【発明の詳細な説明】
発明の名称
ハゲの育毛法および育毛組成物
に する相互 照
本出願は1986年12月31日に出願され、現在放棄されているアメリカ特許
No、948,017号“ハゲの育毛法及び育毛組成物”の一部継続出願である
。
l見立1里
本発明は哺乳動物の髪の成長を促進する方法と組成物に関する。とくに哺乳動物
の大綱から単離した脂質を含む組成物は脱毛を防ぎ、ハゲ頭には新しい髪の成長
を促す。
見豆互!1
禿頭症というのは哺乳動物では雌雄を問わない、多くの場合、ハゲになると脱毛
を防止しようとしたり頭をカモフラーシュするのが常であった。
特許文献には育毛作用を有する数多くの組成物例とクレームが含まれている。こ
のうち1つはクリームの形で応用され、アメリカ特許4,520,012号(ア
ルフオンシーに対して1985年5月28日発行)に記載されているようにベル
ガモツトオイル、アルコール、オイル、イオウとともに牛骨髄のような骨髄を含
んでいる。この特許ではこの組成物がおそらくベルガモツトオイルの作用もあっ
て毛髪に栄養を供給すべく頭皮での血流を高めることを示している。しかしベル
ガモツトオイルは、皮膚刺激性であることが知られているほかアルフォンシーは
組成物に5%以上のベルガモツトオイルがあると脱毛の原因になるとしている(
アルフォンシー、第2欄第6〜12行)。
他の育毛組成物としてはバンフィに対して1985年3月5日発行されたアメリ
カ特許第4,503,047号がある。この組成物は西洋ワサビの抽出物と毛根
の形成能を高めると考えられているフリル・イソチオシアネートを混ぜたもので
ある。さらにこの組成物にはチオシアン酸イオン(rhodanideion)
、鋼イオン2いおう含有アミノ酸も含まれている。
育毛作用を主張した薬品としての組成物はチドゼイに対して1979年2月13
日発行されたアメリカ特許第4,139,619号がある。これは−穀温ミノキ
シジルとしてアップジョンカンパニー(ミシガン州、カラマズー)によって上布
されている。この標品は、末端の毛髪の成長を促す、ミノキシジルは、もともと
降圧作用をもつ薬剤であり、これを1年以上経口投与された全患者の頭髪成長が
著しいことかられかったものである。デ・フリース、R,L、アーカイフオブダ
ーマトロジー(Arch、Dermatol、) 121 : 197−202
(1987)。
しかし、新しく生えてきた毛髪は4ケ月以内に抜は落ちた(同、197頁)。
ミノキシジルを64人の男性患者のハゲの部分に応用したところ、患者の脱毛は
ハミルトンのタイプ3〜タイプ6の範囲に入った(同19)頁)。
脱毛のパターンは、ジェームズハミルトンがア二二アルオブニューヨークアカデ
ミーオブサイエンス(Annalsof N、Y、 Acad、 of Sci
、) 53ニア08−628(1951)に示した分類法によるのが通常である
。タイプ1〜m明瞭なハゲ部は認めない、タイプ■〜Vわずかにハゲでいる。■
〜■馬蹄形にハゲでいる。タイプ■と■は最も進行したハゲでミノキシジルの研
究では含まれていないハゲである。
研究した64人の患者のうち、顕著な育毛作用を示したのはわずか3人であった
(199ペ一ジ上部に記載、デフリース、)、この研究では、進行したハゲ即ち
ハゲの程度や期間の最も長いものには効果かうすいことを意味している。
育毛に関するこのほかの研究ではビタミンA即ち全トランスーレチノイックアシ
ッド(トレチノイン)の単独または0.5%ミノキシジルとの併用による育毛作
用への効果がなされている。バラアノら、ジ − ルオブジア !カンアカーミ
ーオブダーマ ロジー(J、 of the Aver。
Acad、 of Der+s、)、15 : 880−893(1986)、
ビタミンA投与群でははえた毛のほとんどがうぶ毛様の毛であった。禿頭症の頭
皮の軟毛の増殖は5%ミノキシジルで認められた(上記文献882頁)。
発明者の初期の研究によるとビタミンA、D、Eを添加しなくとも発明の育毛組
成物を使うと脱毛を防止するまたは新しい毛髪が生えるという効果は維持される
。
さらにビタンミA、D、EはCAMアッセイで血管形成新しい毛髪の成長に若干
マイナスの効果があられれることを示している。
さらに発明の組成物からヒアルロン酸ナトリウムを除くとその組成物の効力が著
しく低下することから育毛作用は入網抽出物とヒアルロン酸ナトリウムの協同作
用によっていると考えられる。
前述の分析から発明の組成物の活性は唯一の理論によると考えられるがこれはこ
の発明に限定されるものではない。
従って、毛髪の末端に新しい毛髪を生じさせる刺激性のない組成物は、これまで
に知られていなかったものである。
単離した大綱の脂質とヒアルロン酸ナトリウムなどとを併用すると新しい毛髪が
成長するというのは全く予期せぬ現象であった。
“毛髪新生”という用語はハゲだ部分に遺伝的にあった毛嚢に新しく毛髪を生じ
させることをいう、またうぶ毛やこまかい色のない毛でなく、太く色のある毛を
生えさせることもさす。
このように本発明はハゲの部分に新しい毛髪を生えさせることができ、脱毛を防
止できる組成物とその使用法に関する。
m乞
【約−
入網抽出物とヒアルロン酸ナトリウムを含む組成物の主効力は新しい毛髪を生じ
させることだが同時に脱毛症の進行を防止することもできる。
これにはさらにビタミンA、D、E、シリコーン、乳化剤、抗酸化剤、皮膚顔料
(Skin fillers)、保湿剤、保存剤が含まれている。
組成物はローション、軟こう、ゲル、スティック、クリームなどの形で用いられ
るがローションが望ましい、ハゲもしくはハゲの領域にこの組成物を適用すると
、脱毛が止まり、新しい毛髪が生えてくる。顔や手など毛の生えていないところ
に適用しても毛は生えない。
凰立叉星星1匪
第1図は、ブタ入網ヘキサン抽出物の分画のフローチャートである。
第2図は、下記実施例!のプロトコールに従ってハミルトンの分類で■〜■の男
性にローション2−36Aで定めた発明の組成物を6週間適用したときの頭頂部
の写真である。
第3図は、上記患者にローション2−36Aで定めた発明の組成物をさらに2ケ
月半適用したときの同一部分の写真である。
第4図は、ローション2−36Aを5ケ月にわたって適用した後の写真で、第2
図、第3図と比較するためのものである。
11し列i鳳11吸
発明の組成物の主要成分は、好ましくは哺乳動物の大綱から単離した脂質である
。大綱成分を化粧品の素材と混ぜ。
軟こう、ローション、ペースト、ゲル、エア、ゾール、スティックなどの形態に
して用いる。
最も好ましいのはローションで入網抽出物を、乳化剤、抗酸化剤、保湿剤、キレ
ート剤、皮膚顔料、シリコーン、保存剤と混ぜてつくる。遺伝学的に毛が生える
領域に応用すると新しい毛髪が生え、脱毛の進行を防止する。
大綱の抽出は、以下の文献に述べである。ゴールドスミスらジャーナルオブアメ
リカンメディカルアソシエーション(J、Amer、Med、As5oc、)2
52 : 2034−36(1984)−大綱のソースとしてはブタ、ウシ、ヒ
ツジ、ネコなどである。
大綱成分はキャットシンブーラスらが1985年12月4日に出願したアメリカ
特許出願No、805,206号に“哺乳動物の外傷の治療効果を高める方法”
として記載されている。
この大綱成分はまた、心筋梗塞、アンギナ、冠動脈移植。
血管形成術などにも用いられることが、キャトシンプーラスらの1985年12
月20日出願のアメリカ特許出願No、811,375号“大綱脂質によるアン
ギナ、心筋梗塞の治療法”として記載されている。
さらにレインらの1985年12月20日出願のアメリカ特許出願No、811
,894号は、大綱成分の骨治療について“骨障害の治療法と組成物”としても
開示されている6(1a) の brittle rindin とヘキサン抽
による日 抽出物の調製
育毛作用をもつ組成物に用いる入網標品の調製法としては脆化破砕法(低温技術
としてしられる)が好ましく得られた大綱パウダーの直接へキサン抽出とペアー
で行なわれる。ブタの大綱が望ましいが、ウシ、ネコその他の哺乳動物の大綱で
もよい。
ブタの大綱を小片にきざむ、大綱の凍結は、カマレイらの1985年12月20
日出願のアメリカ特許出願No、811,507号の“動植物由来の組織の脆化
破砕と抽出”に従った。大綱をその経験的な臨界の″脆化温度”以下に下げると
、砕けにくく粘性でかたい物質から極めて砕けやすくもろい物質に変化する。
凍結は以下の種々の方法で行なわれる。
1、空気凍結
(a)突z (blast)凍結
(b)流動床凍結
2、プレート凍結
3、液体浸種凍結
4、低温凍結(凍結物は状態の変化がおこる)(a)液体窒素(LNa)、 −
196℃(77K)(b)昇華性二酸化炭素(ドライアイス)、−79℃(19
4K)(C) Ci、F、(寒剤−12) −30℃(243K)上記中液体窒
素による凍結が最も望ましい。
(1b)孟棗藍免ゑ里
組織の小片を得るには小スケールでは、 22.00Orpm希望の時間たとえ
ば数分でホモゾナイズする。大スケールでは摩擦と衝撃破砕を伴うロールミルを
用いて行なう。
いずれの場合も破砕中組織をその脆化温度以下に保つことが大切である。脆化温
度以下での破砕は、極めて小さな粒子をつくるために必要な方法である。このた
め、必要に応じ破砕装置に液体窒素を添加できるように、発生する変素ガスの排
気口がついている装置もある。
この工程により極めて細かく、流動性の低温粉状組織(組織パウダー)が得られ
る。このパウダーには細がい密着した粒子とともにいくかの粒状の塊りも含まれ
ている。
表面積が著しく大きくなる(即ち容積と表面積の比)のに伴って密度も減少する
1例えば大綱パウダーの密度は0.44(±5%)g/rnΩでありこれは大綱
から抽出された脂質の密度のほぼ半分である。
(IC) パウダーの低゛篩 け
得られた低温破砕組織パウダーは極めて細かいが大きさは“均一”でない、その
ため、大きさの均一性が次のステップに必要なときは1組織パウダーを脆化温度
以下でふるい分けする。このために表1に示すような標準篩を用いる。
大綱パウダーを均一な画分にする最もよい篩は150〜εo。
μl(μ■=マイクロメータ)である。
均一な組織パウダーは、さらに凍結温度(−18℃=O’F)で加工したり、移
送したり、あるいは保存したりする。
しかし、この温度では若干の化学変化〔例えば不飽和脂肪酸の酸化(とくに低温
破砕で表面積が大きくなっているため)、タンパクの不溶化や不安定化5色素、
ビタミンおよび生物分子の分解〕がゆっくりおこる可能性がある。
(以下余白)
表 1
標準篩の公称寸法
11.2 mm 3/4in 0.43g 2,459.5m■ 3/8in
O,3752,278,0m論 3.14in O,3122,076,7mm
0.265in O,2651,875,6mm No、31/2 0.23
3 1,684.75mm No、4 0.HI3 1.544.00mm N
o、5 0.157 1.373.35mm No、6 0.132 1.23
2.80mm No、7 0.111 1.102.38mm No、8 0.
