JP2001202559A - 自動販売機の商品収納搬送路における角状商品の向き修正装置 - Google Patents

自動販売機の商品収納搬送路における角状商品の向き修正装置

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JP2001202559A
JP2001202559A JP2000034382A JP2000034382A JP2001202559A JP 2001202559 A JP2001202559 A JP 2001202559A JP 2000034382 A JP2000034382 A JP 2000034382A JP 2000034382 A JP2000034382 A JP 2000034382A JP 2001202559 A JP2001202559 A JP 2001202559A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 商品収納搬送路内に収納されたペットボトル
等の角状商品の向き異常による商品の払出し不能を防止
する。 【解決手段】 ペットボトル等の四角形状の商品2を、
商品収納搬送路4に、横倒姿勢で上下に積み重ねて収納
する自動販売機において、商品収納搬送路4内に、横倒
姿勢で下降する商品2に接触して上記商品2を周方向E
へ回転させる第1の向き修正板28と、第1の向き修正
板28によって回転した商品2を受けて正しい向きに導
く第2の向き修正板29とが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、四角形のペットボ
トル等を取扱う自動販売機の商品収納搬送路における商
品の向き修正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図25は、従来、四角形のペットボトル
60を含む商品を取扱う自動販売機の内部に設けられた
サーペンタイン式の商品収納棚61であり、複数の蛇行
した商品収納搬送路62が形成されている。上記ペット
ボトル60は、商品収納搬送路62内に、横倒姿勢で上
下に積み重ねられて収納されている。
【0003】各商品収納搬送路62の下部には払出し通
路63が形成され、各払出し通路63に面して、最下位
のペットボトル60を下方へ払出す払出し装置64が設
けられている。また、上記各払出し通路63の前後幅A
は、横倒姿勢のペットボトル60の相対向する側面65
a,65b(または65c,65d)の面間距離Bに応
じて設定されており、ペットボトル60は、一対の側面
65a,65bが前後方向かつ残りの一対の側面65
c,65dが上下方向に向いた正しい向きで、払出し通
路63を通過して払出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来形式では、図25の(イ)に示すように、商品収納搬
送路62内で、ペットボトル60の対角線66の方向が
払出し通路63の前後幅Aの方向に向いてしまう恐れが
あり、ペットボトル60がこのような異常な向きになっ
た場合、ペットボトル60の対角線66方向の寸法が払
出し通路63の前後幅Aよりも大きいため、ペットボト
ル60が払出し通路63を通過することができず、ペッ
トボトル60の払出しができない(商品の払出し不能)
といった問題が発生した。このような問題は、特に、空
の商品収納搬送路62内にペットボトル60を補充する
際に発生し易い。
【0005】本発明は、商品収納搬送路内のペットボト
ル等の角状商品の向き異常による商品の払出し不能を防
止することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本第1発明は、外周面が複数の平坦な側面で構成さ
れた角状の商品を、商品収納搬送路に、横倒姿勢で上下
に積み重ねて収納する自動販売機において、上記商品収
納搬送路内に、横倒姿勢の商品を周方向に回転させて商
品の側面の向きを修正する向き修正板が出退自在に設け
られているものである。
【0007】これによると、商品は横倒姿勢で商品収納
搬送路内に収納され、この際、商品の側面の向きは向き
修正板によって修正される。これにより、商品は正しい
向きで商品収納搬送路内に収納されるため、商品の払出
し不能といった不具合の発生を防止することができる。
【0008】また、本第2発明は、外周面が複数の平坦
な側面で構成された角状の商品を、商品収納搬送路に、
横倒姿勢で上下に積み重ねて収納する自動販売機におい
て、上記商品収納搬送路内に、商品収納搬送路内を横倒
姿勢で下降する商品に接触して上記商品を周方向へ回転
させる出退自在な第1の向き修正板と、上記第1の向き
修正板によって回転した商品を受けて正しい向きに導く
出退自在な第2の向き修正板とが設けられているもので
ある。
【0009】これによると、商品収納搬送路内に収納さ
れた商品は、横倒姿勢で下降しながら、第1の向き修正
板に接触して周方向へ回転し、さらに、第2の向き修正
板によって一定の向きで受けられて正しい向きへと案内
される。これにより、商品の側面の向きが修正される。
【0010】また、本第3発明は、商品は4つの側面を
有する四角形状に形成され、商品収納搬送路の下部に払
出し通路が形成され、第1および第2の向き修正板は、
商品の相対向する一対の側面の面間方向が上記払出し通
路の前後幅方向に向くように、上記商品の向きを修正す
るものである。
【0011】これによると、商品の向きは、商品収納搬
送路内において、第1および第2の向き修正板によっ
て、一対の側面の面間方向が払出し通路の前後幅方向に
向くように修正される。これにより、商品を払出す際、
商品は、一対の側面が前後方向かつ残りの一対の側面が
上下方向に向いた正しい向きで、払出し通路を通過して
払出される。
【0012】また、本第4発明は、第1の向き修正板
は、商品収納搬送路の前後一方に設けられた左右方向の
第1の横軸に回動自在に垂下され、かつ第1の付勢手段
によって前後他方側へ突出するように付勢され、第2の
向き修正板は、商品収納搬送路の前後他方に設けられた
左右方向の第2の横軸に回動自在に垂下され、かつ第2
