JP3530115B2 - 自動販売機の商品投出装置 - Google Patents

自動販売機の商品投出装置

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JP3530115B2
JP3530115B2 JP2000240483A JP2000240483A JP3530115B2 JP 3530115 B2 JP3530115 B2 JP 3530115B2 JP 2000240483 A JP2000240483 A JP 2000240483A JP 2000240483 A JP2000240483 A JP 2000240483A JP 3530115 B2 JP3530115 B2 JP 3530115B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、缶や壕などの直径
の異なる複数種類の円筒状、又は角筒状の商品の取り扱
いが可能な自動販売機の商品投出装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、自動販売機の商品投出装置は直径
の異なる複数種類の商品を取り扱うために様々な工夫が
なされているが、その中でもオペレーション効率を高め
るために操作の簡素化が要望されている。また、PET
ボトル(500m1)の普及により自動販売機収納庫内
の収納容積は益々増大する方向であるが、自動販売機本
体の外形寸法は現状を維持してPETボトル(500m
1)を販売する要請が強く、且つ商品収納棚の数を削減
しないために、収納庫内の商品収容効率は一層の高密度
化が要求されている。
【0003】従来の自動販売機の商品投出装置として
は、実開昭64−27768号公報に示されているもの
がある。以下、図面を参照しながら上記従来の自動販売
機の商品投出装置を説明する。図14は、従来の自動販
売機の商品投出装置を搭載した自動販売機本体の概略構
成を示す断面図である。図14において、奥行き方向に
複数の商品収納棚1を構成し、その商品通路2内に円筒
状の商品3を縦列に収納している。
【0004】そして各商品収納棚1の入り口側には、商
品案内板5が設けられている。商品案内板5は、商品投
入口4から投入された商品3を転動させる商品収納棚1
に案内するべく設けられたものである。この商品案内板
5は前後方向に移動自在であり、図15に示すように商
品案内板5を前方(自動販売機の正面側)へ移動させる
と、商品収納棚1を構成する案内部材6の最上部の部材
6aとの間隔が広がり、大径の商品3aに合わせて入り
口幅が設定される。逆に、図16に示すように、商品案
内板5を後方(自動販売機の奥側)へ移動させると、案
内部材6との間隔が狭くなり小径の商品3b に合わせて
入り口幅が設定される。
【0005】また、商品収納棚1の下端には、販売指令
に基づいて収納されている商品3を順次1個ずつ搬出す
るための搬出装置7と、これに対向配置されて商品3の
種類に応じて商品通路幅20を規制する保持板(保持
部)8を設けている。この保持板8は、図17に示すよ
うに、上部と下部の両側に突出する係合軸9,10を有
している。一方、保持板8の両側に配置された側板11
には、係合軸9,10を係合させる係合溝12,13を
形成している。これらの係合溝12,13の内、上方の
係合溝12は前後方向に階段状となっており、下方の係
合溝13は前後方向に斜状で、上端と下端に返り部を有
している。
【0006】そして保持板8は、係合軸9,10が係合
溝12,13内で案内されて移動することにより、前後
の2つの位置を得て商品通路2の前後方向の幅を商品3
の種類に応じて変えるようになっている。なお、保持板
8には、その厚みを変えて他の種類の商品3にも対応で
きるように、スペーサー(図示せず)の取り付け用の穴
14,15が適当な位置に形成されている。このよう
に、従来は、商品通路2の幅規制を商品3の入り口側と
出口側で別々に行っていた。これは、小径の商品3b に
設定しているとき、大径の商品3aが投入されると出口
側で詰まり、その排除が困難であるため、比較的排除し
やすい入り口側で規制することとしたものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成は、出口側を小径の商品に設定後、入り口側の
設定を忘れることがあり、その状態で大径の商品を投入
すると、出口側で詰まり、販売不可となってしまう。ま
たこれと逆に、出口側を大径の商品に誤って設定後、入
り口側は小径の商品に正しく設定したとき、小径の商品
を投入すると小径の商品は商品収納棚1に収納されず素
通りして落下するため再設定が必要となったり、搬出装
置7は小径の商品を保持したとしても販売時に搬出する
ことができずに出口側で詰まり、販売ができなくなって
しまう。更に、出口側の設定は、商品収納棚1が奥に位
置する場合、目視することが困難でほとんど手探り状態
で行うため作業性が悪く、誤設定の要因となっていた。
【0008】このような不具合を解消するために特開平
6−52426号公報に開示されたものでは、入り口側
の設定操作部と出口側の設定操作部とをリンク機構で連
結し、入り口側の設定操作に連動させて出口側を設定さ
せている。しかし、大径の商品を販売するように商品通
路2の幅を設定し、誤って小径の商品を収納してしまっ
た場合、小径の商品が商品通路2の下から2本目の位置
に移動すると、大径の商品の上に位置した小径の商品が
同時に搬出されてしまい2本同時に販売されることがあ
る。
【0009】さらに従来の商品は、いずれも円筒状であ
ったが、近年普及したPETボトルの中には角筒状のも
のもあり、円筒状のものだけでなく、角筒状の商品も円
滑に排出する性能が要求されている。さらにPETボト
ルは、缶や瓶に比べて剛性が低く、変形能が高いため、
従来技術の自動販売機の商品投出装置では、PETボト
ルが商品排出口から脱出してしまうこともあった。
【0010】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
で、収納庫内の商品収容効率を下げることなく、商品通
路出口側の設定作業を無くし且つ商品の搬出トラブルを
防止できる自動販売機の商品投出装置を提供することを
目的とする。また加えて缶だけでなく、PETボトルに
ついても収容可能な自動販売機の商品投出装置を提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明の自動販売機の商品投出装置は、複数の商品が積
み上げられて収納される商品収納棚の下部にある二つの
壁面の内の一方側に設けられ、他方の壁面側に付勢され
ていると共に他方の壁面側に対して進退移動する保持部
と、保持部に設けられていると共に保持部から突出する
方向に付勢された検知部材と、保持部の動作を拘束する
ロック手段を有し、前記ロック手段は、前記検知部材が
所定の位置又は姿勢となった際に保持部の動作を拘束
し、前記保持部は、他方の壁面側に突出して待機すると
共に商品に従動して後退し、商品が検知部材を押圧して