0937 1.002.00mm No、10 0.0787 0.9001.
70mm No、12 0.0661 0.8101.40mm No、14
0.0555 0.7251.18mm No、16 G、0469 0.65
01.00mm No、18 0.0394 0.5807]Oum 〜o、2
5 0.0278 0.450600 um No、30 0.0234 0.
390500 us No、35 0.0197 0.340425 us N
o、40 0.0165 0.290355 ui No、45 0.0139
0.247300 us No、50 0.0117 0.215250 u
m No、60 0.0098 0.180212 us No、70 0.0
083 0.152180 us No、80 0°、0070 0.1311
50 um No、100 0.0059 0.110125 u+++ No
、120 0.0049 0.091106 us No、]40 0.004
1 0.07690 um No、170 0.0035 0.06475 u
s No、200 0.0029 0.05363 un No、230 0.
0025 0.04453 us No、270 0.0021 0.037a
、これらの標準の定義は国際標準機構、ジェノバ、スイスにより推奨のもの。
b、この篩は標準ではないが一般的に用いられているので加えた。
c、 1000μ!=1腸閣。
拳、公的分析化学者協会(AOAC)第14版、アーリングトン。
バージニアより抜粋。
凍結温度を下げると上記の反応速度を減じることになろう。従って、保存期間が
長い場合は、減圧下又は不活性ガス雰囲気下、暗所(光反応を避けるため)で−
40℃で保存するのがよい1種々の組織パウダーを上記の条件で2ケ月保存した
場合何ら物理的変化(テクスチャー、色、においなど)は認められなかった。
均一な低温破砕産物を用いるために組織パウダーをとかす、液体でない組織を凍
結するときよりゆっくりとかすため、かなりの温度差が必要である(氷と水の熱
的性質の違いによる)。従って組織パウダーは化学的または物理的手段(微生物
的、酵素的には少ない)によるダメージをうけやすい、このことから融解工程は
注意深く行なわねばならない。
(1d)大シバウダーのヘキサン
ブタ大綱均−パウダー500gを室温まであたため、グラスブレングー中で10
回ヘキサン抽出を行った(22,000rpm。
30秒)。得られたピンク色の溶液を2 、000rpi20分遠心分離した。
遠心分離を室温で行なうと、ピンク色の沈殿物のみがベレットとして得られる。
しかし、冷却下(例えば5℃)で行なうと、ヘキサンの溶解能が低下するので脂
質の白い層がタンパク性のピンク色のベレットの上に:Ij、Rシてくる。
しかし、ヘキサンを室温好ましくは37℃にすると白い層はまた液化する。ヘキ
サン抽出物を真空下37℃でロータリーエバポレータで濃縮した。ブタ大綱パウ
ダーの直接ヘキサン抽出の収量は361.5g(72,3%)であった。
(le)、!パウダーのクロロホルム/メタノール抽出ブタ大綱パウター500
gを室温まであたため、グラスブレングー中でクロロホルムlメタノール(2:
l 、 V/V)で10回抽出した(22.OOOrpm、 30秒)、溶媒
抽出物を遠心分離しく2,00Orpm、20分)、ロータリーエバポレーター
で(減圧下、37℃)乾固するまで即ち溶媒がなくなるか溶媒臭がしなくなるま
で溶媒をとばした。白色のクロロホルムlメタノール画分(CM F r )3
88g(77,6%)が得られた。
CMFrをさらにヘキサン/エタノール分画に供した。
(if)J パウダーの 臨 酸ガス 8均−なブタ入網パウター1905.4
gを4回の回分式で超臨界炭酸ガス抽出した。溶媒比は300(1ポンド/分)
で行った。各抽出からトータル12の抽出画分を集めた。
抽出器は37℃、3,500psigで、第1のセパレータは40’C,1,5
00psiE、第2のセパレータは29〜30℃、約1 、000psigで行
ない抽出物を集めた。第2のセパレータの溶媒を1,500psigでノックア
ウトベッセルに導き循環した。
抽出器中の残渣はフィード量の8−17%であった。超臨界炭酸ガス抽出物はフ
ァード量の82−92%でこれはクロロホルム/メタノール抽出(伝統的なホモ
ゲナイズ方式)より高いことは興味深い、このことは抽出前に冷却破砕をするこ
とが効果大であることを示唆している。
(1g)大綱パウダーの温和な熱抽出
大組や他の脂肪組織から脂質を熱抽出するためには(1)脂質が溶融又は液化す
ること、(2)組織から溶は出した脂質を分離できること、(3)得られた油又
は脂質を組織とび別できることが必要である。上記ステップすべてを“一段階”
にまとめて次のように行なう。
均一化したブタ大綱パウダーを2つのステンレス製篩(150μ膠)にのせる。
この篩を38μmg!($400)上にとりつけ、受皿もとりつける。これを7
0℃のオーブンに入れる。
大綱パウダーは徐々に融解し、脂質はだんだんと溶けてくるがタンパク性の物質
は変性していく。
この結果大綱パウダーの粉状の構造は縮んで崩壊していく、シかし溶けた脂質は
150μ功の篩を通過し38μ菖の篩上に落ちていき、ここで小さな粒子と炉別
されて最終的に透明なオイルが受皿にたまる。加熱抽出時間は3時間である。収
量は709.5g(73,6%)であった。この回収率は一番上の篩に残った油
状物質は含まれていないことに注目すべきである。
(1h)育毛組 物に用いるブタ、網、のブタ大綱の2サンプルを脆化破砕次い
で上記(1d)に示したヘキサン抽出を行った。マックルーアら、ユ旦−ドー(
Lipids) (1987年5月)に示されたネコ大綱抽出物の特徴づけ法を
このブタ大組脂質にも改変して適用した。
2種のブタヘキサン抽出物(HxFr IおよびHxFr mとして示す)を第
1図に示した方法で分画した。それは以下の通りである。
′ 各ヘキサン標品(HxFr I 、 HxFrn[) 10gをヘキサンお
よび93%エタノールで分配し、各層をそれぞれ新しい反対の層で洗浄した。洗
液を互いに平衡化し第1回に示すように同様の層を合せた。
ヘキサン層を蒸発させて得られる中性脂質を次にユニシルカラムのようなシリカ
ゲルカラムで分画を行ない、ベンゼンを用いて、ベンゼン/酢酸エチル/酢酸で
溶出された微量の中性脂質から大部分を占めるトリグリセリドを溶出により除去
した。トリグリセリド中の脂肪酸はアルカリメタツリシスによって得たメチルエ
ステルとしてガスクロマトグラフィ(GC)、マススペクトロメトリー(MS)
で分析した。
エタノール層から得られる極性の脂質を、フオルヒら、乏ヤーナルオブ バイオ
ケミスト1−(J、Biol、Chem、)226497−509(1957)
に従って分配した。またこの方法はキャットシンプニラスらにより1985年1
2月20日に出願されたアメリカ特許出願No、811,505号、1大網由来
の脂質と化粧品への応用”にも述べられており、そこでは両分をクロロホルムl
メタノール(2:l、20倍量、v/v)と0.2倍量の水を加え充分混合後分
離している。
クロロホルム、メタノール、水を上層、下層に分けるため用いた。上層の脂質を
C−18逆層カートリッジに吸着させ。
メタノールで溶出した。m性の脂質(たとえばガングリオシド)や中性の脂質(
たとえばコンプレックス糖脂質)はDEAE−セファデクスカラムで分離した。
フォルヒ下層の脂質はユニジルクロマトグラフィカラムにかけ次の3つの画分を
得た。
(1) クロロホルムで溶出される微量の中性脂質(2) アセトンとメタノー
ルで溶出される糖脂質(3) メタノールで溶出されるリン脂質名画分を乾燥し
、重量を測定して薄層クロマトグラフィ(TLC)で分析した。
最初のヘキサン抽出物(HxFrI)の97%がベンゼンで溶出されたトリグリ
セリド画分に相当した。トリグリセリド画分の脂肪酸をGCおよびGC−MSで
分析したところ主要成分の組成は次の通りであっり。
16:l(2%)
ユ6:O(24%)
18:2 (10%)
18:l (30%)
18:o (16%)
残りの10%は14:0とトータルの1%未満の脂肪酸であった・
ベンゼンおよび エチルの
微量の中性脂質は調製用薄層クロマトグラフィ (T L C)でさらに13成
分に分画した。微量の中性脂質の主成分は、遊離脂肪酸、コレステロール、ジグ
リセリドで存在比はTLCチャーリングで評価すると、それぞれ1 : 1 :
