JP6024454B2 - ローディング機構およびそれを備えたディスク装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ローディング機構およびそれを備えたディスク装置に関する。
従来、車載用のディスクプレーヤ等のディスク装置では、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)などの円盤状のディスクを前面のスロットから挿入してクランプ位置にローディングするローディング機構が存在する。
特開2008−21381号公報 特開2008−16132号公報 特許第3725321号公報
しかしながら、上記従来の技術では、ディスクが回転する際の摺動摩擦を抑えるために、ディスクの挿入を検知する部材が回転中のディスクに接触することを防止するためのロックピンやこれを駆動するための駆動機構が必要となる。それにより、部品点数が増加してしまうため、ディスク装置の複雑化や大型化といった問題が存在した。
そこで本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、部品点数を増加させることなく、ディスクが回転する際の摺動摩擦を解消することが可能なローディング機構およびそれを備えたディスク装置を提供することを目的とする。
本発明によるローディング機構は、第1方向に沿って挿入されたディスクを前記第1方向に沿って引き込むローラと、前記第1方向に沿って第1所定位置に引き込まれた前記ディスクをクランプするクランプアームと、前記第1方向において前記第1所定位置より手前に位置する第2所定位置まで前記ディスクが到達したことを前記ディスクとの接触によって検知するトリガーアームと、前記トリガーアームにおける前記ディスクとの接触部を前記第1方向において前記第1所定位置よりも奥側の第3所定位置へ付勢するトリガーアームスプリングと、前記トリガーアームと当接した状態で前記接触部を前記第2所定位置へ付勢し、前記トリガーアームにより前記ディスクが前記第2所定位置まで到達したことが検知された場合に前記トリガーアームから離れるトリガースライダと、を備えることを特徴とする。
また、本発明によるディスク装置は、上記ローディング機構と、前記ローディング機構の少なくとも一部を覆う筐体と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、部品点数を増加させることなく、ディスクが回転する際の摺動摩擦を解消することが可能なローディング機構およびそれを備えたディスク装置を実現することができる。
図1は、本発明の一実施形態にかかるディスク装置の構成例を示す分解斜視図である。 図2は、図1に示すディスク装置におけるローディング機構の構成例を示す上視図である。 図3は、本実施形態にかかるトリガー機構の構成を示す図である。 図4は、本実施形態にかかるディスク装置にディスクが挿入された際のトリガー機構の動作を説明するための図である(その1)。 図5は、本実施形態にかかるディスク装置にディスクが挿入された際のトリガー機構の動作を説明するための図である(その2)。 図6は、本実施形態にかかるディスク装置にディスクが挿入された際のトリガー機構の動作を説明するための図である(その3)。 図7は、本実施形態にかかるディスク装置からディスクを排出する際のトリガー機構の動作を説明するための図である(その1)。 図8は、本実施形態にかかるディスク装置からディスクを排出する際のトリガー機構の動作を説明するための図である(その2)。 図9は、本実施形態にかかるディスク装置からディスクを排出する際のトリガー機構の動作を説明するための図である(その3)。 図10は、本実施形態にかかるローラアーム機構を右前方より見た斜視図である。 図11は、本実施形態にかかるローラアーム機構を右後方から見た斜視図である。 図12は、本実施形態におけるディスク挿入待機状態時のローラアーム機構の状態を示す図である。 図13は、本実施形態においてディスク挿入待機状態の際に誤った操作によってローラアームが回転した場合のローラアーム機構の状態を示す図である。 図14は、本実施形態においてディスクの挿入動作を開始した際のローラアーム機構の状態を示す側視図である。 図15は、本実施形態におけるディスク挿入禁止状態時のローラアーム機構を示す図である。 図16は、本実施形態における2枚入れ防止機構の構成を示す斜視図である。 図17は、本実施形態におけるディスク挿入待機状態の際の爪とスロットとの位置関係を示す図である。 図18は、本実施形態におけるディスク挿入待機状態からディスク挿入禁止状態へ遷移した際の爪とスロットとの位置関係を示す図である。 図19は、本実施形態におけるディスク挿入禁止状態で爪の一部が天井に設けられた溝に嵌挿された状態を示す図である。 図20は、本実施形態におけるディスク挿入禁止状態の際にディスクを挿入しようとした場合の様子を示す図である。 図21は、本実施形態における爪によってディスクの挿入が阻害される様子を示す図である。 図22は、本実施形態におけるディスク挿入禁止状態の際にディスクを挿入しようとした場合の爪とディスクとの関係を示す図である。 図23は、本実施形態によるトラバースロック機構の構成を説明するための図である。 図24は、本実施形態によるトラバースロック機構のディスク排出時の動作を説明するための図である(その1)。 図25は、本実施形態によるトラバースロック機構のディスク排出時の動作を説明するための図である(その2)。 図26は、本実施形態によるトラバースロック機構のディスク排出時の動作を説明するための図である(その3)。 図27は、本実施形態によるトラバースロック機構のディスク排出時の動作を説明するための図である(その4)。 図28は、本実施形態によるトラバースロック機構のディスク排出時の動作を説明するための図である(その5)。 図29は、本実施形態にかかるディスクガイドの概略構成例を示す図である。 図30は、本実施形態にかかるスライダの移動量とクランプアームの高さとの関係を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態にかかるローディング機構およびそれを備えたディスク装置を詳細に説明する。
