JP2005020470A - 電子カメラ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】操作部の筐体を上下のカバーで構成し、そのカバーにおける一コーナー、または複数のコーナーに設けた基板支持部に支持されたメイン基板の一面にメモリスロットを、他面に偏平型の電池収納部を配し、前記メイン基板のメモリスロット側に前記表示装置を配すると共に電池収納部側の側部に前記撮像部の制御基板を配して薄型化を計った。
【選択図】 図7
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子カメラに関し、特に薄型、軽量に構成した電子カメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
CCDなどの撮像素子を備え、画像をデジタル的に記録できるようにした電子カメラは、従来のフィルムを用いたカメラでは不可欠だった現像、焼き付けなどが不用で、撮った画像をすぐ見ることができ、しかもCCDなどの撮像素子は、1素子当たりの画素数が年々増大しているにもかかわらず従来のフィルムよりも小さく、それによってカメラ自体を小型に、高精度に構成できるという利点がある。
【0003】
そのため例えば、Yシャツの胸ポケットやGパンの臀部ポケットなどに収容できる薄さと強度を持ち、そういったところやハンドバックなどに収容しても違和感をおこさせない軽さで、しかも高倍率のズーム機構を備えた電子カメラの出現が望まれている。
【0004】
しかしながらズームレンズは、通常複数のレンズ群で構成され、しかも、そのうちのいくつかのレンズ群を進退させさせることで所望の焦点距離を得るようにしている。そのため、旧来のフィルムを使用したカメラのようにカメラ本体から撮影レンズを突出させるようにした方式では、撮影時以外はレンズを本体内に収納する沈胴式にしたとしても、レンズ枚数の多さとレンズ群を前後させる機構の存在で、カメラ本体を一定以下の厚さにするのは困難である。
【0005】
そのため、突出したレンズを電源オフ時にカメラ本体に収納する際、中間群のレンズを光軸外に移動させ、それによって薄型化を達成するようにしたカメラも出現しているが、このように中間レンズ群を移動させる方式は光学系の精度が悪化し、また中間レンズ群やレンズ鏡筒を電源オフによってカメラ本体に沈める方式そのものが、電源をオンしたときに撮影ができるようになるまで一定の時間を必要とするから、起動するまでの時間が長くなってシャッターチャンスを逃すという欠点がある。
【0006】
そのため特許文献1、2に示されているように、表示装置を有した操作部にヒンジ機構などの回転機構で回転可能に接続した撮像部に、撮影レンズとファインダと発光装置などを配して撮影レンズを被写体方向に向けられるようにし、しかも、表示装置は撮影者の方に向けるようにしたカメラが提案されている。このように電子カメラを構成すると、例えば撮影者(自分)を撮影したいという場合や、地面近傍の被写体を撮影する場合でも、撮像部を被写体に向けながら表示装置を常時確認することが可能となる。
【0007】
【特許文献1】
特開平11−261859号公報(図1)
【特許文献2】
特開2002−320120公報(図5)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら特許文献1、2に示されたカメラは、操作部における電池収納部が他の部分より厚く構成されてグリップ部となっており、Yシャツの胸ポケットやGパンの臀部ポケットなどに収容した場合は違和感を感じさせてしまう。
【0009】
そのため本発明においては、例えばYシャツの胸ポケットやGパンの臀部ポケットなどに収容できる薄さと強度を持ち、そういったところやハンドバックなどに収容しても違和感をおこさせないようにした電子カメラを提供することが課題である。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明においては、
表示装置を有した操作部と、該操作部にヒンジ機構によって回転可能に接続し、発光装置と撮影用ズームレンズを備えて前記表示装置に画像を送る撮像部とからなる電子カメラにおいて、
前記操作部は筐体を上下のカバーで構成し、該カバーにおける一コーナー、または複数のコーナーに設けた基板支持部に支持されたメイン基板の一面にメモリスロットを、他面に偏平型の電池収納部を配し、前記メイン基板のメモリスロット側に前記表示装置を配すると共に電池収納部側の側部に前記撮像部の制御基板を配して薄型化を図ったことを特徴とする。
【0011】
このように、電子カメラにおける操作部の筐体を上下のカバーで構成し、一面にメモリスロットを、他面に偏平型の電池収納部を配したメイン基板を、カバーにおける一コーナー、または複数のコーナーに設けた基板支持部で支持し、メイン基板のメモリスロット側に前記表示装置を配すると共に、電池収納部側の側部に前記撮像部の制御基板を配することにより、操作部は、表示装置、メモリスロットと電池収納部を表裏に配したメイン基板の厚さを加え合わせた厚さとすることができ、Yシャツの胸ポケットやGパンの臀部ポケットなどに収容できる薄さを有した電子カメラを提供することができる。
