JP2004311801A - 半導体受光装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体受光装置及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】受光領域への集光率を向上させ高感度の半導体受光装置を提供する。
【解決手段】半導体基板1に形成された受光領域4と、受光領域4で光電変換により生成される電荷を受光領域外に転送するために半導体基板1上の受光領域4周辺部に形成された電極8とを備えてなる半導体受光装置であって、電極8の周縁部の一部または全部が、半導体基板1から離間するほどに電極8の中央部に向って後退するように加工されている。また、電極8のパターン形成時に等方性エッチングと異方性エッチングの2種類のエッチングを少なくとも1回ずつ用いる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体基板に形成された受光領域と、前記受光領域で光電変換により生成される電荷を前記受光領域外に転送するために前記半導体基板上の前記受光領域周辺部に形成された電極とを備えてなる半導体受光装置、及び、その製造方法に関し、特に、受光領域への集光効率の改善技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のCCD型撮像装置やMOS型撮像装置等の半導体受光装置として、例えば、特許文献1や特許文献2に開示されたものがある。図3に、従来の半導体受光装置の一例を断面図で示す。
【0003】
図3に示すように、半導体受光装置は、半導体基板1(または半導体基板表面部に形成されたp型ウェル1)に、n型垂直レジスタ2、p+型チャンネルストッパ3、n型受光領域4、受光領域4の表面部に形成されたp++型ホールアキュムレート領域5、受光領域4と垂直レジスタ2との間に存在する読み出しゲート部6を備え、半導体基板1の表面上に、ゲート絶縁膜7、多結晶シリコンからなる転送電極8、例えば多結晶シリコンを加熱酸化したSiOからなる層間絶縁膜9、例えばアルミニウム(Al)もしくはタングステン(W)からなる遮光膜10、遮光膜10の各受光領域4と対応する部分をエッチング除去してなる受光窓としての開口部11、遮光膜10上に形成されたパシベーション膜12、パシベーション膜12上に形成された樹脂からなる平坦化膜13、カラーフィルタ層14、オンチップレンズ15を備えて構成されている。
【0004】
ここで、ゲート絶縁膜7として、例えばSiOの単層膜(MOS構造)、或いは、SiO/SiN/SiOの三層膜(MONOS構造)のものがある。更に、転送電極8には、第1層目の多結晶シリコン層からなるものと第2層目の多結晶シリコン層からなるものとがあるが、図3には一方の多結晶シリコン層からなる転送電極8だけを図示している。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−164522号公報
【特許文献2】
特開2001−77339号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
固体撮像素子等の半導体受光装置は、多画素化、小型化の要請が強く、各画素の微細化が進んでいる。従って、各画素において受光領域への集光量が減少する傾向にあり、それに伴って感度低下、スミア特性の悪化、暗電流の増加、画像欠陥の増大等の問題に直面している。そして、画素の微細化による集光量の減少はある程度やむを得ない面はあるが、感度低下の一因としては、シリコンSiからなる半導体基板(またはウェル)1とその上の例えばシリコン酸化物SiOからなるゲート絶縁膜7との境界で、そのシリコンSiとシリコン酸化物SiOとの屈折率の違いにより受光領域4に入射しようとする光の一部が反射されることが挙げられる。
【0007】
また、暗電流の増加及び画像欠陥の増大は、半導体基板1の表面付近でダングリングボンドが生じそのダングリングボンドに与えて安定化させる水素原子の供給が不足することに起因して生じる。また、例えばアルミニウムAlからなる遮光膜10の表面がガラス系絶縁物からなるパシベーション膜12で覆われており、遮光膜10の表面での反射が多く、その反射により擬似信号である梨地ムラやフレアーが発生するという問題もある。
【0008】
このような問題に対して、上記特許文献1では、開口部11を形成した後に、シリコン窒化膜を形成することでノイズを低減できることを見出しているが、一層の微細化を進めるにはより一層の集光率の向上が要求されている。また、これら従来技術では、電極のパターン形成では微細化に適した異方性エッチング(リアクテイブイオンエッチング)が用いられており、電極の側壁部は基板表面に対し垂直に近い形状となっている。
【0009】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、受光領域への集光効率を向上させ高感度の半導体受光装置を提供することにある。
【0010】
