JP2005035469A - 車両用制動制御装置および車両用制動制御方法 - Google Patents

車両用制動制御装置および車両用制動制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 油圧システムで、アキュムレータ圧調整系の故障でモータの作動が続くと、高圧になった作動液が低圧系に漏れだし、ブレーキ引きずり感や制動制御プログラムのハンチング動作を引き起こす可能性がある。
【解決手段】 モータ32によりオイルポンプ34を駆動し、高圧液をアキュムレータ50へ蓄積する。高圧配管30は、増圧弁40FR,40FL,40RR,40RLに接続されている。低圧の油圧給排導管28は、減圧弁42FR,42FL,42RR,42RLに接続されている。制動中に減圧モードになったとき、増圧弁40FR,40FL,40RR,40RLは閉じ、減圧弁42FR,42FL,42RR,42RLは開く。アキュムレータ圧調整系に失陥があるときは、後輪の増圧弁40RR,40RLを開けて液圧を逃がす。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車両用制動制御技術に関し、特に液圧源から供給される液圧を制御弁により調圧して制動力発生機構を制御する車両用制動制御装置および車両用制動制御方法に関する。
自動車等の車両用の制動装置として、油圧導管の途中にモータ駆動されるオイルポンプを設け、そのオイルポンプの吐出側の作動液をアキュムレータに蓄積してアキュムレータ圧を高圧に保つものが知られている。この高圧の作動液は、運転者のブレーキペダル操作に応じ、各輪に設けられた制御弁のうち増圧弁を介してホイールシリンダに導入され、所望の制動力が発揮される。こうした制動力を安定的かつ的確に発生するために、マイクロコンピュータが圧力センサによってアキュムレータ圧を監視し、その圧力が所定のしきい値を下回ればオイルポンプを駆動し、作動液の液圧を所望の範囲に維持している(例えば特許文献1参照)。
特開2001−39280号公報
上述の従来の技術によると、例えば圧力センサが故障した場合、故障のモードによっては前述のモータが連続または頻繁に作動し、アキュムレータ圧が通常の制御範囲を超えて高くなる可能性がある。このような場合、本発明者は、モータが無用に駆動されることにより消費電力が増加するほか、各輪の制動制御をはじめとする制御にも悪影響が及びうる事実を認識した。
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、モータや圧力センサなど、アキュムレータ圧調整系に失陥が生じたときであっても、種々の制御を適正化へ向かわせることのできる車両用制動制御装置および車両用制動制御方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の車両用制動制御装置は、液圧源から供給される液圧を制御弁により調圧して制動力発生機構を制御するものであって、前記液圧源系に異常が認められたとき、各輪に設けられた制御弁のうち所定の輪の制御弁を作動させることにより、前記液圧源の液圧を低下させて所定の範囲に制御する液圧低下手段を備えるものである。
ここで「液圧源系」とは、液圧の発生、監視、制御等に関する任意の構成で、アキュムレータ圧調整系はその例である。「制動力発生機構」の例はホイールシリンダとキャリパ等である。「所定の範囲」は例えば通常時における前記液圧の制御目標範囲である。本発明では、液圧低下手段の制御の結果、液圧が「所定の範囲」に入らなくとも、「所定の範囲」に入ることを目的としてその範囲に近づくような制御がなされれば足りる。
この車両用制動制御装置によれば、液圧源系に異常が発生しても、液圧低下手段によって液圧源の液圧が低下されるため、液圧源の液圧が高圧になりすぎることを防止でき、前述のごとき課題を解消または軽減することができる。
本発明のある態様において、前記制御弁は線形動作特性を有する電磁流量制御弁(以下単に「リニア弁」ともよぶ)であり、前記液圧低下手段は、前記所定の輪の制御弁に異常軽減用の電流を印加することにより前記液圧を所定の範囲に制御する。リニア弁は印加電流によって開弁圧、すなわちこのリニア弁が開き始める弁両側の差圧を調整できるため、液圧のきめ細かな制御ができる。
