JP2005035115A - 真偽判定体 - Google Patents

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Abstract

【課題】偽造防止効果が高く、セキュリティー性に優れる光学的真偽判定体を提供する。
【解決手段】本発明の真偽判定体1は、認証媒体に使用する真偽判定体であって、基材面上に透明または不透明な材質からなり一様な微小三角柱状プリズム3が並行して配列してなる真偽判定体において、微小三角柱状プリズム面の一部の微小三角柱状プリズムを除去または変形して文字、記号または絵柄8を表示する平面部分6を形成したことを特徴とする。
上記において、文字、記号または絵柄8を表示する平面部分を微小三角柱状プズム3とは異なる色彩に着色することができ、微小三角柱状プリズムの稜線を挟む斜面の一方側と他方側とを異なる色彩に着色することもできる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は真偽判定体に関する。
詳しくは、基材面上に一様な微小三角柱状プリズムが並行して配列してなる真偽判定体において、微小三角柱状プリズム面の一部の微小三角柱状プリズムを除去または変形して文字、記号または絵柄を表示する平面部分を形成したことを特徴とする真偽判定体に関する。
このような真偽判定体は、証券、株券、商品券、ギフト券などの金券類、クレジットカード、プリペイドカード、パスポート、IDカードなどの各種カード、ビデオソフト、パソコン用ソフトなどの真偽判定用シールとして用いられる。
【0002】
【従来技術】
従来から、証券、株券、商品券、ギフト券などの金券類、クレジットカード、プリペイドカード、パスポート、IDカードなどの各種カード、ビデオソフト、パソコン用ソフトなどの認証シールなど、偽造防止・真偽判定機能の付与が求められる分野において、ホログラムは優れた意匠性、およびカラー複写機においても複製できない偽造・変造の困難性から数多く利用されてきた。
しかし、近年、ホログラムにも巧妙な偽造品が出現し、一見しただけでは真偽の判別ができない場合があり、目視で容易に判別できる真偽判定体が求められてきている。
【0003】
そこで、ホログラムを使用しない真偽判定体として光学的特性を有する媒体が考えられる。特許文献1は、光学的セキュリティ物品であるが構成が複雑であり、製造品はコスト高なものになると考えられる。
また、特許文献2は、光拡散シートの製造技術に関し真偽判定体に関わる技術ではないが、本発明の真偽判定体の製造に参照できる技術を記載している。
【0004】
【特許文献1】特表平10−508549号公報
【特許文献2】特開平5−169015号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明では、光学的機能を有する簡易な構成の真偽判定体を完成すべく、上記、特許文献2の光拡散シートの光学特性を利用することを着想し、本発明の完成に至ったものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の要旨は、認証媒体に使用する真偽判定体であって、基材面上に透明または不透明な材質からなり一様な微小三角柱状プリズムが並行して配列してなる真偽判定体において、微小三角柱状プリズム面の一部の微小三角柱状プリズムを除去または変形して微細な文字、記号または絵柄を表示する平面部分を形成したことを特徴とする真偽判定体、にある。
【0007】
上記において、微細な文字、記号または絵柄を表示する平面部分を微小三角柱状プリズムとは異なる色彩に着色することができ、微小三角柱状プリズムの稜線を挟む斜面の一方側と他方側とを異なる色彩に着色することもできる。
また、微小三角柱状プリズムの長さ方向に直交する断面が二等辺三角形であって、二等辺三角形の等辺でない辺が基材に面するようにし、二等辺三角形が直角二等辺三角形である、ようにすることもできる。
さらに、微小三角柱状プリズムの高さが、基材面から1μm〜200μmの範囲にされていれば、真偽判定体として好適に使用できる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を図面を参照して説明することとする。
図1は、本発明の真偽判定体の例を示す外観斜視図、図2は、図1の真偽判定体のA−A線断面を示す図、図3は、他の実施形態の真偽判定体の断面を示す図、図4は、真偽判定体を観察する状態を示す図、である。
【0009】
