JP3907352B2 - 自動販売機の商品通路規制装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動販売機の商品通路規制装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、缶飲料などの商品を扱う自動販売機は、図7、図8に示すような構造とされている。
すなわち、前面扉1により前面開口部が開閉される自動販売機本体2内には商品収納部3が前後複数列設けられ、さらに各商品収納部3内には、飲料が入った缶などの商品4を商品入口部5から所定の下り傾斜方向に沿って流しながら奥側へ向けて導入する傾斜導入通路6と、この傾斜導入通路6の奥部に接続され、略上下方向に蛇行するように延びて商品4を下方に搬送させながら収納する収納搬送路7とが、それぞれ複数配設されている。また、商品収納部3の下端部には、収納した商品4を下方から順次払い出す商品払出装置8が設けられており、商品払出装置8にて払い出された商品4はシュート9により案内されて商品取出口10に払い出されるようになっている。
【0003】
傾斜導入通路6はその底面部が傾斜ガイド11により形成され、傾斜ガイド11の前端部および後端部は、図8〜図10に示すように、商品収納部3の側板3aに形成された異形孔12ならびに長孔13に挿通された横軸14、15が取り付けられている。そして、この異形孔12ならびに長孔13の前端部に横軸14、15が位置するように傾斜ガイド11を手前寄り位置に配置することで、傾斜導入通路6と収納搬送路7との接続部16における奥行方向の寸法Lを太径の商品4Aでも通過できる寸法L1に設定する一方、異形孔12ならびに長孔13の後端部に横軸14、15が位置するように傾斜ガイド11を奥寄り位置に配置することで、傾斜導入通路6と収納搬送路7との接続部16における奥行方向の寸法が細径の商品4Bだけが通過できる寸法L2となるように設定している。すなわち、傾斜ガイド11を奥側寄り位置に配置することにより、誤って太径の商品4Aを商品入口部5から導入した場合でも、この太径の商品4Aが接続部16を介して収納搬送路7に流れないように規制している。
【0004】
しかし、上記従来構成の自動販売機によれば、傾斜ガイド11を手前寄り位置、すなわち太径の商品4Aに合うように配置した状態で、誤って細径の商品4Bを商品入口部5から導入した場合には、細径の商品4Bはそのまま接続部16を通過して収納搬送路7に流れてしまい、この場合に収納搬送路7内で商品が立ってしまって商品詰まりを生じると、商品収納部3を分解、組み立てしなければならないなど、多くの手間や時間がかかってしまう。また、うまく収納搬送路7を通過した場合でも、商品払出装置8が設けられている通路の幅が細径の商品4Bに合っていないため、細径商品4Bが1度に多数出てしまうことがある。
【0005】
これに対処するものとして、本出願人は、特開平11−3459号公報に示すように、太径の商品4Aの通過は許容しながら細径の商品4Bの通過は阻止する商品通路規制装置を既に出願している。この自動販売機における商品通路規制装置は、図11に示すように、樋状の傾斜ガイド21の側壁21aに、傾斜ガイド21の底部21bからの高さh3が、導入された太径の商品4Aの直径Dより高い高さh3を支点22aとし、この支点22aより傾斜ガイド21奥側へ向けて下方に傾斜し末端高さが太径商品4Aの直径Dより低く、かつ細径商品4Bの直径dより高く、円弧状長孔23の下端により支持された第1のレバー22が、太径商品4Aの外面に接触可能に設けられ、さらに、この第1のレバー22の末端に第2のレバー24が相対回転可能にヒンジピン25などで連接されているものである。
【0006】
第2のレバー24はガイド奥側へ向けてさらに下方に傾斜して末端24aの高さが細径商品4Bの直径Dより低く支持され、この末端24aに傾斜ガイド21の側壁21a間を横断するロッド26が設けられている。そして、第2のレバー24の末端24aの回転軌道が、第1のレバー22の末端の略最高位置となった時のヒンジピン25(図13参照)を中心とする円周軌道Pに規制され、この円周軌道Pの規制部の下端に第2のレバー24の移動をこのレバー長さ方向に許容する長さ方向規制部Qを設けた構成とされている。
