JP2004522237A - スマートカードを用いた車両データ収集及び車両診断システム及び方法、並びに車両便宜装置の自動設定方法 - Google Patents
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Abstract
既存の任意的な車両の管理及び整備の問題点を解決するために、本発明は、スマートカードを利用した車両データ収集及び車両診断システム及び方法、そして車両便宜装置の自動設定方法を提供する。
本発明のシステムは、車両基礎情報データ及び車両整備情報データを有する車両関連データを含むスマートカード、車両内の電子的制御装置、機械的制御装置及びセンサ等に接続されて車両内の情報を集め、スマートカードから車両関連データを読み出すか、又は集められた車両内の情報を前記スマートカードに書き込むスマートカード制御ユニットSCU、車両関連データをスマートカードから読み出して診断を行い、その結果をスマートカードに保存する端末装置を含む。
本発明のシステムは、車両基礎情報データ及び車両整備情報データを有する車両関連データを含むスマートカード、車両内の電子的制御装置、機械的制御装置及びセンサ等に接続されて車両内の情報を集め、スマートカードから車両関連データを読み出すか、又は集められた車両内の情報を前記スマートカードに書き込むスマートカード制御ユニットSCU、車両関連データをスマートカードから読み出して診断を行い、その結果をスマートカードに保存する端末装置を含む。
Description
【0001】
技術分野
本出願は、韓国特許出願第2001−48378号及び第2001−73195号の優先権主張出願であり、本発明は、スマートカードを用いた車両診断及び管理システムに関する。具体的に、本発明は、スマートカード及びスマートカード制御ユニットを用いて車両から発生するデータを集め、集められた車両に関連するデータをオンライン及びオフライン状態において読み出して車両診断を可能にする車両診断システム及び方法と、スマートカードを用いて車両内のドライバーの便宜装置を自動的に設定する方法に関する。
【0002】
背景技術
従来、車両の整備及び管理は、基本的に体系的でなく、任意的に行われる側面が多かった。ドライバーは、車両の各種異常の有無をドライバー自身の有している車両関連知識に依存したり、又は車両のECU(Engine Control Unit)からダッシュボードを介して伝えられるエンジン点検(Check Engine)警告灯程度によって車両の異常の有無のみを判断することができた。それだけでなく、整備所は、始動不良、エンジントラブル、ミッショントラブル等の車両の始動及び運行等、各種車両の状況において突発的、或は持続的に生ずる各種問題点に対し、具体的な兆候の根拠が存在しないことにより、正確に判断することが極めて難しく、整備技術者の経験に基づいて車両の修理を行うことがほとんどである。従って、同一の車両の問題点に対し、整備技術者ごとの経験により異なる診断を行い、それに基づいて不適切な整備措置を行うようになることが常にあり、車両の安全性に深刻な影響を及ぼし、車両寿命の短縮、修理費用の増加、車両販売会社に対する不信等、各種問題点の原因となっていた。
【0003】
一方、一定期間ごとに交換することにより車両の最適状態の維持が可能な車両消耗品の交換においても、現在は、ドライバーの不正確な車両消耗品の交換知識に基づくか、或は整備所を訪問する度に、ドライバーが整備技術者に消耗品交換の必要性を一々確認して交換することになるため、最適の車両状態の維持が不可能であり、結果的に上記の各種車両整備上の問題点を誘発することになる。
【0004】
このような問題点を少しでも解決するため、従来は個人が直接車計簿をつけて消耗品の交換或は修理内訳を一々記録するか、又は特定の整備所で利用者の確保等を目的として車計簿を記録・管理する方式を用いていた。しかし、このような方式は、前者の場合、ユーザが整備及び消耗品交換の内訳を一々記録しなければならず、極めて不便であり、ユーザの間違い等によりこのような内訳が漏れる可能性が多分に存在する。また、後者の場合、前者よりは体系的な管理が可能であるが、指定の一整備所のみを利用しなければならない問題点があった。近年、車両の消耗品交換の周期に対し、インターネット網を利用して車計簿のような形態で資料を管理し、各種の付加サービスを提供するプログラムが多く登場しているが、それは、前述した車計簿のように、ユーザが一々データを入力しなければならず、ユーザが常にオンライン上に接続可能な場合にのみ使用することができる状況的な制限条件が存在する。
【0005】
一方、車両の便宜装置の設定に関しては、従来各種の機械的な装置のみを利用して車両の便宜装置を調整していたが、最近は、車両内への各種電子システムの導入により、このような便宜装置の設定及び調節を電子的に制御可能なモータを利用した電動調節方式になり、便利になった。しかし、同一の車両を1人以上のドライバーが使用する場合、それぞれのドライバーは、それぞれ異なる身体的な条件及び感性を有するため、他のドライバーの使用後に車両を利用する場合、ドライバーが自分の体に合わせて運転席シートの位置、バックミラー及びルームミラー等の角度、選好するラジオ周波数等のような全ての便宜装置をその度に再調節する必要があり、非常に不便であった。
【0006】
本発明は、上記の問題点を解決しようとするものであり、体系的に車両を診断し、それぞれのドライバーに合わせた最適の便宜装置の設定状態を維持可能とすることにより、ドライバーの便利性を極大化し、製品及びサービスの差別化を図ることにその目的がある。
【0007】
より具体的には、本発明の目的は、スマートカードを利用して、車両から出力されるセンサ、ECU(Engine Control Unit)、TCU(Transmission Control Unit)等、各種の機械的、電子的装置の出力データを収集及び記録し、それを利用してオンライン及びオフライン上で車両の問題点を診断可能にすることにより、ドライバーに既存の経験及びチェックエンジン指示灯のような不明確な整備要求手段によって整備を行ったり、消耗品の交換を行っていたことを、スマートカード上に保存されたログデータをオフライン上の独立プログラム実行又はオンライン上のサーバ接続を利用してデータを分析し、その結果をユーザに知らせることにより、車両消耗品の交換周期及び整備の要否をユーザが確認して、ドライバーに適切な時期に車両を整備所に頼んで消耗品の交換及び整備を行わせるようにするためのシステム及び方法を提供することである。
【0008】
また、本発明の他の目的は、整備所の場合、間欠的又は持続的に発生する車両の各種問題点に対して、スマートカード上に保存されたログデータをオンライン又はオフライン上で読み出し、それに基づいて整備を行うことにより、客観的かつ専門的な車両整備を可能にする車両整備システム及び方法を提供し、車両整備記録及び消耗品の交換記録をスマートカード上に書き込むことにより、体系的かつ総合的な車両診断及び管理を可能とすることである。
【0009】
本発明のまた他の目的は、車両販売会社の場合、スマートカードを介してオンライン上で伝えられる各種車両の整備関連データを集めてデータベース化することにより、市販中の車両の問題点を把握し、市販中の車両の補完又は以後の新モデルの開発等に適用するための基礎データとして使用することである。
【0010】
本発明のまた他の目的は、スマートカードを利用して、ドライバーの車両搭乗時に、自動的にドライバーの便宜装置を設定するようにし、ドライバーにより安楽な走行環境を提供する方法を提供することである。
【0011】
上述のような目的を達成するために、本発明の車両内のデータを集めて診断するシステムは、車両基礎情報データ及び車両整備情報データを備える車両関連データを含むスマートカード;及び車両内の電子的制御装置、機械的制御装置及びセンサに接続されて車両内の情報を集め、スマートカードから車両関連データを読み出したり、集められた車両内の情報をスマートカードに書き込むスマートカード制御ユニットSCUを含む。より好ましくは、さらに、前記のシステムに、車両関連データをスマートカードから読み取って診断を行い、その結果を前記スマートカードに書き込む端末装置を含む。
【0012】
本発明のシステムにおいて用いられるスマートカードは、車両の固有情報データ、前記車両所有者個人に関する情報を示す車両基礎情報データ、車両内の各種制御ユニット及びセンサから出力される情報を示すデータ、及び外部から入力された車両診断及び整備に関するデータを含む車両整備データを含む。
【0013】
また、本発明のシステムにおいて用いられるスマートカード制御ユニットは、車両内の機械的制御ユニット、電子的制御ユニット及びセンサから車両の状態に関するデータを入力されるための車両インターフェース;車両インターフェースを介して、前記制御ユニット及びセンサから集められた車両の状態を示すデータを保存する第1のメモリ;スマートカードから伝えられる車両診断及び整備事項に関するデータを保存する第2のメモリ;車両の基礎情報データのうち、変更不可項目とは、車両出庫日、車台番号、エンジン番号、車種、年式、排気量のような車両の固有の情報を含む第3のメモリ;現在のドライバーの便宜装置の設定値を保存する第4のメモリ;スマートカードとスマートカード制御ユニットをインターフェースするカードインターフェース;車両インターフェース、第1のメモリ、第2のメモリ、第3のメモリ、第4のメモリ及びカードインターフェースを制御し、演算を行うプロセッサー;及び前記プロセッサーを制御するためのプログラムを含むROMとを含む。
【0014】
また、本発明のシステムにおいて用いられる端末装置は、スマートカードから車両と関連したデータを読み出し、処理された車両関連データを前記スマートカードに書き込むカード端末機、及びスマートカードから読み出した車両関連データに対し車両診断プログラムを実行し、車両を診断して診断結果による整備項目を表示し、それをスマートカードに書き込むパソコン又はインターネットのようなネットワークを通じて中央A/Sセンタのメインサーバに按続し、中央A/Sセンタ一のメインサーバで処理された処理結果を受信して、出力する移動通信端末機を含む。
【0015】
本発明のシステムが車両のデータを集める方法は、自己診断命令語を車両内の各制御ユニットヘ伝送して前記自己診断命令語に対する応答を受信するステップ;受信された応答が正常応答であるか否かを判断して、正常応答でなければ、応答として受信されたエラーコードをスマートカード制御ユニットに保存するステップ;スマートカードの挿入有無の判断及び挿入された前記スマートカードを認証するステップ;スマートカード制御ユニットに保存されたエラーコードを、認証されたスマートカードに書き込むステップ;及びスマートカード制御ユニットと前記スマートカードに保存されたデータとを比較して差があれば、相互アップデートするステップを含む。
【0016】
一方、本発明のシステムが、スマートカードを用いて集められた車両のデータをオフライン上で診断する方法は、端末装置内において車両診断プログラムを実行するステップ;スマートカードを端末装置に挿入し、スマートカードが前記プログラムにより診断可能であるかを認証するステップ;認証されたスマートカードに書き込まれた車両関連データを読み出すステップ;診断プログラムを、読み出された車両関連データに対し実行させて車両診断を実行するステップ;及び診断結果をユーザの端末装置に表示するステップを含む。
【0017】
さらに、本発明のシステムが、スマートカードを用いて集められた車両のデータをオンライン上で診断する方法は、スマートカードを端末装置に挿入するステップ;端末装置をネットワークを通じて中央A/Sセンタメインサーバに接続して、前記スマートカードが前記中央A/Sセンタメインサーバによりサービス可能であるかを認証するステップ;スマートカードが認証された場合、前記スマートカードから集められた車両関連データを前記中央A/Sセンタメインサーバに伝送するステップ;集められた車両関連データに対して車両を診断し、前記診断結果を保存するステップ;及び診断結果を前記端末装置に伝送して前記端末装置に表示し、前記スマートカードに書き込むステップとを含む。
【0018】
実施例
以下、添付の図面を参照して、本発明の好ましい実施例について詳説する。以下において、図1及び図3を参照して本発明を説明すると、図1は、本発明に係るスマートカードを利用したオンライン及びオフライン上の車両データ収集及び車両診断システムの構成を概略的に示すブロック図であり、図3は、図1におけるスマートカード制御ユニットの構成を詳細に示すブロック図である。
【0019】
図1を参照すると、本発明の車両データ収集及び車両診断システムは、スマートカード101を介して互いに情報を伝える、(i)車両102に装着されたスマートカード制御ユニット103、(ii)第2のカード端末機111及びパソコン112を含む整備所の端末装置110、(iii)第1のカード端末機121及びパソコン又は移動通信端末機122を含む個人端末装置120、及び(iv)ネットワーク130を介して車両102に関する、情報を整備所の端末装置110又は個人端末装置120に設けられたパソコン/通信端末機112、122から提供され、所望の自動車診断及び整備事項をさらに整備所の端末装置110及び個人端末装置120ヘ伝送する中央A/Sセンタメインサーバ140から構成される。
【0020】
図1において、車両102は、スマートカード制御ユニットSCU;103を含み、該スマートカード制御ユニット103は、車両の各種装置に取り付けられたセンサ及び制御装置等と、後述する方法によりこれらのセンサ及び制御装置等から、エラーコードとして表示される車両の異常有無及び車速センサ、インジェクタ駆動信号の入力値として表示される車両内の変動事項に対する最新の情報を集めて内部の第1のメモリ301に書き込み、スマートカード101から最新の車両整備情報を集めて内部の第2のメモリ302に書き込み、ドライバーの便宜装置の設定値を第4のメモリ304に保存する。TCU、ECU等の制御ユニットと各種センサは、パラレル方式又はシリアル方式でSCU103に連結され、各制御装置において集められた電子制御装置の誤動作の有無、各種消耗品の交換周期、エンジン誤動作の有無等、自動車において生じる全ての事項に関するデータをSCU103に伝え、これを内部の第1のメモリ301に保存させている。
【0021】
一方、図1において整備所の端末装置110は、車両関連データをスマートカードから読み出し及びスマートカードに書き込みを行う第2のカード端末機111と、第2のカード端末機に連結され、スマートカードから読み出したデータを分析し、車両の異常有無の判断及び消耗品の交換状態の表示、車両の整備事項を入力して保存するパソコン112とを備えている。また、図1において、個人端末装置120は、車両関連データをスマートカードから読み出し及びスマートカードに書き込みを行う第1のカード端末機121と、第1のカード端末機121に連結され、スマートカードから読み出したデータを利用してオフライン上で車両状態の診断及び整備推奨事項を表示し、自己診断を行わせる整備プログラムが内蔵されたコンピュータ122、又は前記第1のカード端末機121と連結され、スマートカード101からのデータをネットワークを介して中央A/Sセンタに伝送し、オンライン上で車両診断及び整備推奨事項を表示し、自己診断を行わせるコンピュータ又は通信端末機122とを備えている。
【0022】
一方、図1の中央A/Sセンタメインサーバ140は、インターネットのようなネットワーク130を介して整備所の端末装置110及び/又は個人端末装置120のコンピュータ又は通信端末機122との連結が可能である。
【0023】
