JP2007036963A - 撮影画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
操作性に優れ、かつ、撮影写真の特定領域を同一仕上がりに仕上げることができる撮影画像処理装置を提供する。
【解決手段】
入力された撮影画像を画像処理して写真プリントを出力するためのプリントデータを生成する撮影画像処理装置において、撮影画像が順次表示されるプレジャッジ画面を作成するプレジャッジ画面作成部36aと、プレジャッジ画面で表示された撮影画像の中から工事写真の1コマの特定領域を選択する特定領域選択部36cと、選択された特定領域の色合いを所定の基準色に一致させる補正パラメータを決定するための補正条件を設定する補正条件設定部42と、撮影画像において選択された特定領域を識別する特定領域識別部41と、設定された補正条件から決定された補正パラメータに基づき識別された特定領域を含む工事写真を補正する画像補正部44bとを備えた。
【選択図】 図5

Description

本発明は、入力された撮影画像を画像処理して写真プリントを出力するためのプリントデータを生成する撮影画像処理装置に関する。
建設工事においては、その工事の過程を記録するため、デジタルカメラなどで資材の搬入状況や施工状況などが撮影されている。かかる撮影の際には、その資材の名称や数量、施工の距離や深さなどが具体的にわかるように、これらの文字や数値を記載したプレートをその撮影範囲内に併せて配置して撮影を行っている。このような工事写真においては、そのプレートに記載した文字などが読み取れ、かつ、その資材や施工状況が十分把握できることが求められる。したがって、早朝、夕方、晴天、雨天など、どのようなシーンで撮影されても、工事写真に求められる上記条件を満たす適正な写真プリントに仕上げなければならない。このため、従来、オペレータは、このような工事写真1コマ毎にその都度、画像補正を行っていた。
一方、一般的な写真を補正するための撮影画像処理装置として、例えば、特許文献1に記載されたものがある。この画像処理装置では、取り込まれた画像データについて少なくとも逆光シーンのデータか夜間撮影シーンのデータかそれ以外のデータかを判別するシーン判別手段と、そのシーン判別手段により逆光シーンのデータまたは夜間撮影シーンのデータであると判別された場合、背景データを取り除いて露出状態を判定する被写体露出判定手段と、その被写体露出判定手段の判定結果に基づいて異なった画像補正を行う補正手段とを備えている。
特開2002−247361号公報(段落番号0006、図3)
撮影された工事写真に対して、上記の条件を満たすように迅速かつ適正に補正を行えるようになるまでには、長い経験と知識が必要である。従来のように1コマ毎にその都度補正するのでは、経験や知識が十分ではないオペレータの場合、その補正に非常に多くの時間がかかってしまう。
また、上記のような撮影画像処理装置を用いたとしても、撮影場所、季節、構図など様々な撮影条件が存在する撮影画像において自動的に撮影シーンを判定して適正な補正を行うことは困難であり、加えて、文字などが記載されたプレートに対して、自動的にその文字などが読み取れるように補正することはさらに困難である。
特に、建設工事においては、同一の色合い及び形状のプレートが使用されることが多く、このようなプレートについては同一仕上がりとなることが求められ、かかるプレートが撮影された工事写真に対して、その工事写真毎に上記の条件を満たすように補正していたのでは手間になる。
本発明は、かかる問題点に着目してなされたものであり、その目的は、操作性に優れ、かつ、撮影写真の特定領域を同一仕上がりに仕上げることができる撮影画像処理装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る撮影画像処理装置の第一特徴構成は、
入力された撮影画像を画像処理して写真プリントを出力するためのプリントデータを生成する撮影画像処理装置において、
前記撮影画像が順次表示されるプレジャッジ画面を作成するプレジャッジ画面作成部と、前記プレジャッジ画面で表示された撮影画像の中から工事写真の1コマの特定領域を選択する特定領域選択部と、前記選択された特定領域の色合いを所定の基準色に一致させる補正パラメータを決定するための補正条件を設定する補正条件設定部と、前記撮影画像において前記選択された特定領域を識別する特定領域識別部と、前記設定された補正条件から決定された補正パラメータに基づき前記識別された特定領域を含む工事写真を補正する画像補正部とを備えている点にある。
