JPH0887851A - ディスクカートリッジ - Google Patents

ディスクカートリッジ

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JPH0887851A
JPH0887851A JP6221576A JP22157694A JPH0887851A JP H0887851 A JPH0887851 A JP H0887851A JP 6221576 A JP6221576 A JP 6221576A JP 22157694 A JP22157694 A JP 22157694A JP H0887851 A JPH0887851 A JP H0887851A
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JP
Japan
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cartridge
opening
pin
disk
shutter
Prior art date
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Application number
JP6221576A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Omori
清 大森
Koji Funato
孝次 船渡
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Priority to US08/527,042 priority patent/US5850384A/en
Priority to EP95306495A priority patent/EP0702371A3/en
Priority to TW085209640U priority patent/TW386634U/zh
Priority to KR1019950030195A priority patent/KR100354460B1/ko
Priority to TW085208452U priority patent/TW368163U/zh
Priority to MYPI95002740A priority patent/MY114003A/en
Priority to SG1995001364A priority patent/SG33493A1/en
Priority to CN95118604A priority patent/CN1082228C/zh
Publication of JPH0887851A publication Critical patent/JPH0887851A/ja
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B23/00Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
    • G11B23/02Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
    • G11B23/03Containers for flat record carriers
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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    • G11B23/03Containers for flat record carriers
    • G11B23/032Containers for flat record carriers for rigid discs
    • G11B23/0321Containers for flat record carriers for rigid discs rigid cartridges for single discs
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/02Details
    • G11B17/04Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B3/00Recording by mechanical cutting, deforming or pressing, e.g. of grooves or pits; Reproducing by mechanical sensing; Record carriers therefor
    • G11B3/68Record carriers
    • G11B3/70Record carriers characterised by the selection of material or structure; Processes or apparatus specially adapted for manufacturing record carriers

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カートリッジ落下衝撃による橋絡部の折損発
生を防止する。 【構成】 上ハーフ側の第1開口部316のカートリッ
ジ幅方向寸法L1を下ハーフ側の第2開口部306のカ
ートリッジ幅方向寸法L2より小さい寸法に設定した。
このため、橋絡部316aの基端部厚さを橋絡部306
aの基端部厚さより大きい寸法に設定することができる
から、各ハーフ304,305を組み合わせた時に大き
いハーフ厚さをもつ橋絡部316aの剛性に小さいハー
フ厚さをもつ橋絡部306の剛性が依存することにな
り、両橋絡部306a,316aにおけるカートリッジ
303の剛性を高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば光磁気ディスク
等のディスクを回転自在にその内部に収納してなるカー
トリッジを備えたディスクカートリッジに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、光磁気ディスク装置は、ディス
クカートリッジのカートリッジ内に回転可能に収納され
た光磁気ディスクに対して情報信号の書き込みおよび読
み出しあるいはいずれか一方を行うディスク装置として
知られている。
【0003】これは、ディスクカートリッジを保持する
カートリッジホルダーを有するカートリッジローディン
グ機構と、このカートリッジローディング機構の下方に
設けられ光磁気ディスクを保持するディスクテーブルお
よびこのディスクテーブルを回転駆動するスピンドルモ
ータを有する回転機構と、この回転機構の後方に設けら
れ対物レンズを有する光学ピックアップ装置と、この光
学ピックアップ装置の上方に設けられ磁界印加ヘッドを
有する外部磁界発生装置と、この外部磁界発生装置およ
び光学ピックアップ装置の前方に設けられ回転機構を昇
降する昇降機構等とから大略構成されている。
【0004】このように構成された光磁気ディスク装置
においては、ディスクカートリッジを所定のカートリッ
ジ装着位置に搬送した後、このカートリッジ装着位置で
光磁気ディスクを回転操作し、光磁気ディスクに対して
情報信号の書き込みと読み出しが行われる。
【0005】一方、この種の光磁気ディスク装置に装着
されるディスクカートリッジは、図11および図12に
示すように構成されている。
【0006】同図において、このディスクカートリッジ
201は、円盤状に形成してなる光磁気ディスク202
と、この光磁気ディスク202を回転可能に収納するカ
ートリッジ203とを有して構成されている。
【0007】このうち光磁気ディスク202にはデータ
記録領域に磁気記録層が形成されており、この磁気記録
層に光磁気的な手段によって情報信号の書き込みおよび
読み出しあるいはこれらのうち一方が行われる。
【0008】この光磁気ディスク202は、一方の主面
部が信号記録面となり、ディスク中央部には円盤状に形
成された金属製のチャッキングハブ202aが設けられ
ている。
【0009】一方、カートリッジ203は、前記光磁気
