JP4359834B2 - 色かぶり補正のための画像処理方法及びプログラム及びこの方法を実施する画像処理装置 - Google Patents

色かぶり補正のための画像処理方法及びプログラム及びこの方法を実施する画像処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、入力された撮影画像において部分的に生じている色かぶりを補正する画像処理技術に関する。
一般に色かぶり補正とは、特定の色が撮影画像全体を覆いカラーバランスが崩れている画像を補正することであり、色相において特定の領域(幅50度程度)に全ピクセルの80%以上が集まっているかどうか判定し、この領域に集まっていれば、その色での色かぶりと判定した後、RGBのヒストグラムのピーク位置を求め、色かぶりであると判定した色以外の他の2つのヒストグラムのピーク位置の平均値を求め、色かぶりであると判定した色のピーク位置を、この平均値にする倍率係数にしたがって、かぶり色を全画素について修正する画像処理技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
また、画像の色の不具合に関しては、蛍光灯の緑かぶり、電灯の黄色かぶり、雪景色の赤かぶり、北窓光の青かぶりなど、いくつかのパターンがあり、これは光源の種類に起因するだけではなく、写真フィルムやCCDの特性にも関連するので、このような不具合パターンに対して、それぞれに対するトーンカーブの制御パラメータを保持しておき、オペレータが入力画像をモニタ等で確認しながら前述の用意されている補正パターンの中から処理したいパターンを1つ選択し、補正の度合として補正量を指定し、補正パターンに対して取得された制御パラメータと指定された補正量により、実際のRGBトーンカーブを算出して得られたトーンカーブデータを、LUT記憶バッファに出力し、入力画像データに対して、LUTに保存されたトーンカーブによる色変換処理を行なう画像処理技術も知られている(例えば、特許文献2参照。)。
上述したように従来の色がぶり補正は、撮影画像全体に生じている色かぶりをその色かぶり色を抑えるために画素値調整したり、特定の色かぶりを補正するのに適したトーンカーブ(濃度変換曲線)を選択して、そのトーンカーブによって画像データ全体を補正するものである。
しかしながら、色かぶりには撮影画像に部分的に生じている軽度なものもあり、このような色かぶりを補正するため、撮影画像全体を濃度変換曲線などを用いて補正するとかえって撮影画像全体の色バランスがくずれるため、DPショップなどで写真プリントを作製する場合にはそのままにしておくことが少なくなく、特別なケースのみ、オペレータがモニタに表示された撮影画像を見ながら、色かぶりと判定される領域だけを選択し、その選択領域に対して色かぶりを修正するような濃度変換曲線を用いて撮影画像を補正することになる。しかしながら、十分に適切な濃度変換曲線を選定して補正をしたとしても、補正された撮影画像における選択領域と非選択領域との境界線がかなり明白となり、写真画像としては満足できるものにはならないことが多い。
特開2001−016471号公報(段落番号0012−0013) 特開平10−040355号公報(段落番号0013−0017、図3)
上記実状に鑑み、本発明の課題は、入力された撮影画像において部分的に生じている色かぶりを補正した際に色かぶりの選択領域と非選択領域の境界が目立たないような色かぶり補正画像処理技術を提供することである。
