JP2000021067A - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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JP2000021067A
JP2000021067A JP10187276A JP18727698A JP2000021067A JP 2000021067 A JP2000021067 A JP 2000021067A JP 10187276 A JP10187276 A JP 10187276A JP 18727698 A JP18727698 A JP 18727698A JP 2000021067 A JP2000021067 A JP 2000021067A
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cartridge
disk
traverse
chassis
rack
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Kiyoshi Umezaki
清 梅▲崎▼
Giichi Yamano
義一 山野
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 確実なカートリッジ保持及びローディング時
の案内を実現出来るディスク装置を提供すること。 【解決手段】 カートリッジを取り出し位置から演奏位
置まで搬送するガイド手段として、右カートリッジガイ
ド10、左カートリッジガイド、及びローディングシャ
ーシ200を用い、カートリッジ上方を開放した構成と
することにより、ラベルの浮き、剥がれ等による排出時
のトラブルが発生せず、また、カートリッジガイドとし
て第1受動ローラ5及び第2受動ローラ4をもちいるこ
とにより、スムーズなローディング動作が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクを記録媒
体とするディスク装置に関するものであり、特にディス
クカートリッジを装置内に装着する際の確実な案内、保
持機構を有するディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、光ディスクや光磁気ディスク
等の記録ディスクがカートリッジに回転可能に収納され
て構成されたディスクカートリッジが提案されている。
これらディスクカートリッジには、開口部が形成されて
おり、この開口部を介して光学ピックアップ装置や磁気
ヘッド装置が記録ディスクに対して臨むことが可能とな
り、情報信号の書き込み及び読み出しが可能となってい
る。
【0003】ここで、これらディスクカートリッジにお
ける開口部は、カートリッジにスライド可能に取り付け
られたシャッタ部材により開閉可能となされている。か
かるディスクカートリッジを使用した製品は、世の趨勢
に従い、小型、軽量化が熱望されており、特に車載用に
適した製品に対する要望が高く、係る製品の場合、収納
スペースが限られているため、特に製品外形寸法を所定
内に納める必要があり、振動に対しても安定した記録、
再生性能が望まれている。さらには特に車載用のディス
ク装置の場合、操作者による乱暴な取り扱いに対しても
品質を確保しなければならず、過酷な条件での品質の確
保が望まれている。
【0004】また、上記のような円盤状記録媒体をカー
トリッジに収納した形態の商品は、記録面が露出せず密
閉されているため、操作者から見れば取り扱いが簡単で
あり、また、消費者の好みの多様化に応じて、カートリ
ッジ上のラベルエリアも様々な使い方がされるようにな
っているのが現状である。かかる状況の中で、まず、装
置の小型化に観点をおいた従来技術として、例えば実公
平5−1006号公報が挙げられる。
【0005】以下、同公報に記載された発明について説
明する。まず、同公報に記載された発明は、可動基台の
移動制御を容易化すると共にコストの低減を図ることを
目的としたものであり、ディスクを収納したケースの装
着脱に際する移動方向を一方向とし、かつ光ピックアッ
プ、スピンドルモータ等が可動する構成とすることによ
り装置の小型化を図ったものである。
【0006】以下同公報に記載された従来技術について
説明する。同公報第1図において、ディスクを収納した
ケース10は図中Y1〜Y2方向に駆動され、一方光ピ
ックアップが搭載された可動ベース3は固定ベース2に
対して揺動可能に設けられており、その一端に設けられ
たベースピン42a、42bにて駆動される。
【0007】即ち、同公報第7図及び8図は、第1図を
左方向からみた側面図を示すものであるが、エレベータ
部材44が図中で左右方向に駆動されることにより、そ
の上に装着された樹脂板51a及び51bに形成された
カム溝がベースピン42a、42bを上下方向に駆動
し、光ピックアップが待機位置から演奏位置まで移動さ
れることになる。
【0008】しかし、上記従来技術には以下の問題点が
あった。まず、可動ベース駆動手段たるエレベータ部材
が大型であり、その駆動方法も複雑であり、摺動箇所が
多い為、部品点数が多くなるだけでなく、部品の摩耗
等、耐久性に課題があった。可動ベースの位置決め精度
は、ベースピンの外径と樹脂板にもうけられたカム溝の
溝幅によって決まるが、ここでピンの外径とカム溝の溝
幅にはある程度のクリアランスが必要な為、その分だけ
可動ベースの位置決め精度は悪くなる。
【0009】また、上記公報に記載された以外の従来技
術においても、下記のごとき課題があった。ピックアッ
プがディスクに対して演奏位置に配置された後に、ディ
スクの半径方向に移動する際のピックアップの位置決め
に関しては非常に高い精度が要求されるため、その保持
方法としてはばね等による付勢手段を用いて、ガタを吸
収するのが一般的であるが、回転する円盤にデータを記
録するタイプのデバイスにおいて、CLV(Constant L
inear Velocity)方式、つまり線速度一定の方式におい
ては、内周/外周にかかわりなく,ヘッド(ピックアッ
プ)に対する記録面の移動速度を一定にしてデータを読
み書きするため、ヘッドに対する記録面の移動速度を一
定に保つためには,ヘッドが内周を読み書きする場合に
は回転を速く,逆に外周を読み書きする場合には回転を
遅くしなければならない。
【0010】従って、CLV方式の装置に関しては、デ
ィスクの内周側と外周側とを比べた時、ディスクの回転
を原因とする振動は内周側の方が大きい。そこで、ピッ
クアップの付勢力も内周側で大きくする方が望ましいと
考えられるが、従来のディスク装置では、考慮されてい
ない。カートリッジを装置に挿入する時の叩き込みやカ
ートリッジの誤挿入等、操作者の乱暴な取り扱いや誤操
