JP4655211B2 - コントラスト補正に用いられる補正特性の生成方法と生成プログラムと生成モジュール - Google Patents

コントラスト補正に用いられる補正特性の生成方法と生成プログラムと生成モジュール Download PDF

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Description

本発明は、カラー撮影画像のデジタル化によって得られたカラー撮影画像データのためのコントラスト補正に用いられる補正特性の生成方法と、その方法をコンピュータに実行させるプログラムと、その方法を実施するコントラスト補正特性生成モジュールに関する。
現在、写真プリント業界では、写真フィルムに形成された撮影画像をフィルムスキャナを用いてデジタル化して得られた撮影画像データや、デジタルカメラなどのデジタル撮影機器によって直接撮影画像をデジタル化して得られた撮影画像データに濃度補正や色補正などの画像処理を施した後これをプリントデータに変換し、このプリントデータに基づいてプリント露光ユニットを駆動して、撮影画像を感光材料(印画紙)に焼き付けるデジタル写真処理技術が主流である。
その際、例えば、撮影画像が形成されている写真フィルムを測光して得られる各コマごとのR(赤)・G(緑)・B(青)のカラー画像データに基づいて画質の良好な画像を感光材料に焼き付けるために行われるコントラスト補正処理では、上記RGBのカラー画像データに基づいて得られる輝度データを変更することで、元の画像の明暗が補正される。以下、従来のコントラスト補正処理について具体的に説明する。
まず、写真フィルムの撮影画像コマに光を照射して透過光をRGBごとに光電変換ユニットで取り込み、得られたカラー撮影画像データに基づいて輝度データを各画素ごとに求める。このカラー画像データから輝度データを算出する方法として、各画素の各色の濃度値をそれぞれR、G、B、当該画素の輝度値をYとすると、
Y=(R+G+B)/3、あるいは
Y=0.299*R+0.587*G+0.144*B
が知られている。
上記いずれかの方法又は別な方法で求められた輝度値Yからなる輝度データに対して、コントラスト補正直線を用いてコントラスト補正が施される。
このコントラスト補正の強度はコントラスト補正曲線の傾きによって決まるため、カラー撮影画像データの濃度ヒストグラムなどに基づいて適正に調整されるが、同一の傾きをもつコントラスト補正直線でもって輝度データの全領域を一律に補正するため、アンダーシーンやオーバーシーンに対しては適正なコントラストにはならないという不都合があった。つまり、例えば、元の画像における中間調部の階調性が弱い(階調の変化があまりない)場合には、中間調部ではそのような階調をなるべく維持したまま、他の低輝度部や高輝度部のコントラストを補正することが望まれる。しかし、従来のような一律なコントラスト補正だと、中間調部のコントラストが強調されることにより、画像全体としての画質が劣化する。また、写真フィルムに記録された撮影画像としては、例えば、逆光シーンや、ストロボシーンなど様々なシーンにて撮影された撮影画像がある。したがって、各シーンごとにコントラストの良好な撮影画像を得るためには、例えば、各シーンごとにコントラスト補正直線の傾きを変化させることも考えられる。しかし、この場合、コントラスト補正直線をどのくらい傾けるかを、各シーンごとに設定入力する必要があり、コントラスト補正に手間がかかる。また、設定入力を適切にできるか否かは、オペレータの経験に大きく依存しており、誰でも簡単に設定入力できるものではない。
このような問題を解決するため、アンダーシーンやオーバーシーンについてはノーマルシーンとは別のコントラスト補正アルゴリズムを使用することが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。このコントラスト補正アルゴリズムでは、撮影画像を構成する各画素の異なる色ごとのカラー撮影画像データに基づいて第1輝度データを各画素ごとに生成し、この第1輝度データの取り得る値の範囲を低領域、中間領域、高領域に分けたときに、低領域および高領域に属する第1輝度データのみを変更し、中間領域の第1輝度データと合わせて第2輝度データを生成し、その際、低領域の第1輝度データを変更前よりも大きな値となるように変更する一方、高領域の第1輝度データを変更前よりも小さな値となるように変更している。つまり、このコントラスト補正技術では、コントラスト補正直線の低領域部分の傾きを中間領域部分の傾きより鋭くするとともに、高領域部分の傾きを中間領域部分の傾きより緩やかにしている。しかしながら、中間領域部分の傾きより変化させる傾きの度合いを決定するのが問題である。例えばそれを輝度データのヒストグラムなどを考慮して行うにしても、ノーマルシーンだけではなくアンダーシーンやオーバーシーンも十分に補正することは難しい。