【0012】
また、前記筐体を構成する上カバー、または下カバーのいずれか、または両者における略中央部に前記メイン基板を支える支柱を設け、筐体の撓みに対してメイン基板を遊動自在に支持するようにしたから、例えば電子カメラを落下させるなどして筐体が一時的に変形してもメイン基板が変形することはなく、従って、メイン基板にCPUなどを実装していてもそれらが剥離するといった事故は防止できる。
【0013】
そして、前記筐体を構成する上下カバーのどちらかに、撮像部における光学系光軸方向のリブを、また他方のカバーに光軸方向と直角方向のリブを設け、前記光軸方向リブと直角方向リブで前記メイン基板を挟んで遊動自在に支持したことにより、例えば電子カメラを落下させるなどして筐体が一時的に変形してもメイン基板が変形することはなく、従って、メイン基板にCPUなどを実装していてもそれらが剥離するといった事故は防止できる。
【0014】
また、前記筐体を構成する上カバーにおける撮像部側に前記表示装置用の開口を設け、該表示装置用開口における操作部とは逆側に操作釦類を取り付けたことにより、例えば操作部を右手で保持したとき、表示装置を右手で遮ることなく操作釦類を操作することができる。
【0015】
また、前記操作部における操作釦類を、筐体平面から突出しないように構成したことにより、前記したようにYシャツの胸ポケットやGパンの臀部ポケットなどに収容しても、操作釦類がこれらYシャツの胸ポケットやGパンの臀部ポケットなどにひっかかることなくスムーズに出し入れができる電子カメラを提供することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を例示的に詳しく説明する。但し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りはこの発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
【0017】
図1は本発明になる電子カメラの一実施形態の全体図、図2は本発明になる電子カメラのレンズを被写体方向に向けた撮影状態を示した図、図3は本発明になる電子カメラのレンズをカメラ操作者(自分)方向に向けた撮影状態を示した図、図4は本発明になる電子カメラのレンズを被写体方向に向けた撮影するときのカメラのホールド状態を示した図である。
【0018】
図中100は本発明になる電子カメラ、101は撮像部、102は操作部、103は撮影レンズ窓、104はストロボなどの発光装置、105は液晶などを用いた表示装置、106はシャッター釦、107は電源釦、108は十字キーと決定キーで構成され、表示装置105に表示された機能や項目を選択するための選択決定キー、109は光学系ズーミングを指示するズームキー、110はカメラモードメニューのオン、オフを切り替えるメニュー釦、111は表示装置105の表示内容と照明のオン、オフを切り替えるディスプレイ釦、112は表示装置105の表示内容をシーンセレクト選択画面に切り替えるシーン釦、113は絞り優先モードやシャッター優先モード、高速で動く被写体を撮影するスポーツモード、近距離のものを撮影するマクロモード、ストロボの強制発光や発光停止等のストロボ制御、動画撮影、再生などのモードを選択するモードセレクト釦、114はスピーカである。
【0019】
本発明になる電子カメラ100は、図1乃至3に示したように、操作部102側に表示装置105と一般的な撮影用操作釦類106乃至113を配し、この操作部102にヒンジ機構で回転可能に接続された撮像部101の一端側には、撮影レンズ窓103、その操作部102側に発光装置104用の窓を配してある。そしてこの撮像部101の内部には、撮影レンズ窓103の背後に撮影用ズームレンズが、そしてその隣に、ズームレンズを構成するレンズ群を進退させるためのカム機構が配され、これらズームレンズとカム機構の奥側、すなわち撮影レンズ窓103と逆側に発光装置用コンデンサなどの電装部品が配されている。そして操作部102における撮影用操作釦類106乃至113は、Yシャツの胸ポケットやGパンの臀部ポケットなどに収容した場合でも引っかかりや違和感を感じさせないよう、操作部102の外カバーの平面から突出しないように設けられ、さらに、シャッター釦106はカメラ100を右手で保持したときに人差し指で操作可能とし、ズームキー109、選択決定キー108、メニュー釦110、モードセレクト釦113などは、同じく右手でカメラ100を保持したとき、親指の届く範囲に配置して操作性を高めてある。
【0020】
