JP2004348811A - 記録メディア駆動装置 - Google Patents

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    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/675Guiding containers, e.g. loading, ejecting cassettes
    • G11B15/67544Guiding containers, e.g. loading, ejecting cassettes with movement of the cassette parallel to its main side and subsequent movement perpendicular thereto, i.e. front loading
    • G11B15/67547Guiding containers, e.g. loading, ejecting cassettes with movement of the cassette parallel to its main side and subsequent movement perpendicular thereto, i.e. front loading the two movements being made by the cassette holder

Abstract

【課題】本発明は記録メディアの大きさの差違に拘らず、記録メディアをスムーズに装着すると共に、記録メディアを装置内部のコネクタに確実に接続することを課題とする。
【解決手段】記録メディア駆動装置10は、ホルダ56の天板74aに記録メディア36,46を左右両側から挟持するクランプ機構76,77が設けられている。クランプ機構76,77は、記録メディア36,46がホルダ56に挿入されると、挿入方向に移動しながら互いに近接する方向に移動するスライド部材80,81を有する。スライド部材80,81は、係合部を両側から記録メディア36,46のクランプ用凹部44,54に係合させ、これにより記録メディア36,46を両側から挟持する。そのため、記録メディア36,46の大きさの差違に拘らず、スムーズに装着することができると共に、記録メディア36,46を装置内部のコネクタ64に確実に接続することができる。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は記録メディア駆動装置に係り、特に記録メディアを前面パネルの挿入口から挿入すると、自動的に内部に引き込むように構成された記録メディア駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、パーソナルコンピュータなどの電子機器に内蔵され、記録メディアを挿脱可能とする記録メディア駆動装置がある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
この種の記録メディア駆動装置では、各種データが記録された任意の記録メディアを選択的に挿脱することにより、データ管理あるいはデータの移動を容易にするものである。
【0004】
一方、記録メディアは、予め決められた寸法形状のカートリッジに磁気ディスク等の記録媒体を収納する構成になっており、記録方式や記憶容量も規格化されている。そして、記録メディアの外観形状を大きくすることにより、例えば、磁気ディスクの直径を大きくして記憶容量を増大させることが検討されている。
【0005】
その場合、既に使用されている記録メディアとの互換性を確保するため、記録メディアの幅寸法及びコネクタを共通にして奥行き寸法を大きくすることが検討されている。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−236751号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記記録メディア駆動装置においては、異なる大きさの記録メディアを装着可能な構成にした場合、記録メディアの大きさの差違に拘らず、どの記録メディアでもスムーズに装着されることが要望されている。
【0008】
また、装置内に挿入された記録メディアを装置内部のコネクタに接続する際、装置内部に設けられたコネクタとの接続をスムーズに行えると共に、ホルダが排出位置に駆動されて停止された際に奥行きの大きい記録メディアがホルダから脱落することが防止され、且つ奥行きの小さい記録メディアの後端が挿入口から取り出せる位置まで排出されることが要望されている。
【0009】
そこで、本発明は上記課題を解決した記録メディア駆動装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するため、以下のような特徴を有する。
【0011】
上記請求項1記載の発明は、記録メディアが挿入される挿入口と、
該挿入口に挿入された前記記録メディアを収容するホルダと、
該ホルダを装着位置へ移動させるホルダ駆動手段と、
該ホルダ駆動手段により駆動されたホルダが装着位置に移動する過程で前記記録メディアに接続されるコネクタと、
前記ホルダの側面に摺動可能に設けられ、前記記録メディアが前記ホルダ内に挿入すると共に、前記記録メディアの側面を押圧するクランプ機構と、
を備えており、
前記クランプ機構は、前記ホルダ内の前記記録メディアを両側から挟持するものであり、ホルダに挿入された記録メディアを両側から確実にクランプして記録メディアの大きさの差違に拘らず、どの記録メディアでもスムーズに装着することができると共に、記録メディアを装置内部のコネクタに確実に接続することが可能になる。
【0012】
また、請求項2記載の発明のクランプ機構は、前記記録メディアが前記ホルダ内に挿入されるのに連動して前記記録メディアの側面に形成された凹部に係合する係合部材を有し、前記ホルダの移動と共に前記係合部材の退避動作を規制するものであり、ホルダに挿入された記録メディアを両側から確実にクランプして記録メディアの大きさの差違に拘らず、どの記録メディアでもスムーズに装着することができると共に、記録メディアを装置内部のコネクタに確実に接続することが可能になる。
【0013】
また、請求項3記載の発明のホルダ駆動手段は、
モータと、
前記記録メディアが前記ホルダ内のクランプ位置に挿入されたことを検出する検出スイッチと、
前記モータの回転駆動力を前記ホルダに伝達する伝達機構と、
前記検出スイッチから出力された検出信号により前記モータを起動し、前記ホルダと共に前記クランプ機構にクランプされた記録メディアが前記コネクタに接続される装着位置に到着すると、前記モータを停止させる制御手段と、
を備えたものであり、記録メディアの大きさの差違に拘らず、どの記録メディアでもスムーズに装着することができると共に、記録メディアを装置内部のコネクタに確実に接続することが可能になる。
【0014】
また、請求項4の発明は、イジェクト操作されたことを検出するイジェクト検出部材と、
前記ホルダが初期位置にあることを検出する初期位置検出手段と、
を備えており、
前記制御手段は、前記イジェクト検出部材からの信号により前記モータを逆回転させて前記記録メディアを排出方向に搬送し、前記初期位置検出手段の検出により前記モータの回転を停止させるものであり、記録メディアの大きさの差違に拘らず、どの記録メディアでもスムーズにイジェクトすることができる。
【0015】
また、請求項5の発明の制御手段は、モータへの供給電圧を制御し、前記記録メディアが前記ホルダに挿入されたことが検出されると前記ホルダを装着方向に高電圧を印加して移動させ、メディアがコネクタに接続される直前にホルダを低電圧を印加して移動させ、所定のタイミングをカウント後、再度高電圧印加にて移動させ、コネクタに接続するものであり、記録メディアの大きさの差違に拘らず、どの記録メディアでもスムーズに装着することができると共に、記録メディアを装置内部のコネクタに低電圧駆動による低速移動で確実に接続することが可能になる。
