JP2005071074A - 自動料金収受システム用車載器 - Google Patents

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Hiroshi Sakai
宏 酒井
Akira Kanazawa
朗 金澤
Yasuyuki Kikuchi
保幸 菊地
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Abstract

【課題】 記録媒体が未挿入のまま料金所のゲートに進入することを防止する自動料金収受システム用車載器を提供する。
【解決手段】 現在位置情報と料金所情報とにより料金所までの距離を算出する料金所距離算出部25と、前記算出された料金所までの距離が所定の距離以内であるか否かを判定する料金所距離判定部26と、ICカードがICカード収容部11に収容されているか否かを検出するICカード検出部32と、前記料金所までの距離が所定の距離以内でICカードが未検出であったら警告を行う警告部33とにより、ICカードがICカード収容部11になければ、警告により、準備ができていないことに気付き、料金所のゲート進入を防止することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動料金収受システム(Electronic Toll Collection System、「ETC」ともいう)に関し、特に、ICカード等の記録媒体が未挿入のまま料金所のゲートに進入することを防止する自動料金収受システム用車載器に関するものである。
従来、無線通信によって高速道路等の有料道路の料金収受を自動的に行う自動料金収受システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような従来の自動料金収受システムにおける車載器を、図5に示す。図5に示すように、従来のETC車載器(自動料金収受システム用車載器)は、車のダッシュボード上等に取り付けられるETC車載器本体70に、その内部、あるいはその上面にETCアンテナ71を固定し、このETCアンテナ71により、料金所における路側アンテナ、あるいはその手前に設けられる本線アンテナ等と通信を行う。このETC車載器本体70の前面には、カードスロット72が設けられ、このカードスロット72には、ETC専用のICカード73が挿入されるようになっている。
また、ICカード73は各個人、あるいは法人所有のものとされ、運転者等車の利用者が持参し、使用する車のETC車載器本体70のカードスロット72に差し込んで利用する。このカードはクレジットカード等と同様に銀行口座等の情報が書き込まれ、料金所に入ったデータ、出たデータ、料金等が書き込まれ、高速道路公団等の道路管理者がその銀行から料金を引き落とすようになっている。また、料金所のETCシステムとETC車載器本体70との交信において、このカードの不正使用、料金支払不能状態等がチェックされ、そのような場合は料金所の発進制御器の開閉バーが上がらず、その時は通常の料金支払いを行うようになっている。このETC車載器本体70には、料金所から受信した料金等がETC情報表示部74に表示されるようになっている。
さらに、従来のETC車載器は、車両の始動と同時にETC車載器に電源が供給され、ETC車載器が起動し、受信待ち状態であり、ナビゲーションシステムの接続で位置情報の取得およびETC車載器の起動が可能である。
特開2000−146598号公報
しかしながら、このような従来の自動料金収受システム用車載器では、ICカード等の記録媒体が未挿入のまま気付かずに自動料金収受システムの専用ゲートに進入してしまうと、料金所のゲートに設けられた発進制御器の開閉バーが上がらないために、開閉バーに衝突してしまうという問題があった。
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、自動料金収受システム用車載器に記録媒体が未挿入のまま料金所のゲートに進入することを防止する自動料金収受システム用車載器を提供するものである。
本発明の自動料金収受システム用車載器は、自車両の現在位置情報を取得する現在位置取得手段と、自動料金収受システムに対応した料金所の位置を含む料金所情報を取得する料金所情報取得手段と、取得した前記現在位置情報と前記料金所情報とにより、直近の料金所までの距離を算出する料金所距離算出手段と、前記料金所距離算出手段により算出された直近の料金所までの距離が所定の距離以内であるか否かを判定する料金所距離判定手段と、自動料金収受システムに対応した記録媒体が所定位置に収容されているか否かを検出する記録媒体検出手段と、前記料金所距離判定手段により前記直近の料金所までの距離が所定の距離以内であると判定されて、かつ、前記記録媒体検出手段により前記記録媒体が所定位置に収容されていないと判定された場合に警告を行う警告手段とを備えたことを特徴とした構成を有している。