ディスク202を内部に収納し得るに十分な空間を有す
る略箱状の上下一対の上ハーフ204と下ハーフ205
からなり、これら各ハーフ204,205を互いに突き
合わせて構成されている。
【0010】このカートリッジ203の前面部209に
はカートリッジホルダーのシャッタ開放ピン(後述)が
嵌合してカートリッジ開口部を開蓋状態とするシャッタ
開放部材嵌入部224が設けられており、一側面部20
7の前方部寄りにはカートリッジホールドピン(後述)
が嵌入するカートリッジ引き込みピン嵌入用孔228が
設けられている。
【0011】また、このカートリッジ203の下ハーフ
205には光磁気ディスク装置本体内のディスクカート
リッジ201を水平方向に位置決めするカートリッジ位
置決めピン(後述)が係合するカートリッジ位置決めピ
ン係合孔225,226が設けられており、このうちカ
ートリッジ位置決めピン係合孔226の近傍には光磁気
ディスク202に対する情報信号の書き込み可否を選択
するための誤消去防止部材227が設けられている。
【0012】さらに、この下ハーフ205には、前記光
磁気ディスク202の信号記録面一部および前記チャッ
キングハブ202aをカートリッジ外に露呈させるため
の第1開口部206が設けられている。
【0013】この第1開口部206は、前記カートリッ
ジ203の一方側面207と他方側面208の両面間の
左右方向略中央部に前記カートリッジ203の前面部2
09側よりカートリッジ前後方向略中央部に亘って延在
する長孔によって形成されており、前記ディスクカート
リッジ201が光磁気ディスク装置本体内に装着された
時に前記チャッキングハブ202aをディスク回転駆動
機構(後述)のディスクテーブルに臨ませると共に、光
磁気ディスク202の信号記録面を光学ピックアップ装
置(後述)の対物レンズに臨ませるように構成されてい
る。
【0014】そして、上ハーフ204には、前記カート
リッジ203の前面部209近傍に位置し前記第1開口
部206に対応する第2開口部216が設けられてい
る。
【0015】この第2開口部216は、光磁気ディスク
202の他方側主面部の一部をカートリッジ外に露呈さ
せるに十分な大きさの平面視矩形状の開口部として形成
されており、前記ディスクカートリッジ201が光磁気
ディスク装置本体内に装着された時に光磁気ディスク2
02の他方側主面部を磁界印加ヘッド(後述)に臨ませ
るように構成されている。
【0016】なお、前記カートリッジ203の前面部2
09における前記各開口部206,216に対応する部
位には、光学ピックアップ装置(後述)および磁界印加
ヘッド(後述)が光磁気ディスク202の各主面部に近
接対向して容易に進入し得るようにするために切欠き凹
部を形成することにより橋絡部206a,216aが設
けられている。
【0017】すなわち、このカートリッジ203の前面
部209の近傍の中央部厚さ(橋絡部206a,216
aの厚さ)は、前記第1開口部206および前記第2開
口部216に対応する部分において肉薄の寸法に設定さ
れている。
【0018】また、このカートリッジ203には、前記
両開口部206,216を開閉するシャッタ部材211
が摺動自在に取り付けられている。
【0019】このシャッタ部材211は、前記下ハーフ
205の第1開口部206を閉蓋する第1シャッタ板部
212と、この第1シャッタ板部212に平行に設けら
れ前記上ハーフ204の第2開口部216を閉蓋する第
2シャッタ板部213と、この第2シャッタ板部213
および前記第1シャッタ板部212の基端部同士を連結
する連結片部214とによって構成されている。
【0020】このうち第1シャッタ板部212は、前記
第1開口部206を閉蓋するに十分な幅狭の長方形体と
して形成されている。
【0021】この第1シャッタ板部212は、先端部が
前記シャッタ押え板215によって押圧支持されてお
り、これにより前記カートリッジ203からの浮き上が
りが防止される。
【0022】一方、第2シャッタ板部213は、少なく
とも前記第2開口部216を閉蓋するに十分な大きさの
幅広の長方形体として形成されている。
【0023】そして、連結片部214の高さは、前記カ
ートリッジ203の中央薄肉部厚さと略等しい寸法に設
定されている。
【0024】また、この連結片部214および前記カー
トリッジ203には、前記第1開口部206および前記
第2開口部216を閉蓋する方向に前記シャッタ部材2
11を常時移動付勢する捩りコイルスプリング(図示せ
ず)の各スプリング端部が係止されている。
【0025】なお、図中矢印Xは前記シャッタ部材21
1が前記両開口部206,216を閉蓋する位置と前記
両開口部206,216を開蓋する位置との間を移動す
る方向を示す。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種のデ
ィスクカートリッジにおいては、近年における装置の薄
型化に応じる必要から、各開口部206a,216aの
両側縁カートリッジ挿入側端部を連結する橋絡部206
a,216aの厚さが各ハーフ204,205の厚さよ
り小さい寸法に設定されており、このためカートッリ2
03の剛性が橋絡部206a,216aで低くなり、カ
ートリッジ落下による衝撃によって上ハーフ204の橋
絡部206aの基端部206a1,206a2および下ハ
ーフ205の橋絡部216aの基端部216a1,21
6a2が折損してしまうという問題があった。
【0027】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、カートリッジ橋絡部の剛性を高めることがで
き、もってカートリッジ落下衝撃による橋絡部の折損発
生を防止することができるディスクカートリッジを提供
するものである。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明に係るディスクカ
ートリッジは、磁界印加ヘッドが臨む開口部および対物
レンズが臨む開口部のうち一方の開口部のカートリッジ
幅方向寸法を他方の開口部のカートリッジ幅方向寸法よ
り小さい寸法に設定したものである。
【0029】
【作用】本発明においては、各ハーフ開口部の両側縁カ
ートリッジ挿入側端部を連結する橋絡部のうち一方の開
口部を連結する橋絡部の基端部厚さが他方の開口部を連
結する橋絡部の基端部厚さより大きい寸法に設定され
る。
【0030】
【実施例】以下、本発明の構成等を図1〜図7に示す実
施例によって詳細に説明する。
【0031】同図において、このディスクカートリッジ
301は、円盤状に形成してなる光磁気ディスク302
と、この光磁気ディスク302を回転可能にその内部に
収納するカートリッジ303とを有して構成されてい
る。
【0032】このうち光磁気ディスク302にはデータ
記録領域に磁気記録層が形成されており、この磁気記録
層に光磁気的な手段によって情報信号の書き込みおよび
読み出しあるいはこれらのうち一方が行われる。
【0033】この光磁気ディスク302は、一方の主面
部が信号記録面となり、ディスク中央部には円盤状に形
成された金属製のチャッキングハブ302aが設けられ
ている。
【0034】一方、カートリッジ303は、前方に開口
し前記光磁気ディスク302を内部に収納し得るに十分
な空間304a,305aを有する略箱状の上下一対の
上ハーフ304と下ハーフ305からなり、これら各ハ
ーフ304,305を互いに組み合わせ超音波溶接して
構成されている。
【0035】このカートリッジ303の前面部309に
はカートリッジホルダー(後述)のシャッタ開放ピン
(後述)が嵌合してカートリッジ開口部を開蓋状態とす
るシャッタ開放部材嵌入部324が設けられており、カ
ートリッジ一方側側面部307の前方部寄りにはカート
リッジホールドピン(後述)が嵌入するカートリッジ引
き込みピン嵌入用孔328が設けられている。
【0036】また、このカートリッジ303の下ハーフ
305には光磁気ディスク装置本体内のディスクカート
リッジ301を水平方向に位置決めするカートリッジ位
置決めピン(後述)が係合するカートリッジ位置決めピ
ン係合孔325,326が設けられており、このうちカ
ートリッジ位置決めピン係合孔326の近傍にはカート
