JP2004350925A - 回胴式遊技機及び回胴式遊技機に設けられる外部集中端子基板 - Google Patents

回胴式遊技機及び回胴式遊技機に設けられる外部集中端子基板 Download PDF

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Tomomi Yamazaki
智民 山崎
Norio Ishida
典生 石田
Hidetaka Owaki
秀隆 大脇
Tomoo Kyutoku
智生 休徳
Kazuto Seno
和人 瀬野
Kimiaki Yoneda
公昭 米田
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Abstract

【課題】管理用コンピュータに対しより有用な情報提供のサービスを行う回胴式遊技機、及び回胴式遊技機に設けられる外部集中端子基板を提供する。
【解決手段】回胴式遊技機100内に、管理用コンピュータと主制御基板700とを接続する外部集中端子基板800を設ける。主制御基板700は、遊技者がゲーム操作を行って回胴式遊技機100に備えられている何れかの役を取得すると、その役すなわち遊技の種類及び遊技の状態を示す遊技状態信号S6を発生し、外部集中端子基板800を介して管理用コンピュータ側へ送出する。例えば、遊技者がシングルボーナスと呼ばれる役を取得すると、そのシングルボーナス役及び当該役の遊技状態を示すシングルボーナス信号を主制御基板700が内部発生して、外部集中端子基板800を介して管理用コンピュータ側へ送出することにより、回胴式遊技機に備えられている機能に応じた営業上有用なサービース情報を管理用コンピュータに提供する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばスロットマシン等の回胴式遊技機に関し、特に管理用コンピュータを接続する外部集中端子基板を備えた回胴式遊技機及びその外部集中端子基板に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6に模式的に示すように、多数のスロットマシンが設置されている遊技場にあっては、各スロットマシンに内蔵されている『外部集中端子基板』又は『外部集中端子板』若しくは『集中端子板』と呼ばれている所謂インターフェースユニット(以下『外部集中端子基板』という)に、ホールコンピュータと呼ばれる管理用コンピュータを接続し、当該管理用コンピュータが各スロットマシンから提供される所定の情報に基づいて営業上の管理を行っている。
【0003】
また、各スロットマシンに内蔵されている外部集中端子基板は、管理用コンピュータのみを接続するために設けられ、且つ遊技場を運用している事業者等にとって営業上有用なサービス情報をスロットマシンから管理用コンピュータへ送出するために設けられているため、遊技者に対する適正なゲーム環境を担保しつつ、事業者等への情報提供のサービスが行われている。
【0004】
そして、管理用コンピュータが各スロットマシンから提供されたサービス情報を集計し、遊技者に対する営業上のサービスの一環として、その集計結果(すなわち、各スロットマシン毎の履歴)を遊技場内に設置されている情報端末装置にて表示させ、スロットマシンを選択しようとしている遊技者に対して有用な情報を提供する等の利用が行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来のスロットマシンにあっては、事業者等にとって営業上有用なサービス情報として、ビッグボーナス信号(BB信号)、レギュラーボーナス信号(RB信号)、メダル入出力信号(IN・OUT信号)が外部集中端子基板を介して管理用コンピュータ側へ送出されている。
【0006】
しかし、これらの信号はスロットマシンに備えられている最も基本的な機能を表した信号であるに過ぎないことから、多様な機能を備えているスロットマシンから事業者等に対して必ずしも適切な情報を提供しているとは言えず、情報提供のサービスが十分になされていないという問題があった。
【0007】
すなわち、スロットマシンは、遊技者が獲得可能な多種類の入賞役を提供することによって、遊技者がゲームを楽しむことができるようにしているが、多種類の入賞役のうち、遊技者がビッグボーナス(BB)とレギュラーボーナス(RB)に入賞した場合だけ、入賞したことを表すビッグボーナス信号(BB信号)とレギュラーボーナス信号(RB信号)を外部集中端子基板を介して管理用コンピュータへ送出しているに過ぎない。
【0008】
このため、事業者等にとっては、例えば上述した情報端末装置によって各スロットマシンの履歴を営業上のサービスの一環として遊技者に提供しようとしても、スロットマシン側から得られる情報が必ずしも適切ではなく、スロットマシンを選択しようとしている遊技者に対し有用な情報を提供することが困難となる等の問題があった。
【0009】
また、上述のメダル入出力信号(IN・OUT信号)は、遊技者からスロットマシンに投入された遊技メダルの投入枚数と、遊技者に対しスロットマシンから払い出された遊技メダルの払い出し枚数とを管理用コンピュータ側で管理することを可能にする極めて基本的な信号であり、スロットマシンのメダル投入部とメダル払い出し部に設けられているメダル検知センサから出力される検知信号をメダル入出力信号(IN・OUT信号)として、外部集中端子基板を介して管理用コンピュータへ送出されているに過ぎない。
【0010】
