JP2003016517A - 自動販売機の商品収納装置 - Google Patents
自動販売機の商品収納装置Info
- Publication number
- JP2003016517A JP2003016517A JP2001203356A JP2001203356A JP2003016517A JP 2003016517 A JP2003016517 A JP 2003016517A JP 2001203356 A JP2001203356 A JP 2001203356A JP 2001203356 A JP2001203356 A JP 2001203356A JP 2003016517 A JP2003016517 A JP 2003016517A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- product
- passage
- plate
- vending machine
- commodity
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Vending Machines For Individual Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 長さの異なる商品を収納させることを可能と
しながら、外径の異なる商品であっても落下する商品に
対して大きな受止め力を発生させて、落下による衝撃や
落下中の姿勢の乱れを回避させることが可能となる自動
販売機の商品収納装置を提供する。 【解決手段】 上下方向に沿って所定ピッチで凹凸を備
える波形板状に形成された一対の商品案内体7、8を偏
位させた状態で前後に対向配置して、商品を上下方向に
案内する蛇行状の商品通路を形成して、通路幅調節用の
調整体が横幅方向の一端側範囲において位置調節自在に
設けられ、商品案内体における上下方向に隣接する通路
内方側凸部の間のうち、その下側で且つ通路横幅方向の
一端側範囲を除いた下側部分15が、上側を支点にして
通路内方側に揺動自在で且つ通路内方側に弾性付勢され
ている。
しながら、外径の異なる商品であっても落下する商品に
対して大きな受止め力を発生させて、落下による衝撃や
落下中の姿勢の乱れを回避させることが可能となる自動
販売機の商品収納装置を提供する。 【解決手段】 上下方向に沿って所定ピッチで凹凸を備
える波形板状に形成された一対の商品案内体7、8を偏
位させた状態で前後に対向配置して、商品を上下方向に
案内する蛇行状の商品通路を形成して、通路幅調節用の
調整体が横幅方向の一端側範囲において位置調節自在に
設けられ、商品案内体における上下方向に隣接する通路
内方側凸部の間のうち、その下側で且つ通路横幅方向の
一端側範囲を除いた下側部分15が、上側を支点にして
通路内方側に揺動自在で且つ通路内方側に弾性付勢され
ている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上下方向に沿って
所定ピッチで凹凸を備える波形板状に形成された一対の
商品案内体を、前記所定ピッチの半分又は略半分のピッ
チを上下方向に偏位させた状態で前後に対向配置して、
それらの間に商品を上下方向に案内する蛇行状の商品通
路を形成するように構成され、前記商品通路の横幅方向
での通路幅調節用の調整体が、その商品通路の横幅方向
の一端側範囲において、通路横幅方向に位置調節自在に
設けられた自動販売機の商品収納装置に関する。
所定ピッチで凹凸を備える波形板状に形成された一対の
商品案内体を、前記所定ピッチの半分又は略半分のピッ
チを上下方向に偏位させた状態で前後に対向配置して、
それらの間に商品を上下方向に案内する蛇行状の商品通
路を形成するように構成され、前記商品通路の横幅方向
での通路幅調節用の調整体が、その商品通路の横幅方向
の一端側範囲において、通路横幅方向に位置調節自在に
設けられた自動販売機の商品収納装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記構成の自動販売機の商品収納装置
は、前記一対の商品案内体を対向配置させて形成される
蛇行状の商品通路に沿わせて、例えば、円筒形の缶や合
成樹脂製のボトルに飲料用液体が封入されたような商品
を、上下方向に積載する状態で収納するように構成さ
れ、しかも、通路幅調節用の調整体を位置調節すること
により、商品通路の横幅方向での通路幅を変更できるよ
うにして、長さの異なる商品であっても、横幅方向での
通路幅を商品に合わせて適正なものに変更調節すること
ができるようにしたものであるが、このような自動販売
機の商品収納装置において、従来では、例えば、特開平
10−255144号公報に示される構成のものがあっ
た。
は、前記一対の商品案内体を対向配置させて形成される
蛇行状の商品通路に沿わせて、例えば、円筒形の缶や合
成樹脂製のボトルに飲料用液体が封入されたような商品
を、上下方向に積載する状態で収納するように構成さ
れ、しかも、通路幅調節用の調整体を位置調節すること
により、商品通路の横幅方向での通路幅を変更できるよ
うにして、長さの異なる商品であっても、横幅方向での
通路幅を商品に合わせて適正なものに変更調節すること
ができるようにしたものであるが、このような自動販売
機の商品収納装置において、従来では、例えば、特開平
10−255144号公報に示される構成のものがあっ
た。
【0003】すなわち、前記商品案内体が複数の円弧状
の板体からなるシュートを備えて構成され、各シュート
は、上下方向に隣接する通路内方側凸部同士の間の領域
を構成するようになっており、これらのシュートのう
ち、前記通路幅調節用の調整体が位置変更調整される商
品通路の横幅方向の一端側範囲においては位置固定状態
の固定シュートとして構成され、前記一端側範囲を除く
商品通路の横幅方向の他の範囲においては、上端部を支
点として下方側が通路内外方向に自由揺動自在に設けら
れた可動シュートとして構成されるものがあった。上記
構成は、通路幅調節用の調整体の位置調節にかかわら
ず、可動シュートがこの調整体に干渉して揺動範囲を規
制することがなく、長さの異なる商品を収納させても、
可動シュートを用いて、商品の落下による衝撃や落下中
の姿勢の乱れを回避させるようにしているのである。
の板体からなるシュートを備えて構成され、各シュート
は、上下方向に隣接する通路内方側凸部同士の間の領域
を構成するようになっており、これらのシュートのう
ち、前記通路幅調節用の調整体が位置変更調整される商
品通路の横幅方向の一端側範囲においては位置固定状態
の固定シュートとして構成され、前記一端側範囲を除く
商品通路の横幅方向の他の範囲においては、上端部を支
点として下方側が通路内外方向に自由揺動自在に設けら
れた可動シュートとして構成されるものがあった。上記
構成は、通路幅調節用の調整体の位置調節にかかわら
ず、可動シュートがこの調整体に干渉して揺動範囲を規
制することがなく、長さの異なる商品を収納させても、
可動シュートを用いて、商品の落下による衝撃や落下中
の姿勢の乱れを回避させるようにしているのである。
【0004】説明を加えると、この種の自動販売機では
商品通路の上部側から商品を補給する構成となってお
り、商品を横向き姿勢のまま商品通路の上部側から投入
して落下させながら収納させるのであるが、そのとき、
商品は、上記したような可動シュートに衝突してこれを
押し退けながら蛇行通路に沿って下方に落下していくの
で、そのことにより制動力が加わり、下端部あるいは既
に収納されている商品上に落下するときの衝撃が緩和さ
れることになる。そして、このような受け止め案内を繰
り返すことで、商品は横向き姿勢のままその姿勢が維持
されることになり、落下途中で縦向き姿勢や斜め姿勢に
姿勢が変化することを回避させるようにしている。
商品通路の上部側から商品を補給する構成となってお
り、商品を横向き姿勢のまま商品通路の上部側から投入
して落下させながら収納させるのであるが、そのとき、
商品は、上記したような可動シュートに衝突してこれを
押し退けながら蛇行通路に沿って下方に落下していくの
で、そのことにより制動力が加わり、下端部あるいは既
に収納されている商品上に落下するときの衝撃が緩和さ
れることになる。そして、このような受け止め案内を繰
り返すことで、商品は横向き姿勢のままその姿勢が維持
されることになり、落下途中で縦向き姿勢や斜め姿勢に
姿勢が変化することを回避させるようにしている。
【0005】前記長さの異なる商品について具体例を挙
げて姿勢が安定することについて説明すると、例えば、
長さの短い商品としては円筒形状の缶があり、長さの長
い商品としては、大径筒状の胴部と先細り状となる小径
の先端側部分とを備える合成樹脂製のボトルが挙げられ
る。そして、円筒形状の缶を収納するときは、商品通路
の横幅方向での通路幅を短くすることによって、前記可
動シュートが商品の全長にわたって案内作用を発揮して
姿勢が変化することのない状態で適正に案内させながら
収納させることができる。又、合成樹脂製のボトルを収
納するときは、商品通路の横幅方向での通路幅を長くし
て、前記胴部を可動シュートに対応させるような姿勢で
ボトルを収納させることで、可動シュートがボトルにお
ける胴部に対して案内作用を発揮して、姿勢が変化する
ことのない状態で適正に案内させながら収納させること
ができるのである。
げて姿勢が安定することについて説明すると、例えば、
長さの短い商品としては円筒形状の缶があり、長さの長
い商品としては、大径筒状の胴部と先細り状となる小径