この構成により、料金所までの距離が一定の距離以内になったとき、記録媒体が媒体格納位置になければ、利用者に対して警告を行うので、記録媒体の準備ができていないことに気付かせることができることとなる。
また、本発明の自動料金収受システム用車載器は、自車両の速度を制御する速度制御手段を備え、前記速度制御手段は、前記料金所距離判定手段により前記直近の料金所までの距離が所定の距離以内であると判定されたとき、自車両の速度を所定の速度まで下げることを特徴とした構成を有している。
この構成により、料金所までの距離が一定の距離以内になったとき、自車両の速度を一定速度以下とするので、料金所のゲート側装置と確実に通信を行うことができ、通信エラーを防止して、ゲートの開閉バーが開かないことによる事故を防ぐことができることとなる。
ここで、好ましくは、前記速度制御手段は、前記自車両の減速とともにシフトダウンさせるものである。
さらに、本発明の自動料金収受システム用車載器は、自車両の進行方向を制御する進行方向制御手段を備え、前記料金所情報は、前記料金所の自動料金収受システムにおける専用ゲートの位置情報と一般料金支払いができる一般用ゲートの位置情報とを有するゲート位置情報を備え、前記料金所距離算出手段は、前記現在位置情報と前記ゲート位置情報とにより、直近のゲートまでの距離を算出し、前記料金所距離判定手段は、前記料金所距離算出手段により算出された直近のゲートが前記専用ゲートか前記一般用ゲートかを判定するとともに、この判定により前記専用ゲートであると判定された場合には、前記直近のゲートまでの距離が所定の距離以内であるか否かを判定し、前記進行方向制御手段は、前記記録媒体検出手段により前記記録媒体が未検出であり、前記料金所距離判定手段により前記直近のゲートが前記専用ゲートで、かつ、前記直近のゲートまでの距離が所定の距離以内であると判定されたとき、自車両の進行方向を前記一般用ゲートに向かうルートに変更することを特徴とした構成を有している。
この構成により、記録媒体が格納位置に格納されておらず、自車両が自動料金収受システムにおける専用ゲートに向かい、前記専用ゲートまでの距離が一定距離以内になったとき、自車両を一般用ゲートに向かわせるので、記録媒体が未格納のままのゲート進入を防ぎ、ゲートの開閉バーへの衝突事故を防止することができることとなる。
さらに、本発明の自動料金収受システム用車載器は、前記料金所距離算出手段による前記直近の料金所までの距離算出および前記料金所距離判定手段による前記直近の料金所までの距離判定を行わせるために電源を供給する第1電源供給部と、前記自動料金収受システム用車載器の他の各部に電源を供給する第2電源供給部とを有する電源供給手段を備え、前記第2電源供給部は、前記料金所距離判定手段により前記直近の料金所までの距離が所定距離以内になったと判定されたときに前記他の各部に電源を供給することを特徴とした構成を有している。
この構成により、料金所までの距離が所定の範囲内になるまで距離判定を行う部所にしか電源を供給しないので、使用電力を制限することができ、車両バッテリーの使用量を抑え、寿命を延ばすことができることとなる。
さらに、本発明の自動料金収受システム用車載器は、前記料金所情報を記憶する料金所情報記憶手段と、前記料金所情報記憶手段に記憶された前記料金所情報の追加および削除を行う料金所情報更新手段とを備え、前記料金所情報取得手段は、前記料金所情報記憶手段に記憶された前記料金所情報を取得することを特徴とした構成を有している。
この構成により、前記料金所情報の更新を行うことができるので、料金所情報を変更して、料金所やゲートの新たな設置や変更に随時対応することができることとなる。
さらに、本発明の自動料金収受システム用車載器は、料金所名を案内する料金所案内手段を備え、前記料金所情報は、前記料金所の位置情報とともにこの料金所の料金所名を有し、前記料金所情報取得手段は、前記料金所の位置情報とともにこの料金所の料金所名を取得し、前記料金所案内手段は、前記料金所情報取得手段に取得された料金所名を音声および表示のいずれかで案内することを特徴とした構成を有している。
この構成により、料金所名が案内されるので、自分の現在地を容易に把握することができるとともに、接近する料金所での対応を事前に準備することができることとなる。