作に対する対策が十分ではない。
【0011】また、従来のディスク装置において、記録
媒体たるディスクを収納したカートリッジの搬送手段と
しては、ホルダが使用され、かかる場合のホルダとして
は、板金を折り曲げ加工したものがほとんどであり、カ
ートリッジの全面、少なくとも両側面及び上面を覆う構
成のものであった。ここで、前述したように、カートリ
ッジ上のラベルエリアは様々な使い方がされるようにな
っており、特に需用者は各々の好みに応じてラベルを作
成し、ディスク上に張り付けて使用する場合も多い。
【0012】かかる状況において、上記従来の構成のホ
ルダを用いたディスク装置においては、需用者の作成し
たラベルが厚い場合、複数枚のラベルを張り付けている
場合、或いは装置内に長期間に渡り放置されたが為に、
ラベルが反っている場合等が考えられ、このような場
合、カートリッジを装置外に取り出そうとした時にラベ
ルが装置開口部に引っかかり、取り出せない場合、ある
いはラベルが装置内に残ってしまう場合等が考えられ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は上記課
題を解決するためのものであり、本発明は、カートリッ
ジを取り出し位置から演奏位置まで一方向に搬送し、カ
ートリッジ搬送経路の両側に設けられた第1及び第2の
カートリッジガイド部材がカートリッジ上面の両端部を
ローディングシャーシとで挟持する構成としたもので、
さらにトラバースユニットを待機位置から演奏位置まで
搬送するディスク装置であって、カートリッジ挿入口部
に傾斜部を形成し、カートリッジガイド部材にはカート
リッジ挿入口部の上端部にカートリッジ側面部に設けら
れた溝幅より大なる寸法の防止片を設けたものであり、
かかる構成としたことにより、カートリッジの装填時に
カートリッジ上面を覆う部材が存在しないことから、装
置の薄型化が可能となり、ラベルの浮き、剥がれ等によ
る排出時のトラブルが発生しにくく、装填時のカートリ
ッジの動きが単純なため、排出不良などの不具合が発生
しにくい、という効果がある。
【0014】また、本発明はピックアップの付勢手段と
しての板ばねの形状により、ディスク半径方向のピック
アップの位置によるピックアップ付勢力を調整すること
により、CLV方式における効果的なピックアップ保持
方法を実現できるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本願発明の実
施の形態について説明する。図1は本願発明のディスク
装置に装着されるディスクカートリッジの斜視図であ
り、図1に示すように、ディスク媒体を、カートリッジ
105に回転可能に収納して構成されたものである。
【0016】ここでカートリッジ105は、上ハーフ及
び下ハーフが突き合わせ結合されることにより、一辺の
長さがディスク媒体の直径に略々対応した矩形状の主面
部を有する薄い筐体状に構成されている。このカートリ
ッジ105は、図1に示すように、上面側の主面部に、
ディスク媒体の信号記録面の一部を外方に臨ませるため
の磁気ヘッド用開口部123を有している。この磁気ヘ
ッド用開口部123は、上ハーフの主面部の略々中央部
分より、この主面部の一側縁部近傍に亘って、長方形状
に形成されている。また、このカートリッジ105は、
下面側の主面部の上記磁気ヘッド用開口部123に対向
する位置に光学ピックアップ用開口部122を有してい
る。カートリッジ105は、ディスク装置に対して、図
1中矢印Bで示すように、装置の前面から挿入されて装
着される。以降、装置を基準としてカートリッジ105
の挿入側を前方、その反対側を後方と称する。
【0017】また、カートリッジ105の上側の主面部
には、ラベル貼付領域115が形成されている。このラ
ベル貼付領域115は、貼付されるラベルの厚さに対応
した深さを有し、ラベルの形状に対応した形状の凹部と
して形成されている。尚、ラベル貼付領域115のラベ
ル貼付後の高さは、使用者の利便性を考慮してカートリ
ッジ105の両側面の高さより突出することが認められ
ている。従って、ラベル自体の浮きや剥がれの発生も考
慮する必要がある。
【0018】また、カートリッジ105において、前記
磁気ヘッド用開口部123及び前記光学ピックアップ用
開口部122は、シャッタ部材106に依って開閉可能
となされている。このシャッタ部材106は、これら開
口部122,123に対応した互いに平行に相対向され
た上側及び下側蓋板部と、これら各蓋板部の一端側同士
間を連結する被支持板部とを有して、薄い金属板材料又
は樹脂材料により、一体的に構成されている。このシャ
ッタ部材106は、上記被支持板部を、カートリッジ1
05の一側部に前後方向に亘って形成されたガイド溝部
107に沿って摺動可能に支持されている。なお、この
ガイド溝部107は、カートリッジ105の挿入方向の
前端面部にまで亘って形成され、この前端面部に対し開
放されている。
【0019】シャッタ部材106には、被支持板部の略
々中央位置に、側方側に向けて、閉蓋操作孔108が開
設されている。この閉蓋操作孔108は、ディスク装置
においてシャッタ部材106を閉蓋操作するためのシャ
ッタ閉蓋爪が嵌入係合するための透孔である。カートリ
ッジ105内には、前方側の一側側部分に位置して、図
2に示すように、ロック部材125が配設されている。
このロック部材125は、支軸部と、この支軸部より突
出形成された支持腕部及びロック腕部とを有して、合成
樹脂材料により、一体的に形成されている。
【0020】前記ロック腕部は、シャッタ部材106が
閉蓋位置にあるときに、このシャッタ部材106に係合
し、シャッタ部材106の移動を阻止する。また、ロッ
ク腕部は、ロック部材125の弾性力に抗して内方側に
変位されると、上記シャッタ部材106への係合を解除
し、シャッタ部材106が後方側へ移動することが可能
となる。また、ロック腕部は、シャッタ部材106が閉
蓋位置に戻ると、付勢力により、シャッタ部材106に
係合する。
【0021】また図2においてカートリッジ105は左
側側面に係止部126を有し、ローディング時に引き込
み部材と係合することによって、装置外部に抜けること
なく挿入されることが可能となっている。また、上記各
カートリッジ105の下側主面部には、対をなす前方側
及び後方側位置決め穴109,110が形成されてい
る。上記前方側位置決め穴109は、上記光学ピックア
ップ用開口部122の前方側の主面部の縁部近傍に位置
しており、長径方向が前後方向となされた長円形に形成
されている。また、上記後方側位置決め穴110は、上
記光学ピックアップ用開口部122の後方側の主面部の
縁部近傍に位置しており、円形に形成されている。
【0022】また、図3は本発明のディスク装置の右側
