JP2004309558A - デジタル写真プリント装置 - Google Patents

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和弘 小林
Yasuto Kimura
康人 木村
Yoshiki Nakajima
好喜 中島
Yasumasa Ninomiya
康全 二宮
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Abstract

【課題】デジタル写真プリント装置において、効果的なフチ付き写真プリントを簡単に出力することができる技術を提供する。
【解決手段】デジタル化された撮影画像データを前設定されたプリント条件に基づいて処理してプリントデータを生成し、このプリントデータを用いて写真プリントを出力するデジタル写真プリント装置において、前記プリント条件には前記写真プリントの出力サイズとしてのプリントサイズと前記写真プリントの周辺領域に形成される二重フチの設定が含まれており、前記二重フチは外側フチと内側フチから構成され、前記外側フチの幅と前記内側フチの幅が選択設定可能である。
【選択図】図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル化された撮影画像データを前設定されたプリント条件に基づいて処理してプリントデータを生成し、このプリントデータを用いて写真プリントを出力するデジタル写真プリント装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上述した従来のデジタル写真プリント装置の中には、出力する写真プリントのプリントサイズ(印画紙の幅と印画紙の送りによって決定される)や写真プリント周囲のフチの有無設定、フチ有りを選択した際の4辺のフチの個々の幅の設定をプリント条件として登録しておき、このプリント条件に基づいて印画紙をデジタル露光することにより写真プリントを出力するものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
この特許文献1によるデジタル写真プリント装置では、印画紙では未露光部分が白くなることから、プリントサイズより小さなエリアに撮影画像を露光することによりその周辺領域に白色のフチを形成することができるが、必要に応じてフチに色(彩色又は無彩色)を付けることも可能である。
【0004】
旧来の投影露光による写真プリント法において印画紙を押さえ付けるための余白がそのまま白フチとして残されていたことから、郷愁を誘う写真プリント形態として重宝される場合もあり、最新のデジタル写真プリント装置においてもプリント条件として用意されている。
【0005】
また、ポジフィルムから写真プリントを作製する際旧来の写真プリント法では余白が黒フチとして残されることが少なくなく、このような写真プリントが撮影画像を引き締める効果があるとして、特にポジフィルムの愛好家にとっては、撮影画像の周辺を黒いフチで囲む写真プリントを好む傾向があり、このような要望をデジタル写真プリント装置においても実現するためには撮影画像データからプリントデータを生成する際に撮影画像の周囲に黒色のデータを付与する必要がある。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−133288号公報(段落番号0041−0049、第4図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、暗色が支配しているような周辺部をもつ撮影画像では、黒フチの境界が目立たず、黒フチによる撮影画像を引き締める効果が薄れてしまうことになる。このようなケースでは、フォトレタッチソフトなどを利用して撮影画像データに対してその周辺領域に画像処理を施して、黒フチを目立たせることも可能であるが、多数の撮影画像コマを処理することを目的とするデジタル写真プリント装置では、手間のかかるそのような画像処理を1コマごとに施すことはコスト的にも採用しづらい。
【0008】