図2は、本発明のスマートカードとSCUに書き込まれ、アップデートされる情報データの構造を示すブロック図である。先ず、スマートカードに書き込まれる情報は、車両の基礎情報データ、車両の整備情報データ、ドライバーの便宜情報データ、提携アプリケーション情報データ及びその他の情報データに区分され、車両の基礎情報データは、更に変更不可項目及びアップデート可能項目に、車両の整備情報データはSCUからのアップデート項目及び外部装置からのアップデート可能項目にそれぞれ区分される。また、SCUに書き込まれるデータは、車両の基礎情報データ、車両の整備情報データ、ドライバーの便宜情報データ及びその他の情報データに区分され、車両の基礎情報データには、変更不可項目のみが収録され、車両の整備情報データは、各種制御ユニット及びセンサからアップデート可能な項目及びスマートカードからアップデート可能な項目に区分される。
【0024】
車両の基礎情報データのうち変更不可項目とは、車両出庫日、車台番号、エンジン番号、車種、年式、排気量のような、車両の固有情報を示すデータであって、これらのデータは、自動車メーカーにおいて、自動車の出荷時にSCUの第3のメモリ303に登録する情報である。この変更不可項目のデータのうちSCUのデータは、初期設定時に一回だけ書き込むことができアップデートは不可能であり、スマートカード上の同領域は、SCUの情報データをそのまま書き込むだけで、車両の出庫後、SCU以外のその他の外部装置により修正が不可能である。また、車両基礎情報のうちスマートカードのアップデート可能項目は、車両購買日、車両購買者、運転免許番号及びE−mailのような車両所有者の個人に関する情報であって、これは自動車営業所等の特定機関において本人であるか否かの確認を経た後に登録することが可能であり、このような情報は、SCUに保存されず、スマートカードにのみ保存される項目である。
【0025】
車両の整備情報データのうち各種制御ュニットCUからアップデートされる項目は、各種の制御ユニット及び車両内のセンサから検出されSCUに書き込まれる情報であって、自己診断コネクタから入力され、車両のエラーコードとして表示される車両の異常有無及び走行時の車両の速度、インジェクタ駆動信号として得られる走行時の平均RPM、エンジン状態情報等、車両に取付けられたセンサから感知し得る全ての情報を含む。ま た、これらの情報は、特性により、エンジンの異常信号等のような一定期間の間の変更履歴の流れを書き込んだり、走行記録等のようなアップデートされた最終記録の形態で保存することが可能であり、該情報は、スマートカードをSCUに挿入する場合にスマートカードに伝送され、SCUからアップデート項目に該当する情報データをアップデートするようになる。
【0026】
また、車両の整備情報データのうちスマートカード上の外部装置からのアップデータ可能項目は、A/S年月日、A/S項目、整備内容、交替部品及び整備会社の記録のような車両整備に関する記録を含むものであり、図1のカード端末機111、121のような外部装置によリスマートカードにデータを書き込み、スマートカードをSCUに挿入する場合に、SCUの中央処理装置は、該データを既存のSCUに保存されたデータと比較して、最新のデータをスマートカードとSCUで相互アップデートするようになる。
【0027】
スマートカード101及びSCU103に書き込まれたドライバーの便宜情報データは、選好するラジオ周波数の選択・ボリュームの調節・CD・EQセットアップのようなオーディオ関連情報、車両内部の温度、サイドミラー調整、運転席の高さ及びチルト、及びハンドルの位置及びチルト等のようなドライバー個人の便宜と関連した情報データを含み、一車当たり複数個のスマートカードが設けられ得る場合は、スマートカードのドライバー便宜情報データ領域は、各スマートカード別にカード所持者に合わせたデータを保存することになる。従って、ドライバーが車両に搭乗しスマートカードを挿入する場合、SCUはスマートカード内の便宜装置情報を車両内の各種制御ユニットに伝え、搭乗者に合わせて車両の便宜装置を調節するようになり、走行中、ドライバーが便宜情報関連装置を変更する場合、該変更された情報を一次的にSCUのメモリに保存し、これを再びスマートカードにアップデートすることになる。結果的に、スマートカード内のドライバー便宜装置情報データは、常にスマートカード所持者が最後に車両から出る時の便宜装置の設定データを書き込んでいることになる。
【0028】
一方、スマートカードの提携アプリケーション情報データは、車両に関連した情報の他に、応急医療情報、保険会社の車両保険記録、ガソリンスタンドの給油ポイント積立、映画館・ショッピング・旅行等の各種マイレッジ等、ドライバーが個別的にサービス供与を契約した会社のアプリケーションを搭載し、単一カードで複数の機能を有する多機能カードを可能にする情報を収録することができる。
【0029】
上述のスマートカードのデータは、最初使用時又はユーザの必要時に、SCUのリセットを行うことにより初期化する。初期化により、SCUのデータがスマートカードにアップデートされるが、この際、車両の基礎情報データの、変更不可項目、車両の整備情報データ及びドライバーの便宜情報データは、SCUのデータからアップデートされ、車両の基礎情報データの、アップデート可能な項目、提携アプリケーション情報データ、及びその他の情報データは、既存のデータがスマートカードに保存されていれば、そのまま保持される。
【0030】
このような初期化は、特に自動車の売買時に必要であるが、スマートカードの既存所持者が車両を購入する場合は、既存のスマートカードをSCUに挿入した後、SCUをリセットしカードを初期化させて使用する一方、これまでスマートカードを使用していなかった購入者がSCU装着車両を譲り受ける場合は、新規のスマートカードを別途購入し、新規のスマートカードをSCUに挿入した後、SCUをリセットしカードを初期化させて使用することになるが、これは、既存のスマートカードユーザがスマートカードを紛失した場合にもその処理が同一である。
【0031】
以下、図3及び図4の本発明のSCUの構成及び車両内に装着された各種センサからの情報収集処理過程を説明する。
【0032】
図3に示されているスマートカード制御ユニット103は、車両内の各種制御ユニット及びセンサからデータを入力されるために、これらと接続する車両インターフェース307と、車両インターフェース307を介して伝えられる情報を保存する第1のメモリ301、スマートカードから伝えられる整備情報等のデータを保存する第2のメモリ302、車両の出庫時、車両の固有情報を保存する第3のメモリ303、及び現在ドライバーの便宜装置設定情報を保存する第4のメモリ304からなるEEPROM と、第1、第2及び第4のメモリに情報を保存する前に集められた車両内部の情報や、スマートカードからアップデートされるデータを仮保存するRAM306と、スマートカードとインターフェースするカードインターフェース305と、これらを制御し演算を行うCPU309と、CPUを制御するためのプログラムを保存するROM308とを備えている。
【0033】
また、本発明のSCUは、SCUの現在状態を表示し、スマートカードとSCUとの間で情報のアップデートが行われる間の通信状態を表示し、又はSCU内部の障害及び既存の車両内部の制御装置等から異常があると判断される車両の障害メッセージを表示して、車両の点検を実施できるようにする文字、画像及び音声等の表示装置を外部に含むように設計され得、車両内に設置されたオーディオディスプレイ、NAVIGATOR(ナビゲーションシステム)又はAUTO PC等の表示装置を介しても具現され、又はこれらと連動して具現され得る。
【0034】
図4に示されているSCUと車両の各部分との通信に使用される車両インターフェースについて説明すると、車両インターフェース307は、各種自己診断コネクタ404とSCUを連結するためのCAN/K−Line等のインターフェース401と、車両内の各種センサの出力値をSCUに伝えるためのA/Dコンバータ402のようなセンサインターフェースと、走行中に便宜装置の設定が変更された時、これを認識しSCU内に保存されている便宜装置の設定値を変更するためのインタラプトをデコードするインタラプトデコーダ403のようなインタラプトインターフェースとを備えている。以下、それぞれについてより詳しく検討する。
【0035】
SCUは、車両インターフェース307のCAN BUS、K−Line等のインターフェースを介して、自動車のECU、TCU、ABS制御ユニット、AIR BAG制御ユニット等の各種制御ユニットの情報を集めるための自己診断コネクタと通信する。車両診断において、自己診断コネクタ404は、ECU内或はエンジンルームに、又は運転席付近に位置し、既存の整備所でハイスキャン装備のような車両診断装備に連結して車両の基本的状態を把握できるようにする物理的なコネクタであり、これから各制御ユニットのエラーコードを読み込むためのインターフェースとしてのK−Line及びCAN方式等のプロトコルは、国際規格(ISO)及び産業規格として公知のものであるので、詳しい説明は省略する。また、これらのプロトコルを利用してECU等からデータを要請され、これに対する応答として発生するエラーコード及びその解析は、各自動車メーカーから入手可能である。
【0036】
但し、CPU309は、このような車両のエラーコード項目に対するデータを、車両インターフェース307を介して車両内の制御ユニットに要請し、各項目に対する応答を車両インターフェース307を介して読み込み、これを解析し、該当項目に対する応答値が正常値でないと、これをSCUの第1のメモリ301に保存する一方、図5に示すような方式でスマートカードに伝送して保存する。
【0037】
また、車両センサから検出された問題点を診断し、車両の運行情報及びドライバーの運転特性情報を集めるための車速センサ、インジェクタ駆動信号、スロットル弁位置センサ(TPS)、空気量センサ、温度センサ(水温、排気等)、吸入空気センサ(MAP Sensor、Airflow Sensor 、Kalman 渦流センサ等)のような各種センサ出力及びバッテリーの電源状態を検査するためのバッテリー電源入力は、車両のセンサから出力される電流又は電圧出力を入力とし、これをA/Dコンバーター402のような形態に代表的に具現可能なセンサインターフェースにおいて変換した後、これをCPU309側に伝送して検出する。CPU309は、前述の各種センサの出力値から把握可能な現在車両の運行状態及びドライバーの運転特性を演算して(車両の平均速度、最高速、最低速、車両平均RPM、最高RPM、最低RPM等のような方式で)SCU内のメモリに保存し、またこのような車両運行状態によって、各種出力が、指定された出力範囲内で変化するかを判断し、指定された出力範囲から外れる場合、この値をSCUのメモリに保存する。SCUに保存された車両センサの出力情報は、後述する図5に示すような方式でスマートカードに伝送され、スマートカードを介して、後述する中央A/Sセンタのメインサーバ140又はオフライン上の独立プログラムに伝送されて、センサの異常有無及びユーザの運転特性による消耗品交換と関連した整備事項表示等の用途として用いられる。
【0038】
また、車両インターフェース307は、ドライバーが車両の運行中に車両内の便宜装置の設定を変更する時、発生する信号をデコードし、どの便宜装置において設定が変更されたのかをCPUに報告し、車両によってはLAN、CAN又は直接連結方式で連結された自動ミラー調節スイッチ、シート調節スイッチ及びCDIインターフェース等に提供されるカーオーディオのユーザ情報等を入力とし、CPU側へこれらのデータを伝送してスマートカードにデータを保存し、又はカードから伝送されるユーザ便宜装置の設定値をCPUを介して読み込み、それぞれのユーザ便宜装置に取付けられたモータ等の駆動装置を制御して、便宜装置を再設定可能にする通信インターフェース装置の役割をする。
【0039】
上述の構成のSCUを利用した車両内部のデータを集める方法を、本発明のシステムにおいて車両内のデータを集める過程を示す図5のフローチャートを参照して説明すると、次のとおりである。
【0040】
本発明のシステムにおいて、車両内に装着されたSCU103は、車両内の各種制御ユニットとセンサに連結され、車両にドライバーが搭乗して自動車キーを差し込み電源が印加される瞬間から、車両内の全ての部分において生じる変化を、車両内の制御ユニットとセンサを介して感知するようになる。ドライバーが車両に搭乗し、車両のキーを差し込んでSCUに電源が印加されると、CPU309は、車両インターフェース307内のCAN/K−Lineを介して自己診断命令語を自己診断コネクタ404を利用して車両内の各種制御ユニットヘ伝送するようになる(S510)。
【0041】
そうすると、各種の制御ユニットは、これに応じて各制御ユニットのエラーコードをCAN/ K−Line を介してCPU309に伝送し、CPUは、これを受信する(S515)。CPU309は、受信したエラーコードを分析して、各制御ユニット及びこれらが制御する車両の各部分が正常的に動作しているかを判断する(S520)。全ての部分が正常的に動作していると判断されれば、SCUは、センサの出力値をチェックするために設定された時間が経過したかを判断する(S525)。このようなセンサの出力値をチェックするための時間周期は、SCU内部のCPUの演算能力によって多様に設定され得、このような設定値は、CPU309内のTimer/Counterによりカウントされる。
【0042】
設定された時間が経過しなかったら、SCUはステップ(S510)へ戻り、再び自己診断命令語を各制御ユニットに伝送するようになり、設定された時間が経過したら、SCUは車速センサを介して車両の速度を入力され、インジェクタ駆動信号としてRPMを入力される等、車両内のセンサの出力値を入力され、SCU内のRAM306に仮保存する(S530)。仮保存されたセンサの出力値を利用して、CPU309内では、車両の平均速度、最高速度、最低速度、車両の平均RPM、最高及び最低RPMの計算のような演算を通じて、現在車両の運行状態及びドライバーの運転特性が分析され(S535)、このように分析された結果は、ステップ(S530)において集められたセンサの出力値と共にSCUの第1のメモリ301に保存される(S540)。上述のセンサ出力値の収集及び分析を終えた後、SCUは再びステップ(S510)ヘ戻り、自己診断命令語を車両内の制御ユニットヘ伝送するようになる。
【0043】
一方、自己診断命令語に対する応答として受信されたエラーコードの分析結果、正常応答ではないと判断されると、このようなエラーコードはSCUの第1のメモリ301に保存される(S550)。
【0044】
SCUは、エラーコードを保存した後、SCU内にスマートカードが挿入されたか否かを判断する(S555)。若し、スマートカードが挿入されなかったら、エラーコード及びステップ(S540)においてSCUに保存されたセンサの出力値とこれらの分析結果をスマートカードにアップデートすることができないため、再び自己診断命令語を制御ュニットに伝送するステップ(S510)ヘ戻るようになり、スマートカードが挿入されたら、スマートカードが当該車両に属するカードであるか否かを判断する認証ステップ(S560)へ進むようになる。カードの認証は、スマートカードキーとSCUのキーを相互比較して行われるが、認証に用いられるキーは、車両の車台番号又はエンジンブロック番号等、車両の固有番号を用いて生成することができる。スマートカードが当該車両に用いることができるものと認証されると、上述のようにSCUに保存されたデータは車両の最新情報であるため、スマートカードとSCUの保存情報データを比較する必要なく、スマートカードに書き込むようになる(S565)。
【0045】
スマートカードに変更されたデータを書き込んだ後、現在挿入されたスマートカードが自動車キーの挿入直後に挿入されたスマートカードとは異なるカードに変更されたり、自動車キーの挿入後にスマートカードが挿入された場合のため、スマートカードとSCUのデータを最新のデータに相互アップデートするため、図6の(S630)ステップヘ進む。
【0046】
