JP4452665B2 - 光記録媒体用カートリッジ - Google Patents

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Description

本発明は、感光性記録媒体を収容する感光性記録媒体用カートリッジに関し、更に詳しくは、感光性記録媒体としてホログラムを含むフォトンモードの光記録媒体(以下、ホログラム記録媒体ともいう。)を収容する記録媒体用カートリッジのカートリッジ本体とシャッタとの間の遮光性能及び防塵性能の改良に関する。
データをホログラムによって記録するホログラム記録媒体が発明されている。(例えば、特許文献1参照)このホログラム記録媒体は、円板形状の支持体上に感光性材料からなるホログラム記録層が層設された感光性記録媒体であり、データをレーザ光の干渉縞として多層記録することにより、従来普及している記録媒体であるDVDよりも大きなデータ記録容量を得ることができる。このホログラム記録媒体は、ホログラム記録層が曝光され、または塵芥が付着することによりその性能に悪影響が及ぶため、遮光機能及び防塵機能を有するカートリッジに収容されて取り扱われている。(例えば特許文献2参照)
特許文献1に記載の発明は、DVD-RAMのカートリッジに類似したカートリッジにホログラム記録媒体を収容している。このカートリッジは、ホログラム記録層に影響を与える波長域の光線の透過率が小さい材質で形成されている。また、特許文献2に記載の発明では、ホログラム記録層の感応色を遮光する材質でカートリッジを形成し、ホログラム記録媒体を外部に露呈させる可動部分の合わせ目には、スポンジ状の遮光材を貼付している。
特開2004−029476号公報 特開2003−317422号公報
一般的に、ディスク状の記録媒体を収容するカートリッジは、記録媒体を回転自在な状態で挟み込むようにして収容する上側シェル及び下側シェルと、これら上側シェル及び下側シェルに記録媒体の一部を外部に露呈させるように形成されている開口と、この開口を開閉するシャッタとを備えている構成が考えられる。しかし、シャッタが開口を開閉自在に構成するため、シャッタと上側シェル及び下側シェルとの間には実質的に僅かな隙間が形成され、この隙間から光や塵芥が進入し、ホログラム記録媒体に悪影響を与えることが懸念される。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたもので、その目的は、ホログラム記録媒体等の感光性記録媒体の遮光及び防塵効果の高いカートリッジを提供することにある。
本発明の上記目的は、ディスク状のホログラムを含むフォトンモードの光記録媒体を挟み込むようにして回転自在に収容するカートリッジ本体と、このカートリッジ本体に設けられて光記録媒体を外部に露呈させる開口と、この開口を閉じる閉じ位置と開放する開き位置との間で移動自在となるように該カートリッジ本体に取り付けられているシャッタとを備えたカートリッジであって、
前記シャッタは、該シャッタの外周端部に前記カートリッジ本体側に曲げられて形成された屈曲部を有し、前記カートリッジ本体は、前記外周端部に対応する位置に形成された突出部を有し、前記シャッタは、開口を開閉するようにスライド移動する第1遮光板部と、該第1遮光板部の、前記シャッタを開く方向に移動する側の先端に、垂直に立設された第2遮光板部とを有し、前記突出部が、前記シャッタが閉じ位置にあるときに前記第1遮光板部に対向するように形成された突出部上面と、前記第2遮光板部に対向するように形成された突出部側面とを有し、前記突出部面と該突出部面の反対側の、前記記録媒体に対する面にマット加工、またはシボ加工が施されていることを特徴とする光記録媒体用カートリッジによって達成される。
本発明のカートリッジは、カートリッジ本体の開口をシャッタで閉じた状態では、シャッタの屈曲部と、カートリッジ本体の突出部との間の隙間が、カートリッジ本体側に回りこむ構造、いわゆるラビリンス構造となる。すると、光や塵芥はシャッタと上側シェル及び下側シェルとの間の隙間を通ってカートリッジ内の感光性記録媒体に進入するのは困難になるため、感光性記録媒体を感光させず、かつ清浄な状態で収容することができる。
上記カートリッジは、屈曲部が、前記外周端部の、該シャッタを開く方向に移動する側の端部に形成されていることが好ましい。
上記カートリッジは、シャッタが、開口を開閉するようにスライド移動する第1遮光板部と、第1遮光板部の、シャッタを開く方向に移動する側の先端に、垂直に立設された第2遮光板部と、第2遮光板部に対してシャッタが閉じる方向に垂直に立設された第3遮光板部とを有し、カートリッジ本体に、シャッタが閉じ位置にあるときに、第1遮光板部と第3遮光板部の間に挿入される突条が設けられていることが好ましい。こうすれば、カートリッジ本体の開口をシャッタで閉じた状態では、シャッタとカートリッジ本体との間の隙間が4回折り曲げられた構成となる。すると、シャッタの開閉方向と平行に入射する光が、シャッタと上側シェル及び下側シェルとの間の隙間を通ってカートリッジ内の感光性記録媒体に進入することを防止できる。塵芥が進入する場合も同様に困難になる。そのため、感光性記録媒体を感光させず、かつ清浄な状態で収容することができる。
