JP2010123102A - 自動販売機の商品収納装置 - Google Patents

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Moroaki Matsuda
師明 松田
Yoshiyuki Nakamura
善幸 中村
Ken Suwabe
憲 諏訪部
Norihiko Yonehara
典彦 米原
Takashi Higashida
隆司 東田
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Abstract

【課題】自動販売機の商品収納装置において、断面形状が略矩形断面を有する商品の収納、搬出を可能とし、汎用性の高い自動販売機の商品収納装置を提供する。
【解決手段】左右に対向した側板101間に形成された商品通路104の下端に商品を1本ずつ払い出す商品搬出装置110と、商品搬出装置110と対向して設けられる商品保持板111と、複数のフラップ102からなるサーペンタイン構造を備えた自動販売機の商品収納装置105において、商品通路104全体の奥行を可変する商品通路奥行可変手段としての通路調整板115を有するものであり、断面形状が略矩形断面を有する商品116を商品通路104に収納する際に、商品通路全体の奥行を可変することで、矩形断面を有する商品116に対しても商品の姿勢を最適な状態に制御し、販売動作時においても問題なく商品が販売できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、缶、瓶商品またはPET容器の商品を販売する自動販売機の商品収納装置に関するものである。
従来この種の自動販売機の商品収納棚は、主に断面形状が概ね円筒形及び、概ね正方形をした缶、瓶、PET容器を横向き姿勢で積み上げて収納することを目的とし、例えば特許文献1に示されるように断面が蛇行した形状のサーペンタイン式の商品通路が前後方向に複数列配置され、その上部には上下方向に複数列の商品投入口が、また、その下部には複数の商品搬出口が設けられた構成となっているものが主流となっている。昨今では販売商品の多様化が更に進み、商品の全長についても多種類に渡って収納し販売することが望まれている。これらの背景を鑑み、例えば特許文献2に示される自動販売機の商品収納棚のように自動販売機の商品収納棚に前後に複数列に設けられた各商品通路の横幅設定を商品の全長に応じて最適な位置に設定し正常に商品を搬出させることを目的とし左側固定側板側に幅方向に移動自在に設けられた可動側板と右側固定側板との間に商品通路を形成したものへとその構成を進化させてきている。
図11は特許文献2に記載された従来の商品収納装置の斜視図を示すものである。図11に示すように、対向した2枚の固定側板として左側固定側板1aと右側固定側板1b間に円弧状に湾曲した可動フラップ2を付勢部材2aにて下端を上方待機させ、上端は略円筒形状の回転軸2bを有しピン3に芽設し、上下方向に且つ前後方向に対向させ千鳥状に複数配設して蛇行状に形成された商品通路4を前後方向に複数列備えて自動販売機の商品収納装置5が構成されている。各商品通路4には左側固定側板1aに商品収納装置5の横幅方向に移動可能に取付けられた可動側板6が設けられている。可動側板6の横幅方向での移動範囲にはフラップ2が存在しない(あるいは図示しない固定フラップが存在する)構成となっている。
ところで、これらの商品通路4の上部で商品収納装置5の前面から各商品通路4へと長手方向を横向きにした姿勢で主に断面形状が概ね円筒形及び、概ね正方形をした缶、瓶、PET容器等からなる商品を転動もしくは摺動案内する商品案内板7が設けられ商品投入口8が構成されている。商品案内板7には商品投入口8の横幅を移動自在に設定可能でその後端で可動側板6と上下方向にのみ移動自在に連結された商品投入口変更部材9が設けられている。
ここで、商品投入口変更部材9は商品通路4に収納する商品の全長に応じて横幅方向に移動させて商品投入口8の横幅方向を設定するが、商品投入口変更部材9の後端で可動側板6と連結されているため可動側板6も商品通路4の横幅方向に連動して移動し商品通路4の横幅を設定することとなる。
なお、商品収納装置5の最前列ないし比較的手前側に配された商品通路4の上部に設けられた商品投入口8については、商品の投入位置と商品通路4までの前後方向の距離が小さいため商品を転動もしくは摺動案内する必要がなく商品案内板7が省かれることがある。
また、同様に商品投入口変更部材9が省かれた商品投入口8については商品投入口8および商品通路4の横幅方向を設定するのに可動側板6を直接移動させることとなる。
また、商品案内板7は左側可動側板1aおよび右側可動側板1bに対し略前後方向に移動自在で保持され、商品案内板7の後端位置の変化により商品通路4の前後方向の距離が変化し、商品案内板7が前にあるときは商品通路4の前後方向の距離は大きくなり、商品案内板7が後にあるときは商品通路4の前後方向の距離は小さくなることにより収納する商品の胴径により設定を行えるようになっている。
一方、各商品通路4の下端部には商品搬出装置10と対向して板状の商品保持板11がそれぞれ設けられ商品搬出口12を構成している。ここで商品保持板11は前後方向に移動可能に左側固定側板1aと右側固定側板1bとに支持され収納商品の胴径に応じて前後に移動させ商品搬出装置10との距離を調節し、販売指令に基づき商品通路4に収納された商品の内最下商品より1本ずつ搬出可能な位置に予め設定しておくためのものである。
ところで、商品投入口8を構成する商品案内板7上には横幅に渡って複数の略長方形状のスリット13が設けられており、断面が略L字状の商品投入口変更部材9の底面で商品案内板7上と当接する面でスリット13の内いずれかと嵌合する位置に下方に向かって突出した嵌合突起部14が設けられている。