図6は、本発明のシステムにおいてスマートカード101とSCU103内のデータ間に相互最新のデータにアップデートする処理過程を示すフローチャートである。図6において、自動車キーが挿入されると、SCUはスマートカードが挿入されたか否かを判断するようになる(S610)。スマートカードが挿入されなかったら、SCUはスマートカードと比較してデートをアップデートすることができないため、車両内の最新のデータを検出するために自己診断命令語を伝送するステップ(S510)へ戻り、スマートカードが挿入されていれば、挿入されたカードを認証するステップ(S620)へ進む。スマートカードを認証するステップは、図5の場合と同様に、スマートカードが当該車両に属するものであるか否かが、車台番号又はエンジンブロック番号のような車両の固有番号を用いて生成されたスマートカードキーとSCUキーを互いに比較することにより行われる。カードが当該車両に適合したカードとして認証されないと、カードが挿入されなかったことと同様に、車両内の最新データを検出するステップ(S510)へ戻るようになり、カードが当該車両に適合したカードとして認証されると、SCU上のデータとスマートカード内のデータを互いに比較するステップ(S630)ヘ進むようになる。
【0047】
相互のデータを比較するステップは、スマートカードに保存された全てのデータとSCUに保存された全てのデータを比較し、相違があるか否かを判断することにより比較することもできるが、より好ましくは、最も最近にアップデートされた日付、走行距離、アップデートの累積回数等のような数値の大小を比較して、最も最近にアップデートされたデータから古いデータをアップデートすることになる(S640)。この時、カードからSCUにアップデートされるデータは、図1及び後述する図7において説明される方法によりスマートカードに保存された車両の最新整備記録であり、SCUからスマートカードにアップデートされるデータは、図5において説明した方法によりSCUに保存されたエラーコード値、センサ出力値等のような最新の車両データである。
【0048】
図7は、整備所のパソコン又は独立型端末装置等を通じた車両診断及び整備時の処理過程を示す図である。車両が連係サービスを提供する各種整備所に入庫されると、ドライバーは、当該車両に属するスマートカード101を、整備所のパソコン又は独立型端末装置に取付けられた第2のカード端末機111に挿入することになる(S710)。図5及び図6において説明された過程により、車両制御ユニット及びセンサにより感知されSCU103及びスマートカードに書き込み・保存された全ての事項は、スマートカード101から第2のカード端末機111へ読み出される。読み出されたデータは、カード端末機111に連結されたパソコン112上に表示され(S730)、読み出されたデータに基づいて診断プログラム又は整備士の経験的な判断により整備すべき事項を検討するようになるが (S740)、この時、整備プログラムにより整備事項が検討される場合は、プログラムの性能により、整備事項の多少が決まり得る。整備士は、検討された事項に対し、消耗品交換又は車両修理を行い(S750)、このような処理項目をパソコン112に入力して処理が完了すると、処理結果をカード端末機111を介してスマートカード101に書き込むようになる(S760)。スマートカードに書き込まれたこれら最新の整備データは、ドライバーがスマートカードを車両内のSCU103に挿入したときに、図6において説明された処理過程を通じてSCUにアップデートされ、SCUには常に最新の整備データが保持され得る。
【0049】
若し、連係サービスを提供する各種整備所の端末装置が、インターネットに接続可能な場合のように、オンライン環境が構築されている場合は、顧客管理のためにアップデートされたデータを自動車中央A/Sセンタメインサーバ140に伝送して、データベースに対象車種及び年式、A/S年月日、A/S項目、整備内容、整備会社の記録等を保存することができ、併せて、車両制御ユニット、センサ等により感知され、SCUに保存されている車両診断データを伝送されてデータベース化することができる。このように集められたデータは、車両の事前診断サービスのための統計資料及び車両部品改善及び新車開発のための統計資料として活用されるようになる。
【0050】
車両の所有者がスマートカードなしに整備サービスを提供する整備所を訪れた場合は、上述の方法によって、最も最近の整備データがSCU103に保存されているはずなので、このデータを用いることになる。この場合、整備所業者において保管しているスマートカード(整備士用のスマートカード)をSCUに挿入してリセットキーを押すと、上述のように、 SCUの車両基礎情報データと車両整備関連データがスマートカードに書き込まれるようになる。次に、このスマートカードを再びカード端末機に挿入して上述の整備サービスを行い、その結果は再び同カードを通じてSCUに保存されるようになる。
【0051】
スマートカードを用いたオンライン車両診断過程のフローを示す図8及びオンライン上の車両診断システムの構成を示す図9及び図10を以下において説明する。ユーザが運行中の車両に問題が発生するか、又は自の車両の現在の状態等を調べようとするとき、ユーザは、自の車両に属するスマートカードをカード端末機121が取り付けられた各種のオンライン接続装置(例えば、コンピュータ又は携帯電話等)にカードを挿入した後、インターネットのようなネットワークを通じて中央A/Sセンタメインサーバ140に接続する(S820)。
【0052】
先ず、ユーザは、XML、HTML等の方式を用いて、ウェブ上においてグラフィック環境に基づいて、多次元データ及び多様なマルチメディア情報を表示することのできる能力を有し、これからデータの入力及び処理結果をユーザが確認できるようにするウェブインターフェース925を具現する中央A/Sセンタのウェブサーバ1030にネットワークを介して接続するようになる。
【0053】
一旦、ウェブサーバ1030に接続されると、認証サーバ1020は、接続されたスマートカードがサービス対象に属するカードであるかを認証するようになるが、この際、認証の手続きは、前述したスマートカードに保存されている車両の固有な情報、例えば、車両のメーカー、車種又は年式等を比較検討することにより、対象車両が、中央A/Sセンタメインサーバ140においてサービスを提供している車種であるか否かを認証するようになる(S830)。スマートカードが按続された中央A/Sセンタメインサーバ140によってサービスの提供を受けられないカードとして、認証がされないと、オンライン車両診断の手続きは終了するようになる。スマートカードが認証サーバ1020によって認証されると、図5及び図6に関して説明された過程を通じて、スマートカードにアップデートされた車両の基礎情報データ及び整備情報データは、オンラインを通じて中央A/Sセンタメインサーバに伝送されるようになる(S840)。
【0054】
データを伝送された中央A/Sセンタメインサーバ140は、データベースサーバ1010において整備プログラムを実行し、車両の制御ユニットからのエラーコードを、受信されたデータ上から検出して問題点を診断し、診断された結果を車両結果データベース930に保存することになる(S850)。
【0055】
これをさらに具体的に検討すれば、先ず、スマートカードから入力されたエラーコード等のデータを集めれば、推論エンジン915は、これを入力として、専門家から車両の故障状況に対して発生可能な単一のエラーコード若しくは複合されたエラーコード又はその他の専門知識の形態で、車両に対する知識を抽出し、これを、知識ベース910に保存することができる形態に切り換える知識獲得システム920を用いて構築され、さらに問題点診断の規則及び手続き等の資料から構成される知識ベース910から、各種推論方式を通じて適切な解を導き出す。これは、当該車両の問題点及びこれに対する解決策と交換が必要な部品及びドライバーの運転習慣に関する各種の統計データ及び改善方向に関する資料として、若し、ネットワークを介して中央A/Sセンタメインサーバに接続された接続装置がコンピュータである場合はコンピュータのモニターを介して、接続装置が携帯電話のような通信端末機である場合は文字サービス等の方法を介して伝送して表示される(S860)。
【0056】
一方、上述の過程を通じて診断され表示された結果と共に車両診断結果に対する不満事項や車両の問題点を、ウェブインターフェース925を通じてユーザ940が車両診断結果データベース930に保存できるようにすることにより、自動車メーカ一950は、該データベース930に保存されたデータを用いて、各車種別ドライバーの性向、各車両別制御装置の問題点等を把握することができ、車両専門家は、これを用いて知識獲得システムを通じ知識ベースをアップデートすることにより、推論エンジンを通じた車両診断結果がより精密になるようにすることができる。このような過程によって、車両のユーザは、直接車両を整備所に運転して行かなくとも、必要な整備事項が分かるようになり、自動車メーカーの場合、データベース930を通じて一々販売した車両を直接確認しなくても、これらの車両の問題点及びユーザの不満事項等を把握できるようになる。
【0057】
スマートカードを用いたオフライン車両診断過程のフローを示す図11及びそのシステムの構成を示す図12を参照して、オフライン上の車両診断過程を説明する。ドライバーが、オンラインを介して中央A/Sセンタメインサーバ140に連結することができない場合、カード端末機121が連結されたパソコン122のような単独装置を用いてオフライン自家診断を行うこともできる。
【0058】
先ず、ユーザは、パソコンのような単独装置に該当整備診断プログラムを実行するようになるが、この際に実行されるプログラムは、単独装置の処理容量又は整備診断事項の多少によって多様に選択することができる(S1110)。診断プログラムが実行された後、ユーザはスマートカードをカード端末機121に挿入し(S920)、単独装置は、該当スマートカードが、現在実行中であるプログラムによって診断サービスを受けることのできるカードであるかを認証することになるが、認証方法は、図8と同様である(S1130)。挿入されたスマートカード101が、現在実行中であるプログラムによってサービスを受けることのできないカードと判断され認証がされないと、オフライン整備診断過程は終了するが、カードが認証されれば、カード端末機によってスマートカードから単独装置に、車両内において集めたエラーコード及びセンサ出力値のような固有情報及び整備情報に関するデータが読み出されて伝送される(S1140)。単独装置は、伝送されたデータに対して診断プログラムを実行し、事前診断又は問題点診断を実行して、整備推奨事項又は現在必要な整備事項がプログラムによって検討される(S1150)。
【0059】
上述の過程を具体的に説明すると、ユーザは、図9のウェブインターフェース925と同一の機能を行うユーザインターフェース1225を介して推論エンジン1215に接続する。即ちカード端末機121によりスマートカードから読み出された車両内部で集められたエラーコード、センサ出力及び整備情報は、ユーザインターフェースを介してソフトウェア的に具現された推論エンジン1215に伝えられ、推論エンジンは、知識ベース1210から提供された車両診断規則及び診断決定手続きを、スマートカードから受信したデータを適用し、各種の推論方式を利用してエラーコードを分析し車両の問題点を診断する。かかるオフライン車両診断方式における知識ベースは、資料がアップデートされたCDを購入するか、又はアップグレードされた診断プログラムを購入することによりアップデートされる。
【0060】
上述の方法により検討された結果である車両の問題点及び消耗品の交換日程等は単独装置に表示される(S1160)。オンライン上の車両診断と同様に、かかるオフライン上の車両診断過程により、車両を直接整備所に持って行くことなく、必要な整備事項が分かるようになる。
【0061】
以下、図13a及び13bを参照してスマートカードを利用した自動車の便宜装置の自動設定方法を説明する。図13a及び13bは、本発明による車両の便宜装置をスマートカードの保存データに応じて自動的に設定する方法を示す。スマートカード101のデータを利用して車両の便宜装置を自動的に設定するためには、ドライバーの安全のために、車両が運行中ではないことを前提とする。従って、ドライバーが車両に搭乗してキーを差し込んで電源が印加されれば、車両の中央制御装置は、車両が始動中であるかを先ず調査するようになる(S1301)。若し、車両が始動中であれば、安全のためにスマートカードから便宜装置設定データを読み出して便宜装置を変更してはならないので、スマートカードの挿入有無を判断せず、既存の便宜装置が変更されたかどうかのみを判断するステップ(S1340)ヘ進むようになる。
【0062】
車両が始動中ではなければ、車両の中央制御装置は、スマートカードからの便宜情報を読み出すために、先ずスマートカード101がSCU103に挿入されたかどうかを確認するようになる(S1305)。車両キーが挿入されたものの始動中ではない状態で、スマートカードも挿入されていなければ、中央制御装置は、ドライバーによる車両内の変化が発生するまでステップ(S1301)及びステップ(S1305)を繰り返し、また始動中ではない状態でスマートカードが挿入されていれば、挿入されたスマートカードを認証するステップヘ進む。スマートカードの認証ステップは、カードキーとSCUキーとを相互比較して行い、その場合、認証キーは、図5及び図6の過程におけるように、車両の車台番号、エンジンブロック等の車両の固有番号を用いて生成され得る。
【0063】
スマートカードが搭乗車両に属さないものであるため認証がされない場合は、スマートカードからデータを読み出すことができないので、従来の便宜装置の設定を変更したかとうかを確認するステップ(S1340)ヘ進むようになる。スマートカード101が認証された場合は、SCU103がスマートカードから便宜装置に関連したデータを読み出し、SCU103内の仮保存場所であるRAM306に保存するようになるが、そのときに読み出される便宜装置のデータは上述のドライバーが選好するラジオ周波数の選択・ボリューム調節・CD・EQセットアップのようなオーディオ関連情報、車両内部の温度、サイドミラー調整、運転席の高さ及びチルト、並びにハンドルの位置及びチルト等のようなドライバー個人の便宜に関連した情報データであり、車両の中央制御装置において、電子的に調節することができる全ての装置の調節に関するデータを含むこともできる(S1320)。
【0064】
一方、SCU103は、現在の便宜装置の設定値AをSCU103の第4のメモリ304から読み出し(S1325)、RAM306に保存されたスマートカードからの便宜装置の設定値Bと比較する(S1330)。比較の結果、現在の使宜装置の設定値Aとスマートカードの保存値Bとが同一である場合は、便宜装置を再設定する必要がないので、運行中に便宜装置が変更されたかどうかを観察するステップ(S1340)ヘ進む。しかし、比較の結果、設定値が一致しなければ、便宜装置の設定を変更するステップヘ進む。
【0065】
本発明における車両の便宜装置設定動作は、ユーザのスイッチオン/オフ操作によって発生する信号に基づいて、車両インターフェースを介して車両内の各種アクチュエータ及びモータ等の駆動装置を動作させることにより行われる。
【0066】
一方、CPUは、かかる信号の持続時間、それによる該当車両の便宜装置の変位値(信号の持続時間×該当便宜装置のアクチュエータ又はモータ等の駆動装置の動作速度)を計算し、便宜装置の設定値として第4のメモリ304及びスマートカードヘ伝送して保存するが、これら変位値は、例えばユーザが、無理に自動サイドミラーが上下左右のそれぞれの最大移動値まで移動しているにもかかわらず、スイッチをオン状態に維持し続けている場合を予想し、便宜装置の該当スイッチを該当操作範囲以上に操作し続けた場合、各便宜装置の+又は−方向への最大変位値を保存する。
