通路内で飲み口付近に隙間が増大し、次収納された商品が直下にある商品に衝突した際に、重心の偏りと落下衝撃とで次収納された商品の飲み口が下方に姿勢を乱し、直下の商品の飲み口付近に存在する隙間に入り込み、直下の商品の飲み口と湾曲セグメントとの間に嵌合し、次投入された商品が飲み口を下にして斜め姿勢ないし、垂直姿勢で収納されることにより、商品通路内での詰まりといった搬出不良を引き起こすという課題を有していた。
また、湾曲セグメントの下部に接続された可動フラップ10は商品の転動によって、下部固定ピン9を軸に下方へ回動するが、その下方に別の湾曲セグメント2を固定する別の上部固定ピン11があり、この上部固定ピン11に可動フラップ10が接触し回動規制される構造となっているために、可動フラップ10の回動規制により商品に対して余計な外力が働き、転動姿勢を不安定にさせるという課題を有していた。
また、外径の小さい商品を商品通路に収納する時、蛇行したガイドレールに沿わず、ガイドレール間のほぼ中央部を直線状に減速せず、自由落下の様相で落下することがあり、落下衝撃が大きくなり破びんに至ることや、落下初期に投入された外径の小さい商品が有する回転モーメントにより水平姿勢を維持できずに、飲み口を下ないし上に向けた姿勢で収納されることが発生し、商品通路内での詰まりといった搬出不良を引き起こすという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、様々な形状の商品を収納する際の商品の姿勢安定性を向上させた商品通路を有した自動販売機の商品収納棚を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の自動販売機の商品収納棚は、湾曲セグメントを上下にそれぞれ並べてなる2列のガイドレールの間に形成され、上下方向に延在する蛇行状の商品通路と、一端を前記商品通路内に突出して、他端を前記湾曲セグメント側に支持される可動フラップを備え、前記可動フラップは、前記商品通路側に突出している突出寸法が、前記2列のガイドレール間の寸法から投入商品の最小外径寸法を減じた値と同等もしくは短くしたものである。
これによって、外径の小さい投入商品が商品通路内を対向した湾曲セグメント上を交互に沿って落下していく時は可動フラップの下側への回動範囲が小さくなり、可動フラップを通じて商品に与える過剰な外力を低減し、商品の姿勢安定性を向上することができる。また、ガイドレール間のほぼ中央部を直線状に減速せず、自由落下の様相で落下し始めたときは可動フラップを通じて商品に与える外力により商品の姿勢安定性を向上することができる。
本発明の自動販売機の商品収納棚は、湾曲セグメントを上下にそれぞれ並べてなる2列のガイドレールの間に形成され、上下方向に延在する蛇行状の商品通路と、一端を前記商品通路内に突出して、他端を前記湾曲セグメント側に支持される可動フラップを備え、前記可動フラップは、前記商品通路側に突出している突出寸法が、前記2列のガイドレール間の寸法から投入商品の最小外径寸法を減じた値と同等もしくは短くしたことにより、外径の小さい商品を投入されても、商品の姿勢安定性が向上し、商品通路内の商品詰まりを防止でき、搬出不良がなくなり搬出性能を向上させることが出来る。さらに販売商品の汎用性を上げることが出来る。
請求項1に記載の発明は、湾曲セグメントを上下にそれぞれ並べてなる2列のガイドレールの間に形成され、上下方向に延在する蛇行状の商品通路と、一端を前記商品通路内に突出して、他端を前記湾曲セグメント側に支持される可動フラップを備え、前記可動フラップは、前記商品通路側に突出している突出寸法が、前記2列のガイドレール間の寸法から投入商品の最小外径寸法を減じた値と同等もしくは短くしたものであり、外径の小さい商品を投入されても、商品の姿勢安定性が向上し、商品通路内の商品詰まりを防止でき、搬出不良がなくなり搬出性能を向上させることが出来る。また、販売商品の汎用性を上げることが出来る。