検知部材が所定の位置又は姿勢となった際に保持部の動
作が拘束されることを特徴とする自動販売機の商品投出
装置である。これにより、収納庫内の商品収容効率を下
げることなく、商品通路出口側の設定作業を無くし且つ
誤設定による商品の搬出不良を防止できる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、複数の商品が積み上げられて収納される商品収納棚
の下部にある二つの壁面の内の一方側に設けられ、他方
の壁面側に付勢されていると共に他方の壁面側に対して
進退移動する保持部と、保持部に設けられていると共に
保持部から突出する方向に付勢された検知部材と、保持
部の動作を拘束するロック手段を有し、前記ロック手段
は、前記検知部材が所定の位置又は姿勢となった際に保
持部の動作を拘束し、前記保持部は、他方の壁面側に突
出して待機すると共に商品に従動して後退し、商品が検
知部材を押圧して検知部材が所定の位置又は姿勢となっ
た際に保持部の動作が拘束されることを特徴とする自動
販売機の商品投出装置である。
【0013】本発明の自動販売機の商品投出装置では、
保持部は他方の壁面側に対して進退移動可能であり、商
品の外形に追従する。そして商品が検知部材を押圧して
検知部材が所定の位置又は姿勢となった際に保持部の動
作が拘束され、商品通路幅を自動的に決定するという作
用を有する。
【0014】請求項2に記載の発明は、保持部は、板状
であることを特徴とする請求項1に記載の自動販売機の
商品投出装置である。
【0015】本発明では、保持部が板状であるから、商
品の側面をしっかり押圧することができ、商品が安定す
る。
【0016】請求項3に記載の発明は、検知部材は、保
持部に対して揺動自在に枢着されていることを特徴とす
る請求項1又は2に記載の自動販売機の商品投出装置で
ある。
【0017】本発明の自動販売機の商品投出装置では、
検知部材は、保持部に対して揺動自在に枢着されている
ので、商品と接触した際に保持部側に戻る。
【0018】さらに請求項4に記載の発明は、検知部材
が保持部と略同一平面となった時に、ロック手段が保持
部の動作を拘束することを特徴とする請求項1乃至3の
いずれかに記載の自動販売機の商品投出装置である。
【0019】本発明の自動販売機の商品投出装置は、検
知部材が保持部と略同一平面となった時にロック手段が
保持部の動作を拘束する。ここで検知部材は保持部から
突出する方向に付勢されて取り付けられているので、検
知部材が保持部と略同一平面となる時とは、商品が通過
する際における検知部材の姿勢である。従って本発明に
よると、商品が通過するのに適切な位置となったところ
で保持部の動作が拘束される。
【0020】さらに請求項5に記載の発明は、検知部材
の商品投出方向の長さは、保持部よりも短く、検知部材
の上端よりも保持部の上端の方が上部に位置することを
特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の自動販売
機の商品投出装置である。
【0021】本発明の自動販売機の商品投出装置では、
検知部材の上端よりも保持部の上端の方が上部に位置す
る。従って商品は、最初に保持部と当接し、保持部を後
退させる。そして保持部が適切な位置に移動したところ
で、商品は続いて検知部材と接触する。そのため商品が
通過するのに適切な位置となったところで保持部の動作
が拘束される。
【0022】また請求項6に記載の発明は、検知部材の
水平方向の長さは、保持部の2分の1以下であることを
特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の自動販売
機の商品投出装置である。
【0023】本発明では、検知部材の水平方向の長さ
は、保持部の2分の1以下である。そのため本発明で
は、商品の側面支持を大きな保持部で行うことができ、
商品の保持が確実である。
【0024】また請求項7に記載の発明は、対向した側
板を有し、この側板間によって商品を収納する商品通路
を構成し、前記側板の少なくとも一方は水平方向に移動
可能であることを特徴とする請求項6に記載の自動販売
機の商品投出装置である。
【0025】本発明の商品投出装置では、対向した側板
を有し、この側板間によって商品を収納する商品通路を
構成するので、商品の向きが狂うことがなく、商品を整
然と並べることができる。また本発明では、検知部材の
水平方向の長さは、保持部の2分の1以下であるから、
側板を保持部の正面側にまで移動させることができる。
そのため本発明では、商品の長さ方向の適応範囲が広
い。
【0026】さらに請求項8に記載の発明は、固定部材
を有し、一端で保持部を枢着し他端で固定部材と摺接す
る連結板と、一端に拘束爪を設け他端で前記固定部材に
枢着された拘束リンクとを有し、前記連結板と前記拘束
リンクとは互いにその中間部で枢着され、互いに連動し
て前記保持部の進退動作の媒体となることを特徴とした
請求項1乃至7のいずれかに記載の自動販売機の商品投
出装置である。
【0027】保持部は連結板と拘束リンクとを介して固
定部材の搬出手段との対向面で支持されるため、固定部
材には保持部の両側端を支持する部分が不要である。従
って本発明の自動販売機の商品投出装置は、横幅を狭く
することができる。
【0028】また請求項9に記載の発明は、検知部材
は、保持部の裏面に突出したロック片を有すると共に少
なくとも保持部の表面から埋没することがないように保
持部と係合する係合部を有し、拘束リンクの拘束爪が前
記ロック片と係合して前記保持部の動作を拘束すること
を特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の自動販
売機の商品投出装置である。
【0029】本発明では、投出された商品は保持部と当
接して保持部を移動させ、さらに検知部材と当接する。
ここで本発明では、検知部材は、保持部の表面から埋没
することがないように保持部と係合する係合部を有する
ため、保持部の表面から埋没しない範囲で停止する。そ
してロック片と拘束爪とを係合させ商品通路幅を自動的
に決定する。
【0030】請求項10に記載の発明は、検知部材は、
複数のロック片を上下に有することを特徴とする請求項
1乃至9のいずれかに記載の自動販売機の商品投出装置
である。
【0031】本発明の商品投出装置は、複数のロック片
を上下に並設するように構成したものであり、その並設
されたロック片の数を増やすことにより適用する商品サ
イズの種類を増やすという作用を有する。すなわち本装
置によって商品通路幅を自動的に決定する範囲や種類を
増加させることができる。
【0032】さらに請求項11に記載の発明は、保持部
を他方の壁面側に付勢する移動付勢部材を有することを
特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の自動販
売機の商品投出装置である。
【0033】本発明の自動販売機の商品投出装置では、
移動付勢部材は保持部に進入してくる商品の落下エネル
ギーを吸収して保持部が商品と摺接しながら搬出手段か
ら退行してロック部が拘束する位置まで誘導し、商品が
