JP2004525527A - マイクロリソグラフィーの投射露光装置、光学システム、マイクロリソグラフィー投射レンズの製造方法、およびマイクロリソグラフィーによる構造化方法 - Google Patents

マイクロリソグラフィーの投射露光装置、光学システム、マイクロリソグラフィー投射レンズの製造方法、およびマイクロリソグラフィーによる構造化方法 Download PDF

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Abstract

投射露光装置、特に157nmまたは193nmで、像側の開口数NAが0.8〜0.95で、フッ化物クリスタルレンズ(43,43)を備えた投射露光装置において、フッ化物結晶レンズ(43,43)を光軸(O)のまわりで相対回転させることにより、および/または、瞳面(P)付近に配置した補正要素(44)により、フッ化物結晶レンズ(43,43)の角度依存複屈折の効果を減少させる。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1と41の上位概念に記載のマイクロリソグラフィーの投射露光装置、請求項9と12の上位概念に記載の光学システム、特にマイクロリソグラフィー投射レンズ、請求項42の上位概念に記載のマイクロリソグラフィー投射レンズの製造方法、および請求項44の上位概念に記載のマイクロリソグラフィーによる構造化方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
特許出願PCT/EP00/13184は、市場において知られているこの種の投射露光装置に適した、純粋に屈折性のカタディオプトリック投射レンズを開示しており、この投射レンズは作動波長が157nmの場合開口数は0.8および0.9である。
【0003】
DE19807120A(US Ser.No.09/252636)からは、局所的に厚さが変化している複屈折性要素を使用して、光束を介して変化する偏光効果を補正することが知られている。
【0004】
US6201634Bは、この種の使用に適した技術的なフッ化物結晶が、結晶軸に関し方向依存性を示すような応力複屈折性を有していることを記載している。
【0005】
インターネット刊行物、John H. Burnett, Eric L. Shirley, Zachary H. Lewin著"Preliminary Determination of an Intrinsic Birefringence in CaF2"、NIST Gaithersburg MD 20899 USA(2001年5月7日配布)からは、フッ化カルシウム単結晶が応力誘導複屈折性以外に固有複屈折性をも有していることが知られている。
【0006】
以上引用したすべての文献は、全面的に本出願の開示事項の一部でもある。
【0007】
上記複屈折効果はほぼ200nm以下の低波長で初めて問題になり、高解像度リソグラフィーにとって有利な波長である157nmで強くなる。
【0008】
この複屈折は結晶軸に対する光放射方向に依存しているので、開口角の関数としても、また光軸のまわりでの回転角(方位角)の関数としてもバリエーションが生じる。
【0009】
(111)結晶軸のまわりで回転対称に方向づけられている光学要素、特にレンズ(しかし、たとえば密閉板、フィルタのような平面板として構成されていてよい)に対しては、複屈折は光線が垂直に透過するときに最小になる。しかしながら、開口角がほぼ35゜で、互いに120゜だけ互いに回転されている3つの回転角(方位角)では、入射方向は結晶の(110)指向性と同等であり、最大複屈折が生じる。
【0010】
(100)軸、(010)軸、または(001)軸の1つに対し回転対称な配置では、開口角が45゜の場合、現時点での4回の回転対称性で、最大複屈折性を備えた(110)軸に同等の軸が再び存在する。
【0011】
157nmの光線を開口数0.8で射出させる、CaF2から成る要素の場合、ほぼ1.56の屈折率で透過する場合の開口角は31度に等しい。開口数NA=0.9に対しては、ほぼ35度の角度が生じる。すなわち方向依存性複屈折は、このようにこう開口システムでは問題である。
【0012】
【特許文献1】
PCT/EP00/13184
【特許文献2】
ドイツ連邦共和国特許公開第19807120A号公報(US Ser.No.09/252 636)
【特許文献3】
米国特許第6201634B号明細書
【非特許文献1】
インターネット刊行物、John H. Burnett, Eric L. Shirley, Zachary H. Lewin著"Preliminary Determination of an Intrinsic Birefringence in CaF2"、NIST Gaithersburg MD 20899 USA(2001年5月7日配布)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
本発明の課題は、方向依存性複屈折によるこの種の障害を補正し、高アパーチャー投射レンズをも最適に作動させることができるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上記課題は、請求項1と41に記載の投射露光装置、請求項9または12に記載の光学システム、請求項42に記載の製造方法、および請求項44に記載のマイクロリソグラフィーによる構造化方法によって解決される。
【0015】
本発明は、複屈折による障害は、高角度のレンズで問題になるほぼ10cmの光路において1cmにつき約6nmの値の場合、互いに垂直に偏光した2つの光線に対し主としてほぼλ/4以下の位相シフトを示すという認識、さらには、高い放射角度は像に近い(フィールドに近い)要素で生じ、その放射角度分布はこれに対しフーリエ変換した瞳面内で位置分布として存在するという認識に基づくものである。
【0016】
したがって障害は、瞳面付近に配置した位置依存性偏光回転光学要素または種々の位置依存性複屈折光学要素(補正要素)によって補正することができる。しかし、このような光学要素、および局所的な研磨によるその製造、特にイオン放射研磨による製造は前述のように公知のものであるが、この新たなる関連で提供可能である。
【0017】
瞳面「付近の」位置、有利にはシステムアパーチャー面「付近の」位置とは、補正要素における偏光と位相との位置的分布が角度依存性複屈折要素における角度分布に十分正確に変換されるような位置に対する実質的な近似である。これは特に投射レンズの光学的設計と同調させる必要がある。
【0018】
請求項1と9のこのような構成以外にも、これと組み合わせて(請求項13,41)、請求項12にしたがってこの種の複数の要素を互いに回転させて組み込むことにより、これら要素の複屈折効果を低減させることが可能である。
【0019】
光学システムを取り付けて位置調整する場合、フレームした要素のサンプル特有の障害を、互いに回転させることによって補正することは通常に行われていることであるが、しかし本発明では、障害を低減させるように、角度依存性複屈折によって相殺される回転対称を、光学的設計により予め設定される相対回転によって考慮する。
【0020】
