JP2008188141A - 遊技機及び遊技機に用いられる情報出力方法 - Google Patents

遊技機及び遊技機に用いられる情報出力方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008188141A
JP2008188141A JP2007023928A JP2007023928A JP2008188141A JP 2008188141 A JP2008188141 A JP 2008188141A JP 2007023928 A JP2007023928 A JP 2007023928A JP 2007023928 A JP2007023928 A JP 2007023928A JP 2008188141 A JP2008188141 A JP 2008188141A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
error
signal
generating
information
gaming machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007023928A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuma Ito
竜馬 伊東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sammy Corp
Samy KK
Original Assignee
Sammy Corp
Samy KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sammy Corp, Samy KK filed Critical Sammy Corp
Priority to JP2007023928A priority Critical patent/JP2008188141A/ja
Publication of JP2008188141A publication Critical patent/JP2008188141A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】エラーや不正に関する情報等の外部出力の追加要請に対し、ホールに既存の通信設備の改造等を要せずして、容易、ローコストに対処することができる等の遊技機及び遊技機に用いられる情報出力方法を提供する。
【解決手段】スロットマシン(1)の情報をホールコンピュータへ出力する外部出力手段において、前扉の開放やセレクタ等のエラーを検知してそれぞれエラー信号(E1〜E4)を生成するエラー検知手段(110)と、信号の先頭に当該エラー信号の種類に対応する数のパルスを混合させたエラー識別信号(ESI)を生成する識別信号生成手段(120)と、エラー識別信号を1ラインで外部出力する外部集中端子板(200)とを備える。エラーの種類が特定されるエラー識別信号をシリアル的に出力することで、エラーに関する情報出力の高密度化を図る。
【選択図】図3

