JP2005072669A - 電子カメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】胸ポケットやGパンの臀部ポケットなどに収容できる程度の薄さと強度を持って小型化され、そういったところやハンドバックなどに収容しても違和感をおこさせない軽さで、しかもズームレンズを有した電子カメラを提供することが課題である。
【解決手段】電子カメラの操作部に配した電池の高さに基づいて操作部の高さと撮像部における光学系の高さを規制すると共に、撮像部の側部空間にレンズ駆動機構と撮像部側制御基板を、光学系奥部空間に少なくとも一の前記発光装置用電装部品を配して薄さと小型化を達成した。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮像素子で撮像した画像を内蔵メモリや外部記憶装置に記憶できるようにした電子カメラに関し、特に高倍率光学ズーム搭載が可能であると共に小型、薄型、軽量に構成した電子カメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
CCDなどの撮像素子を備え、画像をデジタル的に記録できるようにした電子カメラは、従来のフィルムを用いたカメラのように現像、焼き付けなどが不用で撮った画像をすぐ見ることができ、しかもCCDなどの撮像素子は、1素子当たりの画素数が年々増大しているにもかかわらず従来のフィルムよりも小さく、それによってカメラ自体を小型に構成できるという利点がある。
【0003】
そのため例えば、Yシャツの胸ポケットやGパンの臀部ポケットなどに収容できる薄さと強度を持ち、そういったところやハンドバックなどに収容しても違和感をおこさせない軽さで、しかも高倍率のズーム機構を備えた電子カメラの出現が望まれている。
【0004】
しかしながら旧来のフィルムを使用したカメラのように、カメラ本体から撮影レンズを突出させるようにした方式では、例え撮影時以外はレンズを本体内に収納する沈胴式にしたとしても、ズーミング機構やレンズの厚さのために一定以下の厚さにするのは困難である。
【0005】
すなわちズームレンズは、同一光軸上に配置された複数のレンズ群のうち、1つ以上のレンズ群を光軸方向に移動してレンズ全体の焦点距離を変化させる構成がとられているが、ズーミング時にレンズ群の移動を制御するための手法としては、移動させるレンズ群が係合されるカム板を設け、このカム板を手操作、あるいはモータ等により移動または回転させることでレンズ群をカム形状に従って移動させ、2つ以上のレンズ群に相関をもたせながら移動できるようにしたものが一般的である。
【0006】
そしてこの種のカム機構として従来では、レンズ鏡筒の外周にこれと同軸に筒状カム(以下、カム環と称する)を配設し、このカム環にレンズ群をカム係合させ、カム環を軸回りに回転させることでレンズ群を移動させるようにしたものがある。またカム機構によるズーミング手法に対し、レンズ鏡筒の光軸に沿ってリードスクリューを配設するとともに、このリードスクリューに移動するレンズ群を螺合させ、モータ等によりリードスクリューを軸転することで螺合されているレンズ群を光軸方向に移動させるようにしたものもある。
【0007】
従って前記したように、カメラ本体の前面にレンズを配置し、レンズ鏡筒の外周にカム環を配設した場合、電源オフによって全てのレンズを本体側に沈めてカメラ前面に凸部をなくすようにしても、このカム環の高さ以下、または複数あるレンズ群における各レンズの厚さを加えた光軸方向の総厚さ以下にカメラ本体を薄くすることはできない。さらに、ズームレンズは前記したように複数群のレンズを用いているから、倍率が高くなるほど必要とするレンズ枚数が増え、それらのレンズの厚みを加算すると、光軸方向のカメラ本体の厚さはかなり厚くなり、薄型化は困難となる。
【0008】
また、前記の如くレンズ鏡筒の外周にカム環を配設した場合、レンズの径方向の寸法が大きくなり、装置全体の大型化にもつながって薄型カメラを設計する際の障害となる問題がある。
しかしながら、カメラの高倍率化に伴ってカメラが厚くなるのを抑制したカメラが出現している。
【0009】
例えば、撮影しない時に複数のレンズ群を本体に収納する沈胴式のカメラにおいて、カメラ本体の主電源をオフにして突出したレンズ群を収納する際に、光軸の範囲内を移動する複数のレンズ群のうち、中間付近のレンズ群Aを光軸の範囲外に移動してカメラ本体内に収納し、中間付近より被写体側のレンズ群Bを光軸の範囲内でカメラ本体内に収納した構成である。