たとえば、同じ厚さの、且つ同じ角度で延びている、(111)指向性の2つのフッ化カルシウム要素を例にとると、両要素を互いに60゜だけ回転させる。その結果、それぞれの複屈折の最大と最小とが重畳される。これは効果をほぼ半減させる。この場合、付属の補正板は6回の回転対称性を有している。
【0021】
障害も必要な補正要素の形状変更も少ないので、投射レンズを製造する場合、まず投射レンズを完全に組み立てて位置調整し、次に請求項41に従って測定し、後加工することが可能である。この場合、固有の応力複屈折とサンプル特有の応力複屈折とを同時に補正することができる。
【0022】
有利な実施形態は従属項の対象である。
【0023】
この場合、請求項8に記載の実施態様によれば、光学的に活性な要素を用いて、投射レンズ内で半径方向の偏光から半径方向の偏光への置換が行なわれる。
【0024】
適切な位置的厚さ分布を設定する以外にも、請求項14に記載の力誘導装置を用いてたとえば引張り応力または圧縮応力を導入し、これによって生じる応力複屈折分布によっても、補正要素の所望の補正作用を生じさせることができる。
【0025】
請求項15に従ってピエゾアクチュエータを使用することにより、力誘導のための振幅の正確な設定が可能になる。ピエゾアクチュエータの代わりに、たとえば空気圧式アクチュエータのような他のアクチュエータも使用でき、或いは、たとえば位置調整ねじまたは予め緊張させたばねのような受動的なマニピュレータも使用できる。
【0026】
請求項16にしたがって、補正要素の周囲の面を介して力を導入する場合、補正要素のすべての自由なアパーチャーを維持することができる。補正要素に機械的な力を導入する場合には、補正要素の望ましくない変形を生じさせないように、力を中立なファイバーまたは補正要素の中立面に沿って導入するのが好ましい。第一次近似では、この種の力誘導は、光学要素の撓みを生じさせないよう注意する場合に達成される。
【0027】
請求項17に記載の力誘導装置を用いると、光学要素の中立面の方向で所定の力誘導を行なうことができる。
【0028】
請求項18に記載の可動な当接体は、力誘導の追加的な微細整合を保証する。
【0029】
請求項19に記載のばねは、補正要素に対する当接体の傾斜を阻止する。
【0030】
請求項20に従って択一的にまたは付加的に設けることのできるヒンジは、補正要素に対する当接体の所定の可動性が提供されることにより、補正要素に対する当接体の傾斜を阻止する。
【0031】
請求項21に記載の固体ヒンジは、摩擦なしに且つ小型に製造可能である。
【0032】
請求項22に記載の当接体を用いると、所定の力分布を補正要素に導入することができる。この場合、力誘導個所の拡がりまたはずれにより、この分布のための第1の自由度を設定することができ、この場合、無条件に導入される当接力を介して第2の自由度を設定することができる。
【0033】
請求項23に記載の当接体を用いると、周方向に漸進的に変化する力誘導分布を実現できる。
【0034】
これは、請求項24に記載の当接体の択一的または付加的な実施形態によっても可能である。
【0035】
請求項25に記載の力誘導要素の構成により、補正要素の中立面に沿った力誘導を簡単に実現できる。これは、両力誘導個所を介して導入された力が適宜互いに同調することができるからである。
【0036】
請求項26に従って力誘導体を配置することにより、両力誘導体の間で力分布を微細整合させて、補正要素の中立面に沿って全体の力を生じさせることができる。
【0037】
請求項27に従って力誘導体を配置することは簡単である。この場合、補正要素の中立面に沿って全体の力を生じさせるための力誘導の整合は、レバーアームの幾何学的構成によって行なわれる。
【0038】
請求項28に記載のアクチュエータの択一的な付設は、精密な力誘導を可能にする。
【0039】
請求項29に記載のアクチュエータを使用することにより、力誘導装置を光学システムの光軸の方向に構成する実施態様が可能になる。
【0040】
請求項30に記載の力誘導体を用いると、力誘導要素の配置と構成を介して力誘導を目的に応じて制御して、補正要素の中立面の方向で全体の力を生じさせることができる。
【0041】
これは、請求項31に記載のアクチュエータを用いると特に簡単に行なえる。
【0042】
請求項32に記載のリングは、力誘導装置のための特に簡単な対向支持体である。この対向支持体は、補正要素自身によって担持される要素として実施できる。これとは択一的に、または付加的に、補正要素を取り囲む支持リングを使用してもよい。この支持リングで、補正要素に作用するアクチュエータが支持され、アクチュエータ自身はリング状に形成する必要はない。この種のリングを使用することにより、力誘導の際に補正要素の横方向変位を生じさせないような力誘導装置が可能になる。
【0043】
静力学的な力を導入する際には大きな静力学的力が必要であるので、補正要素の損傷を常に防止することはできない。さらに、力誘導が比較的長時間にわたると、たとえばドリフト効果により補正要素の応力時間が時間とともに変化することがある。このような制限を克服するため、請求項33に記載の補正要素が使用される。動力学的な力誘導の際には、静力学的な力誘導の際よりもかなり高い応力複屈折を破損の危険なしに短時間で生じさせることができる。さらに、動力学的力誘導の振幅を介して、設定されるべき補正作用の値を、場合によっては微細に後調整することができる。この場合、これは完成した投射レンズにおいて外部から行なうことができる。
【0044】
請求項34に記載の力誘導装置を用いると、静力学的な力誘導の際と比較しうる、中位の力誘導が得られる。
【0045】
この場合、請求項35に記載の力誘導装置により、与えられた力で最大限の補正作用が可能になる。
【0046】
力誘導が投射光束の放射に時間的に同調している、請求項36に記載の投射露光装置により、投射光学系が投射光で照射されると、補正が常に正確に達成される。
【0047】
この場合、請求項37に記載の制御装置は簡単な時間的同調を保証する。
【0048】
請求項38に記載の力誘導装置を用いると、音波プロフィールを介して、該音波プロフィールと同様の空間的分布を有する屈折率プロフィールが発生する。音波プロフィールは、光の波面に対応してゼルニケ関数に分解できる。したがって、直交基本ゼルニケ関数の任意の重ね合わせを屈折率プロフィールとして生じさせることができる。N個のアクチュエータを用いると、たとえば補正プロフィールをN/2回の回数で生じさせることができる。これにより、原理的にはすべての公知の収差を低減させることができる。
【0049】
請求項39に記載の定常音波により、静力学的な収差補正が可能になる。
【0050】
これとは択一的に、請求項40によれば、動力学的な収差補正を行なうことができる。これにより、たとえば、投射光束が間欠的である場合に、投射レンズの結像特性を投射中に目的に応じて変化させることが可能であり、その結果光束を光学要素によって制御する時点で、投射にとって最適な結像条件が支配的になる。これとは択一的に、請求項40に記載の動力学的収差補正により、光付勢の時間スカラーで、ゆっくり変化可能な力分布、たとえば1/100sのオーダーで変化可能な力分布を光学要素内に生じさせて、たとえば使用した照射分布に対する補正作用,または、たった今結像させたレチクル構造に対する補正作用を最適化させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0051】