複数の画素から構成される撮影画像において部分的に生じている色かぶりを補正する画像処理方法において上記課題を解決するため、本発明の方法は、前記撮影画像の色かぶり領域を選択領域として選択するステップと、前記選択領域の画像特性から色かぶり補正のための第1濃度変換曲線を設定するステップと、前記選択領域外である非選択領域のための第2濃度変換曲線を設定するステップと、前記第1濃度変換曲線から前記第2濃度変換曲線に段階的に移行するn(n>1を満たす整数)個の補助濃度変換曲線を生成するステップと、前記撮影画像と同数の画素を有し、前記選択領域に対応する画素の画素値が0であり前記非選択領域に対応する画素の画素値がn+1である濃度変換曲線割り当てマップを作成するステップと、当該濃度変換曲線割り当てマップに対して平均化フィルタ処理を施すステップと、前記撮影画像の各々の前記画素に対して、前記平均化フィルタ処理された濃度変換曲線割り当てマップの対応する画素値(0〜n+1)に応じて、前記第1濃度変換曲線から前記補助濃度変換曲線を経て前記第2濃度変換曲線に至る濃度変換曲線を順次割り与えるステップと、前記割り与えられた濃度変換曲線に基づいて前記画素の画素値を変換することにより前記撮影画像の色かぶりを補正するステップとを備えている。
この方法では、色かぶり領域として選択された選択領域と選択領域以外の非選択領域が設定された後、その色かぶりを補正するために適切な第1濃度変換曲線が選択領域の画像特性から設定されるとともに場合によってはダミーでもよい第2濃度変換曲線も設定され、さらにこの第1濃度変換曲線から第2濃度変換曲線に移行するような形態を有するn個(n>1を満たす整数)の補助変換曲線を生成し、選択領域の画素には0を付与するとともに非選択領域の画素にはn+1を付与した濃度変換曲線割り当てマップが作成され、濃度変換曲線割り当てマップを平均化フィルタ処理することで得られた濃度変換曲線割り当てマップの画素値の値である0〜n+1に応じて第1濃度変換曲線から補助濃度変換曲線を経て第2濃度変換曲線に至る濃度変換曲線を順次割り与える。例えば、補助濃度曲線を9個生成し、好ましくは撮影画像の別レイヤに形成される濃度変換曲線割り当てマップ上の前記選択領域の画素には0を付与するとともに前記非選択領域の画素には10(=9+1)を付与する。その後この濃度変換曲線割り当てマップの全画素に対して平均値処理、例えば3×3の平均値フィルタを施すと、境界領域の画素の画素値は選択領域側から非選択領域側にかけて0から10の値が順次変化するような分布となる。それ以外の選択領域の画素値は全て0となり、それ以外の非選択領域の画素値は全て10となる。このように平均値処理化された濃度変換曲線割り当てマップを利用して、濃度変換曲線割り当てマップ上の画素値が0となっている画素に対しては第1濃度変換曲線を割り当て、画素値が1となっている画素に対しては最も第1濃度変換曲線に近い補助濃度曲線を割り当て、画素値が2となっている画素に対しては次に第1濃度変換曲線に近い補助濃度曲線を割り当て、そのようにして最後に画素値が10となっている画素に対しては第2濃度変換曲線を割り当てる。このようにして、入力された撮影画像の各画素に割り与えられた濃度変換曲線でもって各画素の画素値を補正することにより、選択領域から非選択領域にかけてスムーズに変化する補正を施されることになるので、補正後の撮影画像における選択領域と非選択領域の境界が目立たなくなる。
第2濃度変換曲線はあくまで、補助濃度曲線を生成するためのものであるので、非選択領域の画素に対して特別な濃度変換を行う必要がない場合には、第2濃度変換曲線は入力濃度値と出力濃度値が同一である無変換曲線とすればよい。その場合非選択領域の多くの画素に対しては補正処理の必要がなくなる。
ただ、入力された撮影画像に対しては何らかの濃度変換が必要なことがあるので、第2濃度変換曲線を前記非選択領域の画像特性から要求される濃度補正のためのものとすると、色かぶり領域である選択領域と非選択領域の濃度変換処理が同時に行えるといった副次的な効果も得られる。
本発明では、上述した色かぶり補正のための画像処理方法をコンピュータに実行させるプログラムやそのプログラムを記録した媒体も権利の対象とするものである。