【0016】
また、請求項6の発明の制御手段は、前記モータへの供給電圧を制御し、前記イジェクト検出部材からの信号により、前記ホルダを排出方向に高電圧を印加して駆動し、前記記録メディアが前記コネクタから分離した後も、前記ホルダを高電圧を印加し排出方向に切り替え無しで移動させるものであり、記録メディアの大きさの差違に拘らず、どの記録メディアでもスムーズに排出することができると共に、記録メディアを装置内部のコネクタから確実に分離させることが可能になる。
【0017】
また、請求項7の発明は、ホルダが、奥行き寸法の異なる記録メディアが選択的に挿入可能な構成とされ、
前記ホルダ駆動手段が、前記ホルダに挿入された記録メディアの大きさに拘らず、前記モータを回転駆動させて装置内部に引き込み、前記記録メディアの挿入側端部が装置内に設けられた前記コネクタに接続される位置に移動したことが検出されると前記モータの回転を停止させるものであり、記録メディアの大きさの差違に拘らず、どの記録メディアでもスムーズに装着することができると共に、記録メディアを装置内部のコネクタに確実に接続することが可能になる。
【0018】
また、請求項8の発明は、前記挿入口を閉塞する蓋部材と、
前記ホルダの移動に伴って前記蓋部材を閉位置に移動させ、あるいは前記挿入口を開放する開位置に移動させる開閉機構と、
を備えており、
前記開閉機構は、前記ホルダに奥行き寸法の小さい記録メディアが挿入された場合には、前記ホルダの引き込み動作に連動して前記蓋部材を閉位置に移動させるものであり、記録メディアの大きさの差違に拘らず、どの記録メディアでもスムーズに装着することが可能になる。
【0019】
また、請求項9の発明は、前記開閉機構が、前記ホルダに奥行き寸法の大きい記録メディアが挿入された場合には、前記蓋部材を前記記録メディアが通過するメディア挿入経路から退避させ、前記記録メディアの後端により前記挿入口を閉塞させるものであり、記録メディアの大きさの差違に拘らず、どの記録メディアでもスムーズに装着することが可能になる。
【0020】
また、請求項10の発明は、前記開閉機構が、イジェクト操作により前記モータが逆回転されて前記ホルダを排出方向に移動させる排出初期段階に前記蓋部材をメディア搬送経路から退避させて挿入口を開放するものであり、記録メディアをスムーズに排出することが可能になる。
【0021】
また、請求項11の発明は、ホルダが、奥行き寸法の異なる記録メディアを選択的に収容されると共に、ホルダへの記録メディア着脱は略水平方向に行われるように形成され、ホルダ駆動手段により初期位置に駆動される際、最短奥行きの記録メディアを初期位置へ排出し停止した状態では、少なくとも前記最短記録メディアの後端が前面挿入口より突出した位置にあり、最長奥行きの記録メディアを初期位置へ排出し停止した状態では、最長記録メディアがホルダより脱落しない排出量に設定されることを特徴とするものであり、記録メディアの奥行き寸法に拘らず、各サイズの記録メディアをスムーズに排出することが可能になる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明の一実施例について説明する。
図1は本発明になる記録メディア駆動装置の一実施例を示す図であり、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は背面図、(D)は左側面図、(E)は右側面図である。
【0023】
図1(A)〜(E)に示されるように、記録メディア駆動装置10は、箱状のシャーシ12の上部にカバー14が取り付けられており、シャーシ12の前面には前面パネル16が取り付けられている。また、シャーシ12の後部には、後部パネル18が取り付けられている。
【0024】
カバー14は、シャーシ12の上面を覆う天板14aと、シャーシ12の左右側面12c,12d(図6参照)を覆う側板14b,14cとを有する。また、側板14b,14cには、シャーシ12の突起12aを嵌合係止する係止用孔14dが2箇所ずつ設けられ、且つ右側の側板14cには、リムーバブル検出用スイッチ19(図1中、破線で示す)の切片に対向する開口14eが設けられている。
【0025】
前面パネル16は、後述する記録メディアが挿入される挿入口20と、イジェクト釦22と、エマージェンシー用孔24とが設けられている。また、挿入口20は、内側に回動可能に設けられた蓋部材26により開閉される。
【0026】
後部パネル18は、外部コネクタ(図示せず)が接続される入出力用コネクタ28と、電源用プラグ30と、USB(Universal Serial Bus)用コネクタ32と、ロック用孔34とが設けられている。
【0027】
ここで、本実施例に適用される記録メディアの形状について説明する。本実施例では、記憶容量の異なるハードディスクが内蔵された2種類の記録メディアを考えている。
【0028】
図2は2.5インチディスクの記録メディアの一例を示す図であり、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は側面図である。
図2(A)〜(C)に示されるように、第1の記録メディア36は、樹脂製カートリッジ38の内部に記録媒体としての磁気ディスク(図示せず)が収納されている。カートリッジ38は、挿入側端部36aにコネクタ40が設けられ、左右側面に挿入・イジェクト方向(A,B方向)に延在するガイド溝42と、クランプ用凹部44を有する。
【0029】
図3は1.8インチディスクの記録メディアの一例を示す図であり、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は側面図である。
図3(A)〜(C)に示されるように、第2の記録メディア46は、樹脂製カートリッジ48の内部に記録媒体としての磁気ディスク(図示せず)が収納されている。カートリッジ48は、挿入側端部46aにコネクタ50が設けられ、左右側面に挿入・イジェクト方向(A,B方向)に延在するガイド溝52と、クランプ用凹部54を有する。
【0030】
上記第1、2の記録メディア36,46は、挿入側端部36a,46aに設けられたコネクタ40,50が共通であり、且つガイド溝42,52の高さ位置やクランプ用凹部44,54の形状及び位置も共通である。また、カートリッジ36,48は、横幅寸法が同一寸法であるが、奥行き寸法が異なっており、カートリッジ36の奥行き寸法が大に形成されている。
【0031】
図4はカバー14を外した状態を示す平面図である。図5(A)は前面パネル16を内側からみた背面図、(B)は蓋部材26の開閉動作を示す側面図である。図6は前面パネル16を外したシャーシ12の内部構造を示す縦断面図である。
図4及び図5(A)(B)に示されるように、前面パネル16の内側には、挿入口20を開閉する蓋部材26が回動自在に支持されている。蓋部材26は、挿入口20に対向するフラップ26aと、フラップ26aの上部両端より左右方向に突出する軸26b,26cとを有する。そして、前面パネル16の裏面には、軸26b,26cを軸承する軸受け部16a,16bが設けられている。
【0032】
軸26bには、トーションバネ27が巻装されており、トーションバネ27のバネ力によりフラップ26aが閉方向に付勢されている。従って、記録メディア36,46は、挿入口20に挿入されることにより、挿入側端部36a,46aがフラップ26aを挿入方向(A方向)に押圧してフラップ26aを開方向に回動させる。
【0033】
その際、蓋部材26は、トーションバネ27のバネ力に抗して開方向に回動して記録メディア36,46の挿入経路から退避しており、挿入動作を妨げないように構成されている。そして、奥行き寸法の短い記録メディア46も後部が通過すると共に、閉方向に回動して挿入口20を閉塞して埃などが内部に進入することを防止する。また、奥行き寸法の長い記録メディア36の場合には、排出側端部36bが挿入口20を閉塞した状態で装着完了になるため、蓋部材26は、記録メディア36の上面に当接する開位置に退避している。