リッジ表裏面に開口しカートリッジ幅方向に延在するガ
イド孔305bおよびこのガイド孔305bの延在方向
と同一の方向に延在しカートリッジ前後方向に開口する
切欠き溝305cが設けられている。
【0037】さらに、この下ハーフ305には、前記チ
ャッキングハブ302aをカートリッジ外に露呈させる
ための貫通孔305dおよび前記光磁気ディスク302
の信号記録面一部をカートリッジ外に露呈させるための
第2開口部306が設けられている。
【0038】このうち貫通孔305dは、前記下ハーフ
305のハーフ中央部においてカートリッジ内外に開口
する丸孔によって形成されており、前記ディスクカート
リッジ301が光磁気ディスク装置本体内に装着された
時に後述するディスク回転駆動機構のディスクテーブル
に前記チャッキングハブ302aを臨ませるように構成
されている。
【0039】また、第2開口部306は、前記カートリ
ッジ303の一方側側面部307および他方側側面部3
08の両面間のカートリッジ幅方向略中央部に前記カー
トリッジ303の前面部309側よりカートリッジ前後
方向略中央部に亘って延在する長孔によって形成されて
おり、前記ディスクカートリッジ301が光磁気ディス
ク装置本体内に装着された時に光磁気ディスク302の
信号記録面を光学ピックアップ装置(後述)の対物レン
ズに臨ませるように構成されている。
【0040】そして、上ハーフ304には、前記ガイド
孔305bのカートリッジ幅方向中央部寄り端部に対応
する部位においてカートリッジ表裏面に開口する平面視
丸形状の貫通孔304bおよび前記切欠き溝305cに
対応する部位においてカートリッジ前後方向に開口しカ
ートリッジ幅方向に延在する切欠き溝304cが設けら
れている。
【0041】また、この上ハーフ304の内面には、前
記切欠き溝304cの切欠き開口面に対向するプロテク
トスライダー案内用の第1ガイド304dおよびこの第
1ガイド304dに前記貫通孔304bの開口径より大
きい空間を介して対向するプロテクトスライダー案内用
の第2ガイド304eが一体に設けられている。
【0042】また、この上ハーフ304の内面には前記
両ガイド304d,304eのカートリッジ幅方向両側
において各々が互いに対向するプロテクトスライダー移
動規制用のストッパ304f,304gが一体に設けら
れており、このうち前記カートリッジ303の一方側側
面部307に近接するストッパ304gは後述するプロ
テクトスライダーを記録可能設定位置においてカートリ
ッジ幅方向の一方側に係止する係止部304g1を有す
る平面視略コ字状のストッパによって形成されている。
【0043】さらに、この上ハーフ304には、前記カ
ートリッジ303の前面部309近傍に位置し前記下ハ
ーフ305の第2開口部306に対応する第1開口部3
16が設けられている。
【0044】この上ハーフ304の第1開口部316
は、光磁気ディスク302の他方側主面部の一部をカー
トリッジ外に露呈させるに十分な大きさの平面視矩形状
の開口部として形成されており、カートリッジ幅方向寸
法L1が前記第2開口部306のカートリッジ幅方向寸
法L2より小さい寸法(L1<L2)に設定されている。
【0045】そして、この第1開口部316は、前記デ
ィスクカートリッジ301が光磁気ディスク装置本体内
に装着された時に光磁気ディスク302の他方側主面部
を磁界印加ヘッド(後述)に臨ませるように構成されて
いる。
【0046】さて、この上ハーフ304および前記下ハ
ーフ305(カートリッジ303)の前面部309にお
ける前記各開口部306,316に対応する部位には、
これら各開口部306,316の両側縁カートリッジ挿
入側端部を連結し磁界印加ヘッドおよび光学ピックアッ
プ装置(共に後述)が光磁気ディスク202の各主面部
に近接対向して容易に進入し得るようにするために切欠
き凹部を形成することにより橋絡部306a,316a
が設けられている。
【0047】すなわち、このカートリッジ303の前面
部309の近傍の中央部厚さ(橋絡部306a,316
aの厚さ)は、前記第1開口部316および前記第2開
口部306に対応する部分において肉薄の寸法に設定さ
れている。
【0048】このうち上ハーフ側橋絡部316aの基端
部316a1の厚さは、下ハーフ側橋絡部306aの基
端部306a1の厚さより大きい寸法に設定されてい
る。
【0049】また、このカートリッジ303の下ハーフ
305には、前記橋絡部306aのカートリッジ幅方向
両側に延在しかつハーフ内面に突出するシャッタ部材案
内用の下第1ガイド305hと下第2ガイド305iが
一体に設けられている。
【0050】さらに、この下ハーフ305には、前記一
方側側面307に近接する部位においてハーフ内面に突
出し凹溝305j1を有するスプリング係止片305j
が一体に設けられている。
【0051】この下ハーフ305には前記他方側側面3
08に近接する部位において前記スプリング係止片30
5jに対向するシャッタ部材用のストッパ305kが一
体に設けられており、このストッパ305kの前記カー
トリッジ他方側側面308寄り端部には前記シャッタ開
放部材嵌入部324の一部を構成しこの開口を拡げるよ
うなピン案内面305l1を有する立ち上がり片305
lが一体に設けられている。
【0052】そして、このカートリッジ303の上ハー
フ304には、前記橋絡部316aのカートリッジ幅方
向両側に延在しかつハーフ内面に突出するシャッタ部材
案内用の上第1ガイド304hと上第2ガイド304i
が一体に設けられている。
【0053】また、この上ハーフ304には前記カート
リッジ303の他方側側面308に近接する部位におい
て前記ストッパ305kに対応するシャッタ部材移動規
制用のストッパ304lが一体に設けられており、この
ストッパ304lの前記カートリッジ他方側側面308
寄り端部には前記シャッタ開放部材嵌入部324の一部
を構成しこの開口を拡げるようなピン案内面304m1
を有する立ち上がり片304mが一体に設けられてい
る。
【0054】327は誤消去防止部材としての記録プロ
テクトスライダーで、前記両ガイド304d,304e
内に臨み前記上ハーフ304の貫通孔304bを開閉可
能な基部327aと、この基部327aに一体に設けら
れ前記ストッパ304gに係止可能な爪部327b1
有する係止片327bとからなり、前記カートリッジ3
03内に収納され、かつ前記ストッパ304f,304
g間においてカートリッジ幅方向に摺動自在に設けられ
ている。
【0055】また、この記録プロテクトスライダー32
7の基部327aには前記各ハーフ304,305の切
欠き溝304c,305cを閉塞可能なカバー片327
cが連結部327dを介して一体に設けられており、こ
のカバー片327cのカートリッジ幅方向中央部側端部
には前記各切欠き溝304c,305c内に臨むスライ
ダー操作子327eが一体に設けられている。
【0056】さらに、このプロテクトスライダー327
の基部327aには、前記下ハーフ305のガイド孔3
05b内に臨む突子327fが一体に設けられている。
【0057】そして、この記録プロテクトスライダー3
27は、前記光磁気ディスク302に対する情報信号の
書き込み可否を選択し得るように構成されている。
【0058】311は前記両開口部306,316を開
閉する金属製のシャッタ部材で、前記カートリッジ30
3内に摺動自在に取り付けられている。
【0059】このシャッタ部材311は、前記下ハーフ
305の第2開口部306を閉蓋する第1シャッタ板部
312と、この第1シャッタ板部312に平行に設けら
れ前記上ハーフ304の第1開口部316を閉蓋する第
2シャッタ板部313と、この第2シャッタ板部313
および前記第1シャッタ板部312の基端部同士を連結
する連結片部314とによって構成されている。
【0060】このうち第1シャッタ板部312は、前記
第2開口部306および前記貫通孔305cを閉蓋する
に十分な幅狭の長方形体として形成されている。
【0061】この第1シャッタ板部312は、先端部が
前記シャッタ押え板315によって押圧支持されてお
り、これにより前記カートリッジ303からの浮き上が
りが防止される。
【0062】一方、第2シャッタ板部313は、前記第
