JP2004269004A - Ptpシートの製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ポケット部に錠剤が収容されているPTPシートにあって、ポケット部のトップの厚さを薄くして、錠剤を容易に取り出すことができるPTPシートの製造装置を提供する。
【解決手段】PTP包装機は、加熱手段12とポケット成形手段13とを備えており、帯状の包装用フィルム3が、加熱手段12によって軟化される。その後ポケット部成形手段13においてポケット部2が成形される。このとき下型41と上型42とで包装用フィルム3のうちポケット部2に対応する部位の周囲が環状に挟持される。押上部49が包装用フィルム3の裏側の離れた待機位置に配置された状態で、圧縮エアーを包装用フィルム3の表側から吹き付けて、被成形部をポケット部2の突出面側と反対側に引き伸ばして薄くする。プラグ48を更に押し上げることで、包装用フィルム3の膨らみ方向が反転させられ、該被成形部にポケット部2が成形される。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ポケット部に錠剤が収容されてなるPTPシートの製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、PTPシート(ブリスターシート)は、例えばPP(ポロプロピレン)よりなり複数のポケット部を備えた包装用フィルムと、ポケット部を塞ぐようにして包装用フィルムに取着されたアルミニウム製のカバーフィルムとを有している。各ポケット部には錠剤が収容されている(例えば、非特許文献1参照)。
【0003】
従来、PTPシートを製造する装置にあっては、最上流側にロール状の包装用フィルムがセットされ、当該ロール状の包装用フィルムの下流側において、ポケット部が形成される。このポケット部を形成するポケット部形成装置は、包装用フィルムを加熱して軟化させた状態で、当該軟化部位を引き伸ばしてポケット部の形状を成形する(非特許文献1参照)。なお、成形法としては「平板式圧空成形法」、「プラグアシスト圧空成形法」、「ドラム式真空成形法」の他に、「プラグ成形方法」がある。
【0004】
プラグ成形方法の場合、メス型ブロックと、オス型ブロックとで、フィルムを挟持した状態で、プラグとしての成形凸部を突出させることで、ポケット部の形状を成形する(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【非特許文献1】
「包装技術」,社団法人日本包装技術協会,昭和61年8月号,第24巻,第8号,p.748−753
【特許文献1】
特公平6−104333号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したプラグ成形方法を用いて、ポケット部を形成する場合、ポケット部のトップ(天壁部)の肉厚が成形前のフィルムの肉厚とほぼ同じになってしまう傾向にある。そのため、ポケット部に錠剤の収容されたPTPシートから、錠剤を取り出そうとした場合、ポケット部のトップを内側に押し込む際に、ポケット部のトップの剛性が強すぎて押し込み切れず、錠剤の取り出しに支障が生じるおそれがあった。
【0007】
本発明は、上記各事情に鑑みてなされたものであり、ポケット部に錠剤が収容されているPTPシートにあって、ポケット部のトップの厚さを薄くして、錠剤を容易に取り出すことができるPTPシートの製造装置を提供することを主たる目的の一つとしている。
【0008】
【課題を解決するための手段及びその効果】
上記の目的を達成するために有効な手段を以下に示す。なお、必要に応じてその作用効果等についても説明する。
【0009】
手段1. 帯状の包装用フィルムに対し、錠剤を収容するためのポケット部を形成する成形手段を具備してなるPTPシートの製造装置であって、
前記成形手段は、前記包装用フィルムのうち少なくとも前記ポケット部に対応する被成形部の周囲を環状又は略環状に挟持可能な挟持機構と、前記包装用フィルムが前記挟持機構にて挟持された状態で、高圧気体を包装用フィルムの表側から吹き付けて、前記被成形部を前記ポケット部の突出面側と反対側に引き伸ばして薄くする薄膜化機構と、前記被成形部を薄くした状態で、前記包装用フィルムの裏側から表側に向かってポケット成形型を突出させることで、包装用フィルムの膨らみ方向を反転させる反転機構とを有することを特徴とするPTPシートの製造装置。
