JP2004327473A - プリント配線板 - Google Patents
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Abstract
【課題】冷熱サイクルや振動の厳しい環境に耐えるだけの半田スタンドオフの高さを稼ぐことが可能なプリント配線板を提供する。
【解決手段】絶縁基板10上に導電体配線11、12を有すると共に、前記導電体配線11、12が交差する交差部40を有し、前記導電体配線の複数のランド11a、12a上に表面実装部品20を半田接続するプリント配線板であって、
前記表面実装部品20の搭載予定部分に当たる前記絶縁基板上10に、少なくとも前記交差部40の一部を構成する材料層30を設け、前記材料層30上に前記表面実装部品20を載せて半田接続されることを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】絶縁基板10上に導電体配線11、12を有すると共に、前記導電体配線11、12が交差する交差部40を有し、前記導電体配線の複数のランド11a、12a上に表面実装部品20を半田接続するプリント配線板であって、
前記表面実装部品20の搭載予定部分に当たる前記絶縁基板上10に、少なくとも前記交差部40の一部を構成する材料層30を設け、前記材料層30上に前記表面実装部品20を載せて半田接続されることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表面実装部品を半田接続するプリント配線板に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のプリント配線板の構造としては、例えば特許文献1に示されるように、表面実装部品の実装部分において、導電体配線とソルダーレジストとシルク印刷による塗料層とを重ね合わせることにより、半田スタンドオフの高さを稼ぎ、表面実装部品の半田接続部の耐久性や信頼性を向上させることが知られている。ここでシルク印刷による塗料層は、部品を実装機などでマウントする際の認識や目視確認の目安とするために文字や図形を示す目的で用いられるものである。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−181419号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、シルク印刷による塗料層は、そもそも部品実装機の自動位置認識や目視確認の目安とするために文字や図形を示す目的で用いられるものであるため十分な厚さが得られず、冷熱サイクルや振動の厳しい環境に耐えるだけの半田スタンドオフの高さを稼ぐには十分とはいえない。
【0005】
本発明は、上記点に鑑みてなされたものであり、冷熱サイクルや振動の厳しい環境に耐えるだけの半田スタンドオフの高さを稼ぐことが可能なプリント配線板を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1ないし請求項4に記載の技術的手段を採用する。
【0007】
請求項1記載の発明によれば、絶縁基板上に導電体配線を有すると共に、前記導電体配線が交差する交差部を有し、前記導電体配線の複数のランド上に表面実装部品を半田接続するプリント配線板であって、
前記表面実装部品の搭載予定部分に当たる前記絶縁基板上に、少なくとも前記交差部の一部を構成する材料層を設け、前記材料層上に前記表面実装部品を載せて半田接続されることを特徴とする。
【0008】
それにより、材料層として既存の交差部の一部もしくは全部を利用することで、特別な層等を追加することなしに半田のスタンドオフの高さを稼ぐことが可能になり、冷熱サイクルや振動の厳しい環境に対して半田接続部の耐久性や信頼性を高めることが可能になる。
【0009】
請求項2記載の発明によれば、前記材料層は、前記複数のランド間の前記絶縁基板上に設けられ、上方で交差する側の前記導電体配線を囲むための絶縁性のアンダーコート層およびオーバーコート層を含むことで、所望のスタンドオフの高さを稼ぐことが可能になる。
【0010】
請求項3記載の発明によれば、前記材料層は、下方で交差する側の前記導電体配線、この下方側の前記導電体配線を被うソルダーレジスト層、このソルダーレジスト層上に形成された絶縁性のアンダーコート層、このアンダーコート層上に形成された上方で交差する側の前記導電体配線、および前記導電体配線を被う絶縁性のオーバーコート層を有することで、導電体配線の交差部と同レベルのスタンドオフの高さを稼ぐことが可能になり、冷熱サイクルや振動の厳しい環境に対して半田接続部の耐久性や信頼性を高めることが可能になる。
【0011】
請求項4記載の発明によれば、前記表面実装部品は、チップ抵抗を有し、その半田接続の耐久性や信頼性を高めることが可能になる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態について図を用いて説明する。