本発明のある態様では、前記液圧低下手段は、前記所定の輪に対する制御モードが減圧モードまたは保持モードにあるとき、さらには、非制御モードにあるときであっても、前記異常軽減用の電流を印加する。本明細書で「制御モード」とは、制動制御に関するモードをいう。減圧モードにある輪は、制動力が減らされる方向にあるから、前記液圧源の液圧を逃がして低下させる輪としてふさわしい。
本発明のさらに別の態様も液圧源から供給される液圧を制御弁により調圧して制動力発生機構を制御する車両用制動制御装置であり、前記液圧源系に異常が認められたとき、各輪に設けられた制御弁のうち、減圧弁が既に開いている輪の増圧弁の開度を高めるよう制御する液圧低下手段を備える。「開度を高める」とは、閉じていたものを必要程度まで開くほか、すでに開いていたものをより一層開かせることも含む。
この構成により、液圧源系に異常が発生しても、液圧源の液圧が高圧になりすぎることを防止でき、前述の効果が得られる。また、減圧弁が既に開いているため、改めて減圧弁を開く制御が不要であるから、消費電力の面でも有利である。
本発明の別の態様は、液圧源から供給される液圧を制御弁により調圧して制動力発生機構を制御する車両用制動制御方法であり、前記液圧源系の作動状態を検証するステップと、前記液圧源系に異常が認められたとき、各輪に設けられた制御弁のうち所定の輪の制御弁を作動させることにより、前記液圧源の液圧を低下させるステップとを含む。これらふたつのステップは、同一の処理プログラムでなされる必要はないし、時間的に近い処理である必要もない。
本発明のさらに別の態様も、液圧源から供給される液圧を制御弁により調圧して制動力発生機構を制御する車両用制動制御方法であり、前記液圧源系の作動状態を検証するステップと、前記液圧源系に異常が認められたとき、各輪に設けられた制御弁のうち減圧弁が既に開いている輪の増圧弁の開度を高めるよう制御することにより、前記液圧源の液圧を低下させるステップとを備える。これらの車両用制動制御方法によれば、液圧源系に異常が発生しても、液圧が高圧になりすぎる事態を回避しやすくなり、前述の課題を解消または軽減することができる。
本発明の車両用制動制御装置および車両用制動制御方法によれば、液圧源系に異常が生じても、液圧が上がりすぎないよう制御することができ、ブレーキの引きずり感をはじめとする好ましくない現象を回避することができる。
まず、実施の形態が適用される油圧システム100と電子制御ユニット200の全体構成を説明し、つぎに本発明者が知見として得た課題を説明し、しかる後、実施の形態により制御を説明する。なお、以下の説明において、電子制御ユニット200単独で制動制御装置と捉えてもよいし、油圧システム100またはその一部と電子制御ユニット200の組合せを制動制御装置と捉えてもよい。
図1は油圧システム100と電子制御ユニット200の全体構成を示す。油圧システム100は主にアクチュエータ80とアクチュエータ80以外のマスタシリンダ14などを備える。
ブレーキペダル12にはその踏み込みストロークを検出するストロークセンサ46が設けられている。マスタシリンダ14は、運転者によるブレーキペダル12の踏み込み操作に応じ、作動液であるブレーキオイルを圧送する。ブレーキペダル12とマスタシリンダ14との間にはドライストロークシミュレータ13が設けられている。
マスタシリンダ14には右前輪用のブレーキ油圧制御導管16及び左前輪用のブレーキ油圧制御導管18の一端が接続され、これらのブレーキ油圧制御導管はそれぞれ、右前輪及び左前輪の制動力を発揮する右前輪用及び左前輪用のホイールシリンダ20FR、20FLに接続されている。右前輪用及び左前輪用のブレーキ油圧制御導管16、18の途中にはそれぞれ通常は開状態(以下これを「常開型」という)の右電磁開閉弁22FR及び左電磁開閉弁22FLが間挿され、また、それぞれ右前輪側及び左前輪側のマスタシリンダ圧を計測する右マスタおよび左マスタ圧力センサ48FR、48FLが設けられている。運転者によってブレーキペダル12が踏まれたとき、ストロークセンサ46によりその踏み込みが検出されるが、ストロークセンサ46の故障を想定し、右マスタおよび左マスタ圧力センサ48FR、48FLによるマスタシリンダ圧の計測によってもブレーキペダル12の踏み込みが検出される。マスタシリンダ圧をふたつの圧力センサで監視するのは、フェイルセイフの観点による。