このため、管理用コンピュータ側では、上述の極めて限られた入賞役に関するビッグボーナス信号(BB信号)とレギュラーボーナス信号(RB信号)とメダル入出力信号を組み合わせて営業上の管理を行ったとしても、スロットマシンに備えられている機能に合わせた適切な管理を営業的に行うことが困難となるという問題があった。
【0011】
本発明はこうした従来の課題に鑑みてなされたものであり、管理用コンピュータに対しより有用な情報提供のサービスを行う回胴式遊技機、及び回胴式遊技機に設けられる外部集中端子基板を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、管理用コンピュータに接続される回胴式遊技機であって、遊技者のゲーム操作に応じて遊技の種類及び遊技の状態を示す遊技状態信号を発生する主制御基板と、前記管理用コンピュータと前記主制御基板とを接続する外部集中端子基板とを備え、前記主制御基板は、前記遊技状態信号を前記外部集中端子基板を介して前記管理用コンピュータへ送出することを特徴とする。
【0013】
請求項1記載の回胴式遊技機によれば、遊技者がゲーム操作を行って回胴式遊技機に備えられている何れかの役を取得すると、主制御基板がその役すなわち遊技の種類及び遊技の状態を示す遊技状態信号を発生し、外部集中端子基板を介して管理用コンピュータへ送出する。
【0014】
請求項10記載の発明は、回胴式遊技機の外部に配置された管理用コンピュータと回胴式遊技機とを接続し、回胴式遊技機内に設けられる外部集中端子基板であって、前記回胴式遊技機の動作を統括管理すると共に遊技者のゲーム操作に応じて遊技の種類及び遊技の状態を示す遊技状態信号を発生する主制御基板から出力される前記遊技状態信号を前記管理用コンピュータへ送出することを特徴とする。
【0015】
請求項10記載の外部集中端子基板によれば、遊技者がゲーム操作を行って回胴式遊技機に備えられている何れかの役を取得し、主制御基板がその役すなわち遊技の種類及び遊技の状態を示す遊技状態信号を発生すると、外部集中端子基板がその遊技状態信号を管理用コンピュータへ送出する。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態として、スロットマシン及びスロットマシンに設けられる外部集中端子基板について図1ないし図5を参照して説明する。
【0017】
なお、図1は本スロットマシン100の外部構造を表した平面図、図2は本スロットマシン100の内部構造を表した平面図、図3は本スロットマシン100に設けられている制御システムの構成を表したブロック図である。
【0018】
まず、図1を参照して本スロットマシン100の外部構造を概説すると、本スロットマシン100は、遊技者に面するフロントドア101と、フロントドア101が開閉可能に取り付けられた後述の筐体102とを備えて構成されている。
【0019】
フロントドア101は、機械的に強固な硬質プラスチックで成形された上部パネル部103と中部パネル部104及び下部パネル部105とを備えて構成されている。
【0020】
上部パネル部103には、上部ランプと呼ばれる演出用ランプ103aと、スピーカが取り付けられた放音部103b,103cと、液晶ディスプレイ等で形成された演出表示装置103dが設けられている。
【0021】
中部パネル部104には、透明な硬質プラスチック板で形成された略長方形の透過窓WDと、演出用ランプ104a,104bが設けられ、筐体102内に設けられている回胴リール装置200の回胴リールR1,R2,R3を、遊技者が透過窓WDを介して見ることが可能となっている。
【0022】
更に中部パネル部104の下端には、遊技者が操作するための操作部104cが設けられ、当該操作部104cには、スロットマシンゲームを行うのに必要な遊技メダルを投入するためのメダル投入部MDと、1ゲーム当たりのメダル数を提示するためのベットボタンB1,B2,B3と、1ゲームの開始を指示するためのスタートレバーSTと、回転中の回胴リールR1,R2,R3を個別に停止させるためのストップボタンSP1,SP2,SP3が設けられている。
【0023】
更に、メダル投入部MDの近傍に、フロントドア101を開錠するための鍵穴KYが設けられている。そして、遊技場側の事業者や管理者が、鍵穴KYに正規の鍵を挿入して開錠操作すると施錠機構(図示略)を解除し、フロントドア101を筐体102から開くことが可能となっている。
【0024】
下部パネル部105には、本スロットマシン100のゲーム内容を紹介等するための画像(図示略)が描かれており、更に遊技者の獲得した枚数の遊技メダルを払い出すための排出口105a及び受皿105bと、スピーカが取り付けられた放音部105cが設けられている。
【0025】
次に、図2を参照して、フロントドア101の裏面構造と、筐体102の内部構造を概説する。なお、図2はフロントドア101を開錠して筐体102から開いた状態を表している。
【0026】
同図において、フロントドア101の裏面上部に、上述の放音部103b,103cを構成するスピーカSR,SLが設けられ、スピーカSR,SLの間に演出表示装置103dが設けられている。
【0027】
更に演出表示装置103dの裏面側には、電気回路基板で形成されたサブ制御基板300が取り付けられている。
【0028】
すなわち、サブ制御基板300は、導電性配線パターンの形成された絶縁性樹脂基板上に集積回路装置(IC)やトランジスタ、抵抗、コンデンサ等の電子部品が搭載されて配線接続されたいわゆる電気回路基板として形成され、演出表示装置103dの裏面側に重なるようにして取り付けられている。
