JP2004276560A - 潜像表示媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】所定のピッチで万線状に印刷した直線L1,L2と、直線のピッチと同ピッチの万線状のエンボスとを平行に形成する。エンボスは、背景領域A1のエンボスと、背景領域A1に対してエンボスの位相が略半ピッチずれた潜像領域A2のエンボスとがあり、正面から観察すると、直線L1,L2のみが観察され、背景領域A1と潜像領域A2との区別が付かず、斜めから観察すると、潜像領域A2が背景領域A1と区別して観察することができる。直線L2は、万線をマイクロ文字Mで表現した。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、観察する角度を変更することにより、潜像を表示することができる潜像表示媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
通常は、視認することができず、特定の手法を用いると、視認することができる像を表示することができる潜像表示媒体は、偽造防止のための手法として用いられたり、その表示によって、意匠性を向上させるために用いられている。
万線状の凹版印刷で、部分的にインキの盛り量に高低をつけて、又は、万線方向をパターン状に異ならせて、潜像を表示する手法が提案されていた(例えば、特許文献1)。
また、隠し絵柄印刷といわれる手法では、表示すべき文字等と他の部分を、位相や角度、ピッチを変えた万線模様によって表現し、対応するピッチの万線スクリーンを介して見ることにより、モアレで文字等を表示していた。
一方、いわゆるコピー牽制印刷が、潜像を利用して偽造防止を行う手法として知られている。この手法では、大きさの異なる2種類の網点を使用し、一方を複写機で解像できる網点とし、他方を解像できない網点とすることにより、コピーすると浮かび上がる警告文字やマーク等の潜像を表示していた。
【0003】
【特許文献1】
特公昭56−19273号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述した特許文献1に記載の従来の潜像表示媒体は、凹版印刷機を使用するためインキを大量に使用し、また、用紙にも制限があり、生産効率が悪く、価格が高価であるという問題点があった。
また、隠し絵柄印刷による従来の潜像表示媒体は、潜像の判別に器具(万線スクリーン)が必要であるという問題点があった。その上、近年の複写機・スキャナー技術の目覚しい発展により、画像を取り込んでコンピューター処理し複製・再現することが可能となったという問題点もあった。
更に、コピー牽制印刷による従来の潜像表示媒体は、デザイン性(意匠性)に乏しく、目視でもよく観察すると確認できてしまうという問題点があった。また複写機、スキャナーの解像度向上により、複製を作成することが簡単になっているという問題点もあった。
【0005】
本発明の課題は、安価で意匠性が高く、判別器具等を使用する必要もなく、また、複写機やスキャナー等を使用した偽造も防止することができ、セキュリティレベルの高い潜像表示媒体を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。すなわち、請求項1の発明は、基材と、前記基材の色以外の少なくとも一色で直線(L1,L2)を並べて、前記基材表面に印刷した万線状の印刷と、前記印刷が施されている面上にあって、規則的に配置されたエンボスを有した背景領域(A1)と、前記背景領域のエンボスと同様なエンボスを、前記背景領域に対して前記直線との位置関係が異なるように配置し、斜めから観察したときに、前記背景領域のエンボスの陰側とならずに、視認することができる前記基材の色及び/又は前記直線の色と異なる割合で前記基材の色及び/又は前記直線の色を視認することができる潜像領域(A2)とを備え、前記印刷は、万線をマイクロ文字で表現したことを特徴とする潜像表示媒体である。
【0007】
請求項2の発明は、基材と、前記基材の色以外の少なくとも一色で所定の幅を有した直線(L1,L2)を所定のピッチで並べて、前記基材表面に印刷した万線状の印刷と、前記印刷が施されている面上にあって、前記直線と平行かつ同一ピッチの万線状のエンボスを有した背景領域(A1)と、前記背景領域のエンボスと同一のピッチ及び形状のエンボスを、前記エンボス領域のエンボスに対して位相を略半ピッチずらして配置した領域であって、正面から観察すると、前記背景領域との見分けが困難であり、前記直線と交差する斜め方向から観察すると、前記背景領域との見分けがつき、潜像として現れる潜像領域(A2)とを備え、前記印刷は、万線をマイクロ文字で表現したことを特徴とする潜像表示媒体である。