【0067】
従って、ステップS1325の現在の便宜装置の設定値あとステップS1330のスマートカードの保存値Bとは、それぞれ便宜装置の変位値を意味し、AとBとの変位値の比較結果によって、+又は−方向に便宜装置を移動させる。例えば、AとBとの変位値の比較結果、A>Bであれば、A値とB値との差だけ−方向へ便宜装置を移動させ(S1331)、A<Bであれば、A値とB値との差だけ+方向へ便宜装置を移動させる(S1333)。A値とB値との差だけ便宜装置を移動させた後、SCUの第4のメモリ304に変更された現在の便宜装置の設定値を書き込むようになり、再びスマートカードの保存値Bと比較するステップ(S1330)へ進む。
【0068】
一方、スマートカードが挿入されていない状態で車両キーが挿入されるか、又は挿入されたスマートカードが認証されないか、あるいは便宜装置の現在の設定値がスマートカードに保存された設定値と同一の場合に、CPUは、各種の便宜装置のスイッチ等の変化をインタラプト、タイマーループ等の方式でモニタリングし、便宜装置の設定がユーザにより変更されたかどうかを監視する(S1340)。モニタリングルーチンにより便宜装置の設定値が変更されたことをCPUが検出すれば、CPUは、多数の便宜装置のうち、いずれの設定が変更されたかを検出し(S1350)、ユーザにより変更されただけの変位値を検出する(S1355)。その後、車両の中央処理装置は、SCUの第4のメモリ304から変更された便宜装置の項目に該当する設定値をローディングし(S1360)、SCUに保存された変位値に変更されただけの変位値分を加算して、最終の絶対的な変位値を演算し(S1365)、その演算された値を再びSCUの第4のメモリ304に書き込むことにより、便宜装置の設定情報をアップデートするようになる(S1370)。
【0069】
SCUは、アップデートされた便宜装置の設定データをスマートカードに再びアップデートするために、スマートカードの挿入有無を検査し(S1375)、スマートカードが挿入されていなければ、即ち初期には挿入されていたものの、後で除去されたか、又は最初から挿入されていなかった場合は、SCUからスマートカードヘ最新の便宜装置の設定データをアップデートすることができないので、再び他の設定データの変更有無を調査するためにステップ(S1340)へ戻るようになる。
【0070】
若しSCUのメモリに新たなデータをアップデートした後に、SCUにスマートカードが挿入されていれば、スマートカードを認証するステップ(S1380)ヘ進み、上述のステップ(S1315)と同一の方法でスマートカードを認証するようになる。かかる認証ステップ(S1380)は、スマートカードが最初と異なるカードに途中変更されるか、又は後で挿入された揚合のために必要である。挿入されたスマートカード101が現在の搭乗車両に属しないカードであるため、認証がされなければ、スマートカードに変更されたデータをアップデートすることができないので、新たな便宜装置の設定が変更されたかどうかを調査するためにステップ(S1340)ヘ戻るようになり、認証になった場合には、SCUの第4のメモリ304に保存された最新便宜装置設定データが、スマートカードにアップデートされることになる(S1385)。スマートカードに変更されたデータがアップデートされた後には、車両のキーが除去されたか否か、即ち、まだ車両が運行中であるかどうかを調べ(S1390)、車両のキーが除去されていないと、また他の便宜装置の設定が変更され得るので、これを調べるため再びステップ(S1340)へ戻ることになり、車両のキーが除去されたなら、便宜装置の自動設定及びアップデートの過程は終了する。
【0071】
上述のような構成により、スマートカード制御ユニット(SCU)の第1のメモリ301には、常に車両内部において各種の制御装置及びセンサにより感知された最新の情報が書き込まれていることになり、一方スマートカード101には、最新の情報データが書き込まれており、スマートカードをSCUに挿入したとき、相互アップデートされることになる。
【0072】
このようなスマートカード101とSCU103に書き込まれたデータとを用いて、ドライバーは、オンライン環境が構築されている場合、ネットワークを通じてスマートカードに書き込まれた車両の問題点及び最近の整備データを伝送して、中央A/Sセンタのメインサーバ140で行われる車両診断を受けるが、又はオンライン環境が構築されていない場合、パソコンのような単独装置上で実行されるプログラムを用いて、便利かつ簡単な方法で車両の各種問題点を把握し、各種消耗品の交換周期及び状況を判断できる自家診断を行うことができ、従来の整備形態で所要される時間及び費用を節減することができる。
【0073】
整備所にとっては、カード上の保存されたログデータを用い、また中央A/Sセンタから伝えられる診断結果を用いることにより、間欠的又は持続的に発生する車両の各種問題に対して客観的かつ専門的な車両整備を可能にすることにより、整備の信頼性を向上させ、所要時間及び費用を節減することができる。またスマートカード上には、このような整備の結果を書き込み、これを追って用いることによって、体系的かつ総合的な車両管理を可能になる。
【0074】
また、車両のユーザが、ネットワーク連結が難しい状況においても、診断プログラムが内蔵されたスマートカード端末装置(例えば、パソコン)へスマートカードに書き込まれた整備情報データを伝送してプログラム上で車両診断を行うことにより、簡単な自家診断をすることができ、時間及び費用の節減効果がある。
【0075】
たとえ、各種ネットワークインターフェース環境が備えられていない整備所であっても、車両のユーザが所有するスマートカードのみを用いて、カードに書き込まれたログデータを、独立パソコン又は端末装置において駆動される応用プログラムの駆動を通じて読み取ることにより、効果的な車両整備が可能になる。
【0076】
また、ドライバーが車両に搭乗したとき、スマートカードをSCUに挿入して、スマートカード内のドライバーの便宜情報データをSCU内のメモリで読み出すことにより、自動的に便宜装置を調節することができ、車両運行中に調節された便宜装置に関する変更事項は、自動的にSCU及びスマートカードに書き込まれ、車両に搭乗するたび便宜装置を調節することなく、便利に用いることができる。
【0077】
また自動車メーカーにとっては、オンライン環境において、個人及び整備士が整備及び診断のために、スマートカードに保存されたデータを中央A/Sセンタメインサーバー140に伝送するので、このようなデータを用いて、専門的なデータベースを構築することができ、これら蓄積された資料に基づいて、車両の種類及び年式等による統計的なデータを有することができるので、同一車種についてよく生じる問題点及び解決策を事前に認知することにより、適正車両部品在庫の確保等、車両の故障に悠然と対処するこどかでき、またより良いA/Sの提供が可能になり、他の製造会社とは差別的なサービスを提供することができるという効果があり、効率的な車両部品在庫の確保が可能になるため、費用が節減される長所がある。また、このようなデータベース資料は、新車開発のとき、極めて有用な資料として用いることができる。
【0078】
上述した発明の実施例は、例示的なものとであり、これに対する全ての変形及び変更は、下記に明記した特許請求の範囲に属するものと理解されなければならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスマートカードを利用したオンライン及びオフライン上の車両データ収集及び車両診断システムの構成を概略的に示すブロック図である。
【図2】本発明のスマートカード及びスマートカード制御ユニットに書き込まれ、アップデートされるデータの構造をそれぞれ示すブロック図である。
【図3】図1におけるスマートカード制御ユニットの構成を詳細に示すブロック図である。
【図4】本発明のSCU内部のCPU及び車両インターフェースの構成を詳細に示すブロック図である。
【図5】本発明のシステムにおいて車両内のデータを集める処理過程を説明するフローチャートである。
【図6】本発明のシステムにおいてスマートカードとSCU内のデータとの間に相互最新のデータにアップデートする処理過程を説明するフロ一チャートである。
【図7】整備所の端末装置における車両診断及び整備時の処理過程を説明するフローチャートである。
【図8】スマートカードを利用したオンライン車両診断過程を説明するフローチャートである。
【図9】スマートカードを利用したオンライン車両診断システムの構成を示すブロック図である。
【図10】中央A/Sセンタのシステムの構成を示すブロック図である。
【図11】スマートカードを利用したオフライン車両診断過程を説明するフローチャートである。
【図12】スマートカードを利用したオフライン車両診断システムの構成を図示するブロック図である。
【図13a】本発明に係る車両便宜装置をスマートカードの保存データに応じて自動的に設定する方法を示すフローチャートである。
【図13b】本発明に係る車両便宜装置をスマートカードの保存データに応じて自動的に設定する方法を示すフローチャートである。
技術分野
本出願は、韓国特許出願第2001−48378号及び第2001−73195号の優先権主張出願であり、本発明は、スマートカードを用いた車両診断及び管理システムに関する。具体的に、本発明は、スマートカード及びスマートカード制御ユニットを用いて車両から発生するデータを集め、集められた車両に関連するデータをオンライン及びオフライン状態において読み出して車両診断を可能にする車両診断システム及び方法と、スマートカードを用いて車両内のドライバーの便宜装置を自動的に設定する方法に関する。
【0002】
背景技術
従来、車両の整備及び管理は、基本的に体系的でなく、任意的に行われる側面が多かった。ドライバーは、車両の各種異常の有無をドライバー自身の有している車両関連知識に依存したり、又は車両のECU(Engine Control Unit)からダッシュボードを介して伝えられるエンジン点検(Check Engine)警告灯程度によって車両の異常の有無のみを判断することができた。それだけでなく、整備所は、始動不良、エンジントラブル、ミッショントラブル等の車両の始動及び運行等、各種車両の状況において突発的、或は持続的に生ずる各種問題点に対し、具体的な兆候の根拠が存在しないことにより、正確に判断することが極めて難しく、整備技術者の経験に基づいて車両の修理を行うことがほとんどである。従って、同一の車両の問題点に対し、整備技術者ごとの経験により異なる診断を行い、それに基づいて不適切な整備措置を行うようになることが常にあり、車両の安全性に深刻な影響を及ぼし、車両寿命の短縮、修理費用の増加、車両販売会社に対する不信等、各種問題点の原因となっていた。
【0003】
一方、一定期間ごとに交換することにより車両の最適状態の維持が可能な車両消耗品の交換においても、現在は、ドライバーの不正確な車両消耗品の交換知識に基づくか、或は整備所を訪問する度に、ドライバーが整備技術者に消耗品交換の必要性を一々確認して交換することになるため、最適の車両状態の維持が不可能であり、結果的に上記の各種車両整備上の問題点を誘発することになる。
【0004】
このような問題点を少しでも解決するため、従来は個人が直接車計簿をつけて消耗品の交換或は修理内訳を一々記録するか、又は特定の整備所で利用者の確保等を目的として車計簿を記録・管理する方式を用いていた。しかし、このような方式は、前者の場合、ユーザが整備及び消耗品交換の内訳を一々記録しなければならず、極めて不便であり、ユーザの間違い等によりこのような内訳が漏れる可能性が多分に存在する。また、後者の場合、前者よりは体系的な管理が可能であるが、指定の一整備所のみを利用しなければならない問題点があった。近年、車両の消耗品交換の周期に対し、インターネット網を利用して車計簿のような形態で資料を管理し、各種の付加サービスを提供するプログラムが多く登場しているが、それは、前述した車計簿のように、ユーザが一々データを入力しなければならず、ユーザが常にオンライン上に接続可能な場合にのみ使用することができる状況的な制限条件が存在する。
【0005】
一方、車両の便宜装置の設定に関しては、従来各種の機械的な装置のみを利用して車両の便宜装置を調整していたが、最近は、車両内への各種電子システムの導入により、このような便宜装置の設定及び調節を電子的に制御可能なモータを利用した電動調節方式になり、便利になった。しかし、同一の車両を1人以上のドライバーが使用する場合、それぞれのドライバーは、それぞれ異なる身体的な条件及び感性を有するため、他のドライバーの使用後に車両を利用する場合、ドライバーが自分の体に合わせて運転席シートの位置、バックミラー及びルームミラー等の角度、選好するラジオ周波数等のような全ての便宜装置をその度に再調節する必要があり、非常に不便であった。
【0006】
本発明は、上記の問題点を解決しようとするものであり、体系的に車両を診断し、それぞれのドライバーに合わせた最適の便宜装置の設定状態を維持可能とすることにより、ドライバーの便利性を極大化し、製品及びサービスの差別化を図ることにその目的がある。
【0007】
より具体的には、本発明の目的は、スマートカードを利用して、車両から出力されるセンサ、ECU(Engine Control Unit)、TCU(Transmission Control Unit)等、各種の機械的、電子的装置の出力データを収集及び記録し、それを利用してオンライン及びオフライン上で車両の問題点を診断可能にすることにより、ドライバーに既存の経験及びチェックエンジン指示灯のような不明確な整備要求手段によって整備を行ったり、消耗品の交換を行っていたことを、スマートカード上に保存されたログデータをオフライン上の独立プログラム実行又はオンライン上のサーバ接続を利用してデータを分析し、その結果をユーザに知らせることにより、車両消耗品の交換周期及び整備の要否をユーザが確認して、ドライバーに適切な時期に車両を整備所に頼んで消耗品の交換及び整備を行わせるようにするためのシステム及び方法を提供することである。
【0008】
また、本発明の他の目的は、整備所の場合、間欠的又は持続的に発生する車両の各種問題点に対して、スマートカード上に保存されたログデータをオンライン又はオフライン上で読み出し、それに基づいて整備を行うことにより、客観的かつ専門的な車両整備を可能にする車両整備システム及び方法を提供し、車両整備記録及び消耗品の交換記録をスマートカード上に書き込むことにより、体系的かつ総合的な車両診断及び管理を可能とすることである。
【0009】
本発明のまた他の目的は、車両販売会社の場合、スマートカードを介してオンライン上で伝えられる各種車両の整備関連データを集めてデータベース化することにより、市販中の車両の問題点を把握し、市販中の車両の補完又は以後の新モデルの開発等に適用するための基礎データとして使用することである。
【0010】
本発明のまた他の目的は、スマートカードを利用して、ドライバーの車両搭乗時に、自動的にドライバーの便宜装置を設定するようにし、ドライバーにより安楽な走行環境を提供する方法を提供することである。
【0011】
上述のような目的を達成するために、本発明の車両内のデータを集めて診断するシステムは、車両基礎情報データ及び車両整備情報データを備える車両関連データを含むスマートカード;及び車両内の電子的制御装置、機械的制御装置及びセンサに接続されて車両内の情報を集め、スマートカードから車両関連データを読み出したり、集められた車両内の情報をスマートカードに書き込むスマートカード制御ユニットSCUを含む。より好ましくは、さらに、前記のシステムに、車両関連データをスマートカードから読み取って診断を行い、その結果を前記スマートカードに書き込む端末装置を含む。
【0012】
本発明のシステムにおいて用いられるスマートカードは、車両の固有情報データ、前記車両所有者個人に関する情報を示す車両基礎情報データ、車両内の各種制御ユニット及びセンサから出力される情報を示すデータ、及び外部から入力された車両診断及び整備に関するデータを含む車両整備データを含む。