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、一端を前記商品通路内に突出して、他端を前記湾曲セグメント側に支持される商品誘導フラップをさらに備え、前記商品誘導フラップは、前記商品通路側に突出している突出寸法が、前記2列のガイドレール間の寸法から投入商品の最小外径寸法を減じた値よりも長くしたものであり、商品誘導フラップにより外径の小さい商品でも対向したガイドレールに商品が沿って落下を始めるため、ガイドレール間のほぼ中央部を直線状に減速せず、自由落下の様相で落下することなく蛇行した商品通路内を転動しながら長手方向を水平にしながら安定して落下させることが出来るとともに、商品通路内を対向した湾曲セグメント上を交互に沿って落下していく時は可動フラップの下側への回動範囲を小さくすることで、可動フラップを通じて商品に与える外力を低減し、ガイドレール間のほぼ中央部を直線状に減速せず、自由落下の様相で落下し始めたときは可動フラップを通じて商品に与える外力により商品の姿勢安定性を向上することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記商品誘導フラップは、前記商品通路の少なくとも最上部に配置したものであり、投入商品がガイドレールに沿って落下を始める初期に、ガイドレール間のほぼ中央部を直線状に自由落下の様相で落下することなく、確実に蛇行した商品通路内を転動しながら長手方向を水平にして安定落下させることが出来る。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明において、前記可動フラップの一端に設けられた先端部の形状を、投入する特定商品の外形に沿った形状とするものであり、偏った重心を持つ商品を商品通路へ投入しても重心側に相当する可動フラップの回転半径を大きくし、重心から離れた側に相当する回転半径を小さくすることで、偏った重心を持つ商品が水平姿勢で落下することが出来る。
請求項5に記載の発明は、請求項2または3に記載の発明において、前記商品誘導フラップの一端に設けられた先端部の形状を、投入する特定商品の外形に沿った形状とするものであり、投入商品がガイドレールに沿って落下を始める初期に、確実に長手方向を水平姿勢にして安定落下させることが出来る。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1を図1から図4を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態1における自動販売機の側断面図、図2は同実施の形態における自動販売機の商品収納棚の部分斜視図、図3は同実施の形態における自動販売機の商品収納棚の要部断面図、図4は同実施の形態における自動販売機の商品収納棚の要部斜視図、図5は特定商品を水平にした正面図、図6は特定商品と可動フラップとの寸法関係を示す図である。
図1、図2において、自動販売機20の奥行き方向すなわち前後方向に商品収納棚21を複数列設け、この商品収納棚21の上部の収納口21aから缶、ビンあるいはペットボトル等の商品を横倒し姿勢で投入し、商品収納棚21内を落下させて収納する。商品収納棚21の下部に備えた商品搬出機構部22によって、一個ずつ搬出され取出口23に排出される。
商品収納棚21は商品が蛇行状に転動するように商品通路24を、金属部材で成型された湾曲状の湾曲セグメント25を上下方向に複数備えたガイドレール101が対向配置して形成されている。また商品通路24の左右両側には1対の側板が配置されている。
次に湾曲セグメント25の構造について説明すると、湾曲セグメント25の上端部には上カール部25aを幅方向に亘って複数個備え、下端部には下カール部25bが一体成形されている。
そしてこの湾曲セグメント25を上下方向に複数配置し、上部湾曲セグメント25の下カール部25bと下部湾曲セグメント25の上カール部25aが同じ固定ピン27によって貫通され、連結固定されてガイドレール101が構成されている。
また、商品通路24内に向かって付勢する可動フラップ28と商品誘導フラップ102のいずれかが湾曲セグメント25間に配置されている。可動フラップ28は上端部にカール部28aを複数形成している。そして図のように1つの固定ピン27には、上部湾曲セグメント25の下カール部25bと下部湾曲セグメント25の上カール部25aと可動フラップ28のカール部28aとが、連結されており、また可動フラップ28のカール部28aにはバネ部材29があり、固定ピン27に挿入され、図4のように上部湾曲セグメント25と可動フラップ28の裏面にバネ部材29の端部を配置して可動フラップ28に商品通路24内への付勢力を与えている。