ないときは保持部を搬出手段の方へ進行して待機位置へ
復帰させる機能を有し、保持部に作用する最適な付勢力
を発生させることができるので、拘束爪がロック片と嵌
合する際の位置決め精度を大幅に向上するという作用を
有する。
【0034】請求項12に記載の発明は、連結板の一端
で、保持部と前記連結板とを互いに回動自在に軸着した
自由回転軸を備えたことを特徴とする請求項8乃至11
のいずれかに記載の自動販売機の商品投出装置である。
【0035】本発明の自動販売機の商品投出装置は、保
持部と連結板との回動を円滑にし、保持部或いは連結板
を補強するという作用を有する。
【0036】また請求項13に記載の発明は、連結板の
他端で、前記連結板が固定部材に対してスライド自在に
軸着摺接したスライド軸を備えたことを特徴とする請求
項8乃至12のいずれかに記載の自動販売機の商品投出
装置である。
【0037】本発明の自動販売機の商品投出装置は、連
結板のスライド時の抵抗を削減して固定部材に対するス
ライドを円滑にし、連結板を補強する作用を有する。
【0038】また請求項14に記載の発明は、拘束リン
クの他端で、固定部材に回動自在に軸着した固定回転軸
を備えた請求項8乃至13のいずれかに記載の自動販売
機の商品投出装置である。
【0039】本発明の自動販売機の商品投出装置は、固
定部材に対する拘束リンクの回動を円滑にし、拘束リン
クを補強するという作用を有する。
【0040】また請求項15に記載の発明は、移動付勢
部材は、引張コイルばね又はねじりコイルばねであるこ
とを特徴とする請求項11乃至14のいずれかに記載の
自動販売機の商品投出装置である。
【0041】本発明の自動販売機の商品投出装置は、保
持部を搬出手段の方向に付勢して保持部に進入してくる
商品の落下エネルギーを吸収し、保持部が商品と摺接し
ながら搬出手段から退行してロック部が拘束する位置ま
で誘導し、商品がないときは保持部を搬出手段の方へ進
行して待機位置へ復帰させる作用を有する。
【0042】さらに請求項16に記載の発明は、連結板
の他端側に、前記連結板が固定部材に対してスライド自
在に軸着摺接したスライド軸が設けられ、移動付勢部材
は、引張コイルばねであり、その一端が前記スライド軸
に係合され、他端は拘束リンクに係合されていることを
特徴とする請求項11乃至15のいずれかに記載の自動
販売機の商品投出装置である。
【0043】本発明の自動販売機の商品投出装置は、ば
ねの耐久性を向上させるという作用を有する。
【0044】また請求項17に記載の発明は、保持部、
検知部材、ロック手段のそれぞれを上下に2対並設した
ことを特徴とする請求項1乃至16のいずれかに記載の
自動販売機の商品投出装置である。
【0045】本発明の商品投出装置では、2対の保持部
は各々独立して動作するためたとえ誤って異なった大き
さの商品を混在収納しても、各々の保持部は搬出動作毎
に商品の大きさを追従し、その商品の大きさに見合った
商品通路幅で拘束されるので、商品の詰まりや複数搬出
を防止する作用を有する。
【0046】また請求項18に記載の発明は、下側の保
持部は上側の保持部に対して商品進行方向の長さが長い
ことを特徴とする請求項17に記載の自動販売機の商品
投出装置である。
【0047】本発明の商品投出装置では、下側の保持部
は上側の保持部に対して商品進行方向の長さが長い。そ
のため商品をより安全に保持することができる。
【0048】さらに請求項19に記載の発明は、上側の
検知部材には2以上のロック片が上下に設けられ、下側
の検知部材には上側の検知部材よりも少ない数のロック
片が設けられていることを特徴とする請求項17又は1
8に記載の自動販売機の商品投出装置である。
【0049】本発明の自動販売機の商品投出装置では、
下側の検知部材のロック片の数が上側よりも少ない。従
って上下の保持部は、それ自体が拘束される位置が異な
り得る。また一般に自動販売機の商品投出装置の最も下
部には、ダンパ状の搬出手段があるため、商品は、ダン
パによって商品投出装置側に押されるので、下側の保持
部はより後退した位置となる傾向となる。そのため上部
の保持部と当接する商品と、下部の保持部と当接する商
品は、中心がずれる。その結果、上部の保持部と当接す
る商品と、下部の保持部と当接する商品の間の摩擦が減
少し、商品の搬出が円滑となる。
【0050】また請求項20に記載の発明は、保持部に
は中心よりも下部側に膨出部が設けられていることを特
徴とする請求項1乃至19のいずれかに記載の自動販売
機の商品投出装置である。
【0051】本発明の自動販売機では、保持部には中心
よりも下部側に膨出部が設けられているので、PETボ
トルの様な比較的軟質であって且つ角状の商品について
も、確実に保持することができる。
【0052】また請求項21に記載の発明は、複数の商
品が積み上げられて収納される商品収納棚の下部にある
二つの壁面の内の一方側に設けられ、他方の壁面側に付
勢されていると共に他方の壁面側に対して進退移動する
保持板を有し、前記保持板には中心よりも下部側に膨出
部が設けられていることを特徴とする自動販売機の商品
投出装置である。
【0053】本発明の自動販売機では、保持部には中心
よりも下部側に膨出部が設けられているので、PETボ
トルの様な比較的軟質であって且つ角状の商品について
も、確実に保持することができる。
【0054】また請求項22に記載の発明は、複数の商
品が積み上げられて収納される商品収納棚の下部にある
二つの壁面の内の一方側に上下に並べて設けられ、他方
の壁面側に付勢されていると共に他方の壁面側に対して
独立して進退移動する複数対の保持部と、保持部の動作
を拘束するロック手段を有し、前記上下の保持部は互い
に異なる位置で拘束され、商品は中心位置がずれた状態
で保持されることを特徴とする自動販売機の商品投出装
置である。
【0055】本発明の自動販売機の商品投出装置では、
上下の保持部が独立して進退移動し、互いに異なる位置
で拘束されて商品は中心位置がずれた状態で保持され
る。そのため上部の保持部と当接する商品と、下部の保
持部と当接する商品の間の摩擦が減少し、商品の搬出が
円滑となる。
【0056】また請求項23に記載の発明は、複数の商
品が積み上げられて収納される商品収納棚の下部にある
二つの壁面の内の一方側に設けられ、他方の壁面側に付
勢されていると共に他方の壁面側に対して進退及び/又
は揺動する保持部を有し、前記保持部の上端部にローラ
又はコロが回転可能に軸止されていることを特徴とする
自動販売機の商品投出装置である。
【0057】本発明の自動販売機の商品投出装置では、
保持部は他方の壁面側に対して進退或いは揺動可能であ
り、商品外形に追従する。また本発明では、保持部の上
端部にローラ又はコロが回転可能に軸止されているの
で、商品が保持部の上端部に当たった時、ローラ等が回
転して商品を円滑に下部に送る。また商品がローラ等と
当接した際、保持部が押し広げられる。
【0058】また請求項24に記載の発明は、複数の商
品が積み上げられて収納される商品収納棚を持ち、商品
収納棚は4面が壁面によって囲まれた商品通路を有し、