【0013】
また、本発明のシステムにおいて用いられるスマートカード制御ユニットは、車両内の機械的制御ユニット、電子的制御ユニット及びセンサから車両の状態に関するデータを入力されるための車両インターフェース;車両インターフェースを介して、前記制御ユニット及びセンサから集められた車両の状態を示すデータを保存する第1のメモリ;スマートカードから伝えられる車両診断及び整備事項に関するデータを保存する第2のメモリ;車両の基礎情報データのうち、変更不可項目とは、車両出庫日、車台番号、エンジン番号、車種、年式、排気量のような車両の固有の情報を含む第3のメモリ;現在のドライバーの便宜装置の設定値を保存する第4のメモリ;スマートカードとスマートカード制御ユニットをインターフェースするカードインターフェース;車両インターフェース、第1のメモリ、第2のメモリ、第3のメモリ、第4のメモリ及びカードインターフェースを制御し、演算を行うプロセッサー;及び前記プロセッサーを制御するためのプログラムを含むROMとを含む。
【0014】
また、本発明のシステムにおいて用いられる端末装置は、スマートカードから車両と関連したデータを読み出し、処理された車両関連データを前記スマートカードに書き込むカード端末機、及びスマートカードから読み出した車両関連データに対し車両診断プログラムを実行し、車両を診断して診断結果による整備項目を表示し、それをスマートカードに書き込むパソコン又はインターネットのようなネットワークを通じて中央A/Sセンタのメインサーバに按続し、中央A/Sセンタ一のメインサーバで処理された処理結果を受信して、出力する移動通信端末機を含む。
【0015】
本発明のシステムが車両のデータを集める方法は、自己診断命令語を車両内の各制御ユニットヘ伝送して前記自己診断命令語に対する応答を受信するステップ;受信された応答が正常応答であるか否かを判断して、正常応答でなければ、応答として受信されたエラーコードをスマートカード制御ユニットに保存するステップ;スマートカードの挿入有無の判断及び挿入された前記スマートカードを認証するステップ;スマートカード制御ユニットに保存されたエラーコードを、認証されたスマートカードに書き込むステップ;及びスマートカード制御ユニットと前記スマートカードに保存されたデータとを比較して差があれば、相互アップデートするステップを含む。
【0016】
一方、本発明のシステムが、スマートカードを用いて集められた車両のデータをオフライン上で診断する方法は、端末装置内において車両診断プログラムを実行するステップ;スマートカードを端末装置に挿入し、スマートカードが前記プログラムにより診断可能であるかを認証するステップ;認証されたスマートカードに書き込まれた車両関連データを読み出すステップ;診断プログラムを、読み出された車両関連データに対し実行させて車両診断を実行するステップ;及び診断結果をユーザの端末装置に表示するステップを含む。
【0017】
さらに、本発明のシステムが、スマートカードを用いて集められた車両のデータをオンライン上で診断する方法は、スマートカードを端末装置に挿入するステップ;端末装置をネットワークを通じて中央A/Sセンタメインサーバに接続して、前記スマートカードが前記中央A/Sセンタメインサーバによりサービス可能であるかを認証するステップ;スマートカードが認証された場合、前記スマートカードから集められた車両関連データを前記中央A/Sセンタメインサーバに伝送するステップ;集められた車両関連データに対して車両を診断し、前記診断結果を保存するステップ;及び診断結果を前記端末装置に伝送して前記端末装置に表示し、前記スマートカードに書き込むステップとを含む。
【0018】
実施例
以下、添付の図面を参照して、本発明の好ましい実施例について詳説する。以下において、図1及び図3を参照して本発明を説明すると、図1は、本発明に係るスマートカードを利用したオンライン及びオフライン上の車両データ収集及び車両診断システムの構成を概略的に示すブロック図であり、図3は、図1におけるスマートカード制御ユニットの構成を詳細に示すブロック図である。
【0019】
図1を参照すると、本発明の車両データ収集及び車両診断システムは、スマートカード101を介して互いに情報を伝える、(i)車両102に装着されたスマートカード制御ユニット103、(ii)第2のカード端末機111及びパソコン112を含む整備所の端末装置110、(iii)第1のカード端末機121及びパソコン又は移動通信端末機122を含む個人端末装置120、及び(iv)ネットワーク130を介して車両102に関する、情報を整備所の端末装置110又は個人端末装置120に設けられたパソコン/通信端末機112、122から提供され、所望の自動車診断及び整備事項をさらに整備所の端末装置110及び個人端末装置120ヘ伝送する中央A/Sセンタメインサーバ140から構成される。
【0020】
図1において、車両102は、スマートカード制御ユニットSCU;103を含み、該スマートカード制御ユニット103は、車両の各種装置に取り付けられたセンサ及び制御装置等と、後述する方法によりこれらのセンサ及び制御装置等から、エラーコードとして表示される車両の異常有無及び車速センサ、インジェクタ駆動信号の入力値として表示される車両内の変動事項に対する最新の情報を集めて内部の第1のメモリ301に書き込み、スマートカード101から最新の車両整備情報を集めて内部の第2のメモリ302に書き込み、ドライバーの便宜装置の設定値を第4のメモリ304に保存する。TCU、ECU等の制御ユニットと各種センサは、パラレル方式又はシリアル方式でSCU103に連結され、各制御装置において集められた電子制御装置の誤動作の有無、各種消耗品の交換周期、エンジン誤動作の有無等、自動車において生じる全ての事項に関するデータをSCU103に伝え、これを内部の第1のメモリ301に保存させている。
【0021】
一方、図1において整備所の端末装置110は、車両関連データをスマートカードから読み出し及びスマートカードに書き込みを行う第2のカード端末機111と、第2のカード端末機に連結され、スマートカードから読み出したデータを分析し、車両の異常有無の判断及び消耗品の交換状態の表示、車両の整備事項を入力して保存するパソコン112とを備えている。また、図1において、個人端末装置120は、車両関連データをスマートカードから読み出し及びスマートカードに書き込みを行う第1のカード端末機121と、第1のカード端末機121に連結され、スマートカードから読み出したデータを利用してオフライン上で車両状態の診断及び整備推奨事項を表示し、自己診断を行わせる整備プログラムが内蔵されたコンピュータ122、又は前記第1のカード端末機121と連結され、スマートカード101からのデータをネットワークを介して中央A/Sセンタに伝送し、オンライン上で車両診断及び整備推奨事項を表示し、自己診断を行わせるコンピュータ又は通信端末機122とを備えている。
【0022】
一方、図1の中央A/Sセンタメインサーバ140は、インターネットのようなネットワーク130を介して整備所の端末装置110及び/又は個人端末装置120のコンピュータ又は通信端末機122との連結が可能である。
【0023】
図2は、本発明のスマートカードとSCUに書き込まれ、アップデートされる情報データの構造を示すブロック図である。先ず、スマートカードに書き込まれる情報は、車両の基礎情報データ、車両の整備情報データ、ドライバーの便宜情報データ、提携アプリケーション情報データ及びその他の情報データに区分され、車両の基礎情報データは、更に変更不可項目及びアップデート可能項目に、車両の整備情報データはSCUからのアップデート項目及び外部装置からのアップデート可能項目にそれぞれ区分される。また、SCUに書き込まれるデータは、車両の基礎情報データ、車両の整備情報データ、ドライバーの便宜情報データ及びその他の情報データに区分され、車両の基礎情報データには、変更不可項目のみが収録され、車両の整備情報データは、各種制御ユニット及びセンサからアップデート可能な項目及びスマートカードからアップデート可能な項目に区分される。
【0024】
車両の基礎情報データのうち変更不可項目とは、車両出庫日、車台番号、エンジン番号、車種、年式、排気量のような、車両の固有情報を示すデータであって、これらのデータは、自動車メーカーにおいて、自動車の出荷時にSCUの第3のメモリ303に登録する情報である。この変更不可項目のデータのうちSCUのデータは、初期設定時に一回だけ書き込むことができアップデートは不可能であり、スマートカード上の同領域は、SCUの情報データをそのまま書き込むだけで、車両の出庫後、SCU以外のその他の外部装置により修正が不可能である。また、車両基礎情報のうちスマートカードのアップデート可能項目は、車両購買日、車両購買者、運転免許番号及びE−mailのような車両所有者の個人に関する情報であって、これは自動車営業所等の特定機関において本人であるか否かの確認を経た後に登録することが可能であり、このような情報は、SCUに保存されず、スマートカードにのみ保存される項目である。
【0025】
車両の整備情報データのうち各種制御ュニットCUからアップデートされる項目は、各種の制御ユニット及び車両内のセンサから検出されSCUに書き込まれる情報であって、自己診断コネクタから入力され、車両のエラーコードとして表示される車両の異常有無及び走行時の車両の速度、インジェクタ駆動信号として得られる走行時の平均RPM、エンジン状態情報等、車両に取付けられたセンサから感知し得る全ての情報を含む。ま た、これらの情報は、特性により、エンジンの異常信号等のような一定期間の間の変更履歴の流れを書き込んだり、走行記録等のようなアップデートされた最終記録の形態で保存することが可能であり、該情報は、スマートカードをSCUに挿入する場合にスマートカードに伝送され、SCUからアップデート項目に該当する情報データをアップデートするようになる。
【0026】
また、車両の整備情報データのうちスマートカード上の外部装置からのアップデータ可能項目は、A/S年月日、A/S項目、整備内容、交替部品及び整備会社の記録のような車両整備に関する記録を含むものであり、図1のカード端末機111、121のような外部装置によリスマートカードにデータを書き込み、スマートカードをSCUに挿入する場合に、SCUの中央処理装置は、該データを既存のSCUに保存されたデータと比較して、最新のデータをスマートカードとSCUで相互アップデートするようになる。
【0027】
スマートカード101及びSCU103に書き込まれたドライバーの便宜情報データは、選好するラジオ周波数の選択・ボリュームの調節・CD・EQセットアップのようなオーディオ関連情報、車両内部の温度、サイドミラー調整、運転席の高さ及びチルト、及びハンドルの位置及びチルト等のようなドライバー個人の便宜と関連した情報データを含み、一車当たり複数個のスマートカードが設けられ得る場合は、スマートカードのドライバー便宜情報データ領域は、各スマートカード別にカード所持者に合わせたデータを保存することになる。従って、ドライバーが車両に搭乗しスマートカードを挿入する場合、SCUはスマートカード内の便宜装置情報を車両内の各種制御ユニットに伝え、搭乗者に合わせて車両の便宜装置を調節するようになり、走行中、ドライバーが便宜情報関連装置を変更する場合、該変更された情報を一次的にSCUのメモリに保存し、これを再びスマートカードにアップデートすることになる。結果的に、スマートカード内のドライバー便宜装置情報データは、常にスマートカード所持者が最後に車両から出る時の便宜装置の設定データを書き込んでいることになる。
【0028】
一方、スマートカードの提携アプリケーション情報データは、車両に関連した情報の他に、応急医療情報、保険会社の車両保険記録、ガソリンスタンドの給油ポイント積立、映画館・ショッピング・旅行等の各種マイレッジ等、ドライバーが個別的にサービス供与を契約した会社のアプリケーションを搭載し、単一カードで複数の機能を有する多機能カードを可能にする情報を収録することができる。
【0029】
上述のスマートカードのデータは、最初使用時又はユーザの必要時に、SCUのリセットを行うことにより初期化する。初期化により、SCUのデータがスマートカードにアップデートされるが、この際、車両の基礎情報データの、変更不可項目、車両の整備情報データ及びドライバーの便宜情報データは、SCUのデータからアップデートされ、車両の基礎情報データの、アップデート可能な項目、提携アプリケーション情報データ、及びその他の情報データは、既存のデータがスマートカードに保存されていれば、そのまま保持される。
【0030】
このような初期化は、特に自動車の売買時に必要であるが、スマートカードの既存所持者が車両を購入する場合は、既存のスマートカードをSCUに挿入した後、SCUをリセットしカードを初期化させて使用する一方、これまでスマートカードを使用していなかった購入者がSCU装着車両を譲り受ける場合は、新規のスマートカードを別途購入し、新規のスマートカードをSCUに挿入した後、SCUをリセットしカードを初期化させて使用することになるが、これは、既存のスマートカードユーザがスマートカードを紛失した場合にもその処理が同一である。
【0031】
以下、図3及び図4の本発明のSCUの構成及び車両内に装着された各種センサからの情報収集処理過程を説明する。
【0032】
図3に示されているスマートカード制御ユニット103は、車両内の各種制御ユニット及びセンサからデータを入力されるために、これらと接続する車両インターフェース307と、車両インターフェース307を介して伝えられる情報を保存する第1のメモリ301、スマートカードから伝えられる整備情報等のデータを保存する第2のメモリ302、車両の出庫時、車両の固有情報を保存する第3のメモリ303、及び現在ドライバーの便宜装置設定情報を保存する第4のメモリ304からなるEEPROM と、第1、第2及び第4のメモリに情報を保存する前に集められた車両内部の情報や、スマートカードからアップデートされるデータを仮保存するRAM306と、スマートカードとインターフェースするカードインターフェース305と、これらを制御し演算を行うCPU309と、CPUを制御するためのプログラムを保存するROM308とを備えている。
【0033】
また、本発明のSCUは、SCUの現在状態を表示し、スマートカードとSCUとの間で情報のアップデートが行われる間の通信状態を表示し、又はSCU内部の障害及び既存の車両内部の制御装置等から異常があると判断される車両の障害メッセージを表示して、車両の点検を実施できるようにする文字、画像及び音声等の表示装置を外部に含むように設計され得、車両内に設置されたオーディオディスプレイ、NAVIGATOR(ナビゲーションシステム)又はAUTO PC等の表示装置を介しても具現され、又はこれらと連動して具現され得る。
【0034】
図4に示されているSCUと車両の各部分との通信に使用される車両インターフェースについて説明すると、車両インターフェース307は、各種自己診断コネクタ404とSCUを連結するためのCAN/K−Line等のインターフェース401と、車両内の各種センサの出力値をSCUに伝えるためのA/Dコンバータ402のようなセンサインターフェースと、走行中に便宜装置の設定が変更された時、これを認識しSCU内に保存されている便宜装置の設定値を変更するためのインタラプトをデコードするインタラプトデコーダ403のようなインタラプトインターフェースとを備えている。以下、それぞれについてより詳しく検討する。
【0035】
