JP2004291855A - タイヤの消音構造体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】タイヤ12の空気室13の外周内壁面15の周方向に沿ってこの外周内壁面15と接するように、当該外周内壁面15の最大周長より長い弾性吸音部材が圧縮されて配置されている。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、タイヤの空気室内における気柱共鳴(空洞共鳴)を防止するタイヤの消音構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、タイヤの空気室内における気柱共鳴を防止することによって、自動車が走行時に発生するロードノイズを低減する車輪が知られている(例えば、特許文献1)。この車輪は、タイヤの空気室内で遊動する消音部材を備えている。
この車輪によれば、消音部材がタイヤの空気室内における気柱共鳴を防止するので、ロードノイズが低減される。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−52616号公報(段落番号(0009)、図1、図6及び図7参照)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この車輪では、消音部材がタイヤの空気室内で遊動するために、自動車の走行時には当該消音部材が、タイヤの内壁面やリムの外周面と擦れ合って磨耗し、あるいは破損するという問題があった。したがって、この車輪では、消音部材の寿命を十分に維持することができなかった。
また、この車輪では、消音部材がタイヤの空気室内で遊動するために、いわゆるホイールバランスの正確な調整が困難になるという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、タイヤの空気室内における気柱共鳴を防止するとともに、消音部材の長寿命化を図ることができ、しかもホイールバランスを容易に調整することができるタイヤの消音構造体を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、請求項1に記載のタイヤの消音構造体は、タイヤの空気室の外周内壁面に接するように、当該外周内壁面の最大周長より長い弾性消音部材が圧縮されて配置されていることを特徴とする。
【0007】
この消音構造体では、空気室の外周内壁面上に配置された弾性消音部材が圧縮されたものであるから、元の弾性消音部材に復元しようとして前記外周内壁面に対する付勢力を生起する。その結果、消音構造体は、この付勢力によって外周内壁面上に固定される。すなわち、消音構造体は、タイヤが回転したとしてもその空気室内で遊動しないので、この消音構造体がホイールバランスの調整に影響を与えることはない。
【0008】
また、この消音構造体は、タイヤの低速回転時には、消音構造体が前記した付勢力によって外周内壁面に固定されるので、消音構造体と外周内壁面とが擦れ合うことはない。また、タイヤの回転速度が高まると、遠心力によって前記付勢力が益々増大するため、消音構造体と外周内壁面とが擦れ合うことはない。その結果、弾性消音部材の磨耗や破損が回避される。
【0009】
請求項2に記載のタイヤの消音構造体は、タイヤの空気室の外周内壁面の周方向に沿ってこの外周内壁面と接するように配置される長尺の弾性消音部材と、この弾性消音部材の長手方向に沿って当該弾性消音部材を貫く線状バネとを備えることを特徴とする。
【0010】
この消音構造体では、弾性消音部材がタイヤの空気室の外周内壁面と接するように配置されると、この弾性消音部材を貫く線状バネは、その外周内壁面に沿うように曲げられる。そして、曲げられた線状バネは、復元しようとして、弾性消音部材を外周内壁面に向けて付勢する。その結果、消音構造体は、この付勢力によって外周内壁面上に固定される。したがって、この消音構造体は、請求項1の発明と同様に、タイヤが回転したとしてもその空気室内で遊動しないので、この消音構造体がホイールバランスの調整に影響を与えることはなく、弾性消音部材の磨耗や破損が回避される。
【0011】
請求項3に記載のタイヤの消音構造体は、請求項1又は請求項2に記載のタイヤの消音構造体において、前記空気室の前記外周内壁面と向き合う前記弾性消音部材の内壁対向面には、この内壁対向面と前記外周内壁面との間への空気の流れ込みを防止する空気遮断層が形成されていることを特徴とする。
【0012】
この消音構造体では、空気遮断層が、空気室の外周内壁面との間への空気の流れ込みを防止するので、タイヤの空気室内に空気が所定の圧力で充填されると、消音構造体は、空気室の外周内壁面に向けてタイヤの空気圧で押圧される。その結果、消音構造体は、外周内壁面上でより強固に固定される。
