JP2006273272A - エネルギ吸収構造及びそれを用いた自動車用ドア - Google Patents

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Abstract

【課題】軽量化を図ると共に荷重印加時に十分な反力を維持することが可能な自動車用ドアを提供する。
【解決手段】自動車用ドア1aは、繊維強化複合材料から構成されるインナパネル20aと、外部から印加された荷重のエネルギを吸収するためのドアガードビーム10と、金属材料から構成され、ドアガードビーム10をインナパネル20aに取り付けるための取付部材30aと、インナパネル20aが取り付けられるアウタパネル40と、を備え、取付部材30aは、インナパネル20aの外周部の一部と重なり合ってインナパネル20aに固定されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、ドアガードビームをインナパネルに取り付け、当該インナパネルをアウタパネルに取り付けた自動車用ドアに用いて好ましいエネルギ吸収構造及びそれを用いた自動車用ドアに関する。
ドアガードビームをインナパネルに取り付け、当該インナパネルをアウタパネルに取り付けた自動車用ドアが従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。このような自動車用ドアでは、自動車の外部から荷重が印加された際に、ドアガードビームが反力を発生しながら変形することにより、そのエネルギが吸収される。
一方、自動車の軽量化を図るために、通常金属材料で構成されている自動車ドアのインナパネルを、FRP等の繊維強化複合材により構成することが有効と考えられる。しかしながら、外部から荷重が印加された際には、インナパネルにおけるドアガードビームが取り付けられた取付部にも非常に大きな力が作用するため、以下のような繊維強化複合材料に特有の破壊が発生し、必要とされる反力を維持することが出来ない場合がある。
即ち、例えばインナパネルとドアガードビームとをボルト締結により固定した場合には、外部から荷重が印加された際にFRP製のインナパネルに面圧破壊(ベアリング破壊、Bearing Failure)が発生し、必要とされる反力を十分に維持することが出来ない場合がある。また、インナパネルとドアガードビームとを接着により固定した場合にも、外部から荷重が印加された際にFRP層間に剥離が発生するため、この場合にも必要とされる反力を十分に維持することが出来ない場合がある。
特開平7−25239号公報
本発明は、軽量化を図ると共に荷重印加時に十分な反力を維持することが可能なエネルギ吸収構造及びそれを用いた自動車用ドアを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明によれば、繊維強化複合材料から構成されるパネル部材と、外部から印加された荷重のエネルギを吸収するためのエネルギ吸収部材と、金属材料から構成され、前記エネルギ吸収部材を前記パネル部材に取り付けるための取付部材と、を備え、前記取付部材は、前記パネル部材の外周部の少なくとも一部と重なり合って前記パネル部材に固定されているエネルギ吸収構造が提供される。
また、上記目的を達成するために本発明によれば、ドアガードビームをインナパネルに取り付け、前記インナパネルをアウタパネルに取り付けた自動車用ドアであって、繊維強化複合材料から構成されるパネル部材と、外部から印加された荷重のエネルギを吸収するためのエネルギ吸収部材と、金属材料から構成され、前記エネルギ吸収部材を前記パネル部材に取り付けるための取付部材と、を備え、前記取付部材は、前記パネル部材の外周部の少なくとも一部と重なり合って前記パネル部材に固定されているエネルギ吸収構造の前記パネル部材を前記インナパネルとして用い、前記エネルギ吸収構造の前記エネルギ吸収部材を前記ドアガードビームとして用いた自動車用ドアが提供される。
本発明では、自動車用ドアに適用される際にインナパネルに用いられるパネル部材を繊維強化複合材料により構成するので、軽量化が図られる。また、本発明では、このパネル部材にエネルギ吸収部材を取り付けるために、金属材料から構成される取付部材を用い、この取付部材をパネル部材の外周部の少なくとも一部と重ね合わせてパネル部材に固定しているので、外部から荷重が印加された際に、パネル部材に繊維強化複合材料特有の破壊を引き起こすことなく、必要とされる反力を十分に維持することが出来る。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の第1実施形態に係る自動車用ドアを示す分解斜視図、図2は本発明の第1実施形態に係る自動車用ドアを示す断面図、図3は図2のIII部の拡大図である。