上記実状に鑑み、本発明の課題は、基本的には多数の撮影画像から半自動的に又は完全自動的に写真プリントを出力するデジタル写真プリント装置において、撮影画像に対して効果的に作用するフチ付き写真プリントを簡単に出力することができる技術を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、デジタル化された撮影画像データを前設定されたプリント条件に基づいて処理してプリントデータを生成し、このプリントデータを用いて写真プリントを出力する、本発明によるデジタル写真プリント装置では、前記プリント条件には前記写真プリントの周辺領域に形成される二重フチの設定が含まれており、前記二重フチは外側フチと内側フチから構成され、前記外側フチの幅と前記内側フチの幅が選択設定可能である。
【0010】
この構成では、前設定されるプリント条件に前記写真プリントの周辺領域に形成される二重フチの設定、つまり、外側フチと内側フチの幅設定が含まれており、写真プリントの作製に先立ってこの二重フチの幅を選択設定することができる。プリント条件の1つとして、二重フチを適当に設定するだけで、単純な単一白フチや黒フチでは不可能な、際だった印象を与える二重フチを撮影画像の周辺に形成することが可能となる。しかも、このような二重フチの形成において、従来のようなフォトレタッチ機能を起動して、マニュアルで撮影画像の周辺に二重フチを追加するといった手間のかかる作業を必要としないので、あまり熟練していないオペレータでも可能である。
【0011】
写真プリントの輪郭を引き締め、撮影画像にシャープな印象を与えるためには、前記内側フチの色を前記外側フチの色より高い明度をもつ色とすることが好都合である。このような内側フチと外側フチの色あいは、操作の容易性や操作ミス防止の観点からは前もって固定しておくが望ましいが、顧客の種々の要求に応えるためには、前記外側フチの色と前記内側フチの色を選択設定可能にしておくことも重要である。
【0012】
あるいは、従来から特にポジフィルム愛好家等によって好まれていた黒フチ写真プリントのさらなる改善のためには、前記外側フチの色を黒とし、前記内側フチの色を選択設定可能に構成することが好都合である。この構成では、内側フチの色を適切に選択することにより、例え暗色が支配しているような周辺部をもつ撮影画像であっても、内側フチの存在が黒フチと撮影画像の境界を明確にすることによって、黒フチによる撮影画像の満足すべき引き締め効果が得られることになる。その際、内側フチの色は外側フチの黒と撮影画像の境界を明確にすることができる色であればよいわけであるが、基本的には黒の対極にある白が適していると判断されるので、内側フチの色も白で固定しておく構成を採用するならば、操作の容易化やプログラムの簡単化の観点から好都合である。
【0013】
また、より凝った二重フチとして、本発明では、前記内側フチの少なくとも一部は撮影画像の周辺領域にオーバーラップしており、前記内側フチの透明度が外側から内側にかけて高くなるように設定できる構成も提案される。つまり、白色の内側フチを撮影画像の周辺領域に重ね合わせるとともに、その白色の透明度を外側から内側にかけて高くなるようにすることで、撮影画像の周辺領域(フチ領域)が徐々に白くなっていき、最終的に白になったところで外側フチの黒に達するような写真プリントを作り出す。これにより、撮影画像の内容にかかわらず撮影画像の周囲が外側の黒フチに吸い込まれていくような印象が生じ、黒フチによる撮影画像の引き締め効果がより高められる。
【0014】
本発明によるその他の特徴及び利点は、以下図面を用いた実施形態の説明により明らかになるだろう。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は本発明によるデジタル写真プリント装置(以下単に写真プリント装置と称する)の一例を示す外観図であり、この写真プリント装置は、銀塩印画紙P(以下、印画紙Pと称する)に対して露光処理と現像処理とを行う写真プリンタとしてのプリントステーション1Bと、現像済み写真フィルムMaやデジタルカメラ用メモリカードMbなどから取り込んだ撮影画像データやプリント注文データを処理してプリントステーション1Bで使用されるプリントデータの生成・転送などを行う操作ステーション1Aとから構成されている。
【0016】
この写真プリント装置はデジタルミニラボとも称せられるものであり、図2からよく理解できるように、プリントステーション1Bは2つの印画紙マガジン11に納めたロール状の印画紙Pを該ステーション1Bの内部に搬送してプリントサイズに切断すると共に、このように切断された印画紙Pに対し、プリントエンジンとしての露光エンジン12で撮影画像の露光を行い、この露光後の印画紙Pを複数の現像処理槽を有した現像処理部13に送って現像する。乾燥の後に装置上部の横送りコンベア14からソータに送られた印画紙P、つまり写真プリントPは、このソータの複数のトレイ15aにオーダ単位で仕分けられた状態で集積される。