1開口部316を閉蓋するに十分な大きさの幅広の長方
形体として形成されている。
【0063】この第2シャッタ板部313のカートリッ
ジ幅方向寸法は前記第1シャッタ板312のカートリッ
ジ幅方向寸法より大きい寸法に設定されており、これに
より前記シャッタ部材311全体のカートリッジ前後方
向軸線回りのねじれ発生を抑制するように構成されてい
る。
【0064】そして、連結片部314の高さは、前記カ
ートリッジ303の中央薄肉部厚さと略等しい寸法に設
定されている。
【0065】315は前記シャッタ部材311をカート
リッジ幅方向に案内する合成樹脂製のシャッタスライダ
ーで、前記連結片部314の裏側に取り付けられカート
リッジ幅方向に延在する基部315aと、この基部31
5aに一体に設けられ前記カートリッジ303の他方側
側面部308に向かってカートリッジ幅方向に突出する
ガイド部315bとからなり、前記上下両ハーフ30
4,305間にカートリッジ幅方向に摺動自在に設けら
れている。
【0066】このシャッタスライダー315の基部31
5aには、前記カートリッジ303の一方側側面部30
7に近接する部位において前記カートリッジ前面部30
9から離間する方向に突出する第1摺動片317および
この第1摺動片317の側方において同じく前記カート
リッジ303の前面部309から離間する方向に突出す
る第2摺動片318が一体に設けられている。
【0067】この基部315aの各摺動片317,31
8には、前記下第2ガイド305iおよび前記上第2ガ
イド304iに各々係合する係合溝317a,318a
が形成されている。
【0068】この基部315aには、前記両摺動片31
7,318のうち第2摺動片318のシャッタ連結片部
寄りに切欠きを形成することにより空間部315a1
よびこの空間部315a1内に臨むスプリング係止片3
15cが設けられている。
【0069】一方、スライダー315のガイド部315
bには前記カートリッジ303の他方側側面部308に
近接する部位において前記カートリッジ前面部309か
ら離間する方向に突出する連結片319が一体に設けら
れており、この連結片319の先端部には前記カートリ
ッジ303の他方側側面308に向かって突出し前記上
ハーフ304の上第1ガイド304hおよび前記下ハー
フ305の下第1ガイド305hに共に係合する係合片
320が一体に設けられている。
【0070】また、このガイド部315bには、前記連
結片318と反対側の端部においてスライダー上下方向
に突出し前記カートリッジ303の前面部309に対向
する上下2つの凸部322a,322bおよびこれら両
凸部322a,322bを連結する連結部322cを有
するシャッタ部材開放用の押圧力受部片322が一体に
設けられている。
【0071】この押圧力受部片322における前記カー
トリッジ他方側側面部308寄りの外方側角部には、デ
ィスクカートリッジ挿入側に向かうにしたがって前記立
ち上がり片304m,305lの両ピン案内面304m
1,305l1から離間するようなピン案内面322dが
C1程度の面取り加工を施すことにより形成されてい
る。
【0072】そして、このピン案内面322dは、前記
両ピン案内面304m1,305l1と共に前記ディスク
カートリッジ301のカートリッジホルダー(後述)に
対する挿入に伴いシャッタ開放ピン(後述)を前記シャ
ッタ開放部材嵌入部324に案内し得るように構成され
ている。
【0073】321はシャッタ部材復帰用の捩りコイル
スプリングで、スプリング各端部が前記下ハーフ305
のスプリング係止片305jと前記スライダー315の
スプリング係止片315cに係止され、かつ前記カート
リッジ303内に収納されている。
【0074】そして、この捩りコイルスプリング321
は、前記シャッタ部材311を前記第1開口部316お
よび前記第2開口部306を閉蓋する方向に常時移動付
勢するように構成されている。
【0075】なお、図中矢印Xは前記シャッタ部材31
1が前記両開口部306,316を閉蓋する位置と前記
両開口部306,316を開蓋する位置との間を移動す
る方向を示す。
【0076】このように構成されたディスクカートリッ
ジにおいては、上ハーフ304の第1開口部316の両
側縁カートリッジ挿入側端部を連結する橋絡部316a
の基端部316a1の厚さを下ハーフ305の第2開口
部306の両側縁カートリッジ挿入側端部を連結する橋
絡部306aの基端部306a1の厚さより大きい寸法
に設定することができる。
【0077】したがって、本実施例においては、上下各
ハーフ304,305を組み合わせた時に小さいハーフ
厚さをもつ橋絡部306aの剛性が大きいハーフ厚さを
もつ橋絡部316aの剛性に依存することになるから、
両橋絡部306a,316aにおけるカートッリ303
の剛性を高めることができる。
【0078】また、本実施例においては、上ハーフ30
4の第1開口部316の両側縁カートリッジ挿入側端部
を連結する橋絡部316aの基端部316a1の厚さを
大きい寸法に設定したことは、上ハーフ304が合成樹
脂によって形成されている場合の上ハーフ成形時に成形
用型板内の樹脂流れが良好に行われるから、上ハーフ橋
絡部316aの基端部316a1での平面度を高めるこ
とができる。
【0079】次に、本実施例におけるディスクカートリ
ッジのカートリッジ内に収納される光磁気ディスクに対
して記録および/または再生を行う光磁気ディスク装置
につき、図8〜図10を用いて説明する。
【0080】この光磁気ディスク装置は、断面視略コ字
状のシャーシ1に取り付けられディスクカートリッジ3
01の光磁気ディスク302に対して記録再生を行う各
種機構を内蔵する筐体(ディスク装置本体)3と、この
筐体3の前面部に設けられ例えばコンピュータ本体やサ
ブシステム等に組み込まれた時に外部に露呈する前面パ
ネル4とから構成されている。
【0081】このうち前面パネル4には、前記ディスク
カートリッジ301を前記筐体3の内外に挿抜するため
のカートリッジ挿抜口5が設けられており、このカート
リッジ挿抜口5を開閉する塵埃侵入防止用の蓋体6が回
動自在に設けられている。
【0082】また、この前面パネル4には、前記光磁気
ディスク302に対する記録再生動作状態を表示するた
めの発光素子7および前記ディスクカートリッジ301
を排出するためのエジェクト釦8が設けられている。
【0083】一方、筐体3には、図9に示すように、前
記ディスクカートリッジ301を挿抜自在に保持するカ
ートリッジホルダー9を有するカートリッジローディン
グ・アンローディング機構(A)と、このカートリッジ
ローディング・アンローディング機構(A)の下方に設
けられ前記光磁気ディスク302を保持するディスクテ
ーブル(後述)およびこのディスクテーブルを回転駆動
するスピンドルモータ10を有するディスク回転機構
(B)と、このディスク回転機構(B)の後方に設けら
れ対物レンズ12を有する光学ピックアップ装置(C)
と、この光学ピックアップ装置(C)の上方に設けられ
磁界印加ヘッドを有する外部磁界発生装置(D)と、こ
の外部磁界発生装置(D)の近傍に設けられ磁界印加ヘ
ッドをローディング位置とアンローディング位置に保持
する保持機構(E)と、この保持機構(E)の片側側方
に設けられ磁界印加ヘッドにローディング・アンローデ
ィング用の駆動力および前記ディスクカートリッジ30
1にアンローディング用の駆動力を付与するための駆動
機構(F)と、この駆動機構(F)の前方に設けられデ
ィスク回転機構(B)を昇降する昇降機構(G)と、こ
の昇降機構(G)の後方に設けられ保持機構(E)にロ
ーディング・アンローディング用の駆動力を伝達する伝
達機構(図示せず)等とが内蔵されている。
【0084】(A)カートリッジローディング・アンロ
ーディング機構 カートリッジローディング・アンローディング機構
(A)には、ディスクカートリッジ301をカートリッ
ジ挿入方向に自動的に引き込みかつカートリッジ排出方
向に自動的に押し出すオートインジェクト機構(A1
を有する前記カートリッジホルダー9が備えられてい
る。
【0085】このカートリッジホルダー9は、前後方向
に開口する矩形状のカートリッジ挿抜口18および前後
