JP2004323219A - 自動ワインダー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】マガジン式のボビン収納装置20と、給糸用ボビン4の保持装置20と、ボビン収納装置20より保持装置3へボビン4の落下をガイドするボビンシュート24とを備える自動ワインダーにおいて、保持装置3に、ボビン4の保持手段としての第一爪31および第二爪32と、両爪31・32をそれぞれ回動させる回動軸33・34とを設け、ボビンシュート24の下部ガイド24bを本体24aに対して揺動可能に構成し、閉状態でボビン4の落下を案内する経路が形成されるものとし、第一爪31の回動位置に、ボビン収納装置20からボビン4を受け取る受取位置Sと、巻取り作業時にボビンを保持する作業位置Wと、機台2の側方へボビンを排出する排出位置Eと、を設けた。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
マガジン式のボビン収納装置と、給糸用ボビンの保持装置と、ボビン収納装置より保持装置へボビンの落下をガイドするボビンシュートとを備える自動ワインダーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、自動ワインダーに備える各錘毎の巻取りユニットに、給糸用のボビンの供給源として、マガジン式のボビン収納装置を備えたものが、公知である。例えば、特許文献1に開示される技術である。
このような自動ワインダーにおいては、巻取りユニットが多数並設されているため、マガジン式のボビン収納装置は、各巻取りユニットの機台の(前記並設方向に対する)側方位置に配置されている。そして、機台側方の収納装置より機台下部に設けるぺグに向けて、ボビンを滑らせて落下させることで、巻取りユニットにボビンが供給される構成である。
【0003】
【特許文献1】
実公平8−1252号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の自動ワインダーにおいて、ボビンは、鉛直方向に対して傾斜した方向よりユニット機台下部に供給され、その傾斜した姿勢のままぺグに保持される。ここで、解舒性を良好とするため、糸は、ボビンの軸芯方向に引出されるものである。ボビンは傾斜した姿勢で保持されるため、軸芯方向も当然傾斜している。
このため、機台下部のボビンより、機台上部の綾振ドラム(巻取りパッケージ)に向けて、糸は湾曲して走行することになる。
そして、糸道が湾曲形状となると、糸道上のガイド等で屈曲して接触することになり、その接触抵抗が糸に累積することになる。加えて、糸道の形状に拠らず、ボビン4の糸量が少なくなってくると解舒張力が急激に増大する。
つまり、糸道が湾曲形状の場合は、糸に加わる負荷が増大して、糸のテンション切れが発生しやすいと共に、糸に加わるダメージが増加して毛羽も増大する。したがって、このテンション切れの発生や毛羽の増大を防止するため、糸の巻き取り速度が制限されるものとなっていた。
そこで本発明は、糸道形状の改善により糸に掛かる負荷を軽減して、巻取り速度の高速化を実現する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段は、以下に示すとおりである。
即ち、請求項1においては、マガジン式のボビン収納装置と、給糸用ボビンの保持装置と、ボビン収納装置より保持装置へボビンの落下をガイドするボビンシュートとを備える自動ワインダーにおいて、
前記保持装置に、ボビンの保持手段と、該保持手段の回動手段とを設けたものである。
【0006】
請求項2においては、ボビンシュートの少なくとも下部を開閉可能に構成し、閉状態でボビンの落下を案内する経路が形成されるものとしたものである。
【0007】
請求項3においては、保持手段の回動位置に、
ボビン収納装置からボビンを受け取る位置と、巻取り作業時にボビンを保持する位置と、機台の側方へボビンを排出する位置と、を設けたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の自動ワインダーの一実施の形態について、図面を用いて説明する。