マスタシリンダ14にはリザーバタンク26が接続され、また、開閉弁23を介してウェットストロークシミュレータ24が接続され、リザーバタンク26には油圧給排導管28の一端が接続される。油圧給排導管28にはモータ32により駆動されるオイルポンプ34が設けられている。オイルポンプ34の吐出側は高圧導管30になっており、アキュムレータ50とリリーフバルブ53が設けられている。アキュムレータ50はオイルポンプ34によって例えば16■21.5MPaという範囲(以下「制御範囲」という)の高圧にされたブレーキオイルを蓄積する。リリーフバルブ53は、アキュムレータ圧が異常に高く、例えば30MPaといった高圧になったとき開き、油圧給排導管28へ高圧のブレーキオイルを逃がす。ただし、リリーフバルブ53の開弁圧を精度よく作り込むことは困難乃至非常に高価につくため、設定開弁圧はどうしても非常に高い値となり、そのことが本実施の形態による制御の必要性の根拠ともなっている。
高圧導管30にはアキュムレータ圧を計測するアキュムレータ圧センサ51が設けられる。後述の電子制御ユニット200はアキュムレータ圧センサ51の出力であるアキュムレータ圧を入力し、このアキュムレータ圧が制御範囲に収まるようモータ32を制御する。
高圧導管30は、それぞれ通常は閉じた状態(これを「常閉型」という)にあり、必要なときにホイールシリンダの増圧用に利用される電磁流量制御弁、すなわちリニア弁である増圧弁40FR、40FL、40RR、40RLを介し、右前輪のホイールシリンダ20FR、左前輪のホイールシリンダ20FL、右後輪用のホイールシリンダ20RR、左後輪用のホイールシリンダ20RLに接続されている。
右前輪のホイールシリンダ20FRと左前輪のホイールシリンダ20FLは、それぞれ常閉型で、必要なときに減圧用に利用される電磁流量制御弁、すなわちリニア弁である減圧弁42FR、42FLを介して油圧給排導管28へ接続されている。また、右後輪用のホイールシリンダ20RR、左後輪用のホイールシリンダ20RLは、それぞれ常開型の減圧弁42RR、42RLを介して油圧給排導管28へ接続されている。
右前輪、左前輪、右後輪、左後輪のホイールシリンダ20FR、20FL、20RR、20RL付近には、それぞれホイールシリンダ内の液圧を計測する右前輪用、左前輪用、右後輪用、左後輪用の圧力センサ44FR、44FL、44RR、44RLが設けられている。
電子制御ユニット200は、電磁開閉弁22FR、22FL、モータ32、4個の増圧弁40FR、40FL、40RR、40RL、および4個の減圧弁42FR、42FL、42RR、42RLを制御する。電子制御ユニット200はマイクロコンピュータによる演算ユニット202、各種制御プログラムを格納するROM204、およびデータ格納やプログラム実行のためのワークエリアとして利用されるRAM206を備える。
詳細は図示しないが、演算ユニット202には、右前輪用、左前輪用、右後輪用、左後輪用の圧力センサ44FR、44FL、44RR、44RLより、それぞれ、右前輪のホイールシリンダ20FR内の圧力信号、左前輪のホイールシリンダ20FL内の圧力信号、右後輪用のホイールシリンダ20RR内の圧力信号、左後輪用のホイールシリンダ20RL内の圧力信号(以下、総括的にホイールシリンダ圧信号という)が入力され、ストロークセンサ46よりブレーキペダル12の踏み込みストロークを示す信号(以下ストローク信号という)が入力され、右マスタおよび左マスタ圧力センサ48FR、48FLよりマスタシリンダ圧を示す信号(以下マスタシリンダ圧信号という)、アキュムレータ圧センサ51よりアキュムレータ圧を示す信号(以下アキュムレータ圧信号という)が入力される。
電子制御ユニット200のROM204は所定の制動制御フローを記憶している。演算ユニット202はストローク信号とマスタシリンダ圧信号に基づき車輌の目標減速度を演算し、演算された目標減速度に基づき各輪の目標ホイールシリンダ圧を演算し、各輪のホイールシリンダ圧が目標ホイールシリンダ圧になるよう制御する。
ROM204はさらに、所定のアキュムレータ圧制御フローを記憶している。演算ユニット202はアキュムレータ圧が制御範囲の下限値未満であるときにはオイルポンプ34を駆動してアキュムレータ圧を昇圧し、アキュムレータ圧が制御範囲に入っていれば、オイルポンプ34を停止させる。
