JP2004526686A - カルボニル化合物の水素化によるアルコールの製法 - Google Patents

カルボニル化合物の水素化によるアルコールの製法 Download PDF

Info

Publication number
JP2004526686A
JP2004526686A JP2002552881A JP2002552881A JP2004526686A JP 2004526686 A JP2004526686 A JP 2004526686A JP 2002552881 A JP2002552881 A JP 2002552881A JP 2002552881 A JP2002552881 A JP 2002552881A JP 2004526686 A JP2004526686 A JP 2004526686A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
catalyst
hydrogenation
process according
product
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002552881A
Other languages
English (en)
Inventor
オストガルト ダニエル
ベルヴァイラー モニカ
レーダー シュテファン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Evonik Operations GmbH
Original Assignee
Evonik Degussa GmbH
Degussa GmbH
Evonik Operations GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from DE10065029A external-priority patent/DE10065029A1/de
Application filed by Evonik Degussa GmbH, Degussa GmbH, Evonik Operations GmbH filed Critical Evonik Degussa GmbH
Publication of JP2004526686A publication Critical patent/JP2004526686A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D315/00Heterocyclic compounds containing rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom according to more than one of groups C07D303/00 - C07D313/00
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C29/00Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring
    • C07C29/132Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by reduction of an oxygen containing functional group
    • C07C29/136Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by reduction of an oxygen containing functional group of >C=O containing groups, e.g. —COOH
    • C07C29/14Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by reduction of an oxygen containing functional group of >C=O containing groups, e.g. —COOH of a —CHO group
    • C07C29/141Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by reduction of an oxygen containing functional group of >C=O containing groups, e.g. —COOH of a —CHO group with hydrogen or hydrogen-containing gases
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C29/00Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring
    • C07C29/132Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by reduction of an oxygen containing functional group
    • C07C29/136Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by reduction of an oxygen containing functional group of >C=O containing groups, e.g. —COOH
    • C07C29/147Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by reduction of an oxygen containing functional group of >C=O containing groups, e.g. —COOH of carboxylic acids or derivatives thereof
    • C07C29/149Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by reduction of an oxygen containing functional group of >C=O containing groups, e.g. —COOH of carboxylic acids or derivatives thereof with hydrogen or hydrogen-containing gases
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D307/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom
    • C07D307/02Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings
    • C07D307/04Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings having no double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D307/06Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings having no double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with only hydrogen atoms or radicals containing only hydrogen and carbon atoms, directly attached to ring carbon atoms
    • C07D307/08Preparation of tetrahydrofuran
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07BGENERAL METHODS OF ORGANIC CHEMISTRY; APPARATUS THEREFOR
    • C07B2200/00Indexing scheme relating to specific properties of organic compounds
    • C07B2200/07Optical isomers

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Saccharide Compounds (AREA)

Abstract

本発明は、ラネータイプの成形された水素化触媒の存在で、カルボニル化合物を水素または水素含有気体で接触水素化することによるアルコールの製法に関し、その際、触媒は中空体の形で使用される。触媒活性成分として、ニッケル、コバルト、銅、鉄、白金、パラジウム、ルテニウムを使用するのが有利である。