商品通路を構成する壁面の少なくとも一つが水平方向に
移動可能であることを特徴とする自動販売機である。
【0059】本発明の自動販売機では、商品収納棚は4
面が壁面によって囲まれた商品通路を有するので商品の
向きが狂うことがなく、商品を整然と並べることができ
る。また本発明では、壁面の少なくとも一つを水平方向
に移動させることができるので、商品の大きさの適応範
囲が広い。
【0060】
【実施例】以下、本発明による自動販売機の商品投出装
置の実施例について、図面を参照しながら説明する。な
お、従来と同一構成については、同一符号を付して詳細
な説明を省略する。
【0061】(実施例1)図1は、本発明の実施例の自
動販売機の商品投出装置の正面図である。図2は、図1
の自動販売機の商品投出装置の断面図である。図3は、
図1の自動販売機の商品投出装置のリンク機構部の斜視
図と機構図である。図4は、本発明の実施例の自動販売
機の商品投出装置の背面図である。図5は、自動販売機
の側板と、保持板と検知部材との関係を説明する説明図
である。図6は、いわゆる中太缶が投入された場合の初
期段階を示す図1の自動販売機の商品投出装置の断面図
である。図7は、図6に続く段階を示す図1の自動販売
機の商品投出装置の断面図である。図8は、図7に続く
段階を示す図1の自動販売機の商品投出装置の断面図で
ある。図9は、図8に続く段階を示す図1の自動販売機
の商品投出装置の断面図である。図10は、いわゆる細
缶が投入された場合の図1の自動販売機の商品投出装置
の断面図である。図11は、いわゆる太缶が投入された
場合の図1の自動販売機の商品投出装置の断面図であ
る。図12は、角PETボトルが投入された場合の図1
の自動販売機の商品投出装置の断面図である。図13
は、本発明の他の実施例の自動販売機の商品投出装置の
保持部の斜視図である。
【0062】本実施例の自動販売機の商品投出装置は、
従来技術と同様に、自動販売機の商品収納棚の下部に設
けられるものであり、図2の様に搬出装置(搬出手段)
7に対向する壁面に設けられている。ここで搬出装置7
は、従来技術と同様に商品3を順次1個ずつ搬出するた
めのものであり、傾斜したダンパ部材60を持つ。ダン
パ部材60は、常時は、図2の様に下向きに傾斜した姿
勢をとり、商品の搬出信号によってダンパ部材60は倒
れる。ダンパ部材60が倒れることによって、商品通路
2の末端が開放され、商品が投出される。
【0063】本実施例の自動販売機の商品投出装置は、
図1の様に、枠状の固定部材25に2枚の保持板(保持
部)18,19が設けられ、さらに各保持板に検知部材
50,51が設けられたものである。すなわち上部保持
板(保持部)18は、板状であって、中央部分に図1の
様に「凸」字状の切欠部を持つ。また下部保持板(保持
部)19も同様の形状であり、中央部分に図1の様に
「凸」字状の切欠部を持つ。下部保持板19の商品進行
方向の長さHL は、上部保持板18の商品進行方向の長
さHH よりも長い。
【0064】保持板18,19の表面は、いずれも概ね
平坦であるが、保持板19の下から3分の1程度の部位
は張り出していて膨出部55a,55bを構成してい
る。
【0065】二つの保持板18,19の内、上部保持板
18に設けられた膨出部55aは、図2その他に図示す
る様に、側面形状が略三角形である。すなわち上部保持
板18に設けられた膨出部55aは、緩やかな勾配面を
有して搬出手装置7側に迫り出したものである。これに
対して下部保持板19に設けられた膨出部55bは、図
2その他に図示する様に、勾配面と平坦面を持つ。平坦
面は下部保持板19の上部側の面と略平行な平面であ
り、傾斜面は、両者に対して傾斜している。膨出部55
a,55bの迫り出し量は、概ね1〜5mm程度であ
り、好適な範囲は、1,5mm〜3mm程度である。
【0066】検知部材50,51は、前記した保持板1
8,19の中央の切欠形状に合致する形状であり、全体
が「凸」字状をしている。検知部材50,51の全長
は、前記した保持板18,19の3分の1程度である。
なお、検知部材50,51の全長は、保持板18,19
の2分の1以下であることが望ましく、最も推奨される
大きさは、本実施例に示す様に、保持板18,19の3
分の1程度の大きさである。検知部材50,51は、い
ずれもその上端が、保持板18,19に対して軸52を
介して枢着されており、軸52を中心として揺動可能で
ある。また軸52には、ばね53が装着されており、ば
ね53の両端は、検知部材50,51の裏面と保持板1
8,19に係合している。そのため検知部材50,51
の自由端側は、常時は図2の様に搬出装置(他の壁面
側)7側に突出している。
【0067】また検知部材50,51の両脇部分の裏面
側は、係合部54(図1)として機能し、保持板18,
19の一部と当接(係合)可能である。係合部54が保
持板18,19の一部と当接した時、検知部材50,5
1の表面は、保持板18,19の表面と連続した面を構
成する。また検知部材50,51は、前記した様に揺動
自在であるが、係合部54(図1)が保持板18,19
の一部と当接するため、保持板18,19内に没入する
ことはない。検知部材50,51の裏面にはロック片2
1が設けられている。ロック片21は、断面形状が略
「L」字形状に突出した部位であり、水平方向に伸びて
いる。
【0068】ここで上部の検知部材50には、ロック片
21は上下方向に2つ(21a,21b)設けられてい
る。これに対して下部の検知部材51には、1つのロッ
ク片21aだけが設けられている。
【0069】上部保持板18及び下部保持板19の上端
には、自由回転軸24がある。23は、連設板であり、
図3に示すように中間部に大きな角穴32を持つ板体で
ある。また連設板23には、自由回転軸24とスライド
軸29のほぼ中問部に幅方向に間隔を空け、さらに幅方
向の両端に交差穴30を有した交差部31を持つ。さら
に連設板23は、両端に円筒部23a,23bが設けら
れている。連設板23の一方の円筒部23aには、上部
保持板18と下部保持板19にそれぞれを上端で吊り下
げる自由回転軸24を押通して軸着されている。一方連
設板23の他端側の円筒部23bには、スライド軸29
が挿通されている。スライド軸29は、搬出装置(搬出
手段)7及び、上部保持板18と下部保持板19に平行
に並設された固定部材25の上部両端に上下方向に隙間
26aもしくは長穴26bを設けられた上部スライド部
27と下部両端に同じく上下方向に隙間26aもしくは
長穴26bを設けられた下部スライド部28にそれぞれ
押通されたものであり上下移動自在である。
【0070】33は、拘束リンクである。拘束リンク3
3は、上部スライド部27と下部スライド部28のそれ
ぞれ上方で固定部材25の左右両端に設けられた軸受け
34に一端が回転自在に固定回転軸35を押通し軸着さ
れている。また拘束リンク33の他端の断面は、中央部
だけが搬出装置(搬出手段)7に向かって略L字形状を
していて拘束爪36が形成されている。また拘束リンク
33の他端の両端部分33a,33bは丸く作られてい
