JP3734581B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フィルム原稿の画像を光電的に読み取り、この画像が再現された出力画像を得るための画像処理を行う、画像処理装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
現在、ネガフィルム、リバーサルフィルム等の写真フィルム(以下、フィルムとする)に撮影された画像の感光材料(印画紙)への焼き付けは、フィルムの画像を感光材料に投影して感光材料を面露光する、いわゆる直接露光によって行われている。
【0003】
これに対し、近年では、デジタル露光を利用する焼付装置、すなわち、フィルムに記録された画像を光電的に読み取って、読み取った画像をデジタル信号とした後、種々の画像処理を施して記録用の画像データとし、この画像データに応じて変調した記録光によって感光材料を走査露光して画像(潜像)を記録し、プリントとするデジタルフォトプリンタが実用化された。
【0004】
デジタルフォトプリンタでは、フィルムを光電的に読み取り、信号処理によって色濃度補正が行われて露光条件が決定される。従って、露光時のオペレータによる露光条件の決定、さらにはフィルタや絞り等の調整が不要で、1画像当たりの露光にかかる時間は短時間であり、また、露光時間も画像サイズに応じて一定であるため、従来の面露光に比して迅速な焼き付を行うことができる。
しかも、複数画像の合成や画像分割等のプリント画像の編集や、色/濃度調整、輪郭強調等の各種の画像処理も自由に行うことができ、用途に応じて自由に処理したプリントを出力できる。また、プリントの画像は、画像データとして扱われるので、画像データをコンピュータ等に供給することができ、また、フロッピーディスク等の記録媒体に保存しておくこともできる。
さらに、デジタルフォトプリンタによれば、従来の直接露光によるプリントよりも、分解能、色/濃度再現性等の点で優れたプリントが出力可能である。
【0005】
このようなデジタルフォトプリンタは、基本的に、フィルムに記録された画像を光電的に読み取るスキャナ(画像読取装置)、読み取った画像を画像処理して画像記録の露光条件を決定する画像処理(セットアップ)装置、および決定された露光条件に従って感光材料を走査露光して現像処理を施すプリンタ(画像記録装置)より構成される。
【0006】
スキャナでは、光源から射出された読取光をフィルムに入射して、フィルムに撮影された画像を担持する投影光を得て、この投影光を結像レンズによってCCDセンサ等のイメージセンサに結像して光電変換することにより画像を読み取り、必要に応じて各種の画像処理を施した後に、フィルムの画像データ(画像データ信号)として画像処理装置に送る。
画像処理装置は、スキャナで読み取られた画像データに所定の画像処理を施し、出力(画像記録)のための画像データ(露光条件)としてプリンタに送る。
プリンタでは、例えば、光ビーム走査露光を利用する装置であれば、画像処理装置から送られた画像データに応じて光ビームを変調して、この光ビームを主走査方向に偏向すると共に、主走査方向と直交する副走査方向に感光材料を搬送することにより、画像を担持する光ビームによって感光材料を露光(焼付け)して潜像を形成し、次いで、感光材料に応じた現像処理等を施して、フィルムに撮影された画像が再生されたプリント(写真)とする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、フィルムに撮影された画像は常に適正であるわけではなく、逆光シーンやストロボ撮影等では、露光不足(アンダー)や露光過剰(オーバー)の画像も多数存在する。
デジタルフォトプリンタにおいては、前述のように、画像処理装置において、スキャナで読み取られた画像データに所定の画像処理を施してプリンタによる出力のための画像データとするが、この際に、画像解析を行い、フィルムに撮影された画像に応じて、適正な出力画像が得られるような画像処理条件を設定して、所定の画像処理を施している。すなわち、画像(画像データ)の自動補正を行うことにより、フィルムに撮影された画像の状態によらず、安定して適正なプリントを出力することを可能にしている。
【0008】
しかしながら、自動補正を行っても、必ずしも適正な画像が出力できる訳ではなく、時折、不適性なプリントが出力されてしまう場合もある。そのため、必要に応じて、オペレータによる検定および画像の色/濃度調整が行われる。