【0029】
演出表示装置103dとサブ制御基板300の下方には、上述の透過窓WDと中部パネル部104のパネル面とが形成された略長方形の枠体104dが取り付けられている。
【0030】
枠体104dの下方には、メダル投入部MDより投入される投入物を正規の遊技メダルか異物か判別して振り分けるセレクト機構G0と、セレクト機構G0で振り分けられた遊技メダルを筐体102側に設けられているホッパ装置HPへ案内するガイド部材G1と、セレクト機構G0で振り分けられた異物を排出口105aへ案内するガイド部材G2と、ホッパ装置HPから出力される払い出し用の遊技メダルを排出口105aへ案内するガイド部材G3が設けられ、更に排出口105aの近傍に、放音部105cを構成するスピーカSWが取り付けられている。
【0031】
上述の枠体104dとセレクト機構G0との間には、長尺状の電気回路基板で形成された中央表示基板400が取り付けられており、当該中央表示基板400の一端に、発光ダイオードで形成されセグメント表示を行う設定表示素子CTと、設定ボタンCSとが設けられている。
【0032】
すなわち、中央表示基板400もサブ制御基板300と同様に、導電性配線パターンの形成された絶縁性樹脂基板上に集積回路装置(IC)やトランジスタ、抵抗、コンデンサ等の電子部品が搭載されて配線接続されたいわゆる電気回路基板として形成され、更に設定表示素子CTと設定ボタンCSとが搭載されて配線接続されている。
【0033】
次に、筐体102内には、主電源装置PWUと、ホッパ装置HPから溢れた遊技メダルを収容するための補助貯留部SHPが設けられる他、上述の透過窓WDに対向する回胴リールR1,R2,R3とこれら回胴リールR1,R2,R3を回転駆動する電動モータ(図示略)とを備えた回胴リール装置200が設けられている。
【0034】
更に、主電源装置PWUの側面には電源装置基板500、回胴リール装置200の上端には回胴装置基板600、回胴リール装置200の上方には主制御基板700、筐体102の内壁の一端には外部集中端子基板800が取り付けられている。
【0035】
すなわち、電源装置基板500と、回胴装置基板600、主制御基板700、外部集中端子基板800も、上述のサブ制御基板300及び中央表示基板400と同様に、導電性配線パターンの形成された絶縁性樹脂基板上に集積回路装置(IC)やトランジスタ、抵抗、コンデンサ等の電子部品が搭載されて配線接続されたいわゆる電気回路基板として形成されている。
【0036】
ただし、サブ制御基板300と主制御基板700は、夫々硬質プラスチックの収納ケース内に個別に収納されたユニット構造となっている。
【0037】
次に、図3のブロック図を参照して制御システムの構成を説明する。
上述の主制御基板700は、本スロットマシン100の動作を統括管理するために設けられ、主制御基板700を中心としてサブ制御基板300、中央表示基板400、電源装置基板500、回胴装置基板600、外部集中端子基板800が夫々所定の配線ケーブル(図示略)を介して配線接続されている。
【0038】
ここで、主制御基板700には、半導体メモリROMと、マイクロプロセッサMPUが搭載されており、当該マイクロプロセッサMPUが、半導体メモリROMに予め記憶されているシステムプログラムとスロットマシンゲーム用のプログラムを実行し、各基板300,400,500,600,800を制御することによって、本スロットマシン100の動作状況とゲームの進行を統括管理している。
【0039】
すなわち、遊技者がスタートレバーSTとストップボタンSP1,SP2,SP3等を操作してゲームを行い、スロットマシンゲーム用のプログラムで予め決められている複数種類の役の何れかを取得すると、マイクロプロセッサMPUは、その遊技者の取得した役に対応した制御モードでゲームの進行を制御する。別言すれば、マイクロプロセッサMPUは、遊技者のゲーム操作に応じてスロットマシンゲーム用のプログラムを実行することによって、遊技の種類を設定し且つ進行すべき遊技の状態を制御する。
【0040】
更に、サブ制御基板300には、演出用スピーカSR,SL,SWと演出用ランプ103a,104a,104bと演出表示装置103dが夫々所定の配線ケーブル(図示略)を介して配線接続されており、サブ制御基板300に設けられている電気回路が、主制御基板700からの指示に従ってこれら演出用スピーカSR,SL,SWと演出用ランプ103a,104a,104bと演出表示装置103dを駆動することにより、遊技者の視覚や聴覚に訴える演出を行うようになっている。
【0041】
回胴装置基板600は、回胴リール装置200が接続されており、主制御基板700からの指令に従って電動モータへの駆動電力と駆動タイミングを制御することにより、回胴リールR1,R2,R3の回転と制動及び停止の制御を行う。
【0042】
中央表示基板400には、上述の設定表示素子CTと設定ボタンCSが接続され、更にセレクト機構G0と、ベットボタンB1,B2,B3、スタートレバーST、ストップボタンSP1,SP2,SP3が所定の配線ケーブル(図示略)を介して配線接続されている。
【0043】
そして、中央表示基板400は、ベットボタンB1,B2,B3とスタートレバーSTとストップボタンSP1,SP2,SP3が夫々オン又はオフ操作されたことを示す操作信号(符号略)を主制御基板700中のマイクロプロセッサMPUに転送し、ゲームの進行を制御させる。
【0044】
