JP2004513017A - 車両用開放屋根構造体、並びにそのような開放屋根構造体を取り付けた車両 - Google Patents

車両用開放屋根構造体、並びにそのような開放屋根構造体を取り付けた車両 Download PDF

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Abstract

本発明は、自身の固定屋根に屋根開口を有し、該屋根開口の何れかの側に固定案内レール(1、5)を備える車両用開放屋根構造体に関する。スライド(2)は、開放屋根構造体の閉鎖部材を可動に支持するために案内レールに案内される。カバープレート(3)は、閉鎖部材によって閉じることができ、かつ固定屋根を密封する屋根開口の後部側を規定する。開放屋根構造体のスライド(2)及びカバープレート(3)は連動して該開放屋根構造体の完全開放位置に1つのユニットを構成し、その後、これらのスライド及びカバープレートはユニットとして更に動くことができる。カパープレート(3)は案内レール(1、5)内で摺動できるカバープレートスライド(9)に取り付けられ、これらのカバープレートスライドの各々は閉鎖部材の隣接する後部スライド(2)によって作動されるべき、高さ調節機構(11、13)を構成し、この高さ調節機構は、ユニットが更に動くことが可能である以前に前記カバープレート(3)を上向きに動かす働きをする。

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用開放屋根構造体、並びにそのような開放屋根構造体、特に折り畳み屋根を取り付けた車両に関する。本発明は、特に折り畳み屋根(1)を後部窓構造体(2)と共に車両のブーツ(5)内へ旋回下降させてコンバーチブル様車両を提供することに関する。
【0002】
【発明の実施の形態】
本発明による車両用開放屋根構造体の実施形態を概略示す図面を参照して本発明をより詳細に説明する。
【0003】
図1は、本発明が関する車両部品の主構成部品の全体図である。これらの主構成部品は「開放頂部で運転する」種々の可能性を提供するために働く。本発明による第1主構成部品は、通常の態様で開閉し得る折り畳み屋根1である。第2主構成部品は特定の後部窓構造体2である。前記後部窓構造体2は、前記折り畳み屋根の開放位置の上側にある折り畳み屋根を受容するために配置され、その後、後部窓及び折り畳み屋根は旋回されて全体として車両ブーツ内に戻り得るものであり、このようにしてコンバーチブルを構成する。それに加えて、折り畳み屋根及び後部窓を支持する車両の側面のアーチ(図示せず)は取り外すことができる。その結果、スパイダ様車両が得られる。そのような車両に関する情報は、その内容が本願明細書に参考文献として援用される、国際公開第01/14157号パンフレットに見出すことができる。
【0004】
図2a〜図2gは、後部窓構造体の動作を示す。
【0005】
図2aは、本体3、後部座席4(図10f)、ブーツ5及びブーツ蓋6を示す、車両の後部側の外面の一部を切断して内部が見えるようにした図である。
【0006】
図2aでは、折り畳み屋根1、後部窓構造体2及びブーツ蓋6は、閉鎖位置にある。
【0007】
図2bでは、後部窓構造体2の後部窓7は開放位置に回動されている。後部窓構造体2の枠体又はカセット8は、閉鎖位置に固定されたままである。このように、トランクはアクセス可能にし得る。
【0008】
図2cでは、ブーツ蓋6は、内部で蓋が床の一部又は支持部として使用することができる、水平姿勢に開かれている。
【0009】
図2dでは、後部窓7は回動されて再び閉鎖位置へ戻される一方で、ブーツ蓋6は未だに開いている。
【0010】
図2eは、錠止解除後の後部窓構造体2全体、すなわち、枠体8及び後部窓7(並びに図示しない、開いた折り畳み屋根)が中間位置まで回動された姿勢を示し、この中間位置では依然として記載すべきヒンジが、このヒンジと協働する屋根部分から分離された状態になるようにし得る。
【0011】
図2fは、後部窓構造体2が特別のアーム構造体によってその全体が下向きに回動される様子を示す。
【0012】
図2gでは、後部窓構造体2がブーツ5の底の窪んだ空間に移動され、後部窓構造体2は水平で、上下逆さまの姿勢で収容される。後部窓構造体2は床の一部(図示せず)で覆うことができ、こうして再び通常の使用の準備を整えたブーツを構成する。この位置では、ブーツ蓋6を閉じることも可能である。
【0013】
以降、上述した動作を支援する車両の特殊な屋根構造体の種々の部品の説明をする。
【0014】
図3は、図1に示した本発明による屋根構造体の主要構成部品の一部の分解組立図である。
【0015】