0.5であった、その他の成分はダイレクトプローブマススペクトロメトリー
及び脂肪酸分析により種々のジグリセリドが微量室まれていることがわかった。
エタノール層に分配されたモノグリセリドの殆どはクロロホルム画分にも認めら
れ、そして、これはユニシルカラムから溶出された。
エタノール 日 、フォルヒ のユニシル およびクロロホルム の
全HxFrlの重量で約0.44%のクロロホルム画分が得られ。
TLCで分析した。この画分は上記で述べたヘキサン層でみられたのと同じ中性
脂質が含まれていることがわかった。
コレステロール、遊離脂肪酸はこの両分の約51%、モノグリセリドが12%、
ジグリセリドは4%、トリグリセリドは26%であった。
ヱiΣl亀立
アセトン画分中の中性糖脂質をTLC分析したところHxFrI抽出物の0.0
01%以下であった。
糖脂質の約50%はモノグリコジルセラミド、30%がジグリコシルセラミド、
20%がトリグリコジルセラミドであった。
この両分中の糖脂質は全画分の重量のわずか0.05%であった。
この両分の主要成分である非極性成分がいくつかみつかった。
Σ久2二止亀立
Hy:Frlのリン脂質含量は約0.01%であつた。この両分の主要成分は2
つで、フォスファチジルコリン(約80%)とスフィンゴミエリン(約20%)
であった。
フォルヒ上 のDEAE画 、中性面
HxFrl抽出物の中性画分は全HxFrlの0.001%以下でありグロボシ
ドと3つの他のポリグリコジルセラミドを含んでいる。TLCの移動度はアシア
ロ−GMl、フォルスマン糖脂質、5SEA−1抗原と似ている。
この中性画分の糖脂質は重量で約16%である。このパーセンテージの大部分は
リン脂質によっており、これはガングリオシドやポリグリコジルセラミックとと
もに上層に分配される。
皇m北
ガングリオシドはTLCによる分析の結果この両分中の全)(xFrl抽出物の
0.001%以下であった。この両分は4つの主なガングリオシドを含んでいる
。約33%がGM3.33%がGDIa、25%がGMI、8%がGD3であっ
た。
上」二り工1」礪1滅。
第2のヘキサン抽出試料(HxFrIO)の組成は最初の試料とほぼ同様であっ
たが揮発成分おそらくは水分に違いがみられた。
トリグリセリド画分(5%)中の18:2Fi肪酸量は減少し、TLC分析によ
り両分重量から測定した結果極性のある脂質(たとえばリン脂質、糖脂質)の量
は、はぼ2倍であった。
HxFrl[lがガングリオシド量は0.001%であった。
HxFrl、HxFrmの重量、%を下記表2に示す。
表 2
Hx F r IおよびHxFrmの分画中に認められた成分の重量とパーセン
ト(同一画分について第1図参照)Hx F r 9.99 100 10.3
4 100トリグリセリド 9.78 97.8 9.25 89.4フオルヒ
上層 0.004 0.04 0.007 0.07複雑なGSLs O,00
40,04
複雑な中性GSLs O,0020,02ガングリオシド 0.002 0.0
2フオルヒ下層 0.060 0.60 0.053 0.51微量中性脂質
0.044 0.44 0.039 0.38G S L s O,0070,
070,0020,02リン脂質 0.004 0.04 0.005 0.0
5−0.001グラム以下
(2a)ブチ びウシCMFrの署製
ブタ及びウシのクロロホルムメタノール画分(CMFr)調製のために、新鮮な
および/または凍結大組を地方のと殺場から入手した。大網組織を、最少限の水
で洗い、重量を測定し1〜2gの小片にする。この小片を集め500gずつ分け
る。
余りは一25℃で凍結しておく、各500gをグラスブレンダーでリン酸緩衝食
塩水(PBS)中22,000rpt、2分間ホモゲナイズした。得られたホモ
ジェネートを遠心分離(4000rpl!、 10分、5℃)し、脂質ケーキを
集めた(大綱重量の98%)溶媒抽出(クロロホルム:メタノール=2:1.1
0回)をグラスブレンダー(22,OOOrpm、 30秒)中で行った。脂質
を含んだ溶媒を遠心分離(2,000rpm、 20分、5℃)した組織残渣の
殆どはペレットとして沈澱したが、微細な粒子はまだ浮遊していた。
そのため、微細粒子が最小限になるように溶媒を集めた6次に溶媒を減圧下37
℃のローダリー二バボレーシ=ンによりとばした。これは溶媒がないか溶媒臭が
なくなるまで行った。
白色のCM F rが大綱重量の70±2%の収率で得られた。
(2b)ブタ びウシHxCMFrの調製クロロホルム/メタノール画分を37
℃にあたためた。95%エタノール(無水エタノールから調製)で4回、ヘキサ
ンを6回CMFrに加え20分間混合する。混合物を分液ロートに移すと約20
分間でエタノール層とヘキサン層が分れる。ヘキサン層とエタノール層をそれぞ
れ集めた。エタノール層はヘキサンで6回洗浄した。またヘキサン層は95%エ
タノールで4回洗浄した0分離を促進するためにさらにヘキサンが必要ならば加
えた。集めたエタノール層、ヘキサン層は一層からなっている。しかし低温にお
くと(たとえば4℃)各層は新たにエタノール層とヘキサン層に分れるので、再
び別々にあつめた。全ヘキサン層をロータリーエバポレータにかけると(減圧下
、37℃)半透明なCMFrのヘキサン抽出物(Hx CMFr)が得られる。
この層の回収率はCM F rの約82±3%であった。
この他の溶媒も大綱の抽出に用いることができる0本発明は上記の溶媒抽出に限
定するものではない。
(2c) 臨 ガス 出による 網 の我々は大綱画分を以下に示す超臨界ガス
抽出を行った。この方法はカマレイらによる1985年10月31日に出願され
たアメリカ特許8願No、793,622号の“動物由来物質の超臨界液体抽出
”に示されている。
この方法では超臨界炭酸ガスのような超臨界液体が大綱の抽出に用いられる。超
臨界液体は臨界圧力(Pc)及び臨界温度(Tc)以上の温度で溶解力が増す。
ガングリオシドのような極性物質は残渣に残りトリグリセリドのようなより極性
のない脂質が抽出される0例えば温度38−39℃、抽出器圧力的3500Ps
igの条件で使用される。このように以上の条件では毒性の物質を用いずに抽出
でき高値で時間のかかる抽出をしなくてすむ。
以下に記載の例ではブタの均一化した大綱、ブタ大綱CMFrの超臨界ガス抽畠
について述べる。
五−−1
工程進行ユニット(PDU)を用いる。即ち、PDUは抽出器と3つの分離器か
らなり、予め設定された温度のオーブン中にとりつけられている。この場合の超
臨界溶媒である炭酸ガスをポンプで抽出器に入れつづいて分離器と“ノックアウ
ト”ベッセルに流す。圧はバックプレッシャーレギュレーターにより維持する。
抽出が終ればガスたとえばCO2を常圧で排気する
(2d)ブタ、 の 臨 ガス ”
入網試料を約40℃で窒素ガスをふきつけながらとかし抽出。
器にみれた。ベッセルに低圧の炭酸ガスを導入し温度と圧力を表2〜3に記した
ように設定した。炭酸ガスを0.3ポンド/分の速度で試料重量の約200倍に
なるまで系に導入した。圧を抜きベッセルと抽出器の試料をとり出し重量を測っ
て分析した。
この実験では用いる炭酸ガスの臨界点付近及びそれ以上では一定の密度では温度
が上がると溶解力が増し、また、一定の温度では密度が上ると溶解力が増すこと
がわかった。
例えば、 3,500Psigで抽出器でとけている試料の一部を最初の分離器
で1500Psigで沈澱させる。さらに圧力l密度を下げるとさらに沈澱して
くる両分が出てくる。常圧では超臨界ガスは可溶性物質を含んでいない。
抽出器から得られる残渣は炭酸ガス中にはとけないことがわかった、ガングリオ
シドのような物質の極性部分が画分中に残っていると期待されるが抽出画分には
中性の非極性成分が多く含まれていると考えられる。不溶性の残渣にはガングリ
オシドのような極性物質を含んでいるが、トリグリセリドのような非極性物質は
抽出物中に認められた。
抽出器1個1分離器と受器各3個、ノックアウトベッセル1個を用いたがこの技
術の経験のある人はこれらの各々に種々の工夫や別法があることを知っているだ
ろう。
(以下余白)
入−一一一1
供試試料重量 106.5グラム
超臨界溶媒 CO。
溶媒循1j 46.9ポンド
溶媒フイード率 200/1
溶媒流速 0.3ボンド/分
温度(”C) 3g−39403733−圧力(Psig) 3500 150
0 1300 1100 5密度 0.87 0.69 0,62 0.26曳
−1−1御!