また、セレクト機構G0には、メダル投入部MDから投入された投入物を遊技メダルか異物か検知する光学センサ又は機械センサ若しくは磁気センサが設けられており、これらのセンサから出力される投入物検出信号(符号略)を中央表示基板400が主制御基板700中のマイクロプロセッサMPUへ転送する。
【0045】
そして、マイクロプロセッサMPUが遊技メダルの投入されたことを示す投入物検出信号を入力すると、メダルの投入枚数を集計する。一方、異物の投入されたことを示す投入物検出信号を入力すると異常が発生したと判断し、上述のサブ制御基板300に指令して、演出用スピーカSR,SL,SWに警報音を発生させたり、演出用ランプ103a,104a,104bにて警報表示を行わせる。
【0046】
また、設定ボタンCSは、事業者や管理者が出玉率を設定変更するために設けられており、設定表示素子CTは、1から6までの何れかの数字をセグメント表示することにより、設定ボタンCSによって設定変更された出玉率を段階表示する。
【0047】
すなわち、設定ボタンCSがオン操作されると、中央表示基板400は、そのオン操作される度に設定信号(符号略)を主制御基板700中のマイクロプロセッサMPUへ転送し、マイクロプロセッサMPUは設定信号を入力する毎に、予め6段階に決められている出玉率を順繰りに変化させ、更に変化させた出玉率に相当する数字を示す設定表示信号(符号略)を中央表示基板400へ返送する。そして、中央表示基板400が設定表示信号に基づいて設定表示素子CTに数字をセグメント表示させることにより、事業者や管理者に設定変更された出玉率の情報を知らせる。
【0048】
次に、電源装置基板500には、図2にも示されているように、システム電源スイッチBQと設定スイッチBO等が搭載されている。更に、電源装置基板500には、電源装置PWUで発生される各種電源電圧をホッパ装置HPその他の各所に配電する配電回路が形成されており、かかる配電回路からスロットマシン100の動作に必要なシステム電源が供給されている。
【0049】
システム電源スイッチBQは、本制御システムをパワーオンリセットするために設けられており、設定スイッチBOは、事業者や管理者が手操作によって出玉率を設定変更するために設けられている。
【0050】
すなわち、事業者や管理者が正規の鍵を設定スイッチBOに設けられている鍵穴に挿入した状態で、システム電源スイッチBQをオフ操作し、次に上述の鍵を時計回り方向へ回転してからシステム電源スイッチBQをオン操作すると、上述のパワーオンリセットのタイミングで、主制御基板700内のマイクロプロセッサMPUが出玉率を設定変更するためのモードに移行して、中央表示基板400に設けられている設定ボタンCSと設定表示素子CTの制御を開始する。
【0051】
そして、上述したように事業者や管理者が設定ボタンCSを適宜にオン操作し、設定表示素子CTに表示される数字を確認した上でスタートレバーSTをオン操作すると、マイクロプロセッサMPUが、設定表示素子CTに表示される数字に対応する出玉率を確定し、更に設定ボタンCSに挿入されている上述の鍵が反時計回り方向に操作されて抜き取られると、出玉率の設定変更の操作が終了したと判断して、当該確定した出玉率に基づいてゲーム動作を再開する。
【0052】
次に、外部集中端子基板800は、主制御基板700中の上記マイクロプロセッサMPUから出力される所定の信号S1〜S6を管理用コンピュータ側へ転送すると共に、管理用コンピュータから供給される所定の信号INをマイクロプロセッサMPUへ転送する所謂インターフェースユニットとして設けられている。
【0053】
まず、各信号S1〜S6,INの詳細については後述することとし、外部集中端子基板800の構成を述べると、外部集中端子基板800には、上述の信号S1〜S6を並列入力することが可能な複数個の入力端子P1〜P6と、当該信号S1〜S6を管理用コンピュータ側へ並列転送することが可能な複数個の出力端子Q1〜Q6とを備える他、管理用コンピュータ側から供給される信号INを入力する入力端子P7及び上記マイクロプロセッサへ転送する出力端子Q7を備えて構成され、更に信号S1〜S6及びINを一方向にのみ転送する後述の信号伝送回路が設けられている。
【0054】
すなわち、上述の出力端子Q1〜Q6及び入力端子P1と、管理用コンピュータに設けられている入出力インターフェースとの間を例えばフラットケーブル等の配線ケーブルで接続することによって、主制御基板700から管理用コンピュータ側へ信号S1〜S6を転送し、また、管理用コンピュータから主制御基板700側へ信号INを転送することが可能となっている。
【0055】
更に、上述の信号伝送回路は、図4の回路図に示すように、入力端子P1〜P7と出力端子Q1〜Q7との間に形成されると共に、所定のバイアス電源端子Vrとグランド端子GNDに接続されてバイアスされたリレーRY1〜RY7を備えたリレー回路によって形成されている。
【0056】
そして、リレーRY1〜RY6に夫々備えられている励磁コイルLが入力端子P1〜P6を介して主制御基板700中のマイクロプロセッサに接続され、リレーRY1〜RY6に夫々備えられている可動片cが、コネクタ800aに形成されている出力端子Q1〜Q6に接続されている。
【0057】
また、リレーRY7に備えられている励磁コイルLが、コネクタ800aに形成されている入力端子P7に接続され、その可動片cが出力端子Q7を介して、主制御基板700中のマイクロプロセッサに接続されている。
【0058】