Description

【0001】
本発明は、成形されたラネータイプの水素化触媒の存在で、水素または水素含有気体でカルボニル化合物を接触水素化することを特徴とするカルボニル化合物からの改善されたアルコールの製法に関する。特に本発明は、糖アルコールの製造を含む。この方法は、アルコールの製造において、同程度に高いかまたはより高い収率で、これまでに公知の方法よりも著しく僅かな触媒量の使用を可能にする。
【0002】
カルボニル化合物とは、本発明によればC=O−基を含有する全ての有機化合物、すなわち、O=C−O−基を有するような化合物である。つまり、カルボニル化合物とは、ケトン、アルデヒド、カルボン酸、カルボキシレート、無水カルボン酸、カルボン酸エステル、カルボン酸アミドおよびカルボン酸ハロゲン化物を意味する。
【0003】
アルコールは、有機化学において、とりわけ重要な物質クラスである。これらは、例えば、溶剤、界面活性剤、香水、香料、添加剤、医薬品および他の有機物を製造するための出発材料として使用される。さらに、これらは種々のプラスチックのモノマーとして極めて重要である。糖アルコールは、例えば、糖の代替品として広い適用分野がある。
【0004】
カルボニル化合物の水素化によりアルコールを製造する場合に、その良好な触媒特性ならびに担体触媒と比較して、はるかに簡単に製造できることから、ラネー触媒が有利である。活性化金属触媒とも称されるラネー触媒は、少なくとも1種の触媒活性金属とアルカリで抽出可能な少なくとも1種の金属との合金から成る。アルカリ中に溶解する合金成分として、専らアルミニウムが使用されるが、しかし、他の金属、例えば、亜鉛およびシリコンも使用可能である。合金にアルカリを添加することにより、抽出可能な成分が溶解し、これにより触媒が活性化する。
【0005】
ラネー触媒で接触水素化することにより、カルボニル化合物からアルコールを製造するための多くの発明は公知である。この場合に方法に応じて、種々のラネー触媒、種々の活性金属または金属の組合せを有する正確に調節された触媒が使用されている。
【0006】
文献EP 0724908には、カルボニル化合物からのアルコールの製法が記載されており、その触媒活性成分が貴金属がであるラネー触媒が水素化触媒として使用されている。触媒は、粉末の形で使用されている。
【0007】
ラネによる粉末触媒は、専らバッチ法において使用することができても、接触反応の後に反応媒体から分離しなくてはならないという欠点を有する。特に、この理由から、アルコールの製造を成形されたラネー触媒を用いてカルボニル化合物の水素化により行い、かつ可能であれば連続的な方法において実施するのが有利である。この目的のために、良好な触媒活性の他に、連続的な運転に対して十分に優れた安定性を有する固定床触媒が重要である。
【0008】
文献JP 07206737 A2には、カルボニル化合物の接触水素化による別のアルコールの製法が記載されている。記載された方法において利用される触媒は、銅、有利には鉄を基礎とする球体形のラネー触媒であり、かつ抽出可能な成分として鉄とアルミニウムが含有されている。この方法は、触媒−固定床を用いて運転することができる。
【0009】
文献EP 0773063には、触媒固定床を用いる糖アルコールの製法が記載されており、その際にラネーニッケル触媒が使用されている。この発明では主に、液体合金を液体、有利には水中に滴下することにより製造された結節状のラネー触媒が使用されている。
【0010】
同様に、連続的にかつ固定床触媒を用いて、文献EP 0854149に記載された方法により糖が水素化される。前記の方法で使用される触媒は、触媒合金とバインダーとして使用される金属を混合し、かつ引き続き加圧して成形品にすることにより製造される。この成形品は、乾燥およびか焼の後にアルカリ水溶液で処理することにより活性化される。これから、触媒活性シェルと十分に触媒不活性なコアから成る触媒が生じる。触媒に必要な機械的安定性を与えるためにバインダーの使用は重要である。
【0011】
文献JP 07206737 A2、EP 0773063およびEP 0854149に挙げられたカルボニル化合物の水素化により種々のアルコールを製造する方法の重大な欠点は、ラネー触媒の高い嵩密度にある。そのために、使用される触媒は、使用される触媒活性金属の量に対して比較的に低い活性を有する。
【0012】
もう1つの欠点は、使用される触媒の高い嵩密度により、厳密な規格を使用反応器の安定性に課さなくてはならないことにある。
【0013】
文献DE 19933450.1には、中空の形、有利には中空球の形で存在する金属触媒が記載されている。これらの触媒は、0.3〜1.3g/mlの低い嵩密度を有する。触媒の他に、さらに水素化反応におけるその使用が請求されている。実施例には、ニトロベンゼンを水素化してアニリンにする活性試験が引用されており、その際、触媒を中空球で使用する場合には、水素の消費ならびに触媒1gあたりの触媒の活性が、比較触媒を使用した場合よりも著しく高い。しかし、カルボニル化合物の水素化によるアルコールの製造に、前記触媒を使用することは挙げられていない。
【0014】
従って、本発明の課題は、引用された方法の欠点を生じない接触水素化によるカルボニル化合物からのアルコールの製法の開発である。本発明のもう1つの目的は、僅かな触媒材料を使用する際に、公知の方法と比較して同じ程度またはより優れた出発材料の転化率を達成することである。
【0015】
本発明の根底となる課題は、中空体の形のラネー触媒を用いて、公知の触媒を用いるよりも、触媒の単位質量あたり著しく高い転化率が可能であるカルボニル化合物の水素化によるアルコールの製造により解決された。この観察値は、カルボニル化合物の特殊な水素化の場合に、中空体のラネー触媒が必要な活性値を達成するであろうことを必ずしも仮定することができない点において意外であった。
【0016】
本発明の対象は、ラネー触媒が中空体の形で存在することに特徴付けられる、成形されたラネー水素化触媒の存在でカルボニル化合物を水素または水素含有気体で接触水素化することによるアルコールの製法である。この方法は、先行技術においてこれまで可能であったよりも著しく僅かな触媒量を使用して、良好かつ高い収率でアルコールを製造できるという利点を有する。
【0017】
発明に基づくこれらの利点は、中空体の形のラネー触媒の使用により達成されている。本発明による方法において使用される触媒の製造は、DE 19933450.1に記載されている方法により相応して実施することができる。この方法により、触媒活性金属から成る合金粉末と、抽出可能な金属、有利にはアルミニウム、有機バインダーおよび場合により無機バインダー、水およびプロモーターとの混合物が熱により除去可能な材料から成る球体の上に設置される。ポリスチレンフォーム球体を有利に使用することができる。ポリマー球体上への金属合金含有混合物の設置は、有利には流動床中で実施することができる。有機バインダーとしては、ポリビニルアルコール0〜10質量%および/またはグリセリン0〜3質量%を使用することができる。ポリマーフォームを熱により除去し、かつ金属をか焼するために、引き続き被覆されたポリマーフォーム球体を300℃以上、有利には450〜1300℃の範囲内でか焼する。これにより、安定な形の中空体が得られる。か焼した後に、中空球の触媒を塩基性溶液、有利には水中のアルカリ金属−またはアルカリ土類金属水酸化物、さらに有利には水酸化ナトリウム水溶液で処理することにより活性化する。このように得られた触媒は、0.3〜1.3lg/lの嵩密度を有する。
【0018】
本発明による方法に関しては、中空体の形のラネー触媒は、ニッケル、コバルト、銅、鉄、白金、パラジウム、ルテニウムまたはこれらの金属から成る混合物を活性成分として含有するのが有利である。
【0019】
本発明によるアルコールを製造する際に使用されるこのようなラネー触媒は、有利にはアルカリを用いて、アルミニウム、ケイ素および/または亜鉛、特にアルミニウムを抽出することにより活性化しておくのが有利である。
【0020】
この方法は、本発明によれば中空体の形の触媒を用いて実施する。ラネー触媒は、中空球の形で存在するのが有利である。中空球は、一般的には容易に製造でき、かつ高い破壊抵抗を有する。
【0021】
本発明による方法の重要な利点は、使用されるラネー触媒が、カルボニル化合物を水素化するための先行技術から公知のラネー触媒よりも僅かな嵩密度を有することにある。使用されるラネー触媒の嵩密度は、0.3g/ml〜1.3g/mlの範囲内にあるのが有利である。
【0022】
大きすぎる触媒成形体を使用する場合には、水素化すべきエダクトを触媒と十分に接触させることができない可能性がある。それに対して小さすぎる粒度の触媒をの場合には、連続的な方法で、極めて大きな、事実上大きすぎる圧力損失が生じてしまう。
【0023】
それゆえ、使用される触媒成形体が0.05〜20mmの範囲内の直径を有するのが有利である。
【0024】
よって、本発明による方法において使用される触媒が一方では十分な強さを有し、他方では僅かな嵩密度を有するようにするために、使用される触媒成形体は0.05〜7mm、有利には0.1mm〜5mmの範囲内のシェル厚を有するのが有利である。
【0025】
触媒シェルは、不透過性であるか、または0%〜80%およびそれ以上の多孔度を有することができる。
【0026】
本発明による方法において、1層または多層から成る中空体の触媒を使用することができる。この触媒成形体が多層を有する場合には、成形体は製造の際に個々の被覆工程の間で乾燥される。このことは、流動床中で60〜150℃の温度で実施されるのが有利である。
【0027】
方法において使用される触媒成形体が、無機バインダーを含有することもできる。このバインダーは、触媒中空体の強さを増大させることができ、これはその中空形ゆえに必要である。触媒活性成分として触媒合金中にも含有される金属の粉末を、触媒中空体の製造の際にバインダーとして添加するのが有利である。しかし、他のバインダー、特に他の金属をバインダーとして添加することもできる。
【0028】
しばしば、方法において使用される触媒成形体がバインダーを含有しないのが有利である。本発明によるコバルト触媒をアルコールの製造のために使用する場合には、バインダーを用いずに使用するのが有利である。中空体形のコバルト触媒は、バインダーを添加しなくても十分な強さを有する。
【0029】
本発明により使用される触媒の触媒合金は、1種以上の触媒活性金属20〜80質量%およびアルカリで抽出可能な1種以上の金属、有利にはアルミニウム20〜80質量%から構成されるのが有利である。触媒合金としては、速くまたは遅く冷却される合金を使用することができる。速い冷却とは、例えば、10〜10k/sの速度の冷却であると解釈される。冷却媒体は、種々の気体または液体、例えば、水であることができる。遅い冷却とは、低い冷却速度を用いる方法であると解釈される。
【0030】
本発明による方法では、他の金属でドーピングされた中空体のラネー触媒を使用することができる。ドーピング金属は、しばしばプロモーターとも呼ばれる。ラネー触媒のドーピングは、例えば、文献US 4,153,578、DE 2101856、DE 2100373またはDE 2053799に記載されている。使用されるコバルト触媒は、有利には周期系の3B〜7B、8および1B族、特にクロム、マンガン、鉄、バナジウム、タンタル、チタン、タングステン、モリブデン、レニウムおよび/または白金族の金属の群から成る1種以上の元素でドーピングすることができる。使用されるコバルト触媒を、周期系の1A、2A、2Bおよび/または3A族および/またはゲルマニウム、スズ、鉛、アンチモンまたはビスマスの群から成る1種以上の元素でドーピングすることもできる。触媒中のプロモーターの割合は、有利には0〜20質量%であることができる。プロモーターは、すでに合金成分として含有されているか、または遅い時点、特に活性化の後で初めて添加することもできる。
【0031】
一方で、本発明による方法の場合には、中空体のラネー触媒を活性化した状態で使用する。活性化されていない触媒成形体中に存在する抽出可能な金属は、活性化した状態では、全くもしくは部分的にしかアルカリで抽出することができない。
【0032】
本発明による方法は、水素を水素化ガスとして用いて、または水素含有ガス混合物(例えば、水素および一酸化炭素および/または二酸化炭素から成る混合物)を用いて実施することができる。可能性としてあり得る触媒の汚染を回避するために、本発明による方法の実施は、少なくとも95%、有利には少なくとも99%の水素を含有するガスもしくはガス混合物を用いて行うのが有利である。
【0033】
この方法は、程度に差はあるが、個々の物質の製造および種々のアルコール混合物の製造も可能にする。特にキラルアルコールの製造、例えば非対称に構成されたケトンを水素化することにより製造する際には、種々のエナンチオマーまたはジアステレオマーから成る生成物混合物を得ることができる。
【0034】
水素化を固定床または懸濁反応器中で、連続的な運転で実施するのが有利である。しかし、本発明は、水素化をバッチ法で実施することを予定する。連続的な方法の場合には、反応器を液相または細流床(tricle−bed)法で運転することができ、その際、細流床法が有利である。
【0035】
本発明による方法は、ケトン、アルデヒド、カルボン酸、カルボキシレート、無水カルボン酸、カルボン酸エステル、カルボン酸アミドおよび/またはカルボン酸ハロゲン化物を用いて実施することができる。適切な出発化合物の選択は、特に所望の生成物に左右される。出発化合物は、所望の生成物が1種以上のカルボニル基の水素化および場合により他の水素化可能な基の水素化により得られるように選択されるべきである。適切な出発化合物の選択は、特にどの出発生成物が容易に入手可能であるかに左右される。従って、1つのケースとして、本発明によるアルコールの製造を、アルデヒドの水素化により達成するのが有利である。それというのも、アルデヒドは、相応するカルボン酸アミドよりも容易に入手可能であるからである。これに対して、他のケースとして、相応するカルボン酸アミドから出発することも望ましい。どのアルコールが所望であるかとは無関係に、原則として引用された全てのカルボニル化合物からの製造が可能である。所望のアルコール、特に下記の有利なアルコールは、原則としてケトン、アルデヒド、カルボン酸、カルボキシレート、無水カルボン酸、開鎖および環式カルボン酸エステル、開鎖および環式カルボン酸アミドおよび/またはカルボン酸ハロゲン化物から製造することもできる。それぞれの場合に、化合物は、1個、2個、3個またはそれ以上のC=O−基を有する脂肪族、芳香族および芳香脂肪族化合物であることができる。
【0036】
本発明によるアルコールの製法のための出発生成物の幾つかの例は、次の出発生成物に本発明による方法が限定されるわけではないが、酢酸、プロピオン酸、酪酸、ペンタン酸、ヘキサン酸、ヘプタン酸、オクタン酸、ノナン酸、ステアリン酸、ラウリン酸、ピバリンサン、イソ酪酸、オキサル酸、マロン酸、マレイン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、クロトン酸、安息香酸、o−クロロ安息香酸、m−クロロ安息香酸、p−クロロ安息香酸、m−フッ化安息香酸、p−フッ化安息香酸、メチル安息香酸、o−ヒドロキシ安息香酸、m−ヒドロキシ安息香酸、p−ヒドロキシ安息香酸、フタル酸、テレフタル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、フェノキシ安息香酸、シクロヘキサンカルボン酸、前記酸のメチルエステルおよびエチルエステルおよびアミド、ベンズアルデヒド、プロピオンアルデヒド、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、アセトン、ベンゾフェノン、γ−ブチロラクトン、ε−カプロラクトン、無水マレイン酸、無水フタル酸、グルコース、キシロース、ラクトース、フルクトース、3−ヒドロキシプロピオンアルデヒド。
【0037】
本発明による方法を用いて、脂肪族および芳香族アルコールならびに脂肪族および芳香族基を有するアルコールを、これらの根底となるカルボニル化合物から製造することができる。アルコールは、第一および第二アルコールであることができる。生成物は、一般式
CH−OH
(式中、RおよびRは、相互に独立に脂肪族および/または芳香族、非分枝および/または分枝、置換および/または非置換、飽和および/または不飽和の基または水素である)を有するアルコールであることができる。本発明により製造されるアルコールは、開鎖または環式または芳香族基を含有するアルコールであることができる。
【0038】
生成物として、一般式RCH−OH[式中、RおよびRは、相互に独立にメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、tert.−ブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、n−ヘプチル基、n−オクチル基、イソオクチル基、n−ノニル基、n−デシル基、n−ウンデシル基および/またはn−ドデシル基および/または一般式HC−(CH−の基(式中、nは11〜30の整数である)または水素である]を有するアルコールが得られるのが有利である。出発生成物として、アルデヒド、ケトン、カルボン酸、カルボキシレート、開鎖エステル、特にメチルエステルおよびエチルエステル、および非置換またはN−アルキル化されたカルボン酸アミドを使用するのが有利である。
【0039】
さらに、基Rおよび/またはRは、F−、Cl−、Br−、I−、NO−、NH−、OH−、CN−、アルキル−、アリール−、アルケニル−、アルキニル−、O=C−HOOC−、HNOC−、ROOC−、RO−(R=アルキル、アリール、アルケニルまたはアルキニル)の群からの1種以上の基で置換可能である。
【0040】
生成物として、2個以上のヒドロキシル基を有するアルコールを得ることができる。これらは、2個以上のC=O−基および場合により既にヒドロキシル基を有するカルボニル化合物の水素化によるか、または1個だけのC=O−基および少なくとも1個のヒドロキシル基を有するカルボニル化合物の水素化により得ることができる。
【0041】
同様に、一般式Ar−(CHCRH−OH(式中、Arは、非置換、または1回、2回、3回、4回または5回置換された単核の芳香族基または任意に置換された多核の芳香族基であり、mは0〜20の整数であり、かつRは置換または非置換のアルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アルケニル基またはアルキニル基である)を有するアルコールを製造するのも有利である。
【0042】
芳香族基Arおよび/または基Rの可能な置換基は、F−、Cl−、Br−、I−、NO−、NH−、HO−、CN−、アルキル−、特に、メチル−およびエチル−、アリール−、アルケニル−、アルキニル−、O=C−、HOOC−、HNOC−、ROOC−および/またはRO−基である。
【0043】
一般式HO−(CH−OH(式中、pは2〜30の整数である)のジオール、特にp=2、3、4、5、6、7および8であるジオールが有利である。これらのアルコールは、同じ炭素原子を含有するヒドロキシアルデヒド、ヒドロキシカルボン酸、ヒドロキシカルボキシレート、ヒドロキシカルボン酸アミド、ヒドロキシカルボン酸エステル、ジアルデヒド、ジカルボン酸、ジカルボキシレート、ジカルボン酸アミドおよび/またはジカルボン酸エステルまたは環式エステル(ラクトン)に基づいて製造される。例えば、1,4−ブタンジオールは、γ−ブチロラクトン、4−ヒドロキシブチルアルデヒドまたは無水コハク酸の水素化により製造することができる。
【0044】
同様に、本発明による方法の有利な実施態様は、置換および非置換のジオール、糖アルコールおよび一般式RH(OH)C−(C(OR)R −C(OR)R(式中、R、R、R、Rは、相互に独立に、F−、Cl−、Br−、I−、NO−、NH−、HO−、CN−、アルキル−、アリール−、アルケニル−、アルキニル−、O=C−、HOOC−、HNOC−、ROOC−および/またはRO−基であってよく、かつRとRは、置換または非置換のアルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アルケニル基、アルキニル基、ポリヒドロキシアルキル基または糖基であってよく、かつqは1〜5の整数である)のポリアルコールの製造である。特に、基R、R、R、R、RおよびRは、水素、メチル基またはエチル基、ポリヒドロキシアルキル基または糖基であるのが有利である。同様に、非末端の炭素原子に相互に独立に異なる基OR10およびR11の全ての組合せ(ここで、R10はRと同じ意味を有し、かつR11はRと同じ意味を有することができる)を有する一般式RH(OH)C−(C(OR)R −C(OR)Rとは異なるジオール、糖アルコールおよびポリアルコールの製造が有利である。
【0045】
同様に有利な実施態様において、生成物として糖アルコールを得ることができる。糖アルコールは、カルボニル基の還元または水素化によりサッカリドから生じるポリヒドロキシ化合物を意味する。糖は、その開鎖の形で、C=O基を有する。特定の糖は、アルデヒドまたはケトースと見なすことができ、かつ原則的に出発生成物として本発明による方法を使用することができる。有利な実施態様では、非置換および置換された形の糖、特に他の有機基が1、2、3、4または5個のヒドロキシル基を介して、エーテル、アセタールまたはエステル結合の形で糖に結合した形の糖が含まれる。
【0046】
本発明による方法の特に有利な実施態様は、それぞれ糖の接触水素化による、デキストロースからのソルビトールの製法、フルクトースからのソルビトールとマンニトールの混合物の製法、キシロースからのキシリトールの製法、マルトースからのマルチトールの製法、イソマルトースからのイソマルチトールの製法、ガラクトースからのズルシトールの製法およびラクトースからのラクチトールの製法である。しかし、他の糖を水素化して相応の糖アルコールにすることもできる、これは例えば、ラクツロース、トレハルロース、マルツロース、イソマルツロース、ロイクロース(leucrose)またはデンプン加水分解物である。出発化合物は、出来る限り純粋な生成物であるか、または糖を有利には少なくとも80質量%、特に少なくとも95質量%を含有する混合物の成分であることができる。