従って、中間付近のレンズ群Aを光軸の範囲外に移動することで、光軸方向のカメラの厚さを薄型化できる。
【0010】
しかしながら、上記中間付近のレンズ群Aを光軸の範囲外に移動する構成のカメラは、レンズ群を光軸の範囲外に移動させるため、光学系の精度を確保する構成が複雑であると共に、レンズ群を光軸の範囲外に移動させるための部品点数が増加し、製造コストが上昇する問題がある。
【0011】
また、中間レンズ群やレンズ鏡筒を電源オフによってカメラ本体に沈める方式においては、カメラの主電源をオンにした際にレンズ群を装置本体から突出させるため、撮影ができるようになるまで一定の時間を必要とし、シャッターチャンスを逃すという欠点がある。
【0012】
また、沈胴式のカメラではなく、レンズ鏡筒の光軸に沿ってリードスクリューを配設するようにした構成では、前記したカム機構を用いる場合に比較して、カム環等の部品を減らすことによりレンズ鏡筒の近傍のスペースを低減して小型化することは可能である。
【0013】
しかし、通常このタイプのカメラは、撮影画像を表示する表示部に平行して複数のレンズ群を配置し、このレンズ群の被写体側における1枚目のレンズ以降のレンズとレンズの間に、光軸の方向を90度変換する反射板やプリズムを設け、前記表示装置の表示面に垂直な方向で被写体を撮影する構成であるので、部品点数を減らして小型化を達成する反面、反射板やプリズムを設けることによる新たな部品が必要となり、部品点数が増加し、かつ構造が複雑化され、カメラの高重量化、高価格化をまねくとともに、カム機構に比較して特にカメラの小型化、薄型化が顕著なものになることもない。
【0014】
これらのカメラの薄型化及び高倍率化を行うことにより発生する課題を解決するために、例えば、特許文献1のような技術が提案されている。
この提示された技術によれば、撮像レンズと撮像素子とを内蔵した撮像部と、液晶等の表示部を備えたカメラ本体とを回転可能に構成し、撮影時には撮像部をカメラ本体に対して撮影したい方向へ回転し、非撮影時には、撮像部をカメラ本体に対して回転してカメラ本体内に収納する。
このように撮像部をカメラ本体に対して回転することで、撮像部をカメラ本体に対して表示部と平行方向に収納することができ、カメラ本体の表示部に対して垂直方向の厚みを薄くすることができる。
【0015】
【特許文献1】
特許第2931907号公報(図1)
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、近年要求されているカメラの薄型化、高倍率化に対応するためには、更なる改良が必要である。
そのため本発明においては、例えばYシャツの胸ポケットやGパンの臀部ポケットなどに収容できる程度の薄さと強度を持って小型化され、そういったところやハンドバックなどに収容しても違和感をおこさせない軽さで、しかもズームレンズを有した電子カメラを提供することが課題である。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明においては、
表示装置を有した操作部と、該操作部にヒンジ機構によって回転可能に接続し、発光装置と撮影用ズームレンズを備えて前記表示装置に映像を送る撮像部とを有し、前記操作部に配した電池の高さに基づいて操作部の高さと前記撮像部における光学系の高さを規制すると共に、撮像部の側部空間にレンズ駆動機構と撮像部側制御基板を、光学系奥部空間に少なくとも一の前記発光装置用電装部品を配したことを特徴とする。
【0018】
すなわちここで言う規制とは、カメラ筐体の高さを、電池の高さと電池の上部に設けられる押し釦などの高さを加え合わせた高さより大幅に高くならないようにし、さらに撮像部における光学系高さを、その奥部空間に配される電装部品の高さを加味して前記筐体高さの中に収めて光学系の高さによってカメラ高さが増えないようにして、カメラの高さを一定以下にすることである。従って、カメラの高さが一定以下になることで、高さの低いカメラを提供でき、かつ、撮像部の側部空間にレンズ駆動機構を配したことで、従来のズームレンズのように筒状カムによってレンズ径の増大を招くということがないから電子カメラを薄型に構成できる。また、レンズ駆動機構の横に撮像部側制御基板を、光学系の奥部空間に少なくとも一の前記発光装置用電装部品を配したたことで、撮像部の内部空間を有効利用すると共に例えば大倍率ズームを搭載したいという場合もそれを容易に可能とする電子カメラを構成でき、Yシャツの胸ポケットやGパンの臀部ポケットなどに収容しても違和感を感じさせない小型で薄型の電子カメラを提供することが可能となる。