また、管理用コンピュータが接続されるコネクタ800aには、リレーRY1〜RY6に夫々備えられている一方の切替接点(コモン接点)aに接続するリレーコモン端子RM1と、リレーRY7に備えられている励磁コイルLの一端に接続するリレーコモン端子RM2とが設けられ、これらのリレーコモン端子RM1,RM2を所定のコモン電位(例えば、グランド電位)に設定するようになっている。
【0059】
また、図4から明らかなように、出力端子Q1〜Q6は開放状態となっているため、実際の仕様においては、例えば各出力端子Q1〜Q6にプルアップ抵抗を接続したり、管理用コンピュータに設けられている入力ポート側にプルアップ抵抗を接続することによって、各出力端子Q1〜Q6を予め所定電位にバイアス設定しておくようになっている。
【0060】
かかる構成の外部集中端子基板800において、上述の主制御基板700に設けられているマイクロプロセッサMPUから信号S1〜S6が入力端子P1〜P6に供給されると、信号S1〜S6の夫々の電圧変化に応じて、リレーRY1〜RY6の各励磁コイルLに生じる電磁力が変化すると共に、各リレーRY1〜RY6の可動片cが、それらの電磁力の変化に応じて切替接点a又はbの側に切り替わる。
【0061】
したがって、仮に各リレーRY1〜RY6の可動片cが切替接点a側に切り替わったとすると、出力端子Q1〜Q6の電位が上述のプルアップ抵抗によって論理“H”の電位となり、逆に、各リレーRY1〜RY6の可動片cが切替接点b側に切り替わったとすると、出力端子Q1〜Q6の電位がリレーコモン端子RM1の電位(グランド電位)、すなわち論理“L”の電位となる。
【0062】
このように、各リレーRY1〜RY6は、主制御基板700側から供給される各信号S1〜S6の電圧変化に応じて論理が変化する出力信号を出力端子Q1〜Q6を介して管理用コンピュータ側へ転送する。つまり、各信号S1〜S6と時間的に同期し且つ各信号S1〜S6の情報を損なうことのない出力信号を出力端子Q1〜Q6を介して転送するので、管理用コンピュータに対して実質的に信号S1〜S6をそのまま転送することが可能となっている。
【0063】
また、管理用コンピュータ側から、入力端子P7とリレーコモン端子RM2間に、外部打止め解除信号と呼ばれる信号INが供給されると、当該解除信号INの電圧変化に応じてリレーRY7の励磁コイルLに生じる電磁力が変化すると共に、その可動片cが切替接点a又はb側に切り替わる。したがって、管理用コンピュータから供給される外部打止め解除信号INの情報を損なうことなく、実質的にそのまま主制御基板700内のマイクロプロセッサMPUへ転送することが可能となっている。
【0064】
なお、上述した外部集中端子基板800は、リレーRY1〜RY7を備えることによって、信号S1〜S6を主制御基板700側から管理用コンピュータ側へ一方向に転送すると共に、信号INを管理用コンピュータ側から主制御基板700側へ一方向に転送する信号伝送回路を実現しているが、変形例として、図5に示すような発光ダイオードPD1〜PD7とフォトトランジスタTr1〜Tr7とを組み合わせたフォトカプラによって信号伝送回路を構成しても良い。
【0065】
すなわち、入力端子P1〜P7側に発光ダイオードPD1〜PD7を夫々接続し、出力端子Q1〜Q7側にフォトトランジスタTr1〜Tr7を接続すると共に、発光ダイオードPD1〜PD7の発光面とフォトトランジスタTr1〜Tr7の受光面とを互いに対向させることによって、いわゆるフォトカプラを形成する。
【0066】
かかる構成の信号伝送回路によれば、リレーRY1〜RY7のような機械的な可動機構を有さず、電気的に信号S1〜S6,INを転送することができるため、より高速に信号転送を行うことができ、更に一方向に信号転送を行うことが可能である。また、外部集中端子基板800の小形化、部品点数の低減、消費電力の低減等を実現することが可能である。
【0067】
次に、外部集中端子基板800を介して主制御基板700側から管理用コンピュータ側へ送出される上述の信号S1〜S6について詳述する。
【0068】
まず、主制御基板700中のマイクロプロセッサMPUから出力される信号S1〜S6のうち、信号S1〜S5は従来のスロットマシンが営業上有用なサービス情報として出力していたビッグボーナス信号(BB信号)、レギュラーボーナス信号(RB信号)、メダル入出力信号(IN・OUT信号)等と同じであり、外部集中端子基板800に設けられている入力端子P1〜P5と出力端子Q1〜Q5を通じて、管理用コンピュータ側へ送出するように予め決められている。
【0069】
一方、信号S6は、従来のスロットマシンでは送出されていなかった遊技状態信号であり、外部集中端子基板800に設けられている入力端子P6及び出力端子Q6を通じて、管理用コンピュータ側へ送出するように予め決められている。
【0070】
つまり、既述したように、遊技者がスタートレバーSTとストップボタンSP1,SP2,SP3等を操作してゲームを行い、スロットマシンゲーム用のプログラムで予め決められている複数種類の役の何れかを取得すると、マイクロプロセッサMPUは、その遊技者の取得した役に対応した制御モードでゲームの進行を制御している。別言すれば、マイクロプロセッサMPUは、遊技者のゲーム操作に応じてスロットマシンゲーム用のプログラムを実行することによって、遊技の種類を設定し且つ進行すべき遊技の状態を制御している。
【0071】
このマイクロプロセッサMPUが設定及び制御する遊技の種類及び進行すべき遊技の状態を示す信号を遊技状態信号S6として、マイクロプロセッサMPUがゲームの進行中に内部発生し、外部集中端子基板800を介して管理用コンピュータ側へ送出する。