折り畳み屋根1の以下の部品を区別することができる:折り畳み得るライナー9、補剛材12を受容するためのループ又はスリーブを備える、このライナーの下面に固定されたより背の低いカバー10。折り畳み屋根の開閉を制御する作動ビーム13がライナー9の開放側、この場合には前部側に配置される。この目的のために、作動ビーム13は、特殊なスライド構造体14によって案内レール15内で摺動可能に案内される。ガイドレール15は、車両の長手方向に、該車両の屋根開口の何れかの側に配置される。この特定の実施形態では、案内レール15は車両の両側の(図示しない)アーチ構造体に取り付けられ、密封材16によって密封される。作動ビーム13両端のスライド構造体14は、ケーブル17によって駆動することができる。駆動電動機18が存在する場合、この駆動ケーブルは後部窓構造体に向けて案内レール15によって案内される。
【0016】
ライナー9の補剛材12は、より詳細には以下に詳細に説明するスライドに支持される。
【0017】
図4及び図5は、案内レール5の1つ、及びこの案内レール内を摺動可能な部品の長手方向断面図である。案内レール15に加えて、協働するスライド構造体14を備える作動ビーム13、並びに補剛材12は区別し得る。補剛材の幾つかは、協働するスライドに固定される支持部20に配置される一方で、他の補剛材12は、板ばねによって同一のスライド19に回動自在に連結される。板ばね22は上向き方向に支持部21を積載する。補剛材12を具備する板ばね22及び支持部21を同様に備える、前部スライド構造体14の後向き運動、及びスライド19の後向き運動に基づいて、ライナーは緩和され、かつ上向きに動く補剛材12はこのライナーを折り畳みんで上向きに延在させる。これは図4a〜図4eに示される。
【0018】
先行するスライド19又は先行するスライド構造体14が、折り畳みが完全な後部まではるばる移動されるまで、スライド19が移動開始しないことを保証するために、各スライド19には、案内レール15の協働する対向部材24と係合する、錠止部材23が取り付けられる一方で、スライドシュー19又は先行するスライド19の前部に配置される、作動ビーム13のスライド構造体14には、連続するスライドシューを解錠するための解錠部材が設けられる。この実施形態では、錠止部材23は水平に移動可能な錠止部材25から成る。この錠止部材25は、水平なピボット25の周りで特に回動自在である。このピボットは下向きに延在するカム27を備える。このカムは案内レール15の底にある凹所28に係合する。スライド19が自身の一番前の位置に到達すると、カム27と協働する凹所28との係合が起きる。
【0019】
錠止部材23を作動させるために、作動方向で示される、前記錠止部材の前部に位置づけられる、スライド14/19には、作動方向が示される、次の摺動シュー19の方向に延在するピン形態の錠止解除部材29が取り付けられる。この錠止解除部材は錠止部材23の移動錠止部材26に形成されたスロット30と係合するようにすることができる。前記スロット30は、スライド19の移動方向から偏倚する方向に延在する。この方向は、先行するスライド14/19のピンがスロット30に前記位置で入ることができるような方向である。前記位置は、内部でカム27が凹所28と係合する位置である。しかるに、錠止部材26は、スロット30通過時のピン29によってピボット25周りで上向きに回動される。その結果、カム27は凹所28から出て問題のスライド19は先行するスライド14/19に追従し始める。
【0020】
カム27はこの状況で案内レール15の底を走行するため、かつ錠止部材26は上向きに回動された位置に錠止されるため、錠止解除部材29のピンはスロット30の定位置に錠止される。その結果、隣接するスライドシュー14/19は1ユニット内に錠止される。このように、折り畳み屋根の非常に極めて制御された折り畳み運動が起きる。
【0021】
先に図1及び図2に関して既に言及したように、折り畳み屋根は、完全開放位置の後部窓構造体2上の位置に移動することができる。その結果、折り畳み屋根1は旋回して後部窓構造体2と共にブーツ5内に戻ることができる。まず初めに、折り畳み屋根は、これを可能にするために案内レール5から分離されなければならない。折り畳み屋根の通常の開閉位置では、後部カバープレート31はその後端部にあり、このカバープレートは不動であり、かつ固定屋根を密封する。前記後部カバープレート31は、案内レール15の移動可能なスライド32によって両端部で支持される。各スライドは、カバープレート31を折り畳み屋根より前方で上向きに移動させるために折り畳み屋根の隣接するスライドシュー19によって作動すべき、完全開放位置のユニットに錠止される、錠止解除及び鉛直調節機構33を備える。この機構は後部窓構造体2上の位置まで更に移動し得る。高さ調節機構は、2つの同一のスロット35が内部にあり、かつスライド32のピン36が係合する、カバープレート31の各端部にあるリンクプレート31を備える。
【0022】
先にも記述したように、折り畳み屋根1の駆動ケーブル17は、案内レール15から後部窓構造体2内に延在する。駆動モータ18は後部窓構造体内にある。この装置構成の目的は、図6に示す完全開放位置にあるユニットとして後部窓構造体2上に折り畳み屋根ユニットを引っ張ることである。この目的のために、後部窓構造体は、何れかの側の案内レール40を含む。これらの案内レールは、後部窓構造体2の閉鎖位置にある案内レール15と整合される。
