JP3731743B2 - 写真フィルム画像処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、現像済みの写真フィルムのコマ画像を読み取るためのラインセンサと前記写真フィルムとを相対移動させることによりプレスキャンと本スキャンを行ない、その際プレスキャンではプレジャッジ画像のモニタ表示目的ために前記コマ画像の低解像度での読み取りを行ない、前記本スキャンではプリント目的のために前記コマ画像の高解像度での読み取りを行ない、最終的に本スキャンで得られた画像データに必要な画像処理を施してプリントデータを出力する写真フィルム画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的な写真フィルム画像処理装置の機能は、現像済みのネガフィルムのコマ画像を読み取り、これをデジタルデータ化して所定の画像処理を施した後デジタル露光装置により印画紙等の写真感光材料に露光することである。その際、コマ画像の情報をデジタルデータ化するために、ラインセンサが用いられており、ネガフィルムとラインセンサとを相対移動させることにより画像データを取り込むことができる。この場合、ラインセンサによるコマ画像の読み取り(スキャニング)は低解像度プレスキャンと高解像度の本スキャンの2回行われる。
【0003】
プレスキャンにおいて読み取られたコマ画像はモニタに表示され、オペレータはその表示されたコマ画像をみて、適切なプリント仕上がりになるように、必要に応じて色・濃度の補正情報を入力する。このような工程はプレジャッジ作業工程と呼ばれる。本スキャンはプリントデータとして用いられる高解像度の画像データを取得するためのものであり、この本スキャンで取得された高解像度画像データはプレジャッジ工程で入力された補正情報に基づいて画像処理され、プリントデータとして出力される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような写真フィルム画像処理装置は、例えば特開2001−42460号公報に開示されており、そこでは、プレジャッジ作業工程において全てのコマ画像に対する補正情報の入力が終了した段階で、デジタル露光装置の露光データとして用いられる高解像度の画像データを取得するため本スキャンが行われる。プレスキャンではネガフィルム1本の長さ全体の画像が一度に読み取られるのに対して、本スキャンでは1コマ単位でコマ画像が読み取られるが、その際本スキャンでは高解像度でコマ画像を読み取るため、副走査方向の走査速度がかなり遅く、プレジャッジ作業が完了してから、プリントが開始され始めるまで時間がかかり、この時間が全体的な処理速度の短縮化の阻害要因となっている。
【0005】
このような問題を改善するため、例えば特開平11−215305号公報では、全てのコマ画像に対するプレジャッジ作業が終了する前に、つまり所定の数のコマ画像のプレジャッジ作業が終了したら、本スキャンを開始するように構成されている。しかしながら、この改善策においても、もし所定数のコマ画像のプレジャッジに時間がかかった場合、やはりその分だけ本スキャンの開始が遅くなり、全体的な処理速度の低下の要因となる。
【0006】
アトラクション会場などのプリントサービスなどでは、一刻も早いプリント処理が要求されるので、わずかな処理速度の低下要因でも無視することはできない。このような実状に鑑み、本発明の課題は、プレスキャンからプレジャッジ作業、本スキャン、プリント作成に到るフィルム画像処理における無駄時間を省いた、高い処理効率を有する写真フィルム画像処理装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明による写真フィルムに記録された各コマの画像を処理する写真フィルム画像処理装置では、写真フィルム横断方向に沿った主走査方向でスキャンするラインセンサと、前記写真フィルムと前記ラインセンサとを写真フィルム長手方向に沿った副走査方向で相対移動させる副走査移動機構と、前記副走査移動機構による第1相対移動によって前記写真フィルムに含まれているコマのコマ画像データを取得するプレスキャンモードと、前記副走査移動機構による第2相対移動によって前記写真フィルムに含まれているコマの画像データをプレスキャンモードより高い解像度で取得する本スキャンモードとを備えた読取制御部と、前記プレスキャンモードによって取得された画像データに基づくコマ画像をモニタ表示するとともに表示されたコマ画像に対する属性データの入力処理を行うプレジャッジ工程を制御するプレジャッジ制御部と、前記属性データ入力を完了したコマ画像に対応する本スキャン画像データを画像処理してプリントデータに変換する画像データ処理部と、前記本スキャンモードによって取得されたコマ画像データを格納する本スキャン格納メモリとが備えられており、