収量(g) 81.6
回収率(%) 76、e
V9 V8 V7 11V6 mV5
重量(g) 11,4 58.5 10.0 0.7 1.0本性:v9は極め
て粘性で灰色ががった色Iヘキサンでベッセルを洗い蒸発させたが若干残ってい
るがもじれない
勇−一一一支
物 質 ブタの均一化した大綱
ゑ一一一作
供試試料重量 109.6グラム
超臨界溶媒 Coよ
溶媒循@ 48.3ポンド
溶媒フイード率 200/1
溶媒流速 0.3ポンド/分
温度(”C) 38−39 40 37 34 −圧力(Psig) 3500
1500 1300 1100 5密度(g/mり 0.87 0.69 0
,62 0.26立−!−腹−文
収量(g) 82.3
回収率(%) 75.1
v9 V8 v7 11v6 11V5重量(g ) 36.7(f体)38.
6 1.2? 4.1 1.7重量 33.5 35.2 1.1 3.7 1
.6$注:v9は固い組織様
v8はきれいな白い固体で45℃でとける傘ヘキサンでベッセルを洗い蒸発させ
たが若干残っているかもしれない
(2e) 単 のための 面活性剤の 用ホモゲナイズした細胞膜やタンパクを
含む複合物(コンプレックス)から脂質をとり出すため両親媒性の界面活性剤を
用いた。この界面活性剤は蛋白質を水性媒体に可溶化することができる。遊離し
た脂質は遠心分離後浮上させて回収される。
使用可能な界面活性剤のリストを表4(a)と(b)に示した。
これは0.1〜2.0%(w/v)濃度で、 P )!7.0〜8.0で用LN
られる。
(以下余白)
表 5 (a)
表 5 (b)
柔軟性のない疎水領域をもつ界面活性剤界面活性剤のタイプ 構 造 式 正式
名(慣用温室)a3−((3−コラミドプロピル)ジメチルアンモニオツー1−
プロパンスルフォネート、カルビオケムーベーリング、サーバで市販大綱“パウ
ダー”を用いた場合(伝統的な細胞破砕法でなく)、出発物質の取扱いは次の抽
出ステップがどんなものでもやりやすいだけでなく脂質の回収率も伝統的な細胞
破砕法(例えばPBS、経由)較べて高い。
(3a)ネコ、からのム の
ゴールドスミスらの方法、ジャーナル アメリカン オブメーイカル アソシエ
ーション J、ムmer、Med、As5oc、252:2034−36(19
84)を用いた。これはまたキャットシンブーラスらが1984年8月20日に
出願したアメリカ特許出!iNo、642,624号、′血管形成因子と血管形
成法”としても示されている。さらにキャットシンブーラスらが1985年10
月1日に出願したアメリカ特許出願No、 782.724号、′血管形成を促
進する脂質分子を含む組成物”にも1種々の大綱抽出物を分析しその成分につい
て記載されている。超臨界ガス抽出も入網脂質の抽出に用いられる。これはカマ
レイの1985年10月31日に出願されたアメリカ特許出願No、793,6
22号に“動物由来の物質の超臨界液体抽出”として記載されている。
大綱の重量を測定しプラスチック板上に広げ手術用ハサミで約4cmの小片に切
った。大綱小片(1匹のネコから33〜60g)をP B 5300mQととも
にワーリングブレンダーに入れた。
ホモジネーシ1ンは20,500rpm5分で行った。得られたホモジェネート
を4℃20分間、 1600gの条件で2501のプラスチックチューブ中で遠
心分離した。遠心分離後、3つの画分が詔められた。即ちペレット、濁ったホモ
ジニネート、浮上するクリーム色のケーキである。
全脂質を抽出するためホモジェネートをデカンテート後ケーキをとり重さを測っ
た。溶液とブレンブーは予め4℃で1時間予冷した。ケーキ1gに対し溶媒(ク
ロロホルム/メタノール=2:1、v / v )を10mflの割合で入れ室
温2分間ワーリングブレングー中でホモゲナイズした。沈澱物を室温。
10分間、2000gの条件で遠心分離して除去した。透明な上溝を37℃で減
圧下口−タリーエバポレータにかけクロロホルム/メタノール混合物を除去した
。脂肪性の物質の重さをはかり、これを“全脂質抽出物”とした、これは脂質抽
出物および/またはクロロホルム−メタノール抽出物またはCME、及び大綱の
CMFrまたはクロロホルム−メタノール抽出画分としても知られる。
(3b)ネコ 中 の 製
全脂質抽出物、CMFr23gを120mnのヘキサンに溶かした。
95%エタノール80m1!を加え充分に混和した9層を分離し下層を除去し上
層(ヘキサン層)を新たに80mQの95%エタノールで再抽呂した。下層を合
せ8011Elのヘキサンで洗浄したヘキサン層は合せてロータリーエバポレー
タで乾固した。中性脂質(殆どトリグリセリド)の重量は22.8gで収率は9
8.2%であった。このヘキサン画分は、大綱からの中性脂質画分またはHxC
MF r (CMF rの95%エタノール−ヘキサン分配で得られるヘキサン
層の物質)としても知られる。ヘキサンの代りに他の炭化水素(例えばペンタン
、シクロヘキサン、シクロペンタン、ベンゼンなど)を用いてもよい、メタノー
ル、n−プロパツール、アセトニトリルをエタノールの代りに用いてもよい、M
、ケートの技術として“脂質学の技術:脂質の単離・分析・同定″ (北オラン
ダニルゼビア、269−610頁)にも示されているような他の方法も使用でき
る。その他の方法としてはアセトン沈澱、向流分配を使用した溶剤分配、刀ラム
クロマトグラフィ、および/または高圧液体クロマトグラフィなどが含まれる。
例えば窒素ガス雰囲気は抽出時の酸化を防止できる2(3C)、亮;し木11久
庄」1片 由来の脂肪酸の、析この分析のため全天m脂質抽出物(CM F r
) 200mgをクロロホルムに溶かし、logのシリカゲルカラムにかけ、
カラムの25倍量のクロロホルムで溶出し中性脂質画分を得た。この両分の脂肪
酸含量をガスクロマトグラフィーマススペクトロメトリー(GC−MS)で分析
した。脂肪酸を遊離させ。
メチルエステルにするため、中性脂質画分の一部(2,5B)をクロロホルム0
.67mQに溶かし0.5Nのメタノール性水酸化ナトリウム0.33mEIを
加えた。試料を60℃で1時間加熱後冷却し、0.2mQの水を加えて2層に分
けた。上層を除去し捨てた。下層に窒素ガスを流して乾燥させた。脂肪酸のメチ
ルエステル(FAME)をn−ヘキサンにとかしGC−MSで分析した。
FAMEの分析にはフィンニガン4500型GC−MSを使用した。ガスクロマ
トグラフィは、メチルシリコーン結合層をもつ溶融シリカを充填した30mX0
.25++mのキャピラリー力ラアーガスとしてヘリウムを12psiで用いた
。カラム温度はマススペクトロメーターのイオンソースに直接結合している巳口
末端部が205℃から300℃になるまで2℃/分で昇温させた。
マススペクトロメトリーは陽イオン検出のために電子衝突モード(70e〜′)
で行った。スペクトルは0.5秒間隔でかかせた。
標準のFAMEでは用いた条件下で炭素数12から27の脂肪酸が検出できた。
試料から得られたピークは14:Oが0.7%。
16:1が0.2%、16:0が19.5%、16:1が0.6%、17:Oが
1゜1%、18:2が9.8%、18:1が44.2%、18:○が24%で1
5二〇と17:2が微量含まれていた。FAMEビークの同定はクロマトグラフ
溶呂物の性質とマススペクトルを標準物質のそれらと比較することによって行っ
た。
各ピークの組成比(各スペクトルの全イオン電流がらプロットされるクロマトグ
ラムにより計算した)はすべてのFAMEビークの面積の和から計算した。
(4) 組成比をめるのに用いた種々の大綱試料は以下のように調製した。
試料11 大関パウダー由来の400gのブタ中性脂質(HxCMFr、バッチ
ナンバーt35及び36−85−P、0.)これは抽出物からエタノール抽出に
より極性の脂質を除去した最初のクロロホルム/メタノール抽出から得られた。
試料t2 大関パウダー由来の30D&のブタ中性脂質(HxFr、バッチナン
バー$37−85−P、O,)これは大綱パウダーのヘキサン直接抽出により得
られた。
試料t3 ブタ大綱パウダーの超臨界炭酸ガス抽出物300g(試験3のv8と
v9の抽出物の等景況合物)試料#4 ブタ皮下の脂肪組織、即ちP、S、A、
丁、300g(バッチナンバー#34−85)、これはヘキサンによる直接抽出
である(HxFr) a
試料15 アンジオ−メディカルのP、S、A、7.50g(バッチナンバー1
15−85−F、B、)
これは試料4と同様のサンプルを超臨界炭酸ガス(v8)により抽出したもので
ある。
試料#6 ブタ大綱パウダー(バッチナンバー$39−85−P、O,)の加熱
抽出物500g
星處豊立五i二!