ところが、デジタルフォトプリンタでは、オペレータが色/濃度調整を行った場合に、その調整が適正であるにも関わらず、不適性なプリントが出力されてしまう場合がある。
【0009】
本発明の目的は、前記従来技術の問題点を解決することにあり、フィルムに記録された画像を光電的に読み取り、プリントやディスプレイに再現された可視像を得るに際し、フィルムの画像濃度の領域でオペレータによる色/濃度調整を行った後に、プリントにおける画像の色/濃度の領域に変換するので、フィルムに撮影されたハイライトやシャドー部近傍の画像が不要に捨てられる(つぶされる)ことがなく、調整に応じた高画質な画像を安定して再現することができる画像処理装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明者は検討を重ね、以下の知見を得た。
ネガフィルム等のフィルムに撮影可能な画像の濃度領域と、プリントに再現可能な濃度領域とを比較すると、フィルムの濃度領域の方が広い。
そのため、画像処理(自動補正)においては、画像データをプリンタによる出力に対応したものにするために、スキャナによって読み取られた画像データから有効な色/濃度領域を抽出して、画像データをフィルムの濃度領域からプリントの濃度領域に変換する。
この変換は、例えば図5に示されるように、濃度ヒストグラムを作成し、濃度ヒストグラムから、平均濃度、最大濃度、最小濃度等の画像特徴量を算出して、プリントに再現するハイライト(白色=Dmin )およびシャドー(黒色=Dmax )決定し、両者の間を規格化、例えば、出力の画像データが8bit であれば、ハイライトを画像データ255、シャドーを画像データ0として、両者の間を割り振って256階調に規格化して、フィルムの画像データを出力用の画像データに変換する階調変換LUTを作成し、フィルムの画像データをこの階調変換LUTで処理することによって行われる。
すなわち、フィルムに撮影された画像のうち、斜線で示される、ハイライトを超える画像データおよびシャドー未満の画像データは捨てられる(画像がつぶれる)。
【0011】
従来の装置では、オペレータによる色/濃度補正は、画像データをプリントの濃度領域に変換した後に行われる。
ここで、例えば、再現する画像の濃度を全体的に向上すれば、フィルムに撮影されたより明るい画像も再現できるはずである。ところが、先の変換によって、ハイライト以上の画像データは捨てられているため、オペレータによる色/濃度補正が行われても、この画像はつぶれたままで、再現することができず、画像の色/濃度バランス等が崩れてしまうことがある。
【0012】
本発明は、前記知見を得てなされたものであり、本発明の第1の態様は、フィルム原稿に記録された画像を光電的に読み取る読取手段と、前記読取手段から出力された画像データをA/D変換してデジタル画像データとするA/D変換手段と、前記A/D変換手段から出力されたデジタル画像データを、第1色空間の画像データに変換する第1画像処理手段と、前記第1色空間における画像データの画像に対する色/濃度調整を入力指示される色/濃度調整指示手段と、前記色/濃度調整指示手段によって入力された色/濃度調整の指示に基づき、前記第1色空間における画像データを補正する第2画像処理手段と、前記第1画像処理手段または第2画像処理手段で処理された第1色空間の画像データを、プリントもしくはモニタに再現される可視像の画像再現域を定義する第2色空間の画像データに変換する第3画像処理手段とを有し、かつ、前記第1色空間は、前記第2色空間よりも画像再現域が広いことを特徴とする画像処理装置を提供する。
【0013】
また、本発明の第2の態様は、フィルム原稿に記録された画像を光電的に読み取る読取手段と、前記読取手段から出力された画像データをA/D変換してデジタル画像データとするA/D変換手段と、前記A/D変換手段から出力されたデジタル画像データを、第1色空間の画像データに変換する第1画像処理手段と、前記第1色空間において画像データの階調修正を行う階調修正手段と、前記階調修正手段によって階調修正された第1色空間における画像データの画像に対する色/濃度調整を入力指示される色/濃度調整指示手段と、前記色/濃度調整指示手段によって入力された色/濃度調整の指示に基づき、前記階調修正手段によって修正された第1色空間における画像データを補正する第2画像処理手段と、前記階調修正手段または第2画像処理手段で処理された第1色空間の画像データを、プリンタもしくはモニタに再現される可視像の画像再現域を定義する第2色空間の画像データに変換する第3画像処理手段とを有し、かつ、前記階調修正手段によって階調修正された前記第1色空間は、前記第2色空間よりも画像再現域が広いことを特徴とする画像処理装置を提供する。