本発明は、料金所までの距離が一定の距離以内になったとき、記録媒体が媒体格納位置になければ、利用者に対して警告を行うことにより、記録媒体の準備ができていないことに気付かせることができるというすぐれた効果を有する自動料金収受システム用車載器を提供することができるものである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。なお、以下に説明する本発明の実施の形態は、本発明の自動料金収受システム用車載器をETC車載器に適用し、ETC車載器に収容される記録媒体としてICカードを適用した例を示している。
図1は、本発明の実施の形態におけるETC車載器10の構成を示すブロック図である。
ETC車載器10は、ETCシステム用のICカードを収容するICカード収容部11と、ETCシステムに対応した料金所までの距離を算出し、ETC車載器10全体の起動を行うか否かを判定する起動判定部20と、前記ICカードの収容を確認するとともに、利用者に対しての警告および車両の制御を行う確認制御部30と、起動判定部20および確認制御部30に電源を供給する電源供給部40とを備えている。
また、起動判定部20は、自車両の現在位置情報を取得するGPS部(現在位置取得手段)21と、料金所情報を記憶する料金所情報記憶部22と、料金所情報記憶部22に記憶された前記料金所情報の追加および削除を行う料金所情報更新部23と、前記料金所情報を取得する料金所情報取得部24と、前記現在位置情報と前記料金所情報とにより直近の料金所までの距離を算出する料金所距離算出部25と、前記直近の料金所までの距離が所定の距離以内であるか否かを判定する料金所距離判定部26とを備えている。
また、確認制御部30は、料金所名を案内する料金所案内部31と、前記ICカードがICカード収容部11の所定位置に収容されているか否かを検出するICカード検出部(記録媒体検出手段)32と、利用者に対して警告を行う警告部33と、自車両の速度および進行方向を制御する車両制御部(速度制御手段および進行方向制御手段)34とを備えている。
また、電源供給部40は、起動判定部20に電源を供給する第1電源供給部41と、確認制御部30に電源を供給する第2電源供給部42とを備えている。
さらに、料金所情報記憶部22が記憶する前記料金所情報は、料金所の位置情報、料金所名およびゲート情報を有している。また、前記料金所のゲート情報とは、料金所にあるゲートの個数、位置、種類等である。ゲートの種類には、ETC車載器を搭載した車両(ETC車)の専用のゲートである「ETC専用ゲート」、ETCシステムを使用せずに通行料の支払いを行う(一般車が使用する)ゲートである「一般ゲート」、ETCによる支払いも一般の支払いもができ、ETC車および一般車の双方が混在して通過できる「ETC/一般ゲート」がある。
上記説明からわかるように、ETC対応のゲートであるか否かの判断は、「ETC専用ゲート」または「ETC/一般ゲート」であればETC対応のゲートとなり、「一般ゲート」であればETC未対応のゲートとなる。また、ETC専用のゲートであるか否かの判断は、「ETC専用ゲート」であればETC専用のゲートとなり、「一般ゲート」または「ETC/一般ゲート」であれば一般車対応用のゲートとなる。
料金所情報取得部24は、料金所情報記憶部22からETCシステムに対応した料金所の位置情報、料金所名、ゲート情報を取得するものである。
料金所距離算出部25は、GPS部21から取得した前記現在位置情報と、料金所情報取得部24が取得した前記料金所位置情報とにより、直近の料金所までの距離を算出するものである。また、料金所距離算出部25は、前記現在位置情報と前記料金所のゲート情報とにより、直近の「ETC専用ゲート」または「ETC/一般ゲート」までの距離を算出するものである。
料金所距離判定部26は、料金所距離算出部25に算出された直近の料金所までの距離が所定の距離以内であるか否かを判定するものである。また、料金所距離判定部26は、料金所距離算出部25に算出された直近の「ETC専用ゲート」または「ETC/一般ゲート」までの距離が所定の距離以内であるか否かを判定するものである。
料金所案内部31は、料金所距離算出部で算出された前記直近の料金所の料金所名を音声出力および表示出力して案内するものである。
警告部33は、料金所距離判定部26により前記直近の料金所までの距離が所定の距離以内であると判定されたとき、ICカード検出部32による検出により前記ICカードが未検出であったら利用者に対して警告を行うものである。また、警告部33が行う警告とは、音、表示、ETC車載器10本体の振動、車両のシートに設けた振動板の振動等である。
車両制御部34は、アクセル61、ブレーキ62、ギア63およびステアリング64を制御して、自車両の速度および進行方向を制御するものであり、速度制御部と進行方向制御部とを備えている。