図1は、実施形態にかかるディスク装置の構成例を示す分解斜視図である。図2は、図1に示すディスク装置におけるローディング機構の構成例を示す上視図である。
図1に示すように、ディスク装置1は、ローディング機構10と、上部筐体20と、下部筐体30とを備えている。ローディング機構10は、アウターシャーシ101をベースとして組み立てられている。上部筐体20および下部筐体30は、それぞれアウターシャーシ101に搭載された機構を上部または下部から覆うように、アウターシャーシ101に対して上方または下方から固定される。
図1および図2に示すように、ローディング機構10は、アウターシャーシ101の他に、アウターシャーシ101に対してフローティングの状態にあるトラバース(フローティングシャーシともいう)102を備える。トラバース102は、振動や熱の面でアウターシャーシ101から分離するために、たとえばバネやゴムなどの弾性体を用いてアウターシャーシ101に取り付けられる。ただし、これに限定されず、トラバース102がアウターシャーシ101に対して縦横3次元に変位可能であれば、どのような取り付け構造であってもよい。
アウターシャーシ101には、ローラ111およびローラアーム112と、モータ113およびギアユニット114と、ギアブラケット127およびギアホルダ141と、トリガースライダ126およびスライダ124とが設けられる。
ローラ111は、ディスク装置1におけるディスク40(図4等参照)の挿入/排出口であるスロットIN付近のアウターシャーシ101に回転可能に取り付けられる。ローラ111には、ディスク40をローディング機構10の内部に収容している場合に別のディスクの挿入を防止するためのローラアーム112が固定されている。
トリガースライダ126およびスライダ124は、アウターシャーシ101のサイドに、ディスク40の挿入/排出方向D1(±Y方向:第1方向)に沿ってスライド可能に設けられる。トリガースライダ126は、トリガースライダスプリング125によって、スライダ124に対して−Y方向へ付勢されている。スライダ124は、不図示のスライダスプリングによってアウターシャーシ101に対して−Y方向へ付勢されている。
モータ113は、たとえば外部の駆動回路から入力された駆動電力に基づいて駆動する。モータ113で発生した駆動力は、複数のギアが噛み合って構成されたギアユニット114に伝達される。ギアユニット114は、ギアホルダ141およびギアブラケット127が形成する空間内に収容されている。ギアユニット114における各ギアの回転軸は、たとえばギアホルダ141に取り付けられている。
また、トラバース102には、クランプアーム121が回転自在に取り付けられる。クランプアーム121には、クランプ161の他に、トリガーアーム122が回転自在に取り付けられる。トリガーアーム122におけるディスク40と接触する端は、一端がアウターシャーシ101に固定されたトリガーアームスプリング123によって−Y方向へ付勢されている。
以上のような概略構成において、スロットINからディスク40が挿入されると、挿入されたディスク40がローラ111によってローディング機構10の内部に引き込まれる。その後、ディスク40によってトリガーアーム122を介してトリガースライダ126が押されると、不図示の制御回路の制御の下でモータ113がディスク引き込み方向へ回転し始める。これにより、ローラ111の回転が停止するとともに、スライダ124にモータ113の駆動力が伝達されて、スライダ124がY方向へ移動する。その後、スライダ124の移動に伴い、ディスク40をクランプ位置(第1所定位置)へ引き込み後、クランプアーム121が降りてディスク40がクランプ161でクランプされるとともに、ローラアーム112が持ち上がってスロットINが閉じられる。
また、不図示の制御回路よりディスク40の排出が指示されると、この指示に基づいてモータ113がディスク排出方向へ回転し始める。モータ113に発生した駆動力は、スライダ124に伝達されて、スライダ124が−Y方向へ移動する。その後、スライダ124の移動に伴い、クランプアーム121が持ち上がってディスク40のクランプが解除されてディスク40がローラ111へ供給され、ローラアーム112が降りてスロットINが解放されるとともに、ローラ111がディスク排出方向に回転し始め、ディスク40が排出される。
つぎに、図1および2に示すローディング機構10の各部について、図面を用いて詳細に説明する。
・トリガー機構
まず、ディスク40をクランプするクランプ動作のトリガーとなるトリガーアーム122を機能させるトリガー機構について、図面を用いて詳細に説明する。
(構成)
図3は、本実施形態にかかるトリガー機構の構成を示す図である。図3(a)は、トリガー機構の斜視図を示し、図3(b)は、トリガー機構の上視図を示す。図3に示すように、トリガー機構は、トリガーアーム122と、トリガーアームスプリング123と、トリガースライダ126と、トリガースライダスプリング125とを備える。