【0013】
請求項4に記載のタイヤの消音構造体は、タイヤの空気室の外周内壁面に沿って並ぶように配置される複数の弾性消音部材と、各弾性消音部材を貫く線状バネ部材とを備えることを特徴とする。
【0014】
この消音構造体では、各弾性消音部材同士が線状バネで連結されているので、各弾性消音部材がタイヤの空気室内でバラけることがない。また、この消音構造体では、空気室内で曲げられた線状バネが復元しようとして、消音構造体が外周内壁面に対して付勢される。その結果、消音構造体は、この付勢力によって外周内壁面上に固定される。したがって、この消音構造体は、請求項1の発明と同様に、タイヤが回転したとしてもその空気室内で遊動しないので、この消音構造体がホイールバランスの調整に影響を与えることはなく、弾性消音部材の磨耗や破損が回避される。
【0015】
請求項5に記載のタイヤの消音構造体は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のタイヤの消音構造体において、前記弾性消音部材には、前記タイヤの状態値を検知するセンサユニットの構成部品が埋設されていることを特徴とする。
【0016】
このタイヤの消音構造体では、弾性消音部材がセンサユニットの構成部品のハウジングの役割をも果たす。その結果、弾性消音部材は、タイヤを利用したセンサユニットの構成部品の配置に係る自由度を増大させるとともに、その構成部品を覆うことによって保護する。
【0017】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
次に、本発明の第1の実施の形態に係るタイヤの消音構造体について適宜図面を参照しながら説明する。
【0018】
参照する図面において、図1は、第1の実施の形態に係るタイヤの消音構造体が組み付けられたタイヤを側面から見た断面図、図2は、図1のA−A線における断面図、図3は、図1のタイヤの消音構造体に使用される弾性消音部材の斜視図である。
【0019】
図1に示すように、本実施の形態に係るタイヤの消音構造体11(以下、単に「消音構造体11」という)は、タイヤ12の環状の空気室13内に配置されるものである。この空気室13は、タイヤ12のインナーライナ12aの表面とホイール10のリム14の外周面とで囲まれて形成されている。
【0020】
本実施の形態に係る消音構造体11は、図2を併せて参照すると明らかなように、後記する弾性消音部材16(図3参照)が圧縮されて、タイヤ12のトレッド12bの裏でインナーライナ12aの表面、すなわちタイヤ12の空気室13の外周内壁面15(以下に同じ)に沿うように配置されたものである。なお、ここでいう「圧縮」とは、タイヤ12の周方向に沿った弾性消音部材16の長さが縮められることをいう。
【0021】
図3に示すように、弾性消音部材16は、環状体であり、その外側16aの周長(最大周長)が空気室13の外周内壁面15(図2参照)の最大周長、すなわちホイール10の回転軸AX(図1参照)から最も離れたインナーライナ12aの表面部分の周長(以下に同じ)より長く設定されている。この弾性消音部材16の材料としては、例えば、ウレタンゴムといった樹脂の発泡体が挙げられる。
【0022】
次に、本実施の形態に係る消音構造体のタイヤへの組み付け方法について適宜図面を参照しながら説明する。
【0023】
参照する図面において、図4は、本実施の形態に係る消音構造体の組み付け方法を説明する概念図、図5は、本実施の形態に係る消音構造体をタイヤに組み付けた後の状態を示す概念図である。
【0024】
まず、図4に示すように、弾性消音部材16を、タイヤ12のビード側の開口部12cからタイヤ12の中空部(空気室13(図2参照)に相当する部分、以下に同じ)へ押し込んでいく。次いで、弾性消音部材16の周長を押し縮めながら、弾性消音部材16の外側16a(図3参照)の全周面が、タイヤ12のトレッド12b(図2参照)の裏でインナーライナ12aの表面17(図4参照)と接するように当該弾性消音部材16を配置する。そして、このタイヤ12をホイール10のリム14(図1参照)に装着すれば、この消音構造体11の組み付け工程は終了する。
【0025】
このようにして組み付けられた消音構造体11は、弾性消音部材16(図3参照)が圧縮されたものであるから、図5に示すように、元の周長(図5中、符号16の破線で示す)の弾性消音部材16に復元しようとする。このとき消音構造体11は、空気室13の外周内壁面15に当接しているので、外周内壁面15に対する付勢力Fを生起する。その結果、消音構造体11は、この付勢力Fによって外周内壁面15上に固定される。
【0026】