前記読取制御部は、前記プレスキャンモードでは前記写真フィルムに含まれているコマ画像を連続的に読み取るとともに、前記本スキャンモードでは前記写真フィルムに含まれているコマ画像を前記コマ画像単位で間欠的に読み取り、
かつ、
前記読取制御部は、前記本スキャン格納メモリに前記本スキャンモードによって取得されるコマ画像データのための空きがある限り、プリント対象コマ画像に対する補正コマンドの付与やプリント枚数入力などの属性データ入力作業であるプレジャッジ作業に先だって本スキャンモードによる前記写真フィルムのコマ画像の読み取りを行い、前記本スキャンモードによって取得されたコマ画像データはプリントデータに変換されるまでの間だけ一時的に前記本スキャン格納メモリに格納される
【0008】
この構成では、プレスキャンの終了後プリント対象コマ画像に対する補正コマンドの付与やプリント枚数入力などの属性データ入力作業であるプレジャッジ作業に先だって本スキャンも行われる。つまり、プレジャッジ工程におけるプリント対象コマ画像に対する補正コマンドの付与やプリント枚数入力などの属性データ入力に先だってプリント対象コマ画像の本スキャンを行うことで、時間のかかる本スキャンがトータル処理時間を増大させる事態をできるだけ回避している。つまり、この発明では、プレジャッジ作業を終えてからプレジャッジ済みのコマ画像の本スキャンを行うという従来の常識をうち破って、プレジャッジ作業が完了していなくとも、ともかくプレスキャンが終了すれば、続いて本スキャンを行うという構成が採用されている。
また、プレジャッジ工程とは独立して本スキャンが実施されるとしても、本スキャンによって取得される画像データの容量が数メガから数十メガバイト(場合によっては百メガを超える)にも達することから、フィルム1本分の全コマ画像の画像データを格納するメモリを備えることはコストを考慮すると避けるべきである。このため、本発明では、本スキャンによって取得されたコマ画像データをプリントデータに変換するまでの間だけ一時的に格納する本スキャン格納メモリに前記本スキャンモードによって取得されるコマ画像データのための空きがある限り、プレジャッジ作業に先だって本スキャンモードによる前記写真フィルムのコマ画像の読み取りが行われ、前記本スキャンモードによって取得されたコマ画像データはプリントデータに変換されるまでの間だけ一時的に前記本スキャン格納メモリに格納される。
【0009】
写真フィルムのコマ画像をスキャナで読み取り、得られた画像データを利用してデジタルプリントを行う場合、従来からプリントサイズに応じてスキャナにおける読み取り倍率を変更する方法が採用されている。つまり、プリントサイズが小さい場合プリントのために必要とされる解像度は小さくてもよいので、リニアセンサの一部分にコマ画像を結像させ、副走査速度を相応に速くし、逆にプリントサイズが大きい場合プリントのために必要とされる解像度は大きいので、リニアセンサの大部分にコマ画像を結像させ、副走査速度を相応に遅くする。リニアセンサ上でのコマ画像の結像サイズの調整はタレット式で切り換えられる複数の光学レンズユニット、あるいはズーム式レンズユニットによって行われる。1本の写真フィルム(言い換えれば1オーダ)に含まれる複数のコマ画像が同じプリントサイズでプリントされるとは限らないため、従来ではプリントサイズが入力されてから、本スキャンを行っていた。
【0010】