速度制御部は、アクセル61、ブレーキ62およびギア63を制御し、自車両の速度を制御するものである。さらに、速度制御部は、料金所距離判定部26により直近の「ETC専用ゲート」または「ETC/一般ゲート」までの距離が所定の距離以内であると判定されたとき、自車両の速度を所定の速度まで下げるとともにシフトダウンさせるものである。なお、上記自車両の減速は、一般的な目安とされているETCゲート進入時で時速20Km以下に落とすものとする。
進行方向制御部は、ステアリング64を制御し、自車両の進行方向を制御するものである。さらに、進行方向制御部は、ICカード検出部32により前記ICカードが未検出であり、料金所距離判定部26により直近の「ETC専用ゲート」までの距離が所定の距離以内であると判定されたとき、自車両の進行方向を前記「一般ゲート」または前記「ETC/一般ゲート」に向かうルートに変更するものである。
第1電源供給部41は、ETC車載器10本体への電源供給により、起動判定部20の各部に電源を供給するものである。また、起動判定部20の料金情報更新部23へは、このタイミングで電源供給を行わなくても構わないので、この料金情報更新部23への電源供給を、他の供給方法としても良い。
第2電源供給部42は、料金所距離判定部26により前記直近の料金所までの距離が所定距離以内になったと判定されたときに、確認制御部30の各部に電源を供給するものである。
次に、本実施の形態におけるETC車載器10のETC対応処理動作について、説明する。図2、図3、図4は、本実施の形態におけるETC車載器10のETC対応処理動作を示すフローチャートである。
図2、図3、図4に示すように、ETC対応処理では、まず、車両本体のエンジンを始動すると、ETC車載器10に電源が投入される(ステップS21)。ETC車載器10に電源が投入されると、電源供給部40に電源が供給され、第1電源供給部41から起動判定部20の各部にのみ電源が供給される(ステップS22)。
第1電源供給部41から起動判定部20の各部に電源が供給されると、GPS部21が、自車両の現在位置情報を取得する(ステップS31)。また、料金所情報取得部24が、料金所情報記憶部22からETCシステムに対応した料金所の位置情報を取得する(ステップS32)。
また、料金所情報記憶部22に記憶された料金所情報(位置情報、料金所名、ゲート情報等)は、料金所情報更新部23によって、随時、追加および削除などの更新を行うことができる。
次に、自車両の現在位置情報と、料金所の位置情報を取得したら、料金所距離算出部25が、前記現在位置情報と前記料金所位置情報とにより、直近の料金所までの距離を算出する(ステップS33)。次に、料金所距離判定部26が、料金所距離算出部25により算出された直近の料金所までの距離が所定の距離以内であるか否かを判定する(ステップS34)。この料金所の距離判定により、前記直近の料金所までの距離が所定の距離以内に入っていなかったら、自車両の現在位置情報を取得し直して(ステップS31)、上記料金所までの距離算出および距離判定を繰り返す(ステップS31からステップS34)。
上記料金所までの距離判定(ステップS34)により、前記直近の料金所までの距離が所定の距離以内になったと判定されたとき、第2電源供給部42が、確認制御部30の各部に電源を供給することにより、ETC車載器10の全体に電源が供給され、全ての機能が使用可能となる(ステップS41)。
したがって、料金所までの距離が所定の範囲内になるまで起動判定部20以外の各部には電源が供給されないので、使用電力を制限することができ、車両バッテリーの使用量を抑え、寿命を延ばすことができる。
また、この料金所の接近が判定されると、料金所情報取得部24が、料金所情報記憶部22から前記直近の料金所の料金所名を取得する(ステップS42)。そして、料金所案内部31が、前記取得された料金所名を音声出力および表示出力により利用者に案内する(ステップS43)。
さらに、確認制御部30の各部に電源が供給されることにより、ICカード検出部32は、ICカードがICカード収容部11の所定位置に収容されているか検出する(ステップS44)。次に、このICカードの検出判定を行い(ステップS45)、ICカードが未検出であったら、警告部33が、音、表示、ETC車載器10本体の振動、車両のシートに設けた振動板の振動等で、利用者に対して警告を行う(ステップS46)。