育毛組成物をローション、クリーム、軟こう、エアゾール、スティック、ゲルな
どすでに知られた形につくった。好ましくはローションタイプで哺乳動物の大綱
由来物質を重量パーセントで約5〜20%、好ましくは約15〜20%含むもの
がよい。
以下に記載の例ではローションタイプの組成物の製造及び使用の方法を述べたも
ので、独創性のある方法を考案した発明者によって考えaされた最もよいもので
あるがこの組成に限定されるものではない。
例■
坐該ローシ=ン(2−36Aまたはアクティバ(トレードマークローション化学
名 商品名 メーカー寥 量(5)大綱(ブタ1hFr) アシジオーメヂヵル
15.00ニルゴ力ルシフニロール
ソルビタンステアレート スパン60 ICI 、 3.05プロピルパラベン
プロピルパラベン マリンクロット 0.10ポリソルベート60 ツイーン
60 ICI 2.2グリセリルステアレート ミベロール18−07 イース
トマンコダック 1.13トコフエリルアセテート ビタミン斗市詮LISAエ
ーザイ 1.0ジメチコン ダウコーニング200,350cps ダウコーニ
ング 3.0力ルポメーノL7g40(#リ カルポボーノv4区3褌隋り B
、F、グツトリッチ 5.0水 精製水 48.4
ブチレングリコール 1,3−ブチレングリコール ユニオンカーバイド 5.
00メチルパラベン メチルパラベン マリンクロット 0.30EIITだ三
ナトリウム 印丁に三ナトリウム ダウ 0.10フエノキシエタノール エマ
レセンス1160 エマリ−0,50傘 マリンクロット ケミカル、セントル
イスICI/二二コードバイク/ニニーマーフィ、ウィルミングトンイーストマ
ンコダック、ロチェスター
エーザイ℃SA ロサンゼルス
ホフマン テロシュ/キングスラント/ナツトレイダウコーニング/ミツドラン
ド
BFグツドリッチ/クリーブランド
ユニオンカーバイド/ダンバリー
ダウケミカルシミツドランド
ニマリー/シンシナティ
アクティブ オルガニジス/パン ナイス カリフ別タイプローションの組成は
以下の通りローションの 2−17C
化学名 商品名 メーカーt 量(1)大綱(ブタ)lXFr) アシジオーメ
ヂカル 20.ODソルビタンステアレート スパン60 ICI4.06プロ
ビルパラベン プロピルパラベン マリンクロット 0.10ポリソルベート6
0 ツイーン印 ICI 2.94グリセリルステアレート ミベロール18−
07 イーストマンコダック 1.50トコフエリルアセテート 酢酸ビタミン
E エーザイL’SA 0.20ジメチコン ダウコーニング200,35Qc
ps ダウコーニング 5.00カルボメール940(2mリ カルボボーノン
発0(2%揮隋り B、F、グツトリッチ 0.07水 精製水 40.16
ブチレングリコール 1,3−ブチレングリコール ユニオンカーバイド 5.
00メチルパラベン メチルパラベン マリンクロット 0.30D丁に三ナト
リウム EDTA三ナトリウム ダウ 0.10 。
フニノキシエタノール ニマレセンス1160 ニマリ−0,50100,00
拳 マリンクロット ケミカル、セントルイスICI/コンコード パイク/ニ
ューマーフィ、ウィルミングトンイーストマンコダック/ロチェスター
エーザイUSA/ロサンゼルス
ダウコーニング/ミツドランド
BFグツドリッチ/クリーブランド
ユニオンカーバイド/ダンバリー
ダウケミカル/ミツドランド
エマジー/シンシナティ
アクティブ オルガエクス/パン ナイス カリフましいローション 物
ヒアルロン ソーダ(Sodium Hyaluronate)この添加物はカ
リホルニア州パン・ヌイ市の7クテブ・オーガニクス社のACτIMOIST@
という商標で売られている。
育毛組成物の製造に使わける望ましいヒアルロン酸ソーダは次のような化学分析
値をもっている。
1、分子量□2,500,000以上
2、 ヒアルロン酸ソーダ含量□95%以上3、 蛋白□0.2%以下
4、核酸□0.2%以下
5、 コンドロイチン硫酸□検出せず
6、水分□6.0%以下
7、溶液の色と清澄度−無色で透明
ビタミンAとビタミンD
ビタミンAとDは望ましくは夫々全部トランス型のビタミンAのパルミチン酸塩
とビタミンD、が重量で全液量の約0.1%に相当する100万単位/gから2
0万単位/gの比率で使われる。
ローシヨン2−36Aの ゞ
ローションを作るに先立って組成処方の重量で2%となるカーボマ−940の溶
液が用意される。この液を作るためには次の添加物が必要である。
精製水 97.7
メチルパラベン 0.20
プロピルパラベン 0.10
カーボンマー940 2.0
ばらばらに砕き(brittle grinding)、直接ヘキサン抽出して
得られたブタの大綱エキスをこのローションの製造に使った。
ローション2−36Aを作るためにはメインの蒸気ジャケットのついた望ましく
はアンカーミキサーのついたステンレススチールの煮釜に精製水を入れ、望まし
くは80〜85℃に加熱する。それからブチレンゲリコールを加え、混合する。
その中へメチルパラベンとトリソジウムE D T Aを搬入し、添加物が溶液
状になるまで連続的に撹拌される。この時点でカーボマー940(2%溶液)が
加えられる。温度を75℃に保ち、釜は蒸発を防ぐためカバーされている。
羽根のついたミキサーを備えた補助の蒸気ジャケットのついたステンレススチー
ルの煮釜の中でオイル状の添加物を次のようなものとして加える。すなわち、大
綱、ソルビタンステアレート、プロピルパラベン、ポリソルベート60、グリセ
リルステアレート、トコフェリルアセテート(ビタミンE)。
ビタミンA、ビタミンD、及びダウ・コーニング200液である。この混合物は
均一な液にするため混合中70℃に加熱することが望ましい、決して過熱しては
いけない。
それからオイル相が混合しながらメインの煮釜に加えられる。@度は75℃にm
11iされるべきである。99%のトリエタノールアミンとフニノキシエタノー
ルを混合物中に加え、そしてジャケットのついた釜から熱水を流し出し、そのバ
ッチを冷却しはじめる。
そのバッチは連続的に混合し冷却し約45℃でヒアルロン酸ソーダを加えられる
。
混合物を35℃に冷やしたとき、ダウ・コーニング200液を加える。この混合
物は連続的に混合され、約30℃にまで冷やされる。
この好ましい温度で重力かまたは適当なポンプによってそのバッチを釜から取り
出し、きれいに殺菌された容器に移す。
ポンプで移す際バッチに空気をまきこませてはいけない、混合物を容器に入れた
ときは容器は蒸発を防ぐため、密閉されねばならない。
叉」L亘
ここで得られた革新的ローションを使うには、使用者は1日1回温和に働くシャ
ンプー例えばベビーシャンプーで髪を洗うことが好ましい、髪が乾いたら、ロー
ションを頭皮の禿げた部分にぬって約10秒間穏やかにこするのがよい。
望ましくはローション2−36A(ローションl)を1日1〜2回局所的に朝の
シャワー後と夜寝る前に適用する。
亙−一見
27から59才の22人の健康な男の被験者でハミルトンタイプの■〜■の人は
選び、発明したローション2−36Aを少くとも1日1回上記のようにして用い
た。
使用後3日後に抜毛が止まったかどうか、新らたに発毛が促進されたかどうかを
確めるため被験者にインタビューシた。
22人の中、8人から発毛が報告された。治療剪枝は毛を報告した15被験者の
中、12人が抜は毛が少なくなったまたは止まったと報告している。22人の被
験者全てが頭髪が柔かく感じ脂っぽいといった不満はなかった。
第2のグループの25人の被験者がその頭皮の禿げた部分にローション2−36
Aを1日1回2ケ月以上適用された。このグループは年令が23から59才で■
から■までのハミルトン型をもっている男性である。
25人の被験者の中、17人が発毛が認められた。治療前に抜は毛が報告された
19人の中15人がローション使用後接は毛の減少、または停止を報告した。
被験者の1人は殆ど5ケ月このローションを使ってからインタビューした。彼は
56オの白人の男性で30年間ハミルトンの■〜■型の男性タイプの禿に分類さ
れ男性ホルモン性脱毛症の家族歴をもっている。このローション2−36Aの局
所適用の前に彼は約20年前に頭頂に約75片の毛髪移植をうけていた。
この被験者における新たな発毛が第2〜4図を参照して説明されている。第2図
がとられた時には被験者はローション2−36Aを6週間使用していた。明らか
な新らしい頂主毛髪が移植された毛髪のある部分の下の頭頂部にみられる。第3
図は禿げた部分にActivaTMローシ=ンを2.5ケ月適用した患者の写真
2枚であり、新たな発毛がみられている。第4図は治療約5ケ月後の患者の頭頂
を撮った写真でさらに新しい発毛がみられている。第2〜4図を比べると、禿げ
た頭頂にローション2−36Aを局所的に適用してわずか5ケ月後に患者の頭頂
の禿げた部分に発毛の増加がみられる、この新たな発毛の研究の全体の結果では
、この研究に参画した患者の約80%がたった3週間後にはこの発明した組成物
で処置したあと脱毛が止まったと報告している。被験者の約32%がわずか3週
間の治療であらたな発毛を報告している。
治療2ケ月後、25人の被験者の70%が、新たな発毛を報告し治療前に脱毛を
報告していた19人の巾約80%がその脱毛が止まったかおくれだとしている0
発毛のみられた17人の被験者の中、3人はハミルトンタイプの■〜■型であり
、13人はV〜■型であった。
これらの結果は、禿に対するミノキシジルの効果をテストした研究が進行した状