本発明の第1実施形態に係る自動車用ドア1aは、図1及び図2に示すように、自動車の外部から印加された荷重のエネルギを吸収するためのドアガードビーム10と、ドアビームガード10が取り付けられたインナパネル20aと、ドアガードビーム10をインナパネル20aに取り付けるための取付部材30aと、インナパネル20aが取り付けられるアウタパネル40と、を備えている。
ドアガードビーム10は、同図に示すように、円筒部11の両端にフランジ部12が設けられたスチール製の部材である。なお、本発明においては、ドアガードビームを構成する材料は、スチール製に限定されず、スチール以外の金属材料で構成しても良く、繊維強化複合材料を併用しても良い。また、本発明においては、ドアガードビームの形状も円筒形状に限定されず、例えば角筒形状であっても良い。
インナパネル20aは、繊維強化複合材料(FRP:Fiber Reinforced Plastic)から構成されている。一般的にインナパネルは金属材料により構成されているが、本実施形態では、繊維強化複合材料により構成することにより、インナパネル20aの大幅な軽量化を図ることが可能となっている。
インナパネル20aを構成する繊維強化複合材料のマトリクス(母材)としては、例えば、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、及び、ビニルエステル樹脂等の熱硬化性樹脂材料や、例えば、ナイロン、ポリカーボネート、及び、熱可塑性ポリイミド等の熱可塑性樹脂材料を挙げることが出来る。
また、インナパネル20aを構成する繊維強化複合材料の強化繊維としては、例えば、ガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維、ボロン繊維、及び、ポリエステル繊維等を挙げることが出来る。これらの中でも高剛性であるという観点から炭素繊維を強化材として用いたCFRPが特に好ましい。
取付部材30aは、金属材料で構成されている。特にその中でも、繊維強化複合材料との接着性が良好でありアルミニウム等のような複雑な表面処理が不要であることから、スチールで構成されていることが好ましい。この取付部材30aは、図1〜図3に示すような略U字形状の断面を有しており、インナパネル20aの外周部の一部をその両主面側から挟み込むと共に、当該挟み込んだインナパネル20aの外周部の端面をも覆っている。
この取付部材30aは、インナパネル20aが例えばRTM(Resin Transfer Molding)法等を用いて繊維強化複合材料により成形された後に、ドアガードビーム10やアウタパネル40の位置決めを行いながら、インナパネル20aに固定されている。一般的に繊維強化複合材料は寸法バラツキや反り等の問題により所望される形状を効率的に高精度で成形することは困難であるが、本実施形態では、インナパネル20aを成形した後に、他の部材との位置関係を考慮しながら、取付部材30aをインナパネル20aに固定するので、各部材10〜40間の接合を円滑に行うことが出来る。
本実施形態では、取付部材30aとインナパネル20aの外周部の一部とは接着により固定されている。これにより、ドアガードビーム10から入力された荷重を、取付部材30aからインナパネル20aに対して大きな面積で伝達することが出来る。
取付部材30aとドアガードビーム10との接合は、何れも金属材料により構成されているので、例えば、溶接や接着、ボルト締結或いはこれらの組み合わせを用いることが出来るが、図3に示すように、本実施形態では接着剤31を用いて接合されている。
以上のようにドアガードビーム10及び取付部材30aが接合されたインナパネル20aは、例えば、その外周部に接着剤が塗布されてアウタパネル40に重ね合わせた後に、アウタパネル40の外周部がヘミング加工されることにより、アウタパネル40に固定されている。なお、取付部材30aとアウタパネル40とは、アウタパネル40がヘミング加工された後に、さらにスポット溶接されても良い。
次に作用について説明すると、本実施形態に係る自動車用ドア1に対して外部から(図2に示す矢印方向から)荷重が印加されると、ドアガードビーム10が反力を発生しながら変形し、これにより当該荷重のエネルギが吸収される。この際、取付部材30aが金属材料で構成されており、しかも、インナパネル20aの外周部の一部に重ね合わせられていると共にその端面をも覆うようにインナパネル20aに固定されているので、インナパネル20aに繊維強化複合材料特有の破壊を引き起こすことなく、必要とされる反力を十分に維持することが出来る。