の主要構成部材を示す斜視図、図4は左側の主要構成部
材を示す斜視図であり、図5はカートリッジ周辺の構成
部材を示す斜視図である。図3において、200はロー
ディングシャーシであり、40はトラバースユニット
で、TRシャーシ回動ばね板60によってローディング
シャーシ200の裏面に揺動可能にその一端を吊着され
ている。
【0023】また図6はトラバースユニット40の構成
を示す斜視図であり、トラバースシャーシ400上には
ピックアップユニット45が装着され、一対のカートリ
ッジ位置決めボス41及び42が配置され、またその側
面には制御ボス43を有する。カートリッジ位置決めボ
ス41及び42はカートリッジ105の位置決め穴10
9及び110に係合することにより演奏時のカートリッ
ジ105の位置決めを行うものであり、制御ボス43は
後述する昇降ラック30上のTR制御カム32に係合す
ることにより、トラバースユニット40のローディング
シャーシ200に対する揺動動作を制御する。
【0024】ピックアップユニット45はピックアップ
ベース45aの上にピックアップ45cを搭載し、その
一端をピックアップガイドシャフト47によって図中矢
印A方向に移動可能なように支持され、他端はトラバー
スシャーシ400とスライダ押さえ板46で挟持されて
いる。図20はトラバースユニット40の構成を示す側
面図である。図20におけるC部拡大図を図21に示
す。
【0025】図21に示すように、ピックアップベース
45aはその端部に形成されたTR溝45bをその溝幅
より寸法の小さい、トラバースシャーシ400上のTR
レール400aにはめあわされている。そして、ピック
アップベース45aはトラバースシャーシ400に固定
されたスライダ押さえ板46によって装置下方に付勢さ
れている。
【0026】図22はトラバースユニット40を装置表
側からみた平面図であり、49はピックアップ駆動モー
タ、48はピックアップ駆動シャフト、40aはスピン
ドルモータである。図22において、ピックアップユニ
ット45はピックアップ駆動モータ49がギアを介して
ピックアップ駆動シャフト48を回転させることによ
り、その一端をピックアップガイドシャフト47にガイ
ドされながら図中矢印F方向に駆動され、他端はトラバ
ースシャーシ400上のTRレール400aに沿って、
スライダ押さえ板46によって装置下方に付勢されつつ
駆動される。
【0027】図3において50は右押圧レバーで、その
一端を押圧レバー固定片50aとローディングシャーシ
200によって挟持され、ローディングシャーシ200
に対して揺動可能に装着されている。また、52は右押
圧レバーばねであり、トラバースユニット40と右押圧
レバー50とは、右押圧レバーばね52で連結されてお
り、相互の距離が中立点よりも近い時は相互に引き寄せ
られる方向に、また、相互の距離が中立点よりも遠い時
は相互に離れる方向に付勢されている。このときの動作
の詳細を示したのが図23である。
【0028】図23において、図23(a)はトラバー
スユニット40と右押圧レバー50の距離が中立点より
遠い場合であり、この場合、図示したように、トラバー
スユニット40には矢印G2の力が、右押圧レバー50
には矢印G1方向の力が右押圧レバーばね52より加わ
ることとなり、トラバースユニット40と右押圧レバー
50とは相互に離れる方向に付勢される。
【0029】図23(b)はトラバースユニット40と
右押圧レバー50の距離が中立点より近い場合であり、
この場合、図示したように、トラバースユニット40に
は矢印H1の力が、右押圧レバー50には矢印H2方向の
力が右押圧レバーばね52より加わることとなり、トラ
バースユニット40と右押圧レバー50とは相互に引き
寄せられる方向に付勢される。
【0030】シャッタクローザ1はローディングシャー
シ200上に回動自在に設けられ、図7に示すようにク
ローザ爪11及び回動制御部13が設けられている。ク
ローザ爪11はその一端を傾斜部12としている。シャ
ッタクローザばね2はシャッタクローザ1の回動中心と
なるボスの周りに装着されており、その一端がローディ
ングシャーシ200上に設けられた係止ボス101に係
止され、他端は折り曲げ部21を経て長孔14に係止さ
れており、シャッタクローザ1を反時計方向に付勢し、
ローディングシャーシ200上のストッパー102で止
められている。
【0031】さらにシャッタクローザばね2は、シャッ
タクローザ1上の図中破線で示すクローザばね係止部1
7にも係止されているため、折り曲げ部21に矢印D方
向の外力が加わった場合、シャッタクローザばね2から
クローザばね係止部17に時計方向のモーメントが作用
し、シャッタクローザばね2は長孔14におけるシャッ
タクローザ1との係止を解除されることなく、時計方向
に回動する。
【0032】シャッタオープナ3は、シャッタクローザ
1に覆い被さるようにローディングシャーシ上に固定さ
れ、その上には第1受動ローラ5を回転自在に設けてい
る。また、ローディングシャーシ200上にはシャッタ
クローザ1の前方側に第2受動ローラ4が回転自在に設
けられている。図3における10は右カートリッジガイ
ドであり、図24に示すごとく、カートリッジ105の
装填時に、カートリッジ105の右端部をローディング
シャーシ200とともに挟み込み、ガイドする構成とな
っている。またカートリッジ105挿入部には右傾斜部
10a及び右上面傾斜部10bを有し、またローディン
グシャーシ200にも下傾斜部200dが設けられてい
る。
【0033】ローディングシャーシ200の左側につい
ては、図4に示す。図4において、30は昇降ラックで
あり、トラバースユニット40の制御ボス43に係合す
ることによってトラバースユニット40の動きを制御す
るTR制御カム32を有し、その反対側側面にはギアを
有し、更にその中央部には係止カム34を有している。
【0034】6は引き込みアーム、7は引き込みラック
であり、引き込みアーム6はアーム戻しばね8によって
引き込みラック7上に装着され、引込みラック7はロー
ディングシャーシ上で前後方向に摺動可能に設けられて
いる。この詳細斜視図を図8に、さらに裏側からみた斜
視図を図9に示す。図8及び9において、引き込みアー
ム6は裏面にU字溝65を有し、引き込みラック7上の
引込みボス73を中心にアーム戻しばね8で、装置上方
からみた時の反時計方向に付勢される。
【0035】引き込みラック7には、その裏面にガイド
溝74が形成してあり、ローディングシャーシ200上
のボス200a、200b,200cに係合することに
より装置前後方向に摺動可能に装着される。また、引き
込みラック7のギア部にはラック移送ギア85が噛合
し、装置前後方向に駆動される。また、引き込みアーム