【0047】
酸素を介して、他の有機基をさらに有する本発明の方法により製造可能なポリアルコールの例は、それぞれ6−O−α−D−グルコピラノシル−D−フルクトースから製造可能な1−O−α−D−グルコピラノシル−D−マンニトール、6−O−α−D−グルコピラノシル−D−ソルビトール、またはラクツロースから製造可能な3−O−β−D−ガラクトピラノシル−D−ソルビトールである。
【0048】
どの種類のアルコールを製造するかにかかわらず、本発明の方法によれば、1つの反応で、1種のアルコールだけを製造することができる。しかし、本発明による方法は、種々のアルコールの混合物を製造することもできる。これらの混合物は、例えば、水素化可能な複数のカルボニル基を含有する出発物質の非選択的な水素化によるか、または反応の間のジアステレオマーの形成により得られるか、または2種以上のカルボニル化合物を含有する混合物の水素化により得ることができる。
【0049】
出発化合物に応じて、本発明による方法は、液相または気相で実施することができる。この方法は、水素化すべき化合物が反応条件下で液体である場合には、液相で実施することができる。しかし、多くの場合に、溶剤の存在で実施するのが有利である。原則的に、水素化反応の際に阻害しない限り、全ての入手可能な溶剤を使用することができる。通常の溶剤の例は、水、ジオキサン、テトラヒドロフラン、シクロヘキサン、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、シクロヘキサノール、エチレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、エチレングリコールメチルエーテル、エチレングリコールエチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテルまたはトリエチレングリコールメチルエーテルである。同様に、種々の溶剤から成る混合物も可能である。1種以上の溶剤の存在は、一方では運転パラメーター、例えば、圧力および温度が溶剤不含で実施するよりも中程度の範囲にあるようになるか、または反応が総じて漸く可能であるようになる。他方で、溶剤の的確な選択により、水素化反応の選択性は上がる。多くの場合に、特に糖アルコールの製造の際には、水または水含有混合物が有利である。
【0050】
可能な出発化合物および合成可能な化合物の広いバリエーション範囲に基づき、反応パラメーターは比較的に大きな範囲で存在する。
【0051】
本発明による方法のもとで行われる通常の圧力は、1〜450バール、有利には5〜300バールの範囲内である。通常の反応温度は、室温から300℃の範囲内、有利には30℃〜250℃の間、特に40℃〜180℃の範囲内である。触媒負荷は、有利には触媒1kgおよび1時間あたり、水素化すべき化合物0.05kg〜5kgの範囲内であることができる。本発明による方法をバッチ法で実施する場合には、触媒と水素化すべきカルボニル化合物との質量比は、0.01〜1の範囲内であるのが有利である。
【0052】
本発明によれば、ポリオール、特に糖アルコールを製造するために、出発化合物を以下の方法で水素化するのが有利である:ヒドロキシアルデヒドまたはヒドロキシケトン、有利には糖の10〜70質量%濃度、有利には15〜50質量%濃度、特に有利には40〜50質量%濃度の溶液を脱塩水中で製造する。pHは、3.0〜12.0の範囲内であるのが有利である。pH値は、例えば、水溶性の、塩基性反応化合物、例えば、水溶液中のアルカリカーボネートまたはアンモニア、または酸化合物、例えば、糖酸、ソルビン酸またはクエン酸を添加することにより、所望のpH値に調節することができる。これらの溶液は、引き続き水素化される。
【0053】
ポリアルコールの製造は、特に有利な方法で連続的に固定床法または半連続的に実施することができる。水素化すべき溶液は、上からまたは下から触媒床を通すことができる。この場合に、公知の方法で並流または向流法を使用することができる。触媒負荷は、通常は、触媒1kgおよび1時間あたり、カルボニル化合物0.05〜5kgの範囲内であることができる。
【0054】
しかし、本発明は、水素化を懸濁法の形で、または触媒が触媒バスケット中に固く配置されるようなバッチ法で行うことを予定する。前記の方法に適切な反応器は、先行技術から公知である。
【0055】
30〜450バール、有利には30〜300バールの圧力および60〜150℃の範囲内、有利には70〜120℃の範囲内の温度で、純粋な水素で水素化するのが有利である。より高い温度で、特に糖が出発化合物として使用される場合には、糖はカラメルになり、かつ触媒が不活性化してしまうリスクがある。ポリアルコールをバッチ法で製造する場合には、通常は30〜150バールの範囲内の僅かな圧力が必要である。これに対して連続的な方法の場合には、僅かな滞留時間に基づき、通常は高い圧力、例えば、100〜300バールの範囲内を使用する。
【0056】
水素は、一般的には少なくとも3倍モル過剰で添加される。ヒドロキシアルデヒドもしくはヒドロキシケトン対水素のモル比は、乾燥物質に対して1:5〜1:10であるのが特に有利である。カルボニル化合物:水素の比を正確に調節することにより、1つのプロセスで種々の立体異性体が生じる場合には生成物の比をコントロールすることができる。
【0057】
連続的な方法の場合には、水素化を2つ以上の工程で実施することもできる。例えば、第一の工程での水素化は、60〜90℃の範囲内の温度で実施し、かつ第二の工程では、90〜140℃の範囲内の温度で完全なものにすることができる。この方法で、例えば、エダクトがカラメルになることによる触媒の不活性化が防止されるか、または副生成物の形成を回避することができる。
【0058】
中空体の形のラネー触媒を用いるカルボニル化合物の接触水素化による本発明のアルコールの製法は、以下の利点を有する:
本発明により使用される中空体のラネー触媒は、これまで使用されたラネー触媒よりも著しく低い嵩密度を有する。これにより、これまでに公知の方法よりも著しく僅かな触媒材料が必要とされる。
【0059】
著しく僅かな触媒材料の量にもかかわらず、高い転化率、極めて良好な収率および極めて良好な空時収率でアルコールの製造を実施できる。
【0060】
本発明による方法で使用される触媒は、極めて優れた強さを有する。これから、長い時間にわたり保持される極めて良好な水素化活性が得られる。
【0061】
使用例1
グルコースからソルビトールへの水素化の際に、例1〜6の触媒の触媒活性を比較した。このために、触媒20mlを管状反応器中に装入し、かつ細流相で試験した。反応温度は140℃であり、水中のグルコースの濃度は40質量%であり、かつ反応圧は50バールであった。水素流量は22.5リットル/時であり、かつLHSVは3h であった。生成物混合物をHPLCにより分析した。
【0062】
例1
53%Niと47%Alの合金粉末(この合金を誘導炉中で溶融し、るつぼ中に流し込み、空気中で冷却し、サイズを小さくし、かつ粉末の粒度分布は<65μmであった)1730gおよび純粋なニッケル粉末(99%Niおよびd50=21μm)130gを、約2質量%のポリビニルアルコールの含量を有する水溶液1557ml中に懸濁させることにより、コーティング溶液を製造した。次に、この懸濁液を直径約2mmを有するポリスチレン球体1000mlの上に噴霧し、その間にこれらを上向きの空気流中で懸濁させた。この球体1リットルを合金溶液でさらに被覆した。2番目の層のための溶液は、53%Niと47%Alの合金粉末(この合金を誘導炉中で溶融し、るつぼ中に流し込み、空気中で冷却し、サイズを小さくし、かつ粉末の粒度分布は<65μmであった)1203g、純粋なニッケル粉末(99%Niおよびd50=21μm)90gおよび約2質量%のポリビニルアルコールの含量を有する水溶液1083mlから成っていた。次に、この懸濁液をNi/Alで予めコーティングした前記のポリスチレン球体1000mlの上に噴霧し、その間にこれらを上向きの空気流(窒素および他の気体を使用することもできる)中で懸濁させた。ポリスチレン球体を前記の溶液でコーティングした後に、この球体を500℃まで加熱してポリスチレンを完全燃焼した。次に中空のNi/Al球体を800℃まで加熱して合金粒子とニッケル粉末を一緒にか焼した。次に中空球を20%濃度の水酸化ナトリウム水溶液中、80℃で約1.5時間活性化した。得られた活性化した中空球は、約3.3mmの直径および約700μmのシェル厚を有していた。この触媒20ml(17.69g)を、使用例1により試験した。この実験の結果は、表1に記載されている。
【0063】
【表1】
Figure 2004526686
【0064】
例2
53%Niと47%Alの合金粉末(この合金を誘導炉中で溶融し、水中でアトマイジングし、かつ粉末の粒度分布は<65μmであった)1730gおよび純粋なニッケル粉末(99%Niおよびd50=21μm)130gを、約2質量%のポリビニルアルコールの含量を有する水溶液1557ml中に懸濁させることにより、コーティング溶液を製造した。次に、この懸濁液を約2mmの直径を有するポリスチレン球体1000mlの上に噴霧し、その間にこれらを上向きの空気流中で懸濁させた。この球体1リットルを合金溶液でさらに被覆した。2番目の層のための溶液は、53%Niと47%Alの合金粉末(この合金を誘導炉中で溶融し、水中でアトマイジングし、かつ粉末の粒度分布は<65μmであった)1203g、純粋なニッケル粉末(99%Niおよびd50=21μm)90gおよび約2質量%のポリビニルアルコールの含量を有する水溶液1083mlから成っていた。次に、この懸濁液をNi/Alで予めコーティングした前記のポリスチレン球体1000mlの上に噴霧し、その間にこれらを上向きの空気流(窒素および他の気体を使用することもできる)中で懸濁させた。ポリスチレン球体を前記の溶液でコーティングした後に、この球体を500℃まで加熱してポリスチレンを完全燃焼した。次に中空のNi/Al球体を800℃まで加熱して合金粒子とニッケル粉末を一緒にか焼した。次に中空球を20%濃度の水酸化ナトリウム水溶液中、80℃で約1.5時間活性化した。得られた活性化した中空球は、約3.7mmの直径および約700μmのシェル厚を有していた。この触媒20ml(13.44g)を、使用例1により試験した。この実験の結果は、表2に記載されている。
【0065】
【表2】
Figure 2004526686
【0066】
例3
53%Niと47%Alの合金粉末(この合金を誘導炉中で溶融し、窒素中でアトマイジングし、かつ粉末の粒度分布は<65μmであった)1730gおよび純粋なニッケル粉末(99%Niおよびd50=21μm)130gを、約2質量%のポリビニルアルコールの含量を有する水溶液1557ml中に懸濁させることにより、コーティング溶液を製造した。次に、この懸濁液を約2mmの直径を有するポリスチレン球体1000mlの上に噴霧し、その間にこれらを上向きの空気流中で懸濁させた。この球体1リットルを合金溶液でさらに被覆した。2番目の層のための溶液は、53%Niと47%Alの合金粉末(この合金を誘導炉中で溶融し、窒素中でアトマイジングし、かつ粉末の粒度分布は<65μmであった)1203g、純粋なニッケル粉末(99%Niおよびd50=21μm)90gおよび約2質量%のポリビニルアルコールの含量を有する水溶液1083mlから成っていた。次に、この懸濁液をNi/Alで予めコーティングした前記のポリスチレン球体1000mlの上に噴霧し、その間にこれらを上向きの空気流(窒素および他の気体を使用することもできる)中で懸濁させた。ポリスチレン球体を前記の溶液でコーティングした後に、この球体を500℃まで加熱してポリスチレンを完全燃焼した。次に中空のNi/Al球体を800℃まで加熱して合金粒子とニッケル粉末を一緒にか焼した。次に中空球を20%濃度の水酸化ナトリウム水溶液中、80℃で約1.5時間活性化した。得られた活性化した中空球は、約3.7mmの直径および約700μmのシェル厚を有していた。この触媒20ml(13.44g)を、使用例1により試験した。この実験の結果は、表3に記載されている。
【0067】
【表3】
Figure 2004526686
【0068】
例4
易流動性のペレット化可能な触媒混合物を、50%Niと50%Alの合金粉末1000g(この合金を誘導炉中で溶融し、水でアトマイジングした)、純粋なニッケル粉末(99%Niおよびd50=21μm)75gおよびエチレン−ビス−ステアロイルアミド50gから成る触媒に関するEP 0648534 A1に倣って製造した。この混合物から、直径4mmおよび厚さ4mmのタブレットを圧縮した。成形された製品を700℃で2時間か焼した。か焼した後に、タブレットを80℃で2時間、20%濃度の水酸化ナトリウム溶液中で活性化した。この触媒の20ml(28.75g)を、使用例1に倣って試験した。その試験の結果は、表4に記載されている。
【0069】
【表4】
Figure 2004526686
【0070】
例5
53%Niと47%Alの合金粉末(この合金を誘導炉中で溶融し、るつぼ中に流し込み、空気中で冷却し、サイズを小さくし、かつ粉末の粒度分布は<65μmであった)1730gおよび純粋なニッケル粉末(99%Niおよびd50=21μm)130gを、約2質量%のポリビニルアルコールの含量を有する水溶液1557ml中に懸濁させることにより、コーティング溶液を製造した。次に、この懸濁液を約2mmの直径を有するポリスチレン球体1000mlの上に噴霧し、その間にこれらを上向きの空気流中で懸濁させた。この球体1リットルを合金溶液でさらに被覆した。2番目の層のための溶液は、53%Niと47%Alの合金粉末(この合金を誘導炉中で溶融し、るつぼ中に流し込み、空気中で冷却し、サイズを小さくし、かつ粉末の粒度分布は<65μmであった)1203g、純粋なニッケル粉末(99%Niおよびd50=21μm)90gおよび約2質量%のポリビニルアルコールの含量を有する水溶液1083mlから成っていた。次に、この懸濁液をNi/Alで予めコーティングした前記のポリスチレン球体1000mlの上に噴霧し、その間にこれらを上向きの空気流(窒素および他の気体を使用することもできる)中で懸濁させた。ポリスチレン球体を前記の溶液でコーティングした後に、この球体を500℃まで加熱してポリスチレンを完全燃焼した。次に中空のNi/Al球体を800℃まで加熱して合金粒子とニッケル粉末を一緒にか焼した。次に中空球を20%濃度の水酸化ナトリウム水溶液中、80℃で約1.5時間活性化した。得られた活性化した中空球は、約3.7mmの直径および約700μmのシェル厚を有していた。この触媒を、モリブデン酸ナトリウム溶液でドーピングし、触媒のMo含量は、最終的には0.3%であった。この触媒の20ml(18.74g)を使用例1により試験した。この実験の結果は、表5に記載されている。
【0071】
【表5】
Figure 2004526686
【0072】
例6
48.5%Ni、50.1%Al、0.9%Crおよび0.5%Fe合金粉末(この合金を誘導炉中で溶融し、るつぼ中に流し込み、空気中で冷却し、サイズを小さくし、かつ粉末の粒度分布は<63μmであった)1730gおよび純粋なニッケル粉末(99%Niおよびd50=21μm)130gを、約2質量%のポリビニルアルコールの含量を有する水溶液1557ml中に懸濁させることにより、コーティング溶液を製造した。次に、この懸濁液を約2mmの直径を有するポリスチレン球体1000mlの上に噴霧し、その間にこれらを上向きの空気流中で懸濁させた。この球体1リットルを合金溶液でさらに被覆した。2番目の層のための溶液は、48.5%Ni、50.5%Al、0.9%Crおよび0.5%Fe合金粉末(この合金を誘導炉中で溶融し、るつぼに流し込み、空気中で冷却し、サイズを小さくし、かつ粉末の粒度分布は<63μmであった)1203g、純粋なニッケル粉末(99%Niおよびd50=21μm)90gおよび約2質量%のポリビニルアルコールの含量を有する水溶液1083mlから成っていた。次に、この懸濁液をNi/Al/Cr/Feで予めコーティングした前記のポリスチレン球体1000mlの上に噴霧し、その間にこれらを上向きの空気流(窒素および他の気体を使用することもできる)中で懸濁させた。ポリスチレン球体を前記の溶液でコーティングした後に、この球体を500℃まで加熱してポリスチレンを完全燃焼した。次に中空のNi/Al/Cr/Fe球体を800℃まで加熱して合金粒子とニッケル粉末を一緒にか焼した。次に中空球を20%濃度の水酸化ナトリウム水溶液中、80℃で約1.5時間活性化した。得られた活性化した中空球は、約3.3mmの直径および約700μmのシェル厚を有していた。この触媒を、HReO−溶液でドーピングし、触媒のRe含量は、最終的には5%であった。この触媒の20ml(17.59g)を使用例1に倣い試験した。この実験の結果は、表6に記載されている。
【0073】
【表6】
Figure 2004526686
【0074】
使用例2
アセトンからイソプロパノールに水素化する際の、例7〜18までの触媒の触媒活性を比較した。このために、触媒20mlを管状反応器に供給し、かつ細流相を試験した。反応温度は、75℃であり、反応は純粋なアセトンを用いて行い、かつ反応圧力は5バールであった。水素の流量は、120l/hであり、LHSVは4・1h であった。生成物混合物は、GCで分析した。
【0075】
例7
53%Niと47%Alの合金粉末(この合金を誘導炉中で溶融し、るつぼ中に流し込み、空気中で冷却し、サイズを小さくし、かつ粉末の粒度分布は<25μmであった)1730gおよび純粋なニッケル粉末(99%Niおよびd50=21μm)130gを、約2質量%のポリビニルアルコールの含量を有する水溶液1557ml中に懸濁させることにより、コーティング溶液を製造した。次に、この懸濁液を約2mmの直径を有するポリスチレン球体1000mlの上に噴霧し、その間にこれらを上向きの空気流中で懸濁させた。この球体1リットルを合金溶液でさらに被覆した。2番目の層のための溶液は、53%Ni、47%Al合金粉末(この合金を誘導炉中で溶融し、るつぼに流し込み、空気中で冷却し、サイズを小さくし、かつ粉末の粒度分布は<25μmであった)1203g、純粋なニッケル粉末(99%Niおよびd50=21μm)90gおよび約2質量%のポリビニルアルコールの含量を有する水溶液1083mlから成っていた。次に、この懸濁液をNi/Alで予めコーティングした前記のポリスチレン球体1000mlの上に噴霧し、その間にこれらを上向きの空気流(窒素および他の気体を使用することもできる)中で懸濁させた。ポリスチレン球体を前記の溶液でコーティングした後に、この球体を500℃まで加熱してポリスチレンを完全燃焼した。次に中空のNi/Al球体を800℃まで加熱して合金粒子とニッケル粉末を一緒にか焼した。次に中空球を20%濃度の水酸化ナトリウム水溶液中、80℃で約1.5時間活性化した。得られた活性化した中空球は、約3.7mmの直径および約700μmのシェル厚を有していた。この触媒の20ml(19.59g)を使用例2に倣い試験した。この実験の結果は、表7に記載されている。
【0076】
例8
例1の触媒20ml(17.69g)を使用例2に倣って試験した。この試験の結果は表7に記載されている。
【0077】
例9
例2の触媒20ml(13.44g)を使用例2に倣って試験した。この試験の結果は表7に記載されている。
【0078】
例10
例3の触媒20ml(13.44g)を使用例2に倣って試験した。この試験の結果は表7に記載されている。
【0079】
例11
48%Ni、49%Al、1.3%Crおよび1.0%Fe合金粉末(この合金を誘導炉中で溶融し、るつぼ中に流し込み、空気中で冷却し、サイズを小さくし、かつ粉末の粒度分布は<65μmであった)1730gおよび純粋なニッケル粉末(99%Niおよびd50=21μm)130gを、約2質量%のポリビニルアルコールの含量を有する水溶液1557ml中に懸濁させることにより、コーティング溶液を製造した。次に、この懸濁液を約2mmの直径を有するポリスチレン球体1000mlの上に噴霧し、その間にこれらを上向きの空気流中で懸濁させた。この球体1リットルを合金溶液でさらに被覆した。2番目の層のための溶液は、48%Ni、49%Al、1.3%Crおよび1.0%Fe合金粉末(この合金を誘導炉中で溶融し、るつぼに流し込み、空気中で冷却し、サイズを小さくし、かつ粉末の粒度分布は<65μmであった)1203g、純粋なニッケル粉末(99%Niおよびd50=21μm)90gおよび約2質量%のポリビニルアルコールの含量を有する水溶液1083mlから成っていた。次に、この懸濁液をNi/Al/Cr/Feで予めコーティングした前記のポリスチレン球体1000mlの上に噴霧し、その間にこれらを上向きの空気流(窒素および他の気体を使用することもできる)中で懸濁させた。ポリスチレン球体を前記の溶液でコーティングした後に、この球体を500℃まで加熱してポリスチレンを完全燃焼した。次に中空のNi/Al/Cr/Fe球体を800℃まで加熱して合金粒子とニッケル粉末を一緒にか焼した。次に中空球を20%濃度の水酸化ナトリウム水溶液中、80℃で約1.5時間活性化した。得られた活性化した中空球は、約6mmの直径および約700μmのシェル厚を有していた。この触媒の20ml(9.48g)を使用例2に倣い試験した。この実験の結果は、表7に記載されている。
【0080】
例12