このような本実施の形態に係る消音構造体11では、タイヤ23の低速回転時には、消音構造体11が前記した付勢力Fによって外周内壁面15上に固定されるので、消音構造体11と外周内壁面15とが擦れ合うことはない。また、タイヤ23の回転速度が高まると、遠心力によって前記付勢力Fが益々増大するため、消音構造体11と外周内壁面15とが擦れ合うことはない。したがって、この消音構造体11によれば、消音構造体11を構成する弾性消音部材16の磨耗や破損を防止することができるので、弾性消音部材16の長寿命化を図ることができる。
【0027】
また、本実施の形態に係る消音構造体11では、弾性消音部材16の復元力に基づく付勢力Fで弾性消音部材16が固定されているので、必要以上の負荷がインナーライナ12aに加わることがない。したがって、この消音構造体11によれば、タイヤ12のバネ特性への影響を最小限に抑えることができる。
【0028】
また、本実施の形態に係る消音構造体11では、消音構造体11が前記付勢力Fによって外周内壁面15上に固定されるので、タイヤ12が回転したとしてもその空気室13内で遊動しない。したがって、この消音構造体11によれば、ホイールバランスの調整時にタイヤ12の軽点(錘の取付位置)を正確に特定できるので、ホイールバランスの調整を容易に行うことができる。
【0029】
また、本実施の形態に係る消音構造体11では、消音構造体11の組み付けに、接着剤といった固着材料を必要としない。その結果、例えば、固着材料が空気室13の外周内壁面15上で不均一に分布して、ホイール10(図1参照)のアンバランス量が増大することは避けられる。したがって、この消音構造体11によれば、ホイールバランスの調整を簡単に行うことができる。
【0030】
また、本実施の形態に係る消音構造体11では、消音構造体11がタイヤ12側に取り付けられているので、ホイール10のリム14(図1参照)にタイヤ12を取り付ける際、あるいは、このリム14からタイヤ12を取り外す際に、この消音構造体11が障害にならない。したがって、この消音構造体11によれば、タイヤ12の着脱を容易に行うことができる。
【0031】
また、本実施の形態に係る消音構造体11によれば、この消音構造体11を空気室13内に挿嵌するだけで、タイヤ12の気柱共鳴を防止する構造を容易に構築することができる。
【0032】
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態に係る消音構造体について適宜図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態において、第1の実施の形態と同様の構成要素については同一符号を付し、その説明を省略する。
【0033】
参照する図面において、図6は、第2の実施の形態に係るタイヤの消音構造体が組み付けられたタイヤの断面図、図7は、図6の符号7で示す円内の拡大図、図8は、第2の実施の形態に係る消音構造体を構成する弾性消音部材の部分斜視図である。
【0034】
図6に示すように、本実施の形態に係るタイヤの消音構造体21(以下、単に「消音構造体21」という)は、空気遮断フィルム23を備えているほかは、第1の実施の形態に係る消音構造体11と同様に構成されている。なお、この空気遮断フィルム23は、特許請求の範囲にいう「空気遮断層」に相当する。
【0035】
この消音構造体21は、後記する弾性消音部材25(図8参照)が圧縮されて、タイヤ12の空気室13の外周内壁面15に沿うように配置されたものである。
【0036】
図7に示すように、この消音構造体21では、空気遮断フィルム23が、前記外周内壁面15と接触するように配置されるとともに、消音構造体21が外周内壁面15上で圧縮された際に、空気遮断フィルム23が波打っている。そして、この空気遮断フィルム23がインナーライナ12aと部分的に密着することによって、インナーライナ12aと空気遮断フィルム23との間には複数の独立気泡24が形成されている。
【0037】
弾性消音部材25は、このような空気遮断フィルム23を有しているほかは、第1の実施の形態で例示した弾性消音部材16(図3参照)と同様の環状体であり、図8に示すように、弾性消音部材16と同様の弾性消音部材本体25aと、この弾性消音部材本体25aの外周面、すなわち、前記外周内壁面15(図7参照)と向き合う内壁対向面22上に固着された空気遮断フィルム23とを備えている。
【0038】
この空気遮断フィルム23の材料としては、インナーライナ12a(図7参照)に密着することができるものであれば特に制限はなく、インナーライナ12aの表面の性状によって適宜に決定することができ、例えば、ブチル系ゴムで構成されるインナーライナ12aでは、ポリ塩化ビニリデン、低密度ポリエチレン及びポリ塩化ビニルが好ましい。
【0039】
