JP2004508404A5

JP2004508404A5 -

Info

Publication number: JP2004508404A5
Application number: JP2002526380A
Authority: JP
Filing date: 2001-09-11
Publication date: 2008-11-06

Description

【特許請求の範囲】
【請求項１】痛みのあるヒトにおいて鎮痛を生じさせるための治療組成物であって、ヒトに対して体重１ｋｇごとに０．１〜１．２μｇの用量で全身投与するための治療組成物の製造における、テトロドトキシン若しくはその誘導体又はサキシトシン若しくはその誘導体であるナトリウムチャンネル遮断化合物の使用。
【請求項２】該ナトリウムチャンネル遮断化合物が、テトロドトキシン、アンヒドロテトロドトキシン、テトロダアミノトキシン、メトキシテトロドトキシン、エトキシテトロドトキシン、デオキシテトロドトキシン及びテトロドニック酸からなる群より選択される、請求項１記載の使用。
【請求項３】該全身投与は、筋肉内注射、皮下注射、静脈注射、経口投与、舌下投与、皮膚膏薬、移植可能浸透圧ポンプ、コラーゲン移植、エアゾール（煙霧質）吸入剤または座薬により行われる、請求項１記載の使用。
【請求項４】痛みが、機械的、化学的、あるいは虚血性刺激や炎症により生ずる、請求項１記載の使用。
【請求項５】痛みが神経障害性疼痛である、請求項１記載の使用。
【請求項６】痛みが癌から生じる疼痛である、請求項１記載の使用。
【請求項７】ナトリウムチャンネル遮断化合物が、体重１ｋｇごとに０．１から１μｇの用量で投与される、請求項１記載の使用。
【請求項８】組成物が治療期間中１日に１回若しくはそれ以上の用量で投与される、請求項１記載の使用。
【請求項９】ナトリウムチャンネル遮断化合物が、ヒトに薬物依存や薬物中毒をき起こさない、請求項１記載の使用。
【請求項１０】ヒトが、出産可能年齢の雌である、請求項１記載の使用。
【請求項１１】ナトリウムチャンネル遮断化合物が、非可逆的副作用を有さない、請求項１記載の使用。
【請求項１２】全身投与が行われる範囲において、ナトリウムチャンネル遮断化合物が局部筋肉内の炎症を引き起こさない、請求項１記載の使用。
【請求項１３】ナトリウムチャンネル遮断化合物が、ヒトにおいて一般的な過敏性反応を引き起こさない、請求項１記載の使用。
【請求項１４】ナトリウムチャンネル遮断化合物が、ヒトにおいて溶血や血管刺激を引き起こさない、請求項１記載の使用。
【請求項１５】組成物が注射用薬剤として、治療期間中、３〜１２時間ごとに投与される、請求項３記載の使用。
【請求項１６】治療期間が、１〜１０日間である、請求項１５記載の使用。
【請求項１７】治療が繰り返される、請求項１５記載の使用。
【請求項１８】組成物が注射用薬剤として投与され、かつテトロドトキシンの酢酸溶液を含む、請求項１３記載の使用。
【請求項１９】ナトリウムチャンネル遮断化合物が、サキシトシンまたはその誘導体である、請求項１記載の使用。
【請求項２０】ナトリウムチャンネル遮断化合物が、ヒドロキシサキシトキシン又はネオサキシトキシンである、請求項１９記載の使用。
【請求項２１】痛みが、肝臓癌、直腸癌、平滑筋肉種、骨癌、胃癌、リンパ癌、食道癌、生殖器の癌、前立腺癌、消化器系癌、胃癌、結腸癌、乳癌、呼吸器系癌、肺癌、気管支癌、泌尿器系癌、リンパ腫及び皮膚癌からなる群より選択される癌から生じるものである、請求項６記載の使用。
【請求項２２】組成物が一日に２〜４回投与されるように製剤化されている、請求項１記載の使用。
【請求項２３】治療期間が３日間である、請求項１６記載の使用。
【請求項２４】治療が２０〜３０日間の間隔をあけて繰り返される、請求項１５記載の使用。
【請求項２５】用量が体重１ｋｇごとに０．４〜０．８μｇの量となるように調整される、請求項１記載の使用。
【請求項２６】痛みのある成人ヒトにおいて鎮痛を生じさせるための全身投与用治療組成物であって、テトロドトキシン、アンヒドロテトロドトキシン、テトロダアミノトキシン、メトキシテトロドトキシン、エトキシテトロドトキシン、デオキシテトロドトキシン、テトロドニック酸、サキシトシン、ヒドロキシサキシトシン、及びネオサキシトシンからなる群より選択されるナトリウムチャンネル遮断化合物を、適切な薬剤的に許容される担体中に、痛みを緩和するのに有効な２０〜４０μｇの用量で含む、上記組成物。