53%Niと47%Alの合金粉末(この合金を誘導炉中で溶融し、るつぼ中に流し込み、空気中で冷却し、サイズを小さくし、かつ粉末の粒度分布は<25μmであった)1730gおよび純粋なニッケル粉末(99%Niおよびd50=21μm)130gを、約2質量%のポリビニルアルコールの含量を有する水溶液1557ml中に懸濁させることにより、コーティング溶液を製造した。次に、この懸濁液を約2mmの直径を有するポリスチレン球体1000mlの上に噴霧し、その間にこれらを上向きの空気流中で懸濁させた。この球体1リットルを合金溶液でさらに被覆した。2番目の層のための溶液は、53%Niと47%Alの合金粉末(この合金を誘導炉中で溶融し、るつぼに流し込み、空気中で冷却し、サイズを小さくし、かつ粉末の粒度分布は<25μmであった)1203g、純粋なニッケル粉末(99%Niおよびd50=21μm)90gおよび約2質量%のポリビニルアルコールの含量を有する水溶液1083mlから成っていた。次に、この懸濁液をNi/Alで予めコーティングした前記のポリスチレン球体1000mlの上に噴霧し、その間にこれらを上向きの空気流(窒素および他の気体を使用することもできる)中で懸濁させた。ポリスチレン球体を前記の溶液でコーティングした後に、この球体を500℃まで加熱してポリスチレンを完全燃焼した。次に中空のNi/Al球体を800℃まで加熱して合金粒子とニッケル粉末を一緒にか焼した。次に中空球を20%濃度の水酸化ナトリウム水溶液中、80℃で約1.5時間活性化した。得られた活性化した中空球は、約4mmの直径および約700μmのシェル厚を有していた。この触媒の20ml(16.59g)を使用例2に倣い試験した。この実験の結果は、表7に記載されている。
【0081】
例13
53%Niと47%Alの合金粉末(この合金を誘導炉中で溶融し、るつぼ中に流し込み、空気中で冷却し、サイズを小さくし、かつ粉末の粒度分布は<25μmであった)1730gおよび純粋なニッケル粉末(99%Niおよびd50=21μm)130gを、約2質量%のポリビニルアルコールの含量を有する水溶液1557ml中に懸濁させることにより、コーティング溶液を製造した。次に、この懸濁液を約2mmの直径を有するポリスチレン球体1000mlの上に噴霧し、その間にこれらを上向きの空気流中で懸濁させた。この球体1リットルを合金溶液でさらに被覆した。2番目の層のための溶液は、53%Niと47%Alの合金粉末(この合金を誘導炉中で溶融し、るつぼに流し込み、空気中で冷却し、サイズを小さくし、かつ粉末の粒度分布は<65μmであった)1203g、純粋なニッケル粉末(99%Niおよびd50=21μm)90gおよび約2質量%のポリビニルアルコールの含量を有する水溶液1083mlから成っていた。次に、この懸濁液をNi/Alで予めコーティングした前記のポリスチレン球体1000mlの上に噴霧し、その間にこれらを上向きの空気流(窒素および他の気体を使用することもできる)中で懸濁させた。ポリスチレン球体を前記の溶液でコーティングした後に、この球体を500℃まで加熱してポリスチレンを完全燃焼した。次に中空のNi/Al球体を800℃まで加熱して合金粒子とニッケル粉末を一緒にか焼した。次に中空球を20%濃度の水酸化ナトリウム水溶液中、80℃で約1.5時間活性化した。得られた活性化した中空球は、約4mmの直径および約700μmのシェル厚を有していた。この触媒の20ml(16.28g)を使用例2に倣い試験した。この実験の結果は、表7に記載されている。
【0082】
例14
53%Niと47%Alの合金粉末(この合金を誘導炉中で溶融し、るつぼ中に流し込み、空気中で冷却し、サイズを小さくし、かつ粉末の粒度分布は<65μmであった)1730gおよび純粋なニッケル粉末(99%Niおよびd50=21μm)130gを、約2質量%のポリビニルアルコールの含量を有する水溶液1557ml中に懸濁させることにより、コーティング溶液を製造した。次に、この懸濁液を約2mmの直径を有するポリスチレン球体1000mlの上に噴霧し、その間にこれらを上向きの空気流中で懸濁させた。この球体1リットルを合金溶液でさらに被覆した。2番目の層のための溶液は、53%Niと47%Alの合金粉末(この合金を誘導炉中で溶融し、るつぼに流し込み、空気中で冷却し、サイズを小さくし、かつ粉末の粒度分布は<65μmであった)1203g、純粋なニッケル粉末(99%Niおよびd50=21μm)90gおよび約2質量%のポリビニルアルコールの含量を有する水溶液1083mlから成っていた。次に、この懸濁液をNi/Alで予めコーティングした前記のポリスチレン球体1000mlの上に噴霧し、その間にこれらを上向きの空気流(窒素および他の気体を使用することもできる)中で懸濁させた。ポリスチレン球体を前記の溶液でコーティングした後に、この球体を500℃まで加熱してポリスチレンを完全燃焼した。次に中空のNi/Al球体を800℃まで加熱して合金粒子とニッケル粉末を一緒にか焼した。次に中空球を20%濃度の水酸化ナトリウム水溶液中、80℃で約1.5時間活性化した。得られた活性化した中空球は、約4mmの直径および約700μmのシェル厚を有していた。この触媒の20ml(15.86g)を使用例2に倣い試験した。この実験の結果は、表7に記載されている。
【0083】
例15
53%Niと47%Alの合金粉末(この合金を誘導炉中で溶融し、るつぼ中に流し込み、空気中で冷却し、サイズを小さくし、かつ粉末の粒度分布は<65μmであった)1730gおよび純粋なニッケル粉末(99%Niおよびd50=21μm)130gを、約2質量%のポリビニルアルコールの含量を有する水溶液1557ml中に懸濁させることにより、コーティング溶液を製造した。次に、この懸濁液を約2mmの直径を有するポリスチレン球体1000mlの上に噴霧し、その間にこれらを上向きの空気流中で懸濁させた。この球体1リットルを合金溶液でさらに被覆した。2番目の層のための溶液は、53%Niと47%Alの合金粉末(この合金を誘導炉中で溶融し、るつぼに流し込み、空気中で冷却し、サイズを小さくし、かつ粉末の粒度分布は<65μmであった)1203g、純粋なニッケル粉末(99%Niおよびd50=21μm)90gおよび約2質量%のポリビニルアルコールの含量を有する水溶液1083mlから成っていた。次に、この懸濁液をNi/Alで予めコーティングした前記のポリスチレン球体1000mlの上に噴霧し、その間にこれらを上向きの空気流(窒素および他の気体を使用することもできる)中で懸濁させた。ポリスチレン球体を前記の溶液でコーティングした後に、この球体を500℃まで加熱してポリスチレンを完全燃焼した。次に中空のNi/Al球体を800℃まで加熱して合金粒子とニッケル粉末を一緒にか焼した。次に中空球を20%濃度の水酸化ナトリウム水溶液中、80℃で約1.5時間活性化した。得られた活性化した中空球は、約4mmの直径および約700μmのシェル厚を有していた。この触媒の20ml(16.19g)を使用例2に倣い試験した。この実験の結果は、表7に記載されている。
【0084】
例16
53%Niと47%Alの合金粉末(この合金を誘導炉中で溶融し、るつぼ中に流し込み、空気中で冷却し、サイズを小さくし、かつ粉末の粒度分布は<25μmであった)1730gおよび純粋なニッケル粉末(99%Niおよびd50=21μm)130gを、約2質量%のポリビニルアルコールの含量を有する水溶液1557ml中に懸濁させることにより、コーティング溶液を製造した。次に、この懸濁液を約2mmの直径を有するポリスチレン球体1000mlの上に噴霧し、その間にこれらを上向きの空気流中で懸濁させた。この球体1リットルを合金溶液でさらに被覆した。2番目の層のための溶液は、53%Niと47%Alの合金粉末(この合金を誘導炉中で溶融し、るつぼに流し込み、空気中で冷却し、サイズを小さくし、かつ粉末の粒度分布は<25μmであった)1203g、純粋なニッケル粉末(99%Niおよびd50=21μm)90gおよび約2質量%のポリビニルアルコールの含量を有する水溶液1083mlから成っていた。次に、この懸濁液をNi/Alで予めコーティングした前記のポリスチレン球体1000mlの上に噴霧し、その間にこれらを上向きの空気流(窒素および他の気体を使用することもできる)中で懸濁させた。ポリスチレン球体を前記の溶液でコーティングした後に、この球体を500℃まで加熱してポリスチレンを完全燃焼した。次に中空のNi/Al球体を800℃まで加熱して合金粒子とニッケル粉末を一緒にか焼した。次に中空球を20%濃度の水酸化ナトリウム水溶液中、80℃で約1.5時間活性化した。得られた活性化した中空球は、約3mmの直径および約700μmのシェル厚を有していた。この触媒の20ml(19.06g)を使用例2に倣い試験した。この実験の結果は、表7に記載されている。
【0085】
例17
易流動性のペレット化可能な触媒混合物を、50%Niと50%Alの合金粉末1000g(この合金を誘導炉中で溶融し、水でアトマイジングした)、純粋なニッケル粉末(99%Niおよびd50=21μm)75gおよびエチレン−ビス−ステアロイルアミド50gから成る触媒に関するEP 0648534 A1に倣って製造した。この混合物から、直径3mmおよび厚さ3mmのタブレットを圧縮した。成形された製品を700℃で2時間か焼した。か焼した後に、タブレットを80℃で2時間、20%濃度の水酸化ナトリウム溶液中で活性化した。この触媒の20ml(35.1g)を、使用例2に倣って試験した。その試験の結果は、表7に記載されている。
【0086】
例18
易流動性のペレット化可能な触媒混合物を、53%Niと47%Alの合金粉末(この合金を誘導炉中で溶融し、るつぼに流し込み、空気中で冷却し、かつサイズを小さくした)1000g、純粋なニッケル粉末(99%Niおよびd50=21μm)150gおよびエチレン−ビス−ステアロイルアミド50gから成る触媒に関するEP 0648534 A1に倣って製造した。この混合物から、直径3mmおよび厚さ3mmのタブレットを圧縮した。成形された製品を700℃で2時間か焼した。か焼した後に、タブレットを80℃で2時間、20%濃度の水酸化ナトリウム溶液中で活性化した。この触媒の20ml(42.74g)を、使用例2に倣って試験した。その試験の結果は、表7に記載されている。
【0087】
【表7】
Figure 2004526686
【0088】
使用例3
無水マレイン酸(MSA)から無水コハク酸(BSA)、1,4−ブタンジオール(BDO)、γ−ブチロールラクトン(GBL)およびテトラヒドロフラン(THF)への水素化の際の、例19〜21の触媒の触媒活性を比較した。このために、触媒40mlを管状反応器に供給し、かつ細流相中で試験した。反応温度は、195〜211℃であり、ジオキサン中のMSAの含量は、50質量%であり、かつ反応圧力は70バールであった。水素の流量は、60l/hであり、WHSVは0.116〜0.4767h であり、LHSVは0.54〜2.12h であった。生成物混合物はGCで分析した。
【0089】
例19
40%Ni、58.5%Al、1.0%Crおよび0.5%Fe合金粉末(この合金を誘導炉中で溶融し、るつぼ中に流し込み、水中でアトマイジングし、かつサイズを小さくした)1730gおよび純粋なニッケル粉末(99%Niおよびd50=21μm)130gを、約2質量%のポリビニルアルコールの含量を有する水溶液1557ml中に懸濁させることにより、コーティング溶液を製造した。次に、この懸濁液を約2mmの直径を有するポリスチレン球体1000mlの上に噴霧し、その間にこれらを上向きの空気流中で懸濁させた。この球体1リットルを合金溶液でさらに被覆した。2番目の層のための溶液は、40%Ni、58.5%Al、1.0%Crおよび0.5%Fe合金粉末(この合金を誘導炉中で溶融し、るつぼに流し込み、水中でアトマイジングし、かつサイズを小さくした)1203g、純粋なニッケル粉末(99%Niおよびd50=21μm)90gおよび約2質量%のポリビニルアルコールの含量を有する水溶液1083mlから成っていた。次に、この懸濁液をNi/Al/Cr/Feで予めコーティングした前記のポリスチレン球体1000mlの上に噴霧し、その間にこれらを上向きの空気流(窒素および他の気体を使用することもできる)中で懸濁させた。ポリスチレン球体を前記の溶液でコーティングした後に、この球体を500℃まで加熱してポリスチレンを完全燃焼した。次に中空のNi/Al/Cr/Fe球体を800℃まで加熱して合金粒子とニッケル粉末を一緒にか焼した。次に中空球を20%濃度の水酸化ナトリウム水溶液中、80℃で約1.5時間活性化した。得られた活性化した中空球は、約3.3mmの直径および約700μmのシェル厚を有していた。この触媒を、HReO−溶液でドーピングし、触媒のRe含量は、最終的には1%であった。この触媒の40ml(57.02g)を使用例3に倣い試験した。この実験の結果は、表8に記載されている。
【0090】
【表8】
Figure 2004526686
【0091】
例20
48.5%Ni、50.1%Al、0.9%Crおよび0.5%Fe合金粉末(この合金を誘導炉中で溶融し、るつぼ中に流し込み、空気中で冷却し、かつサイズを小さくし、かつ粉末の粒度分布は<63μmであった)1730gおよび純粋なニッケル粉末(99%Niおよびd50=21μm)130gを、約2質量%のポリビニルアルコールの含量を有する水溶液1557ml中に懸濁させることにより、コーティング溶液を製造した。次に、この懸濁液を約2mmの直径を有するポリスチレン球体1000mlの上に噴霧し、その間にこれらを上向きの空気流中で懸濁させた。この球体1リットルを合金溶液でさらに被覆した。2番目の層のための溶液は、48.5%Ni、50.5%Al、0.9%Crおよび0.5%Fe合金粉末(この合金を誘導炉中で溶融し、るつぼに流し込み、空気中で冷却し、サイズを小さくし、かつ粉末の粒度分布は<63μmであった)1203g、純粋なニッケル粉末(99%Niおよびd50=21μm)90gおよび約2質量%のポリビニルアルコールの含量を有する水溶液1083mlから成っていた。次に、この懸濁液をNi/Al/Cr/Feで予めコーティングした前記のポリスチレン球体1000mlの上に噴霧し、その間にこれらを上向きの空気流(窒素および他の気体を使用することもできる)中で懸濁させた。ポリスチレン球体を前記の溶液でコーティングした後に、この球体を500℃まで加熱してポリスチレンを完全燃焼した。次に中空のNi/Al/Cr/Fe球体を800℃まで加熱して合金粒子とニッケル粉末を一緒にか焼した。次に中空球を20%濃度の水酸化ナトリウム水溶液中、80℃で約1.5時間活性化した。得られた活性化した中空球は、約3.3mmの直径および約700μmのシェル厚を有していた。この触媒を、HReO−溶液でドーピングし、触媒のRe含量は、最終的には1.5%であった。この触媒の40ml(37.75g)を使用例3に倣い試験した。この実験の結果は、表9に記載されている。
【0092】
【表9】
Figure 2004526686
【0093】
例21
48.5%Ni、50.1%Al、0.9%Crおよび0.5%Fe合金粉末(この合金を誘導炉中で溶融し、るつぼ中に流し込み、空気中で冷却し、かつサイズを小さくし、粉末の粒度分布は<63μmであった)1730gおよび純粋なニッケル粉末(99%Niおよびd50=21μm)130gを、約2質量%のポリビニルアルコールの含量を有する水溶液1557ml中に懸濁させることにより、コーティング溶液を製造した。次に、この懸濁液を約2mmの直径を有するポリスチレン球体1000mlの上に噴霧し、その間にこれらを上向きの空気流中で懸濁させた。この球体1リットルを合金溶液でさらに被覆した。2番目の層のための溶液は、48.5%Ni、50.5%Al、0.9%Crおよび0.5%Fe合金粉末(この合金を誘導炉中で溶融し、るつぼに流し込み、空気中で冷却し、サイズを小さくし、かつ粉末の粒度分布は<63μmであった)1203g、純粋なニッケル粉末(99%Niおよびd50=21μm)90gおよび約2質量%のポリビニルアルコールの含量を有する水溶液1083mlから成っていた。次に、この懸濁液をNi/Al/Cr/Feで予めコーティングした前記のポリスチレン球体1000mlの上に噴霧し、その間にこれらを上向きの空気流(窒素および他の気体を使用することもできる)中で懸濁させた。ポリスチレン球体を前記の溶液でコーティングした後に、この球体を500℃まで加熱してポリスチレンを完全燃焼した。次に中空のNi/Al/Cr/Fe球体を800℃まで加熱して合金粒子とニッケル粉末を一緒にか焼した。次に中空球を20%濃度の水酸化ナトリウム水溶液中、80℃で約1.5時間活性化した。得られた活性化した中空球は、約3.3mmの直径および約700μmのシェル厚を有していた。この触媒を、HReO−溶液でドーピングし、触媒のRe含量は、最終的には5%であった。この触媒の40ml(37.75g)を使用例3に倣い試験した。この実験の結果は、表10に記載されている。
【0094】
【表10】
Figure 2004526686
【0095】
使用例4
脂肪酸メチルエステルから脂肪族アルコールへの水素化の際の、例22〜24の触媒の触媒活性を比較した。このために、触媒72gをオートクレーブ中のバスケットに装入し、かつ液相中で試験した。反応温度は200℃であり、脂肪酸メチルエステルの量は500mlであった。溶液を1000rpmで撹拌し、かつ反応圧力は200バールであった。生成物混合物をGCで分析した。
【0096】
例22
易流動性のペレット化可能な触媒混合物を、53%Niと47%Alの合金粉末(この合金を誘導炉中で溶融し、るつぼ中に流し込み、空気中で冷却し、かつサイズを小さくした)1000g、ニッケル粉末(99%Niおよびd50=21μm)150gおよびエチレン−ビス−ステアロイルアミド50gから成る触媒に関するEP 0648534 A1に倣って製造した。この混合物から、3mmの直径および3mmの厚さを有するタブレットを圧縮した。成形された生成物を700℃で2時間か焼した。か焼の後、タブレットを80℃で2時間、20%濃度の水酸化ナトリウム水溶液中で活性化した。この触媒を、HReO−溶液でドーピングし、触媒のRe含量は、最終的には3%であった。この触媒の72gを使用例4により試験した。この実験の結果は、表11に記載されている。
【0097】
【表11】
Figure 2004526686
【0098】
例23
48.5%Ni、50.1%Al、0.9%Crおよび0.5%Fe合金粉末(この合金を誘導炉中で溶融し、るつぼ中に流し込み、空気中で冷却し、サイズを小さくし、かつ粉末の粒度分布は<63μmであった)1730gおよび純粋なニッケル粉末(99%Niおよびd50=21μm)130gを、約2質量%のポリビニルアルコールの含量を有する水溶液1557ml中に懸濁させることにより、コーティング溶液を製造した。次に、この懸濁液を約2mmの直径を有するポリスチレン球体1000mlの上に噴霧し、その間にこれらを上向きの空気流中で懸濁させた。この球体1リットルを合金溶液でさらに被覆した。2番目の層のための溶液は、48.5%Ni、50.5%Al、0.9%Crおよび0.5%Fe合金粉末(この合金を誘導炉中で溶融し、るつぼに流し込み、空気中で冷却し、サイズを小さくし、かつ粉末の粒度分布は<63μmであった)1203g、純粋なニッケル粉末(99%Niおよびd50=21μm)90gおよび約2質量%のポリビニルアルコールの含量を有する水溶液1083mlから成っていた。次に、この懸濁液をNi/Al/Cr/Feで予めコーティングした前記のポリスチレン球体1000mlの上に噴霧し、その間にこれらを上向きの空気流(窒素および他の気体を使用することもできる)中で懸濁させた。ポリスチレン球体を前記の溶液でコーティングした後に、この球体を500℃まで加熱してポリスチレンを完全燃焼した。次に中空のNi/Al/Cr/Fe球体を800℃まで加熱して合金粒子とニッケル粉末を一緒にか焼した。次に中空球を20%濃度の水酸化ナトリウム水溶液中、80℃で約1.5時間活性化した。得られた活性化した中空球は、約3.3mmの直径および約700μmのシェル厚を有していた。この触媒を、HReO−溶液でドーピングし、触媒のRe含量は、最終的には3%であった。この触媒の72gを使用例4に倣い試験した。この実験の結果は、表12に記載されている。
【0099】
【表12】
Figure 2004526686
【0100】
例24
48.5%Ni、50.1%Al、0.9%Crおよび0.5%Fe合金粉末(この合金を誘導炉中で溶融し、るつぼ中に流し込み、空気中で冷却し、サイズを小さくし、粉末の粒度分布は<63μmであった)1730gおよび純粋なニッケル粉末(99%Niおよびd50=21μm)130gを、約2質量%のポリビニルアルコールの含量を有する水溶液1557ml中に懸濁させることにより、コーティング溶液を製造した。次に、この懸濁液を約2mmの直径を有するポリスチレン球体1000mlの上に噴霧し、その間にこれらを上向きの空気流中で懸濁させた。この球体1リットルを合金溶液でさらに被覆した。2番目の層のための溶液は、48.5%Ni、50.5%Al、0.9%Crおよび0.5%Fe合金粉末(この合金を誘導炉中で溶融し、るつぼに流し込み、空気中で冷却し、サイズを小さくし、かつ粉末の粒度分布は<63μmであった)1203g、純粋なニッケル粉末(99%Niおよびd50=21μm)90gおよび約2質量%のポリビニルアルコールの含量を有する水溶液1083mlから成っていた。次に、この懸濁液をNi/Al/Cr/Feで予めコーティングした前記のポリスチレン球体1000mlの上に噴霧し、その間にこれらを上向きの空気流(窒素および他の気体を使用することもできる)中で懸濁させた。ポリスチレン球体を前記の溶液でコーティングした後に、この球体を500℃まで加熱してポリスチレンを完全燃焼した。次に中空のNi/Al/Cr/Fe球体を800℃まで加熱して合金粒子とニッケル粉末を一緒にか焼した。次に中空球を20%濃度の水酸化ナトリウム水溶液中、80℃で約1.5時間活性化した。得られた活性化した中空球は、約3.3mmの直径および約700μmのシェル厚を有していた。この触媒を、HReO−溶液でドーピングし、触媒のRe含量は、最終的には4.5%であった。この触媒の72gを使用例4に倣い試験した。この実験の結果は、表13に記載されている。
【0101】
【表13】
Figure 2004526686

