JP2005047876A - 液状組成物 - Google Patents

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隆弥 奥田
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【課題】頭皮や皮膚に適用してもたれ落ちない、育毛剤や化粧品に適した液状組成物を提供する。
【解決手段】(a)増粘剤、(b)キレート化剤および(c)薬効成分を含有する水−アルコール系液状組成物である。この液状組成物の粘度は1000〜10000mPa・sである。また、増粘剤としては、酸性ムコ多糖類およびはその塩であり、キレート化剤としては、エチレンジアミンヒドロキシエチルトリ酢酸塩、ジエチレントリアミンヒドロキシエチルテトラ酢酸塩、エチレンジアミンテトラ酢酸塩およびヒドロキシエタンジホスホン酸塩から選択される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、水−アルコール系の液状組成物に関し、より詳しくは、頭皮や皮膚に適用してもたれ落ちない、育毛剤や化粧品に適した水−アルコール系の液状組成物に関する。
一般に、育毛剤は、アルコール水溶液に各種の薬効成分を配合した外用剤であり、頭皮に適用して、頭皮機能を正常化すると共に頭皮の血液循環を良好にして、育毛促進、脱毛防止、フケ、カユミの防止等の効果を有するものである。
しかしながら、医薬部外品の育毛剤は、原則として液状であるという薬事上の規制があり、このような液状では、頭皮に適用するとたれ落ちて、顔面や首筋に付着したり、目にしみる等の問題が多いのが現状である。従って、頭皮に適用してもたれ落ちない液状の育毛剤が望まれる。
ところで、ヒアルロン酸やその塩は増粘剤として知られているが、これを配合した育毛剤が知られている(例えば、特許文献1)。しかし、この育毛剤においては、ヒアルロン酸は皮膚細胞に対する軟化剤として配合されているが、その配合量も極めて少ないことから、増粘効果は殆ど期待できない。
特開平1−242516号公報(特許請求の範囲請求項1、第2頁右上欄第20行〜左下欄第3行目および実施例)
本発明は、上記の点を解決しようとするものであり、その目的は、頭皮や皮膚に適用してもたれ落ちない、育毛剤や化粧品に適した液状組成物を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を達成するために、育毛剤や化粧品用の液状組成物にヒアルロン酸塩等の増粘剤を所定量配合することについて種々検討した結果、増粘剤のみの配合では、初期の増粘効果があるものの、この増粘効果が長期的に安定ではなく、粘度低下が生じることが判明した。そして、増粘剤と共にキレート化剤を配合することにより、増粘効果が長期的に安定することを見出し、本発明を完成するに到った。
即ち、本発明は、
(a)増粘剤
(b)キレート化剤
(c)薬効成分
を含有する水−アルコール系液状組成物である。
本発明の好適な態様としては、以下の通りである。
本発明の液状組成物は、粘度が1000〜10000mPa・sであることが好ましい。
上記の増粘剤は、酸性ムコ多糖類およびその塩から選択される少なくとも1種であり、上記のキレート化剤は、エチレンジアミンヒドロキシエチルトリ酢酸塩、ジエチレントリアミンヒドロキシエチルテトラ酢酸塩、エチレンジアミンテトラ酢酸塩およびヒドロキシエタンジホスホン酸塩から選択される少なくとも1種であることが好ましく、増粘剤がヒアルロン酸塩であり、かつキレート化剤がエチレンジアミンヒドロキシエチルトリ酢酸塩である組み合わせが特に好ましい。
上記の薬効成分は、有機ゲルマニウム化合物、センブリエキス、ビタミンEおよびその誘導体、アミノ酸、ビタミンCおよびその誘導体から選択される少なくとも1種であることが好ましい。
本発明の液状組成物中では、増粘剤の含有量が0.001〜3重量%、キレート化剤の含有量が0.001〜3重量%、かつ薬効成分の含有量が0.001〜5重量%であることが好ましい。