以上の構成における制動制御の概要を説明する。まず、運転者がイグニションスイッチをオンにする前、すなわち各電磁弁に対する通電前においては、各電磁弁は内蔵しているバネの付勢力により、図1の状態にある。このとき、マスタシリンダ14から大気圧のブレーキオイルが右および左電磁開閉弁22FR、22FLを介して、それぞれ右前輪と左前輪のホイールシリンダ20FR、20FLに達している。一方、右後輪と左後輪のホイールシリンダ20RR、20RLにも、油圧給排導管28と常開型の減圧弁42RR、42RLを介して、リザーバタンク26内の液圧と同じ大気圧のブレーキオイルが到達している。この時点では、4つすべてのホイールシリンダ圧が大気圧であり、制動力は発生しない。ただし、通電前であっても、運転者がブレーキペダル12を踏めば、その踏込力に応じた制動力が右前輪と左前輪のホイールシリンダ20FR、20FLに直接作用し、これら右前輪と左前輪には制動力が生じる。
運転者がイグニションスイッチをオンすると、必要に応じてモータ32が作動し、アキュムレータ圧が制御範囲に入る。この後、通常走行に入ったときも各電磁弁は図1の状態にある。つづいて、運転者がブレーキペダル12を踏むと、まずマスタシリンダ14が押し込まれ、マスタシリンダ14とリザーバタンク26の連通が遮断される。また、右および左電磁開閉弁22FR、22FLが閉じられ、開閉弁23が開かれ、マスタシリンダ14から右前輪および左前輪のホイールシリンダ20FR、20FLへの大気圧のブレーキオイルの連通が遮断される。また、右後輪用、左後輪用の減圧弁42RR、42RLが閉じられ、4個の増圧弁40FR、40FL、40RR、40RLが開けられる。各電磁弁の開度は、後述する各種演算を経て算出された各輪の目標ホイールシリンダ圧をもとに制御される。
図2により、以上の構成と制御について本発明者が認識した課題を詳述する。この課題は液圧源系、すなわちアキュムレータ圧調整系においてモータ32が常時回転したり、または継続して間欠回転してしまうような失陥が発生したときに生じる。こうした失陥は、モータ32周辺の結線のショートその他の電気的故障のほか、アキュムレータ圧センサ51が低い圧力値しか示さない故障などにより発生する。原因の如何を問わず、モータ32が回転を続けることにより、アキュムレータ圧が非常に高くなる。とくに、制動要求時にはモータ32が確実に常時回転状態となる。
一方、常閉型の電磁弁の自開圧、すなわち電流を流していなくても開弁してしまう差圧は、製造上のばらつきもあり、ある程度幅がある。図2は、通常走行時、すなわち非制動時に上述の失陥(以下単に失陥という)が発生したときの高圧のブレーキオイルの漏洩を模式的に示す。ここでは、右前輪用の増圧弁40FRの自開圧がほかの増圧弁に比べて低いとする。失陥の発生により、右前輪用の増圧弁40FRは電流を流していないにも拘わらず開弁を開始する。すると、図2の太線で示したごとく高圧のブレーキオイルが右前輪用のホイールシリンダ20FRへ流れだし、また開いている右電磁開閉弁22FRとマスタシリンダ14を経て大気圧のリザーバタンク26へ抜けていく。しかし、右電磁開閉弁22FRとマスタシリンダ14には、それぞれ図示しないオリフィスが設けられており、これらのオリフィスが流路抵抗として作用する結果、右前輪のホイールシリンダ圧とマスタシリンダ14の液圧が上昇する。
まず、ホイールシリンダ圧が上昇すると、いわゆるブレーキの引きずり感が発生する。一方、マスタシリンダ14の液圧が上昇すると、制動制御のプログラムがこの現象をブレーキペダル12が踏まれたことによる制動要求の発生と誤認する。その結果、制動制御が開始され、右電磁開閉弁22FRと左電磁開閉弁22FLが遮断される。すると、高圧のブレーキオイルがマスタシリンダ14へ流れ込まなくなり、マスタシリンダ圧が下がり、前記のプログラムはこの現象を制動要求の解除と誤認し、右電磁開閉弁22FRと左電磁開閉弁22FLを開く。その結果、マスタシリンダ圧が上がり、再度制動要求の発生が誤認され、以下、その繰り返しによって制動処理がハンチングを起こす。このように、ホイールシリンダ圧であれ、マスタシリンダ圧であれ、無意味な上昇は好ましくない現象を引き起こすことになる。
本実施の形態の車両用制動制御装置は、以上の課題に対応するもので、アキュムレータ圧調整系において失陥が発生したとき、アキュムレータ圧が上昇しすぎることを回避する技術を提供する。なお、アキュムレータ圧の上昇に対しては、リリーフバルブ53によって液圧を逃がす経路があるとはいえ、前述の問題があるため、以下の本実施の形態の制御の意義は大きい。
