JP2005075133A - サスペンションタワーの補強構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 車両上方に開口した断面を有するカウルトップ部材を備えた車両であっても、サスペンションタワー間の剛性を当該カウルトップ部材で確保可能なサスペンションタワーの補強構造を提供する。
【解決手段】 ストラット型サスペンションを支持する左右一対のストラットタワー(サスペンションタワー)(6)の側壁(6b)とダッシュパネルの上縁に沿い延設されたカウルトップ(14)の前壁(側壁)(14a)とをガセット(20)により連結するようにした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、サスペンションタワーの補強構造に係り、詳しくは、車両のエンジンルームに車体部材の一部として形成された左右一対のサスペンションタワーの車両幅方向内方への倒れを防止し、サスペンションタワー間の剛性を高める技術に関する。
乗用車等の車両においては、一般に操舵輪である前車輪用の懸架装置としてストラット型フロントサスペンションが多く採用されている。そして、このストラット型フロントサスペンションを支持するため、車両のエンジンルームには、車体部材の一部として左右一対のサスペンションタワー、即ちストラットタワーが鋼板により塔状に形成されており、ストラット型フロントサスペンションは、当該ストラットタワーの頂部において支持されている。
ところで、車両走行中、ストラットタワーは車輪からの入力を強く受けることになるが、ストラット型フロントサスペンションは車両の走行性能上の理由から上方に行くに従い車両幅方向内方に傾斜しているため、ストラットタワーにフロントサスペンションを介して車輪からの入力が作用すると、ストラットタワーや周りの部材(フードリッジパネル等)は鋼板製であるために撓み易く、ストラットタワーが車両幅方向内方に傾倒し易いという難点がある。
このようにストラットタワーが車両幅方向内方に傾倒してしまうと、ストラット型フロントサスペンションの傾斜角が微妙に変化することとなり、車輪の操舵性能、即ちステアリング性能に影響を及ぼし好ましいことではない。特に、コーナリング時には外輪側に大きな入力が作用するのであるが、このような場合において外輪側のストラットタワーが車両幅方向内方に大きく傾倒し易く、故に外輪側のステアリング性能が悪化し、十分な旋回性能を確保できないという問題がある。
そこで、ストラットタワーの上部と当該ストラットタワーの後方側に位置するカウルトップボックスの上面とをガセットで連結することによりストラットタワーの傾倒を防止した車体構造等が考えられている(特許文献1参照)。
実開平1−123779号公報
ところで、上記特許文献1に開示された車体構造では、従来より一般的なカウルトップボックスを採用しており、当該カウルトップボックスでは完全なる閉断面構造を呈しているため、このようにガセットをカウルトップボックスの上面で連結するようにしても比較的十分な剛性が確保される。
しかしながら、近年、車両のスタイリング等の向上に重点が置かれ、ワイパモータやワイパリンクを収納可能なよう、カウルトップボックスに代えて車両上方に開口した断面を有するカウルトップ部材が広く採用される傾向にあり、このようなカウルトップ部材では、ガセットの取付代を当該カウルトップ部材の上面に確保できない、或いはカウルトップ部材の前壁の上部開放端に連結したとしても当該開放端では十分な剛性を確保できないという問題がある。
また、特にセダン系やハードトップ系の乗用車の場合には、一般に前車輪は比較的前寄りに位置しており、故にストラットタワーとカウルトップ部材との間には隙間が生じざるを得ず、これらストラットタワーとカウルトップ部材とを一体に構成することは現実的に困難である。
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、車両上方に開口した断面を有するカウルトップ部材を備えた車両であっても、サスペンションタワー間の剛性を当該カウルトップ部材で確保可能なサスペンションタワーの補強構造を提供することにある。
上記した目的を達成するために、請求項1のサスペンションタワーの補強構造では、車両のエンジンルームを構成する車体部材の一部として設けられ、サスペンションを支持するサスペンションタワーと、前記エンジンルームを構成する車体部材の一部としてダッシュパネルの上縁に沿って設けられ、車両上方に開口する断面を有して車両幅方向に延設されるカウルトップと、前記サスペンションタワーの側壁と前記カウルトップの側壁とを連結するガセットとを備えたことを特徴としている。