【0023】
後部窓構造体2の後部窓7が上向きに回動し得ることを図2b及び図2cを参照して説明してきた。この場合、案内レール15及び40を貫通して延在する駆動ケーブル17は曲げ部を通過する必要がある。しかしながら、特殊なプル/プシュケーブル17は、特別に規定された以外の曲率半径を有する曲げ部を通過することができない。ケーブルが、後部窓7の回動時に極めて小さな曲率半径を有する曲げ部を通過することを保証するために、特別のヒンジ組立体41が案内レール15及び40の間に取り付けられる。
【0024】
図7及び図8は構造体及びヒンジ組立体41の動作を示す。図7では、案内レール15及び40並びに後部窓構造体2の後部窓7の一部を区別し得る。後部窓構造体2に向かって面する案内レール15の端部は取付部材に終端する。これに関して更に詳細に検討する。対向部材43は、後部窓構造体2の閉鎖位置にある取付部材42に固定される。そして、結局、前記対向部材は、案内レール15の一部を構成する。何故なら、そこに存在する溝44は種々の互いに整合されかつ隣接するスライド14、19、32を案内するためである。
【0025】
ヒンジ組立体41は、中間部材46に対する対向部材43を連結する第1ヒンジ45、並びにそこから或る距離だけ離隔された第2ヒンジ47を備える。この第2ヒンジは中間部材46と、案内レール40との間の回動運動を可能にする。ヒンジ45及び47はピンホールヒンジから成る。このピンホールは中間部材46に形成される。しかるに、ピンは分離部品48及び49にそれぞれ形成され、これらは、例えば、ねじ50によって対向部材43及び案内レール40にそれぞれ固定される。中間部材46、部品48及び49は中間部材46上に2つの停止ピン51の形態をした案内手段及び停止手段も備える。これらの手段は部品48、49の停止ストップ52に挿入される。勿論、他の又は付加的な停止手段も考えられる。
【0026】
このヒンジ組立体41の使用により達成される効果は、案内レール15及び40の間の仮想ピボット点がそこから内側に離隔された点に設置されるということであるか、あるいは案内レールのふれが2つに分割されるということであり、その結果として、ふれの角度歪みが半分になる。回動運動は、ケーブル17が貫通して延在する部分の長さが変わらないようなものである。好ましくは、ケーブル17が利用可能な空間の量はケーブルが1つの大きな曲げ部を通過することができるようなものである。図8a〜図8cは、後部窓の閉鎖位置(図8a)、後部窓が案内レール15に対して回動する半開放位置(図8b)、及び、後部窓7が案内レールに対して80°回動される完全開放位置(図8c)を示す。
【0027】
上記してきたように、折り畳み屋根1の種々のスライド14、19及び32は、固定屋根の案内レール15と、後部窓構造体2の案内レール40との間、すなわち、案内レール15から取付部材42、対向部材43、中間部材46及び案内レール40までにおいて、折り畳み屋根ユニットの移動時に部品間の幾つかの推移点を通過しなければならない。スライド14、19及び32の通過を妨げるか又は阻止する、直立した端縁が存在し得る許容範囲により推移点に形成されることなく、妨げられていない通過を与えるためには、案内レールの種々の部品の溝は、連動する状況では互いに向き合う両端での横切る方向及び/又は鉛直方向に僅かに広がる。このように、推移点での直立した端縁の成形は、互いに対する部品15、42、43、46及び40の僅かな動きの場合には回避される。したがって、後部窓構造体2と、屋根部品との間の折り畳み屋根ユニットの滑らかな推移が保証される。
【0028】
既に上述してきたように、案内レール15及び後部窓構造体2は、取付部材42、案内レール15及び後部窓構造体上の対向部材43を介して相互連結される。この目的のために、取付部材42はフック形状部材53を備える。この部材は、対向部材43の係合する錠止凹所54に係合することができる。フック形状部材53、及び従って錠止凹所54は、鉛直方向、及び横切る方向でテーパが付されている。その結果として、フック形状部材53は容易に錠止凹所に嵌合し、かつ、取付部材42及び対向部材43が完全に正確に整合されていない際にも、前記凹所のテーパが付された壁によって正確に規定された位置に案内し得る。整合誤差はこのようにして訂正され、そして後部窓構造体2の各案合レール40は適切に協働する案内レール15と隣接する。
【0029】
