JP2007210959A - 皮膚外用組成物 - Google Patents

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政典 吉村
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Abstract

【課題】保湿剤を20質量%以上と高配合した場合にも保湿剤独特のべたつきを抑制し、保湿効果を有しながらも、みずみずしくさっぱりとした独特の使用感を有し、しかもゲル状になることのない皮膚外用組成物を提供する。
【解決手段】(a)クインスシード抽出物と、(b)セルロースおよびその誘導体、クインスシード抽出物以外の増粘多糖類から選ばれる一種または二種以上と、(c)低級アルコールと、(d)アルキル変性カルボキシビニルポリマーと、(e)保湿剤を配合し、保湿剤の配合量を20質量%以上とする。
【選択図】なし

Description

本発明は皮膚外用組成物に関し、さらに詳しくは保湿効果が高く、かつさっぱりとした感触を有する皮膚外用組成物に関する。
美肌状態を維持する機能の付与は、化粧品等の皮膚外用剤を開発する際の非常に大きな目的の一つである。この美肌状態を保つためには、肌荒れを防止又は改善して、肌の皮溝、皮丘を整えることが重要である。この目的を達成するために、従来はグリセリン、ソルビトール、プロピレングリコール等の各種の保湿剤の化粧品等への配合が行われていた。しかしながら、これらの保湿剤を、しっとりとした使用感を化粧品等に強調して付与させたり、化粧品等の保湿効果を向上させる等の目的から、多量に配合した化粧品等はべたついた使用感を伴う傾向にあった。
この保湿効果の向上に伴う化粧品等のべたついた使用感を取り除くための技術としては、四級アンモニウム塩であるトリメチルグリシンを単独で化粧品等へ配合する試みが既に行われている(特許文献1)。しかしながら、単独でトリメチルグリシンを配合した化粧品等は、べたついた使用感を伴わない傾向がある反面、皮膚外用剤がトリメチルグリシンの存在により「粉っぽい使用感」を伴う傾向にある。そのため上記のトリメチルグリシンを単独で配合した皮膚外用剤においても、十分に使用者の要求を満足させるまでには至っていない面があることは否めなかった。
また、ムコ多糖と、キサンタンガム等のガム質と、トリメチルグリシンとを組み合わせて用いることによりべたつきを防止する技術もあるが(特許文献2)、保湿剤を高配合した場合のべたつきを防止するには不十分なものであった。
特開平6−293625号公報 特開平9−95432号公報
本発明は上記したような従来の事情を鑑みてなされたもので、低級アルコールを配合した場合にもゲル状になることなく、かつ保湿剤を高配合した場合にも保湿剤独特のべたつきを抑制し、保湿効果を有しながらも、みずみずしくさっぱりとした独特の使用感を有する皮膚外用組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは上記課題のために鋭意検討を重ねた結果、特定の植物由来の増粘多糖類及びセルロース類や増粘多糖類などに代表される高分子、アルキル変性カルボキシビニルポリマー、保湿剤20質量%以上を併用することにより、使用後は肌に保湿効果を有しながら、使用中はみずみずしくさっぱりと使用性を有し、安定性上はゲル状に変化しないなど、使用性、保湿効果および安定性に優れる皮膚外用組成物が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明は、次の成分(a)〜(e)を含有し、成分(e)の配合量が20質量%以上であることを特徴とする皮膚外用組成物である。
(a)クインスシード抽出物
(b)セルロースおよびその誘導体、クインスシード抽出物以外の増粘多糖類から選ばれる一種または二種以上
(c)低級アルコール
(d)アルキル変性カルボキシビニルポリマー
(e)保湿剤
本発明の皮膚外用組成物は、保湿剤を高配合した場合にも保湿剤独特のべたつきを抑制し、保湿効果を有しながらも、みずみずしくさっぱりとした独特の使用感を有し、しかもゲル状になることのないものである。
以下に、本発明の最良の実施の形態について説明する。
(a)クインスシード抽出物
クインスシード抽出物は、マルメロの木の種子より得られる抽出物であり、市販されているものを用いることができる。