商品収納装置5に収納可能な商品の全長に応じて商品投入口変更部材9を横幅方向に移動させ、嵌合突起部14をスリット13に嵌合させることで商品案内板7上での投入口変更部材9の位置が固定される。予め収納される商品に対し投入口変更部材9と可動側板6とが商品通路4の最適な横幅を設定する位置にスリット13が複数設けられており複数の設定パターンが存在している。
以上のように構成された自動販売機の商品収納装置5について商品を収納するときの各種設定および各構成部品の動作について説明する。
まず、商品が商品案内板7から商品通路4へと案内されるときの横向き姿勢を安定させ商品通路4での商品立ちに起因した搬出不良を防止するために、収納する商品の胴径に応じて商品案内板7を前後方向で最適な位置に設定する。また、商品搬出口12を構成している商品保持板11を前後に移動させ商品搬出装置10との距離を調節し、販売指令に基づき商品通路4に収納された商品の内最下商品より1本ずつ搬出可能な位置に設定する。次に、収納する商品の全長に応じて商品投入口8を構成する投入口変更部材9を横幅方向に移動させる。
投入口変更部材9と連動して可動側板6も商品通路4の横幅方向に移動させられることとなる。投入口変更部材9および可動側板6は横幅方向の最適な位置近辺で投入口変更部材9の下面に設けられた嵌合突起部14を商品案内板7上に設けられた複数のスリット13の内のいずれかに嵌合され横幅方向を固定させ設定完了となる。こうして設定された商品通路4に商品を収納すると、長手方向を横向きとして水平姿勢で商品搬出口12より順次上方へ蛇行状に積み上げられて収納されていく。
実開昭64−27768号公報 特開平8−77445号公報
しかしながら、上記従来の構成では、主に断面形状が概ね円筒形及び、概ね正方形をした缶、瓶、PET容器を横向き姿勢で積み上げて収納することを想定したものとなってお
り、これらを逸脱するような特殊な形状をした容器については収納および販売動作において搬出不良を生じるため、取り扱いが困難であった。
図12ないし図14は断面形状が矩形断面を有する商品15(長辺と短辺の大きさが大きく異なる場合)を商品通路4に収納したときの商品15の積み上がり姿勢を示した商品収納装置5の右側面図である。
図12および図13のように商品15の長辺に合わして商品搬出装置10と商品保持板11との間の通路を設定する場合には、さまざまな方向に商品15が積みあがるため、たとえば図12のように、搬出動作を行うときに最下部商品15の長辺が水平方向であり、また次商品15の長辺が鉛直方向でありかつ商品保持板11側に寄っている時は、図13のように、商品搬出装置10の動作時にストッパー10aが突出し次商品15を保持しようとする際に、最下部商品15が落下後にストッパー10aが最大突出量に達するが、その際に次商品15はすでに待機位置が下がってしまうため、ストッパー10aで保持できず、商品15の多本出や詰まりなどの搬出不良を起こしてしまう。
一方、図14のように商品15の短辺に合わして前記商品搬出装置10と商品保持板11との間の通路を設定する場合には、投入された商品15が商品搬出装置10と商品保持板11との間の商品通路4へ入ろうとするときに、商品15の長軸が水平方向を向いている場合、商品通路4内に入ることができず商品詰まりなどの搬出不良を起こしてしまう。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、矩形断面を有する商品に対しても商品の姿勢を最適な状態に制御することで、販売動作時においても問題なく商品が販売できるようにし汎用性の高い自動販売機の商品収納装置を提供することを目的とする。
また、図15は、通常自動販売機で販売する断面形状が略正方形断面を有する商品15についての販売動作時の右側面図、図16ないし図17は、断面形状が略正方形断面を有しかつ辺長が通常自動販売機で販売するものより小さな(略正方形断面を有するスリムな)商品15aを商品通路4に収納したときの商品15aの積み上がり姿勢および販売動作時を示した商品収納装置5の右側面図である。
図15のように通常自動販売機で販売する断面形状が正方形断面を有する商品15については、商品搬出装置10の動作時にストッパー10aが突出し次商品15を保持しようとする際に、次商品15のコーナー部を保持して最下部商品15のみを払い出す。最下部の商品15が搬出された後ストッパー10aおよび商品保持フラップ10bは待機位置に復帰するため、次商品15が最下部へ落下誘導され商品販売の待機状態となる。
しかしながら、図16のように断面形状が略正方形断面を有しかつ辺長が通常自動販売機で販売するものより小さな(略正方形断面を有するスリムな)15aを商品通路4に収納するとき、商品15aがスリムな形状であるため、商品通路4内で商品15aの蛇行が大きくなって積み上がる。このため、商品15aを商品搬出装置10の販売動作により払い出すと、商品15aの滑り性が悪い場合や重量が軽いなどの条件によっては、商品通路4の途中で詰まりなどの搬出不良を起こしてしまう。
また、図17のように、商品搬出装置10の動作時にストッパー10aが突出し次商品15aを保持しようとする際に商品15aの辺長に対して商品通路4寸法が大きなため、次商品15aの位置が定まらず商品15aのコーナー部を保持できず、確実な保持動作ができない。また、商品15aのコーナー部を保持できたとしても、ストッパー10aが最大突出量に達した状態で十分な保持寸法が得られないことから、商品15aの多本出などの搬出不良を起こしてしまう。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、断面形状が略正方形断面を有しかつ辺長が通常自動販売機で販売するものより小さな(略正方形断面を有するスリムな)商品に対しても商品の姿勢を最適な状態に制御することで、販売動作時においても問題なく商品が販売できるようにし汎用性の高い自動販売機の商品収納装置を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の自動販売機の商品収納装置は、商品の側面を略水平にして商品を上下方向に積み上げて収納する商品通路を形成する左右に対向した側板と、前記側板間に形成された前記商品通路の下端に商品を1本ずつ払い出す商品搬出装置と、前記商品搬出装置と対向して設けられる商品保持板と、複数のフラップからなるサーペンタイン構造を備えた自動販売機の商品収納装置において、前記商品通路全体の奥行を可変する商品通路奥行可変手段を有するものである。