次に、GPS部21が、自車両の現在位置情報を取得し(ステップS52)、料金所情報取得部24が、料金所情報記憶部22から前記直近の料金所のゲート情報を取得する(ステップS53)。続いて、料金所距離算出部25が、GPS部21が所得した前記現在位置情報と、料金所情報取得部24が取得した前記ゲート情報とにより、直近のゲートまでの距離を算出する(ステップS54)。
次に、料金所距離判定部26が、料金所距離算出部25により算出された直近のゲートまでの距離が所定の距離以内であるか否かを判定する(ステップS55)。このゲートまでの距離判定(ステップS55)により、前記直近のゲートまでの距離が所定の距離以内に入っていなかったら、GPS部21が、自車両の現在位置情報を取得し直して(ステップS52)、上記ゲートまでの距離算出および距離判定を繰り返す(ステップS52からステップS55)。
上記ゲートまでの距離判定(ステップS55)により、前記直近のゲートまでの距離が所定の距離以内になったと判定されたら、前記直近のゲートがETC対応のゲート(ETC専用ゲートまたはETC/一般ゲート)であるか否かを判定する(ステップS61)。このETC対応ゲート判定(ステップS61)により、自車両が向かっているゲートがETC対応ゲートでなければ、本ETC対応処理を終了し、一般車対応となる。
上記ETC対応ゲート判定(ステップS61)により、自車両が向かっているゲートがETC対応のゲートであったら、再度、ICカード検出部32は、ICカードがICカード収容部11の所定位置に収容されているかを検出し(ステップS62)、このICカードの検出判定を行う(ステップS63)。
このICカード検出判定(ステップS63)により、ICカードが検出された場合には、車両制御部34が、アクセル61、ブレーキ62、ギア63を制御して、自車両の速度を所定の速度まで下げる(ステップS64)。ここでは、車両の速度を時速20kmまで減速させるものとし、それ以下の場合には、減速させない。また、本実施の形態では、車両の減速制御を、ETC対応ゲートを通過する場合にのみ行うものとしたが、一般ゲートで料金支払いを行う場合においても自車両を減速させるようにしても良い。
また、上記ICカード検出部32によるICカード検出判定(ステップS63)により、ICカードが未検出であった場合には、前記直近のゲートがETC専用のゲート(ETC専用ゲート)であるか否かを判定する(ステップS71)。このETC専用ゲート判定により、自車両が向かっているゲートがETC専用ゲートでなければ、本ETC対応処理を終了し、一般車対応となる。
また、上記ETC専用ゲート判定(ステップS71)により、自車両が向かっているゲートがETC専用のゲートであった場合には、一般車用のゲート(一般ゲートまたはETC/一般ゲート)位置を確認し、車両制御部34が、ステアリング64を制御して、自車両の進行方向を一般車用のゲートへ向かうルートに変更する(ステップS72)。
以上の処理により、本発明の実施の形態によれば、料金所が近づいてきたときに、ICカードが挿入されていなかったら、音や表示や振動などで警告が発生されるので、ICカードの挿入ミスに気付き、利用者がすぐに対応することができる。
また、ICカード未挿入のままETC専用ゲートに進入しようとした場合には、一般車の対応ゲートに自車両を向かわせるので、ETCカード未挿入のまま気付かずにゲートに衝突してしまう事故を防止することができる。
以上のように、本発明にかかる自動料金収受システム用車載器は、料金所までの距離が一定の距離以内になったとき、記録媒体が媒体格納位置になければ、利用者に対して警告を行うことにより、記録媒体の準備ができていないことに気付き、早急に対応することができるという効果を有し、高速道路等で料金所をノンストップ通行するETCシステムの車載器等として有用である。
本発明の実施の形態におけるETC車載器の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態におけるETC車載器のETC対応処理動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態におけるETC車載器のETC対応処理動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態におけるETC車載器のETC対応処理動作を示すフローチャート 従来のETC車載器を示す斜視図
符号の説明
10 ETC車載器
11 ICカード収容部
20 起動判定部
21 GPS部(現在位置取得手段)
22 料金所情報記憶部
23 料金所情報更新部
24 料金所情報取得部
25 料金所距離算出部
26 料金所距離判定部
30 確認制御部
31 料金所案内部
32 ICカード検出部(記録媒体検出手段)
33 警告部
34 車両制御部(速度制御手段および進行方向制御手段)