【0017】
露光エンジン12は、操作ステーション1Aから送られてくるプリントデータに基づいて印画紙Pを送りながらR(赤)、G(緑)、B(青)の3原色の光線の照射を印画紙Pに対して行うものであり、露光時には印画紙Pを副走査方向に搬送しながら、この搬送速度と同期して主走査方向に沿ったライン状に露光を行うよう構成されている。尚、露光ヘッドとしては、露光仕様に応じて、レーザビーム方式、蛍光ビーム方式、液晶シャッター方式、DMD方式などの採用が可能であるが、ここではレーザビーム方式が採用されている。いずれにしても、ライン露光方式を採用しているので、プリントサイズは印画紙Pの幅と副走査方向での送り長さで決定される。又、前記現像処理部13は露光後の印画紙Pを複数の現像処理槽に対して連続的に送るよう多数の圧着ローラ(図示せず)を有した搬送系を備えている。
【0018】
前記操作ステーション1Aのデスク状コンソールの上部位置には、写真フィルムMaの撮影画像コマから撮影画像データを取得するフィルムスキャナ2と、各種情報を表示するモニタ4が配置されている。さらに操作テーブル上にはこの写真プリント装置における各種設定や調整を行う際に用いるキーボード16やマウス17などが配置されている。
【0019】
また、この操作テーブルの下方には、取り込んだ撮影画像データの処理を行うとともにプリントステーション1Bのための指令コントローラ3としても機能する汎用コンピュータが備えられている。このコントローラ3にはデジタルカメラに装着されるメモリカードMbとして用いられているスマートメディアやコンパクトフラッシュ(登録商標)などから撮影画像データを取得するメディアリーダ18も接続されている。
【0020】
フィルムスキャナ2は、図2に模式的に示されているように、フィルム搬送ラインの上方に位置する光源20と、フィルム搬送ラインの下側でこれに対して直交する方向に延びたスリット21の下方に位置する光学レンズ22と、この光学レンズ22によって結像された写真フィルムの透過光を光電変換するCCD型のセンサユニット23とを備えている。センサユニット23はパソコンに装着された画像入力ボードと接続されており、センサユニット23によって変換されたデジタル画像データは画像入力ボードを介してコントローラ3のメモリ30に送り込まれる。なお、この実施の形態では、低い解像度で撮影画像コマをスキャンするプレスキャンモードと高い解像度で撮影画像コマをスキャンする本スキャンモードが備えられており、プレスキャンモードによるスキャンデータはモニタ表示やインデックスプリントのために用いられ、本スキャンモードによるスキャンデータは写真プリント作製のための撮影画像データとして用いられる。もちろん、本スキャンモードだけを備え、高解像度データから間引きして低解像度データ(いわゆる縮小画像)を作製してもよい。
【0021】
この写真プリント装置のコントローラ3は、CPUを中核部材として、写真プリント装置の種々の動作を行うための機能部をハードウエア又はソフトウエアあるいはその両方で構築しているが、図3に示されているように、本発明に特に関係する機能部としては、スキャナ2やメディアリーダ18によって読み取られた撮影画像データを取り込んで次の処理のために必要な前処理を行うデータ前処理部31と、各種ウインドウや各種操作ボタンなどを含むグラフィック操作画面の作成やそのようなグラフィック操作画面を通じてのユーザ操作入力を管理するグラフィックユーザインターフェース(以下GUIと略称する)を構築するGUI部33と、GUI部33によって作成されたプリント条件設定画面において設定されたプリント条件を制御スクリプト化するプリント条件設定部34と、プリント条件設定部34から送られてきた制御スクリプトや直接キーボード16等から入力された操作命令に基づいて所望のプリントデータを生成するためにデータ前処理部31からメモリ30に転送された撮影画像データに対する画像処理等を行うプリント管理部32と、色補正等のプレジャッジプリント作業時にプリントソース画像や予想仕上がりプリント画像としてのシミュレート画像さらにはGUI部33から送られてきたグラフィックデータをモニタ4に表示させるためのビデオ信号を生成するビデオ制御部35と、画像処理が完了した処理済み撮影画像データに基づいてプリントステーション1Bの露光エンジン12のためのプリントデータを生成するプリントデータ生成部36と、顧客の要望に応じて生の撮影画像データや画像処理が完了した処理済み撮影画像データなどをCD−Rに書き込むための形式にフォーマットするフォーマッタ部37などが挙げられる。