方向に延在する長孔からなるガイド溝19を有する偏平
な箱体によって形成されている。
【0086】このカートリッジホルダー9のカートリッ
ジ挿抜口18の角部近傍には、前記ディスクカートリッ
ジ301をカートリッジ挿抜時に案内する複数の挿入ガ
イド片20,21が設けられている。
【0087】また、このカートリッジホルダー9には、
前記ディスクカートリッジ301のシャッタ部材311
を自動的に開放するシャッタ開放装置(A−a)が設け
られている。
【0088】このシャッタ開放装置(A−a)は、前記
ディスクカートリッジ301の挿入動作に連動して前記
シャッタ部材311が開放するような軌跡をもつカム溝
22と、このカム溝22内を移動するシャッタ開放ピン
23を有するシャッタ開放ピン支持部材24とから構成
されている。
【0089】このうちカム溝22は、前記ディスクカー
トリッジ301の挿入方向に斜めに傾斜する傾斜部22
aと、この傾斜部22aに連続する円弧状部22bと、
この円弧状部22bに連続し前記ディスクカートリッジ
301の挿入方向に略平行な直線部22cとからなるカ
ム溝によって形成されている。
【0090】一方、シャッタ開放ピン支持部材24は、
平面視略半円形状の前端部24aと後端部24bおよび
平面視略長方形状の中央部24cからなる板状体によっ
て形成されている。
【0091】このシャッタ開放ピン支持部材24には、
前記後端部24bから長手方向略中央部に向かって延在
しかつ前記ガイド溝19の延在方向に沿って移動するフ
ランジ付きの移動ガイドピン26が係合する長孔からな
るガイド溝24dが設けられている。
【0092】そして、このシャーシ開放ピン支持部材2
4は、引張コイルスプリング27によって前記シャッタ
開放ピン23を前記カム溝22の始端部に位置付ける方
向に常時付勢されている。
【0093】また、前記カートリッジホルダー9の天井
板9aの後端縁左側部には、前記ディスクカートリッジ
301の挿入方向位置を規制するためのカートリッジ挿
入位置規制片28がカートリッジホルダー後方に突出す
るように下側に折り曲げ形成されている。
【0094】さらに、このカートリッジホルダー9の両
側縁略中央部にはホルダー内外に開口する切欠き29が
形成されており、これら各切欠き29内に臨み前記ディ
スクカートリッジ301をカートリッジ高さ方向位置決
め部30に圧接するカートリッジ押圧片31が取り付け
られている。
【0095】このカートリッジ押圧片31は、前記カー
トリッジホルダー9の下板部に固定された支持部31a
と、ローディング時にのみ前記ディスクカートリッジ3
01の上面に接触するカートリッジ押圧部31bと、こ
のカートリッジ押圧部31bをアンローディング時に前
記ディスクカートリッジ301に対して非接触位置に回
避させるカートリッジ回避部31cとからなり、このう
ち前記支持部31aと前記カートリッジ押圧部31bと
の連結部分には、ローディング状態からアンローディン
グ状態に移行するに際してスライド板(後述)のカート
リッジ押圧操作片(後述)と前記カートリッジ押圧片3
1の引っ掛かりを防止するための折曲部31dが設けら
れている。
【0096】次に、カートリッジホルダー9のオートイ
ンジェクト機構(A1)について説明する。
【0097】このオートインジェクト機構(A1)は、
前記ディスクカートリッジ201の挿抜方向に進退する
第1インジェクトプレート170と、この第1インジェ
クトプレート170の移動によって前記ディスクカート
リッジ201を引き込む第2インジェクトプレート17
1と、この第2インジェクトプレート171によるカー
トリッジ引き込み時に前記第1インジェクトプレート1
70に対して前記カートリッジホルダー9の奥行き方向
に強制移動力を付与する第3インジェクトプレート17
2とから構成されている。
【0098】このうち第1インジェクトプレート170
は、前記カートリッジホルダー9の下板部片側側縁に設
けられている。
【0099】この第1インジェクトプレート170は、
プレート両端部に前記カートリッジホルダー9の下板部
(図示せず)に植立してなる一対のガイド軸173,1
74に係合しかつ前記ディスクカートリッジ301の挿
抜方向に延在する長孔からなるガイド溝175,176
が設けられており、これらガイド溝175,176に前
記各ガイド軸173,174が挿通係合して図10に矢
印Aで示す方向に進退し得るように構成されている。
【0100】この第1インジェクトプレート170に
は、前記ディスクカートリッジ201の挿抜方向と直角
な片側方向に開放する切欠き177が設けられている。
【0101】また、この第1インジェクトプレート17
0の後方端部には、前記ディスクカートリッジ301の
シャッタ部材311が当接するカートリッジ接触部17
8が設けられている。
【0102】さらに、この第1インジェクトプレート1
70の奥行き後方端部には、前記シャーシ1上のトリガ
ーアーム179に植立してなるトリガーアームピン18
0と接触するトリガーアーム回動操作片181が設けら
れている。
【0103】このトリガーアーム回動操作片181と接
触するトリガーアーム179は、後述するスライド板の
アンローディング状態を保持する機能を有し、前記カー
トリッジホルダー9の下板部(図示せず)上の支軸18
2を中心として回動自在に設けられている。このトリガ
ーアーム179には、後述するスライド板係止ピンと係
合する係止爪179aが設けられている。
【0104】そして、このトリガーアーム179は、捩
りコイルスプリング(図示せず)によって常時前記係止
爪179aがスライド板係止ピン(後述)と係合する方
向に回動付勢されている。
【0105】一方、オートインジェクト機構A1の第2
インジェクトプレート171は、前記第1インジェクト
プレート170の後端部に植立してなる支軸184を中
心にして図10に矢印Bで示す方向に回動し得るように
取り付けられている。
【0106】そして、この第2インジェクトプレート1
71には、前記カートリッジ挿抜口18より前記カート
リッジホルダー9内へ挿入される前記ディスクカートリ
ッジ301のカートリッジ引き込みピン嵌入用孔228
に嵌入係合するカートリッジホールドピン185および
前記ガイド軸174が前記ガイド溝176に挿通して係
合するカム溝186が設けられている。
【0107】このうちカートリッジ引き込み嵌入用孔2
28に嵌入係合するカートリッジホールドピン185
は、前記ディスクカートリッジ301が前記カートリッ
ジホルダー9内に挿入される前の状態においてカートリ
ッジホルダー外に位置し、前記ディスクカートリッジ3
01が前記カートリッジホルダー9内に挿入されると、
前記カートリッジ引き込み嵌入用孔228と相対向する
位置に位置し、前記第2インジェクトプレート171の
回動によって前記カートリッジ引き込み嵌入用孔328
内に入り込むように構成されている。
【0108】そして、オートインジェクト機構A1の第
3インジェクトプレート172は、前記カートリッジホ
ルダー9の下板部に植立してなる支軸187を中心とし
て回動し得るように構成されている。
【0109】この第3インジェクトプレート172の一
端部には前記切欠き177に係合するインジェクトプレ
ート操作ピン188が植設されており、他端部には下方
に突出するスライド板のインジェクトプレート保持片
(図示せず)に係合可能なインジェクトプレート保持ピ
ン189が植設されている。
【0110】また、この第3インジェクトプレート17
2は、前記インジェクトプレート操作ピン188と前記
ガイド軸174に係止された引張コイルスプリング19
0によって図10に矢印Cで示す方向に常時回動付勢さ
れている。
【0111】(B)ディスク回転機構 ディスク回転機構(B)には、昇降機構(G)によって
前記ディスクカートリッジ301に対して接近・離間す
る方向に移動する前記スピンドルモータ10が備えられ
ている。
【0112】このスピンドルモータ10は、上方(ディ
スク装着側)に開口する凹部32aを有する円柱状のス
ピンドル保持体(ディスクテーブル)32内に設けられ
ている。
【0113】この保持体32の凹部32a内には前記光
磁気ディスク302のチャッキングハブ302aを吸着
