JP3615327B2 - デジタルプリント装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、原稿画像を光電的に読み取って画像データを得、この画像データに応じて変調した記録光で感光材料を露光して、この画像が再生されたプリントを出力するデジタルプリント装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
現在、ネガフィルム、リバーサルフィルム等の写真フィルム(以下、フィルムとする)に撮影された画像の印画紙等の感光材料への焼き付けは、フィルムの画像を感光材料に投影して感光材料を面露光する、いわゆる直接露光によって行われている。
【0003】
これに対し、近年では、デジタル露光を利用する焼付装置、すなわち、フィルムに記録された画像を光電的に読み取って、読み取った画像をデジタル信号とした後、種々の画像処理を施して記録用の画像データとし、この画像データに応じて変調した記録光によって感光材料を走査露光して画像(潜像)を記録し、プリントとするデジタルフォトプリンタが実用化された。
【0004】
デジタルフォトプリンタでは、フィルムを光電的に読み取り、信号処理によって色濃度補正が行われて露光条件が決定される。従って、露光時のオペレータによる露光条件の決定、さらにはフィルタや絞り等の調整が不要で、1画像当たりの露光にかかる時間は短時間であり、また、露光時間も画像サイズに応じて一定であるため、従来の面露光に比して迅速な焼き付を行うことができる。
しかも、複数画像の合成や画像分割等のプリント画像の編集や、色/濃度調整、輪郭強調等の各種の画像処理も自由に行うことができ、用途に応じて自由に処理した仕上りプリントを出力することができる。また、仕上りプリントの画像は、基本的に画像データとして扱われるので、仕上りプリントの出力のみならず、画像データをコンピュータ等に供給することができ、また、フロッピーディスク等の記録媒体に保存しておくことができるので、焼増し等の際に、原稿となるフィルムを用意する必要がなく、また、再度露光条件を決定する必要がないので迅速かつ簡易に作業を行うことができる。
さらに、従来の直接露光によるプリントでは、分解能、色/濃度再現性等の点で、フィルム等に記録されている画像をすべて再生することはできないが、デジタルフォトプリンタによればフィルムに記録されている画像(濃度情報)をほぼ100%再生したプリントが出力可能である。
【0005】
このようなデジタルフォトプリンタは、基本的に、フィルムに記録された画像を光電的に読み取るスキャナ(画像読取装置)、読み取った画像を画像処理して画像記録の露光条件を決定する画像処理(セットアップ)装置、および決定された露光条件に従って感光材料を走査露光して現像処理を施すプリンタ(画像記録装置)より構成される。
【0006】
スキャナでは、光源から射出された読取光をフィルムに入射して、フィルムに撮影された画像を担持する投影光を得て、この投影光を結像レンズによってCCDセンサ等のイメージセンサに結像して光電変換することにより画像を読み取り、必要に応じて各種の画像処理を施した後に、フィルムの画像データ(画像データ信号)として画像処理装置に送る。
画像処理装置は、プレスキャンの画像データから画像処理条件を設定して、設定した条件に応じた画像処理を本スキャンの画像データに施し、画像記録のための出力画像データ(露光条件)としてプリンタに送る。
プリンタでは、例えば、光ビーム走査露光を利用する装置であれば、画像処理装置から送られた画像データに応じて光ビームを変調して、この光ビームを主走査方向に偏向すると共に、主走査方向と直交する副走査方向に感光材料を搬送することにより、画像を担持する光ビームによって感光材料を露光(焼付け)して潜像を形成し、次いで、感光材料に応じた現像処理等を施して、フィルムに撮影された画像が再生された仕上りプリント(写真)とする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このようなデジタルフォトプリンタで出力する仕上りプリントのサイズは一定では無く、Lサイズやパノラマサイズ等の主要なサイズに加え、仕上りプリントを注文した顧客の要望に応じて、四つ切、A4サイズ等の大サイズの仕上りプリントも出力できる必要がある。
また、デジタルフォトプリンタのユーザ(すなわちラボ店や現像所)や、その顧客の要望に応じて、前述のような定型サイズのみならず、任意のサイズの仕上りプリントも出力できるのが好ましい。
【0008】
さらに、一人の顧客からの注文、例えば、1本のストリップを原稿とする仕上りプリントのサイズは必ずしも均一でなく、Lサイズとパノラマサイズとが混在することは多々あり、また場合によっては、1本のストリップに撮影された画像を主にLサイズで出力して、1つあるいは複数の特定画像のみを定型もしくは非定型の別サイズの仕上りプリントで出力するという注文もある。
従って、デジタルフォトプリンタには、このような要求にも好適かつ簡易に対応できることが求められる。
【0009】
しかしながら、ユーザや顧客のこのような要望に、好適かつ簡易に答えられるデジタルフォトプリンタは、未だ実現してはいない。