【0034】
図4に示されるように、シャーシ12の底面12bには、記録メディア36,46が挿入されるホルダ56と、ホルダ56の移動方向をガイドする一対のガイド部材58,59と、ホルダ56を駆動するホルダ駆動機構60と、蓋部材26を開閉させる開閉機構62と、記録メディア36,46のコネクタ40,50が接続されるメディア用コネクタ64が搭載された基板66とが設けられている。
【0035】
また、基板66には、上記メディア用コネクタ64の他にリムーバブル検出用スイッチ19、入出力用コネクタ28、電源用プラグ30、USB用コネクタ32、ホルダ検出スイッチ68、装着検出スイッチ70、制御回路72が搭載されている。尚、制御回路72は、マイクロコンピュータによって構成しても良いし、あるいはアナログ回路によって構成しても良い。
【0036】
ここで、ホルダ56の構成について説明する。
図4及び図6に示されるように、ホルダ56は、シャーシ12の底面12b上に起立するガイド部材58,59により前面パネル16の挿入口20に対向する高さ位置で移動可能に支持されており、挿入口20を通過した記録メディア36または46が挿入される。
【0037】
ホルダ56は、板金をコ字状に曲げ加工された2つの摺動部材74,75が一体的に結合されたものであり、外側に設けられた第1の摺動部材74はガイド部材58,59の上端に横架されるように形成された天板74aと、ガイド部材58,59の外側面に摺動可能に対向する側板74b,74cとを有する。
【0038】
また、シャーシ12の底面12bより起立したブラケット12eには、イジェクト釦22に対向する高さ位置にイジェクトスイッチ(イジェクト検出部材に相当する)73が設けられている。このイジェクトスイッチ73は、イジェクト釦22が押圧操作された場合にオンに切り替わり、イジェクト信号を出力する。
【0039】
ホルダ56の天板74aには、記録メディア36,46を左右両側から挟持するクランプ機構76,77と、メディア挿入検出スイッチ78とが設けられている。また、カバー14の天板14aの下面には、エマージェンシー用工具の挿入をガイドするガイドレール79が取り付けられている。
【0040】
摺動部材74の内側に取り付けられた第2の摺動部材75は、天板74aの下面に密着する天板75aと、ガイド部材58,59の内側で下方に曲げられた側板75b,75cとを有する。側板75b,75cの内壁には、記録メディア36,46のガイド溝42,52に嵌合するガイド部75d,75eと、記録メディア36,46の挿入側端部36a,46aが当接する当接部(図示せず)が突出している。
【0041】
また、ガイド部材58,59のガイド壁58a,59aは、側板74b,74cと側板75b,75cとの間に形成された隙間に挿通されることでホルダ56のA,B方向の摺動動作をガイドする。
【0042】
ここで、クランプ機構76,77の構成について説明する。
クランプ機構76,77は、ホルダ56に挿入される記録メディア36,46の挿入動作により記録メディア36,46の両側を押圧して挟持するように構成されており、天板74aに摺動可能に取り付けられたスライド部材(係合部材に相当する)80,81と、スライド部材80,81を外側(左右側方)へ付勢するトーションバネ82,83とから構成されている。
【0043】
図7はホルダ56の左側に配置されたスライド部材80の構成を示す図であり、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は背面図、(D)は側面図、(E)は底面図である。
図7(A)〜(E)に示されるように、スライド部材80は、コ字状に形成され天板74aを摺動する摺動部80aと、摺動部80aの摺動方向の両端より延在して天板74aに対して抜け防止される延出部80b,80cと、トーションバネ82の一端が掛止されるバネ掛止部80dとを有する。また、摺動部80aの下面には、一対のガイドピン80e,80fと、記録メディア36,46の挿入側端部36a,46aに当接する当接部80gと、一対のガイドピン80e,80fの中間位置で台形状に形成された係合部80hと、当接部80gの反対側でメディア挿入検出スイッチ78を押圧する押圧部80iが突出している。
【0044】
一対のガイドピン80e,80fは、天板74aに形成された傾斜溝74e,74f(図4中破線で示す)に嵌合するため、当接部80gが記録メディア36,46の挿入側端部36a,46aにより挿入方向(A方向)に押圧された場合、傾斜溝74e,74fに沿って内側に移動する。これにより、スライド部材80は、記録メディア36,46の側面に近接する方向に移動し、且つ係合部80hがクランプ用凹部44,54に係合する。
【0045】
また、スライド部材80は、挿入方向(A方向)に移動してスライド部材80が記録メディア36,46を側方からクランプすると共に、押圧部80iがメディア挿入検出スイッチ78の切片に当接してオン状態に切り替える。
【0046】
尚、スライド部材81は、上記スライド部材80と左右対称となる形状に形成されており、上記押圧部80iが設けられていない点のみが異なるだけなので、その他の共通部分の説明を省略する。また、スライド部材80,81は、係合部80h,81hがガイド部材58,59のガイド壁58a,59aの内側に変位してクランプ用凹部44,54に嵌合することでガイド壁58a,59aによる挿入方向への規制が解除されてA方向への摺動が可能になる。
【0047】
従って、ホルダ56に記録メディア36,46が挿入される過程でスライド部材80,81は、挿入方向に移動しながら互いに近接する方向に移動して係合部80hを両側から記録メディア36,46のクランプ用凹部44,54に係合させ、これにより記録メディア36,46を両側から挟持する。
【0048】
ここで、ホルダ駆動機構60の構成について説明する。
図8はホルダ駆動機構60を部分的に拡大して示す平面図である。図9はホルダ駆動機構60を左側からみた側面図である。
【0049】
図8及び図9に示されるように、ホルダ駆動機構60は、シャーシ12の後部左側に配置されたモータ86と、モータ86からの回転駆動力をホルダ56に伝達する伝達機構88とから構成されている。伝達機構88は、モータ86の回転軸に嵌合されたウォーム90と、ウォーム90に噛合するウォームホイール91及び複数の減速ギヤ92〜95を有する減速ギヤ群96と、減速ギヤ群96の出力側に配置されたピニオン98が噛合するラック100とから構成されている。
【0050】
ラック100は、ホルダ56の左側面に固定されており、A,B方向に延在している。そのため、モータ86の回転駆動力が伝達機構88を介してピニオン98に伝達されると、ラック100と共にホルダ56はA,B方向に移動する。
【0051】
また、上記ピニオン98に噛合するギヤ95は、軸102の軸方向に摺動可能支持されており、且つ軸102に巻装されたコイルバネ104により噛合位置に付勢されている。このコイルバネ104に付勢されたギヤ95は、噛合解除機構を構成しており、コイルバネ104のバネ力に抗して噛合解除位置に移動することができ、ピニオン98との噛合関係を解除してピニオン98をフリー状態に切り替えることが可能になる。
【0052】
すなわち、メディア装着状態でモータ86が故障した場合でもギヤ95を噛合解除位置にスライドさせることにより、ホルダ56をメディア排出方向(B方向)に移動させることが可能になる。
【0053】
ここで、蓋部材26を開閉させる開閉機構62の構成について説明する。
図10は開閉機構62を側方からみた側面図である。
【0054】