【0013】
図1は、半田の所望のスタンドオフ高さでもって絶縁基板10に表面実装部品20を搭載することを示すプリント配線板の要部断面図である。
【0014】
この絶縁基板10は、ガラスエポキシ樹脂等の剛性のある電気絶縁材料により形成されている。この絶縁基板10の表面側には、例えば銅、銀、アルミニウム等の金属材料の薄膜を所定パターンに形成した導電体配線11、12が、1層、もしくは多層に形成されている。この導電体配線11、12のうち、表面実装部品20の搭載予定部分には複数のランド11a、12aが形成されており、複数のランド11a、12a上に、両ランド11a、12aを跨るように表面実装部品20の各電極部21、22が半田接続されている。なお、表面実装部品20としては、ここではチップ抵抗を例示しているが、チップコンデンサやIC等の電子素子でもよい。
【0015】
材料層30は、半田50のスタンドオフの高さを稼ぐ役割を有し、絶縁基板10上において導電体配線が上下間で交差する交差部40と同一構造にて構成されるか、もしくは交差部40を構成する複数層の一部で構成されている。なお、材料層30および交差部40の詳細は図2により後述する。
【0016】
ここで、スタンドオフの高さとは、ランド11a、12aとその直上にある表面実装部品20の各電極部21、22との間隔(離間距離)、もしくはその間に存在する半田の厚さを示している。一般に、絶縁基板10と表面実装部品20の線膨張係数が異なるため、冷熱サイクル等により絶縁基板10の面に沿った方向のせん断応力等が半田50に加わり、この半田50にクラックが発生して導通不良を引き起こすことが知られている。そこで、この半田50のスタンドオフの高さを稼ぐことにより応力を緩和することが可能となり、半田接続部の耐久性や信頼性を向上させることが可能になる。
【0017】
次に、材料層30および交差部40の詳細を、図2により説明する。図2(a)は上面図、(b)は(a)中のX−X線に沿ってみた要部断面図である。本例は材料層30を交差部40と同一構成とした例であり、図2に示す横長の交差部構造物が、図1に示すランド11a、12a間に配置される。
【0018】
絶縁基板10上には導電体配線101と、この導電体配線101に対し直角に位置する両導電体配線102、103とを設けており、両導電体配線102、103は、導電体配線101に対して互いに逆方向に対称的に延在している。ここで、導電体配線102、103は、ジャンパー線140を接続するための円板状端子部102a、103aを形成している。
【0019】
ソルダーレジスト層110は、電気的絶縁材料で構成され、導電体配線101、102、103のうち接続用部分以外の部分(非接続用部分)のほとんどを被覆するように絶縁基板10の表面に形成されている。
【0020】
第1アンダーコート層120、第2アンダーコート層130は、電気的絶縁材料で構成され、両円板状端子部102a、103a間のソルダーレジスト層110上および両円板状端子部102a、103aの一部上に形成されている。これは、後述するジャンパー線140と下地層との密着性を向上させるためと、導電体配線101との電気的絶縁性を確保するために設けられている。特にアンダーコート層120、130を2層にしたのは、ジャンパー線140と導電体配線101との電気的絶縁性をより高めるためである。
【0021】
ジャンパー線140は、例えば銅や銀などの導電材料を第2アンダーコート層130および円板状端子部102a、103aまで薄膜帯状に形成することで構成されている。
【0022】
オーバーコート層150は、電気的絶縁材料で構成され、図2に示すようにジャンパー線140およびその周辺を確実に被覆するように形成されている。
【0023】
次に、上記構成による本構造の特徴を説明する。
【0024】
まず絶縁基板10上に導電体配線101、102、103の各パターンを形成後、予め定めた所定位置において交差部40を形成する工程において交差部40と同時に材料層30が形成される。その際、この配線板の使用環境等から要求される表面実装部品20の半田接続部の耐久性や信頼性に基いて、半田50のスタンドオフの高さが決定される。本例では交差部40を構成する層数は6層、すなわち絶縁基板10側から層101、110、120、130、140、150があり、各層の厚みは交差部40の構造設計上決まっているため、先に決定された半田50のスタンドオフの高さに応じて、交差部40の6層から材料層30に使用する層を選択することになる。最高は交差部40と同じ高さとなる。図2には材料層30として交差部40の全層を残す例が示され、また図3には交差部40の6層のうち4層、つまり、ソルダーレジスト層110、第1アンダーコート層120、第2アンダーコート層130、およびオーバーコート層150が残される変形例が示されている。
【0025】