【0010】
本発明の目的は、出力するプリントのサイズを任意に、かつ複数、設定および/または変更して登録しておくことができ、顧客やユーザの要望に応じた所望サイズのプリントを容易に出力できると共に、連続的な作業、例えば、1本のストリップスからのプリントの出力作業中でも、セットされている感光材料に応じて、容易に出力するプリントのサイズを変更することが可能で、さらに、好ましくは、プリントサイズに加え、出力するプリントの縁の有無の選択、および縁有りの場合には、縁の幅を4辺で独立に設定して登録することができる、前述のデジタルフォトプリンタ等に好適に利用されるデジタルプリント装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明は、原稿画像を光電的に読み取り、得られた画像データに応じて変調した記録光で感光材料を露光し、現像処理を施して、複数から選択されたプリントサイズのプリントとして出力するデジタルプリント装置であって、前記プリントのプリントサイズを複数、任意に設定および/または変更して登録する登録手段と、前記登録手段に登録されたプリントサイズから任意のものを選択して、出力するプリントのプリントサイズとして指示する指示手段と、連続的に行われているプリントの出力作業中に、前記指示手段によって指示されたプリントサイズを前記登録手段に登録された任意のプリントサイズに変更する変更手段とを有することを特徴とするデジタルプリント装置を提供する。
【0012】
また、前記登録手段が、プリントサイズに加え、登録されたプリントサイズの出力プリントにおける、プリントの周辺部の縁の有無の指定手段、および縁ありと指定されたプリントサイズでの縁の幅を各辺で個別に設定する設定手段を有するのが好ましい。
【0013】
さらに、前記指示手段が前記登録手段に登録さているプリントサイズを表示する表示手段を有し、かつ、この登録手段が、登録されているプリントサイズから前記表示手段における表示の有無を選択する選択手段を有するのが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のデジタルプリント装置について、添付の図面に示される好適実施例に基づいて詳細に説明する。
【0015】
図1に本発明のデジタルプリント装置の一例のブロック図が示される。
図1に示されるデジタルプリント装置10(以下、プリント装置10とする)は、前述のデジタルフォトプリンタであって、基本的に、フィルムFに撮影された画像を光電的に読み取るスキャナ(画像読取装置)12と、読み取られた画像データ(画像情報)の画像処理および画像処理条件の自動設定(オートセットアップ)、さらにプリント装置10全体の操作および制御等を行う制御装置14と、制御装置14で処理された画像データに応じて変調した光ビームで感光材料Aを画像露光し、現像処理して仕上りプリントPとして出力するプリンタ(画像記録装置)16とを有して構成される。
【0016】
また、制御装置14には、様々な条件の設定(変更)/登録、処理の選択や指示、色/濃度補正などの指示等を入力するためのキーボード18aおよびマウス18bを有する操作系18と、スキャナで読み取られた画像、各種の操作指示、様々な条件の設定/登録画面等を表示するディスプレイ20が接続される。
本発明のプリント装置10は、仕上りプリントPのプリントサイズ(長短辺の寸法)、縁の有無、および縁有りの場合における4辺の個々の縁の幅(以下、これらをまとめて仕上りプリントPの仕様とする)を任意に設定(あるいは変更)して登録し、任意の仕様を選択・指示して仕上りプリントPを出力することができ、かつ、例えばストリップス1本等の連続的な作業中でも、出力する仕上りプリントPの仕様を変更することができる装置である。オペレータやサービスマンによる、仕上りプリントPの仕様の設定(変更)および登録、出力する仕上りプリントPの仕様の指示等の操作は、このディスプレイ20および操作系18を用いて、例えば、GUI(Graphical User Interface)によって行われる。この点に関しては、後に詳述する。
【0017】
スキャナ12は、フィルムF等に撮影された画像を、1コマずつ光電的に読み取る装置で、光源22と、可変絞り24と、フィルムFに撮影された画像をR(赤)、G(緑)およびB(青)の三原色に分解するためのR、GおよびBの3枚の色フィルタを有し、回転して任意の色フィルタを光路に作用できる色フィルタ板26と、フィルムFに入射する読取光をフィルムFの面方向で均一にするための拡散ボックス28と、結像レンズユニット30と、フィルムに撮影された画像を1枚読み取るエリアセンサであるCCDセンサ32と、アンプ(増幅器)34とを有して構成される。
【0018】
このようなスキャナ12においては、光源22から射出され、可変絞り24によって光量調整され、色フィルタ板26を通過して色調整され、拡散ボックス28で拡散された読取光がフィルムFに入射して、透過することにより、フィルムFに撮影された画像を担持する投影光を得る。