図10及び図8に示されるように、開閉機構62は、ラック100と一体に形成された垂直壁100aの端部に設けられた傾斜カム部100bに押圧されるクランク部材106と、クランク部材106を回動可能に支持するブラケット108と、ブラケット108の軸108aに巻装されており、クランク部材106を時計方向に付勢するトーションバネ110と、クランク部材106の偏心ピン106aに連結された開閉アーム112と、から構成されている。
【0055】
クランク部材106は、ブラケット108の垂直壁を水平方向に貫通する軸108aに支持されており、後述するようにホルダ56の移動に伴って垂直壁100aを摺接するカム部106bを有し、このカム部106bの摺接位置が変化することにより垂直面に沿って回動する。そして、クランク部材106の偏心ピン106aに連結された開閉アーム112は、連接棒のように偏心ピン106aの回動角度に応じて垂直面に沿って揺動しながらA方向に移動して蓋部材26を開き、あるいはB方向に移動して蓋部材26を閉じる。
【0056】
開閉アーム112の端部は、蓋部材26のフラップ26aの左側面に突出するピン26dに回動可能に連結されている。上記クランク部材106は、垂直壁100aの移動経路に設けられており、垂直壁100aに押圧されるカム部106bを有する。このカム部106bは、ホルダ56が装着位置にあるときは、傾斜カム部100bから離間して時計方向に回動して蓋部材26を閉位置に駆動しており、ホルダ56が上記ホルダ駆動機構60によりA方向に移動して装着位置の直前位置に至るまでは垂直壁100aに摺接して蓋部材26を開位置に駆動する。
【0057】
また、垂直壁100aは、ホルダ56がメディア挿入・排出操作される初期位置で待機しているときは、カム部106bを時計方向に回動させるように凹んだ凹部100cが設けられている。そして、凹部100cと垂直壁100aとの間を連続形成された傾斜カム部100dが設けられている。
【0058】
すなわち、蓋部材26は、カム部106bが傾斜カム部100b,100dを摺接する過程で開または閉方向に駆動され、カム部106bが垂直壁100aに摺接する間に開位置に保持される。
【0059】
また、ホルダ56がメディア挿入・排出操作される初期位置で待機しているときは、カム部106bが凹部100cに挿入された状態であるので、カム部106bが時計方向に回動している。しかしながら、記録メディア36,46が挿入口20から挿入されると、蓋部材26が時計方向に回動し、この動作が開閉アーム112を介してクランク部材106に伝達されてクランク部材106をトーションバネ104のバネ力に抗して反時計方向に回動させることが許容される。
【0060】
よって、蓋部材26は、開閉機構62によって開閉駆動されるが、開閉機構62はホルダ56の位置に拘らず、閉位置から開方向へ動作することが可能な構成になっている。
【0061】
ここで、上記のように構成された記録メディア駆動装置10のメディア装着動作について説明する。
図11はメディア挿入動作を説明するための平面図である。図12はメディア挿入動作を説明するための側面図である。尚、図11では、カバー14を外して示しており、図12ではシャーシ12及びカバー14を省略して示してある。
【0062】
図11及び図12に示されるように、小さい記録メディア46が挿入口20に挿入させると、記録メディア46の挿入側端部46aが蓋部材26を開方向に押圧してホルダ56内部に進入する。記録メディア46は、左右側面のガイド溝52に側板75b,75cの内壁に突出するガイド部75d,75eが嵌合して挿入方向及び高さ位置をガイドされる。
【0063】
さらに、記録メディア46がホルダ56内部をA方向に挿入されると、ホルダ56の天板74aに設けられたスライド部材80,81の当接部80g,81gが挿入方向(A方向)に押圧される。尚、ホルダ56が初期位置にあるとき、スライド部材80,81は、夫々トーションバネ82,83によって外側(係止解除方向)に付勢されているため、係合部80h,81hがガイド部材58,59のガイド壁58a,59aに設けられた切欠58b,59b(図11では天板74aに隠れて見えないので、図16を参照)に嵌合して左右方向に開いた状態にある。
【0064】
図13(A)(B)はスライド部材80,81の動作前の状態を示す平面図である。図14はスライド部材80,81の各突出部の係合関係を示す図であり、(A)はスライド部材80,81の各突出部(ハッチングで示す)のクランプ動作前の状態を示す平面図、(B)は要部を拡大して示す図である。尚、図13(B)はホルダ56及びトーションバネ82,83を省略して示してある。
図13(A)(B)に示されるように、スライド部材80,81は、一対のガイドピン80e,80fが天板74aに形成された傾斜溝74e,74f(図4中破線で示す)に嵌合している。そのため、スライド部材80,81は、記録メディア46が挿入方向(A方向)に挿入されるのに伴って、同方向に押圧されると、傾斜溝74e,74fに沿って内側に移動することが可能になる。
【0065】
図14(A)(B)に示されるように、クランプ動作前のスライド部材80,81は、係合部80h,81hがクランプ用凹部54に嵌合しておらず、ガイド部材58,59のガイド壁58a,59aに形成された切欠58b,59bに係合している。さらに、スライド部材80,81は、夫々トーションバネ82,83によって外側(係止解除方向)に付勢されているので、係合部80h,81hが切欠58b,59bに係合した状態に保持されている。
【0066】
そのため、ホルダ56は、スライド部材80,81を介してガイド部材58,59のガイド壁58a,59aによって挿入方向への移動が規制されている。よって、記録メディア46が挿入されるまでのホルダ56は、スライド部材80,81によって初期位置にロックされている。
図15(A)(B)はスライド部材80,81のクランプ動作後の状態を示す平面図である。図16はスライド部材80,81の各突出部の係合関係を示す図であり、(A)はスライド部材80,81の各突出部(ハッチングで示す)のクランプ動作後の状態を示す平面図、(B)は要部を拡大して示す図である。尚、図15(B)はホルダ56及びトーションバネ82,83を省略して示してある。
【0067】
図15(A)(B)に示されるように、スライド部材80,81は、挿入方向(A方向)に対して斜め20度の方向にスライドして左右両側から記録メディア46の側面に近接する方向に移動することで、係合部80h,81hがクランプ用凹部54に係合する。これで、記録メディア46は、両側からスライド部材80,81によって挟持されるようにクランプされ、且つクランプ用凹部54が係合部80h,81hによって係止される。そのため、記録メディア46は、クランプ機構76,77のクランプ動作によりホルダ56に保持された状態となる。
【0068】
図16(A)(B)に示されるように、スライド部材80,81は、記録メディア46の挿入操作によって、当接部80g,81gが挿入方向(A方向)に押圧されると共に、ガイドピン80e,80fが天板74aに形成された傾斜溝74e,74fに沿って移動するため、スライド部材80,81は、内側に移動して記録メディア46を両側からクランプするように動作する。
【0069】
その際、クランプ動作後のスライド部材80,81は、係合部80h,81hがガイド部材58,59のガイド壁58a,59aに形成された切欠58b,59bから離脱してクランプ用凹部54に嵌合している。これにより、スライド部材80,81は、ホルダ56に挿入された記録メディア46の両側を側方からクランプする。
【0070】
これと同時に、係合部80h,81hがクランプ用凹部54に嵌合し、且つ切欠58b,59bから離脱してホルダ56に対するロックを解除し、ガイド部材58,59のガイド壁58a,59aに沿ってA方向へ摺動可能になる。そのため、スライド部材80,81は、ホルダ56がクランプ位置から挿入方向に移動して装着位置に至る間は、ホルダ56に対するロックを解除したロック解除状態を保持し、且つガイド壁58a,59aを摺接して外側への変位(クランプ解除)を規制することで、内側に変位したクランプ状態に保持されている。