【0014】
また、前記本発明の画像処理装置において、前記第1色空間が、フィルム原稿の画像再現域を定義する空間であるのが好ましい。
【0016】
さらに、前記本発明の画像処理装置において、前記第1画像処理手段は、前記A/D変換手段から出力されたデジタル画像データをlog変換することにより、前記第1色空間の画像データに変換するのが好ましい。
【0017】
また、前記本発明の第2の態様において、前記階調修正手段における処理条件は、画像解析に基いて自動的に設定されるのが好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の画像処理装置について、添付の図面に示される好適実施例を基に詳細に説明する。
【0019】
図1に、本発明の画像処理装置を利用するデジタルフォトプリンタの一例のブロック図が示される。
図1に示されるデジタルフォトプリンタ(以下、フォトプリンタ10とする)は、基本的に、フィルムFに撮影された画像を光電的に読み取るスキャナ(画像読取装置)12と、読み取られた画像データ(画像情報)の画像処理および画像処理条件の設定や、フォトプリンタ10全体の操作および制御等を行う画像処理装置14と、画像処理装置14で処理された画像データに応じて変調した光ビームで感光材料Aを画像露光し、現像処理してプリントPとして出力するプリンタ(画像記録装置)16とを有して構成される。
また、画像処理装置14には、様々な条件の入力(設定)、処理の選択や指示、色/濃度調整の指示等を入力するためのキーボード18aおよびマウス18bを有する操作系18と、スキャナ12で読み取られた画像、各種の操作指示、様々な条件の設定/登録画面等を表示するディスプレイ20が接続される。
【0020】
スキャナ12は、フィルムF等に撮影された画像を1コマずつ光電的に読み取る装置で、光源22と、可変絞り24と、画像をR(赤)、G(緑)およびB(青)の三原色に分解するためのR、GおよびBの3枚の色フィルタを有し、回転して任意の色フィルタを光路に作用する色フィルタ板26と、フィルムFに入射する読取光をフィルムFの面方向で均一にする拡散ボックス28と、結像レンズユニット32と、フィルムの1コマの画像を読み取るエリアセンサであるCCDセンサ34と、アンプ(増幅器)36とを有して構成される。
なお、図示例のフォトプリンタ10においては、新写真システム(Advanced Photo System)や135サイズのネガフィルム等のフィルムの種類やサイズ、ストリップスやスライド等のフィルムの形態、トリミング等の処理の種類等に応じて、スキャナ12の本体に装着自在な専用のキャリアが用意されており、キャリアを交換することにより、各種のフィルムや処理に対応することができる。
【0021】
このようなスキャナ12においては、光源22から射出され、可変絞り24によって光量調整され、色フィルタ板26を通過して色調整され、拡散ボックス28で拡散された読取光がフィルムFに入射して、透過することにより、フィルムFに撮影されたこのコマの画像を担持する投影光を得る。
フィルムFの投影光は、結像レンズユニット32によってCCDセンサ34の受光面に結像され、CCDセンサ34によって光電的に読み取られ、その出力信号がアンプ36で増幅されて、画像処理装置14に送られる。
CCDセンサ34は、例えば、1380×920画素のエリアCCDセンサである。また、図示例の装置では、CCDセンサ34は半画素に対応する量だけ画素配列方向に二次元的に移動可能に構成されており、これにより、読取画素数を見掛け上で4倍まで増やすことができる。
【0022】
スキャナ12においては、このような画像読取を、色フィルタ板26の各色フィルタを順次挿入して3回行うことにより、1コマの画像をR,GおよびBの3原色に分解して読み取る。
ここで、フォトプリンタ10においては、プリントPを出力するための画像読み取り(本スキャン)に先立ち、可変絞り24の絞り量やCCDセンサ34の蓄積時間等の読取条件や、画像処理条件等を決定するために、画像を低解像度で読み取るプレスキャンを行う。従って、1コマで、合計6回の画像読み取りが行われる。