そこで、本願発明者は、半導体受光装置の形成において、微細化による集光率の低下やそれに伴う感度の低下等の問題は、受光領域及びその周辺構造を構成する各要素の膜厚や形状を最適化することによって改善することができることに着目し、受光領域周辺部の電極の上部周縁部に対してテーパー加工や丸め加工等を行うことで集光率の向上できることを見出した。また、浮遊のゲート電極間では、これらの間に介在するゲート絶縁膜で電気的に絶縁されているがゲート電極の下端部は鋭利な形状であれば、ゲート電極の下端部では電界が集中し電極間の絶縁不良を招く原因となり、この点についても改善できることを見出した。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するための本発明に係る半導体受光装置は、半導体基板に形成された受光領域と、前記受光領域で光電変換により生成される電荷を前記受光領域外に転送するために前記半導体基板上の前記受光領域周辺部に形成された電極とを備えてなる半導体受光装置であって、前記電極の周縁部の一部または全部が、前記半導体基板から離間するほどに前記電極の中央部に向って後退するように加工されていることを特徴とする。更に、前記電極の上部周縁部が、前記半導体基板から離間するほどに前記電極の中央部に向って後退するように加工されていることが好ましい。
【0012】
上記特徴の本発明に係る半導体受光装置によれば、受光領域周辺部に形成された電極の上部周縁部がゲート絶縁膜と接する底面部より電極の中央部に向って後退するように加工されているので、電極を被覆する層間絶縁膜と遮光膜の当該上部周縁部も同様に電極の中央部に向って後退し、受光領域の上部に設けられた開口部は上部の開口部面積が広がる構造となり、電極の上部周縁部で入射光がけられることなく、受光領域への集光効率が向上し、結果として受光感度の向上を図ることができる。
【0013】
この目的を達成するための本発明に係る半導体受光装置の製造方法は、半導体基板に形成された受光領域と、前記受光領域で光電変換により生成される電荷を前記受光領域外に転送するために前記半導体基板上の前記受光領域周辺部に形成された電極とを備えてなる半導体受光装置の製造方法であって、前記電極のパターン形成時に等方性エッチングと異方性エッチングの2種類のエッチングを少なくとも1回ずつ用いることを特徴とする。
【0014】
また、本発明に係る半導体受光装置の製造方法は、上記特徴に加えて、前記電極のパターン形成時に前記等方性エッチングを行った後に前記異方性エッチングを行うこと、更には、SF、CF、CHF、CH、CHF、C、C、Cのうち少なくとも1種類のガスとAr、N、Oのうち少なくとも1種類のガスを含むラジカルにより前記電極の前記等方性エッチングを行うことを特徴とする。
【0015】
上記特徴の本発明に係る半導体受光装置の製造方法によれば、等方性エッチングにより電極がその中央部に向って横方向にエッチングされるので、等方性エッチングされる部分の電極は上部ほど中央部に向って後退することになる。従って、等方性エッチングと異方性エッチングの2種類のエッチングを組み合わせることで、電極の側壁部の形状を自在に形成でき、受光領域周辺部に形成される電極の上部周縁部がゲート絶縁膜と接する底面部より電極の中央部に向って後退するように加工できるので、電極を被覆する層間絶縁膜と遮光膜の当該上部周縁部も同様に電極の中央部に向って後退し、受光領域の上部に設けられた開口部を、上部の開口部面積が広がる構造とすることができる。この結果、半導体受光装置の受光領域への集光効率が向上し、高感度の半導体受光装置を製造することができる。
【0016】
特に、電極のパターン形成時に等方性エッチングを行った後に前記異方性エッチングを行うことで、電極の上部周縁部において上部ほど電極の中央部に向って後退するように加工できるので、微細な電極線幅を有効に確保しつつ上部開口部面積を広げることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明に係る半導体受光装置とその製造方法(以下、適宜「本発明装置」及び「本発明方法」という。)の一実施の形態につき、図1及び図2に基づいて説明する。尚、図3に例示した従来の半導体受光装置と共通する部分及び構成要素には共通の符号を付している。
【0018】
図1に示すように、本発明装置は、p型半導体基板1(または、半導体基板表面部に形成されたp型ウェル1、以下共通して半導体基板1と称す。)に、n型垂直レジスタ2、p+型チャンネルストッパ3、n型受光領域4、受光領域4の表面部に形成されたp++型ホールアキュムレート領域5、受光領域4と垂直レジスタ2との間に存在する読み出しゲート部6を形成し、更に、半導体基板1の表面上に、ゲート絶縁膜7、多結晶シリコンからなる転送電極8、層間絶縁膜9、遮光膜10、開口部11、遮光膜10上に形成されたパシベーション膜12、パシベーション膜12上に形成された樹脂からなる平坦化膜13、カラーフィルタ層14、オンチップレンズ15を形成して構成されている。
【0019】