また、本実施形態では、取付部材30aがインナパネル20aの外周部の一部を挟み込んでいるので、取付部材30aからインナパネル20aに伝達される荷重が、繊維強化複合材料の最も強固な面内方向に沿って伝達され、繊維強化複合材料特有の脆性破壊がインナパネル20aに発生するのを防止することが出来る。
さらに、取付部材30aによりインナパネル20aの外周部の一部を挟み込むことにより、インナパネル20aを構成する繊維強化複合材料が層間で剥離するのを防止することが出来る。
図4は本発明の第2実施形態に係る自動車用ドアを示す拡大断面図、図5は図4に示す自動車用ドアのドアガードビーム、取付部材及びインナパネルを固定した部分の正面図である。図4は第1実施形態で説明した図3に相当する図である。
本発明の第2実施形態に係る自動車用ドア1bは、図4に示すように、ドアガードビーム10と、インナパネル20bの外周部の一部と、取付部材30bとが、ボルト32及びナット33で締結されることにより固定されている。
このように、取付部材30bとインナパネル20bとをボルト締結することにより、当該固定部の高い信頼性を確保することが出来る。また、本実施形態では、ドアガードビーム10、インナパネル20b及び取付部材30bをボルト締結することにより、一度にこれらを固定することが出来るので、作業性の観点からも優れている。
本実施形態に係る自動車用ドア1bでは、図5に示すように、インナパネル20bの外周縁部から取付部材30bが外側に突出するように、取付部材30bがインナパネル20bに取り付けられている。
図6は本発明の第3実施形態に係る自動車用ドアのドアガードビーム、取付部材及びインナパネルを固定した部分の正面図であり、第2実施形態において説明した図5に相当する図である。
本発明の第3実施形態に係る自動車用ドア1cは、図6に示すように、インナパネル20cの外周部の一部に切り込み21が形成されており、当該切り込み21に取付部材30cを入り込ませた状態で、取付部材30cとインナパネル20cとが固定されている。
第2実施形態の図5に示す構成と、第3実施形態の図6に示す構成とを、レイアウト上の制約等に応じて何れかを選択することにより、設計の自由度が増す。
図7は本発明の第4実施形態に係る自動車用ドアを示す拡大断面図であり、第1実施形態の図3に相当する図である。
本発明の第4実施形態に係る自動車用ドア1dでは、図7に示すように、取付部材30dが、インナパネル20dの外周部の一部に挟み込まれた状態で、インナパネル20dに固定されている。このように、取付部材30dをインナパネル20dに挟み込むことにより、インナパネル20dの面内方向の荷重伝達効率を良好にすることが出来る。
本実施形態に係る自動車用ドア1dでは、同図に示すように、取付部材30dにおいてインナパネル20dの外周部の一部と重なり合っている部分で、ボルト32及びナット33により、ドアガードビーム10、インナパネル20d及び取付部材30dが固定されている。
図8は本発明の第5実施形態に係る自動車用ドアを示す拡大断面図であり、第1実施形態における図3に相当する図である。
本発明の第5実施形態に係る自動車用ドア1eは、図8に示すように、第4実施形態に係る自動車用ドア1dと同様に、取付部材30eが、インナパネル20eの外周部の一部に挟み込まれた状態で、インナパネル20eに固定されている。しかしながら、本実施形態では、同図に示すに、取付部材30eにおいてインナパネル20eの外周部の一部と重なり合っていない部分で、ボルト32及びナット33により、ドアガードビーム10、インナパネル20e及び取付部材30eが固定されている点で第4実施形態と相違する。
第4実施形態の図7に示す構成を採用する場合には、ドアガードビーム10、インナパネル20d及び取付部材30dを一度に固定することが出来るので作業性に優れている。これに対し、第5実施形態の図8に示す構成を採用する場合には、インナパネル20eにボルト32が接していないので、インナパネル20eにベアリング破壊がより生じ難くなる。
図9は本発明の第6実施形態に係る自動車用ドアを示す拡大断面図、図10は本発明の第7実施形態に係る自動車用ドアを示す拡大断面図であり、何れも第1実施形態における図3に相当する図である。
本発明の第6実施形態に係る自動車用ドア1fでは、図9に示すように、インナパネル20fの外周部の一部が取付部材30fに対してドアガードビーム10側に位置した状態で、ボルト32及びナット33により、取付部材30fとインナパネル20fとが固定されている。
これに対し、本発明の第7実施形態に係る自動車用ドア1gでは、図10に示すように、取付部材30gが、インナパネル20gの外周部の一部に対してドアガードビーム10側に位置した状態で、ボルト32及びナット33により、インナパネル20gに固定されている。