【0019】
そして電池を前記操作部の一端側に配し、前記撮像部における発光装置を前記電池側に近接させて配すると共に、前記電池と発光装置と撮像光学系におけるそれぞれの幅を加え合わせた幅でカメラ幅を規制、すなわち電池と発光装置と撮像光学系、それに必要に応じて操作釦類の幅を加え合わせた幅より筐体幅が大幅に大きくならないようにしたことにより、電子カメラの駆動に絶対必要で、かつ、薄型に構成した場合にある程度の幅を持たせる必要のある電池、撮影画面の縦横比の関係で横長に構成される発光装置、カメラに不可欠な光学系、及び操作釦類など、電子カメラの構成にどうしても必要なものの幅を加え合わせた幅で電子カメラの幅を規制したから、電子カメラの幅を最小限に押さえられ、幅の小さな、すなわち小型の電子カメラを提供できる。
【0020】
また、本発明になる電子カメラは、前記撮像部における前記発光装置を配した部分を操作部側に張り出して第1の張り出し部とすると共に該発光装置下部を凹部とし、該凹部に前記操作部側を対応させて張り出して第2の張り出し部としたことにより、操作部側における発光装置下部は幅広とすることができ、その幅広とした第2の張り出し部に前記表示装置を配することで、比較的大型の表示装置を配することができると共に操作釦類も比較的操作しやすい所に配することができるから、使い勝手の良い電子カメラを提供することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を例示的に詳しく説明する。但し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りはこの発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
【0022】
図1は本発明になる電子カメラの一実施形態の全体図、図2は本発明になる電子カメラのレンズを被写体方向に向けた撮影状態を示した図、図3は本発明になる電子カメラのレンズをカメラ操作者(自分)方向に向けた撮影状態を示した図、図4は本発明になる電子カメラのレンズを被写体方向に向けて撮影するときのカメラのホールド状態を示した図、図5は本発明になる電子カメラにおける操作部と撮像部のカバーを取り除き、内部のデバイスの収容状態と、撮像部における発光装置とコンデンサ、CCDなどの撮像デバイスなどを示した斜視図、図6は本発明になる電子カメラの一実施形態における操作部のカバーを取り除き、(A)はさらに表示装置を取り除いた斜視図、(B)は裏面の電池側から見た斜視図、図7は本発明になる電子カメラの一実施形態における撮像部の上側カバーを取り除いた斜視図、図8は本発明になる電子カメラの一実施形態における撮像部の分解図である。
【0023】
図中100は本発明になる電子カメラ、101は撮像部、102は操作部、103は撮影レンズ窓、104はストロボなどの発光装置窓、105は液晶などを用いた表示装置、106はシャッター釦、107は電源釦、108は十字キーと決定キーで構成され、表示装置105に表示された機能や項目を選択するための選択決定キー、109は光学系ズーミングを指示するズームキー、110はカメラモードメニューのオン、オフを切り替えるメニュー釦、111は表示装置105の表示内容と照明のオン、オフを切り替えるディスプレイ釦、112は表示装置105の表示内容をシーンセレクト選択画面に切り替えるシーン釦、113は絞り優先モードやシャッター優先モード、高速で動く被写体を撮影するスポーツモード、近距離のものを撮影するマクロモード、ストロボの強制発光や発光停止等のストロボ制御、動画撮影、再生などのモードを選択するモードセレクト釦、114はスピーカ、115は第1の張り出し部、116は第2の張り出し部である。
【0024】
本発明になる電子カメラ100は、図1乃至3に示したように、操作部102側に表示装置105と一般的な撮影用操作釦類106乃至113を配し、この操作部102にヒンジ機構で回転可能に接続された撮像部101の一端側には、撮影レンズ窓103、その操作部102側に発光装置用の窓104を配してある。そして、撮像部101における発光装置部側を操作部102側に張り出して第1の張り出し部115とし、その発光装置下部を凹部として操作部102側を対応させて張り出し、第2の張り出し部116とした形状とすることにより、操作部102側における発光装置下部は幅広としてある。そのため、そこに表示装置105を配することで、比較的大型の表示装置105を配することができると共に、操作釦類106乃至113も比較的操作しやすい所に配することができ、使い勝手の良い電子カメラとしてある。