次に、本実施の形態に係る消音構造体のタイヤへの組み付け方法について説明する。
まず、第1の実施の形態と同様にして、弾性消音部材25の周長を押し縮めながら、弾性消音部材21の空気遮断フィルム23が、タイヤ12のトレッド12b(図2参照)の裏でインナーライナ12aの表面17(図4参照)と接するように当該弾性消音部材21をインナーライナ12aに向けて押し付けながら配置する。そして、このタイヤ12をホイール10のリム14(図1参照)に装着すれば、この消音構造体21の組み付け工程は終了する。
【0040】
このようにして組み付けられた消音構造体21は、第1の実施の形態に係る消音構造体11と同様に、弾性消音部材25が圧縮されたものであるから、元の周長の弾性消音部材25に復元しようとする。その結果、消音構造体21は、前記したと同様に付勢力Fによって外周内壁面15上に固定される。
【0041】
また、この消音構造体21では、空気遮断フィルム23が、弾性消音部材25が圧縮されることによって波打つ。そして、弾性消音部材25が、インナーライナ12aに押し付けられることによって、インナーライナ12aと空気遮断フィルム23との間に独立気泡24(図7参照)が形成されるとともに、空気遮断フィルム23が、この独立気泡24の周囲でインナーライナ12aと密着する。
【0042】
そして、このタイヤ12がリム14に装着された後、所定の圧力でタイヤ12の空気室13(図6参照)内に空気が充填されると、空気遮断フィルム23が、インナーライナ12aの表面、すなわち空気室13の外周内壁面15と密着することによって、インナーライナ12aとの間への空気の流れ込みを防止する。その結果、消音構造体21は、空気室13の外周内壁面15に向けてタイヤ12の空気圧で押圧される。
【0043】
このような本実施の形態に係る消音構造体21によれば、第1の実施の形態に係る消音構造体11と同様の作用効果を奏することができるとともに、空気遮断フィルム23の働きによって、消音構造体21をタイヤ12の空気圧で空気室13の外周内壁面15に向けて押圧することができる。したがって、この消音構造体21によれば、弾性消音部材25をより強固にタイヤ12に固定することができる。
【0044】
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態に係る消音構造体について適宜図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態において、第1の実施の形態と同様の構成要素については同一符号を付し、その説明を省略する。
【0045】
参照する図面において、図9は、第3の実施の形態に係るタイヤの消音構造体に使用される弾性消音部材の斜視図、図10は、第3の実施の形態に係る消音構造体をタイヤに組み付けた後の状態を示す概念図である。
【0046】
図9及び図10に示すように、本実施の形態に係るタイヤの消音構造体31(以下、単に「消音構造体31」という)は、第1の実施の形態に係る消音構造体11(図2参照)に使用した弾性消音部材16(図3参照)に代えて、後記する弾性消音部材32(図9参照)を使用したほかは、第1の実施の形態に係る消音構造体11と同様に構成されている。この消音構造体31は、当該弾性消音部材32が圧縮されて、タイヤ12の空気室13の外周内壁面15に沿うように配置されたものである。
【0047】
弾性消音部材32は、図9に示すように、棒状体であり、空気室13の外周内壁面15(図10参照)と接するように、その長手方向に沿って広がる少なくとも1つの平面32aを備えている。そして、弾性消音部材32の両端には、この弾性消音部材32を空気室13の外周内壁面15に沿うように配置したときに相互に向き合う端面32b,32bが形成されている。
【0048】
この弾性消音部材32は、その長さDが空気室13の外周内壁面15の最大周長より長く設定されている。この弾性消音部材32の材料としては、第1の実施の形態の消音構造体11に使用される弾性消音部材16と同様のものが挙げられる。
【0049】
次に、本実施の形態に係る消音構造体のタイヤへの組み付け方法について説明する。
まず、第1の実施の形態と同様にして、弾性消音部材32の長さを押し縮めながら、弾性消音部材32の前記平面32aが、タイヤ12のトレッド12b(図2参照)の裏でインナーライナ12aの表面17(図4参照)と接するように、この弾性消音部材32を配置する。そして当該弾性消音部材32の前記両端面32b,32b同士が相互に向き合うように配置した後、このタイヤ12をリム14に装着すれば、この消音構造体31の組み付け工程は終了する。
【0050】