これに対して、本発明では、プリント対象コマ画像に対する補正コマンドの付与やプリント枚数入力などの属性データ入力作業であるプレジャッジ作業に先だって本スキャンを行うため、プリントサイズに応じた読み取り倍率の調整は行われない。その代わりに、本発明の好適な実施形態では、ラインセンサに対して選択可能な倍率でフィルム画像を結像させることができる光学レンズユニットが備えられるとともに、本スキャンモードにおいて前記光学レンズユニットはプレジャッジ作業時に属性データの1つとして入力可能な複数のプリントサイズに共通して用いられる倍率に設定される。つまり、写真フィルムからのプリント注文を受けた際に、その注文において(つまり1オーダにおいて)含まれているプリントサイズの種類、例えばLサイズと2Lサイズ、はわかっているので、これらの種類のプリントサイズをカバーできる倍率に光学レンズユニット、通常はズームレンズユニットを設定しておく。2Lサイズのための解像度はLサイズのための解像度より当然大きいので、Lサイズのプリントの際には解像度を適当なレベルに下げる変換を行えばよい
【0011】
プレスキャンに引き続いて本スキャンを実施できるように構成された本発明による写真フィルム画像処理装置では、プレスキャンされた写真フィルムはできるだけ速く本スキャンのための準備をしなければならない。この点を考慮するならば、プレスキャンされた写真フィルムを巻き戻して、その後本スキャンする構成では、巻き戻し時間が無駄時間となる。このため、本発明の好適な実施形態では、フィルムスキャナの副走査移動機構は写真フィルムを1本の搬送ラインに沿って搬送するとともに、プレスキャンのための第1相対移動は搬送ライン上の写真フィルムの往路搬送によって行われ、本スキャンのための第2相対移動は搬送ライン上の写真フィルムの復路搬送によって行われるように構成されている。これにより本スキャン前の巻き戻し時間が節約される。
【0012】
本発明によるその他の特徴及び利点は、以下図面を用いた実施形態の説明により明らかになるだろう。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は本発明による写真フィルム画像処理装置の一例の外観図であり、ここではこの写真フィルム画像処理装置は、銀塩印画紙P(以下、印画紙Pと称する)に対して露光処理と現像処理とを行う写真プリンタとしてのプリントステーション1Bと、写真フィルム(以後単にフィルムと称する)Fから読み取られたコマ画像データに基づいてプリントステーション1Bで使用されるプリントデータの生成・転送などを行う操作ステーション1Aとから構成されている。この写真フィルム画像処理装置はデジタルミニラボとも称せられるものであり、図2からよく理解できるように、プリントステーション1Bは2つの印画紙マガジン11に納めたロール状の印画紙Pをプリントステーション1Bの内部に搬送してプリントサイズに切断すると共に、このように切断された印画紙Pに対し、露光処理部12で露光を行い、この露光後の印画紙Pを複数の現像処理槽を有した現像処理部13に送って現像する。乾燥の後に装置上部の横送りコンベア14からソータ15に送られた印画紙、つまり写真プリントPは、このソータ15の複数のトレイ15aに対してオーダ単位で仕分けられた状態で集積される。
【0014】
露光処理部12は、操作ステーション1Aから送られてくるプリントデータに基づいて印画紙Pを送りながらR(赤)、G(緑)、B(青)の3原色の光線の露光を行う露光ヘッド(図示せず)を備えており、露光時には印画紙Pを副走査方向に搬送しながら、この搬送速度と同期して主走査方向に沿ったライン状に露光を行うよう構成されている。尚、露光ヘッドとしては、露光仕様に応じて、蛍光ビーム方式、レーザビーム方式、液晶シャッター方式、DMD方式又はFOCRT方式の採用が可能である。又、前記現像処理部13は露光後の印画紙Pを複数の現像処理槽に対して連続的に送るよう多数の圧着ローラ(図示せず)を有した搬送系を備えている。
【0015】
前記操作ステーション1Aは、操作テーブル16を設けたデスク状コンソールの上部位置に写真フィルムFからコマ画像(撮影画像)データを取得するフィルムスキャナ2と、各種情報を表示するCRTディスプレイ(以下単にモニタと呼ぶ)17とを備えている。さらに操作テーブル16上にはこの写真フィルム画像処理装置の操作入力部18として機能するキーボード18aとマウス18bが配置されている。また、この操作テーブル16の下方には、フィルムスキャナ2を通じて写真フィルムFから読み取られた画像データの処理やプリントデータの生成、プリントステーション1Bの制御を行うコントローラとして機能する汎用コンピュータ(以後単にパソコンと称する)4が備えられている。
【0016】