図11a〜図11eは、錠止部材53及び係合する対向部材54の改良版を示す。錠止部材は、依然としてフック形状部材の形態をしている一方で、錠止凹所54は係合する対向部材を構成する。この実施形態は、錠止部材が錠止凹所54に十分深く係合しない限り、錠止部材53を錠止凹所54の定位置に保持する付加的な保存機構90を備える。これは、例えば、車両が水平な位置にないため、あるいは後部窓構造体2が構造体を操作する人によって整合状態から外れるために、後部窓構造体2が斜めに閉鎖した際に、部分的に大きな重量及びその結果としての大きなモーメントにより、後部窓構造体2の位置のずれが生じて、錠止部材53の1つが錠止凹所54から再び滑り出すような状況を阻止することができる。
【0030】
保持機構90は、引張ばね91によって荷重が掛けられる保持部材92を備える。この保持部材は錠止凹所54に挿入され、かつ錠止部材53にある保持凹所94に係合することができる鼻部93を備える。保持部材92は、横行ピン95の周りで摺動可能かつ回動可能である。開始位置では、保持部材92は錠止凹所54の開口の方向に斜めに延在する。この位置では、保持部材は錠止部材53の経路に横たわる。この経路の形状、位置及び運動は、追従する動作が得られるようなものである。
【0031】
錠止部材53が錠止凹所54に係合する際に、錠止部材53の前部側は、保持部材92の鼻部93と接触するようになる。その結果、保持部材は、ばね91の圧力に対して横行ピン95に沿って僅かに押し戻される。錠止部材53が錠止凹所54に十分に深く係合すれば、保持部材92の鼻部93は保持凹所94内にスナップ嵌合する。図11aに示される位置では、錠止凹所から錠止部材53を外すことはもはや不可能である。保持凹所の前に位置づけられる錠止部材53の一部の形状は、前記部品を鼻部93の背後に引っ掛けさせる。保持部材92は外向きには回動することができず、従って横行ピン95に対して保持部材92に加わる力は、保持部材が横行ピン95に沿って押し戻されないようなものである。この位置では、錠止部材53は、それ故に、「抜けるか又は引き出す」ことがないように固定される。
【0032】
しかしながら、図11bに示されるように、錠止部材53が錠止凹所54内へさらに移動すると、保持部材92は錠止部材53によって押し戻され、かつ横行ピン95の周りで後ろに回動される。図11c及び蓋に見ることができるように、保持部材92の鼻部93は、保持凹所54から結果的には出る。これは、前記部材及び前記凹所のそれぞれの形状構成によって可能になされる。
【0033】
図11eによる完全錠止位置では、保持部材92は、錠止部材53の前部側に対して当接する。しかるに、ばね91は自身が上向きに引かれた位置で保持部材92を保持する。
【0034】
錠止部材53が、この位置から錠止凹所54の外側に移動すると、保持部材92は、ばね91による作用の影響下で滑るというよりはむしろ回動する点において錠止部材53の回動運動に追従する。これは、保持部材92の鼻部93が、錠止部材53の保持凹所94へ再びスナップ嵌合することを阻止し、その結果、錠止部材53は何等問題無く錠止凹所54から取り外すことができる。
【0035】
図9は、本発明による特別な屋根構造体の別の主構成部品をさら示す。すなわち、アームの1つは、このアームが後部窓として働く閉鎖位置から、車両のブーツ5内の格納位置まで後部窓構造体2を回動させる。図9では、後部窓構造体2の枠体8を区別することができる;アームは、ピボット57によって本体部品58に連結される第1アーム部材56、並びに後部窓構造体2の枠体8に固定される第2アーム部材59から成る。アーム部材56及び59は、第2アーム部材59上のピン60及び61を備える2つのピン・スロット継ぎ手によって互いに係合される。これらのアーム部材は、第1アーム部材56の協働するスロット62及び63に係合する。スロット62及び63の形状構成と、ピン60及び61の相対的位置は、互いに対する2つのアーム部材の動きを決定する。各アーム55は2つの錠止装置64及び65を備える。第1錠止装置64は、自身が後部窓として働く位置に後部窓構造体2が錠止される、そのような互いに対する位置にアーム部材56、59を錠止するように働く(図2a)。しかるに、第2錠止装置65は、アーム部材56及び59を図2eによる中間位置から、図2gによる格納位置まで錠止する。
【0036】
第1錠止装置64は、第2アーム部材59の下側端部に形成された錠止ピン66、並びに錠止アーム68を備えるラッチ67を備える。ラッチ67及び錠止アーム68は、アーム部材56に連結される、ラッチハウジング69上に配置される。ばね70は、錠止アーム68を偏倚した状態に保つ。
【0037】
第2錠止装置65は、錠止位置の方向にばね荷重が掛けられ、かつピン71の周りで第1アーム部材56に回動自在に連結されたばね荷重が掛けられた錠止プレート72を備える。この錠止プレート内には、錠止部分74を含む錠止スロット73が存在する。第2錠止装置65は、第2アーム部材59上に第2錠止ピン75を備える。このピンは上述した中間位置の錠止部分74に位置づけられる。錠止ピン75は、図示した実施形態のピン61の一部を構成する。
【0038】
本体3に連結されたガスばね79又は類似物は第1アーム部材56に係合し、こうして反対向きの力がアーム55及び後部窓構造体2に働くことを保証する。これが、装置の調節を容易にする。