トリガーアーム122は、回転支点122aを軸として回転方向A4に回転自在にクランプアーム121に取り付けられる。トリガーアーム122の一方の端には、トリガーアームスプリング123の一端が係止される係止部122bが形成されている。トリガーアームスプリング123の他端は、トラバース102に形成された支柱状のバネ支点123aに係止される。したがって、トリガーアーム122は、通常、ローディング機構10の奥側(回転方向A4a)へ付勢されている。このときのトリガーアーム122におけるディスク接触端(係止部122b側)の位置を第3所定位置とする。この第3所定位置は、第1所定位置よりも挿入/排出方向D1において奥側(−Y方向)である。
トリガーアーム122の他方の端には、トリガースライダ126の先端126aと当接する当接部122cが形成されている。ここで、当接部122cは、トラバース102がアウターシャーシ101に対して変位した場合でも、移動軸A5に沿って移動してきたトリガースライダ126の先端126aと適切な位置で当接することを確保するために、適度な幅と形状を有している。
トリガースライダ126は、アウターシャーシ101に設けられた不図示のレールに沿ってスライド可能に設けられる。レールは、挿入/排出方向D1と平行な方向に延在する。したがって、トリガースライダ126は、挿入/排出方向D1と平行な移動軸A5に沿ってスライドする。このトリガースライダ126は、一方の端がギアホルダ141に係止されたトリガースライダスプリング125によって、ローディング機構10の奥側(−Y方向)に付勢されている。
トリガースライダ126には、移動軸A5と平行な方向に延在するラックギア126cが形成されている。このラックギア126cは、ギアユニット114におけるピニオンギア1141と噛み合うことが可能である。ピニオンギア1141には、モータ113で発生した駆動力がギアユニット114中の他のギアを介して伝達される。したがって、トリガースライダ126は、ラックギア126cがピニオンギア1141と噛み合っている状態では、モータ113からの駆動力によって移動軸A5に沿って移動する。
ここで、トリガースライダ126の先端126aとトリガーアーム122の当接部122cとの接触位置では、トリガースライダスプリング125による付勢力の方が、トリガーアームスプリング123による付勢力よりも大きい。そのため、トリガーアーム122がディスク40で押されていない状態、および、トリガースライダ126がモータ113からの駆動力によって奥側(−Y方向)に押されていない状態では、トリガーアーム122の係止部122b側は、トリガースライダ126によって押進されて、ローディング機構10の手前側(図4の回転方向A4b参照)へ回転した状態となっている。この状態では、トリガースライダ126のラックギア126cは、ピニオンギア1141と噛み合っていない。なお、このときのトリガーアーム122におけるディスク接触端の位置を第2所定位置とする。この第2所定位置は、第1所定位置よりも挿入/排出方向D1において手前(Y方向)である。
トリガーアーム122がディスク40によって押されると、トリガーアーム122の当接部122cによってトリガースライダ126が移動軸A5に沿って押進される。すると、トリガースライダ126のラックギア126cがピニオンギア1141と噛み合う。その結果、モータ113の駆動力がギアユニット114を介してトリガースライダ126へ伝達され、トリガースライダ126が不図示の制御回路の制御下に置かれる。
トリガースライダ126とスライダ124とは、トリガースライダ126に形成された溝レール126bと、スライダ124に形成された突起124cとによって互いに摺動可能に係合される。したがって、溝レール126bが突起124cに当接するまでは、トリガースライダ126とスライダ124とは連動して移動せず、溝レール126bが突起124cに当接してからは、トリガースライダ126とスライダ124とは連動して移動軸A5に沿って移動する。
(動作)
つづいて、トリガー機構のディスク挿入/排出時の動作について、図面を用いて詳細に説明する。図4〜図6は、ディスク装置にディスクが挿入された際のトリガー機構の動作を説明するための図である。図7〜図9は、ディスク装置からディスクを排出する際のトリガー機構の動作を説明するための図である。なお、各図において、(a)はトリガー機構の側視図を示し、(b)はトリガー機構の上視図を示す。
まず、ディスク挿入時の動作について説明する。ディスク装置1のスロットINから挿入されたディスク40は、ローラ111の回転動作によってローディング機構10の内部に導かれる。このとき、図4に示すように、ディスク40がローディング機構10内部のクランプ位置に未だ到達しない段階では、トリガーアーム122の一方の端(係止部122b側)は、ディスク40の縁によって押進されていない。そのため、トリガーアーム122は、トリガースライダスプリング125によって付勢されたトリガースライダ126によって押進されて、回転方向A4aと反対方向である回転方向A4bへ回転した位置にある。
つぎに、図5に示すように、ディスク40がクランプ位置に到達すると、トリガーアーム122の一方の端(係止部122b側)がディスク40に押される。これにより、トリガーアーム122が回転支点122aを軸として回転方向A4aへ回転し、トリガーアーム122の他方の端にある当接部122cがトリガースライダ126の先端126aを押進する。その結果、トリガースライダ126が移動軸A5に沿ってA5a方向へ移動し、トリガースライダ126のラックギア126cとギアユニット114のピニオンギア1141とが噛み合う。なお、トリガーアーム122に対してスイッチ等を設けてディスク40の挿入を検知し、ディスク40が挿入された場合にモータ113を駆動するように構成してもよい