態の禿、すなわち■〜■型に記述がない事実をみても有意な結果である。さらに
ミノキシジルの研究にある■型、■型でも、薬による治療に反応は低かった。
(de Villez、 R,L、+ Arch Der+nato1.121
巻、 197−202 (1985年)〕。
1人の被験者はこのローション2−36Aを1日2〜4回その腕と顔に約1年間
、適用したが彼の禿げた頭皮には発育はみられなかった。しかし、彼の頭皮の禿
げた部分にローションをつけると適用後1ケ月ばかりで毛髪の密度が増えたこと
に気付いた。ローションを適用した腕や顔の部分には発毛はみられなかった。こ
の結果はローションを局所的に適用することは遺伝的に毛髪嚢に対してプログラ
ムされている皮膚の部分に毛髪の成長を刺激することを示している。さらにこの
ローションは全身的な作用よりむしろ局所的作用を示す。
少くとも1人の婦人がその薄くなった頭皮にActivaTMローションを適用
する研究に参加し、脱毛の減少と新たな発毛の促進がみられた。
失−胤−tjlL
養毛組成物中の分離した大綱の成分の効果とその他の添加物との相乗作用効果を
示すために、発明者による研究が行われた。
ローション2−36A (ActivaTMローション)の9バツチが下記の変
更を入れて前記の製造法で作られた:益り至U U處血−
1実施例■の製造法(前記)。
2 実施例Iの製造法(前rり。
3 ウシ脳のガングリオシドを添加した実施例Iの製造法(前記)。
4 実施例1の製造法(前記)。
5 ヒアルロン酸ソーダの添加をせずに実施例Iの製造法(前記)。
6 ビタミンA、D、Eを除いた実施例Iの製造法(前記)。
7 シリコーンを除いた実施例1の製造法(前記)。
8 分離した大綱脂質成分を除いた実施例Iの製造法(前記)。
9 ポリソルベート60を除いた実施例1の製造法(前記)。
58人の年令が24〜72才でハミルトンタイプでは■〜■の範囲の男性の被験
者を選び、9種のパッチのActivaTMローションの中の1つを頭皮の禿げ
た部分に前記実施例1のプロトコールに従って1日1〜2回つけるよう指示した
。
Acti〜+aTMローションの適用後1〜4ケ月で被験者をインタビューした
。
その結果は大綱脂質成分の欠けたバッチ嵐8が望ましい組成のActiνaTM
ローション(バッチ&1,2.4)の被験者と比べて新しい発毛の明らかな減少
があったことを示していた。
さらに、ヒアルロン酸ソーダを抜いたActivaTMローションをつけた患者
も望ましい組成のActivaTMをつけた患者で得られる発毛と比べて明らか
な発毛減少があった。
バッチ宛6(ビタミンA、D、Eを抜いたActivaTMローション)をつけ
た患者は望ましい型のActivaTMローションを使ったものより若干高い割
合で発毛がみられた。
Catsimpoolas等によって「大綱の脂質とその化粧品とじての使用法
」というタイトルで、】985年12月20日に受理されたアメリカ特許出願&
811,505号に記載されたようにして(これを資料として提出する)CAM
アッセイ法も行われた。その結果は入網成分を抜いたActiva丁Mローシ=
ン(パッチ宛8)は陽性の血管造成活性を示さず分離したビタミンA、D、Eは
血管造成活性を示した。
これらの結果は、新しい毛髪成長活性はビタミンA、D。
Eの存在には左右されることはなく、大綱の脂質含量がまたは入網成分とヒアル
ロン酸ソーダの相互効果によるものと思われる。
この技術に精通する者にとってこの発明された組成物はこの技術において知られ
ているいがなるタイプの脂質や油脂物質とヒアルロン酸ソーダを結合することに
よって作られることが明らかである。これらの脂質は暖乳動物の組織ばかりでな
く、植物組織からもこの技術分野で既知の技術で分離されることができる。
大−m
ActivaTMクリームとして知られるクリームの望ましい処方は次のとおり
である。
、ンーーLl−二二二メら、OS≦9(A c t i v a T Mクリー
ム)CTFA名 商品名 供給業者参 量(γ)大綱(ブタの)txFr) ア
シジオーメヂカル 25.00ソルビタンステアレート スパン60 ICI
3.57プロビルバラベン プロピルパラベン マリンクロット 0.10ポリ
ソルベート60 ツイーン60 rcI 2.5グリセリルステアレート ミベ
ロール18−07 イーストマンコダック 2.15トコフエリノ4制曖 ビタ
ミンEアセテート ニーザイδA1.0ジメチ=ン ダウコーニング200,3
5Cicps ダウコーニング S、OOカーボマー940(δ4隋り カーボ
ボーノン響0(54隋υ B、F、グツドリッチ 12.50水 精製水 US
P 13.69
ブチレングリコール 1,3−ブチレングリニール ユニオンカーバイド 5.
00メチルパラベン メチルパラベン マリンクロット 0.30トリソジウム
−D丁A トリラジウム−0丁A ダウ 0.10フエノキシエタノール ニマ
ーセンス1160 エマリー 0,5゜トリエタノールアミン トリエタノール
アミン ユニオンカーバイド 0.25ヒアルロン酸ソーダ Actimois
t3 アクテイチブオーガニクス 25.00セチルアルコール セチルアルコ
ール 0.2sステアリン酸 ステアリン酸3.0
100.00
− マリンクロットケミカル社、P、O,Box5439 セントルイス市ミズ
ーリ 63147 I CI /コンコード パイク/ニューマーフィー街 ウ
ィルミントン D C19817イースマン・コダック7343 ステート通り
/ロチニスター市 ニューヨーク州14650 エーザイ USA/ロスアンゼ
ルス カリフォルニア ホフマンラロシニ/340 キックスラント通り/ナト
レー市二ニーシャーシH071]Oダウコーニング/P、0.BOX1767/
ミドランド ごシI 48640 BFグツドリッチ/6100オークトリー街
クリーブランド市 オハイオ州 44131 ユニオンカーバイト/オールド
リッジベリー通 ダンペリー市コネチカット州 06ft17 ダウケミカル社
/ 2020 ダウセンター/ミツドランド ミズーリ州 48640 エマリ
ー/1300 カルータワー/シンシナチ オハイオ州 45202 アクチブ
オーガニラス/7715 デンスモア通/バンヌイ市カリフォルニア9140
に
の処方変更はローション処方について前記した過程で作られる。クリーム中の比
率をかえたり、 50℃で分離しないクリームを得たりするクリームの処方はこ
の技術に通じる者にとって明白であろう、ローションの局所適用とクリーム処方
の間には何の治療上の差はない。
失−1−銖−■
、−り1−ム2−19c
もう一つの望ましいクリーム処方は次のような組成についてのものである。
大綱クリーム2−19C
脱イオン水 19.33
ブチレングリコール 5.00
メチルパラベン 0.30
トリソジウムEDTA O,10
2%カーボポール940(2%溶液) 12.50大網 25’、00
スパン60 3.57
プロビルバラベン 0.10
ツウイーン60 2.50
ミベロール1B−072,15
トコフニリル酢酸 0.20
ダウコーニング200液 1.00
トリ工タノールアミン99% 0.25フニノキシエタノール O,SO
1%ACTIMOIST@液 25.00ダウコーニング200液、350cp
s 250100.00
発明の組成はクリーム処方は頭皮部分に適用されたときベトベトしたり脂っぽい
感触があることがわかったのでローションの形で使うことが望ましい、しかしな
がら、処方の比率をかえられることがこの技術に通じたものにとって明白である
ことは評価されよう、またいろいろな脂質性の大綱抽出物を画分て使うことや入
網成分を軟膏、ゲル、エアロゾル、スティックタイプなどにすることができる。
失−1−■−ヱ
皮膚刺激性、変異原性、毒性試験の研究が以下にのべるようにして発明の組成物
について行われた。テスト法はここに資料として提出されたカドシムブーラス(
Catsimpoolas)等によって「大綱の脂質と化粧品としての使用」と
して1985年12月20日に受理されたアメリカ特許出願&811r505号
ですでに述べられている。
アメス(Awes)変異原性試験(Awes等(1975年)、Mutatio
n Re5−earch 31巻、347−364)が([725Cranbe
ry Rd、East Brunsvick。
New Jersey 08816]ニューシャーシー州東プランズイック市ク
ランベリー通り725番地、 08816)の製品安全性研究所によってブタの
大綱抽出物(POCMFr)について行われた。検体の変異原性は〉くクチリア
のSalmonella typhimuriumの特別に作られた株で逆の(
「戻り」)変異をおこす能力で測定された。
哺乳類の組織でみられる酵素による活性化を必要とする変異原は哺乳類のミクロ
ソームを添加することによってバクテリアの検定で検出される。
隻至亙反
代謝性の活性化なしに、N−メチル−N−二トローN−ニトロソグアニジン(M
NNG)、 9−アミノ−アクリジン(9AA)、 2−ニトロフルオレン(2
NF)が適当な株とともに用いられた9代謝的活性化の存在下では2−アミノ−
アントラセン(2AA)が全ての検定株に対する陽性対照として使われた。
11亙里
代謝的活性化のあるときも、ないときも、各棟の自然におこる変異が測定された
。溶媒対照がその実験での最大量で用いられた。
アメス(All+es)のサルモネラ(Sal+monella)/ j!乳動