本発明では、さらに、上述した色かぶり補正のための画像処理方法を実施する画像処理装置も権利の対象としており、そのような画像処理装置は、前記撮影画像の色かぶり領域を選択領域として選択する領域選択部と、前記選択領域の画像特性から色かぶり補正のための第1濃度変換曲線を設定する第1濃度変換曲線設定部と、前記選択領域外である非選択領域のための第2濃度変換曲線を設定する第2濃度変換曲線設定部と、前記第1濃度変換曲線から前記第2濃度変換曲線に段階的に移行するn(n>1を満たす整数)の補助濃度変換曲線を生成する補助濃度変換曲線生成部と、前記撮影画像と同数の画素を有し、前記選択領域に対応する画素の画素値が0であり前記非選択領域に対応する画素の画素値がn+1である濃度変換曲線割り当てマップに対して平均化フィルタ処理を施し、前記撮影画像の各々の前記画素に対して、前記平均化フィルタ処理された濃度変換曲線割り当てマップの対応する画素値(0〜n+1)に応じて、前記第1濃度変換曲線から前記補助濃度変換曲線を経て前記第2濃度変換曲線に至る濃度変換曲線を順次割り与える濃度変換曲線割り当て部濃度変換曲線割り当て部と、前記割り与えられた濃度変換曲線に基づいて前記画素の画素値を変換することにより前記撮影画像の色かぶりを補正する濃度補正部とから構成されている。当然ながら、このような画像処理装置も上述した画像処理方法で述べたすべての実施態様を備えるとともに、それらの作用効果を得ることができる。
本発明によるその他の特徴及び利点は、以下図面を用いた実施形態の説明により明らかになるだろう。
まず、本発明による色かぶり補正のための画像処理技術の原理を図1と図2を用いて説明する。
まず入力された撮影画像に色かぶりが生じていた場合、その色かぶり領域を選択する。見やすくするため、図1に示された撮影画像では選択された色かぶり領域には斜線が施され、その選択領域と非選択領域との境界線は太線で示されている。選択領域の画像特性、例えば濃度平均値、濃度最大値、濃度最小値、濃度ヒストグラム、濃度分散値などから、それ自体はよく知られたアルゴリズムから、図2に示されるような、この選択領域の色かぶりを補正するためのガンマ曲線である第1濃度変換曲線が生成される。さらに、非選択領域の画像特性から必要とされる濃度変換のための第2濃度変換曲線も生成されるが、ここで特別に非選択領域の濃度変換を必要としない場合は、いわゆる入力濃度値と出力濃度値が同じとなるいわゆる無変換のニュートラルな濃度変換曲線を選択することになるが、図2の例ではそのようなニュートラルな濃度変換曲線が第2濃度変換曲線として選択されている。次に、第1濃度変換曲線から第2濃度変換曲線に段階的に、移行する複数(ここでは9個)の補助濃度変換曲線が生成される。9個の補助濃度変換曲線は第1濃度変換曲線の形状から第2濃度変換曲線の形状へ徐々に変化していく曲線群であり、図2ではf(1)で表されている第1補助濃度変換曲線が最も第1濃度変換曲線の形状に近く、第2補助濃度変換曲線:f(2)から第9補助濃度変換曲線:f(9)にかけて第2濃度変換曲線の形状に近づいている。ここで、第1濃度変換曲線をf(0)で表し、第2濃度変換曲線をf(10)で表すと曲線:f(0)から曲線:f(10)の曲線群はモーフィング処理のような形態となっているのであるが、図2では、見やすさのため、第1濃度変換曲線:f(0)と第2濃度変換曲線:f(10)が点線で示され、補助濃度変換曲線のうち第1補助濃度変換曲線:f(1)と第2補助濃度変換曲線:f(2)と第9補助濃度変換曲線:f(9)だけが実線で示されている。
このような濃度変換曲線は、実際の画像処理では、濃度変換LUT(ルックアップテーブル)の形で生成されるのが一般的であり、ここでは、濃度変換曲線と濃度変換LUTは実質的に同義語であるとする。
