JP2005067596A

JP2005067596A - 自動車用ドア

Info

Publication number: JP2005067596A
Application number: JP2004237731A
Authority: JP
Inventors: Reiner Armbruster; アルムブルスターライナー; Andre Scholz; ショルツアンドレ; Jens Zimmer; ツィマーイェンス
Original assignee: Dr Ing HCF Porsche AG
Current assignee: Dr Ing HCF Porsche AG
Priority date: 2003-08-27
Filing date: 2004-08-17
Publication date: 2005-03-17
Anticipated expiration: 2024-08-17
Also published as: JP4589053B2; US7048324B2; EP1510385A1; DE10339306A1; EP1510385B1; DE502004001648D1; US20050046228A1; DE10339306B4

Abstract

【課題】内側部分と外側部分とを有するドアボディが、衝撃保護装置と結合されて衝撃吸収に関して改善される、衝撃保護装置の設けられた自動車用ドアを提供する。
【解決手段】内側部分（７）と結合された外側部分（８）が、内側（１３）においてドアボディ（６）のフレーム（９，１０）間で支持装置（１４）を以て衝撃保護装置（１２）と協働するようにした。
【選択図】図１

Description

本発明は、自動車用ドアであって、該ドアがボディの切欠きに挿入されており且つボディの直立したピラーに支持されたドアボディを有しており、内側部分と外側部分とを有する該ドアボディが、前記ピラーに隣接したフレーム部材を有しており、これらのフレーム部材の間に衝撃保護装置が延在している形式のものに関する。

冒頭で述べた形式の、英国特許第２１０１５３５号明細書に記載の公知のドアは、内側部分と外側部分とによって形成されるドアボディを有している。このドアボディの、ドアピラー及びロックピラーに隣接して直立して延びるフレームの間には、衝撃保護装置が延在している。この衝撃保護装置は、互いに間隔をあけて延び且つドア長手方向に向けられた２つの衝撃支持体を有しており、これらの衝撃支持体は、ドアボディの内側部分とだけ結合されている。

ドイツ連邦共和国特許出願公開第２９３４２７８号明細書では、自動車用のドアが扱われており、このドアの場合、ドアボディの外側部分がプラスチックから製作されている。ドアのいくつかの重要な構成部材を収容するこの外側部分は、その内側のリブ付けによって自立式で構成されている。この内側は、内側部分によってカバーされている。
英国特許第２１０１５３５号明細書ドイツ連邦共和国特許出願公開第２９３４２７８号明細書

本発明の課題は、内側部分と外側部分とを有するドアボディが、衝撃保護装置と結合されて衝撃吸収に関して改善される、衝撃保護装置の設けられた自動車用ドアを提供することである。

この課題を解決するために本発明では、内側部分と結合された外側部分が、内側においてドアボディのフレーム間で支持装置を以て衝撃保護装置と協働するようにした。

本発明を構成する別の特徴は、請求項２以下に記載されている。

本発明によって主に得られる利点は、内側部分に固定された衝撃保護装置の、ドアボディの外側部分に取り付けられた支持装置との協働が、ドアの模範的な衝撃吸収特性をもたらすという点に見られる。この場合、支持装置の構成は簡単であり且つ許容し得る手段によってドアボディに組み込まれる。特に機能に合ったドアの構造は、ドアボディの内側部分と外側部分とが、例えば炭素繊維強化されたプラスチック等の硬質の非金属材料から成っており、衝撃保護装置若しくは少なくとも衝撃保護装置部分が金属から成っている場合に得られる。支持装置に関しても、やはり金属が使用される。この材料選択の場合、支持装置をドアボディの内側部分と結合するためには、特に接着が適している。

以下に、本発明を実施するための最良の形態を図面につき詳しく説明する。

自動車（詳しくは図示せず）用のドア１は、ボディ３の開口２に挿入されており且つ直立したピラー４，５で支持されるドアボディ６を有している（図１及び図２）。ピラー４はヒンジ付きピラー、ピラー５はロック付きピラーである。ドアボディ６は内側部分７と外側部分８とから形成され、例えば内側部分７に設けられたフレーム９，１０を以てピラー４，５に隣接している。内側部分７及び外側部分８は、例えば炭素繊維強化されたプラスチック等の非金属材料から製作されており且つフランジ１１に沿って接着により接合されている。内側部分７のフレーム９，１０と、外側部分８との間には、自動車若しくはドア１の長手方向Ａ−Ａで衝撃保護装置１２が延在しており、この衝撃保護装置１２は支持体の形式で構成されている。