【0025】
そして操作部102における撮影用操作釦類106乃至113は、Yシャツの胸ポケットやGパンの臀部ポケットなどに収容した場合でも引っかかりや違和感を感じさせないよう、操作部102の外カバーの平面から突出しないように設けられ、さらに、シャッター釦106は、カメラ100を右手で保持したときに人差し指で操作可能とし、ズームキー109、選択決定キー108、メニュー釦110、モードセレクト釦113などは、同じく右手でカメラ100を保持したとき、親指の届く範囲に配置して操作性を高めてある。
また特に、撮影中に表示装置105に指がかからないように、主に撮影に用いる釦106、109等は、表示装置より離して配置している。
【0026】
そして本発明になる電子カメラ100は、表示装置105を常時視認できるよう撮影者の方に向けたまま、図2に示したように撮像部101を被写体の方に向けたり、図3に示したように逆に回転させて撮影レンズ窓103がカメラ操作者(自分)の方を向くようにし、自分撮りもできるようになっている。また本発明になる電子カメラ100は、撮像部101の撮影レンズ窓103側の端から発光装置用の窓104側の第1の張り出し部115端までの長さL(図3)を、例えば左手人差し指の先端から第2関節近辺までの長さとし、かつ、撮像部101における撮影レンズ窓103とは逆側の長さをL(図3)としたとき、発光装置窓104部分の(L−L)に相当する部位の光軸方向厚さL(図3)を、略人差し指の厚さとしてRを付けて操作部102側に張り出して構成してある。このようにすることで、前記したように操作部102における表示装置105の右側に操作釦類を配置するための第2の張り出し部116としたスペースを作ることができ、小型でありながら、操作性の良い電子カメラを構成することができる。
【0027】
また、本発明の電子カメラ100における撮影レンズ窓103からヒンジ機構の回転中心までの距離は、ヒンジ機構の回転中心から撮影レンズ窓103とは逆側の端までの距離より大きくとってある。これに伴い、撮影レンズ窓103をユーザ自身に向けて撮影を行った場合、表示装置105の表示画面から撮影レンズ窓103までの距離が長くなる。従って、ユーザが表示装置105をユーザの視認方向に対して傾けて視認し、表示画面を撮影レンズ窓103と表示画面との間の隙間から見た場合、表示画面から撮影レンズ窓103までの距離が長いので、前記隙間も長くなり、表示画面全体を良好に視認できる。
【0028】
そしてこの電子カメラ100を使うときは、電源釦107を押下することで電源がオンとなるから、前記したように親指で各操作釦を操作し、モードセレクト釦113によって絞り優先モードやシャッター優先モードなどの撮影条件、高速で動く被写体を撮影するスポーツモード、近距離のものを撮影するマクロモード、ストロボの強制発光や発光停止等のストロボ制御、動画撮影、再生などのモードを選択する。そして必要に応じ、メニュー釦110を押下して表示装置105に例えば画像のサイズ、撮影感度、測光方式などの各種メニューを表示させ、十字キーと決定キーで構成された選択決定キー108の十字キーで項目を選択し、中央の決定釦で決定する。
【0029】
そして、図2に示したように被写体の方に撮影レンズ窓103を向けて撮影するときは、図4に示したように右手で操作部102側をホールドし、例えば左手の人差し指と中指で撮像部101における第1の張り出し部115のL(図3)の長さを有するL(図3)の部分を挟んで撮影レンズ窓103を被写体に向ける。そして、表示装置105に映し出された被写体を見ながら右手親指で撮像部101のズームキー109を操作し、所定の倍率を選択して構図を決定した後、右手人差し指でシャッター釦106を押下することで自動的にピントと露出が決定され、内蔵されたCCDなどの撮像素子によって撮影された画像を内蔵されたメモリに記録するようになっている。このようにして撮影をおこなうことにより、前記したように撮像部101における撮影レンズ窓103からヒンジ機構の回転中心までの距離は、ヒンジ機構の回転中心から撮影レンズ窓103とは逆側の端までの距離より大きくとってあるから、レンズ部が大きく回り、撮像部101を素早く被写体に向けられると共に、カメラ100をしっかりホールドすることができる。
【0030】
こうして撮影が済んだら、モードセレクト釦113を操作して再生モードにすると、メモリに蓄えられた画像が表示装置105に表示され、選択決定キー108における十字キーを操作することで順次撮影した画像を表示させることができる。なお、動画撮影モードの場合は、全く同様にして動画をメモリに記録し、シーン釦112によって必要なシーンを選択し、スピーカ114によって音声も同時に再生させることができる。