図1に戻って説明を続けると、色かぶり領域が選択された撮影画像のデータから濃度変換曲線割り当てマップが作成されるが、この濃度変換曲線割り当てマップは撮影画像と同じ画像サイズ、つまり同じ画素数を有するものであり、その選択領域に属する画素には0が画素値として付与され、非選択領域に属する画素には、前述した補助濃度変換曲線の作成数がn個の場合n+1が画素値として付与される。図2で示した例ではn=9であるので非選択領域の画素値は10となる。このように選択領域の画素値に0を非選択領域の画素値に10を付与した濃度変換曲線割り当てマップが生成されると、これに対して平均化処理が施されるが、図1の例では3×3の移動平均フィルタがかけられる。平均化処理された濃度変換曲線割り当てマップは、図1から明らかなように選択領域と非選択領域との境界線領域にはグラデーションのように1から9までの数値が分布しており、境界線領域以外の選択領域には0が、境界線領域以外の非選択領域には10が分布している。
入力された撮影画像に対して色かぶり補正を行う場合には、前述のようにして得られた最終的な濃度変換曲線割り当てマップを用い、撮影画像の1つの画素を補正処理するためには、それに対応する濃度変換曲線割り当てマップの画素値(0〜10)に対応する濃度変換曲線が用いられる。つまり濃度変換曲線割り当てマップの画素値が0であればf(0)で表される第1濃度変換曲線が、1であればf(1)で表される第1補助濃度変換曲線が、同様にして、10であればf(10)で表される第2補助濃度変換曲線が用いられることになる。境界領域では隣り合う画素の補正に用いられる濃度変換曲線が良く類似しているので、補正後の画像において境界線が目立つといったことは劇的に抑制される。
なお、ここで処理される撮影画像はカラー画像であるので、各画素はR・G・Bといった色成分毎の濃度値を有し、上述のような濃度変換曲線を用いた補正処理は各色成分毎の処理が必要となるが、説明を簡単化するため、ここでは特定色の処理の形で説明している。実際には、濃度変換曲線は割り当てまでの処理は共通するが、画素値変換補正処理は各色成分毎に行われることになる。
次に、入力撮影画像において部分的に生じている色かぶりを補正する画像処理機能を採用した画像処理ユニットを搭載した写真プリント装置を説明する。図3はその写真プリント装置を示す外観図であり、この写真プリント装置は、印画紙Pに対して露光処理と現像処理とを行う写真プリンタとしてのプリントステーション1Bと、現像済み写真フィルム2aやデジタルカメラ用メモリカード2bなどの画像入力メディアから取り込んだ撮影画像を処理してプリントステーション1Bで使用されるプリントデータの生成・転送などを行う操作ステーション1Aとから構成されている。
この写真プリント装置はデジタルミニラボとも称せられるものであり、図4からよく理解できるように、プリントステーション1Bは2つの印画紙マガジン11に納めたロール状の印画紙Pを引き出してシートカッター12でプリントサイズに切断すると共に、このように切断された印画紙Pに対し、バックプリント部13で色補正情報やコマ番号などのプリント処理情報を印画紙Pの裏面に印字するとともに、プリント露光部14で印画紙Pの表面に撮影画像の露光を行い、この露光後の印画紙Pを複数の現像処理槽を有した処理槽ユニット15に送り込んで現像処理する。乾燥の後に装置上部の横送りコンベア16からソータ17に送られた印画紙P、つまり写真プリントPは、このソータ17の複数のトレイにオーダ単位で仕分けられた状態で集積される(図3参照)。
上述した印画紙Pに対する各種処理に合わせた搬送速度で印画紙Pを搬送するために印画紙搬送機構18が敷設されている。印画紙搬送機構18は、印画紙搬送方向に関してプリント露光部14の前後に配置されたチャッカー式印画紙搬送ユニット18aを含む複数の挟持搬送ローラ対から構成されている。
プリント露光部14には、副走査方向に搬送される印画紙Pに対して、主走査方向に沿って操作ステーション1Aからのプリントデータに基づいてR(赤)、G(緑)、B(青)の3原色のレーザ光線の照射を行うライン露光ヘッドが設けられている。処理槽ユニット15は、発色現像処理液を貯留する発色現像槽15aと、漂白定着処理液を貯留する漂白定着槽15bと、安定処理液を貯留する安定槽15cを備えている。