次に、本発明の実施形態を図面を用いて詳細に説明する。
【0052】
図1は、光軸Oに対して配置されている光源1を示している。光源1は、有利には、157nmまたは193nmで狭帯域放射するレーザーである。その光は照射システム2に送られ、照射システム2は、ドイツ連邦共和国特許公開第19535392A1号公報から知られているような、特に放射(radial)偏光を生じさせるための手段21を有している。これによりマイクロリソグラフィーレチクル3が照射される。マイクロリソグラフィーレチクル3はレチクル保持・位置決めシステム31と結合されている。次の投射レンズ4はレチクル3を像面内に配置される対象物(典型的にはウェーハー)5の上に結像させる。対象物5は対象物保持・位置決めシステム51を備えている。
【0053】
投射レンズ4は、レンズおよび必要な場合には1個または複数個のミラーをも備えたレンズ群41と、瞳面またはシステムアパーチャー面Pと、この面Pと対象物5の面との間に配置されるレンズ42,43とを有している。レンズ42,43の透過角αは、投射レンズの像側開口数NAによって決定される。
【0054】
レンズ42,43のうち少なくとも1つのレンズは、角度に応じて複屈折を生じさせる材料、たとえばフッ化カルシウムから成っており、その(111)指向性は光軸Oと一致しており、或いはほぼ5゜以下でずれている。
【0055】
図示した両レンズ42,43(もちろんこの領域にはもっと多くのレンズが必要である)がこのように構成されている場合、これらレンズを方位角の分だけ互いに回転させて、すなわち光軸Oのまわりに互いに回転させて取り付けるのが有利である。
【0056】
各光線に対し、フィールドに近い位置にあるレンズ42,43のうちの一方に生じる開口角は瞳面Pの付近で光軸Oからの距離に変化する。それ故、本発明にしたがってそこに配置される補正要素44、すなわち複屈折性材料、ひずみ複屈折性材料、或いは光学的に活性な材料から成っている補正要素44は、光軸Oまでの距離と方位角とにしたがって変化する厚さにより、すなわち位置依存性偏光回転または種々の位置依存性複屈折作用により、レンズ42,43の角度依存性複屈折を補正する。
【0057】
前記手段21と補正要素44は対象物5において放射偏光を生じさせることができ、この場合本発明よれば、補正要素44は同時に角度依存性複屈折を補正する役をも果たす。
【0058】
投射レンズ4がさらに複数の瞳面を有している場合には(これはたとえば中間像を持った実施形態のケースである)、そこにも1個の補正要素を配置してよい。
【0059】
補正要素44の厚み変化による屈折作用が障害となる場合には、ドイツ連邦共和国特許公開第19807120A号公報から知られている、複屈折性を持たない材料から成る補正板またはわずかに複屈折性のある材料から成る補正板を用いて補正することができる。このために、レンズ表面をたとえばイオン噴射エッチングにより後成形してもよい。
【0060】
以上説明した、フッ化物結晶の角度依存性複屈折作用は、高アパーチャー投射レンズの光学的設計において考慮することができる。このためには方位角のバリエーションを考慮しなければならない。この場合補正要素44は設計の段階からその形状または作用を設定することができる。
【0061】
これとは択一的に或いは付加的に、角度依存性複屈折による結像障害を測定して、準備した補正要素44の後加工に反映させてもよい。これにより同時にサンプル特有の複屈折分布をも補正することができる。
【0062】
光学補正要素の他の変形実施形態は図2ないし図12に図示されている。これらの変形実施形態においては、すでに図1に関連して説明した構成要素に関してはその符号に100を加えた符号を使用し、再度詳細に説明することはしない。
【0063】
図2は、択一的な補正要素144を取り外し状態で示した拡大平面図で、すなわち投射レンズに取り付けていない状態で示したものである。補正要素144は3回対称性のCaF2板であり、ひずみ複屈折特性を持った材料から成っている。その周囲の面161は実質的に二等辺三角形の形状を有し、隅角部は丸くなっており、三角形の中心(光軸Oが通っている点)の方向へわずかに湾曲した側面を備えている。
【0064】
補正要素144は円形のフレーム150に装着されており、周囲の面161の丸い隅角部の各一部分を介してそれぞれピエゾアクチュエータ151〜153と接続している。各ピエゾアクチュエータ151〜153は補正要素144とは反対側でフレーム150に挿着されている。フレーム150の適切な穴を通って外部へ案内されている信号線154〜156を介してピエゾアクチュエータ151〜153はピエゾ制御ユニット157に接続されている。ピエゾ制御ユニット157は信号線158を介してシンクロユニット159に接続されている。シンクロユニット159は信号線160を介して光源101に接続されている。
【0065】
補正要素144は使用時には投射レンズ(図1の対物レンズ4を参照)のなかに組み込まれており、円形の透過領域162(図2では破線で示した)を投射光が透過する。このとき補正要素144は次のように機能する。
【0066】
光源101はエキシマーレーザーであり、パルス持続時間が短い(ほぼ10ns)単一パルスの準持続波投射光パルス列と、比較的少ない繰り返し数(10kHzの範囲)とを特徴としている。
【0067】
ピエゾアクチュエータ151〜153は、ピエゾ制御ユニット157により、補正要素144が半径方向に密度振動(density oscillation)を行なうように制御される。この振動の振動数はシンクロユニット159を用いて光源101の繰り返し数に整合させられるので、レーザーパルスの印加中、ピエゾアクチュエータ151〜153によりたとえば正弦状に発生される補正要素144の圧縮応力の最大値が達成される。単一光パルスのパルス持続時間は、光源101の繰り返し時間および補正要素144への力誘導時間のほぼ一万分の一にすぎないが、この短いパルス持続時間の間、補正要素に導入される瞬時応力はほぼ一定である。したがって、単一光パルスのパルス持続時間の間、レーザーパルスと力誘導との位相関係に関係なく、補正要素144の複屈折状態が著しく変化することはない。
【0068】
信号線154〜156におけるたとえば正弦状の信号電圧の振幅を介して、ピエゾ制御ユニット157を用いてひずみ複屈折を生じさせることができる。或いは択一的に、レーザーパルスと力誘導との位相関係を介してひずみ複屈折を生じさせてもよい。この位相関係は、圧縮応力が最大になっている間にレーザーパルスが補正要素144により導入された圧縮応力の上昇エッジまたは下降エッジに当たるのではなく、たとえば選定可能な一時期の間に当たるように変化させることができる。
【0069】
補正要素144の形状は、補正要素144の固有振動数が力誘導振動数と共振するように、ピエゾアクチュエータ151〜153による力誘導形状と力誘導振動数とに適合している。これは最大の力作用を保証し、よって与えられたエネルギーコストで最大発生ひずみ複屈折を保証している。この実施形態では、圧縮応力に加えて、固体の共鳴振動により引張り応力も発生し、したがって可能な複屈折分布の多様性が著しく増大する。