の付勢手段によって前後一方側へ突出するように付勢さ
れているものである。
【0013】これによると、商品収納搬送路内に収納さ
れた商品は、横倒姿勢で下降しながら、前後他方側へ突
出した第1の向き修正板に接触して周方向へ回転する。
この際、第1の向き修正板は下降する商品に押されて前
後一方側へ退入するため、商品は、第1の向き修正板の
横を通過し、前後一方側へ突出した第2の向き修正板に
よって一定の向きで受けられる。この際、第2の向き修
正板は下降する商品に押されて前後他方側へ退入しなが
ら上記商品を正しい向きへと案内し、その後、上記商品
は第2の向き修正板の横を通過する。これにより、商品
の側面の向きが修正される。尚、上記商品が第1の向き
修正板の横を通過した後、第1の向き修正板は第1の付
勢手段によって前後他方側へ突出し、さらに、上記商品
が第2の向き修正板の横を通過した後、第2の向き修正
板は第2の付勢手段によって前後一方側へ突出する。
【0014】また、本第5発明は、商品収納搬送路内
に、商品の長さに応じて、商品収納搬送路の左右幅を規
制する幅規制板が左右方向へ移動自在に設けられ、第1
および第2の向き修正板はそれぞれ、上記幅規制板の左
右移動範囲に対応して切り欠かれているものである。
【0015】これによると、幅規制板を左右方向へ移動
させることによって、商品収納搬送路の左右幅を、横倒
姿勢の商品の長さに応じて、拡大または縮小することが
できる。この際、第1および第2の向き修正板は幅規制
板の左右移動範囲に対応して切り欠かれているため、幅
規制板が第1および第2の向き修正板に干渉することは
なく、これにより、幅規制板の左右移動と第1および第
2の向き修正板の出退動作とがそれぞれ不能になること
はない。
【0016】また、本第6発明は、商品収納搬送路内
に、商品の長さに応じて、商品収納搬送路の左右幅を規
制する幅規制板が左右方向へ移動自在に設けられ、第2
の向き修正板は、一方の分割修正板部と、上記幅規制板
の左右移動範囲に対応した他方の分割修正板部とに分割
されており、上記一方の分割修正板部のみが第2の付勢
手段によって前後一方側へ突出するように構成され、上
記他方の分割修正板部は左右方向の第2の横軸に垂下さ
れて上記第2の横軸を中心に回動自在に構成されている
ものである。
【0017】これによると、商品収納搬送路内に収納さ
れた商品は、横倒姿勢で下降しながら、第1の向き修正
板に接触して周方向へ回転し、第1の向き修正板の横を
通過した後、前後一方側へ突出した第2の向き修正板の
一方の分割修正板部によって一定の向きで受けられる。
この際、他方の分割修正板部は前後一方側へ突出せずに
第2の横軸に垂下されたままの状態である。
【0018】そして、上記一方の分割修正板部は下降す
る商品に押されて前後他方側へ退入しながら上記商品を
正しい向きへと案内し、その後、上記商品は第2の向き
修正板の横を通過する。これにより、商品の側面の向き
が修正される。尚、上記商品が第2の向き修正板の横を
通過した後、一方の分割修正板部は第2の付勢手段によ
って前後一方側へ突出する。
【0019】また、幅規制板を左右方向へ移動させるこ
とによって、商品収納搬送路の左右幅を、横倒姿勢の商
品の長さに応じて、拡大または縮小することができる。
この際、上記幅規制板は第2の向き修正板の他方の分割
修正板部の範囲内で左右移動するが、上記他方の分割修
正板部は前後一方側へ突出せずに横軸に垂下された状態
であるため、幅規制板が上記他方の分割修正板部の先端
部に干渉することはなく、これにより、幅規制板の左右
移動と一方の分割修正板部の出退動作とがそれぞれ不能
になることはない。
【0020】また、本第7発明は、第1の向き修正板
に、この先端に配設された左右方向の副横軸を介して、
補助向き修正板を回動自在に垂下させたものである。こ
れによると、商品収納搬送路内に収納された商品が、横
倒姿勢で下降しながら、第1の向き修正板に接触して周
方向へ回転される。この際に、商品がその形状や材質の
滑り性などにより回転されなかったり、回転量が少なか
ったりした場合でも、その後に、第1の向き修正板より
垂下された補助向き修正板に接触して周方向へ回転さ
れ、これにより、商品が所定の姿勢になるまで確実に周
方向に回転される。なお、この際、第1の向き修正板お
よび補助向き修正板は下降する商品に押されて前後一方
側へ退入するため、商品は、第1の向き修正板の横を通
過し、前後一方側へ突出した第2の向き修正板によって
一定の向きで受けられる。第2の向き修正板は下降する
商品に押されて前後他方側へ退入しながら上記商品を正
しい向きへと案内し、その後、上記商品は第2の向き修
正板の横を通過する。これにより、商品の側面の向きが
確実に修正される。尚、上記商品が第1の向き修正板お
よび補助向き修正板の横を通過した後は、第1の向き修
正板および補助向き修正板は第1の付勢手段によって前
後他方側へ突出し、さらに、上記商品が第2の向き修正
板の横を通過した後は、第2の向き修正板は第2の付勢
手段によって前後一方側へ突出する。
【0021】また、本第8発明は、商品収納搬送路内
に、商品の長さに応じて、商品収納搬送路の左右幅を規
制する幅規制板が左右方向へ移動自在に設けられ、第1
の向き修正板の回動範囲が幅規制板に当接しない範囲に
規制され、第1の向き修正板および補助向き修正板が商
品収納搬送路の略全幅にわたって設けられているもので
ある。
【0022】これによると、幅規制板を左右方向へ移動
させることによって、商品収納搬送路の左右幅を、横倒
姿勢の商品の長さに応じて、拡大または縮小することが
できる。この際、第1の向き修正板の回動範囲が幅規制
板に当接しない範囲に規制されており、補助向き修正板
は第1の向き修正板の先端から垂下されているだけなの
で、第1の向き修正板および補助向き修正板が商品収納
搬送路の略全幅にわたって設けられているにもかかわら
ず、幅規制板が第1の向き修正板や補助向き修正板に干
渉することはなく、これにより、幅規制板の左右移動と
第1の向き修正板の出退動作とがそれぞれ不能になるこ
とはない。さらに、第1の向き修正板および補助向き修