前記操作ステーション1Aのデスク状コンソールの上部位置には、写真フィルム2aの撮影画像コマから撮影画像データ(以下単に画像データと略称する)を2000dpiを超える解像度でもって取得することができるフィルムスキャナ20が配置されており、デジタルカメラ等に装着される撮影画像記録媒体2bとして用いられている各種半導体メモリやCD−Rなどから画像データを取得するメディアリーダ21は、この写真プリント装置のコントローラ3として機能する汎用パソコンに組み込まれている。この汎用パソコンには、さらに各種情報を表示するモニタ23、各種設定や調整を行う際に用いる操作入力部として利用される操作入力デバイスとしてのキーボード24やマウス25も接続されている。
この写真プリント装置のコントローラ3は、CPUを中核部材として、写真プリント装置の種々の動作を行うための機能部をハードウエア又はソフトウエアあるいはその両方で構築しているが、図5に示されているように、本発明に特に関係する機能部としては、フィルムスキャナ20やメディアリーダ21によって読み取られた画像データを取り込んで次の処理のために必要な前処理を行う画像入力部31と、各種ウインドウや各種操作ボタンなどを含むグラフィック操作画面の作成やそのようなグラフィック操作画面を通じてのユーザ操作入力(キーボード24やマウス25などによる)から制御コマンドを生成するグラフィックユーザインターフェース(以下GUIと略称する)を構築するGUI部33と、GUI部33から送られてきた制御コマンドや直接キーボード24等から入力された操作命令に基づいて所望のプリントデータを生成するために画像入力部31からメモリ30に転送された画像データに対する画像処理等を行うプリント管理部32と、色補正等のプレジャッジプリント作業時にプリントソース画像や予想仕上がりプリント画像としてのシミュレート画像さらにはGUI部33から送られてきたグラフィックデータをモニタ23に表示させるためのビデオ信号を生成するビデオ制御部35と、画像処理が完了した処理済み画像データに基づいてプリントステーション1Bに装備されているプリント露光部14に適したプリントデータを生成するプリントデータ生成部36と、顧客の要望に応じて生の画像データや画像処理が完了した処理済み画像データなどをCD−Rに書き込むための形式にフォーマットするフォーマッタ部37などが挙げられる。
画像入力部31は、撮影画像記録媒体がフィルム2aの場合プレスキャンモードと本スキャンモードとのスキャンデータを別々にメモリ30に送り込み、それぞれの目的に合わせた前処理を行う。また、撮影画像記録媒体がメモリカード2bの場合取り込んだ画像データにサムネイル画像データ(低解像度データ)が含まれている場合はモニタ23での一覧表示などの目的で使用するため撮影画像の本データ(高解像度データ)とは別にメモリ30に送り込むが、もしサムネイル画像データが含まれていない場合は本データから縮小画像を作り出してサムネイル画像データとしてメモリ30に送り込む。
プリント管理部32は、プリントサイズやプリント枚数などを管理するプリント注文処理ユニット60、メモリ30に展開された画像データに対して各種画像処理を施す画像処理ユニット80を備えている。
前述した画像処理ユニット70には本発明による技術を採用した色かぶり等の補正を行う濃度変換処理手段80やその他のフォトレタッチ機能を実現する手段が含まれている。