Claims (29)

  1. ラネーによる成形された水素化触媒の存在で、カルボニル化合物を水素または水素含有気体で接触水素化することによるアルコールの製法において、ラネー触媒を中空体の形で使用することを特徴とする、アルコールの製法。
  2. 中空体の形のラネー触媒は、ニッケル、コバルト、銅、鉄、白金、パラジウム、ルテニウムまたはこれらの金属から成る混合物を触媒活性成分として含有することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. ラネー触媒は中空球の形で存在する、請求項1または2に記載の方法。
  4. 使用されるラネー触媒の嵩密度は、0.3g/ml〜1.3g/mlの範囲内である、請求項1から3までのいずれか1項に記載の方法。
  5. 使用される触媒成形体は、0.05〜20mmの範囲内の直径を有する、請求項1から4までのいずれか1項に記載の方法。
  6. 使用される触媒成形体は、0.05〜5mm、有利には0.1〜5mmの範囲内のシェル厚を有する、請求項1から5までのいずれか1項に記載の方法。
  7. 方法において使用される触媒成形体は、無機バインダーを含有する、請求項1から6までのいずれか1項に記載の方法。
  8. 方法において使用される触媒形成体は、バインダーを含有しない、請求項1から6までのいずれか1項に記載の方法。
  9. 使用されるコバルト触媒は、周期系の3B〜7B、8および1B族、特にクロム、マンガン、鉄、バナジウム、タンタル、チタン、タングステン、モリブデン、レニウムおよび/または白金族の金属の群から成る1種以上の元素でドーピングされている、請求項1から8までのいずれか1項に記載の方法。
  10. 使用されるコバルト触媒は、周期系の1A、2A、2Bおよび/または3A族および/またはゲルマニウム、スズ、鉛、アンチモンまたはビスマスの群から成る1種以上の元素でドーピングされている、請求項1から9までのいずれか1項に記載の方法。
  11. 水素化を固定床反応器または懸濁液反応器中で連続的な運転で実施する、請求項1から10までのいずれか1項に記載の方法。
  12. 水素化をバッチ法で実施する、請求項1から10までのいずれか1項に記載の方法。
  13. 生成物は、一般式RCH−OH(式中、RおよびRは、相互に独立に脂肪族および/または芳香族、非分枝および/または分枝、置換および/または非置換、飽和および/または不飽和の基または水素である)を有するアルコールである、請求項1から12までのいずれか1項に記載の方法。
  14. 生成物として、一般式RCH−OH[式中、RおよびRは、相互に独立にメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、tert.−ブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、n−ヘプチル基、n−オクチル基、イソオクチル基、n−ノニル基、n−デシル基、n−ウンデシル基および/またはn−ドデシル基および/または一般式HC−(CH−の基(式中、nは11〜30の整数である)または水素である]を有するアルコールが得られる、請求項13に記載の方法。
  15. 基Rおよび/またはRは、F−、Cl−、Br−、I−、NO−、NH−、OH−、CN−、アルキル−、アリール−、アルケニル−、アルキニル−、O=C−、HOOC−、HNOC−、ROOC−、RO−(R=アルキル、アリール、アルケニルまたはアルキニル)の群からの1種以上の基で置換されている、請求項13または14に記載の方法。
  16. 生成物として、2個以上のヒドロキシル基を含有するアルコールが得られる、請求項13または14に記載の方法。
  17. 生成物として、一般式Ar−(CHCRH−OH(式中、Arは、非置換、または1回、2回、3回、4回または5回置換された単核の芳香族基または任意に置換された多核の芳香族基であり、mは0〜20の整数であり、かつRは置換または非置換のアルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アルケニル基またはアルキニル基である)を有するアルコールが得られる、請求項13に記載の方法。
  18. 一般式HO−(CH−OH(式中、pは2〜30の整数である)のジオール、特にp=2、3、4、5、6、7および8であるジオールが得られる、請求項16に記載の方法。
  19. 生成物が糖アルコールとして得られる、請求項16に記載の方法。
  20. 生成物は、ケトース、アルドースまたはケトースとアルドースとの混合物の水素化からの糖アルコールである、請求項1から12までのいずれか1項に記載の方法。
  21. 生成物は、デキストロースの水素化からのソルビトールである、請求項1から12までのいずれか1項に記載の方法。
  22. 生成物は、フルクトースからのソルビトールとマンニトールから成る混合物の水素化からのソルビトールである、請求項1から12までのいずれか1項に記載の方法。
  23. 生成物は、キシロースの水素化からのキシリトールである、請求項1から12までのいずれか1項に記載の方法。
  24. 生成物は、マルトースの水素化からのマルチトールである、請求項1から12までのいずれか1項に記載の方法。
  25. 生成物は、イソマルトースの水素化からのイソマルチトールである、請求項1から12までのいずれか1項に記載の方法。
  26. 生成物は、ガラクトースの水素化からのズルシトールである、請求項1から12までのいずれか1項に記載の方法。
  27. 生成物は、ラクトースの水素化からのラクチトールである、請求項1から12までのいずれか1項に記載の方法。
  28. 生成物は、脂肪酸メチルエステルの水素化からの脂肪族アルコールである、請求項1から12までのいずれか1項に記載の方法。
  29. 生成物は、MSAの水素化からのBSA、GBL、BDOおよび/またはTHFである、請求項1から12までのいずれか1項に記載の方法。
JP2002552881A 2000-12-23 2001-12-21 カルボニル化合物の水素化によるアルコールの製法 Pending JP2004526686A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE10065029A DE10065029A1 (de) 2000-12-23 2000-12-23 Verfahren zur Herstellung von Alkoholen durch Hydrierung von Carbonylverbindungen
EP0112567 2001-10-31
PCT/EP2001/015264 WO2002051779A2 (de) 2000-12-23 2001-12-21 Verfahren zur herstellung von alkoholen durch hydrierung von carbonylverbindungen