上記カートリッジは、シャッタが、開口を開閉するようにスライド移動する第1遮光板部と、第1遮光板部の、シャッタを開く方向に移動する側の先端に、垂直に立設された第2遮光板部とを有し、突出部が、シャッタが閉じ位置にあるときに、第1遮光板部に対向するように形成された突出部上面と、第2遮光板部に対向するように形成された突出部側面が設けられていることが好ましい。こうすれば、カートリッジ本体の開口をシャッタで閉じた状態では、シャッタとカートリッジ本体との間の隙間が2回折り曲げられた構成となる。すると、シャッタの開閉方向と平行に入射する光が、シャッタと上側シェル及び下側シェルとの間の隙間を通ってカートリッジ内の感光性記録媒体に進入することを防止できる。塵芥が進入する場合も同様に困難になる。そのため、感光性記録媒体を感光させず、かつ清浄な状態で収容することができる。
上記カートリッジは、シャッタが、開口を開閉するようにスライド移動する第1遮光板部と、第1遮光板部の、シャッタを開く方向に移動する側の先端に、垂直に立設された第2遮光板部と、第2遮光板部に対してシャッタが開く方向に垂直に立設された第3遮光板部とを有し、カートリッジ本体は、シャッタが閉じ位置にあるときに、第1遮光板部に対向するように形成された突出部上面と、第2遮光板部に対向するように形成された突出部側面、突出部上面の内側にオフセットされ、第3遮光板部に対向するように形成されたシャッタ摺動面が設けられていることが好ましい。こうすれば、カートリッジ本体の開口をシャッタで閉じた状態では、シャッタとカートリッジ本体との間の隙間が2回折り曲げられた構成となる。すると、シャッタの開閉方向と平行に入射する光は、シャッタと上側シェル及び下側シェルとの間の隙間を通ってカートリッジ内の感光性記録媒体に進入するのは困難になる。塵芥が進入する場合も同様に困難になる。そのため、感光性記録媒体を感光させず、かつ清浄な状態で収容することができる。
また、上記カートリッジ本体は、感光性記録媒体に対する内面と、シャッタに対する外面とに、表面粗さRa5:〜20μmのマット加工、またはシボ加工が施されていることが好ましい。こうすれば、カートリッジ内部や、カートリッジ本体とシャッタとの間に光が進入した場合でも、粗面によって光を拡散、減衰させることができるため、感光性記録媒体に対する影響を軽減させることができる。
また、上記カートリッジ本体は、板形状の第1シェルと、この第1シェルに重ね合わされて溶着される第2シェルからなり、第1シェル及び第2シェルは、同一または類似の熱可塑性プラスチックで形成され、かつシャッタを含むその他の部品は、第1シェル及び第2シェルと異なる材質で形成されていることが好ましい。これにより、第1シェルと第2シェルとの溶接時に第1シェル及び第2シェルとその他の部品とが溶着してしまうのを防止することができる。
上記カートリッジは、第1シェル及び第2シェルと、シャッタは、その成形に用いられるプラスチックに遮光性物質が0.01〜5.00重量%添加されていることが好ましい。また、第1シェル及び第2シェルと、シャッタは、その成形に用いられるプラスチックにカーボンブラックを使用する場合は、カーボンブラックが0.01〜2.00重量%添加されていることが好ましい。こうすれば、カートリッジ本体とシャッタとの光透過率を小さくすることができ、カートリッジの遮光性能を向上させることができる。
また、上記カートリッジは、第1シェル及び第2シェルと、シャッタは、その成形に用いられるプラスチックにシリコーン系滑剤が0.1〜5.0重量%添加されていることが好ましい。こうすれば、シャッタの動作が滑らかになるため、シャッタとカートリッジ本体との間の摩擦により削り屑等が発生するのを防止することができる。
本発明によれば、ホログラム記録媒体等の感光性記録媒体の遮光及び防塵効果の高いカートリッジを提供できる。
本発明を用いたホログラム記録媒体用カートリッジ(以下、カートリッジと省略する)の第1に実施形態について図面に基づいて詳しく説明する。図1〜図3は、第1実施形態のカートリッジの外観形状を示す斜視図であり、図4及び図5は、カートリッジ装填方向Aに直交する方向の要部断面図である。
カートリッジ2は、内部に設けられたディスク収容部3に、円板形状のホログラム記録媒体(以下、記録ディスクと称する)4を回転自在に収容している。記録ディスク4は、カートリッジ2に収容された状態で取り扱われる。
記録ディスク4は、中心部に穴をあけてディスク状にしたものであり、両面に感光性材料からなるホログラム記録層が設けられた感光性記録媒体である。このホログラム記録層には、例えば、緑色532nm〜青色405nmの波長域のレーザ光により、データがレーザ光の干渉縞として多層記録される。なお、記録ディスク4の穴部に補強材を付加してもよい。
カートリッジ2の上面及び下面には、ディスク収容部3に収容した記録ディスク4を外部に露呈させる開口7,8が形成されている。これら開口7,8は、常態ではカートリッジ2の外側に移動自在に設けられたシャッタ10によって閉じられており、シャッタ10が矢印B方向の開き位置に向けて移動されることにより開放される。シャッタ10は、バネによって閉じ位置である矢印C方向に付勢されており、独立して動作するようにカートリッジ2の両面にそれぞれ設けられたロック機構11,12によって閉じ位置でロックされている。そのため、カートリッジ2に対する振動や衝撃等によってシャッタ10が移動し、開口7,8が不用意に開放されることはない。