材料層30として層を残すか否かは、スクリーン印刷の場合は印刷用マスクパターンの開口形状の設定を行うことにより決定し、また各層を全面形成後のエッチングにてパターン形成する場合はエッチングパターンの設定を行うことにより決定する。
【0026】
いずれにしても、既存の交差部40の形成工程をそのまま利用し、材料層30に利用する層と層数を選択するだけで、半田50のスタンドオフの高さを十分に稼ぐことが可能になる。しかも、ランド11a、12aに表面実装部品20を実装するにあたり、表面が絶縁性のオーバーコート層150上にこの表面実装部品20を載せて半田接続するため、表面実装部品20を安定して仮設置が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すプリント配線板の要部断面図である。
【図2】(a)は、図1に示す材料層30もしくは交差部40の詳細を示す上面図、(b)は(a)中のX−X線に沿ってみた断面図である。
【図3】材料層30の変形例を示す断面図である。
【符号の説明】
10 絶縁基板
11、12 導電体配線
11a、12a ランド
20 表面実装部品
30 材料層
40 交差部
50 半田
101、102、103 導電体配線
110 ソルダーレジスト層
120 第1アンダーコート層
130 第2アンダーコート層
140 ジャンパー線
150 オーバーコート層
【発明の属する技術分野】
本発明は、表面実装部品を半田接続するプリント配線板に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のプリント配線板の構造としては、例えば特許文献1に示されるように、表面実装部品の実装部分において、導電体配線とソルダーレジストとシルク印刷による塗料層とを重ね合わせることにより、半田スタンドオフの高さを稼ぎ、表面実装部品の半田接続部の耐久性や信頼性を向上させることが知られている。ここでシルク印刷による塗料層は、部品を実装機などでマウントする際の認識や目視確認の目安とするために文字や図形を示す目的で用いられるものである。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−181419号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、シルク印刷による塗料層は、そもそも部品実装機の自動位置認識や目視確認の目安とするために文字や図形を示す目的で用いられるものであるため十分な厚さが得られず、冷熱サイクルや振動の厳しい環境に耐えるだけの半田スタンドオフの高さを稼ぐには十分とはいえない。
【0005】
本発明は、上記点に鑑みてなされたものであり、冷熱サイクルや振動の厳しい環境に耐えるだけの半田スタンドオフの高さを稼ぐことが可能なプリント配線板を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1ないし請求項4に記載の技術的手段を採用する。
【0007】
請求項1記載の発明によれば、絶縁基板上に導電体配線を有すると共に、前記導電体配線が交差する交差部を有し、前記導電体配線の複数のランド上に表面実装部品を半田接続するプリント配線板であって、
前記表面実装部品の搭載予定部分に当たる前記絶縁基板上に、少なくとも前記交差部の一部を構成する材料層を設け、前記材料層上に前記表面実装部品を載せて半田接続されることを特徴とする。
【0008】
それにより、材料層として既存の交差部の一部もしくは全部を利用することで、特別な層等を追加することなしに半田のスタンドオフの高さを稼ぐことが可能になり、冷熱サイクルや振動の厳しい環境に対して半田接続部の耐久性や信頼性を高めることが可能になる。
【0009】
請求項2記載の発明によれば、前記材料層は、前記複数のランド間の前記絶縁基板上に設けられ、上方で交差する側の前記導電体配線を囲むための絶縁性のアンダーコート層およびオーバーコート層を含むことで、所望のスタンドオフの高さを稼ぐことが可能になる。
【0010】
請求項3記載の発明によれば、前記材料層は、下方で交差する側の前記導電体配線、この下方側の前記導電体配線を被うソルダーレジスト層、このソルダーレジスト層上に形成された絶縁性のアンダーコート層、このアンダーコート層上に形成された上方で交差する側の前記導電体配線、および前記導電体配線を被う絶縁性のオーバーコート層を有することで、導電体配線の交差部と同レベルのスタンドオフの高さを稼ぐことが可能になり、冷熱サイクルや振動の厳しい環境に対して半田接続部の耐久性や信頼性を高めることが可能になる。
【0011】
請求項4記載の発明によれば、前記表面実装部品は、チップ抵抗を有し、その半田接続の耐久性や信頼性を高めることが可能になる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態について図を用いて説明する。
【0013】
図1は、半田の所望のスタンドオフ高さでもって絶縁基板10に表面実装部品20を搭載することを示すプリント配線板の要部断面図である。