フィルムスキャナ2は、図2と図3に模式的に示されているように、副走査移動機構30として構成されている駆動ローラ式フィルム搬送ラインの上方に位置する光源20と、フィルム搬送ラインの下側でこれに対して直交する方向に延びたスリット21の下方に位置する光学レンズユニットとしてのズームレンズユニット22とこのズームレンズユニット22によって結像されたフィルムFの透過光を光電変換するCCD型のリニア型センサユニット23を備えている。センサユニット23はコントローラ4と接続されており、センサユニット23によって光電変換されたデジタル画像データはコントローラ4に取り込まれる。
【0017】
現像済みのフィルムFからそのコマ画像を読み込む際には、副走査移動機構30のフィルム搬送ライン端部にセットされたフィルムFを搬送しながら、この搬送と同期してセンサユニット23でフィルム透過光を主走査方向に沿って1ラインずつR(赤)、G(緑)、B(青)に色分解した後光電変換して、R(赤)、G(緑)、B(青)夫々の輝度データからなるコマ画像データがコントローラ4に転送される。このフィルムスキャナ2は、プレスキャンモード時にはフィルム1本分を連続的に低解像度で読み取る。このプレスキャン画像データは、濃度差に基づいてコマ画像毎に切り出されることでプレジャッジ用画像データとなるが、その切り出し時に求められたコマ位置情報をコマ位置データとした後で行われる本スキャン時に利用される。被写体によっては撮影画面領域と非撮影画面領域との間で濃度差がほとんどなく機械的にコマ画像エッジが検出されないことがあるが、その場合はオペレータによる目視判断でコマ位置データを入力することも可能である。
【0018】
高解像度での本スキャンモード時には、先ほど述べたコマ位置データに基づいて各コマ画像の前エッジでセンサユニット23によるスキャニングを開始し、後エッジでスキャニングを停止することで、コマ画像単位の高解像度画像データが順次パソコン4に取り込まれていく。同じ本スキャンモードであっても、目的とするプリントサイズによって取得される画像データの解像度が異なるので、ズームレンズユニットのセンサユニット23上でのコマ画像の結像倍率や副走査移動機構30の搬送(走査)速度を調整する必要がある。
【0019】
小さいプリントサイズに適した比較的低解像度のスキャン画像データ(本スキャン画像データ)を得るためには、ズームレンズユニット22の倍率を低めに設定するとともに(図3(イ)参照)副走査移動機構30の搬送速度を速めに設定し、大きいプリントサイズに適した比較的高解像度のスキャン画像データ(本スキャン画像データ)を得るためには、ズームレンズユニット22の倍率を高いめに設定するとともに(図3(ロ)参照)副走査移動機構30の搬送速度を遅めに設定する。例えば、Lや2L版サイズのプリントを出力する場合には、16BASE程度の解像度(2048x3072;18.9メガバイト)が必要であり、ズームレンズユニット22の倍率は約等倍、搬送速度は約20mm/secとなる。四切程度のプリントサイズで出力する場合には、64BASE程度の解像度(4096x6144;75.5メガバイト)が必要であり、ズームレンズユニット22の倍率は約2倍、搬送速度は約5mm/secとなる。
【0020】
この写真フィルム画像処理装置のコントローラ4として用いられているパソコン4は、CPUを中核部材として、転送された写真画像データに対して種々の処理を行うための機能部がハードウエア又はソフトウエアあるいはその両方で実装されているが、図4に示されているように、本発明に特に関係する機能部として、ズームレンズユニット22や副走査移動機構30の制御を行うことでプレスキャンモードと本スキャンモードでフィルムスキャナ2を駆動させる読取制御部としてのフィルムスキャナ制御部40、フィルムスキャナ2から転送されてきた画像データを一時的に保管するバッファメモリ45、処理対象フィルムFに含まれている各コマ画像に対して必要に応じて画像処理コマンドやプリント枚数などの属性データを付与するプレジャッジ管理部41、操作入力部18からの操作入力信号に対応する画像処理コマンドなどの操作コマンドを割り当てる操作入力処理部42、プレジャッジ時に補正対象撮影コマの画像をモニタ17に表示するビデオ制御部43と、本スキャンモードで取り込まれた高解像度画像データに対して種々の画像処理を行う画像処理部50、画像処理部50で処理された最終的な高解像度画像データをプリントステーション1Bのプリント仕様に合わせてプリントデータに変換するプリントデータ生成部44などが挙げられる。