このようにして組み付けられた消音構造体31は、第1の実施の形態に係る消音構造体11と同様に、弾性消音部材32が圧縮されたものであるから、元の長さD(図10中、符号32の破線の周長に相当する)に復元しようとする。その結果、消音構造体31は、前記したと同様に付勢力Fによって外周内壁面15上に固定される。
【0051】
このような本実施の形態に係る消音構造体31によれば、第1の実施の形態に係る消音構造体11と同様の作用効果を奏することができる。
【0052】
(第4の実施の形態)
次に、本発明の第4の実施の形態に係る消音構造体について適宜図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態において、第1の実施の形態と同様の構成要素については同一符号を付し、その説明を省略する。
【0053】
参照する図面において、図11は、第4の実施の形態に係るタイヤの消音構造体を構成する弾性消音部材の斜視図、図12は、第4の実施の形態に係る消音構造体をタイヤに組み付けた後の状態を示す概念図である。
【0054】
図11及び図12に示すように、本実施の形態に係るタイヤの消音構造体41(以下、単に「消音構造体41」という)は、第1の実施の形態に係る消音構造体11(図2参照)に使用した弾性消音部材16(図3参照)に代えて、後記する弾性消音部材42(図11参照)を使用したほかは、第1の実施の形態に係る消音構造体11と同様に構成されている。この消音構造体41は、当該弾性消音部材42が、曲げられることによって、タイヤ12の空気室13の外周内壁面15に沿うように配置されたものである。
【0055】
弾性消音部材42は、図11に示すように、弾性消音部材本体42aと、この弾性消音部材本体42aをその長手方向に貫く2本の線状バネ42bとで構成される棒状体であり、空気室13の外周内壁面15(図12参照)と接するように、その長手方向に沿って広がる少なくとも1つの平面42cを備えている。そして、弾性消音部材42の両端には、この弾性消音部材42を空気室13の外周内壁面15に沿うように配置したときに相互に向き合う端面42d,42dが形成されている。
【0056】
この弾性消音部材42は、その長さLが空気室13の外周内壁面15の最大周長と同じ長さに設定されている。この弾性消音部材本体42aの材料としては、第1の実施の形態の消音構造体11に使用される弾性消音部材16と同様のものが挙げられる。
【0057】
次に、本実施の形態に係る消音構造体のタイヤへの組み付け方法について説明する。
まず、第1の実施の形態と同様にして、弾性消音部材42の前記平面42cが、タイヤ12のトレッド12b(図2参照)の裏でインナーライナ12aの表面17(図4参照)と接するように、この弾性消音部材42を配置する。そして当該弾性消音部材42の前記両端面42d,42d同士が相互に向き合うように配置した後、このタイヤ12をリム14に装着すれば、この消音構造体41の組み付け工程は終了する。
【0058】
このようにして組み付けられた消音構造体41では、空気室13内で曲げられた線状バネ42bが復元しようとして、弾性消音部材本体42aを空気室13の外周内壁面15に向けて付勢する。このとき弾性消音部材本体42aが空気室13の外周内壁面15に当接しているので、線状バネ42bは外周内壁面15に対する付勢力Fを生起する。その結果、消音構造体41は、この付勢力Fによって外周内壁面15上に固定される。
【0059】
このような本実施の形態に係る消音構造体41によれば、第1の実施の形態に係る消音構造体11と同様の作用効果を奏することができる。
【0060】
(第5の実施の形態)
次に、本発明の第5の実施の形態に係る消音構造体について適宜図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態において、第1の実施の形態と同様の構成要素については同一符号を付し、その説明を省略する。
【0061】
参照する図面において、図13は、第5の実施の形態に係るタイヤの消音構造体を構成する弾性消音部材を示す平面図、図14は、第5の実施の形態に係る消音構造体をタイヤに組み付けた後の状態を示す概念図である。
【0062】
図13及び図14に示すように、本実施の形態に係るタイヤの消音構造体51(以下、単に「消音構造体51」という)は、第4の実施の形態に係る消音構造体41に使用した弾性消音部材42(図11参照)に代えて、後記する弾性消音部材52aと線状バネ52bとからなる連結体52(図13参照)を使用したほかは、第4の実施の形態に係る消音構造体41と同様に構成されている。この消音構造体51は、前記連結体52が、曲げられることによって、タイヤ12の空気室13の外周内壁面15(図14参照)に沿うように配置されたものである。
【0063】