この濃度変換処理手段80は、実質的にはプログラムとして画像処理ユニット70に実装されているが、図6に示すように、メモリ30に展開されるとともにモニタ23に表示されている入力撮影画像を見ながらのキーボード24やマウス25に対する操作入力によって決定されたコマンドに基づいて前記撮影画像の色かぶり等の濃度変換処理が必要な領域を選択領域として選択する領域選択部81と、その選択領域の画像特性からそれ自体は公知なアルゴリズムを用いて色かぶり補正のための第1濃度変換曲線を設定する第1濃度変換曲線設定部82と、選択領域外である非選択領域のための第2濃度変換曲線を設定する第2濃度変換曲線設定部83と、第1濃度変換曲線から第2濃度変換曲線に段階的に移行する複数の補助濃度変換曲線を生成する補助濃度変換曲線生成部84と、選択領域と非選択領域と境界領域のうち選択領域側の画素に関して選択領域と非選択領域との境界線から遠い画素ほど第1濃度変換曲線に近似する補助濃度変換曲線を割り与えるとともに、非選択領域側の画素に関して境界線から遠い画素ほど第2濃度変換曲線に近似する補助濃度変換曲線を割り与え、かつ境界領域以外の選択領域に属する画素には第1濃度変換曲線を割り与えるとともに、境界領域以外の前記非選択領域に属する画素には第2濃度変換曲線を割り与える濃度変換曲線割り当て部85と、割り与えられた濃度変換曲線に基づいて入力撮影画像の画素値を変換することにより撮影画像の色かぶりなどの濃度不調を補正する濃度補正部86とを備えている。
さらに、この実施の形態では、濃度変換曲線割り当て部85は、図1と図2を用いて説明したように機能するので、撮影画像と同じサイズを有する濃度変換曲線割り当てマップを生成するとともに、それらの前記選択領域に対応する領域に属する画素には0を前記非選択領域に対応する領域に属する画素には補助濃度変換曲線生成部84で生成された補助濃度変換曲線の個数をn(n>1を満たす整数)としてn+1を付与する濃度変換曲線割り当てマップ作成部85aと、0とn+1の画素値を付与された濃度変換曲線割り当てマップに対して平均化処理、例えば3×3移動平均フィルタ処理を施す平均化処理部85bが備えられている。平均化処理された濃度変換曲線割り当てマップを用いて濃度変換曲線割り当て部85は、その画素値である0〜n+1の値に合わせて、f(0)〜f(n+1)で示される各濃度変換曲線(前述したようにf(0)は第1濃度変換曲線を意味し、f(n+1)は第2濃度変換曲線を意味し、f(1)〜f(n)は第1から第nまでの補助変換曲線を意味する)を補正処理に割り与える。
このように構成された濃度変換処理手段80による色かぶり等の濃度不調のための画像処理の手順を以下に説明する。なお、処理対象となる撮影画像の各画素はR・G・Bといった色成分毎の濃度値を有するので、各色成分毎の処理が必要となるが、説明を簡単化するため、ここでも特定色の処理の形でこの処理を説明する。
この画像処理の流れは、図7に示されているが、まず、フィルムスキャナ20やメディアリーダ21を通じて撮影画像、詳しくは撮影画像のデジタル画像データを取り込んでメモリ30に展開する(#01)。モニタ23に表示された撮影画像を見ながら、色かぶり等の濃度不調の領域を選択する(#02)。なお、この領域選択は、オペレータが全ての濃度不調領域の輪郭線をマウス等でドラッグする完全手動方式や、オペレータが濃度不調領域内の1点を指示するだけであとは所定のアルゴリズムで濃度不調領域を選択する半自動方式や、全てを自動的に行う完全自動方式のいずれで行われても良い。
いずれにせよ、領域選択が終了すると、この選択領域の画像特性から色かぶり補正のための第1濃度変換曲線が設定され(#03)、選択領域外である非選択領域の画像特性から必要に応じた第2濃度変換曲線が設定される(#04)。なお、非選択領域の画像に対して濃度変換補正が必要ない場合、前述したニュートラルな濃度無変換曲線をダミー的に設定するとよい。次に、第1濃度変換曲線から第2濃度変換曲線に段階的に移行するn個の補助濃度変換曲線が生成される(#05)。補助濃度変換曲線の個数nは前設定されていてもよいし、設定された第1濃度変換曲線と第2濃度変換曲線の形状の相違度から算定してもよい。n個の補助濃度変換曲線が生成されると、濃度変換曲線割り当てマップが作成され、選択領域に対応する領域の画素には0が付与されるとともに非選択領域に対する領域の画素にはn+1が付与された濃度変換曲線割り当てマップが生成される(#06)。さらに、この濃度変換曲線割り当てマップに対してm×m(好ましくは3×3又は5×5)の移動平均フィルタで平均化処理を行う(#07)。