Description

本発明は、エラーないしは不正に関する情報を外部の管理装置(例えばホールコンピュータ)へ出力する遊技機及び遊技機に用いられるエラー情報出力方法に関する。
近年、スロットマシンやパチンコなどの遊技機を多数設置するほとんどの遊技店舗(以下「ホール」)においては、各遊技機の遊技・稼動状態等の情報を集中管理するホールコンピュータと呼ばれる管理装置が設けられ、ホールの効率的な運営や遊技者へのサービス向上等に役立てられている。
具体的に例えば、遊技者がゲームをするために投入したメダルやパチンコ玉等の遊技媒体の投入情報や、入賞などで払い出された遊技媒体の払出情報がホールコンピュータへ出力され、これにより1日の差玉つまり遊技媒体の収支に基づく売上げ等がオンラインで集中管理されている。また、スロットマシンを例に挙げると、例えばビッグボーナス(BB)やレギュラーボーナス(RB)といった、通常のゲームに比べて有利な条件でゲームができる特別遊技役(ボーナスゲーム)の作動状態を示す情報がホールコンピュータへ出力されている。
また、遊技機のメンテナンスや出玉率の設定変更といった正規の作業に際しては、通常、前扉(フロントドア)を開いて作業が行われるが、その扉開放(ドアオープン)を示す情報が、予め割り当てられた信号出力ポートを介してホールコンピュータへ出力される。ホールコンピュータは、この信号状態を常時監視し、例えばホールの営業時間中など不適切な時期に扉開放の状態を検知したとき、それが不正行為によるものと判断している。
このように、ホールに設置される従来の遊技機は、管理情報として遊技媒体の投入及び獲得、並びに遊技役の作動に関する情報の他に、例えば扉開放といった不正発見の判断材料ともなる情報を、それぞれに割り当てられた信号出力ポート及び通信線を介して外部のホールコンピュータへ出力している。
ところで、最近では、扉開放の他にも例えば遊技機が出玉率の設定モードにあるか否かなどの状態情報や、投入メダルを検知するセレクタのエラー情報など、遊技機に対する不正行為を発見しまたは防止する上で有効な情報をも上述した情報に加えて外部(ホールコンピュータ)へ出力したい要請が高まってきている。しかし、上述した従来の遊技機における情報出力方法では、1つの信号出力ポートに1つの情報のみが割り当てられるため、このような出力情報の追加要請に対応しようとすると通信線の増設等が必要となり、大幅なコスト負担を招かざるを得なかった。
本発明は、こうした従来の問題に鑑みてなされたものであり、エラーや不正に関する情報等の外部出力の追加要請に対し、ホールに既存の通信設備の改造等を要せずして、容易、ローコストに対処することができる等の遊技機及び遊技機に用いられる情報出力方法を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するためになされた請求項1に記載の発明は、エラーまたは不正に関する情報を外部へ出力する外部出力手段を備えている遊技機(例えばスロットマシン1)であって、前記外部出力手段は、予め想定される複数種類のエラーまたは不正状態を検知してそれぞれエラー信号(E1〜E4)を生成するエラー検知手段(110)と、生成された前記エラー信号に対し、当該エラー信号の種類に対応する数のパルスを当該エラー信号の立ち上がりに同期して混成させたエラー識別信号(ESI)を生成する識別信号生成手段(120)と、前記エラー識別信号を所定の信号出力ポートを介して出力する信号出力手段(例えば外部集中端子板200)と、を少なくとも備えていることを特徴とする。
請求項1に記載の遊技機によれば、信号の立ち上がりのパルス数でエラーの種類が特定されるエラー識別信号を1つの信号出力ポートを介して外部出力するため、既存の通信設備を用いながらも従来よりも他種類の情報を扱うことができる。これにより、不正防止に役立つような情報出力の追加要請に対しても、簡易、ローコストに対処することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機であって、前記識別信号生成手段は、前記エラー信号を論理和演算しその結果を所定周期のクロック信号(CLK)に遅延同期させたエラー状態信号(ES)を生成する同期演算回路(例えば同期OR回路121)と、前記エラー信号の種類に対応する数値データが当該エラー信号の立ち上がりを契機にプリセットされるとともに、前記クロック信号を入力する毎に当該数値データをデクリメントしそのカウントを完了したときカウントアップ信号(CU)を生成するカウント回路(122)と、前記カウントアップ信号と前記クロック信号とに基づき前記エラー信号の種類に対応するパルス数を有するパルス信号(例えばカウントパルス信号CP)を生成する演算回路(例えばOR回路123)と、前記エラー状態信号に前記パルス信号を混合して前記エラー識別信号を生成する混合回路(例えばAND回路124)と、を備えていることを特徴とする。