る。前記した拘束爪36は、ロック片21に当接するこ
とにより上部保持板18及び下部保持板19の位置をそ
れぞれ拘束して設定するものである。そして固定回転軸
35と拘束爪36とのほぼ中問部に固定回転軸35と平
行に嵌挿されると共に交差部31に有した交差穴30に
回動自在に押通された交差軸37を有している。
【0071】38は角穴32内に拘束リンク33が挿入
され連結板23と拘束リンク33とが交差部31及び交
差軸37で交差し、スライド軸29を上方へ持ち上げる
と共に自由回転軸24を搬出装置7へ押しやり商品直径
を検知させるための移動付勢部材である。
【0072】移動付勢部材38としては、本実施例で
は、引っ張りばねが活用され、図1,図2及び図3
(b)の様に一端のフックを拘束リンク33側の固定回
転軸35に取付け、他端のフックは連結板23側のスラ
イド軸29に取り付けられている。また他の例として、
一端のフックを連結板23に他端のフックを固定部材2
5に掛着した構成も考えられる。さらには図3(c)の
様に交差軸37を案内軸として、当該交差軸37にねじ
りコイルばね40を挿通し、ねじりコイルばね40の一
端を連結板23に係止し、他端を拘束リンク33に係止
する構成も考えられる。さらには固定回転軸35を案内
棒として一端のフックを固定部材に他端のフックを拘束
リンク33に掛着したねじりコイルばねも使用できる。
要するに移動付勢部材38は、連結板23と、拘束リン
ク33によって構成される交差上の機構が縮まる方向に
付勢するものである。なお引張コイルばねはその他のば
ねに比べるとばねの変位に対する荷重の変動を敏感に制
御することができ、ねじりコイルばねは掛着構造を簡素
化或いはコンパクト化することができる点から好まし
い。
【0073】以上のように構成された自動販売機の商品
投出装置について、以下その動作を説明する。先ず、い
わゆる中太と称される中間程度の太さの缶(商品3a)
を投入した場合について説明する。商品3aの投入に先
立ち、自動販売機の商品投出装置を商品3の大きさに合
わせて調節する。具体的には、商品3aの全長に合わせ
て図5の様に側板(壁面)57を移動させる。ここで本
実施形態の自動販売機の商品投出装置では、斜め方向に
突出する部位は図3の様に検知部材だけであり、保持板
は垂直姿勢にあるから、側板57を検知部材の近傍まで
移動させることができ、移動範囲が広い。
【0074】また商品案内板5を前後方向の後ろ側へ押
しやって、もしくは、前後方向の前側へ引き戻し商品案
内板5の後端と案内部材6との距離を投入する商品3a
の商品直径に応じたいずれかの設定に合わせる。そして
商品投入口4より商品3aを投入する。投入された商品
3aは、商品案内板5上を転動し、複数の案内部材6が
上下方向に位置をずらして前後に対向して上下に配され
構成された商品通路2内を落下していく。
【0075】その時、搬出部の一部を構成する上部保持
板18及び下部保持板19とそれらのそれぞれ上部に設
けられた自由回転軸24は、移動付勢部材38の付勢力
により連結板23を介して搬出装置7側へ商品通路幅2
0が商品収納棚1に収納可能な商品3の内の直径が最小
である商品3の直径より小さく、もしくは、同じになる
位置に付勢され、収納される商品3の直径によって後退
できる様な待機状態にある。また、上部保持板18及び
下部保持板19は、自由回転軸24によってあたかも連
設板23の端部から吊り下げられた状態にある。また上
部保持板18及び下部保持板19の背面には、拘束リン
ク33の両端部分33a,33bが接する。そのため上
部保持板18及び下部保持板19は、略垂直姿勢を維持
している。
【0076】またさらに検知部材50,51は、図2に
示すように自由端側が搬出装置7側へ押し出され、商品
3の直径を検知しえる状態にある。すなわち検知部材5
0,51が軸支された軸52に押通されたばね(回転付
勢部材)53により、検知部材50,51のそれぞれ
は、上端から下端にかけて下端が搬出装置7との商品通
路幅20を上端と搬出装置7との商品通路幅20に比べ
小さくなるように傾斜させられた状態で付勢されて、通
路幅設定動作待機状態にある。
【0077】一方、拘束リンク33は、移動付勢部材3
8により連結板23の一端に押通されたスライド軸29
を持ち上げられることで、拘束リンク33の略中問部に
嵌挿された交差軸37を中心に連結板23の略中間部の
左右両端に設けられた交差部31内の交差穴30で回動
し自由回転軸24が固定部材25から遠のくように移動
することにより拘束リンク33の一端である拘束爪36
が検知部材50,51のそれぞれ下部に設けられた略L
字形状のロック片21を離れる。また前記した様に拘束
リンク33の両端部分33a,33bが接している。
【0078】そして投入された商品3が中太の商品3a
であるならば、商品案内板5に導かれた商品3aは商品
通路2内に落下し図6の様に搬出部にさしかかる。この
後、中太の商品3aは、図7の様に上部保持板18と当
接し、上部保持板18は、商品通路幅20を押し広げる
方向に水平移動させられる。そしてさらに商品3の落下
が進むと、中太の商品3aは上部保持板18の上部を過
ぎ、検知部材50を押さえる。すなわち本実施例では、
上部保持板18の最高部の方が、検知部材50の最高部
よりもより高い位置にあるから、商品3aは先に上部保
持板18と当接して上部保持板18を移動させ、その後
に、検知部材50と接して検知部材50を押さえる。そ
して検知部材50の係合部は上部保持板18の一部と当
接し、検知部材50の表面と上部保持板18の表面とが
略同一の平面となる。
【0079】また、自由回転軸24の移動に連動して連
結板23のスライド軸29を擁した一端が上部スライド
部27に設けた隙間26aもしくは長穴26b内を下方
へ移動する。そして連結板23の移動に従い、交差軸3
7が交差部31内に設けられた交差穴30内を回動する
ことにより拘束爪36がロック片21の上側から当接す
るまで拘束リンク33が固定回転軸35を中心に固定部
材25側へ回転する。こうして、ロック片21と拘束爪
36との当接により検知部材50、上部保持板18、連
結板23、拘束リンク33は、商品3aが搬出部17内
を通過できる上部保持板18の位置で拘束して商品通路
幅20を設定する。
【0080】さらに、中太の商品3aが落下すると上部
保持板18から離れつつ下部保持板19に差し掛かる。
中太の商品3aが上部保持板18を完全に離れてしまう
と、上部保持板18、検知部材50、自由回転軸24、
連結板23、拘束リンク33はそれぞれ移動付勢部材3
8及びばね53の各付勢力により初期時の商品直径検知
状態に戻される。
【0081】一方、下部保持板19、検知部材51、連
結板23、自由回転軸24、拘束リンク33のそれぞれ
は上部保持板18が最適な商品通路幅20に設定される
に至った諸動作を同じように繰り返す。しかしながら、
自動販売機の商品投出装置の下部には、図の様に搬出装
置(搬出手段)7が設けられており、当該搬出装置7
は、斜め方向に伸びるダンパ部材60を持つ。従って商
品3aは、当該ダンパの付勢力によって保持部材19側
(図面 右側)に押される。また上部に設けられた検知