そして本発明になる電子カメラ100は、表示装置105を常時視認できるよう撮影者の方に向けたまま、図2に示したように撮像部101を被写体の方に向けたり、図3に示したように逆に回転させて撮影レンズ窓103がカメラ操作者(自分)の方を向くようにし、自分撮りもできるようになっている。また本発明になる電子カメラ100は、撮像部101の撮影レンズ窓103側の端から発光装置104用の窓側の端までの長さL1(図3)を、例えば左手人差し指の先端から第2関節近辺までの長さとし、かつ、撮像部101における撮影レンズ窓103とは逆側の長さをL2(図3)としたとき、発光装置104の窓部分の(L1−L2)に相当する部位の光軸方向厚さL3(図3)を、略人差し指の厚さとしてRを付けて操作部102側に張り出して構成してある。このようにすることで、操作部102における表示装置105の右側に操作釦類を配置するためのスペースを作ることができ、小型でありながら、操作性の良い電子カメラを構成することができる。また撮影レンズ窓103からヒンジ機構の回転中心までの距離は、ヒンジ機構の回転中心から撮影レンズ窓103とは逆側の端までの距離より大きくとってある。
【0021】
そしてこの電子カメラ100を使うときは、電源釦107を押下することで電源がオンとなるから、前記したように親指で各操作釦を操作し、モードセレクト釦113によって絞り優先モードやシャッター優先モードなどの撮影条件、高速で動く被写体を撮影するスポーツモード、近距離のものを撮影するマクロモード、ストロボの強制発光や発光停止等のストロボ制御、動画撮影、再生などのモードを選択する。そして必要に応じ、メニュー釦110を押下して表示装置105に例えば画像のサイズ、撮影感度、測光方式などの各種メニューを表示させ、十字キーと決定キーで構成された選択決定キー108の十字キーで項目を選択し、中央の決定釦で決定する。
【0022】
そして、図2に示したように被写体の方に撮影レンズ窓103を向けて撮影するときは、図4に示したように右手で操作部102側をホールドし、例えば左手の人差し指と中指で撮像部101のL1(図3)の長さを有するL3(図3)の部分を挟んで撮影レンズ窓103を被写体に向ける。そして、表示装置105に映し出された被写体を見ながら右手親指で撮像部101のズームキー109を操作し、所定の倍率を選択して構図を決定した後、右手人差し指でシャッター釦106を押下することで自動的にピントと露出が決定され、内蔵されたCCDなどの撮像素子によって撮影された画像を内蔵したメモリに記録するようになっている。このようにして撮影をおこなうことにより、前記したように撮像部101における撮影レンズ窓103からヒンジ機構の回転中心までの距離は、ヒンジ機構の回転中心から撮影レンズ窓103とは逆側の端までの距離より大きくとってあるから、レンズ部が大きく回り、撮像部101を素早く被写体に向けられると共に、カメラ100をしっかりホールドすることができる。
【0023】
こうして撮影が済んだら、モードセレクト釦113を操作して再生モードにすると、メモリに蓄えられた画像が表示装置105に表示され、選択決定キー108における十字キーを操作することで順次撮影した画像を表示させることができる。なお、動画撮影モードの場合は、全く同様にして動画をメモリに記録し、シーン釦112によって必要なシーンを選択し、スピーカ114によって音声も同時に再生させることができる。
【0024】
次に操作部102の構成について説明する。図5は本発明になる電子カメラ100の操作部102のカバーを取り除いて内部のデバイスの収容状態と、撮像部101における発光装置とコンデンサ、CCDなどの撮像デバイスなどを示した斜視図、図6は本発明になる電子カメラ100の一実施形態における操作部102のカバーを取り除き、(A)はさらに表示装置105を取り除いた斜視図、(B)は裏面から見た斜視図、図7は本発明になる電子カメラ100の一実施形態における操作部102のカバーを取り除き、(A)は図5における手前側から見た図、(B)は同じく図5における左サイドから見た図で、(C)はカバーを被せた状態でメイン基板300の略中央に設けた孔311近辺を図7(B)と同じく図5における左サイドから見た一部断面図、図8は撮像部101と操作部102のヒンジ機構による接続部と下カバー308の構造を一部破断して示した図、図9は操作部102におけるメイン基板300の支持部の構造を説明するための一部破断図である。
【0025】
図中300は電子カメラ100における全体を制御するメイン基板、301は画像を記憶するメモリカードなどを収容するメモリスロット、302はバッテリー、303は撮像部101を制御するサブ基板、304はモード制御用フレキシブル基板、306はマイク、307は上カバー、308は下カバー、309、310は上カバー307と下カバー308に設けられたメイン基板300を略中央で支えるための支柱、312は下カバー308の光軸方向に設けられた上下方向リブ(図8)、313は上カバー307の表示装置105用開口314における表示装置受け315部分に設けられた左右方向リブ、320は撮像部101側のCCDなどの撮像素子、321は撮像部101側のストロボなどの発光装置、322は撮像部101側のストロボなどの発光装置用コンデンサ、323は撮像部101側のストロボなどの発光装置用プリント基板である。