図1のように、本発明の真偽判定体1は、基材2面上に透明または不透明な材質からなり一様な微小三角柱状プリズム3が並行して配列した構成からなっているが、部分的にプリズム面の当該微小三角柱状プリズム3を除去または変形させて製造し、当該除去または変形した平面部分6により文字、記号または絵柄8を表示するようにされている。
なお、除去とは微小三角柱状プリズム面を形成した後に、その一部の微小三角柱状プリズム3を機械的に切削等して取り除く場合のほか、プリズム成型の際のエンボス型の当該部分を当初から平面にして微小三角柱状プリズム3が形成されないようにすることも含まれる。また、変形とは、形成した微小三角柱状プリズム3を熱プレスして平面化すること等を意味する。
【0010】
除去または変形した部分は、微小三角柱状プリズム3部分よりも平坦域となるので、着色が無くても真偽判定体1を傾斜して観察する場合等には平面部分6を識別できる。しかし、当該平面部分6を一定の色彩に着色でき、着色されていれば、文字、記号または絵柄8をさらに明瞭に表示することができる。
文字、記号または絵柄8となる平面部分6は、真偽判定体1を右または左に傾斜して観察した場合には視認できず、正面(直上)から観察した場合にのみ視認できることが望ましいので、あまり大きな形状にならないことが好ましい。
実験的には、1〜3本の微小プリズムで文字を構成する線を表示し、一字が1〜2mm角以内の大きさの文字とする場合に、上記の効果が認められる。
図1の場合、平面部分6を着色して文字「DN」を表示している。
【0011】
基材2は、略平坦な面を有するもので、一般的にはプラスチックシート材料やフィルム基材が使用される。基材2のプリズム面側2aには絵柄等の印刷がされていても良いが、多くの場合、基材2の下面側は真偽判定の対象となる認証媒体(図1では不図示)に貼着されるので、透明にして認証媒体の絵柄等を観察できるようにすることが多い。
従って、図示していないが、基材2の下面側2bに接して粘着剤層あるいは再湿性やホットメルト型の接着剤層が形成されていても良い。
【0012】
微小三角柱状プリズム3は、透明または不透明なプラスチック材質から構成され、その一の面は基材2面に面するようにされ、他の二面は空間に面するようにされている。ここで、透明とは、三角柱状プリズム3を透して基材2a面を視認できる程度な透明性をいい着色透明を含むものである。不透明とは、基材2a面を視認できないことをいう。
微小三角柱状プリズム3は、平面的には略直線状に伸びており、基材面上における稜線が互いに接するか、ほぼ接するようにされている。
【0013】
図1の真偽判定体1のA−A線断面は、図2のようになる。
図2の場合、微小三角柱状プリズム3は断面が直角二等辺三角形であって、直角に対する面、すなわち等辺でない斜面3cが基材2に接し、他の二面3a,3bは空間に面するようにされている。「DN」の文字を構成する平面部分6は、エンボス型を平面に形成し基材2にプリズム樹脂材料が付着しなようにした部分であって、着色されているか基材2が露出している。
微小三角柱状プリズム3を着色樹脂で成型すれば、平面部分6は基材2または認証媒体4の色彩となり、微小三角柱状プリズム3部分とは異なる色彩を呈示するが、後述するように他の各種の着色方法がある。
【0014】
微小三角柱状プリズム3の形状に正しく一致した平面部分6を形成するためには、上記のようにプリズム成型型に所定の欠損部形状を持たせておくことが好ましいが、一様なプリズムシートを樹脂成型してから微小三角柱状プリズム3の特定部分を、エンドミルで切削したり、熱可塑性樹脂の場合は文字、絵柄の凸型形状で熱押圧して平面部分6を形成することもできる。
【0015】
図3は、他の実施形態の真偽判定体の断面を示す図である。図3の場合、微小三角柱状プリズム3の先端部分だけを截頭した形状になっているが、このような形状であってもよい。この場合、熱凸型形状を押圧すると同時に箔押しして着色させることができる。また、成型用エンボス型にそのような部分をあらかじめ設けておいて樹脂成型することもできる。
【0016】
微小三角柱状プリズム3の基材面2aからの高さHは、1μm〜200μm程度が好ましい。1μm以下では、精密なエンボス型の製造が困難であるとともに、回折現象が生じて効果が現われなくなるからである。型の製造の容易さからは5μm以上がより好ましい。また、200μm以上では認証媒体に貼着する真偽判定体にしては厚みが厚くなり過ぎるからである。