同様に商品誘導フラップ102は上端部にカール部を複数形成し、1つの固定ピンで上部湾曲セグメント25と下部湾曲セグメント25と商品誘導フラップ102とが連結されて回転軸103を形成し、また商品誘導フラップ102のカール部間にはバネ部材があり、固定ピンに挿入され、図3のように上部湾曲セグメント25と商品誘導フラップ102の裏面にバネ部材の端部を配置して商品誘導フラップ102に商品通路24内への付勢力を与えている。
また、固定ピン27にバネ部材29の一端部を固定する係止穴(図示しない)が形成されて、他端部は可動フラップ28ないし商品誘導フラップ102の上部に切り起し等で一体形成した係止片(図示しない)に固定して、可動フラップ28ないし商品誘導フラップ102には商品通路24内に向かって付勢する付勢力を持たせてもよい。
そして、可動フラップ28ないし商品誘導フラップ102は湾曲セグメント25の曲率半径とほぼ同じ曲率半径となるように湾曲状に形成され、商品投入待機時は、湾曲セグメント25の延長線上になるように固定ピン27を回転中心とする回転軸103に構成されたトーションバネなるバネ部材29で付勢されて待機している。
商品通路24の最上部に位置する回転軸103には、一端を商品通路24内に突出して、他端を湾曲セグメント25側に支持し、且つ商品通路24側に突出している水平方向の突出寸法が、2列のガイドレール101間の寸法から投入商品の外径寸法を減じた値よりも長くなるように形成された商品誘導フラップ102が配置され、以下、各回転軸103には、一端を商品通路24内に突出して、他端を湾曲セグメント25側に支持し、且つ商品通路24側に突出している水平方向の突出寸法が、2列のガイドレール101間の寸法から投入商品の外径寸法を減じた値と同等もしくは短くなるように形成された可動フラップ28が配置されている。
具体的には、図5、図6に示すように、可動フラップ28の回転軸103からの回転半径を決定する他端の先端部104が特定商品105の外形に沿った形状を有しており、可動フラップ28がバネ部材29により付勢され待機した状態で、可動フラップ28と対向した位置に配された湾曲セグメント25に特定商品105を沿わせて下方へ転動させた時、特定商品105と先端部104とが完全にラップしない寸法、すなわち、面一、もしくはわずかな隙間を残して接触しない寸法で商品通路24が構成されている。
図5において、特定商品105は、商品通路24に収納可能な商品の内、最も小さい外径寸法を有しており、底部から飲み口にかけて長手方向の2分の1以下の長さまでは円筒形状105aであり、そこから飲み口にかけては外径寸法が小さくなる略円錐形状105bであり、重心の位置が底部側に偏っていることを特徴としているものである。
したがって、特定商品105を横倒し姿勢で水平面に置くと、底部を水平面から上方へ押し上げると共に飲み口部は水平面側へ下がり、円筒形状105aと略円錐形状105bとの接点でのみ水平面と接触して斜め姿勢で安定することとなる。しかしながら、水平面と特定商品105とは一点接触であるがゆえ、わずかな振動等小さな外力で不安定となり、飲み口ないし底部を上下させたり、もしくは水平面上を回転することとなる。
特定商品105は飲み口が略円錐形状105bを経た後形成されており、その外径は円筒形状105aより小さくなっており、商品収納棚21に収納する時は、飲み口を左側にすることが一般的となっている。よって、商品通路24を構成する対向したガイドレール101に設けられた可動フラップ28が有する先端部104は、商品収納棚21に向かって左側で回転半径が大きく、商品収納棚21に向かって右側で回転半径が小さくなるようにして相対向した可動フラップ28が特定商品105の外形をほぼ模写する形状となっている。
以上のように構成された商品収納棚21の湾曲セグメント25と可動フラップ28と商品誘導フラップ102について、特定商品105を交え以下その動作と作用を説明する。