また、請求項2のサスペンションタワーの補強構造では、前記ガセットは、前記カウルトップの側壁に対向して開口する開口部を有し、該カウルトップの側壁との結合により閉断面構造を形成することを特徴としている。
また、請求項3のサスペンションタワーの補強構造では、前記ガセットは、前記サスペンションタワーの側壁の形状に沿う湾曲面が前記サスペンションタワーの側壁と結合されるとともに、前記サスペンションタワーの側壁から車両幅方向内方に向けて前記カウルトップの側壁に徐々に接近しながら該カウルトップの側壁の形状に沿うように延びて該カウルトップの側壁と結合されていることを特徴としている。
また、請求項4のサスペンションタワーの補強構造では、前記ガセットの車両幅方向内方側に設けられ、前記サスペンションタワーの側壁と該ガセットとを連結するブレースをさらに備えたことを特徴としている。
また、請求項5のサスペンションタワーの補強構造では、前記ブレースは、一端が前記サスペンションタワーの側壁に沿い前記ガセットから離間する方向に延びて該サスペンションタワーと連結される一方、他端が前記ガセットに沿い延びて該ガセットと連結されていることを特徴としている。
本発明に係る請求項1のサスペンションタワーの補強構造によれば、車両上方に開口する断面を有するカウルトップを備えた車両等であっても、サスペンションタワーの側壁とカウルトップの側壁とをガセットで連結することにより、サスペンションタワーへの車輪からの入力をカウルトップで十分に受け止めることができ、サスペンションタワー間の剛性を確実に向上させることができる。
これにより、車両の走行時において、例えばストラット型フロントサスペンションの傾斜角の変化が防止され、安定した操舵性能、ステアリング性能を維持でき、スポーティな走行性能を実現することができる。
また、請求項2のサスペンションタワーの補強構造によれば、ガセットはカウルトップの側壁との結合により閉断面構造を形成するので、ガセットの剛性を高めてサスペンションタワーとカウルトップとの結合を強固なものにでき、ひいてはサスペンションタワー間の剛性をより確実に向上させることができる。
また、請求項3のサスペンションタワーの補強構造によれば、ガセットはサスペンションタワーの側壁から車両幅方向内方にカウルトップの側壁に徐々に接近しながら該カウルトップの側壁の形状に沿うように延びてカウルトップと結合されているので、サスペンションタワーへの車輪からの入力をガセットの面に沿ってカウルトップに伝達でき、故に車両幅方向の剛性を高めるようにでき、サスペンションタワー間の剛性をより確実に向上させることができる。
また、請求項4のサスペンションタワーの補強構造によれば、ガセットの車両幅方向内方側にサスペンションタワーの側壁とガセットとを連結するブレースが設けられているので、当該ブレースによりガセットが補強され、サスペンションタワー間の剛性をより一層確実に向上させることができる。
また、請求項5のサスペンションタワーの補強構造によれば、請求項4において、ブレースは、一端がサスペンションタワーの側壁に沿いガセットから離間する方向に延びて該サスペンションタワーと連結される一方、他端がガセットに沿い延びて該ガセットと連結されているので、ブレースによってサスペンションタワーの側壁とガセットとの連結部分の口開きを防止でき、サスペンションタワー間の剛性をさらに確実に向上させることができる。
以下、本発明に係るサスペンションタワーの補強構造の実施形態を添付図面に基づき説明する。
図1を参照すると、乗用車のエンジンルーム周りのうち、本発明に係るサスペンションタワーの補強構造を含む左側部周辺の車体構造が斜視図で示されており、以下同図に基づきエンジンルーム周りの車体構造について説明する。なお、図示しない右側部周辺の車体構造については、車両中心を挟んで当該左側部周辺の車体構造と対称である。
エンジンルーム周りでは、一対のフロントサイドメンバ1,1はダッシュクロスメンバ2及び図示しないフロントクロスメンバによって連結されており、フロントサイドメンバ1,1には一対のフードリッジ4,4の下部がそれぞれ接続されている。