【0071】
図17はホルダ56に記録メディア46が挿入された状態を示す平面図である。
図17に示されるように、記録メディア46がホルダ56に挿入されてスライド部材80,81によって両側からクランプされるクランプ位置に挿入されると、スライド部材80の押圧部80iがメディア挿入検出スイッチ78の切片に当接してオン状態に切り替える。
【0072】
そのため、制御回路72は、後述するようにホルダ駆動機構60のモータ86を起動させてホルダ56をA方向に移動させる。モータ86の回転駆動力は、ウォーム90、ウォームホイール91、複数の減速ギヤ92〜95、ピニオン98を介してラック100に伝達される。そして、ラック100と一体的に構成されたホルダ56は、記録メディア46をクランプした状態のままA方向に搬送する。
【0073】
図18はホルダ56及び記録メディア46が装着位置に到着した状態を示す平面図である。図19はホルダ検出スイッチ68及び装着検出スイッチ70の検出動作を拡大して示す平面図である。
図18及び図19に示されるように、ホルダ駆動機構60の駆動によりホルダ56が装着位置の直前位置に到着すると、ラック100の後端部がホルダ検出スイッチ68の切片を押圧してオンに切り替える。さらに、ホルダ56が挿入方向に移動して装着位置に至ると、記録メディア46の挿入側端部46aが装着検出スイッチ70の切片を押圧してオンに切り替える。
【0074】
これにより、制御回路72は、ホルダ駆動機構60のモータ86の回転を停止させる。このようにホルダ56が装着位置に到着する過程で記録メディア46の挿入側端部46aに設けられたコネクタ50が基板66に設けられたメディア用コネクタ64に接続される。これにより、記録メディア46は、メディア用コネクタ64を介してデータの書き込み、あるいは読み込みが可能になる。
【0075】
ここで、上記のように装着された記録メディア46を排出するときのイジェクト動作について説明する。
イジェクト動作は、前面パネル16のイジェクト釦22が押圧操作されることで、イジェクトスイッチ73がオンになると、モータ86のロータ(図示せず)が装着動作時の逆方向に回転駆動されてホルダ56が排出方向(B方向)に移動させられて記録メディア46を挿入口20へ排出する。そして、ホルダ56が初期位置(図11に示す)に復帰すると共に、スライド部材80,81は、夫々トーションバネ82,83のバネ力により、係合部80h,81hがガイド部材58,59の切欠58b,59b(図18を参照)に嵌合するクランプ解除位置に変位する。
【0076】
これで、ホルダ56に挿入された記録メディア46をイジェクト方向に引き抜くことが可能になる。このように、ホルダ56が初期位置に駆動されて記録メディア46が排出された状態では、挿入口20の前面より記録メディア46の後端部が突出する。この記録メディア46の後端部突出量は、記録メディア46を把持する際の操作性を考慮し、操作者が指で記録メディア46を引き抜くのに十分な突出量に設定されている。
【0077】
図20は開閉機構62の開閉動作を示す図であり、(A)は蓋部材26を閉じた装着状態を示す側面図、(B)はイジェクト開始に伴う開動作の過程を示す側面図、(C)は蓋部材26を開いた状態を示す側面図、(D)はホルダ56が初期位置に復帰した状態を示す側面図、(E)は記録メディア46がホルダ56から引き出される状態を示す側面図、(F)は記録メディア46が挿入口20から引き抜かれた状態を示す側面図である。
【0078】
図20(A)に示されるように、ホルダ56が装着位置にあるとき、蓋部材26は挿入口20を閉じており、周囲から塵埃が内部に進入することを防止している。そして、前述したように、イジェクトスイッチ73がオンに操作されてモータ86が装着動作時の逆方向に回転駆動されると、ホルダ56が排出方向(B方向)に移動する。
【0079】
図20(B)に示されるように、ホルダ56が装着位置(図18参照)から排出方向(B方向)に移動してホルダ56と一体的に設けられた垂直壁100aの傾斜カム部100bがクランク部材106のカム部106bに摺接してクランク部材106を反時計方向に回動させる。これにより、クランク部材106に連結された開閉アーム112がA方向に変位して蓋部材26を開方向に回動させる。
【0080】
図20(C)に示されるように、ホルダ56が初期位置(図17参照)に移動すると、垂直壁100aの上端がクランク部材106のカム部106bに摺接してクランク部材106をさらに反時計方向に回動させる。これにより、クランク部材106に連結された開閉アーム112がさらにA方向に変位して蓋部材26を全開位置に回動させる。このとき、蓋部材26は、記録メディア46が通過する経路より上方に退避した開位置に保持される。
【0081】
図20(D)に示されるように、ホルダ56が初期位置に到着する直前では、上記図20(C)の場合と同様に、クランク部材106のカム部106bが垂直壁100aの上端に摺接しているので、開閉アーム112が蓋部材26を全開状態に保持している。そして、ホルダ56に収容された記録メディア46の後端部が全開状態とされた蓋部材26の下方を通過して挿入口20に近接対向する。
【0082】
また、ホルダ56が初期位置に到着する直前にスライド部材80,81は、トーションバネ82,83のバネ力により、係合部80h,81hがガイド部材58,59の切欠58b,59b(図18を参照)に嵌合するクランプ解除位置に変位する。これにより、スライド部材80,81の係合部80h,81hが左右側方に変位することでクランプ用凹部54から離脱して記録メディア46に対する係止(クランプ)を解除する。
【0083】
図20(E)に示されるように、ホルダ56により排出方向に搬送された記録メディア46は、前述したようにスライド部材80,81によるクランプ解除動作により排出方向(B方向)に押し出されて、挿入口20から突出した位置に移動する。
【0084】
このとき、蓋部材26は、記録メディア46の上面に摺接して開位置に保持されている。そして、開閉アーム112は、蓋部材26によって開位置に保持されており、クランク部材106のカム部106bは、垂直壁100a及び傾斜カム部100dを通過して凹部100cの上方に離間した位置に保持されている。
【0085】
図20(F)に示されるように、挿入口20から記録メディア46を引き抜くと、トーションバネ110のバネ力によりクランク部材106を時計方向に回動させて開閉アーム112をB方向へ移動させて蓋部材26を閉方向(反時計方向)へ回動させる。これにより、挿入口20は、蓋部材26により閉塞される。
【0086】
このように、開閉機構62は、ホルダ56の移動に連動して蓋部材26を開方向あるいは閉方向に回動させることで、記録メディア46の挿入動作あるいは排出動作を妨げないように蓋部材26を駆動するように構成されている。
【0087】
ここで、上記記録メディア46よりも奥行き寸法の大きい記録メディア36が装着される場合の装着動作について説明する。
図21は記録メディア36がホルダ56に挿入される状態を示す平面図である。図22は記録メディア36がホルダ56内でクランプされた状態を示す平面図である。図23は記録メディア36がホルダ56と共に装着された状態を示す平面図である。
【0088】
図21に示されるように、記録メディア36がホルダ56に挿入される際、記録メディア36の挿入側端部36aが蓋部材26を開方向に押圧してホルダ56内部に進入する。記録メディア36は、前述した小さい記録メディア46と同様に左右側面のガイド溝42に側板75b,75cの内壁に突出するガイド部75d,75eが嵌合して挿入方向及び高さ位置をガイドされる。
【0089】
さらに、記録メディア36がホルダ56内部をA方向に挿入されると、ホルダ56の天板74aに設けられたスライド部材80,81の当接部80g,81gが挿入方向(A方向)に押圧される。