商品収納棚21の上部の収納口21aから缶、ビンあるいはペットボトル等の商品を横倒し姿勢で投入し、商品通路24内を落下させると、商品は側板26に固定された湾曲セグメント25に接触と非接触を繰り返しながらまたは時には転動しながら下方へ移動していく。そして商品通路24の固定ピン27の内、最上位に位置する箇所に設けられた商品誘導フラップ102に移動した時、湾曲セグメント25の延長円弧上に商品誘導フラップ102があるので、湾曲セグメント25上を転動してきた商品は商品誘導フラップ102に移動しても商品誘導フラップ102面上に出来るだけ長く支持されながら、下方の対向位置にある次の湾曲セグメント25に押圧されながら移動する。
また、収納口21aから横倒し姿勢で投入された商品は、湾曲セグメント25に接触せず商品通路24内を落下し、商品誘導フラップ102に直接接触する時があり、この時も商品誘導フラップ102面上に出来るだけ長く支持されながら、下方の対向位置にある次の湾曲セグメント25に押圧されながら移動することとなる。
いずれの場合にせよ、一旦湾曲セグメント25に押圧され湾曲セグメント25上を転動し始めた商品は、自身の重量と位置エネルギーにより各湾曲セグメント25上に接触しながら、また時には転動しながら商品通路24内を落下していく。
そして、商品通路24の固定ピン27の内、上から2番目に位置する箇所から下方にかけて各固定ピン27で軸支された可動フラップ28にさしかかった商品は、可動フラップ28が湾曲セグメント25の延長円弧上にあるので、可動フラップ28に移動しても可動フラップ28面上に支持されながら対向する湾曲セグメント25へと移動する。こうして商品がどのガイドレール101にも支持されない自由落下時間を極力低減できるので、商品の姿勢安定性をさらに維持することができる。
商品通路24に投入された商品は、商品の持つ自重と位置エネルギーが各湾曲セグメント25上を押圧ないし転動して交互に蛇行しながら加速と減速を繰り返して落下する。ガイドレール101を構成する湾曲セグメント25と商品誘導フラップ102ないし湾曲セグメント25と可動フラップ28とが成す円周上を商品が落下する時と対向した湾曲セグメント25に接触するまでは加速し、対向した湾曲セグメント25に衝突すると減速し、この繰返しで落下速度の増大を抑制しながら落下することとなる。
一方、商品通路24に投入された商品が、商品の持つ自重と位置エネルギーを湾曲セグメント25に遠心力として作用させられずに、商品通路24を形成するガイドレール101のほぼ中間部を湾曲セグメント25が成す円周上をほとんど沿わず緩やかな蛇行ないし、直線上に落下し出す時があり、このとき商品は湾曲セグメント25上を離れると下向きに落下を始めようとする。しかしながら、湾曲セグメント25の下方に設けられた下カール部25aに固定ピン27を挿通してバネ部材29と共に軸支されて上方へ付勢された可動フラップ28により、下向きの落下を阻止し対向した湾曲セグメント25へと導かれる。
こうして投入された商品は、蛇行した商品通路25に沿いながら商品搬出機構部22に達し、以降投入された商品はほぼ同じ動作を繰り返しながら落下し、先に収納された商品の上に積み重ねられて収納されていく。
ガイドレール101間の寸法に対して、収納する商品の外径が67.5%以下のときは、可動フラップ28は収納された商品を対向する湾曲セグメント25に押しやると共に付勢位置に復帰し、待機状態となる。つまり、収納された商品とガイドレール101との間に32.5%以上発生する隙間に次投入された商品が入り込まないように、さらには特定商品105のように飲み口が隙間に入り底部を上方に向けて商品通路24内で立つことの無いように可動フラップ28が商品通路24内の無駄な隙間を埋めることとなる。
以上のことから、湾曲セグメント25を上下にそれぞれ並べてなる2列のガイドレール101の間に形成され、上下方向に延在する蛇行状の商品通路24と、一端を商品通路24内に突出して、他端を湾曲セグメント25側に支持し、且つ商品通路24側に突出している水平方向の突出寸法が、対向した2列のガイドレール101間の寸法から投入商品の外径寸法を減じた値と同等もしくは短い可動フラップ28とで構成したことにより、可動フラップ28の下側への回動範囲が小さくなり、可動フラップ28を通じて商品に与える外力の低減により商品の姿勢安定性を向上することができる。一方、ガイドレール101間のほぼ中央部を直線状に減速せず、自由落下の様相で落下し始めたときは可動フラップを通じて商品に与える外力により商品の姿勢安定性を向上することができる。