【0072】
より具体的には、遊技状態信号S6は、シングルボーナス信号(SB信号)と、チャレンジタイム信号(CT信号)、リプレイ信号(RP信号)、リプレイタイム信号(RT信号)、10倍信号、内部中信号、シフト信号のうちの何れか1つの信号であり、マイクロプロセッサMPUから入力端子P6及び出力端子Q6を通じて管理用コンピュータ側へ送出するようになっている。
【0073】
ここで、シングルボーナス信号(SB信号)は、遊技者がシングルボーナスと呼ばれる特別役を取得した結果、マイクロプロセッサMPUが制御しているシングルボーナスの遊技状態を示す遊技状態信号S6である。
【0074】
すなわち、遊技者がベットボタンB1,B2,B3(図1参照)の1つをオン操作して所望のメダル数を提示した後、スタートレバーSTをオン操作すると、マイクロプロセッサMPUが役抽選を行い、シングルボーナスと呼ばれる特別役を抽選すると、シングルボーナスのフラグを立てた後、回胴リールR1,R2,R3を回転させる。引き続き、遊技者がストップボタンSP1,SP2,SP3を所望の順序でオン操作すると、マイクロプロセッサMPUがそのオン操作された順番で回転中の回胴リールR1,R2,R3を制動させていき、最終的に停止させた回胴リールR1,R2,R3に描かれている絵柄のうち、予め決められている特定の絵柄が1つでも入賞ライン上に位置することとなると入賞と判断して、シングルボーナスと呼ばれるゲーム制御モード(別言すれば遊技状態)に移行する。例えば、回胴リールR1,R2,R3に描かれている「チェリー」と呼ばれる絵柄が1つでも入賞ライン上に位置することとなると、遊技者は入賞獲得となり、次のゲームにおいて、通常よりも多くの遊技メダルを獲得できるシングルボーナスゲームを行うことが可能となっている。
【0075】
このシングルボーナスの遊技状態に移行したことを示すシングルボーナス信号(SB信号)を遊技状態信号S6として、マイクロプロセッサMPUが外部集中端子基板800を介して送出する。
【0076】
次に、チャレンジタイム信号(CT信号)は、遊技者がチャレンジタイムと呼ばれる特別役に入賞したことを表す遊技状態信号S6である。
【0077】
すなわち、遊技者がゲームを行った結果、ビッグボーナス(BB)又はレギュラーボーナス(RB)等の予め決められている特別役に入賞すると、マイクロプロセッサMPUが予め決められている条件に基づいてチャレンジタイムと呼ばれるゲーム制御モードを設定する。このチャレンジタイムの期間内では、遊技者がスタートレバーSTをオン操作した後ストップボタンSP1,SP2,SP3を所望の順番でオン操作すると、マイクロプロセッサMPUは回胴リールR1,R2,R3を最終的に停止させるまでの制動制御を解除し、上述のストップボタンSP1,SP2,SP3のオン操作されたタイミングで回胴リールR1,R2,R3を停止させる。したがって、遊技者は回胴リールR1,R2,R3に描かれている絵柄を入賞ライン上に揃うように停止させることが可能となり、いわゆる「目押し」と呼ばれる操作を行って自らの技量でより多くの遊技メダルを獲得することが可能となる。
【0078】
このチャレンジタイムの遊技状態となっていることを示すチャレンジタイム信号(CT信号)を遊技状態信号S6として、マイクロプロセッサMPUが外部集中端子基板800を介して送出する。
【0079】
次に、リプレイ信号(RP信号)は、遊技者がリプレイと呼ばれる特別役に入賞したことを示す遊技状態信号S6である。
【0080】
すなわち、遊技者がベットボタンとスタートレバーSTとストップボタンSP1,SP2,SP3を操作してゲームを行った結果、回胴リールR1,R2,R3に描かれている特定の絵柄が入賞ライン上に揃うと、リプレイと呼ばれる特別役を獲得することができ、次のゲームではベットボタンB1,B2,B3によって遊技メダルを提示しなくとも、ゲームを行うことができる。
【0081】
つまり、リプレイと呼ばれる遊技状態になると、遊技メダルを提示しなくともゲームを行うことが可能になることから、遊技者にとって有利なゲーム環境が得られることとなる。
【0082】
このリプレイの遊技状態となったことを示すリプレイ信号(RP信号)を遊技状態信号S6として、マイクロプロセッサMPUが外部集中端子基板800を介して送出する。
【0083】
次に、リプレイタイム信号(RT信号)は、マイクロプロセッサMPUがリプレイタイムと呼ばれるゲーム制御モードでゲームを制御していることを表す信号である。
【0084】
すなわち、マイクロプロセッサMPUは、予め決められている所定の条件に基づいて、上述のリプレイと呼ばれる特別役の発生確率を所定の高確率に変更する機能を有しており、この高確率の遊技状態となっていること示すリプレイタイム信号(RT信号)を遊技状態信号S6として、外部集中端子基板800を介して送出する。
【0085】
次に、10倍信号は、マイクロプロセッサMPUが上述のシングルボーナスの発生確率を通常の場合よりも10倍高い確率に設定してゲームを制御していることを示す遊技状態信号S6である。
【0086】
すなわち、マイクロプロセッサMPUは、予め決められている所定の条件に基づいて、上述のシングルボーナスと呼ばれる特別役の発生確率を10倍の高確率に変更する機能を有しており、この高確率の遊技状態を示す10倍信号を遊技状態信号S6として、外部集中端子基板800を介して送出する。
【0087】
次に、内部中信号は、遊技者がゲーム操作によって取得した当たり役の権利を保有する遊技状態を示す遊技状態信号S6である。