カートリッジ2は、記録ディスク4にデータを記録する記録装置や、記録ディスク4からデータを読み出す再生装置に設けられたカートリッジスロットに対し、装填方向Aから挿入される。記録装置または再生装置に装填されたカートリッジ2は、両端に設けられた位置決め穴15によって位置決めされ、シャッタ10が開き位置に移動されて開口7,8が開放される。例えば、図1に示す状態でカートリッジ2が装置に装填された場合には、下面の開口8から装置のピックアップ部がカートリッジ2内に挿入され、記録ディスク4の下面のホログラム記録層に対しデータが記録または再生される。また、図2に示すように、カートリッジ2を裏返して装置に装填した場合には、下面に配置される開口7からピックアップ部が挿入され、図1における記録ディスク4の上面のホログラム記録層にデータが記録または再生される。
記録装置及び再生装置内には、カートリッジ2のロック機構11,12を解除するロック解除機構と、シャッタ10を閉じ位置と開き位置との間で移動させるシャッタ開閉機構とが組み込まれている。図3に示すように、ロック解除機構は、装置内で解除冶具18,19を軸方向に移動させ、カートリッジ2の両面にそれぞれ設けられたロック機構11,12の解除用係合部20,21に該治具18,19をそれぞれ係合させる。解除用係合部20,21は、例えば三叉形状になっており、解除治具18,19はこの解除用契合部20,21に対して容易に係合可能なように、3本の係合ピン23を有している。
解除治具18,19が解除用係合部20,21に係合し、それぞれ反時計方向に回転されると各ロック機構11,12が解除される。次いで、シャッタ開閉機構がシャッタ10の側面に形成された穴10aに駆動用のピンを挿入し、かつ開き方向Bに移動させる。これにより、シャッタ10がスライド移動され、図5(B)に示すように、カートリッジ2の両面の開口7,8が開放される。
図6は、カートリッジ2の構成を示す分解斜視図である。カートリッジ2は、記録ディスク4を回転自在に収容するカートリッジ本体25と、このカートリッジ本体25の両面の開口7,8を外側から開閉するシャッタ10と、カートリッジ本体25に組み込まれるロック機構11,12とからなる。なお、ロック機構12は、ロック機構11と面対称で同じ構成及び構造であるため、図示及び詳しい説明は省略する。
図7に示すように、カートリッジ本体25は、略板状の下側シェル30と、この下側シェル30の上面に接合される上側シェル31とから構成されている。下側30と上側シェル31は、遮光性物質と滑剤とが添加された同一または類似の熱可塑性プラスチックによって形成されている。なお、本実施形態では、第1シェルとして下側シェル30を、第2シェルとして上側シェル31をそれぞれ対応させているが、逆にしてもよい。
上記遮光性物質として様々な物質を添加することができるが、使用する遮光性物質に応じて、例えば、0.01〜5.00重量%を添加することが好ましい。また、上記遮光性物質として、例えば、カーボンブラックを用いることができる。カーボンブラックの添加量としては、0.01〜2.00重量%が好ましい。添加量が0.01重量%を超えると、遮光性及び物理強度の向上という効果が表れるが、2.00重量%を超えると物理強度が低下するためである。
上記滑剤として、例えば、シリコーン系滑剤を用いることができる。このシリコーン系滑剤の添加により摩擦抵抗が低減するため、シャッタ10の移動による削り屑の発生を少なくすることができる。また、輸送時の衝撃で記録ディスク4とカートリッジ2の内壁とが接触した場合の削り屑の発生も低減することができる。さらに、機器への挿入性能の取り扱い性が向上する。また、流動性が向上するため、成形時の混練性、射出成形等の加工性も向上する。
なお、シリコーン系滑剤の添加量としては、0.1〜3.0重量%が好ましい。0.1重量%以下では効果が少なく、3.0重量%以上では、流動性がよくなりすぎて混練、成形時にスクリューと樹脂とに滑りが生じて、加工性が悪化し、製品表面にブリードアウトして記録ディスク4や使用者の手などに付着し、取り扱い性、外観性で不具合を生じることがあるためである。なお、共重合シリコーンを使用する場合には、上記不具合は生じにくくなるため、5.0重量%まで添加することが可能である。
下側シェル30の内面には、記録ディスク4が収容される略円形のディスク収容部3と、このディスク収容部3の周囲を取り囲むように突条状に設けられた第1の凹部34と、端縁全周に設けられた第2の凹部35と、位置決め穴15の周囲を取り囲む遮光壁36と、シャッタ10のバネを収納するスペースとなる切欠部37とが設けられている切欠部37内には、シャッタ10のバネの一端が掛けられるバネ掛け片38が一体に設けられている。
また、上側シェル31の内面には、下側シェル30のディスク収容部3の上面を構成する上面部41と、下側シェル30の第1の凹部34内に挿入される第1の凸部42と、第2の凹部35内に挿入される第2の凸部43と、位置決め穴15の周囲に取り囲むように設けられ、遮光壁36内に挿入される遮光壁44とが設けられている。