本実施の形態では、可動フラップ28の先端部104の形状を特定商品105の外形に沿った形状としたが、商品とガイドレール101との間の隙間を最大限に埋めるには最も良い形状であるが、他の形状の商品を収納する際には可動フラップ28を下方へ回動させた状態になってしまうことや、可動フラップ28が待機状態に復帰しても隙間を残したままになってしまい、収納する商品形状に対し汎用性が低くなることもある。そこで、先端部104を回転軸103と平行な直線とすることで、様々な容器形状の商品に対してもほぼ均一に商品とガイドレール101との間の隙間を埋めることが出来るので収納する商品形状に対し汎用性が高くなることがある。
また、湾曲セグメント25を上下にそれぞれ並べてなる対向した2列のガイドレール101の間に形成され、上下方向に延在する蛇行状の商品通路24と、一端を商品通路24内に突出した先端部104を有し、他端を湾曲セグメント25側に回動可能に回転軸103で軸支し、先端部104が特定商品105の外形に沿った形状の可動フラップ28とを備えたことにより、特定商品105が商品通路24内に収納されると、可動フラップ28は付勢部材たるバネ部材29により待機位置にまで復帰するため、商品通路24内で商品とガイドレール101との隙間を埋めることが出来ることから次投入された特定商品105が既に収納されている特定商品105の略円錐形上部105bとガイドレール101との間に作り出された隙間に嵌まり込み収納姿勢を乱すことがなくなるので、安定した収納姿勢を得ることができる。
また、湾曲セグメント25を上下にそれぞれ並べてなる対向した2列のガイドレール101の間に形成され、上下方向に延在する蛇行状の商品通路24と、一端を商品通路24内に突出して、他端を湾曲セグメント25側に支持し、且つ商品通路24側に突出している水平方向の突出寸法が、対向した2列のガイドレール101間の寸法から投入商品の外径寸法を減じた値と同等もしくは短い可動フラップ28と、一端を商品通路24内に突出して、他端を湾曲セグメント25側に支持し、且つ商品通路24側に突出している水平方向の突出寸法が、対向した2列のガイドレール101間の寸法から投入商品の外径寸法を減じた値よりも長い商品誘導フラップ102とから構成したことにより、商品誘導フラップ102により外径の小さい商品でも対向したガイドレール101に商品が沿って落下を始めるため、ガイドレール101間のほぼ中央部を直線状に減速せず、自由落下の様相で落下することなく蛇行した商品通路24内を転動しながら長手方向を水平にしながら安定して落下させることが出来るとともに、商品通路24内を対向した湾曲セグメント25上を交互に沿って落下していく時は可動フラップ28の下側への回動範囲を小さくすることで、可動フラップ28を通じて商品に与える外力を低減し、ガイドレール101間のほぼ中央部を直線状に減速せず、自由落下の様相で落下し始めたときは可動フラップ28を通じて商品に与える外力により商品の姿勢安定性を向上することができる。
また、本実施の形態では、可動フラップ28の先端部104の形状を特定商品105の外形とほぼ同じ形状としたが、先端部104を横幅方向の一端と他端を結んだ直線の延長線が回転軸103と商品収納棚21に向かって右側で交差する形状としてもよい。この場合、円筒形状105a側に偏った重心を持つ特定商品105を商品通路24へ投入しても重心側に相当する可動フラップ28の回転半径を大きくし、重心から離れた側に相当する回転半径を小さくすることで、特定商品105は底部から可動フラップ28と切り離されるので偏った重心を持つ商品が水平姿勢で落下することが出来る。
更に、可動フラップ28の一端に設けられた先端部104が、特定商品105の外形に沿った形状としたことにより、特定商品105が商品通路24内に収納されると、可動フラップは付勢部材により待機位置にまで復帰するため、商品通路内で商品とガイドレールとの隙間をほぼ完全に埋めることが出来ることから次投入された特定商品が既に収納されている特定商品とガイドレールとの間に作り出された隙間に嵌まり込み収納姿勢を乱すことがなくなるので、安定した収納姿勢を得ることができる。