請求項2に記載の遊技機によれば、識別信号生成手段は、当該遊技機で発生したエラーの種類に対応する数のパルスを、信号の立ち上がりに同期して混成させたエラー識別信号を生成して外部出力する。情報出力先の例えばホールコンピュータは、これらパルスの数に基づいて、当該遊技機におけるエラーの種類を特定することができる。すなわち、エラーの種類が特定可能なエラー識別信号がシリアル的に外部出力されるため、既存の通信設備を用いながらも従来よりも他種類の情報を扱うことができる。これにより、不正防止に役立つような情報出力の追加要請に対しても、簡易、ローコストに対処することができる。
請求項3に記載の発明は、エラーまたは不正に関する情報を外部へ出力する遊技機に用いられる情報出力方法であって、予め想定される複数種類のエラーまたは不正状態を検知してそれぞれエラー信号を生成するステップと、生成された前記エラー信号に対し、当該エラー信号の種類に対応する数のパルスを当該エラー信号の立ち上がりに同期して混成させたエラー識別信号を生成するステップと、前記エラー識別信号を所定の信号出力ポートを介して出力するステップと、を少なくとも備えていることを特徴とする。
請求項3に記載の、遊技機に用いられる情報出力方法によれば、信号の立ち上がりのパルス数でエラーの種類が特定されるエラー識別信号を1つの信号出力ポートを介して外部出力するため、既存の通信設備を用いながらも従来よりも他種類の情報を扱うことができる。これにより、不正防止に役立つような情報出力の追加要請に対しても、簡易、ローコストに対処することができる。
請求項4に記載の発明は、エラーまたは不正に関する情報を外部へ出力する外部出力手段を備えている遊技機であって、前記外部出力手段は、予め想定される複数種類のエラーまたは不正状態を検知してそれぞれエラー信号を生成するエラー検知手段と、生成された前記エラー信号に対し、当該エラー信号の種類に対応する時間長のパルスを当該エラー信号の立ち上がりに同期して混成させたエラー識別信号を生成する識別信号生成手段と、前記エラー識別信号を所定の信号出力ポートを介して出力する信号出力手段と、を少なくとも備えていることを特徴とする。
請求項4に記載の遊技機によれば、信号の立ち上がりのパルス時間長でエラーの種類が特定されるエラー識別信号を1つの信号出力ポートを介して外部出力するため、既存の通信設備を用いながらも従来よりも他種類の情報を扱うことができる。これにより、不正防止に役立つような情報出力の追加要請に対しても、簡易、ローコストに対処することができる。
本発明の遊技機または情報出力方法によれば、信号の立ち上がりのパルス数またはパルス長でエラーの種類が特定されるエラー識別信号を1つの信号出力ポートを介して外部出力する。これより、エラーや不正に関する情報等の追加要請に対しても、信号出力ポートの増設やホールに既存の通信設備の改造等をすることなく、容易、ローコストに対処することができる。
以下、本発明に係る遊技機の実施形態としてスロットマシン1を例に挙げて説明する。ここで、図1はスロットマシン1の外観を表した正面図、図2は前扉3の一部を破断してその内部の一部分を表した図である。
スロットマシン1は、箱状の筐体2と、筐体2に対し開閉可能に支持されて閉塞する前扉(フロントドア)3とを備えている。前扉3の前面に形成されるフロントマスクは、上から上パネル部、中パネル部、下パネル部に概ね分けられ、これらは化粧板として視覚効果を高めてデザインされた硬質プラスチックにより一体的に形成されている。また、下パネル部の下方には、メダルを貯留するための受け皿が一体的に形成された硬質プラスチック製の成型品である受皿部材5が取り付けられている。
上パネル部には、高輝度の発光ダイオードを内蔵した上部ランプ6a及びコーナランプ6b、6c等の飾りランプが配置され、リーチや大当たり等の際に点灯または点滅して遊技者の視覚に訴える演出を行っている。また、上パネル部の左右位置にはスピーカを内蔵する放音部7a、7bが設けられ、効果音や楽音等によるゲームの演出を行っている。更に、各放音部7a、7bに挟まれる中央位置には、演出画像表示用の液晶表示ユニット8がその画面を臨ませて、前扉3の背後から取り付けられている。
略中段の中パネル部は、中央の開口を塞ぐようにアクリル板からなる中パネル9が前扉3の背後から取り付けられている。そして、中パネル9の略中央に、3個のリール10a、10b、10cを目視させる透明な表示窓9aが形成されている。すなわち、筐体2内に設けられているリール装置10の各リール10a、10b、10cを適宜に回転させることで、各リールの周面に描かれている複数種類の図柄がその停止位置で表示窓9aに変動表示される。
中パネル9の下方には、前方に若干突出する卓状の操作卓11が形成されている。この操作卓11の右方部には、ゲームに賭けるメダルを投入するためのメダル投入部15が設けられている。また、操作卓11には、ベットボタン12と、スタートレバー13と、3個のストップボタン14a、14b、14c等の操作スイッチ類がそれぞれ所定の位置に配設されている。
ベットボタン12は、ゲームに賭けるメダルの枚数を提示するための押圧式のボタンスイッチであり、1回の押圧操作で例えば3枚のメダルが賭けられる。スタートレバー13は、リール10a、10b、10cの回転開始を指示するためのレバースイッチであり、先端に球形の操作ノブを有するレバーを上下左右の何れかの方向に傾倒操作するとオン作動し、レバーから手が離されるとスプリングの付勢力によって自動的に元の位置に戻ってオフ作動するように構成されている。ストップボタン14a、14b、14cは、各リール10a、10b、10cの回転停止を個別に指示するための押圧式のボタンスイッチであり、各リールの配列に対応してそれぞれ並設されている。