【0070】
ピエゾアクチュエータ151〜153(図2を参照)を用いると、補正要素144に定常音波或いは進行音波も生じさせることができる(ただし、ピエゾアクチュエータ151〜153の適切な制御周波数が前提である)。定常音波を生じさせるため、ピエゾアクチュエータ151〜153に対する制御周波数を補正要素144の形状と材料とに適宜適合させる。周囲の面161を介して補正要素144に作用するピエゾアクチュエータの数量に応じた数量の音波を発生させることができる。この場合、n個のピエゾアクチュエータを用いると、n/2回対称性までの定常音波を生じさせることができる。さらに、対称回数が異なる音波を重畳させることができる。これにより、補正要素144の屈折率プロフィールを音波プロフィールを介して制御して予め設定することができる。
【0071】
対称回数が異なる音波プロフィールを重畳することにより、重ね合わせとして、対応的に屈折率プロフィールの重畳が生じる。この重畳は多数の収差を独立に補正するために使用できる。というのは、たとえば異なる屈折率を与えることにより、対称回数の異なる音波プロフィールから、結像特性を表わすゼルニケ関数の係数が所定の態様で制御されるからである。
【0072】
現在使用されている補正要素の材料とその典型的な形状に対し使用されるピエゾアクチュエータ151〜153の制御周波数は、超音波範囲にある。
【0073】
発生したひずみ複屈折分布は、補正要素144の形状と、ピエゾアクチュエータ151〜153の連結部の形状と、力誘導の振幅および振動数と、場合によっては補正要素144内での振動節点を強要する構成要素とを介して調整することができるが、このひずみ複屈折分布を用いて、補正要素144を透過する投射光束を制御して、図1との関連で説明したような投射光学系でのその他の複屈折作用が補正される。
【0074】
ピエゾアクチュエータの代わりに、力誘導用の他の圧縮手段または引張り手段を使用してもよい。
【0075】
図3は、力誘導装置を備えた光学的補正要素の他の実施形態の子午線断面図である。この力誘導装置は、図2との関連で説明した力誘導装置に対し択一的なものである。
【0076】
図3の実施形態では、光学的補正要素244は、CaF2から成る左右対称の両凹のレンズであり、このレンズに対しては、全体を270で示した力誘導装置がエッジ側で作用する。光学的補正要素244と力誘導装置270は、図3で一点鎖線で示した光軸271を中心にしてマニフォルド回転対称である。したがって図3の図示は、光軸271から見て右半分に限定した。
【0077】
補正要素244はエッジ側で上部および下部を面取りされており、その結果補正要素244の周囲の面272はそれぞれ1つのリング状の面取り面273,274を経て補正要素244の凸の光学面へ移行している。面取り面273,274は補正要素244の光学面の一部ではないので、補正要素244の周囲の面全体の一部と見なすことができる。
【0078】
図3で下側の面取り面274は、当接体276の当接尖端部275を介して、補正要素244のフレームを形成している基礎体277の上に載置されている。当接体276と基礎体277とは互いに面結合しており、たとえば互いに接着されている。基礎体277はエッジ側に複数個の穴278を有し、これらの穴278は光軸271に対し平行に基礎体277を貫通するように形成され、補正要素244用の保持フレーム(図示せず)に基礎体277を固定するために用いる。
【0079】
基礎体277には複数のレバー体279が揺動自在に取り付けられている。補正要素244の周囲の面272のまわりに均等に配分して配置される、たとえば3個のレバー体279を設けることができる。レバー体279の数は力誘導装置270の回転対称の数を設定する。図3には、これらレバー体279のうち1個のレバー体のみ図示した。レバー体279は同一の構成を有しているので、以下では図3に図示したレバー体279を説明すれば十分である。このレバー体279はヒンジ280を介して基礎体277に揺動自在に取り付けられている。ヒンジ280は、他のレバー体279を基礎体277と結合させている他のヒンジと同様に、補正要素244の周囲の面272の最も近い点における接線に対し平行に延びている揺動軸線を有している。これらのヒンジは(ヒンジ280を参照)、光軸270に対し垂直な補正要素244の中心面の位置に対応する高さに配置されている。
【0080】
基礎体277とレバー体279とは、ヒンジ280の周囲の面272とは逆の側に、切欠部を有しているので、その結果全体としてヒンジ280に隣接する収容凹部281が生じている。収容凹部281にはピエゾアクチュエータ282が挿入され、ピエゾアクチュエータ282は光軸271に対し平行な方向に長さを変えることができる。図3に図示した制御線283によりピエゾアクチュエータ282は制御装置284と接続されている。
【0081】
レバー体279は当接体285と当接尖端部286とを介して、図3で上側の面取り面273に当接しているので、レバー体279は該レバー体に付設されている基礎体277の一部分とともに、当接体285,276を介してやっとこのように補正要素244の面取り面273,274に係合する。
【0082】
力誘導装置270に連結された補正要素244は次のように使用する。
【0083】
補正されるべき収差に基づき、制御装置284は補正要素244に発生すべき応力分布を算出する。この応力分布を介して生じる補正要素244の光学特性の変化により収差の補正が達成される。制御装置284は、算出した応力分布から、力誘導装置270のピエゾアクチュエータ282がそれぞれのレバー体279に伝達すべき変位値を算出し、これにより生じる、面取り面273,274に対する基礎体277(当接尖端部275を参照)と載置尖端部286を備えたレバー体279とのやっとこ作用によって、算出した応力分布を形成させる応力が導入される。この場合当接尖端部275,286は、傾斜のない所定の力誘導を保証している。導入された応力の合力は、当接体276,285によって形成されるやっとこが補正要素244の中心面に関し対称であるので、補正要素244の中立面と一致しているこの中心面内に延びている。このようにして、補正要素244の湾曲、或いは、補正要素244への曲げモーメントの伝達は、ピエゾアクチュエータ282の力作用によって避けられる。
【0084】
図4は当接体385の変形実施形態の部分詳細図であり、この詳細図は図3で実線の円で示した部分に相当している。当接体385は2つのヒンジ結合部387,388を介してレバー体379に揺動自在に取り付けられている。2つのヒンジ結合部387,388は、レバー体379の2つの三角形アームの「ルーフエッジ」に配置されている。2つの三角形アームの間でレバー体379は後退しており、その結果レバー体379はヒンジ結合部387,388の間において当接体385から間隔をもって位置している。
【0085】
当接体385は弾性材から成っている。当接体385はレバー体379とは逆の側に当接突起389を有しており、当接突起389は補正要素344の面取り面373上に載置されている。