なお、図示例においては、長尺なフィルムF(ストリップス)の画像を読み取っているが、本発明のプリント装置10においては、これ以外にも、一枚のフイルム(通常はリバーサルフイルム)をマウントに保持してなるスライド、一枚毎のフィルム等も原稿として好適に利用される。また、各フィルムは、スキャナ12に装着自在な、フィルムのサイズおよび形態毎に専用のキャリア(図示省略)に保持され、自動的にあるいはオペレータの操作よって、所定の画像読取位置に位置され、読み取りに供される。
【0019】
この投影光は、結像レンズユニット30によってCCDセンサ32の受光面に結像され、CCDセンサ32によって光電的に読み取られ、その出力信号がアンプ34で増幅されて、制御装置14に送られる。
なお、図示は省略するが、結像レンズユニット30とCCDセンサ32との間には、暗時補正を行うためのシャッタが配置される。
【0020】
CCDセンサ32は、例えば、1380×920画素のエリアCCDセンサである。また、図示例の装置では、CCDセンサ32は半画素に対応する量だけ画素配列方向に二次元的に移動可能に構成されており、これにより、読取画素数を見掛け上で4倍まで増やすことができる。
【0021】
結像レンズユニット30は、公知のズーム機構および自動焦点調整機構を有するレンズユニットである。
結像レンズユニット30は、通常の読み取りでは、原稿となるフィルムFのサイズに応じて光学倍率を変更して、投影光のサイズをCCDセンサ32で受光可能な最大サイズ(すなわち、必要な画像領域がCCDセンサ32の受光面に内接するサイズ)に調整してCCDセンサ32に結像する。なお、フィルムFのサイズは、前述のキャリアの装着によって自動検知しても良く、オペレータが入力してもよい。他方、フィルムに撮影された画像の任意の位置を切り出して仕上りプリントPに再生する、いわゆるトリミングを行う際には、操作系18等を用いた操作により、倍率を、例えば0.4倍〜0.8倍までの任意の倍率で拡大して、CCDセンサ32に結像することができる。
さらに、結像レンズユニット30は、必要に応じて、後述するTTL(Through The Lens)方式により、CCDセンサ32によって読み取られた画像のコントラストを用いて、自動焦点調整(オートフォーカス:AF)を行う。
【0022】
スキャナ12では、このような画像読取を、色フィルタ板26のR、GおよびBの3枚の色フィルタを順次挿入して3回行うことにより、フィルムFに撮影された1コマの画像をR、GおよびBの3原色に分解して読み取る。
図示例の装置においては、プリンタ16に出力するための画像データを得る本スキャンに先立ち、可変絞り24の絞り値の決定や画像処理条件の設定等を行うために低解像度で画像を読み取るプレスキャンが行われる。すなわち、スキャナ12は、1コマにつき合計6回の画像読取(画像データの出力)を行う。
【0023】
前述のように、スキャナ12で読み取られた画像データは、制御装置14に出力される。
図1に示されるように、制御装置14は、スキャナ12およびプリンタ16の各部および全体ならびに本発明のプリント装置10全体の制御を行う制御部36と、入力装置12のCCDセンサ32からの出力信号(画像データ)を受け、所定の信号処理を施す信号処理装置38と、信号処理装置38で得られた画像データに所要の画像処理を施してプリンタ16による出力のための画像データとして出力する画像処理装置40とを有する。
【0024】
図2に、制御部36および信号処理装置38のブロック図を示す。
制御部36は、CPU42、メモリ44、AF手段46、画像回転手段48、ポジ/ネガ変換手段50、可変絞り24による絞り値の決定手段24a、および色フィルタ板26の回転制御手段26a等を有する。
また、制御部36には、前述した、プリント装置10の動作指示や入力を行うキーボード18aならびにマウス18b(操作系18)、およびディスプレイ20が接続される。
【0025】
CPU42は、信号処理装置38の信号処理演算の制御、スキャナ12およびプリンタ16を含むプリント装置10全体の制御および管理、後述するプリントサイズの登録等の各種の操作の制御等を行うものである。
また、CPU42には、メモリ44に記憶されているCCDセンサ32の有効画素領域(画素数)、フィルムの有効読み取り領域等から入力画素領域(入力画素数)を決定する手段; オペレータによって指示された仕上りプリントPの仕様、出力ケラレ余裕量、出力画像密度等から、出力画像サイズおよび出力画像領域(出力画素数)を決定する手段; 決定した入力画素領域および出力画像領域ならびにメモリ44に記憶されている入力画素欠損や後の画像処理におけるUSM等から電子倍率を算出する手段; この電子倍率と入力画素領域とから(フレームメモリ62に記憶された画像データからの)切り出し画素領域を算出する手段; 算出した切り出し画素領域や電子倍率を用いてプリンタ16に出力する記録画素領域(画素数)を求める手段; 等の各手段を有する記録画素領域決定手段が配される。
【0026】