これにより、断面形状が略矩形断面を有する商品を前記商品通路に収納する際に、前記商品通路全体の奥行を可変することで、矩形断面を有する商品に対しても商品の姿勢を最適な状態に制御し、販売動作時においても問題なく商品が販売できるようになる。
また、断面形状が略正方形断面を有しかつ辺長が通常自動販売機で販売するものより小さな(略正方形断面を有するスリムな)商品に対しても商品の姿勢を最適な状態に制御することで、販売動作時においても問題なく商品が販売できるようになる。
本発明の自動販売機の商品収納装置によれば、収納想定外の特殊形状商品に対しても前記商品通路を形成する手段により商品の姿勢を最適な状態に制御し、販売動作時においても問題なく商品が販売でき、汎用性の高い自動販売機の商品収納装置を提供することができる。
本発明の実施の形態1における商品収納装置の主要構成部品を示した斜視図 本発明の実施の形態1における商品投入時の動作説明図 本発明の実施の形態1における商品収納装置の商品搬出口近傍の断面図 本発明の実施の形態1における通路調整板の斜視図 本発明の実施の形態1における通路調整板の取付説明図 本発明の実施の形態2における商品収納装置の主要構成部品を示した斜視図 本発明の実施の形態2における商品投入時の動作説明図 本発明の実施の形態2における商品収納装置の商品搬出口近傍の断面図 本発明の実施の形態2における通路調整板の取付説明図 本発明の実施の形態2における通路調整板と搬出部通路調整板と商品保持板との取付時構成を示した斜視図 従来の商品収納装置の斜視図 従来の商品補充時の商品収納装置の断面図 従来の商品補充時の商品収納装置の断面図 従来の商品補充時の商品収納装置の断面図 従来の商品補充時の商品収納装置の断面図 従来の商品補充時の商品収納装置の断面図 従来の商品補充時の商品収納装置の断面図
請求項1に記載の発明は、商品の側面を略水平にして商品を上下方向に積み上げて収納する商品通路を形成する左右に対向した側板と、前記側板間に形成された前記商品通路の下端に商品を1本ずつ払い出す商品搬出装置と、前記商品搬出装置と対向して設けられる商品保持板と、複数のフラップからなるサーペンタイン構造を備えた自動販売機の商品収納装置において、前記商品通路全体の奥行を可変する商品通路奥行可変手段を有するものであり、断面形状が略矩形断面を有する商品を前記商品通路に収納する際に、前記商品通路全体の奥行を可変することで、矩形断面を有する商品に対しても商品の姿勢を最適な状態に制御し、販売動作時においても問題なく商品が販売でき、汎用性の高い自動販売機の商品収納装置を提供することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、断面形状が略矩形断面を有する商品を前記商品通路に収納する際に、前記商品通路奥行可変手段により前記商品断面の対角寸法より小さく且つ短辺寸法より大きな通路寸法に商品通路を形成するものであり、断面形状が矩形断面を有する商品を商品通路に収納する際に、商品断面の長辺が鉛直方向の方向に整列して商品通路内に収納することができるので、商品搬出動作時に多本出や詰まり等の問題を発生することなく、矩形断面を有する商品を確実に搬出することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記商品通路奥行可変手段は、前記商品通路内に上下方向に延在された通路調整板とし、前記商品通路内に着脱可能に形成するものであり、通路調整板を装着時には断面形状が矩形断面を有する商品であっても、商品通路に収納および商品搬出動作時に多本出や詰まり等の問題を発生することなく商品を搬出することができるとともに、一般的な商品(主に断面形状が概ね円筒形及び、概ね正方形をした缶、壜、PET容器)を商品通路に収納および搬出するときには通路調整板を脱着することで販売することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記通路調整板の上部にU字形状部を形成し、前記U字形状部が前記商品通路を形成する前記フラップの上端部に装着するものであり、通路調整板の前記商品通路への着脱を容易に行うことができる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記U字形状部の先端部近傍の内側に凸部を設け、前記商品通路内に前記通路調整板を挿入し、前記U字形状部および前記凸部により前記フラップの上端部に装着するものであり、容易に外れることを防止することができ、所定の取付位置に固定することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項3から5のいずれか一項に記載の発明において、前記通路調整板の幅方向の寸法を前記商品通路の幅寸法より小さくしたものであり、通路調整板をコンパクトにすることができ、着脱性の向上およびコストの抑制を行うことができる。また、一方で、例えばビール瓶のような飲み口側が細いボトル形状容器や同類形状のPET容器などについては、従来の通路調整板がない状態では商品通路における飲み口側の空間での自由度が大きく、商品通路内で飲み口側が縦に突っ込んで商品の立ち等が発生しやすかったが、通路調整板を所定の位置に装着することにより、その空間を規制することができるため、商品の挙動に対する自由度を抑制することができ、搬出性能を向上することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、断面形状が略正方形断面を有する商品を前記商品通路に収納する際に、前記商品通路奥行可変手段により前記商品断面の対角寸法よりわずかに大きな通路寸法に商品通路を形成可能とするものであり、断面形状が略正方形断面を有しかつ辺長が通常自動販売機で販売するものより小さな(略正方形断面を有するスリムな)商品に対しても商品の姿勢を最適な状態に制御され、商品搬出