【0010】
手段1によれば、帯状の包装用フィルムの一部が、成形手段により、ポケット状に成形されることでポケット部が形成される。このとき、成形手段の挟持機構によって、包装用フィルムのうち少なくともポケット部に対応する被成形部の周囲が環状又は略環状に挟持される。
【0011】
そして、包装用フィルムが挟持機構にて挟持された状態で、薄膜化機構において高圧気体が包装用フィルムの表側から吹き付けられる。この吹き付けにより、被成形部が前記ポケット部の突出面側と反対側に引き伸ばされて薄くなる。この状態で、包装用フィルムの裏側から表側に向かってポケット成形型が突出させられることで、包装用フィルムの膨らみ方向が反転して、ポケット部が形成される。このため、得られるPTPシートのポケット部のトップの厚さが薄肉化が図られる。従って、PTPシートの使用に際し、ポケット部のトップの剛性が強すぎることなく、トップを包装用フィルムの裏側に向かって容易に押し込むことができ、錠剤を簡単に取り出すことができる。
【0012】
また、高圧気体を吹き付けることとしているが、当該高圧気体は包装用フィルムの表側から吹き付けられる。このため、高圧気体に含まれるスラグ、ゴミなどが錠剤の収容されるポケット部の内壁面に付くことがなく、衛生的側面からも優れる。
【0013】
手段2.帯状の包装用フィルムを移送しつつ、ポケット部に錠剤が収容されてなるPTPシートを製造するための製造装置であって、
前記包装用フィルムの表側に前記ポケット部を形成するポケット部形成手段と、
前記各ポケット部に錠剤を投入するための錠剤投入手段と、
前記ポケット部に錠剤が投入された前記包装用フィルムの裏側に対し、前記ポケット部を塞ぐようにしてカバーフィルムを取着する取着手段と、
前記カバーフィルムの取着された前記包装用フィルムからPTPシート単位にその外縁を打抜くシート打抜手段とを備え、
前記ポケット部形成手段は、少なくとも前記ポケット部に対応する部位を加熱する加熱手段と、
前記加熱手段にほぼ連続して又は近接して設けられ、該加熱手段にて加熱された部分をポケット状に成形することでポケット部を形成する成形手段とを具備し、
前記成形手段は、前記包装用フィルムのうち少なくとも前記ポケット部に対応する被成形部の周囲を環状又は略環状に挟持可能な挟持機構と、前記包装用フィルムが前記挟持機構にて挟持された状態で、高圧気体を包装用フィルムの表側から吹き付けて、前記被成形部を前記ポケット部の突出面側と反対側に引き伸ばして薄くする薄膜化機構と、前記被成形部を薄くした状態で、前記包装用フィルムの裏側から表側に向かってポケット成形型を突出させることで、前記包装用フィルムの膨らみ方向を反転させる反転機構とを有することを特徴とするPTPシートの製造装置。
【0014】
手段2によれば、ポケット部形成手段により包装用フィルムの表側にポケット部が形成される。次いで、錠剤投入手段により、各ポケット部に錠剤が投入される。ポケット部に錠剤が投入された包装用フィルムの裏側に対し、取着手段では、ポケット部を塞ぐようにしてカバーフィルムが取着される。その後、カバーフィルムの取着された包装用フィルムからPTPシート単位にその外縁が、シート打抜手段で打抜かれることで、PTPシートが得られる。
【0015】
さて、手段2では、ポケット部形成手段において、まず、少なくともポケット部に対応する部位が加熱手段により加熱される。そして、加熱手段にほぼ連続して又は近接して設けられた成形手段により、加熱された部分がポケット状に成形されることでポケット部が形成される。このとき、成形手段の挟持機構によって、包装用フィルムのうち少なくともポケット部に対応する被成形部の周囲が環状又は略環状に挟持される。
【0016】
そして、包装用フィルムが挟持機構にて挟持された状態で、薄膜化機構において高圧気体が包装用フィルムの表側から吹き付けられる。この吹き付けにより、被成形部が前記ポケット部の突出面側と反対側に引き伸ばされて薄くなる。この状態で、包装用フィルムの裏側から表側に向かってポケット成形型が突出させられることで、包装用フィルムの膨らみ方向が反転して、ポケット部が形成される。このため、得られるPTPシートのポケット部のトップの厚さが薄肉化が図られる。従って、PTPシートの使用に際し、ポケット部のトップの剛性が強すぎることなく、トップを包装用フィルムの裏側に向かって容易に押し込むことができ、錠剤を簡単に取り出すことができる。