メモリ44には、登録されている仕上りプリントPの仕様; スキャナ12に装着されるキャリアの判別データ、およびこれにセットされるフィルム種等のキャリア情報; フィルムサイズ等に応じた結像レンズユニット30の調整情報;CCDセンサ32のサイズ(主副走査方向の寸法情報)と画素密度と有効画素領域(数)などのイメージセンサ情報; プリンタ16の出力画素密度; プリンタ16に装填されるマガジンの判別データ、およびこのマガジン内に収納される感光材料Aのサイズ(幅)と種類等のマガジン情報; プリンタ16の搬送装置における感光材料の蛇行や光ビーム走査装置による主走査長誤差など考慮した出力ケラレ余裕量; 画像処理装置40におけるLPFやUSMなどの画像処理による出力画素欠損等の情報; 等を初めとして、本発明のプリント装置10の動作や各種の制御に必要な情報等の様々な情報が記憶されている。
【0027】
画像回転手段48は、プリンタ16に装填されている感光材料Aのサイズと、オペレータが指示した仕上りプリントPの仕様と、後述するプリンタ16による主走査方向が読み取った画像の縦横(長・短手)のいずれになるかとから、読取画像の縦横を変換する、すなわち、画像を90°回転させる必要性を判別し、回転が必要な時には、画素の並び換えを行って画像の回転を行うものである。
【0028】
さらに、制御部36には、信号処理装置38によって所定の処理が施された画像データにポジ/ネガ反転を行うポジ/ネガ変換回路50が設けられている。
このポジ/ネガ変換回路50は、基本的に、原稿がリバーサルフィルムであった場合に、所定の画像処理が施された画像データを変換してネガ画像として出力するものである。ポジ→ネガ変換あるいはネガ→ポジ変換の方法には特に限定はなく、公知の変換方法(画像処理方法)によればよい。
【0029】
制御装置14において、スキャナ12(アンプ34)から出力された画像データ(アナログ画像データ)は、信号処理装置38に入力される。
信号処理装置38において、画像データは、A/D変換器52でディジタル画像データに変換され、オフセット補正回路54でDCオフセットが補正され、次いで暗時補正回路56で暗時補正がかけられる。画像データは、この後、LOG変換回路58でLOG変換され、シェーディング補正回路60でシェーディング補正されて、入力画像データとされた後、フレームメモリ62に記憶され、画像処理装置40に供給される。
【0030】
また、必要に応じてAFを行う際には、暗時補正回路56で暗時補正された画像データは、制御部36のAF手段46にも入力される。
AF手段46は、まず、結像レンズユニット30の焦点調整機構を制御して、焦点位置を所定サーチエリア内の所定間隔の各点に移動し、各点での暗時補正された画像データを得て、画像コントラスト積算値を求めることを繰り返して、これが最大となる位置を合焦位置(ピント位置)と決定し、この合焦位置にCPUバスを介して結像レンズユニット30を正確な焦点位置に設定する。
【0031】
ところで、前述のように、プリント装置10においては、画像出力のための精密な読み取り(メイン(本)スキャン)に先立ち、画像処理条件の設定等のために原稿画像を粗く読み取るプレスキャンが行われている。
このため、信号処理装置38のフレームメモリ62は、プレスキャン用のフレームメモリと、本スキャン用のフレームメモリとを有する。
【0032】
画像処理装置40は、このようなフレームメモリ62に格納されたフィルムFの画像データに所要の画像処理を施して、プリンタ16による記録(感光材料Aの露光)に応じた画像データとして、プリンタ16に出力するものである。
このような画像処理装置40は、プレスキャン用フレームメモリに格納されたプレスキャン画像データを、ディスプレイ20に表示するために画像処理(基本的に本スキャン画像データと同処理)する表示用画像処理回路; 本スキャン用フレームメモリに格納された本スキャン画像データからCPU42の記録画素領域決定手段が決定した記録画素領域の画像データを切り出し、階調補正等の所定の画像処理、電子変倍(拡大/縮小)処理、覆い焼き処理のためのLPF(ローパスフィルタ)処理、画像の鮮鋭化するためのUSM(アンシャープネスマスク)処理を行って、出力画像データとして、プリンタ16に出力する記録用画像処理回路; プレスキャン画像データや必要に応じて設定される主被写体やオペレータによって入力される所望の処理条件から、前記記録用画像処理回路における本スキャン画像データの画像処理条件を設定する手段; 等を有する。
【0033】
図3に、プリンタ16の概略図が示される。
プリンタ16は、ドライバ64、画像露光部66および現像部68を有して構成される。
画像処理装置40から出力された画像データは、ドライバ64に送られる。ドライバ64は、画像データをD/A変換してアナログ画像データとし、このアナログ画像データに応じて光ビームを変調するように、画像露光部66の音響光学変調器(AOM)70を駆動する。
【0034】
画像露光部66は、光ビーム走査によって感光材料を走査露光して、前記画像データの画像を感光材料に記録するもので、感光材料に形成されるR感光層の露光に対応する狭帯波長域の光ビームを射出する光源72R、以下同様にG感光層の露光に対応する光源72G、およびB感光層の露光に対応する光源72Bの各光ビームの光源、各光源より射出された光ビームを、それぞれ記録画像に応じて変調するAOM70R、70Gおよび70B、光偏向器としてのポリゴンミラー74、fθレンズ76と、感光材料の副走査搬送手段を有する。