動作時に多本出や詰まり等の問題を発生することなく、略正方形断面を有する通常自動販売機で販売するものより小さなスリムな商品を確実に搬出することができる。
請求項8に記載の発明は、請求項1から7のいずれか一項に記載の発明において、前記商品通路奥行可変手段は、商品通路に対して複数の通路寸法に設定変更可能としたものであり、断面形状あるいは各辺の寸法が特殊な容器の商品を販売する際の通路奥行設定の自由度を高めることができる。
請求項9に記載の発明は、請求項1から8のいずれか一項に記載の発明において、前記商品搬出装置と前記商品保持板との間の搬出部商品通路寸法を可変する搬出部商品通路可変手段を有するものであり、より確実に断面形状あるいは各辺の寸法が特殊な容器の商品を販売することができる。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の発明において、前記搬出部商品通路可変手段は、前記商品保持板の通路側に上下方向に延在された搬出部通路調整板とし、前記商品保持板に着脱可能手段を有するものであり、断面形状あるいは各辺の寸法が特殊な容器の商品を販売する際の搬出部通路奥行設定の自由度を高めることができる。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の発明において、前記搬出部通路調整板の前記着脱可能手段は、前記商品保持板に複数の角穴を設け前記搬出部通路調整板の裏面側には前記商品保持板に設けた角穴と同数の突出した爪部を設け前記爪部を前記角穴に挿通保持するものであり、搬出部通路調整板の搬出部通路への着脱を容易に行うことができる。
請求項12に記載の発明は、請求項10または11に記載の発明において、前記搬出部通路調整板を取り付けの際に前記通路調整板の下端を前記商品保持板と前記搬出部通路調整板の間に挟みこむように取り付けるものであり、通路調整板を取り付け側に確実に固定することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における自動販売機の商品収納装置の主要構成部品を示した斜視図、図2は、同実施の形態1における商品投入時の動作説明図、図3は、同実施の形態1における商品収納装置の商品搬出口近傍の断面図、図4は、同実施の形態1における通路調整板の斜視図、図5は、同実施の形態1における通路調整板の取付説明図である。
図1において、左右に対向し固定された2枚の側板101は左側固定側板101aと右側固定側板101bからなり、左側固定側板101aと右側固定側板101b間に円弧状に湾曲したフラップ102を付勢部材102aにて下端を上方待機させ、上端は略円筒形状の回転軸102bを有しピン103に芽設し、上下方向に且つ前後方向に対向させ千鳥状に複数配設して蛇行状に形成された商品通路104を前後方向に複数列備えて自動販売機の商品収納装置105が構成されている。
各商品通路104には左側固定側板101aに商品収納装置105の横幅方向に移動可能に取付けられた可動側板106が設けられている。また可動側板106の横幅方向での移動範囲には固定フラップ102cが構成されている。
ところで、これらの商品通路104の上部で商品収納装置105の前面から各商品通路104へと長手方向を横向きにした姿勢で主に断面形状が概ね円筒形及び、概ね正方形をした缶、壜、PET容器等からなる商品を転動もしくは摺動案内する商品案内板107が設けられ商品投入口108が構成されている。商品案内板107には商品投入口108の横幅を移動自在に設定可能にその後端で可動側板106と上下方向にのみ移動自在に連結された商品投入口変更部材109が設けられている。
ここで、商品投入口変更部材109は商品通路104に収納する商品の全長に応じて横幅方向に移動させて商品投入口108の横幅方向を設定するが、商品投入口変更部材109の後端で可動側板106と連結されているため可動側板106も商品通路104の横幅方向に連動して移動し商品通路104の横幅を設定することとなる。
なお、商品収納装置105の最前列ないし比較的手前側に配された商品通路104の上部に設けられた商品投入口108については、商品の投入位置と商品通路104までの前後方向の距離が小さいため商品を転動もしくは摺動案内する必要がなく商品案内板107が省かれることがある。
また、同様に商品投入口変更部材109が省かれた商品投入口108については商品投入口108および商品通路104の横幅方向を設定するのに可動側板106を直接移動させることとなる。
また、商品案内板107は左側可動側板101aおよび右側可動側板101bに対し略前後方向に移動自在で保持され、商品案内板107の後端位置の変化により商品通路104の前後方向の距離が変化し、商品案内板107が前にあるときは商品通路104の前後方向の距離は大きくなり、商品案内板107が後にあるときは商品通路104の前後方向の距離は小さくなることにより収納する商品の胴径により設定を行えるようになっている。
一方、各商品通路4の下端部には商品搬出装置110と対向して板状の商品保持板111がそれぞれ設けられ商品搬出口112を構成している。ここで商品保持板111は前後方向に移動可能に左側固定側板101aと右側固定側板101bとに支持され収納商品の胴径に応じて前後に移動させ商品搬出装置110との距離を調節し、販売指令に基づき商品通路104に収納された商品の内最下商品より1本ずつ搬出可能な位置に予め設定しておくためのものである。