【0022】
データ前処理部31は、写真メディアMがフィルムMaの場合プレスキャンモードと本スキャンモードスキャンデータを別々にメモリ30に送り込み、それぞれの目的に合わせた前処理を行う。また、写真メディアMがメモリカードMbの場合取り込んだ撮影画像データにサムネイル画像データ(低解像度データ)が含まれている場合はモニタ4での一覧表示などの目的で使用するため撮影画像の本データ(高解像度データ)とは別にメモリ30に送り込むが、もしサムネイル画像データが含まれていない場合は本データから縮小画像を作り出してサムネイル画像データとしてメモリ30に送り込む。
【0023】
プリント管理部32は、メモリ30に展開された撮影画像データに対して解像度変換、色補正、拡縮、トリミング、画像合成、フィルタリング(ぼかしやシャープネスなど)などを施す画像処理部32a、及びプリント条件設定部34から送られてきた制御スクリプトや直接キーボード16等から入力された操作命令に基づいて制御コマンドを生成するプリント処理情報生成部32bを含んでいる。
【0024】
次にこの写真プリント装置における代表的なプリント条件の内容を図4の説明図を用いて説明する。
【0025】
(a)プリント条件項目1
顧客がプリントソースとして持参してきた写真記録メディアMに応じて、適切な種類を選択する必要がある。例えば、135フィルムと呼ばれている写真フィルムMaがプリントソースとなる場合は、図5に例示されているプリント条件リストの入力メディアの項目が「135フィルム」であるものが選択される。これにより、スキャナ2を通じて撮影画像データがデータ前処理部31に送り込まれることになる。
【0026】
(b)プリント条件項目2
これは仕上がり写真プリントPの大きさを示すプリントサイズ、つまり印画紙幅と送り長さである。例えば、プリントサイズがL版サイズの場合、プリント条件リストの印画紙幅が「89mm」であり、送り長さが「127mm」であるものが選択される。これにより、89mm幅の印画紙Pを収納した印画紙マガジン11が使用印画紙マガジンとして選択され、露光エンジン12に対する送り長さは127mmとなる。なお、プリントサイズが同じL版サイズであっても、127mm幅の印画紙Pを使用する場合には、印画紙幅が「127mm」に、送り長さが「89mm」に設定される。
【0027】
(c)プリント条件項目3
これは、フチ有り写真プリントとフチなし写真プリントの選択である。フチ有り写真プリントを希望する場合、プリント条件リストのフチ有り写真プリントを意味するWB(with border)項目が「Yes」であるものが選択される。これにより、適切な段階で、図6に示すような二重フチ設定ウインドウが表示され、白色の内側フチの幅と、黒色の外側フチの幅の設定が可能となる。図の例では、内側フチの幅が2mm、外側フチの幅が5mmに設定されているので、図7に示すような写真プリントが出力される。なお、ここで内側フチに適当な数値を入力し、外側フチの「0mm」を入力した場合従来通りの白色のフチ有り写真プリントが出力され、逆に内側フチに「0mm」を入力し、外側フチの適当な数値を入力した場合、黒フチだけの写真プリントが出力される。
【0028】
この実施の形態では、外側フチの色を黒に、そして内側フチの色を白に固定しているが、内側フチの色を黒以外の任意の色に選択できるようにしてもよい。例えば、図8に示すように、内側フチの幅設定のところ「色」ボタンを表示させておき、この「色」ボタンをクリックすることでカラーチャートがポップアップし、所望の色を選択設定するような構成を採用してもよい。
【0029】
(d)プリント条件項目4
これは、オペレータがモニタ画面に表示される撮影画像コマをチェックしながらプリント枚数や色調整を行う対話型のプレジャッジプリント作業の要否である。プレジャッジプリント作業を行わない場合、プリント条件リストのPJP(Prejudge Print)項目が「No」であるものが選択され、結果的には写真メディアMに含まれている全ての撮影画像コマが同じ枚数だけ、自動色調整を施されてプリント出力される。プリント枚数は、図示されていないプリント枚数設定画面を通じて設定される。