【0035】
光源72(72R、72G、72B)より射出され、互いに相異なる角度で進行する各光ビームは、それぞれに対応するAOM70(70R、70G、70B)に入射する。各AOM70には、ドライバ64より記録画像すなわち画像処理装置40から供給された画像データに応じた、R、GおよびBそれぞれの駆動信号が転送されており、入射した光ビームを記録画像に応じて強度変調する。
【0036】
AOM70によって変調された各光ビームは、ポリゴンミラー74の略同一点に入射して反射され、主走査方向(図中矢印x方向)に偏向され、次いでfθレンズ76によって所定の走査位置zに所定のビーム形状で結像するように調整され、感光材料に入射する。なお、画像露光部66には、必要に応じて光ビームの整形手段や面倒れ補正光学系が配置されていてもよい。
【0037】
一方、感光材料Aは長尺なものであり、ロール状に巻回されてマガジン化された状態で所定位置に装填されている。
このような感光材料Aは引き出しローラ(図示省略)に引き出され、副走査手段を構成する走査位置zを挟んで配置される搬送ローラ対78aおよび78bによって、走査位置zに保持されつつ主走査方向と直交する副走査方向(図中矢印y方向)に搬送される。
光ビームは主走査方向に偏向されているので、副走査方向に搬送される感光材料Aは光ビームによって全面を2次元的に走査露光され、感光材料Aに、画像処理装置40から転送された画像データの画像(潜像)が記録される。
なお、露光に先立ち、感光材料Aには指示された仕上りプリントPの仕様に応じて、副走査方向のプリントサイズ(後述する『送り』)に応じたコマ情報あるいはさらにソート情報が形成される。
【0038】
露光を終了した感光材料Aは、次いで搬送ローラ対80によって現像部68に搬入され、現像処理を施され仕上りプリントPとされる。
ここで、例えば感光材料Aが銀塩感光材料であれば、現像部68は発色現像槽82、漂白定着槽84、水洗槽86a、86b、86cおよび86d、乾燥部およびカッタ(図示省略)等より構成され、感光材料Aはそれぞれの処理槽において所定の処理を施され、乾燥された後、コマ情報に応じてカッタによってプリント1枚に対応する所定長に切断され、仕上りプリントPとして出力される。
【0039】
プリント装置10は、基本的にこのような構成を有するものであるが、前述のように、本発明にかかるプリント装置10は、プリントサイズ、縁の有無、縁有りの場合における4辺の個々の縁の幅等の仕上りプリントPの仕様を、複数、任意に設定(変更)して登録し、仕上りプリントPの出力を、任意の仕様を指示して行うことができる装置である。
以下、その作用と構成に関して説明する。
【0040】
仕上りプリントPの仕様設定(変更)する際には、まず、キーボード18aやマウス18b、ディスプレイ20の表示等を用いて、例えば、GUIによって仕上りプリントPの仕様を登録するためのプリントサイズ登録を起動する。
これにより、ディスプレイ20には図4に示されるようなプリントサイズ(仕上りプリントPの仕様)の登録画面が表示される。この登録画面には、仕上りプリントPの仕様を設定するための各種のパラメータ100に加え、表示欄102に現在登録されている仕上りプリントPの仕様が表示される。
【0041】
仕上りプリントPの仕様の設定は、図4に示されるように、基本的に、仕上りプリントPの仕様の名称(以下、名称とする)、仕上りプリントPのプリントサイズを示す幅および送り、縁の有無の設定、および縁有りを選択した際の4辺の縁の個々の幅の設定によって行われる。
さらに、図示例の装置においては、オペレータが出力する仕上りプリントPの仕様を選択・指示する画面における、名称等の表示の有無の設定もこの画面で行うことができる。
【0042】
プリントサイズの登録画面を呼び出したら、先ず、表示欄102に表示されている、変更あるいは新規に登録する仕様のIDナンバー(最も左に表示される通し番号、例えば、300個の仕様が登録可能で有る場合には1〜300)をキーボード18aで入力、あるいはマウス18bでクリックして、選択する。
選択されると、例えば、そのIDナンバーの仕様が、パラメータ100の各欄に表示される。また、このIDナンバーに何の設定もされていない場合には、パラメータ100の各欄に0を表示したり、空欄のままとすればよい。
なお、仕上りプリントPの仕様は、すべてユーザに応じて設定・登録するのに限定はされず、主要な仕様、例えば、デジタルフォトプリンタであれば、Lサイズで縁無しの仕様、Lサイズの縁有りで縁幅が全辺4mmの仕様、パノラマサイズで縁無しの仕様、パノラマサイズの縁有りで縁幅が全辺4mmの仕様等の、出力の頻度が高いことが予想される仕様は、プリント装置10の工場出荷時等に先に登録しておいてもよい。
【0043】
次いで、その仕様の名称を決定して、キーボード18aやマウス18b等で入力する。
この名称は、オペレータ等が分かるように任意に決定すればよい。
【0044】
名称を決定したら、次いで、仕上りプリントPのプリントサイズである幅および送りを、キーボード18aによる数値入力やマウス18bによる矢印のクリック等によって入力する。