【0008】
請求項3の発明は、請求項2に記載の潜像表示媒体において、前記直線(L3)の色と前記基材(L4)の色の境界線又は前記直線(L1,L2)同士の色の境界線が、前記背景領域(A1)及び/又は前記潜像領域(A2)のエンボスの凸部及び/又は凹部の略中央に有ることを特徴とする潜像表示媒体である。
【0009】
請求項4の発明は、基材と、前記基材の色以外の少なくとも一色で所定の幅を有した直線(L1,L2)を所定のピッチで並べて、前記基材表面に印刷した万線状の印刷と、前記印刷が施されている面上にあって、前記直線と平行かつ近似したピッチの万線状のエンボスを有した背景領域(A1)と、前記背景領域のエンボスと平行であると共に近似したピッチ及び形状のエンボスを、前記エンボス領域のエンボスに対して位相を略半ピッチずらして配置した領域であって、正面から観察すると、前記背景領域との見分けが困難であり、前記直線と交差する斜め方向から観察すると、前記背景領域との見分けがつき、潜像として現れる潜像領域(A2)とを備え、前記印刷は、万線をマイクロ文字で表現したことを特徴とする潜像表示媒体である。
【0010】
請求項5の発明は、請求項2から請求項4までのいずれか1項に記載の潜像表示媒体において、前記直線(L1,L2)の幅及び/又は色を部分的に変化させることにより、正面から観察したときに、見分けることができる前記潜像以外の図柄(P1,P2,P3)を有することを特徴とする潜像表示媒体である。
【0011】
請求項6の発明は、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の潜像表示媒体において、前記エンボスは、前記万線状の直線が印刷された後に形成されていることを特徴とする潜像表示媒体である。
【0012】
請求項7の発明は、請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の潜像表示媒体において、前記直線(L1,L2)は、微細なピッチにより形成され、前記エンボスは、微細な凹凸により形成されていることを特徴とする潜像表示媒体である。
【0013】
請求項8の発明は、請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の潜像表示媒体において、前記基材に形成され、前記潜像領域の間で切り離し可能な分離予定線をさらに備え、前記潜像領域は、割印機能を果たすこと、を特徴とする潜像表示媒体である。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面等を参照しながら、本発明の実施の形態について、更に詳しく説明する。
(第1実施形態)
第1実施形態では、黄色と青色の直線を万線状に印刷した紙に、万線状のエンボスを施し、斜めから観察したときにのみ、「ABC」の文字を潜像として表示することができる潜像表示媒体を作成した。
図1(a)は、第1実施形態における万線状の印刷を説明する図である。
潜像表示媒体は、厚さ100μmの上質紙を基材とし、表面に直線L1と直線L2を有している。
直線L1は、黄色のインキにより印刷された幅B1=250μmの直線であり、直線L2は、青色のインキにより印刷された幅B2=200μmの直線である。直線L1,L2は、ピッチP=450μmの間隔を有した万線状のパターンとなるように、オフセット印刷により、印刷した。
本実施形態では、図1(c)に示すように、直線L2は、万線をマイクロ文字Mで表現した。
【0015】
通常、印刷により形成するマイクロ文字Mの大きさは、0.2ポイント以下であることが好ましく、0.1ポイント以下であることが特に好ましい。印刷により形成するマイクロ文字Mの大きさが0.2ポイントを超える場合には、潜像表示媒体に印刷されたマイクロ文字Mが、複写によって再現されて偽造されるおそれがあるからである。
【0016】
しかし、本実施形態では、後述するように、直線L1にエンボス加工を施すので、マイクロ文字Mは、そもそも複写によっては再現されない。従って、0.5ポイント以下であればよいが、好ましくは印刷による場合と同様の0.2ポイント以下であり、更に好ましくは0.1ポイント以下である。