【0007】
また、図12に示すように、第1のレバー22および第2のレバー24の下面側には側方に延びる当接板部22b、24bが設けられている。
この構成において、太径商品4Aを導入した場合は、図13、図14に示すように、太径商品4Aにより、第1のレバー22が押し上げられて、その末端が円弧状長孔23の略最高位置となり、第2のレバー24の末端24aが円周軌道Pの下端に位置した後に、第2のレバー24が押し上げられるため、第2のレバー24は支障なく押し上げられて、太径商品4Aの通過が許容される。
【0008】
一方、細径商品4Bを導入した場合には、図11に示すように、第2のレバー24の末端24aが長さ方向規制部Qに位置した状態で、細径商品14Bが第2のレバー24に当接するため、細径商品4Bの通過が阻止され、この結果、細径商品4Bが収納搬送路7に流れ込むことが防止される。
この構成によれば、太径商品4Aは通しながら、細径商品4Bの通過を規制することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記図11〜図14に示す構成の商品通路規制装置では、2つのレバー22、24と、これらの端部ならびに連結部に支点22a、ロッド26、ヒンジピン25との多数の部品が必要であるため、その分だけ製造コストの増加を招くという課題があった。
【0010】
また、この構成を採用するに際して、細径商品4Bを商品収納部3に供給しようとする場合には、上記機構が働かないように、例えば、ヒンジピン25が円弧状長孔23の略最高位置に維持させるような機構が別途必要となる。しかし、このような機構をヒンジピン25近傍に設けただけでは、通常位置ではその機構まで手が届かなくなるため、操作性が悪くて操作する際に多くの手間や時間がかかってしまう。
【0011】
また、これに対処する方法として、同じく特開平11−3459号公報に開示されているように、商品収納部3の出口部分において商品払出装置に対向して配置されている出口ガイドに上記機構を連動させることが考えられるが、出口ガイドは通常見え難い箇所にあるため、その設定が正確に行われているかどうかを確認しようとすると、複数列の商品収納部3群を手前に引き出さなければならず、この場合にも多くの手間や時間がかかってしまう。
【0012】
本発明は上記問題を解決するもので、製造コストの増加を最小限に済ますことができ、また、商品切換の際でも適正な姿勢に容易に設定変更することができる自動販売機の商品通路規制装置を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明の請求項1記載の自動販売機の商品通路規制装置は、下り傾斜方向に沿って形成された傾斜導入通路に沿って太径または細径の商品を導入する自動販売機において、傾斜導入通路の側壁面に奥側ほど上方となるように斜めに形成された第1の長孔にその手前側部分が案内され、傾斜導入通路の側壁面における前記第1の長孔よりも奥側に形成された第2の長孔にその奥側部分が案内され、傾斜導入通路に導入された太径の商品に対しては当接し細径の商品に対しては当接しない高さに配置される太径用当接部材と、前記太径用当接部材の奥側部分より下方に突出するように一体的に取り付けられて太径の商品だけでなく細径の商品に対しても当接する両用当接部材とを備え、前記第2の長孔には、太径用当接部材の手前側部分が第1の長孔の下端部にある状態で細径の商品が両用当接部材に当接した際に太径用当接部材の奥側部分が当接して細径の商品の通過を阻止させる規制壁部と、太径の商品が太径用当接部材に当接してその手前側部分が第1の長孔の上部側に移動した後に太径用当接部材の奥側部分が上方に回動する軌跡に設けられて太径の商品の通過を許容する円弧溝部とが形成されたものである。
【0014】
この構成により、第1の長孔と第2の長孔とにて案内される太径用当接部材と、この太径用当接部材に一体的に取り付けられる両用当接部材との、簡単な構造で商品通路規制装置を構成することができる。