【0039】
後部窓構造体のための上述したアーム55の動作は以下の通りである。後部窓構造体2の枠体8の閉鎖位置では、第2アーム部材59は、第1アーム部材56に対して自身の下側位置を占有する(図10a〜図10d)。この位置では、第1錠止ピン66は、錠止アーム68(図示せず)によって閉鎖されるラッチ67(図10c参照)内に保持される。第1アーム部材56のピン60及び61は、協働するスロット62及び63の下側端部にそれぞれ存在する。第2錠止ピン75は、第2錠止スロット73の下側端部に存在する。この下側のアーム55の錠止位置では、後部窓構造体2の枠体8は、自身の密封に対してしっかりと押圧され、この位置に保持される。
【0040】
錠止アーム68又は各アーム55のラッチ67は、手動で錠止解除することができる。その後、後部窓構造体2は、取付部材42のフック形状部材53の周りで上向きに回動し得る。この構造体は、この場合、ヒンジとして働く。ピン60及び61は協働するスロット62及び63を通って移動し、それによりアーム部材56及び59間の相対運動を規定する。ガスばね79は協働するアーム55に上向きのモーメントを及ぼす。その結果、後部窓構造体2の重量は補償され、かつ前記上向きの回動は多くの力を要しない。ピボット57のモーメントは、ピボット57周りの第2アーム部材59の回動運動を勘案すると、アーム部材の中間位置への運動時に僅かに減少する。第2錠止ピン75は、錠止プレート72の錠止スロット73の端縁に沿った錠止部分74に向かって動く。
【0041】
後部窓構造体2が外向きに最大に回動する中間位置に到達する(図10e)と、第2アーム部材59の第2錠止ピン75は、錠止スロット73の錠止部分74に到達し、そして図面に示すような、反時計回り方向のばね力の結果として、錠止部分74は自動的に第2錠止ピン75に亘って滑り込み、こうして2つのアーム部材56及び59を互いに対して定位置に錠止する。後部窓構造体2は、ヒンジとして作用する、フック形状部材53が対向部材の錠止凹所54から出るこの中間位置で上向きかつ外向きにまで回動するか、あるいは、いずれにせよ、フック形状の部材53がアーム55のピボット57の周りで後部窓構造体2の回動運動を阻止しない外向きまで動く。それ故、この中間位置から後部窓構造体2を降下させ、かつピボット57の周りで後部窓構造体2を回動させることができ、その結果、後部窓構造体2は結局上下逆さの姿勢で車両のブーツ5の窪んだ空間に収容される。この空間では、錠止部材76が後部窓構造体2の枠体8の一部77に係合し、こうしてこの下側位置に後部窓構造体2を固定する(図10f)。後部窓構造体2は、床部品78によって再び覆うことができる。その結果、ブーツは再び利用可能である。トランク類はブーツ蓋6の閉鎖位置に配置することができ、かつ大きなトランク類はブーツ蓋6の開放位置に配置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車両の屋根構造体の主要構成部品の全体斜視図である。
【図2a】7つの異なる位置における後部窓構造体及び噛合する部品を示す、本発明による後部部品の斜視図である。
【図2b】7つの異なる位置における後部窓構造体及び噛合する部品を示す、本発明による後部部品の斜視図である。
【図2c】7つの異なる位置における後部窓構造体及び噛合する部品を示す、本発明による後部部品の斜視図である。
【図2d】7つの異なる位置における後部窓構造体及び噛合する部品を示す、本発明による後部部品の斜視図である。
【図2e】7つの異なる位置における後部窓構造体及び噛合する部品を示す、本発明による後部部品の斜視図である。
【図2f】7つの異なる位置における後部窓構造体及び噛合する部品を示す、本発明による後部部品の斜視図である。
【図2g】7つの異なる位置における後部窓構造体及び噛合する部品を示す、本発明による後部部品の斜視図である。
【図3】図1による屋根構造体の1つの長手方向半体の組立分解斜視図である。
【図4】図1による折り畳み屋根の案内レール及び種々の位置における噛み合う部品の1つの拡大、長手方向断面図である。
【図5】図4の拡大詳細図である。
【図6】案内レールの後部部品及び後部窓構造体の前部部品を、折り畳み屋根が後部窓構造体上に動く前の種々の位置を拡大した、組立分解断面図である。
【図7】案内レールの後部部品及び後部窓構造体への推移の組立分解斜視図である。
【図8a】案内レールから後部窓構造体への推移の斜視図であって、これらの間に配置されたヒンジ構造体の動作を説明するためにその種々の位置を示す図である。
【図8b】案内レールから後部窓構造体への推移の斜視図であって、これらの間に配置されたヒンジ構造体の動作を説明するためにその種々の位置を示す図である。
【図8c】案内レールから後部窓構造体への推移の斜視図であって、これらの間に配置されたヒンジ構造体の動作を説明するためにその種々の位置を示す図である。