【0031】
次に操作部102の構成について説明する。図5は本発明になる電子カメラ100の操作部102のカバーを取り除いて内部のデバイスの収容状態と、撮像部101における発光装置とコンデンサ、CCDなどの撮像デバイスなどを示した斜視図、図6は本発明になる電子カメラの一実施形態における操作部のカバーを取り除き、(A)はさらに表示装置を取り除いた斜視図、(B)は裏面の電池側から見た斜視図である。
【0032】
図中300は電子カメラ100における全体を制御するメイン基板、301は画像を記憶するメモリカードなどを収容するメモリスロット、302はバッテリー(電池)、303は撮像部101を制御するサブ基板、304はモード制御用フレキシブル基板、306はマイク、311はメイン基板300を支える図示していない支柱を通す孔、320は撮像部101側のCCDなどの撮像素子、321は撮像部101側のストロボなどの発光装置、322は撮像部101側のストロボなどの発光装置用コンデンサ、323は撮像部101側のストロボなどの発光装置321用プリント基板である。
【0033】
本発明になる電子カメラ100の操作部102は、前記図1に示したスピーカ114やシャッター釦106、電源釦107、選択決定キー108、ズームキー109、メニュー釦110、ディスプレイ釦111、シーン釦112、モードセレクト釦113などの操作釦類を取り付けると共に、図5に示した液晶などの表示装置105の露出窓を設け、この表示装置105周囲にモード制御用のフレキシブル基板304が配されている。そして、この表示装置105とモード制御用のフレキシブル基板304の下に、図6(A)に示したように上側に画像を記憶するメモリカードなどを収容するメモリスロット301を、下側に図6(B)のように薄型のバッテリー302を配したメイン基板300を配して積み重ね、さらにメイン基板300の下に配したバッテリー302の横に、図5、図6(A)、(B)に示したように撮像部101を制御するサブ基板303を配してある。
【0034】
次に撮像部101の構成について説明する。図7は本発明になる電子カメラの一実施形態における撮像部の上側カバーを取り除いた斜視図、図8は本発明になる電子カメラの一実施形態における撮像部の分解図である。図中400はズーム駆動機構を含んだレンズユニット、401は撮像部の下カバー、402は同じく上カバー、403はレンズユニット400を組み立てる際に光学系内にゴミ等が入らないようにカバーするためのカバープレート、404は撮影レンズ窓103に填め込むレンズウインド、405は撮像部101を操作部102に対して回転できるようにするヒンジ機構、406は後ズームカムをコイルバネ407の押圧力で押圧するプッシュピン、408は撮像素子ユニットである。
【0035】
本発明になる電子カメラ100の撮像部101は、前記図3で説明したように、撮像部101の撮影レンズ窓103側の端から発光装置用の窓104側の第1の張り出し部115端までの長さLを、例えば左手人差し指の先端から第2関節近辺までの長さとし、かつ、撮像部101における撮影レンズ窓103とは逆側の長さをLとしたとき、発光装置窓104部分の(L−L)に相当する部位の光軸方向厚さLを、略人差し指の厚さとしてRを付けて操作部102側に張り出して構成してある。
【0036】
そして本発明になる電子カメラ100の撮像部101は、レンズユニット400におけるズームレンズを構成するレンズ群のレンズ枠の高さを、前記図5乃至6に示した操作部102に収容した表示装置105、画像を記憶するメモリカードなどを収容するメモリスロット301、メイン基板300、バッテリー302のそれぞれの厚みを加算した値と略等しくなるよう規制すると共に、一般的に外形が円形に構成されているシャッターをレンズ枠と同じ高さの四角形状とし、これらレンズ枠やシャッターの外径を、上下カバー401、402で構成される筐体の支持面としてある。またズームレンズの光軸方向の全長、及び光学系の奥部空間を合わせた長さを、前記図6(B)に302として示したバッテリーの高さhに合わせるようにして規制、すなわちカメラ100の筐体の高さを、バッテリー302の高さとバッテリー302の上部に設けられた押し釦106、107などの高さを加え合わせた高さより大幅に高くならないようにし、さらに撮像部101におけるレンズユニット400の高さを、その奥部空間に配されるコンデンサ322などの電装部品の高さを加味して前記筐体高さの中に収め、レンズユニット400の高さによってカメラ高さが増えないようにすると共に、ズームレンズの駆動機構と撮像部101における発光装置321の制御基板323などを光学系の側部空間に配置し、光学系の撮影レンズ窓103とは逆側の奥部空間に、発光装置用コンデンサ322などの電装部品を配してある。