【0023】
前述のように、スキャナ12からの出力信号(画像データ)は、画像処理装置14に出力される。
図2のブロック図に示されるように、画像処理装置14は、A/D変換器38、Log変換器40、プレスキャン(フレーム)メモリ42、本スキャン(フレーム)メモリ44、マニュアル補正部46、自動補正部48等を有する。図示例においては、Log変換器40が本発明の第1画像処理手段に、マニュアル補正部46が本発明の第2画像処理手段に、自動補正部48が本発明の第3画像処理に、それぞれ対応する。
なお、図2は、主に画像処理関連の部位を示すものであり、画像処理装置14には、これ以外にも、フォトプリンタ10全体の制御や管理を行うCPU、フォトプリンタ10全体の作動等に必要な情報を記憶するメモリ、可変絞り24の絞り値を決定する手段等が配置され、また、操作系18やディスプレイ20は、このCPU等(CPUバス)を介して各部位に接続される。
【0024】
スキャナ12から出力されたR,GおよびBの各出力信号は、A/D変換器38でデジタルのデータとされ、Log変換器40でLog変換されてフィルムFの画像濃度を示す画像データとされて、プレスキャン画像データはプレスキャンメモリ42に、本スキャン画像データは本スキャンメモリ44に、それぞれ記憶(格納)される。
なお、A/D変換器38から両メモリに至る間で、必要に応じて、画像データに、DCオフセット補正、暗時補正、シェーディング補正等の各種の補正を施してもよい。
【0025】
プレスキャンメモリ42に画像データが記憶されると、画像処理装置14においては、図示しない条件設定手段が画像データを読み出し、濃度ヒストグラムを作成し、さらに、画像特徴量(平均濃度、最大/最小濃度等)を算出して、本スキャンの際の可変絞り24の絞り値やCCDセンサ34の蓄積時間等を設定し、さらに、ディスプレイ20にプレスキャンで読み取られた画像が表示される。
なお、ディスプレイ20に表示される画像には、後述する自動補正部48における画像処理に準じた画像処理が施されている。
【0026】
オペレータは、ディスプレイ20に表示された画像を見て、必要に応じて、操作系18のキーボード18aやマウス18bを用いて、色および/または濃度の調整を指示する。
【0027】
色/濃度の調整が終了すると、オペレータが出力の指示を出す。
これにより、オペレータによる色および/または濃度の調整指示がマニュアル補正部46に設定され、次いで、本スキャンメモリ44から本スキャンの画像データがマニュアル補正部46に送られ、オペレータによる色および/または濃度調整指示に応じて画像データが補正される。すなわち、オペレータによる色/濃度調整は、フィルムFの画像の色/濃度の領域で行われる。
なお、マニュアル補正部46における色/濃度調整は、例えば、オペレータの指示に応じた画像データの嵩上げもしくは低減等によって行われる。
【0028】
マニュアル補正部46における色/濃度調整が終了した画像データは、自動補正部48に送られ、前記条件設定手段が作成した階調変換LUTによって処理されて、プリンタ16による出力のための画像データに変換され、プリンタ16に出力される。言い換えれば、画像データは、自動補正部48において、フィルムFに撮影された画像の色/濃度領域の画像データから、プリントPに再現される画像の色/濃度領域の画像データに変換される。
従って、本発明においては、フィルムFの画像濃度の領域でオペレータによる色/濃度調整を行った後に、プリントPにおける画像の色/濃度の領域に変換するので、フィルムFに撮影されたハイライトやシャドー部近傍の画像が不要に捨てられる(つぶされる)ことがなく、高画質な画像を安定して再現することができる。
なお、オペレータによる色/濃度調整が行われない場合には、マニュアル補正部46による画像処理は行われず、あるいは、本スキャンメモリ44から自動補正部48に直接画像データが送られる。
【0029】
また、自動補正部48においては、必要に応じて、このような階調変換以外にも、電子変倍(拡大/縮小)、ダイナミックレンジの圧縮および/または伸張(画像データの処理による覆い焼き効果等の付与)、シャープネス処理(鮮鋭化処理)等の所定の画像処理が施されてもよい。
【0030】