ディスク収容部3に記録ディスク4を乗せ、上側シェル31を下側シェル30の上面に重ね合わせると、第1の凸部42が第1の凹部34内に嵌合される。図4のD矢印部の拡大図である図8に示すように、第1の凹部34内に嵌合された第1の凸部42の先端42aが下側シェル30の内面30aに対面し、その先端43aが下側シェル30の内面30aに当接することにより、嵌合構造が形成される。
ディスク収容部3の外周は、ラビリンス状の遮光構造によって取り囲まれるため、下側シェル30及び上側シェル31の合わせ目から光や塵芥がディスク収容部3内に進入することはない。また、図9の断面図に示すように、位置決め穴15の外周も、二つの遮光壁36、44の嵌合によりラビリンス状の遮光構造が形成されるため、位置決め穴15から光や塵芥が進入することはない。更に、位置決め穴15は、第1の凹部34及び第1の凸部42からなる遮光構造の外側に配置されるため、ディスク収容部3の遮光性及び防塵性に影響はない。
上側シェル31の第2の凸部43は、超音波溶着によって下側シェル30の内面30aに固着される。これにより、下側シェル30と上側シェル31とが強固に接合されるため、両者の合わせ目に隙間が開くようなことはない。また、超音波溶着を行うと、プラスチック粉が周囲に飛散する場合があるが、第2の凹部35内で行うことにより飛散を最小限にし、記録ディスク4の汚損を防止することができる。
カートリッジ本体25にシャッタ10やロック機構11等を組み込んだ後で、下側シェル30と上側シェル31とを超音波溶着すると、シャッタ10等の他の部品も一緒に溶着されることがある。これを防止するためには、シャッタ10等の他の部品の材質には、下側シェル30及び上側シェル31とは異なる種類のプラスチックを用いるとよい。
下側シェル30と上側シェル31との超音波溶着による接合をより確実に行うには、図10に示すように、第2の凸部43の先端43aに突起状のエネルギーダイレクタ47を設けるとよい。エネルギーダイレクタ47を設けて超音波溶着を行うと、超音波のエネルギーがエネルギーダイレクタ47に集中するため、第2の凸部43と下側シェル30とをより強固に溶着することができる。なお、下側シェル30と上側シェル31との間の超音波溶着は、第2の凸部43の全周で行ってもよいし、一定間隔でスポット的に行ってもよい。
シャッタ10は、下側シェル30及び上側シェル31とは種類の異なるプラスチックにより形成されている。このプラスチックには、下側シェル30及び上側シェル31の成形に用いたプラスチックと同様に、遮光性物質と滑剤とを添加してもよい。図11に示すように、シャッタ10は、カートリッジ本体25の装填方向A側の側面に配置されるベース部50と、カートリッジ本体25の上下面を挟み込むようにベース部50に一体に形成される下側シャッタ板51及び上側シャッタ板52とからなる。ベース部50の内面には、シャッタバネ54の一端が掛けられるバネ掛け片56が一体に設けられている。シャッタバネ54の他端は、下側シェル30のバネ掛け片38に掛けられて切欠部37に収納され、シャッタ10を閉じ位置に向けて付勢する。
下側シェル30及び上側シェル31の各外面には、各シャッタ板51、52の閉じ方向Cの側端縁51a、52aを収納するスリット60、61と、装填方向Aの後端縁51b、52bを収納するスリット62、63(図1及び図2参照)とがそれぞれ形成されている。また、各シャッタ板51,52には、開口7,8を開閉するようにスライド移動する第1遮光板部51c、52cと、第1遮光板部51c、52cのシャッタを開く方向に移動する側の先端に、垂直に立設された第2遮光板部51d、52dと、第2遮光板部51d、52dに対してシャッタ10が閉じる方向に垂直に立設された第3遮光板部51e、52eが形成されている。各シャッタ板51,52の開き方向Bの側端縁は、開閉方向の断面で、略コ字形状の屈曲部として機能している。下側シェル30及び上側シェル31の外面にはシャッタ板51,52に対向するように突出部31aが設けられ、シャッタ10が閉じ位置にあるときに、第1遮光板部51c、52cと第3遮光板部51e,52eの間に挿入される、突出部31aから突き出した突条65,66がそれぞれ形成されている。
シャッタ10が閉じ位置にあるとき、各シャッタ板51,52の端縁51a、51b及び52a、52bが各シェル30,31のスリット60,62及び61,63に挿入され、各シェル30,31に設けられた突条65,66が各シャッタ板51,52の第1遮光板部51c、52cと第3遮光板部51e,52eの間に入り込む。これにより、カートリッジ本体25とシャッタ10との間もラビリンス状の遮光構造によって取り囲まれるため、カートリッジ本体25とシャッタ10との隙間から光や塵芥が進入するのを効果的に防止することができる。
シャッタ10の各シャッタ板51,52の内面には、ガイド突起51f、52fが形成されており、各シェル30,31の外面には、ガイド突起51f、52fが挿入されるガイド溝70,71(図4参照)が形成されている。シャッタ10がカートリッジ本体25の外面上で移動する際に、これらガイド突起51f、52fがガイド溝70、71内で移動する。これにより、シャッタ10はカートリッジ本体25から外れることなく、スムーズに移動することができようになる。なお、下側シェル30及び上側シェル31とシャッタ10は、原材料のプラスチックに滑剤が添加されているため、シャッタ10の移動時の摩擦によって削り屑等が発生することはない。