その後、図6に示すように、ラックギア126cとピニオンギア1141とが噛み合った状態では、モータ113で発生した駆動力がギアユニット114を介してトリガースライダ126へ伝達され、トリガースライダ126がさらにA5a方向へ移動する。その結果、トリガースライダ126の先端126aがトリガーアーム122の当接部122cから離れ、トリガーアーム122がトリガースライダスプリング125によって回転方向A4aへ付勢される。これにより、トリガーアーム122におけるディスク40との接触部が(係止部122b側の端)がローディング機構10の奥側(−Y方向)の位置に付勢される。この位置では、トリガーアーム122とディスク40とは接触しない。そのため、トリガーアーム122とディスク40との摺動摩擦を解消することができる。
また、モータ113で発生した駆動力がギアユニット114を介してトリガースライダ126へ伝達されてトリガースライダ126がさらにA5a方向へ移動した結果、図6に示すように、トリガースライダ126の溝レール126bがスライダ124の突起124c内の端に当接し、トリガースライダ126とスライダ124とが連動してA5a方向へ移動する。すなわち、スライダ124がモータ113の駆動力によって移動するようになる。
つぎに、ディスク排出時の動作について説明する。図7に示すように、外部の駆動回路等からディスク排出用の駆動電力がモータ113に入力されると、モータ113は、トリガースライダ126をA5b方向へ移動させる駆動力を発生する。モータ113で発生した駆動力は、ギアユニット114を介してトリガースライダ126に伝達され、これにより、トリガースライダ126がA5b方向へ移動する。
トリガースライダ126がA5b方向へ移動すると、図8に示すように、トリガースライダ126の先端126aがトリガーアーム122の当接部122cと当接する。なお、スライダ124は、突起124c内側の端がトリガースライダ126の溝レール126bに当接次第、トリガースライダ126と連動してA5b方向へ移動するようになる。
その後、図9に示すように、トリガースライダ126は、ラックギア126cとピニオンギア1141との噛み合わせが外れるまで、トリガーアーム122の当接部122cを押進する。これにより、トリガーアーム122が回転方向A4bに回転した状態となる。また、クランプされていたディスク40は、トリガーアーム122の回転方向A4bへの回転によって押し出されてローラ111を含む挿入/排出機構に挟持され、その後、ローラ111の回転によってスロットINから排出される。
このようなトリガー機構によれば、ディスク40がクランプされている状態では、トリガーアーム122とディスク40との接触を回避できるため、ディスク40が回転する際の摺動摩擦を解消することができる。また、ディスク40をクランプしている状態で、トリガーアーム122がディスク40に接触することを防止するためのロックピンなどの構成が不要であるため、少ない部品点数でディスク40が回転する際の摺動摩擦を解消することが可能である。さらに、以上の構成では、トリガーアーム122をトラバース102に設けているため、たとえばアウターシャーシ101に設ける場合と比較して省スペース化を図ることができる。
・ローラアーム機構
つぎに、ディスク40を挿入/排出するローラアーム機構について、図面を用いて詳細に説明する。
(構成)
図10および図11は、本実施形態にかかるローラアーム機構の構成を示す図である。図10は、ローラアーム機構を右前方より見た斜視図であり、図11は、ローラアーム機構を右後方から見た斜視図である。図10および図11に示すように、ローラアーム機構は、ローラ111と、ローラアーム112と、アップダウンレバー142とを備える。
ローラ111は、たとえばゴム等の弾性体で形成された円筒状の回転体である。ローラ111のたとえば一方の端部には、ギアユニット114のいずれかのギアと噛み合うギアが設けられている。したがって、ローラ111は、モータ113で発生した駆動力によって、回転軸111aを軸として回転する。すなわち、ローラ111は、外部の制御回路の制御にしたがって回転することで、ディスク40の挿入/排出動作を実行する。
ローラアーム112は、ローラ111の両端部をそれぞれ回転自在に保持する保持部112aと、ディスク40の挿入を制限するブロックアーム112bとを備える。ブロックアーム112bの先端には、U字状の爪112cが設けられている。このローラアーム112は、両端にそれぞれ設けられた回転支点(図16の112e参照)を中心に回転自在に、アウターシャーシ101に固定されたギアブラケット127に取り付けられる。したがって、ローラアーム112に保持されたローラ111は、ローラアーム112の回転によって上下移動することができる。
ローラ111のたとえばギアユニット114側の端は、アップダウンレバー142と当接する。アップダウンレバー142は、回転支点142cを軸として回転自在に、アウターシャーシ101に固定されたギアホルダ141に取り付けられる。このアップダウンレバー142は、ローラ111の一方の端に上側から当接するアーム部142bと、回転支点142cを挟んでアーム部142bと反対側に設けられたレバーダボ142aとを備える。レバーダボ142aは、スライダ124の傾斜部124dの斜面と当接する。したがって、アップダウンレバー142は、スライダ124の移動に伴って回転支点142cを中心に回転する。この構成により、ローラ111の上下動をスライダ124によって制御することが可能となる。
また、ローラ111のギアユニット114側の端を保持する保持部112aには、ストッパ112dが設けられる。ストッパ112dは、L字状に曲がった爪の形状をしている。このストッパ112dは、ローラ111が下方へ押し下げられていない状態では、アップダウンレバー142のアーム部142b先端に突き当たることで、ローラアーム112の回転を抑止する。すなわち、ストッパ112dは、不図示の制御回路がローラ111を押し下げる制御を行っていない場合に、ローラアーム112がユーザによって押されてディスクが無理やり挿入されてしまうことを防止する機能を果たす。