まず、工事写真の1コマの特定領域を選択することで、この特定領域と同一の特定領域を全てのコマにおいて識別することができる。例えば、ある1コマにおいて「文字が記載されたプレート」を特定領域として選択すれば、そのプレートの色合い及び形状により、全てのコマにおける同一の「文字が記載されたプレート」を識別することができる。そして、この選択された特定領域の色合いを所定の基準色に一致させる補正パラメータを決定するための補正条件を設定し、この補正条件から決定された補正パラメータに基づき、前記特定領域を含む全ての工事写真を補正することができる。したがって、同一の特定領域に対して工事写真の1コマ毎に補正を行う手間が省かれ、かつ、様々なシーンで撮影された工事写真のこの特定領域の色合いを、どのコマにおいても同一仕上がりにすることができる。
本発明に係る撮影画像処理装置の第二特徴構成は、オペレータにより指定された前記特定領域に基づいて前記所定の基準色が決定される点にある。
すなわち、ある工事写真の特定領域の色合いをオペレータが基準色として指定することができるので、例えば、最も良好な撮影状態の特定領域を指定することにより、より自然な補正を実現することができる。この場合、この指定された特定領域を補正して、補正後の特定領域の色合いを基準色として用いてもよい。
本発明に係る撮影画像処理装置の第三特徴構成は、前記設定された補正条件を前記工事写真の属性情報として記録させる補正条件記録部を有する点にある。
すなわち、前記設定された補正条件を属性情報として記録させておくことで、別オーダー時において同一の特定領域を含む工事写真がある場合、この記録された補正条件を用いることにより前のオーダー時における特定領域と同一仕上がりに補正することができる。
本発明によるその他の特徴及び利点は、以下図面を用いた実施形態の説明により明らかになるだろう。
図1に、本発明による撮影画像処理装置を中核とした、写真プリント装置の模式図が示されている。この撮影画像処理装置で処理される撮影画像データ(以下、撮影画像と称する)は、デジタルカメラや銀塩式カメラによって取得され、入力されるが、撮影画像はデジタルデータとして取り扱われるので銀塩式カメラを使用する場合には予めフィルムスキャナを通じてデジタル画像化される。以下では、撮影画像には工事写真が含まれているものとして説明する。
撮影画像処理装置では、入力された撮影画像に対してオペレータによりその撮影画像のうちの1コマの工事写真が選択され、さらにこの工事写真の特定領域が選択される。この選択された特定領域の色合いを所定の基準色に一致させる補正パラメータを決定するための補正条件が設定される。そして、後は自動的に、撮影画像全体においてこの特定領域が識別され、この識別された特定領域に対して前記補正条件から決定された補正パラメータに基づいて画像処理(画像補正)がなされる。このとき、前記特定領域以外の領域に関しても、特定領域の色合いに合わせた色調整などを行うことで工事写真に求められる条件を満足するように画像処理(画像補正)を行う。補正された撮影画像は写真プリント装置に送られ、そこから写真プリントが出力される。ここで重要な点は、オペレータが工事写真の1コマの特定領域を選択し、所定の基準色を設定するだけで、後は自動的にその特定領域を含むどの工事写真に対しても、その特定領域が同等の色合いになるように仕上げることができ、工事写真に求められる条件を満足する写真プリントが出力されることである。
本発明による撮影画像処理装置を組み込んだ写真プリント装置1の一例が、図2に示されている。この写真プリント装置1は、印画紙Pに対して露光処理と現像処理とを行う写真プリンタとしてのプリントステーション1Bと、現像済み写真フィルム2aやデジタルカメラ用メモリカード2bなどの画像記録メディアから取り込んだ撮影画像を適当なテンプレートに嵌め込んで合成処理してプリントステーション1Bに転送する操作ステーション1Aとから構成されている。