【0086】
図3の実施形態における他の当接体も、図4の当接体385のように実施してよい。
【0087】
当接体385は以下のように機能する。
【0088】
当接体385は、応力の導入が行なわれない限りは、面取り面373に対する両ヒンジ結合部387,388の幾何学的位置に応じて、面取り面373に対し平行に配置されるか、或いは、面取り面373に対し特定の角度で配置されている。当接体385の弾性作用とヒンジ結合部378,388とにより、この種の角度があるかないかに関わらず、当接突起389は力誘導時に常に傾斜することなく面取り面373に作用するよう保証されれる。
【0089】
ヒンジ結合部387,388は通常のヒンジ結合部として構成してよく、或いは、固定ヒンジとして構成してもよい。
【0090】
3個の回転対称を有する、補正要素444用の力誘導装置470の変形実施形態を図5と図6に示す。穴478を備えた基礎体477は、補正要素444の周囲の面472を取り囲むリングとして構成されている。リングは図6においても一部しか図示していない。
【0091】
力誘導装置470は、光軸471に対し垂直な補正要素444の中心面に関し左右対称であり、よって以下では図5において力誘導装置470の上半分を詳細に説明する。
【0092】
基礎体470には複数個の剪断型ピエゾアクチュエータ490が面結合され、図5ではこれら剪断型ピエゾアクチュエータ490のうち2個を図示した。両剪断型ピエゾアクチュエータ490は基礎体477の両側で互いに対向するように位置して該基礎体477に当接している。剪断型ピエゾアクチュエータ490は制御線483を介して制御装置484と接続している。
【0093】
剪断型ピエゾアクチュエータ490は基礎体477とは逆の各側でスラスト体491と結合されている。スラスト体491は、当接尖端部475,486を備えた当接体476,485を介して補正要素444の面取り面473,474に当接している。
【0094】
力誘導装置470は、全体的には、基礎体477に関し互いに対向するように位置し且つ剪断型ピエゾアクチュエータ490を備えた3対のスラスト体491によって形成される。スラスト体491は補正要素444の周囲の面472のまわりにそれぞれ120゜ずらして配置されている。
【0095】
力誘導装置470を備えた補正要素444は以下のように使用する。
【0096】
まず、図3との関連で説明した態様に対応して、スラスト体491の力誘導目標値または剪断型ピエゾアクチュエータ490の変位に対する目標値を制御装置484で算出する。この目標設定値は、剪断型ピエゾアクチュエータ490を制御することにより、制御線483を介して補正要素444での所望の応力分布に置換される。
【0097】
剪断型ピエゾアクチュエータ490を介して導入され、当接尖端部475と当接尖端部486とを介して作用する部分応力の大きさは、これら部分応力が補正要素444の中立面で加算されて全応力を成すように選定される。したがって、力誘導装置270との関連で前述したことに対応して、補正要素444には曲げモーメントが作用しない。
【0098】
図7と図8は、力誘導装置570により所定の応力分布が発生する補正要素544の他の変形実施形態を示している。この場合、補正要素544は、エッジ領域に上部面取り面573と下部面取り面574とを備えた非対称の両凹のレンズである。レンズは、補正要素544の光軸571の方向に撓み可能な複数個の弾性アーム592を介して保持されている。このため、下部面取り面574は弾性アーム592の対応する傾斜支持面に当接している。
【0099】
弾性アーム592は、光軸571に対し垂直に前記支持面に接続している弾性アーム部分と、これに対して直角に光軸571の方向に屈曲して延びている第2の弾性アーム部分とを有している。この第2の弾性アーム部分は、すべての弾性アーム592の第2の弾性アーム部分を担持している結合リングに移行している。結合リングの内径は補正要素544の外径よりも大きい。
【0100】
結合リングは、その外周囲の面において、その結合リングを同軸に取り囲んでいる弾性リング593に一体的に移行している。光軸に対し平行に測定すると、弾性リング593の材料の厚さは結合リングに比較して薄い。弾性リング593は結合リングをリング状の基礎体577と一体的に結合させている。基礎体577は弾性リング593を外側から同軸に取り囲んでいる。
【0101】
図7は補正要素544の弾性アーム保持部の部分図であり、この図では全部で6個の弾性アーム592が図示され、そのうち2個の弾性アーム592はそれぞれ半分である。すなわち図7と図8に図示した弾性アーム保持部は全体で20個の弾性アーム592を有しており、これらの弾性アーム592は基礎体577の周囲に均等に配分して該基礎体577に一体成形されており、補正要素544のための支持面を有しているその弾性アーム部分は、車輪のスポークのように半径方向内側へ延びている。
【0102】
図7と図8の実施形態の力誘導装置570は支持リング594を有している。支持リング594は光軸571に対し同軸に補正要素544の周囲の面572のまわりに配置されている。支持リング594の内側面には複数個のピエゾアクチュエータ595が支持され、ピエゾアクチュエータ595は光軸571に対し半径方向に長さを可変である。ピエゾアクチュエータ595は制御線583を介して制御装置584と接続されている。
【0103】
ピエゾアクチュエータ595は、支持リング594と補正要素544の周囲の面572に当接している当接体576とで支持されている。当接体576はピエゾアクチュエータ595と補正要素544との間に配置されている。当接体576は、光軸571の方向に対し平行にずらして配置された2つの半球状の当接突起596,597を有している。総じて、図7と図8の実施形態では、支持リング594の周方向に均等に配分して配置された20個のピエゾアクチュエータ595が付属の当接体576とともに設けられている。この場合、補正要素544の周方向におけるピエゾアクチュエータ595の配置は、図8の平面図が示すように、2つの弾性アーム592の間にそれぞれ1つのピエゾアクチュエータ595が支持リング594の周方向に位置するように行なわれている。
【0104】
ピエゾアクチュエータ595を支持リング594で支持するとともに、当接体576を介して補正要素544でも支持することにより、力誘導装置の片持ち式保持が得られ、すなわち補正要素544だけで保持される。この場合ピエゾアクチュエータ595は、光軸571の方向に対し平行に支持リング594に対し相対的に変位可能であり、且つこれとは独立に当接体576に対しても変位可能である。
【0105】
力誘導装置570は次のように取り付けられ、補正要素544内での応力分布を得るために使用される。
【0106】
まず、生じさせるべき応力分布に対する要求に応じて、当接体576を補正要素544の周囲の面572のまわりに分配し、位置を調整する。当接体576はその目標位置において補助固定要素を用いて、たとえば隣接する弾性アーム59にの上に載置される保持要素を用いて一時的に固定される。次に、支持リング594を周囲の面572を取り囲む位置へもたらし、同様に保持固定要素を用いて一時的に固定する。このときピエゾアクチュエータ595を当接体576と支持リング594との間に挿入する。ピエゾアクチュエータ595のサイズは、当接体576と支持リング594との間に十分な嵌め合いが存在するように選定されている。その後保持固定要素を取り外すことができる。