特開2003−92682号公報(段落番号0002−0015、0071−0098、図1,図6)
上記実状に鑑み、本発明の課題は、アンダーシーンやオーバーシーンも適切なコントラスト補正が可能なコントラスト補正特性(例えばコントラスト補正直線)を生成する技術を提供することである。
上記課題を解決するため、カラー撮影画像のデジタル化によって得られたカラー撮影画像データのためのコントラスト補正に用いられる補正特性を生成する本発明の方法は、前記カラー撮影画像データの濃度値から輝度値を算出するステップと、前記カラー撮影画像データの所定色の濃度値と前記輝度値との間の相関関係を少なくとも中間領域を含む複数の領域にわたって表している第1補正特性を算定するステップと、前記中間領域における予め与えられている基本特性に前記第1補正特性の前記中間領域の部分を一致させるように修正するとともに前記第1補正特性の残りの部分を前記中間領域の修正に基づいて修正することで第2補正特性を生成するステップと、前記第2補正特性を前記コントラスト補正に用いられる補正特性として出力するステップとからなる。
この方法では、コントラスト補正の対象となる撮影画像のカラー撮影画像データから算出された輝度値とこのカラー撮影画像データの所定の1色の濃度値との相関関係を中間領域を含む複数の領域別(例えば低領域と中間領域と高領域)で求めて、その相関関係を第1補正特性とする。この際、選ばれる1色はG・B・Rのうち最も輝度値との相関関係が高いものが好ましい。いずれにしても、このようにして得られた第1補正特性は中間領域を含む複数の領域で輝度値と選ばれた色の濃度値の関係が最適にされたものであるので、中間調のコントラストのみならずそれ以外のアンダーないしはオーバー階調のコントラストも整えることを可能にする。しかしながら、この第1補正特性は特定の選ばれた1色の濃度値と輝度値を合わせただけであり、G・B・Rの全ての色の濃度値と輝度値の最適な関係を表しているわけではない。ここで、ほとんどの撮影画像において、中間領域では、基準フィルム特性などとして予め実験的かつ経験的に求められている基本特性を適用できることが知られているので、第1補正特性の中間領域の部分をこの基本特性の中間領域部分である基本特性に合わせる修正を行い、この修正に基づいてさらに第1補正特性の残りの領域の部分を修正して第2補正特性を作り出す。これにより、第2補正特性の中間領域は予め求められている実績のある基本特性の輝度値と濃度値の関係が利用されているのに対して、中間領域以外の領域はコントラスト補正の対象となっている撮影画像データの1色から直接統計的に算定された輝度値と濃度値の関係が強く影響しているしていることになる。従って、この第2補正特性を用いてコントラスト補正された撮影画像は中間調のコントラストのみならずそれ以外のアンダーないしはオーバー階調のコントラストが適切に表現されたものとなる。
なお、第1補正特性は、中間領域を含む各領域毎に部分的な補正特性を生成してからこれらの部分的な補正特性を統合して作り出してもよいし、一度に全領域にわたってその特性を回帰分析などを通じて生成して第1補正特性としてもよい。また、第1補正特性を修正して第2補正特性を生成する過程においても、第1補正特性の中間領域の部分を基本特性に一致させるように修正すると同時にその修正を全領域に及ぼすことで第2補正特性を生成してもよいし、中間領域に対する修正量をパラメータとして個々に導き出される各領域の修正量(中間領域に対する修正量と同じでもよいし所定の関数で変更させてもよい)でもって第1補正特性の残りの領域を修正することで最終的な第2補正特性を生成してもよい。
G・B・Rの主要色のうち最も輝度成分を多くもっているので緑色であることがよく知られている。このため、本発明の好適な実施形態の1つでは第1補正特性を算定するステップで用いられる所定色の撮影画像データを緑色撮影画像データとしている。もしこの第1補正特性算定ステップで用いられる所定色を予め決めない構成では、G・B・Rの全てで濃度値と輝度値との相関度を求めて、最も相関度が高い色を所定色と設定するようにするとよい。