なお、図2、図3においては直角二等辺三角形を図示しているが、二等辺を挟む頂角が直角であることに限られず、60度〜120度程度の範囲で任意の角度を採用できる。また、直角二等辺三角形の不等辺3cが基材2に接するようにされているが、等辺の一が基材に接する場合であってもよい。また、三角形が等しい二辺を有しない場合でも同様の効果を奏しえることは容易に想像できる。
【0017】
平面部分6を着色するには、各種の方法を採用できる。
(1)微小三角柱状プリズムの稜線を境にして、共通の一方側側面を着色するように、例えば青色のインキジェットインキを用いて印刷し、他方側側面から赤色のインキジェットインキを用いて印刷すれば、平面部6は双方のインキによって印刷されるので、減色混合の効果により紫色となり微小三角柱状プリズムとは異なる色彩にできる。
(2)あらかじめ基材2または認証媒体を特定の色彩に着色したものを使用し、微小三角柱状プリズム3に異なる色の着色樹脂を使用することによって、平面部分6を特定の色彩にすることができる。
【0018】
(3)熱型で押圧する場合は、ホットスタンピングの手法により、平面部分に箔押しして着色することができる。また、微小三角柱状プリズム成型材料に感熱発色材料を分散しておいて、熱エンボスと同時に発色させることができる。
(4)基材2に2層の着色材料を使用し、エンドミルで切削する際に、基材表面下まで切削して下層の基材色を表出させることもできる。
(5)微小三角柱状プリズムの稜線を境にして、一方側側面を蒸着して光反射層を形成し、他方側面から着色蒸着をするようにしてもよい。平面部分6は双方の蒸着がされるので、微小三角柱状プリズムの側面とは異なる反射色を呈するようにできる。
【0019】
次に、本発明の真偽判定体を観察する状態について説明する。
図4は、真偽判定体を観察する状態を示す図である。図4の真偽判定体1は、微小三角柱状プリスム3の左側(斜面3a側)からインキジェットインキにより青色に印刷され、右側(斜面3b側)から同様に赤色インキにより印刷されているものとする。
この状態で、斜面3aの方向(A方向)から真偽判定体1を観察すると青色に観察され、斜面3bの方向(C方向)から観察すると赤色に観察され、正面(B方向)から観察すると文字、記号または絵柄8が紫色に視認されるため、観察者は視角により色変化し、隠し模様を有する物体として見える。
【0020】
このように、本発明の真偽判定体1では、観察者が見る方向によって文字、記号または絵柄8部分が他の部分と異なる色彩に見えるという特徴を有する。
このような構成の真偽判定体は以下に説明するように高度の製造技術を必要とし、容易には製造できない利点が有る。
したがって、このような真偽判定体を認証媒体に用いれば、偽造、模造を有効に防止できると考えられる。
【0021】
次に、真偽判定体の製造方法について説明する。
図5は、微小三角柱状プリズムの製造装置を示す図である。
真偽判定体のエンボス型製作以外の微小三角柱状プリズムの製造工程は、図5の装置を用いて行うことができる。
当該装置による製造工程は、型の凹部に対する樹脂の充填工程、接触工程、硬化工程、密着工程、剥離工程、より構成されている。
【0022】
図5において、10は三角柱状プリズムの凹部が形成されたロール凹版、11はそのロール凹版の凹部、12は電離放射線硬化性樹脂液をロール凹版10に塗工するための塗工装置、13は電離放射線硬化性樹脂液、2はシート基材、14は溶剤乾燥装置、15,16は硬化装置、17はロール凹版に当接してロール凹版10を押圧する押圧ロール、18は送りロール、である。
【0023】
なお、図5において、三角柱状プリズムを形成するための凹部11がシート基材2の流れ方向に直交するように図示されているが、実際には、シート基材2の流れ方向に平行に形成されていても良いものであり、回転する型ロールの円周に沿って凹部を形成する方が製作が容易と考えられる。
【0024】
三角柱状プリズム製造工程における充填工程は、三角柱状プリズムの型が形成されたロール凹版10を回転させ、そのロール凹版10の少なくとも凹部11に電離放射線硬化性樹脂液13を充填する工程である。
接触工程は、充填工程で充填された電離放射線硬化性樹脂液13に対して、ロール凹版10の回転方向に同期して走行するシート基材2を接触させる工程である。
【0025】
硬化工程は、接触工程でシート基材2がロール凹版10に接触している間に、ロール凹版10とシート基材2間にある電離放射線硬化性樹脂液13に、硬化装置15からの電離放射線を照射して硬化させる工程である。
密着工程は、硬化工程で硬化する電離放射線硬化性樹脂液13とシート基材2とを密着させる工程である。なお、硬化工程と密着工程は、通常同時に進行する。剥離工程は密着工程で密着した電離放射線硬化性樹脂液13の半硬化物13aとシート基材2をロール凹版10から剥離する工程である。