外側部分８の内側１３では、ドアボディ６のフレーム９，１０間に支持装置１４が配置されており、この支持装置１４は衝撃保護装置１２と協働する。このためには、外側部分８にほぼ水平方向で延びる壁１５を有する胸壁１６が設けられており、この胸壁１６から前記支持装置１４が衝撃保護装置１２まで延びている。支持装置１４は、胸壁１６の壁１５から延びる支持コンソール１７と、この支持コンソール１７と衝撃保護装置１２との間で働く支持アーム１８とを有している。支持コンソール１７と支持アーム１８は両方共金属製であるが、硬質の非金属材料から製作することも考えられる。支持コンソール１７には、壁１５に接触する屈曲部１９が設けられており、この屈曲部１９は、前記の胸壁１６の壁１５と接着によって結合されている。屈曲部１９からは、支持コンソール１７が楔形に先細になっている。つまり、支持コンソール１７は３角の形を有している。更に、支持アーム１８は、ねじ２０，２１を介して支持コンソール１７と衝撃保護装置１２とに結合されている。

衝撃保護装置１２は、ドアボディ６のフレーム９，１０に隣接して第１のコンソール２２と第２のコンソール２３とを有している。これらのコンソール２２，２３の間には、管として形成された支持部材２４，２５が延びており、これらの支持部材２４，２５は、高さ方向で見て互いに間隔をおいて延びている。コンソール２２，２３間の中央域において、支持部材２４，２５は保持板２６と上下で結合されており、この保持板２６には支持装置１４の支持アーム１８が係合している。内側部分７のフレーム９，１０には、衝撃保護装置１２のコンソール２２，２３がねじ締結又は接着等によって固定されている。

図３からは、コンソール２２の内側部分７に面した側２７に、発泡材料から成る支持部材２８が設けられているということが判り（図３）、この支持部材２８は、衝撃保護装置１２の規定された衝撃負荷時に有効になる。

ドア１に事故の衝撃が作用すると、ドアボディ６の内側部分に保持された衝撃保護装置１２がこの際に発生する力を吸収し、これにより、特に可塑性に基づいて、とりわけドア１に隣接するピラー４，５におけるエネルギーが吸収される。同時に、支持装置１４によって、ドア１の外側部分８が衝撃保護装置１２との結合に基づいて、所望の衝撃エネルギー吸収を助成する状態を保持するということが達成される。

本発明によるドアの分解図である。外側から見たドアの側面図である。ドアの内側を前方から見た斜視図である。ドアの内側を後方から見た斜視図である。

符号の説明

１ドア、２開口、３ボディ、４，５ピラー、６ドアボディ、７内側部分、８外側部分、９，１０フレーム、１１フランジ、１２衝撃保護装置、１３内側、１４支持装置、１５壁、１６胸壁、１７支持コンソール、１８支持アーム、１９屈曲部、２０，２１ねじ、２２第１のコンソール、２３第２のコンソール、２４，２５支持部材、２６保持板、２８支持部材

Claims

自動車用ドアであって、該ドアがボディの切欠きに挿入されており且つボディの直立したピラーに支持されたドアボディを有しており、内側部分と外側部分とを有する該ドアボディが、前記ピラーに隣接したフレーム部材を有しており、これらのフレーム部材の間に衝撃保護装置が延在している形式のものにおいて、
内側部分（７）と結合された外側部分（８）が、内側（１３）においてドアボディ（６）のフレーム（９，１０）間で支持装置（１４）を以て衝撃保護装置（１２）と協働することを特徴とする、自動車用ドア。
支持装置（１４）が、外側部分（８）の胸壁（１６）から衝撃保護装置（１２）まで延びている、請求項１記載のドア。
支持装置（１４）が、胸壁（１６）から延びる支持コンソール（１７）と、該支持コンソール（１７）と衝撃保護装置（１）との間で働く支持アーム（１８）とを有している、請求項１又は２記載のドア。
支持コンソール（１７）に、胸壁（１６）に接触する屈曲部（１９）が設けられており、該屈曲部（１９）と胸壁（１６）とが接着によって互いに結合されている、請求項３記載のドア。
支持コンソール（１７）が、支持アーム（１８）に向かって楔形に先細になっている、請求項３記載のドア。
支持アーム（１８）が、ねじ（２０，２１）を介して支持コンソール（１７）と結合されている、請求項３又は５記載のドア。
衝撃保護装置（１２）が、ドアボディ（６）のフレーム（９，１０）に隣接して第１のコンソール（２２）と第２のコンソール（２３）とを有しており、これらのコンソール（２２，２３）の間に、相互間隔をあけて配置された、例えば管として形成された支持部材（２４，２５）が延在している、請求項１記載のドア。
衝撃保護装置（１２）が、コンソール（２２，２３）を以てドアボディ（６）の内側部分（７）のフレーム（９，１０）に固定されている、請求項７記載のドア。
衝撃保護装置（１２）のコンソール（２２，２３）の間で、２つの支持部材（２４，２５）が保持板（２６）によって結合されている、請求項７記載のドア。
支持装置（１４）の支持アーム（１８）が、衝撃保護装置（１２）の保持板（２６）に係合している、請求項１から９までのいずれか１項記載のドア。
ドアボディ（６）の内側部分（７）及び外側部分（８）が、例えば炭素繊維強化されたプラスチック等の硬質の非金属材料から成っており、衝撃保護装置（１２）が、少なくとも部分的に金属から成っている、請求項１から１０までのいずれか１項記載のドア。