エンボス加工を施したマイクロ文字Mの大きさが0.5ポイントを超える場合には、得られた潜像表示媒体が改ざんされるおそれがある。なお、「ポイント」とは、活字類の大きさの基礎単位であり、1ポイントは0.3514mmである。
【0017】
なお、本実施形態では、2本の直線を色を変えて印刷しているが、図1(b)に示すように、基材の色をそのまま直線L4として利用して、直線L3のみを印刷してもよい。
【0018】
図2は、潜像表示媒体のエンボスを説明する図である。図2中で、実線は、エンボスの凸部を示し、実線以外の部分は、凹部を示すものとする。また、図2では、理解を容易にするために、直線L1,L2を省略して示している。
潜像表示媒体は、背景領域A1と、潜像領域A2とを有している。
背景領域A1は、エンボスを万線状に形成された領域である。エンボスは、凹凸の高低差が20〜100μmであり、この凹凸をピッチP=450μmの間隔とし、直線L1,L2と平行になるように形成されている。
【0019】
潜像領域A2は、背景領域A1と同形状のエンボスを、背景領域A1のエンボスに対して1/2ピッチずらし、かつ平行に形成した領域である。潜像領域A2は、領域の外形が潜像として表示するための形状をしており、本実施形態では、「ABC」の文字の形状をしている。
背景領域A1及び潜像領域A2に対するエンボスの形成は、基材に9.8〜9800MPa(10〜1000kgf/cm2 )程度の圧力を加えて行った。
なお、エンボスの形成は、圧力を加えながら、60〜200℃の熱を同時に加える熱圧により行ってもよい。
【0020】
図3は、図2中で、破線で囲んだ領域αを拡大して示した図である。図3(e)は、斜視図であり、図3(c)は、C−C’ 断面であり、図3(d)は、D−D’ 断面である。
背景領域A1のエンボスは、凸部の頂点付近に直線L1と直線L2との境界線が位置するように設けられている。直線L1と直線L2の幅は、ほぼ等しいので、潜像領域A2の凸部の頂点付近にも、直線L1と直線L2との境界線が位置している。
【0021】
図3(a)は、領域αを、真上から観察した場合の見え方を拡大して示した図である。
この領域αを、真上(正面)から観察すると、エンボスの影響を受けずに、直線L1及び直線L2がそのままの形状で視認される。直線L1,L2は、微細な線であるので、少し離れて真上から観察すると、黄色と青色とが合成されて見えるので緑一色に見え、潜像を確認することはできない。
【0022】
図3(b)は、矢印B側の斜め方向からα領域を観察した場合の見え方を拡大して示した図である。
背景領域A1では、エンボスによる凸部の矢印B側に直線L2が印刷され、矢印B’ 側に直線L1が印刷されているので、矢印B側の斜め方向から観察すると、背景領域A1で視認される直線は、L2が大半を占める。
反対に、潜像領域A2では、エンボスによる凸部の矢印B側に直線L1が印刷され、矢印B’ 側に直線L2が印刷されているので、矢印B側の斜め方向から観察すると、潜像領域A2で視認される直線は、L1が大半を占める。
したがって、矢印B側の斜め方向からα領域を観察すると、背景領域A1は、青色又は青色が強い緑色に見え、潜像領域A2は、黄色又は黄色が強い緑色に見える。よって、背景領域A1と潜像領域A2とを区別することができる。
【0023】
図3(b)は、矢印B’ 側の斜め方向からα領域を観察した場合の見え方を拡大して示した図である。
矢印B’ 側から観察する場合には、エンボスの凸部の見える側面が、先の矢印B側の場合と逆側になる。
したがって、矢印B’ 側の斜め方向からα領域を観察すると、背景領域A1は、黄色又は黄色が強い緑色に見え、潜像領域A2は、青色又は青色が強い緑色に見える。つまり、矢印B側から観察した場合の逆の色のパターンとなって、背景領域A1と潜像領域A2とを区別することができる。
【0024】
図4は、潜像表示媒体の全体を観察した場合の表示を説明する図である。
図2に示したように、潜像領域A2は、外形が「ABC」となっているので、潜像表示媒体全体を正面から観察すると、黄色と青色とが混ざって緑色に観察され〔図4(a)〕、矢印B側から観察すると、青い背景の中に黄色い「ABC」が浮かび上がり〔図4(b)〕、矢印B’ 側から観察すると、黄色い背景の中に青い「ABC」が浮かび上がって〔図4(b’ )〕視認することができる。
【0025】