物のミクロソーム検定系は化学薬品の変異原性を検出するために特別に作られた
バクテリア株ネズミチブスiii (Salmonella 狂吐江−I」)を
月いる。検定の合理性は変異原性や発ガン性やまた生殖異常や遺伝病などとも相
・関が確立されている。
遺伝子の(点)変異は通常フェノタイプの特性の変化として認められる。アメス
(Awes)法では、外来源のヒスチジンに対するサルモネラ検定菌の依存(生
長依存性)がヒスチジン非依存にもどり変異によって変えられる。この特別な系
では株によって塩基対の置換かあるいはフレームの移動変異かによって復帰が起
こっている。いろいろな菌株が変異原に対するその感受性を高める遺伝的マーカ
ーを他にももっている。
その検定では、検定菌が毒性かまたは溶解度の限界内で最大の適用量までの濃度
で一連の検定物量に1される。変異原性はヒスチジンのない状態で生育する変異
したコロニーの数の増加を自然に起きた(バックグラウンドの)変異株数と比較
することで表わされる。1’!乳動物の組織にある酵素で活性化が必要な変異原
は哺乳動物のミクロソーム(S−9画分)を加えることによってバクテリア検定
することで検定される。
(Awesテストの千料
バクテiア指二一
ブラウス・N・アメス(Bruce N Awes)博士(カリフォルニア州バ
ークレー)からネズミチブス菌(Sa1moWlella証助違凹1■)TA1
535.丁A1537. TA153g、丁A989丁A100の各棟を入手し
た。
これらの菌は0.5%NaCQを含む栄養肉汁(nutrient broth
)で増殖させ、適当な遺伝マーカーをチェックして、そしてD?l5O(ジメチ
ルスルホ千シト)をおおよそ8%の最終濃度になるよう添加した後凍結保存(R
evcoフリーザーで)した。
蓋−一二之
1、栄養肉汁(Difco)に0.5%NaCQを補填した。
2、上層寒天は0.6%のDifco寒天、0.5%NaCn 、 0.5mM
ビオチン及び0.51のし一ヒスチジンーHCΩを含んでいる。
3、最少グルコース寒天借地はボーゲルーボンナー(Vogel−B。
−nner)信地E(vogal & Bonnet、1956年)に2xのグ
ルコースと共に1.5%のバタトーディフコ(Bacto−Difco)寒天を
含めた。
4、トリプトン寒天。
及進2」U1肚
N−メチルートニトロ−N−ニトロソグアニジン(MNNG)、 9−アミノア
クリジン(9−AA)、 2−ニトロフルオレン(2−NF)が付録1(後記)
に示されるように指示菌株と共に直接変異原性試験に使われた。
2−7ミノアントラセン(2−AA)は付録2(後記)に示されるように代謝的
活性化についての検定に全ての菌株と共に使ゎアセトンを検体の溶媒として使っ
た。
1、S−9・ 化゛合物
S−9は試験の日に融解され、まず蛋白濃度で10■/−となるようにトリス−
ECΩ緩衝液で稀釈し、それがら1oμΩS−9/−の終濃度になるようにS−
9緩衝液に加えた。出来上ったS−9混合物は除菌のため0.45μ簡の使い捨
てのナルゲン(Nalgene)フィルターユニットを通し、同日の使用まで約
4℃に保存した。
次の成分とその最終濃度がS−9緩衝液に使われた。
炭−立 最終濃度/mQ S−9混合物暦gcQz 8マイクロモル
KC033マイクロモル
グルコースー6−燐酸 5マイクロモルNADP 4マイクロモル
Na)l、PO,・H,O,PH7,4100?イタ0モ)Ltアメス(Ans
sテストの 法
へ孟二二二髪呈
この検定で使われる株は0.5%NaCQの入った21−の栄養肉汁に生やした
凍結保存株から出発され、37℃の振どう水浴で12〜16時間インキュベート
される。
新しい培養物は適当な遺伝的マーカーのテストが行われる間、冷蔵庫に保管され
る。アメス(Awes)等(1975年)によって記載されているようにして行
われたこれらのテストではヒスチジンの欠乏状態では生育がみられず、クリスタ
ルバイオレットの存在下では生育せず、あるいは紫外線の照射後でも生育しない
、 TA1535.丁A1537. TA1538菌はアンピシリンに感受性で
、一方丁A98や丁A100は耐性がある。
土皇孜星!iK致
バクテリア菌株の生存に及ぼす検体試験の影響を7メス(ム−5ues)の生物
検定の前に行った。これは異なった濃度の検体と溶媒の0.1−を2.0−の上
層用寒天(45℃)と0.1−の検定菌の入った試験管に加えることによって行
われる。混合後、試験管の内容をトリプトン寒天プレートの表面に注ぐ、このプ
レートを37℃で40〜48時間培養し、検体の入ったプレートのバクテリアの
バックグラウンドの状態を溶媒のみを入れたバクテリアの状態と比較した。トリ
プトン寒天プレートでの毒性はバクテリアのバックグラウンド状態が薄くなった
か消失することによって検呂される。
る 、の、山のためのプレート試験法
試験はアメス(Ames)等の方法(1975年)に従って行われた。
検体を検定の日に溶媒(アセトン)に溶かし希釈した9次のものが溶かした上層
用寒天2tu(45℃)に加えられた。
1、適当な指示菌株の培養物0.1−
2、適当な濃度の検体、対照検体、または溶媒だけの0.1−各試験管を個々に
調製し、直ちに撹拌し、そして内容物を最少グルコース寒天プレートの表面上に
注ぎこんだ、各プレートを固まる前に上層寒天が均一に広がるように回転させた
。
全プレートを37℃で約48時間インキュベートした。インキュベート後、プレ
ートを復帰した菌のコロニーを観察し、数えて記録した。
各菌株について検体の5段階の濃度で3点平行で試験した。
各菌株について陽性対照検体と指示菌株と溶媒とからなる自然に起こる復帰菌の
コントロールを同時に行った、溶媒のみと検体の最高濃度レベルについてテスト
微生物を含まない上層用寒天2−にそれぞれ0.1−づつを加え、そして全量を
最少グルコース寒天プレート上に注ぎこむことによって無菌状態であることの検
査した。
S−9を入れたプレート試験は上記と同様に行われたがただ攪拌、注ぎ込みの直
前に上層用寒天の入った各試験管にS−9混合物0.5dを添加する修正を行っ
た。
各菌株に対する陽性対照物と指示菌株とS−9混合物とからなる自然発性復帰菌
のコントロールを並行して行った。S−9混合物は検定菌なしの上層用寒天の2
鶴に0.5−加え、その全量を最少グルコース寒天プレート上に注ぎ込むことに
よって無菌性をチェックした。プレートは全て約48時間37℃でインキュベー
トした。
患−Σ区
検定材料の変異原性の評価と報告には次のような判定項目が使われた。
1、直接プレート検定法または活性化プレート検定法のいずれかに使われるとき
各菌株の自然発生復帰株のレベルは付録3(後記)に示されている歴史的な数値
の範囲から有意に違ってはいけない。
2、無菌性のためのコントロールは全て陰性でなくてはならない。
3、 陽性対照は全て自然発生の復帰コントロールより少くとも3倍の数の復帰
コロニーの増加が証明されるような指示菌株が既知の変異原に対して機能的であ
ることを示さねばならない。
4、変異原活性に対して陽性と考えられるためには、検体は量に応じた効果(検
体の量を増やせば復帰したコロニーの数も増す)を示さねばならない。
5、TA1535. TA1537. TA153g、丁A9gの各棟に変異原
性ありと考えられるためには、検体試料は適用可能なものとして溶媒対照の値ま
たはS−9画分を入れた対照値の3倍より大きいかあるいは等しいプレート当り
の復帰株について最低の増加がある。3水準の濃度でポジティブの応答を示す必
要がある。
6、 71100株について変異原性ありと考えられるためには。
検体試料は適用可能なものとして溶媒対照の値またはS−9画分の添加した対照
値の3.5倍より大きいかまたは等しいプレート当りの復帰株の数の増加を示す
少くとも1水準の濃度を含む3混度水準でポジティブの濃度応答がある必要があ
る。
有効な試料とは項目1,2.3が合致していることが必要である。変異原性があ
ると考えられるためには項目4,5.6も合致しているべきである。
ヱととb競と2上
付録1
直J 原−方法におする 屹対 ゛吟
指示菌株 陽性対照 ゛ /プレート ′ 、■Al535 MNNG 5.0
DMSO塩基対置検子A1537 9−AA 250.OD!’、50 7レ
一ムシフト変異丁A1538 2−!vT 0.5 D阿So 71/−ムシ7
ト変異TA98 2−NF 0.5 DとSOフレームシフト変異TA100
MNNG 5.0 DMSO塩基対置換MNNG、 N−メチル−N−ニトロ−
N−二トロソグアニジン9−ムA、9−7ミノアクリジン
2−NF、 2−ニトロフルオレン
DMSO、ジメチルスルホキシド
TA1535 2−AA 2.5 D!’、SO塩基対置換Tム1537 2−
AA 2.5 D呵SOフレームシフト変異丁A1538 2−AA 2.5
D阿SOフレームシフト変異TA9g 2−AA 2.5 D慇Oフレームシフ
ト変異丁A100 2−AA 2.5 D呵SO塩基対置換2−ムム、2−アミ
ノアントラセン
DζSO,ジメチルスルホキシド
二とぢ知弘と2上
付録3
細菌−の指爪−株に封する自然 と′帰株レベルの 飲なバ・・タグランドTA
1535 18.09 g、04 2−43丁A1537 6.29 2.47
2−15丁A1538 13.72 4.48 5−32TA98 23.5
4 9.03 9−60丁A100 144.94 41.89 66−318
TA1535 15.86 5.98 5−40TA1537 8,19 2.