【0026】
ロール凹版10は、円筒状の版材に所定形状の凹部11を設けたものである。
塗工装置12は、電離放射線硬化性樹脂液13をロール凹版10に塗工するための装置であって、ノズル塗工装置を用いることが多い。ノズル塗工装置は、所定寸法のノズルがTダイ状の長方形または線状の吐出口を有し、その吐出口の長手方向がロール凹版回転方向と直交する方向に設置されていて、ロール凹版の全幅のうち所定の幅部分にのみ樹脂液を吐出するようにされている。
【0027】
溶剤乾燥装置14は、樹脂の溶剤を揮発させるための装置である。溶剤乾燥装置14としては、温風や赤外線ヒータ等を用いることができる。この溶剤乾燥装置14を設けることにより、溶剤型の樹脂を用いることができ、使用する樹脂の選択の幅を広げることができる。なお、無溶剤型の電離放射線硬化性樹脂液13を用いる場合には、溶剤乾燥装置14は不使用となる。
【0028】
硬化装置15は、電離放射線を照射して、電離放射線硬化性樹脂液13を硬化させる装置である。なお、剥離工程後に脱離した電離放射線硬化性樹脂液の半硬化物13aを完全に硬化させるために、硬化装置16を設けてもよい。
ここで、電離放射線とは、電磁波または荷電粒子線のうち、分子を重合、架橋し得るエネルギー量子を有するものを意味し、通常、紫外線、電子線等が用いられる。硬化装置15,16として紫外線の場合には、超高圧水銀灯、ブラックライトランプ、キセノンランプ、メタルハライドランプ灯の光源を用いることができる。
【0029】
<三角柱状プリズムの製造>
上記装置による三角柱状プリズムの製造方法は、まず、ロール凹版10の凹部11に、電離放射線硬化性樹脂液13を塗工装置12により充填し、シート基材2をロール凹版10の凹部11に充填させた電離放射線硬化性樹脂液13に接するように接触させる。
電離放射線硬化性樹脂液13を凹部11に充填する方法としては、ロール凹版10の表面に予め電離放射線硬化性樹脂液13を所定量塗工しておいて、基材シート2をロール凹版10面に供給したときに、押圧ロール17の押圧により、基材シートを介して、塗工されている電離放射線硬化性樹脂液13を凹部11内に配分充填させる。
【0030】
この場合に、溶剤タイプの硬化性樹脂が使用でき、シート基材2に塗工された電離放射線硬化性樹脂液13は、流動性をある程度制御するために、その樹脂液の溶剤を希釈するために使用した溶剤などを溶剤乾燥装置14により乾燥除去し、さらに硬化装置15により溶剤を乾燥した樹脂液を半硬化させる。
【0031】
シート基材2がロール凹版10に接している間に、硬化装置15により電離放射線硬化性樹脂液13を硬化させる。硬化装置は必要により、ロール凹版の回転方向に沿って複数個設けることができる。多段による硬化により硬化物の歪みやシート基材2のカール等を低減させることができる。
また、ロール凹版10を石英、ガラス等の電離放射線の透過性がよい材質により形成して、ロール凹版10の内部側から照射することもできる。
【0032】
硬化装置15により、ロール凹版10の凹部11内にある電離放射線硬化性樹脂液13をシート基材2に密着させる。このとき、硬化度合は、少なくとも樹脂の流動性を失わせ、かつ、シート基材2との密着性を生じさせる程度であればよい。
硬化装置15を通過した後、シート基材2をロール凹版10から剥離する。
これにより、半硬化した電離放射線硬化性樹脂液13aがシート基材2と一体になって、凹部11から脱離され、プリズム化された表面を有する真偽判定体シートが得られる。
【0033】
<材質に関する実施形態>
(1)基材
基材としては、高分子フィルム、紙、金属、布地等、特に制約はないが、透明性が求められる場合は高分子フィルムが加工適性の点から好ましい。
高分子フィルムの素材のプラスチックとしてはポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリメチルペンテン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン−ビニルアルコール共重合樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンナフタレート−イソフタレート共重合樹脂、ポリメタクリル酸メチル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリイミド樹脂、ポリスルホン樹脂、アクリル樹脂等が使用できる。また、液晶材料を使用することもできる。