【0026】
本発明になる電子カメラ100の操作部102は、図7(C)の断面図に示した上側カバー307に、前記図1に示したスピーカ114やシャッター釦106、電源釦107、選択決定キー108、ズームキー109、メニュー釦110、ディスプレイ釦111、シーン釦112、モードセレクト釦113などの操作釦類を取り付けると共に、図5に示した液晶などの表示装置105用の開口314を設け、この表示装置105周囲にモード制御用のフレキシブル基板304が配されている。そして、この表示装置105とモード制御用のフレキシブル基板304の下に、図6(A)に示したように一面側に画像を記憶するメモリカードなどを収容するメモリスロット301を、他面側に図6(B)のように偏平型のバッテリー302を配したメイン基板300を配して図7(B)のように積み重ね、さらにメイン基板300の下側に配したバッテリー302の横に、図6(A)、図7(A)に示したように撮像部101を制御するサブ基板303を配してある。
【0027】
また、操作部102の下カバー308には図8に示したように、略中央部の上下方向(撮像部101におけるレンズ系の光軸方向)にメイン基板300を支えるための上下方向リブ312が設けられ、上カバー307には図9に示したように、表示装置を露出させるための開口314の表示装置受け315部分に、メイン基板300を上から押さえるための左右方向リブ312が設けられている。
【0028】
そしてこのうちメイン基板300は、下側カバー308に設けられている図示していない一コーナー、または複数のコーナーに設けられた基板支持部で位置決め、支持され、さらに図8、図9に示した下カバー308に設けられた上下方向リブ312で支持されると共に、図7(C)に示したように、上側カバー307に設けられた支柱309(図7(C))と、下側カバー308に設けられた支柱310(図7(C)、図9)をメイン基板300の略中央近辺に設けた孔311に通して挟み、さらに上カバー307に設けられた左右方向リブ313で挟まれて、筐体の撓みに対して遊動自在に支持できるようにしてある。すなわちメイン基板300には、電子カメラ100全体を制御するCPUなどが実装されているが、本発明のように電子カメラ100全体を薄型に構成し、かつ、前記したようにYシャツの胸ポケットやGパンの臀部ポケットなどに収容した場合、これら上カバー307と下カバー308で構成された筐体に大きな撓み力が加わる場合があると共に、例えば電子カメラを落下させるなどした場合は筐体が変形する場合がある。そのためCPUなどを実装したメイン基板300を筐体にネジなどで固定すると、撓み力が加わったり筐体が変形した際、メイン基板300が撓み、最悪の場合、実装したCPUなどが剥がれてしまうという事故が生じる。そのため本発明においては、このようにメイン基板300をコーナーで位置決め、支持だけして略中央部分を支柱309、310で挟み、また、下カバー308に設けられた上下方向リブ312、上カバー307に設けられた左右方向リブ313で挟むことにより、筐体が撓んでも、その力を逃がすことができるようにしたものである。
【0029】
このように、電子カメラ100に於ける操作部102の筐体を上下のカバー307、308で構成し、一面にメモリスロット301を、他面に偏平型の電池収納部302を配したメイン基板300を、カバー307、308における一コーナー、または複数のコーナーに設けた基板支持部で支持し、メイン基板300のメモリスロット301側に前記表示装置105を配すると共に、電池収納部302側の側部に前記撮像部の制御基板303を配することにより、操作部102は、表示装置105、メモリスロット301と電池収納部302を表裏に配したメイン基板300の厚さを加え合わせた厚さとすることができ、Yシャツの胸ポケットやGパンの臀部ポケットなどに収容できる薄さを有した電子カメラを提供することができる。
【0030】
また、前記筐体を構成する上カバー307、または下カバー308のいずれか、または両者における略中央部に前記メイン基板を支える支柱309、310を設け、筐体の撓みに対してメイン基板300を遊動自在に支持するようにしたから、例えば電子カメラ100を落下させるなどして筐体が一時的に変形してもメイン基板300が変形することはなく、従って、メイン基板にCPUなどを実装していてもそれらが剥離するといった事故は防止できる。
【0031】