するマグネット33が収納されており、このマグネット
33の中央部には前記スピンドルモータ10のスピンド
ル軸10aが挿通する挿通孔33aが設けられている。
【0114】また、この凹部32aの開口周縁には、前
記光磁気ディスク302を載置する偏平なディスク載置
面(ディスクテーブル面)34が形成されている。
【0115】なお、このディスク載置面34の高さ方向
位置は、前記スピンドル軸10aの先端より若干低い位
置に設定されている。
【0116】(C)光学ピックアップ装置 光学ピックアップ装置(C)は、前記筐体3内のディス
ク装着部における前記光磁気ディスク302の信号記録
面に対してレーザ光を照射し得るように構成されてい
る。
【0117】この光学ピックアップ装置(C)は、従来
の一体型光学系と異なり、高速アクセス化に対応するた
めに可動部分を軽量にした分離光学系とされる。
【0118】すなわち、この光学ピックアップ装置は、
記録再生に用いる光源となるレーザダイオードやフォー
カス,トラッキング制御を行うために用いる信号検出器
や記録信号を検出する信号検出器等を有する固定光学系
(図示せず)と、この固定光学系からのレーザ光を前記
光磁気ディスク302の信号記録面に集光するための前
記対物レンズ12を有するキャリッジ37と、このキャ
リッジ37の後方に位置しトラッキング制御を行うため
に用いるガルバノミラー(図示せず)とからなり、前記
シャーシ1上に各々分離して設けられている。
【0119】このうちキャリッジ37は、前記シャーシ
1の上方に位置し各々が互いに左右方向に所定の間隔を
もって平行する2つのガイド軸39に進退自在に保持さ
れている。
【0120】このキャリッジ37の一方側側面部には二
対のベアリング40が各対の各ベアリング回転軸を互い
に90°となる角度に設定して位置付けられており、他
方側側面部には一対のベアリング40が同じく各ベアリ
ング回転軸を互いに90°となる角度に設定して位置付
けられている。
【0121】また、このキャリッジ37には、前記各対
のベアリング40のうち一方のベアリングに前記各対の
両ベアリング回転軸間の角度が90°より狭くなるよう
な方向に弾撥力を付与する弾性体(図示せず)が固定さ
れている。
【0122】そして、このキャリッジ37の両側方に
は、キャリッジ駆動用のリニアモータ42が設けられて
いる。
【0123】さらに、このキャリッジ37には、前記対
物レンズ12を保持するレンズホルダー47が上下方向
に並列する2つの弾性体48を介して設けられている。
【0124】(D)外部磁界発生装置 外部磁界発生装置(D)は、前記光磁気ディスク302
の信号記録面に対して所定の外部磁界を印加する磁界印
加ヘッドを組み込んでなるスライダー(以下、「磁界印
加ヘッド」とする。)59を有し前記キャリッジ37の
後端部に保持機構(E)を介して設けられている。
【0125】この外部磁界発生装置(D)の磁界印加ヘ
ッド59は、磁界変調オーバ−ライトに対応できるよう
に浮上型磁気ヘッドによって構成されている。
【0126】(E)保持機構 保持機構(E)は、前記キャリッジ37の後端部に立ち
上がり部37aを介して保持され伝達機構(図示せず)
から駆動機構(F)の駆動力を受けて回動するリフター
58と、このリフター58の上方に設けられかつ前記キ
ャリッジ37の立ち上がり部37aに回動可能に保持さ
れ前記磁界印加ヘッド59を保持するヘッドアーム60
とからなり、これらヘッドアーム60とリフター58を
前記磁界印加ヘッド59による光磁気ディスク302へ
の磁界印加が可能なローディング位置と、このローディ
ング位置から前記磁界印加ヘッド59が前記ディスク載
置面34と反対側に離間するアンローディング位置とに
おいて保持し得るように構成されている。
【0127】この保持機構(E)のヘッドアーム60
は、ヘッド浮上時の安定性を確保するために前記磁界印
加ヘッド59が前記光磁気ディスク302の信号記録面
からアンローディング状態において離間する位置と、前
記光磁気ディスク302の信号記録面に対して前記磁界
印加ヘッド59がローディング状態において数グラム〜
10グラム程度の押圧力によって接触する位置とに位置
するように構成されている。
【0128】(F)駆動機構 駆動機構(F)は、前記伝達機構(図示せず)の作動に
よる前記リフター58のロック状態を保持・解除するた
めの駆動源および前記筐体3外に前記ディスクカートリ
ッジ301を排出するための駆動源となる駆動モータ7
0と、この駆動モータ70に連結され前記キャリッジ3
7の進退方向と直角な方向に突出する円柱状のピン71
を片側面の周縁に有する伝達ギア72とからなり、この
うち伝達ギア72が正方向に回動することにより前記ピ
ン71を移動操作し後述するスライド板をローディング
位置からアンローディング位置に引き戻し、また伝達ギ
ア72が負方向に回動することにより前記ピン71を移
動操作し伝達機構(図示せず)を介して前記リフター5
8に回動力を付与し得るように構成されている。
【0129】これにより、前記伝達ギア72が正方向回
動によって前記ピン71が変位すると、前記ディスクカ
ートリッジ301の排出動作が行われる。
【0130】また、前記伝達ギア72の負方向回動によ
って前記ピン71が変位すると、伝達機構(図示せず)
の作動によって前記リフター58のロック状態が解除さ
れ、前記キャリッジ37がディスク最外周位置にある時
には前記磁界印加ヘッド59の前記光磁気ディスク30
2に対するローディングが行われる。
【0131】(G)昇降機構 昇降機構(G)は、前記シャーシ1の上方に昇降自在に
設けられ前記ディスクカートリッジ301を位置決めす
るカートリッジ位置決めピン73および前記光磁気ディ
スク302を回転操作するディスク回転機構(B)を保
持する平面視略T字状の昇降板74と、この昇降板74
の下方に設けられ前記ディスクカートリッジ301のロ
ーディング・アンローディング動作に伴って前後方向に
進退する平面視略コ字状のスライド板75とから構成さ
れている。
【0132】この昇降機構(G)のスライド板75の両
側縁の前後方向略中央部および後端部には、前記シャー
シ1上に突出するスプリング係止軸(ガイド軸兼用)7
6とガイド軸77が各々臨む長孔78,79が設けられ
ている。
【0133】このスライド板75の前後方向略中央部側
の各長孔78近傍には斜め前方に向かって延在する下り
勾配をもつ傾斜溝80およびこれら傾斜溝80に連通し
水平方向に延在する平行溝81を有する第1カム片82
が設けられており、後端縁側の長孔79のモータ側長孔
近傍には後方に延在し前記ピン71に係合可能なL字状
のスライド板戻し片83および上方に折り曲げられ前後
方向に開口する貫通孔84aを有するスプリング係止片
84が一体に設けられている。
【0134】そして、このスライド板75の前端部両側
縁には斜め前方に向かって延在する下り勾配をもつ傾斜
溝85およびこれら傾斜溝85に連通しかつ水平方向に
延在する平行溝86を有する第2カム片87が設けられ
ており、最外側縁略中央部には前記カートリッジ押圧片
31を押圧可能な突子88aを有するカートリッジ押圧
操作片88が折り曲げ形成されている。
【0135】また、このスライド板75の一方側側縁後
端部には前記トリガーアーム179の係止爪179aが
係合可能な円柱状のスライド板係止ピン75aが設けら
れており、他方側側縁前端部には前記インジェクトプレ
ート保持ピン189に係合可能なインジェクトプレート
保持片(図示せず)が設けられている。
【0136】なお、このスライド板75には、前記スプ
リング係止軸76および前記スプリング係止片84に係
止されたスライド板復帰用の引張コイルスプリング(図
示せず)によってシャーシ後方(アンローディング位
置)からシャーシ前方(ローディング位置)に向かう移
動力が常時付与されている。
【0137】また、前記第2カム片87の傾斜溝85の
傾斜角度は、前記第1カム片82の傾斜溝80の傾斜角
度より大きい角度に設定されている。
【0138】一方、昇降板74の前端部両側縁には前記
傾斜溝85と前記平行溝86内に臨む第2ピン90が回
転自在に設けられており、後端部両側縁には前記傾斜溝
80と前記平行溝81内に臨む第1ピン89が回転自在
に設けられている。