以上のような第6及び第7実施形態に係る自動車用ドア1f、1gは、簡素な構造であるので、生産性やコストの点で優れている。
図11は本発明の第8実施形態に係る自動車用ドアを示す拡大断面図であり、第1実施形態における図3に相当する図である。
本発明の第8実施形態に係る自動車用ドア1hは、第7実施形態に係る自動車用ドア1gと同様に、図11に示すように、取付部材30hが、インナパネル20hの外周部の一部に対してドアガードビーム10側に位置した状態で、ボルト32及びナット33により、インナパネル20hに固定されている。しかしながら、同図に示すように、取付部材30hとドアガードビーム10との接触面が、インナパネル20hの外周部と取付部材30hとの接触面に対して、ドアガードビーム10の軸方向に沿って内側に向かって相対的に大きくなっている点で第7実施形態と相違する。
このように、取付部材30hとドアガードビーム10との接触面をドアガードビーム10の軸方向に沿って大きくすることにより、ドアガードビーム10との接合位置を最適化することが出来る。また、ドアガードビーム10、インナパネル20h及び取付部材30hを接着により固定する場合には、取付部材30hとドアガードビーム10との接触面を広くすることにより、接合面積を広く確保することが出来る。
図12は本発明の第9実施形態に係る自動車用ドアを示す拡大断面図であり、第1実施形態における図3に相当する図である。
本発明の第9実施形態に係る自動車用ドア1iでは、図12に示すように、取付部材20iが、インナパネル20iの外周部と交互に積層された状態で、インナパネル20iに固定されている。このように、取付部材30iとインナパネル20iとの固定部分を積層構造とすることにより、インナパネル20iへの荷重伝達がよりスムーズとなる。
図13は本発明の第10実施形態に係る自動車用ドアを示す分解斜視図である。
本発明の第10実施形態に係る自動車用ドア1jでは、図13に示すように、取付部材30jが、インナパネル20jの外周部全周を包囲するように設けられている。
一般的に繊維強化複合材料から構成されるパネル部材は効率的な端部処理が困難であり、当該端部がクラックや剥離の起点となる場合があるが、本実施形態のように取付部材30jがインナパネル20jの外周部全周を包囲するように設けられていることにより、端部を起点とした破壊が発生し難くなる。また、取付部材30jによりインナパネル20jの外周部全周を覆うことにより、当該インナパネル20jのトリミング加工等の端部処理が不要となる。
さらに、インナパネル20jの外周部全周が金属材料から成る取付部材30jにより覆われていることにより、取付部材30jをアウタパネル40に溶接することによりインナパネル20jをアウタパネル40に取り付けることが出来るので、インナパネル20jのアウタパネル40への取付が容易となる。
以上に説明した第1〜第10実施形態では、取付部材が、重なり合っているインナパネルの外周部の端面に係合している方が、インナパネルに対して面内方向に荷重を直接的に伝達出来るために好ましい。しかしながら、必ずしもこれに限定されず、例えば、図3に示すように、取付部材によりインナパネルの両面を挟み込みと共にこれらが接着により固定しているような場合には、重なり合っているインナパネルの外周部の端面に取付部材を厳密に密着させなくても、せん断力により十分に荷重伝達を行うことが出来る場合もある。この場合には、繊維強化複合材料から成るインナパネルの外形寸法公差を大きくし得る利点がある。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
例えば、上述の実施形態では、エネルギ吸収構造を自動車用ドアに適用するように説明したが、本発明においては特にこれに限定されず、自動車用ドア以外の車輌用のエネルギ吸収構造として適用することが出来る。
また、上述の実施形態では、取付部材とインナパネルとを固定する方法として、接着やボルト締結をそれぞれ独立して設けるように説明したが、本発明においては特にこれに限定されず、接着とボルト締結を併用しても良い。