の先端側部分とを備える合成樹脂製のボトルが挙げられ
る。そして、円筒形状の缶を収納するときは、商品通路
の横幅方向での通路幅を短くすることによって、前記可
動シュートが商品の全長にわたって案内作用を発揮して
姿勢が変化することのない状態で適正に案内させながら
収納させることができる。又、合成樹脂製のボトルを収
納するときは、商品通路の横幅方向での通路幅を長くし
て、前記胴部を可動シュートに対応させるような姿勢で
ボトルを収納させることで、可動シュートがボトルにお
ける胴部に対して案内作用を発揮して、姿勢が変化する
ことのない状態で適正に案内させながら収納させること
ができるのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来構成にお
いては、前記可動シュートは上端部を支点として通路内
外方向に自由揺動自在に設けられる構成であり、自重で
垂下姿勢に揺動付勢されるものであるから、商品が可動
シュートに接当してこれを通路外方側へ押し退けながら
落下していく場合、商品通路を蛇行状に形成しているに
もかかわらず、商品の落下荷重により可動シュートが通
路外方側へ容易に押し退けられて制動力を受け難い状態
で落下するおそれがある。特に、小径の商品を収納させ
るような場合には、制動力を受け難く通路の中央付近を
真っ直ぐに落下してしまうおそれがある。
いては、前記可動シュートは上端部を支点として通路内
外方向に自由揺動自在に設けられる構成であり、自重で
垂下姿勢に揺動付勢されるものであるから、商品が可動
シュートに接当してこれを通路外方側へ押し退けながら
落下していく場合、商品通路を蛇行状に形成しているに
もかかわらず、商品の落下荷重により可動シュートが通
路外方側へ容易に押し退けられて制動力を受け難い状態
で落下するおそれがある。特に、小径の商品を収納させ
るような場合には、制動力を受け難く通路の中央付近を
真っ直ぐに落下してしまうおそれがある。
【0007】このような不利を回避させるためには、前
記可動シュートをバネ等の付勢手段により通路内方側へ
揺動付勢する構成として、落下する商品を弾性的に受止
め支持しながら制動力を生じさせる構成が考えられる
が、上記従来構成に、この構成を適用した場合において
も次のような不利な面がある。すなわち、上下方向に隣
接する通路内方側凸部同士の間を構成する前記可動シュ
ートが上端部を支点として通路内外方向に揺動自在に設
けられ、これを付勢手段で通路内方側へ揺動付勢する構
成とした場合、その可動シュートにより商品に対する制
動作用を発揮させるとき、下方に向けて落下しようとす
る商品に対して、横向き姿勢に近い姿勢で受止める方が
大きな受止め力を発揮させやすいが、前記可動シュート
は上端部を支点として揺動自在に設けられるから、例え
ば、図9(ロ)に示すように、通路内方側に揺動付勢さ
れる可動シュートは、縦向き姿勢に近い姿勢になるか
ら、付勢手段の付勢力による商品を受け止めるときの受
け止め力が小さいものとなる。説明を加えると、図9に
示すように、商品の荷重F1に対する可動シュートの揺
動方向に沿う分力F3は大きなものとなり、このような
大きな荷重分力に対向して制動力を付与させるためには
それだけ大きな受け止め力を発生させる必要があり、換
言すれば、付勢手段の付勢力に対する商品を受け止める
ときの受け止め力が小さいものとならざるを得ない。
記可動シュートをバネ等の付勢手段により通路内方側へ
揺動付勢する構成として、落下する商品を弾性的に受止
め支持しながら制動力を生じさせる構成が考えられる
が、上記従来構成に、この構成を適用した場合において
も次のような不利な面がある。すなわち、上下方向に隣
接する通路内方側凸部同士の間を構成する前記可動シュ
ートが上端部を支点として通路内外方向に揺動自在に設
けられ、これを付勢手段で通路内方側へ揺動付勢する構
成とした場合、その可動シュートにより商品に対する制
動作用を発揮させるとき、下方に向けて落下しようとす
る商品に対して、横向き姿勢に近い姿勢で受止める方が
大きな受止め力を発揮させやすいが、前記可動シュート
は上端部を支点として揺動自在に設けられるから、例え
ば、図9(ロ)に示すように、通路内方側に揺動付勢さ
れる可動シュートは、縦向き姿勢に近い姿勢になるか
ら、付勢手段の付勢力による商品を受け止めるときの受
け止め力が小さいものとなる。説明を加えると、図9に
示すように、商品の荷重F1に対する可動シュートの揺
動方向に沿う分力F3は大きなものとなり、このような
大きな荷重分力に対向して制動力を付与させるためには
それだけ大きな受け止め力を発生させる必要があり、換
言すれば、付勢手段の付勢力に対する商品を受け止める
ときの受け止め力が小さいものとならざるを得ない。
【0008】本発明はかかる点に着目してなされたもの
であり、その目的は、長さの異なる商品を収納させるこ
とを可能としながら、外径の異なる商品であっても落下
する商品に対して大きな受止め力を発生させて、落下に
よる衝撃や落下中の姿勢の乱れを回避させることが可能
となる自動販売機の商品収納装置を提供する点にある。
であり、その目的は、長さの異なる商品を収納させるこ
とを可能としながら、外径の異なる商品であっても落下
する商品に対して大きな受止め力を発生させて、落下に
よる衝撃や落下中の姿勢の乱れを回避させることが可能
となる自動販売機の商品収納装置を提供する点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、上下
方向に沿って所定ピッチで凹凸を備える波形板状に形成
された一対の商品案内体を、前記所定ピッチの半分又は
略半分のピッチを上下方向に偏位させた状態で前後に対
向配置して、それらの間に商品を上下方向に案内する蛇
行状の商品通路を形成するように構成され、前記商品通
路の横幅方向での通路幅調節用の調整体が、その商品通
路の横幅方向の一端側範囲において、通路横幅方向に位
置調節自在に設けられた自動販売機の商品収納装置にお
いて、前記商品案内体における上下方向に隣接する通路
内方側凸部の間のうち、その下側で且つ通路横幅方向の
一端側範囲を除いた下側部分が、上側を支点にして通路
内方側に揺動自在で且つ通路内方側に弾性付勢されてい
ることを特徴とする。
方向に沿って所定ピッチで凹凸を備える波形板状に形成
された一対の商品案内体を、前記所定ピッチの半分又は
略半分のピッチを上下方向に偏位させた状態で前後に対
向配置して、それらの間に商品を上下方向に案内する蛇
行状の商品通路を形成するように構成され、前記商品通
路の横幅方向での通路幅調節用の調整体が、その商品通
路の横幅方向の一端側範囲において、通路横幅方向に位
置調節自在に設けられた自動販売機の商品収納装置にお
いて、前記商品案内体における上下方向に隣接する通路
内方側凸部の間のうち、その下側で且つ通路横幅方向の
一端側範囲を除いた下側部分が、上側を支点にして通路
内方側に揺動自在で且つ通路内方側に弾性付勢されてい
ることを特徴とする。
【0010】前記商品案内体における上下方向に隣接す
る通路内方側凸部の間のうち、その下側で且つ通路横幅
方向の一端側範囲を除いた下側部分が、上側を支点にし
て通路内方側に揺動自在で且つ通路内方側に弾性付勢さ
れているので、この下側部分が、落下してくる商品に対
して接当して弾性的に後退変位しながら受止め作用を発
揮し、商品の落下に制動力を生じさせることになる。つ
まり、落下する商品に対する受止め作用を発揮すると
き、前記下側部分だけが弾性付勢される状態で揺動自在
であるから、例えば、図9(イ)に示すように、前記下
側部分は、縦向き姿勢ではなく横向き姿勢に近づいた受
止め姿勢にさせやすくなり、商品の荷重F1に対する揺
動方向に沿う分力F2は小さいものとなり、このような
小さい荷重分力に対して受け止め力を生じさせることで
対応できるから、結果的に、商品の外径の大小にかかわ
らず、落下する商品を受止めるときの受け止め力を大き
くさせることが可能となり、それだけ制動力を充分に発
揮させやすいものとなる。
る通路内方側凸部の間のうち、その下側で且つ通路横幅
方向の一端側範囲を除いた下側部分が、上側を支点にし
て通路内方側に揺動自在で且つ通路内方側に弾性付勢さ
れているので、この下側部分が、落下してくる商品に対
して接当して弾性的に後退変位しながら受止め作用を発
揮し、商品の落下に制動力を生じさせることになる。つ
まり、落下する商品に対する受止め作用を発揮すると
き、前記下側部分だけが弾性付勢される状態で揺動自在
であるから、例えば、図9(イ)に示すように、前記下
側部分は、縦向き姿勢ではなく横向き姿勢に近づいた受
止め姿勢にさせやすくなり、商品の荷重F1に対する揺
動方向に沿う分力F2は小さいものとなり、このような
小さい荷重分力に対して受け止め力を生じさせることで
対応できるから、結果的に、商品の外径の大小にかかわ
らず、落下する商品を受止めるときの受け止め力を大き
くさせることが可能となり、それだけ制動力を充分に発
揮させやすいものとなる。
【0011】しかも、前記下側部分は、通路幅調節用の
調整体が通路横幅方向に位置調節される商品通路の横幅
方向の一端側範囲を除いた範囲において、通路内方側に
揺動自在で且つ通路内方側に弾性付勢されているので、
長さの異なる商品を収納させる場合であっても、調整体
にて前記下側部分の通路内方側への揺動変位が規制され
ることがなく、できるだけ横向き姿勢に近づいた受止め
姿勢にさせることが可能であり、商品を受止めるときに
制動力を充分に発揮させやすいものにできる。
調整体が通路横幅方向に位置調節される商品通路の横幅
