JP4378133B2 - 電子カメラ - Google Patents
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又、このため撮影用レンズ機構を有した撮像部と、画像表示面とともに撮像及び画像表示用各種操作釦が配設された操作部が組み合わさった状態で、前記電子カメラ筐体を薄型略長方形状に形成し、該カメラ筐体の長辺側頂壁の操作部側に撮影釦を、又撮像部側にレンズ窓部をそれぞれ配設してなる電子カメラにおいて、前記撮像部と操作部間の分割線を、筐体長辺と直交する短辺に平行に分割した電子カメラも存在する。
しかしながらこのように構成すると、撮像部と操作部で短辺方向に2分割する構成を取るために、操作部側の画像表示面が小さくなりやすい。
従って、本発明はかかる従来技術の問題に鑑み、小型化と薄型化を達成しつつ強度性を持ってYシャツの胸ポケットやGパンの臀部ポケットなどに円滑に収容且つ取出のできる電子カメラの提供を目的とする。
前記第1の筐体は、撮影用レンズ機構を収納すると共にレンズ窓部を配設する撮像部筐体であり、前記第2の筐体は、表示装置を収納すると共に撮影釦を配設する操作部筐体であって、前記操作部筐体と前記撮像部筐体とをヒンジ機構にて回動自在に連結し、
前記ヒンジ機構による回動位置が所定回動位置の際に、前記操作部筐体と前記撮像部筐体が組み合わさった状態にて前記薄型略長方形状の電子カメラ筐体を構成し、
前記一長辺側の頂壁の前記操作部筐体側に前記撮影釦を、前記一長辺側の頂壁の前記撮像部筐体側に前記レンズ窓部を配し、
前記第1の分割線を前記一長辺側と対向する他の長辺側に直線状に延在させ、該第1の分割線と前記膨出部に対応する第2の分割線とにより操作部筐体と撮像部筐体に分割するとともに、
前記操作部筐体の広域面側に設けた表示装置を、第1の分割線に隣接する位置まで延在し且つ該表示装置の下辺と第2の筐体の他の長辺間に操作ボタンを配することなく、他の長辺側に隣接配置し、
前記撮像部筐体に設けた撮影窓側部位をヒンジ機構により、前記操作部における第1の筐体広域面側に設けた表示装置側に回転可能に構成するとともに、
前記ヒンジ機構の回動軸線を前記電子カメラ筐体の短辺の略中央より前記他の長辺側に偏在させ、一の長辺側からヒンジ機構の回動軸線までの距離が、該ヒンジ機構の回動軸線から他の長辺までの距離より大きくしたことを特徴とする。
又本発明によれば、図4に示すように左手の人差し指と中指で被写体に向けて左手の手首動作で撮像部を回動操作させながら、右手の指で操作部を持ちながら右手首を固定して操作部を位置決めして表示部を視認することができる。
又前記撮像部101と操作部102間の分割線156を、カメラの筐体長辺と平行な回転軸線150に沿って回転可能に形成するとともに、撮像部101側の回転軸線150とレンズ窓部103間の前記筐体広域面上に回転軸線150と平行にリブ状突起151を延在させるとともに、該操作部側102の表示面105が位置する広域面に設けた操作釦108、109、110、112、113のそれぞれの高さを前記表示面105形成面以上であってリブ状突起151高さ以下に設定する。
又前記操作部102側に位置する矩形状の画像表示面105を、前記膨出部153の第2の分割線156B側端を超えて該第2の分割線156B下方で且つ第1の分割線156Aに隣接する位置まで延在して偏在配置する。このようにすることで、操作部102における表示装置105の上方と右側に操作釦類を配置するためのスペースを作ることができ、小型でありながら、操作性の良い電子カメラを構成することができる。
又前記カメラ筐体長辺側頂壁の前記第2の分割線156Bの開口端は、筐体長辺のほぼ二等分位置に振り分ける位置に形成し、撮像部側頂壁にレンズ窓部103とともにストロボ発光窓部104を配設するとともに、前記撮像部101を回動させる回転軸線150は、長方形状カメラ筐体の短辺中央線より下方に位置させている。