この基材の厚みは、加工のしやすさ等の観点から12〜100μm程度の範囲のものが好ましい。
【0034】
基材は、透明であっても不透明であっても良いが、透明な基材を使用した場合は、絵柄、文字などの情報が表示されている媒体と組合せし、透過時にその情報を視認することができる。基材が不透明である場合は、基材下の認証媒体の絵柄等を視認することはできないが、基材面上に絵柄、文字などの情報を印刷等の方法で付与することにより、これらの情報を視認することができる。
【0035】
(2)三角柱状プリズム体
プリズム体の素材は特に制約はないが、加工適性の点から樹脂材料が好ましい。また、プリズム特性から透明または着色透明であることが求められる。
上述した紫外線硬化樹脂でプリズム形状を形成する製造方法では、紫外線硬化型の電離放射線硬化性樹脂液が好ましく使用される。
このような樹脂液の具体例としては、分子中に重合性不飽和結合またはエポキシ基を有するプレポリマー、オリゴマーおよび/または単量体を適宜混合した組成物を用いることができる。
【0036】
前記プレポリマー、オリゴマーとしては、不飽和ジカルボン酸と多値アルコールの縮合物等の不飽和ポリエステル類、エポキシ樹脂、ポリエステルメタクリレート、ポリエーテルメタクリレート、ポリオールメタクリレート、メラミンメタクリレート等のメタクリレート類、ポリエステルアクリレート、エポキシアクリレート、ウレタンアクリレート、ポリエーテルアクリレート、ポリオールアクリレート、メラミンアクリレート等のアクリレート類等があげられる。
【0037】
また、単量体としては、スチレン、α−メチルスチレン等のスチレン系単量体、アクリル酸メチル、アクリル酸−2−エチルヘキシル、アクリル酸メトキシエチル、アクリル酸ブチル、等のアクリル酸エステル類、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸メトキシエチル、メタクリル酸メトキシメチル等のメタクリル酸エステル類、アクリル酸−2−(N,N−ジエチルアミノ)エチル等の不飽和の置換アミノアルコールエステル類、アクリルアミド、メタクリルアミド等の不飽和カルボン酸アミド、ジプロピレングリコールジアクリレート、エチレングリコールアクリレート、プロピレングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート等の多官能性化合物、ビニルピロリドン、および/または分子中に2個以上のチオール基を有するポリチオール化合物、例えば、トリメチロールプロパントリチオグリコレート、トリメチロールプロパントリチオプロピレート、ペンタエリスリトールテトラチオグリコール等があげられる。
【0038】
特に、紫外線によって硬化させる場合には、前記電離放射線硬化性樹脂の組成物に光重合開始剤として、アセトフェノン類、ベンゾフェノン類、ミヒラーベンゾイルベンゾエート、α−アミロキシムエステル、テトラメチルメウラムモノサルファイド、チオキサントン類、及び/又は光増感剤としてn−ブチルアミン、トリエチルアミン、トリ−n−ブチルホスフィン等を混合して用いることもできる。また、プリズムの微細の凹部11を持ったロール凹版10の形状を忠実に再現するためには、粘度は5000cps以下、特に1000cps以下にすることが好ましい。なお、プリズムを着色透明にする場合は硬化を阻害しない染料を添加しても良い。
【0039】
(3)光反射層
光反射層の形成に使用する材料は、アルミニウム(Al)、亜鉛(Zn)、インジウム(In)、金(Au)、銀(Ag)、コバルト(Co)、錫(Sn)、セレン(Se)、チタン(Ti)、鉄(Fe)、テルル(Te)、銅(Cu)、鉛(Pb)、ニッケル(Ni)、パラジウム(Pd)などの単体金属、もしくはそれらの合金を使用することができる。
着色蒸着の場合は、特定の顔料を使用することができる。
【0040】
【実施例】
図1、図2、図3、図5を参照して本発明の実施例を説明する。
(エンボスロール凹版の製造)
円周500mmのグラビアロールを使用して、微小三角柱状プリズム型を有するエンボスロール凹版を製作した。
まず、真円にしたグラビア用の鉄芯ロールに銀メッキを薄層に施した後、バラード銅層を厚み、200μmにメッキした。この銅層表面を平滑に研磨した後、ダイヤモンドカッターを用いて断面が直角三角形であって、深さ40μmの凹溝をロールを回転させながら、円周に沿うように連続状に刻設した。
この際、1つの凹溝と隣接する凹溝との間隔ピッチは、計算上80μmであるが、隣接する凹溝間に2μmの平坦部が残るようにした。