部材50は、二個のロック片21a,21bを有してい
たのに対し、下部の検知部材51は、ただ一つの検知部
材21aしか設けられていない。そのため商品3aによ
って検知部材51が垂直姿勢となった時には、既に拘束
リンク33の拘束爪36は、ロック部材21aの下部に
あり、拘束爪36は検知部材51と係合しない。従って
下部の保持部材19は、図9の様に最も後退した状態で
停止する。そのため次々と商品3aが導入されると、最
も下部の商品3aと次の商品3aは、図9の様に中心位
置がずれた状態で収納される。こうして搬出装置7との
間に商品3aを保持して販売待機状態となる。
【0082】また、小径の商品3bが投入された時は、
図10の様に上部の検知部材50のロック部材21aと
拘束爪36が係合し、所定の位置で上部保持部材18を
拘束する。すなわち、前記した中太の商品3aを投入し
た場合は、拘束爪36は下側のロック部材21bと係合
したが、小径の商品3bを投入した場合には、拘束爪3
6は上段側のロック部材21aと係合する。そして上部
保持部材18は、前記した中太の商品3aの場合よりも
後退量が少ない状態で拘束される。
【0083】また商品が小径である場合には、商品3b
が下部保持部材19及び検知部材51の位置に至った時
に、拘束爪36はロック部材21aと係合可能であり、
下部保持部材19の部位においてもロック部材21aと
拘束爪36が係合する。従って、小径の商品3bが投入
された場合は、図10に示すように、上下の保持部材
は、同一の位置で拘束される。
【0084】さらに大径の商品3cが投入された場合
は、検知部材50が垂直姿勢となった時には、既に拘束
リンク33の拘束爪36は、ロック部材21aの下部に
あり、拘束爪36は検知部材50と係合しない。従って
上部の保持部材18は、図11の様に最も後退した状態
で停止する。また下部の保持部材19についても、図1
1の様に最も後退した状態で停止する。
【0085】また角PETボトル3dを投入した場合
は、前記した中太の商品3aと同様の動作によって収納
される。すなわち角PETボトル3dは、落下の際に上
部保持板18と当接し、上部保持板18は、商品通路幅
20を押し広げる方向に水平移動させられる。そしてさ
らに角PETボトル3dの落下が進むと、検知部材50
を押さえ、検知部材50の表面と上部保持板18の表面
とが略同一の平面となると共に、拘束爪36がロック片
21bと係合して上部保持板18が拘束される。
【0086】また下部においては、検知部材51が垂直
姿勢となった時には、既に拘束リンク33の拘束爪36
は、ロック部材21aの下部にあり、拘束爪36は検知
部材51と係合しないので、下部の保持部材19は、図
12の様に最も後退した状態で停止する。そのため次々
と角PETボトル3dが導入されると、最も下部の角P
ETボトル3dと次の角PETボトル3dは、図12の
様に中心位置がずれた状態で収納される。
【0087】また本実施例では、下部保持部材19の下
部に膨出部55が設けられており、当該膨出部55は、
角PETボトル3dの下角周辺の側面と当接している。
そのため本実施例の自動販売機の商品投出装置では、商
品が角PETボトル3dである場合でも確実に保持する
ことができる。すなわち角PETボトル3dは、ポリエ
チレンテレフタレート樹脂で作られているので、従来の
缶に比べて剛性が低い。そのため自動販売機に収納した
際に、上部に積まれた商品の重量で変形し、自動販売機
の商品収納室から脱出してしまう場合がある。また角P
ETボトル3dは、一般的に、角にCカット部が設けら
れているが、当該Cカット部の近傍部分は樹脂の厚さが
厚く、比較的剛性が高い。本実施例は、この点に注目し
たものであり、下部保持部材19の下部に膨出部55b
を設け、比較的剛性の高い角周辺の側面を押圧してい
る。そのため本実施例の自動販売機の商品投出装置で
は、比較的剛性の低い角PETボトル3dでも確実に保
持することができる。
【0088】上記した様に、下部保持部材19の下部に
膨出部55bを設けると、角PETボトルを保持し易い
という事実は、本発明者らの試行錯誤によって発見され
たものである。すなわち本発明者らの実験によると、下
部保持部材19が平板状である場合は、何回かに一回の
割合で、角PETボトル3dが二個排出されたり、角P
ETボトル3dが斜めに保持されて詰まってしまうもの
であった。これに対して下部保持部材19の下部に膨出
部55bを設けると、上記した問題点は解消され、角P
ETボトル3dでも確実に保持することができた。
【0089】また上記した説明の中で、図9の中太の商
品3aを収納した状態と、図12の角PETボトル3d
を収納した状態の動作、保持部材18,19の位置関係
及び収納状態を比較すると、両者は同一である。すなわ
ち本実施例の自動販売機の商品投出装置は、上下の検知
部材のロック片21の数を相違させ、下側のロック片2
1を上側に比べて数の少ないものとすることにより、上
下に位置する商品をずらし、形状の異なる商品を同一の
設定によって収納することができる。
【0090】次に、大径の商品3aを投入するために商
品案内板5を前後方向の前側に引き戻し、商品案内板5
の後端と案内部材6の最上部の部材6aとの距離を大径
の商品3aが通過するのに十分な距離をとった設定とし
た後、誤って小径の商品3cを投入してしまった場合を
想定すると、商品通路2を落下し搬出部17に到達した
小径の商品3cは前述の通り、上部保持板18、下部保
持板19、連結板23、自由回転軸24、拘束リンク3
3の各々が到達した小径の商品3cの直径を検知し自動
的に商品通路幅20を最適に設定するので正常に商品収
納棚1に収納される。その後、販売指令が下されると収
納されている小径の商品3aに対して商品通路幅20が
最適に設定されているため商品は、詰まることなく1本
ずつ搬出される。
【0091】以上のように本実施例の自動販売機の商品
投出装置は、商品3の収納効率を阻害することなく、商
品通路出口側の設定作業を無くし且つ誤設定による商品
3の搬出不良を防止することができる。また、上部保持
板18及び下部保持板19は固定部材25から搬出装置
7側に突出した位置で待機し、上部保持板18及び下部
保持板19は商品通路幅20内において固定部材25の
両側面で支持されるのではなく、固定部材25の搬出装
置7との対向面で支持される構成にしたものであり、固
定部材25には上部保持板18及び下部保持板19の両
側端を支持する部分が不要であり、その分商品収納棚1
の横幅を従来に比べて拡張しなくても商品通路出口側の
設定作業を無くし且つ誤設定による商品3の搬出不良を
防止することができる。
【0092】また、ロック片21の数を増やすことによ
り販売可能な商品サイズの種類を増やすことができるた
め、同一の商品収納棚1で販売する商品サイズの種類が
多いほど、設定作業を無くした効果を増大させることが
できる。また、検知部材50,51の回転付勢部材たる
ばね53は、ロック片21と拘束爪36との拘束を解除
する機能を有し、移動付勢部材38は上部保持板18及