この写真プリント装置1はデジタルミニラボとも称せられるものであり、特に図3からよく理解できるように、プリントステーション1Bは2つの印画紙マガジン11に納めたロール状の印画紙Pを引き出してシートカッター12でプリントサイズに切断し、このように切断された印画紙Pに対し、バックプリント部13でプリント処理情報を印画紙Pの裏面に印字するとともに、プリント露光部14で印画紙Pの表面に画像露光を行い、この露光後の印画紙Pを複数の現像処理槽を有した処理槽ユニット15に送り込んで現像処理する。乾燥の後に装置上部の横送りコンベア16からソータ17に送られた印画紙P、つまり写真プリントないしはアルバムシートはこのソータ17の複数のトレイにオーダ単位で仕分けられた状態で集積される(図2参照)。
上述した印画紙Pに対する各種処理に合わせた搬送速度で印画紙Pを搬送するために印画紙搬送機構18が敷設されている。印画紙搬送機構18は、印画紙搬送方向に関してプリント露光部14の前後に配置されたチャッカー式印画紙搬送ユニット18aを含む複数の挟持搬送ローラ対から構成されている。
プリント露光部14には、副走査方向に搬送される印画紙Pに対して、主走査方向に沿って操作ステーション1Aからのプリントデータに基づいてR(赤)、G(緑)、B(青)の3原色のレーザ光線の照射を行うライン露光ヘッドが設けられている。処理槽ユニット15は、発色現像処理液を貯留する発色現像槽15aと、漂白定着処理液を貯留する漂白定着槽15bと、安定処理液を貯留する安定槽15cを備えている。
操作ステーション1Aのデスク状コンソールの上部位置には、写真フィルム2aの撮影画像コマから撮影画像データ(=撮影画像)を取得することができるフィルムスキャナ20が配置されており、デジタルカメラ等に装着される撮影画像記録媒体2bとして用いられている各種メモリカードやCD−Rなどから撮影画像を取得するメディアリーダ21は、この写真プリント装置1のコントローラ3として機能する汎用パソコンに組み込まれている。この汎用パソコンには、さらに画像出力手段としてのメディア記録装置26、各種情報を表示するモニタ23、各種設定や調整を行う際に用いる操作入力部として利用される操作入力デバイスとしてのキーボード24やマウス25も接続されており、図示はされていないが、デジタルカメラ等から直接撮影画像を転送するためのインターフェースとしてUSB( Universal Serial Bus )やIEEE1394の接続口やその専用ケーブルも備えられている。
この写真プリント装置1のコントローラ3は、CPUを中核部材として、写真プリント装置1の種々の動作を行うための機能部をハードウエア又はソフトウエアあるいはその両方で構築しているが、図4と図5に示されているように、本発明に特に関係する入出力インターフェース系の機能部としては、フィルムスキャナ20やメディアリーダ21によって読み取られた撮影画像に次の処理のために必要な前処理を施してメモリ30に展開する撮影画像入力部31と、キーボード24やマウス25からのユーザ操作入力を処理して適当な内部処理コマンドに変換する操作入力処理部32と、種々の画像情報を最終的にモニタ23に表示させるためのビデオ信号を生成するビデオ制御部33と、処理が完了した処理済み撮影画像に基づいてプリントステーション1Bに装備されているプリント露光部14に適したプリントデータを生成するプリントデータ生成部34と、顧客の要望に応じて生の撮影画像や編集済みの撮影画像などをCDやDVDに書き込むための形式にフォーマットするフォーマッタ部35と、プレジャッジ画面などのグラフィック操作画面の作成や
そのようなグラフィック操作画面を通じてのユーザ操作入力から変換された内部処理コマンドを管理するグラフィックユーザインターフェース(以下GUIと略称する)を構築するGUI部36などが挙げられる。
さらに、処理系の機能部としては、メモリ30に展開されている各撮影画像に対してオペレータが選択した工事写真の1コマの特定領域を撮影画像全体において識別する特定領域識別部41、オペレータが選択した特定領域の色合いを所定の基準値と一致させる補正パラメータを決定するための補正条件を、基準色に対応した補正条件(補正条件1・・)を含む補正条件群43を参照して設定する補正条件設定部42と、メモリ30に展開されている撮影画像(工事写真)に対して設定された補正条件から決定された補正パラメータを用いて画像処理(画像補正)を施す画像処理部44、設定された補正条件を工事写真の属性情報として記録させる補正条件記録部45などが挙げられる。なお、画像処理部44を構成する要素には、特に、各撮影画像(工事写真)の予想仕上がりプリント画像であるシミュレート画像を生成するシミュレート画像生成部44aと、設定された補正条件から決定された補正パラメータを用いて工事写真を補正する画像補正部44bとが含まれている。