平均化処理が施された濃度変換曲線割り当てマップが得られると、メモリ30に展開された撮影画像に対する実際の濃度変換処理が開始される。まず、撮影画像から順次注目画素を選択し(#08)、この注目画素の画素位置に対応する濃度変換曲線割り当てマップの画素の画素値を読み取り、その読み取り値が「k」(kは0〜nまでの整数)であればf(k)で表される濃度変換曲線を選ぶように読み取り値に対応する濃度変換曲線を決定し(#09)、この濃度変換曲線を用いて画素値を変換し(#10)、新たな画素値を補正画像エリアの該当するアドレスに書き込む(#11)。撮影画像を構成する全ての画素の濃度変換が完了するまでステップ#08〜ステップ#11のルーチンを繰り返し、全ての画素の濃度変換が完了すると(#12Yes分岐)、補正画像エリアの画素値で入力撮影画像の画素値を書き換えて(#13)、この処理を終了する。
上述した実施の形態では、最初に濃度変換曲線割り当てマップの画素には「0」と「n+1」を付与するように構成していたが、第1・第2濃度変換曲線と複数の補助濃度変換曲線が本発明の意味においてリンク付けされるならば、どのような数値を使用してもよい。また、選択領域と非選択領域の間の境界領域の各画素に対する第1・第2濃度変換曲線と複数の補助濃度変換曲線の割り当て方法は、非選択領域側の画素に関して境界線から遠い画素ほど第2濃度変換曲線に近似する補助濃度変換曲線を割り与え、かつ境界領域以外の選択領域に属する画素には第1濃度変換曲線を割り与えるとともに、境界領域以外の非選択領域に属する画素には第2濃度変換曲線を割り与える趣旨に外れない限り、種々の方法を採用することができる。
上述した実施の形態では、本発明による色かぶりを補正する画像処理技術は、印画紙Pに対し、露光エンジンを備えたプリント露光部14で撮影画像の露光を行い、この露光後の印画紙Pを複数の現像処理する、いわゆる銀塩写真プリント方式の写真プリント装置に採用されていたが、もちろん、例えば、フィルムや紙にインクを吐出して画像を形成するインクジェットプリント方式や感熱転写シートを用いた熱転写方式など、種々の写真プリント装置にも採用することができる。
また、本願明細書では、色かぶりという語句は撮影画像における種々の濃度不調を表現する広い意味で用いられている。
本発明による色かぶり補正画像処理技術を模式的に説明する説明図 本発明による色かぶり補正抑制画像処理技術を模式的に説明する説明図 本発明による色かぶり補正画像処理技術を採用した画像処理ユニットを搭載した写真プリント装置の外観図 写真プリント装置のプリントステーションの構成を模式的に示す模式図 写真プリント装置のコントローラ内に構築される機能要素を説明する機能ブロック図 濃度変換処理手段の機能構成を示す機能ブロック図 色かぶり等の濃度不調のための画像処理の手順を示すフローチャート
符号の説明
20:フィルムスキャナ
30:メモリ
70:画像処理ユニット
80:濃度変換処理手段
81:領域選択部
82:第1濃度変換曲線設定部
83:第2濃度変換曲線設定部
84:補助濃度変換曲線生成部
85:濃度変換曲線割り当て部
86:濃度補正部
85a:濃度変換曲線割り当てマップ作成部
85b:平均化処理部

Claims (5)

  1. 複数の画素から構成される撮影画像において部分的に生じている色かぶりを補正する画像処理方法において、
    前記撮影画像の色かぶり領域を選択領域として選択するステップと、
    前記選択領域の画像特性から色かぶり補正のための第1濃度変換曲線を設定するステップと、
    前記選択領域外である非選択領域のための第2濃度変換曲線を設定するステップと、
    前記第1濃度変換曲線から前記第2濃度変換曲線に段階的に移行するn(n>1を満たす整数)個の補助濃度変換曲線を生成するステップと、