ここで、ゲート絶縁膜7として、例えばSiOの単層膜(MOS構造)、或いは、SiO/SiN/SiOの三層膜(MONOS構造)からなる。ゲート絶縁膜7の膜厚は、SiOの単層膜(MOS構造)の場合、例えば50〜60nmが好適であり、SiO/SiN/SiOの三層膜(MONOS構造)の場合、例えばSiO:10nm/SiN:40nm/SiO:30nm(上層から下層への順の各層の厚さ)が好適であるが、必ずしもこれに限定されるものではない。
【0020】
転送電極8には、第1層目の多結晶シリコン層からなるものと第2層目の多結晶シリコン層からなるものとがあるが、図1には一方の多結晶シリコン層からなる転送電極8だけを図示している。転送電極8は、図1に示すように、後述する本発明方法により肩部(上部周縁部)がテーパー状に角が取られ、全体として丸味を帯びた形状となっている。尚、転送電極8は、受光領域4に入射した光のエネルギから光電変換により生成された電荷を受光領域4外であるn型垂直レジスタ2に転送するため外部から制御電圧が印加される。
【0021】
層間絶縁膜9は、例えばBPSG(ホウ素とリンの入ったシリカ・ガラス)からなる。遮光膜10は例えばタングステンで形成され、各受光領域4と対応する部分がエッチング除去され、開口部11が形成されている。開口部11は受光窓として機能する。
【0022】
このように、図1に示す本発明装置によれば、電極8、層間絶縁膜9及び遮光膜10からなる電極部の突起形状において肩部を丸めることによって集光率が向上し、感度の向上を図ることができる。
【0023】
また、転送電極8が複数層(例えば2層)存在する場合に、例えば、製造工程途中の浮遊状態の転送電極8間では、夫々が転送電極8間の層間絶縁膜で電気的に絶縁されているため、何らかの要因で浮遊状態の転送電極8がチャージアップされた場合に電荷を放出する経路がない。従って、転送電極8の断面形状が丸味を帯びることにより、かかる浮遊状態の転送電極8の下端部における電界集中を緩和することができ、当該電界集中による転送電極8間の絶縁不良の可能性を低減することができる。
【0024】
次に、本発明方法について、図2を用いて説明する。図2(A)〜(D)は、本発明方法の工程途中における本発明装置の要部の断面図を示す。
【0025】
先ず、図2(A)に示すように、半導体基板1にイオン注入等により転送用のレジスタ2等やチャンネルストッパ3を形成し、その後、フィールド絶縁膜(図示せず)を例えば選択酸化により形成する。引き続き、半導体基板1の表面を加熱酸化してゲート絶縁膜7を形成する。尚、MONOS構造の場合は、SiO/SiN/SiOの三層構造の絶縁膜によりゲート絶縁膜7が構成される。この場合、第2層目のSiN膜と、第3層目のSiO膜は例えばLP(減圧)−CVD(気相化学成長)により形成する。図2(A)はゲート絶縁膜7形成後の状態を示す。
【0026】
次に、図2(B)に示すように、ゲート絶縁膜7上に第1層目の転送電極8となる多結晶シリコン層或いはメタルシリサイド層を形成し、当該第1層目の電極層を、電極形成部分に形成したフォトレジスト20をマスクとしてパターニングする。先ず、等方性エッチングにより当該パターニングを開始する。ここで、等方性エッチングは、例えば、使用するガスとして、CFおよびOガスを圧力40Paに保ち、夫々300sccm及び120sccm混合し、マイクロ波によって励起し発生したラジカルを、導波管を通じてウェーハを設置したチャンバー内へ運び、図2(B)に示すウェーハをプラズマで処理する。このときウェーハステージの温度は例えば25℃に設定する。尚、図2(B)は、等方性エッチングを終了し、引き続き異方性エッチングを開始する直前の状態を示している。
【0027】
引き続き、図2(C)に示すように、等方性エッチング後の第1層目の電極層に対し、既知の異方性ドライエッチングにより半導体基板1の表面に対し垂直に第1層目の電極層をエッチングして転送電極8をパターニングする。しかる後、例えば、使用するガスとして、CFおよびOガスを圧力50Paに保ち、夫々300sccm及び120sccm混合し、マイクロ波によって励起し発生したラジカルを、導波管を通じてウェーハを設置したチャンバー内へ運び図2(C)に示すウェーハをプラズマで処理することにより転送電極8を形成する。このとき、ゲート絶縁膜7は十分な膜厚に保たれるように選択比を例えば20以上に保ち処理を行う。
【0028】
その後、第1層目の転送電極8をマスクとして水平レジスタ(図1及び図2には図示せず)の例えばトランスファー部形成のための不純物のイオン打ち込み等を行い、しかる後、第1層目の転送電極8の表面部に対し加熱酸化等を施すことにより層間絶縁膜9を形成する。
【0029】
次に、図2(D)に示すように、第2層目の多結晶シリコンからなる転送電極8’を形成する。このとき第1層目の転送電極8の肩部が丸味を帯びた形状であるために第1層目の転送電極8の上端部と第2層目の転送電極8’間では電界集中が緩和され両電極8,8’間の絶縁不良を低減することができる。
【0030】
引き続き、上記第1層目と第2層目の多結晶シリコン層からなる転送電極8,8’をマスクとして不純物を打ち込むことにより、受光領域4、ホールアキュムレート領域5を形成し、その後、酸化或いはLP−CVDにより第2層目の転送電極8’上に層間絶縁膜9を形成する。