【0107】
ピエゾアクチュエータ595は光軸571に平行な方向で次のように位置調整される。すなわちその長さ変化と、それによって補正要素544に作用するそれぞれのピエゾアクチュエータの力作用とにより、当接突起596,597を介してそれぞれのピエゾアクチュエータ595の全部の力が補正要素544の中立面に沿って作用し、その結果ピエゾアクチュエータ595により曲げモーメントが補正要素544に作用しないように位置調整される。
【0108】
最後に、制御装置284との関連で前述したように、制御装置584によって算出した応力を制御線583を介してピエゾアクチュエータ595に伝達し、その結果所定の応力分布が生じる。
【0109】
図7と図8の実施形態では、当接体576が互いに分離していたが、これとは択一的に、支持リング594に対し同軸に構成した当接リングを使用してもよい。
【0110】
図2〜図8を用いて述べた力誘導装置と関連して使用可能な当接体の他の実施形態を図9〜図12に示す。
【0111】
図9の当接体676は、長さを可変なピエゾアクチュエータ695により、補正要素644の光軸に対し半径方向において該補正要素644の周囲の面672に対し押圧される。この場合当接体676は全部で5個の当接突起697’,697'',697''',697'''',697'''''を介して周囲の面672に当接する。当接突起697’〜697'''''は当接板698に一体成形されている。当接板698は補正要素644の光軸に対し垂直な断面においてほぼ三日月形の横断面を有している。当接板698は担持アーム699を介して支持板669と一体に結合されている。支持板669は当接板698とは逆の側の端面によってピエゾアクチュエータ695に当接している。
【0112】
当接板698は、その横断面の構成により、中央の当接突起697'''の領域において最大の曲げ剛性を有している。曲げ剛性は、エッジ側の当接突起697’または697'''''のほうへ漸進的に減少する。ピエゾアクチュエータ695が当接突起697’〜697'''''を介して補正要素644を押すと、前記横断面の構成から、補正要素644に対する特徴的な圧力分布が生じる。この特徴的な圧力分布は、すでに述べた他の実施形態の場合のように、さらに当接板698に対し垂直な横断面の構成にも依存している。この圧力分布は対応的に補正要素644内での応力分布になる。当接板698の横断面の構成以外にも、該当接板698に対する材料選択も曲げ剛性分布に影響する。この場合、当接板は弾性モジュールが一定の材料から成ることができ、或いは、特に当接板698に沿って曲げ剛性が異なっている種々の材料の複合体から成っていてもよい。
【0113】
図10は当接体776の他の実施形態を示している。この実施形態では、図示した平面図を比較するとわかるように、当接板798は補正要素744とは逆の側で図9の当接板698に対しほぼ補完的に成形されており、すなわち当接板798の横断面は中央の当接突起797'''の領域で最も狭くなっており、外側の当接突起797’,797'''''の方向へ漸進的に増大している。したがって、ピエゾアクチュエータ795によって当接体776を押すと、前記当接体676を押す場合とは異なる圧力分布が当接突起797’〜797'''''を介して補正要素744に生じる。
【0114】
図11は当接体876の他の実施形態を示している。この実施形態では、当接板898は中央の結合部分868を介して支持板869と結合されている。当接板898は図9の当接板698と同様の横断面の構成を持っており、すなわち図11の図面に平行な断面に対し、該当接板898が結合部分868へ移行している中央の当接突起897'''の領域において最も大きな横断面を有している。この横断面はエッジ側の当接突起897’または897'''''のほうへ漸進的に減少している。当接体876の形状および当接板898に対する横断面の構成と材料の選択とに応じて、この実施形態でも、ピエゾアクチュエータ896により補正要素844に圧力が作用すると、当接突起897’〜897'''''を介して補正要素844の周囲の面872に作用する所定の圧力分布が生じる。
【0115】
図12は当接体976の更なる構成を示している。この当接体976も、補正要素944とは逆の側でピエゾアクチュエータ995に面で当接している。当接体976には、ピエゾアクチュエータ995とは逆の側の面にして補正要素944の周囲の面972側の面に4つの圧縮ばね967’〜967''''が装着されている。圧縮ばね967’〜967''''は半球状の当接部分を介して補正要素944の周囲の面972に当接している。圧縮ばね967’〜967''''は所定の異なる弾性定数を有している。すなわち中央の2つの圧縮ばね967'',967'''は、外側の2つの圧縮ばね967’,967''''よりも大きなばね強さを有している。これにより、ピエゾアクチュエータ995により当接体976に圧力が作用すると、中央の2つの圧縮ばね967'',967'''は外側の2つの圧縮ばね967’,967''''よりも大きな力を周囲の面942に及ぼす。
【0116】
所定の応力分布に応じては、当接板698〜898の横断面の形状或いは、圧縮ばね967’〜967''''の弾性定数は、他の形状または値分布を有していてよい。
【0117】
以上説明し、引用し、請求の範囲の対象となる個々の手段は、個別に説明しないが、別様に組み合わせてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0118】
【図1】本発明による投射露光装置を部分的に子午線断面図で示した概略図である。
【図2】図1の投射露光装置に組み込まれているものとは択一的な光学的補正要素を示す図である。
【図3】他の択一的な光学的補正要素の半部分の子午線断面図である。
【図4】図3の光学的補正要素と協働する力誘導装置の可動な当接体であって、図3の当接体とは択一的な前記当接体の詳細図である。
【図5】択一的な力誘導装置を備えた光学的補正要素の図3と同様の図である。
【図6】図5の実施形態の平面図である。
【図7】択一的な力誘導装置を備えた択一的な光学的補正要素の図3および図5と同様の図である。
【図8】図7の実施形態の平面図である。
【図9】上に図示した力誘導装置との関連で使用可能な当接体の変形実施形態を示す図である。
【図10】上に図示した力誘導装置との関連で使用可能な当接体の変形実施形態を示す図である。
【図11】上に図示した力誘導装置との関連で使用可能な当接体の変形実施形態を示す図である。
【図12】上に図示した力誘導装置との関連で使用可能な当接体の変形実施形態を示す図である。

Claims (44)

  1. マイクロリソグラフィーの投射露光装置であって、
    a)光源(1)、特に250nm〜100nmの範囲の波長を持った光源(1)と、
    b)照射システム(2)と、
    c)マスク位置決めシステム(31)と、