【図9】図2による後部窓構造体のアームの1つを拡大した、組立分解斜視図である。
【図10】本発明による開放屋根構造体を取り付けた車両の後部側の長手方向断面図であって、後部窓構造体の種々の位置がその作動を説明するために示されている図である。
【符号の説明】
1 折り畳み屋根
7 閉鎖部品
8 枠体
9 曲げ易いライナー
10 曲げ易いライナー
12 折り畳み部材
14 スライド
15 固定案内レール
17 駆動ケーブル
19 スライド
22 折り畳み部材
24 対向部材
26 錠止部材
28 凹所
29 錠止解除部材
30 スロット
31 カバープレート
32 スライド
33 高さ調節機構
35 ピンスロット機構
36 ピンスロット機構
40 案内レール
41 ヒンジ組立体
42 案内レール
43 対向部材(部品)
44 溝
45 第1ヒンジ
46 中間部材
47 第2ヒンジ
51 第1ストップ
52 第2ストップ
53 錠止部材
54 錠止凹所
55 アーム
56 アーム部材
59 アーム部材
62 スロット
63 スロット
64 第1錠止装置
65 第2錠止装置
66 第1錠止ピン
67 ラッチ
73 錠止スロット
74 錠止部分

Claims (33)

  1. 閉鎖部品(7)並びにこの閉鎖部品と協働する車両の部品(15、42、43)を備える車両であって、前記閉鎖部品がヒンジ組立体(41)によって協働する前記部品に回動自在に連結される車両において、
    前記ヒンジ組立体(41)が中間部材(46)を備え、この中間部材は、一方で、第1ヒンジ(45)を介して前記閉鎖部品(7)に回動自在に連結され、かつ、他方で、前記第1ヒンジから或る距離だけ離隔された第2ヒンジ(47)に協働する前記部品(15、42、43)に回動自在に連結されることを特徴とする車両。
  2. 前記中間部材(46)、前記閉鎖部品(7)及び協働する前記部品(15、42、43)が、前記閉鎖部品及び協働する前記部品に対する最大の回動運動を規定する第1及び第2ストップ(51、52)を備える、請求項1に記載の車両。
  3. 前記ストップ(51、52)が第1及び第2ピンスロット継手で作られ、それぞれの第1及び第2スロット(52)が円形態の協働する第1及び第2ヒンジ(51)の周りで延在する、請求項2に記載の車両。
  4. 前記閉鎖部品(7)が車両の回動可能な後部窓であるのに対して、協働する前記部品(15)が屋根部品である、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の車両。
  5. 前記屋根部品が開放屋根構造体、特に折り畳み屋根(1)を備える、請求項4に記載の車両。
  6. 前記折り畳み屋根(1)は駆動ケーブル(17)によって開閉することができるのに対して、前記ケーブルが前記閉鎖部品(7)から、前記ヒンジ組立体(41)を通り過ぎて、前記折り畳み屋根まで延在した状態で、該折り畳み屋根が前記完全開放位置にある前記閉鎖部品(7)上に位置づけられるように配置される、請求項5に記載の車両。
  7. 開放屋根構造体を取り付けた車両であって、この車両の開放屋根は閉鎖部材(9、10)及び溝(44)を具備する少なくとも1つの案内レール(15、40、42、43、46)を備え、前記閉鎖部材の少なくとも1つの摺動シュー又はスライド(14、19、32)が内部に案内され、前記案内レール(15、40、42、43、46)が長手方向で互いに連結する多数のレール部品(15、40、42、43、46)で構成され、前記レール部材が互いに連結することができるものであり、かつ互いに分することができるものである車両において、
    前記案内レールの前記部品(15、40、42、43、46)の前記溝(44)が前記連結された状態では互いに対して面する前記両端で僅かに広がることを特徴とする車両。
  8. 前記案内レールの前記部品(15、40、42、43、46)内の前記溝(44)が互いに面するこれらの両端で横方向及び鉛直方向に広がる、請求項7に記載の車両。
  9. 前記案内レールの1つが旋回下降した閉鎖部品(7)上に存在し、かつ前記案内レールの協働する前記部品が前記車両の屋根部品上に存在する、請求項7または請求項8に記載の車両。
  10. 可動閉鎖部品(2、7、43)並びにこの閉鎖部品と協働する前記車両の部品(15、42)を備え、前記閉鎖部品(2、7、43)と協働する前記部品(15、42)は互いに分離することができかつ再び互いに連結することができるものであり、前記部品が錠止部材(53)と噛合する対向部材(43、54)を含む車両において、
    前記錠止部材(53)が対向部材と噛合し得る自己設置取付装置を備えることを特徴とする車両。
  11. 前記錠止部材(53)が錠止凹所(54)に係合可能なフック形状部材である、請求項10に記載の車両。
  12. 前記錠止部材(53)自体が取付装置であり、かつ前記錠止凹所(54)が対向部材として働く、請求項11に記載の車両。