【0021】
前記プレジャッジ管理部41には、プレスキャンモードで取り込まれた低解像度画像データ(プレスキャン画像データ)から濃度差を考慮してコマ位置を示すコマ位置データを生成するとともにこのコマ位置データを用いてフィルム全体をカバーするプレスキャン画像データからコマ画像単位のプレジャッジ用画像データを作り出すプレジャッジ画像処理部41a、プレジャッジ用画像データから予想されるプリント出力画像に対応するシミュレート画像データを使用されているモニタ17や露光処理部12などの色出力特性を格納している機器特性テーブルを参照しながら生成するシミュレート画像生成部41b、プレジャッジ時に操作入力処理部42を通じて各コマ画像に設定された画像処理コマンドあるいは画像処理コマンド列を管理する画像処理コマンド列管理部41cが備えられている。
【0022】
画像処理部50には、本スキャンモードで取り込まれた高解像度画像データに対して画像回転、γ補正、解像度変換などの前処理を行う第1画像処理部51と、色調補正やフィルタリング(ぼかしやシャープネスなど)やトリミングなどの各種フォトレタッチ処理を行う第2画像処理部52が含まれている。なお、解像度変換は、所定のプリントサイズに最適な解像度とは異なる解像度で本スキャンされたコマ画像の画像データをプリント出力に最適な解像度にするために用いられる。これは、この実施形態の写真フィルム画像処理装置では、異なるプリントサイズでのプリント出力が含まれていても1本のフィルムFに含まれている全てのコマ画像を共通の倍率設定で、つまり同じ解像度で本スキャンを行うためである。
【0023】
現像済みフィルムFのコマ画像を写真プリントする際のこの写真フィルム画像処理装置における処理手順が図5と図6に、そしてその際の画像データの流れが図7に示されている。
まず、顧客から受けたプリントオーダの内容から必要な情報、例えばプリント枚数やプリントサイズなどを入力する(#10)。写真フィルム画像処理装置の各種制御パラメータを規定している制御チャンネルを入力されたプリントオーダ情報に基づいて設定する(#20)。制御チャンネルに含まれる制御パラメータとしては使用する印画紙のメーカや種別、作成すべき写真プリントのプリントサイズなどが挙げられる。処理対象となるフィルムFをフィルムスキャナ2の副走査移動機構30に投入してプレスキャンを行う(#30)。プレスキャンでは副走査移動機構30に形成されている搬送ラインの一方方向にフィルムFを搬送しながらそのフィルムFに含まれている全てのコマ画像が連続的に低解像度(例えば、256x384ピクセル)で読み取られる(#40)。プレスキャンが終わると、次にフィルムFを逆方向に搬送しながら本スキャンを行う(#50)。本スキャンはコマ画像単位で間欠的に高解像度(例えば、2048x3072ピクセル)で読み取られる(#50)。本スキャンで取得される1つのコマ画像当たりの画像データの容量はかなり大きくなるので、バッファメモリ45の空き具合をチェックしながら行う必要がある。
【0024】
本スキャンの処理手順を図6を用いて詳しく説明する。
まず、1オーダに、つまり1本のフィルムFからプリントされる写真プリントPのプリントサイズが複数含まれているかどうかがチェックされ(#51)、もし一種類の場合そのプリントサイズに最適な解像度となる倍率にフィルムスキャナ2のズームレンズユニット22を設定し(#52a)、もし複数種類の場合それらのプリントサイズの全てに適合できる共通解像度となる倍率にフィルムスキャナ2のズームレンズユニット22を設定する(#52b)。次いで、フィルムFをプレスキャン時とは反対の方向で搬送しながら最初のコマ画像を取り込む(#53)。取り込まれたコマ画像データに対して解像度変換が必要な場合第1画像処理部51でその他の前処理とともに行われる(#54、#55)。コマ画像データが前処理されると、後で述べるプレジャッジ作業時に設定された画像処理コマンドに基づく画像処理を第2画像処理部52に対して要求する(#56)。次に本スキャンすべきコマ画像がまだ存在するかどうかをチェックし(#57)、存在しない場合本スキャンが完了するが、存在する場合バッファメモリ45に本スキャンコマ画像データを格納できる余裕があるかどうかチェックし(#58)、バッファメモリ45に十分な空きが生じた段階で次のコマ画像に対する本スキャンを行う(#53へのジャンプ)。