前述のように、図示例の装置では、長尺な感光材料Aをロール状に巻回してなるマガジンを用い、このマガジンから感光材料Aを引き出して搬送(副走査)しつつ、搬送方向と直交する主走査方向に偏向した光ビームによって露光を行う。従って、この幅は感光材料の幅(すなわちマガジンのサイズ)であり、送りは、感光材料Aの搬送方向(感光材料ロールの巻回方向)の長さである。
【0045】
なお、ユーザに供給されるマガジンのサイズは決まっているのが通常であるので、この幅の選択は、数値入力ではなく、供給されるマガジンの全サイズを表示して、マウス18b等で選択することによって決定してもよい。また、幅を数値入力する際には、供給されるマガジンに無いサイズを入力した際には、警告音等でエラーを発生するように構成するのが好ましい。
さらに、前述のように、プリント装置10では、原稿であるフィルムに撮影された画像を、結像レンズユニット30による光学変倍およびCPU42による電子変倍で拡大して、仕上りプリントPに再生する。そのため、仕上りプリントPのプリントサイズの縦横比(アスペクト比)が余りに大きい場合や、フィルムFとプリントサイズとのアスペクト比の差が大きな場合は、適正な画像として再生できない場合もあるので、その場合には登録不可等の表示をしてもよい。
【0046】
このようにして幅および送りを入力したら、次いで、キーボード18aやマウス18bを用いて、縁の有り/無しを選択して、縁有りの場合には、さらに上下左右の4辺の各欄に縁の幅を入力する。
ここで、図示例のプリント装置10においては、図5に示されるように、搬送(副走査)方向yを基準として、下流側の上線、上流側の下線、右側の右線、左側の左線の4辺で任意かつ個々に決定することができる(図示例では、単位はいずれもmm)。なお、4辺の幅がすべて同じ場合には、全線の欄に縁の幅を入力すればよい。
【0047】
このように、縁の幅を、任意かつ4辺で個々に設定可能にすることにより、縁部分にタイトルやコメントを任意に記入することができ、仕上りプリントPの用途拡大や趣味性・娯楽性の向上を計ることができる。
また、仕上りプリントPを画鋲やテープで壁等に張り付ける場合の画像部分の損傷や、仕上りプリントPを額に入れて飾る場合やコーナでアルバム等に張り付ける場合に額等で画像部分が隠されることも防止することができる。また、仕上りプリントPの持ち運びの際に手の油等で画像部分が汚れることも防ぐことができる。
さらに、特に六ツ切等の大きなサイズでは、サイズに応じて好適な幅の縁を付けることにより、仕上りプリントPの品位の向上を計ることもできる。
また、プリント装置10においては、プリントサイズは感光材料の幅に応じてある程度決定されてしまうが、縁の幅を適宜調整することにより、顧客の要求等に応じて、プリントサイズによらず、任意の画像サイズの画像が再成された仕上りプリントPを出力することができる。
【0048】
なお、本発明のプリント装置10においては、上線と下線の合計が前述のプリントサイズの送り以上に設定された場合、および左線と右線の合計が同幅以上に設定された場合には、仕上りプリントPに画像を再生することができないので、縁の幅が不適性であるとして、警告音や表示等によってエラーメッセージを発するように構成するのが好ましい。
【0049】
さらに、本発明のプリント装置10は、デジタル画像記録を行う装置であるので、CPU42や画像処理装置40における画像データの処理によって、必要に応じて縁に色(彩色でも無彩色でも可)を付けることができるように構成してもよい。また、同様にして、縁ではなく、各種の飾り線等を記録するように構成してもよい。
【0050】
以上の必要な設定が終了したら、最後に、選択リストの欄で、表示あるいは非表示を選択する。
プリント装置10では、オペレータが、設定された仕上りプリントPの仕様から顧客の注文に応じた仕様を選択して、指示することにより、所望の仕様の仕上りプリントPを出力することができる。この選択・指示は、仕上りプリントPの仕様の選択画面において、前述の仕様の名称およびIDナンバー等を表示して、その中からマウス18bでクリックする方法等で行われるが、登録されている仕様の数が膨大である場合や、極めて稀にしか出力しない仕様が多数ある場合には、すべての仕様の名称等を選択画面に表示すると、選択・指示の作業性が非常に悪くなってしまう。
そのため、図示例のプリント装置10においては、仕上りプリントPの仕様の設定の際に、仕様の選択画面の表示の有無を選択し、表示を選択した仕様のみを選択画面で表示することにより、作業性を向上している。あるいは、全仕様を表示すると共に、反転表示等によって、仕様頻度の高い仕様を選択し易くするように構成してもよい。
【0051】
このようにして仕上りプリントPの仕様の設定(変更)が終了したら、パラメータ100の各欄に設定された仕様を確認して、適正であればマウス18b等を用いて『登録』を指示する。これにより、この仕様が制御部36のメモリ44に記憶される。
また、設定した仕様を登録しない場合には、マウス18b等を用いて『取消』を指示すれば、設定が取り消される。
【0052】
なお、以上の各パラメータの設定順序は、その一例であり、設定順序は、この順番に限定はされない。ただし、縁の幅はプリントサイズよりも後に設定されるのが好ましいのは当然である。