下パネル部は、スロットマシン1のモデルタイプ等を遊技者へ認識させるための、例えば登場キャラクターの絵柄(図示略)などが印刷されて表示される下パネル4と、その左右に設けられたサイドランプ4a、4bとを備えて構成されている。
前扉3の最下部に取り付けられる受皿部材5には、入賞等の際にメダルを受け皿へ払い出す開口であるメダル払出口16と、ゲームの進行に応じて演出効果音を発生させるスピーカを内蔵する放音部17a、17bとがそれぞれ配設されている。
スロットマシン1は、図2に示される筐体2内部の主制御基板100により、ゲーム動作が制御されている。主制御基板100は、CPU、ROM、RWM(Read/Write Memory)、その他リール10a、10b、10cや後述する外部集中端子板200と通信接続するインターフェース回路等が搭載されたマイコンベースの制御回路基板から構成されている。
すなわち、主制御基板100は、メダル投入部15への正規メダルの投入を検知すると、クレジットを加算して投入されたメダルを内部貯留する。そして、ベットボタン12の押圧操作に応じてクレジットを消費し、3枚のメダルをゲームに賭ける処理を行う。
このゲーム開始の状態でスタートレバー13が傾倒操作されると、主制御基板100はリール10a、10b、10cを一斉に回転させる。これと同時に乱数値に基づく抽選(内部抽選)を行って、有効ラインに引き込み停止可能な図柄の組み合せ、すなわち入賞役を内定し若しくはハズレを決定する。この内部抽選の結果は、内部抽選結果フラグ(RWM)に記憶される。
次に、主制御基板100は、ストップボタン14a、14b、14cの押圧操作に応じて、順次対応するリールを停止させる。そして、主制御基板100は、全てのリール10a、10b、10cが停止したのを検知した後、各リール10a、10b、10cが有効ラインに表示する図柄の組み合せと、内部抽選結果フラグで参照される内部当選した入賞役に係る図柄の組み合せとが一致するか否か判定する。そして、何れかの有効ラインにおいて図柄が一致したとき当該入賞役が確定し、その確定した入賞役の種類に応じた枚数のメダルが遊技者に払い戻される。
このように、スロットマシン1の遊技者は、リール10a、10b、10cを回転・停止させる遊技操作を行って、表示窓9aに変動表示した図柄が揃わなければ賭けたメダルを失うが、内部抽選した組み合せで図柄を揃えることにより、入賞役が成立して賭けた以上のメダルを獲得し得るので、メダルを増やすという興趣を伴ったゲームを楽しむことができる。
また、通常、スロットマシン1は、ホールの効率的な運営や遊技者へのサービス向上等のため、例えばホールコンピュータへ遊技・稼動状態等の情報を外部集中端子板200を介して外部出力している。そこで、次に、本発明に係る外部出力手段の実施形態について詳細に説明する。
ここで、図3は、スロットマシン1に備えられる外部出力手段に関わる部分を表したブロック図である。なお、スロットマシン1の主制御基板100には、CPUが所定のプログラムに従って演算処理を実行することで、図3に示される各手段が生成されるとともにそれぞれの機能が有効となる。また、信号出力手段としての外部集中端子板200は、7つの信号出力ポートP1、P2、P3、P4、P5、P7、P8を備えており、それぞれに搭載されるリレーやトランジスタ等からなる通信用の駆動素子をON・OFFさせることで、対応する各情報が各信号出力ポートに接続された通信線を介して外部出力される。
図3を参照し、まず、投入メダル検知手段101は、メダル投入部15へ正規のメダルが投入された状態を検知しその状態信号を出力する手段である。すなわち、スロットマシン1には、メダル投入部15の投入口に連通して図示しないセレクタが設けられ、投入されたメダルをセレクタが正規のものと選別したとき、光センサからなるメダルセンサがこれを検知して投入受付信号を主制御基板100へ送出する。投入メダル検知手段101は、投入受付信号に基づいて信号出力ポートP1を一定時間ONさせる。外部集中端子板200を介して接続されるホールコンピュータは、当該信号出力ポートP1を常時監視し、このONの回数を計数することで、当該スロットマシン1へ投入されたメダルの枚数(実投入数)を取得し管理している。
獲得メダル検知手段102は、入賞等によりメダルが払い出されるごとに検出される状態信号を出力する手段である。すなわち、ホッパ装置20(図2参照)によるメダルの払い出しを払出センサが検知し、その払出検知信号に基づいて、獲得メダル検知手段102が外部集中端子板200の信号出力ポートP2をONさせる。ホールコンピュータは、当該信号出力ポートP2を常時監視し、このONの回数を計数することで、当該スロットマシン1が払い出したメダルの枚数(実獲得数)を取得し管理している。