6はその上に引込み爪61、カートリッジ押さえ部6
2、ボス63及びカートリッジ押し出し部64を有し、
引込み爪61は前記したカートリッジ105の係止部1
26に装填時に係合してカートリッジ105の装填中の
抜けを防止する。
【0036】カートリッジ押さえ部62は、カートリッ
ジ105を装填中に、アーム戻しばね8の力によってカ
ートリッジ105を装置右側に付勢させ、信頼性の高い
装填動作を実現する。ボス63は、ローディングシャー
シ200に固着される左カートリッジガイド9の裏面に
形成されたアーム制御カム91に係合し、カートリッジ
105装填時における引き込みアーム6の動きを制御す
る。
【0037】カートリッジ押し出し部64はカートリッ
ジ105の排出動作終了時にさらにカートリッジ105
を装置前方に押し出すことにより、カートリッジ105
を装置から取り出しやすくするものである。ここで、引
き込みアーム6と引き込みラック7をU字溝65で係合
させているのは、外力として図8中矢印M方向の衝撃力
が加わった場合、引き込みアーム6のみがM方向に逃げ
るようにするためであり、係る場合の引き込みラック7
のギア部等の破損を防止することが出来る。
【0038】図4における15はスイッチロッドであ
り、ローディングシャーシ200上の溝部の側面に設け
られたボス215a及び215bに装着されており、そ
の構成を図9及び10に、またその斜視図を図11に示
す。図9に示すように、引き込みアーム6はその裏面に
ロッド駆動部66を有し、引き込みアーム6が装置後方
に移動すれば、図9から図10の状態へと変化し、スイ
ッチロッド15はそのカム部とボス215a及び215
bとの係合に従い、装置後方下側に沈み込み、挿入検出
SW151をONにする構成となっている。
【0039】図4における16は係止アームであり、そ
の中央に設けられた孔がローディングシャーシ200の
裏面に設けられたボスに回動可能に装着され、その一端
に裏側に凸の方向で設けられたボスが、前記昇降ラック
30上の係止カム34に係合することによりその動きを
制御され、また他端には引き込みカム16bを有し、引
込みラック7の動きを制御する。係止アーム16周辺の
詳細図を図12乃至14に示す。
【0040】ここで左カートリッジガイド9の前端部に
は図25に示すようにカートリッジ105の装填時に、
カートリッジ105の左端部をローディングシャーシ2
00とともに挟み込み、ガイドする構成となっている。
またカートリッジ105挿入部には左傾斜部9a及び左
上面傾斜部9bを有する構成となっている。以上の構成
要素がローディングシャーシ200を中心に、昇降ラッ
ク30がその上の昇降ラックボス30a、30bをロー
ディングシャーシ200の裏面に構成された溝にはまり
こむことにより装置前後方向に摺動可能に装着され、同
様に引き込みラック7はガイド溝74がローディングシ
ャーシ200上のボス200a、200b,200cに
係合することにより装置前後方向に摺動可能に装着され
る。
【0041】また、85はラック移送ギアであり、昇降
ラック30及び引き込みラック7のギア部と噛合するこ
とによってこれらラックを装置前後方向に摺動させる。
また、150は検出SWユニットであり、その上には挿
入検出SW151及び装着完了検出SW152を有し、
前者については、スイッチロッド15の先端が押圧する
ことによりON状態となり、後者については昇降ラック
30のSW押圧部35が押圧することによりON状態と
なる。
【0042】次に、以上のように構成されたディスク装
置について、その動作について説明する。まず、装置全
面からカートリッジ105を挿入するに際して、前述し
たようにカートリッジ挿入部には右傾斜部10a及び右
上面傾斜部10b、左傾斜部9a及び左上面傾斜部9
b、また下傾斜部200dが設けられており、カートリ
ッジ105はこれら傾斜部に案内されてスムーズに装置
に挿入する事が出来る。
【0043】また、図13のカートリッジ105の排出
位置において、引込みアーム6はカム溝91の制御によ
りアーム戻しばね8の付勢力に抗して時計方向に回転し
た状態、つまり、図中破線で示す引込み爪61がカート
リッジ105の左外側に待避した状態となっており、装
置中央部に張り出した腕はスイッチロッド15の溝部に
配置されている。(図11参照)また、シャッタクロー
ザ1は反時計方向に付勢されており、クローザ爪11が
カートリッジ105の右外側に待避した状態となってい
る。
【0044】ここで、装置前面のカートリッジ105保
持部は、図24及び25に示すごとく、右カートリッジ
ガイド10及び左カートリッジガイド9がカートリッジ
105の上方でつながっていない構成となっているた
め、カートリッジラベルの浮き・剥がれ等による排出時
のトラブルが発生しにくい。高さ寸法上も、寸法規格上
ラベル面より低い両端部のみを保持するため装置の高さ
構成を低く抑えることができる。
【0045】ただ、カートリッジ105が装置に対して
傾いて挿入された場合、左右どちらか一方についてはカ
ートリッジ105が上側にずれて挿入されることとなる
が、例えば右上がりの姿勢で挿入された場合、図27に
示すごとく、カートリッジ105の前端部と右カートリ
ッジガイド10上の右防止片10cが当接することによ
りカートリッジ105は装置内へ進入出来ない。つま
り、右防止片10cは、カートリッジ105のガイド溝
部107には入り込めない寸法で構成されており、誤挿
入防止の機能を有する。左上がりの場合は、左カートリ
ッジガイド9にも同様に左防止片9cが設けられてお
り、同様の機能を有する。カートリッジ105が水平の
姿勢を保ったまま上方にずれて挿入された場合は、上記
左右の機能がともに働くことにより誤挿入を防止でき
る。
【0046】次に、カートリッジ105が正規の姿勢で
正規の位置から挿入されると、図15においてカートリ
ッジ105の進行方向前方の外側面に押圧されて引込み
アーム6が引込みラック7とともに装置後方に移動しな
がらアーム制御カム91の制御により反時計方向に回動
し、引込み爪61とカートリッジ105の係止部126
が係合する。この係合により、以降の動作におけるカー
トリッジ105の装置前方への抜けは防止される。
【0047】ここで、操作者がカートリッジ105を装
置内にたたき込むように挿入した場合、図9において、
引き込みラック7は駆動手段から連結されているラック
移送ギア85に止められ、動かないが、引き込みアーム
6は引き込みラック7とU字状溝にて係合しているた
め、図中矢印M方向に逃げることができ、部品の破損等
は生じない。
【0048】この時、引込みアーム6の装置中央部に張
り出した腕によってスイッチロッド15がその溝部を介
して装置後方に押され、挿入検出SW151をONにす