(動作)
つづいて、ローラアーム機構の動作について、図面を用いて詳細に説明する。図12は、ディスクがローディング機構の内部に格納されていない際、すなわちディスク挿入を待機している際のローラアーム機構の状態(以下、ディスク挿入待機状態という)を示す図であり、図12(a)はその斜視図を示し、図12(b)はその側視図を示す。図13は、ディスク挿入待機状態の際に誤った操作によってローラアームが回転した場合のローラアーム機構の状態を示す図であり、図13(a)はその斜視図を示し、図13(b)はその側視図を示す。図14は、ディスクの挿入動作を開始した際のローラアーム機構の状態を示す側視図である。図15は、ディスクがローディング機構の内部に格納されている際のローラアーム機構の状態(以下、ディスク挿入禁止状態という)を示す図であり、図15(a)はその斜視図を示し、図15(b)はその側視図を示す。
図12に示すように、ローディング機構10の内部にディスク40が格納されておらず、ディスク40の挿入を待機するディスク挿入待機状態である場合、スライダ124は、ローディング機構10の奥側(−Y方向)に位置している。その状態では、アップダウンレバー142のレバーダボ142aは、スライダ124における傾斜部124dの斜面を滑り上がっていないため、アップダウンレバー142はローラ111を押し下げていない。
図12に示す状態で、ローラアーム112がたとえば外力によって直接的にローラ111を下げる方向(図面中、左回転)に回転させられると、図13に示すように、ローラアーム112の保持部112aに設けられたストッパ112dがアップダウンレバー142のアーム部142b先端に突き当たる。これにより、ローラアーム112の回転(図面中、左回転)が抑止される。その結果、たとえば図13(b)に示すように、スロットINから挿入されたディスク40等によってローラ111が押し下げられることを防止できるため、ローディング機構10の内部が不適切(たとえば誤った方向)に挿入されたディスク40等によって破損されることを防止できる。また、誤ってディスク40が挿入されてもローラアーム112が回動しないので、ブロックアーム112bの先端部によってディスク40の表面を傷付けることが無い。
一方、図14に示すように、ディスク40の挿入動作を開始すると、スライダ124が移動軸A5に沿ってY方向(図面中、右方向)へ移動する。すると、アップダウンレバー142のレバーダボ142aがスライダ124における傾斜部124dの斜面を滑り上がり始め、これにより、アップダウンレバー142が回転支点142cを軸として、図面中右回転に回転する。これにより、アップダウンレバー142のアーム部142bがストッパ112dとローラ111との間に挿入されるため、ストッパ112dに阻害されずに、ローラ111を押し下げ始める。
その後、図15に示すように、ディスク40の挿入が完了し、ディスク40がクランプされた状態、すなわち、アップダウンレバー142のレバーダボ142aが傾斜部124dの斜面を上がりきった状態では、アップダウンレバー142のアーム部142bがローラ111を所定位置まで押し下げている。これにより、ローラアーム112のブロックアーム112bによって、スロットINからのディスクの更なる挿入が禁止されたディスク挿入禁止状態となる。
このようなローラアーム機構によれば、ローラアーム112の保持部112aに設けたストッパ112dという簡易な構成によってローラ111の不用意な押し下げを防止できるため、たとえばカム溝などの別部品を用いる場合よりもローラアーム機構の小型化および省スペース化が可能となる。また、正規のディスク40よりも厚みのあるものが挿入された場合でも、ストッパ112dによってローラ111の押し下げを防止できるため、正規でない厚みのある板状のものがローディング機構10の内部にロードされてしまうことを防止できる。
・2枚入れ防止機構
つぎに、ローラアーム機構に設けられた2枚入れ防止機構について、図面を用いて詳細に説明する。
図16は、本実施形態における2枚入れ防止機構の構成を示す斜視図である。図17は、ディスク挿入待機状態の際の爪とスロットとの位置関係を示す図である。図18は、ディスク挿入待機状態からディスク挿入禁止状態へ遷移した際の爪とスロットとの位置関係を示す図である。図19は、ディスク挿入禁止状態で爪の一部が天井に設けられた溝に嵌挿された状態を示す図である。図20は、ディスク挿入禁止状態の際にディスクを挿入しようとした場合の様子を示す図である。図21は、爪によってディスクの挿入が阻害される様子を示す図である。図22は、ディスク挿入禁止状態の際にディスクを挿入しようとした場合の爪とディスクとの関係を示す図である。
図16に示すように、ローラアーム112のブロックアーム112b先端には、それぞれ爪112cが設けられている。これらの爪112cは、2枚目のディスクの挿入を防止する2枚入れ防止機構として機能する。なお、2枚目のディスクの挿入とは、ローディング機構10内に既にディスク40がクランプされている状態で別のディスクを挿入しようとすることを意味する。
各ブロックアーム112bの先端に設けられた爪112cは、それぞれU字を横にした形状の溝を有する。2つの爪112cは、互いに溝の開口を向かい合わせるように、横方向(X軸方向)に離間して配置されている。溝の幅は、たとえばディスク40の幅と同程度であってよい。なお、横とは、ディスク40を挿入する際のディスク平面と平行な方向であって、ディスク40の挿入/排出方向D1と垂直な方向である。