ところで、商品投入口108を構成する商品案内板107上には横幅に渡って複数の略長方形状のスリット113が設けられており、断面が略L字状の商品投入口変更部材109の底面で商品案内板107上と当接する面でスリット113の内いずれかと嵌合する位置に下方に向かって突出した嵌合突起部114が設けられている。
商品収納棚5に収納可能な商品の全長に応じて商品投入口変更部材9を横幅方向に移動させ、嵌合突起部114をスリット113に嵌合させることで商品案内板107上での投入口変更部材109の位置が固定される。予め収納される商品に対し投入口変更部材109と可動側板6とが商品通路104の最適な横幅を設定する位置にスリット113が複数設けられており複数の設定パターンが存在している。
一方、商品収納装置105の最前列は、可動側板106に対して商品通路104側に、商品通路全体の奥行を可変する商品通路奥行可変手段としての通路調整板115を着脱可能に設けられている。通路調整板115は取付状態において、商品通路104の奥行きが収納する特殊形状商品の断面矩形形状の短辺よりも大きく且つ長辺よりも小さくなるよう
に商品通路寸法を設定している。
以上のように構成された自動販売機の商品収納装置105について商品を収納するときの各種設定および各構成部品の動作について説明する。
図2において、商品収納装置105の最前列には通路調整板115が取付けられており、また、同通路の商品保持板111と商品搬出装置110との間の寸法は、商品断面の短辺が通過可能且つ対角寸法よりも小さくなるように商品保持板111を設定している。
商品116が商品投入口108から投入されるとき、商品投入口108の寸法関係は、商品116の断面形状(矩形形状)の短辺は通過可能であるが、対角寸法は通過不可能な寸法関係となっているため、投入時には商品通路104内で、商品116の長辺が鉛直方向となるよう誘導されながら、商品通路104内へ投入され、積み上がっていく。こうして設定された商品通路104に商品を収納すると、商品断面の長軸を鉛直方向に水平姿勢で商品搬出口112より順次上方へ積み上げられて収納されていく。
次に、商品116を搬出する動作について説明する。
図3において、商品通路104内に商品断面の長軸を鉛直方向に水平姿勢で商品搬出口112より順次上方へ積み上げられて収納された特殊形状容器について、商品搬出時には商品搬出装置110の作動により、商品116は下積みの方から1個だけ搬出される。そのとき、商品搬出装置110と対向して構成されている商品保持板111との間の距離が特殊容器の短辺よりも小さな距離となるよう、商品搬出装置110からストッパー110aが突出するため、次商品116がストッパー110aにて保持されるため、最下部の商品116のみ搬出される。最下部の商品116が搬出された後、ストッパー110aおよび商品保持フラップ110bは待機位置に復帰するため、商品販売の待機状態となる。
図4、図5において、通路調整板115は、商品投入口108から挿入し着脱可能な構成となっており、商品収納装置105に装着時は商品通路4内に上下方向に延在された形状をしている。また、通路調整板115の上部にはU字形状部117が形成されており、固定フラップ102cの上端部にくわえ込む事ができるようになっている。また、くわえ込んだ状態にて、容易に外れや取付位置の移動がないよう、U字形状部117の先端部近傍に凸部118を設け、弾性を利用して固定フラップ102cを挟み込む様に装着でき、又着脱できるよう形成されている。また、通路調整板115は装着時において、対向する固定フラップ102cあるいはフラップ102との距離をおおむね一定に保つように複数のフラップからなるサーペンタイン構造に対向した規制面119が構成され、またその距離は特殊商品の対角寸法より小さく且つ短辺寸法より大きな通路寸法にて通路寸法を構成している。
また、規制面119の背面側に保持部120が形成されており、通路調整板115装着側の固定フラップ102cに当接するように保持部120に突出部121が設けられていることにより、商品投入時の商品落下衝撃力に対しても商品通路104を一定に保つことができるよう強度を持たせた構成となっている。
また、通路調整板115の幅寸法は商品通路4の幅方向に対して全幅形成してもよいが、商品116の矩形断面部を一部保持できる程度の寸法に形状を小さくして形成しており、装着性の向上とコストの抑制を行っている。
以上、本実施の形態によれば、商品116の側面を略水平にして商品116を上下方向に積み上げて収納する商品通路104を形成する左右に対向した側板101と、側板10
1間に形成された商品通路104の下端に商品116を1本ずつ払い出す商品搬出装置110と、商品搬出装置110と対向して設けられる商品保持板111と、複数からなるフラップ102からなるサーペンタイン構造を備えた自動販売機の商品収納装置105において、断面形状が矩形断面を有する商品116を商品通路104に収納する際に、商品断面の対角寸法より小さく且つ短辺寸法より大きな通路寸法にて商品通路104を形成する手段を有することで断面形状が矩形断面を有する商品116であっても、商品通路104に収納する際に商品断面の長辺が鉛直方向の方向に整列して商品通路104内に収納することができるとともに、商品搬出動作時に多本出や詰まり等の問題を発生することなく、商品116を搬出することができる。
また、商品通路104を形成する手段として商品通路内に上下方向に延在され且つ着脱可能に通路調整板115を形成することで、通路調整板115を装着時には断面形状が矩形断面を有する商品116であっても、商品通路104に収納および商品搬出動作時に多本出や詰まり等の問題を発生することなく商品116を搬出することができるとともに、一般的な商品116(主に断面形状が概ね円筒形及び、概ね正方形をした缶、壜、PET容器)を商品通路104に収納および搬出するときには通路調整板115を脱着することで販売することができる。