方向の一端側範囲を除いた範囲において、通路内方側に
揺動自在で且つ通路内方側に弾性付勢されているので、
長さの異なる商品を収納させる場合であっても、調整体
にて前記下側部分の通路内方側への揺動変位が規制され
ることがなく、できるだけ横向き姿勢に近づいた受止め
姿勢にさせることが可能であり、商品を受止めるときに
制動力を充分に発揮させやすいものにできる。
【0012】従って、調整体を位置調節可能にして長さ
の異なる商品を収納させることを可能としながら、外径
の異なる商品であっても落下する商品に対して大きな受
止め力を発生させて、落下による衝撃や落下中の姿勢の
乱れを回避させることが可能となる自動販売機の商品収
納装置を提供できるに至った。
の異なる商品を収納させることを可能としながら、外径
の異なる商品であっても落下する商品に対して大きな受
止め力を発生させて、落下による衝撃や落下中の姿勢の
乱れを回避させることが可能となる自動販売機の商品収
納装置を提供できるに至った。
【0013】請求項2によれば、請求項1において、前
記商品案内体における上下方向に隣接する通路内方側凸
部の間のうち、その下側で且つ通路横幅方向の一端側範
囲に相当する端部側部分が、固定状態で設けられるもの
であることを特徴とする。
記商品案内体における上下方向に隣接する通路内方側凸
部の間のうち、その下側で且つ通路横幅方向の一端側範
囲に相当する端部側部分が、固定状態で設けられるもの
であることを特徴とする。
【0014】このように、商品案内体における上下方向
に隣接する通路内方側凸部の間のうち、その下側で且つ
通路横幅方向の一端側範囲に相当する端部側部分が、固
定状態で設けられるから、長い商品であっても落下中の
姿勢の乱れを有効に回避させながら商品を収納させるこ
とができるのである。説明を加えると、例えば、前記通
路横幅方向の一端側範囲に相当する部分に、何も部材が
存在しない空き領域に構成されている場合であれば、商
品通路の横幅方向での通路幅を長くさせてボトル等の長
い商品を落下させながら収納させるとき、この空き領域
に商品が突入して収納姿勢が乱れるおそれがあるが、前
記端部側部分が固定状態で設けられることから、長い商
品であっても、この固定状態の端部側部分によって受け
止めながら、落下中の姿勢の乱れを有効に回避させなが
ら商品を収納させることが可能となり、請求項1を実施
するのに好適な手段が得られる。
に隣接する通路内方側凸部の間のうち、その下側で且つ
通路横幅方向の一端側範囲に相当する端部側部分が、固
定状態で設けられるから、長い商品であっても落下中の
姿勢の乱れを有効に回避させながら商品を収納させるこ
とができるのである。説明を加えると、例えば、前記通
路横幅方向の一端側範囲に相当する部分に、何も部材が
存在しない空き領域に構成されている場合であれば、商
品通路の横幅方向での通路幅を長くさせてボトル等の長
い商品を落下させながら収納させるとき、この空き領域
に商品が突入して収納姿勢が乱れるおそれがあるが、前
記端部側部分が固定状態で設けられることから、長い商
品であっても、この固定状態の端部側部分によって受け
止めながら、落下中の姿勢の乱れを有効に回避させなが
ら商品を収納させることが可能となり、請求項1を実施
するのに好適な手段が得られる。
【0015】請求項3によれば、請求項1又は2におい
て、前記上側を支点にして揺動する前記下側部分が、前
記商品案内体における上下方向に隣接する通路内方側凸
部の間のうちで、その下方側の半分又は略半分に相当す
るものであることを特徴とする。
て、前記上側を支点にして揺動する前記下側部分が、前
記商品案内体における上下方向に隣接する通路内方側凸
部の間のうちで、その下方側の半分又は略半分に相当す
るものであることを特徴とする。
【0016】すなわち、商品案内体における上下方向に
隣接する通路内方側凸部の間のうちで、その下方側の半
分又は略半分の相当する下側部分が、上側を支点にして
通路内方側に揺動自在で且つ通路内方側に弾性付勢され
る構成であり、一対の商品案内体は、所定ピッチで凹凸
を備える波形板状に形成され、前記所定ピッチの半分又
は略半分のピッチを上下に偏位させた状態で前後に対向
配置してあることから、前記下側部分の揺動支点位置
は、反対側の商品案内体の通路内方側凸部に対応する上
下位置又はそれに近い位置になる。そうすると、前記下
側部分による受止め作用を発揮するとき、商品は、通路
中央側へ揺動付勢される下側部分と、位置固定の商品案
内体における通路内方側へ最も突出している通路内方側
凸部又はその近傍位置との間で挟持される状態となり、
揺動付勢力により挟持力を最も有効に生じさせやすいも
のとなり、受け止め力に加えて、その挟持力によって
も、落下する商品に対する制動力を生じさせることがで
きる。
隣接する通路内方側凸部の間のうちで、その下方側の半
分又は略半分の相当する下側部分が、上側を支点にして
通路内方側に揺動自在で且つ通路内方側に弾性付勢され
る構成であり、一対の商品案内体は、所定ピッチで凹凸
を備える波形板状に形成され、前記所定ピッチの半分又
は略半分のピッチを上下に偏位させた状態で前後に対向
配置してあることから、前記下側部分の揺動支点位置
は、反対側の商品案内体の通路内方側凸部に対応する上
下位置又はそれに近い位置になる。そうすると、前記下
側部分による受止め作用を発揮するとき、商品は、通路
中央側へ揺動付勢される下側部分と、位置固定の商品案
内体における通路内方側へ最も突出している通路内方側
凸部又はその近傍位置との間で挟持される状態となり、
揺動付勢力により挟持力を最も有効に生じさせやすいも
のとなり、受け止め力に加えて、その挟持力によって
も、落下する商品に対する制動力を生じさせることがで
きる。
【0017】しかも、前記通路中央側へ揺動付勢される
下側部分は、上下方向に隣接する通路内方側凸部の間の
うちで、その下方側の半分又は略半分に相当するもので
あるから、通路内方側方への揺動突出量を大きくさせる
ことが可能であり、反対側に位置する商品案内体との間
で商品の挟持作用を発揮する場合において、揺動突出量
が大きいことから、小径の商品に対しても、挟持作用に
より制動力を生じさせる挟み込み期間を極力長くさせる
ことができるので、この面からも揺動付勢力により挟持
力を有効に生じさせやすいものとなる。
下側部分は、上下方向に隣接する通路内方側凸部の間の
うちで、その下方側の半分又は略半分に相当するもので
あるから、通路内方側方への揺動突出量を大きくさせる
ことが可能であり、反対側に位置する商品案内体との間
で商品の挟持作用を発揮する場合において、揺動突出量
が大きいことから、小径の商品に対しても、挟持作用に
より制動力を生じさせる挟み込み期間を極力長くさせる
ことができるので、この面からも揺動付勢力により挟持
力を有効に生じさせやすいものとなる。
【0018】従って、落下による衝撃や落下中の姿勢の
乱れをより一層回避させやすいものとなり、請求項1又
は2を実施するのに好適な手段が得られる。
乱れをより一層回避させやすいものとなり、請求項1又
は2を実施するのに好適な手段が得られる。
【0019】請求項4によれば、請求項1〜3のいずれ
かにおいて、前記一対の商品案内体における一方側の商
品案内体についてのみ、上側を支点にして揺動する前記
下側部分が設けられていることを特徴とする。
かにおいて、前記一対の商品案内体における一方側の商
品案内体についてのみ、上側を支点にして揺動する前記
下側部分が設けられていることを特徴とする。
【0020】すなわち、一対の商品案内体における一方
側の商品案内体についてのみ、前記下側部分が設けられ
るので、この下側部分に接当した商品は、その下側部分
により弾性付勢力によって通路中央側へ押されるが、反
対側の商品案内体は揺動しない固定状態であるからこの
商品案内体にて受け止められ、商品は、通路中央側へ揺
動付勢される下側部分と、位置固定の商品案内体とによ
って挟持される状態となり、それらの間での挟持力によ
り商品に対して制動力が作用することになり、その後、
位置固定の商品案内体の凹凸を備える波形板状に沿って
案内されて、下方側に位置する前記下側部分に接当して
同じような挟持作用が繰り返し行われるので、蛇行状の
通路にほぼ沿わせながら落下させることにより、落下に
よる衝撃や落下中の姿勢の乱れを回避させることがで
き、請求項1〜3のいずれかを実施するのに好適な手段
が得られる。
側の商品案内体についてのみ、前記下側部分が設けられ
るので、この下側部分に接当した商品は、その下側部分
により弾性付勢力によって通路中央側へ押されるが、反
対側の商品案内体は揺動しない固定状態であるからこの
商品案内体にて受け止められ、商品は、通路中央側へ揺
動付勢される下側部分と、位置固定の商品案内体とによ
って挟持される状態となり、それらの間での挟持力によ
り商品に対して制動力が作用することになり、その後、
位置固定の商品案内体の凹凸を備える波形板状に沿って
案内されて、下方側に位置する前記下側部分に接当して
同じような挟持作用が繰り返し行われるので、蛇行状の
通路にほぼ沿わせながら落下させることにより、落下に
よる衝撃や落下中の姿勢の乱れを回避させることがで
き、請求項1〜3のいずれかを実施するのに好適な手段
が得られる。
【0021】請求項5によれば、請求項4において、上
側を支点にして揺動する前記下側部分が設けられている
一方の商品案内体は、上下方向に隣接する通路内方側凸
部の間のうちの上半分を形成する上半部形成部と、下半
分を形成する下半部形成部とを接続して形成され、前記