る。挿入検出SW151がONされた時点で図示しない
駆動モータが動作を開始し、この後はモータによりラッ
ク移送ギア85が駆動され、引き込みラック7のギア部
から引き込みアーム6を介してカートリッジ105の装
着動作が進行する。
【0049】またこの時、引込みアーム6はボス63を
介して左カートリッジガイド9上のアーム制御カム91
により制御されるが、ここでのアーム制御カム91は幅
を広く設定してあり、ボス63はアーム制御カム91の
どちらの壁面にも当接していない状態となっている為、
アーム戻しばね8による図15における反時計方向の付
勢力により、カートリッジ105はカートリッジ押さえ
部62によって装置右方向に付勢される。
【0050】この時、カートリッジ105の右側面は第
2受動ローラ4と当接しており、第2受動ローラ4はカ
ートリッジ105の動きと連動して回転し、カートリッ
ジ105はスムーズに装置後方へ移送される。またこの
時、シャッタオープナ3はカートリッジ105右側面の
ガイド溝部107の内部に入り込んだ状態となってい
る。
【0051】ここで、もし操作者が誤ってカートリッジ
105を裏向きに挿入した場合、まず裏向きでかつ左右
も逆の場合、カートリッジ105左側にもガイド溝部1
07のような溝が存在するため、その溝の内部をシャッ
タオープナ3が通過してしまう場合が考えられる。この
時、当該溝の位置はカートリッジ105の高さ方向中央
よりも上方にあるため、裏返した場合は高さ方向中央よ
りも下方に存在することとなり、装置内に進入するに従
って、カートリッジ105は上方に軌跡を反らしてゆ
く。
【0052】カートリッジ105右上端部は右カートリ
ッジガイド10で規制されるため、このようにカートリ
ッジ105がシャッタオープナ3と右カートリッジガイ
ド10の間に無理に進入した場合、部品が破損したり、
或いはこの位置ではカートリッジ105が完全に装置内
に入っているため、装置の駆動手段の駆動力ではカート
リッジ105を装置外に排出出来なくなることも考えら
れる。そこで、本発明は図24に示したように右カート
リッジガイド10に切り欠き部10dをもうけることに
より、カートリッジ105の無理な挿入に対して、欠き
部10dが弾性的にたわむことにより部品は破損しな
い。
【0053】また、欠き部10dが弾性的にたわんでカ
ートリッジ105を挟み込んでいる力は弱い為、装置の
駆動手段の駆動力でカートリッジ105を装置外に排出
することが出来る。このとき、上記誤った位置のままカ
ートリッジ105が進入を続けた場合は、図26に示す
ように、右押圧レバー50端面とカートリッジ105端
面が引っかかり、それ以上進入出来なくなる。また、こ
こまでカートリッジ105が進入すれば、完全に装置内
に入り込んでいる為、操作者の無理な力を受ける事もな
い。
【0054】また、カートリッジ105姿勢が裏向きで
前後方向が逆の場合は、カートリッジ105の右側に
は、後方に解放されたガイド溝部107に相当する溝が
存在しないため、カートリッジ105はシャッタオープ
ナ3に引っかかり、それ以上装置後方へは進入出来な
い。カートリッジ105が正規の位置でさらに装置後方
へ移送されると、シャッタオープナ3がガイド溝部10
7内に内側より臨ませて構成されるロック部材125の
ロック腕部に当接し、その付勢力に抗してロック腕部は
カートリッジ105内側に向けて弾性変形し、シャッタ
部材106のロックが解除される。次にシャッタオープ
ナ3はシャッタ部材106の被支持板部に当接し、カー
トリッジ105がさらに装置後方へ移送されてもシャッ
タ部材106は移動を阻止されるため、開口部122,
123が開放される。
【0055】さらにカートリッジ105が装置後方に移
送されると、カートリッジ105の進行方向先端右側と
シャッタクローザばね2の折り曲げ部21とが当接を開
始し、シャッタクローザ1はシャッタクローザばね2の
付勢力に抗して時計方向に回動を開始し、シャッタクロ
ーザ1のクローザ爪11がシャッタ部材106上の閉蓋
操作孔108に嵌入を開始する。
【0056】その後、カートリッジ105はさらに装置
後方へ移送され、その側面が回動制御部13に当接する
ことにより、クローザ爪11が確実に閉蓋操作孔108
へ嵌入した状態を確保しつつ、カートリッジ105の左
側からのカートリッジ押さえ部62の付勢力に対して、
右側の第1受動ローラ5及び第2受動ローラ4によりガ
イドされることによりローラ外周面を基準とした軌跡に
沿って、過大な負荷なくスムーズに進入を続け、開口部
122,123は徐徐に開口部を大きくしていく。この
とき、図19に示すように、カートリッジ105の右側
外周は第1受動ローラ5及び第2受動ローラ4の外周面
にのみ接しながら装置へ進入する。つまり、第1受動ロ
ーラ5及び第2受動ローラ4の外周面よりもカートリッ
ジ105の装填軌跡に対して内側に進入する部材はない
構成としている。図19では、第1受動ローラ5及び第
2受動ローラ4の外周面でガイドされるカートリッジ1
05の装填軌跡から右カートリッジガイド10は寸法e
だけ離れている構成となっている。かかる構成により、
カートリッジ105のシャッタ部材106の外周面にば
り等が有った場合でも、当該ばり部分と当接する装置側
部材は第1受動ローラ5及び第2受動ローラ4のみとな
り、引っかかりなく装填動作が進行することとなる。カ
ートリッジ105が演奏位置に達した時は図18のよう
に開口部122,123が完全に開放された状態とな
る。
【0057】さらに引き込みラック7が装置後方に移送
されると、図14に示すごとく、引き込みラック7上の
ラックロード爪71が昇降ラック30上のラック駆動ボ
ス33に装置前方から当接し、昇降ラック30を装置後
方に移送することとなる。この時、引き込みラック7及
び昇降ラック30のギア部は同位相となっており、この
時以降は同一のラック移送ギア85にて移送されること
となる。
【0058】さらに引き込みラック7及び昇降ラック3
0が装置後方に移送され、カートリッジ105が演奏位
置に到達した時点で引き込みラック7とラック移送ギア
85との噛合がはずれ、以降は昇降ラック30のみがラ
ック移送ギア85によりさらに装置後方に移送され続
け、図15の状態に至ることとなる。また、この時点に
おいて、引込みアーム6のボス63は図15に示す制御
カム91の装置後端部、即ち、溝幅が狭くなっている部
分に係合しており、今まで制御カム91の規制を受けず
にアーム戻しばね8の力に従いカートリッジ押さえ部6
2を介してカートリッジ105を右側に付勢していた力
が発生しなくなること、即ち、右側のローラ外周面を基
準に装着軌跡を移送されてきたカートリッジ105に対
する付勢力がなくなり、左右にがたつきを持った状態と
なっていることを示す。