請求項2記載の自動販売機の商品通路規制装置は、下り傾斜勾配の傾斜ガイドにより構成され、前記下り傾斜方向に沿って太径または細径の商品を奥側に流しながら後続の収納搬送通路へ向けて供給する傾斜導入通路と、傾斜導入通路に導入された商品に対して太径の商品の通過は許容しながら細径の商品の通過は阻止する導入通路規制手段と、前記傾斜ガイドを手前寄り位置と奥寄り位置とに切換自在として、奥寄り位置に配置させた際に細径の商品の通過は許容しながら太径の商品の前記収納搬送通路への通過は阻止する搬送通路規制手段と、この搬送通路規制手段と導入通路規制手段とを連動させて、傾斜ガイドを手前寄り位置に配置させた際に前記導入通路規制手段にて細径の商品の通過を阻止させる連動手段とを備えたものである。
【0015】
この構成により、傾斜ガイドを手前寄り位置に配置させると、連動する導入通路規制手段にて細径商品の通過が阻止され、傾斜ガイドを奥寄り位置に配置させると、搬送通路規制手段にて太径商品の通過が阻止され、このように傾斜ガイドを切換動作させるだけで両商品に対する規制動作を実行させることができる。
請求項3記載の発明は、請求項2に記載の自動販売機の商品通路規制装置において、導入通路規制手段は、傾斜導入通路の側壁面に奥側ほど上方となるように斜めに形成された第1の長孔にその手前側部分が案内され、傾斜導入通路の側壁面における前記第1の長孔よりも奥側に形成された第2の長孔にその奥側部分が案内され、傾斜導入通路に導入された太径の商品に対しては当接し細径の商品に対しては当接しない高さに配置される太径用当接部材と、前記太径用当接部材の奥側部分より下方に突出するように一体的に取り付けられて太径の商品だけでなく細径の商品に対しても当接する両用当接部材とを備え、前記第2の長孔には、太径用当接部材の手前側部分が第1の長孔の下端部にある状態で細径の商品が両用当接部材に当接した際に太径用当接部材の奥側部分が当接して細径の商品の通過を阻止させる規制壁部と、太径の商品が太径用当接部材に当接してその手前側部分が第1の長孔の上部側に移動した後に太径用当接部材の奥側部分が上方に回動する軌跡に設けられて太径の商品の通過を許容する円弧溝部とが形成されているものである。
【0016】
この構成により、導入通路規制手段を、第1の長孔と第2の長孔とにて案内される太径用当接部材と、この太径用当接部材に一体的に取り付けられる両用当接部材との、簡単な構造にすることができる。
請求項4記載の発明は、請求項3に記載の自動販売機の商品通路規制装置において、連動手段は、傾斜ガイドの側面部に形成されて、傾斜ガイドが奥寄り位置に配置された際に、太径用当接部材の手前側部分に当接してこの太径用当接部材の手前側部分を第1の長孔の上部側に移動させる傾斜縁であるものである。
【0017】
この構成により、傾斜ガイドの側面部に傾斜縁を形成するだけの簡単な構成で連動手段を実現できる。
請求項5記載の発明は、請求項2〜4の何れかに記載の自動販売機の商品通路規制装置において、傾斜ガイドの切換動作により、商品払出箇所の通路幅の切換動作も連動するように構成したものである。
【0018】
この構成により、導入通路の規制動作や収納搬送通路への規制動作だけでなく、商品払出箇所の通路幅の切換動作も連動させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態にかかる自動販売機の商品通路規制装置を図面に基づき説明する。なお、従来の自動販売機と同様の機能のものには同符号を付し、その説明は一部省略する。
図1〜図5に示すように、この自動販売機の商品通路規制装置には、下り傾斜勾配の傾斜ガイド31により構成され、前記下り傾斜方向に沿って太径または細径の商品4(4A,4B)を奥側に流しながら後続の収納搬送通路7へ向けて導入する傾斜導入通路6と、傾斜導入通路6に導入された商品4に対して太径の商品4Aの通過は許容しながら細径の商品4Bの通過は阻止する導入通路規制手段40と、傾斜ガイド31を手前寄り位置と奥寄り位置とに切換自在として、奥寄り位置に配置させた際に細径の商品4Bの通過は許容しながら太径の商品4Aの収納搬送通路7への通過は阻止する搬送通路規制手段50と、傾斜ガイド31の切換動作に連動させて、傾斜ガイド31を手前寄り位置に配置させた際に導入通路規制手段40を作動させて細径の商品4Bの通過を阻止させる連動手段60とが備えられている。