本実施の形態である自動ワインダーは、多数並設される巻取りユニット1と、これらの巻取りユニット1・1・・・の制御装置とから構成される。ここで、各錘毎に、一つの巻取りユニット1が対応する。
なお、各図面において、制御装置側を基準として巻取りユニット1が並設される向きを、正面視の向きとする。
【0009】
図1を用いて、巻取りユニット1の構成について説明する。
巻取りユニット1の機台2の下部には、ボビン4の保持装置3が設けられており、該保持装置3に給糸用のボビン4が保持される。
ボビン4から解舒されて上方へ引出された糸は、機台2の最上位置に設ける綾振ドラム13を介して、巻取りパッケージ14に巻き取られる。また、ボビン4から巻取りパッケージ14に至る糸道上には、各種の装置が配置されている。
糸道の最上流に位置するボビン4より下流側(上方)に向けて、バルーンコントローラー6、ガイドプレート10、所定のテンションを付与するディスクまたはゲート式のテンサー7、糸の不良部分を検出するスラブキャッチャー8が配置される。
また、この糸道の側方に、糸継ぎを行うためのスプライサ15が設けられている。糸継ぎ時においては、パッケージ14側の上糸はサクションマウス16によりスプライサ15に案内され、ボビン4側の下糸は中継パイプ17により案内される。
【0010】
巻取りユニット1には、給糸用のボビン4の供給源として、マガジン式のボビン収納装置20が設けられている。
ボビン収納装置20は、中心軸21回りに間欠回転するマガジンカン22を備え、該マガジンカン22には、マガジン状にボビン4の収納孔22aが複数形成されている。また、中心軸21の下部には、マガジンカン22下方からのボビン4の脱落を防止する制止板23が固設されている。
制止板23には、前記複数の収納孔22aの一つに対応する通過孔23aが形成されており、ボビン4は通過孔23aを通過して、下方へ落下可能である。つまり、ボビン4が、マガジンカン22の間欠駆動により繰り出される構成である。
また、通過孔23aに対応して、ボビン4の落下経路を案内するボビンシュート24が設けられており、ボビン4はボビンシュート24を介して、保持装置3まで落下する。
なお、ボビン収納装置20およびボビンシュート24は、機台2に支持される構成である。
【0011】
ボビン収納装置20は、各巻取りユニット1の機台2の側方位置に配置されている。また、マガジンカン20は、収納孔22aを保持装置3側に向けた姿勢で設けられ、ボビン4が、鉛直方向に対して傾斜した方向で落下する構成である。
【0012】
糸道形状による糸Yのテンション切れおよび毛羽の発生について説明する。
ボビン4から解舒される糸Yは、解舒性を良好とするため、ボビン4の軸芯方向に引出されるものである。このため、巻取り先である巻取りパッケージ14(綾振ドラム13)の位置が、ボビン4の軸芯方向から外れていると、前記糸道は湾曲した形状となる。
図2には、ボビン4の落下時の姿勢を示している。このような落下時の姿勢のまま、ボビンからの糸解舒が行われる巻取りユニット(本実施の形態と相違)では、ボビンの軸芯が傾斜しているため、ボビン4の直上方位置の綾振ドラムに至る糸道は、湾曲するものとなる。
【0013】
糸道上には、糸Yを案内するための手段として、前記ガイドプレート10等のガイド部材が設けられている。ここで、糸道が湾曲している場合は、糸Yに、ガイド部材との屈曲による接触抵抗が累積してしまう。加えて、糸道の形状に拠らず、ボビン4の糸量が少なくなってくると解舒張力が急激に増大する。
このため、糸道が湾曲している場合は、糸に加わる負荷が増大して、糸のテンション切れが発生しやすいと共に、糸に加わるダメージが増加して毛羽も増大する。したがって、このテンション切れの発生や毛羽の増大を防止するため、糸Yの巻取り速度が制限されるものとなってしまう。
【0014】
糸Yのテンション切れの発生や毛羽の増大を防止するため、本実施の形態の巻取りユニット1においては、ボビン4から巻取りパッケージ14(綾振ドラム13)に至る糸道が、ほぼ一直線状となるようにしている。