【0059】さらに昇降ラック30が装置後方に移送さ
れると、昇降ラック30上の係止カム34と係止アーム
16との係合状態が図15から図16のように変化し、
係止アーム16が反時計方向に回動し、引き込みカム1
6bが引き込みラック7のラックロード爪71に引っか
かった状態となるため、装置に衝撃等の外力が加わって
も引き込みラック7は装置前方への移動を阻止されるこ
ととなる。
【0060】さらに昇降ラック30が装置後方に移送さ
れると今度はトラバースユニット40の制御ボス43が
昇降ラック30上のTR制御カム32に制御されて、装
置上方に移動を開始する。この時、TRシャーシ回動ば
ね板60によってローディングシャーシ200に揺動可
能となされたトラバースユニット40は右押圧レバーば
ね52によって右押圧レバー50と連結され、最初はロ
ーディングシャーシ200下方に付勢されているが、中
立点を過ぎると右押圧レバーばね52によってローディ
ングシャーシ200上方に付勢されることとなる。この
状態の移行を示したのが前述した図23である。
【0061】この中立点に到達するタイミングは、トラ
バースユニット40が装置に対して上昇し、カートリッ
ジ位置決めボス41及び42がカートリッジ105の前
後の位置決め穴109,110にはまりこむタイミング
にあわせるのが望ましく、そうすることによって、カー
トリッジ105が位置決めされた後に右押圧レバー50
に装置下方への付勢力が加わり、カートリッジ105が
ローディングシャーシ200に押しつけられ、カートリ
ッジ105内のディスクがスピンドルモータ46により
チャッキングされることとなる。このタイミングの設定
は右押圧レバーばね52を装着する孔の配置によって適
宜行うことが出来る。
【0062】さらに昇降ラック30が装置後方に移送さ
れるとトラバースユニット40は右押圧レバーばね52
の付勢力及びTR制御カム32による制御に従い上方に
移動し、カートリッジ105は演奏位置でローディング
シャーシ200と右押圧レバー50により挟持される。
さらに昇降ラック30が装置後方に移送されると、図1
4に示すごとく、昇降ラック30のばね押さえ部36が
左押圧レバーばね53の一端を装置後方に押さえること
により左押圧レバー51が装置後方に移動し、さらに昇
降ラック30が装置後方に移動することにより、左押圧
レバーばね53に付勢力がチャージされる。この動作と
同時に昇降ラック30の装置後方側にあるラックSW押
圧部35が装着完了検出SW152を図13から図14
へと移行する際にONすることにより演奏可能状態とな
る。
【0063】さらにこの時、図14のように昇降ラック
30の長孔37の内側面がスイッチロッド15の装置前
方側端面近傍に位置しており、外的衝撃等によってもス
イッチロッド15が装置前方に移動することがなく、不
用意に挿入検出SW151がOFFになることがない。
また、ここで、左押圧レバー51の動作を図28に示
す。
【0064】図28において、図28(a)及び図28
(b)は左押圧レバー51が装置後方側にあるときの平
面図及び側面図で、図28(c)及び図28(d)は左
押圧レバー51が装置前方側にあるときの平面図及び側
面図である。図示の通り、左押圧レバー51はその軌跡
をローディングシャーシ200上に設けられた一対の左
押圧レバーカム201a、201bによって制御されて
おり、装置前端側では装置上方に、装置後端側では装置
下方に配置されるようになっているため、上記動作にお
いて左押圧レバー51は左押圧レバーばね53により装
置下方に付勢された状態となっており、カートリッジ1
05をローディングシャーシ200に押しつけることと
なる。
【0065】このときのカートリッジ105の保持状態
を示したのが図29であり、以上に説明した通り、カー
トリッジ105はその装填動作の中で、一対のカートリ
ッジ位置決めボスによって平面的に位置決めをされた
後、高さ方向にはややガタのある状態から、図29での
ポイントI、ポイントJの順で下方への押さえつけ力を
与えられることになる。このことはカートリッジ位置決
めボスの一つの位置がIの近傍であることから望ましい
順序であるといえる。
【0066】次に、演奏時の動作について説明する。カ
ートリッジ105の装填が完了し、挿入検出SW151
がONになった状態で演奏可能となり、演奏SWがON
されると、図22におけるスピンドルモータ40aが回
転を開始し、ディスク状記録媒体上のどの位置に信号を
記録または再生するかによって、ピックアップ45cは
F方向に駆動され、ディスク上への信号の記録または再
生を行う。
【0067】ここで、図21で説明したように、ピック
アップベース45aはその端部に形成されたTR溝45
bをその溝幅より寸法の小さい、トラバースシャーシ4
00上のTRレール400aにはめあわされ、ピックア
ップベース45aはトラバースシャーシ400に固定さ
れたスライダ押さえ板46によって装置下方に付勢され
ている。
【0068】この時、前述したように、CLV方式にお
いてはヘッドが内周を読み書きする場合には回転が速
く,逆に外周を読み書きする場合には回転が遅くなる。
このことより、内周側の記録、再生を行っている時の方
がディスク回転の影響が大きいと考えられ、ピックアッ
プベース45aを押さえるスライダ押さえ板46による
付勢力をディスク半径方向で変化させることが考えられ
る。
【0069】以上のようにピックアップベース45aの
押さえ力をディスク半径方向に応じて変化させるのは、
スライダ押さえ板46の形状を適宜変化させることによ
り容易に実現出来る。図30はスライダ押さえ板46の
形状を示したものであり、図30(a)及び図30
(b)はともにピックアップベース45aがスピンドル
モータ40aから遠ざかるにつれてスライダ押さえ板4
6の押さえ力が弱まる形状としている。このことは図中
a〜fの寸法を任意に設定することにより容易に設定可
能である。
【0070】尚、ディスク外径にあっては、回転速度は
遅いものの、ディスクの面ブレ等は大きい為、場合によ
っては、外周近傍の方がスライダ押さえ板46の押さえ
力を強くする方が望ましい場合も考えられる。次に、カ
ートリッジ105取り出し時の動作について説明する。
まず、取り出しボタンが押されることにより、ラック移
送ギア85が装填時とは反対方向に回転し、昇降ラック
30が装置前方に移送を開始される。するとまず、左押
圧レバーばね53にチャージされた付勢力が解除され、
昇降ラック30のSW押圧部35が装置前方に移動し、
装着完了検出SW152がOFF状態となる。
【0071】さらに昇降ラック30が装置前方に移送さ
れるとTR制御カム32に従って、制御ボス43が装置
下方に移動する。そして、トラバースユニット40上の
カートリッジ位置決めボス41及び42がカートリッジ