【0053】
前述のように、オペレータは、このようにして設定・登録された仕上りプリントPの仕様から、顧客の注文に応じた仕様を選択して、指示することにより、所望の仕様の仕上りプリントPを出力する。
仕上りプリントPを作製する際には、オペレータは、原稿となるフィルムFに応じたキャリアをスキャナ12にセットし、また、マウス18b等を用いて、ディスプレイ20に仕上りプリントPの仕様の選択画面を呼出し、顧客に注文された仕様を選択・指示する。これに基いて、制御装置14のCPU42が、メモリ44から、選択された仕様の詳細を初めとして、各種の必要な情報を読み出し、結像レンズユニット30の倍率の設定、電子倍率等の計算等を行う。
【0054】
一方で、スキャナ12の光源22の光量等、プリント装置10が所定の立ち上り状態にあることを確認されると、オペレータは、フィルムFを所定の状態でキャリアに装填する。
ここで、読み取り開始の指示を出すと、スキャナ12においては、まず、プレスキャンが開始される。
プレスキャンが開始されると、光源22から射出された読取光が、可変絞り24で光量調整され、光路Lに挿入された色フィルタ板26のフィルタ、例えば、Gフィルタで調光されてフィルムFに入射して透過し、フィルムFに撮影された画像(G画像)を担持する投影光が得られる。この投影光は、結像レンズユニット30によって所定の光学倍率でCCDセンサ32の有効画素領域内に結像される。これによって、フィルムFのG画像が読み取られ、制御装置14に送られ、信号処理装置38で所定の信号処理された後、フレームメモリ62のプレスキャン用フレームメモリに記憶される。CCDセンサ32によるG画像の読み取りが終了すると、同様にして、例えば、B画像、続いてR画像が読み取られ、順次フレームメモリ62に格納されて、プレスキャンが終了する。
【0055】
制御装置14においては、画像処理装置40によってフレームメモリ62からプレスキャン画像が読み出され、表示用画像処理回路で画像処理されてディスプレイ20に表示される。オペレータが必要に応じて主被写体の設定や色/濃度調整等を行った後、得られた画像データや設定された主被写体等に応じて、画像処理条件が設定され、また、絞り24の調整等が行われる。
【0056】
この後、本スキャンが開始されると、プレスキャンと同様に、フィルム原稿のG画像、B画像およびR画像が、順次読み取られて制御装置14に送られ、信号処理装置38で信号処理された後、フレームメモリ62の本スキャン用フレームメモリに格納される。
CPU42の記録画素領域決定手段は、前述のように、フィルムFの種類や仕上りプリントPの仕様等に応じて、入力画素領域、電子倍率、出力画像領域を算出して、さらに記録画像領域を算出して、記録画像領域や電子倍率を画像処理装置40に送る。
【0057】
ここで、仕上りプリントPの仕様が縁有りの場合には、この記録画像領域や電子倍率は、設定された縁の幅に応じて、仕上りプリントPの周辺に指示された仕様に応じた縁が形成されるように設定される。
すなわち、縁がある場合には、仕上りプリントPのプリントサイズから、縁を除いた領域を画像サイズとして認識し、この画像サイズの中にフィルムFに撮影された画像が最大限に再生されるように記録画像領域や電子倍率が決定される。なお、縦横変倍は、通常は行わない。
また、仕上りプリントPに再生された画像の中心が、フィルムFに撮影された画像の中心と一致するように、センタリングを行うのが好ましい。
【0058】
ただし、本発明においては、これ以外にも、縁の形状や幅によらず、プリントサイズに応じて、フィルムFから仕上りプリントPへの拡大倍率が一義的に決定されるように構成してもよく、あるいは、倍率変更の有無を選択できるように構成してもよいのはもちろんである。
【0059】
一方、指示された仕様が縁無しの場合には、プリンタ16における感光材料Aの蛇行等によって、未露光部分や画像のケラレが発生しないように、フィルムFから仕上りプリントPへの拡大倍率は、プリントサイズに応じて、記録画像領域が仕上りプリントPのプリントサイズよりも一回り大きくなるように設定するのが好ましい。
【0060】
記録画像領域の画像データが画像処理装置40に送られると、記録用画像処理回路において、階調処理、電子変倍、LPF、USMなどの画像処理が施され、必要に応じて、画像回転制御手段82による画像の90度回転およびネガ/ポジ変換手段50によるネガ/ポジ反転が行われて、出力画素領域(画素数)の画像データが、プリンタ16に伝送される。
【0061】
一方、プリンタ16においては、マガジンから引き出された感光材料Aを、副走査方向に搬送しつつ、画像処理装置40から送られた画像データに応じて変調して主走査方向に偏向した光ビームで走査露光を行い、潜像を形成する。
露光された感光材料Aは、現像部68において、発色現像、漂白定着、水洗の各処理を順次施されて現像され、乾燥されて、プリント毎に切断されて仕上りプリントPとされる。
【0062】