【0025】
図5から明らかなように、本発明にとって重要なことは、実質的に、プレジャッジ作業に用いられるプレジャッジ画像データの作成の開始と同時に、上述した本スキャン工程も開始されることである。
【0026】
プレジャッジ画像データはプレスキャン画像データから周辺領域との濃度差と予め知られているコマ画像サイズに基づいて各コマ画像に相当するエリアを切り取ることによって得られる。プレジャッジ画像データが得られるとモニタ17にプレジャッジ画像を表示しながら、それ自体はよく知られているプレジャッジ作業が行われ、必要に応じて、補正処理コマンドが設定される(#60)。プリント処理の一環としてのプレジャッジ作業で設定された補正処理コマンドに基づく画像処理は本スキャンで得られた対応する高解像度のコマ画像データに対して画像処理部50で行われ、画像処理済みのコマ画像データはプリントデータに変換され、プリントステーション1Bに送られ、そこで写真プリントPが作成される(#70)。
【0027】
繰り返すが、この写真フィルム画像処理装置における処理手順にとって重要なことは、フィルムスキャナ制御部40はプレジャッジ制御部によるプレジャッジ画像の生成やオペレータによるプレジャッジ作業を含むプレジャッジ工程と並行して本スキャンモードによるフィルムFのコマ画像の読み取りを行うことであり、このことは、図8に示すタイムチャートからよく理解できる。このタイムチャートにおいて丸で囲まれた数字はコマ画像の番号を示しており、最初の2つのコマ画像の本スキャンがプレジャッジ工程とともに連続的に行われている。これはバッファメモリ45が本スキャンコマ画像データを2コマ分格納する容量を有するからである。
【0028】
次にコマ画像ないしはコマ画像データがこの写真フィルム画像処理装置の各構成要素によってどのように処理されていくかを図9を用いて説明する。
フィルムFがフィルムスキャナ2にセットされると、フィルム1本分がその長さにわたって連続的に低解像度でスキャンされ(プレスキャン)、バッファメモリ45に送り出される(#101)。バッファメモリ45に一次格納された低解像度画像データは画像処理部50の第1画像処理部51によって必要なガンマ変換や画像回転などの前処理を施され、プレジャッジ管理部41に転送される(#102)。プレジャッジ画像処理部41aはメインメモリに転送された低解像度画像データからコマ位置を割り出し、各撮影コマに対応する画像データを切り出しプレジャッジ用画像データとする(#103)。
【0029】
さらに、このプレジャッジ用画像データはシミュレート画像生成部41bによって所定の処理を施されることによりシミュレート画像データに変換されるが、その際使用されているフィルムスキャナ2のスキャナ色特性や露光処理部12で用いられている露光ヘッドと印画紙のタイプによって決まるプリント色特性、それにシミュレート画像の表示に用いられているモニタ17のモニタ色特性などが機器色特性テーブルから読み出され、シミュレート画像生成過程において参照される(#104)。
【0030】
シミュレート画像データがビデオ制御部43に送られることで(#105)、モニタ17にシミュレート画像が表示される(#106)。プレジャッジ作業では、オペレータはこのシミュレート画像としての処理対象撮影コマを見ながら、必要に応じて、操作入力部18としてのキーボード18a上の所定の操作キーやマウス18bを操作すると(#107)、操作入力処理部42の働きで画像処理コマンドが生成され、プレジャッジ管理部41に送られる。プレジャッジ管理部41は受け取った画像処理コマンドをシミュレート画像生成部41bに与えることでシミュレート画像データを補正し、これによりモニタ17に表示されるシミュレート画像がオペレータの要求通りに調整される(#108)。このようにしてモニタ17に表示されている処理対象撮影コマに対するプレジャッジ作業が完了すると、この撮影コマに対して施された画像処理コマンドは画像処理コマンド列管理部41cにより一時的に保持される(#109)。なお、この画像処理コマンドからなる画像処理コマンド列にはオペレータ操作入力による画像処理コマンド以外に自動的に設定される画像補正に関する画像処理コマンドも含まれている。この時点で、プレジャッジが終了した撮影コマの写真プリント工程がスタートする。