具体的には、糸Yの解舒方向となるボビン4の軸芯方向が、巻取りパッケージ14(綾振ドラム13)に向くように、ボビン4の保持位置が設定されている。そして、ボビン4から巻取りパッケージ14(綾振ドラム13)に向けて形成される糸道が、ほぼ一直線状とされる。
【0015】
図2から図4を用いて、保持装置3について説明する。
保持手段3は、ボビン4の保持手段と、保持手段の回動手段とを備えており、ボビンを落下時の傾斜した姿勢のまま保持すると共に、ボビンの姿勢を巻取り作業に適切な姿勢に整えることが可能である。
保持装置3には、ボビン4の保持手段として、第一爪31および第二爪32が設けられ、両爪31・32は、それぞれ回動軸33・34に固設されて左右揺動可能である。回動軸33・34は同軸上に配置された内軸と外軸からなる二軸であり、互いに相対回転可能である。
なお、ユニット1の並設方向が前後方向であり、この前後方向に対して左右方向を規定している。
【0016】
まず、前記保持手段によるボビン4の保持および解除について説明する。
第一爪31および第二爪32は独立に揺動可能であるが、ボビン4の保持および解除は、第一爪31に対する第二爪32の揺動位置により切換えられる。
図2に示すように、給糸用のボビン4が新たに供給される際には、両爪31・32が閉じた状態で、保持装置3にボビン4が投下される。このとき、両爪31・32の姿勢は、マガジンカン20側に向くものとされており、ボビン4の落下により、ボビン4の芯管4a内に両爪31・32が挿入される。
ボビン4の保持は、両爪31・32を開いて、両爪31・32を芯管4aの内壁に当接させることで行われる(図2中「開」時の第二爪32を二点鎖線で図示)。このようにして、ボビン4が保持装置3により位置決めされて保持される。また、給糸が終了したボビン4を保持装置3より除く際は、両爪31・32を再び閉じた状態として、両爪31・32によるボビン4の保持を解除する。
【0017】
また、「閉」状態において、第二爪32を第一爪31に対して位置決めする規制手段について説明する。
第一爪31には、第二爪32が当接可能な位置にピン31aが固設されており、第二爪32が第一爪31を超えて回動することを規制している。ここで、両爪31・32を「閉」状態とする際、第二爪32がピン31aに当接すると、第二爪32は第一爪31に対して位置決めされる。そして、「閉」状態における両爪31・32の相対位置が、常に適切とされる。
【0018】
次に、保持手段の回動手段によるボビン4の姿勢調整について説明する。
第一爪31および第二爪32は双方とも揺動可能であり、ボビン4を保持したまま揺動して、ボビン4の保持姿勢を変更することが可能である。
ここで、回動する第一爪31には、三つの停止位置が設定されている。
第一の停止位置は、図2に示すように、第一爪31がマガジンカン21側を向いた姿勢で停止した位置(受取位置S)である。第一爪31の受取位置Sは、保持手段が、ボビン収納装置20からボビン4を受け取る回動位置である。
第二の停止位置は、図1、図3に示すように、第一爪31が綾振ドラム13(巻取りパッケージ14)側を向いた姿勢で停止した位置(作業位置W)である。第一爪31の作業位置Wは、保持手段が、巻取り作業時にボビン4を保持する回動位置である。
第三の停止位置は、図4に示すように、第一爪31がマガジンカン21側よりも外側を向いた姿勢で停止した位置(排出位置E)である。第一爪31の排出位置Eは、機台の側方へボビンを排出する位置である。
【0019】
以上のように保持手段に三段の回動位置を設定することで、保持手段が保持するボビン4の姿勢を、ボビン4の受取、ボビン4からの糸解舒作業、ボビン4の排出に応じて、適切な姿勢に切換えることができる。
【0020】
一方、第二爪32は、第一爪31がどの停止位置にあっても、第一爪31に対して揺動可能であり、第一爪31の停止位置に拠らず、ボビン4の保持・保持解除が可能である。
両爪31・32によりボビン4を保持した状態で、第一爪31を作業位置Wに回動させると、ボビン4は綾振ドラム13(巻取りパッケージ14)側を向いて保持された状態となる。そして、この状態で巻取り作業を開始すると、前記テンション切れの発生や毛羽の増大が防止される。