また、さらに商品誘導フラップ102の下方に、湾曲セグメント25の下カール25bと直下に構成される湾曲セグメント25の上カール25aとの連結部に、先端部104が特定商品105の外形に沿った形状を有した可動フラップ28を配置したことで、商品誘導フラップ102により外径がガイドレール101間の寸法に対して、外径が67.5%以下である特定商品105でも対向したガイドレール101に商品が沿って落下を始めるので、ガイドレール101間のほぼ中央部を直線状に減速せず、自由落下の様相で落下することなく蛇行した商品通路24内を転動しながら長手方向を水平にしながら安定して落下させることが出来るとともに、可動フラップ28は付勢部材たるバネ部材29により待機位置にまで復帰するため、商品通路24内で商品とガイドレール101との隙間をほぼ完全に埋めることが出来ることから次投入された特定商品105が既に収納されている特定商品105の略円錐形状105bとガイドレール101との間に作り出された隙間に嵌まり込み収納姿勢を乱すことがなくなり、安定した収納姿勢を得ることができる。
また、特定商品105は、本実施の形態に限定されるものではなく、一般的な円筒状以外の商品形状を対象とするものであり、それに対応する可動フラップ28の先端部104の形状は、それぞれの商品形状に対応もしくは類似した形状としてもよいことは、もちろんである。要するに、商品通路24内を落下移動する際に特定商品の水平方向の挙動を抑える形状であればよい。
さらに、本実施の形態では、可動フラップ28は、可動フラップ28と対向した位置に配された湾曲セグメント25に特定商品105を沿わせて下方へ転動させた時、特定商品105と先端部104とが完全にラップしない寸法、すなわち、面一、もしくはわずかな隙間を残して接触しない寸法としたが、特定商品105に対し、円筒形状105a部において、先端部104がラップし、略円錐形状105b部において、先端部104がラップしない寸法としてもよい。
以上のように、本発明にかかる自動販売機の商品収納棚は、多種多様な形状の缶飲料やびん飲料およびPET飲料の安定収納が可能であり、商品収納棚を有する収納機器等の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1における自動販売機の側断面図 本発明の実施の形態1における自動販売機の商品収納棚の部分斜視図 本発明の実施の形態1における自動販売機の商品収納棚の要部断面図 本発明の実施の形態1における自動販売機の商品収納棚の要部斜視図 本発明の実施の形態1における特定商品を水平にした正面図 本発明の実施の形態1におけるは特定商品と可動フラップとの寸法関係を示す図 従来の商品収納棚の断面図
符号の説明
20 自動販売機
21 商品収納棚
24 商品通路
25 湾曲セグメント
28 可動フラップ
101 ガイドレール
102 商品誘導フラップ
103 回転軸
104 先端部
105 特定商品
105a 円筒形状
105b 略円錐形状

Claims (5)

  1. 湾曲セグメントを上下にそれぞれ並べてなる2列のガイドレールの間に形成され、上下方向に延在する蛇行状の商品通路と、一端を前記商品通路内に突出して、他端を前記湾曲セグメント側に支持される可動フラップを備え、前記可動フラップは、前記商品通路側に突出している突出寸法が、前記2列のガイドレール間の寸法から投入商品の最小外径寸法を減じた値と同等もしくは短いことを特徴とする自動販売機の商品収納棚。
  2. 一端を前記商品通路内に突出して、他端を前記湾曲セグメント側に支持される商品誘導フラップをさらに備え、前記商品誘導フラップは、前記商品通路側に突出している突出寸法が、前記2列のガイドレール間の寸法から投入商品の最小外径寸法を減じた値よりも長いことを特徴とする請求項1に記載の自動販売機の商品収納棚。
  3. 前記商品誘導フラップは、前記商品通路の少なくとも最上部に配置したことを特徴とする請求項2に記載の自動販売機の商品収納棚。
  4. 前記可動フラップの一端に設けられた先端部の形状を、投入する特定商品の外形に沿った形状とすることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の自動販売機の商品収納棚。
  5. 前記商品誘導フラップの一端に設けられた先端部の形状を、投入する特定商品の外形に沿った形状とすることを特徴とする請求項2または3に記載の自動販売機の商品収納棚。
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