正板が商品収納搬送路の略全幅にわたって設けられてい
るので、第1の向き修正板および補助向き修正板が幅規
制板の左右移動範囲に設けられていない場合と比べて、
商品に対する第1の向き修正板および補助向き修正板の
接触面積がそれぞれ増加し、商品に対する向き修正動作
を確実に行わせることができる。
【0023】また、本第9発明は、商品収納搬送路の両
側壁間に取付けられて第1の横軸を介して第1の向き修
正板を回動自在に支持する第1の取付板を設け、この第
1の取付板と第1の向き修正板との、少なくとも一方に
第1の向き修正板の回動範囲を規制する規制部を形成
し、上記第1の横軸に、一端が第1の取付板に当接し他
端が第1の向き修正板に当接して第1の向き修正板を付
勢する第1の付勢手段を設け、第1の向き修正板の先端
部または補助向き修正板の連結側端部に、第1の向き修
正板と補助向き修正板とを連結する副横軸が側方へ抜け
ることを防止する抜け防止部を設けたものである。
【0024】これによると、第1の取付板と第1の向き
修正板と第1の付勢手段とに第1の横軸を挿通させてこ
れらを連結すると、第1の取付板、第1の向き修正板お
よび第1の横軸がそれぞれ第1の付勢手段に付勢されな
がら当接するため、これらの部品を組付けると、互いに
分離され難い状態となる。また、第1の向き修正板と補
助向き修正板とに副横軸を挿通させてこれらを連結する
と、抜け防止部により副横軸が抜けることが防止され
る。これにより、第1の取付板に第1の向き修正板を組
付け、第1の向き修正板に補助向き修正板を一旦組付け
るとこれらの部品が外れ難くなるため、これらの部品を
まとめた状態で、配置箇所に組付けることができ、この
際の組付け作業などを能率良く行うことが可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図12に基づいて説明する。図9に示すように、1
は、四角形のペットボトル等の商品2を取扱う自動販売
機である。図1,図10に示すように、上記商品2は、
平坦な4つの側面24a〜24dと、底部25と、角錐
状に縮小された先端部26とで構成されている。また、
上記自動販売機1の内部にはサーペンタイン式の商品収
納棚3が設けられている。この商品収納棚3には、蛇行
した商品収納搬送路4が複数形成されている。
【0026】すなわち、図11,図12に示すように、
上記各商品収納搬送路4は、前後で相対向しかつ上下に
複数連ねられた円弧状のセグメント6と、左右で相対向
する複数の仕切板7とで囲まれて形成されている。尚、
上記商品2は、横倒姿勢の状態で、商品収納搬送路4内
に上下に積み重ねられて収納される。
【0027】上記商品収納棚3内の上部には、各商品投
入口9から各商品収納搬送路4の上部に続く上部投入路
17が形成されており、各商品投入口9から投入された
商品2を各商品収納搬送路4の上部に導く複数の入口ガ
イド10が上部投入路17に沿って設けられている。
【0028】また、図1,図11に示すように、上記各
商品収納搬送路4の下部には、払出し通路11と、最下
位の商品2を払出し通路11から下方へ払出す払出し装
置12と、上記払出し通路11の前後幅Aを規制する払
出し通路幅規制板14とが設けられている。
【0029】上記払出し装置12は、最下位の商品2を
払出す開閉フラッパ13と、下から2番目の商品2の落
下を規制する規制ストッパ45とを備えている。そし
て、上記開閉フラッパ13が払出し通路11内から払出
し装置12の内側へ退入することによって、最下位の商
品2が払出し通路11から下方へ払出されると同時に、
上記規制ストッパ45が払出し装置12の内側から払出
し通路11内へ突出して、下から2番目の商品2の落下
が規制されるように構成されている。
【0030】また、上記払出し通路幅規制板14は、払
出し装置12に対して前後対向位置に設けられており、
前後方向へ出退自在に設けられている。上記払出し通路
幅規制板14を出退させることによって、上記払出し通
路11の前後幅Aの寸法を変えることができる。
【0031】さらに、図9に示すように、上記払出し通
路11から下方へ払出された商品2は、シュート15上
を滑り落ちて、自動販売機1の前面扉18にある商品取
出口16へ移送される。
【0032】また、図11,図12に示すように、上記
各商品収納搬送路4の内部には、商品2の長さに応じ
て、商品収納搬送路4の左右幅Cを規制する搬送路幅規
制板19が左右方向へ移動自在に設けられている。さら
に、入口ガイド10の内側には、商品2の長さに応じ
て、上部投入路17の左右幅Dを規制する投入路幅規制
板20が左右方向へ移動自在に設けられている。そし
て、上記各投入路幅規制板20の後端部と各搬送路幅規
制板19の上端部とが一体に接合されている。
【0033】そして、図12に示すように、前面扉18
を開けて、各投入路幅規制板20を左右方向へ一定範囲
移動させることによって、投入路幅規制板20と共に搬
送路幅規制板19も左右方向へ一定範囲移動し、上部投
入路17の左右幅Dと商品収納搬送路4の左右幅Cとが
それぞれ変更される。
【0034】尚、上記投入路幅規制板20の下部には位
置決めピン21が設けられ、入口ガイド10には位置決
め孔22が左右複数箇所形成されている。そして、上記
位置決めピン21を位置決め孔22に挿通することで、
投入路幅規制板20を入口ガイド10に位置決め固定す
ることができる。
【0035】図1に示すように、上記各商品収納搬送路
4の内部には、商品2の一対の側面24a,24bの面
間方向が上記払出し通路11の前後幅A方向へ向くよう
に上記商品2の向きを修正する第1および第2の向き修
正板28,29が設けられている。
【0036】上記第1の向き修正板28は商品収納搬送
路4内を横倒姿勢で落下する商品2に接触して商品2を
周方向E(図7参照)へ回転させるものであり、図2,
図3に示すように、第1の向き修正板28の上端部は、
商品収納搬送路4内の前後一方に設けられた左右方向の
第1の横軸30に回動自在に外嵌されている。尚、上記
第1の横軸30は各仕切板7の左右間に取付けられてい
る。
【0037】また、上記第1の向き修正板28の上方に
は第1の取付板31が設けられ、この第1の取付板31