【0020】
導入通路規制手段40は、太径用当接部材42と両用当接部材44とから構成されている。太径用当接部材42は、商品収納部3の側板3aに奥側ほど上方となるように斜めに形成された第1の長孔41にその手前端に一体形成された手前側カール部42aが案内され、側板3aにおける第1の長孔41よりも奥側に形成された第2の長孔43にその奥端に一体形成された奥側カール部42bが案内され、傾斜導入通路6において太径の商品4Aに対しては当接し細径の商品4Bに対しては当接しない高さに配置されている。両用当接部材44は、太径用当接部材42の奥側カール部42bより奥側斜め下方に突出するように一体的に固着されて太径の商品4Aだけでなく細径の商品4Bに対しても当接するように構成されている。
【0021】
第2の長孔43には、傾斜ガイド31の床面からの高さが、第1の長孔41の下端部と同じ高さで奥側に延びるように形成された直線状溝部43aと、この直線状溝部43aの奥端から斜め上方に向けて円弧状に延びる円弧溝部43bとが形成されている。そして、直線状溝部43aの一部が上方に少しだけ窪む規制壁部43cとされ、この規制壁部43cは、図4に示すように、太径用当接部材42の手前側カール部42aが第1の長孔41の下端部にある状態で細径の商品4Bが両用当接部材44に当接した際に、太径用当接部材42の奥側カール部42bが当接して奥行方向の移動を確実に阻止し、この結果、細径の商品4Bの通過を阻止させるようになっている。
【0022】
また、円弧溝部43bは、図3に示すように、太径の商品4Aが太径用当接部材42に当接してその手前側カール部42aが第1の長孔42の上端部に移動した後に太径用当接部材42の奥側カール部42bが上方に回動する軌跡に設けられており、上述したように太径の商品4Aが太径用当接部材42に当接した際には、太径用当接部材42の奥側カール部42bが円弧溝部43bに沿って回動することにより、太径の商品4Aの通過を許容するようになっている。
【0023】
搬送通路規制手段50は、従来のものと同様に、図1に示すように、傾斜ガイド31の前端部および後端部に、商品収納部3の側板3aに形成された異形孔12ならびに長孔13に挿通された横軸14、15を取り付けた構成とされている。そして、この異形孔12ならびに長孔13の前端部に横軸14、15が位置するように傾斜ガイド31を手前側に配置することで、傾斜導入通路6と収納搬送路7との接続部16における奥行方向の寸法Lを太径の商品4Aでも通過できる寸法に設定する一方、異形孔12ならびに長孔13の後端部に横軸14、15が位置するように傾斜ガイド31を奥側寄りに配置することで、傾斜導入通路6と収納搬送路7との接続部16における奥行方向の寸法Lが細径の商品4Bだけが通過できる寸法となるように設定している。
【0024】
また、連動手段60としては、傾斜ガイド31の両側部に側面部31aが形成されているとともに、この側面部31aの奥端部に傾斜縁31bが形成されており、図5において仮想線で示すように、傾斜ガイド31が奥寄り位置に配置された際に、太径用当接部材42の手前側カール部42aに前記傾斜縁31bが当接してこの手前側カール部42aを第1の長孔41の上端部に移動させるようになっている。
【0025】
上記構成において、傾斜ガイド31を手前寄り位置に配置した状態で、太径商品4Aを傾斜導入通路6に導入すると、図3に示すように、まず、太径の商品4Aが太径用当接部材42に当接してその手前側カール部42aが第1の長孔42の上端部に移動し、太径用当接部材42の奥側カール部42bが円弧溝部43bの下端部に位置する。したがって、太径の商品4Aがさらに流れていく際に、太径用当接部材42の奥側カール部42bは円弧溝部43bに沿って上方に移動できるため、太径の商品4Aは、導入通路規制手段40が設けられている箇所の通過を許容される。そして、さらに傾斜導入通路6と収納搬送路7との接続部16においては、奥行方向寸法Lが太径の商品4Aでも通過できる寸法L1に設定されているため、太径の商品4Aは支障なく収納搬送路7に搬送される。