び下部保持板19に進入してくる商品3の落下エネルギ
ーを吸収して上部保持板18及び下部保持板19が商品
3と摺接しながら搬出装置7に対し退行してロック片2
1と拘束爪36が拘束する位置まで誘導する機能を有
し、各々は独自の機能を満足させるため上部保持板18
及び下部保持板19に作用する最適な付勢力を発生させ
ることができるので、拘束爪36がロック片21と嵌合
する際の位置決め精度を大幅に向上させることができ
る。回転付勢部材たるばね53はねじりコイルばねで構
成することにより、省スペースで安定した付勢力を得る
ことができ商品通路幅20設定動作の確実性が向上し搬
出トラブルを防止することができる。
【0093】また、自由回転軸24を備えることによ
り、上部保持板18及び下部保持板19と連結板23と
の回動を円滑にし、上部保持板18及び下部保持板19
或いは連結板23を補強させることができる。
【0094】また、スライド軸29を備えることによ
り、連結板23のスライド時の抵抗を削減して固定部材
25に対するスライドを円滑にし、連結板23を補強さ
せることができる。
【0095】また、固定回転軸35を備えることによ
り、固定部材25に対する拘束リンク33の回動を円滑
にし、拘束リンク33を補強させることができる。
【0096】また、移動付勢部材38は引張コイルばね
で構成することにより、その他のばねに比べるとばねの
変位に対する荷重の変動を敏感に制御することができ
る。
【0097】また、移動付勢部材38はねじりコイルば
ねで構成することにより、掛着構造を簡素化或いはコン
パクト化することができる。また、保持板(上部保持板
18または下部保持板19)と連結板23と拘束リンク
33とロック片21と拘束爪36と移動付勢部材38と
を上下に2対並設するように構成することにより、2対
の保持板(上部保持板18と下部保持板19)は各々独
立して動作するためたとえ誤って異なった大きさの商品
3を混在収納しても、上部保持板18及び下部保持板1
9は搬出動作毎に商品3の大きさを追従し、その商品3
の大きさに見合った商品通路幅20で拘束されるので、
商品3の詰まりや複数搬出を防止することができる。
【0098】以上説明した実施例では、保持板18,1
9を自由回転軸24によって吊り下げ状態に支持し、検
知部材50,51は、保持板18,19に設けられた軸
52を介して枢着されている。この様に、上記した例で
は、保持板18,19と検知部材50,51を異なる軸
によって揺動可能に保持したが、共通する軸によって両
者を支持することも可能である。
【0099】また商品通路2の末端であって、上記した
実施形態の商品投出装置の上流側の部位に商品の落下速
度を減衰させる干渉装置が設けられることもある。
【0100】また上記した実施例では、保持板18,1
9の下部に膨出部55a,55bを設けたが、保持板1
8,19の上部に膨出部を設け、商品をこの膨出部に接
触させて保持板18,19を後退させる構成も推奨され
る。またこのように保持板18,19の上部に膨出部を
設ける場合は、図13に示すようにコロやローラ61に
よって膨出部を構成させることが望ましい。図13に示
した構成では、二つのローラ61を持ち、これらは図示
しない軸によって保持板18の上端部に設けられてい
る。そしてローラ61の表面は、保持板18の正面側と
上面側に露出している。なお前記した実施例の様に複数
の保持板18,19を有する場合は、最も上部の保持板
18だけにローラ61を設ければよい。
【0101】
【発明の効果】以上の説明の通り、本発明の構成によれ
ば、商品通路出口側の設定作業が不要となり、また、上
部保持部及び下部保持部のそれぞれは、連結板と拘束リ
ンク及び上部スライド部、下部スライド部にそれぞれ自
由回転軸、スライド軸、交差軸、固定回転軸により連結
されているため、商品通路から落下してきた商品が、自
由回転軸および上部保持部、下部保持部をそれぞれのど
の位置にあたって移動させても元の位置より平行移動す
ることができるので搬出手段からの距離である商品通路
幅は平行に保たれ安定した商品収納姿勢をとれ、商品詰
まり等の搬出不良を低減させることができる。
【0102】また、保持部、連結板、拘束リンク等から
なる商品投出装置を上下に配したことで入り口側を大径
の商品に設定したときに、小径の商品を誤って投入して
も商品通路出口側は自動的に小径の商品に合致した商品
通路幅となるためその小径の商品が誤搬出されるおそれ
がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の自動販売機の商品投出装置の
正面図
【図2】図1の自動販売機の商品投出装置の断面図
【図3】図1の自動販売機の商品投出装置のリンク機構
部の斜視図と機構図
【図4】本発明の実施例の自動販売機の商品投出装置の
背面図
【図5】自動販売機の側板と、保持板と検知部材との関
係を説明する説明図
【図6】いわゆる中太缶が投入された場合の初期段階を
示す図1の自動販売機の商品投出装置の断面図
【図7】図6に続く段階を示す図1の自動販売機の商品
投出装置の断面図
【図8】図7に続く段階を示す図1の自動販売機の商品
投出装置の断面図
【図9】図8に続く段階を示す図1の自動販売機の商品
投出装置の断面図
【図10】いわゆる細缶が投入された場合の図1の自動
販売機の商品投出装置の断面図
【図11】いわゆる太缶が投入された場合の図1の自動
販売機の商品投出装置の断面図
【図12】角PETボトルが投入された場合の図1の自
動販売機の商品投出装置の断面図
【図13】本発明の他の実施例の自動販売機の商品投出
装置の保持部の斜視図
【図14】従来の自動販売機の商品投出装置を搭載した
自動販売機本体の概略構成を示す断面図
【図15】従来の自動販売機の商品投出装置を搭載した
商品収納棚の大径商品投入時の入り口側の側面図
【図16】従来の自動販売機の商品投出装置を搭載した
商品収納棚の小径商品投入時の入り口側の側面図
【図17】従来の自動販売機の商品投出装置の斜視図
【符号の説明】
7 搬出装置(搬出手段) 18 保持板(保持部) 19 保持板 21 ロック片 23 連設板 33 拘束リンク 36 拘束爪 38 移動付勢部材 50 検知部材 51 検知部材 54 係合部 57 側板(壁面) 61 ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−143750(JP,A) 特開 平10−172054(JP,A) 特開 平10−214378(JP,A) 特開 平11−154272(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07F 11/34 B65G 59/00 B65G 59/06 103

Claims (24)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の商品が積み上げられて収納される
    商品収納棚の下部にある二つの壁面の内の一方側に設け
    られ、他方の壁面側に付勢されていると共に他方の壁面
    側に対して進退移動する保持部と、保持部に設けられて