    d)有利には0.7〜0.95の範囲の像側の開口数(NA)と、システムアパーチャー面(P)と、像面(5)とを備えた投射レンズ(4)にして、透過角(α)に依存した複屈折を有する材料から成り特に像面(5)付近に配置される少なくとも1つのレンズ(42,43)を含んでいる前記投射レンズ(4)と、
    e)対象物位置決めシステム(51)と
    を備えた前記投射露光装置において、
    照射システム(2)内または投射レンズ(4)内に、位置依存性偏光回転作用または種々の位置依存性複屈折作用を有し、且つ少なくとも1つのレンズ(42,43)によって像面(5)内に生じた複屈折効果を少なくとも部分的に補正する光学要素(44;144;244;344;444;544;644;744;844;944)が瞳面(P)付近に設けられていることを特徴とする投射露光装置。
  2. 少なくとも1つのレンズの材料が立方晶フッ化物、特にCaF2、BaF2、またはSrF2であることを特徴とする請求項1に記載の投射露光装置。
  3. 透過角(α)に依存する複屈折と、位置依存性偏光回転作用または種々の位置依存性複屈折作用とが、同じ複数回の回転対称性、特に3回または4回の回転対称性を有していることを特徴とする請求項1または2に記載の投射露光装置。
  4. 少なくとも1つのレンズ(42,43)が、透過角(α)に依存する複屈折を有する前記材料から成り、且つシステムアパーチャー面(P)と像面(5)との間に配置され、特に像側の最後のレンズ(43)として配置されていることを特徴とする上記請求項の少なくとも一つに記載の投射露光装置。
  5. 位置依存性偏光回転作用または種々の位置依存性複屈折作用を備えた光学要素(44;144;244;344;444;544;644;744;844;944)が投射レンズ(4)のシステムアパーチャー面(P)の付近に配置されていることを特徴とする上記請求項のいずれか一つに記載の投射露光装置。
  6. 位置依存性偏光回転作用または種々の位置依存性複屈折作用を備えた光学要素(44;144;244;344;444;544;644;744;844;944)が光学的に活性な要素であり、特に水晶から成る要素であり、或いは、位置に応じて厚さが異なる複屈折要素であることを特徴とする上記請求項のいずれか一つに記載の投射露光装置。
  7. 像面(5)内で接線方向または半径方向の偏光があることを特徴とする上記請求項のいずれか一つに記載の投射露光装置。
  8. 照明システム(2)内または投射レンズ(4)の対象物側部分(41)内に半径方向の偏光を生じさせること、システムアパーチャー面(P)の付近に光学的に活性な要素(44)が配置され、特に水晶から成る要素(44)が配置され、該要素(44)は、少なくとも1つのレンズ(42,43)によって生じた複屈折効果を重畳補正することで接線方向の偏光に対し偏光回転を生じさせ、特に該要素(44)の適切な位置的厚さ分布によって生じさせることを特徴とする請求項6と7に記載の投射露光装置。
  9. 光学システム、特にマイクロリソグラフィーの投射レンズであって、
    a)透過する光束の光線の角度に対して偏光依存性の伝播障害を生じさせる少なくとも1つの第1の光学要素を備えている前記光学システムにおいて、
    b)少なくとも1つの第2の光学要素(44;144;244;344;444;544;644;744;844;944)が設けられ、第2の光学要素(44;144;244;344;444;544;644;744;844;944)は、該第2の光学要素における光束の光線の位置に応じて偏光を制御して、第1の光学要素(42,43)による前記障害を少なくとも部分的に補正することを特徴とする光学システム。
  10. 請求項9に記載の光学システムにおいて、
    a)少なくとも1つのフィールド面(3,5)と、
    b)該フィールド面(3,5)に対しフーリエ変換された少なくとも1つの瞳面(P)と、
    を有していること、
    c)第1の光学要素(42,43)が前記フィールド面(3,5)の付近に配置され、
    d)第2の光学要素(44;144;244;344;444;544;644;744;844;944)が前記瞳面(P)の付近に配置されていること、
    を特徴とする光学システム。
  11. 伝播障害と偏光制御とが同じ複数回数の回転対称性、特に3回または4回の回転対称性を有していることを特徴とする請求項9または10に記載の光学システム。
  12. 光学システム、特にマイクロリソグラフィーの投射レンズであって、
    透過する光束の光線の角度に関して偏光依存性の伝播障害を生じさせる少なくとも1つの第1および第2の光学要素を備えている前記光学システムにおいて、
    第1および第2の光学要素の最大複屈折の回転角度範囲が互いにずれるように該第1および第2の光学要素が共通の対称軸線のまわりに互いに回転していることを特徴とする光学システム。
  13. 付加的に請求項9から11までの少なくとも1つの請求項の構成要件を満たしていることを特徴とする請求項12に記載の光学システム。
  14. 応力に応じた位置依存性偏光回転作用または種々の位置依存性複屈折作用を備える少なくとも1つの光学要素(144;244;344;444;544;644;744;844;944)が、偏光制御作用を変化させるため、力誘導装置(151〜157;270;470;570)に連結されていることを特徴とする請求項9から13までのいずれか一つに記載の光学システム。
  15. 力誘導装置(151〜157;270;470;570)が少なくとも1つのピエゾアクチュエータ(151〜153;282;490;595)を有していることを特徴とする請求項14に記載の光学システム。
  16. 力誘導装置(151〜157;270;470;570)が、光学要素(144;244;344;444;544;644;744;844;944)を撓ませることなく該光学要素の周囲の面(161;272;372;472;572;672;772;872;972)に作用することを特徴とする請求項14または15に記載の光学システム。
  17. 力誘導装置(270;470;570)が少なくとも1つの力誘導要素(276,277,279,285;379,385;476,485,491;576)を有し、該力誘導要素は、力誘導個所を介して光学要素(244;344;444;544)に作用する力の合成力が光学要素(244;344;444;544)の中立ファイバーを含んでいる中立面内に延びるように、少なくとも2つの力誘導個所に設けた力誘導体(275,286;389;475,486;596,597)を介して光学要素(244;344;444;544)に作用することを特徴とする請求項16に記載の光学システム。
  18. 力誘導体(385;676;776;876)を力誘導個所に当接させる当接体(389;698;798;898)が、力誘導個所に対する該当接体(389;698;798;898)の方向調整が可能であるように可動に形成されていることを特徴とする請求項14から17までのいずれか一つに記載の光学システム。
  19. 当接体(389;698;798;898)が、ばねを介して、力誘導体(385;676;776;876)の基礎体(379;669;769;869)に装着されていることを特徴とする請求項18に記載の光学システム。