SCUは、車両インターフェース307のCAN BUS、K−Line等のインターフェースを介して、自動車のECU、TCU、ABS制御ユニット、AIR BAG制御ユニット等の各種制御ユニットの情報を集めるための自己診断コネクタと通信する。車両診断において、自己診断コネクタ404は、ECU内或はエンジンルームに、又は運転席付近に位置し、既存の整備所でハイスキャン装備のような車両診断装備に連結して車両の基本的状態を把握できるようにする物理的なコネクタであり、これから各制御ユニットのエラーコードを読み込むためのインターフェースとしてのK−Line及びCAN方式等のプロトコルは、国際規格(ISO)及び産業規格として公知のものであるので、詳しい説明は省略する。また、これらのプロトコルを利用してECU等からデータを要請され、これに対する応答として発生するエラーコード及びその解析は、各自動車メーカーから入手可能である。
【0036】
但し、CPU309は、このような車両のエラーコード項目に対するデータを、車両インターフェース307を介して車両内の制御ユニットに要請し、各項目に対する応答を車両インターフェース307を介して読み込み、これを解析し、該当項目に対する応答値が正常値でないと、これをSCUの第1のメモリ301に保存する一方、図5に示すような方式でスマートカードに伝送して保存する。
【0037】
また、車両センサから検出された問題点を診断し、車両の運行情報及びドライバーの運転特性情報を集めるための車速センサ、インジェクタ駆動信号、スロットル弁位置センサ(TPS)、空気量センサ、温度センサ(水温、排気等)、吸入空気センサ(MAP Sensor、Airflow Sensor 、Kalman 渦流センサ等)のような各種センサ出力及びバッテリーの電源状態を検査するためのバッテリー電源入力は、車両のセンサから出力される電流又は電圧出力を入力とし、これをA/Dコンバーター402のような形態に代表的に具現可能なセンサインターフェースにおいて変換した後、これをCPU309側に伝送して検出する。CPU309は、前述の各種センサの出力値から把握可能な現在車両の運行状態及びドライバーの運転特性を演算して(車両の平均速度、最高速、最低速、車両平均RPM、最高RPM、最低RPM等のような方式で)SCU内のメモリに保存し、またこのような車両運行状態によって、各種出力が、指定された出力範囲内で変化するかを判断し、指定された出力範囲から外れる場合、この値をSCUのメモリに保存する。SCUに保存された車両センサの出力情報は、後述する図5に示すような方式でスマートカードに伝送され、スマートカードを介して、後述する中央A/Sセンタのメインサーバ140又はオフライン上の独立プログラムに伝送されて、センサの異常有無及びユーザの運転特性による消耗品交換と関連した整備事項表示等の用途として用いられる。
【0038】
また、車両インターフェース307は、ドライバーが車両の運行中に車両内の便宜装置の設定を変更する時、発生する信号をデコードし、どの便宜装置において設定が変更されたのかをCPUに報告し、車両によってはLAN、CAN又は直接連結方式で連結された自動ミラー調節スイッチ、シート調節スイッチ及びCDIインターフェース等に提供されるカーオーディオのユーザ情報等を入力とし、CPU側へこれらのデータを伝送してスマートカードにデータを保存し、又はカードから伝送されるユーザ便宜装置の設定値をCPUを介して読み込み、それぞれのユーザ便宜装置に取付けられたモータ等の駆動装置を制御して、便宜装置を再設定可能にする通信インターフェース装置の役割をする。
【0039】
上述の構成のSCUを利用した車両内部のデータを集める方法を、本発明のシステムにおいて車両内のデータを集める過程を示す図5のフローチャートを参照して説明すると、次のとおりである。
【0040】
本発明のシステムにおいて、車両内に装着されたSCU103は、車両内の各種制御ユニットとセンサに連結され、車両にドライバーが搭乗して自動車キーを差し込み電源が印加される瞬間から、車両内の全ての部分において生じる変化を、車両内の制御ユニットとセンサを介して感知するようになる。ドライバーが車両に搭乗し、車両のキーを差し込んでSCUに電源が印加されると、CPU309は、車両インターフェース307内のCAN/K−Lineを介して自己診断命令語を自己診断コネクタ404を利用して車両内の各種制御ユニットヘ伝送するようになる(S510)。
【0041】
そうすると、各種の制御ユニットは、これに応じて各制御ユニットのエラーコードをCAN/ K−Line を介してCPU309に伝送し、CPUは、これを受信する(S515)。CPU309は、受信したエラーコードを分析して、各制御ユニット及びこれらが制御する車両の各部分が正常的に動作しているかを判断する(S520)。全ての部分が正常的に動作していると判断されれば、SCUは、センサの出力値をチェックするために設定された時間が経過したかを判断する(S525)。このようなセンサの出力値をチェックするための時間周期は、SCU内部のCPUの演算能力によって多様に設定され得、このような設定値は、CPU309内のTimer/Counterによりカウントされる。
【0042】
設定された時間が経過しなかったら、SCUはステップ(S510)へ戻り、再び自己診断命令語を各制御ユニットに伝送するようになり、設定された時間が経過したら、SCUは車速センサを介して車両の速度を入力され、インジェクタ駆動信号としてRPMを入力される等、車両内のセンサの出力値を入力され、SCU内のRAM306に仮保存する(S530)。仮保存されたセンサの出力値を利用して、CPU309内では、車両の平均速度、最高速度、最低速度、車両の平均RPM、最高及び最低RPMの計算のような演算を通じて、現在車両の運行状態及びドライバーの運転特性が分析され(S535)、このように分析された結果は、ステップ(S530)において集められたセンサの出力値と共にSCUの第1のメモリ301に保存される(S540)。上述のセンサ出力値の収集及び分析を終えた後、SCUは再びステップ(S510)ヘ戻り、自己診断命令語を車両内の制御ユニットヘ伝送するようになる。
【0043】
一方、自己診断命令語に対する応答として受信されたエラーコードの分析結果、正常応答ではないと判断されると、このようなエラーコードはSCUの第1のメモリ301に保存される(S550)。
【0044】
SCUは、エラーコードを保存した後、SCU内にスマートカードが挿入されたか否かを判断する(S555)。若し、スマートカードが挿入されなかったら、エラーコード及びステップ(S540)においてSCUに保存されたセンサの出力値とこれらの分析結果をスマートカードにアップデートすることができないため、再び自己診断命令語を制御ュニットに伝送するステップ(S510)ヘ戻るようになり、スマートカードが挿入されたら、スマートカードが当該車両に属するカードであるか否かを判断する認証ステップ(S560)へ進むようになる。カードの認証は、スマートカードキーとSCUのキーを相互比較して行われるが、認証に用いられるキーは、車両の車台番号又はエンジンブロック番号等、車両の固有番号を用いて生成することができる。スマートカードが当該車両に用いることができるものと認証されると、上述のようにSCUに保存されたデータは車両の最新情報であるため、スマートカードとSCUの保存情報データを比較する必要なく、スマートカードに書き込むようになる(S565)。
【0045】
スマートカードに変更されたデータを書き込んだ後、現在挿入されたスマートカードが自動車キーの挿入直後に挿入されたスマートカードとは異なるカードに変更されたり、自動車キーの挿入後にスマートカードが挿入された場合のため、スマートカードとSCUのデータを最新のデータに相互アップデートするため、図6の(S630)ステップヘ進む。
【0046】
図6は、本発明のシステムにおいてスマートカード101とSCU103内のデータ間に相互最新のデータにアップデートする処理過程を示すフローチャートである。図6において、自動車キーが挿入されると、SCUはスマートカードが挿入されたか否かを判断するようになる(S610)。スマートカードが挿入されなかったら、SCUはスマートカードと比較してデートをアップデートすることができないため、車両内の最新のデータを検出するために自己診断命令語を伝送するステップ(S510)へ戻り、スマートカードが挿入されていれば、挿入されたカードを認証するステップ(S620)へ進む。スマートカードを認証するステップは、図5の場合と同様に、スマートカードが当該車両に属するものであるか否かが、車台番号又はエンジンブロック番号のような車両の固有番号を用いて生成されたスマートカードキーとSCUキーを互いに比較することにより行われる。カードが当該車両に適合したカードとして認証されないと、カードが挿入されなかったことと同様に、車両内の最新データを検出するステップ(S510)へ戻るようになり、カードが当該車両に適合したカードとして認証されると、SCU上のデータとスマートカード内のデータを互いに比較するステップ(S630)ヘ進むようになる。
【0047】
相互のデータを比較するステップは、スマートカードに保存された全てのデータとSCUに保存された全てのデータを比較し、相違があるか否かを判断することにより比較することもできるが、より好ましくは、最も最近にアップデートされた日付、走行距離、アップデートの累積回数等のような数値の大小を比較して、最も最近にアップデートされたデータから古いデータをアップデートすることになる(S640)。この時、カードからSCUにアップデートされるデータは、図1及び後述する図7において説明される方法によりスマートカードに保存された車両の最新整備記録であり、SCUからスマートカードにアップデートされるデータは、図5において説明した方法によりSCUに保存されたエラーコード値、センサ出力値等のような最新の車両データである。
【0048】
図7は、整備所のパソコン又は独立型端末装置等を通じた車両診断及び整備時の処理過程を示す図である。車両が連係サービスを提供する各種整備所に入庫されると、ドライバーは、当該車両に属するスマートカード101を、整備所のパソコン又は独立型端末装置に取付けられた第2のカード端末機111に挿入することになる(S710)。図5及び図6において説明された過程により、車両制御ユニット及びセンサにより感知されSCU103及びスマートカードに書き込み・保存された全ての事項は、スマートカード101から第2のカード端末機111へ読み出される。読み出されたデータは、カード端末機111に連結されたパソコン112上に表示され(S730)、読み出されたデータに基づいて診断プログラム又は整備士の経験的な判断により整備すべき事項を検討するようになるが (S740)、この時、整備プログラムにより整備事項が検討される場合は、プログラムの性能により、整備事項の多少が決まり得る。整備士は、検討された事項に対し、消耗品交換又は車両修理を行い(S750)、このような処理項目をパソコン112に入力して処理が完了すると、処理結果をカード端末機111を介してスマートカード101に書き込むようになる(S760)。スマートカードに書き込まれたこれら最新の整備データは、ドライバーがスマートカードを車両内のSCU103に挿入したときに、図6において説明された処理過程を通じてSCUにアップデートされ、SCUには常に最新の整備データが保持され得る。
【0049】
若し、連係サービスを提供する各種整備所の端末装置が、インターネットに接続可能な場合のように、オンライン環境が構築されている場合は、顧客管理のためにアップデートされたデータを自動車中央A/Sセンタメインサーバ140に伝送して、データベースに対象車種及び年式、A/S年月日、A/S項目、整備内容、整備会社の記録等を保存することができ、併せて、車両制御ユニット、センサ等により感知され、SCUに保存されている車両診断データを伝送されてデータベース化することができる。このように集められたデータは、車両の事前診断サービスのための統計資料及び車両部品改善及び新車開発のための統計資料として活用されるようになる。
【0050】
車両の所有者がスマートカードなしに整備サービスを提供する整備所を訪れた場合は、上述の方法によって、最も最近の整備データがSCU103に保存されているはずなので、このデータを用いることになる。この場合、整備所業者において保管しているスマートカード(整備士用のスマートカード)をSCUに挿入してリセットキーを押すと、上述のように、 SCUの車両基礎情報データと車両整備関連データがスマートカードに書き込まれるようになる。次に、このスマートカードを再びカード端末機に挿入して上述の整備サービスを行い、その結果は再び同カードを通じてSCUに保存されるようになる。
【0051】
スマートカードを用いたオンライン車両診断過程のフローを示す図8及びオンライン上の車両診断システムの構成を示す図9及び図10を以下において説明する。ユーザが運行中の車両に問題が発生するか、又は自の車両の現在の状態等を調べようとするとき、ユーザは、自の車両に属するスマートカードをカード端末機121が取り付けられた各種のオンライン接続装置(例えば、コンピュータ又は携帯電話等)にカードを挿入した後、インターネットのようなネットワークを通じて中央A/Sセンタメインサーバ140に接続する(S820)。
【0052】
先ず、ユーザは、XML、HTML等の方式を用いて、ウェブ上においてグラフィック環境に基づいて、多次元データ及び多様なマルチメディア情報を表示することのできる能力を有し、これからデータの入力及び処理結果をユーザが確認できるようにするウェブインターフェース925を具現する中央A/Sセンタのウェブサーバ1030にネットワークを介して接続するようになる。
【0053】
一旦、ウェブサーバ1030に接続されると、認証サーバ1020は、接続されたスマートカードがサービス対象に属するカードであるかを認証するようになるが、この際、認証の手続きは、前述したスマートカードに保存されている車両の固有な情報、例えば、車両のメーカー、車種又は年式等を比較検討することにより、対象車両が、中央A/Sセンタメインサーバ140においてサービスを提供している車種であるか否かを認証するようになる(S830)。スマートカードが按続された中央A/Sセンタメインサーバ140によってサービスの提供を受けられないカードとして、認証がされないと、オンライン車両診断の手続きは終了するようになる。スマートカードが認証サーバ1020によって認証されると、図5及び図6に関して説明された過程を通じて、スマートカードにアップデートされた車両の基礎情報データ及び整備情報データは、オンラインを通じて中央A/Sセンタメインサーバに伝送されるようになる(S840)。
【0054】
データを伝送された中央A/Sセンタメインサーバ140は、データベースサーバ1010において整備プログラムを実行し、車両の制御ユニットからのエラーコードを、受信されたデータ上から検出して問題点を診断し、診断された結果を車両結果データベース930に保存することになる(S850)。
【0055】
これをさらに具体的に検討すれば、先ず、スマートカードから入力されたエラーコード等のデータを集めれば、推論エンジン915は、これを入力として、専門家から車両の故障状況に対して発生可能な単一のエラーコード若しくは複合されたエラーコード又はその他の専門知識の形態で、車両に対する知識を抽出し、これを、知識ベース910に保存することができる形態に切り換える知識獲得システム920を用いて構築され、さらに問題点診断の規則及び手続き等の資料から構成される知識ベース910から、各種推論方式を通じて適切な解を導き出す。これは、当該車両の問題点及びこれに対する解決策と交換が必要な部品及びドライバーの運転習慣に関する各種の統計データ及び改善方向に関する資料として、若し、ネットワークを介して中央A/Sセンタメインサーバに接続された接続装置がコンピュータである場合はコンピュータのモニターを介して、接続装置が携帯電話のような通信端末機である場合は文字サービス等の方法を介して伝送して表示される(S860)。
【0056】