本発明の皮膚外用組成物におけるクインスシード抽出物の配合量は、組成物全体に対して0.01〜5質量%が好ましく、特に同0.05〜1.5質量%が好ましい。組成物全体に対して0.01質量%未満の配合量であると保湿剤によるべたつきを十分に抑制することができず、また同5質量%を超えて配合すると肌に高分子特有の皮膜が形成され、使用感触が損なわれることになり好ましくなく、かつ保管中などにゲル状に変化するなど安定性に問題がある。
(b)セルロース類、増粘多糖類
本発明で用いられるセルロースおよびその誘導体としては、例えばセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロースおよびカルボキシメチルセルロースが挙げられる。
本発明で用いられるクインスシード抽出物以外の増粘多糖類としては、キサンタンガム、カラギーナン、ペクチン、マンナン、カードラン、コンドロイチン硫酸、デンプン、ガラクタン、デルマタン硫酸、グリコーゲン、アラビアガム、ヘパラン硫酸、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ナトリウム、トラガントガム、ケラタン硫酸、コンドロイチン、キサンタンガム、ムコイチン硫酸、ヒドロキシエチルグアガム、カルボキシメチルグアガム、グアガム、デキストラン、ケラト硫酸、ローカストビーンガム、サクシノグリカン、カロニン酸、キチン、キトサン、カルボキシメチルキチンおよび寒天が挙げられる。
これらの成分(b)のうち特に好ましいものは、ヒドロキシエチルセルロース、キサンタンガム、ヒアルロン酸であり、この中でも特にヒドロキシエチルセルロースが好ましい。
成分(b)の配合量は、組成物全体に対して0.01〜10質量%が好ましく、特に同0.05〜1.5質量%が好ましい。組成物全体に対して0.01質量%未満の配合量であると、保湿剤によるべたつきを十分に抑制することができず、また同10質量%を超えて配合すると、肌に高分子特有の皮膜が形成され、使用感触が損なわれることになり好ましくなく、かつ保管中などにゲル状に変化するなど安定性に問題がある。
(c)低級アルコール
本発明で用いられる低級アルコールとしては、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、イソブチルアルコール、t−ブチルアルコールなどが挙げられる。このうち特にエタノールが好ましい。低級アルコールと増粘剤とを配合した系では、増粘剤によってはゲル状に変化し、粘度安定性が損なわれる場合があるが、本発明のように、クインスシード抽出物とセルロース類とを組み合わせて配合することにより、保湿剤独特のべたつきが抑制され、低級アルコールによりみずみずしい使用感が得られ、かつ粘度安定性のよい外用組成物が得られる。
低級アルコールの配合量は、外用組成物全量中に0.01〜20質量%が好ましく、特に0.1〜10質量%が好ましい。組成物全体に対して0.01質量%未満の配合量であると、十分なみずみずしい使用感を得ることができず、また、同20質量%を超えて配合すると、ゲル状に変化するなど安定性に問題が見られ、さらには過剰なエタノールが肌を刺激し肌状態を悪化させる恐れがある。
(d)アルキル変性カルボキシビニルポリマー
本発明に用いるアルキル変性カルボキシビニルポリマーは、アクリル酸メタクリル酸アルキル共重合体を主とするポリマーであり、市販のものを用いることができる。具体的には、例えば、カーボポール(CARBOPOL)1342、ペミュレン(PEMULEN)TR-1、ペミュレン(PEMULEN)TR-2(いずれも、BF Goodrich社製)等が挙げられる。
アルキル変性カルボキシビニルポリマーの外用組成物への配合は、クインスシード抽出物やセルロース類、増粘多糖類とともに、保湿剤による塗布後のべたつきを抑制する効果をもたらす。また同時にその乳化能によって各種油分を乳化する役割を担っている。
アルキル変性カルボキシビニルポリマーの配合量は、外用組成物全量中に0.005〜1質量%が好ましく、特に0.01〜0.1質量%が好ましい。組成物全体に対して0.005質量%未満の配合量であると、十分なべたつき抑制効果と乳化能を得ることができず、また、同1質量%を超えて配合すると、ぬるつきやべたつきを生じ、外用組成物の使用感触を著しく悪化させる恐れがある。
(e)保湿剤