【0088】
すなわち、遊技者がベットボタンとスタートレバーSTを操作して、マイクロプロセッサMPUが役抽選を行い、ビッグボーナス(BB)又はレギュラーボーナス(RB)若しくはシングルボーナス(SB)の何れかを抽選してフラグを立てたにもかかわらず、遊技者がストップボタンSP1,SP2,SP3を操作して回胴リールR1,R2,R3を停止させた結果、回胴リールR1,R2,R3に描かれている特定の絵柄を当該フラグに相当する組み合わせで有効ライン上に揃えることができなかった場合に、マイクロプロセッサMPUは次のゲームの際にも当該フラグを立てたまま持ち越すことによって、遊技者の取得した当たり役の権利を保有する遊技状態にし、特定の絵柄が当該フラグに相当する組み合わせで有効ライン上に揃うまで継続して当該遊技状態を保つ(つまり、フラグを立てたままにする)。
【0089】
このように、マイクロプロセッサMPUがビッグボーナス(BB)又はレギュラーボーナス(RB)若しくはシングルボーナス(SB)を抽選したにもかかわらず、遊技者がこれらの特別役に入賞できなかった場合に、次以降のゲームにおいてもこれらの特別役に入賞できるまで、マイクロプロセッサMPUがフラグの持ち越しを行う遊技状態を「内部中」と呼ばれている。
【0090】
そして、マイクロプロセッサMPUは、この「内部中」の遊技状態となっていることを示す内部中信号を遊技状態信号S6として、外部集中端子基板800を介して送出する。
【0091】
次に、シフト信号は、マイクロプロセッサMPUがシフトと呼ばれるゲーム制御モードでゲームを制御していることを示す遊技状態信号S6である。
【0092】
すなわち、上述の「内部中」と同様な状態が生じた場合、より具体的には、マイクロプロセッサMPUがビッグボーナス(BB)を抽選してフラグを立てたにもかかわらず、遊技者がビッグボーナス(BB)に入賞することができず、当該フラグを持ち越している期間内において、次以降のゲームで遊技者がレギュラーボーナス(RB)に入賞すると、マイクロプロセッサMPUは遊技者に対してシングルボーナス(SB)を行うことを可能にする。
【0093】
このように、マイクロプロセッサMPUがビッグボーナス(BB)のフラグを持ち越している間にシングルボーナス(SB)を行うチャンスを与える遊技状態を「シフト」と呼び、この「シフト」となったことを示すシフト信号を遊技状態信号S6として、マイクロプロセッサMPUが外部集中端子基板800を介して送出する。
【0094】
このように、本実施形態のスロットマシン100は、シングルボーナス信号(SB信号)と、チャレンジタイム信号(CT信号)、リプレイ信号(RP信号)、リプレイタイム信号(RT信号)、10倍信号、内部中信号、シフト信号のうちの何れか1つを遊技状態信号S6として外部集中端子基板800を介して送出することによって、管理用コンピュータ側へ、営業上有用なサービース情報を提供することが可能となっている。
【0095】
例えば、これらのシングルボーナス信号(SB信号)と、チャレンジタイム信号(CT信号)、リプレイ信号(RP信号)、リプレイタイム信号(RT信号)、10倍信号、内部中信号、シフト信号のいずれかを送出すると、管理用コンピュータ側では、本スロットマシン100に備えられている機能に合わせて、より営業上有用な管理を行うことが可能となり、更に遊技者にとっても有用な情報を情報端末装置等にて表示することにより、遊技者に対するサービスの向上を図ることが可能である。
【0096】
また、上述したように、シングルボーナス(SB)、チャレンジタイム(CT)、リプレイ(RP))、リプレイタイム(RT)、シングルボーナスの発生確率を通常の場合よりも10倍高くする10倍モード、内部中のうちの何れの遊技状態となった場合でも、遊技者は多くの遊技メダルを獲得することが可能なチャンスが与えられることとなることから、不正行為者がこれらのチャンスが得られるように本スロットマシン100を不正に操作すると、遊技場側の事業者等は大きな損害を被ることなる。
【0097】
しかし、上述したように、本実施形態のスロットマシン100は、シングルボーナス信号(SB信号)と、チャレンジタイム信号(CT信号)、リプレイ信号(RP信号)、リプレイタイム信号(RT信号)、10倍信号、内部中信号、シフト信号のいずれかを送出するので、管理用コンピュータ側では、これらの遊技状態信号を検知又は解析することによって、より迅速且つ的確に不正行為の発生を予測することが可能となる。よって、営業上のサービスだけでなく、不正行為の防止対策を講じるための有用なサービスを提供することができる。
【0098】
なお、以上の説明では、外部集中端子基板800に、新たに1つの遊技状態信号S6を送出するための入出力端子P6,Q6と信号伝送回路を備える構成について説明したが、いわゆる2系統以上の入出力端子と信号伝送回路を備えて、上述のシングルボーナス信号(SB信号)と、チャレンジタイム信号(CT信号)、リプレイ信号(RP信号)、リプレイタイム信号(RT信号)、10倍信号、内部中信号、シフト信号のうちの少なくとも1以上の遊技状態信号を常に管理用コンピュータ側へ送出させるようにしてもよい。
【0099】
また、上述のシングルボーナス信号(SB信号)と、チャレンジタイム信号(CT信号)、リプレイ信号(RP信号)、リプレイタイム信号(RT信号)、10倍信号、内部中信号、シフト信号のうちの1以上又は全てを遊技状態信号として、常に管理用コンピュータ側へ送出させるようにしてもよい。
【0100】