連結体52は、図13に示すように、球体からなる複数の弾性消音部材52aと、これらの弾性消音部材52aを貫く1本の線状バネ52bとで構成されている。
【0064】
この連結体52は、その長さWが空気室13の外周内壁面15(図12参照)の最大周長と同じ長さに設定されている。なお、弾性消音部材52aの材料としては、第1の実施の形態の消音構造体11に使用される弾性消音部材16と同様のものが挙げられる。
【0065】
次に、本実施の形態に係る消音構造体のタイヤへの組み付け方法について説明する。
まず、第1の実施の形態と同様にして、弾性消音部材52が、タイヤ12のトレッド12b(図2参照)の裏でインナーライナ12aの表面17(図4参照)と接するように配置する。そして、連結体52の両末端の弾性消音部材52a,52a同士が相互に向き合うように配置した後、このタイヤ12をリム14(図12参照)に装着すれば、この消音構造体51の組み付け工程は終了する。
【0066】
このようにして組み付けられた消音構造体51では、第4の実施の形態に係る消音構造体41と同様に、空気室13内で曲げられた線状バネ52bが復元しようとして、外周内壁面15に対する付勢力F(図14参照)を生起する。その結果、消音構造体51は、この付勢力Fによって外周内壁面15上に固定される。
【0067】
また、この消音構造体51では、各弾性消音部材52同士が線状バネ52bで連結されているので、各弾性消音部材52aがタイヤ12の空気室13内でバラけることがない。
【0068】
このような本実施の形態に係る消音構造体51によれば、第4の実施の形態に係る消音構造体41と同様の作用効果を奏することができるとともに、外周内壁面15に対する消音構造体51の接触面積が小さいため、タイヤ12のバネ特性への影響をより一層抑えることができる。
【0069】
以上、本発明の消音構造体を第1乃至第5の実施の形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は、これらの実施の形態に何ら制限されるものではない。
【0070】
例えば、本発明のタイヤの消音構造体は、図15に示すように、弾性消音部材62内にタイヤ(図示せず)の空気圧を検出する空気圧センサ63と、タイヤの空気室(図示せず)内の温度を検出する温度センサ64と、これら空気圧センサ63及び温度センサ64から送信される検知信号に基づいて空気圧及び温度を認識するとともに、これら空気圧及び温度が予め設定した空気圧及び温度の閾値から所定の幅で変動したと判断したときに、異常検出信号を無線で出力する送信コントローラ65と、前記した空気圧センサ63、温度センサ64及び送信コントローラ65に電力を供給するバッテリやRFID(Radio Frequency Identification Communication)システムを応用した電源66と、これらを電気的に接続するフレキシブル配線67とで構成された、タイヤのパンクを遠隔的に検出するセンサユニットが埋設されているものであってもよい。なお、このセンサユニットを構成する前記したセンサ等の部品は、ホイールバランスに影響を与えないように重量バランスを考慮して弾性消音部材62内に配置するのが好ましい。
【0071】
このようなタイヤの消音構造体によれば、弾性消音部材62がセンサユニットのハウジングとして機能するので、センサユニットを構成する前記したセンサ等の部品の配置の自由度が増すとともに、複数個のセンサを一体のハウジングで保持し、且つ前記したセンサ等の部品を弾性消音部材62で保護することができる。
【0072】
また、第4の実施の形態の消音構造体41を構成する弾性消音部材42(図11参照)には、空気遮断フィルム23(図6参照)といった空気遮断層を有しないものを例示したが、本発明を構成する弾性消音部材はこれに限定されるものではなく、図16に示すように、線状バネ42bが埋設された弾性消音部材本体42aの長手方向に沿うようにこの弾性消音部材本体42aの一側面に空気遮断シート42e(空気遮断層)が固着された弾性消音部材71であってもよい。
【0073】
この空気遮断シート42eは、空気室13の外周内壁面15(図12参照)に対向する面に、複数の凹部72が形成されたものであり、空気遮断シート42eの平坦面73が外周内壁面15に密着することによって、空気遮断シート42eが、いわゆる吸盤としての効果を発揮するようになっている。なお、この空気遮断シート42eの材料としては、前記した空気遮断フィルム23の材料と同様のものが挙げられる。
【0074】
このような空気遮断シート42eを備えるタイヤの消音構造体は、第2の実施の形態に係る消音構造体21(図16参照)と同様に、弾性消音部材71をより強固にタイヤ12に固定することができる。
【0075】