【0037】
このようにズームレンズの光軸方向の全長を及び光学系の奥部空間を合わせた長さを、前記図6(B)に302として示したバッテリーの高さhに合わせるようにして規制し、かつ、ズームレンズの駆動機構を光学系の横に配することで、電子カメラ100の電源をオフしたときもオンしたときも光学系の全長には変化が無く、従来のカメラのように、レンズを沈胴式にしたことによって電源のオン、オフの度にレンズの繰り出しや収納の動作をおこなう必要が無いから、制御系が稼動すればすぐ撮影動作に入ることができ、シャッターチャンスを逃すといったことが無くなる。また、さらに高倍率化を実施する場合、レンズ群が増えたりするが、光学系の撮影レンズ窓103とは逆側に、発光装置用コンデンサ322などの電装部品若しくは光学系部品を配するスペースがあるから、その部分を利用してレンズ群を増やして高倍率ズームを構成したりすることも可能である。
【0038】
また本発明になる電子カメラ100は、図6(B)から明らかなように、バッテリー(電池)302を操作部102の一端側に配し、図5から明らかなように撮像部101における発光装置321をバッテリー302側に近接させて配すると共に、バッテリー302の幅W(図6(B))と発光装置321の幅W(図5)と撮像光学系とその駆動機構で構成されたレンズユニット400の幅W(図8)、及び操作部102に配した操作釦類を加え合わせた幅でカメラ幅を規制、すなわちバッテリー302の幅Wと発光装置321の幅Wとレンズユニット400の幅W、それに必要に応じて操作釦類の幅を加え合わせた幅より筐体幅が大幅に大きくならないようにした。すなわち、このように電子カメラ100の駆動に絶対必要で、かつ、薄型に構成した場合にある程度の幅を持たせる必要のあるバッテリー302、撮影画面の縦横比の関係で横長に構成される発光装置321、カメラに不可欠なレンズユニット400、及び操作部102に配した操作釦類など、電子カメラ100の構成にどうしても必要なものの幅を加え合わせた幅W〜Wで電子カメラ100の幅を規制したから、電子カメラ100の幅を最小限に押さえられ、幅の小さな、すなわち小型の電子カメラ100を提供できる。
【0039】
また、本発明になる電子カメラ100は、撮像部101における発光装置321を操作部102側に張り出し、その発光装置321の下部、すなわち図3における撮像部101の高さから前記Lを引いたLの部分をLの部分より狭く凹部とし、その部分の操作部102を撮像部101側に張り出すようにしてあるから、操作部102側における発光装置321下部は幅広とすることができ、操作部102の張り出し部に表示装置105を配することで、比較的大型の表示装置105を配することができるようにしてある。そして操作釦類108〜113を比較的操作しやすい所に配してあるから、使い勝手の良い電子カメラ100を提供することができる。
【0040】
以上種々述べてきたように、電子カメラ100の駆動に必要な電池302の高hさに合わせてカメラ高さと撮像部101における光学系の高さとを規制、すなわちカメラ筐体の高さを、電池の高さと電池の上部に設けられる押し釦などの高さを加え合わせた高さより大幅に高くならないようにし、さらに撮像部における光学系高さを、その奥部空間に配される電装部品の高さを加味して前記筐体高さの中に収めて光学系の高さによってカメラ高さが増えないようにしたことで、カメラ高さが一定以下に規制されるから高さの低い電子カメラ100を提供でき、かつ、撮像部101の側部空間にレンズ駆動機構を配したことで、従来のズームレンズのように筒状カムによってレンズ径の増大を招くということがないから電子カメラ100を薄型に構成できる。また、レンズ駆動機構の横に撮像部側制御基板323を、光学系の奥部空間に少なくとも一の前記発光装置用電装部品322を配したたことで、撮像部102の内部空間を有効利用すると共に例えば大倍率ズームを搭載したいという場合もそれを容易に可能とする電子カメラ100を構成でき、Yシャツの胸ポケットやGパンの臀部ポケットなどに収容しても違和感を感じさせない小型で薄型な電子カメラ100を提供することが可能となる。
【0041】