撮影画像入力部31は、撮影画像記録媒体がフィルム2aの場合フィルムスキャナ20においてプレスキャンモードと本スキャンモードによってそれぞれの適切なタイミングで生成された低解像度と高解像度のスキャンデータを撮影画像として別々にメモリ30に送り込み、それぞれの目的に合わせた前処理を受けさせる。また、撮影画像記録媒体がメモリカード2bの場合、取り込んだ撮影画像にサムネイル画像(低解像度データ)が含まれている場合はモニタ23での一覧表示などの目的で使用するため撮影画像の本データ(高解像度データ)とは別にメモリ30に送り込むが、もしサムネイル画像が含まれていない場合は本データから縮小画像を作り出してサムネイル画像としてメモリ30に送り込む。もちろん、全ての処理を高解像度データで行う場合、取り込む撮影画像は高解像度データだけでよい。
GUI部36は、図6に例示するようなプレジャッジ画面50を生成するプレジャッジ画面生成部36aと、プレジャッジ画面50に一覧表示された撮影画像から処理対象の工事写真の1コマがオペレータにより選択された後、図7に例示するような特定領域・基準色選択画面60を生成する選択画面生成部36bと、この選択画面60に表示された工事写真において特定領域を選択し、その特定領域に対して基準色を選択する特定領域・基準色選択部36cと、プレジャッジ画面50や特定領域・基準色選択画面60を含む種々の操作画面を通じて取得した内部処理コマンドを管理する処理コマンド管理部36dとを備えている。
一般的なプレジャッジ画面50では、フィルム1本分やメモリカード1枚分の撮影画像がその画像チェックのために撮影画像表示枠51に順次表示される。この撮影画像表示枠51は前設定された表示コマ数だけ配置されるが、図6では、6コマ表示となっている。各撮影画像表示枠51の下側には色濃度補正設定エリア52とプリント枚数設定エリア53が配置されている。色濃度補正設定エリア52には「イエロー」、「マゼンタ」、「シアン」、「濃度」の設定枠が設けられており、補正量の「N」はニュートラルを表し補正なしを意味している。プリント枚数設定エリア53にはプリント枚数を入力する入力枠が設けられており、この入力枠に「PASS」が表示された場合その撮影画像はプリント対象外となっていることを意味している。プレジャッジ画面50の下方にはプリント条件表示欄54が配置されており、この写真プリント出力に適用されたプリントチャンネル名称の表示や、このプリントチャンネルに含まれているプリントサイズやインデックスプリントの要否やメディア出力の要否などが示されている。プリントサイズは仕上がり写真プリントPの大きさを示すものであり、印画紙幅と送り長さでプリントサイズが決定される。各撮影画像表示枠51の上側にはこの撮影画像表示枠51に表示されている撮影画像のコマ番号又は撮影画像ファイル名を表示するコマ識別コード表示欄55が配置されている。
撮影画像の色濃度補正は色濃度補正設定エリア52に設けられた設定ボタンを用いて行うことができるし、さらには各撮影コマをクリックしてメニューから選択することによって表示される補正用の拡大表示画面を通じてさらに細やかな画像補正を行うことも可能である。しかしながら、そのような補正作業は熟練を要するものであり、熟練度の低いオペレータが操作するとかえって写真品質を低下させることも少なくない。特に、各撮影画像に同一の特定領域が含まれる場合、かかる領域の補正を各撮影画像毎に行ったのでは時間がかかり、また、同一仕上がりにすることは困難である。このため、熟練度の低いオペレータであっても適正な画像補正が可能なように、この写真プリント装置には、工事写真の1コマの特定領域とその基準色を選択するだけで、後は自動的に適正な画像補正が行われる機能がついている。
撮影画像表示枠51に表示されている撮影画像において、まず所望の工事写真の1コマをクリックしてメニューから特定領域・基準色選択画面表示を選択する。これによって、図7に示す特定領域・基準色選択画面60が表示される。この特定領域・基準色選択画面60の左側領域には選択された工事写真61が配置されて、右側領域には基準色を選択する基準色選択欄62が配置されている。63はOKボタン、64はキャンセルボタンを示している。