【0026】
傾斜ガイド31を手前寄り位置に配置した状態で、誤って細径商品4Bが傾斜導入通路6に導入されると、図4に示すように、細径商品4Bは太径用当接部材42bの下方を通った後に両用当接部材44に当接する。この際、太径用当接部材42の手前側カール部42aは第1の長孔42の下端にあるままであるため、太径用当接部材42の奥側カール部42bが第2の長孔43の規制壁部43cに当接して細径商品4Bの通過が阻止され、この結果、細径商品4Bが収納搬送路7に導入されることが防止される。
【0027】
傾斜ガイド31を奥寄り位置に配置すると、図5に示すように、太径用当接部材42の手前側カール部42aに傾斜ガイド31の傾斜縁31bが当接してこの手前側カール部42aが第1の長孔41の上端部に移動される。また、傾斜導入通路6と収納搬送路7との接続部16においては、奥行方向寸法Lが細径商品4Bだけが通過できる寸法L2に設定される。
【0028】
この状態で、誤って太径商品4Aが傾斜導入通路6に導入されると、太径の商品4Aが太径用当接部材42に当接した際にその奥側カール部42bが円弧溝部43bに沿うように押し上げられ、この結果、導入通路規制手段40が設けられている箇所の通過を許容される。しかし、傾斜導入通路6と収納搬送路7との接続部16においては、奥行方向寸法Lが細径商品4Bだけが通過できる寸法L2に設定されているため、この箇所で太径商品4Aの通過が阻止され、この結果、太径商品4Aが収納搬送路7に導入されることが防止される。
【0029】
また、上記状態で、細径商品4Bが傾斜導入通路6に導入されると、細径商品4Bが両用当接部材44に当接するが、この際に、既に太径用当接部材42の手前側カール部42aが第1の長孔41の上端部に移動されているため、太径用当接部材42はその奥側カール部42bが円弧溝部43bに沿うように両用当接部材44とともに押し上げられ、この結果、導入通路規制手段40が設けられている箇所の通過を許容される。そして、さらに傾斜導入通路6と収納搬送路7との接続部16においては、奥行方向寸法Lが細径商品4Bが通過できる寸法L2に設定されているため、細径商品4Bは支障なく収納搬送路7に搬送される。
【0030】
このように、傾斜ガイド31を手前寄り位置に配置すると、太径の商品4Aだけが良好に収納搬送路7に導入され、傾斜ガイド31を奥寄り位置に配置すると、細径の商品4Bだけが良好に収納搬送路7に導入される。これにより、誤投入された細径の商品4Bや太径の商品4Aが収納搬送路7に導入されることを確実に防止することができ、従来のように、細径商品4Bが収納搬送路7内で立ってしまって商品詰まりを生じたり、細径商品4Bが1度に多数出てしまうこともない。
【0031】
また、前面扉1を開けると、傾斜ガイド31の前端部は良好に見えるため、傾斜ガイド31を手前寄り位置や奥寄り位置に切換えた際でも、これが目で容易に確認できて、操作性も良好であり、信頼性が向上する。
また、導入通路規制手段40は、第1の長孔41と第2の長孔43とにて案内される太径用当接部材42と、この太径用当接部材42に一体的に取り付けられる両用当接部材44との、簡単な構造であるため、製造コストの増加も最小限に抑えられる。なお、さらに太径用当接部材42と両用当接部材44とを一体化してもよいが、これに限るものではなく、手前側カール部42aや奥側カール部42bを軸体で構成した後に固着してもよく、奥側カール部42bに該当する軸体を先に両用当接部材44に固着した後に太径用当接部材42に固着してもよい。
【0032】