の下端部は、上記第1の横軸30に回動自在に外嵌され
ている。そして、上記第1の取付板31の上端に形成さ
れた係合片32が上記仕切板7に形成された被係合部3
3(図7参照)に係合されることによって、上記第1の
取付板31は左右一対の仕切板7間に固定されている。
【0038】さらに、上記第1の横軸30には、第1の
向き修正板28を前後他方側(すなわち第2の向き修正
板29の側)に突出する突出位置F(図8参照)へ付勢
する第1のねじりコイルばね34(第1の付勢手段の一
例)が外嵌されている。尚、第1のねじりコイルばね3
4の一端は第1の向き修正板28の裏側に係合し、他端
は第1の取付板31の裏側に係合している。尚、上記第
1の向き修正板28の一部は、図3の(ロ)に示すよう
に、上記搬送路幅規制板19の左右移動範囲Gに対応し
て切り欠かれている。
【0039】また、上記第2の向き修正板29は上記第
1の向き修正板28によって回転した商品2を受けて正
しい向きに導くものであり、図1に示すように、第1の
向き修正板28よりも下方に位置し、図4,図5に示す
ように、第2の向き修正板29の上端部は商品収納搬送
路4内の前後一方に設けられた左右方向の第2の横軸3
7に回動自在に外嵌されている。尚、上記第2の横軸3
7は各仕切板7の左右間に取付けられている。
【0040】また、上記第2の横軸37の上方には第2
の取付板38が設けられ、この第2の取付板38の下端
部は、上記第2の横軸37に回動自在に外嵌されてい
る。そして、第2の取付板38の上端に形成された係合
片39が上記仕切板7に形成された被係合部40(図7
参照)に係合されることによって、上記第2の取付板3
8は左右一対の仕切板7間に固定されている。
【0041】さらに、上記第2の向き修正板29は、一
方の分割修正板部29aと、上記搬送路幅規制板19の
左右移動範囲Gに対応した他方の分割修正板部29bと
に、左右2分割されている。また、上記第2の横軸37
には、一方の分割修正板部29aのみを前後一方側(す
なわち第1の向き修正板28の側)に突出する突出位置
H(図7参照)へ付勢する第2のねじりコイルばね41
(第2の付勢手段の一例)が外嵌されている。また、上
記他方の分割修正板部29bは第2の横軸37に下向き
に垂下されている。
【0042】上記第1および第2の向き修正板28,2
9はそれぞれ図1に示した手前側Iの商品収納搬送路4
に設けられているものであり、奥側Jの商品収納搬送路
4に設けられている第1および第2の向き修正板28,
29は上記手前側Iのものに対して前後反対勝手に取付
けられている。尚、図6に示した奥側Jにおける第2の
向き修正板29の一方の分割修正板部29aは図5に示
した手前側Iにおける第2の向き修正板29の一方の分
割修正板部29aを左右逆の位置にして第2の横軸37
に外嵌したものであり、同様に、奥側Jにおける他方の
分割修正板部29bも手前側Iにおける他方の分割修正
板部29bを左右逆の位置にして第2の横軸37に外嵌
したものである。これにより、一方の分割修正板部29
aと他方の分割修正板部29bとの取付け位置を左右逆
に交換することによって、手前側Iにおける第2の向き
修正板29と奥側Jにおける第2の向き修正板29の両
者を共に形成することができる。
【0043】以下、上記構成における作用を説明する。
自動販売機1にペットボトル等の商品2を補充する場
合、前面扉18を開き、図12に示すように、商品2の
長さに応じて、投入路幅規制板20の前端部を左右方向
へ一定範囲内で移動させることによって、投入路幅規制
板20と共に搬送路幅規制板19も左右方向へ一定範囲
内で移動する。そして、位置決めピン21を最適な位置
決め孔22へ挿通することで、投入路幅規制板20が入
口ガイド10に位置決め固定され、これにより、上部投
入路17の左右幅Dと商品収納搬送路4の左右幅Cとが
商品2の長さに応じた最適な幅に変更される。
【0044】そして、商品2を横倒姿勢にして商品投入
口9へ投入することによって、この商品2は、横倒姿勢
の状態で、入口ガイド10に案内されて上部投入路17
上を滑りながら移動し、商品収納搬送路4内へ収納され
る。
【0045】その後、図7に示すように、上記商品2
は、横倒姿勢で下降しながら、突出位置Fまで突出した
第1の向き修正板28に接触して周方向Eへ回転する。
この際、第1の向き修正板28は下降する商品2に押さ
れて突出位置Fから仮想線で示すように前後一方側へ退
入するため、商品2は、第1の向き修正板28の横を通
過し、突出位置Hまで突出した第2の向き修正板29の
一方の分割修正板部29aによって一定の向きで受けら
れる。尚、この時、他方の分割修正板部29bは、突出
位置Hへ突出せず、第2の横軸37に垂下されたままの
状態である。
【0046】そして、図8に示すように、第2の向き修
正板29の一方の分割修正板部29aは、下降する商品
2に押されて突出位置Hから前後他方側へ退入しなが
ら、第2のねじりコイルばね41の付勢力で上記商品2
を対向するセグメント6の方向へ押圧し、上記商品2を
正しい向き(すなわち、商品2の一対の側面24a,2
4bが払出し通路11の前後幅A方向かつ残り一対の側
面24c,24dが上下方向になる向き)へと案内す
る。その後、上記商品2は第2の向き修正板29の横を
通過し、これにより、商品2の向きが修正される。
【0047】尚、上記商品2が第1の向き修正板28の
横を通過した後、第1の向き修正板28は第1のねじり
コイルばね34の付勢力によって突出位置Fへ戻り、さ
らに、上記商品2が第2の向き修正板29の横を通過し
た後、第2の向き修正板29の一方の分割修正板部29
aは第2のねじりコイルばね41の付勢力によって突出
位置Hへ戻る。
【0048】上記のように、商品収納搬送路4内へ収納
された商品2の向きを第1および第2の向き修正板2
8,29で修正することができるため、商品2を払出す
際、商品2は正しい向きで払出し通路11を通過して払
出され、商品2の払出し不能といった不具合の発生を防
止することができる。
【0049】また、図3の(ロ)に示すように、上記第
1の向き修正板28は上記搬送路幅規制板19の左右移