105との係合を解除するのに相前後して右押圧レバー
ばね52の中立点に達し、右押圧レバー50は今度は装
置上方向に付勢され、カートリッジ105に対する下方
向の付勢力は解除される。
【0072】この時、昇降ラック30の係止カム34と
係止アーム16上の係止アームボス16aの係合状態は
図14から図13に示す状態へと移行し、これによって
引き込みラック7上のラックロード爪71と引き込みカ
ム16bの係合が図示したように解除され、引き込みラ
ック7は装置前方に移動可能な状態となる。次に昇降ラ
ック30が装置前方に移送されると昇降ラック30上の
ラック駆動ボス33がラックロード爪71に当接し、引
き込みラック7を装置前方へ移送を開始する。この時点
での昇降ラック30及び引き込みラック7のギア部の位
相は同一であり、この動作以降は昇降ラック30及び引
き込みラック7はラック移送ギア85によりともに装置
前方に移送されることとなる。ここで、引込みラック7
から引込みアーム6を介してカートリッジ105は演奏
位置から装置前方に向けて移送されるのであるが、この
時、クローザ爪11は閉蓋操作孔108に嵌入した状態
であり、カートリッジ105は移送されてもシャッタ部
材106は移送を阻止される。つまり、開口部123、
122の閉蓋動作が開始される。
【0073】昇降ラック30がさらに装置前方に移送さ
れると昇降ラック30のばね押さえ部38が左押圧レバ
ーばね53の一端を装置前面に押し出し、これにより左
押圧レバー51が装置前面に移動する。この時点で昇降
ラック30と駆動ギアの噛合がはずれ、この動作以降
は、引き込みラック7のみが、ラック移送ギア85によ
り装置前面に向けて移送される。
【0074】引き込みラック7から引き込みアーム6を
介してカートリッジ105が装置前方に移送されると、
シャッタクローザ1上の回動制御部13とカートリッジ
105の当接が解除される。この時、シャッタクローザ
ばね2の折り曲げ部21とカートリッジ105とはまだ
当接しているため、クローザ爪11は閉蓋操作孔108
に嵌入した状態のままである。
【0075】さらに引き込みラック7が装置前方に移送
されると、カートリッジ105の開口部123,122
が完全に閉じた状態になるのと相前後して、シャッタオ
ープナ3とロック部材125の当接は解除され、ロック
腕部は自身の弾性力により元の位置に戻り、シャッタ部
材106は再びロックされる。次に、シャッタクローザ
ばね2の折り曲げ部21とカートリッジ105との当接
は解除され、シャッタクローザ1は付勢力に従い、反時
計方向に回動し、クローザ爪11はカートリッジ105
の側面外側まで待避する。
【0076】尚、ここで、折り曲げ部21とカートリッ
ジ105との当接の解除については、折り曲げ部21の
傾斜部とカートリッジ105の円形状角部の当接状態
が、カートリッジ105の移動に伴い連続的に変化する
ものであり、カートリッジ105の装置前方への移送に
伴い、シャッタクローザ1は徐徐に反時計方向への回動
を行い、クローザ爪11は閉蓋操作孔108への嵌入位
置からカートリッジ105外側の待避位置まで移動す
る。
【0077】従って、開口部123,122が完全に閉
じた時点で、クローザ爪11の閉蓋操作孔108への嵌
入度合いは、各部材の寸法ばらつきやカートリッジ10
5角部の形状の差違により異なる。この嵌入度合いが小
さい場合、カートリッジ105はスムーズに装置前方へ
移送され、また嵌入度合いが大きい場合でも、クローザ
爪11には傾斜部12が設けてあるため、カートリッジ
105が装置前方へ移送されるのに伴い、シャッタクロ
ーザばね2をたわませながらシャッタクローザ1は反時
計方向に回動し、クローザ爪11は閉蓋操作孔108か
ら待避する。
【0078】その後、さらに引き込みラック7が装置前
方に移送されると、カートリッジ105は引込みアーム
6によってさらに装置前方へ移送され、排出位置近傍ま
で移送された時点で引込みアーム6がカム溝91によっ
てボス63を介し、時計方向に回動制御される。このと
き、ローディングシャーシ200の長孔内に沈み込んで
いるスイッチロッド15に対して、引込みアーム6は装
置前面に移送されながら図10に示すスイッチロッド1
5の溝端面15aに当接することにより、スイッチロッ
ド15は装置前方に浮上し、検出SW151は矢印E方
向に復帰し、OFF状態となる。
【0079】また、このように引込みアーム6が装置前
面に移送されながら時計方向に回動することにより、図
15に示すごとく、引込み爪61とカートリッジ105
左側面の係止部126との係合が解除され、カートリッ
ジ105はカートリッジ押し出し部64によりさらに装
置全面に押し出され、装置外部に取り出し可能となる。
【0080】
【発明の効果】以上のように、本発明のディスク装置に
よれば、装置の薄型化が可能となり、ラベルの浮き、剥
がれ等による排出時のトラブルが発生しにくく、装填時
のカートリッジの動きが単純なため、排出不良などの不
具合が発生しにくく、さらには操作者の誤操作、強制的
操作に対しても破損の生じることがなく、確実に動作す
るディスク装置を提供することが出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】カートリッジ斜視図
【図2】カートリッジ平面図
【図3】本願発明の主要構成部材を示す斜視図
【図4】本願発明の主要構成部材を示す斜視図
【図5】カートリッジ周辺における本願発明の主要構成
部材を示す斜視図
【図6】本願発明のディスク装置におけるトラバースユ
ニット構成を示す斜視図
【図7】本願発明のディスク装置におけるシャッタクロ
ーザの構成を示す斜視図
【図8】本願発明のディスク装置における引き込みアー
ム周辺の構成を示す斜視図
【図9】図8の構成を裏側から見た斜視図
【図10】本願発明のディスク装置におけるスイッチロ
ッド周辺の構成を示す図
【図11】本願発明のディスク装置におけるスイッチロ
ッド周辺の構成を示す図
【図12】本願発明のディスク装置におけるスイッチロ
ッド周辺の構成を示す図
【図13】本願発明のディスク装置における昇降ラック
周辺部材の動きを示す平面図
【図14】本願発明のディスク装置における昇降ラック
周辺部材の動きを示す平面図
【図15】本願発明のディスク装置における昇降ラック
周辺部材の動きを示す平面図
【図16】本願発明のディスク装置における昇降ラック
周辺部材の動きを示す平面図
【図17】本願発明のディスク装置におけるカートリッ
ジ排出位置の状態を示す平面図
【図18】本願発明のディスク装置におけるシャッタ開
放状態を示す平面図
【図19】本願発明のディスク装置におけるシャッタ部
材近傍拡大図
【図20】本願発明のディスク装置におけるトラバース
ユニットの構成を示す側面図