フードリッジ4,4には、操舵輪である前車輪を懸架するストラット型フロントサスペンション(図示せず)を支持する一対のストラットタワー(サスペンションタワー)6,6が一体または別体にそれぞれ形成されている。詳しくは、ここでは、フードリッジ4,4はフードリッジフロント4a,4a、フードリッジアッパ4b,4b及びフードリッジリヤ4c,4cからなり、ストラットタワー6,6はフードリッジリヤ4c,4cと一体に構成されている。これより、ストラット型フロントサスペンションは、上端がストラットタワー6,6の頂部に設けられたストラットベース6a,6aに締結具で固定されて支持される。
ダッシュクロスメンバ2にはダッシュパネル8の下部が接続されており、当該ダッシュパネル8の両端はフードリッジ4,4の後端、即ちフードリッジリヤ4c,4c及び一対のサイドボディ10,10の前端にそれぞれ接続されている。
ダッシュパネル8の上部には当該ダッシュパネル8の上縁に沿うようにしてカウルトップ12が接続されており、当該カウルトップ12の両端はフードヒンジ(図示せず)を固定するエクステンション18,18を介してフードリッジ4,4の上部、即ちフードリッジアッパ4b,4bに接続されている。
カウルトップ12は、車両上方に向けて断面が「ハット形状」に開口するカウルトップロワ14の後壁14bの後側に当該後壁14bと閉断面構造を構成するようにカウルトップインナ15が接続され、後壁14bの前側にやはり当該後壁14bと閉断面構造を構成するようにカウルトップアッパ16が接続されて構成されている。即ち、カウルトップ12は所謂オープン断面を有するカウルトップで構成されている。
そして、ストラットタワー6,6の側壁6b,6bとカウルトップ12の前壁、即ちカウルトップロワ14の前壁14aとの間には、本発明に係るガセット20,20及びブレース22,22がそれぞれ設けられている。
なお、カウルトップロワ14の前壁14aと後壁14bとからカウルトップ12の側壁が形成されている。
図2を参照すると、図1のうち、フードリッジリヤ4cと一体をなすストラットタワー6、カウルトップロワ14、ガセット20及びブレース22のみを表した本発明に係るストラットタワーの補強構造の詳細図が示されており、図3を参照すると、フードリッジリヤ4cと一体をなすストラットタワー6、カウルトップロワ14、ガセット20及びブレース22、即ち本発明に係るストラットタワーの補強構造をなす部材の分解構成図が示されており、また図4を参照すると、図2のA−A線に沿う断面図が、図5を参照すると図2のB−B線に沿う断面図が、図6を参照すると図4のC−C線に沿う断面図が示されており、以下これら図2乃至図6に基づき説明する。なお、図4乃至図6中の*印は溶接点を示す。
図3及び図4に示すように、ガセット20は、プレス成形により、ストラットタワー6の側壁6bとカウルトップロワ14の前壁14aとの間においてカウルトップロワ14の前壁14aに対向して開口する開口部を有するように構成されている。そして、図2及び図4に示すように、当該開口部の背面では、湾曲面20aが側壁6bに沿い形成されながら当該側壁6bに溶接されている。さらに、前壁14aに沿い形成されたフランジ20bが前壁14aに溶接され、フランジ20cがフードリッジリヤ4cとともに底部14cに溶接されている。
即ち、ストラットタワー6の側壁6bとカウルトップロワ14の前壁14aとの間では、図4に示すように、ガセット20はフランジ20bとフランジ20cとがカウルトップロワ14の前壁14aに溶接されて閉断面構造をなしており、ストラットタワー6の側壁6bは当該閉断面構造を介してカウルトップロワ14の前壁14aに高い剛性を有して強固に接続されている。
また、ガセット20は傾斜面20eを有し、当該傾斜面20eは、側壁6bからカウルトップロワ14の前壁14aに徐々に接近しながら、即ち図6に示すように閉断面構造の閉断面空間を徐々に収束させながら当該前壁14aの形状に沿うようにして車両幅方向内方に延びており、その先端部20dは、図5に示すように、やはりカウルトップロワ14の前壁14a及び底部14cに溶接されている。つまり、ガセット20は、車輪からストラットタワー6への入力をガセット20の面に沿ってカウルトップロワ14に伝達可能に構成されている。なお、ガセット20が前壁14aに徐々に接近する際のこれらガセット20と前壁14aとのなす角θは、図6に示すように45°程度或いはそれ以下であることが望ましい。