動範囲Gに対応して切り欠かれているため、搬送路幅規
制板19が第1の向き修正板28に干渉することはな
く、搬送路幅規制板19の左右移動と第1の向き修正板
28の出退動作とが不能になることはない。
【0050】さらに、図5,図6に示すように、上記第
2の向き修正板29の他方の分割修正板部29bの左右
幅は搬送路幅規制板19の左右移動範囲Gに対応してい
るため、上記搬送路幅規制板19は他方の分割修正板部
29bの範囲で左右移動するが、他方の分割修正板部2
9bは突出位置Hへ突出せずに第2の横軸37に垂下さ
れた状態であるため、搬送路幅規制板19が他方の分割
修正板部29bの先端部に干渉することはなく、搬送路
幅規制板19の左右移動と一方の分割修正板部29aの
出退動作とが不能になることはない。
【0051】尚、この際、横倒姿勢で収納された商品2
の側面24a〜24dの底部25寄りの部分が上記第1
の向き修正板28や第2の向き修正板29の一方の分割
修正板部29aに接触するように設定されている。
【0052】また、図1,図7に示すように、上記他方
の分割修正板部29bが第2の横軸37に垂下されてい
ることにより、払出し装置12(または払出し通路幅規
制板14)とセグメント6との間の隙間44が上記他方
の分割修正板部29bで塞がれる。
【0053】また、図5,図6に示すように、一方の分
割修正板部29aと他方の分割修正板部29bとの取付
け位置を左右逆に交換することによって、手前側Iにお
ける第2の向き修正板29と奥側Jにおける第2の向き
修正板29の両者を共に形成することができるため、部
品の共通化を図ることができる。
【0054】上記実施の形態において、第2の向き修正
板29を設けず、第1の向き修正板28のみを設けた場
合であっても、ある程度の商品2の向き修正効果を得る
ことができるが、第1の向き修正板28と第2の向き修
正板29との両者を共に設けることによって、商品2の
向き修正効果をより確実に得ることができる。
【0055】また、図5,図6に示すように、上記実施
の形態における第2の向き修正板29は一方の分割修正
板部29aと他方の分割修正板部29bとに2分割され
ているが、以下に説明する他の実施の形態として、図1
3,図14に示すように、2分割する代わりに、第2の
向き修正板29に切欠部50を形成している。
【0056】すなわち、第2の向き修正板29の上端部
は第2の横軸37に回動自在に外嵌されている。そし
て、上記第2の横軸37に外嵌されたねじりコイルばね
41(第2の付勢手段の一例)は、上記第2の向き修正
板29を、前後一方側(すなわち第1の向き修正板28
の側)に突出する突出位置Hへ付勢している。また、上
記切欠部50は、第2の向き修正板29の先端部に、搬
送路幅規制板19の左右移動範囲Gに対応して形成され
ている。
【0057】尚、図13の第2の向き修正板29は図1
に示した手前側Iの商品収納搬送路4に設けられている
ものであり、図14の第2の向き修正板29は図1に示
した奥側Jの商品収納搬送路4に設けられているもので
ある。
【0058】これによると、第1の向き修正板28の横
を通過した商品2は、突出位置Hまで突出した第2の向
き修正板29によって一定の向きで受けられる。この
際、第2の向き修正板29は、下降する商品2に押され
て突出位置Hから前後他方側へ退入しながら、第2のね
じりコイルばね41の付勢力で上記商品2を対向するセ
グメント6の方向へ押圧し、上記商品2を正しい向きへ
と案内する。その後、上記商品2は第2の向き修正板2
9の横を通過し、これにより、商品2の向きが修正され
る。尚、上記商品2が第2の向き修正板29の横を通過
した後、第2の向き修正板29は第2のねじりコイルば
ね41の付勢力によって突出位置Hへ戻る。
【0059】また、上記第2の向き修正板29の先端部
には上記搬送路幅規制板19の左右移動範囲Gに対応し
た切欠部50が形成されているため、上記搬送路幅規制
板19は切欠部50の範囲で左右移動する。これによ
り、搬送路幅規制板19が第2の向き修正板29に干渉
することはなく、搬送路幅規制板19の左右移動と第2
の向き修正板29の出退動作とが不能になることはな
い。
【0060】また、図15〜図23はさらに他の実施の
形態を示すもので、図15〜図18などに示すように、
この実施の形態においては、第1の向き修正板28に、
この先端に配設された左右方向の副横軸42を介して、
補助向き修正板51が回動自在に垂下されている。
【0061】上記第1の向き修正板28の近傍には第1
の取付板31が設けられ、この第1の取付板31の上端
部、上記第1の横軸30が回動自在に外嵌されている。
そして、上記第1の取付板31に設けられた係合片32
が上記仕切板7に形成された被係合部33(図19参
照)に係合されることによって、上記第1の取付板31
は左右一対の仕切板7間に固定されている。
【0062】上記第1の横軸30には、第1の向き修正
板28を前後他方側(すなわち第2の向き修正板29の
側)に突出する突出位置M(図19参照)へ付勢する第
1のねじりコイルばね34(第1の付勢手段の一例)が
外嵌されている。尚、第1のねじりコイルばね34の一
端は第1の向き修正板28の裏側に係合し、他端は第1
の取付板31の裏側に係合している。また、第1の向き
修正板28の上端両側箇所と第1の取付板31の上端両
側箇所とには相対向して斜め上方に延びる規制突片28
a、31a(規制部の一例)が一体形成され、これらの
規制突片28a、31a同士が当接する角度範囲K(図
18参照)内で、第1の向き修正板28が回動可能とさ
れている。そして、この角度範囲Kは、第1の向き修正
板28が前後他方側(すなわち第2の向き修正板29の
側)に最も回動した場合でも、搬送路幅規制板19に当
接しない値となるように設定されている。
【0063】上述したように、第1の向き修正板28に
は、この先端に配設された左右方向の副横軸42を介し
て、補助向き修正板51が回動自在に垂下されている
が、この補助向き修正板51は、その自重で垂下されて
いるだけであり、ねじりコイルばねなどの付勢手段は設
けられていない。また、補助向き修正板51の上端両側