【図21】図20拡大図
【図22】本願発明のディスク装置におけるトラバース
ユニットの構成を示す平面図
【図23】本願発明のディスク装置における右押圧レバ
ーばねの作用を示す側面図
【図24】本願発明のディスク装置における開口部周辺
の構成を示す斜視図
【図25】本願発明のディスク装置における開口部周辺
の構成を示す斜視図
【図26】本願発明のディスク装置における裏向き挿入
防止対策の説明図
【図27】本願発明のディスク装置における上向き挿入
防止対策の説明図
【図28】本願発明のディスク装置における左押圧レバ
ーの動きを示す図
【図29】本願発明のディスク装置におけるカートリッ
ジ押さえ部を示す斜視図
【図30】本願発明のディスク装置におけるスライダ押
さえ板の形状を示す平面図
【符号の説明】
1 シャッタクローザ 2 シャッタクローザばね 3 シャッタオープナ 4 第2受動ローラ 5 第1受動ローラ 6 引込みアーム 7 引込みラック 8 アーム戻しばね 11 クローザ爪 12 傾斜部 13 回動制御部 15 ばね係止ボス 21 折り曲げ部 61 引込み爪 62 カートリッジ押さえ部 63 ボス 64 カートリッジ押し出し部 105 カートリッジ 106 シャッタ部材 107 ガイド溝部 108 閉蓋操作孔 125 ロック部材 126 係止部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスク状記録媒体を収納し、シャッタ部
    材により開閉される開口部を有するカートリッジを装着
    するディスク装置であって、 ローディングシャーシと、 前記カートリッジを取り出し位置から演奏位置まで一方
    向に搬送するカートリッジ搬送部材と、 カートリッジ搬送経路の両側に設けられた第1及び第2
    のカートリッジガイド部材と、 前記ディスク状記録媒体に信号の記録または再生を行う
    ピックアップ及び前記ディスク状記録媒体を演奏時には
    チャッキングし、回転させるスピンドルモータを搭載し
    たトラバースユニットと、 前記トラバースユニットを待機位置から演奏位置まで搬
    送するトラバース搬送手段とを有し、 前記ローディングシャーシはカートリッジの下面を取り
    出し位置から演奏位置まで案内支持する案内面を備え、 前記第1及び第2のカートリッジガイド部材は前記カー
    トリッジの主面上に設けられたラベルエリアを開放して
    形成され、前記カートリッジ上面の両端部を前記案内面
    とで挟持することを特徴とするディスク装置。
  2. 【請求項2】前記第1及び第2のカートリッジガイド部
    材及び前記ローディングシャーシはカートリッジ挿入口
    部に傾斜部を有し、 前記トラバースユニットは前記ローディングシャーシに
    対して揺動可能にその一端を吊着され、 前記第1及び第2のカートリッジガイド部材はカートリ
    ッジ挿入口部の上端部に、前記カートリッジ側面部に設
    けられた溝幅より大なる寸法の防止片を有することを特
    徴とする請求項1記載のディスク装置。
  3. 【請求項3】一対の対面する傾斜したカム面を備えたロ
    ーディングシャーシと、前記カム面に対応した一対のカ
    ムフォロア部が形成され、一端にカートリッジの上端部
    を当接可能な舌片部が形成されたカートリッジ押圧部材
    と、前記カートリッジ押圧部材の他端部を弾性部材を介
    して水平方向に移送する水平移送手段を備えたディスク
    装置。
  4. 【請求項4】水平移送手段はトラバースユニットを待機
    位置から演奏位置まで搬送するトラバース搬送手段であ
    ることを特徴とする請求項3記載のディスク装置。
  5. 【請求項5】カートリッジ位置決めピンを備えたトラバ
    ースシャーシと、前記トラバースシャーシと前記カート
    リッジを位置決め位置にてカートリッジ主面と略垂直方
    向の装着動作を行い演奏可能状態とする昇降駆動手段
    と、カートリッジの位置決め孔に近い一側面の上端を押
    圧する第一の押圧部材と、前記第一の押圧部材を反対の
    一側面の上端を押圧する第二の押圧部材を備え、前記カ
    ートリッジの位置決めピン嵌入開始後に第一の押圧部材
    の押圧付勢を行い、前記昇降駆動手段により演奏可能状
    態へ移動完了後に前記第二の押圧部材の押圧付勢を行う
    ことを特徴とするディスク装置。
  6. 【請求項6】カートリッジ下面を摺動面としてを前後方
    向に案内する案内面が設けられたローディングシャーシ
    と、前記ローディングシャーシに固定され、前後方向に
    移送された前記カートリッジのシャッタを開蓋可能なシ
    ャッタオープナと、 前記カートリッジの前後方向の移送経路の両側に設けら
    れた第1及び第2のカートリッジガイド部材を備え、前
    記カートリッジガイド部材の前記シャッタオープナ上部
    に位置する案内部を、樹脂弾性材料により形成し、所定
    量上方に変形可能な切欠き形状としたことを特徴とする
    ディスク装置。
  7. 【請求項7】ディスク状記録媒体に信号の記録または再
    生を行うピックアップ及び前記ディスク状記録媒体を演
    奏時にはチャッキングし、回転させるスピンドルモータ
    を搭載したトラバースユニットを備え、 前記ピックアップは、その一端を前記トラバースユニッ
    トに対し揺動可能でかつ前記ディスク状記録媒体の半径
    方向に平行移動可能な状態で装着され、他端は前記トラ
    バースユニットに遊嵌されかつ一方向に弾性部材で付勢
    されることを特徴とするディスク装置。
  8. 【請求項8】弾性部材は薄板状の平板形状を成してトラ
    バースユニットに片側端部を固着され、ピックアップに
    対する付勢力がディスク状記録媒体の半径方向によって
    異なることを特徴とする請求項7記載のディスク装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003036589A (ja) * 2001-07-26 2003-02-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd ディスク装置
JP2004348811A (ja) * 2003-05-20 2004-12-09 Canon Inc 記録メディア駆動装置
JP2008243290A (ja) * 2007-03-27 2008-10-09 Clarion Co Ltd ディスク装置及びその制御方法

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