下半部形成部が、前記下側部分と前記端部側部分とを備
え、それの上下に隣接する上半部形成部を前記端部側部
分にて連結するように構成されていることを特徴とす
る。
側を支点にして揺動する前記下側部分が設けられている
一方の商品案内体は、上下方向に隣接する通路内方側凸
部の間のうちの上半分を形成する上半部形成部と、下半
分を形成する下半部形成部とを接続して形成され、前記
下半部形成部が、前記下側部分と前記端部側部分とを備
え、それの上下に隣接する上半部形成部を前記端部側部
分にて連結するように構成されていることを特徴とす
る。
【0022】すなわち、前記下半部形成部が、それの上
下に隣接する上半部形成部を連結する端部側部分と、上
側を支点にして通路内方側に揺動する前記下側部分とを
備えて構成されていることから、上下に隣接する上半部
形成部同士が端部側部分にて連結されるので、例えば、
揺動する前記下側部分だけで構成されるものに比べて、
上下方向での組み付けの位置精度を向上することができ
るとともに、相対的に揺動変位自在な前記下側部分だけ
でなく、位置固定状態の端部側部分が存在することから
組み付けの作業性も向上することになり、請求項4を実
施するのに好適な手段が得られる。
下に隣接する上半部形成部を連結する端部側部分と、上
側を支点にして通路内方側に揺動する前記下側部分とを
備えて構成されていることから、上下に隣接する上半部
形成部同士が端部側部分にて連結されるので、例えば、
揺動する前記下側部分だけで構成されるものに比べて、
上下方向での組み付けの位置精度を向上することができ
るとともに、相対的に揺動変位自在な前記下側部分だけ
でなく、位置固定状態の端部側部分が存在することから
組み付けの作業性も向上することになり、請求項4を実
施するのに好適な手段が得られる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る自動販売機の
商品収納装置について図面に基づいて説明する。この自
動販売機は、例えば、例えば円筒状の缶体に収納される
商品やPETボトル入りの商品等を横向き姿勢にして上
下方向に複数並ぶ状態で収納しておき、商品の購入者が
所望の商品に対応する操作具を操作すると、指定した商
品を下方側から1個づつ排出させて、購入者が商品取出
し部から商品を取出すことができるようになっている。
商品収納装置について図面に基づいて説明する。この自
動販売機は、例えば、例えば円筒状の缶体に収納される
商品やPETボトル入りの商品等を横向き姿勢にして上
下方向に複数並ぶ状態で収納しておき、商品の購入者が
所望の商品に対応する操作具を操作すると、指定した商
品を下方側から1個づつ排出させて、購入者が商品取出
し部から商品を取出すことができるようになっている。
【0024】次に、この自動販売機の商品収納装置の構
成について説明する。図1に示すように、この自動販売
機は複数(この実施形態の場合には5個)の商品通路L
を備えた収納部1が設けられ、夫々の商品通路Lには、
上下方向に並び且つ積載される状態で複数の商品が収納
される構成となっている。そして、その収納部1の上方
側には、商品を傾斜案内板2にて転動又はスライドさせ
ながら各通路Lに商品を投入する商品投入部3が設けら
れ、収納部1の下方側には、収納されている商品のうち
図示しない操作具にて指定された商品を下方側から排出
させる商品排出機構4が備えられている。この商品排出
機構4については詳述しないが、指定された商品を1個
だけ下方側に落下排出させて、シュート5を介して装置
前面側に設けられた商品取出し部6に排出し、残りの商
品はそのまま商品通路L内に保持して収納する状態を維
持できる構成となっている。
成について説明する。図1に示すように、この自動販売
機は複数(この実施形態の場合には5個)の商品通路L
を備えた収納部1が設けられ、夫々の商品通路Lには、
上下方向に並び且つ積載される状態で複数の商品が収納
される構成となっている。そして、その収納部1の上方
側には、商品を傾斜案内板2にて転動又はスライドさせ
ながら各通路Lに商品を投入する商品投入部3が設けら
れ、収納部1の下方側には、収納されている商品のうち
図示しない操作具にて指定された商品を下方側から排出
させる商品排出機構4が備えられている。この商品排出
機構4については詳述しないが、指定された商品を1個
だけ下方側に落下排出させて、シュート5を介して装置
前面側に設けられた商品取出し部6に排出し、残りの商
品はそのまま商品通路L内に保持して収納する状態を維
持できる構成となっている。
【0025】そして、前記収納部1における前記各商品
通路Lは、上下方向に沿って所定ピッチで凹凸を備える
波形板状に形成された一対の商品案内体7、8を、前記
所定ピッチの半分又は略半分のピッチを上下に偏位させ
た状態で前後に対向配置して、それらの間に商品を上下
方向に案内する蛇行状の商品通路Lを形成するように構
成されている。詳述すると、前記各商品通路Lは、図1
において左右方向両側に位置する前記一対の商品案内体
7、8と、図1の図面表裏方向の両側部に設けられた側
壁9、10(図3参照)とによって仕切られた空間内に
商品を収納する構成となっている。本実施形態において
は、図1の左右方向を通路前後方向と定義し、図1の図
面表裏方向は、商品の長さ方向に対応する方向であり、
本実施形態においては、この方向を通路横幅方向と定義
する。尚、前記所定ピッチとは、前記各商品案内体7、
8において、通路内方側に最も突出している箇所つまり
通路内方側凸部Pから上下方向に隣接している他の通路
内方側凸部Pまでの間の上下間隔、又は、通路内方側に
最も凹んでいる箇所つまり通路内方側凹部から上下方向
に隣接している他の通路内方側凹部までの間の上下間隔
である。
通路Lは、上下方向に沿って所定ピッチで凹凸を備える
波形板状に形成された一対の商品案内体7、8を、前記
所定ピッチの半分又は略半分のピッチを上下に偏位させ
た状態で前後に対向配置して、それらの間に商品を上下
方向に案内する蛇行状の商品通路Lを形成するように構
成されている。詳述すると、前記各商品通路Lは、図1
において左右方向両側に位置する前記一対の商品案内体
7、8と、図1の図面表裏方向の両側部に設けられた側
壁9、10(図3参照)とによって仕切られた空間内に
商品を収納する構成となっている。本実施形態において
は、図1の左右方向を通路前後方向と定義し、図1の図
面表裏方向は、商品の長さ方向に対応する方向であり、
本実施形態においては、この方向を通路横幅方向と定義
する。尚、前記所定ピッチとは、前記各商品案内体7、
8において、通路内方側に最も突出している箇所つまり
通路内方側凸部Pから上下方向に隣接している他の通路
内方側凸部Pまでの間の上下間隔、又は、通路内方側に
最も凹んでいる箇所つまり通路内方側凹部から上下方向
に隣接している他の通路内方側凹部までの間の上下間隔
である。
【0026】前記各商品案内体7、8は、図2に示すよ
うに、板体を円弧状に屈曲形成した複数の板状構成体か
らなり、一対の商品案内体7、8のうちの一方の商品案
内体7は全ての板状構成体11が位置固定で支持される
構成となっている。すなわち、この固定側の商品案内体
7は同一構成の板状構成体11からなり、通路内方側に
最も突出している箇所つまり通路内方側凸部Pから上下
方向に隣接している他の通路内方側凸部Pまでの間の領
域が、1つの板状構成体11にて構成され、これらの各
板状構成体11の上側端部に、板材を略円筒状に屈曲成
形した係合部12aが設けられ、この上側の係合部12
aの通路横幅方向両端部を前記各側壁9,10に設けら
れた挿通孔に挿入してカシメ固定することにより位置固
定状態で支持される構成となっている。尚、図2に示す
ように、各板状構成体11の下側端部にも同様な略円筒
状の係合部12bが形成され、この下側の係合部12b
が、上側に位置する板状構成体11の上側端部に形成さ
れた前記係合部12aと嵌まり合い係合して連係させて
各板状構成体11が接続される構成となっている。
うに、板体を円弧状に屈曲形成した複数の板状構成体か
らなり、一対の商品案内体7、8のうちの一方の商品案
内体7は全ての板状構成体11が位置固定で支持される
構成となっている。すなわち、この固定側の商品案内体
7は同一構成の板状構成体11からなり、通路内方側に
最も突出している箇所つまり通路内方側凸部Pから上下
方向に隣接している他の通路内方側凸部Pまでの間の領
域が、1つの板状構成体11にて構成され、これらの各
板状構成体11の上側端部に、板材を略円筒状に屈曲成
形した係合部12aが設けられ、この上側の係合部12
aの通路横幅方向両端部を前記各側壁9,10に設けら
れた挿通孔に挿入してカシメ固定することにより位置固
定状態で支持される構成となっている。尚、図2に示す
ように、各板状構成体11の下側端部にも同様な略円筒
状の係合部12bが形成され、この下側の係合部12b
が、上側に位置する板状構成体11の上側端部に形成さ
れた前記係合部12aと嵌まり合い係合して連係させて
各板状構成体11が接続される構成となっている。
【0027】前記一対の商品案内体7、8のうちの固定
側の商品案内体7とは反対側の商品案内体8は、位置固
定状態で支持される固定側の板状構成体14と、この固
定側の板状構成体14の下端部に通路前後方向に揺動自
在に支持された可動側の板状構成体15とを交互に配置
させる状態で備えて構成されている。説明を加えると、
図2〜図5に示すように、固定側の板状構成体14と可
動側の板状構成体15とは、夫々、上下方向の幅が略同