なお、第一爪31が排出位置Eにあるときに関しては、後述の排出装置9を説明する際に説明する。
【0021】
以上において、ボビン4の保持手段は、第一爪31および第二爪32と、第一爪31に対して第二爪32を回動させる回動軸34とから、構成されている。そして、この保持手段により、ボビン4の保持・保持解除が可能である。
また、この保持手段を回動させる手段として、第一爪31を回動させる回動軸33と、第一爪31に伴って第二爪32を回動させる回動軸34とが、設けられている。そして、保持手段により保持されるボビン4の姿勢を、変更することが可能である。
【0022】
このため、自動ワインダーに備える巻取りユニット1において、ボビン収納装置20を機台2の側方に配置し、新たなボビン4が傾斜方向より落下して供給される構成としても、ボビン4を落下時の姿勢から変更して別の姿勢で保持することが可能である。
そして、ボビン4から解舒される糸道が一直線状となるような姿勢(軸芯が鉛直方向となる姿勢)で、ボビンを保持することにより、糸Yのテンション切れの発生や毛羽の増大が防止される。
【0023】
また、第一爪31および第二爪32からなる一対の爪部材を揺動可能に保持装置3に設けるだけで、ボビン4の保持手段と、該保持手段の回動手段とが、同時に構成されている。
このため、ボビンの保持およびボビンの姿勢調整とを、簡素な装置構成により可能である。
【0024】
図2から図4を用いて、排出装置9について説明する。
機台2の下部には、前記保持装置3に隣接して、ボビン4の排出装置9が配置されている。この排出装置9は、糸がすべて解舒されて空き状態となったボビン4を、保持装置3から取り外して、機台2の側方へ排出するための装置である。そして、保持装置3から不要なボビン4が除かれると、保持装置3には新たな給糸用ボビン4が供給される。
【0025】
排出装置9には、排出板25と、排出板25を回動させる回動軸26と、が設けられている。
排出板25は平面視(図示せず)凹形状に形成され、その窪み部分25aを第一爪31および第二爪32の逃しとしており、排出板25と両爪31・32との接触が防止される。そして、図2、図3に示すように、正面視で、両爪31・32と排出板25とが重複可能である。
なお、排出板25は、空きボビン4の排出作業時を除いては、機台2側に傾倒された位置で停止させて、ボビン4の芯管4aと接触しないようにしている。
【0026】
また、排出装置9による空きボビン4の排出経路Pを確保するために、ボビンシュート24には次の構成が設けられている。
ボビンシュート24の下部には、該ボビンシュート24の本体24aに対して揺動可能に、下部ガイド24bが設けられている。
下部ガイド24bは、通常時(空きボビン4の排出時以外)において、その姿勢が、マガジンカン22から保持装置3へと至るボビン4の落下経路に沿った状態となっている。下部ガイド24bがこの姿勢にあるとき、下部ガイド24bがガイド位置Gにあるとする。このとき、下部ガイド24bは、ボビン4の落下経路のガイドの一部として機能している。
また、下部ガイド24bは、空きボビン4の排出時には、その姿勢が、マガジンカン22から保持装置3へと至るボビン4の落下経路から外れた状態となっている。図4に示すように、本実施の形態では、下部ガイド24bが鉛直方向を向いた姿勢である。下部ガイド24bがこの姿勢にあるとき、下部ガイド24bがガイド解除位置Lにあるとする。このとき、下部ガイド24bは、ボビン4の落下経路の一部としては機能しない。
【0027】
ここで、空きボビン4の排出作業の手順を説明する。
まず、第一爪31が前記排出位置Eまで回動して停止する。このとき、空きボビン4の保持が保たれるように、第二爪32も第一爪31と一体に連動する。その後、第二爪32が回動して両爪31・32を「閉」状態とし、ボビン4の保持が解除される。
同時に、保持装置3上のボビン4が、機台2の外側(図中右側)へ排出可能となるように、前記ボビンシュート24の下部が開放される。具体的には、下部ガイド24bがガイド位置Gからガイド解除位置Lに揺動する。