【0017】
また、高圧気体を吹き付けることとしているが、当該高圧気体は包装用フィルムの表側から吹き付けられる。このため、高圧気体に含まれるスラグ、ゴミなどが錠剤の収容されるポケット部の内壁面に付くことがなく、衛生的側面からも優れる。
【0018】
手段3.帯状の包装用フィルムを移送しつつ、ポケット部に錠剤が収容されてなるPTPシートを製造するための製造装置であって、
前記包装用フィルムの表側に前記ポケット部を形成するポケット部形成手段と、
前記各ポケット部に錠剤を自由落下により投入するための錠剤投入手段と、
前記ポケット部に錠剤が投入された前記包装用フィルムに対し、前記ポケット部を塞ぐようにしてカバーフィルムを取着する取着手段と、
前記カバーフィルムの取着された前記包装用フィルムからPTPシート単位にその外縁を打抜くシート打抜手段とを備え、
前記ポケット部形成手段は、前記ポケット部に対応する部位の面積に比べて小さい面積で加熱する加熱手段と、
前記加熱手段にほぼ連続して又は近接して設けられ、該加熱手段にて加熱された部分をポケット状に成形することでポケット部を形成する成形手段とを具備し、
前記成形手段は、前記包装用フィルムのうち少なくとも前記ポケット部に対応する被成形部の周囲を環状又は略環状に挟持可能な挟持機構と、前記包装用フィルムが前記挟持機構にて挟持された状態で、高圧気体を包装用フィルムの表側から吹き付けて、前記被成形部を前記ポケット部の突出面側と反対側に引き伸ばして薄くする薄膜化機構と、前記被成形部を薄くした状態で、前記包装用フィルムの裏側から表側に向かってポケット成形型を突出させることで、前記包装用フィルムの膨らみ方向を反転させる反転機構とを有することを特徴とするPTPシートの製造装置。
【0019】
手段3によれば、ポケット部形成手段により包装用フィルムの表側にポケット部が形成される。次いで、錠剤投入手段により、各ポケット部に錠剤が自由落下により投入される。ポケット部に錠剤が投入された包装用フィルムの裏側に対し、取着手段では、ポケット部を塞ぐようにしてカバーフィルムが取着される。その後、カバーフィルムの取着された包装用フィルムからPTPシート単位にその外縁が、シート打抜手段で打抜かれることで、PTPシートが得られる。
【0020】
さて、手段3では、ポケット部形成手段において、まず、ポケット部に対応する部位の面積に比べて小さい面積で加熱手段により加熱される。そして、加熱手段にほぼ連続して又は近接して設けられた成形手段により、加熱された部分がポケット状に成形されることでポケット部が形成される。このとき、成形手段の挟持機構にて、包装用フィルムのうち少なくともポケット部に対応する被成形部の周囲が環状又は略環状に挟持される。
【0021】
そして、包装用フィルムが挟持機構にて挟持された状態で、薄膜化機構において高圧気体が包装用フィルムの表側から吹き付けられる。この吹き付けにより、被成形部が前記ポケット部の突出面側と反対側に引き伸ばされて薄くなる。この状態で、包装用フィルムの裏側から表側に向かってポケット成形型が突出させられることで、包装用フィルムの膨らみ方向が反転して、ポケット部が形成される。このため、得られるPTPシートのポケット部のトップの厚さが薄肉化が図られる。従って、PTPシートの使用に際し、ポケット部のトップの剛性が強すぎることなく、トップを包装用フィルムの裏側に向かって容易に押し込むことができ、錠剤を簡単に取り出すことができる。
【0022】
また、ポケット部に対応する部位の面積に比べて小さい面積で加熱されているので、包装用フィルムの膨らみ方向が反転させられる際に、ポケット部周辺部位の逆折れ状態、すなわち包装用フィルムの裏側に環状に尖った部分が形成されてしまうといった事態が抑制される。ここで、上記のような逆折れ状態があると、ポケット部形成工程から、錠剤投入工程へと円滑に移行させることができず、製造工程に支障が生じるおそれがある。この点、本手段によれば、そのような不具合が払拭でき、製造の円滑化を図ることができる。