【0014】
この絶縁基板10は、ガラスエポキシ樹脂等の剛性のある電気絶縁材料により形成されている。この絶縁基板10の表面側には、例えば銅、銀、アルミニウム等の金属材料の薄膜を所定パターンに形成した導電体配線11、12が、1層、もしくは多層に形成されている。この導電体配線11、12のうち、表面実装部品20の搭載予定部分には複数のランド11a、12aが形成されており、複数のランド11a、12a上に、両ランド11a、12aを跨るように表面実装部品20の各電極部21、22が半田接続されている。なお、表面実装部品20としては、ここではチップ抵抗を例示しているが、チップコンデンサやIC等の電子素子でもよい。
【0015】
材料層30は、半田50のスタンドオフの高さを稼ぐ役割を有し、絶縁基板10上において導電体配線が上下間で交差する交差部40と同一構造にて構成されるか、もしくは交差部40を構成する複数層の一部で構成されている。なお、材料層30および交差部40の詳細は図2により後述する。
【0016】
ここで、スタンドオフの高さとは、ランド11a、12aとその直上にある表面実装部品20の各電極部21、22との間隔(離間距離)、もしくはその間に存在する半田の厚さを示している。一般に、絶縁基板10と表面実装部品20の線膨張係数が異なるため、冷熱サイクル等により絶縁基板10の面に沿った方向のせん断応力等が半田50に加わり、この半田50にクラックが発生して導通不良を引き起こすことが知られている。そこで、この半田50のスタンドオフの高さを稼ぐことにより応力を緩和することが可能となり、半田接続部の耐久性や信頼性を向上させることが可能になる。
【0017】
次に、材料層30および交差部40の詳細を、図2により説明する。図2(a)は上面図、(b)は(a)中のX−X線に沿ってみた要部断面図である。本例は材料層30を交差部40と同一構成とした例であり、図2に示す横長の交差部構造物が、図1に示すランド11a、12a間に配置される。
【0018】
絶縁基板10上には導電体配線101と、この導電体配線101に対し直角に位置する両導電体配線102、103とを設けており、両導電体配線102、103は、導電体配線101に対して互いに逆方向に対称的に延在している。ここで、導電体配線102、103は、ジャンパー線140を接続するための円板状端子部102a、103aを形成している。
【0019】
ソルダーレジスト層110は、電気的絶縁材料で構成され、導電体配線101、102、103のうち接続用部分以外の部分(非接続用部分)のほとんどを被覆するように絶縁基板10の表面に形成されている。
【0020】
第1アンダーコート層120、第2アンダーコート層130は、電気的絶縁材料で構成され、両円板状端子部102a、103a間のソルダーレジスト層110上および両円板状端子部102a、103aの一部上に形成されている。これは、後述するジャンパー線140と下地層との密着性を向上させるためと、導電体配線101との電気的絶縁性を確保するために設けられている。特にアンダーコート層120、130を2層にしたのは、ジャンパー線140と導電体配線101との電気的絶縁性をより高めるためである。
【0021】
ジャンパー線140は、例えば銅や銀などの導電材料を第2アンダーコート層130および円板状端子部102a、103aまで薄膜帯状に形成することで構成されている。
【0022】
オーバーコート層150は、電気的絶縁材料で構成され、図2に示すようにジャンパー線140およびその周辺を確実に被覆するように形成されている。
【0023】
次に、上記構成による本構造の特徴を説明する。
【0024】
まず絶縁基板10上に導電体配線101、102、103の各パターンを形成後、予め定めた所定位置において交差部40を形成する工程において交差部40と同時に材料層30が形成される。その際、この配線板の使用環境等から要求される表面実装部品20の半田接続部の耐久性や信頼性に基いて、半田50のスタンドオフの高さが決定される。本例では交差部40を構成する層数は6層、すなわち絶縁基板10側から層101、110、120、130、140、150があり、各層の厚みは交差部40の構造設計上決まっているため、先に決定された半田50のスタンドオフの高さに応じて、交差部40の6層から材料層30に使用する層を選択することになる。最高は交差部40と同じ高さとなる。図2には材料層30として交差部40の全層を残す例が示され、また図3には交差部40の6層のうち4層、つまり、ソルダーレジスト層110、第1アンダーコート層120、第2アンダーコート層130、およびオーバーコート層150が残される変形例が示されている。
【0025】
材料層30として層を残すか否かは、スクリーン印刷の場合は印刷用マスクパターンの開口形状の設定を行うことにより決定し、また各層を全面形成後のエッチングにてパターン形成する場合はエッチングパターンの設定を行うことにより決定する。