また、本発明の消音構造体を構成する弾性消音部材は、図17に示すように、タイヤ12の空気室13(図2参照)に向き合う面82のうち少なくとも一面が、複数の突起81aを有する弾性消音部材81であってもよい。
【0076】
このような弾性消音部材81で構成される消音構造体は、さらに優れた気柱共鳴防止効果を発揮することができる。
【0077】
また、第4及び第5の実施の形態に係る消音構造体41,51(図12及び図14参照)では、線状バネ42b,52bとして線バネを使用したが、本発明では、これに代えて長尺の板バネが使用されてもよい。
【0078】
また、第5の実施の形態に係る消音構造体51(図14参照)では、弾性消音部材52aとして球体を使用したが、これに代えてその角部が空気室13の外周内壁面15(図14参照)に向くように配置された多面体であってもよい。
【0079】
【発明の効果】
本発明のタイヤの消音構造体によれば、タイヤの空気室内における気柱共鳴を防止するとともに、消音部材(弾性消音部材)の長寿命化を図ることができ、しかもホイールバランスを容易に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係るタイヤの消音構造体が組み付けられたタイヤを側面から見た断面図である。
【図2】図1のA−A線における断面図である。
【図3】図1のタイヤの消音構造体に使用される弾性消音部材の斜視図である。
【図4】第1の実施の形態に係る消音構造体の組み付け方法を説明する概念図である。
【図5】第1の実施の形態に係る消音構造体をタイヤに組み付けた後の状態を示す概念図である。
【図6】第2の実施の形態に係るタイヤの消音構造体が組み付けられたタイヤの断面図である。
【図7】図6の符号7で示す円内の拡大図である。
【図8】第2の実施の形態に係る消音構造体を構成する弾性消音部材の部分斜視図である。
【図9】第3の実施の形態に係るタイヤの消音構造体に使用される弾性消音部材の斜視図である。
【図10】第3の実施の形態に係る消音構造体をタイヤに組み付けた後の状態を示す概念図である。
【図11】第4の実施の形態に係るタイヤの消音構造体を構成する弾性消音部材の斜視図である。
【図12】第4の実施の形態に係る消音構造体をタイヤに組み付けた後の状態を示す概念図である。
【図13】第5の実施の形態に係るタイヤの消音構造体を構成する弾性消音部材を部分的に示す平面図である。
【図14】第5の実施の形態に係る消音構造体をタイヤに組み付けた後の状態を示す概念図である。
【図15】他の実施の形態に係る消音構造体に使用される弾性消音部材の、一部に破断部を含む平面図である。
【図16】他の実施の形態に係る消音構造体に使用される弾性消音部材の部分斜視図である。
【図17】他の実施の形態に係る消音構造体に使用される弾性消音部材の部分斜視図である。
【符号の説明】
11,21,31,41,51 タイヤの消音構造体
12 タイヤ
13 タイヤの空気室
15 タイヤの空気室の外周内壁面
16,25,32,42,52a,62,71,81 弾性消音部材
42b,52b 線状バネ
22 弾性消音部材の内壁対向面
23 空気遮断フィルム(空気遮断層)
42e 空気遮断シート(空気遮断層)
63 空気圧センサ(センサユニットの構成部品)
64 温度センサ(センサユニットの構成部品)
65 送信コントローラ(センサユニットの構成部品)
66 電源(センサユニットの構成部品)
67 フレキシブル配線(センサユニットの構成部品)
Claims (5)
- タイヤの空気室の外周内壁面の周方向に沿ってこの外周内壁面と接するように、当該外周内壁面の最大周長より長い弾性消音部材が圧縮されて配置されていることを特徴とするタイヤの消音構造体。
- タイヤの空気室の外周内壁面の周方向に沿ってこの外周内壁面と接するように配置される長尺の弾性消音部材と、この弾性消音部材の長手方向に沿って当該弾性消音部材を貫く線状バネとを備えることを特徴とするタイヤの消音構造体。
- 前記空気室の前記外周内壁面と向き合う前記弾性消音部材の内壁対向面には、この内壁対向面と前記外周内壁面との間への空気の流れ込みを防止する空気遮断層が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のタイヤの消音構造体。
- タイヤの空気室の外周内壁面に沿って並ぶように配置される複数の弾性消音部材と、各弾性消音部材を貫く線状バネ部材とを備えることを特徴とするタイヤの消音構造体。
- 前記弾性消音部材には、前記タイヤの状態値を検知するセンサユニットの構成部品が埋設されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のタイヤの消音構造体。
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