図6及び図12に示すように、上側シェル31に組み込まれたロック機構11は、上側シェル31の外面に形成されてスリット61につなげられたロック機構凹部75と、この凹部75内に組み込まれるロックレバー76及びロックバネ77と、ロック機構用凹部75を塞ぐ板状のロックカバー78とからなる。このロック機構11は、シャッタ10の上側シャッタ板52に一体に形成された被係合爪52gにロックレバー76を係合させることにより、シャッタ10を閉じ位置でロックする。
ロックレバー76には、被係合爪52gに係合する係合爪76aと、ロック機構用凹部75内に形成された穴75aに回転自在に挿入される軸部76bと、前述の三叉形状の解除用係合部20とが一体に設けられている。ロックバネ77は捩じりバネからなり、軸部76bに挿入されて一端がロックレバー76に掛けられ、他端がロック機構用凹部75の内壁面に当接されることによりロックレバー76を図中時計方向に向けて付勢する。解除用係合部20は、ロックカバー78に形成された穴78aにより外部に突出しないように露呈される。ロック機構用凹部75内の符号75bは、ロックバネ77によって付勢されたロックレバー76を受け止めて、被係合爪52gに係合する係合位置に保持する保持片である。
下側シェル30に組み込まれたロック機構12は、下側シェル30の外面に形成されてスリット60につなげられたロック機構用凹部80と、この凹部80内に組み込まれるロックレバー81及びロックバネ82と、ロック機構用凹部80を塞ぐ板状のロックレバー83とからなる。このロック機構12は、シャッタ10の下側シャッタ板51に一体に形成された被係合爪51gにロックレバー81を係合させることにより、シャッタ10を閉じ位置でロックする。なお、ロックレバー12の各部品は、ロックレバー11と同様の構成からなるため、詳しい説明は省略する。
図13(A)は、ロック機構11のロック状態を示す平面図である。なお、ロックレバー76の動作を示すために、ロックカバー78を取り出した状態で図示している。図1及び図5(A)に示すように、シャッタ10が閉じ位置にあるときには、ロックバネ77の付勢によって係合爪76aが被係合爪52gに係合している。これにより、シャッタ10の開き方向への移動が規制されるため、シャッタ10が不用意に開放されて記録ディスク4が曝光されることはない。
また、図13(B)は、ロック機構11のロック解除状態を示している。図3に示すように、解除用係合部20が解除治具18によって反時計方向の解除方向に回転されると、ロックレバー76もロックバネ77の付勢に抗して反時計方向に回転される。これにより、係合爪76aと被係合爪52gとの係合が解除され、シャッタ10が移動可能となる。なお、シャッタ10は、シャッタバネ54によって閉じ位置に付勢されているため、ロック解除によりシャッタ10が開くことはない。図3及び図5(B)に示すように、シャッタ10が開き位置に移動されると開口7,8が開放され、記録ディスク4のホログラム記録層がカートリッジ2から露呈される。
なお、詳しくは図示しないが、ロック機構12は、上記ロック機構11と同様に、かつロック機構11とは独立してロック及びロック解除が行われる。そのため、シャッタ10の閉じ位置でのロックを解除するには、上下両面のロック機構11,12を同時に解除しなければならない。これにより、カートリッジ2が単体で外部にあるときに誤ってシャッタ10が開放される危険性は非常に小さくなる。
図5の矢視部Eの拡大図である図14に示すように、上側シェル31の内面及びシャッタ10に対面する外面には、粗面85,86が形成されている。この粗面85,86は、カートリッジ2内やカートリッジ本体25とシャッタ10との間に進入した光を減衰させ、記録ディスク4のホログラム記録層への悪影響を最小限にするために設けられている。なお、詳しくは図示しないが、粗面85,86は下側シェル30にも設けられている。また、シャッタ10に対面する粗面86は、下側シェル30及び上側シェル31のスリット60,61,62,63内にも設けられている。更に、図15に示すように、下側シェル30の第1の凹部34の内面と、上側シェル31の第1の凸部42の外面とにも粗面88,89を設けてもよいし、シャッタ10の各シャッタ板51,52の内面に粗面を設けてもよい。
次に、本発明を用いたホログラム記録媒体用カートリッジの第2の実施形態について説明する。なお、以下に説明する実施形態において、すでに説明した部材などと同等な構成、作用を有する部材等については、図中に同一符号又は相当符号を付すことにより、説明を簡略化あるいは省略する。図16は第2実施形態の場合の、図5の矢視部Eの拡大図である。シャッタ板152には、開口107を開閉するようにスライド移動する第1遮光板部152cと、第1遮光板部152cの、シャッタ152を開く方向に移動する側の先端に、垂直に立設された第2遮光板部152dが形成されており、各シャッタ板152の開き方向Bの側端縁は、開閉方向の断面で略L字形状の屈曲部として機能している。上側シェル131の外面に設けられた突出部131aには、シャッタ110が閉じ位置にあるときに、第1遮光板部152cに対向するように形成された突出部上面186と、第2遮光板部152dに対向するように形成された突出部側面187が設けられている。