箇所には、副横軸42が第1の向き修正板28の先端筒
状部と補助向き修正板51の上端筒状部とから側方へ抜
け落ちることを防止する側方へ抜けることを防止する折
曲片51a(抜け防止部の一例)が一体形成されてい
る。
【0064】また、これらの第1の向き修正板28およ
び補助向き修正板51は、搬送路幅規制板19の左右移
動範囲に関係なく、商品収納搬送路4の略全幅にわたっ
て設けられている。
【0065】なお、14aは、払出し通路幅規制板14
に設けられた各ペットボトル設定用スペーサである。ま
た、第2の向き修正板28の構造およびその取付構造
は、上記実施の形態の場合と同様である。
【0066】上記構成において、商品収納搬送路4内へ
収納された商品2は、横倒姿勢で下降する。この際、商
品2の対角線の方向が商品収納搬送路4の下部において
前後幅の方向に向いて下降する場合があるが、この場合
に商品2は、突出位置Mまで突出した第1の向き修正板
28に接触して、通常、上記実施の形態において述べた
ように、周方向Eへ回転し、その後、突出した第2の向
き修正板の一方の分割修正板部29aによって一定の向
きで受けて、商品2が正しい向きとなるように案内して
払出通路11へ送出す(図7、図8参照)。
【0067】しかしながら、商品2の一例としての角型
のペットボトルには多数の種類の製品が存在し、概略的
には類似した形状をしているものの、実際には容器、表
面フィルム、中身飲料などの複数の種類があるので、そ
の形状、強度、滑り性などの点で各商品2において微細
に異なる性状を有する。このため、第1の向き修正板2
8が取付けられている箇所への商品2の進入速度や侵入
姿勢が商品2の種類によって違いを生じ、これらの要因
が組み合わさることで、第1の向き修正板28だけでは
十分に姿勢を修正しきれない場合(例えば、高速で大き
な慣性力を有して流れ落ちてきた場合)がある。
【0068】これに対応すべく、この実施の形態におい
ては、第1の向き修正板28の先端から補助向き修正板
51が垂下されているので、第1の向き修正板28によ
って、周方向Eへ回転されなかったり、回転量が少なか
った場合でも、補助向き修正板51によって、商品2が
一定の姿勢となるように周方向Eへ回転される。
【0069】詳述すると、図19に示すように、商品2
が、その対角線方向が商品収納搬送路4の下部において
前後幅の方向に向いて下降してきて、突出位置Mまで突
出した第1の向き修正板28に接触し、図20に示すよ
うに、この第1の向き修正板28を矢印(ハ)方向に押
しのけながら落下し続けた際に商品2の姿勢が変化しな
い場合でも、図21に示すように、商品2の角部2aが
第1の向き修正板28の下側先端箇所を通過すると、第
1の向き修正板28は第1のねじりコイルばね34の付
勢力により矢印(ニ)方向に戻ろうとし、これに伴っ
て、第1の向き修正板28の先端に垂下されている補助
向き修正板51も矢印(ニ)方向に戻ろうとする。尚、
この際、補助向き修正板51の下端は払出通路幅規制板
14の上部(または払出し装置20の上部)に当接して
いる。そして、補助向き修正板51の矢印(ニ)方向に
戻ろうとする力により、商品2の角部2aに矢印(ホ)
方向への力が作用して、この結果、商品2に、矢印N方
向への回転力が作用する。さらに、図22に示すよう
に、引き続いて商品2はその角部2aに矢印(ヘ)方向
への力が作用して、さらに商品2は、矢印O方向へ回転
力しながら落下し続け、この際に、商品2は第2の向き
修正板28を矢印(ト)方向へ押しのけながら落下す
る。この第2の向き修正板28は第2のねじりコイルば
ね41の付勢力により矢印(チ)方向に付勢されている
ので、商品2の矢印O方向への回転力を弱めて、商品2
が必要以上に回転してしまわないように規制する。そし
て、図23に示すように、商品2はその側面が商品2の
流れ方向に沿う良好な姿勢を保ったまま落下して、払出
し通路11へ送り出される。
【0070】このように、商品収納搬送路4内へ収納さ
れた商品2の向きを第1の向き修正板28と、補助向き
修正板51と、第2の向き修正板29とで確実に修正す
ることができるため、商品2を払出す際、商品2は正し
い向きで払出し通路11を通過して払出され、商品2の
払出し不能といった不具合の発生を防止することができ
る。
【0071】また、第1の向き修正板28はその回動範
囲が搬送路幅規制板19に当接しない範囲に規制されて
おり、補助向き修正板51は第1の向き修正板28の先
端から垂下されているだけなので、第1の向き修正板2
8および補助向き修正板51が商品収納搬送路4の略全
幅にわたって設けられているにもかかわらず、搬送路幅
規制板19が第1の向き修正板28や補助向き修正板5
1に干渉することはなく、これにより、搬送路幅規制板
19の左右移動と第1の向き修正板28の出退動作とが
それぞれ不能になることはない。
【0072】さらに、第1の向き修正板28および補助
向き修正板51が商品収納搬送路4の略全幅にわたって
設けられているので、第1の向き修正板28が商品収納
搬送路4に対して奥向きまたは手前向きに取付ける場合
に、同じ形状の部品を用いて組み立てることができる。
【0073】すなわち、図2や図3に示す第1の向き修
正板28を用いた場合には、第1の向き修正板28は搬
送路幅規制板19との干渉を避けるために、片側へ偏っ
て配設されており、商品収納搬送路4に対して奥向きま
たは手前向きに取付ける場合に、それぞれ反対側に偏っ
た形状の異なる第1の向き修正板28を作り分けるとと
もに、これらを区別して組付けなければならず、製造コ
ストの増加や部品管理の増加を招くだけでなく、組付け
時に間違う要因となり易かった。
【0074】しかし、上記の実施の形態によれば、第1
の向き修正板28を1種類で済ますことができるので、
製造コストや部品管理を低下させたり最小限に抑えたり
することができ、しかも、組付け時に誤った形状の第1
の向き修正板28を組付けてしまうという間違いも生じ
ず、この結果、生産性を向上させることができる。
【0075】さらに、第1の向き修正板28が商品収納
搬送路4の略全幅にわたって設けられている場合と比べ