【0090】
図22に示されるように、記録メディア36がホルダ56に挿入されてクランプ位置に至ると共に、スライド部材80,81が両側から記録メディア36をクランプする。そして、スライド部材80の押圧部80iがメディア挿入検出スイッチ78の切片に当接してオン状態に切り替える。
【0091】
そのため、制御回路72は、ホルダ駆動機構60のモータ86を起動させてホルダ56をA方向に移動させる。これにより、ホルダ56は、記録メディア46をクランプした状態のままA方向に搬送する。
【0092】
図22に示されるように、ホルダ駆動機構60の駆動によりホルダ56が装着位置の直前位置に到着すると、ラック100の後端部がホルダ検出スイッチ68の切片を押圧してオンに切り替える。さらに、ホルダ56が挿入方向に移動して装着位置に至ると、記録メディア36の挿入側端部36aが装着検出スイッチ70の切片を押圧してオンに切り替える。
【0093】
これにより、制御回路72は、ホルダ駆動機構60のモータ86の回転を停止させる。このようにホルダ56が装着位置に到着する過程で記録メディア36の挿入側端部36aに設けられたコネクタ40が基板66に設けられたメディア用コネクタ64に接続される。
【0094】
このように装着された記録メディア36は、排出側端部36bが挿入口20に嵌合されて挿入口20を閉塞した位置で停止する。従って、奥行き寸法の長い記録メディア36が装着された場合、蓋部材26は記録メディア36の上面に摺接して開位置に保持されている(図20(E)参照)。
【0095】
また、イジェクト動作は、前述した記録メディア46の場合と同様、モータ86の逆回転駆動によりホルダ56を排出方向へ移動させて記録メディア36を挿入口20から排出する。このように、ホルダ56が初期位置に到着して奥行き寸法の大きい記録メディア36が排出された状態では、記録メディア36の後端部が挿入口20の前面より全長の1/2程度突出しており、記録メディア36の重心位置、ホルダ56との摩擦により記録メディア36が挿入口20から脱落することの無い排出量に設定されている。
【0096】
ここで、ホルダ56を駆動するホルダ駆動機構60の搬送速度の制御方法について説明する。
図24はホルダ56の移動速度を3段階に変速する場合を示す平面図である。
【0097】
図24に示されるように、ホルダ56は、ホルダ駆動機構60によりA,B方向に移動する際、高速移動区間La,Lcと低速移動区間Lbとに分けて速度制御されてメディア挿入動作を行う。
【0098】
ホルダ駆動機構60のモータ86は、制御回路72によって印加電圧を段階的に制御されており、印加電圧の値によって回転数(駆動トルク)が切り替えられる。すなわち、高速移動区間Laでは、ホルダ56に記録メディア36,46が挿入されてクランプ機構76,77によってクランプされると、ホルダ56を高速移動して記録メディアの搬送をスムーズに行うと共に、挿入動作時間、及びイジェクト動作時間を短縮する。
【0099】
また、低速移動区間Lbでは、ホルダ56の移動速度を低速にして記録メディア36,46のコネクタ40,50をメディア用コネクタ64に確実に接続することが可能になり、制御回路72にて所定の時間をカウント後、高速移動区間Lcでは、再度高速移動(高トルク)にてメディア用コネクタ64に、記録メディア36、46のコネクタ40、50を装着させる。
【0100】
ここで、制御回路72の処理手順について図25、図26を併せ参照して説明する。
図25に示されるように、制御回路72は、ステップS11(以下「ステップ」を省略する)において、メディア挿入検出スイッチ78がオンかどうかをチェックする。
【0101】
記録メディア36がホルダ56に挿入されてクランプ位置に至ると共に、スライド部材80,81が両側から記録メディア36,46をクランプすると共に、スライド部材80の押圧部80iがメディア挿入検出スイッチ78の切片に当接してオン状態に切り替える。そのため、S11において、メディア挿入検出スイッチ78がオンになると、記録メディア36,46の挿入及びクランプが完了されたものと判断してS12に進み、モータ86への通電を開始してモータ86を起動させる。続いて、S13に進み、モータ86へ高電圧を印加してモータ86の回転数を高速回転(高トルク)に設定する。
【0102】
モータ86の回転駆動力は、ウォーム90、ウォームホイール91、複数の減速ギヤ92〜95、ピニオン98を介してラック100に伝達される。そして、ラック100を有するホルダ56は、記録メディア36,46をクランプした状態のまま高速移動区間Laを高速移動する。
【0103】
次のS14では、ホルダ検出スイッチ68がオンかどうかをチェックする。ホルダ検出スイッチ68は、ホルダ駆動機構60により挿入方向に駆動されたホルダ56が装着位置の直前位置に到着すると、ラック100の後端部がオンに切り替わる。そのため、S14において、ホルダ検出スイッチ68がオンになると、ホルダ56が装着位置の直前位置に到着したものと判断してS15に進み、モータ86へ低電圧を印加してモータ86の回転数を低速回転(低トルク)に切り替えて、ホルダ56の移動速度を減速する。
【0104】
低速回転に切り替え後、S16にて制御回路72が所定の時間をカウントし、低速移動区間Lbを移動させた後に、再度モータ86へ高電圧を印加してモータ86の回転数を高速回転(高トルク)に切り替える。これにより、ホルダ56の移動は、低速(低トルク)から高速(高トルク)に切り替わり、記録メディア36,46のコネクタ40,50は高速移動区間Lcを移動する間にメディア用コネクタ64に接続される。
【0105】
これにより、ホルダ56の移動速度は、低速から高速に切り替わり、記録メディア36,46のコネクタ40,50は高速移動区間Lcを移動する間にメディア用コネクタ64にスムーズに接続される。
【0106】
次のS17では、装着検出スイッチ70がオンになったかどうかをチェックする。装着検出スイッチ70は、ホルダ56により搬送された記録メディア36,46に押圧されてオンに切り替わり、記録メディア36,46が装着位置に到着し、コネクタ40,50がメディア用コネクタ64に接続されたことが検出される。
【0107】
S18において、装着検出スイッチ70がオンになると、モータ86への通電をオフにしてモータ86の回転駆動を停止させる。
【0108】
このように、モータ86の回転数を3段階に変速することにより、ホルダ56の搬送動作を効率良く行って記録メディア36,46の装着動作を確実、且つスムーズに行うことが可能になる。
【0109】
図26に示されるように、制御回路72は、S21において、イジェクトスイッチ73がオンかどうかをチェックする。イジェクトスイッチ73は、前面パネル16のイジェクト釦22が押圧操作されると、オンに切り替わる。そのため、S21において、イジェクトスイッチ73がオンになると、S22に進み、モータ86への逆極性の通電を開始してモータ86を装着動作時の逆方向に回転駆動する。続いて、S23に進み、モータ86へ高電圧を印加してモータ86の回転数を高速回転(高トルク)に設定する。そして、モータ86への電圧を切り替えずにホルダ56を高速回転(高トルク)で排出方向に移動させる。
【0110】
モータ86の逆回転駆動力は、ウォーム90、ウォームホイール91、複数の減速ギヤ92〜95、ピニオン98を介してラック100に伝達される。そして、ラック100を有するホルダ56は、記録メディア36,46をクランプした状態のまま高速移動で排出方向へ移動する。
【0111】
次のS24では、メディア挿入検出スイッチ78がオフかどうかをチェックする。S24において、ホルダ56内の記録メディア36,46が排出方向に押し出されてメディア挿入検出スイッチ78がオフになると、S25に進み、モータ86への通電をオフにしてモータ86の回転駆動を停止させる。