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004526686A true JP2004526686A (ja) 2004-09-02

Family

ID=26008090

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002552881A Pending JP2004526686A (ja) 2000-12-23 2001-12-21 カルボニル化合物の水素化によるアルコールの製法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6486366B1 (ja)
JP (1) JP2004526686A (ja)
CN (1) CN1487911A (ja)
AU (1) AU2002240870A1 (ja)
WO (1) WO2002051779A2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006111628A (ja) * 2004-10-15 2006-04-27 Roquette Freres L−イジトールの製造方法
JP2007070358A (ja) * 2005-09-07 2007-03-22 Air Products & Chemicals Inc アセトンの水素化
JP2010520040A (ja) * 2007-03-01 2010-06-10 エボニック デグサ ゲーエムベーハー 中空形材からなる混合酸化物触媒
JP2012200660A (ja) * 2011-03-25 2012-10-22 National Institute For Materials Science 金属触媒構造体及びその製造方法
JP2019501193A (ja) * 2016-01-07 2019-01-17 ハルドール・トプサー・アクチエゼルスカベット 糖からエチレングリコールを製造する方法
JP2019536628A (ja) * 2016-11-22 2019-12-19 ダブリュー・アール・グレース・アンド・カンパニー−コーンW R Grace & Co−Conn 摩耗を低減させた触媒を製造するための方法
WO2022244797A1 (ja) * 2021-05-19 2022-11-24 株式会社日本触媒 イソプロピルアルコールの製造方法