このように、ガセット20が、閉断面構造をなし且つ前壁14aの形状に沿うように車両幅方向内方に延びてカウルトップロワ14の前壁14aに接続されていると、上述したように車輪を懸架するストラット型フロントサスペンションは車両の走行性能上の理由から上方に行くに従い車両幅方向内方に傾斜しており、ストラットタワー6に当該フロントサスペンションを介して車輪から大きな入力が作用したときにはストラットタワー6が車両幅方向内方に傾倒し易いのであるが、このような場合であっても、ストラットタワー6はガセット20を介してカウルトップロワ14の前壁14aによって強固に支持される。
即ち、乗用車で多用される断面が「ハット形状」のオープン断面を有するカウルトップ12では、開放端となる上面フランジ部は剛性が低く、上記特許文献1に示すようなカウルトップ上面部を結合するガセットでは車輪からの大きな入力を受け止めることが困難であるところ、このようにストラットタワー6の側壁6bとカウルトップロワ14の前壁14aとをガセット20で連結することにより、ストラットタワー6への車輪からの入力をカウルトップ12で十分に受け止めることが可能となり、ストラットタワー6,6間の剛性が確実に向上する。つまり、ストラットタワー6がガセット20によって十分に補強される。
特に、ガセット20が45°程度或いはそれ以下の角度を有してカウルトップロワ14の前壁14aに徐々に接近して接続されることにより、車輪からのストラットタワー6への入力がガセット20の面に沿い良好にカウルトップロワ14に伝達されることになり、車両幅方向で高い支持剛性が得られる。
これにより、ストラットタワー6の車両幅方向内方への傾倒が良好に防止され、車両の走行時において、ストラット型フロントサスペンションの傾斜角の変化を良好に防止することができる。故に、車輪の操舵状態を一定に保持して安定した操舵性能を確保でき、即ち高いステアリング性能を維持でき、スポーティな走行性能を実現することが可能である。
例えば、コーナリング時には外輪側に大きな入力が作用し、外輪側のストラットタワー6が車両幅方向内方に大きく傾倒し易いのであるが、このような場合であっても外輪側のステアリング性能の悪化が防止され、十分な旋回性能を確保することができる。
また、カウルトップロワ14の前壁14aには、当該前壁14aの剛性を確保すべく車両幅方向に延びて段14dが形成されており、ガセット20の先端部20dは、当該段14cの稜線に沿い延びて前壁14a及び底部14cに溶接されている。
このように前壁14aに車両幅方向で段14dが形成されていると、当該段14dの部分では曲げ変形が起こり難く、高い剛性が確保されることになり、これにより、車両幅方向でやはり高い支持剛性が得られる。
また、図2及び図3に示すように、ブレース22は、プレス成形により、上部の一端にストラットタワー6の側壁6bに沿う湾曲面22aが形成される一方、上部の他端にガセット20の傾斜面20eに沿うように傾斜面22bが形成されるとともに当該傾斜面22bと連続して先端部20dに沿うように先端部22cが形成されて構成され、ガセット20の車両幅方向内方側に配設されている。詳しくは、図6に示すように、湾曲面22aは車両幅方向内方にガセット20の湾曲面20aから離間するように形成されている。そして、図4乃至図6に示すように、湾曲面22aがストラットタワー6の側壁6bに溶接され、先端部22cがガセット20の先端部20dと共にカウルトップロワ14の前壁14a及び底部14cに溶接されている。また、傾斜面22bもガセット20の傾斜面20eに溶接されている。なお、ブレース22には下方にフードリッジリヤ4c,4cに沿い延びて面22dが形成されており、当該面22dはフードリッジリヤ4c,4cに溶接されている。
つまり、ブレース22によってストラットタワー6の側壁6bとガセット20とが連結されることで、ガセット20による側壁6bと前壁14a間の支持剛性が高められ、ストラットタワー6,6間の剛性のさらなる向上が図られている。
特に、ブレース22の湾曲面22aがストラットタワー6の側壁6bにガセット20の湾曲面20aから離間するように延びて溶接され、先端部22cがガセット20に沿い延びて先端部20dに溶接されることにより、ガセット20とストラットタワー6の側壁6bとの口開きが良好に防止され、ストラットタワー6,6間の剛性が確実に向上する。
以上で本発明に係るサスペンションタワーの補強構造の実施形態についての説明を終えるが、実施形態は上記実施形態に限られるものではない。
例えば、上記実施形態では、ガセット20とともにブレース22を配設するようにしたが、ブレース22を設けず、ガセット20だけであっても十分な効果を得ることができる。