て、図2や図3に示すように片側へ偏って長さ寸法L0
である第1の向き修正板28を用いた場合には、商品2
が比較的長尺のものであった際に、図24(a)に示す
ように、商品2の胴部2aの長さL1よりも、第1の向
き修正板28の対応する箇所が寸法L2だけ不足し、こ
の不足寸法L2だけ第1の向き修正板28と商品2との
接触面積が少なくなるので、姿勢の修正を損なう可能性
が高くなる。また、商品2を誤って逆向きに投入した場
合には、図24(b)に示すように、商品2の胴部2a
と第1の向き修正板28との接触部分が僅かの寸法L3
となってしまい、姿勢の修正作用が殆ど無くなってしま
う。
【0076】これに対して、この実施の形態において
は、第1の向き修正板28が商品収納搬送路4の略全幅
にわたって設けられているので、図24(a)に示すよ
うに第1の向き修正板28が搬送路幅規制板19の左右
移動範囲に設けられていない場合と比べて、商品に対す
る第1の向き修正板28および補助向き修正板51の接
触面積がそれぞれ増加し、この結果、商品2に対する向
き修正動作を一層確実に行わせることができ、さらに、
商品2を逆向きで投入した場合でも、商品2の胴部2a
全体が接触して商品2に対する接触面積が変わらないた
め、良好に商品2の姿勢を修正することができる。
【0077】また、図16〜図18に示すように、これ
らの第1の向き修正板28や第1の取付板31、補助向
き修正板51を組付ける際には、第1の向き修正板28
や第1の取付板31、補助向き修正板51同士をまず組
立てる。すなわち、第1の取付板31と第1の向き修正
板28と第1のねじりコイルばね34とに第1の横軸3
0を挿通させてこれらを連結する。この際、第1の取付
板31、第1の向き修正板28および第1の横軸30が
それぞれ第1のねじりコイルばね34に付勢されながら
当接するため、これらの部品を組付けると、互いに分離
され難く、第1の横軸30が抜けない状態となる。ま
た、補助向き修正板51の片方の折曲片51aを撓ませ
ながら、第1の向き修正板28の先端と補助向き修正板
51の上端とに副横軸42を挿通させてこれらを連結す
ると、副横軸42を挿通させ終わった際に折曲片51a
がその弾性で元の位置まで戻り、副横軸42が抜けるこ
とが防止された状態で第1の向き修正板28と補助向き
修正板51とが連結される。
【0078】したがって、第1の取付板31と第1の向
き修正板28と補助向き修正板51とを一旦組付ける
と、これらの部品が外れ難くなるため、これらの部品を
まとめた状態で持ち運んで配置箇所に組付けることがで
き、この際の運搬作業や組付け作業などを能率良く行う
ことが可能となる。
【0079】尚、上記実施の形態では、商品収納搬送路
4内に四角形のペットボトルの商品2を収納している
が、ペットボトルの商品2以外に、円筒形の缶商品を横
倒姿勢で収納することも可能である。缶商品の場合、向
きの修正は不要であるが、上記第1および第2の向き修
正板28,29などが存在していても特に問題はない。
また、上記実施の形態では、第1および第2の付勢手段
の一例としてねじりコイルばね34,41を用いている
が、板ばね等を用いてもよい。
【0080】
【発明の効果】以上のように本発明によると、商品は横
倒姿勢で商品収納搬送路内に収納され、この際、商品の
側面の向きは向き修正板によって修正される。これによ
り、商品は正しい向きで商品収納搬送路内に収納される
ため、商品の払出し不能といった不具合の発生を防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における自動販売機の商品
収納搬送路の下部の断面図である。
【図2】同、自動販売機の第1の向き修正板を商品収納
搬送路側から見た斜視図である。
【図3】同、自動販売機の第1の向き修正板であり、
(a)は第1の向き修正板の正面図(商品収納搬送路側
から見た図)であり、(b)は第1の向き修正板の側面
図である。
【図4】同、自動販売機の第2の向き修正板を商品収納
搬送路の裏側から見た斜視図である。
【図5】同、自動販売機の手前側の第2の向き修正板で
あり、(a)は第2の向き修正板の正面図(商品収納搬
送路側から見た図)であり、(b)は第2の向き修正板
の側面図である。
【図6】同、自動販売機の奥側の第2の向き修正板であ
り、(a)は第2の向き修正板の正面図(商品収納搬送
路側から見た図)であり、(b)は第2の向き修正板の
側面図である。
【図7】同、自動販売機の第1および第2の向き修正板
による商品の向き修正時の動きを表す図である。
【図8】同、自動販売機の第1および第2の向き修正板
による商品の向き修正時の動きを表す図である。
【図9】同、自動販売機の内部構造を示す側面図であ
る。
【図10】同、自動販売機に収納される商品の斜視図で
ある。
【図11】同、自動販売機の商品収納棚の内部構造を示
す側面図である。
【図12】同、自動販売機の投入路幅規制板と搬送路幅
規制板とによる幅調節時の動作を示す図である。
【図13】本発明の他の実施の形態における自動販売機
の手前側の第2の向き修正板の正面図(商品収納搬送路
側から見た図)である。
【図14】同、自動販売機の奥側の第2の向き修正板の
正面図(商品収納搬送路側から見た図)である。
【図15】本発明のさらに他の実施の形態における自動
販売機の商品収納搬送路の下部の断面図である。
【図16】同、自動販売機の第1の取付板、第1の向き
修正板、および補助向き修正板を組付けた際の斜視図で
ある。
【図17】同、自動販売機の第1の取付板、第1の向き
修正板、および補助向き修正板などの分解斜視図であ
る。
【図18】同、自動販売機の第1の取付板、第1の向き
修正板、および補助向き修正板を組付けた際の側面図で
ある。
【図19】同、自動販売機の第1の向き修正板による商
品の向き修正時の動きを表す図である。
【図20】同、自動販売機の第1の向き修正板による商
品の向き修正時の動きを表す図である。
【図21】同、自動販売機の補助向き修正板および第2
の向き修正板による商品の向き修正時の動きを表す図で
ある。
【図22】同、自動販売機の補助向き修正板および第2