【0026】
いずれにしても、既存の交差部40の形成工程をそのまま利用し、材料層30に利用する層と層数を選択するだけで、半田50のスタンドオフの高さを十分に稼ぐことが可能になる。しかも、ランド11a、12aに表面実装部品20を実装するにあたり、表面が絶縁性のオーバーコート層150上にこの表面実装部品20を載せて半田接続するため、表面実装部品20を安定して仮設置が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すプリント配線板の要部断面図である。
【図2】(a)は、図1に示す材料層30もしくは交差部40の詳細を示す上面図、(b)は(a)中のX−X線に沿ってみた断面図である。
【図3】材料層30の変形例を示す断面図である。
【符号の説明】
10 絶縁基板
11、12 導電体配線
11a、12a ランド
20 表面実装部品
30 材料層
40 交差部
50 半田
101、102、103 導電体配線
110 ソルダーレジスト層
120 第1アンダーコート層
130 第2アンダーコート層
140 ジャンパー線
150 オーバーコート層
Claims (4)
- 絶縁基板上に導電体配線を有すると共に、前記導電体配線が交差する交差部を有し、前記導電体配線の複数のランド上に表面実装部品を半田接続するプリント配線板であって、
前記表面実装部品の搭載予定部分に当たる前記絶縁基板上に、少なくとも前記交差部の一部を構成する材料層を設け、前記材料層上に前記表面実装部品を載せて半田接続されることを特徴とするプリント配線板。 - 前記材料層は、前記複数のランド間の前記絶縁基板上に設けられ、上方で交差する側の前記導電体配線を囲むための絶縁性のアンダーコート層およびオーバーコート層を含むことを特徴とする請求項1記載のプリント配線板。
- 前記材料層は、下方で交差する側の前記導電体配線、この下方側の前記導電体配線を被うソルダーレジスト層、このソルダーレジスト層上に形成された絶縁性のアンダーコート層、このアンダーコート層上に形成された上方で交差する側の前記導電体配線、および前記導電体配線を被う絶縁性のオーバーコート層を有することを特徴とする請求項1記載のプリント配線板。
- 前記表面実装部品は、チップ抵抗を有することを特徴とする請求項1ないし3記載のプリント配線板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003115812A JP2004327473A (ja) | 2003-04-21 | 2003-04-21 | プリント配線板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003115812A JP2004327473A (ja) | 2003-04-21 | 2003-04-21 | プリント配線板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004327473A true JP2004327473A (ja) | 2004-11-18 |
Family
ID=33496254
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003115812A Pending JP2004327473A (ja) | 2003-04-21 | 2003-04-21 | プリント配線板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004327473A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012004590A (ja) * | 2011-08-31 | 2012-01-05 | Hitachi Automotive Systems Ltd | 車載用電子回路装置の製造方法または電子回路装置 |
CN105814976A (zh) * | 2013-12-13 | 2016-07-27 | 三菱重工汽车空调系统株式会社 | 电子零件的固定结构 |
-
2003
- 2003-04-21 JP JP2003115812A patent/JP2004327473A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012004590A (ja) * | 2011-08-31 | 2012-01-05 | Hitachi Automotive Systems Ltd | 車載用電子回路装置の製造方法または電子回路装置 |
CN105814976A (zh) * | 2013-12-13 | 2016-07-27 | 三菱重工汽车空调系统株式会社 | 电子零件的固定结构 |
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