図1は、本発明の第1実施形態に係る自動車用ドアを示す分解斜視図である。 図2は、本発明の第1実施形態に係る自動車用ドアを示す断面図である。 図3は、図2のIII部の拡大図である。 図4は、本発明の第2実施形態に係る自動車用ドアを示す拡大断面図である。 図5は、図4に示す自動車用ドアのドアガードビーム、取付部材及びインナパネルを固定した部分の正面図である。 図6は、本発明の第3実施形態に係る自動車用ドアのドアガードビーム、取付部材及びインナパネルを固定した部分の正面図である。 図7は、本発明の第4実施形態に係る自動車用ドアを示す拡大断面図である。 図8は、本発明の第5実施形態に係る自動車用ドアを示す拡大断面図である。 図9は、本発明の第6実施形態に係る自動車用ドアを示す拡大断面図である。 図10は、本発明の第7実施形態に係る自動車用ドアを示す拡大断面図である。 図11は、本発明の第8実施形態に係る自動車用ドアを示す拡大断面図である。 図12は、本発明の第9実施形態に係る自動車用ドアを示す拡大断面図である。 図13は、本発明の第10実施形態に係る自動車用ドアを示す分解斜視図である。
符号の説明
1a〜1j…自動車用ドア
10…ドアガードビーム
11…円筒部
12…フランジ部
20a〜20j…インナパネル
21…切り込み
30a〜30j…取付部材
31…接着剤
32…ボルト
33…ナット
40…アウタパネル

Claims (17)

  1. 繊維強化複合材料から構成されるパネル部材と、
    外部から印加された荷重のエネルギを吸収するためのエネルギ吸収部材と、
    金属材料から構成され、前記エネルギ吸収部材を前記パネル部材に取り付けるための取付部材と、を備え、
    前記取付部材は、前記パネル部材の外周部の少なくとも一部と重なり合って前記パネル部材に固定されているエネルギ吸収構造。
  2. 前記取付部材は、前記重なり合っているパネル部材の外周部の端面をも覆った状態で前記パネル部材に固定されている請求項1記載のエネルギ吸収部材。
  3. 前記取付部材は、前記重なり合っているパネル部材の外周部を挟み込んだ状態で前記パネル部材に固定されている請求項1又は2記載のエネルギ吸収構造。
  4. 前記取付部材は、前記重なり合っているパネル部材の外周部に挟み込まれた状態で前記パネル部材に固定されている請求項1又は2記載のエネルギ吸収構造。
  5. 前記重なり合っているパネル部材の外周部が前記取付部材に対して前記エネルギ吸収部材側に位置した状態で、前記取付部材が前記パネル部材に固定されている請求項1又は2記載のエネルギ吸収構造。
  6. 前記取付部材は、前記重なり合っているパネル部材の外周部に対して前記エネルギ吸収部材側に位置した状態で前記パネル部材に固定されている請求項1又は2記載のエネルギ吸収構造。
  7. 前記取付部材と前記エネルギ吸収部材との接触面は、前記パネル部材の外周部と前記取付部材との接触面に対して、前記エネルギ吸収部材の軸方向に沿って相対的に大きくなっている請求項3又は6記載のエネルギ吸収構造。
  8. 前記取付部材は、前記重なり合っているパネル部材の外周部と交互に積層された状態で前記パネル部材に固定されている請求項1又は2記載のエネルギ吸収構造。
  9. 前記エネルギ吸収部材は、前記取付部材において前記パネル部材の外周部と重なり合っている部分に固定されている請求項1〜8の何れかに記載のエネルギ吸収構造。
  10. 前記エネルギ吸収部材は、前記取付部材において前記パネル部材の外周部と重なり合っていない部分に固定されている請求項1〜8の何れかに記載のエネルギ吸収構造。
  11. 前記取付部材と前記パネル部材とは、接着、ボルト締結、又は、これらの組み合わせにより固定されている請求項1〜10の何れかに記載のエネルギ吸収構造。
  12. 前記エネルギ吸収部材と前記取付部材とは、溶接、接着、ボルト締結、又は、これらの組み合わせにより固定されている請求項1〜11の何れかに記載のエネルギ吸収構造。
  13. 前記取付部材を構成する金属材料はスチールを含む請求項1〜12の何れかに記載のエネルギ吸収構造。
  14. 前記パネル部材を構成する繊維強化複合材料は、炭素繊維を強化材として含有している請求項1〜13の何れかに記載のエネルギ吸収構造。
  15. 前記取付部材は、前記パネル部材の外周部全周を包囲するように設けられている請求項1〜14の何れかに記載のエネルギ吸収構造。
  16. ドアガードビームをインナパネルに取り付け、前記インナパネルをアウタパネルに取り付けた自動車用ドアであって、
    請求項1〜15の何れかに記載のエネルギ吸収構造の前記パネル部材を前記インナパネルとして用い、前記エネルギ吸収構造の前記エネルギ吸収部材を前記ドアガードビームとして用いた自動車用ドア。
  17. 前記取付部材は、前記繊維強化複合材料により前記インナパネルが成形された後に、前記ドアガードビームと前記アウタパネルとの相対的な位置関係に基づいて、前記インナパネルの外周部の少なくとも一部に固定されている請求項16記載の自動車用ドア。

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