本実施形態によれば、万線状の印刷と同じピッチの万線状のエンボスを、ピッチが1/2ピッチ異なる2領域設け、エンボスの凸部の頂点付近を中心に万線状の印刷を振り分けたので、正面から観察すると視認できない潜像を、斜め方向から観察する場合にのみ表示することができ、観察角度により色が変化して観察される。特に、潜像表示媒体とのなす角を浅い角度とした斜め方向から観察する場合、背景領域A1及び潜像領域A2の各々の見える範囲は、ほぼ一色となるので、潜像を鮮明に表示することができる。このように、本実施形態によれば、意匠性に優れたデザインをすることができる。
【0026】
また、複写機やスキャナー等を利用して複製をしても、立体的な形状は、複製されないので、潜像の複製ができない。したがって、安易な複製を防止することができる。
更にまた、万線状の印刷は、エンボスを形成する前に行うことができ、特に特殊な印刷工程を必要としない。したがって、万線の印刷方法については、解像度の再現以外に何ら制限が無く、オフセット等通常の印刷の他、各種プリンター等の出力印字、転写による対応が可能である。もちろん、凹版印刷による潜像パターン形成とは異なって、万線パターンの印刷に大量のインキを使用したり、インキ盛り量の複雑な管理も必要としない。したがって、非常に安価に製造することができる。
特に、本実施形態では、直線L2は、万線をマイクロ文字Mで表現したので、よりセキュリティレベルの高い潜像表示媒体を提供することができる。
【0027】
(第2実施形態)
第2実施形態では、第1実施形態における背景領域A1及び潜像領域A2のエンボス自体と万線状の印刷自体により、文字を形どって形成した形態である。なお、以下の各実施形態の説明において、第1実施形態と共通する部分については、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
【0028】
直線L1は、黄色のインキにより印刷された幅B1=250μmの直線であり、直線L2は、青色のインキにより印刷された幅B2=200ミクロンの直線である。直線L1,L2は、ピッチP=450μmの間隔を有した万線状のパターンを、外形が「S」の文字となるように印刷した。
本実施形態では、直線L2は、万線をマイクロ文字で表現した。
エンボスは、同じくピッチ450μmの万線状で、背景領域A1は、外形が先の万線状の印刷と同じ「S」の文字となるように重ねて形成されている。また、潜像領域A2は、星の形状に位相を1/2ピッチずらして星の潜像パターンを形成した万線状凹凸を基材にエンボスし、星形状の潜像絵柄を含む潜像表示媒体を作製した。
【0029】
図5は、本実施形態による潜像表示媒体を観察した場合の見え方を説明する図である。
正面から観察されるのは、万線状の印刷のみであり、黄色と青色が合成された緑色を呈する「S」の文字が観察される〔図5(a)〕。
斜めから観察すると、背景領域A1の色で視認することができる「S」の文字の中に、潜像領域A2の星形状が背景領域A1と色を区分して観察できる〔図5(b),図5(b’ )〕。このとき、方向Bと方向B’ とでは、第1実施形態と同様に、背景領域A1及び潜像領域A2の色が青色及び黄色の組み合わせが反対となる。
【0030】
本実施形態によれば、万線状の直線自体でも、文字を表現することができるので、情報量が増え、意匠性も高い潜像表示媒体とすることができ、デザインの幅を更に広げることができる。
【0031】
(第3実施形態)
第3実施形態は、万線状の直線L1,L2の幅を部分的に変化させることにより、潜像以外の図柄も表示する形態である。
図6は、第3実施形態における万線状の印刷を説明する図であり、エンボスを省略して示している。
第1実施形態と同様に、青と黄のインキでピッチ450μmの万線状の直線を厚さ100μmの上質紙に印刷した。直線の幅として次表に示す3種類の組合せを用意し、見かけ上の黄緑の濃淡が異なることを利用して「Flower」の文字及び花の図柄を形成した。
本実施形態では、直線L2は、万線をマイクロ文字で表現した。
【0032】
【表1】
【0033】
エンボスは、第2実施形態と同じくピッチ450μmの万線状で、背景領域A1は、潜像領域A2以外の全面に形成されている。また、潜像領域A2は、星の形状に位相を1/2ピッチずらして星の潜像パターンを形成した万線状凹凸を基材にエンボスし、星形状の潜像絵柄を含む潜像表示媒体を作製した。
正面から観察すると、幅の異なる万線状の直線を印刷して形成した「Flower」の文字が黄色が強い緑色に確認することができ、花の絵柄が青色が強い緑色に確認することができるのみであり、潜像の存在は確認できない。しかし、斜めから観察すると、背景の色と潜像の星の色が、黄と青に区分して観察することができる。