  13. 前記錠止部材が保持機構と噛合し、前記錠止部材が前記錠止凹所に十分深く係合しない限りは前記保持機構は該錠止凹所に該錠止部材を保持する、請求項11または請求項12に記載の車両。
  14. 前記保持機構はばね荷重が掛けられた保持部材を備え、この保持部材は前記錠止凹所内に延在し、かつ前記錠止部材にある前記錠止凹所に係合することができる鼻部が設けられ、横行ピンの周りで摺動及び回動することができる前記保持部材は、始めの位置で前記錠止凹所の前記開口の方向に斜めに延在し、この始めの位置では、前記錠止部材が前記錠止凹所に係合する際に、前記保持部材は前記錠止部材の経路に横たわり、前記保持部材の保持鼻部は最初は僅かに押し戻され、次いで前記ばねの作用の影響下で前記錠止部材にある前記凹所内にスナップ嵌合し、その後、前記錠止部材は、前記錠止鼻部を前記凹所内に引っ掛ける結果として引き抜かれることを阻止され、前記錠止部材が前記錠止凹所にある錠止位置までさらに挿入されると、前記保持部材は前記横行ピンの周りで移動し、その結果として、前記錠止鼻部は再び前記凹所から出て、前記保持部材は、前記ばね作用の結果として前記錠止位置から前記錠止凹所に出て前記始めの位置に復帰した際に、前記錠止部材に追従する、請求項13に記載の車両。
  15. 前記フック形状部材(53)及び前記錠止凹所(54)の両方が、鉛直方向及び横方向の両方においてテーパが付されている、請求項11または請求項12に記載の車両。
  16. 前記対向部材が旋回下降した後部窓枠体(8)上に存在し、かつ前記錠止部材(53)が脱着可能な屋根部品、特に前記屋根の側部ビーム上に存在する、請求項10から請求項15までのいずれか1項に記載の車両。
  17. 前記車両の協働する前記部品に取り付けられ、かつ閉鎖部材(9、10)及び溝(44)を設けた少なくとも1つの案内レール(15、40、42、43、46)を備える開放屋根構造体が取り付けられ、前記閉鎖部材の少なくとも1つの摺動シュー又はスライド(14、19、32)が内部に案内され、前記案内レール(15、40、42、43、46)が長手方向で互いに連結する多数のレール部品から構成され、少なくとも1つのレール部材が前記車両の前記閉鎖部品上に存在し、かつ少なくとも1つの他のレール部材が協働する前記部品上に存在するのに対して、前記案内レール部材の溝が前記連結された状態では互いに対して面する前記両端で僅かに広がる、請求項10から請求項16までのいずれか1項に記載の車両。
  18. 屋根開口を有する車両用折り畳み屋根であって、前記屋根開口の何れかの側にある固定案内レール(15)、曲げ易いライナー(9、10)、前記ライナーの開放側にあり、前記屋根開口を選択的に開閉するために前記案内レールに案内される、駆動可能な作動ビーム(13)、前記ライナーを支持しかつ前記屋根開口の開放時にその折り畳み運動を規定し、前記案内レール(15)に案内されるスライド(14、19)に取り付けられる多数の折り畳み部材(12,22)を備える折り畳み屋根において、
    前記スライド(14、19)には錠止部材(23)が設けられ、前記案内レール(15)には、前記錠止部材が問題としている前記スライド(19)の末端の閉鎖位置で前記対向部材と係合するようになし得るそのような位置に対向部材が設けられるのに対して、前記スライド(14、19)は、前記折り畳み屋根が開放される際に、前記開放方向で見た、隣の前記スライド(19)の前記錠止部材(23)を錠止解除するための錠止解除部材(29)を備えることを特徴とする折り畳み屋根。
  19. 前記錠止部材(23)が突出部(27)を設けた可動錠止部材(26)から成るのに対して、前記対向部材(24)が前記突出部が係合可能な前記案内レール(15)内の凹所(28)である、請求項18に記載の折り畳み屋根。
  20. 前記錠止部材(23)は、前記開放位置で見ると、隣の前記スライド(19)の方向に突出する部材であり、この部材は前記凹所(28)からの突出部(27)を動かす目的のために前記錠止部材(23)の可動な前記錠止部材(26)を動かすことができる、請求項19に記載の折り畳み屋根。
  21. 前記錠止解除部材(29)の前記突出部に前記錠止部材(23)の動く前記錠止部材(26)上に形成されたスロット(30)と係合するようになし得るピンが設けられ、前記スロットは前記ピンの動く方向から偏倚する方向に延在する、請求項20に記載の折り畳み屋根。
  22. 前記対向部材(24)から出た位置にある前記錠止部材(23)が前記案内レール(15)と噛合して前記スロット(30)内の前記ピンを阻止して隣接する前記スライド(14、19)を1つのユニット内に連結する、請求項21に記載の折り畳み屋根。