オペレータは選択した工事写真61の特定領域をカーソルをドラッグして選択する。図7では、例として、「文字が記載されたプレート」(選択された工事写真61の点線内)を特定領域として選択しているが、もちろん、これに限定されるものではない。そして、この選択された特定領域の色合い、すなわちプレートの色合いを一致させるべき基準色を、基準色選択欄62から選択する。基準色はデフォルトでは、「自動設定」に設定されているが、これを基準色選択欄62の「メニュー一覧」の中からオペレータが選択することもできる。例えば、前回のオーダーと同一のプレートが工事写真に含まれていて、これを特定領域に選択した場合、補正条件記録部45で記録された前回のオーダー時の補正条件における基準色を、この「メニュー一覧」の中に表示させておくことにより、オペレータはこの基準色を選択して前回のオーダー時と同一の仕上がりとすることができる。さらに、ドラッグして選択した特定領域の色合いが最良の状態であると判断した場合は、「選択した領域を基準色として指定」を選択することにより、この色合いを基準色として用いてより自然な仕上がりとすることができる。最後に、OKボタン63をクリックすると、特定領域及びその基準色の選択情報は処理コマンド管理部36dを通じて特定領域識別部41及び補正条件設定部42に転送される。
特定領域識別部41は、選択された特定領域と同一の領域を全ての撮影画像から識別する。したがって、本実施形態においては、全てのコマの中から前記プレートが、その色合い及び形状により(文字の記載の有無に関わらず)識別されることになる。また、補正条件設定部42は、補正条件群43を参照して、選択された特定領域を所定の基準色に一致させる補正パラメータを決定するための補正条件を設定する。
上述した写真プリント装置1を用いて、工事写真に求められる条件を満たした画像補正を施して写真プリントを出力する一連の処理手順を図8のフローチャートを用いて説明する。
まず、フィルムスキャナ20又はメディアリーダ21から撮影画像入力部31を介して撮影画像ファイル、詳しくは撮影画像のデジタル画像データが取り込まれ、メモリ30に展開される(#01)。入力された撮影画像に対して、フィルムスキャナプロファイル又はデジタルカメラプロファイルといった入力機器プロファイルを用いて画像の前処理を行う(#02)。シミュレート画像生成部44aが低解像度撮影画像のシミュレート画像を作成する(#03)。プレジャッジ画面生成部36aによって作成された図6に示すようなプレジャッジ画面50がモニタ23に表示される(#04)。
モニタ23に表示されたプレジャッジ画面50を通じて、オペレータは工事写真の選択を行うことができる。この選択された工事写真の1コマに対して、さらに、特定領域の選択とその特定領域に対して基準色が選択される(#05)。これらの操作は、図9に示されている特定領域・基準色選択プロセスによって行われる。
プレジャッジ作業が完了すると、特定領域の色合いを基準色に一致させる補正パラメータを決定するための補正条件が設定される(#06)。次に、プリント処理の対象となっている高解像度撮影画像が順次選択され(#07)、前記選択された特定領域が特定領域識別部41によりその撮影画像領域に識別された(含まれている)場合(#08Yes分岐)には、補正条件設定部42によって設定された補正条件から決定された補正パラメータに基づき画像補正が行われ(#09)、特定領域が識別されない(含まれていない)場合(#08No分岐)には通常の画像補正(無補正の場合もある)が行われる(#10)。このような画像補正は、画像補正部44bにおいて行われる。画像補正部44bでは、特定領域に対する設定された補正条件から決定された補正パラメータに基づく補正とともに、特定領域以外の領域に関しても、特定領域の色合いに合わせた色調整などの補正が行われる。これにより、同一の特定領域に対しては同一仕上がりとなり、かつ、プレートに記載された文字及び工事の施工状況などが十分把握できる工事写真を提供することができる。そして、設定された補正条件は、補正条件記録部45により、工事写真の属性情報として記録される(#11)。上述したように、次回のオーダー時の撮影画像の中に、これと同一の特定領域(プレート)を含む工事写真を有する場合、この記録された補正条件を用いて補正することで、異なるオーダー時においても同一の特定領域に対しては同一仕上がりの写真プリントを提供することができる。画像補正の終えた撮影画像はプリントデータに変換され(#12)、プリントステーション1B(プリント露光部14)に転送されることで、写真プリントPとして出力される(#13)。