一に構成され、通路内方側に最も突出している箇所つま
り通路内方側凸部Pから上下方向に隣接している他の通
路内方側凸部Pまでの間の領域の上下方向の幅の略半分
に相当する上下幅を有するように設けられている。この
上下幅は、前記所定ピッチの半分又は略半分のピッチに
相当する幅である。又、前記可動側の板状構成体15
は、固定側の板状構成体14に比べて、通路横幅方向に
沿う幅が狭くなるように構成され、後述するように、長
さの異なる商品であっても適正に収納することができる
構成となっている。
側の商品案内体7とは反対側の商品案内体8は、位置固
定状態で支持される固定側の板状構成体14と、この固
定側の板状構成体14の下端部に通路前後方向に揺動自
在に支持された可動側の板状構成体15とを交互に配置
させる状態で備えて構成されている。説明を加えると、
図2〜図5に示すように、固定側の板状構成体14と可
動側の板状構成体15とは、夫々、上下方向の幅が略同
一に構成され、通路内方側に最も突出している箇所つま
り通路内方側凸部Pから上下方向に隣接している他の通
路内方側凸部Pまでの間の領域の上下方向の幅の略半分
に相当する上下幅を有するように設けられている。この
上下幅は、前記所定ピッチの半分又は略半分のピッチに
相当する幅である。又、前記可動側の板状構成体15
は、固定側の板状構成体14に比べて、通路横幅方向に
沿う幅が狭くなるように構成され、後述するように、長
さの異なる商品であっても適正に収納することができる
構成となっている。
【0028】図3に示すように、前記固定側の板状構成
体14の上端部は、通路横幅方向全幅にわたって、板材
を略円筒状に屈曲成形した係合部16が形成され、この
係合孔16の通路横幅方向両端部を、前記各側壁に設け
られた挿通孔に挿入してカシメ固定することにより位置
固定状態で支持される構成となっている。固定側の板状
構成体14の下端部は、通路横幅方向全幅にわたって、
板材を屈曲形成して略U字状の屈曲部18が形成されて
いるが、この屈曲部18は、支持ロッドを通すことな
く、通路横幅方向両側部にて夫々外方側に突出している
部分18aを各側壁9,10に形成した係合孔に差し込
み挿入する構成となっている。
体14の上端部は、通路横幅方向全幅にわたって、板材
を略円筒状に屈曲成形した係合部16が形成され、この
係合孔16の通路横幅方向両端部を、前記各側壁に設け
られた挿通孔に挿入してカシメ固定することにより位置
固定状態で支持される構成となっている。固定側の板状
構成体14の下端部は、通路横幅方向全幅にわたって、
板材を屈曲形成して略U字状の屈曲部18が形成されて
いるが、この屈曲部18は、支持ロッドを通すことな
く、通路横幅方向両側部にて夫々外方側に突出している
部分18aを各側壁9,10に形成した係合孔に差し込
み挿入する構成となっている。
【0029】可動側の板状構成体15は、上端部の通路
横幅方向両側部に、断面が概略R字形になるように板材
を屈曲成形して一対の弾性係合部19が形成されてお
り、固定側の板状構成体14における前記屈曲部18の
上側個所に、一対の弾性係合部19に対応する箇所に挿
通孔20が形成されている。そして、可動側の板状構成
体15を固定側の板状構成体14に装着するときは、前
記一対の弾性係合部19を前記挿通孔20を通して挿入
させて、前記屈曲部18に対して上方側から弾性的に嵌
り合い係合させることにより、弾性係合部19による弾
性挟持力によって抜け外れを阻止しながら、その屈曲部
18を支点として通路内外方向に揺動自在となる状態で
支持される構成となっている。尚、この実施形態では、
可動側の板状構成体15を通路横幅方向の一端側に寄せ
た状態と他端側に寄せた状態とのいずれの状態にも対応
できるように構成されている。
横幅方向両側部に、断面が概略R字形になるように板材
を屈曲成形して一対の弾性係合部19が形成されてお
り、固定側の板状構成体14における前記屈曲部18の
上側個所に、一対の弾性係合部19に対応する箇所に挿
通孔20が形成されている。そして、可動側の板状構成
体15を固定側の板状構成体14に装着するときは、前
記一対の弾性係合部19を前記挿通孔20を通して挿入
させて、前記屈曲部18に対して上方側から弾性的に嵌
り合い係合させることにより、弾性係合部19による弾
性挟持力によって抜け外れを阻止しながら、その屈曲部
18を支点として通路内外方向に揺動自在となる状態で
支持される構成となっている。尚、この実施形態では、
可動側の板状構成体15を通路横幅方向の一端側に寄せ
た状態と他端側に寄せた状態とのいずれの状態にも対応
できるように構成されている。
【0030】そして、図6、図7にも示すように、可動
側の板状構成体15と固定側の板状構成体14との間
に、可動側の板状構成体15を通路内方側へ揺動付勢す
る捩りコイルバネ21が設けられ、可動側の板状構成体
15の前記各弾性係合部19における揺動規制用係合部
分22が、固定側の板状構成体14における屈曲部18
から下方側に延びる縦面部分14aの通路外方側箇所に
接当してそれ以上の揺動変位を規制するように構成さ
れ、又、前記各弾性係合部19の中間部分における端縁
部分を折り曲げて形成した係止片23が屈曲部18の通
路内方側箇所に接当することで、可動側の板状構成体1
5が内方側への揺動姿勢において抜け外れることを防止
する構成となっている。
側の板状構成体15と固定側の板状構成体14との間
に、可動側の板状構成体15を通路内方側へ揺動付勢す
る捩りコイルバネ21が設けられ、可動側の板状構成体
15の前記各弾性係合部19における揺動規制用係合部
分22が、固定側の板状構成体14における屈曲部18
から下方側に延びる縦面部分14aの通路外方側箇所に
接当してそれ以上の揺動変位を規制するように構成さ
れ、又、前記各弾性係合部19の中間部分における端縁
部分を折り曲げて形成した係止片23が屈曲部18の通
路内方側箇所に接当することで、可動側の板状構成体1
5が内方側への揺動姿勢において抜け外れることを防止
する構成となっている。
【0031】固定側の板状構成体14における屈曲部1
8から下方側に延びる縦面部分14aは、通路横幅方向
の中央部は幅狭に形成され、通路横幅方向の両側部に
は、その下端部から通路横幅方向視で略L字形に屈曲す
るとともに、互いに対向する方向に片持ち状に延設させ
る状態で一対の幅狭の支持片14b、14bが形成され
ており、この一対の支持片14b、14bに前記捩りコ
イルバネ21を外嵌装着してバネの前後方向及び横幅方
向夫々の位置決めを行う構成としている。そして、前記
捩りコイルバネ21は、その一端側が可動側の板状構成
体15に形成された係止具35に係止され、他端側は固
定側の板状構成体14における屈曲部18に接当するよ
うに構成され、可動側の板状構成体15は、商品が存在
していない自由状態では、図7に示すように、大きく通
路内方側に突出する位置で待機するようになっており、
商品が存在している状態や商品が補給のために落下供給
される状態においては、図6に示すように、捩りコイル
バネ21のバネ付勢力に抗して通路外方側に引退する状
態となる。
8から下方側に延びる縦面部分14aは、通路横幅方向
の中央部は幅狭に形成され、通路横幅方向の両側部に
は、その下端部から通路横幅方向視で略L字形に屈曲す
るとともに、互いに対向する方向に片持ち状に延設させ
る状態で一対の幅狭の支持片14b、14bが形成され
ており、この一対の支持片14b、14bに前記捩りコ
イルバネ21を外嵌装着してバネの前後方向及び横幅方
向夫々の位置決めを行う構成としている。そして、前記
捩りコイルバネ21は、その一端側が可動側の板状構成
体15に形成された係止具35に係止され、他端側は固
定側の板状構成体14における屈曲部18に接当するよ
うに構成され、可動側の板状構成体15は、商品が存在
していない自由状態では、図7に示すように、大きく通
路内方側に突出する位置で待機するようになっており、
商品が存在している状態や商品が補給のために落下供給
される状態においては、図6に示すように、捩りコイル
バネ21のバネ付勢力に抗して通路外方側に引退する状
態となる。
【0032】このようにして、可動側の板状構成体15
を固定側の板状構成体14に組み付ける場合には、各弾
性係合部19を屈曲部18に対して上方側から弾性的に
嵌り合い係合させて、捩りコイルバネ21を装着するこ
とで対応でき、組み付けを簡単な作業で能率よく行える
ようにしている。
を固定側の板状構成体14に組み付ける場合には、各弾
性係合部19を屈曲部18に対して上方側から弾性的に
嵌り合い係合させて、捩りコイルバネ21を装着するこ
とで対応でき、組み付けを簡単な作業で能率よく行える
ようにしている。
【0033】前記可動側の板状構成体15が、商品案内
体における上下方向に隣接する通路内方側凸部同士の間
の下側部分に対応しており、上側を支点にして通路内方
側に揺動自在で且つ通路内方側に弾性付勢される状態で
設けられ、商品案内体における上下方向に隣接する通路
内方側凸部の間のうちで、その下方側の半分又は略半分
に相当する構成となっている。
体における上下方向に隣接する通路内方側凸部同士の間
の下側部分に対応しており、上側を支点にして通路内方
側に揺動自在で且つ通路内方側に弾性付勢される状態で
設けられ、商品案内体における上下方向に隣接する通路
内方側凸部の間のうちで、その下方側の半分又は略半分
に相当する構成となっている。
【0034】前記各商品通路Lには、通路横幅方向での
通路幅調節用の調整体24が、その商品通路Lの横幅方
向の一端側範囲において、通路横幅方向に位置調節自在