【0031】
次に、本発明装置の表面上に、例えばタングステンからなる遮光膜10を全面的に形成する。そして、遮光膜10上に例えばフォトレジスト膜を選択的に形成し、該フォトレジスト膜をマスクとして遮光膜10選択的にエッチングすることにより受光領域4上に開口部11を形成し、更に、引き続いて図示していないがゲート絶縁膜7をエッチングすることにより開口部11下のゲート絶縁膜7や第2層目の転送電極8’形成後の酸化或いはLP−CVDにより形成された酸化膜を除去し、半導体基板1の受光領域4部分の表面を露出させる。
【0032】
以降、従来と同様の方法で、パシベーション膜12、平坦化膜13、カラーフィルタ層14、及び、オンチップレンズ15を形成して本発明装置が作製される。
【0033】
このように、図2(A)〜(D)に示す本発明方法によれば、転送電極8の上部周縁部(肩部)をテーパー状に加工し丸味を帯びた図1に示すような断面形状の本発明装置を作製することができる。尚、図1では、第1層目と第2層目の転送電極8,8’を簡略化して、1つの層で図示している。
【0034】
尚、本発明装置及び本発明方法において、多結晶シリコンが1層だけの場合は、第2層目の転送電極8’形成は不要である。CMOS型固体撮像素子では、多結晶シリコンが1層の場合が多いが、CCD型固体撮像素子では、2層が積層された構造が多い。多結晶シリコンが2層の場合、上記実施の形態では、第1層目の転送電極8の上部周縁部(肩部)をテーパー状に加工したが、第1層目の転送電極8については、従来と同様に、側壁部が半導体基板1に対して垂直に立ち上がる異方性エッチングで行い、第2層目の転送電極8’について上部周縁部(肩部)をテーパー状に加工するようにしても構わない。また、第1層目と第2層目の両方の転送電極8,8’ について上部周縁部(肩部)をテーパー状に加工するようにしても構わない。
【0035】
本発明装置は、上記実施形態で説明した構造、形状及び寸法等に限定されるものではない。また、本発明方法も、上記実施形態で説明した工程及び処理条件等に限定されるものではない。
【0036】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、受光領域に隣接する転送電極の肩部を丸めたことによって集光率が向上し、各受光領域の感度の向上を図ることができる。また、本発明によれば、転送電極が複数層存在する場合に、浮遊の転送電極間における電界集中による絶縁不良についても改善できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体受光装置の一実施の形態の構造を示す断面図
【図2】本発明に係る半導体受光装置の製造方法の一実施の形態の処理過程を説明するための工程途中における半導体受光装置の要部を示す断面図
【図3】従来の半導体受光装置の構造例を示す断面図
【符号の説明】
1 p型半導体基板(またはp型ウェル)
2 n型垂直レジスタ
3 p+型チャンネルストッパ
4 n型受光領域
5 p++型ホールアキュムレート領域
6 読み出しゲート部
7 ゲート絶縁膜
8 転送電極(第1層目の転送電極)
8’ 第2層目の転送電極
9 層間絶縁膜
10 遮光膜
11 開口部
12 パシベーション膜
13 平坦化膜
14 カラーフィルタ層
15 オンチップレンズ
20 フォトレジスト

Claims (5)

  1. 半導体基板に形成された受光領域と、前記受光領域で光電変換により生成される電荷を前記受光領域外に転送するために前記半導体基板上の前記受光領域周辺部に形成された電極とを備えてなる半導体受光装置であって、
    前記電極の周縁部の一部または全部が、前記半導体基板から離間するほどに前記電極の中央部に向って後退するように加工されていることを特徴とする半導体受光装置。
  2. 前記電極の上部周縁部が、前記半導体基板から離間するほどに前記電極の中央部に向って後退するように加工されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体受光装置。
  3. 半導体基板に形成された受光領域と、前記受光領域で光電変換により生成される電荷を前記受光領域外に転送するために前記半導体基板上の前記受光領域周辺部に形成された電極とを備えてなる半導体受光装置の製造方法であって、
    前記電極のパターン形成時に等方性エッチングと異方性エッチングの2種類のエッチングを少なくとも1回ずつ用いることを特徴とする半導体受光装置の製造方法。
  4. 前記電極のパターン形成時に前記等方性エッチングを行った後に前記異方性エッチングを行うことを特徴とする請求項3に記載の半導体受光装置の製造方法。
  5. SF、CF、CHF、CH、CHF、C、C、Cのうち少なくとも1種類のガスとAr、N、Oのうち少なくとも1種類のガスを含むラジカルにより前記電極の前記等方性エッチングを行うことを特徴とする請求項3または4に記載の半導体受光装置の製造方法。
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