本発明で用いられる保湿剤としては糖類や多価アルコール類が挙げられ、糖類では、例えば砂糖,ブドウ糖,果糖,ソルビトール,マンニトール,キシリトール,マルチトールが挙げられる。また、多価アルコール類では、例えばグリセリン,ジグリセリン,トリグリセリン,プロピレングリコール,ジプロピレングリコール,ポリプロピレングリコール,トリエチレングリコール,テトラエチレングリコール,ポリエチレングリコール,1,2−ブチレングリコール,1,3−ブチレングリコール,1,2−ペンタンジオール,ヘキシレングリコール,エリスリトール,ポリオキシエチレンメチルグルコシド,ポリビニルアルコールが挙げられる。
本発明における保湿剤の配合量は、外用組成物全量中に20〜40質量%が好ましく、特に20〜30質量%が好ましい。保湿剤の量はこれよりも少なくても差し支えはないが、本発明は保湿剤を高配合したときに生じるべたつきを回避することを技術的特徴とするものであることを考慮すると、20質量%以上であることが好ましい。また同40質量%を超えて配合すると、本組成物の特徴であるみずみずしさとさっぱり感が損なわれてしまい好ましくない。
本発明の外用組成物には、上記した必須成分の他に通常化粧品や医薬品等の外用組成物に用いられる他の成分、例えば、アボガド油、パーム油、ピーナッツ油、牛脂、コメヌカ油、ホホバ油、カルナバロウ、ラノリン、流動パラフィン、オキシステアリン酸、パルミチン酸イソステアリル、イソステアリルアルコール等の油分;パラジメチルアミノ安息香酸アミル、ウロカニン酸、ジイソプロピルケイヒ酸エチル、2,4−ビス{[4−(2−エチルヘキシルオキシ)−2−ヒドロキシ]フェニル}−6−(4−メトキシフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−[2−ヒドロキシ−4−(2−エチルヘキシル)フェノキシ]−2H−ベンゾトリアゾール、アルキルアリール1,3−プロパンジオンシリコーン誘導体、オクトクリレン、2,4,6−トリス{p−[(2’−エチルヘキシル)オキシカルボニル]アニリノ}1,3,5−トリアジン等の紫外線吸収剤;エリソルビン酸ナトリウム、セージエキス、パラヒドロキシアニソール等の酸化防止剤;エチルパラベン、ブチルパラベン等の防腐剤;オウバク、オウレン、シコン、シャクヤク、センブリ、バーチ、ビワ、ニンジン、アロエ、ゼニアオイ、アイリス、ブドウ、ヨクイニン、ヘチマ、ユリ、サフラン、センキュウ、ショウキョウ、オトギリソウ、オノニス、ローズマリー、ニンニク等の抽出物;グリチルリチン酸誘導体、グリチルレチン酸誘導体、サリチル酸誘導体、ヒノキチオール、酸化亜鉛、アラントイン等の消炎剤;胎盤抽出物、グルタチオン、ユキノシタ抽出物、アスコルビン酸誘導体等の美白剤;ローヤルゼリー、感光素、コレステロール誘導体、各種アミノ酸類等の賦活剤;γ−オリザノール、デキストラン硫酸ナトリウム等の血行促進剤;硫黄、チアントール等の抗脂漏剤;香料;水;アルコール;カルボキシビニルポリマー等の増粘剤;チタンイエロー、カーサミン、ベニバナ赤等の色剤;乳酸−乳酸ナトリウム、クエン酸−クエン酸ナトリウム、コハク酸−コハク酸ナトリウム等の緩衝剤等を必要に応じて適宜配合し、目的の剤型に応じて常法により製造することができる。
本発明の外用組成物とは、例えばクリーム、乳液、ローション、パック、美容液等、従来皮膚外用剤に用いるものであればいずれでもよく、剤型は特に問わない。
本発明について以下に実施例を挙げてさらに詳述するが、本発明はこれによりなんら限定されるものではない。配合量は特記しない限り質量%で示す。
まず、各処方例の開示に先立ち、本発明外用組成物に関して採用した評価方法を示す。
(1)使用性
20名の専門パネルによる化粧料の使用テストを行い、塗布時のべたつきのなさ、塗布時のみずみずしさ、使用後のべたつきのなさ、使用後のさっぱり感について、下記の評価点基準に基づいて評価した。
(評価基準)
◎:非常に優れる(20名中16名以上が、評価項目について優れると回答)
○:やや優れる(20名中11〜15名が、評価項目について優れると回答)
△:やや劣る(20名中6〜10名が、評価項目について優れると回答)
×:劣る(20名中5名以下が、評価項目について優れると回答)
(2)粘度変化率
室温で放置し、放置30日後の粘度をB型粘度計で測定した。次に測定した試験品を1分間攪拌したあと、再度粘度を測定し、次の式(1)から求めた攪拌前と攪拌後の粘度の変化率からゲル化の程度を評価した。