  23. 固定屋根に屋根開口を有する車両用折り畳み屋根であって、前記屋根開口の何れかの側にある固定案内レール(15)、曲げ易いライナー(9、10)、前記ライナーの開放側にあり、前記屋根開口を選択的に開閉するために前記案内レールに案内される、駆動可能な作動ビーム(13)、前記ライナーを支持しかつ前記屋根開口の開放時にその折り畳み運動を規定し、前記案内レール(15)に案内されるスライド(14、19)に取り付けられる多数の折り畳み部材(12,22)、並びに前記固定屋根を密封する、前記開放側から離れた前記ライナー(9、10)の側にあるカバープレート(31)を備え、前記開放屋根構造体の前記スライド(14、19)及び前記カバープレート(31)が連動して完全開放位置に1つのユニットを構成し、その後、これらのスライドはユニットとして更に動くことができる折り畳み屋根において、
    前記カバープレート(31)は前記案内レール(15)で摺動運動できるスライド(32)に取り付けられ、これらのスライドの各々は前記ユニットが更に動き得る以前に前記カバープレート(31)を上向きに動かすために隣接する後部スライド(19)によって作動されるべき高さ調節機構(33)を備えることを特徴とする折り畳み屋根。
  24. 前記高さ調節機構(33)がピンスロット機構(35、36)を備え、及び各スライド(32)が前記カバープレート(31)の2つのスロット(35)に係合する2つのピン(36)を備える、請求項23に記載の折り畳み屋根。
  25. 前記カバープレート(31)の各スライド(32)が、前記折り畳み屋根(1)の前記完全開放位置において、隣接する前記スライド(19)を前記カバープレートに連結する連結部材を備える、請求項23または請求項24に記載の折り畳み屋根。
  26. 旋回降下された後部閉鎖部品(2)を備える車両であって、前記閉鎖部品は後部窓(7)を備えた枠体(8)を備え、前記枠体(8)はアーム(55)によって支持され、これらのアームは、前記後部窓(7)の閉鎖位置と、前記車両の旋回降下位置との間で前記後部閉鎖部品(2)が移動可能なように、前記車両に回動自在に連結された車両において、
    前記アーム(55)の各々は、互いに対して移動可能な2つのアーム部材(56、59)、及び第1及び第2錠止装置(64、65)を備え、前記第1錠止装置(64)は前記アーム部材(56、59)を前記枠体(8)の前記閉鎖位置に対応する位置に錠止するのに対して、前記第2錠止装置(64、65)は、前記アーム部材(64、65)を、前記閉鎖位置とは異なる、前記アーム部材(56、59)と前記枠体の中間位置に錠止し、この中間位置では、前記アーム(55)及び前記枠体(8)は前記旋回降下位置に連結して回動することができることを特徴とする車両。
  27. 前記枠体はテーパが付されたヒンジ(53、54)を含む上側端縁を備え、この端縁は、一方で、前記閉鎖位置から前記中間位置までの前記アーム部材(56、59)の移動の間に回動運動のみを許容しながら前記枠体を前記閉鎖位置に錠止するのに対して、他方で前記ヒンジ(53、54)は、前記アーム部材(56、59)、そして前記枠体(8)が少なくとも実質的に前記中間位置にある際に、係合が解除されるようになる、請求項26に記載の車両。
  28. 前記第1アーム部材(56)が前記車両に回動自在に連結されるのに対して、前記第2アーム部材(59)が前記枠体(8)に固定連結される、請求項26または請求項27に記載の車両。
  29. 2つの前記アーム部材(56、59)が2つのピンスロット継手(60−63)によって互いに連結され、前記スロット(62、63)が、前記閉鎖位置と前記中間位置との間の前記アーム部材(56、59)の運動時に該アーム部材に規定された相対的な摺動及び回動運動を与えるように前記スロット(62、63)が形成される、請求項28に記載の車両。
  30. 前記第1錠止装置(64)が、前記アーム部材(56、59)の1つ(59)に形成された第1錠止ピン(66)と、他の前記アーム部材(59)に形成されたラッチ(67)とを備え、前記第1錠止装置内に前記第1錠止ピン(66)を保持し得る、請求項26から請求項29までのいずれか1項に記載の車両。
  31. 前記第2錠止部材(65)が、前記閉鎖位置から前記中間位置への到達時に互いに対して前記アーム部材(56、59)を自動的に錠止するために配置される、請求項26から請求項30までのいずれか1項に記載の車両。
  32. 前記第2錠止装置(65)が前記アーム部材(56、59)の1つに連結され、前記錠止位置の方向にばね荷重が掛けられ、及び錠止部分(74)を備える錠止スロット(73)が内部に存在する錠止プレート(72)、並びに他方のアーム部材(59)上に形成され、前記中間位置で前記錠止スロット(73)の錠止部分(74)に位置づけられる第2錠止ピン(75)を備える、請求項31に記載の車両。
  33. 前記アーム部材(56、59)の1つ、特に前記第1アーム部材(56)が、前記後部窓構造体(2)の重量が取り上げられるように、ガスばねによって支持される、請求項26から請求項32までのいずれか1項に記載の車両。
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