Families Citing this family (128)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1127613A1 (de) * 2000-02-18 2001-08-29 Degussa AG Geformter Festbettraney-Kupferkatalysator zur Verwendung bei der Dehydrierung von Alkoholen
DE10101646A1 (de) * 2001-01-16 2002-07-18 Degussa Verfahren zur Herstellung von gesättigten organischen Verbindungen
TWI301480B (en) * 2001-11-16 2008-10-01 Shell Int Research Process for the hydrogenation of acetone
AU2003276139A1 (en) * 2003-10-22 2005-05-19 Degussa Ag The use of ir, near ir, visible and uv radiation for the preparation of catalysts
US6919489B1 (en) * 2004-03-03 2005-07-19 Eastman Chemical Company Process for a cyclohexanedimethanol using raney metal catalysts
CA2496839A1 (en) 2004-07-19 2006-01-19 Woodland Chemical Systems Inc. Process for producing ethanol from synthesis gas rich in carbon monoxide
EP1809596A1 (en) * 2004-11-10 2007-07-25 Degussa GmbH The fixed bed hydrogenation of fatty nitriles to fatty amines
WO2006050749A1 (en) * 2004-11-12 2006-05-18 Degussa Gmbh Process for modifiying catalysts and the use of the catalysts
WO2007028411A1 (en) * 2005-09-08 2007-03-15 Evonik Degussa Gmbh The production and use of supported activated base metal catalysts for organic transformation
NZ569246A (en) 2005-12-21 2011-06-30 Virent Energy Systems Inc Catalysts and method for reforming oxygenated compounds
ES2539761T3 (es) 2006-04-05 2015-07-03 Woodland Biofuels Inc. Sistema y método para convertir biomasa en etanol a través del gas de síntesis
DE102006019044A1 (de) * 2006-04-25 2007-10-31 Merck Patent Gmbh Antioxidantien
GB2437517A (en) 2006-04-27 2007-10-31 Danisco Sweeteners Oy Catalytic hydrogenation of sugar to sugar alcohol, using increasing reaction temperature and/or addition of monocarboxylic acid to maintain catalyst activity
WO2008140617A2 (en) 2006-12-20 2008-11-20 Virent Energy Systems, Inc. Reactor system for producing gaseous products
US8053615B2 (en) 2007-03-08 2011-11-08 Virent Energy Systems, Inc. Synthesis of liquid fuels and chemicals from oxygenated hydrocarbons
US8309773B2 (en) 2010-02-02 2012-11-13 Calanese International Corporation Process for recovering ethanol
US8309772B2 (en) 2008-07-31 2012-11-13 Celanese International Corporation Tunable catalyst gas phase hydrogenation of carboxylic acids
US8338650B2 (en) 2008-07-31 2012-12-25 Celanese International Corporation Palladium catalysts for making ethanol from acetic acid
US8546622B2 (en) 2008-07-31 2013-10-01 Celanese International Corporation Process for making ethanol from acetic acid using acidic catalysts
US8304586B2 (en) 2010-02-02 2012-11-06 Celanese International Corporation Process for purifying ethanol
US8471075B2 (en) 2008-07-31 2013-06-25 Celanese International Corporation Processes for making ethanol from acetic acid
US8501652B2 (en) 2008-07-31 2013-08-06 Celanese International Corporation Catalysts for making ethanol from acetic acid
US7816565B2 (en) * 2008-07-31 2010-10-19 Celanese International Corporation Direct and selective production of acetaldehyde from acetic acid utilizing a supported metal catalyst
US8637714B2 (en) 2008-07-31 2014-01-28 Celanese International Corporation Process for producing ethanol over catalysts containing platinum and palladium
US8680317B2 (en) 2008-07-31 2014-03-25 Celanese International Corporation Processes for making ethyl acetate from acetic acid
NZ591808A (en) 2008-08-27 2012-12-21 Virent Inc Synthesis of C6+ alkanes from saccharides utilising multistage catalytic processes
US8697924B2 (en) 2008-09-05 2014-04-15 Shell Oil Company Liquid fuel compositions
US8178715B2 (en) * 2008-12-31 2012-05-15 Celanese International Corporation Integrated process for the production of vinyl acetate from acetic acid via acetaldehyde
EP2401073A4 (en) 2009-02-25 2015-11-18 Grace W R & Co PROCESS FOR THE PREPARATION OF 1,2-PROPANEDIOL FROM THE HYDROGENATION OF GLYCEROL
US8450535B2 (en) 2009-07-20 2013-05-28 Celanese International Corporation Ethanol production from acetic acid utilizing a cobalt catalyst
US8680321B2 (en) 2009-10-26 2014-03-25 Celanese International Corporation Processes for making ethanol from acetic acid using bimetallic catalysts
US8710277B2 (en) 2009-10-26 2014-04-29 Celanese International Corporation Process for making diethyl ether from acetic acid
US9447347B2 (en) 2009-12-31 2016-09-20 Shell Oil Company Biofuels via hydrogenolysis-condensation
US9303226B2 (en) 2009-12-31 2016-04-05 Shell Oil Company Direct aqueous phase reforming of bio-based feedstocks
US8211821B2 (en) 2010-02-01 2012-07-03 Celanese International Corporation Processes for making tin-containing catalysts
US8728179B2 (en) 2010-02-02 2014-05-20 Celanese International Corporation Ethanol compositions
US8932372B2 (en) 2010-02-02 2015-01-13 Celanese International Corporation Integrated process for producing alcohols from a mixed acid feed
WO2011097246A1 (en) 2010-02-02 2011-08-11 Celanese International Corporation Preparation and use of a catalyst for producing ethanol comprising a crystalline support modifier
US8222466B2 (en) 2010-02-02 2012-07-17 Celanese International Corporation Process for producing a water stream from ethanol production
US8344186B2 (en) 2010-02-02 2013-01-01 Celanese International Corporation Processes for producing ethanol from acetaldehyde
US8747492B2 (en) 2010-02-02 2014-06-10 Celanese International Corporation Ethanol/fuel blends for use as motor fuels
US8858659B2 (en) 2010-02-02 2014-10-14 Celanese International Corporation Processes for producing denatured ethanol
US8460405B2 (en) 2010-02-02 2013-06-11 Celanese International Corporation Ethanol compositions
US8668750B2 (en) 2010-02-02 2014-03-11 Celanese International Corporation Denatured fuel ethanol compositions for blending with gasoline or diesel fuel for use as motor fuels
US8680343B2 (en) 2010-02-02 2014-03-25 Celanese International Corporation Process for purifying ethanol
US8575403B2 (en) 2010-05-07 2013-11-05 Celanese International Corporation Hydrolysis of ethyl acetate in ethanol separation process
US8541633B2 (en) 2010-02-02 2013-09-24 Celanese International Corporation Processes for producing anhydrous ethanol compositions
US8314272B2 (en) 2010-02-02 2012-11-20 Celanese International Corporation Process for recovering ethanol with vapor separation
US8754267B2 (en) 2010-05-07 2014-06-17 Celanese International Corporation Process for separating acetaldehyde from ethanol-containing mixtures
US8680342B2 (en) 2010-05-07 2014-03-25 Celanese International Corporation Process for recovering alcohol produced by hydrogenating an acetic acid feed stream comprising water
US8569551B2 (en) 2010-05-07 2013-10-29 Celanese International Corporation Alcohol production process integrating acetic acid feed stream comprising water from carbonylation process
WO2011143392A1 (en) 2010-05-12 2011-11-17 Shell Oil Company Process including hydrogenolysis of biomass followed by dehydrogenation and aldol condensation for producing alkanes
CA2798491A1 (en) 2010-05-12 2011-11-17 Juben Nemchand Chheda Process including hydrogenolysis of biomass followed by dehydrogenation and aldol condensation to produce alkanes
US9272970B2 (en) 2010-07-09 2016-03-01 Celanese International Corporation Hydrogenolysis of ethyl acetate in alcohol separation processes
US8664454B2 (en) 2010-07-09 2014-03-04 Celanese International Corporation Process for production of ethanol using a mixed feed using copper containing catalyst
WO2012148509A1 (en) 2011-04-26 2012-11-01 Celanese International Corporation Process for producing ethanol using a stacked bed reactor
US8710279B2 (en) 2010-07-09 2014-04-29 Celanese International Corporation Hydrogenolysis of ethyl acetate in alcohol separation processes
US8846988B2 (en) 2010-07-09 2014-09-30 Celanese International Corporation Liquid esterification for the production of alcohols
CN103619791B (zh) 2010-07-09 2015-06-24 国际人造丝公司 纯化乙醇产物的方法
IL207945A0 (en) 2010-09-02 2010-12-30 Robert Jansen Method for the production of carbohydrates
US8350098B2 (en) 2011-04-04 2013-01-08 Celanese International Corporation Ethanol production from acetic acid utilizing a molybdenum carbide catalyst
US8884081B2 (en) 2011-04-26 2014-11-11 Celanese International Corporation Integrated process for producing acetic acid and alcohol
US8933278B2 (en) 2011-04-26 2015-01-13 Celanese International Corporation Process for producing ethanol and reducing acetic acid concentration
US8927787B2 (en) 2011-04-26 2015-01-06 Celanese International Corporation Process for controlling a reboiler during alcohol recovery and reduced ester formation
US8686200B2 (en) 2011-04-26 2014-04-01 Celanese International Corporation Process to recover alcohol from an acidic residue stream
US8927784B2 (en) 2011-04-26 2015-01-06 Celanese International Corporation Process to recover alcohol from an ethyl acetate residue stream
US9024085B2 (en) 2011-04-26 2015-05-05 Celanese International Corporation Process to reduce ethanol recycled to hydrogenation reactor
US8754268B2 (en) 2011-04-26 2014-06-17 Celanese International Corporation Process for removing water from alcohol mixtures
US9024084B2 (en) 2011-04-26 2015-05-05 Celanese International Corporation Reduced energy alcohol separation process having controlled pressure
TW201302684A (zh) 2011-04-26 2013-01-16 Celanese Int Corp 由醋酸進料及再循環醋酸乙酯進料生產乙醇之製程
US8907141B2 (en) 2011-04-26 2014-12-09 Celanese International Corporation Process to recover alcohol with secondary reactors for esterification of acid
US9073816B2 (en) 2011-04-26 2015-07-07 Celanese International Corporation Reducing ethyl acetate concentration in recycle streams for ethanol production processes
US8927788B2 (en) 2011-04-26 2015-01-06 Celanese International Corporation Process to recover alcohol with reduced water from overhead of acid column
US9024082B2 (en) 2011-04-26 2015-05-05 Celanese International Corporation Using a dilute acid stream as an extractive agent
US9000232B2 (en) 2011-04-26 2015-04-07 Celanese International Corporation Extractive distillation of crude alcohol product
US9000233B2 (en) 2011-04-26 2015-04-07 Celanese International Corporation Process to recover alcohol with secondary reactors for hydrolysis of acetal
US8592635B2 (en) 2011-04-26 2013-11-26 Celanese International Corporation Integrated ethanol production by extracting halides from acetic acid
US8686199B2 (en) 2011-04-26 2014-04-01 Celanese International Corporation Process for reducing the concentration of acetic acid in a crude alcohol product
CN102850181B (zh) * 2011-06-30 2015-01-14 中国石油化工股份有限公司 一种高碳醇的制备方法
US8895786B2 (en) 2011-08-03 2014-11-25 Celanese International Corporation Processes for increasing alcohol production
US8853467B2 (en) 2011-08-19 2014-10-07 Celanese International Corporation Integrated process for producing ethanol
US8829253B2 (en) 2011-08-19 2014-09-09 Celanese International Corporation Integrated process for producing ethanol from methanol
US8853466B2 (en) 2011-08-19 2014-10-07 Celanese International Corporation Integrated process for producing ethanol from methanol
US8658843B2 (en) 2011-10-06 2014-02-25 Celanese International Corporation Hydrogenation catalysts prepared from polyoxometalate precursors and process for using same to produce ethanol while minimizing diethyl ether formation
US8536382B2 (en) 2011-10-06 2013-09-17 Celanese International Corporation Processes for hydrogenating alkanoic acids using catalyst comprising tungsten
US9617608B2 (en) 2011-10-10 2017-04-11 Virdia, Inc. Sugar compositions
US8686201B2 (en) 2011-11-09 2014-04-01 Celanese International Corporation Integrated acid and alcohol production process having flashing to recover acid production catalyst
US8614359B2 (en) 2011-11-09 2013-12-24 Celanese International Corporation Integrated acid and alcohol production process
US8704013B2 (en) 2011-11-09 2014-04-22 Celanese International Corporation Integrated process for producing ethanol
US8809599B2 (en) 2011-11-09 2014-08-19 Celanese International Corporation Integrated process for producing ethanol and water balance control
US8809598B2 (en) 2011-11-09 2014-08-19 Celanese International Corporation Producing ethanol using two different streams from acetic acid carbonylation process
US8703868B2 (en) 2011-11-28 2014-04-22 Celanese International Corporation Integrated process for producing polyvinyl alcohol or a copolymer thereof and ethanol
US9233899B2 (en) 2011-12-22 2016-01-12 Celanese International Corporation Hydrogenation catalysts having an amorphous support
US9000234B2 (en) 2011-12-22 2015-04-07 Celanese International Corporation Calcination of modified support to prepare hydrogenation catalysts
US8907139B2 (en) 2011-12-28 2014-12-09 Celanese International Corporation Process for acetal removal in the purification of a crude ethanol product
US8907142B2 (en) 2011-12-29 2014-12-09 Celanese International Corporation Process for promoting catalyst activity for ethyl acetate conversion
CN103282334B (zh) 2011-12-30 2015-11-25 国际人造丝公司 用于从加氢方法进行乙醇生产和回收的压力驱动蒸馏
US8981164B2 (en) 2012-01-06 2015-03-17 Celanese International Corporation Cobalt and tin hydrogenation catalysts
BR112014015584A8 (pt) 2012-01-06 2017-07-04 Celanese Int Corp catalisadores de hidrogenação com suportes modificados com cobalto
CN102584534B (zh) * 2012-01-18 2014-02-19 浙江华康药业股份有限公司 采用雷尼镍与雷尼铜协同催化加氢生产甘露醇的方法
US9051235B2 (en) 2012-02-07 2015-06-09 Celanese International Corporation Process for producing ethanol using a molar excess of hydrogen
US9353034B2 (en) 2012-02-07 2016-05-31 Celanese International Corporation Hydrogenation process with reduced residence time for vapor phase reactants
US9050585B2 (en) 2012-02-10 2015-06-09 Celanese International Corporation Chemisorption of ethyl acetate during hydrogenation of acetic acid to ethanol
US8729317B2 (en) 2012-02-15 2014-05-20 Celanese International Corporation Ethanol manufacturing process over catalyst with cesium and support comprising tungsten or oxides thereof
US8975452B2 (en) 2012-03-28 2015-03-10 Celanese International Corporation Process for producing ethanol by hydrocarbon oxidation and hydrogenation or hydration
US8772553B2 (en) 2012-10-26 2014-07-08 Celanese International Corporation Hydrogenation reaction conditions for producing ethanol
CN103785415B (zh) * 2012-10-31 2016-03-30 中国石油化工股份有限公司 羧酸加氢制备醇的钴铋催化剂
US8957262B2 (en) 2012-11-20 2015-02-17 Celanese International Corporation Olefin hydration for hydrogenation processes
US9000237B2 (en) 2012-12-20 2015-04-07 Celanese International Corporation Ethanol refining process using intermediate reboiler
EP3216522A1 (en) 2013-02-06 2017-09-13 Alantum Europe GmbH Surface modified metallic foam body, process for its production and use thereof
US8975450B2 (en) 2013-03-15 2015-03-10 Celanese International Corporation Ethanol and ethyl acetate production using an acetic acid and acetic anhydride mixed feed
US8926718B2 (en) 2013-03-15 2015-01-06 Celanese International Corporation Thermochemically produced ethanol compositions
CN103980089A (zh) * 2014-05-05 2014-08-13 大连理工大学 一种制备乙醇和异丙醇的方法
CN104478660B (zh) * 2014-11-12 2016-01-20 厦门大学 一种低温制备异丙醇的方法
EP3242871B1 (en) 2015-01-07 2019-11-06 Virdia, Inc. Methods for extracting and converting hemicellulose sugars
AU2017205691B2 (en) * 2016-01-07 2021-06-17 Haldor Topsøe A/S Process for the preparation of ethylene glycol from sugars
JP6774494B2 (ja) 2016-02-19 2020-10-21 インターコンチネンタル グレート ブランズ エルエルシー バイオマス源から複数の有用なストリームを形成するためのプロセス
JP2019530570A (ja) * 2016-09-23 2019-10-24 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se ドープされた構造化触媒成形体を含む触媒固定床を提供する方法
WO2018054759A1 (de) * 2016-09-23 2018-03-29 Basf Se Verfahren zur aktivierung eines katalysatorfestbetts, das monolithische katalysatorformkörper enthält oder aus monolithischen katalysatorformkörpern besteht
US20190345185A1 (en) * 2016-12-20 2019-11-14 Archer-Daniels-Midland Company Continuous process for hydrogenation of maltose to maltitol
CN106800578B (zh) * 2017-01-20 2019-07-05 石家庄华旭药业有限责任公司 一种高收率拉克替醇的制备方法
KR101902835B1 (ko) 2017-05-29 2018-10-01 한국화학연구원 부탄올을 이용한 프룩토스로부터 만니톨의 제조방법
CN109529870B (zh) * 2018-12-12 2021-07-23 万华化学集团股份有限公司 一种苯乙酮加氢催化剂及其制备方法
CN110734416B (zh) * 2019-10-10 2022-12-27 陕西师范大学 一种糠醛液相催化加氢制糠醇的方法
CN110981694B (zh) * 2019-12-25 2022-11-15 淄博诺奥化工有限公司 催化精馏制备异丙醇的绿色方法
CN113231072B (zh) * 2021-03-24 2022-04-26 西南化工研究设计院有限公司 一种丙酮加氢制异丙醇催化剂及应用
CN113024351B (zh) * 2021-03-24 2022-04-26 西南化工研究设计院有限公司 一种异丙醇的生产方法
CN114213214B (zh) * 2021-12-31 2023-06-13 中国林业科学研究院林产化学工业研究所 一种在温和条件下催化脂肪酸制备脂肪醇的方法