    いると共に保持部から突出する方向に付勢された検知部
    材と、保持部の動作を拘束するロック手段を有し、前記
    ロック手段は、前記検知部材が所定の位置又は姿勢とな
    った際に保持部の動作を拘束し、前記保持部は、他方の
    壁面側に突出して待機すると共に商品に従動して後退
    し、商品が検知部材を押圧して検知部材が所定の位置又
    は姿勢となった際に保持部の動作が拘束されることを特
    徴とする自動販売機の商品投出装置。
  2. 【請求項2】 保持部は、板状であることを特徴とする
    請求項1に記載の自動販売機の商品投出装置。
  3. 【請求項3】 検知部材は、保持部に対して揺動自在に
    枢着されていることを特徴とする請求項1又は2に記載
    の自動販売機の商品投出装置。
  4. 【請求項4】 検知部材が保持部と略同一平面となった
    時に、ロック手段が保持部の動作を拘束することを特徴
    とする請求項1乃至3のいずれかに記載の自動販売機の
    商品投出装置。
  5. 【請求項5】 検知部材の商品投出方向の長さは、保持
    部よりも短く、検知部材の上端よりも保持部の上端の方
    が上部に位置することを特徴とする請求項1乃至4のい
    ずれかに記載の自動販売機の商品投出装置。
  6. 【請求項6】 検知部材の水平方向の長さは、保持部の
    2分の1以下であることを特徴とする請求項1乃至5の
    いずれかに記載の自動販売機の商品投出装置。
  7. 【請求項7】 対向した側板を有し、この側板間によっ
    て商品を収納する商品通路を構成し、前記側板の少なく
    とも一方は水平方向に移動可能であることを特徴とする
    請求項6に記載の自動販売機の商品投出装置。
  8. 【請求項8】 固定部材を有し、一端で保持部を枢着し
    他端で固定部材と摺接する連結板と、一端に拘束爪を設
    け他端で前記固定部材に枢着された拘束リンクとを有
    し、前記連結板と前記拘束リンクとは互いにその中間部
    で枢着され、互いに連動して前記保持部の進退動作の媒
    体となることを特徴とした請求項1乃至7のいずれかに
    記載の自動販売機の商品投出装置。
  9. 【請求項9】 検知部材は、保持部の裏面に突出したロ
    ック片を有すると共に少なくとも保持部の表面から埋没
    することがないように保持部と係合する係合部を有し、
    拘束リンクの拘束爪が前記ロック片と係合して前記保持
    部の動作を拘束することを特徴とする請求項1乃至8の
    いずれかに記載の自動販売機の商品投出装置。
  10. 【請求項10】 検知部材は、複数のロック片を上下に
    有することを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記
    載の自動販売機の商品投出装置。
  11. 【請求項11】 保持部を他方の壁面側に付勢する移動
    付勢部材を有することを特徴とする請求項1乃至10の
    いずれかに記載の自動販売機の商品投出装置。
  12. 【請求項12】 連結板の一端で、保持部と前記連結板
    とを互いに回動自在に軸着した自由回転軸を備えたこと
    を特徴とする請求項8乃至11のいずれかに記載の自動
    販売機の商品投出装置。
  13. 【請求項13】 連結板の他端で、前記連結板が固定部
    材に対してスライド自在に軸着摺接したスライド軸を備
    えたことを特徴とする請求項8乃至12のいずれかに記
    載の自動販売機の商品投出装置。
  14. 【請求項14】 拘束リンクの他端で、固定部材に回動
    自在に軸着した固定回転軸を備えた請求項8乃至13の
    いずれかに記載の自動販売機の商品投出装置。
  15. 【請求項15】 移動付勢部材は、引張コイルばね又は
    ねじりコイルばねであることを特徴とする請求項11乃
    至14のいずれかに記載の自動販売機の商品投出装置。
  16. 【請求項16】 連結板の他端側に、前記連結板が固定
    部材に対してスライド自在に軸着摺接したスライド軸が
    設けられ、移動付勢部材は、引張コイルばねであり、そ
    の一端が前記スライド軸に係合され、他端は拘束リンク
    に係合されていることを特徴とする請求項11乃至15
    のいずれかに記載の自動販売機の商品投出装置。
  17. 【請求項17】 保持部、検知部材、ロック手段のそれ
    ぞれを上下に2対並設したことを特徴とする請求項1乃
    至16のいずれかに記載の自動販売機の商品投出装置。
  18. 【請求項18】 下側の保持部は上側の保持部に対して
    商品進行方向の長さが長いことを特徴とする請求項17
    に記載の自動販売機の商品投出装置。
  19. 【請求項19】 上側の検知部材には2以上のロック片
    が上下に設けられ、下側の検知部材には上側の検知部材
    よりも少ない数のロック片が設けられていることを特徴
    とする請求項17又は18に記載の自動販売機の商品投
    出装置。
  20. 【請求項20】 保持部には中心よりも下部側に膨出部
    が設けられていることを特徴とする請求項1乃至19の
    いずれかに記載の自動販売機の商品投出装置。
  21. 【請求項21】 複数の商品が積み上げられて収納され
    る商品収納棚の下部にある二つの壁面の内の一方側に設
    けられ、他方の壁面側に付勢されていると共に他方の壁
    面側に対して進退移動する保持板を有し、前記保持板に
    は中心よりも下部側に膨出部が設けられていることを特
    徴とする自動販売機の商品投出装置。
  22. 【請求項22】 複数の商品が積み上げられて収納され
    る商品収納棚の下部にある二つの壁面の内の一方側に上
    下に並べて設けられ、他方の壁面側に付勢されていると
    共に他方の壁面側に対して独立して進退移動する複数対
    の保持部と、保持部の動作を拘束するロック手段を有
    し、前記上下の保持部は互いに異なる位置で拘束され、
    商品は中心位置がずれた状態で保持されることを特徴と
    する自動販売機の商品投出装置。
  23. 【請求項23】 複数の商品が積み上げられて収納され
    る商品収納棚の下部にある二つの壁面の内の一方側に設
    けられ、他方の壁面側に付勢されていると共に他方の壁
    面側に対して進退及び/又は揺動する保持部を有し、前
    記保持部の上端部にローラ又はコロが回転可能に軸止さ
    れていることを特徴とする自動販売機の商品投出装置。
  24. 【請求項24】 複数の商品が積み上げられて収納され
    る商品収納棚を持ち、商品収納棚は4面が壁面によって
    囲まれた商品通路を有し、商品通路を構成する壁面の少
    なくとも一つが水平方向に移動可能であることを特徴と
    する自動販売機。
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