また、上記実施形態では、ガセット20とカウルトップロワ14の前壁14aとから閉断面構造を形成するようにしたが、このような閉断面構造を形成せず、ガセット20が単にカウルトップロワ14の前壁14aの形状に沿うように車両幅方向内方に延びて当該前壁14aに接続されるだけの構成であってもよく、これによっても十分な効果を得ることができる。
また、上記実施形態では、ガセット20がカウルトップロワ14の前壁14aの形状に沿うように車両幅方向内方に延びて当該前壁14aに接続されるようにしたが、ガセット20が単純にストラットタワー6の側壁6とカウルトップロワ14の前壁14aとを連結するだけの構成であってもよく、この際、上記閉断面構造を形成しなくてもよく、これによってもある程度の効果を得ることができる。
また、上記実施形態では、カウルトップロワ14の前壁14aに段14dを設けるようにし、ガセット20の先端部20dを当該段14cの稜線に沿うようにして前壁14a及び底部14cに溶接するようにしたが、カウルトップロワ14が当該段14cを有していなくても十分な効果を得ることができる。
また、上記実施形態では、ガセット20のフランジ20cをカウルトップロワ14の底部14cに沿い形成し、ガセット20をカウルトップロワ14の前壁14aのみならず底部14cにも溶接するようにしているが、例えばフランジ20cの代わりにフランジ20bと同様の前壁14aに沿うフランジを設け、ガセット20をカウルトップロワ14の前壁14aだけに溶接するようにしてもよい。このようにしても十分な効果を得ることができる。
また、上記実施形態では、ブレース22の先端部22cをガセット20の先端部20dと共にカウルトップロワ14の前壁14a及び底部14cに溶接するようにしたが、ブレース22の先端部22cをガセット20にのみ溶接するようにしてもよい。
エンジンルーム周りのうち、本発明に係るサスペンションタワーの補強構造を含む左側部周辺の車体構造を示す斜視図である。 本発明に係るサスペンションタワーの補強構造の詳細図である。 本発明に係るサスペンションタワーの補強構造をなす部材の分解構成図である。 図2のA−A線に沿う断面図である。 図2のB−B線に沿う断面図である。 図4のC−C線に沿う断面図である。
符号の説明
6 ストラットタワー(サスペンションタワー)
6b 側壁
12 カウルトップ
14 カウルトップロワ
14a 前壁(側壁)
20 ガセット
22 ブレース

Claims (5)

  1. 車両のエンジンルームを構成する車体部材の一部として設けられ、サスペンションを支持するサスペンションタワーと、
    前記エンジンルームを構成する車体部材の一部としてダッシュパネルの上縁に沿って設けられ、車両上方に開口する断面を有して車両幅方向に延設されるカウルトップと、
    前記サスペンションタワーの側壁と前記カウルトップの側壁とを連結するガセットと、
    を備えたことを特徴とするサスペンションタワーの補強構造。
  2. 前記ガセットは、前記カウルトップの側壁に対向して開口する開口部を有し、該カウルトップの側壁との結合により閉断面構造を形成することを特徴とする、請求項1記載のサスペンションタワーの補強構造。
  3. 前記ガセットは、前記サスペンションタワーの側壁の形状に沿う湾曲面が前記サスペンションタワーの側壁と結合されるとともに、前記サスペンションタワーの側壁から車両幅方向内方に向けて前記カウルトップの側壁に徐々に接近しながら該カウルトップの側壁の形状に沿うように延びて該カウルトップの側壁と結合されていることを特徴とする、請求項1または2記載のサスペンションタワーの補強構造。
  4. 前記ガセットの車両幅方向内方側に設けられ、前記サスペンションタワーの側壁と該ガセットとを連結するブレースをさらに備えたことを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか記載のサスペンションタワーの補強構造。
  5. 前記ブレースは、一端が前記サスペンションタワーの側壁に沿い前記ガセットから離間する方向に延びて該サスペンションタワーと連結される一方、他端が前記ガセットに沿い延びて該ガセットと連結されていることを特徴とする、請求項4記載のサスペンションタワーの補強構造。
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