【0112】
このように、排出の際は常に、モータ86へ高電圧を印加して回転数を高速にすることにより、ホルダ56の排出方向への搬送を効率良く行って記録メディア36,46のイジェクト動作を確実、且つスムーズに行うことが可能になる。
【0113】
尚、本実施の形態では、モータ86の回転数を3段階に変速する場合を一例として挙げたが、これに限らず、4段階以上の切り替え制御を行うことも可能である。
【0114】
また、上記実施の形態では、記録メディア36または46を装着する場合を一例として挙げたが、これに限らず、他の形状の記録メディアを装着する装置にも適用できるのは勿論である。
【0115】
【発明の効果】
上述の如く、請求項1記載の発明によれば、クランプ機構がホルダ内の記録メディアを両側から挟持するため、ホルダに挿入された記録メディアを両側から確実にクランプして記録メディアの大きさの差違に拘らず、どの記録メディアでもスムーズに装着することができると共に、記録メディアを装置内部のコネクタに確実に接続することができる。
【0116】
また、請求項2記載の発明によれば、クランプ機構が記録メディアがホルダ内に挿入されるのに連動して記録メディアの側面に形成された凹部に係合する係合部材を有し、ホルダの移動と共に係合部材の退避動作を規制するため、ホルダに挿入された記録メディアを両側から確実にクランプして記録メディアの大きさの差違に拘らず、どの記録メディアでもスムーズに装着することができると共に、記録メディアを装置内部のコネクタに確実に接続することができる。
【0117】
また、請求項3記載の発明によれば、ホルダ駆動手段が、モータと、記録メディアがホルダ内のクランプ位置に挿入されたことを検出する検出スイッチと、モータの回転駆動力をホルダに伝達する伝達機構と、検出スイッチから出力された検出信号によりモータを起動し、ホルダと共にクランプ機構にクランプされた記録メディアがコネクタに接続される装着位置に到着すると、モータを停止させる制御手段と、を有するため、記録メディアの大きさの差違に拘らず、どの記録メディアでもスムーズに装着することができると共に、記録メディアを装置内部のコネクタに確実に接続することができる。
【0118】
また、請求項4の発明によれば、イジェクト操作されたことを検出するイジェクト検出部材と、ホルダが初期位置にあることを検出する初期位置検出手段と、を備えており、制御手段は、イジェクト検出部材からの信号によりモータを逆回転させて記録メディアを排出方向に搬送し、初期位置検出手段の検出によりモータの回転を停止させるため、記録メディアの大きさの差違に拘らず、どの記録メディアでもスムーズにイジェクトすることができる。
【0119】
また、請求項5の発明によれば、制御手段が、モータへの供給電圧を制御し、記録メディアが前記ホルダに挿入されたことが検出されるとホルダを装着方向に高電圧を印加して移動させ、メディアがコネクタに接続される直前にホルダを低電圧を印加して移動させ、所定のタイミングをカウント後、再度高電圧印加にて移動させ、コネクタに接続するため、記録メディアの大きさの差違に拘らず、どの記録メディアでもスムーズに装着することができると共に、記録メディアを装置内部のコネクタに低電圧駆動による低速移動で確実に接続することができ、装着動作時間も短縮できる。
【0120】
また、請求項6の発明によれば、制御手段は、モータへの供給電圧を制御し、イジェクト検出部材からの信号により、ホルダを排出方向に高電圧を印加して駆動し、記録メディアがコネクタから分離した後も、ホルダを高電圧を印加し排出方向に切り替え無しで移動させるため、記録メディアの大きさの差違に拘らず、どの記録メディアでもスムーズに排出することができると共に、記録メディアを装置内部のコネクタから確実に分離させることができる。
【0121】
また、請求項7の発明によれば、ホルダが、奥行き寸法の異なる記録メディアが選択的に挿入可能な構成とされ、ホルダ駆動手段が、ホルダに挿入された記録メディアの大きさに拘らず、モータを回転駆動させて装置内部に引き込み、記録メディアの挿入側端部が装置内に設けられたコネクタに接続される位置に移動したことが検出されるとモータの回転を停止させるため、記録メディアの大きさの差違に拘らず、どの記録メディアでもスムーズに装着することができると共に、記録メディアを装置内部のコネクタに確実に接続することができる。
【0122】
また、請求項8の発明によれば、挿入口を閉塞する蓋部材と、ホルダの移動に伴って蓋部材を閉位置に移動させ、あるいは挿入口を開放する開位置に移動させる開閉機構とを備えており、開閉機構は、ホルダに奥行き寸法の小さい記録メディアが挿入された場合には、ホルダの引き込み動作に連動して蓋部材を閉位置に移動させるため、記録メディアの大きさの差違に拘らず、どの記録メディアでもスムーズに装着することができる。
【0123】
また、請求項9の発明によれば、開閉機構が、ホルダに奥行き寸法の大きい記録メディアが挿入された場合には、蓋部材を記録メディアが通過するメディア挿入経路から退避させ、記録メディアの後端により挿入口を閉塞させるため、記録メディアの大きさの差違に拘らず、どの記録メディアでもスムーズに装着することができる。
【0124】
また、請求項10の発明によれば、開閉機構が、イジェクト操作によりモータが逆回転されてホルダを排出方向に移動させる排出初期段階に蓋部材をメディア搬送経路から退避させて挿入口を開放するため、記録メディアをスムーズに排出することができる。
【0125】
また、請求項11の発明によれば、ホルダが、奥行き寸法の異なる記録メディアを選択的に収容されると共に、ホルダへの記録メディア着脱は略水平方向に行われるように形成され、ホルダ駆動手段により初期位置に駆動される際、最短奥行きの記録メディアを初期位置へ排出し停止した状態では、少なくとも前記最短記録メディアの後端が前面挿入口より突出した位置にあり、最長奥行きの記録メディアを初期位置へ排出し停止した状態では、最長記録メディアがホルダより脱落しない排出量に設定されるため、記録メディアの奥行き寸法に拘らず、各サイズの記録メディアをスムーズに排出することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる記録メディア駆動装置の一実施例を示す図であり、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は背面図、(D)は左側面図、(E)は右側面図である。
【図2】2.5インチディスクの記録メディアの一例を示す図であり、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は側面図である。
【図3】1.8インチディスクの記録メディアの一例を示す図であり、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は側面図である。
【図4】カバー14を外した状態を示す平面図である。
【図5】(A)は前面パネル16を内側からみた背面図、(B)は蓋部材26の開閉動作を示す側面図である。
【図6】前面パネル16を外したシャーシ12の内部構造を示す縦断面図である。
【図7】ホルダ56の左側に配置されたスライド部材80の構成を示す図であり、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は背面図、(D)は側面図、(E)は底面図である。
【図8】ホルダ駆動機構60を部分的に拡大して示す平面図である。
【図9】ホルダ駆動機構60を左側からみた側面図である。
【図10】開閉機構62を側方からみた側面図である。
【図11】メディア挿入動作を説明するための平面図である。
【図12】メディア挿入動作を説明するための側面図である。
【図13】スライド部材80,81の動作前の状態を示す平面図である。
【図14】スライド部材80,81の各突出部の係合関係を示す図であり、(A)はスライド部材80,81の各突出部(ハッチングで示す)のクランプ動作前の状態を示す平面図、(B)は要部を拡大して示す図である。