そして操作部102における撮影用操作釦類106乃至113は、Yシャツの胸ポケットやGパンの臀部ポケットなどに収容した場合でも引っかかりや違和感を感じさせないように、操作部102の外カバーの平面から突出しないように設けられ、さらに、撮影釦106はカメラ100を右手で保持したときに人差し指で操作可能とし、ズーム操作釦109、選択決定キー108、メニュー釦110、モードセレクト釦113などは、同じく右手でカメラ100を保持したとき、親指の届く範囲に配置して操作性を高めてある。
また前記電子カメラ100は、撮像部101の撮影レンズ窓部103側の端から発光窓部104側の端までの長さL1(図3)を、例えば左手人差し指の先端から第2関節近辺までの長さとし、かつ、撮像部101における撮影レンズ窓部103とは逆側の長さをL2(図3)としたとき、発光窓部104部分の(L1−L2)に相当する部位の光軸方向厚さL3(図3)を、略人差し指の厚さとしてRを付けて操作部102側に張り出して構成してある。
これに伴い、撮影レンズ窓部103をユーザ自身に向け撮影を行なった場合、表示装置105の表示画面から撮影レンズ窓部103までの距離が長くなる。従って、ユーザが表示装置105をユーザの視認方向に対して傾けて視認し、表示画面を撮影レンズ窓103と表示画面との間の隙間から見た場合、表示画面から撮影レンズ窓部部103までの距離が長いので、前記隙間も長くなり、表示画面全体を良好に視認できる。
このようにして撮影を行なうことにより、前記したように撮像部101における撮影レンズ窓部103からヒンジ機構405の回転中心までの距離は、ヒンジ機構の回転中心から撮影レンズ窓部103とは逆側の端までの距離より大きくとってあるから、レンズ部が大きく回り、撮像部101を素早く被写体に向けられると共に、カメラ100をしっかりホールドすることができる。
又本実施形態において、前記分割線は、回転軸線に直交する第1の分割線と、レンズ窓側を操作部側に延在させた膨出部として機能する第2の分割線とが連接して形成されているために、電子カメラ全体を小型化しても被写体と対面するレンズ窓側の撮像部側が操作部側に延在して膨出部として機能させることができ、本実施形態の電子カメラは右手で操作部をホールドし、左手の人差し指と中指で撮像部の膨出部を挟んで被写体方向に向けることができ、撮影に際して確実にホールドできると共に使い勝手の良い電子カメラを提供することができる。
又本実施形態によれば、前記撮像部と操作部間の分割線を、筐体長辺と平行な回転軸線に沿って回転可能に形成したために、図4に示すように左手の人差し指と中指で被写体に向けて左手の手首動作で撮像部を回動操作させながら、右手の指で操作部を持ちながら右手首を固定して操作部を位置決めして表示部を視認することができる。結果として手首と指の操作が相対的に直交する方向であるために、両者の動作が極めてスムーズであり、更に手首の動作を行う撮像部と操作部は、長方形状の筐体の左右に分かれており、さらに前記筐体長辺を基準とした左右分割であるために、カメラ自体を小型にしても例えばYシャツやズボンの後ポケットに対応させて、定期入れとほぼ同サイズの長辺が90〜110mm、短辺が55〜700mm厚みが10〜18mm程度に設定しても、撮像部を左手に、操作部を右手に保持したとき、親指を利用して簡単にズーム操作も可能であるために、使い勝手の良い電子カメラを提供することができる。