また、爪112cは、たとえばディスク挿入禁止状態にある際に、ローディング機構10内部へ向く方向(−Y方向)に傾いている。この傾きの角度は、たとえば45°であってよいが、これに限定されるものではない。
図17に示すように、爪112cは、ディスク挿入待機状態では、スロットINに対して下方へ退避している。この状態では、ディスク40がスロットINよりローディング機構10内部へ挿入されることを防止していない。
図18に示すように、ディスク挿入待機状態からディスク挿入禁止状態へ遷移すると、爪112cは、ブロックアーム112bの回転によって上昇する。それにより、図19に示すように、爪112cの上部先端の一部が、ローディング機構10を上方から覆う上部筐体20内側の天井21に設けられた溝22に進入する。その結果、スロットINが図面中縦方向(Z軸方向)に亘って爪112cにより遮られる。
スロットINが図面中縦方向(Z軸方向)に亘って爪112cにより遮られた状態では、図20に示すように、スロットINからのディスク40の挿入が爪112cによって防止される。すなわち、スロットINからディスク40を挿入しようとすると、図21に示すように、ディスク40の縁41が2つの爪112cにそれぞれ形成されたU字型の溝に係止する。その結果、図22に示すように、ディスク40のローディング機構10内部への挿入が防止される。
また、U字型の溝だけでなく、爪112cの傾きによっても、ディスク40のローディング機構10内部への挿入が防止される。すなわち、スロットINから挿入されたディスク40が爪112cの傾きによって上部筐体20の天井21へ導かれて当接することで、ディスク40のローディング機構10内部への挿入が防止される。
このような2枚入れ防止機構によれば、ブロックアーム112bの先端に設けたU字型の爪112cという簡易な構成によって、2枚目のディスクの挿入を防止することができる。また、爪112cの先端の一部を天井21に設けた溝22に進入させることで、より確実に2枚目のディスクの挿入を防止することができ、さらに、爪112cをローディング機構10の内側へ向けて傾けることで、ローラアーム112のY方向の寸法を−Y方向に短くすることができる。
・トラバースロック機構
つぎに、アウターシャーシ101に対して変位可能に搭載されたトラバース102を必要に応じてアウターシャーシ101に対してロックする機構(以下、トラバースロック機構という)について、図面を用いて詳細に説明する。
(構成)
図23は、本実施形態によるトラバースロック機構の構成を説明するための図である。図23において、(a)はトラバースロック機構の上視図を示し、(b)はトラバースロック機構の側視図を示す。なお、図23では、説明の簡略化のため、ローディング機構10における説明に必要な構成を模式的に表している。
図23に示すように、トラバースロック機構は、Y方向固定軸102yと、Z方向固定軸102zと、ロックアーム(第1ロック部)171と、スライダ124におけるトラバース102側の側面に設けられた凸部124fと、スライダ124におけるトラバース102側に設けられた不図示の凹状の溝レール(第2ロック部)とを有する。この溝レール(不図示)は、スライダ124の移動軸、すなわちY方向に沿って延在する。
Y方向固定軸102yは、トラバース102の底面に固定されている。このY方向固定軸102yは、アウターシャーシ101との間にトラバース102がZ方向へ変位するための間隙を有する。また、Z方向固定軸102zは、トラバース102におけるスライダ124側の側面に固定されている。このZ方向固定軸102zは、ディスク装置1の内側面を形成する上部筐体20または下部筐体30との間にトラバース102がX方向へ変位するための間隙を有する。
ロックアーム171は、回転支点171aを中心として回転可能にアウターシャーシ101に設けられる。このロックアーム171は、図面中時計回り(回転方向A6と反対方向)へ回転した際にY方向固定軸102yと係合する溝171cと、スライダ124に設けられた凸部124fと当接する凸レール171bとを有し、不図示のスプリングによって、図面中半時計回りである回転方向A6に付勢されている。
Z方向固定軸102zは、移動軸A5に沿って移動した際に、これの側面に形成された溝レール(不図示)と係合し、上下方向から挟持される。
(動作)
つづいて、トラバースロック機構の動作について、図面を用いて詳細に説明する。図24〜図28は、本実施形態によるトラバースロック機構のディスク排出時の動作を説明するための図である。なお、図24〜図28では、図23と同様に、説明の簡略化のため、ローディング機構10における説明に必要な構成を模式的に表している。また、各図において、(a)はトラバースロック機構の上視図を示し、(b)はトラバースロック機構の側視図を示す。
まず、図24に示すように、ディスク40がローディング機構10内部でクランプされた状態では、ロックアーム171が回転方向A6へ付勢され、スライダ124が移動軸A5上のスロットIN側に退避しているため、Y方向固定軸102yはロックアーム171の溝171cに係合しておらず、また、Z方向固定軸102zはスライダ124の溝レール(不図示)に挟持されていない。そのため、トラバース102は、アウターシャーシ101に対してフローティングした状態にある。
つぎに、外部の制御回路によってディスク排出の制御が実行されると、図25に示すように、スライダ124が移動軸A5に沿ってA5b方向に移動する。すると、スライダ124の側面に形成された凸部124fが、ロックアーム171の側面に形成された凸レール171bと当接し、これを図面中時計回り(回転方向A7)へ押す。その結果、ロックアーム171の溝171cがY方向固定軸102yと係合し、トラバース102のY方向への移動がロックされる。また、スライダ124の移動によって、スライダ124の側面に形成された溝レール(不図示)がZ方向固定軸102zと係合し、これを上下方向から挟持する。その結果、トラバース102のZ方向への移動がロックされる。すなわち、ディスク排出動作の過程において、トラバース102のY方向およびZ方向への移動がロックされる。