階調変換LUTの作成等を初めとする、自動補正部48における各種の画像処理条件の設定は、マニュアル補正部46における補正後の画像データを用いて設定されてもよく、あるいは、プレスキャンメモリ42に記憶される画像データをオペレータによる色/濃度調整に応じて補正して、この補正されたプレスキャン画像データを用いて画像処理条件を設定してもよい。
また、各種の画像処理条件の設定方法は、公知の方法でよく、例えば、階調変換LUTであれば、前述の図5に示される方法等が例示される。
【0031】
図3に、画像処理装置の別の例が示される。
図2に示される例においては、オペレータによる色/濃度調整を完全にフィルムFの色/濃度領域で行ったが、図3に示される画像処理装置50では、フィルムFの画像の階調を修正した後にオペレータによる色/濃度調整を行い、その後に階調変換を行ってプリンタ16による出力のための画像データに変換する。
なお、図3に示される画像処理装置50においては、図2に示される画像処理装置14と幾つかの部位が共通であるので、同じ部材には同じ符号を付し、以下の説明は主に異なる部分について行う。
【0032】
図3に示される画像処理装置50において、プレスキャンメモリ42にプレスキャンの画像データが記憶されると、画像処理装置14と同様に、条件設定手段が濃度ヒストグラムの作成や画像特徴量の算出等を行い、可変絞り24の絞り値等が設定され、さらに、フィルムFに撮影された画像の階調を修正するための階調修正LUTが作成され、プレスキャン階調修正部52に設定される。
【0033】
この階調修正LUTは、フィルムFに撮影された画像から有効な色/濃度領域を抽出して階調修正を掛けるものであり、得られた画像データの色/濃度領域が、プリントPに再現される画像の色/濃度領域より広くなるように作成される。図5を参照して説明すれば、プリントPに再現されるハイライト(Dmin )およびシャドー(Dmax )の外側で、オペレータによる色/濃度の調整が行われても、必要な画像データが捨てられることがないように、プリントPに再現される画像の色/濃度領域に対して十分な余裕を持って階調修正LUTが作成される。
なお、この余裕には特に限定はないが、好ましくは、プリントPに再現されるハイライトおよびシャドーよりもフィルムの濃度Dで、0.1〜0.7程度外側になるように設定される。
【0034】
プレスキャン階調修正部52に階調修正LUTが設定されると、同じ階調修正LUTが本スキャン階調修正部54にも設定され、また、この階調修正LUTによって処理されたプレスキャンの画像が、ディスプレイ20に表示される。
なお、画像処理装置50においては、プレスキャンの画像データから、電子変倍、ダイナミックレンジの圧縮および/または伸張、シャープネス処理等の処理条件も設定し、プレスキャン階調修正部52および本スキャン階調修正部54において、必要に応じてこれらの各種の画像処理を行ってもよい。
【0035】
オペレータは、ディスプレイ20に表示された画像を見て、必要に応じて、操作系18のキーボード18aやマウス18bを用いて、色および/または濃度の調整を指示する。
【0036】
調整が終了すると、オペレータが出力の指示を出す。
これにより、オペレータによる色および/または濃度の調整指示が本発明の第2画像処理手段であるマニュアル補正部56に設定される。次いで、本スキャンメモリ44から本スキャンの画像データが本スキャン階調修正部54に送られ、階調修正LUTによる処理等の所定の処理を施され、本スキャン階調修正部54で処理された画像データは、マニュアル補正部56に送られ、オペレータによる色および/または濃度調整に指示に応じた画像データの補正が施される。すなわち、前述の画像処理装置14と同様に、オペレータによる色/濃度調整は、プリントPの色/濃度の領域ではなく、フィルムFの画像の色/濃度の領域で行われる。
なお、マニュアル補正部56による色/濃度調整は、例えば、オペレータの指示に応じた階調修正LUTの補正や、画像データの加減算に相当する処理がLUT等で行われる。
【0037】
マニュアル補正部56における色/濃度調整が終了した画像データは、階調変換部58において階調変換LUTによって処理されて、プリンタ16による出力のための画像データに変換、すなわちプリントPに再現される画像の色/濃度領域の画像データに変換され、プリンタ16に出力される。なお、オペレータによる色/濃度調整が行われない場合には、マニュアル補正部56による画像処理は行われず、あるいは、本スキャン階調修正部54から階調変換部58に直接画像データが送られる。すなわち、本例においては、この階調変換部58が本発明における第3画像処理手段となる。