シャッタ110が閉じ位置にあるとき、各シェル131に設けられた突出部上面186と突出部側面187はそれぞれ第1遮光板部152c、第2遮光板部152dと対向する。これにより、カートリッジ本体25とシャッタ板110との間もラビリンス状の遮光構造によって取り囲まれるため、カートリッジ本体25とシャッタ110との隙間から光や塵芥が進入するのを効果的に防止することができる。
また、第1の実施形態と同じように、上側シェル131の内面及びシャッタ110に対面する外面である突出部上面186と突出部側面187は、粗面であってもよい。この粗面である突出部上面186と突出部側面187は、カートリッジ2内やカートリッジ本体25とシャッタ110との間に進入した光を減衰させ、記録ディスク4のホログラム記録層への悪影響を最小限にするために設けられている。なお、図16では上側シェル131の構成について説明したが、下側シェルも同じ構成とすることができる。たとえば、詳しくは図示しないが、粗面である突出部上面186と突出部側面187は下側シェルにも設けられている。
次に、本発明を用いたホログラム記録媒体用カートリッジの第3の実施形態について説明する。図17は第2実施形態の場合の、図5の矢視部Eの拡大図である。各シャッタ板252には、開口207を開閉するようにスライド移動する第1遮光板部252cと、第1遮光板部252cのシャッタ210を開く方向に移動する側の先端に垂直に立設された第2遮光板部252dと、第2遮光板部252dに対してシャッタ210が開く方向に垂直に立設された第3遮光板部252eが形成されており、シャッタ板252の開き方向Bの側端縁は、開閉方向の断面で略階段状の屈曲部として機能する。上側シェル231の外面に設けられた突出部231aには、シャッタ210が閉じ位置にあるときに、第1遮光板部252cに対向するように形成された突出部上面286と、第2遮光板部252dに対向するように形成された突出部側面287と、突出部上面286の内側にオフセットされ、第3遮光板部252eに対向するように形成されたシャッタ摺動面285が設けられている。
シャッタ210が閉じ位置にあるとき、上側シェル231に設けられた突出部上面286と、突出部側面287と、シャッタ摺動面285とはそれぞれ第1遮光板部252cと、第2遮光板部252dと、第3遮光板部252eとに対向する。これにより、カートリッジ本体225とシャッタ板251,252との間もラビリンス状の遮光構造によって取り囲まれるため、カートリッジ本体25とシャッタ210との隙間から光や塵芥が進入するのを効果的に防止することができる。
また、第1の実施形態と同じように、上側シェル231の内面及びシャッタ210に対面する外面である突出部上面286と突出部側面287、シャッタ摺動面285は、粗面であってもよい。この粗面である突出部上面286と、突出部側面287と、シャッタ摺動面285とは、カートリッジ2内やカートリッジ本体225とシャッタ210との間に進入した光を減衰させ、記録ディスク4のホログラム記録層への悪影響を最小限にするために設けられている。なお、詳しくは図示しないが、粗面である突出部上面286と突出部側面287、シャッタ摺動面285は下側シェルにも設けられている。
次に、本発明の実施例について説明する。
上側シェル及び下側シェルの成形に用いる熱可塑性プラスチックには、PBT、ABS、POM、PS、PP、HDPE、PA、PET、PPS、SAN(スチレン−アクリルロニトル共重合)、PMMA、PC等を用いることができる。また、超音波溶着による誤溶着防止のために、上側シェル及び下側シェル以外の部品については、上記熱可塑性プラスチックの中から、上側シェル及び下側シェルに使用したものと異なるものを選択するとよい。
上側シェル及び下側シェルには、厚み0.2mmにおいて可視光線透過率が1.0%以下の遮光性を有するプラスチックを使用し、必要な物理的強度を得るために、その肉厚を0.2〜1.6mmの範囲で形成するのが好ましい。上記遮光性を有するプラスチックを得るには、遮光性物質を添加するとよい。遮光性物質としては、種々のものを用いることができ、使用する遮光性物質に応じて0.01〜5.00重量%を添加するのが好ましい。遮光性物質としては、以下のようなものが挙げられる。
(1)無機化合物
A.酸化物・・・シリカ、ケイ藻土、アルミナ、酸化チタン、酸化鉄(鉄黒)、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、酸化アンチモン、バリウムフェライト、ストロンチウムフェライト、酸化ベリリウム、軽石、軽石バルーン、アルミナ繊維等
B.水酸化物・・・水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、塩基性炭酸マグネシウム等
C.炭酸塩・・・炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ドロマイト、ドーソナイト等