【0031】
プレジャッジ作業は種々の形態で行われるが、ここでは典型的な例を図10を用いながら簡単に説明する。
このモニタ画面では、6つの撮影コマに対するシミュレート画像70が表示されており、夫々のシミュレート画像70の上側の枠領域71には対応撮影コマを特定するコマ番号を示す数字が表示され、下側の補正情報枠72にはイエローに対応して「Y」、マゼンタに対応して「M」、シアンに対応して「C」の文字、及び、濃度補正情報を示すよう「D」の文字が表示され、又、この下側のプリント枚数枠73にはプリント枚数を示す数値が表示されている。このように複数のシミュレート画像70が表示される場合これらのシミュレート画像70のうちの1つの周囲を取り囲む選択枠74に目につきやすい色相を与えることで、そのシミュレート画像が選択状態にあることを明示している。モニタ画面の下辺領域にはオーダ番号と画像メディアの種別を示す枠75や表示中撮影コマのプレジャッジ終了と次のプレジャッジ対象の撮影コマの表示のためのボタン76が配置されている。
【0032】
このように、モニタ17にシミュレート画像70が表示された状態で、例えば、キーボード18aに設定された操作キーとしてのイエローキーを操作した場合には、選択状態のシミュレート画像70に対応する補正情報枠72の「Y」の文字を強調する表示や、文字を反転させる表示や、ブリンクさせる表示を行うことでイエロー成分を補正対象に選択していることをオペレータに認識させ、この状態でプラスキーを押し操作した場合には、押し操作した回数だけイエローの成分を段階的に増大させる画像処理コマンドが画像処理コマンド列管理部41cで生成されてシミュレート画像生成部41bに与えられることでその画像処理が行われ、同様にマイナスキーを押し操作した場合には、押し操作した回数だけイエローの成分を段階的に減少させる処理が行われ、ニュートラルキーを押し操作した場合には補正前の状態に戻す処理が行われる。ぼかしやシャープネスなどのフィルタリング処理も設定されている操作キーを操作することで同様に行われる。
【0033】
なお、トリミング処理の場合は、正確なトリミングを行うために、ここでは図示されていないが、モニタ画面に処理対象の1つのシミュレート画像70が表示され、マウス18bによってトリミングカーソルを操作することで撮影コマにおけるプリントすべき画像領域を設定する。このトリミングデータも、画像処理コマンドの1つとして画像処理コマンド列管理部41cで管理格納される。
【0034】
プレジャッジ工程と並行して行われる本スキャンによって、コマ画像単位の高解像度画像データが順次バッファメモリ45に取り込まれ(#110)、第1画像処理部51によって必要なガンマ変換、画像回転、解像度変換などの前処理を施される(#111)。バッファメモリ45に一次格納された高解像度画像データに対応するコマ画像に対するプリント枚数や色補正などの属性データの入力が終了している場合、第2画像処理部52は画像処理コマンド列管理部41cから該当する画像処理コマンド(列)を受け取り(#112)、この画像処理コマンドに基づいた画像処理を行い、処理済みの高解像度画像データをプリントデータ生成部44に与える(#113)。
【0035】
プリントデータ生成部44は、受け取った画像処理済みの高解像度画像データをプリントステーション1Bで使用される仕様のプリントデータに変換し、写真プリントを作成すべく、プリントステーション1Bの露光処理部12に転送される(#114)。
【0036】
なお、上記の実施の形態では、プレスキャン時には副走査移動機構30による第1方向相対移動、つまり往路移動によってフィルムFに含まれているコマのコマ画像データを取得し、本スキャン時には副走査移動機構による第2相対移動、つまり復路移動によって写真フィルムに含まれているコマの画像データを取得していたが、本スキャン時にはフィルムを巻き戻し、再度第1方向相対移動、つまり往路移動によってコマ画像データを取得する構成を採用してもよい。