そして、前記筐体を構成する上下カバーのどちらかに、撮像部における光学系光軸方向のリブを、また他方のカバーに光軸方向と直角方向のリブを設け、前記光軸方向リブと直角方向リブで前記メイン基板を挟んで遊動自在に支持したことにより、例えば電子カメラを落下させるなどして筐体が一時的に変形してもメイン基板が変形することはなく、従って、メイン基板にCPUなどを実装していてもそれらが剥離するといった事故は防止できる。
【0032】
また、前記筐体を構成する上カバー307における撮像部101側に前記表示装置105用の開口を設け、その表示装置105用開口における操作部102とは逆側に操作釦類を取り付けたことにより、例えば操作部102を右手で保持したとき、表示装置105を右手で遮ることなく操作釦類を操作することができる。
【0033】
また、前記操作部102における操作釦類を、筐体平面から突出しないように構成したことにより、前記したようにYシャツの胸ポケットやGパンの臀部ポケットなどに収容しても、操作釦類がこれらYシャツの胸ポケットやGパンの臀部ポケットなどにひっかかることなくスムーズに出し入れができる電子カメラ100を提供することができる。
【0034】
【発明の効果】
以上記載の如く本発明によれば、電子カメラに於ける操作部の筐体を上下のカバーで構成し、一面にメモリスロットを、他面に偏平型の電池収納部を配したメイン基板を、カバーにおける一コーナー、または複数のコーナーに設けた基板支持部で支持し、メイン基板のメモリスロット側に前記表示装置を配すると共に、電池収納部側の側部に前記撮像部の制御基板を配することにより、操作部は、表示装置、メモリスロットと電池収納部を表裏に配したメイン基板の厚さを加え合わせた厚さとすることができ、Yシャツの胸ポケットやGパンの臀部ポケットなどに収容できる薄さを有した電子カメラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる電子カメラの一実施形態の全体図である。
【図2】本発明になる電子カメラのレンズを被写体方向に向けた撮影状態を示した図である。
【図3】本発明になる電子カメラのレンズをカメラ操作者(自分)方向に向けた撮影状態を示した図である。
【図4】本発明になる電子カメラのレンズを被写体方向に向けた撮影するときのカメラのホールド状態を示した図である。
【図5】本発明になる電子カメラ100の操作部102のカバーを取り除いて内部のデバイスの収容状態と、撮像部101における発光装置とコンデンサ、CCDなどの撮像デバイスなどを示した斜視図である。
【図6】本発明になる電子カメラ100の一実施形態における操作部102のカバーを取り除き、(A)はさらに表示装置105を取り除いた斜視図、(B)は裏面から見た斜視図である。
【図7】本発明になる電子カメラ100の一実施形態における操作部102のカバーを取り除き、(A)は図5における手前側から見た図、(B)は同じく図5における左サイドから見た図、(C)は図7(B)と同じく図5における左サイドから見た断面図である。
【図8】撮像部101と操作部102のヒンジ機構による接続部と下カバー308の構造を一部破断して示した図である。
【図9】操作部102におけるメイン基板300の支持部の構造を説明するための一部破断図である。
【符号の説明】
102 操作部
105 表示装置
114 スピーカ
300 メイン基板
301 メモリスロット
302 バッテリー
303 サブ基板
307 上カバー
308 下カバー
309 支柱
310 支柱
Claims (5)
- 表示装置を有した操作部と、該操作部にヒンジ機構によって回転可能に接続し、発光装置と撮影用ズームレンズを備えて前記表示装置に画像を送る撮像部とからなる電子カメラにおいて、
前記操作部は筐体を上下のカバーで構成し、該カバーにおける一コーナー、または複数のコーナーに設けた基板支持部に支持されたメイン基板の一面にメモリスロットを、他面に偏平型の電池収納部を配し、前記メイン基板のメモリスロット側に前記表示装置を配すると共に電池収納部側の側部に前記撮像部の制御基板を配して薄型化を図ったことを特徴とする電子カメラ。 - 前記筐体を構成する上カバー、または下カバーのいずれか、または両者における略中央部に前記メイン基板を支える支柱を設け、筐体の撓みに対してメイン基板を遊動自在に支持したことを特徴とする請求項1に記載した電子カメラ。
- 前記筐体を構成する上下カバーのどちらかに、撮像部における光学系光軸方向のリブを、また他方のカバーに光軸方向と直角方向のリブを設け、前記光軸方向リブと直角方向リブで前記メイン基板を挟んで遊動自在に支持したことを特徴とする請求項1に記載した電子カメラ。
- 前記筐体を構成する上カバーにおける撮像部側に前記表示装置用の開口を設け、該表示装置用開口における操作部とは逆側に操作釦類を取り付けたことを特徴とする請求項1に記載した電子カメラ。
- 前記操作部における操作釦類を、筐体平面から突出しないように構成したことを特徴とする請求項4に記載した電子カメラ。
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