【0034】
本実施形態によれば、万線状の直線を、部分的に幅を変更して印刷したので、万線状の直線を印刷した中にも、正面から見たときに図柄を表現することができ、更に情報量が増え、意匠性も高い潜像表示媒体とすることができるので、より一層デザインの幅を更に広げることができる。
【0035】
(第4実施形態)
第4実施形態は、万線状の直線L1,L2の色を部分的に変化させることにより、潜像以外の図柄も表示する形態である。
図7は、本実施形態における万線状の印刷を拡大して示した図である。
本実施形態では、第1実施形態と同様に、青と黄のインキでピッチ450μmの万線状の直線を厚さ100μmの上質紙に印刷した。直線L1を黄色とし、直線L2を青色とするが、直線L2は、青色の部位L2Bのほかに、部分的に赤色の部位L2Rを設けている。直線L2の部位L2B及び部位L2Rをパターン状に配し、「DNP」の文字を形成し、これを多数並べて、地紋を形成した。
本実施形態では、直線L2は、万線をマイクロ文字で表現した。
【0036】
エンボスは、第1実施形態と同じくピッチ450μmの万線状で、背景領域A1は、潜像領域A2以外の全面に形成されている。また、潜像領域A2は、「ABC」の文字形状に位相を1/2ピッチずらして「ABC」の文字の潜像パターンを形成した万線状凹凸を基材にエンボスし、「ABC」の文字形状の潜像絵柄を含む潜像表示媒体を作製した。
正面から観察すると、緑の背景に、直線L1の黄色と直線L2の赤色とが合成されることにより、橙色の「DNP」の文字が確認することができるのみであり、潜像の存在は確認できない。しかし、斜めから観察すると、背景の色と潜像の「ABC」の文字の色が、黄,青,赤が適宜合成された色に区分して観察することができる。
【0037】
本実施形態によれば、万線状の直線を、部分的に色を変更して印刷したので、万線状の直線を印刷した中にも、正面から見たときに異なる色の図柄を表現することができる。したがって、更に色彩による情報量も増え、美しく意匠性が高い潜像表示媒体とすることができるので、より一層デザインの幅を更に広げることができる。
【0038】
(第5実施形態)
図8は、本発明による潜像表示媒体の第5実施形態を示した図である。
第5実施形態では、潜像表示媒体をチケットTとして使用した例を示しており、基材の表面に直線L1と直線L2を有している。
直線L1は、黄色のインキにより印刷された幅B1=250μmの直線であり、直線L2は、青色のインキにより印刷された幅B2=200μmの直線である。直線L1,L2は、ピッチP=450μmの間隔を有した万線状のパターンとなるように、オフセット印刷により、印刷した。
本実施形態では、直線L2は、万線をマイクロ文字Mで表現した。
【0039】
潜像表示媒体は、背景領域A1と、潜像領域A2とを有しており、背景領域A1は、エンボスを万線状に形成された領域である。エンボスは、凹凸の高低差が20〜100μmであり、この凹凸をピッチP=450μmの間隔とし、直線L1,L2と平行になるように形成されている。
【0040】
潜像領域A2は、背景領域A1と同形状のエンボスを、背景領域A1のエンボスに対して1/2ピッチずらし、かつ平行に形成した領域である。潜像領域A2は、領域の外形が潜像として表示するための形状をしており、本実施形態では、「○○印刷」の文字の形状をしている。
【0041】
本実施形態では、潜像領域A2の間でチケットTを切り離し可能なようにミシン目(分離予定線)mが形成されている。このチケットTは、ミシン目mで切り離すことにより、半券T1,T2ができ、割印のような機能を果たすことができる。
【0042】
この半券T1,T2は、図8(b1),(b2)に示すように、真上から見た時には、エンボス潜像の万線パターンしか見えないが、半券T1,T2をもぎ取るときに、エンボスの凹凸を指先で触れて、偽造されたものか否かを確認することができる。
このときに、図8(c1),(c2)に示すように、万線に対して垂直方向から見た時には、エンボス潜像効果で現れた潜像パターンを見ることができ、割印のような機能を果たすことができるため、偽造防止効果の高いチケットを提供することができる。
【0043】
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