なお、これらの一連の作業中に、仕上りプリントPの仕様を変更する場合、例えば、スキャナ12によって次ぎあるいは所定コマ数後に読み取りを行うコマは異なる仕様の仕上りプリントPを出力する場合には、オペレータは、仕様の選択画面を呼び出して、仕様の指示と共に仕様を変更するコマを指示する。
これにより、制御部36においてCPU42が新たに指示された仕様の詳細をメモリ44から読み出し、このコマ以降の仕上りプリントPの作製は、変更された仕様に応じて行われる。
ただし、指示された仕様が、現在プリンタ16に装填されているサイズの感光材料A(マガジン)で出力できない場合には、作業を一時停止して、感光材料Aの交換を行う必要が有る。
【0063】
また、原稿となるフィルムFが135サイズや新写真システム(Advanced Photo System) のフィルムである場合には、Lサイズとパノラマサイズとが混在していることが多々あるので、縁の有無や、縁有りの場合の縁の幅等が共通であれば、例えば、基本的にLサイズで仕上りプリントPの出力を行い、プレスキャンの画像データ等からその原稿がパノラマサイズであることを識別し、CPU42が自動的に仕様を変更して仕上りプリントLを出力するように構成するのが好ましい。
【0064】
以上、本発明のデジタルプリント装置について詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限定はされず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良および変更を行ってもよいのはもちろんである。
【0065】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明のデジタルプリント装置によれば、出力するプリントのサイズを任意にかつ複数、設定および/または変更して登録して、所望サイズのプリントを容易に出力できると共に、連続的な作業中でも、セットされている感光材料に応じて、容易に出力するプリントのサイズを変更することが可能である。さらに、好ましくは、プリントサイズに加え、出力するプリントの縁の有無の選択、および縁有りの場合には、縁の幅を4辺で独立に設定して登録することができるので、顧客の要望に応じた、多種多様な仕様のプリントを容易に出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデジタルプリント装置の一例のブロック図である。
【図2】図1に示されるデジタルプリント装置の制御装置の一例のブロック図である。
【図3】図1に示されるデジタルプリント装置のプリンタの一例の概略図である。
【図4】図1に示されるデジタルプリント装置の仕上りプリントの仕様の設定・登録画面の一例を示す図である。
【図5】図1に示されるデジタルプリント装置が出力する仕上りプリントの縁の設定を説明するための概略図である。
【符号の説明】
10 (デジタル)プリント装置
12 スキャナ
14 制御装置
16 プリンタ
18 操作系
20 ディスプレイ
22 光源
24 可変絞り
26 色フィルタ板
28 拡散ボックス
30 結像レンズユニット
32 CCDセンサ
34 アンプ
36 制御部
38 信号処理装置
40 画像処理装置
42 CPU
44 メモリ
46 AF手段
48 画像回転手段
50 ポジ/ネガ変換手段
52 A/D変換回路
54 オフセット補正回路
56 暗時補正回路
58 LOG変換回路
60 シェーディング補正回路
62 フレームメモリ
64 ドライバ
66 画像露光部
68 現像部
70(70R,70G,70B) AOM(音響光学変調器)
72(72R,72G,72B) 光源
74 ポリゴンミラー
76 fθレンズ
78,80 搬送ローラ対
82 発色現像槽
84 漂白定着槽
86 水洗槽
100 パラメータ
102 表示欄

Claims (3)

  1. 原稿画像を光電的に読み取り、得られた画像データに応じて変調した記録光で感光材料を露光し、現像処理を施して、複数から選択されたプリントサイズのプリントとして出力するデジタルプリント装置であって、
    前記プリントのプリントサイズを複数、任意に設定および/または変更して登録する登録手段と、前記登録手段に登録されたプリントサイズから任意のものを選択して、出力するプリントのプリントサイズとして指示する指示手段と、連続的に行われているプリントの出力作業中に、前記指示手段によって指示されたプリントサイズを前記登録手段に登録された任意のプリントサイズに変更する変更手段とを有することを特徴とするデジタルプリント装置。
  2. 前記登録手段が、プリントサイズに加え、登録されたプリントサイズの出力プリントにおける、プリントの周辺部の縁の有無の指定手段、および縁ありと指定されたプリントサイズでの縁の幅を各辺で個別に設定する設定手段を有する請求項1に記載のデジタルプリント装置。
  3. 前記指示手段が前記登録手段に登録さているプリントサイズを表示する表示手段を有し、かつ、この登録手段が、登録されているプリントサイズから前記表示手段における表示の有無を選択する選択手段を有する請求項1または2に記載のデジタルプリント装置。
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