D.(亜)硫酸塩、・・・硫酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸アンモニウム、亜硫酸カルシウム等
E.ケイ酸塩・・・タルク、クレー、マイカ、アスベスト、ガラス繊維、ガラスバルーン、ガラスビーズ、ケイ酸カルシウム、モンモリロナイト、ベントナイト等
F.炭素・・カーボンブラック、グラファイト、炭素繊維、炭素中空球等
G.その他・・・鉄粉、銅粉、鉛粉、アルミニウム粉、硫化モリブデン、ポロン繊維、炭化ケイ素繊維、黄銅繊維、チタン酸カリウム、チタン酸ジルコン酸鉛、ホウ酸亜鉛、メタホウ酸バリウム、ホウ酸カルシウム、ホウ酸ナトリウム、アルミニウムペースト、タルク等
(2)有機化合物
木粉(松、樫、ノコギリクズなど)、穀繊維(アーモンド、ピーナッツ、モミ殻など)、木綿、ジュート、紙細片、非木材繊維(ワラ、ケナフ、竹、エスパルト、パガス、モロヘイヤ、煙火など)、セロハン片、ナイロン繊維、ポリプロピレン繊維、デンプン(変性デンプン、表面処理デンプンも含む)、芳香族ポリアミド繊維等
これらの遮光性物質に中で、写真性に悪影響を及ぼすことが少なく、150℃以上でも熱に安定で不透明化する無機化合物が好ましく、特に、耐熱性、耐光性が優れ比較的不活性な物質である、光吸収性のカーボンブラックと窒化チタンとグラファイト及び鉄黒が好ましい。
遮光性物質としてカーボンブラックを使用する場合には、その添加量を0.01〜2.00重量%とするのが好ましい。上述したように、遮光性及び物理強度のバランスがよいプラスチックを得るためである。
カーボンブラックの原料による分類例をあげるとガスブラック、ファーネスプラック、チャンネルブラック、アントランセンブラック、アセチレンブラック、ケッチェンカーボンプラック、サーマルブラック、ランプブラック、油煙、松煙、アニマルプラック、ベジタブルブラック等がある。
好ましいカーボンブラッグの市販品の代表例としては、例えば三菱化成製のカーボンブラック#20(B)、#30(B)、#33(B)、#40(B)、#41(B)、#44(B)、#45(B)、#50、#55、#100、#600、#950、#1000、#2000(B)、#2400(B)、MA8、MA100等が挙げられる。また、電気化学製のデンカブラック、東海カーボンのシースト、旭カーボンの旭#78、昭和キャボネットのショウワブラック、新日鉄化学のニテロン、三菱化学のダイヤモンドブラック等の各種グレードのものも用いることができる。
海外の製品としては、例えばキャボネット社のBlack Pearls 2、46、70、71、74、80、81、607等、Regal1300、330,400,660、991、SRF−S等、Vulcan 3、6等、Stearling10、SO、V、S、FT−FF、MT−FF等が挙げられる。
さらにアシュランドケミカル社のUnited R、BB,15,102,3001,3004,3006,3007,3008、3009,3011,3012、XC−3016、XC−3017、3020等が挙げることができるが、本発明は、これらに限定されるものではない。
また、上側シェル及び下側シェルと、シャッタとに添加する滑剤としては、シリコーン系滑剤、特に各種グレードのジメチルポリロキサンを使用することができ、東レ、ダウコーニング、シリコーン、GE東芝シリコーン、旭化成ワッカーシリコーン、信越化学等から市販されている各種グレードのものを使用することができる。なお、マスターバッチ、練りこみ品のどちらでも使用可能である。なお、シリコーン系滑剤の添加量としては、0.1〜5.0重量%が好ましい。上述したように、摩擦抵抗と、製品品質、製造適正のバランスのよいプラスチックを得るためである。
また、シェルに設ける粗面としては、表面粗さRa:5μm以下だと光拡散効果が薄く、20μm以上だと記録ディスクとの接触面に傷を発生させるおそれがある。そのため、表面粗さRa:5〜20μmのマット加工、またはシボ加工が好ましい。
また、上側シェルと下側シェルとの固着に超音波溶着を用いたが、その他の溶着方法及び固着方法を用いてもよい。例えば、ネジなどで固着する場合には、ネジ穴の周囲にも遮光構造を形成するのが好ましい。
更に、両面に記録が可能な記録ディスクを収容するカートリッジを例に説明したが、一方の面に記録される記録ディスクに対応させてもよい。この場合には、開口を一方の面にのみ形成し、シャッタでこの開口を開閉する。また、ホログラム記録媒体を収容するカートリッジを例に説明したが、その他の感光性を有する記録媒体を収容するカートリッジにも本発明を適用することができる。
また、本発明に係るカートリッジは、シャッタの外周端部とカートリッジ本体の屈曲部との間でラビリンス構造を形成することができれば、シャッタの屈曲部は、シャッタを開く方向に移動する側の端部に限定されず、シャッタの外周端部のいずれの部位に屈曲部を設けて設けてもよい。例えば、図11に示すように、シャッタ板51,52の後端縁51b,52bに屈曲部を形成し、これら後端縁51b,52bの屈曲部に対応する位置にカートリッジ本体側の突出部を形成してもよい。