また、通路調整板115の上部にU字形状部117を形成し、U字形状部117の先端部近傍の内側に凸部118を設け、商品通路104内に通路調整板115を挿入し、U字形状部117が商品通路104を形成する固定フラップ102cの上端部にくわえ込む様に装着できかつ脱着ができるよう形成したことで、弾性を利用して固定フラップ102cを挟み込むように装着および脱着することができるため、通路調整板115が容易に外れることを防止することができるとともに所定の取付位置に固定することができる。
また、通路調整板115の幅方向の寸法を、商品通路104の幅寸法より小さい、おおむね65mmにしたことで、通路調整板115をコンパクトにすることができ、着脱性の向上およびコストの抑制を行うことができる。
なお、断面形状が略矩形断面以外の商品、例えばビール瓶のような飲み口側が細いボトル形状容器や同類形状のPET容器など収納に対しても、従来の通路調整板115がない状態では商品通路104における飲み口側の空間での自由度が大きく、商品通路104内で飲み口側が縦に突っ込んで商品116の立ち等が発生しやすかったが、通路調整板115を飲み口側に装着することにより、その空間を規制することができるため、飲み口側が細いボトル形状容器や同類形状のPET容器などの商品の挙動に対する自由度を抑制することができ、搬出性能の品質向上を高める使い方も可能である。
(実施の形態2)
図6は、本発明の実施の形態2における自動販売機の商品収納装置の主要構成部品を示した斜視図、図7は、同実施の形態2における商品投入時の動作説明図、図8は、同実施の形態2における商品収納装置の商品搬出口近傍の断面図、図9は、同実施の形態2における通路調整板の取付説明図、図10は、同実施の形態2における通路調整板と搬出部通路調整板と商品保持板との取付時構成を示した斜視図である。なお、実施の形態1と同一構成については同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
図6において、左右に対向し固定された2枚の側板101は左側固定側板101aと右側固定側板101bからなり、左側固定側板101aと右側固定側板101b間に円弧状に湾曲したフラップ102を付勢部材102aにて下端を上方待機させ、上端は略円筒形状の回転軸102bを有しピン103に芽設し、上下方向に且つ前後方向に対向させ千鳥状に複数配設して蛇行状に形成された商品通路104を前後方向に複数列備えて自動販売
機の商品収納装置105が構成されている。
各商品通路104には左側固定側板101aに商品収納装置105の横幅方向に移動可能に取付けられた可動側板106が設けられている。また可動側板106の横幅方向での移動範囲には固定フラップ102cが構成されている。
ところで、これらの商品通路104の上部で商品収納装置105の前面から各商品通路104へと長手方向を横向きにした姿勢で主に断面形状が概ね円筒形及び、概ね正方形をした缶、壜、PET容器等からなる商品を転動もしくは摺動案内する商品案内板107が設けられ商品投入口108が構成されている。商品案内板107には商品投入口108の横幅を移動自在に設定可能にその後端で可動側板106と上下方向にのみ移動自在に連結された商品投入口変更部材109が設けられている。
ここで、商品投入口変更部材109は商品通路104に収納する商品の全長に応じて横幅方向に移動させて商品投入口108の横幅方向を設定するが、商品投入口変更部材109の後端で可動側板106と連結されているため可動側板106も商品通路104の横幅方向に連動して移動し商品通路104の横幅を設定することとなる。
なお、商品収納装置105の最前列ないし比較的手前側に配された商品通路104の上部に設けられた商品投入口108については、商品の投入位置と商品通路104までの前後方向の距離が小さいため商品を転動もしくは摺動案内する必要がなく商品案内板107が省かれることがある。
また、同様に商品投入口変更部材109が省かれた商品投入口108については商品投入口108および商品通路104の横幅方向を設定するのに可動側板106を直接移動させることとなる。
また、商品案内板107は左側可動側板101aおよび右側可動側板101bに対し略前後方向に移動自在で保持され、商品案内板107の後端位置の変化により商品通路104の前後方向の距離が変化し、商品案内板107が前にあるときは商品通路104の前後方向の距離は大きくなり、商品案内板107が後にあるときは商品通路104の前後方向の距離は小さくなることにより収納する商品の胴径により設定を行えるようになっている。
一方、各商品通路4の下端部には商品搬出装置110と対向して板状の商品保持板111がそれぞれ設けられ商品搬出口112を構成している。ここで商品保持板111は前後方向に移動可能に左側固定側板101aと右側固定側板101bとに支持され収納商品の胴径に応じて前後に移動させ商品搬出装置110との距離を調節し、販売指令に基づき商品通路104に収納された商品の内最下商品より1本ずつ搬出可能な位置に予め設定しておくためのものである。
ところで、商品投入口108を構成する商品案内板107上には横幅に渡って複数の略長方形状のスリット113が設けられており、断面が略L字状の商品投入口変更部材109の底面で商品案内板107上と当接する面でスリット113の内いずれかと嵌合する位置に下方に向かって突出した嵌合突起部114が設けられている。
商品収納装置105に収納可能な商品の全長に応じて商品投入口変更部材109を横幅方向に移動させ、嵌合突起部114をスリット113に嵌合させることで商品案内板107上での投入口変更部材109の位置が固定される。予め収納される商品に対し投入口変更部材109と可動側板106とが商品通路104の最適な横幅を設定する位置にスリッ
ト113が複数設けられており複数の設定パターンが存在している。