に設けられている。つまり、図4に示すように、前記一
対の商品案内体7、8及び横幅方向両側部の側壁9、1
0によって形成される商品通路Lにおいて、その横幅方
向の一端側の側壁に対して平行四連リンク機構Kを介し
て通路横幅方向に位置調節自在に調整体24が支持され
ており、調整体24と反対側の側壁との間で商品を収納
保管するとともに、補給するための通路として機能する
空間が形成される構成となっている。つまり、商品の長
さに対応させて各商品通路Lの横幅方向での通路幅の調
節を行える構成としている。この調整体24の支持構成
について説明すると、図1、図4に示すように、この調
整体24は、一対の商品案内体7、8間での間隔に対応
する幅であり、且つ、一端側の側壁9に沿って商品通路
Lの上下方向ほぼ全域にわたる長尺状に形成された板体
で構成されており、前記側壁9に一端部が夫々枢支され
た上下一対の揺動リンク25、25の他方側端部が、調
整体24に設けられた上下方向に長尺状の係合孔27、
28に係合連係されるとともに、それらの端部同士を連
結リンク26にて枢支連結して平行四連リンク機構Kが
構成され、調整体24が、この平行四連リンク機構Kを
介して側壁9との平行姿勢を維持しながら、しかも、係
合孔27、28での長孔融通により上下方向の変位量を
少なくしながら通路横幅方向に位置調整できる構成とし
ている。
通路幅調節用の調整体24が、その商品通路Lの横幅方
向の一端側範囲において、通路横幅方向に位置調節自在
に設けられている。つまり、図4に示すように、前記一
対の商品案内体7、8及び横幅方向両側部の側壁9、1
0によって形成される商品通路Lにおいて、その横幅方
向の一端側の側壁に対して平行四連リンク機構Kを介し
て通路横幅方向に位置調節自在に調整体24が支持され
ており、調整体24と反対側の側壁との間で商品を収納
保管するとともに、補給するための通路として機能する
空間が形成される構成となっている。つまり、商品の長
さに対応させて各商品通路Lの横幅方向での通路幅の調
節を行える構成としている。この調整体24の支持構成
について説明すると、図1、図4に示すように、この調
整体24は、一対の商品案内体7、8間での間隔に対応
する幅であり、且つ、一端側の側壁9に沿って商品通路
Lの上下方向ほぼ全域にわたる長尺状に形成された板体
で構成されており、前記側壁9に一端部が夫々枢支され
た上下一対の揺動リンク25、25の他方側端部が、調
整体24に設けられた上下方向に長尺状の係合孔27、
28に係合連係されるとともに、それらの端部同士を連
結リンク26にて枢支連結して平行四連リンク機構Kが
構成され、調整体24が、この平行四連リンク機構Kを
介して側壁9との平行姿勢を維持しながら、しかも、係
合孔27、28での長孔融通により上下方向の変位量を
少なくしながら通路横幅方向に位置調整できる構成とし
ている。
【0035】又、図4、図8に示すように、商品通路L
の上方側において、一対の側壁9、10にわたって支持
ロッド29及び位置決め用プレート30が架設支持され
ており、前記調整体24に形成した上下方向の長孔31
を支持ロッド29が挿通する状態で予め装着され、調整
体24を長孔31の規制限度内で上下移動が可能であ
り、調整体24を人為的に上方側に持上げ操作して、調
整板24に形成した係合突起32が、位置決め用プレー
ト30に形成した位置決め用係合孔33から外れると、
通路横幅方向に自由に移動調整できるようになってお
り、設定すべき位置では、係合突起32が、位置決め用
プレート30に形成した別の位置決め用係合孔33に嵌
まり込むことで調整体24が下方に下がり、横幅方向で
の位置を固定できるようになっている。このような構成
により、長さの異なる商品に対しても、商品通路Lの横
幅を夫々に対応する幅にして、商品を蛇行通路に沿わせ
て落下案内させて制動力を付与しながら、姿勢の乱れ等
の少ない状態で補給することができる。
の上方側において、一対の側壁9、10にわたって支持
ロッド29及び位置決め用プレート30が架設支持され
ており、前記調整体24に形成した上下方向の長孔31
を支持ロッド29が挿通する状態で予め装着され、調整
体24を長孔31の規制限度内で上下移動が可能であ
り、調整体24を人為的に上方側に持上げ操作して、調
整板24に形成した係合突起32が、位置決め用プレー
ト30に形成した位置決め用係合孔33から外れると、
通路横幅方向に自由に移動調整できるようになってお
り、設定すべき位置では、係合突起32が、位置決め用
プレート30に形成した別の位置決め用係合孔33に嵌
まり込むことで調整体24が下方に下がり、横幅方向で
の位置を固定できるようになっている。このような構成
により、長さの異なる商品に対しても、商品通路Lの横
幅を夫々に対応する幅にして、商品を蛇行通路に沿わせ
て落下案内させて制動力を付与しながら、姿勢の乱れ等
の少ない状態で補給することができる。
【0036】そして、前記可動側の板状構成体15は、
固定側の板状構成体14に比べて、通路横幅方向に沿う
幅が狭くなるように構成され、通路幅調節用の調整体2
4が位置調節される横幅方向の一端側範囲を除く箇所に
設けられる構成となっており、調整体24の位置が変更
されても、可動側の板状構成体15による揺動作用を阻
害することがないので、可動側の板状構成体15の揺動
可能範囲が調整板24の存在によって規制されることが
ない。又、長さの異なる商品、例えば円筒状の缶のよう
な短い商品やPETボトルのような長い商品のいずれが
収納される場合であっても、前記可動側の板状構成体1
5により商品に対して制動力を付与しながら、確実に蛇
行通路に沿わせて落下案内させることが可能となる。前
記固定側の板状構成体14の下方側部分であって、前記
可動側の板状構成体15が存在しない部分、つまり、通
路幅調節用の調整体24が位置調節される横幅方向の一
端側範囲に相当する部分には何も部材が存在せず、固定
側の板状構成体14が、上下方向に隣接する通路内方側
凸部の間のうちの上半分を形成する上半部形成部Aを構
成し、前記可動側の板状構成体15が前記通路内方側凸
部の間のうちの下半分を形成する下半部形成部Bを構成
しており、しかも、この可動側の板状構成体15が、商
品案内体における上下方向に隣接する通路内方側凸部の
間のうちで、その下方側に位置する下側部分に対応する
構成となっている。
固定側の板状構成体14に比べて、通路横幅方向に沿う
幅が狭くなるように構成され、通路幅調節用の調整体2
4が位置調節される横幅方向の一端側範囲を除く箇所に
設けられる構成となっており、調整体24の位置が変更
されても、可動側の板状構成体15による揺動作用を阻
害することがないので、可動側の板状構成体15の揺動
可能範囲が調整板24の存在によって規制されることが
ない。又、長さの異なる商品、例えば円筒状の缶のよう
な短い商品やPETボトルのような長い商品のいずれが
収納される場合であっても、前記可動側の板状構成体1
5により商品に対して制動力を付与しながら、確実に蛇
行通路に沿わせて落下案内させることが可能となる。前
記固定側の板状構成体14の下方側部分であって、前記
可動側の板状構成体15が存在しない部分、つまり、通
路幅調節用の調整体24が位置調節される横幅方向の一
端側範囲に相当する部分には何も部材が存在せず、固定
側の板状構成体14が、上下方向に隣接する通路内方側
凸部の間のうちの上半分を形成する上半部形成部Aを構
成し、前記可動側の板状構成体15が前記通路内方側凸
部の間のうちの下半分を形成する下半部形成部Bを構成
しており、しかも、この可動側の板状構成体15が、商
品案内体における上下方向に隣接する通路内方側凸部の
間のうちで、その下方側に位置する下側部分に対応する
構成となっている。
【0037】〔別実施形態〕以下、別実施形態を列記す
る。
る。
【0038】(1)上記実施形態では、前記一対の商品
案内体7、8のうち、揺動自在な下側部分を備える一方
の商品案内体8として、上下方向に隣接する通路内方側
凸部の間のうちの上側部分を形成する固定側の板状構成
体14と、前記通路内方側凸部の間のうちの下側部分を
形成する可動側の板状構成体15とを、弾性的に係合連
係させて接続するものを例示したが、このような構成に
限らず、前記上側部分を形成する固定側の板状構成体
と、前記下側部分を形成する可動側の板状構成体とが接
続されることなく互いに分離した状態で、各別に側壁に
支持される構成としてもよい。つまり、固定側の板状構
成体が固定状態で側壁に支持され、可動側の板状構成体
が揺動自在に側壁に支持される構成としてもよい。
案内体7、8のうち、揺動自在な下側部分を備える一方
の商品案内体8として、上下方向に隣接する通路内方側
凸部の間のうちの上側部分を形成する固定側の板状構成
体14と、前記通路内方側凸部の間のうちの下側部分を
形成する可動側の板状構成体15とを、弾性的に係合連
係させて接続するものを例示したが、このような構成に
限らず、前記上側部分を形成する固定側の板状構成体
と、前記下側部分を形成する可動側の板状構成体とが接
続されることなく互いに分離した状態で、各別に側壁に
支持される構成としてもよい。つまり、固定側の板状構
成体が固定状態で側壁に支持され、可動側の板状構成体
が揺動自在に側壁に支持される構成としてもよい。
【0039】(2)上記実施形態では、前記一対の商品
案内体7、8のうち、揺動自在な下側部分を備える一方
の商品案内体8として、上下方向に隣接する通路内方側
凸部の間のうちの下半分を形成する下半部形成部Bが、
上側を支点にして通路内方側に揺動する前記下側部分と