また、本発明の液状組成物は、さらに(d)浸透促進剤を含有することが好ましく、タウリンおよびN−メチルタウリンから選択される少なくとも1種であることをが好ましい。
このような本発明の液状組成物は、育毛剤や化粧品として好適に使用される。
本発明の液状組成物は、増粘剤の配合により増粘効果が付与され、この増粘剤と共にキレート化剤を配合することにより、この増粘効果が長期的に安定化され、長期保存後でも粘度低下が生じることがない。従って、本発明の液状組成物は、長期保存後のものであっても、頭皮や皮膚(顔、ボディー等)に適用してもたれ落ちることがないので、育毛剤や化粧品に特に好適な液状組成物となることが期待できる。
以下、本発明を詳細に説明する。本発明の液状組成物は、(a)増粘剤、(b)キレート化剤および(c)薬効成分を含有するものであり、水およびアルコールを溶媒とする液状組成物である。
<(a)増粘剤>
本発明で使用される増粘剤としては、医薬部外品や化粧品の分野で公知の増粘性の水溶性高分子が挙げられ、例えば、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸、デルマタン硫酸、ヘパラン硫酸、ヘパリン等の酸性ムコ多糖類およびそれらの塩(ナトリウム塩、カリウム塩等);クインスシードポリマー;アルギン酸ナトリウム;キサンタンガム;カルボキシビニルポリマーまたはそのナトリウム塩等が挙げられる。これらの中でも、酸性ムコ多糖類およびそれらの塩が好ましく、ヒアルロン酸塩が特に好ましい。なお、上記の増粘剤は、単独で使用しても2種以上を併用してもよい。
上記増粘剤の配合量は、本発明の液状組成物中、0.001〜3重量%、特に0.5〜1.0重量%が好ましい。この配合量が0.001重量%未満であると、増粘効果が期待できず、逆に3重量%を超えると、ゲル化して攪拌が困難となるので、好ましくない。なお、この増粘剤の配合量を適宜設定することにより、所望の粘度の液状組成物を得ることができる。
<(b)キレート化剤>
本発明で使用されるキレート化剤としては、医薬部外品や化粧品の分野で公知のものが挙げられ、例えば、エチレンジアミンヒドロキシエチルトリ酢酸塩(3ナトリウム塩等)、ジエチレントリアミンヒドロキシエチルテトラ酢酸塩(4ナトリウム塩等)、エチレンジアミンテトラ酢酸塩(2ナトリウム塩、3ナトリウム塩等)、ヒドロキシエタンジホスホン酸塩等(4ナトリウム塩等)、ヘキサメタリン酸塩(ナトリウム塩等)が挙げられる。これらの塩はナトリウム塩でも、カリウム塩等でもよいが、ナトリウム塩が好適に使用される。これらのキレート化剤の中でも、エチレンジアミンヒドロキシエチルトリ酢酸塩が特に好ましい。なお、上記のキレート化剤は、単独で使用しても2種以上を併用してもよい。また、これらのキレート化剤は水和物の状態で配合してもよい。
上記のキレート化剤の配合量は、本発明の液状組成物中、0.001〜3重量%、特に0.1〜1.5重量%が好ましい。この配合量が0.001重量%未満であると、増粘効果を長期的に安定させることが困難であり、逆に3重量%を超えると、粘度安定性が劣るので、好ましくない。また、増粘剤との配合割合しては、重量比で1:0.01〜1:0.9、特に、1:0.1〜1:0.6(増粘剤:キレート化剤)であるのがよい。また、薬効成分との配合割合しては、重量比で1:1〜1:6、特に、1:2〜1:4(薬効成分:キレート化剤)であるのがよい。
<(c)薬効成分>
本発明で使用される薬効成分としては、育毛剤や化粧品に通常配合されるものが挙げられる。例えば、育毛用の薬効成分としては、例えば、センブリエキス、ビタミンEおよびその誘導体(例えば、ビタミンEアセテート等)、ニコチン酸ベンジルエステル、塩化カルプロニウム等の血行促進剤;ヒノキチオール、感光素、パントテン酸誘導体(例えば、パントテニールエチルエステル)等の毛包賦活剤;グリチルリチン酸誘導体(例えば、グリチルリチン酸ジカリウム)、メントール等の消炎剤;その他、アミノ酸およびその塩(例えば、グルタミン酸ナトリウム、ヒドロキシプロリンナトリウム、プロリン、グリシンナトリウム)、ビタミンCおよびその誘導体(例えば、ビタミンCイソパルミテート)、生薬エキス、有機ゲルマニウム化合物等が挙げられる。これらの中でも、有機ゲルマニウム化合物、センブリエキス、ビタミンEおよびその誘導体、アミノ酸が好適に使用され、有機ゲルマニウム化合物が特に好適に使用される。