階調変換LUTの作成は、前述の図5に示される方法に準じて、マニュアル補正部56における補正後の画像データを用いて行ってもよく、あるいは、プレスキャン階調修正部52で処理されたプレスキャンの画像データを、さらに、オペレータによる色/濃度調整に応じて補正して、この補正されたプレスキャン画像データを用いて階調変換LUTを作成してもよい。
【0038】
図4に、プリンタ16の概略図が示される。
プリンタ16は、ドライバ60、露光部62および現像部64を有して構成されるものであり、画像処理装置14(画像処理装置50)から送られた画像データに応じて光ビームLを例えばパルス幅変調し、感光材料Aを露光する。
【0039】
画像処理装置14からの画像データは、ドライバ60に送られる。
ドライバ60は、画像処理装置14(自動補正部48)から送られた画像データを、記録画像(露光量)に応じたAOM66のパルス幅変調の駆動信号に変換し、各AOM66を駆動する。
【0040】
露光部62は、光ビーム走査によって感光材料Aを走査露光して、前記画像データの画像を感光材料Aに記録するもので、図4に概念的に示されるように、感光材料Aに形成されるR感光層の露光に対応する狭帯波長域の光ビームを射出する光源68R、以下同様にG感光層の露光に対応する光源68G、およびB感光層の露光に対応する光源68Bの各光ビームの光源、各光源より射出された光ビームを、それぞれ記録画像に応じて変調するAOM66R、66Gおよび66B、光偏向器としてのポリゴンミラー70、fθレンズ72と、感光材料Aの副走査搬送手段を有する。
【0041】
光源68(68R、68G、68B)より射出され、互いに相異なる角度で進行する各光ビームは、それぞれに対応するAOM66(66R、66G、66B)に入射する。各AOM66には、ドライバ60より記録画像すなわち画像処理装置14(自動補正部48)から供給された画像データに応じた、R、GおよびBそれぞれの駆動信号が転送されており、入射した光ビームを記録画像に応じて変調する。
【0042】
AOM66によって変調された各光ビームは、ポリゴンミラー70の略同一点に入射して反射され、主走査方向(図中矢印x方向)に偏向され、次いでfθレンズ72によって所定の走査位置zに所定のビーム形状で結像するように調整され、感光材料Aに入射する。なお、露光部62には、必要に応じて光ビームの整形手段や面倒れ補正光学系が配置されていてもよい。
【0043】
一方、感光材料Aは長尺なものであり、ロール状に巻回されてマガジン化された状態で所定位置に装填されている。
このような感光材料Aは引き出しローラ(図示省略)で引き出され、走査位置zを挟んで配置される副走査手段を構成する搬送ローラ対74aおよび74bによって、走査位置zに保持されつつ主走査方向と直交する副走査方向(図中矢印y方向)に搬送される。
光ビームは主走査方向に偏向されているので、副走査方向に搬送される感光材料Aは光ビームによって全面を2次元的に走査露光され、感光材料Aに、画像処理装置14から転送された画像データの画像(潜像)が記録される。
【0044】
露光を終了した感光材料Aは、次いで搬送ローラ対76によって現像部64に搬入され、現像処理を施されプリントPとされる。
ここで、例えば感光材料Aが銀塩感光材料であれば、現像部64は発色現像槽78、漂白定着槽0、水洗槽82a、82b、82cおよび82d、乾燥部およびカッタ(図示省略)等より構成され、感光材料Aはそれぞれの処理槽において所定の処理を施され、乾燥された後、カッタによってプリント1枚に対応する所定長に切断され、プリントPとして出力される。
【0045】
以下、本発明の画像処理装置の作用の一例を、図示例のフォトプリンタ10の作用と共に説明する。
フォトプリンタ10においてプリントPを作成する際には、オペレータは、原稿となるフィルムFに応じたキャリアをスキャナ12にセットし、また、マウス18b等を用いて、必要な指示を行う。
一方で、スキャナ12の光源22の光量等、フォトプリンタ10が所定の状態にあることを確認されると、オペレータは、フィルムFをスキャナ12(キャリア)の所定位置にセットし、1コマ目が所定の読み取り位置に搬送される。