しての前記可動側の板状構成体15だけで構成されるも
のを例示したが、このような構成に代えて、前記商品案
内体における上下方向に隣接する通路内方側凸部の間の
うち、その下側で且つ通路幅調節用の調整体24が位置
調節される横幅方向の一端側範囲に相当する端部側部分
が、固定状態で設けられる構成としてもよい。
案内体7、8のうち、揺動自在な下側部分を備える一方
の商品案内体8として、上下方向に隣接する通路内方側
凸部の間のうちの下半分を形成する下半部形成部Bが、
上側を支点にして通路内方側に揺動する前記下側部分と
しての前記可動側の板状構成体15だけで構成されるも
のを例示したが、このような構成に代えて、前記商品案
内体における上下方向に隣接する通路内方側凸部の間の
うち、その下側で且つ通路幅調節用の調整体24が位置
調節される横幅方向の一端側範囲に相当する端部側部分
が、固定状態で設けられる構成としてもよい。
【0040】説明を加えると、例えば図10に示すよう
に、前記商品案内体における上下方向に隣接する通路内
方側凸部の間のうちの上側に、上記実施形態における固
定側の板状構成体と同様の構成の固定側の板状構成体4
1を備え、下側に、上記実施形態における可動側の板状
構成体と同様の構成の前記下側部分としての可動側の板
状構成体43と、上下に隣接する固定側の板状構成体4
1に夫々連結されて位置固定状態で設けられる前記端部
側部分としての接続枠部44とを備える構成である。こ
の構成では、接続枠部44は、前記通路幅調節用の調整
体が位置調節される領域に設けられるものであるから、
この調整体の調節動作を阻害しないように、前記可動側
の板状構成体43が最も通路外方側へ揺動退避した位置
に相当する位置で固定状態に設けられる構成となってい
る。
に、前記商品案内体における上下方向に隣接する通路内
方側凸部の間のうちの上側に、上記実施形態における固
定側の板状構成体と同様の構成の固定側の板状構成体4
1を備え、下側に、上記実施形態における可動側の板状
構成体と同様の構成の前記下側部分としての可動側の板
状構成体43と、上下に隣接する固定側の板状構成体4
1に夫々連結されて位置固定状態で設けられる前記端部
側部分としての接続枠部44とを備える構成である。こ
の構成では、接続枠部44は、前記通路幅調節用の調整
体が位置調節される領域に設けられるものであるから、
この調整体の調節動作を阻害しないように、前記可動側
の板状構成体43が最も通路外方側へ揺動退避した位置
に相当する位置で固定状態に設けられる構成となってい
る。
【0041】すなわち、上側を支点にして揺動する前記
下側部分が設けられている一方の商品案内体は、上下方
向に隣接する通路内方側凸部の間のうちの上半分を形成
する上半部形成部Aとしての固定側の板状構成体41
と、下半分を形成する下半部形成部Bとを接続して形成
され、前記下半部形成部Bが、前記下側部分ととしての
可動側の板状構成体43と前記端部側部分としての接続
枠部44とを備え、それの上下に隣接する上半部形成部
としての固定側の板状構成体41を前記端部側部分とし
ての接続枠部44にて連結する構成となっている。
下側部分が設けられている一方の商品案内体は、上下方
向に隣接する通路内方側凸部の間のうちの上半分を形成
する上半部形成部Aとしての固定側の板状構成体41
と、下半分を形成する下半部形成部Bとを接続して形成
され、前記下半部形成部Bが、前記下側部分ととしての
可動側の板状構成体43と前記端部側部分としての接続
枠部44とを備え、それの上下に隣接する上半部形成部
としての固定側の板状構成体41を前記端部側部分とし
ての接続枠部44にて連結する構成となっている。
【0042】この実施形態では、前記上半部形成部とし
ての固定側の板状構成体41と、下半部形成部を形成す
る接続枠部44とは、1枚の板材を屈曲成形することに
よって一体的に形成される構成となっているが、これら
が各別の部材を接続する構成としてもよい。つまり、一
方の商品案内体が、上下方向に隣接する通路内方側凸部
の間のうちの上半分を形成する上半部形成部と、下半分
を形成する下半部形成部とを接続して形成される構成と
しており、その接続して形成される形態としては、上半
部形成部を構成する部材と下半部形成部を構成する部材
とが一体形成にて構成されていてもよく、又は、前記各
部材が各別に形成されたものを接続して構成されるもの
でもよい。
ての固定側の板状構成体41と、下半部形成部を形成す
る接続枠部44とは、1枚の板材を屈曲成形することに
よって一体的に形成される構成となっているが、これら
が各別の部材を接続する構成としてもよい。つまり、一
方の商品案内体が、上下方向に隣接する通路内方側凸部
の間のうちの上半分を形成する上半部形成部と、下半分
を形成する下半部形成部とを接続して形成される構成と
しており、その接続して形成される形態としては、上半
部形成部を構成する部材と下半部形成部を構成する部材
とが一体形成にて構成されていてもよく、又は、前記各
部材が各別に形成されたものを接続して構成されるもの
でもよい。
【0043】又、次のように構成するものでもよい。つ
まり、図11に示すように、前記下半部形成部Bが、上
記実施形態における前記下側部分としての可動側の板状
構成体と同様な構成の可動側の板状構成体52と、その
可動側の板状構成体52の両側部において上下に隣接す
る上半部形成部Aとしての固定側の板状構成体51に夫
々連結固定される接続枠部53とを備える構成としても
よい。この図11に示す実施形態では、下半部形成部B
として、通路横幅方向に沿う幅が前記固定側の板状構成
体51と同じ幅を有する板材に対して、可動側の板状構
成体52が重なる箇所に角形の挿通孔を形成することに
より、その角形の挿通孔の両側部に位置する状態で前記
接続枠部53を形成するものとしたが、このような構成
に代えて、角形の挿通孔を形成せずに、通路横幅方向に
沿う幅が前記上半部形成部51と同じ幅を有する板材に
より前記接続枠部53を形成するものでもよい。
まり、図11に示すように、前記下半部形成部Bが、上
記実施形態における前記下側部分としての可動側の板状
構成体と同様な構成の可動側の板状構成体52と、その
可動側の板状構成体52の両側部において上下に隣接す
る上半部形成部Aとしての固定側の板状構成体51に夫
々連結固定される接続枠部53とを備える構成としても
よい。この図11に示す実施形態では、下半部形成部B
として、通路横幅方向に沿う幅が前記固定側の板状構成
体51と同じ幅を有する板材に対して、可動側の板状構
成体52が重なる箇所に角形の挿通孔を形成することに
より、その角形の挿通孔の両側部に位置する状態で前記
接続枠部53を形成するものとしたが、このような構成
に代えて、角形の挿通孔を形成せずに、通路横幅方向に
沿う幅が前記上半部形成部51と同じ幅を有する板材に
より前記接続枠部53を形成するものでもよい。
【0044】(3)上記実施形態では、前記上側を支点
にして揺動する前記下側部分が、前記商品案内体におけ
る上下方向に隣接する通路内方側凸部の間のうちで、そ
の下方側の半分又は略半分に相当するものを例示した
が、このような構成に限らず、通路内方側凸部の間のう
ちでその下側に対応するものであればよく、下方側の半
分又は略半分に相当するものに限らず、下方側の半分又
は略半分よりも少ない割合に相当するものであってもよ
い。
にして揺動する前記下側部分が、前記商品案内体におけ
る上下方向に隣接する通路内方側凸部の間のうちで、そ
の下方側の半分又は略半分に相当するものを例示した
が、このような構成に限らず、通路内方側凸部の間のう
ちでその下側に対応するものであればよく、下方側の半
分又は略半分に相当するものに限らず、下方側の半分又
は略半分よりも少ない割合に相当するものであってもよ
い。
【0045】(4)上記実施形態では、前記各商品案内
体7、8のうち前記固定側の商品案内体7を、板体を円
弧状に屈曲形成した複数の板状構成体を接続することに
より構成して、上下方向に隣接する通路内方側凸部の間
の領域を1個の板状構成体にて構成するものを例示した
が、このような複数の部材を接続する構成に代えて、上
下方向の全範囲、あるいは、通路内方側凸部の間の領域
を複数備える広い範囲にわたり、1枚の板材を屈曲成形
することによって一体的に構成するものでもよい。
体7、8のうち前記固定側の商品案内体7を、板体を円
弧状に屈曲形成した複数の板状構成体を接続することに
より構成して、上下方向に隣接する通路内方側凸部の間
の領域を1個の板状構成体にて構成するものを例示した
が、このような複数の部材を接続する構成に代えて、上
下方向の全範囲、あるいは、通路内方側凸部の間の領域
を複数備える広い範囲にわたり、1枚の板材を屈曲成形
することによって一体的に構成するものでもよい。
【0046】(5)上記実施形態では、前記一対の商品
案内体7,8における一方側の商品案内体8についての
み、上側を支点にして揺動する前記下側部分が設けられ
ている構成を例示したが、このような構成に限らず、一
対の商品案内体の夫々について、上側を支点にして揺動
する前記下側部分が設けられる構成としてもよく、この
場合、上記実施形態のように前記固定側の板状構成体1
4の下方側部分であって前記可動側の板状構成体15が
存在しない部分には何も部材が存在しないような構成で
もよく、図10に示すように、下半部形成部Bとして、
前記下側部分としての可動側の板状構成体43と、上下
に隣接する固定側の板状構成体41に夫々連結されて位
置固定状態で設けられる前記端部側部分としての接続枠