本実施の形態の車両用制動制御装置に特徴的な制御の概要は、液圧源系、すなわちアキュムレータ圧調整系に失陥が認められたとき、電子制御ユニット200が各輪に設けられたリニア弁のうち所定の輪のリニア弁に異常軽減用の電流を流してそのリニア弁を作動させることにより、アキュムレータ圧調整系の液圧を低下させて所定の範囲、すなわち例えば16■21.5MPaという前述の範囲に制御する。
なお、アキュムレータ圧調整系に失陥があるかどうかは、電子制御ユニット200または別に設けられたマイクロコンピュータによる始動時の診断プログラムによって確認できる。診断プログラムは、モータ32に通電を指示していないにも拘わらずモータ32に電流が流れている場合や、その状態とともに、アキュムレータ圧があるしきい値を超えて高圧になっている場合に、アキュムレータ圧調整系に失陥があると判断する。実施の形態による制動制御は、アキュムレータ圧調整系の失陥の有無の判定プロセスも含む制御と考えてもよいし、含まないものと考えてもよい。
前記の制御の対象となる「所定の輪」として、実施の形態では後輪を例示する。電子制御ユニット200は、後輪が制御モードの中の減圧モードにあるとき、または保持モードにあるとき、後輪のリニア弁に異常軽減用の電流を印加する。ただし、制御は後輪に限る趣旨ではない。また、電子制御ユニット200は各輪が非制御モードにあるときにも、異常軽減用の電流を印加してもよい。非制御モード中であっても、失陥による課題は生じうるためである。
電子制御ユニット200はまた、アキュムレータ圧調整系に失陥が生じたとき、アキュムレータ圧をアキュムレータ圧センサ51から取得した値に代えて仮の値(以下、仮アキュムレータ圧という)に設定し、設定した仮アキュムレータ圧に基づいて各輪に設けられたリニア弁を制御する。
仮アキュムレータ圧をアキュムレータ圧が通常とりうる値に設定し、かつアキュムレータ圧を逃がすリニア弁の開弁圧をその仮アキュムレータ圧に設定すれば、正しい制動制御が実現できる。なぜなら、失陥によってアキュムレータ圧が上昇してしまっても、前記のリニア弁が仮アキュムレータ圧で開弁し、アキュムレータ圧を究極的には仮アキュムレータ圧まで引き下げる結果、アキュムレータ圧=仮アキュムレータ圧となるためである。もちろん、制御の遅延や、前記のリニア弁をずっと開弁状態におけるとも限らないため、アキュムレータ圧が完全に仮アキュムレータ圧まで下がらないこともある。しかし、そうした場合でも、失陥のある状況でベストエフォートを実現することができる。したがって、本実施の形態の制動制御によれば、アキュムレータ圧調整系の失陥による課題を回避しつつ、正しい制動制御をも実現できる技術が提供されるのである。
本実施の形態の車両用制動制御装置に特徴的な制御を別の観点から見れば、アキュムレータ圧調整系に失陥が認められたとき、電子制御ユニット200は各輪に設けられたリニア弁のうち減圧弁が既に開いている輪の増圧弁の開度を高めるよう制御するといってもよい。減圧弁が開いているときの例は制動中の減圧モードである。この制御によれば、高圧のブレーキオイルは増圧弁と減圧弁を経て低圧系へ環流するため、アキュムレータ圧を下げることができる。なお、後輪についてこの制御をすれば、なお効果的である。なぜなら、後輪の減圧弁を出たブレーキオイルは直接リザーバタンク26へ環流するため、途中、背圧によって悪影響を与える個所が存在しないためである。また、一般に、後輪は制動制御上前輪ほど重要ではないため、後輪のリニア弁を制御することは合理的である。
図3は、実施の形態において失陥の有無に応じてアキュムレータ圧の取得方法を変える手順を示す。同図のごとく、前述の診断プログラムにより、まずアキュムレータ圧調整系(図中はアキュムレータ系と略記)が正常かどうか判定する(S10)。アキュムレータ圧調整系が正常であれば(S10Y)、通常どおりアキュムレータ圧(図中Paccfと表記)にアキュムレータ圧センサ51の値を設定し(S12)、失陥の存否を示すエラーフラグ(図中flagと表記)をゼロリセットし(S14)、処理を終える。一方、S10においてアキュムレータ圧調整系に失陥が認められれば(S10N)、アキュムレータ圧センサ51の値に代えて仮アキュムレータ圧をPaccfに設定し(S16)、flagにエラーを示す「1」をセットし(S18)、処理を終える。仮アキュムレータ圧として、例えば21MPaを設定する。この値は、通常のアキュムレータ圧の範囲である16〜21.5MPaの中で比較的高い値である。なお、図1の8個のリニア弁の自開圧は25MPaであるものとし、仮アキュムレータ圧は自開圧より十分低く設定する。