粘度の変化率=(撹拌後の粘度/撹拌前の粘度)×100 ‥(1)
○:粘度変化率が、90以上、100以下
△:粘度変化率が、60以上、90未満
×:粘度変化率が、0以上、60未満
実施例1〜5、比較例1〜6
表1、2に示す処方で、後記する方法により美容液を調製し、上記した方法で、使用性および粘度変化率を測定した。その結果を併せて表1、2に示す。なお、アルキル変性カルボキシビニルポリマーとしては、ペミュレン(PEMULEN)TR-2を用いた。
(製造方法)
室温にて精製水にクインスシード抽出物またはタマリンド抽出物を混合して均一に溶解した後、残りの水相成分を添加し、十分に攪拌してA相(水相部)を得た。水相部を予め調製したB相(油相部)と混合し、ホモミキサーで乳化粒子を均一にし、その後苛性カリで中和して化粧料を得た。
Figure 2007210959
Figure 2007210959
次に本発明による皮膚外用組成物の種々の処方例を示す。
実施例6 美容液
配合成分 配合量(質量%)
A.水相部
(1) 1,3−ブチレングリコール 10.0
(2) グリセリン 10.0
(3) ソルビトール 3.0
(4) ポリエチレングリコール1000 2.0
(5) クインシード抽出液 0.5
(6) ヒアルロン酸 0.001
(7) サリチル酸 0.1
(8) エタノール 5.0
(9) カルボキシビニルポリマー 0.1
(10)アルキル変性カルボキシビニルポリマー 0.08
(PEMULEN TR-2)
(11)防腐剤 適量
(12)キレート剤 適量
(13)緩衝剤 適量
(14)精製水 残余
B.油相部
(15)ジメチコンコポリオール 0.1
(16)流動パラフィン 2.0
(17)イソステアリン酸 0.01
(18)ジメチルポリシロキサン 2.0
(19)ユビキノン 0.03
(20)ビタミンEアセテート 0.05
(21)香料 適量
C.中和剤
(22)苛性カリ 適量
〔製法〕
室温にて精製水にクインスシード抽出物を混合して均一に溶解した後、残りの水相成分を添加し十分に攪拌してA相(水相部)を得た。予め調製したB相(油相部)と混合し、ホモミキサーで乳化粒子を均一にし、その後苛性カリで中和して所望する皮膚外用剤を得た。
得られた乳液を前述の方法により評価したところ、塗布時のべたつきのなさは◎、塗布時のみずみずしさは◎、塗布後のべたつきのなさは◎、塗布後のさっぱりさは◎となった。
実施例7 乳液
配合成分 配合量(質量%)
A.水相パーツ
(1) ジプロピレングリコール 10.0
(2) グリセリン 5.0
(3) キシリトール 3.0
(4) ポリエチレングリコール1500 2.0
(5) クインシード抽出液 0.5
(6) アルキル変性カルボキシビニルポリマー 0.05
(7) カルボキシビニルポリマー 0.1
(8) グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
(9) ヒドロキシエチルセルロース 0.05
(10)エタノール 3.0
(11)防腐剤 適量
(12)キレート剤 適量
(13)苛性ソーダ 適量
(14)緩衝剤 適量
(15)精製水 残部
B.油相パーツ
(16)イソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル 1.0
(17)水添ポリブテン 1.0
(18)流動パラフィン 1.0
(19)マカデミアナッツ油 0.5
(20)酢酸トコフェロール 0.1
(21)香料 適量
C.中和剤
(22)苛性カリ 適量
〔製法〕
室温にて精製水にクインスシード抽出物を混合して均一に溶解した後、残りの水相成分を添加し十分に攪拌してA相(水相部)を得た。予め調製したB相(油相部)と混合した後、80℃に加熱し、ホモミキサーを用いて乳化した。この乳化物を熱交換器を用いて冷却した後、苛性カリで中和し所望する乳液を得た。
得られた乳液を前述の方法により評価したところ、塗布時のべたつきのなさは◎、塗布時のみずみずしさは◎、塗布後のべたつきのなさは◎、塗布後のさっぱりさは◎となった。
実施例8 サンスクリーン剤
配合成分 配合量(質量%)
A.水相パーツ
(1) 1, 3−ブチレングリコール 10.0
(2) グリセリン 5.0
(3) エリスリトール 1.0
(4) エタノール 5.0
(5) クインシード抽出液 0.5