【0046】
ここで読み取り開始の指示を出すと、スキャナ12においては、まず、プレスキャンが開始される。
プレスキャンが開始されると、光源22から射出された読取光が、可変絞り24で光量調整され、光路Lに挿入された色フィルタ板26のフィルタ、例えばGフィルタで調光されて、フィルムFの1コマ目に入射して透過し、このコマに撮影された画像(G画像)を担持する投影光が得られる。
この投影光は、結像レンズユニット32によってCCDセンサ34の有効画素領域内に結像され、フィルムFのG画像が読み取られ、アンプ36で増幅されて画像処理装置14に送られ、A/D変換器38でA/D変換され、Log変換器40で変換され、プレスキャンメモリ42に記憶される。G画像の読み取りが終了すると、同様にして、例えば、B画像、続いてR画像が読み取られ、順次プレスキャンメモリ42に格納されて、プレスキャンが終了する。
【0047】
画像処理装置14においては、条件設定装置がプレスキャンメモリ42からプレスキャン画像データを読み出し、濃度ヒストグラムの作成、画像特徴量の算出等を行い、可変絞り24の絞り値の算出および設定等を行うと共に、ディスプレイ20にプレスキャン画像が表示される。
次いで、必要に応じてオペレータによる検定が行われ、操作系18を用いて色および/または濃度の調整が指示される。
【0048】
スキャナ12では、可変絞り24の調整等が終了すると、続けて、本スキャンが開始され、プレスキャンと同様に、フィルム原稿のG画像、B画像およびR画像が、順次読み取られて画像処理装置14に送られ、本スキャンメモリ44に格納される。
色/濃度調整が終了し、オペレータによって出力指示が出されると、オペレータが指示した色/濃度調整条件がマニュアル補正部46に設定され、本スキャンメモリ44に格納された画像データが読み出され、まず、マニュアル補正部46において、画像データにオペレータの指示に応じた色/濃度調整が施される。
次いで、画像データは、フィルム画像の色/濃度領域の画像データのまま自動補正部48に送られ、階調変換LUTによる処理を初めとして所定の画像処理が施され、プリンタ16による画像記録に応じた出力用画像データ、すなわち、プリントPに再現される画像の色/濃度領域の画像データに変換されて、プリンタ16に出力される。
なお、1コマ目の読取(本スキャン)が終了すると、キャリアによってフィルムFが1コマ分搬送され、次ぎのコマの画像が読み取られる。
【0049】
プリンタ16においては、マガジンから引き出された感光材料Aを、副走査方向に搬送しつつ、画像処理装置14から送られた画像データに応じて変調して主走査方向に偏向した光ビームで走査露光を行い、潜像を形成する。
露光された感光材料Aは、現像部64において、発色現像、漂白定着、水洗の各処理を順次施されて現像され、乾燥されて、プリント毎に切断されてプリントPとされる。
なお、本発明に掛かるフォトプリンタ10においては、オペレータによる色/濃度調整をフィルムの色/濃度領域で施しているので、ハイライトやシャドー部近傍の画像も好適に再現された、高画質が好適に再現されたプリントPが出力される。
【0050】
以上、本発明の画像処理装置について詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限定はされず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良および変更を行ってもよいのはもちろんである。
例えば、以上の説明は、本発明の画像処理装置をプリントに再現する画像の画像処理に用いる例であったが、ディスプレイに画像を出力する際にも、本発明の画像処理装置は好適に利用可能である。
【0051】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明の画像処理装置によれば、フィルムに記録された画像を光電的に読み取り、プリントやディスプレイに再現された可視像を得るに際し、フィルムの画像濃度の領域でオペレータによる色/濃度調整を行った後に、プリントにおける画像の色/濃度の領域に変換するので、フィルムに撮影されたハイライトやシャドー部近傍の画像が不要に捨てられる(つぶされる)ことがなく、調整に応じた高画質な画像を安定して再現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像処理装置を利用するデジタルフォトプリンタの一例のブロック図である。