なお、有機ゲルマニウム化合物は、以下の構造式:
Figure 2005047876
(式中、R1〜R4は、独立して、それぞれ水素原子、低級アルキル基(C1−C6)またはフェニル基を表し、Zは、水酸基、アミノ基または低級アルコキシ基(C1−C6)を表す。)
に示される化合物であり、具体的には、(GeCH2CH2COOH)23、(GeCH2CH(CH3)COOH)23等が挙げられる。なお、上記の化合物は、特開昭60−243009号公報に記載されている化合物である。
また、化粧品用の薬効成分としては、例えば、ビタミンCおよびその誘導体(例えばビタミンCグルコシド)、アルブチン、コウジ酸等の美白剤;パントテニールエチルエステル、DNA、ビタミンAおよびその誘導体(例えば、ビタミンAパルミテート)、動植物・菌類抽出物(例えば、ウコン抽出液)等の賦活剤;ビタミンEおよびその誘導体(例えばビタミンEアセテート)、アミノ酸類(例えば、ヒドロキシプロリン)等の酸化防止剤;TiO2、オクチルメトキシシンナメート、パラアミノ安息香酸エステル等の紫外線防止剤;TCC、感光素等の殺菌剤;アラントイン、グリチルリチン酸塩、グリチルレチン酸エステル等の消炎剤等が挙げられる。これらの中でも、ビタミンCおよびその誘導体が好適に使用される。
なお、上記の薬効成分は、単独で使用しても2種以上を併用してもよい。
上記の薬効成分の配合量は、その種類にもよるが、本発明の液状組成物中、0.001〜5重量%、特に0.01〜0.5重量%が好ましい。
<(d)浸透促進剤>
本発明の液状組成物は、浸透促進剤をさらに含有してもよい。この配合により、薬効成分の皮膚への浸透が促進される。本発明で使用される浸透促進剤としては、例えば、タウリン、N−メチルタウリン、イソステアリルアルコール等が挙げられ、これらの中でも、タウリン、N−メチルタウリンが好適に使用される。なお、上記の浸透促進剤は、単独で使用しても2種以上を併用してもよい。
上記の浸透促進剤の配合量は、本発明の液状組成物中、0.01〜3.0重量%、特に0.1〜1.0重量%が好ましい。この配合量が0.01重量%未満であると、薬効成分の浸透促進効果があまり期待できず、逆に3.0重量%経日安定性が劣るので、好ましくない。
<その他の成分>
本発明の液状組成物は、必要に応じて他の成分が配合されていてもよい。他の成分としては、育毛剤や化粧品に通常配合されるものであり、例えば、香料、色素、防腐剤、褪色防止剤、緩衝剤等が挙げられる。
<溶媒>
本発明の液状組成物は、溶媒として水とアルコールが配合される。アルコールとしては、エタノール、イソプロパノール等が使用可能であり、特にエタノールが好適に使用される。水とアルコールの配合比は、水1重量部に対し、アルコールは0.001〜3重量部、特に0.3〜1.0重量部が好ましい。
上記のような配合により調製される本発明の液状組成物は、1000〜10000mPa・s、好ましくは2000〜7000mPa・sの粘度を有する。特に、育毛剤としては2000〜7000mPa・s、顔用化粧品としては1000〜3000mPa・s、ボディー用化粧品としては2000〜5000mPa・sが好ましい。
なお、本発明においては、粘度は、ブロックフィールド社製の「DV−II+VISCOMETER」を用いて30℃における粘度を測定した。
本発明の液状組成物は、増粘剤の配合により増粘効果が付与され、この増粘剤と共に配合されるキレート化剤により、この増粘効果が長期的に安定化され、長期保存後でも粘度低下が生じることがない。従って、本発明の液状組成物は、長期保存後のものであっても、頭皮や皮膚(顔、ボディー等)に適用してもたれ落ちることがないので、育毛剤や化粧品に特に好適な液状組成物となることが期待できる。このような効果は、増粘剤がヒアルロン酸塩であり、キレート化剤がエチレンジアミンヒドロキシエチルトリ酢酸塩である場合において特に顕著となる。