67 22−15TA153 26.27 10.22 12−65TA98
39J5 14.31 16−90TA100 156.53 44.61 7
3−407ス】11■
ブタのHxFr (白いクリーム状)についての経口摂取毒性試験が08901
ニユ一シヤーシーHニ二−ブランズウイツク市コマーシヤルアベニユー340番
地の製品安全性研究所で行われたよ検体材料は液体化するまで水道水下で温めら
れた。
試験期間中、動物(ラット)は−頭一頭わかるように識別され12時間の明暗サ
イクルをもった環境的にmBされたステンレススチールの針金の床をしたケージ
に別々に飼育した。餌と水は薬物投与後は自白摂取にした。
笈−一亘
急性経口毒性、 FH5LA、16CFR1500,3、ラットを18時間絶食
させ、それから5.0g/kg体重の検体を一匹一匹強制投与した8ラツトを個
別にケージに入れ、死亡あるいはその他の全体の毒性の兆候を14日聞観察した
。餌と水を自白摂取させた。
ブタのHxFr検体の経口LD、。は5.Og/kg以上である。
剖検では、処置したラットの内臓のどこにも外観的変化はみられず、検体は16
CFR1500,3に定義されているように毒性はない。
ヌ」u1!
品用Activa 7Mスーパーリッチ皮膚栄養剤(ローション)とActiv
a 7Mスーパーリッチ皮膚栄養剤(クリーム)についてもレベルコ検査所(0
7204ニユ一シヤーシー州ローゼルバーク市ホーソーン街123番地)で行わ
れた。
検体は各一群15匹の雄と雌のラットに実施例■で既述したようにして5g/瞳
の量で経口投与した。
剖検において、処理したラットの内臓のいずれにも外観的変化はみられず、検体
は16CFR1500,3で定義されるものとして毒性はない。
災五五!
ブタのHxCMFrとつ・シのHxCMFr (ウシの大綱のヘキサン抽出され
たCMFr)についてニューシャーシー州ニューブランズウィック市の製品安全
性研究所によってウサギを使って眼刺激について研究された。
試験の期間中6匹の動物は12時間毎の明暗サイクルをもった環境的に調節され
た部屋で、針金で底を作ったケージに個別に飼育した。餌と水は薬物投与後、自
由摂取とした。
友−一茎
はじめの眼刺激試験はFHSLム16CFR1500,42に従って行われた。
6匹の若い一人前になったアルピノ種ウサギを夫々に識別できるようにした。検
体の0.1dを各ウサギの片眼の反転した低い方のまぶた上に投与した。上側下
側のマブタとも1秒間柔やかに保って検体のロスを防ぐ、各ウサギのもう一方の
眼は無処理のまま対照として使われた。角膜の損瘍がドレーズ(Draize)
等[J、Pharmacoj2 、 Exp、丁her、 83.337−39
0(1944年)]の方法によって評価された。ドレーズの採点はケイ(Way
)とカレンドラ(Callandra)によって分類された(ムシ阻■赳すニ」
肚ユ亘肛、 83.337−390(1944年)、損害の強さは24、48,
72時間で評価されている。
(以下余白)
★
MMTS クラスI 藍1
0.0〜0.5 刺激なし N
096〜2.5 殆んど刺激なし PN2.6〜15.0 最少の刺激 M1
15.1〜25.0 マイルドの刺激 M。
25.1〜50.0 中位の刺激 M350.1〜80.0 激しい刺激 8
80.1〜100.0 極端な刺激 Eloo、0〜110.0 最大級の刺激
Mス★最大の平均トータル点数
ブタのHxCMFrのMMTSは1.00であった。その素材は実際上殆んど刺
激なしくPN)と考えられる。ウシのHxCMFrのMMTSI′!0.00で
あった。検体は刺激なしとみなされる。
11涯l
眼刺激試験はまた品用Activa 7Mスーパーリッチ皮膚栄養剤(ローショ
ン)とActiva 7Mスーパーリッチ皮膚栄養剤(クリーム)について、ウ
サギで07204二ニーシヤーシー州ローゼンパーク市ホーソーン街123にあ
るレベルコ検査会社によってなされている。
6羽の健康なアルピノ種のウサギがこの試験に使われた。
各動物は0.1−の検体試料を右眼に投与され洗眼しなかった。
洗眼をしない左眼はそのコントロールとして使われた。
処理した銀もコントロールの眼も24時間毎に3日間m祭され、その観察は「有
害な物質による眼刺激を評価するための説明ガイド」に従って記録された。この
テストはもし試験群の4ないしそれ以上の動物が陽性反応を示したならば陽性と
考えられる。もし1羽だけが陽性反応を示したならば、このテストは陰性とみな
される。もしも2〜3の動物が陽性反応を示す場合にはこの試験は6羽の別の群
の動物を使ってくり返される。
ローションもクリームもいずれの処方も陽性反応を示さず。
16CFR1500,42(a = c )に規定されているように眼への刺激
はないと考えられる。
夫り立入
−・なバ・チースト
検体を被験者の包帯の下の背中に適用し、48時間そのままにする。試験部位は
包帯をとったあと15分後と24時賢後に判定される。最初の適用後2週間でパ
ッチを48時間その場に残し、その後込の尺度に従って15分後と24時間後に
判定される。
−足1坐ス二二
X パッチしない
0 反応なし
0.5 最少の反応
1 14定された発赤
2 浮腫を伴う発赤
3 発疹と浮腫を伴う発赤
4 水泡を伴う著しい発赤
G 光沢がみえる
S かさぶた形成
笠−鼠二側
100人の健康で全身的または皮膚上の疾患のない成人、用いられる背中の部分
はテスト部位を判定するのを妨げるキズはない。テストをはじめる前に書=によ
る同意書が被験者からとられている。
予示的なパッチテストをローション(Activa TM昼品用−パーリッチ及
膚栄養剤)とクリーム(Activa 7Mスーパーリッチ皮膚栄養剤)につい
てデルマチスト研究所(11101ニユ一ヨーク州ロングアイランド市41番地
29−28)により50人づつの2群で行われた。 0.15mQの抽出物が使
われている、バーク−デービス(Parke−Davis)パンチ剤を用いた1
02人の被験者には0.15−のワセリンもテストされた。誘導期にパッチをと
りのぞき、適用後48時間と72時間にその部位を評点した。全検体とも陰性で
あった。誘導期のパッチを除いたあと12日目に感作パッチを適用し、48時間
と72時間でamした。適月後全バッチ部位は陰性でどれも皮膚接触刺激または
感受性のある兆候はみられない。
ヌJl星
Catsimpoolasによる、1985年12月20日受理された審萱中の
アメリカ特許出J[&811,505号にも記されているように、ウィルスの存
在についての試験がダモン(Daion) !1床研究所による包括的なウィル
スについてのプロファイルに関してブタの大1pACM F rについて実施さ
れている。
ブタのHfrの41シ
国際調、斎報告
1111aM#’1lNu a=ewawa″”’ PCT/:S ε7./C
3429