【図2】図1に示されるデジタルフォトプリンタの画像処理装置の一例のブロック図である。
【図3】本発明の画像処理装置の別の例のブロック図である。
【図4】図1に示されるデジタルフォトプリンタのプリンタの一例の概略図である。
【図5】階調変換LUTを説明するための概念図である。
【符号の説明】
10 (デジタル)フォトプリンタ
12 スキャナ
14,50 画像処理装置
16 プリンタ
18 操作系
20 ディスプレイ
22 光源
24 可変絞り
26 色フィルタ板
28 拡散ボックス
32 結像レンズユニット
34 CCDセンサ
36 アンプ
38 A/D変換器
40 log変換器
42 プレスキャンメモリ
44 本スキャンメモリ
46,56 マニュアル補正部
48 自動補正部
52 プレスキャン階調修正部
54 本スキャン階調修正部
58 階調変換部
60 ドライバ
62 露光部
64 現像部

Claims (7)

  1. フィルム原稿に記録された画像を光電的に読み取る読取手段と、
    前記読取手段から出力された画像データをA/D変換してデジタル画像データとするA/D変換手段と、
    前記A/D変換手段から出力されたデジタル画像データを、第1色空間の画像データに変換する第1画像処理手段と、
    前記第1色空間における画像データの画像に対する色/濃度調整を入力指示される色/濃度調整指示手段と、
    前記色/濃度調整指示手段によって入力された色/濃度調整の指示に基づき、前記第1色空間における画像データを補正する第2画像処理手段と、
    前記第1画像処理手段または第2画像処理手段で処理された第1色空間の画像データを、プリントもしくはモニタに再現される可視像の画像再現域を定義する第2色空間の画像データに変換する第3画像処理手段とを有し、
    かつ、前記第1色空間は、前記第2色空間よりも画像再現域が広いことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第1色空間が、フィルム原稿の画像再現域を定義する空間である請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第1画像処理手段は、前記A/D変換手段から出力されたデジタル画像データをlog変換することにより、前記第1色空間の画像データに変換する請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. フィルム原稿に記録された画像を光電的に読み取る読取手段と、
    前記読取手段から出力された画像データをA/D変換してデジタル画像データとするA/D変換手段と、
    前記A/D変換手段から出力されたデジタル画像データを、第1色空間の画像データに変換する第1画像処理手段と、
    前記第1色空間において画像データの階調修正を行う階調修正手段と、
    前記階調修正手段によって階調修正された第1色空間における画像データの画像に対する色/濃度調整を入力指示される色/濃度調整指示手段と、
    前記色/濃度調整指示手段によって入力された色/濃度調整の指示に基づき、前記階調修正手段によって修正された第1色空間における画像データを補正する第2画像処理手段と、
    前記階調修正手段または第2画像処理手段で処理された第1色空間の画像データを、プリンタもしくはモニタに再現される可視像の画像再現域を定義する第2色空間の画像データに変換する第3画像処理手段とを有し、
    かつ、前記階調修正手段によって階調修正された前記第1色空間は、前記第2色空間よりも画像再現域が広いことを特徴とする画像処理装置。
  5. 前記第1色空間が、フィルム原稿の画像再現域を定義する空間である請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記第1画像処理手段は、前記A/D変換手段から出力されたデジタル画像データをlog変換することにより、前記第1色空間の画像データに変換する請求項4または5に記載の画像処理装置。
  7. 前記階調修正手段における処理条件は、画像解析に基いて自動的に設定される請求項4〜6のいずれかに記載の画像処理装置。
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