以下に、本発明を実施例を挙げて具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
有機ゲルマニウム化合物((GeCH2CH2COOH)23)0.15重量%、増粘剤としてヒアルロン酸ナトリウム(商品名バイオヒアロ12 (株)資生堂製)1.0重量%、キレート化剤としてエチレンジアミンヒドロキシエチルトリ酢酸3ナトリウム塩・3水和物(商品名クレワットOH−300 帝国化学製)0.36重量%、溶媒としてエタノール30.0重量%、残部を蒸留水として配合し、育毛剤用の液状組成物を調製した。
実施例1において、キレート化剤としてエチレンジアミンヒドロキシエチルトリ酢酸3ナトリウム塩の代わりに、ヒドロキシエタンジホスホン酸4ナトリウム塩(商品名ターピナル4NL コグニスジャパン製)0.17重量%を配合すること以外は、実施例1と同様にして、育毛剤用の液状組成物を調製した。
[比較例1]
実施例1において、キレート化剤を配合しないこと以外は、実施例1と同様にして、育毛剤用の液状組成物を調製した。
実施例1、2および比較例1で調製された液状組成物、並びにコントロールについて、37℃保存時における粘度の経時変化を図1に示す。
図1から明らかなように、増粘剤とキレート化剤の両方を配合している実施例1および2の液状組成物は、初期の粘度が高く、また、37℃で4週間保存してもその粘度がそのまま維持されていることがわかる。なお、キレート化剤としてエチレンジアミンヒドロキシエチルトリ酢酸3ナトリウム塩を配合した実施例1の方が、ヒドロキシエタンジホスホン酸4ナトリウム塩を配合した実施例2よりも、初期から4週間の間、より高い粘度が維持されており、特に優れていることがわかる。
これに対し、増粘剤のみの配合でキレート化剤を全く配合していない比較例1の液状組成物は、初期の粘度は高いものの、37℃で保存すると粘度の経時変化が著しく、4週間後ではかなりの粘度低下があることがわかる。
薬効成分として有機ゲルマニウム化合物((GeCH2CH2COOH)23)0.15重量%、増粘剤としてヒアルロン酸ナトリウム(商品名バイオヒアロ12 (株)資生堂製)1.0重量%、キレート化剤としてエチレンジアミンヒドロキシエチルトリ酢酸3ナトリウム塩・3水和物(商品名クレワットOH−300 帝国化学製)を0.18重量%、0.36重量%、0.54重量%、0.72重量%または0.9重量%(有機ゲルマニウム化合物とエチレンジアミンヒドロキシエチルトリ酢酸3ナトリウム塩の重量比が1:1、1:2、1:3、1:4または1:5)とし、溶媒としてエタノール30.0重量%、残部を蒸留水として配合し、育毛剤用の液状組成物を調製した。これらの液状組成物について、37℃保存時における粘度の経時変化を図2に示す。
図2から明らかなように、有機ゲルマニウム化合物とキレート化剤の配合比率が1:1〜1:5のどの液状組成物でも、初期の粘度が高く、また、37℃で4週間保存してもその粘度がそのまま維持されていることがわかる。特に、有機ゲルマニウム化合物とキレート化剤の配合比率が1:2である液状組成物は、初期から4週間の間、より高い粘度が維持されており、特に優れていることがわかる。
<育毛剤処方> 重量%
エタノール 30.0
ヒアルロン酸ナトリウム(バイオヒアロ12 (株)資生堂製) 1.0
エチレンジアミンヒドロキシエチルトリ酢酸3ナトリウム塩・3水和物
(クレワットOH−300 帝国化学製) 0.3
センブリエキス 1.0
有機ゲルマニウム化合物 0.15
((GeCH2CH2COOH)23
グルタミン酸ナトリウム 0.1
ビタミンEアセテート 0.05
N−メチルタウリン 0.01
香料 0.2
香料可溶化剤 適量
蒸留水 残量
合計 100重量%