その次に、機台2側に傾倒して停止している排出板25が、機台2の外側へ向けて回動して芯管4aの底面に当接し、ボビン4を機台2の外側へ押し出す。
以上のようにして、空きボビン4が巻取りユニット1から排出される。
【0028】
以上のようにボビンシュート24を構成することで、ボビンシュート24を前記爪31・32からなる保持手段に接近させた配置として、ボビン4の保持手段への受渡を確実としながら、空きボビン4の排出において、ボビンシュート24が障害となることを防止できる。
【0029】
なお、ボビンシュート24の構成としては、下部に本体24aに対して揺動可能な下部ガイド24bを設ける構成に限定されるものではない。
排出装置9による空きボビン4の排出経路Pを確保するためには、ボビンシュート24の少なくとも下部が開閉可能であり、閉状態でボビンの落下を案内する経路が形成されるものであれば、他の構成であっても良い。
【0030】
【発明の効果】
請求項1記載の如く、マガジン式のボビン収納装置と、給糸用ボビンの保持装置と、ボビン収納装置より保持装置へボビンの落下をガイドするボビンシュートとを備える自動ワインダーにおいて、
前記保持装置に、ボビンの保持手段と、該保持手段の回動手段とを設けたので、
自動ワインダーに備える巻取りユニットにおいて、ボビン収納装置をユニット機台の側方に配置し、新たなボビンが傾斜方向より落下して供給される構成としても、ボビンを落下時の姿勢から変更して別の姿勢で保持することが可能である。
さらに、ボビンから解舒される糸道が一直線状となるような姿勢(軸芯が鉛直方向となる姿勢)で、ボビンを保持するができ、糸のテンション切れの発生や毛羽の増大が防止される。
【0031】
請求項2記載の如く、ボビンシュートの少なくとも下部を開閉可能に構成し、閉状態でボビンの落下を案内する経路が形成されるものとしたので、
ボビンシュート24を保持手段に接近させた配置として、ボビン収納装置から保持手段へのボビンの受渡を確実としながら、空きボビンの排出において、ボビンシュートが障害となることを防止できる。
【0032】
請求項3記載の如く、保持手段の回動位置に、
ボビン収納装置からボビンを受け取る位置と、巻取り作業時にボビンを保持する位置と、機台の側方へボビンを排出する位置と、を設けたので、
保持手段が保持するボビンの姿勢を、ボビンの受取、ボビンからの糸解舒作業、ボビンの排出に応じて、適切な姿勢に切換えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】巻取りユニット1を示す正面図である。
【図2】第一爪31が受取位置Sにあるときの機台2下部を示す正面図である。
【図3】第一爪31が作業位置Wにあるときの機台2下部を示す正面図である。
【図4】第一爪31が排出位置Eにあるときの機台2下部を示す正面図である。
【符号の説明】
1 巻取りユニット
2 機台
3 保持装置
20 ボビン収納装置
24 ボビンシュート
24b 下部ガイド
31 第一爪
32 第二爪
33 回動軸
34 回動軸
S 受取位置
W 作業位置
E 排出位置
Claims (3)
- マガジン式のボビン収納装置と、給糸用ボビンの保持装置と、ボビン収納装置より保持装置へボビンの落下をガイドするボビンシュートとを備える自動ワインダーにおいて、
前記保持装置に、ボビンの保持手段と、該保持手段の回動手段とを設けた、
ことを特徴とする自動ワインダー。 - ボビンシュートの少なくとも下部を開閉可能に構成し、閉状態でボビンの落下を案内する経路が形成されるものとした、
ことを特徴とする請求項1に記載の自動ワインダー。 - 保持手段の回動位置に、
ボビン収納装置からボビンを受け取る位置と、巻取り作業時にボビンを保持する位置と、機台の側方へボビンを排出する位置と、を設けた、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の自動ワインダー。
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