(1)各実施形態において、万線状の直線と、万線状のエンボスとは、ピッチを同一にした例を示したが、これに限らず、例えば、直線のピッチに対してエンボスのピッチをごく僅かにずらしてもよい。このようにした場合、直線とエンボスとの位相が正確に合わずに、ずれて形成されていても、潜像を表示することができ、斜めから見たときに、背景領域及び潜像領域にグラデーションが生じ、美しい表示をすることができる。
【0044】
(2)各実施形態において、基材に上質紙を使用する例を示したが、これに限らず、例えば、表面の平滑性が高くて良く反射し視覚的効果を最大限に引き出すために、コート紙やアート紙等でもよい。また、基材は、紙に限る必要もなく、樹脂を用いてもよく、この場合、樹脂は、熱圧でエンボスによる凹凸を記録・保持できるよう、塩化ビニル、ウレタン、ポリアミド、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂が好ましい。更に、基材には、金属等を用いても構わない。
【0045】
(3)各実施形態において、万線状の直線の形成は、オフセット印刷により行う例を示したが、これに限らず、例えば、コーティング,グラビア,シルク,活版等による印刷でもよいし、転写やインクジェットプリンタや静電記録プリンタにより印字出力する方法でもよい。
【0046】
(4)各実施形態において、上質紙にエンボスを施しただけの例を示したが、これに限らず、例えば、エンボスを記録・保持するため塩化ビニル、ウレタン、ポリアミド、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂を万線絵柄の上層に構成し、熱圧でエンボスしてもよい。
また潜像の視覚的効果を最大限生かすため、真珠光沢顔料や液晶顔料、金属光沢を有する顔料等反射率の高い顔料をそれら樹脂に混ぜてインキ化し上層に構成してもよい。
更に、アクリル系のUV硬化樹脂を半硬化の状態でエンボスし、UVを照射して硬化させてもよい。
【0047】
(5)万線をマイクロ文字で表現する印刷は、万線と同等レベルの潜像効果を維持するために、図9(b)に示すように、マイクロ文字の線幅を太くしたり(図9(a)のものと比較して)、図9(c)に示すように、ネガのマイクロ文字にするようにしてもよい。
(6)第5実施形態の潜像表示媒体はチケットを例にして説明したが、ギフト券その他の金券であってもよい。このとき、切り離し用のミシン目は、ハーフカットでもよい。
【0048】
【発明の効果】
以上詳しく説明したように、本発明によれば、基材表面に印刷した万線状の印刷と、規則的に配置されたエンボスを有した背景領域と、斜めから観察したときに視認することができる潜像領域とを備えるので、意匠性に優れ、複写機、スキャナー等を利用して複製をすることができない潜像表示媒体とすることができる。また、印刷は、万線をマイクロ文字で表現したので、よりセキュリティレベルの高い潜像表示媒体を提供することができる。
特に、潜像領域のエンボスを背景領域のエンボスに対して、略半ピッチずらして配置したり、直線の色と基材の色との境界線が、背景領域及び/又は潜像領域のエンボスの凸部及び/又は凹部の略中央に有るようにすることにより、潜像を鮮明に表示することができる。
逆に、背景領域及び潜像領域を万線状の直線と平行かつ近似したピッチの万線状のエンボスを有するようにすれば、直線とエンボスとの位置がずれた場合であっても、潜像を表示することができ、また、美しいグラデーションも同時に表示することができる。
【0049】
また、直線の幅及び/又は色を部分的に変化させれば、正面から観察したときに、見分けることができる潜像以外の図柄を表示することができ、意匠性を更に高めることができる。
【0050】
更に、エンボスは、万線状の直線が印刷された後に形成されることとするので、万線の印刷方法に解像度の再現以外に何ら制限が無く、万線パターンの印刷に大量のインキを使用したり、インキ盛り量の複雑な管理も必要とせず、印刷工程を簡単にすることができる。
【0051】
更にまた、直線及びエンボスは、微細であるので、普通に観察しただけでは、直線及びエンボスを意識することなく、通常の印刷と区別されることがないので、意外性も備え、様々な用途に使用することができる。
【0052】
一方、潜像領域間で基材を切り離し可能なように分離予定線を形成し、手触りでエンボス潜像を確認できるとともに、割印機能を持たせたので、例えば、チケット等として使用した場合に、偽造防止効果の高い潜像表示媒体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態における万線状の印刷を説明する図である。