一方、図7に示すように、商品収納装置105の最前列は、断面形状が略正方形断面を有しかつ辺長が通常自動販売機で販売するものより小さな(略正方形断面を有するスリムな)商品201を想定しており、可動側板106に対して商品通路104側に、商品通路全体の奥行を可変する商品通路奥行可変手段としての通路調整板115を着脱可能に設けられている。通路調整板115は取付状態において、商品通路104の奥行きが収納する商品201の断面形状の対角寸法よりもわずかに大きな通路寸法になるよう商品通路寸法を設定している。
また、商品収納装置105の最前列は、商品搬出装置110と商品保持板111との間の搬出部商品通路寸法を可変する搬出部商品通路可変手段としての搬出部通路調整板202を商品保持板111の通路側に上下方向に延在して着脱可能にもうけられている。
以上のように構成された自動販売機の商品収納装置105について商品を収納するときの各種設定および各構成部品の動作について説明する。
図7において、商品収納装置105の最前列には通路調整板115が取付けられている。さらに、商品通路104の下部には商品保持板111の通路側に搬出部通路調整板202が取り付けられており、通路調整板115の下端部を商品保持板111と搬出部通路調整板202の間に挟みこむように取り付けられている。そして、商品201が商品投入口108から投入されると、商品201は水平姿勢で商品搬出口112より順次上方へ積み上げられて収納されていく。
次に、商品201を搬出する動作について説明する。
図8において、商品通路104内に水平姿勢で商品搬出口112より順次上方へ積み上げられて収納された商品201について、商品搬出時には商品搬出装置110の作動により、商品保持フラップ110bが開口し商品201は下積みの方から1個だけ搬出される。また同時に商品搬出装置110からストッパー110aが突出するが、商品搬出装置110と対向して構成されている搬出部通路調整板202との間の距離が商品201の辺長よりも小さな距離となるよう構成されているため次の商品201がストッパー110aにて保持されることとなる。最下部の商品201が搬出された後、ストッパー110aおよび商品保持フラップ110bは待機位置に復帰し、次の商品201が最下部へ誘導され、商品販売の待機状態となる。
図9において、通路調整板115は、商品投入口108から挿入し着脱可能な構成となっており、商品収納装置105に装着時は商品通路104内に上下方向に延在された形状をしている。また、通路調整板115の上部にはU字形状部117が形成されており、固定フラップ102cの上端部にくわえ込む事ができるようになっている。また、くわえ込んだ状態にて、容易に外れや取付位置の移動がないよう、U字形状部117の先端部近傍に凸部118を設け、弾性を利用して固定フラップ102cを挟み込む様に装着でき、又着脱できるよう形成されている。また、通路調整板115は装着時において、対向する固定フラップ102cあるいはフラップ102との距離をおおむね一定に保つように複数のフラップからなるサーペンタイン構造に対向した規制面119が構成され、またその距離は商品201断面形状の対角寸法よりもわずかに大きな通路寸法にて通路寸法を構成している。
また、通路調整板115装着側の固定フラップ102cに当接するように、規制面119の背面側に突出部121が設けられていることにより、商品投入時の商品落下衝撃力に
対しても商品通路104を一定に保つことができるよう強度を持たせた構成となっている。
以上、本実施の形態によれば、断面形状が略正方形断面を有しかつ辺長が通常自動販売機で販売するものより小さな(略正方形断面を有するスリムな)商品201の側面を略水平にして商品201を上下方向に積み上げて収納する商品通路104を形成する左右に対向した側板101と、側板101間に形成された商品通路104の下端に商品201を1本ずつ払い出す商品搬出装置110と、商品搬出装置110と対向して設けられる商品保持板111と、複数からなるフラップ102からなるサーペンタイン構造を備え、断面形状が略正方形断面を有する商品201を商品通路104に収納する際に、商品通路奥行可変手段としての通路調整板115により、商品201断面の対角寸法よりわずかに大きな通路寸法に商品通路104を形成した自動販売機の商品収納装置105において、商品201を商品通路104に収納する際に、商品断面の対角寸法よりわずかに大きな通路寸法に商品通路104を形成する手段を有することで断面形状が略正方形断面を有しかつ辺長が通常自動販売機で販売するものより小さな(略正方形断面を有するスリムな)商品201であっても、商品通路104に収納する際に商品をストレートに近い状態に整列して商品通路104内に収納することができるとともに、商品搬出動作時に商品通路内での詰まり等の問題を発生することなく、商品201を商品搬出装置105部へ誘導することができる。
また、商品通路104を形成する手段として商品通路内に上下方向に延在され且つ着脱可能に通路調整板115を形成することで、通路調整板115を装着時には断面形状が略正方形断面を有しかつ辺長が通常自動販売機で販売するものより小さな(略正方形断面を有するスリムな)商品201であっても、商品通路104に収納および商品搬出動作時に商品通路内での詰まり等の問題を発生することなく商品搬出装置105部へ誘導することができるとともに、一般的な商品116(主に断面形状が概ね円筒形及び、概ね正方形をした缶、壜、PET容器)を商品通路104に収納および搬出するときには通路調整板115を脱着することで販売することができる。
また、通路調整板115の上部にU字形状部117を形成し、U字形状部117の先端部近傍の内側に凸部118を設け、商品通路104内に通路調整板115を挿入し、U字形状部117が商品通路104を形成する固定フラップ102cの上端部にくわえ込む様に装着できかつ脱着ができるよう形成したことで、弾性を利用して固定フラップ102cを挟み込むように装着および脱着することができるため、通路調整板115が容易に外れることを防止することができるとともに所定の取付位置に固定することができる。