図4は制動制御の際に演算する目標液圧Prefと制御の結果出力される制御液圧Pwcの様子を示す。同図の制御は一般的なものであり、同図に本実施の形態に特徴的な処理は明示的には現れないが、後述のごとく、本実施の形態の制御は増圧モード、減圧モード、保持モードに関連するため、まず制動制御の概要を述べる。なお、同図は見やすさのために制御液圧Pwcの振る舞いを比較的緩やかに描いている。一般には、制御液圧Pwcの曲線は同図のものよりも小刻みに変動する。
図4において、横軸は時間、縦軸は液圧である。目標液圧Prefは後述のごとく制動要求から各種演算を経て各輪の目標ホイールシリンダ圧Prefとして定まる。一方、制御液圧Pwcは現実のホイールシリンダ圧Pwcである。この制御のために、目標液圧Prefを中央値付近に含み、下限圧Plと上限圧Puで定まる幅を不感帯として設ける。制御液圧Pwcが不感帯に入っているときは増圧も減圧もせず、保持モードとして各リニア弁を閉じる。制御液圧Pwcが不感帯の下限圧Plを下回れば増圧弁を開け、制御液圧Pwcを高める。これが増圧モードである。逆に、制御液圧Pwcが不感帯の上限圧Puを上回れば減圧弁を開け、制御液圧Pwcを下げる。これが減圧モードである。
図5は図4の制動制御を実施するプログラムの処理の流れを示す。この制動制御フローは所定の時間間隔で継続的に実行される。制動制御に先立ち、運転者がブレーキペダル12を踏んだとき、まず右および左電磁開閉弁22FR、22FLが閉じられ、開閉弁23が開かれ、マスタシリンダ14から右前輪および左前輪のホイールシリンダ20FR、20FLへの大気圧のブレーキオイルの連通、およびマスタシリンダ14とリザーバタンク26の連通が遮断される。この状態において、まずストローク信号が読み込まれ(S30)、マスタシリンダ圧信号が読み込まれ(S32)、これらの信号から演算ユニット202によって既知の手法で目標減速度が演算される(S34)。
つづいて演算ユニット202は、目標減速度に対する各輪の目標液圧Pref、すなわち目標ホイールシリンダ圧Prefを既知の手法で演算し(S36)、各輪のホイールシリンダ20FR、20FL、20RR、20RL内の液圧Pwcを圧力センサ44FR、44FL、44RR、44RLから読み込み(S38)、目標ホイールシリンダ圧Prefと現実のホイールシリンダ圧Pwcの差から制御のモードを決定する(S40)。つぎに、決定された制御モードに従ってリニア弁の制御がなされる(S42)。なお、S36で目標ホイールシリンダ圧Prefが求まれば、既知の手法でフィードフォワード制御が可能になるが、本実施の形態では主にフィードバック制御が関係するため、以下、制動制御としてフィードバック制御を考える。
図6は、図5のS42の「モードに従った制御」の詳細フローである。まず、制御モードが減圧モードかどうか判定し、減圧モードでなければ(S50N)、すなわち増圧モードまたは保持モードであれば、通常どおりの制御を行う(S56)。この場合、アキュムレータ圧がアキュムレータ圧センサ51から取得されたものであるか、仮アキュムレータ圧であるかを問わず、Paccfにしたがった制御をなす。S50で減圧モードと判定されれば(S50Y)、flagが「1」かどうかが確認され、「1」でなければ(S52N)、失陥が生じていないから、通常どおりの制御がなされる(S56)。flagが「1」と確認された場合(S52Y)、本実施の形態に特徴的な異常軽減制御がなされる(S54)。ここで、異常軽減制御は以下の制御である。
制御1.前輪については通常制御をし、
制御2.後輪については、減圧弁は通常制御をするが、増圧弁には異常軽減用の電流を流す。
図7はこの異常軽減制御の様子を示す。いま、制動中であるから右電磁開閉弁22FRと左電磁開閉弁22FLは閉じている。また、減圧モードであるから4個の増圧弁40FR、40FL、40RL、40RRは閉じており、4個の減圧弁42FR、42FL、42RL、42RRは、開度は別として開いている。この状態から異常軽減制御として、同図にて一点鎖線で示す後輪の増圧弁40RL、40RRをわずかに開く。これは、後輪の増圧弁40RL、40RRに、アキュムレータ圧が仮アキュムレータ圧である21MPaになったとき開弁するような電流(これを「21MPaの開弁電流」とよぶ)を流すことで実現できる。この結果、高圧のブレーキオイルが後輪の増圧弁40RL、40RRと後輪の減圧弁42RL、42RRを介して低圧系に逃がされ、アキュムレータ圧を21MPaに向けて下げることができる。