【図2】潜像表示媒体のエンボスを説明する図である。
【図3】領域αを拡大して示した図である。
【図4】潜像表示媒体の全体を観察した場合の表示を説明する図である。
【図5】第2実施形態における潜像表示媒体を観察した場合の見え方を説明する図である。
【図6】第3実施形態における万線状の印刷を説明する図である。
【図7】第4本実施形態における万線状の印刷を拡大して示した図である。
【図8】本発明による潜像表示媒体の第5実施形態を示した図である。
【図9】本発明による潜像表示媒体のマイクロ文字の変形形態を示した図である。
【符号の説明】
L1,L2 直線
A1 背景領域
A2 潜像領域
Claims (8)
- 基材と、
前記基材の色以外の少なくとも一色で直線を並べて、前記基材表面に印刷した万線状の印刷と、
前記印刷が施されている面上にあって、規則的に配置されたエンボスを有した背景領域と、
前記背景領域のエンボスと同様なエンボスを、前記背景領域に対して前記直線との位置関係が異なるように配置し、斜めから観察したときに、前記背景領域のエンボスの陰側とならずに、視認することができる前記基材の色及び/又は前記直線の色と異なる割合で前記基材の色及び/又は前記直線の色を視認することができる潜像領域と、
を備え、
前記印刷は、万線をマイクロ文字で表現したこと
を特徴とする潜像表示媒体。 - 基材と、
前記基材の色以外の少なくとも一色で所定の幅を有した直線を所定のピッチで並べて、前記基材表面に印刷した万線状の印刷と、
前記印刷が施されている面上にあって、前記直線と平行かつ同一ピッチの万線状のエンボスを有した背景領域と、
前記背景領域のエンボスと同一のピッチ及び形状のエンボスを、前記エンボス領域のエンボスに対して位相を略半ピッチずらして配置した領域であって、正面から観察すると、前記背景領域との見分けが困難であり、前記直線と交差する斜め方向から観察すると、前記背景領域との見分けがつき、潜像として現れる潜像領域と、
を備え、
前記印刷は、万線をマイクロ文字で表現したこと
を特徴とする潜像表示媒体。 - 請求項2に記載の潜像表示媒体において、
前記直線の色と前記基材の色の境界線又は前記直線同士の色の境界線が、前記背景領域及び/又は前記潜像領域のエンボスの凸部及び/又は凹部の略中央に有ること、
を特徴とする潜像表示媒体。 - 基材と、
前記基材の色以外の少なくとも一色で所定の幅を有した直線を所定のピッチで並べて、前記基材表面に印刷した万線状の印刷と、
前記印刷が施されている面上にあって、前記直線と平行かつ近似したピッチの万線状のエンボスを有した背景領域と、
前記背景領域のエンボスと平行であると共に近似したピッチ及び形状のエンボスを、前記エンボス領域のエンボスに対して位相を略半ピッチずらして配置した領域であって、正面から観察すると、前記背景領域との見分けが困難であり、前記直線と交差する斜め方向から観察すると、前記背景領域との見分けがつき、潜像として現れる潜像領域と、
を備え、
前記印刷は、万線をマイクロ文字で表現したこと
を特徴とする潜像表示媒体。 - 請求項2から請求項4までのいずれか1項に記載の潜像表示媒体において、
前記直線の幅及び/又は色を部分的に変化させることにより、正面から観察したときに、見分けることができる前記潜像以外の図柄を有すること、
を特徴とする潜像表示媒体。 - 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の潜像表示媒体において、
前記エンボスは、前記万線状の直線が印刷された後に形成されていること、
を特徴とする潜像表示媒体。 - 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の潜像表示媒体において、
前記直線は、微細なピッチにより形成され、
前記エンボスは、微細な凹凸により形成されていること、
を特徴とする潜像表示媒体。 - 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の潜像表示媒体において、
前記基材に形成され、前記潜像領域の間で切り離し可能な分離予定線をさらに備え、
前記潜像領域は、割印機能を果たすこと、
を特徴とする潜像表示媒体。
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