また、図10に示すように、搬出部商品通路可変手段として商品保持板111の通路側に上下方向に延在された搬出部通路調整板202を着脱可能に設け、その着脱可能手段として、商品保持板には複数の角穴203を設けており、また搬出部通路調整板202の裏面側には商品保持板111に設けた角穴203と同数の突出した爪部204を設けており、角穴203に爪部204を挿通保持することで着脱可能にしている。
搬出部通路調整板202を取り付け時には、断面形状が略正方形断面を有しかつ辺長が通常自動販売機で販売するものより小さな(略正方形断面を有するスリムな)商品201を商品搬出動作時に商品通路内での多本出や詰まり等の問題を発生することなく搬出することができるとともに、一般的な商品(主に断面形状が概ね円筒形及び、概ね正方形をした缶、壜、PET容器)を商品通路104に収納および搬出するときには搬出部通路調整板202を脱着することで販売することができる。
また、搬出部通路調整板202を取り付け時に通路調整板115の下端を商品保持板1
11と搬出部通路調整板202の間に挟みこんで取り付けすることで、通路調整板115を取り付け側に確実に固定することができるため、商品通路104を正確に規制することができる。
なお、商品通路奥行可変手段としての通路調整板115は、収納する商品の断面形状あるいは各辺の寸法に対応して、商品通路奥行の寸法を適切に調整するものであるが、1つの通路調整板115で商品通路に対して複数の通路寸法に設定変更可能とすることが望ましい。これにより、複数種類の通路調整板を用意する必要もなく、通路奥行設定の自由度を高めることができる。
以上のように、本発明にかかる自動販売機の商品収納装置は、断面形状が略矩形断面を有する特殊形状商品など、多種類の缶飲料やペット飲料の自動販売機に対応できるので、同様な形状商品を扱うあらゆる飲料自動販売機器に適用できる。
101 側板
102 フラップ
102c 固定フラップ
104 商品通路
105 商品収納装置
110 商品搬出装置
111 商品保持板
115 通路調整板(商品通路奥行可変手段)
116 商品
117 U字形状部
118 凸部
201 商品
202 搬出部通路調整板
203 角穴
204 爪部

Claims (12)

  1. 商品の側面を略水平にして商品を上下方向に積み上げて収納する商品通路を形成する左右に対向した側板と、前記側板間に形成された前記商品通路の下端に商品を1本ずつ払い出す商品搬出装置と、前記商品搬出装置と対向して設けられる商品保持板と、複数のフラップからなるサーペンタイン構造を備えた自動販売機の商品収納装置において、前記商品通路全体の奥行を可変する商品通路奥行可変手段を有することを特徴とする自動販売機の商品収納装置。
  2. 断面形状が略矩形断面を有する商品を前記商品通路に収納する際に、前記商品通路奥行可変手段により前記商品断面の対角寸法より小さく且つ短辺寸法より大きな通路寸法に商品通路を形成することを特徴とする請求項1に記載の自動販売機の商品収納装置。
  3. 前記商品通路奥行可変手段は、前記商品通路内に上下方向に延在された通路調整板とし、前記商品通路内に着脱可能に形成することを特徴とする請求項1または2に記載の自動販売機の商品収納装置。
  4. 前記通路調整板の上部にU字形状部を形成し、前記U字形状部が前記商品通路を形成する前記フラップの上端部に装着することを特徴とする請求項3に記載の自動販売機の商品収納装置。
  5. 前記U字形状部の先端部近傍の内側に凸部を設け、前記商品通路内に前記通路調整板を挿入し、前記U字形状部および前記凸部により前記フラップの上端部に装着することを特徴とする請求項4に記載の自動販売機の商品収納装置。
  6. 前記通路調整板の幅方向の寸法を前記商品通路の幅寸法より小さくしたことを特徴とする請求項3から5のいずれか一項に記載の自動販売機の商品収納装置。
  7. 断面形状が略正方形断面を有する商品を前記商品通路に収納する際に、前記商品通路奥行可変手段により前記商品断面の対角寸法よりわずかに大きな通路寸法に商品通路を形成可能とすることを特徴とする請求項1に記載の自動販売機の商品収納装置。
  8. 前記商品通路奥行可変手段は、商品通路に対して複数の通路寸法に設定変更可能としたことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の自動販売機の商品収納装置。
  9. 前記商品搬出装置と前記商品保持板との間の搬出部商品通路寸法を可変する搬出部商品通路可変手段を有することを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の自動販売機の商品収納装置。
  10. 前記搬出部商品通路可変手段は、前記商品保持板の通路側に上下方向に延在された搬出部通路調整板とし、前記商品保持板に着脱可能手段を有することを特徴とする請求項9に記載の自動販売機の商品収納装置。
  11. 前記搬出部通路調整板の前記着脱可能手段は、前記商品保持板に複数の角穴を設け前記搬出部通路調整板の裏面側には前記商品保持板に設けた角穴と同数の突出した爪部を設け前記爪部を前記角穴に挿通保持することを特徴とする請求項10に記載の自動販売機の商品収納装置。
  12. 前記搬出部通路調整板を取り付けの際に前記通路調整板の下端を前記商品保持板と前記搬出部通路調整板の間に挟みこむように取り付けることを特徴とする請求項10または11
    に記載の自動販売機の商品収納装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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