また、プリントステーション1Bとして印画紙Pを露光・現像して写真プリントを作製する銀塩プリンタを取りあげたが、インクジェットプリンタや熱転写プリンタ・昇華型プリンタを採用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像処理装置を備えた写真フィルム画像処理装置の外観図
【図2】図1による写真フィルム画像処理装置の模式図
【図3】フィルムスキャナのズームレンズユニットによる読取解像度調整を示す説明図
【図4】写真フィルム画像処理装置のコントローラに構築される主な機能を示す機能ブロック図
【図5】写真フィルム画像処理装置における処理手順を示すフローチャート
【図6】本スキャン時の処理手順を示すフローチャート
【図7】写真フィルム画像処理装置における画像データの流れを示す模式図
【図8】写真フィルム画像処理装置における処理時のタイプチャート
【図9】コマ画像に対する処理を説明する説明図
【図10】プレジャッジ時のモニタ画面を示す図
【符号の説明】
1A 操作ステーション
1B プリントステーション
2 フィルムスキャナ
4 コントローラ
18 操作入力部
22 ズームレンズユニット
30 副走査移動機構
40 フィルムスキャナ制御部
41 プレジャッジ管理部
41a プレジャッジ画像処理部
41b シミュレート画像生成部
41c 画像処理コマンド列管理部
41 操作入力処理部
43 ビデオ制御部
44 プリントデータ生成部
45 バッファメモリ
50 画像処理部
51 第1画像処理部
52 第2画像処理部

Claims (3)

  1. 写真フィルムに記録された各コマの画像を処理する写真フィルム画像処理装置であって、
    写真フィルム横断方向に沿った主走査方向でスキャンするラインセンサと、
    前記写真フィルムと前記ラインセンサとを写真フィルム長手方向に沿った副走査方向で相対移動させる副走査移動機構と、
    前記副走査移動機構による第1相対移動によって前記写真フィルムに含まれているコマのコマ画像データを取得するプレスキャンモードと、前記副走査移動機構による第2相対移動によって前記写真フィルムに含まれているコマの画像データをプレスキャンモードより高い解像度で取得する本スキャンモードとを備えた読取制御部と、
    前記プレスキャンモードによって取得された画像データに基づくコマ画像をモニタ表示するとともに表示されたコマ画像に対する属性データの入力処理を行うプレジャッジ工程を制御するプレジャッジ制御部と、
    前記属性データ入力を完了したコマ画像に対応する本スキャン画像データを画像処理してプリントデータに変換する画像データ処理部と、
    前記本スキャンモードによって取得されたコマ画像データを格納する本スキャン格納メモリと、
    が備えられたものにおいて、
    前記読取制御部は、前記プレスキャンモードでは前記写真フィルムに含まれているコマ画像を連続的に読み取るとともに、前記本スキャンモードでは前記写真フィルムに含まれているコマ画像を前記コマ画像単位で間欠的に読み取り、
    かつ、
    前記読取制御部は、前記本スキャン格納メモリに前記本スキャンモードによって取得されるコマ画像データのための空きがある限り、プリント対象コマ画像に対する補正コマンドの付与やプリント枚数入力などの属性データ入力作業であるプレジャッジ作業に先だって本スキャンモードによる前記写真フィルムのコマ画像の読み取りを行い、前記本スキャンモードによって取得されたコマ画像データはプリントデータに変換されるまでの間だけ一時的に前記本スキャン格納メモリに格納されることを特徴とする写真フィルム画像処理装置。
  2. 前記ラインセンサに対して選択可能な倍率でフィルム画像を結像させることができる光学レンズユニットが備えられており、本スキャンモードにおいて前記光学レンズユニットは前記属性データの1つとして入力可能な複数のプリントサイズに共通して用いられる倍率に設定されることを特徴とする請求項1に記載の写真フィルム画像処理装置。
  3. 前記副走査移動機構は前記写真フィルムを1本の搬送ラインに沿って搬送するように構成され、前記第1相対移動は前記搬送ライン上の写真フィルムの往路搬送によって行われ、前記第2相対移動は前記搬送ライン上の写真フィルムの復路搬送によって行われることを特徴とする請求項1又は2に記載の写真フィルム画像処理装置。
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