【0041】
凹溝の一部分を「DN」の文字形状になるように金属材料(半田)を埋め込みして平滑に研磨した。文字の縦線を、80μm幅の1本の微小三角柱状プリズムで表わすようにしたので、「DN」の英文字の1字は、図1のように、6本の微小三角柱状プリズム(6×82μm)の幅で、長さは、600μmの微細文字とすることができた。
最後に、全面にクロムメッキを厚さ6μmに施した後、表面研磨してエンボスロール凹版10を完成した。
【0042】
(真偽判定体の製作)
上記で準備したエンボスロール凹版を使用して、真偽判定体を製作した。
厚み100μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(PET)基材2上に、ウレタンアクリレート系の紫外線硬化性樹脂液を硬化させる方法によって、図2のように、高さ40μm、頂角が90度の微小二等辺三角柱状プリズム3を形成した。この微小三角柱状プリズム3には、「DN」の文字形状にプリズムの形成されない平面部分6が一部形成された。
【0043】
この真偽判定体1の微小三角柱状プリズム3の左側(斜面3a側)からインキジェットプリンタのヘッドを傾けて青色インキにより印刷し、右側(斜面3b側)から同様にして赤色インキにより一様に印刷した。
平面な「DN」の文字形状部分は、青色と赤色の双方のインキにより印刷されたため、紫色に着色された。
この真偽判定体1を、斜面3aの方向(A方向)から観察すると青色に観察され、斜面3bの方向(C方向)から観察すると赤色に、正面(B方向)から観察すると「DN」の文字が紫色に視認された。
【0044】
【発明の効果】
以上、詳述のように本発明の真偽判定体によれば以下の効果が得られる。
本発明の真偽判定体は、目視方向によって微細な文字、記号または絵柄が出現するので、そのような状態変化を伴わない認証媒体と対比して、直ちに真偽判定することができる。
また、その微細な文字等が、他の方向から観察される真偽判定体の全体色調とは異なる色彩に見えるようにもできるので、そのような状態変化を伴わない認証媒体と対比して、直ちに真偽判定することができる。
本発明の真偽判定体は、微細な文字、記号または絵柄を表示することができ、それ自体の製作が困難である。
また、本発明の真偽判定体が貼着された認証媒体等は、複写機で正常に複写することができず、偽造,模造を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の真偽判定体の例を示す外観斜視図である。
【図2】図1の真偽判定体のA−A線断面を示す図である。
【図3】他の実施形態の真偽判定体の断面を示す図である。
【図4】真偽判定体を観察する状態を示す図である。
【図5】三角柱状プリズムの製造装置を示す図である。
【符号の説明】
1 真偽判定体
2 基材、シート基材
3 三角柱状プリズム
4 認証媒体
6 平面部分
8 文字、記号または絵柄
10 ロール凹版
11 凹部
12 塗工装置
13 電離放射線硬化性樹脂液
14 溶剤乾燥装置
15,16 硬化装置
17 押圧ロール
18 送りロール

Claims (6)

  1. 認証媒体に使用する真偽判定体であって、基材面上に透明または不透明な材質からなり一様な微小三角柱状プリズムが並行して配列してなる真偽判定体において、微小三角柱状プリズム面の一部の微小三角柱状プリズムを除去または変形して微細な文字、記号または絵柄を表示する平面部分を形成したことを特徴とする真偽判定体。
  2. 微細な文字、記号または絵柄を表示する平面部分を微小三角柱状プリズムとは異なる色彩に着色したことを特徴とする請求項1記載の真偽判定体。
  3. 微小三角柱状プリズムの稜線を挟む斜面の一方側と他方側とを異なる色彩に着色したことを特徴とする請求項1または請求項2記載の真偽判定体。
  4. 微小三角柱状プリズムの長さ方向に直交する断面が二等辺三角形であって、二等辺三角形の等辺でない辺が基材に面するようにされていることを特徴とする請求項1記載の真偽判定体。
  5. 二等辺三角形が直角二等辺三角形であることを特徴とする請求項4記載の真偽判定体。
  6. 微小三角柱状プリズムの高さが、基材面から1μm〜200μmの範囲にされていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1の請求項に記載の真偽判定体。
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