一方前記膨出部下方の操作部側は、前記膨出部の第2の分割線側端を超えて該第2の分割線下方で且つ第1の分割線に隣接する位置まで延在して偏在配置させることができるために、画像表示部を大きくすることができるとともに、画像表示面の撮像部とは逆側に余裕ができるから、前記第2の分割線により凹設され前記膨出部が隣接する画像表示面上方区域の親指で操作できる範囲に操作釦類を配置することができ、操作部を右手で保持したとき、使い勝手の良い電子カメラを提供することができる。
更に前記カメラ筐体長辺側頂壁の前記第2の分割線の開口端を筐体長辺のほぼ二等分位置に振り分けて形成したために、撮像部側頂壁にレンズ窓部とともにストロボ発光窓部を配設するスペースが確保できる。
更に前記回転軸線を長方形状カメラ筐体の短辺中央線より下方に位置させたために、カメラを小型化してもレンズ窓側には余裕を持った配置空間の形成が可能である。
101 撮像部
102 操作部
103 レンズ窓部
104 ストロボ発光窓部
105 画像表示面
106 撮影釦
107 電源釦
108 選択決定キー
109 ズーム操作釦
110 メニュー釦
111 ディスプレイ釦
112 シーン釦
113 モードセレクト釦
150 回転軸線
153 膨出部
156 分割線
156A 第一の分割線
156B 第二の分割線
Claims (3)
- 薄型略長方形状の電子カメラ筐体を第1の筐体と第2の筐体とで構成し、前記第1の筐体は前記電子カメラ筐体の一長辺側に前記第2の筐体方向に筐体の一部を膨出する膨出部を備えると共に、前記第2の筐体は前記膨出部に対応する位置に凹部を備え、前記第1の筐体と前記第2の筐体の分割線を第1の分割線と、該第1の分割線と連続し且つ前記膨出部に対応する第2の分割線とで形成した電子カメラであって、
前記第1の筐体は、撮影用レンズ機構を収納すると共にレンズ窓部を配設する撮像部筐体であり、前記第2の筐体は、表示装置を収納すると共に撮影釦を配設する操作部筐体であって、前記操作部筐体と前記撮像部筐体とをヒンジ機構にて回動自在に連結し、
前記ヒンジ機構による回動位置が所定回動位置の際に、前記操作部筐体と前記撮像部筐体が組み合わさった状態にて前記薄型略長方形状の電子カメラ筐体を構成し、
前記一長辺側の頂壁の前記操作部筐体側に前記撮影釦を、前記一長辺側の頂壁の前記撮像部筐体側に前記レンズ窓部を配し、
前記第1の分割線を前記一長辺側と対向する他の長辺側に直線状に延在させ、該第1の分割線と前記膨出部に対応する第2の分割線とにより操作部筐体と撮像部筐体に分割するとともに、
前記操作部筐体の広域面側に設けた表示装置を、第1の分割線に隣接する位置まで延在し且つ該表示装置の下辺と第2の筐体の他の長辺間に操作ボタンを配することなく、他の長辺側に隣接配置し、
前記撮像部筐体に設けた撮影窓側部位をヒンジ機構により、前記操作部における第1の筐体広域面側に設けた表示装置側に回転可能に構成するとともに、
前記ヒンジ機構の回動軸線を前記電子カメラ筐体の短辺の略中央より前記他の長辺側に偏在させ、一の長辺側からヒンジ機構の回動軸線までの距離が、該ヒンジ機構の回動軸線から他の長辺までの距離より大きくしたことを特徴とする電子カメラ。 - 前記操作部筐体の前記第1の分割線反対側の表示装置側辺上方区域に光学系ズーミングを指示するズーム操作釦が、又前記第1の分割線反対側の表示装置側辺下方には、撮像時には不要なカメラモードメニューのオン、オフを切り替えるメニュー釦が夫々配置され、メニュー釦とズーム操作釦の間に、スピーカ孔が配置され、撮像時に親指が保持可能な親指置きスペースが形成されていることを特徴とする請求項1記載の電子カメラ。
- 前記一の長辺側の頂壁における前記第2の分割線の端部が、前記電子カメラ筐体の長辺を略二等分する位置に相当し、前記撮像部筐体の前記一長辺側の頂壁に前記レンズ窓部と隣接してストロボ発光窓部を配設したことを特徴とする請求項1若しくは2記載の電子カメラ。
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