図8は、図5のS42の「モードに従った制御」の別の詳細フローである。図6では減圧モードに限って異常回避制御をなしたが、ここでは保持モードでも異常回避制御をする。まず、制御モードが減圧モードかどうか判定し(S50)、減圧モードと判定されれば(S50Y)、以下の処理は図6の場合と同じである。
S50で、制御モードが減圧モードでなければ(S50N)、保持モードかどうかを判定する(S60)。判定の結果、保持モードでなければ(S60N)、増圧モードと判明するため、通常どおりの制御を行う(S56)。これは図6の場合と同様である。S60で判定の結果、保持モードであれば(S60Y)、flagが「1」かどうかが確認され、「1」でなければ(S62N)、通常どおりの制御がなされる(S56)。flagが「1」と確認された場合(S62Y)、本実施の形態に特徴的な第2異常軽減制御がなされる(S64)。第2異常軽減制御は以下の制御である。
制御1.4個の増圧弁40FR、40FL、40RL、40RRに、21Mpaの開弁電流を流し、
制御2.4個の減圧弁42FR、42FL、42RL、42RRに、それぞれが保持しているホイールシリンダ圧に対応する開弁電流を流す。
通常であれば、保持モードに間は増圧弁、減圧弁とも閉状態におけばすむが、失陥が発生したときは保持モードでも高圧のブレーキオイルの漏洩が発生しうるため、第2異常軽減制御により、アキュムレータ圧を21MPaに向けて低減する。なお、制御1により、増圧弁から高圧のブレーキオイルがホイールシリンダに流れ込むため、制御2によって余分な増圧分を逃がす工夫をしている。
図9は第2異常軽減制御の様子を示す。いま、制動中であるから右電磁開閉弁22FRと左電磁開閉弁22FLは閉じている。また、保持モードであるから4個の増圧弁40FR、40FL、40RL、40RRは閉じており、4個の減圧弁42FR、42FL、42RL、42RRも閉じている。この状態から第2異常軽減制御として、同図にて一点鎖線で示す4個の増圧弁40FR、40FL、40RL、40RRに21MPaの開弁電流を流す。一方、二点鎖線で示す4個の減圧弁42FR、42FL、42RL、42RRにそれぞれが保持しているホイールシリンダ圧に対応する開弁電流を流す。これらの制御により、失陥が発生したとき、保持モード中であってもアキュムレータ圧を下げることができる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。本発明はこの実施の形態に限定されることなく、そのさまざまな変形例もまた本発明に含まれることは、当業者には理解されるところである。以下、そうした変形例を説明する。
実施の形態では、制動中に異常軽減制御をした。しかし、非制動中、たとえば通常走行中にも異常軽減制御(これを「第3異常軽減制御」という)をしてもよい。図10はそうした制御を示す。ここでは、各電磁制御弁は図1と同じ状態にあり、車両は非制動状態にある。このときflagが「1」であれば、同図にて一点鎖線で示す後輪の増圧弁40RL、40RRに21MPaの開弁電流を流す。この第3異常軽減制御により、走行中であっても高くなりすぎたアキュムレータ圧を仮アキュムレータ圧まで下げることができる。
このように後輪側から液圧を抜くと、前輪に背圧によるホイールシリンダ圧の上昇が発生しないため、車両の安定性上有利である。また、後輪の減圧弁42RL、42RRは常開型であるから、第3異常軽減制御の際に新たに電流を流す必要もなく、消費電力上も有利である。なお、第3軽減制御は第1または第2軽減制御と併せて実行してもよい。
実施の形態に係る車両用制動制御装置の全体構成図である。 アキュムレータ圧調整系に失陥が生じたとき高圧のブレーキオイルが漏洩する経路を示す図である。 実施の形態において、アキュムレータ圧を決定する処理を示すフローチャートである。 実施の形態において、現実のホイールシリンダ圧を目標ホイールシリンダ圧に合わせるための制動制御を示す図である。 図4の制動制御の処理を示すフローチャートである。 図5のS42の処理を示すフローチャートである。 図6の異常軽減制御に従うリニア弁の制御を示す図である。 図5のS42の別の処理を示すフローチャートである。 図8の第2異常軽減制御に従うリニア弁の制御を示す図である。 非制動時の第3異常軽減制御に従うリニア弁の制御を示す図である。