なお、かかる場合には、送出すべき複数個の遊技状態信号を、所定周期に同期して2進数のデータに変換し、その変換した2進数のデータをビット単位で外部集中端子基板800を介して並列に送出する。
【0101】
このように2進数のデータに変換して送出することとすると、シングルボーナス信号(SB信号)と、チャレンジタイム信号(CT信号)、リプレイ信号(RP信号)、リプレイタイム信号(RT信号)、10倍信号、内部中信号、シフト信号との合計7個の遊技状態信号を全てを送出する場合に、9個の入出力端子と信号伝送路を必要とせず、3個の入出力端子及び信号伝送回路を外部集中端子基板800に設けるだけで2進数のデータを並列に送出することができるため、外部集中端子基板800の小型化を図りつつ多数の遊技状態信号を送出することが可能である。
【0102】
また、これらのシングルボーナス信号(SB信号)と、チャレンジタイム信号(CT信号)、リプレイ信号(RP信号)、リプレイタイム信号(RT信号)、10倍信号、内部中信号、シフト信号を主制御基板700中のマイクロプロセッサMPUが暗号化して送出し、管理用コンピュータ側で復号させるようにしてもよい。
【0103】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の回胴式遊技機及び回胴式遊技機に設けられる外部集中端子基板によれば、遊技者がゲーム操作を行って回胴式遊技機に備えられている何れかの役を取得すると、主制御基板がその役すなわち遊技の種類及び遊技の状態を示す遊技状態信号を発生し、外部集中端子基板がその遊技状態信号を管理用コンピュータへ送出するので、回胴式遊技機に備えられている機能に応じた営業上有用なサービス情報を管理用コンピュータに提供することができる。
【0104】
特に、遊技者がゲーム操作によって取得した、シングルボーナス役及び当該役の遊技状態を示すシングルボーナス信号、又は、チャレンジタイム役及び当該役の遊技状態を示すチャレンジタイム信号、又は、リプレイ役及び当該役の遊技状態を示すリプレイ信号、リプレイタイム役及び当該役の遊技状態を示すリプレイタイム信号、10倍役及び当該役の遊技状態を示す10倍信号、内部中役及び当該役の遊技状態を示す内部中信号、シフト役及び当該役の遊技状態を示すシフト信号のうちの何れかの遊技状態信号を管理用コンピュータに提供することによって、回胴式遊技機に備えられている機能に応じた営業上有用なサービス情報を管理用コンピュータに提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るスロットマシンの外観構造を概略的に表した平面図である。
【図2】図1に示したスロットマシンの内部構造を概略的に表した平面図である。
【図3】図1及び図2に示したスロットマシンに設けられている制御システムの構成を表したブロック図である。
【図4】外部集中端子基板の要部構成を表した回路図である。
【図5】外部集中端子基板の変形例の構成を表した回路図である。
【図6】本発明が解決しようとする課題を説明するための図である。
【符号の説明】
100…スロットマシン
700…主制御基板
800…外部集中端子基板

Claims (9)

  1. 管理用コンピュータに接続される回胴式遊技機であって、
    遊技者のゲーム操作に応じて遊技の種類及び遊技の状態を示す遊技状態信号を発生する主制御基板と、
    前記管理用コンピュータと前記主制御基板とを接続する外部集中端子基板とを備え、
    前記主制御基板は、前記遊技状態信号を前記外部集中端子基板を介して前記管理用コンピュータへ送出することを特徴とする回胴式遊技機。
  2. 前記遊技状態信号は、前記遊技者がゲーム操作によって取得したシングルボーナス役及び当該役の遊技状態を示すシングルボーナス信号であることを特徴とする請求項1に記載の回胴式遊技機。
  3. 前記遊技状態信号は、前記遊技者がゲーム操作によって取得したチャレンジタイム役及び当該役の遊技状態を示すチャレンジタイム信号であることを特徴とする請求項1に記載の回胴式遊技機。
  4. 前記遊技状態信号は、前記遊技者がゲーム操作によって取得したリプレイ役及び当該役の遊技状態を示すリプレイ信号であることを特徴とする請求項1に記載の回胴式遊技機。
  5. 前記遊技状態信号は、前記遊技者がゲーム操作によって取得したリプレイタイム役及び当該役の遊技状態を示すリプレイタイム信号であることを特徴とする請求項1に記載の回胴式遊技機。
  6. 前記遊技状態信号は、前記遊技者がゲーム操作によって取得した10倍役及び当該役の遊技状態を示す10倍信号であることを特徴とする請求項1に記載の回胴式遊技機。
  7. 前記遊技状態信号は、前記遊技者がゲーム操作によって取得した当たり役の権利を保有する遊技状態を示す内部中信号であることを特徴とする請求項1に記載の回胴式遊技機。
  8. 前記遊技状態信号は、前記遊技者がゲーム操作によって取得したシフト役及び当該役の遊技状態を示すシフト信号であることを特徴とする請求項1に記載の回胴式遊技機。
  9. 回胴式遊技機の外部に配置された管理用コンピュータと回胴式遊技機とを接続し、回胴式遊技機内に設けられる外部集中端子基板であって、
    前記回胴式遊技機の動作を統括管理すると共に遊技者のゲーム操作に応じて遊技の種類及び遊技の状態を示す遊技状態信号を発生する主制御基板から出力される前記遊技状態信号を前記管理用コンピュータへ送出することを特徴とする外部集中端子基板。
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