【0030】
プレジャッジプリント作業を行う場合、プリント条件リストのPJP項目が「Yes」であるものが選択され、これによりプレスキャンデータ(又はサムネイル画像データ)が取り込まれた段階で、プレジャッジプリント作業が行われる。この作業では、図9に示されるようなプレジャッジプリント画面70を通じて、色濃度補正、フィルタ処理などの設定が行われるが、すべての画像コマが同じ枚数だけプリントされるような写真商品サービスでない場合選択された画像コマのプリント枚数(0枚、つまりプリントしないケースもある)の設定もここで行われる。このプレジャッジプリント画面70では、左側領域に6個の撮影画像コマ(サムネイル画像)を一覧表示する撮影画像コマ表示欄71と、右欄領域に色濃度補正と枚数設定のためのボタン配置欄72が配置されている。色濃度補正を行うためには、補正対象となるコマを選択し、「イエロー」、「マゼンタ」、「シアン」、「濃度」の各増減ボタン73を操作する。補正量は各増減ボタンの間に表示される。プリント枚数設定を行うためには、同様に補正対象となるコマを選択し、各増減ボタン73を操作する。なお補正量の「N」はニュートラルを表し補正なしを意味する。設定プリント枚数は各増減ボタンの間に表示される。「PASS(パス)」ボタンはプリントを行わない場合に用いられる。
【0031】
(e)プリント条件項目5
これは、一枚の写真プリントに多数の縮小された撮影画像コマを一覧化したインデックスプリントの要否である。
【0032】
(f)プリント条件項目6
これは、撮影画像コマの画像データ書き込みサービスの要否である。例えば、CD−R書き込みが選択されていると、撮影画像データはJPEGなどのフォーマットに変換されたのち、さらにCD−R書き込みに適合するようにフォーマットされ、CD−Rに書き込まれる。
【0033】
この写真プリント装置による写真プリント作製に必要な各プリント条件の設定が完了すると、これらの各プリント条件が制御スクリプトとして統合され、プリント管理部32に送られる。プリント管理部32のプリント処理情報生成部32bは、受け取った制御スクリプトに基づいて制御コマンドを作成し、画像処理部32aやプリントデータ生成部36に与えることで、撮影画像データは画像処理されるとともに、処理済み撮影画像データからプリントデータに変換され、プリントステーション1Bへ転送する。さらに、必要な場合、フォーマッタ部37にも制御コマンドを与え、処理前撮影画像データ又は処理済み撮影画像データあるいはその両方を例えばCD−Rに書き込む。
【0034】
なお、上述した各プリント条件の種々の組み合わせは写真プリントサービスの種類によって決まってくるので、一般的には図5からでも明らかなように予め考えられる多くの組み合わせがプリントチャンネルとして設定されており、適切なプリントチャンネルが選ばれることにより、自動的に各プリント条件が設定されることになる。その後、追加的なプリント条件、例えば、二重フチの内側フチ(好ましくは白色)と外側フチ(黒色)の幅などが設定される。希望する写真プリントPの作製に適合したプリントチャンネルが前もって設定されていない場合は、図5に類似するようなプリント条件設定画面を通じて新規のプリントチャンネルに所望のプリント条件を割り当てるとよい。いずれにしても、本発明を特徴付けている二重フチの設定は、プリント条件の設定時に行われるので、従来のように、フォトレタッチプログラムを起動して、マニュアルで撮影画像の周辺に二重フチを追加するといった手間のかかる画像処理作業は回避できる。
【0035】
上述した実施形態の説明では、二重フチの形態が黒の外側フチと黒以外の好ましくは白の内側フチの組み合わせとなっていたが、内側フチの少なくとも一部と撮影画像の周辺領域にオーバーラップするようにレイアウトし、内側フチの透明度をその幅方向に関して外側から内側にかけて高くなるようにした形態を採用することも可能である。この形態での写真プリントPでは、例えば白色の内側フチが撮影画像の周辺領域に重ね合わさっているが、その白色の透明度が外側から内側にかけて高くなっているので、撮影画像の周辺領域(フチ領域)が徐々に白くなっており、最終的に白になったところで外側フチの黒に達することになる。このような二重フチの設定画面としては、図6や図8で示された設定画面に、内側フチの幅方向透明度のグラデーションを設定する、フォトレタッチソフトなどではよく知られたスライドバーを付加するとよい。