【0139】また、この昇降板74の前端縁には、温度
センサー91とライトプロテクトスイッチ92Aとディ
スク種類検出スイッチ92Bが搭載されている。
【0140】このように構成された光磁気ディスク装置
に対するディスクカートリッジの装着操作は、次に示す
ようにして行われる。
【0141】先ず、ディスクカートリッジの装着操作
は、ディスクカートリッジ301をカートリッジホルダ
ー9内にカートリッジ挿抜口18から図9に矢印Dで示
す方向に挿入する。
【0142】このとき、ディスクカートリッジ301の
カートリッジ前面部309にシャッタ開放ピン23が当
接する。
【0143】次に、ディスクカートリッジ301をカー
トリッジホルダー9内にさらに挿入すると、ディスクカ
ートリッジ301の押圧によってシャッタ開放ピン23
がカム溝22の傾斜部22aに沿って移動する。
【0144】このとき、シャッタ開放ピン支持部材24
は、引張コイルスプリング27の弾撥力に抗してガイド
溝19内の初期位置における移動ガイドピン26を中心
にカム溝22の傾斜溝22aに沿って回動する。
【0145】この結果、シャッタ部材311は、カート
リッジ303内の捩りコイルスプリング321の弾撥力
に抗して上下ハーフ304,305の開口部306,3
16を開放する方向に移動する。
【0146】そして、ディスクカートリッジ301をカ
ートリッジホルダー9内にさらに挿入すると、カム溝2
2の円弧状部22bに沿って直線部22cの方向にシャ
ッタ開放ピン23が移動し、シャッタ部材311がディ
スクカートリッジ301の開口部306,316を開放
する方向にさらに移動する。
【0147】このとき、シャッタ開放ピン支持部材24
は、傾斜部22aに沿ってシャッタ開放ピン23が移動
した時と同様に初期位置にある移動ガイドピン26を中
心として回動する。
【0148】次に、シャッタ開放ピン23が円弧状部2
2bの後端部位置に到達すると、カートリッジ303の
シャッタ開放部材嵌入部324に入り込む。
【0149】この結果、ディスクカートリッジ301の
開口部306,316が全開し、カートリッジ303内
の光磁気ディスク302が一部露呈する。
【0150】そして、ディスクカートリッジ301をカ
ートリッジホルダー9内にさらに挿入すると、ディスク
カートリッジ301の前面部309に移動ガイドピン2
6が当接する。
【0151】さらに、ディスクカートリッジ301がカ
ートリッジホルダー9内に移動すると、シャッタ開放ピ
ン23がカム溝22の直線部22cに沿ってカートリッ
ジ挿入方向に移動すると共に、シャッタ開放ピン支持部
材24がガイド溝19に沿って移動する。
【0152】この移動途中において、ディスクカートリ
ッジ301は第1インジェクトプレート170のカート
リッジ接触部178に当接する。
【0153】そして、カートリッジホルダー9内にディ
スクカートリッジ301をさらに挿入すると、第1イン
ジェクトプレート170が図10に矢印A1で示す方向
に移動する。
【0154】このとき、第1インジェクトプレート17
0の移動動作に伴って第2インジェクトプレート171
がディスクカートリッジ301のカートリッジ挿入方向
(矢印A1方向)に移動すると共に、カム溝186に沿
って図10に矢印B1で示す方向に回動する。
【0155】この結果、カートリッジホールドピン18
5がディスクカートリッジ301のカートリッジ引き込
みピン嵌入用孔228内に次第に入り込んで行く。
【0156】さらに、ディスクカートリッジ301をカ
ートリッジホルダー9内に挿入すると、トリガーアーム
回動操作片181がトリガーアームピン180に押圧接
触する。
【0157】そしてさらに、第1インジェクトプレート
170がカートリッジ挿入方向に移動すると、トリガー
アーム179が支軸182を中心として図10に矢印K
1で示す方向に回動し、係止爪179aとスライド板係
止ピン75aとの係合が解除される。
【0158】この結果、スライド板75は、引張コイル
スプリング(図示せず)によってガイド軸76,77に
案内されながら、図9に矢印M1で示す方向にシャーシ
1上を移動し始める。
【0159】このとき、スライド板75のインジェクト
プレート保持片(図示せず)と第3インジェクトプレー
ト172のインジェクトプレート保持ピン189の係合
が解除され、引張コイルスプリング190の弾撥力によ
って第3インジェクトプレート172が支軸187を中
心として図10に矢印C1で示す方向に強制的に回動す
る。
【0160】この第3インジェクトプレート172が矢
印C1方向に回動すると、インジェクトプレート操作ピ
ン188の押圧によって第1インジェクトプレート17
0が図10に矢印A1で示す方向に移動する。
【0161】この時点において、カートリッジホールド
ピン185がディスクカートリッジ301のカートリッ
ジ引き込みピン嵌入用孔228内に既に入り込んでいる
ことから、ディスクカートリッジ301がカートリッジ
ホルダー9内に奥深く自動的に入り込んで行く。
【0162】そして、最終的にカートリッジ挿入位置規
制片28にシャッタ部材311が当接し、ディスクカー
トリッジ301の装着位置が決定する。
【0163】また、スライド板75がカートリッジ挿抜
口18に向かって移動することによりカートリッジ押圧
操作片88の突子88aとディスクカートリッジ押圧片
31のカートリッジ回避部31cの係合が解除し、ディ
スクカートリッジ201のカートリッジホルダー9内に
対する挿入を可能とする状態から、ディスクカートリッ
ジ押圧片31のカートリッジ押圧部31bがカートリッ
ジホルダー9内に入り込み、ディスクカートリッジ30
1の上面301aを下方に押圧付勢する。
【0164】この結果、ディスクカートリッジ201
は、ディスクカートリッジ押圧片31の弾撥力によって
カートリッジホルダー9の高さ方向位置決め部30に押
し付けられ、所定の高さ方向位置に保持される。
【0165】さらに、スライド板75がカートリッジ挿
抜口18に向かって移動することにより第1カム片82
および第2カム片87に各々第1ピン89と第2カム片
87に係合する。
【0166】そして、スライド板75がカートリッジ挿
抜口18側に向かってさらに移動すると、第1カム片8
2の傾斜溝80上を第1ピン89が上方に転動し、第2
カム片87の傾斜溝85上を第2ピン90が上方に転動
する。
【0167】このとき、第2カム片87の傾斜溝85の
傾斜角度が第1カム片82の傾斜溝80の傾斜角度に対
して大きい角度に設定されているため、第1カムピン8
9が第1カム片82の平行溝81上に到達するよりも早
く第2ピン90が第2カム片87の平行溝86上に到達
する。
【0168】この結果、昇降板74の前端部が後端部よ
り先に上昇し、カートリッジ位置決めピン73がスピン
ドルモータ10よりも先行して上昇することになる。
【0169】これにより、カートリッジ位置決めピン7
3がカートリッジ303のカートリッジ位置決めピン係
合孔225,226内に嵌入し、カートリッジホルダー
9内のディスクカートリッジ301が位置決めされる。
【0170】次いで、第1ピン89が第1カム片82の
平行溝81に到達すると、スピンドルモータ10が上昇
してスピンドル高さ位置決め部材(図示せず)に昇降板
74が接触する。
【0171】この結果、光磁気ディスク302のチャッ
キングハブ302aにスピンドルモータ10のスピンド
ル軸10aが入り込み、光磁気ディスク302のチャッ
キングが行われる。
【0172】このようにして、光磁気ディスク装置に対
する光磁気ディスク302の装着が行われる。
【0173】一方、ディスクカートリッジ201の光磁
気ディスク装置からの装着解除は、次に示すようにして
行われる。
【0174】先ず、駆動モータ70によって伝達ギア7
2を反転させると、ピン71がスライド板戻し片83を
ディスクカートリッジ301の挿入方向に押圧してスラ
イド板75をローディング位置からアンローディング位
置に向かって引き戻す。
【0175】この結果、第2ピン90が第2カム片87
の平行溝86より下方に傾斜部85を沿って転動すると
共に、第1ピン89が第1カム片82の平行部81より
下方に傾斜部80を沿って転動し、昇降板74がスピン
ドル高さ位置決め部材15との接触を解除して下降す