40 電源供給部
41 第1電源供給部
42 第2電源供給部
61 アクセル
62 ブレーキ
63 ギア
64 ステアリング
70 ETC車載器本体
71 ETCアンテナ
72 カードスロット
73 ICカード
74 ETC情報表示部

Claims (7)

  1. 自車両の現在位置情報を取得する現在位置取得手段と、
    自動料金収受システムに対応した料金所の位置を含む料金所情報を取得する料金所情報取得手段と、
    取得した前記現在位置情報と前記料金所情報とにより、直近の料金所までの距離を算出する料金所距離算出手段と、
    前記料金所距離算出手段により算出された直近の料金所までの距離が所定の距離以内であるか否かを判定する料金所距離判定手段と、
    自動料金収受システムに対応した記録媒体が所定位置に収容されているか否かを検出する記録媒体検出手段と、
    前記料金所距離判定手段により前記直近の料金所までの距離が所定の距離以内であると判定されて、かつ、前記記録媒体検出手段により前記記録媒体が所定位置に収容されていないと判定された場合に警告を行う警告手段とを備えたことを特徴とする自動料金収受システム用車載器。
  2. 自車両の速度を制御する速度制御手段を備え、
    前記速度制御手段は、前記料金所距離判定手段により前記直近の料金所までの距離が所定の距離以内であると判定されたとき、自車両の速度を所定の速度まで下げることを特徴とする請求項1に記載の自動料金収受システム用車載器。
  3. 前記速度制御手段は、前記自車両の減速とともにシフトダウンさせることを特徴とする請求項2に記載の自動料金収受システム用車載器。
  4. 自車両の進行方向を制御する進行方向制御手段を備え、
    前記料金所情報は、前記料金所の自動料金収受システムにおける専用ゲートの位置情報と一般料金支払いができる一般用ゲートの位置情報とを有するゲート位置情報を備え、
    前記料金所距離算出手段は、前記現在位置情報と前記ゲート位置情報とにより、直近のゲートまでの距離を算出し、
    前記料金所距離判定手段は、前記料金所距離算出手段により算出された直近のゲートが前記専用ゲートか前記一般用ゲートかを判定するとともに、この判定により前記専用ゲートであると判定された場合には、前記直近のゲートまでの距離が所定の距離以内であるか否かを判定し、
    前記進行方向制御手段は、前記記録媒体検出手段により前記記録媒体が未検出であり、前記料金所距離判定手段により前記直近のゲートが前記専用ゲートで、かつ、前記直近のゲートまでの距離が所定の距離以内であると判定されたとき、自車両の進行方向を前記一般用ゲートに向かうルートに変更することを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の自動料金収受システム用車載器。
  5. 前記料金所距離算出手段による前記直近の料金所までの距離算出および前記料金所距離判定手段による前記直近の料金所までの距離判定を行わせるために電源を供給する第1電源供給部と、前記自動料金収受システム用車載器の他の各部に電源を供給する第2電源供給部とを有する電源供給手段を備え、
    前記第2電源供給部は、前記料金所距離判定手段により前記直近の料金所までの距離が所定距離以内になったと判定されたときに前記他の各部に電源を供給することを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の自動料金収受システム用車載器。
  6. 前記料金所情報を記憶する料金所情報記憶手段と、
    前記料金所情報記憶手段に記憶された前記料金所情報の追加および削除を行う料金所情報更新手段とを備え、
    前記料金所情報取得手段は、前記料金所情報記憶手段に記憶された前記料金所情報を取得することを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の自動料金収受システム用車載器。
  7. 料金所名を案内する料金所案内手段を備え、
    前記料金所情報は、前記料金所の位置情報とともにこの料金所の料金所名を有し、
    前記料金所情報取得手段は、前記料金所の位置情報とともにこの料金所の料金所名を取得し、
    前記料金所案内手段は、前記料金所情報取得手段に取得された料金所名を音声および表示のいずれかで案内することを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の自動料金収受システム用車載器。
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