また、本実施形態によるスロットマシン1には、特別遊技役(ボーナスゲーム)として、ビッグボーナス(以下「BB」と略す)、ミドルボーナス(以下「MB」と略す)、レギュラーボーナス(以下「RB」と略す)、チャレンジボーナス(以下「CB」と略す)が主に備えられている。
ここで、RBとは、通常よりも有利なゲーム条件が所定の遊技回数、または所定の入賞回数だけ遊技者に連続して与える遊技役をいう。また、BBとは、メダルの獲得数が一定数に達する等、所定の終了条件が成立するまで上述のRBを高頻度で与える遊技役をいう。また、MBとは、上述のBBよりも若干メダルの獲得数が少なく設定される終了条件が成立するまでRBを高頻度で与える遊技役をいう。また、CBとは、遊技者に目押し(ストップボタン14a、14b、14cの操作による即時停止)のチャンスを与える遊技役をいう。すなわち、CBが有効となると、内部抽選結果に応じてリールを停止させるいわゆる引き込み制御が解除され、このため遊技者は目押しのタイミングを正確に行うことで、通常よりも多くの小役(メダルの払い出し)を勝ち取ることができる。
図3に示されるBB作動判別手段103は、上述の内部抽選結果フラグを参照してBBの作動/非作動を判別する手段である。BB作動判別手段103はBBの作動を判別すると、その作動状態信号を生成し、外部集中端子板200の信号出力ポートP3をONさせる。
MB作動判別手段104は、内部抽選結果フラグを参照してMBの作動/非作動を判別し、その作動を判別すると信号出力ポートP7をONにすることでその作動状態信号を出力させる。以下同様に、RB作動判別手段105は、MBの作動を判別したときその作動状態信号を信号出力ポートP4を介して出力させ、CB作動判別手段106は、CBの作動を判別したときその作動状態信号を信号出力ポートP5を介して出力させる。
次に、エラーないしは不正行為の判断材料とされるような状態(不正状態)を検知するエラー検知手段110を説明する。このエラー検知手段110は、図3に示されるように、例えばドアオープン検知手段111と、設定モード検知手段112と、セレクタエラー検知手段113と、ホッパエラー検知手段114とを備えている。なお、エラー検知手段110は上記検知手段に限定されず、例えば主制御基板100への不正アクセスや不正な取り外しを検知する手段等の他の手段を適宜追加してもよい。
ドアオープン検知手段111は、前扉3の開放状態をドアセンサが検知する間、エラー信号E1をアクティブにする手段である。設定モード検知手段112は、出玉率の設定変更する際の動作モードである設定モードを検知する手段である。設定モード検知手段112は、スロットマシン1の設定キースイッチがオンされた設定モード期間中、エラー信号E2をアクティブにする。
セレクタエラー検知手段113は、メダル投入部15から投入されるメダルの適否を選別するセレクタのエラーを検知する手段である。すなわち、セレクタエラー検知手段113はセレクタエラーを検知すると、エラー信号E3を一定時間アクティブにする。また、ホッパエラー検知手段114は、入賞等の際にメダルを受皿部材5へ払い出すホッパ装置20のエラーを検知する手段である。すなわち、ホッパエラー検知手段114は、ホッパエラーを検知すると、エラー信号E4を一定時間アクティブにする。
これら複数のエラー信号E1〜E4は、次段の識別信号生成手段120へ入力される。この識別信号生成手段120は、何れかアクティブとなったエラー信号に対し、そのエラーの種類に対応する数のパルスを当該エラー信号の立ち上がりに同期して混合・変調させることで、当該エラーの種類が特定され得るエラー識別信号ESIを生成する手段である。なお、識別信号生成手段120は、アクティブとなったエラー信号に対応する時間長を有するパルス信号を当該エラー信号の立ち上がりに同期混合させて、当該エラーの種類を識別し得るエラー識別信号を生成するものでもよい。
識別信号生成手段120は、具体的に例えば図4に示される回路により構成される。図4の例によれば、識別信号生成手段120は、同期演算回路としての同期OR回路121と、カウント回路122と、演算回路としてのOR回路123と、混合回路としてのAND回路124とを備えている。
同期OR回路121は、エラー検知手段110からの各エラー信号E1、E2、E3、E4を入力しこれらを論理和演算する。また、クロック生成手段116が生成する一定周期2t(例えばt=100msec)のクロック信号CLKを入力し、論理和演算した結果をクロック信号CLKの立ち上がりに一致するタイミングに遅延させて同期させたエラー状態信号ESを生成する。
カウント回路122は、各エラー信号E1、E2、E3、E4を入力し、そのうちアクティブなエラー信号に対応する数値データが、同期OR回路121からのセット指令信号を契機に内部のカウンタメモリにプリセットされる。例えば、扉開放に係るエラー信号E1がアクティブの場合には、数値データとして「1」がカウンタメモリにセットされ、設定モードに係るエラー信号E2がアクティブの場合には、数値データとして「2」がカウンタメモリにセットされ、セレクタエラーに係るエラー信号E3がアクティブの場合には、数値データとして「3」がカウンタメモリにセットされ、ホッパエラーに係るエラー信号E4がアクティブの場合には、数値データとして「4」がカウンタメモリにセットされる。なお、カウンタメモリに数値データをプリセットさせるセット指令信号は、上述のエラー状態信号ESの立ち上がりに同期して同期OR回路121から出力される。