部44とを備える構成としてもよい。
案内体7,8における一方側の商品案内体8についての
み、上側を支点にして揺動する前記下側部分が設けられ
ている構成を例示したが、このような構成に限らず、一
対の商品案内体の夫々について、上側を支点にして揺動
する前記下側部分が設けられる構成としてもよく、この
場合、上記実施形態のように前記固定側の板状構成体1
4の下方側部分であって前記可動側の板状構成体15が
存在しない部分には何も部材が存在しないような構成で
もよく、図10に示すように、下半部形成部Bとして、
前記下側部分としての可動側の板状構成体43と、上下
に隣接する固定側の板状構成体41に夫々連結されて位
置固定状態で設けられる前記端部側部分としての接続枠
部44とを備える構成としてもよい。
【0047】(6)上記実施形態では、前記可動側の板
状構成体15を通路内方側へ揺動付勢する付勢手段とし
て捩りコイルバネを用いたが、付勢手段としては、この
ような捩りコイルバネに限らず、例えば、板バネを利用
したり、捩じれ方向でなくコイル軸芯方向に沿う付勢力
を発揮する通常のコイルバネを用いてもよく、あるいは
重りを用いた荷重式の付勢手段を用いてもよい。
状構成体15を通路内方側へ揺動付勢する付勢手段とし
て捩りコイルバネを用いたが、付勢手段としては、この
ような捩りコイルバネに限らず、例えば、板バネを利用
したり、捩じれ方向でなくコイル軸芯方向に沿う付勢力
を発揮する通常のコイルバネを用いてもよく、あるいは
重りを用いた荷重式の付勢手段を用いてもよい。
【図1】自動販売機の収納部の構成を示す側面図
【図2】商品案内体の構成を示す側面図
【図3】商品案内体の構成を示す正面図
【図4】商品案内体の構成を示す斜視図
【図5】商品案内体の構成を示す分解斜視図
【図6】揺動支点部の断面図
【図7】揺動支点部の断面図
【図8】調整板の位置調節構成を示す側面図
【図9】商品の受け止め状態を示す作用図
【図10】別実施形態の商品案内体の構成を示す正面図
【図11】別実施形態の商品案内体の構成を示す正面図
7、8 商品案内体
24 調整体
44 端部側部分
A 上半部形成部
B 下半部形成部
L 商品通路
Claims (5)
- 【請求項1】 上下方向に沿って所定ピッチで凹凸を備
える波形板状に形成された一対の商品案内体を、前記所
定ピッチの半分又は略半分のピッチを上下方向に偏位さ
せた状態で前後に対向配置して、それらの間に商品を上
下方向に案内する蛇行状の商品通路を形成するように構
成され、 前記商品通路の横幅方向での通路幅調節用の調整体が、
その商品通路の横幅方向の一端側範囲において、通路横
幅方向に位置調節自在に設けられた自動販売機の商品収
納装置であって、 前記商品案内体における上下方向に隣接する通路内方側
凸部の間のうち、その下側で且つ通路横幅方向の一端側
範囲を除いた下側部分が、上側を支点にして通路内方側
に揺動自在で且つ通路内方側に弾性付勢されている自動
販売機の商品収納装置。 - 【請求項2】 前記商品案内体における上下方向に隣接
する通路内方側凸部の間のうち、その下側で且つ通路横
幅方向の一端側範囲に相当する端部側部分が、固定状態
で設けられるものである請求項1記載の自動販売機の商
品収納装置。 - 【請求項3】 前記上側を支点にして揺動する前記下側
部分が、前記商品案内体における上下方向に隣接する通
路内方側凸部の間のうちで、その下方側の半分又は略半
分に相当するものである請求項1又は2記載の自動販売
機の商品収納装置。 - 【請求項4】 前記一対の商品案内体における一方側の
商品案内体についてのみ、上側を支点にして揺動する前
記下側部分が設けられている請求項1〜3のいずれか1
項に記載の自動販売機の商品収納装置。 - 【請求項5】 上側を支点にして揺動する前記下側部分
が設けられている一方の商品案内体は、上下方向に隣接
する通路内方側凸部の間のうちの上半分を形成する上半
部形成部と、下半分を形成する下半部形成部とを接続し
て形成され、 前記下半部形成部が、前記下側部分と前記端部側部分と
を備え、それの上下に隣接する上半部形成部を前記端部
側部分にて連結するように構成されている請求項4記載
の自動販売機の商品収納装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001203356A JP2003016517A (ja) | 2001-07-04 | 2001-07-04 | 自動販売機の商品収納装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001203356A JP2003016517A (ja) | 2001-07-04 | 2001-07-04 | 自動販売機の商品収納装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003016517A true JP2003016517A (ja) | 2003-01-17 |
Family
ID=19040010
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001203356A Pending JP2003016517A (ja) | 2001-07-04 | 2001-07-04 | 自動販売機の商品収納装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003016517A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005085137A (ja) * | 2003-09-10 | 2005-03-31 | Kubota Corp | 自動販売機の商品収納装置 |
JP2005108181A (ja) * | 2003-09-10 | 2005-04-21 | Kubota Corp | 自動販売機の商品収納装置 |
JP2007048087A (ja) * | 2005-08-10 | 2007-02-22 | Sanden Corp | 自動販売機 |
CN110349339A (zh) * | 2018-04-02 | 2019-10-18 | 富士电机株式会社 | 自动售货机的商品收纳装置 |
-
2001
- 2001-07-04 JP JP2001203356A patent/JP2003016517A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005085137A (ja) * | 2003-09-10 | 2005-03-31 | Kubota Corp | 自動販売機の商品収納装置 |
JP2005108181A (ja) * | 2003-09-10 | 2005-04-21 | Kubota Corp | 自動販売機の商品収納装置 |
JP2007048087A (ja) * | 2005-08-10 | 2007-02-22 | Sanden Corp | 自動販売機 |
JP4505391B2 (ja) * | 2005-08-10 | 2010-07-21 | サンデン株式会社 | 自動販売機 |
CN110349339A (zh) * | 2018-04-02 | 2019-10-18 | 富士电机株式会社 | 自动售货机的商品收纳装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TW593013B (en) | Child seat | |
JP2003016517A (ja) | 自動販売機の商品収納装置 | |
JP2003016516A (ja) | 自動販売機の商品収納装置 | |
JP2002279515A (ja) | 自動販売機の商品収納装置 | |
JP4263061B2 (ja) | 自動販売機の商品収納装置 | |
JP2010092207A (ja) | 自動販売機の商品収納棚 | |
JP4465938B2 (ja) | 自動販売機のサーペンタイン式商品収納ラック | |
JP2005108190A (ja) | 自動販売機の商品収納装置 | |
JP2009087125A (ja) | 自動販売機の商品収納ラック | |
JP4232661B2 (ja) | 自動販売機の商品収納装置 | |
JP5872826B2 (ja) | 棚板落下防止機能および収納物飛び出し防止機能付き棚装置 | |
JP4380369B2 (ja) | 自動販売機の商品収納装置 | |
JPS6012221Y2 (ja) | 自動販売機の商品収納棚 | |
JP5019307B2 (ja) | 自動販売機の商品収納搬送装置 | |
JP2002049964A (ja) | 自動販売機の商品払出装置 | |
JP5451192B2 (ja) | 自動販売機の商品払出装置 | |
JP4407323B2 (ja) | 自動販売機の商品収納装置 | |
JP4408735B2 (ja) | 自動販売機の商品収納装置 | |
JP4445483B2 (ja) | 自動販売機の商品収納装置 | |
JP4948059B2 (ja) | 自動販売機の商品収納コラム | |
JP7321525B2 (ja) | スライドレールユニット | |
JP2019125060A (ja) | 自動販売機 | |
JP4312161B2 (ja) | 自動販売機 | |
JP4270042B2 (ja) | 自動販売機の商品収納棚 | |
JP2003051061A (ja) | 自動販売機の商品収納払い出し装置 |