そして電池302を操作部102の一端側に配し、撮像部101における発光装置321を前記電池302側に近接させて配すると共に、前記電池302と発光装置321と撮像光学系400におけるそれぞれの幅を加え合わせた幅でカメラ幅を規制、すなわち電池と発光装置と撮像光学系、それに必要に応じて操作釦類の幅を加え合わせた幅より筐体幅が大幅に大きくならないようにしたことにより、電子カメラ100の駆動に絶対必要で、かつ、薄型に構成した場合にある程度の幅を持たせる必要のある電池302、撮影画面の縦横比の関係で横長に構成される発光装置321、カメラに不可欠な光学系、及び操作釦類など、電子カメラ100の構成にどうしても必要なものの幅を加え合わせた幅で電子カメラ100の幅を規制したから、電子カメラ100の幅を最小限に押さえられ、幅の小さな、すなわち小型の電子カメラ100を提供できる。
【0042】
また、本発明になる電子カメラ100は、撮像部101における発光装置321を配した部分を操作部102側に張り出して第1の張り出し部とすると共に発光装置321下部を凹部とし、該凹部に操作部102側を対応させて撮像部101側に張り出して第2の張り出し部としたことにより、操作部102側における発光装置321下部は幅広とすることができ、その幅広とした第2の操作部102の張り出し部に表示装置105を配することで、比較的大型の表示装置105を配することができると共に操作釦類108〜113も比較的操作しやすい所に配することができるから、使い勝手の良い電子カメラ100を提供することができる。
【0043】
【発明の効果】
以上記載の如く本発明によれば、電池の高さに合わせてカメラ高さと撮像部における光学系の高さとを規制したことで、高さの低いカメラを提供でき、かつ、撮像部の側部空間にレンズ駆動機構を配したことで、電子カメラを薄型に構成でき、Yシャツの胸ポケットやGパンの臀部ポケットなどに収容しても違和感を感じさせない小型で薄型な電子カメラを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる電子カメラの一実施形態の全体図である。
【図2】本発明になる電子カメラのレンズを被写体方向に向けた撮影状態を示した図である。
【図3】本発明になる電子カメラのレンズをカメラ操作者(自分)方向に向けた撮影状態を示した図である。
【図4】本発明になる電子カメラのレンズを被写体方向に向けた撮影するときのカメラのホールド状態を示した図である。
【図5】本発明になる電子カメラ100の操作部102のカバーを取り除いて内部のデバイスの収容状態と、撮像部101における発光装置とコンデンサ、CCDなどの撮像デバイスなどを示した斜視図である。
【図6】本発明になる電子カメラ100の一実施形態における操作部102のカバーを取り除き、(A)はさらに表示装置105を取り除いた斜視図、(B)は裏面から見た斜視図である。
【図7】本発明になる電子カメラの一実施形態における撮像部の上側カバーを取り除いた斜視図である。
【図8】本発明になる電子カメラの一実施形態における撮像部の分解図である。
【符号の説明】
100 電子カメラ
101 撮像部
102 操作部
103 撮影レンズ窓
104 発光装置窓
105 表示装置
106 シャッター釦
107 電源釦
108 選択決定キー
109 ズームキー
110 メニュー釦
111 ディスプレイ釦
112 シーン釦
113 モードセレクト釦
114 スピーカ

Claims (3)

  1. 表示装置を有した操作部と、該操作部にヒンジ機構によって回転可能に接続し、発光装置と撮影用ズームレンズを備えて前記表示装置に映像を送る撮像部とを有し、前記操作部に配した電池の高さに基づいて操作部の高さと前記撮像部における光学系の高さを規制すると共に、撮像部の側部空間にレンズ駆動機構と撮像部側制御基板を、光学系奥部空間に少なくとも一の前記発光装置用電装部品を配したことを特徴とする電子カメラ。
  2. 前記電池を前記操作部の一端側に配し、前記撮像部における発光装置を前記電池側に近接させて配すると共に、前記電池と発光装置と撮像光学系におけるそれぞれの幅を加え合わせた幅でカメラ幅を規制したことを特徴とする請求項1に記載した電子カメラ。
  3. 前記撮像部における前記発光装置を配した部分を操作部側に張り出して第1の張り出し部とすると共に発光装置下部を凹部とし、該凹部に前記操作部側を対応させて張り出して第2の張り出し部として前記表示装置を配したことを特徴とする請求項1または2に記載した電子カメラ。
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