また、カウント回路122は、クロック生成手段116からのクロック信号CLKが減算端子に入力され、クロック信号CLKの立ち上がり毎にカウンタメモリの数値データを1ずつデクリメント(減算)させる。そして、カウンタメモリの数値データがゼロとなった時点でカウントアップ信号CUをアクティブにする。
OR回路123は、カウントアップ信号CUとクロック生成手段116からのクロック信号CLKとの論理和を演算することで、アクティブとなった当該エラー信号に対応するパルス数を有するクロックパルス信号CPを出力する。
混合回路としてのAND回路124は、上述のエラー状態信号ESとクロックパルス信号CPとの論理積を演算することで、これらを混合したエラー識別信号ESIを出力する。
ここで、図5は、セレクタエラーが発生した場合において、上述の識別信号生成手段120の各回路が生成する各信号の波形例を表したタイムチャートである。以下、この例に基づいて各回路の動作を説明する。
セレクタエラーが発生しそれに係るエラー信号E3がアクティブとなると、同期OR回路121により、クロック信号CLKの立ち上がりに遅延同期したエラー状態信号ESが生成される。
このとき、カウント回路122のカウンタメモリには、エラー状態信号ESが生成されるタイミングで、セレクタエラーに対応する数値データ「3」がプリセットされる。そして、カウンタメモリがゼロになるクロック信号CLKの3回目の立ち上がり時にカウントアップ信号CUがアクティブとなる。
OR回路123により、カウントアップ信号CUとクロック信号CLKとの論理和が演算され、セレクタエラーに対応するパルス数が3個のクロックパルス信号CPが生成される。そして、最終的にAND回路124により、先頭にセレクタエラーを示す3個のパルスを有するエラー識別信号ESIが生成される。
以上説明した構成の外部出力手段により、例えば図6に示される波形のエラー識別信号ESIがスロットマシン1から信号出力ポートP8を介してホールコンピュータへ出力される。すなわち、前扉3が開放されたドアオープン状態が検知されると、図6(a)に示される立ち上がりに1個のパルスを有するエラー識別信号ESIが外部出力される。また、出玉率の設定モードとなると、図6(b)に示される立ち上がりに2個のパルスを有するエラー識別信号ESIが外部出力される。また、セレクタエラーが発生すると図6(c)に示される立ち上がりに3個のパルスを有するエラー識別信号ESIが外部出力され、ホッパエラーが発生すると図6(d)に示される立ち上がりに4個のパルスを有するエラー識別信号ESIが外部出力される。ホールコンピュータ側では、これらパルスの数に基づいて、エラーの種類を特定することができる。
本実施形態のスロットマシン1によれば、1つの信号出力ポートつまり1ラインの通信線のみで、複数種類のエラーないしは不正に基づく遊技機の状態情報を外部出力し、接続先のホールコンピュータへ認識させることが可能となる。これにより、既存の通信設備を用いながらも従来よりも他種類の情報を扱うことができ、不正防止に役立つような情報出力の追加要請に対しても、ソフトウエアの変更のみでローコストに対処することができる。
本発明は、スロットマシンの他にパチンコを含む一般的な遊技機において広く応用され得る。
本発明に係る遊技機の一つの実施形態であるスロットマシンの正面図である。 図1に示したスロットマシンの一内部構造を表した図である。 図1に示したスロットマシンに備えられる外部出力手段の実施形態を表したブロック図である。 図3に示した識別信号生成手段の実施形態を表したブロック回路図である。 図4に示した識別信号生成手段を構成する各回路の信号波形例を表したタイムチャートである。 図3に示した外部出力手段が出力するエラー識別信号の種類毎の波形例を表した図である。
符号の説明
1…スロットマシン
2…筐体 3…前扉
4…下パネル 5…受皿部材
6a…上部ランプ 6b、6c…コーナランプ
7a、7b…放音部 8…液晶表示ユニット
9…中パネル 9a…表示窓
10…リール装置 10a、10b、10c
12…ベットボタン 13…スタートレバー
14a、14b、14c…ストップボタン 15…メダル投入部
16…メダル払出口 20…ホッパ装置
100…主制御基板
101…投入メダル検知手段 102…獲得メダル検知手段
103…BB作動判別手段 104…MB作動判別手段
105…RB作動判別手段 106…CB作動判別手段
110…エラー検知手段
111…ドアオープン検知手段 112…設定モード検知手段
113…セレクタエラー検知手段 114…ホッパエラー検知手段
120…識別信号生成手段
121…同期OR回路 122…カウント回路
123…OR回路 124…AND回路
200…外部集中端子板
E1、E2、E3、E4…エラー信号 ES…エラー状態信号
ESI…エラー識別信号 CU…カウントアップ信号
CP…カウントパルス信号 CLK…クロック信号
P1、P2、P3、P4、P5、P7、P8…信号出力ポート