  20. 当接体(389)が少なくとも1つのヒンジ(387,388)を介して力誘導体(385)の基礎体(379)に装着されていることを特徴とする請求項18または19に記載の光学システム。
  21. 当接体(389;698;798;898)が少なくとも1つの可動な固体ヒンジ(387,388;698;798;898)を介して力誘導体(385;676;776;876)の基礎体(379;669;769;869)に接続されていることを特徴とする請求項18に記載の光学システム。
  22. 当接体(698;798;898)が、光学要素(644;744;844)の周方向に拡がっている1つの力誘導個所を介して、または、光学要素の周方向にずらして配置されている少なくとも2つの力誘導個所(697;797;897)を介して光学要素(644;744;844)に作用し、当接体(698;798;898)は光学要素(644;744;844)の周方向に変化する当接力を光学要素(644;744;844)内へ導入することを特徴とする請求項21に記載の光学システム。
  23. 当接体(698;798;898)が、光学要素(644;744;844)の周方向に変化する曲げ剛性を有していることを特徴とする請求項22に記載の光学システム。
  24. 当接体(976)が、光学要素(944)の周方向にずらして配置され且つ所定のばね強さを持った少なくとも2つの弾性体(967)を介して、光学要素(944)の周方向に変化する力を光学要素(944)内に導入することを特徴とする請求項14から23までのいずれか一つに記載の光学システム。
  25. 力誘導要素(276,277,279,285;379,385;476,485,491;576)が2つの力誘導体(275,286;389;475,486;596,597)を有し、これら力誘導体の力誘導個所が光学要素(244;344;444;544)の中立面の外側に配置されていることを特徴とする請求項17から24までのいずれか一つに記載の光学システム。
  26. 両力誘導体(276,277,279,285)がヒンジ(280)を介して互いに結合され、ヒンジ(280)と複数の力誘導個所のうちの1つの力誘導個所との間にそれぞれ力誘導体(276,277,279,285)の第1のレバーアームが形成され、該第1のレバーアームは力誘導体(276,277,279,285)の第2のレバーアームに係合していることを特徴とする請求項25に記載の光学システム。
  27. 両力誘導体(276,277,279,285)がやっとこ状に形成され、個々のアクチュエータ(282)が力誘導体(276,277,279,285)の2つの第2のレバーアームの間に配置されて、同時にこれら2つの第2のレバーアームに作用することを特徴とする請求項26に記載の光学システム。
  28. 1つの力誘導体(475,486;596,597)に、光学要素(444;544)内への力誘導を制御するための少なくとも1つのアクチュエータ(490;595)がそれぞれ付設されていることを特徴とする請求項25または26に記載の光学システム。
  29. 剪断作用を有する少なくとも1つのアクチュエータ(490)が設けられ、該アクチュエータ(490)は、力誘導体(475,486)と光学要素(444)のフレームに固定されたフレーム固定部材(477)との間で作用することを特徴とする請求項28に記載の光学システム。
  30. 光学要素(544)の光軸(592)の方向にずらして配置された少なくとも2つの力誘導個所を備える力誘導体(596,597)を有する力誘導要素(576)が設けられていることを特徴とする請求項17から24までのいずれか一つに記載の光学システム。
  31. 光学要素(544)に対し半径において力誘導体(596,597)に作用するアクチュエータ(595)が設けられ、該アクチュエータ(595)は光学要素(544)の光軸(592)の方向に変位可能に配置されていることを特徴とする請求項30に記載の光学システム。
  32. 光学要素(544)のまわりにリング(594)として形成されたアクチュエータ(595)用の反応体が設けられていることを特徴とする請求項31に記載の光学システム。
  33. 動力学的に作用する力誘導装置(151〜157)が設けられていることを特徴とする請求項14から32までのいずれか一つに記載の光学システム。
  34. 力誘導装置(151〜157)が、所定の振動数で光学要素(144)に作用するように構成されていることを特徴とする請求項33に記載の光学システム。
  35. 力誘導装置(151〜157)の振動数が光学要素(144)の本体振動の共振振動数の範囲にあることを特徴とする請求項34に記載の光学システム。
  36. 光源(101)が、間欠投射光束を放射するように構成されていること、力誘導装置(151〜157)が、投射光束に対し時間的に同調して間欠的に光学要素(144)に作用するように構成されていることを特徴とする請求項33から35までのいずれか一つに記載の光学システム。
  37. 力誘導装置(151〜157)を光源(101)と同期させるための制御装置(159)が設けられていることを特徴とする請求項36に記載の光学システム。
  38. 力誘導装置(151〜157)が、光学要素(144)の内部に音波を生じさせてその分布がゼルニケ関数の所定の重ね合わせに対応するように構成されていることを特徴とする請求項33から37までのいずれか一つに記載の光学システム。
  39. 力誘導装置(151〜157)により光学要素(144)内に定常音波を生じさせることを特徴とする請求項38に記載の光学システム。
  40. 力誘導装置(151〜157)により光学要素(144)内に進行音波を生じさせることを特徴とする請求項38に記載の光学システム。
  41. 請求項9から40までのいずれか一つに記載の光学システム、特に投射レンズを有しているマイクロリソグラフィーの投射露光装置。
  42. 投射レンズ(4)一式を取り付け、像面内の波面を測定するようにした、マイクロリソグラフィー投射レンズの製造方法において、複数回の回転対称性の、特に3回または4回の回転対称性の障害を評価し、これに依存して、特に瞳付近に配置されている光学要素(44)の厚さプロフィールを同じ複数回の回転対称性で変化させることにより、像面(5)内の波面の複数回の回転対称性の障害を少なくとも部分的に補正することを特徴とする製造方法。
  43. マイクロリソグラフィー投射レンズが請求項9から40までの少なくとも一つに記載の光学システム、および/または請求項1から8までの少なくとも1つまたは請求項41に記載の投射露光装置の一部であることを特徴とする請求項42に記載の製造方法。
  44. マイクロリソグラフィーによる構造化方法において請求項1から8までの少なくとも1つまたは請求項41に記載の投射露光装置を使用すること、または請求項9から40までの少なくとも1つに記載の光学システムを含んでいる投射露光装置を使用すること、または請求項42または43にしたがって製造した投射露光装置を使用することを特徴とする前記構造化方法。
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