濃度値と輝度値の相関を表している第1補正特性の最も簡単で便利な態様は直線関係式である。つまり、第1補正特性を中間領域を含む複数の領域毎に設定された補正直線の集まりである補正直線として取り扱い、補正特性を補正直線の傾きと定義するなら、第1補正特性の修正も当該直線の傾きの修正だけで済む。このため、本発明の好適な実施形態の1つでは、第1補正特性は中間領域で算定された中間領域第1補正直線を含む複数の領域別に算定された補正直線夫々の傾きであり、前記基本特性は基本直線の傾きであり、前記中間領域の修正の修正量は前記中間領域第1補正直線の傾きを前記基本直線の傾きに一致させるための比率とされる。
本発明による方法によって生成されるコントラスト補正のための補正特性(補正直線)は、従来から知られているフィルム特性曲線やフィルムスキャナによるデジタル化特性を考慮すると、写真フィルムからフィルムスキャナによって取得されるカラー撮影画像データに対して、特に効果的である。このため、本発明による好適な実施形態の1つでは、デジタル化はフィルムスキャナによって行われるものであり、前記基本補正直線の傾きは標準フィルムの特性曲線のラチチュード部分の傾きである。
冒頭部で記載したように、カラー撮影画像データの濃度値G・B・Rから輝度値Yを導く式として、 Y=(R+G+B)/3やY=0.299*R+0.587*G+0.144*Bなどが知られているが、特に前者の変換式が採用されている画像処理系では後者の変換式のような色別の重み演算が含まれていないので、本発明による方法の効果が高い。
本発明では、上述したコントラスト補正に用いられる補正特性の生成方法をコンピュータに実行させるプログラムやそのプログラムを記録した媒体も権利の対象とするものである。
さらに、本発明では、上述したコントラスト補正に用いられる補正特性の生成方法を実施するコントラスト補正特性生成モジュールも権利の対象としており、そのようなモジュールは、カラー撮影画像データの濃度値から輝度値を算出する輝度データ算出部と、カラー撮影画像データの所定色の濃度値と前記輝度値との相関関係を少なくとも中間領域を含む複数の領域にわたって表している第1補正特性を算定する相関特性解析部と、前記中間領域における予め与えられている基本特性に前記第1補正特性の前記中間領域の部分を一致させるように修正するとともに前記第1補正特性の残りの部分を前記中間領域の修正に基づいて修正することで第2補正特性を生成する補正特性生成部と、前記第2補正特性を前記コントラスト補正に用いられる補正特性として出力する補正特性出力部とから構成されている。当然ながら、このようなコントラスト補正特性生成モジュールも上述したコントラスト補正特性生成方法で述べたすべての作用効果を得ることができ、さらに上述した好適な実施形態を組み込むことも可能である。
また、ここで使われている補正特性や補正直線なる用語は数学的な補正曲線や補正直線に限定して解釈されるのではなく、その実体は、離散的な補正曲線や補正直線であってもよいし、ソフトウエアにおいてよく用いられるテーブル化された抽出可能なデータ群で定義されるものであってもよいし、ソフトウエア的に又はハードウエア的にあるいはその両方の意味において入力値を出力値に補正変換する特性を特定する全てのデータ構造体を意味するものである。
本発明によるその他の特徴及び利点は、以下図面を用いた実施形態の説明により明らかになるだろう。
本発明による、カラー撮影画像のデジタル化によって得られたカラー撮影画像データ(以下単に画像データと略称する)のためのコントラスト補正に用いられる補正特性の生成技術の実施形態について、図面に基づいて説明する。なお実施形態ではコントラスト補正に用いられる補正特性は直線で表され、その傾きでコントラスト補正度を規定する補正直線とするが、直線以外の曲線で示される補正特性などが本発明で除外されているわけではない。
図1は本発明によるコントラスト補正直線を生成する技術を採用した写真プリント装置を示す外観図であり、この写真プリント装置は、印画紙Pに対して露光処理と現像処理とを行う写真プリンタとしてのプリントステーション1Bと、現像済み写真フィルム2aやデジタルカメラ用メモリカード2bなどの画像入力メディアから取り込んだ撮影画像を処理してプリントステーション1Bで使用されるプリントデータの生成・転送などを行う操作ステーション1Aとから構成されている。