一方、上述の過程を通じて診断され表示された結果と共に車両診断結果に対する不満事項や車両の問題点を、ウェブインターフェース925を通じてユーザ940が車両診断結果データベース930に保存できるようにすることにより、自動車メーカ一950は、該データベース930に保存されたデータを用いて、各車種別ドライバーの性向、各車両別制御装置の問題点等を把握することができ、車両専門家は、これを用いて知識獲得システムを通じ知識ベースをアップデートすることにより、推論エンジンを通じた車両診断結果がより精密になるようにすることができる。このような過程によって、車両のユーザは、直接車両を整備所に運転して行かなくとも、必要な整備事項が分かるようになり、自動車メーカーの場合、データベース930を通じて一々販売した車両を直接確認しなくても、これらの車両の問題点及びユーザの不満事項等を把握できるようになる。
【0057】
スマートカードを用いたオフライン車両診断過程のフローを示す図11及びそのシステムの構成を示す図12を参照して、オフライン上の車両診断過程を説明する。ドライバーが、オンラインを介して中央A/Sセンタメインサーバ140に連結することができない場合、カード端末機121が連結されたパソコン122のような単独装置を用いてオフライン自家診断を行うこともできる。
【0058】
先ず、ユーザは、パソコンのような単独装置に該当整備診断プログラムを実行するようになるが、この際に実行されるプログラムは、単独装置の処理容量又は整備診断事項の多少によって多様に選択することができる(S1110)。診断プログラムが実行された後、ユーザはスマートカードをカード端末機121に挿入し(S920)、単独装置は、該当スマートカードが、現在実行中であるプログラムによって診断サービスを受けることのできるカードであるかを認証することになるが、認証方法は、図8と同様である(S1130)。挿入されたスマートカード101が、現在実行中であるプログラムによってサービスを受けることのできないカードと判断され認証がされないと、オフライン整備診断過程は終了するが、カードが認証されれば、カード端末機によってスマートカードから単独装置に、車両内において集めたエラーコード及びセンサ出力値のような固有情報及び整備情報に関するデータが読み出されて伝送される(S1140)。単独装置は、伝送されたデータに対して診断プログラムを実行し、事前診断又は問題点診断を実行して、整備推奨事項又は現在必要な整備事項がプログラムによって検討される(S1150)。
【0059】
上述の過程を具体的に説明すると、ユーザは、図9のウェブインターフェース925と同一の機能を行うユーザインターフェース1225を介して推論エンジン1215に接続する。即ちカード端末機121によりスマートカードから読み出された車両内部で集められたエラーコード、センサ出力及び整備情報は、ユーザインターフェースを介してソフトウェア的に具現された推論エンジン1215に伝えられ、推論エンジンは、知識ベース1210から提供された車両診断規則及び診断決定手続きを、スマートカードから受信したデータを適用し、各種の推論方式を利用してエラーコードを分析し車両の問題点を診断する。かかるオフライン車両診断方式における知識ベースは、資料がアップデートされたCDを購入するか、又はアップグレードされた診断プログラムを購入することによりアップデートされる。
【0060】
上述の方法により検討された結果である車両の問題点及び消耗品の交換日程等は単独装置に表示される(S1160)。オンライン上の車両診断と同様に、かかるオフライン上の車両診断過程により、車両を直接整備所に持って行くことなく、必要な整備事項が分かるようになる。
【0061】
以下、図13a及び13bを参照してスマートカードを利用した自動車の便宜装置の自動設定方法を説明する。図13a及び13bは、本発明による車両の便宜装置をスマートカードの保存データに応じて自動的に設定する方法を示す。スマートカード101のデータを利用して車両の便宜装置を自動的に設定するためには、ドライバーの安全のために、車両が運行中ではないことを前提とする。従って、ドライバーが車両に搭乗してキーを差し込んで電源が印加されれば、車両の中央制御装置は、車両が始動中であるかを先ず調査するようになる(S1301)。若し、車両が始動中であれば、安全のためにスマートカードから便宜装置設定データを読み出して便宜装置を変更してはならないので、スマートカードの挿入有無を判断せず、既存の便宜装置が変更されたかどうかのみを判断するステップ(S1340)ヘ進むようになる。
【0062】
車両が始動中ではなければ、車両の中央制御装置は、スマートカードからの便宜情報を読み出すために、先ずスマートカード101がSCU103に挿入されたかどうかを確認するようになる(S1305)。車両キーが挿入されたものの始動中ではない状態で、スマートカードも挿入されていなければ、中央制御装置は、ドライバーによる車両内の変化が発生するまでステップ(S1301)及びステップ(S1305)を繰り返し、また始動中ではない状態でスマートカードが挿入されていれば、挿入されたスマートカードを認証するステップヘ進む。スマートカードの認証ステップは、カードキーとSCUキーとを相互比較して行い、その場合、認証キーは、図5及び図6の過程におけるように、車両の車台番号、エンジンブロック等の車両の固有番号を用いて生成され得る。
【0063】
スマートカードが搭乗車両に属さないものであるため認証がされない場合は、スマートカードからデータを読み出すことができないので、従来の便宜装置の設定を変更したかとうかを確認するステップ(S1340)ヘ進むようになる。スマートカード101が認証された場合は、SCU103がスマートカードから便宜装置に関連したデータを読み出し、SCU103内の仮保存場所であるRAM306に保存するようになるが、そのときに読み出される便宜装置のデータは上述のドライバーが選好するラジオ周波数の選択・ボリューム調節・CD・EQセットアップのようなオーディオ関連情報、車両内部の温度、サイドミラー調整、運転席の高さ及びチルト、並びにハンドルの位置及びチルト等のようなドライバー個人の便宜に関連した情報データであり、車両の中央制御装置において、電子的に調節することができる全ての装置の調節に関するデータを含むこともできる(S1320)。
【0064】
一方、SCU103は、現在の便宜装置の設定値AをSCU103の第4のメモリ304から読み出し(S1325)、RAM306に保存されたスマートカードからの便宜装置の設定値Bと比較する(S1330)。比較の結果、現在の使宜装置の設定値Aとスマートカードの保存値Bとが同一である場合は、便宜装置を再設定する必要がないので、運行中に便宜装置が変更されたかどうかを観察するステップ(S1340)ヘ進む。しかし、比較の結果、設定値が一致しなければ、便宜装置の設定を変更するステップヘ進む。
【0065】
本発明における車両の便宜装置設定動作は、ユーザのスイッチオン/オフ操作によって発生する信号に基づいて、車両インターフェースを介して車両内の各種アクチュエータ及びモータ等の駆動装置を動作させることにより行われる。
【0066】
一方、CPUは、かかる信号の持続時間、それによる該当車両の便宜装置の変位値(信号の持続時間×該当便宜装置のアクチュエータ又はモータ等の駆動装置の動作速度)を計算し、便宜装置の設定値として第4のメモリ304及びスマートカードヘ伝送して保存するが、これら変位値は、例えばユーザが、無理に自動サイドミラーが上下左右のそれぞれの最大移動値まで移動しているにもかかわらず、スイッチをオン状態に維持し続けている場合を予想し、便宜装置の該当スイッチを該当操作範囲以上に操作し続けた場合、各便宜装置の+又は−方向への最大変位値を保存する。
【0067】
従って、ステップS1325の現在の便宜装置の設定値あとステップS1330のスマートカードの保存値Bとは、それぞれ便宜装置の変位値を意味し、AとBとの変位値の比較結果によって、+又は−方向に便宜装置を移動させる。例えば、AとBとの変位値の比較結果、A>Bであれば、A値とB値との差だけ−方向へ便宜装置を移動させ(S1331)、A<Bであれば、A値とB値との差だけ+方向へ便宜装置を移動させる(S1333)。A値とB値との差だけ便宜装置を移動させた後、SCUの第4のメモリ304に変更された現在の便宜装置の設定値を書き込むようになり、再びスマートカードの保存値Bと比較するステップ(S1330)へ進む。
【0068】
一方、スマートカードが挿入されていない状態で車両キーが挿入されるか、又は挿入されたスマートカードが認証されないか、あるいは便宜装置の現在の設定値がスマートカードに保存された設定値と同一の場合に、CPUは、各種の便宜装置のスイッチ等の変化をインタラプト、タイマーループ等の方式でモニタリングし、便宜装置の設定がユーザにより変更されたかどうかを監視する(S1340)。モニタリングルーチンにより便宜装置の設定値が変更されたことをCPUが検出すれば、CPUは、多数の便宜装置のうち、いずれの設定が変更されたかを検出し(S1350)、ユーザにより変更されただけの変位値を検出する(S1355)。その後、車両の中央処理装置は、SCUの第4のメモリ304から変更された便宜装置の項目に該当する設定値をローディングし(S1360)、SCUに保存された変位値に変更されただけの変位値分を加算して、最終の絶対的な変位値を演算し(S1365)、その演算された値を再びSCUの第4のメモリ304に書き込むことにより、便宜装置の設定情報をアップデートするようになる(S1370)。
【0069】
SCUは、アップデートされた便宜装置の設定データをスマートカードに再びアップデートするために、スマートカードの挿入有無を検査し(S1375)、スマートカードが挿入されていなければ、即ち初期には挿入されていたものの、後で除去されたか、又は最初から挿入されていなかった場合は、SCUからスマートカードヘ最新の便宜装置の設定データをアップデートすることができないので、再び他の設定データの変更有無を調査するためにステップ(S1340)へ戻るようになる。
【0070】
若しSCUのメモリに新たなデータをアップデートした後に、SCUにスマートカードが挿入されていれば、スマートカードを認証するステップ(S1380)ヘ進み、上述のステップ(S1315)と同一の方法でスマートカードを認証するようになる。かかる認証ステップ(S1380)は、スマートカードが最初と異なるカードに途中変更されるか、又は後で挿入された揚合のために必要である。挿入されたスマートカード101が現在の搭乗車両に属しないカードであるため、認証がされなければ、スマートカードに変更されたデータをアップデートすることができないので、新たな便宜装置の設定が変更されたかどうかを調査するためにステップ(S1340)ヘ戻るようになり、認証になった場合には、SCUの第4のメモリ304に保存された最新便宜装置設定データが、スマートカードにアップデートされることになる(S1385)。スマートカードに変更されたデータがアップデートされた後には、車両のキーが除去されたか否か、即ち、まだ車両が運行中であるかどうかを調べ(S1390)、車両のキーが除去されていないと、また他の便宜装置の設定が変更され得るので、これを調べるため再びステップ(S1340)へ戻ることになり、車両のキーが除去されたなら、便宜装置の自動設定及びアップデートの過程は終了する。
【0071】
上述のような構成により、スマートカード制御ユニット(SCU)の第1のメモリ301には、常に車両内部において各種の制御装置及びセンサにより感知された最新の情報が書き込まれていることになり、一方スマートカード101には、最新の情報データが書き込まれており、スマートカードをSCUに挿入したとき、相互アップデートされることになる。
【0072】
このようなスマートカード101とSCU103に書き込まれたデータとを用いて、ドライバーは、オンライン環境が構築されている場合、ネットワークを通じてスマートカードに書き込まれた車両の問題点及び最近の整備データを伝送して、中央A/Sセンタのメインサーバ140で行われる車両診断を受けるが、又はオンライン環境が構築されていない場合、パソコンのような単独装置上で実行されるプログラムを用いて、便利かつ簡単な方法で車両の各種問題点を把握し、各種消耗品の交換周期及び状況を判断できる自家診断を行うことができ、従来の整備形態で所要される時間及び費用を節減することができる。
【0073】
整備所にとっては、カード上の保存されたログデータを用い、また中央A/Sセンタから伝えられる診断結果を用いることにより、間欠的又は持続的に発生する車両の各種問題に対して客観的かつ専門的な車両整備を可能にすることにより、整備の信頼性を向上させ、所要時間及び費用を節減することができる。またスマートカード上には、このような整備の結果を書き込み、これを追って用いることによって、体系的かつ総合的な車両管理を可能になる。
【0074】
また、車両のユーザが、ネットワーク連結が難しい状況においても、診断プログラムが内蔵されたスマートカード端末装置(例えば、パソコン)へスマートカードに書き込まれた整備情報データを伝送してプログラム上で車両診断を行うことにより、簡単な自家診断をすることができ、時間及び費用の節減効果がある。
【0075】
たとえ、各種ネットワークインターフェース環境が備えられていない整備所であっても、車両のユーザが所有するスマートカードのみを用いて、カードに書き込まれたログデータを、独立パソコン又は端末装置において駆動される応用プログラムの駆動を通じて読み取ることにより、効果的な車両整備が可能になる。
【0076】
また、ドライバーが車両に搭乗したとき、スマートカードをSCUに挿入して、スマートカード内のドライバーの便宜情報データをSCU内のメモリで読み出すことにより、自動的に便宜装置を調節することができ、車両運行中に調節された便宜装置に関する変更事項は、自動的にSCU及びスマートカードに書き込まれ、車両に搭乗するたび便宜装置を調節することなく、便利に用いることができる。
【0077】
また自動車メーカーにとっては、オンライン環境において、個人及び整備士が整備及び診断のために、スマートカードに保存されたデータを中央A/Sセンタメインサーバー140に伝送するので、このようなデータを用いて、専門的なデータベースを構築することができ、これら蓄積された資料に基づいて、車両の種類及び年式等による統計的なデータを有することができるので、同一車種についてよく生じる問題点及び解決策を事前に認知することにより、適正車両部品在庫の確保等、車両の故障に悠然と対処するこどかでき、またより良いA/Sの提供が可能になり、他の製造会社とは差別的なサービスを提供することができるという効果があり、効率的な車両部品在庫の確保が可能になるため、費用が節減される長所がある。また、このようなデータベース資料は、新車開発のとき、極めて有用な資料として用いることができる。
【0078】
上述した発明の実施例は、例示的なものとであり、これに対する全ての変形及び変更は、下記に明記した特許請求の範囲に属するものと理解されなければならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスマートカードを利用したオンライン及びオフライン上の車両データ収集及び車両診断システムの構成を概略的に示すブロック図である。
【図2】本発明のスマートカード及びスマートカード制御ユニットに書き込まれ、アップデートされるデータの構造をそれぞれ示すブロック図である。
【図3】図1におけるスマートカード制御ユニットの構成を詳細に示すブロック図である。
【図4】本発明のSCU内部のCPU及び車両インターフェースの構成を詳細に示すブロック図である。
【図5】本発明のシステムにおいて車両内のデータを集める処理過程を説明するフローチャートである。
【図6】本発明のシステムにおいてスマートカードとSCU内のデータとの間に相互最新のデータにアップデートする処理過程を説明するフロ一チャートである。
【図7】整備所の端末装置における車両診断及び整備時の処理過程を説明するフローチャートである。
【図8】スマートカードを利用したオンライン車両診断過程を説明するフローチャートである。