(6) アルキル変性カルボキシビニルポリマー 0.1
(7) ヒドロキシプロピルセルロース 0.08
(8) 防腐剤 適量
(9) キレート剤 適量
(10)緩衝剤 適量
(11)苛性カリ 適量
(12)精製水 残部
B.油相パーツ
(13)パラメトキシケイ皮酸オクチル 6.0
(14)ジパラメトキシケイ皮酸グリセリルオクチル 2.0
(15)4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン 2.0
(16)オキシベンゾン 3.0
(17)オレイルオレート 5.0
(18)セチルアルコール 1.0
(19)ワセリン 0.5
(20)ソルビタンセスキオレイン酸エステル 0.8
(21)ポリオキシエチレン(20)オレイルアルコールエーテル 1.2
(22)酸化防止剤 適量
(23)香料 適量
(24)精製水 残余
C.中和剤
(25)苛性カリ 適量
〔製法〕
室温にて精製水にクインスシード抽出物を混合して均一に溶解した後、残りの水相成分を添加し十分に攪拌してA相(水相部)を得た。予め調製したB相(油相部)と混合した後、80℃に加熱し、ホモミキサーを用いて乳化した。この乳化物を熱交換器を用いて冷却した後、苛性カリで中和し、所望するサンスクリーン剤を得た。
得られた乳液を前述の方法により評価したところ、塗布時のべたつきのなさは◎、塗布時のみずみずしさは○、塗布後のべたつきのなさは○、塗布後のさっぱりさは◎となった。
実施例9 皮膚外用剤
配合成分 配合量(質量%)
A.水相パーツ
(1) 1,3−ブチレングリコール 10.0
(2) グリセリン 5.0
(3) ポリエチレングリコール4000 2.0
(4) エタノール 10.0
(5) クインシード抽出液 0.5
(6) カルボキシビニルポリマー 0.1
(7) アルキル変性カルボキシビニルポリマー 0.1
(8) キサンタンガム 0.1
(9)防腐剤 適量
(10)キレート剤 適量
(11)緩衝剤 適量
B.油相パーツ
(12)ジメチルポリシロキサン 2.5
(13)ドデカメチルシクロヘキサシロキサン 0.5
(14)月見草油 0.1
(15)酢酸トコフェロール 0.5
(16)香料 適量
(17)精製水 残余
C.中和剤
(18)苛性カリ 適量
〔製法〕
室温にて精製水にクインスシード抽出物を混合して均一に溶解した後、残りの水相成分を添加し十分に攪拌してA相(水相部)を得た。予め調製したB相(油相部)と混合し、ホモミキサーで乳化粒子を均一にし、その後苛性カリで中和して所望する皮膚外用剤を得た。
得られた乳液を前述の方法により評価したところ、塗布時のべたつきのなさは◎、塗布時のみずみずしさは◎、塗布後のべたつきのなさは○、塗布後のさっぱりさは◎となった。

Claims (4)

  1. 次の成分(a)〜(e)を含有し、成分(e)の配合量が20質量%以上であることを特徴とする皮膚外用組成物。
    (a)クインスシード抽出物
    (b)セルロースおよびその誘導体、クインスシード抽出物以外の増粘多糖類から選ばれる一種または二種以上
    (c)低級アルコール
    (d)アルキル変性カルボキシビニルポリマー
    (e)保湿剤
  2. 成分(b)がセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、キサンタンガム、カラギーナン、ペクチン、マンナン、カードラン、コンドロイチン硫酸、デンプン、ガラクタン、デルマタン硫酸、グリコーゲン、アラビアガム、ヘパラン硫酸、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ナトリウム、トラガントガム、ケラタン硫酸、コンドロイチン、キサンタンガム、ムコイチン硫酸、ヒドロキシエチルグアガム、カルボキシメチルグアガム、グアガム、デキストラン、ケラト硫酸、ローカストビーンガム、サクシノグリカン、カロニン酸、キチン、キトサン、カルボキシメチルキチン、寒天から選ばれる一種または二種以上であることを特徴とする請求項1に記載の皮膚外用組成物。
  3. 成分(b)がヒドロキシエチルセルロースであることを特徴とする請求項2に記載の皮膚外用組成物。
  4. 成分(C)がエタノールであることを特徴とする請求項1に記載の皮膚外用組成物。
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