次に上述した特定領域・基準色選択プロセスを図9のフローチャートを用いて説明する
このプロセスはプレジャッジ画面50において、工事写真の1コマをクリックしてメニューから選択されることにより起動する。まず、図7で例示された特定領域・基準色選択画面60が表示される(#51)。オペレータは選択された工事写真61で特定領域をカーソルをドラッグして選択するとともに(#52)、その選択された特定領域に対して基準色を選択する(#53)。その後、その基準色に対応した補正条件を用いた画像補正が実施され(#54)、画像補正された工事写真からシミュレート画像が生成され、選択された工事写真61に表示されている工事写真が書き換えられる(#55)。これによりオペレータは、補正された撮影画像(工事写真)がどのようにプリント出力されるか明確に知ることができる。その画像補正に満足できる場合OKボタン63がクリックされ(#56Yes分岐)、補正条件設定部42において補正条件が設定される(#06)。また、その画像補正に満足できない場合、キャンセルボタン64がクリックされ(#56No分岐)、もう一度この手順が繰り返される。
上述した実施の形態では、本発明による撮影画像処理装置が、DPショップに設置されているミニラボと呼ばれている写真プリント装置に組み込まれた例を取り上げたが、コンビニやDPショップの店頭に設置されているセルフサービス式の写真プリント装置など、種々の写真プリント装置に組み込んでもよい。
また、上述した実施の形態では、画像出力手段としてのプリントステーション1Bは、印画紙Pに対し、レーザ式露光エンジンを備えたプリント露光部14で撮影画像の露光を行い、この露光後の印画紙Pを複数の現像処理する、いわゆる銀塩写真プリント方式を採用していたが、もちろん、本発明におけるプリントステーション1Bは、このような方式に限定されるわけではなく、例えば、フィルムや紙にインクを吐出して画像を形成するインクジェットプリント方式や感熱転写シートを用いた熱転写方式など、種々の写真プリント方式を採用することができる。
なお、撮影画像として工事写真に限定したが、もちろん、工事写真以外の写真においても、共通する特定領域を複数含む写真に対して、上記写真プリント装置を用いることができる。
本発明による撮影画像処理装置を組み込んだ写真プリント装置の模式図 本発明による撮影画像処理装置を組み込んだ写真プリント装置の一例を示す外観図 図2による写真処理装置1を構成するプリントステーションの説明図 図2による写真処理装置1のコントローラの機能を示す機能ブロック図 コントローラの画像処理系の機能ダイヤグラムを示すブロック図 プレジャッジ画面の一例を示す画面図 特定領域選択画面の一例を示す画面図 画像補正を施して写真プリントを出力する一連の処理手順を示すフローチャート図 特定領域・基準色選択プロセスを示すフローチャート図
符号の説明
1:写真プリント装置
1A:操作ステーション
1B:プリントステーション
4:コントローラ
34:プリントデータ生成部
36a:プレジャッジ画面作成部
36c:特定領域・基準色選択部
41:特定領域識別部
42:補正条件設定部
44b:画像補正部
45:補正条件記録部

Claims (3)

  1. 入力された撮影画像を画像処理して写真プリントを出力するためのプリントデータを生成する撮影画像処理装置において、
    前記撮影画像が順次表示されるプレジャッジ画面を作成するプレジャッジ画面作成部と、
    前記プレジャッジ画面で表示された撮影画像の中から工事写真の1コマの特定領域を選択する特定領域選択部と、
    前記選択された特定領域の色合いを所定の基準色に一致させる補正パラメータを決定するための補正条件を設定する補正条件設定部と、
    前記撮影画像において前記選択された特定領域を識別する特定領域識別部と、
    前記設定された補正条件から決定された補正パラメータに基づき前記識別された特定領域を含む工事写真を補正する画像補正部とを備えた撮影画像処理装置。
  2. オペレータにより指定された前記特定領域に基づいて前記所定の基準色が決定される請求項1に記載の撮影画像処理装置。
  3. 前記設定された補正条件を前記工事写真の属性情報として記録させる補正条件記録部を有する請求項1又は2に記載の撮影画像処理装置。
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