    前記撮影画像と同数の画素を有し、前記選択領域に対応する画素の画素値が0であり前記非選択領域に対応する画素の画素値がn+1である濃度変換曲線割り当てマップを作成するステップと、
    当該濃度変換曲線割り当てマップに対して平均化フィルタ処理を施すステップと、
    前記撮影画像の各々の前記画素に対して、前記平均化フィルタ処理された濃度変換曲線割り当てマップの対応する画素値(0〜n+1)に応じて、前記第1濃度変換曲線から前記補助濃度変換曲線を経て前記第2濃度変換曲線に至る濃度変換曲線を順次割り与えるステップと、
    前記割り与えられた濃度変換曲線に基づいて前記画素の画素値を変換することにより前記撮影画像の色かぶりを補正するステップと、
    からなることを特徴とする画像処理方法。
  2. 前記第2濃度変換曲線は入力濃度値と出力濃度値が同一である無変換曲線であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  3. 前記第2濃度変換曲線は前記非選択領域の画像特性から要求される濃度補正のためのものであることを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  4. 複数の画素から構成される撮影画像において部分的に生じている色かぶりを補正するため、
    色かぶり領域として選択された前記撮影画像の選択領域の画像特性から色かぶり補正のための第1濃度変換曲線を設定する機能と、
    前記選択領域外である非選択領域のための第2濃度変換曲線を設定する機能と、
    前記第1濃度変換曲線から前記第2濃度変換曲線に段階的に移行するn(n>1を満たす整数)個の補助濃度変換曲線を生成する機能と、
    前記撮影画像と同数の画素を有し、前記選択領域に対応する画素の画素値が0であり前記非選択領域に対応する画素の画素値がn+1である濃度変換曲線割り当てマップを作成する機能と、
    当該濃度変換曲線割り当てマップに対して平均化フィルタ処理を施す機能と、
    前記撮影画像の各々の前記画素に対して、前記平均化フィルタ処理された濃度変換曲線割り当てマップの対応する画素値(0〜n+1)に応じて、前記第1濃度変換曲線から前記補助濃度変換曲線を経て前記第2濃度変換曲線に至る濃度変換曲線を順次割り与える機能と、
    前記割り与えられた濃度変換曲線に基づいて前記画素の画素値を変換することにより前記撮影画像の色かぶりを補正する機能と、をコンピュータに実現させる画像処理プログラム。
  5. 複数の画素から構成される撮影画像において部分的に生じている色かぶりを補正する画像処理装置において、
    前記撮影画像の色かぶり領域を選択領域として選択する領域選択部と、
    前記選択領域の画像特性から色かぶり補正のための第1濃度変換曲線を設定する第1濃度変換曲線設定部と、
    前記選択領域外である非選択領域のための第2濃度変換曲線を設定する第2濃度変換曲線設定部と、
    前記第1濃度変換曲線から前記第2濃度変換曲線に段階的に移行するn(n>1を満たす整数)個の補助濃度変換曲線を生成する補助濃度変換曲線生成部と、
    前記撮影画像と同数の画素を有し、前記選択領域に対応する画素の画素値が0であり前記非選択領域に対応する画素の画素値がn+1である濃度変換曲線割り当てマップに対して平均化フィルタ処理を施し、前記撮影画像の各々の前記画素に対して、前記平均化フィルタ処理された濃度変換曲線割り当てマップの対応する画素値(0〜n+1)に応じて、前記第1濃度変換曲線から前記補助濃度変換曲線を経て前記第2濃度変換曲線に至る濃度変換曲線を順次割り与える濃度変換曲線割り当て部と、
    前記割り与えられた濃度変換曲線に基づいて前記画素の画素値を変換することにより前記撮影画像の色かぶりを補正する濃度補正部と、
    からなることを特徴とする画像処理装置。
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