この写真プリント装置はデジタルミニラボとも称せられるものであり、図2からよく理解できるように、プリントステーション1Bは2つの印画紙マガジン11に納めたロール状の印画紙Pを引き出してシートカッター12でプリントサイズに切断すると共に、このように切断された印画紙Pに対し、バックプリント部13で色補正情報やコマ番号などのプリント処理情報を印画紙Pの裏面に印字するとともに、プリント露光部14で印画紙Pの表面に撮影画像の露光を行い、この露光後の印画紙Pを複数の現像処理槽を有した処理槽ユニット15に送り込んで現像処理する。乾燥の後に装置上部の横送りコンベア16からソータ17に送られた印画紙P、つまり写真プリントPは、このソータ17の複数のトレイにオーダ単位で仕分けられた状態で集積される(図1参照)。
上述した印画紙Pに対する各種処理に合わせた搬送速度で印画紙Pを搬送するために印画紙搬送機構18が敷設されている。印画紙搬送機構18は、印画紙搬送方向に関してプリント露光部14の前後に配置されたチャッカー式印画紙搬送ユニット18aを含む複数の挟持搬送ローラ対から構成されている。
プリント露光部14には、副走査方向に搬送される印画紙Pに対して、主走査方向に沿って操作ステーション1Aからのプリントデータに基づいてR(赤)、G(緑)、B(青)の3原色のレーザ光線の照射を行うライン露光ヘッドが設けられている。処理槽ユニット15は、発色現像処理液を貯留する発色現像槽15aと、漂白定着処理液を貯留する漂白定着槽15bと、安定処理液を貯留する安定槽15cを備えている。
前記操作ステーション1Aのデスク状コンソールの上部位置には、写真フィルム2aの撮影画像コマから撮影画像データ(以下単に画像データと略称する)を取得するフィルムスキャナ20が配置されており、デジタルカメラ等に装着される撮影画像記録媒体2bとして用いられている各種半導体メモリやCD−Rなどから画像データとしての撮影画像を取得するメディアリーダ21は、この写真プリント装置のコントローラ3として機能する汎用パソコンに組み込まれている。この汎用パソコンには、さらに各種情報を表示するモニタ23、各種設定や調整を行う際に用いる操作入力部として利用されるポインティングデバイスとしてのキーボード24やマウス25も接続されている。
この写真プリント装置のコントローラ3は、CPUを中核部材として、写真プリント装置の種々の動作を行うための機能部をハードウエア又はソフトウエアあるいはその両方で構築しているが、図3に示されているように、本発明に特に関係する機能部としては、スキャナ20やメディアリーダ21によって読み取られた撮影画像を取り込んで次の処理のために必要な前処理を行う画像入力部31と、各種ウインドウや各種操作ボタンなどを含むグラフィック操作画面の作成やそのようなグラフィック操作画面を通じてのユーザ操作入力(キーボード24やマウス25などによる)から制御コマンドを生成するグラフィックユーザインターフェース(以下GUIと略称する)を構築するGUI部33と、GUI部33から送られてきた制御コマンドや直接キーボード24等から入力された操作命令に基づいて所望のプリントデータを生成するために画像入力部31からメモリ30に転送された撮影画像に対するコントラスト補正や濃度補正さらには色補正等を行う画像管理部32と、色補正等のプレジャッジプリント作業時にプリントソース画像や予想仕上がりプリント画像としてのシミュレート画像さらにはGUI部33から送られてきたグラフィックデータをモニタ23に表示させるためのビデオ信号を生成するビデオ制御部35と、画像処理が完了した処理済み画像データに基づいてプリントステーション1Bに装備されているプリント露光部14に適したプリントデータを生成するプリントデータ生成部36と、顧客の要望に応じて元の撮影画像や画像処理が完了した撮影画像を画像データとしてCD−Rに書き込むための形式にフォーマットするフォーマッタ部37などが挙げられる。
画像入力部31は、撮影画像記録媒体がフィルム2aの場合プレスキャンモードと本スキャンモードとのスキャンデータを別々にメモリ30に送り込み、それぞれの目的に合わせた前処理を行う。また、撮影画像記録媒体がメモリカード2bの場合取り込んだ撮影画像の画像データにサムネイル画像データ(低解像度データ)が含まれている場合はこのデータをモニタ23での一覧表示などの目的で使用するため撮影画像の本データ(高解像度データ)とは別にメモリ30に送り込むが、もしサムネイル画像データが含まれていない場合は本データから縮小画像を作り出して低解像度画像データとしてメモリ30に送り込む。