【0036】
上述した実施形態では外側フチの色が黒に固定されていたが、もちろん本発明では、外側フチの色を黒に限定しているわけではない。本発明におけるフチ付きプリントの特徴は二重フチ構造にあり、外側フチと内側フチの色は、使用される国や地域によって所望される色に設定することが重要である。このため、より柔軟な仕様を有する写真プリント装置では、内側フチと外側フチの色が、例えば図8で示されたような色指定用ポップアップウインドウを表示して、任意に設定可能に構成されることも可能である。さらには、内側フチの色が外側フチの色より高い明度をもつ色であるという条件だけを設定し、任意色設定画面においても少なくともこの条件が成立する色だけを表示するような構成を採用することも利点がある。
【0037】
一般的にデジタル写真プリント装置では、写真フィルムに形成された撮影画像コマをスキャナで読み取って得られた撮影画像データに対して解像度変換処理や縦横比を維持した拡縮処理を行うことによって得られるサイズに適合するようにプリントサイズが設定されているが、周囲にフチ幅が同一のフチを形成した場合フチの内側の領域の縦横比と撮影画像の縦横比が一致しなくなり、わずかであっても撮影画像の一部が割愛しなければならなくなる。できる限り撮影画像全体を写真プリントに反映させるためには縦と横のフチの幅を変えるとよい。従って、上述した実施の形態では、フチ幅は縦と横で同一としていたが、これに代えて、プリントサイズと撮影画像データの縦横比に基づき、二重フチ内に縦横比を維持して拡縮された撮影画像が収まるように、プリントサイズと撮影画像データの縦横比に基づき、設定されたフチ幅を基準として、縦と横のフチ幅が微調整される構成を採用することも利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデジタル写真プリント装置の一例を示す外観図
【図2】図1によるデジタル写真プリント装置のブロック構成図
【図3】図1によるデジタル写真プリント装置の主要機能説明図
【図4】プリント条件設定の説明図
【図5】プリント条件リストの説明図
【図6】二重フチ設定画面図
【図7】二重フチ付き写真プリントの説明図
【図8】別な形態での二重フチ設定画面図
【図9】プレジャッジプリント作業画面図
【符号の説明】
4 モニタ
32 プリント管理部
32a画像処理部
34 プリント条件設定部
36 プリントデータ生成部
Ma 写真フィルム
P 印画紙(写真プリント)

Claims (6)

  1. デジタル化された撮影画像データを前設定されたプリント条件に基づいて処理してプリントデータを生成し、このプリントデータを用いて写真プリントを出力するデジタル写真プリント装置において、
    前記プリント条件には前記写真プリントの周辺領域に形成される二重フチの設定が含まれており、前記二重フチは外側フチと内側フチから構成され、前記外側フチの幅と前記内側フチの幅が選択設定可能であることを特徴とするデジタル写真プリント装置。
  2. 前記内側フチの色は前記外側フチの色より高い明度をもつ色であることを特徴とする請求項1に記載のデジタル写真プリント装置。
  3. 前記外側フチの色と前記内側フチの色が選択設定可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載のデジタル写真プリント装置。
  4. 前記外側フチの色が黒であり、前記内側フチの色が選択設定可能であることを特徴とする請求項1に記載のデジタル写真プリント装置。
  5. 前記外側フチの色が黒であり、前記内側フチの色が白であることを特徴とする請求項1に記載のデジタル写真プリント装置。
  6. 前記内側フチの少なくとも一部は撮影画像の周辺領域にオーバーラップしており、前記内側フチの透明度が外側から内側にかけて高くなっていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のデジタル写真プリント装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015061096A (ja) * 2013-09-17 2015-03-30 セイコーエプソン株式会社 印刷装置および画像処理プログラム

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