また、連動手段60として、傾斜ガイド31の側面部31aの奥端部に傾斜縁31bを形成し、傾斜ガイド31が奥寄り位置に配置された際に、太径用当接部材42の手前側カール部42aに前記傾斜縁31bが当接してこの手前側カール部42aを第1の長孔41の上端部に移動させるようにしただけの簡単な構成であるため、製造コストの上昇を最小限に抑えられるとともに、導入通路規制手段40と搬送通路規制手段50とを、確実に連動させることができて信頼性も良好である。また、傾斜ガイド31の切換動作によるだけで、導入通路規制手段40と搬送通路規制手段50とを確実に連動させることができるため、操作性も良好である。
【0033】
なお、上記実施の形態においては、傾斜ガイド31の切換動作により、導入通路規制手段40と搬送通路規制手段50とを連動させた場合を述べたが、これに限るものではなく、傾斜ガイド31の切換動作を、商品払出装置8が設けられている商品払出箇所の通路幅を切換える出口ガイド63に連動させる連動アーム61、62、64を設けてもよく、これによれば、出口ガイド63による商品4に対する規制動作も連動されるため、さらに信頼性が向上するとともに、傾斜ガイド31の切換動作で全ての箇所の規制動作を良好に連動させることができるため、操作性も良好となる。
【0034】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、傾斜導入通路に導入された商品に対して太径の商品の通過は許容しながら細径の商品の通過は阻止する機能を有する装置を、第1の長孔と第2の長孔とにて案内される太径用当接部材と、この太径用当接部材に一体的に取り付けられる両用当接部材とにより構成することで、簡単な構造とすることができて、製造コストの増加を最小限に抑えられる。
【0035】
また、傾斜導入通路に導入された商品に対して太径の商品の通過は許容しながら細径の商品の通過は阻止する導入通路規制手段と、前記傾斜ガイドを手前寄り位置と奥寄り位置とに切換自在として、奥寄り位置に配置させた際に細径の商品の通過は許容しながら太径の商品の前記収納搬送通路への通過は阻止する搬送通路規制手段とを連動させるように構成することにより、誤投入された細径の商品や太径の商品が収納搬送路に導入されることを確実に防止することができ、しかも、傾斜ガイドを手前寄り位置や奥寄り位置に切換えた際でも、これが目で容易に確認できるため、操作性も良好であり、信頼性が向上する。
【0036】
また、連動手段として、傾斜ガイドの側面部奥端に傾斜縁を形成し、この傾斜縁に太径用当接部材の手前側部分が当接可能に構成しただけの簡単な構成であるため、製造コストの上昇を最小限に抑えられるとともに、信頼性も良好である。さらに、傾斜ガイドの切換動作にて、商品払出箇所の通路幅の切換動作も連動させるように構成することにより、さらに信頼性が向上するとともに、傾斜ガイドの切換動作で全ての箇所の規制動作を良好に連動させることができるため、操作性も良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる自動販売機の商品通路規制装置を示す側面図である。
【図2】(a)および(b)は、同商品通路規制装置の太径用当接部材と両用当接部材との平面図および側面図である。
【図3】同商品通路規制装置に太径の商品を導入した場合を示す要部側面図である。
【図4】同商品通路規制装置に細径の商品を導入した場合を示す要部側面図である。
【図5】同商品通路規制装置の作用を説明するための側面図である。
【図6】本発明の他の実施の形態にかかる自動販売機の商品通路規制装置を示す側面図である。
【図7】従来の自動販売機の側面断面図である。
【図8】同従来の自動販売機の商品収納部を示す側面断面図である。
【図9】従来の自動販売機における傾斜ガイドおよびその近傍箇所を示す側面図である(太径商品導入時)。
【図10】従来の自動販売機における傾斜ガイドおよびその近傍箇所を示す側面図である(細径商品導入時)。
【図11】従来の自動販売機の商品通路規制装置を示す要部側面図である。
【図12】同従来の自動販売機の商品通路規制装置の第1のレバーおよび第2のレバーなどを示す斜視図である。
【図13】同従来の自動販売機の商品通路規制装置における太径の商品が流れる際の様子を示す要部側面図である。