なお、コントラスト補正に用いられるコントラスト補正直線の生成のために使用する画像データとして、一般には低解像度画像データが用いられるが、処理速度に余裕がありより精度の高いコントラスト補正直線の生成を望む場合やプレスキャンをやめて本スキャンだけで画像データを取得する場合では高解像度画像データが用いられる。
画像管理部32は、メモリ30に展開された(低解像度の)画像データを利用してコントラスト補正特性としてのコントラスト補正直線を生成するコントラスト補正特性生成モジュール40と、このコントラスト補正特性生成モジュール40で生成されたコントラスト補正直線を用いて画像データのコントラストを補正するコントラスト補正モジュール50と、画像データの濃度を補正する濃度補正モジュール60と、濃度補正された画像データに対して色補正やフィルタリング(ぼかしやシャープネスなど)などの画像処理を施す画像処理モジュール70を備えている。
図4に示すように、コントラスト補正特性生成モジュール40は、画像データの濃度値から輝度値:Yを算出する輝度データ算出部41と、画像データの緑色の濃度値:Gと輝度値Yとの相関関係を少なくとも中間領域を含む複数の領域別で(この実施形態では極低領域と低領域と中間領域と高領域と極高領域で)表す第1補正特性としての第1補正直線を算定する相関特性解析部42と、基本特性格納部43に予め設定されている基本特性としての基本補正直線の傾きに前記第1補正直線の中間領域の直線部分である中間領域第1補正直線の傾きを一致させる修正量で修正するとともに第1補正直線の残りの領域の直線の傾きを前記修正量で修正することで第2補正特性としての第2補正直線を生成する補正特性生成部44と、この補正特性生成部44によって生成された第2補正直線をそのままで或いはさらに修正してコントラスト補正に用いられる補正特性としてのコントラスト補正直線としてコントラスト補正モジュール50に転送する補正特性出力部45とを備えている。これらの機能部はプログラムによって実現されている。なお、カラー写真フィルム2aからフィルムスキャナ20を用いてデジタル化された撮影画像の画像データに対するコントラスト補正処理を取り扱う場合、基本特性格納部43に予め設定されている基本特性としての基本補正直線の傾きとしては、写真フィルムによって規定されているフィルム特性である基本補正直線の中間調の直線部分(ラチチュード部分)の傾きに対応したものを用い、デジタルカメラなどによる画像データの場合は別に設定された傾きを利用することになる。
この実施形態においては、メモリ30に展開された画像データの濃度ヒストグラムや分散等の統計学的解析部46による解析結果に基づいて補正特性生成部44によって生成された第2補正直線をさらに修正する最終補正部47が備えられている。最終補正部47は、例えば、露出ミスによる露出不足や露出過多、また逆光やストロボ等の撮影失敗といった撮影者の意図に反する画質不良の補正を主に行うものである。このような補正は、補正特性生成部44によって生成された基本的な第2補正直線の低領域や高領域の直線部の傾きを調整することで実現できる。
さらに図4に示されているように、コントラスト補正モジュール50は、コントラスト補正特性生成モジュール40から転送されてきたコントラスト補正直線を設定格納しているコントラスト補正特性テーブル51と、このコントラスト補正特性テーブル51に格納しているコントラスト補正直線を用いて高解像度の画像データに対するコントラスト補正を実行するコントラスト補正部52からなる。この濃度補正部51もプログラムによって実現されるとともに、濃度補正曲線テーブル52はルックアップテーブルといったデータ構造体によって実現されるが、本発明はこれに限定しているわけではない。
上述したようなコントラスト補正特性生成モジュール40とコントラスト補正モジュール50によるコントラスト補正直線の生成とコントラスト補正の典型的な処理の説明とその流れを図5〜図8を用いて説明する。
まず、写真プリント目的で持ち込まれたカラー写真フィルム2aを現像した後、フィルムスキャナ20を通じてデジタル化した画像データを画像入力部31を介してメモリ30に展開する(#01)。輝度データ算出部41が、展開された画像データを利用して、各画素の濃度値:G、B、Rからその輝度値:Yを次式、
Y=(R+G+B)/3