第1実施形態のカートリッジの外観を示す斜視図である。 カートリッジの裏面側の外観形状を示す斜視図である。 カートリッジのシャッタ開放状態を示す外観斜視図である。 カートリッジ装填方向の断面図である。 カートリッジの装填方向に直交する方向の断面図である。 カートリッジの構成を示す分解斜視図である。 カートリッジ本体の構成を示す分解斜視図である。 凸部及び凹部からなる遮光構造を示す断面図である。 位置決め穴の遮光構造を示す断面図である。 エネルギーダイレクタを設けた遮光構造の断面図である。 シャッタの構成を示す分解斜視図である。 ロック機構の構成を示す要部断面図である。 ロック機構の動作説明図である。 第1実施形態の上側シェルの断面図である。 凸部及び凹部に設けた粗面を示す断面図である。 第2実施形態の上側シェルの断面図である。 第3実施形態の上側シェルの断面図である。
符号の説明
4 記録ディスク
7、107、207 開口
10、110、210 シャッタ
31、131、231 上側シェル
31a、131a、231a 突出部
52、152、252 シャッタ板
52c、152c、252c 第1遮光板部
52d、152d、252d 第2遮光板部
52e、252e 第3遮光板部
66 突条
186、286 突出部上面
187、287 突出部側面
285 シャッタ摺動面

Claims (10)

  1. ディスク状のホログラムを含むフォトンモードの光記録媒体を挟み込むようにして回転自在に収容するカートリッジ本体と、このカートリッジ本体に設けられて記録媒体を外部に露呈させる開口と、この開口を閉じる閉じ位置と開放する開き位置との間で移動自在となるように該カートリッジ本体に取り付けられているシャッタとを備えたカートリッジであって、
    前記シャッタは、該シャッタの外周端部に前記カートリッジ本体側に曲げられて形成された屈曲部を有し、前記カートリッジ本体は、前記外周端部に対応する位置に形成された突出部を有し、前記シャッタは、開口を開閉するようにスライド移動する第1遮光板部と、該第1遮光板部の、前記シャッタを開く方向に移動する側の先端に、垂直に立設された第2遮光板部とを有し、前記突出部が、前記シャッタが閉じ位置にあるときに、前記第1遮光板部に対向するように形成された突出部上面と、前記第2遮光板部に対向するように形成された突出部側面とを有し、前記突出部面と該突出部面の反対側の、前記記録媒体に対する面にマット加工、またはシボ加工が施されていることを特徴とする光記録媒体用カートリッジ。
  2. 前記屈曲部が、前記外周端部の、該シャッタを開く方向に移動する側の端部に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の光記録媒体用カートリッジ。
  3. 前記第2遮光板部に対して前記シャッタが閉じる方向に垂直に立設された第3遮光板部とを有し、前記カートリッジ本体に、前記シャッタが閉じ位置にあるときに、前記第1遮光板部と前記第3遮光板部の間に挿入される突条が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の光記録媒体用カートリッジ。
  4. 前記第2遮光板部に対して前記シャッタが開く方向に垂直に立設された第3遮光板部とを有し、前記カートリッジ本体は、前記突出部上面の内側にオフセットされ、前記第3遮光板部に対向するように形成されたシャッタ摺動面とが設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の光記録媒体用カートリッジ。
  5. 前記カートリッジ本体は、前記光記録媒体に対する内面と、前記シャッタに対する外面とに、表面粗さR a:5〜20μ mのマット加工、またはシボ加工が施されていることを特徴とする請求項1から4いずれか1つに記載の光記録媒体用カートリッジ。
  6. 前記カートリッジ本体は、略板形状の第1シェルと、この第1シェルに重ね合わされて溶着される第2シェルからなり、前記第1シェル及び第2シェルは、同一または類似の熱可塑性プラスチックで形成され、かつシャッタを含むその他の部品は、該第1シェル及び第2シェルと異なる材質で形成されていることを特徴とする請求項1から5いずれか1つに記載の光記録媒体用カートリッジ。
  7. 前記第1シェル及び第2シェルと、シャッタは、その成形に用いられるプラスチックに遮光性物質が0 .0 1〜5 .00重量%添加されていることを特徴とする請求項1から6いずれか1つに記載の光記録媒体用カートリッジ。
  8. 前記第1シェル及び第2シェルと、シャッタは、その成形に用いられるプラスチックにカーボンブラックが0.01〜2.00重量% 添加されていることを特徴とする請求項1から7いずれか1つに記載の光記録媒体用カートリッジ。
  9. 前記第1シェル及び第2シェルと、シャッタは、その成形に用いられるプラスチックにシリコーン系滑剤が0.1〜5.0重量%添加されていることを特徴とする請求項1から8いずれか1つに記載の光記録媒体用カートリッジ。
  10. 前記記録媒体に対する面に施されたマット加工、またはシボ加工の表面粗さRaが5〜20μ mであることを特徴とする請求項1から9のいずれか1つに記載の光記録媒体用カートリッジ。
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