つぎに、図26に示すように、スライダ124の凸部124fがロックアーム171の凸レール171bを通りすぎるまでスライダ124がA5b方向へ移動すると、ロックアーム171を図面中時計回り(回転方向A7)へ押す力がなくなるため、ロックアーム171が不図示のスプリングによって図面中反時計回り(回転方向A7a)へ回転する。その結果、Y方向固定軸102yと溝171cとの係合が外れ、トラバース102がY方向へ移動できるようになる。ただし、トラバース102のZ方向への移動はロックされた状態が維持される。
また、この段階では、スライダ124の上部に設けられた傾斜部124bと、クランプアーム121に設けられた持上部121bとが当接し、持上部121bが傾斜部124bの側面を滑り上がることで、クランプアーム121がA8方向へ持ち上げられる。その結果、ディスク40のクランプが外れ、ディスク40が排出可能な状態となる。
その後、図27に示すように、ディスク40が排出方向D1aへ移動してローラ111へ供給され、ローラ111の回転駆動によってスロットINから排出される。ディスク40が排出された状態では、図28に示すように、トラバース102は、X方向およびY方向D3に移動可能な状態になる。また、クランプアーム121は、スライダ124の傾斜部124b上面によって持上部121bが持ち上げられることで、開いた状態を維持する。
このようなトラバースロック機構によれば、ディスク排出時に、トラバース102の移動をロックすることができる。それにより、ディスク排出時におけるローラ111とのディスク40の受渡しを円滑且つ確実に行うことが可能となる。また、トラバースロック機構は、スライダ124の移動によって動作するため、複雑な制御や機構を必要とせず、より簡易且つ少ない部品点数で実現することができる。また、落下衝撃時等のトラバース102の受けを、強度の取りにくい駆動部品で受けることなく、強度の強いアウターシャーシ101で受けることが出来る。
・ディスクガイド
つぎに、スロットINから出入りするディスク40を正しい挿入/排出方向D1へガイドするための構成について、図面を用いて詳細に説明する。
図29は、本実施形態にかかるディスクガイドの概略構成例を示す図であり、図29(a)はディスクガイド23を含むディスク装置1をスロットIN側から見た際の正面図であり、図29(b)はディスクガイド23が形成された上部筐体20内部の天井21の概略構成を示す平面図である。
図29に示すように、上部筐体20の天井21に設けられたディスクガイド23は、天井21の中央部に近づくにつれて高さが低くなる2つの凸状平板が、図面中左右対称となるように天井21に設けられた構成を備える。各ディスクガイド23は、スロットIN側(Y方向)を向く第1面と、天井21の中央部側の第2面と、ローディング機構10の奥側(−Y方向)を向く第3面と、天井21の中央部に対して外側を向く第4面と、第1〜4面それぞれと接触する主面となる第5面とを有する。この第5面は、天井21の面に対して傾いている。
各ディスクガイド23は、スロットINを向く第1面が、天井21の中央部に近づくにつれてスロットINから遠ざかる形状を有している。また、この第1面は、天井21に対する角度が鈍角となるように傾斜している。
スロットINから挿入されたディスク40は、まず、各ディスクガイド23の第1面に点接触する。つづいて、ディスク40は、第1面を第1面と第5面とが交差する辺にそれぞれ点接触しながら、ローディング機構10の内部(−Y方向)へ導かれる。その後、ディスク40は、各ディスクガイド23の第5面と点接触しながら、ローディング機構10のさらに内部(−Y方向)へ導かれる。
また、ディスク排出時には、ディスク40は、第5面とそれぞれ点接触しながら、所定の位置まで排出され、その後、ユーザの手によって引き抜かれる。
このような形状のディスクガイド23によれば、ディスク挿入/排出時のディスク40の接触を常に点接触とすることが可能であるため、ディスク挿入/排出時の摩擦を低下することができる。それにより、ディスク挿入/排出時に発生する騒音を減少させることが可能となる。
また、ディスク挿入/排出時に常にディスク40がディスク装置1の筐体(上部筐体20)と接触する構成とすることで、ディスク40からの静電気をディスク装置1の筐体へ逃がすことが可能となる。その結果、ローディング機構10内部の各部がディスク40からの静電気により破損されることを防止できる。
・スライダ形状1
つづいて、スライダ124の形状について、以下に説明する。本実施形態では、ローラアーム112を回転してブロックアーム112bを下げる動作の全部または一部と、クランプアーム121の持上部121bを押し上げてクランプアーム121を持ち上げる動作の全部または一部とがオーバーラップするように構成する。同様の構成から、クランプアーム121を下ろす動作の全部または一部と、アップダウンレバー142を回転してローラアーム112のブロックアーム112bを持ち上げる動作の全部または一部とをオーバーラップさせることができる。
具体的には、アップダウンレバー142のレバーダボ142aがスライダ124の傾斜部124dの傾斜面を滑り降り始めると同時、または滑り降りている途中で(図12〜15参照)、スライダ124の傾斜部124bの斜面がクランプアーム121の持上部121bに接触するように(図25〜図28参照)、スライダ124の長さや形状を調節する。