で算出する(#02)。
次いで、相関特性解析部42が、算出された輝度値:Yと画像データのうちの緑色の濃度値:Gを用いて相関分布をとる(#03)。この相関分布の一例が図6に示されている。ここで、輝度値は図で示されているように、中間領域を中心として、その前後に低領域と高領域、さらに極低領域と極高領域に区分けされている。相関特性解析部42は、5つに区分けされた各領域における相関分布からそれぞれの回帰直線、正確には回帰直線式を算定し(#04)、図7から理解できるように、各領域の回帰直線を組み合わせて全領域の回帰直線、つまり第1補正直線を生成する(#05)。
この第1補正直線の各傾きは写真プリントの対象となっている写真フィルム2aから取得した画像データの緑成分だけに順応したものである。従って、元々良好な直線性を示す中間領域の直線部分は写真フィルムによって規定されているフィルム特性である基本補正直線の中間調の直線部分(ラチチュード部分)の傾きを用いた方がG・B・Rの全てに適応することになり好都合である。このため、補正特性生成部45は、基本特性格納部43から読み出された基本補正直線の傾き:αに前記第1補正直線の中間領域の直線部分である中間領域第1補正直線の傾き:β1を一致させる修正を行い(#06)、さらにその修正で用いられた修正量である修正比率:K=α/β1を残りの領域の第2補正直線の傾き:β2〜β5に乗じることで残りの領域の直線部分も修正し、全領域の修正された直線部分を組み合わせることで第2補正直線を生成する(#07)。この第2補正直線が作り出される過程が図8で図解されている。
さらに、補正特性生成部45で生成された第2補正直線は、前述した最終補正部47でさらに修正される(#08)。修正された第2補正直線は、最終的なコントラスト補正直線として補正特性出力部45からコントラスト補正モジュール50に出力される(#09)。補正特性出力部45から出力されたコントラスト補正直線がコントラスト補正特性格納部51に設定されると(#10)、コントラスト補正部52はこのコントラスト補正直線を用いてメモリ30に展開されている高解像度の画像データに対してコントラスト補正を実行する(#11)。
上記説明では、第1補正直線(又は曲線)から第2補正直線(又は曲線)を作り出す際に、第1補正直線(又は曲線)を各領域毎に区分けしてそれぞれの補正直線(又は曲線)部分に対して修正を施し、最終的な第2補正直線(又は曲線)を作り出していたが、第1補正直線(又は曲線)の中間領域の傾きを基本補正直線(又は曲線)の傾きに合わせるように第1補正直線(又は曲線)全体を回転させて第2補正直線(又は曲線)を作り出すことも本発明の好適な実施形態の1つである。
上述した実施の形態では、カラー写真フィルム2aからフィルムスキャナ20を用いてデジタル化された撮影画像の画像データに対するコントラスト補正処理の一環として本発明の技術を説明したが、デジタルカメラなどによって直接デジタル化された撮影画像の画像データに対しても本発明は適用可能であり、その際は、例えば基本特性格納部43に格納される基本特性としてはフィルム特性に基づくものではなくデジタルカメラ独自の基本的な輝度−濃度特性に基づくものが用いられることになる。
上述した説明でのプリントステーション1Bは、印画紙Pに対し、露光エンジンを備えたプリント露光部14で撮影画像の露光を行い、この露光後の印画紙Pを複数の現像処理する、いわゆる銀塩写真プリント方式を採用していたが、もちろん、本発明による濃度補正曲線決定技術を用いているプリントステーション1Bは、このような方式に限定されるわけではなく、例えば、フィルムや紙にインクを吐出して画像を形成するインクジェットプリント方式や感熱転写シートを用いた熱転写方式など、種々の写真プリント方式を採用可能である。
本発明によるコントラスト補正特性生成技術を採用した写真プリント装置の外観図 写真プリント装置のプリントステーションの構成を模式的に示す模式図 写真プリント装置のコントローラ内に構築される機能要素を説明する機能ブロック図 コントラスト補正特性生成モジュールの機能構成を示す機能ブロック図 コントラスト補正直線の生成とコントラスト補正の典型的な処理の流れを示すフローチャート 輝度値:Yと緑色の濃度値:Gとの相関分布図 各領域における相関分布から求められた回帰直線を組み合わせて作り出された第1補正直線を示す説明図 第2補正直線が作り出される過程を図解している説明図
符号の説明
30:メモリ