の向き修正板による商品の向き修正時の動きを表す図で
ある。
【図23】同、自動販売機の補助向き修正板および第2
の向き修正板による商品の向き修正時の動きを表す図で
ある。
【図24】(a)および(b)は、それぞれ第1の向き
修正板の形状の違いによる作用を説明するための図であ
る。
【図25】従来の自動販売機の商品収納搬送路の下部の
断面図である。
【符号の説明】
1 自動販売機 2 商品 4 商品収納搬送路 11 払出し通路 19 搬送路幅規制板 24a〜24d 側面 28 第1の向き修正板 28a、31a 規制突片(規制部) 29 第2の向き修正板 29a 一方の分割修正板部 29b 他方の分割修正板部 30 第1の横軸 34 第1のねじりコイルばね(第1の付勢手段) 37 第2の横軸 41 第2のねじりコイルばね(第2の付勢手段) 42 副横軸 51 補助向き修正板 51a 折曲片(抜け防止部) A 払出し通路の前後幅 C 商品収納搬送路の左右幅 E 周方向 G 左右移動範囲

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面が複数の平坦な側面で構成された
    角状の商品を、商品収納搬送路に、横倒姿勢で上下に積
    み重ねて収納する自動販売機において、上記商品収納搬
    送路内に、横倒姿勢の商品を周方向に回転させて商品の
    側面の向きを修正する向き修正板が出退自在に設けられ
    ていることを特徴とする自動販売機の商品収納搬送路に
    おける角状商品の向き修正装置。
  2. 【請求項2】 外周面が複数の平坦な側面で構成された
    角状の商品を、商品収納搬送路に、横倒姿勢で上下に積
    み重ねて収納する自動販売機において、上記商品収納搬
    送路内に、商品収納搬送路内を横倒姿勢で下降する商品
    に接触して上記商品を周方向へ回転させる出退自在な第
    1の向き修正板と、上記第1の向き修正板によって回転
    した商品を受けて正しい向きに導く出退自在な第2の向
    き修正板とが設けられていることを特徴とする自動販売
    機の商品収納搬送路における角状商品の向き修正装置。
  3. 【請求項3】 商品は4つの側面を有する四角形状に形
    成され、商品収納搬送路の下部に払出し通路が形成さ
    れ、第1および第2の向き修正板は、商品の相対向する
    一対の側面の面間方向が上記払出し通路の前後幅方向に
    向くように、上記商品の向きを修正することを特徴とす
    る請求項2記載の自動販売機の商品収納搬送路における
    角状商品の向き修正装置。
  4. 【請求項4】 第1の向き修正板は、商品収納搬送路の
    前後一方に設けられた左右方向の第1の横軸に回動自在
    に垂下され、かつ第1の付勢手段によって前後他方側へ
    突出するように付勢され、第2の向き修正板は、商品収
    納搬送路の前後他方に設けられた左右方向の第2の横軸
    に回動自在に垂下され、かつ第2の付勢手段によって前
    後一方側へ突出するように付勢されていることを特徴と
    する請求項2または請求項3に記載の自動販売機の商品
    収納搬送路における角状商品の向き修正装置。
  5. 【請求項5】 商品収納搬送路内に、商品の長さに応じ
    て、商品収納搬送路の左右幅を規制する幅規制板が左右
    方向へ移動自在に設けられ、第1および第2の向き修正
    板はそれぞれ、上記幅規制板の左右移動範囲に対応して
    切り欠かれていることを特徴とする請求項4記載の自動
    販売機の商品収納搬送路における角状商品の向き修正装
    置。
  6. 【請求項6】 商品収納搬送路内に、商品の長さに応じ
    て、商品収納搬送路の左右幅を規制する幅規制板が左右
    方向へ移動自在に設けられ、第2の向き修正板は、一方
    の分割修正板部と、上記幅規制板の左右移動範囲に対応
    した他方の分割修正板部とに分割されており、上記一方
    の分割修正板部のみが第2の付勢手段によって前後一方
    側へ突出するように構成され、上記他方の分割修正板部
    は左右方向の第2の横軸に垂下されて上記第2の横軸を
    中心に回動自在に構成されていることを特徴とする請求
    項4記載の自動販売機の商品収納搬送路における角状商
    品の向き修正装置。
  7. 【請求項7】 第1の向き修正板に、この先端に配設さ
    れた左右方向の副横軸を介して、補助向き修正板を回動
    自在に垂下させた請求項4に記載の自動販売機の商品収
    納搬送路における角状商品の向き修正装置。
  8. 【請求項8】 商品収納搬送路内に、商品の長さに応じ
    て、商品収納搬送路の左右幅を規制する幅規制板が左右
    方向へ移動自在に設けられ、第1の向き修正板の回動範
    囲が幅規制板に当接しない範囲に規制され、第1の向き
    修正板および補助向き修正板が商品収納搬送路の略全幅
    にわたって設けられている請求項7記載の自動販売機の
    商品収納搬送路における角状商品の向き修正装置。
  9. 【請求項9】 商品収納搬送路の両側壁間に取付けられ
    て第1の横軸を介して第1の向き修正板を回動自在に支
    持する第1の取付板を設け、この第1の取付板と第1の
    向き修正板との、少なくとも一方に第1の向き修正板の
    回動範囲を規制する規制部を形成し、上記第1の横軸
    に、一端が第1の取付板に当接し他端が第1の向き修正
    板に当接して第1の向き修正板を付勢する第1の付勢手
    段を設け、第1の向き修正板の先端部または補助向き修
    正板の連結側端部に、第1の向き修正板と補助向き修正
    板とを連結する副横軸が側方へ抜けることを防止する抜
    け防止部を設けた請求項7または8に記載の自動販売機
    の商品収納搬送路における角状商品の向き修正装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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