Claims (4)

  1. エラーまたは不正に関する情報を外部へ出力する外部出力手段を備えている遊技機であって、
    前記外部出力手段は、
    予め想定される複数種類のエラーまたは不正状態を検知してそれぞれエラー信号を生成するエラー検知手段と、
    生成された前記エラー信号に対し、当該エラー信号の種類に対応する数のパルスを当該エラー信号の立ち上がりに同期して混成させたエラー識別信号を生成する識別信号生成手段と、
    前記エラー識別信号を所定の信号出力ポートを介して出力する信号出力手段と、を少なくとも備えていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記識別信号生成手段は、
    前記エラー信号を論理和演算しその結果を所定周期のクロック信号に遅延同期させたエラー状態信号を生成する同期演算回路と、
    前記エラー信号の種類に対応する数値データが当該エラー信号の立ち上がりを契機にプリセットされるとともに、前記クロック信号を入力する毎に当該数値データをデクリメントしそのカウントを完了したときカウントアップ信号を生成するカウント回路と、
    前記カウントアップ信号と前記クロック信号とに基づき前記エラー信号の種類に対応するパルス数を有するパルス信号を生成する演算回路と、
    前記エラー状態信号に前記パルス信号を混合して前記エラー識別信号を生成する混合回路と、を備えていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. エラーまたは不正に関する情報を外部へ出力する遊技機に用いられる情報出力方法であって、
    予め想定される複数種類のエラーまたは不正状態を検知してそれぞれエラー信号を生成するステップと、
    生成された前記エラー信号に対し、当該エラー信号の種類に対応する数のパルスを当該エラー信号の立ち上がりに同期して混成させたエラー識別信号を生成するステップと、
    前記エラー識別信号を所定の信号出力ポートを介して出力するステップと、を少なくとも備えていることを特徴とする情報出力方法。
  4. エラーまたは不正に関する情報を外部へ出力する外部出力手段を備えている遊技機であって、
    前記外部出力手段は、
    予め想定される複数種類のエラーまたは不正状態を検知してそれぞれエラー信号を生成するエラー検知手段と、
    生成された前記エラー信号に対し、当該エラー信号の種類に対応する時間長のパルスを当該エラー信号の立ち上がりに同期して混成させたエラー識別信号を生成する識別信号生成手段と、
    前記エラー識別信号を所定の信号出力ポートを介して出力する信号出力手段と、を少なくとも備えていることを特徴とする遊技機。
JP2007023928A 2007-02-02 2007-02-02 遊技機及び遊技機に用いられる情報出力方法 Pending JP2008188141A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007023928A JP2008188141A (ja) 2007-02-02 2007-02-02 遊技機及び遊技機に用いられる情報出力方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007023928A JP2008188141A (ja) 2007-02-02 2007-02-02 遊技機及び遊技機に用いられる情報出力方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008188141A true JP2008188141A (ja) 2008-08-21