40:コントラスト補正特性生成モジュール
41:輝度データ算出部
42:相関特性解析部
43:基本特性格納部
44:補正特性生成部
45:補正特性出力部
46:統計学的解析部
47:最終補正部
50:コントラスト補正モジュール
51:コントラスト補正特性テーブル部
52:コントラスト補正部
60:濃度補正モジュール

Claims (7)

  1. カラー撮影画像のデジタル化によって得られたカラー撮影画像データのためのコントラスト補正に用いられる補正特性の生成方法において、
    前記カラー撮影画像データの濃度値から輝度値を算出するステップと、
    前記カラー撮影画像データの所定色の濃度値と前記輝度値との間の相関関係を少なくとも中間領域を含む複数の領域にわたって表している第1補正特性を算定するステップと、
    前記中間領域における予め与えられている基本特性に前記第1補正特性の前記中間領域の部分を一致させるように修正するとともに前記第1補正特性の残りの部分を前記中間領域の修正に基づいて修正することで第2補正特性を生成するステップと、
    前記第2補正特性を前記コントラスト補正に用いられる補正特性として出力するステップと、
    とからなるコントラスト補正に用いられる補正特性の生成方法。
  2. 前記第1補正特性を算定するステップで用いられる所定色の撮影画像データが緑色撮影画像データであることを特徴とする請求項1に記載のコントラスト補正に用いられる補正特性の生成方法。
  3. 前記第1補正特性は中間領域で算定された中間領域第1補正直線を含む複数の領域別に算定された補正直線夫々の傾きであり、前記基本特性は基本補正直線の傾きであり、前記中間領域の修正の修正量は前記中間領域第1補正直線の傾きを前記基本補正直線の傾きに一致させるための比率であることを特徴とする請求項1又は2に記載のコントラスト補正に用いられる補正特性の生成方法。
  4. 前記デジタル化はフィルムスキャナによって行われるものであり、前記基本補正直線の傾きは標準フィルムの特性曲線のラチチュード部分の傾きであることを特徴とする請求項3に記載のコントラスト補正に用いられる補正特性の生成方法。
  5. 前記カラー撮影画像データの濃度値から輝度値の算出は、各画素における緑色の濃度値と青色の濃度値と赤色の濃度値の平均演算によることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のコントラスト補正に用いられる補正特性の生成方法。
  6. カラー撮影画像のデジタル化によって得られたカラー撮影画像データのためのコントラスト補正に用いられる補正特性の生成のために、
    前記カラー撮影画像データの濃度値から輝度値を算出する機能と、
    前記カラー撮影画像データの所定色の濃度値と前記輝度値との相関関係を少なくとも中間領域を含む複数の領域にわたって表している第1補正特性を算定する機能と、
    前記中間領域における予め与えられている基本特性に前記第1補正特性の前記中間領域の部分を一致させるように修正するとともに前記第1補正特性の残りの部分を前記中間領域の修正に基づいて修正することで第2補正特性を生成する機能と、
    前記第2補正特性を前記コントラスト補正に用いられる補正特性として出力する機能と、
    をコンピュータに実行させるプログラム。
  7. カラー撮影画像のデジタル化によって得られたカラー撮影画像データのためのコントラスト補正に用いられる補正特性を生成するコントラスト補正特性生成モジュールにおいて、
    前記カラー撮影画像データの濃度値から輝度値を算出する輝度データ算出部と、
    前記カラー撮影画像データの所定色の濃度値と前記輝度値との相関関係を少なくとも中間領域を含む複数の領域にわたって表している第1補正特性を算定する相関特性解析部と、
    前記中間領域における予め与えられている基本特性に前記第1補正特性の前記中間領域の部分を一致させるように修正するとともに前記第1補正特性の残りの部分を前記中間領域の修正に基づいて修正することで第2補正特性を生成する補正特性生成部と、
    前記第2補正特性を前記コントラスト補正に用いられる補正特性として出力する補正特性出力部と、
    とからなるコントラスト補正に用いられる補正特性を生成するコントラスト補正特性生成モジュール。
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