【図9】スマートカードを利用したオンライン車両診断システムの構成を示すブロック図である。
【図10】中央A/Sセンタのシステムの構成を示すブロック図である。
【図11】スマートカードを利用したオフライン車両診断過程を説明するフローチャートである。
【図12】スマートカードを利用したオフライン車両診断システムの構成を図示するブロック図である。
【図13a】本発明に係る車両便宜装置をスマートカードの保存データに応じて自動的に設定する方法を示すフローチャートである。
【図13b】本発明に係る車両便宜装置をスマートカードの保存データに応じて自動的に設定する方法を示すフローチャートである。
Claims (36)
- 車両データの収集及び車両診断システムにおいて、
車両基礎情報データ及び車両整備情報データを有する車両関連データを含むスマートカード;及び
前記車両内の電子的制御装置、機械的制御装置及びセンサ等に接続されて車両内の情報を集め、前記スマートカードから前記車両関連データを読み出すか、又は前記集められた車両内の情報を前記スマートカードに書き込むスマートカード制御ユニットSCUを備えることを特徴とするシステム。 - さらに、前記車両関連データを、前記スマートカードから読み出して診断を行い、その結果を前記スマートカードに書き込む端末装置を備えることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
- 前記スマートカードの車両基礎情報データは、前記車両の固有情報データ及び前記車両所有者個人に関する情報データを含み、
前記スマートカードの車両整備情報データは、車両内の各種制御ユニット等及びセンサから出力される情報データ、及び外部から入力された車両診断及び整備に関するデータを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のシステム。 - 前記車両の固有情報データは、
前記スマートカード制御ユニットに組み付けられた記憶部に、車両の出荷時に書き込まれ、前記スマートカードのリセット時に、前記スマートカード制御ユニットから前記スマートカードに書き込まれることを特徴とする請求項3に記載のシステム。 - 前記車両の固有情報データは、
前記車両に対する車両出庫日、車台番号、エンジン番号、車種、年式、排気量の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項4に記載のシステム。 - 前記車両所有者個人に関する情報データは、
車両購買日、車両所有者の氏名、住民登録番号、運転免許番号、暗証番号、及び電子メールアドレスの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項3に記載のシステム。 - 前記スマートカード制御ユニットは、
前記車両内の機械的制御ユニット、電子的制御ユニット及びセンサから前記車両の状態に関するデータを入力されるための車両インターフェース;
前記車両インターフェースを介して、前記制御ユニット及びセンサから集められた前記車両の状態を示すデータを保存する第1のメモリ;
前記スマートカードから伝えられる車両診断及び整備事項に関するデータを保存する第2のメモリ;
前記車両の固有情報データを保存する第3のメモリ;
前記スマートカードとスマートカード制御ユニットとをインターフェースするカードインターフェース;
前記車両インターフェース、第1のメモリ、第2のメモリ、第3のメモリ及びカードインターフェースを制御し、演算を行うセッサー;及び
前記プロセッサーを制御するためのプログラムを含む記憶部とを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のシステム。 - 前記スマートカード制御ユニットは、
前記スマートカード制御ユニットの現在状態を表示するか、又は前記スマートカードと前記スマートカード制御ユニットとの間の通信状態及び車両の障害メッセージを表示する外部表示装置を備えることを特徴とする請求項7に記載のシステム。 - 前記外部表示装置は、
車両内に設けられたオーディオディスプレイ、ネビゲーションシステム又はオートパソコンと連動して具現されることを特徴とする請求項8に記載のシステム。 - 前記第1のメモリは、
車両内に設けられた自己診断コネクタから入力され、車両のエラーコードとして表現される車両の異常有無及び車両に取付けられたセンサから感知される走行時の車両速度、インジェクタ駆動信号として得られる走行時の平均RPM、エンジン状態情報等の少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項7に記載のシステム。 - 前記第2のメモリは、
車両整備に関するデータであって、A/S年月日、A/S項目、整備内容、交替部品及び整備所の記録の少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項7に記載のシステム。 - 前記車両インターフェースは、
複数の自己診断コネクタと前記スマートカード制御ユニットとを連結するコネクタインターフェース、
車両内のセンサの出力値を前記スマートカード制御ユニットに伝えるためのセンサインターフェース;及び
走行中の便宜装置の設定が変更された時、前記スマートカード制御ユニットに保存された便宜装置の設定値を変更させるためのインタラプトをデコードし、便宜装置の変更信号を伝えるインタラプトインターフェースを備えることを特徴とする請求項7に記載のシステム。 - 前記センサインターフェースは、
前記車両内の車速センサ、インジェクタ駆動信号、スロットルバルブ位置センサ、空気量センサ、温度センサ、吸入空気センサから入力される信号を変換した後、前記CPUへ伝送するA/Dコンバータを備えることを特徴とする請求項12に記載のシステム。 - 前記端末装置は、
前記スマートカードから車両と関連したデータを読み出し、処理された車両関連データを前記スマートカードに書き込むカード端末機;及び
前記スマートカードから読み出されたデータに対する診断結果及び整備事項を前記カード端末機に出力して前記スマートカードに書き込むデータ処理手段を備えることを特徴とする請求項2に記載のシステム。 - 前記データ処理手段は、
前記スマートカードから読み出した車両関連データに対して車両診断プログラムを実行し、車両を診断して診断結果による整備項目を表示するパソコンを備えることを特徴とする請求項14に記載のシステム。 - ネットワークを介して前記カード端末装置と接続され、前記カード端末装置から受信した前記スマートカードのデータに対して車両診断及び整備事項の検討を実行し、診断結果及び必要な整備事項を前記カード端末装置へ伝送して前記スマートカードに書き込むようにする中央A/Sセンタメインサーバをさらに備えることを特徴とする請求項14に記載のシステム。
- 前記データ処理手段は、
前記ネットワークに連結することができる移動通信端末機又はパソコンであることを特徴とする請求項16に記載のシステム。 - 前記中央A/Sセンタメインサーバは、
車両の故障状況に関して発生可能なエラーコード、複合されたエラーコード及びこれらに対する診断規則及び手続きを含む知識ベース;及び
前記知識ベースから受信した前記車両診断規則及び診断決定手続きを前記スマートカードから受信したデータに適用して車両を診断する推論手段を含むことを特徴とする請求項16に記載のシステム。 - 前記中央A/Sセンタメインサーバはさらに、
前記推論手段からの車両診断結果を受信して書き込み、前記診断結果に対するユーザの不満事項及び車両の問題点をウェブインターフェースを介して書き込む車両診断結果データベースを備えることを特徴とする請求項18に記載のシステム。 - 前記中央A/Sセンタメインサーバはさらに、
前記車両診断結果データベースに書き込まれた前記診断結果を前記知識ベースに保存できる形態に変換する知識獲得システムを含み、
前記推論手段は、前記知識ベースから受信した前記車両診断規則及び診断決定手続きを、前記スマートカードから受信したデータに適用して車両を診断することを特徴とする請求項19に記載のシステム。 - スマートカード及びスマートカードから車両に関する情報を読み出し、車両内の制御装置及びセンサから集められたデータをスマートカードに書き込むスマートカード制御ユニットを用いた車両データ収集方法において、
(a)自己診断命令語を車両内の各制御ユニットヘ伝送して前記自己診断命令語に対する応答を受信するステップ;
(b)前記受信された応答が正常応答であるか否かを判断して、正常応答でなければ、前記応答として受信されたエラーコードをスマートカード制御ユニットに保存するステップ;
(c)スマートカードの挿入有無の判断及び挿入された前記スマートカードを認証するステップ;
(d)前記スマートカード制御ユニットに保存されたエラーコードを前記認証されたスマートカードに書き込むステップ;及び
(e)前記スマートカード制御ユニットと前記スマートカードに保存されたデータとを比較して相違があると、相互アップデートするステップを含むことを特徴とする方法。 - 前記(b)ステップは、
所定の設定された時間が経過しているのかを判断し、
前記設定された時間が経過していれば、車速センサ、インジェクタ駆動信号、及び電子的センサの出力信号を集め、車両の運転状態/ドライバーの特性を分析し、前記分析結果及び前記集められた出力値を前記スマートカード制御ユニットに保存し、
前記設定された時間が経過していなければ、前記(a)ステップから再び行うことを特徴とする請求項21に記載の方法。 - 前記(a)ステップの以前に、
前記(c)ステップ及び前記(e)ステップを行うことを特徴とする請求項21に記載の方法。 - 前記(e)ステップは、最も最近にアップデートされた年月日、走行距離、累積されたアップデートの回数等の数値の大小を比較して、最も最近にアップデートされたデータから古いデータをアップデートすることになることを特徴とする請求項23に記載の方法。
- 前記スマートカードを認証するステップは、
前記スマートカード制御ユニットに保存された前記車両の車両出庫日、車台番号、エンジン番号、車種、年式、排気量の少なくとも一つを含む上記車両の固有な情報とスマートカードに書き込まれた上記情報とを比較することにより行われることを特徴とする請求項21乃至請求項24のうちいずれか一項に記載の方法。 - 請求項21乃至請求項24のいずれか一項の方法を通じて集められた情報を含むスマートカードを利用して車両を診断する方法において、
端末装置内において車両診断プログラムを実行するステップ;
前記スマートカードを前記端末装置に挿入し、前記スマートカードが前記プログラムにより診断可能であるかを認証するステップ;
前記認証されたスマートカードに書き込まれた前記車両関連データを読み出すステップ;
前記診断プログラムを前記読み出された車両関連データに対し実行させて車両診断を実行するステップ;及び
前記診断結果を前記端末装置に表示するステップを含むことを特徴とする方法。 - 前記車両診断を実行するステップは、
車両の故障状況に関して発生可能なエラーコード、複合されたエラーコード及びこれらに対する診断規則及び手続きを含む知識ベースから受信した車両診断規則及び診断決定手続きを、前記スマートカードから受信したデータに適用して車両を診断する推論エンジンにより行われることを特徴とする請求項26に記載の方法。 - さらに、前記診断結果及び前記診断結果に応じて処理された整備項目に関するデータを前記スマートカードに書き込むステップを含むことを特徴とする請求項27に記載の方法。
- さらに、前記診断結果及び前記診断結果に応じて処理された整備項目に関するデータを、前記端末装置とネットワークを介して連結された中央A/Sセンタに伝送して、前記中央A/Sセンタの車両診断結果データベースに保存するステップを含むことを特徴とする請求項28に記載の方法。
- 請求項21乃至請求項24のいずれか一項の方法を通じて集められた情報を含むスマートカードを利用して車両を診断する方法において、
前記スマートカードを端末装置に挿入するステップ;
前記端末装置をネットワークを通じて中央A/Sセンタメインサーバに接続し、前記スマートカードが前記中央A/Sセンタメインサーバによりサービス可能であるかを認証するステップ;
前記スマートカードが認証された場合、前記スマートカードから集められた車両関連データを前記中央A/Sセンタメインサーバに伝送するステップ;
前記集められた車両関連データに対して車両を診断し、前記診断結果を保存するステップ;及び
前記診断結果を前記端末装置に伝送して前記端末装置に表示し、前記スマートカードに書き込むステップを含むことを特徴とする方法。 - 前記車両を診断するステップは、
車両の故障状況に関して発生可能なエラーコード、複合されたエラーコード及びこれらに対する診断規則及び手続きを含む知識ベース、及び
車両診断結果を受信して書き込み、前記車両診断結果に対するユーザの不満と問題点を保存する車両診断結果データベースからのデータを前記知識ベースに保存することができる形態に切り換える知識獲得システムから受信した前記車両診断規則及び診断決定手続きを、前記スマートカードから受信したデータに適用して車両を診断する推論手段により行われることを特徴とする請求項30に記載の方法。 - ユーザの便宜装置設定情報データを含むスマートカードを利用して車両内の便宜装置を自動的に設定する方法において、
(a)車両キーが挿入された後、始動中であるか否かを調査し、始動中でない場合は、前記スマートカードがスマートカード制御ユニットに挿入されたか否かを調査するステップ;
(b)前記スマートカード制御ユニットが、前記スマートカードから便宜装置設定データを読み出し、前記スマートカード制御ユニットに保存された便宜装置設定値を口ーディングするステップ;
(c)前記スマートカードに保存された便宜装置設定値と前記スマートカード制御ユニットからローディングされた設定値とを比較して、前記両値が異なると、前記スマートカードの設定値に便宜装置設定を変更するステップ;
(d)便宜装置設定変更をモニタリングして便宜装置設定が変更された場合は、変更項目及び変位値を検出して絶対的な変位値を演算するステップ;及び
(e)前記スマートカード制御ユニットに新たな便宜装置設定値をアップデートし、スマートカードが挿入されたかを調査して、前記スマートカード制御ユニットから前記挿入されたスマートカードに変更事項をアップデートするステップを含むことを特徴とする方法。 - 前記(a)ステップ及び前記(e)ステップは、さらに、
前記挿入されたスマートカードが、現在ドライバーが搭乗した車両に属するスマートカードであるか否かを認証するステップを含むことを特徴とする請求項32に記載の方法。 - 前記スマートカードを認証するステップは、
車両の車台番号、エンジンブロック番号等のような車両の固有番号等を使用して生成された前記スマートカードの認証キーと、前記スマートカード制御ユニットの認証キーとが互いに一致するか否かを比較することにより行われることを特徴とする請求項33に記載の方法。 - 前記(c)ステップは、
前記スマートカード制御ユニットに保存された現在の便宜装置設定値が、前記スマートカードから読み出された便宜装置設定値よりさらに大きい場合は−方向に、より小さい場合は+方向に便宜装置を移動させるステップ;及び
移動された便宜装置の設定値を前記スマートカード制御ユニットに保存し、前記スマートカードから読み出された便宜装置設定値と比較するステップを含むことを特徴とする請求項32に記載の方法。 - 前記(d)ステップは、前記スマートカード制御ユニットに保存された変位値に変更された変位値分を加算して絶対的な変位値を計算することを特徴とする請求項32に記載の方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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