Family

ID=39748807

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007023928A Pending JP2008188141A (ja) 2007-02-02 2007-02-02 遊技機及び遊技機に用いられる情報出力方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008188141A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011132896A (ja) * 2009-12-24 2011-07-07 Fujitsu Ten Ltd 制御装置、及び、制御方法
JP2011172808A (ja) * 2010-02-25 2011-09-08 Sophia Co Ltd 遊技機
JP5659283B1 (ja) * 2013-11-02 2015-01-28 株式会社オリンピア 遊技機
JP2015016308A (ja) * 2013-06-11 2015-01-29 株式会社三共 遊技機
JP2015016307A (ja) * 2013-06-11 2015-01-29 株式会社三共 遊技機
JP2016116686A (ja) * 2014-12-19 2016-06-30 株式会社ニューギン 遊技機
JP2020108811A (ja) * 2020-03-26 2020-07-16 京楽産業.株式会社 遊技機

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03182282A (ja) * 1989-12-12 1991-08-08 Sanko Denshi Kogyo Kk パチンコホールにおける信号伝送装置
JPH07100248A (ja) * 1993-10-12 1995-04-18 Kyoraku Sangyo Kk 種類別特賞情報送信機能を備えたパチンコ機
JP2004100381A (ja) * 2002-09-12 2004-04-02 Dainichi Kogyo:Kk 赤外線リモコンの信号方式とその信号方式を用いたリモコン送受信装置
JP2005185741A (ja) * 2003-12-26 2005-07-14 Sankyo Kk 遊技機
JP2008067906A (ja) * 2006-09-14 2008-03-27 Sankiyuu Denki Seisakusho:Kk 回胴式遊技機及び回胴式遊技機用防犯信号出力基板

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03182282A (ja) * 1989-12-12 1991-08-08 Sanko Denshi Kogyo Kk パチンコホールにおける信号伝送装置
JPH07100248A (ja) * 1993-10-12 1995-04-18 Kyoraku Sangyo Kk 種類別特賞情報送信機能を備えたパチンコ機
JP2004100381A (ja) * 2002-09-12 2004-04-02 Dainichi Kogyo:Kk 赤外線リモコンの信号方式とその信号方式を用いたリモコン送受信装置
JP2005185741A (ja) * 2003-12-26 2005-07-14 Sankyo Kk 遊技機
JP2008067906A (ja) * 2006-09-14 2008-03-27 Sankiyuu Denki Seisakusho:Kk 回胴式遊技機及び回胴式遊技機用防犯信号出力基板

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011132896A (ja) * 2009-12-24 2011-07-07 Fujitsu Ten Ltd 制御装置、及び、制御方法
JP2011172808A (ja) * 2010-02-25 2011-09-08 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2015016308A (ja) * 2013-06-11 2015-01-29 株式会社三共 遊技機
JP2015016307A (ja) * 2013-06-11 2015-01-29 株式会社三共 遊技機
JP5659283B1 (ja) * 2013-11-02 2015-01-28 株式会社オリンピア 遊技機
JP2016116686A (ja) * 2014-12-19 2016-06-30 株式会社ニューギン 遊技機
JP2020108811A (ja) * 2020-03-26 2020-07-16 京楽産業.株式会社 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007054515A (ja) ビデオスロットマシン
JP2006305182A (ja) 遊技機
JP2008023222A (ja) 遊技機
JP2008188141A (ja) 遊技機及び遊技機に用いられる情報出力方法
JP2007252770A (ja) ビデオスロットマシン
JP6296559B2 (ja) 遊技機
JP6198759B2 (ja) 遊技機
JP4854021B2 (ja) 遊技機及び遊技情報出力方法
JP4888896B2 (ja) 遊技機及び遊技機情報出力方法
JP2008148747A (ja) 2つの表示領域を連動したスロットマシン及びそのプレイ方法
JP2008188140A (ja) 遊技機及び遊技機に用いられる情報出力方法
JP3778814B2 (ja) 遊技機
JP2008183145A (ja) 遊技機及び遊技システム
JP6671774B2 (ja) 遊技機
JP2008136532A (ja) 遊技機及び遊技情報出力方法
JP2004073655A (ja) 遊技機
JP2006020779A (ja) 遊技機
JP2009022573A (ja) 遊技機
JP6612912B2 (ja) 遊技機
JP4937551B2 (ja) 遊技機
JP2006042930A (ja) 遊技機
JP2023090013A (ja) 遊技機
JP2023090016A (ja) 遊技機
JP2023090011A (ja) 遊技機
JP2023090010A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091002

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20091002

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100714

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111004

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111006

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111124

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111209