【図15】スライド部材80,81のクランプ動作後の状態を示す平面図である。
【図16】スライド部材80,81の各突出部の係合関係を示す図であり、(A)はスライド部材80,81の各突出部(ハッチングで示す)のクランプ動作後の状態を示す平面図、(B)は要部を拡大して示す図である。
【図17】ホルダ56に記録メディア46が挿入された状態を示す平面図である。
【図18】ホルダ56及び記録メディア46が装着位置に到着した状態を示す平面図である。
【図19】ホルダ検出スイッチ68及び装着検出スイッチ70の検出動作を拡大して示す平面図である。
【図20】開閉機構62の開閉動作を示す図であり、(A)は蓋部材26を閉じた装着状態を示す側面図、(B)はイジェクト開始に伴う開動作の過程を示す側面図、(C)は蓋部材26を開いた状態を示す側面図、(D)はホルダ56が初期位置に復帰した状態を示す側面図、(E)は記録メディア46がホルダ56から引き出される状態を示す側面図、(F)は記録メディア46が挿入口20から引き抜かれた状態を示す側面図である。
【図21】記録メディア36がホルダ56に挿入される状態を示す平面図である。
【図22】記録メディア36がホルダ56内でクランプされた状態を示す平面図である。
【図23】記録メディア36がホルダ56と共に装着された状態を示す平面図である。
【図24】ホルダ56の移動速度を3段階に変速する場合を示す平面図である。
【図25】制御回路72が実行するメディア挿入時の処理手順を説明するためのフローチャートである。
【図26】制御回路72が実行するメディア排出時の処理手順を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
10 記録メディア駆動装置
12 シャーシ
14 カバー
16 前面パネル
18 後部パネル
20 挿入口
22 イジェクト釦
26 蓋部材
36 第1の記録メディア
46 第2の記録メディア
38,48 カートリッジ
40,50 コネクタ
42,52 ガイド溝
44,54 クランプ用凹部
56 ホルダ
58,59 ガイド部材
60 ホルダ駆動機構
62 開閉機構
64 メディア用コネクタ
66 基板
68 ホルダ検出スイッチ
70 装着検出スイッチ
72 制御回路
74,75 摺動部材
76,77 クランプ機構
78 メディア挿入検出スイッチ
80,81 スライド部材
86 モータ
88 伝達機構
96 減速ギヤ群
98 ピニオン
100 ラック
106 クランク部材
110 トーションバネ
112 開閉アーム

Claims (11)

  1. 記録メディアが挿入される挿入口と、
    該挿入口に挿入された前記記録メディアを収容するホルダと、
    該ホルダを装着位置へ移動させるホルダ駆動手段と、
    該ホルダ駆動手段により駆動されたホルダが装着位置に移動する過程で前記記録メディアに接続されるコネクタと、
    前記ホルダの側面に摺動可能に設けられ、前記記録メディアが前記ホルダ内に挿入すると共に、前記記録メディアの側面を押圧するクランプ機構と、
    を備えており、
    前記クランプ機構は、前記ホルダ内の前記記録メディアを両側から挟持することを特徴とする記録メディア駆動装置。
  2. 前記クランプ機構は、前記記録メディアが前記ホルダ内に挿入されるのに連動して前記記録メディアの側面に形成された凹部に係合する係合部材を有し、前記ホルダの移動と共に前記係合部材の退避動作を規制することを特徴とする請求項1記載の記録メディア駆動装置。
  3. 前記ホルダ駆動手段は、
    モータと、
    前記記録メディアが前記ホルダ内のクランプ位置に挿入されたことを検出する検出スイッチと、
    前記モータの回転駆動力を前記ホルダに伝達する伝達機構と、
    前記検出スイッチから出力された検出信号により前記モータを起動し、前記ホルダと共に前記クランプ機構にクランプされた記録メディアが前記コネクタに接続される装着位置に到着すると、前記モータを停止させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の記録メディア駆動装置。
  4. イジェクト操作されたことを検出するイジェクト検出部材と、
    前記ホルダが初期位置にあることを検出する初期位置検出手段と、
    を備えており、
    前記制御手段は、前記イジェクト検出部材からの信号により前記モータを逆回転させて前記記録メディアを排出方向に搬送し、前記初期位置検出手段の検出により前記モータの回転を停止させることを特徴とする請求項3記載の記録メディア駆動装置。
  5. 前記制御手段は、前記モータへの供給電圧を制御し、前記記録メディアが前記ホルダに挿入されたことが検出されると前記ホルダを装着方向に高電圧を印加して移動させ、前記記録メディアが前記コネクタに接続される直前に前記ホルダを低電圧を印加して移動させ、所定のタイミングをカウント後、再度高電圧印加にて移動させ、前記コネクタに接続することを特徴とする請求項3記載の記録メディア駆動装置。
  6. 前記制御手段は、前記モータへの供給電圧を制御し、前記イジェクト検出部材からの信号により、前記ホルダを排出方向に高電圧を印加して駆動し、前記記録メディアが前記コネクタから分離した後も、前記ホルダを高電圧を印加し排出方向に切り替え無しで移動させることを特徴とする請求項4記載の記録メディア駆動装置。
  7. 前記ホルダは、奥行き寸法の異なる記録メディアが選択的に挿入可能な構成とされ、
    前記ホルダ駆動手段は、前記ホルダに挿入された記録メディアの大きさに拘らず、前記モータを回転駆動させて装置内部に引き込み、前記記録メディアの挿入側端部が装置内に設けられた前記コネクタに接続される位置に移動したことが検出されると前記モータの回転を停止させることを特徴とする請求項3記載の記録メディア駆動装置。
  8. 前記挿入口を閉塞する蓋部材と、
    前記ホルダの移動に伴って前記蓋部材を閉位置に移動させ、あるいは前記挿入口を開放する開位置に移動させる開閉機構と、
    を備えており、
    前記開閉機構は、前記ホルダに奥行き寸法の小さい記録メディアが挿入された場合には、前記ホルダの引き込み動作に連動して前記蓋部材を閉位置に移動させることを特徴とする請求項1記載の記録メディア駆動装置。
  9. 前記開閉機構は、前記ホルダに奥行き寸法の大きい記録メディアが挿入された場合には、前記蓋部材を前記記録メディアが通過するメディア挿入経路から退避させ、前記記録メディアの後端により前記挿入口を閉塞させることを特徴とする請求項8記載の記録メディア駆動装置。
  10. 前記開閉機構は、イジェクト操作により前記モータが逆回転されて前記ホルダを排出方向に移動させる排出初期段階に前記蓋部材をメディア搬送経路から退避させて挿入口を開放することを特徴とする請求項8記載の記録メディア駆動装置。
  11. 記録メディアが挿入される挿入口と、
    該挿入口に挿入された前記記録メディアを収容するホルダと、
    該ホルダを装着位置または初期位置へ移動させるホルダ駆動手段と、
    を備えた記録メディア駆動装置であって、
    前記ホルダは、奥行き寸法の異なる記録メディアを選択的に収容されると共に、前記ホルダへの記録メディア着脱は略水平方向に行われるように形成され、前記ホルダ駆動手段により前記初期位置に排出される際、最短奥行きの記録メディアを初期位置へ排出し停止した状態では、少なくとも前記最短記録メディアの後端が前面挿入口より突出した位置にあり、最長奥行きの記録メディアを初期位置へ排出し停止した状態では、前記最長記録メディアが前記ホルダより脱落しない排出量に設定されることを特徴とする記録メディア駆動装置。
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