上記の処方により、育毛剤を調製した。この育毛剤の粘度は7000mPa・sであり、37℃、4週間保存後の粘度は6850mPa・sであった。この育毛剤の使用時には、頭皮からたれ落ちることはなかった。
<顔用モイスチャージェル処方> 重量%
エタノール 30.0
ヒアルロン酸ナトリウム(バイオヒアロ12 (株)資生堂製) 0.5
エチレンジアミンヒドロキシエチルトリ酢酸3ナトリウム塩・3水和物
(クレワットOH−300 帝国化学製) 0.3
1,3−ブチレングリコール 5.0
ビタミンCグルコシド 0.15
アラントイン 0.05
香料 0.1
香料可溶化剤 適量
蒸留水 残量
合計 100重量%
上記の処方により、顔用モイスチャージェルを調製した。このジェルの粘度は2150mPa・sであり、37℃、4週間保存後の粘度は1980mPa・sであった。このジェルの使用時には、顔からたれ落ちることはなかった。
<ボディー用モイスチャージェル処方> 重量%
エタノール 20.0
ヒアルロン酸ナトリウム(バイオヒアロ12 (株)資生堂製) 0.7
エチレンジアミンヒドロキシエチルトリ酢酸3ナトリウム塩・3水和物
(クレワットOH−300 帝国化学製) 0.2
1,3−ブチレングリコール 5.0
グリセリン 5.0
ビタミンAパルミテート 0.05
ビタミンEアセテート 0.05
香料 0.1
香料可溶化剤 適量
色素 適量
蒸留水 残量
合計 100重量%
上記の処方により、ボディー用モイスチャージェルを調製した。このジェルの粘度は4850mPa・sであり、37℃、4週間保存後の粘度は4620mPa・sであった。このジェルの使用時には、ボディーからたれ落ちることはなかった。
本発明の液状組成物は、長期保存後のものであっても、頭皮や皮膚(顔、ボディー等)に適用してもたれ落ちることがないので、育毛剤や化粧品に特に好適な液状組成物となることが期待できる。
実施例1、2および比較例1で調製された液状組成物の37℃保存時における粘度の経時変化を示すグラフである。 実施例3で調製された液状組成物の37℃保存時における粘度の経時変化を示すグラフである。

Claims (11)

  1. 下記の(a)〜(c)の成分を含有する水−アルコール系液状組成物。
    (a)増粘剤
    (b)キレート化剤
    (c)薬効成分
  2. 粘度が1000〜10000mPa・sであることを特徴とする、請求項1記載の液状組成物。
  3. 増粘剤が、酸性ムコ多糖類およびその塩から選択される少なくとも1種であることを特徴とする、請求項1記載の液状組成物。
  4. キレート化剤が、エチレンジアミンヒドロキシエチルトリ酢酸塩、ジエチレントリアミンヒドロキシエチルテトラ酢酸塩、エチレンジアミンテトラ酢酸塩およびヒドロキシエタンジホスホン酸塩から選択される少なくとも1種であることを特徴とする、請求項1記載の液状組成物。
  5. 増粘剤がヒアルロン酸塩であり、かつキレート化剤がエチレンジアミンヒドロキシエチルトリ酢酸塩であることを特徴とする、請求項1記載の液状組成物。
  6. 薬効成分が、有機ゲルマニウム化合物、センブリエキス、ビタミンEおよびその誘導体、アミノ酸、ビタミンCおよびその誘導体から選択される少なくとも1種であることを特徴とする、請求項1記載の液状組成物。
  7. 組成物中の、増粘剤の含有量が0.001〜3重量%、キレート化剤の含有量が0.001〜3重量%、かつ薬効成分の含有量が0.001〜5重量%であることを特徴とする、請求項1記載の液状組成物。
  8. さらに(d)浸透促進剤を含有することを特徴とする、請求項1記載の液状組成物。
  9. 浸透促進剤が、タウリンおよびN−メチルタウリンから選択される少なくとも1種であることを特徴とする、請求項8記載の液状組成物。
  10. 育毛剤用であることを特徴とする、請求項1〜9のいずれかに記載の液状組成物。
  11. 化粧品用であることを特徴とする、請求項1〜9のいずれかに記載の液状組成物。
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