そのようなスライダ124の形状によれば、レバーダボ142aがスライダ124の傾斜部124dの斜面を滑り降りることでスライダ124が過度に加速されることを防止できるため、スライダ124の傾斜部124bがクランプアーム121の持上部121bに接触した際の衝突音の発生を防止することができる。同様に、持上部121bの斜面によって与えられる加速力によりスライダ124が過度に加速されることを防止できるため、スライダ124の傾斜部124dがレバーダボ142aに接触した際の衝突音の発生を防止することができる。
・スライダ形状2
また、クランプアーム121の持上部121bを持ち上げるためのスライダ124の傾斜部124bにおける斜面の傾きは、図30に示すようなスライダ124の移動量とクランプアーム121の高さとの関係において、関係線C1と傾きC2とで挟まれた領域A1から、同じく関係線C1と傾きC2とで挟まれた領域A2へ遷移する傾きであることが好ましい。このような条件を満足させることで、クランプアーム121の持上部121bがスライダ124の傾斜部124bの斜面を滑り上がる、もしくは、滑り降りる際に発生するノイズを低減することが可能となる。
また、上記実施形態は本発明を実施するための例にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、仕様等に応じて種々変形することは本発明の範囲内であり、更に本発明の範囲内において、他の様々な実施形態が可能であることは上記記載から自明である。
1 ディスク装置
10 ローディング機構
20 上部筐体
21 天井
22 溝
23 ディスクガイド
30 下部筐体
40 ディスク
101 アウターシャーシ
102 トラバース
102y Y方向固定軸(第1固定軸)
102z Z方向固定軸(第2固定軸)
111 ローラ
111a 回転軸
112 ローラアーム
112a 保持部
112b ブロックアーム
112c 爪
112d ストッパ
112e 回転支点
113 モータ
114 ギアユニット
1141 ピニオンギア
121 クランプアーム
121b 持上部
122 トリガーアーム
122a 回転支点
122b 係止部
122c 当接部
123 トリガーアームスプリング
123a バネ支点
124 スライダ
124b 傾斜部
124c 突起
124d 傾斜部
124f 凸部
125 トリガースライダスプリング
126 トリガースライダ
126a 先端
126b 溝レール
126c ラックギア
127 ギアブラケット
141 ギアホルダ
142 アップダウンレバー
142a レバーダボ
142b アーム部
142c 回転支点
161 クランプ
171 ロックアーム
171a 回転支点
171b 凸レール
171c 溝
D1 挿入/排出方向
IN スロット

Claims (6)

  1. 第1方向に沿って挿入されたディスクを前記第1方向に沿って引き込むローラと、
    前記第1方向に沿って第1所定位置に引き込まれた前記ディスクをクランプするクランプアームと、
    前記第1方向において前記第1所定位置より手前に位置する第2所定位置まで前記ディスクが到達したことを前記ディスクとの接触によって検知するトリガーアームと、
    前記トリガーアームにおける前記ディスクとの接触部を前記第1方向において前記第1所定位置よりも奥側の第3所定位置方向へ付勢するトリガーアームスプリングと、
    前記トリガーアームと当接した状態で前記接触部を前記第2所定位置方向前記トリガーアームスプリングによる前記第3所定位置方向への付勢力に抗しながら付勢し、前記トリガーアームにより前記ディスクが前記第所定位置まで到達したことが検知された場合に前記トリガーアームから離れるトリガースライダと、
    を備え
    前記トリガーアームスプリングによる前記トリガーアームへの付勢力は、前記トリガースライダによる前記トリガーアームへの付勢力よりも弱いことを特徴とするローディング機構。
  2. 前記トリガーアームは、前記クランプアームに回転自在に保持されていることを特徴とする請求項1に記載のローディング機構。
  3. アウターシャーシと、
    前記アウターシャーシに対して変位可能なトラバースと、
    をさらに有し、
    前記ローラは、前記アウターシャーシに回転自在に保持され、
    前記クランプアームは、前記トラバースに回転自在に保持されていることを特徴とする請求項1または2に記載のローディング機構。
  4. 駆動力を発生するモータと、
    前記モータで発生した前記駆動力を伝達する1つ以上のギアを含むギアユニットと、
    をさらに備え、
    前記トリガースライダは、前記ギアユニットにおけるギアと噛み合うことが可能なラックギアを有し、
    前記ラックギアは、前記トリガースライダが前記トリガーアームと当接した状態では前記ギアから離れ、前記トリガーアームにより前記ディスクが前記第所定位置まで到達したことが検知された場合に前記ギアと噛み合うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のローディング機構。
  5. 前記トリガースライダと連動して移動可能なスライダをさらに備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のローディング機構。
  6. 請求項1〜5のいずれか一つに記載のローディング機構と、
    前記ローディング機構の少なくとも一部を覆う筐体と、
    を備えることを特徴とするディスク装置。
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