る。
【0176】これにより、カートリッジ位置決めピン7
3がカートリッジ303のカートリッジ位置決めピン係
合孔225,226外に露出し、カートリッジ位置決め
ピン73によるディスクカートリッジ301の位置決め
が解除されると共に、スピンドルモータ10のスピンド
ル軸10aがチャッキングハブ302aから離間し、ス
ピンドル保持体32内のマグネット33による光磁気デ
ィスク302のチャッキングが解除される。
【0177】また、スライド板75がディスクカートリ
ッジ301の挿入方向に移動することにより、カートリ
ッジ押圧操作片88の突子88aがディスクカートリッ
ジ押圧片31のカートリッジ回避部31cに係合し、カ
ートリッジ押圧部31bがカートリッジホルダー9外に
露出してディスクカートリッジ301の上面301aへ
の押圧を解除する。
【0178】そして、スライド板75がカートリッジ挿
入方向にさらに移動すると、スライド板75のインジェ
クトプレート保持片(図示せず)が第3インジェクトプ
レート172のインジェクトプレート保持ピン189に
押圧係合し、第3インジェクトプレート172が支軸1
87を中心に引張コイルスプリング(図示せず)の弾撥
力に抗して図10に矢印C2で示す方向に回動する。
【0179】この第3インジェクトプレート172が回
動すると、インジェクトプレート操作ピン188の押圧
係合によって第1インジェクトプレート170が図10
に矢印A2で示す方向(ディスクカートリッジ301の
排出方向)に移動する。
【0180】この第1インジェクトプレート170の移
動動作に伴って第2インジェクトプレート171がディ
スクカートリッジ301の排出方向に移動すると共に、
カム溝186に沿って図10に矢印B2で示す方向に回
動する。
【0181】この結果、カートリッジホールドピン18
5がカートリッジ引き込みピン嵌入用孔228外に出て
行き、ディスクカートリッジ301のカートリッジホル
ダー9外への排出が可能な状態になる。
【0182】また、この第1インジェクトプレート17
0の移動動作に追随してトリガーアーム179が捩りコ
イルスプリング(図示せず)の弾撥力によって図10に
矢印K2で示す方向に回動し、トリガーアーム179の
係止爪179aがスライド板係止ピン75aに係合す
る。
【0183】そして、ディスクカートリッジ201がカ
ートリッジ排出方向に引張コイルスプリング27の弾撥
力によって移動すると、シャッタ開放ピン23がカム溝
22の直線部22cに沿って円弧状部22bの方向に移
動すると共に、シャッタ開放ピン支持部材24がガイド
溝19に沿ってカートリッジ排出方向に移動する。
【0184】このディスクカートリッジ301がカート
リッジ排出方向に移動することにより、シャッタ開放ピ
ン23が円弧状部22bの後端位置に達すると共に、移
動ガイドピン26がガイド溝19の始端位置(初期位
置)に到達すると、ディスクカートリッジ301の前面
部309から移動ガイドピン26が離間し始め、シャッ
タ開放ピン23がカム溝22の円弧状部22bに沿って
傾斜部22aの方向に移動する。
【0185】この円弧状部22bに沿ってシャッタ開放
ピン23が移動する際、シャッタ開放ピン支持部材24
は、ガイド溝19の初期位置にある移動ガイドピン26
を中心として回動する。
【0186】そして、ディスクカートリッジ301がカ
ートリッジ排出方向にさらに移動すると、シャッタ開放
ピン23が円弧状部22bの始端部を通過しカム溝22
の傾斜部22aに沿って移動する。
【0187】このとき、シャッタ部材311は、カート
リッジ303内の捩りコイルスプリング321の弾撥力
によって各ハーフ304,305の開口部306,31
6を閉塞する方向に移動する。
【0188】さらに、ディスクカートリッジ301がカ
ートリッジ排出方向に移動すると、カートリッジ303
の前面部309からシャッタ開放ピン23が離間し、デ
ィスクカートリッジ301の一部がカートリッジホルダ
ー9外に排出される。
【0189】このようにして、光磁気ディスク装置から
のディスクカートリッジ301の装着解除が行われる。
【0190】なお、本実施例においては、カートリッジ
303内に収納されるディスクが光磁気ディスク302
であるディスクカートリッジに適用する例を示したが、
本発明はこれに限定されず、磁気ディスクあるいは光デ
ィスクがカートリッジ内に収納されるディスクカートリ
ッジにも実施例と同様に適用可能である。
【0191】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、磁
界印加ヘッドが臨む開口部および対物レンズが臨む開口
部のうち一方の開口部のカートリッジ幅方向寸法を他方
の開口部のカートリッジ幅方向寸法より小さい寸法に設
定したので、一方の開口部を連結する橋絡部の基端部厚
さを他方の開口部を連結する橋絡部の基端部厚さより大
きい寸法に設定することができる。
【0192】したがって、各ハーフを組み合わせた時に
小さいハーフ厚さをもつ橋絡部の剛性が大きいハーフ厚
さをもつ橋絡部の剛性に依存することになるから、両橋
絡部におけるカートリッジの剛性を高めることができ、
カートリッジ落下衝撃による橋絡部の折損発生を防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)および(B)は本発明に係るディスクカ
ートリッジの組立状態と分解状態を示す正面図。
【図2】同じく本発明におけるディスクカートリッジの
全体を分解して上方から見た状態を示す斜視図。
【図3】本発明におけるディスクカートリッジの全体を
分解して下方から見た状態を示す斜視図。
【図4】本発明におけるディスクカートリッジを上方か
ら見たシャッタ閉状態を示す斜視図。
【図5】本発明におけるディスクカートリッジを下方か
ら見たシャッタ閉状態を示す斜視図。
【図6】本発明におけるディスクカートリッジを上方か
ら見たシャッタ開状態を示す斜視図。
【図7】本発明におけるディスクカートリッジを下方か
ら見たシャッタ開状態を示す斜視図。
【図8】本発明におけるディスクカートリッジと光磁気
ディスク装置の外観を示す斜視図。
【図9】光磁気ディスク装置の分解状態を示す斜視図。
【図10】光磁気ディスク装置のカートリッジホルダー
を示す斜視図。
【図11】従来のディスクカートリッジを上方から見た
シャッタ開状態を示す斜視図。
【図12】従来のディスクカートリッジを下方から見た
シャッタ開状態を示す斜視図。
【符号の説明】
301…ディスクカートリッジ 302…光磁気ディスク 303…カートリッジ 304…上ハーフ 305…下ハーフ 306…第2開口部 306a…橋絡部 306a1…基端部 316…第1開口部 316a…橋絡部 316a1…基端部 L1…第1開口部のカートリッジ幅方向寸法 L2…第2開口部のカートリッジ幅方向寸法

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁界印加ヘッドが臨む第1開口部および
    この第1開口部の両側縁カートリッジ挿入側端部を連結
    する第1橋絡部を有する上ハーフと、この上ハーフに組
    み合わされ対物レンズが臨む第2開口部およびこの第2
    開口部の両側縁カートリッジ挿入側端部を連結する第2
    橋絡部を有する下ハーフと、この下ハーフおよび前記上
    ハーフ内に回転自在に設けられ前記各開口部面内に臨む
    信号記録面を有するディスクとを備えたディスクカート
    リッジにおいて、前記両開口部のうち一方の開口部のカ
    ートリッジ幅方向寸法を他方の開口部のカートリッジ幅
    方向寸法より小さい寸法に設定したことを特徴とするデ
    ィスクカートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記両開口部のうち上ハーフの第1開口
    部のカートリッジ幅方向寸法は下ハーフの第2開口部の
    カートリッジ幅方向寸法より小さい寸法に設定されてい
    ることを特徴とする請求項1記載のディスクカートリッ
    ジ。
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