【図14】同従来の自動販売機の商品通路規制装置における太径の商品が流れる際の様子を示す要部側面図である。
【符号の説明】
4 商品
4A 太径の商品
4B 細径の商品
6 傾斜導入通路
7 収納搬送通路
16 接続部
31 傾斜ガイド
31b 傾斜縁
40 導入通路規制手段
41 第1の長孔
42 太径用当接部材
42a 手前側カール部(手前側部分)
42b 奥側カール部(奥側部分)
43 第2の長孔
43a 直線状溝部
43b 円弧溝部
43c 規制壁部
44 両用当接部材
50 搬送通路規制手段
60 連動手段

Claims (5)

  1. 下り傾斜方向に沿って形成された傾斜導入通路に沿って太径または細径の商品を導入する自動販売機において、傾斜導入通路の側壁面に奥側ほど上方となるように斜めに形成された第1の長孔にその手前側部分が案内され、傾斜導入通路の側壁面における前記第1の長孔よりも奥側に形成された第2の長孔にその奥側部分が案内され、傾斜導入通路に導入された太径の商品に対しては当接し細径の商品に対しては当接しない高さに配置される太径用当接部材と、前記太径用当接部材の奥側部分より下方に突出するように一体的に取り付けられて太径の商品だけでなく細径の商品に対しても当接する両用当接部材とを備え、前記第2の長孔には、太径用当接部材の手前側部分が第1の長孔の下端部にある状態で細径の商品が両用当接部材に当接した際に太径用当接部材の奥側部分が当接して細径の商品の通過を阻止させる規制壁部と、太径の商品が太径用当接部材に当接してその手前側部分が第1の長孔の上部側に移動した後に太径用当接部材の奥側部分が上方に回動する軌跡に設けられて太径の商品の通過を許容する円弧溝部とが形成された自動販売機の商品通路規制装置。
  2. 下り傾斜勾配の傾斜ガイドにより構成され、前記下り傾斜方向に沿って太径または細径の商品を奥側に流しながら後続の収納搬送通路へ向けて供給する傾斜導入通路と、傾斜導入通路に導入された商品に対して太径の商品の通過は許容しながら細径の商品の通過は阻止する導入通路規制手段と、前記傾斜ガイドを手前寄り位置と奥寄り位置とに切換自在として、奥寄り位置に配置させた際に細径の商品の通過は許容しながら太径の商品の前記収納搬送通路への通過は阻止する搬送通路規制手段と、この搬送通路規制手段と導入通路規制手段とを連動させて、傾斜ガイドを手前寄り位置に配置させた際に前記導入通路規制手段にて細径の商品の通過を阻止させる連動手段とを備えた自動販売機の商品通路規制装置。
  3. 導入通路規制手段は、傾斜導入通路の側壁面に奥側ほど上方となるように斜めに形成された第1の長孔にその手前側部分が案内され、傾斜導入通路の側壁面における前記第1の長孔よりも奥側に形成された第2の長孔にその奥側部分が案内され、傾斜導入通路に導入された太径の商品に対しては当接し細径の商品に対しては当接しない高さに配置される太径用当接部材と、前記太径用当接部材の奥側部分より下方に突出するように一体的に取り付けられて太径の商品だけでなく細径の商品に対しても当接する両用当接部材とを備え、前記第2の長孔には、太径用当接部材の手前側部分が第1の長孔の下端部にある状態で細径の商品が両用当接部材に当接した際に太径用当接部材の奥側部分が当接して細径の商品の通過を阻止させる規制壁部と、太径の商品が太径用当接部材に当接してその手前側部分が第1の長孔の上部側に移動した後に太径用当接部材の奥側部分が上方に回動する軌跡に設けられて太径の商品の通過を許容する円弧溝部とが形成されている請求項2に記載の自動販売機の商品通路規制装置。
  4. 連動手段は、傾斜ガイドの側面部に形成されて、傾斜ガイドが奥寄り位置に配置された際に、太径用当接部材の手前側部分に当接してこの太径用当接部材の手前側部分を第1の長孔の上部側に移動させる傾斜縁である請求項3に記載の自動販売機の商品通路規制装置。
  5. 傾斜ガイドの切換動作により、商品払出箇所の通路幅の切換動作も連動するように構成した請求項2〜4の何れかに記載の自動販売機の商品通路規制装置。
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