符号の説明
12 ブレーキペダル、 14 マスタシリンダ、 20FR,20FL,20RR,20RL ホイールシリンダ、 22FR 右電磁開閉弁、 22FL 左電磁開閉弁、 26 リザーバタンク、 32 モータ、 34 オイルポンプ、 40FR,40FL,40RR,40RL 増圧弁、 42FR,42FL,42RR,42RL 減圧弁、 44FR,44FL,44RR,44RL 各輪の圧力センサ、 48FR 右マスタ圧力センサ、 48FL 左マスタ圧力センサ、 50 アキュムレータ、 51 アキュムレータ圧センサ、 80 アクチュエータ、 100 油圧システム、 200 電子制御ユニット、 202 演算ユニット、 204 ROM、 206 RAM。

Claims (10)

  1. 液圧源から供給される液圧を制御弁により調圧して制動力発生機構を制御する車両用制動制御装置において、
    前記液圧源系に異常が認められたとき、各輪に設けられた制御弁のうち所定の輪の制御弁を作動させることにより、前記液圧源の液圧を低下させて所定の範囲に制御する液圧低下手段を備えることを特徴とする車両用制動制御装置。
  2. 前記制御弁は線形動作特性を有する電磁流量制御弁であり、前記液圧低下手段は、前記所定の輪の制御弁に異常軽減用の電流を印加することにより前記液圧を所定の範囲に制御することを特徴とする請求項1に記載の車両用制動制御装置。
  3. 前記液圧低下手段は、前記所定の輪に対する制御モードが減圧モードにあるとき、前記異常軽減用の電流を印加することを特徴とする請求項2に記載の車両用制動制御装置。
  4. 前記液圧低下手段は、前記減圧モードに加え、前記所定の輪に対する制御モードが保持モードにあるときにも、前記異常軽減用の電流を印加することを特徴とする請求項3に記載の車両用制動制御装置。
  5. 前記液圧低下手段は、前記所定の輪が非制御モードにあるときにも、前記異常軽減用の電流を印加することを特徴とする請求項3に記載の車両用制動制御装置。
  6. 前記液圧源は各輪に設けられた制御弁のうち増圧弁の上流に液圧を供給するものであり、前記所定の輪の制御弁は後輪の増圧弁であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の車両用制動制御装置。
  7. 前記液圧低下手段は、前記液圧源系に異常が認められたとき、前記液圧を圧力センサから取得した値に代えて仮の値に設定し、設定した仮の値に基づいて前記各輪に設けられた制御弁を制御することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の車両用制動制御装置。
  8. 液圧源から供給される液圧を制御弁により調圧して制動力発生機構を制御する車両用制動制御装置において、
    前記液圧源系に異常が認められたとき、各輪に設けられた制御弁のうち減圧弁が既に開いている輪の増圧弁の開度を高めるよう制御する液圧低下手段を備えることを特徴とする車両用制動制御装置。
  9. 液圧源から供給される液圧を制御弁により調圧して制動力発生機構を制御する車両用制動制御方法において、
    前記液圧源系の作動状態を検証するステップと、
    前記液圧源系に異常が認められたとき、各輪に設けられた制御弁のうち所定の輪の制御弁を作動させることにより、前記液圧源の液圧を低下させるステップと、
    を備えることを特徴とする車両用制動制御方法。
  10. 液圧源から供給される液圧を制御弁により調圧して制動力発生機構を制御する車両用制動制御方法において、
    前記液圧源系の作動状態を検証するステップと、
    前記液圧源系に異常が認められたとき、各輪に設けられた制御弁のうち減圧弁が既に開いている輪の増圧弁の開度を高めるよう制御することにより、前記液圧源の液圧を低下させるステップと、
    を備えることを特徴とする車両用制動制御方法。
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