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE1278411B (de) * 1963-06-14 1968-09-26 Basf Ag Verfahren zur Herstellung von Katalysatoren oder Katalysatortraegern in Form von Hohlkugeln
DE1300905B (de) * 1964-11-05 1969-08-14 Basf Ag Verwendung perforierter Hohlkugeln als Verdraengungskoerper in Wirbelschichtreaktoren
US3538018A (en) * 1967-07-29 1970-11-03 Basf Ag Binary support system for fluidized catalysts
US3798176A (en) * 1968-07-19 1974-03-19 Osaka Yogyo Co Ltd Method for manufacturing a catalyst and its carrier having a vacant center or a dense center
BE758296A (fr) 1969-11-07 1971-04-01 Rhodiatoce Procede de fabrication d'hexamethylenediamine
DE2100373C3 (de) 1971-01-15 1979-04-12 Institut Chimitscheskich Nauk Akademii Nauk Kasachskoj Ssr Katalysator zum Hydrieren von Nitroverbindungen
DE2101856C3 (de) 1971-01-15 1974-11-07 Kasachskij Gosudarstwenny Uniwersitet Imeni S.M. Kirowa, Alma-Ata (Sowjetunion) Aluminium-Nickel-Legierung, insbesondere zur Verwendung als Katalysator für die Hydrierung von ungesättigten organischen Verbindungen
US4153578A (en) 1978-07-31 1979-05-08 Gaf Corporation Catalyst comprising Raney nickel with adsorbed molybdenum compound
US4637990A (en) * 1978-08-28 1987-01-20 Torobin Leonard B Hollow porous microspheres as substrates and containers for catalysts and method of making same
US4576926A (en) * 1984-04-23 1986-03-18 California Institute Of Technology Catalytic hollow spheres
DE3724156A1 (de) * 1987-07-22 1989-02-02 Norddeutsche Affinerie Verfahren zum herstellen von metallischen oder keramischen hohlkugeln
JP3560377B2 (ja) * 1995-01-06 2004-09-02 昭和電工株式会社 水素化触媒及びそれを用いた反応
DE19758788B4 (de) * 1997-01-17 2007-12-13 Südzucker Aktiengesellschaft Mannheim/Ochsenfurt Verfahren zur Hydrierung von Glucose oder Glucosegemischen mittels eines Schalenkatalysators
DE19933450A1 (de) * 1999-07-16 2001-01-18 Degussa Metallkatalysatoren

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006111628A (ja) * 2004-10-15 2006-04-27 Roquette Freres L−イジトールの製造方法
JP2007070358A (ja) * 2005-09-07 2007-03-22 Air Products & Chemicals Inc アセトンの水素化
JP2010520040A (ja) * 2007-03-01 2010-06-10 エボニック デグサ ゲーエムベーハー 中空形材からなる混合酸化物触媒
JP2012200660A (ja) * 2011-03-25 2012-10-22 National Institute For Materials Science 金属触媒構造体及びその製造方法
JP2019501193A (ja) * 2016-01-07 2019-01-17 ハルドール・トプサー・アクチエゼルスカベット 糖からエチレングリコールを製造する方法
JP2019536628A (ja) * 2016-11-22 2019-12-19 ダブリュー・アール・グレース・アンド・カンパニー−コーンW R Grace & Co−Conn 摩耗を低減させた触媒を製造するための方法
US11439988B2 (en) 2016-11-22 2022-09-13 W. R. Grace & Co.-Conn. Method for manufacturing catalysts with reduced attrition
JP7237845B2 (ja) 2016-11-22 2023-03-13 ダブリュー・アール・グレース・アンド・カンパニー-コーン 摩耗を低減させた触媒を製造するための方法
WO2022244797A1 (ja) * 2021-05-19 2022-11-24 株式会社日本触媒 イソプロピルアルコールの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2002051779A2 (de) 2002-07-04
CN1487911A (zh) 2004-04-07
AU2002240870A1 (en) 2002-07-08
US6486366B1 (en) 2002-11-26
WO2002051779A3 (de) 2003-03-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004526686A (ja) カルボニル化合物の水素化によるアルコールの製法
KR100549741B1 (ko) 카르보닐 화합물의 수소화 방법
JP4991533B2 (ja) 触媒成形体およびカルボニル化合物の水素化法
JP4664902B2 (ja) 触媒およびカルボニル化合物を水素化する方法
KR100576659B1 (ko) 카르보닐 화합물의 수소화 방법
US9132417B2 (en) Method for producing a supported hydrogenation catalyst having increased hydrogenation activity
US20080207953A1 (en) Catalyst and Method for Hyrogenating Carbonyl Compounds
US6284703B1 (en) Fixed bed catalysts
JP2015508401A (ja) イソソルビドからのテトラヒドロフラン−2,5−ジメタノールの生成
TW553772B (en) Fixed bed catalysts
JP2008505156A (ja) 触媒およびカルボニル化合物の水素化法
US20120197029A1 (en) Method for producing cyclicised compounds from organic acids having from 4 to 6 carbon atoms
EP0341907A1 (en) The production of alcohols and ethers by the catalysed hydrogenation of esters
KR100809133B1 (ko) 말레산 무수물을 테트라히드로푸란으로 수소첨가하기 위한다공성 촉매
US6787677B2 (en) Hydrogenation of carbonyl compounds
JP2001064219A (ja) アルコキシジヒドロピランからのペンタンジオールの製造方法
US7307040B2 (en) Method for the selective production of tetrahydrofuran by hydrogenating maleic acid anhydride
US20020193618A1 (en) Process for the preparation of saturated organic compounds
JPH02235827A (ja) アルカノールの製造法
JPH029873A (ja) ガンマーブチロラクトンの製造方法
JP3392812B2 (ja) ヒドロキシカルボン酸エステルの製造法
KR20050086481A (ko) 지지된 레늄 촉매 및 이 촉매를 사용하여 액상 카르보닐화합물을 수소화하는 방법
DE10065029A1 (de) Verfahren zur Herstellung von Alkoholen durch Hydrierung von Carbonylverbindungen
JP2004035464A (ja) カルボン酸及び/又はカルボン酸エステルの水素化方法