【0023】
また、高圧気体を吹き付けることとしているが、当該高圧気体は包装用フィルムの表側から吹き付けられる。このため、高圧気体に含まれるスラグ、ゴミなどが錠剤の収容されるポケット部の内壁面に付くことがなく、衛生的側面からも優れる。
【0024】
手段4.前記薄膜化機構が、前記被成形部を前記ポケット部の突出面側と反対側に引き伸ばす際に、包装用フィルムの裏側の離れた待機位置に前記ポケット成形型を配置して、ポケット成形型が引き伸ばされた包装用フィルムを支えることを特徴とする手段1乃至3のいずれかに記載のPTPシートの製造装置。
【0025】
手段4によれば、高圧気体が包装用フィルムの表側から吹き付けられると、被成形部が前記ポケット部の突出面側と反対側に引き伸ばされる。その際、前記ポケット成形型が、包装用フィルムの裏側の離れた待機位置に配置された状態にあり、引き伸ばされた包装用フィルムを支えるので、ポケット成形型の待機位置によって、包装用フィルムの引き伸ばされる量が制限される。そして、包装用フィルムの引き伸ばされる量によって、包装用フィルムのポケット部のトップの肉厚が定まるので、トップの肉厚は、ポケット成形型の包装用フィルムの裏側の離れた待機位置に応じて、決定されることになる。それにより、待機位置を調整することにより、包装用フィルムのポケット部のトップの肉厚を所望の肉厚にすることができる。
【0026】
手段5.前記ポケット成形型の待機位置は、成形されるポケット部の深さよりやや短い距離に設定されていることを特徴とする手段4に記載のPTPシートの製造装置。
【0027】
手段5によれば、高圧気体が包装用フィルムの表側から吹き付けられると、包装用フィルムはポケット成形型の待機位置まで引き伸ばされるので、成形されるポケット部の深さよりやや短い距離に対応する長さだけ、引き伸ばされる。それにより、ポケット部のトップに関し、より確実に薄肉化を図ることができる。
【0028】
手段6.前記薄膜化機構は、前記ポケット成形型の待機位置を調整可能となっていることを特徴とする手段4または5に記載のPTPシートの製造装置。
【0029】
手段6によれば、ポケット成形型の待機位置を調整可能とすることで、ポケット部のトップの肉厚を所望の肉厚を調整することができる。
【0030】
手段7.前記高圧気体による包装用フィルムへの吹き付けは、包装用フィルムの裏側の離れた待機位置に前記ポケット成形型を配置した状態になってから、開始することを特徴とする手段4乃至6のいずれかに記載のPTPシートの製造装置。
【0031】
手段7によれば、ポケット成形型の待機位置が確定してから、高圧気体の包装用フィルムへの吹き付けが開始され、包装用フィルムは、ポケット成形型に支えられるまで引き伸ばされる。このように包装用フィルムが引き伸ばされるので、成形されるポケット部の形状、厚さ等が安定する。
【0032】
手段8.前記薄膜化機構は、前記ポケット部のトップに対応する部分を、前記包装用フィルムを半分程度の厚さまで薄くすることを特徴とする手段1乃至7のいずれかに記載のPTPシートの製造装置。
【0033】
手段8によれば、ポケット部のトップとなる部分が半分程度の厚さまで薄くされることから、錠剤を簡単に取り出すことができるという作用効果が、より確実に奏される。
【0034】
手段9.前記高圧気体による包装用フィルムへの吹き付けは、包装用フィルムの裏側から表側に向かってポケット成形型を突出させてからも行われることを特徴とする手段1乃至8のいずれかに記載のPTPシートの製造装置。
【0035】
手段9によれば、ポケット成形型が包装用フィルムの裏側から表側に向かって突出してからも、高圧気体が包装用フィルムの表側に吹き付けられるので、包装用フィルムがより確実にポケット成形型に密着して、ポケット成形型の外形に沿った形状になる。そのため、成形されるポケット部の形状の一層の安定化、均質化が図られる。
【0036】
手段10.前記反転機構はカム機構を備えることを特徴とする手段1乃至9のいずれかに記載のPTPシートの製造装置。
【0037】
手段10によれば、反転機構がカム機構を備えていることで、常に設定された突出量分だけ突出させることが可能となり、結果として、ポケット部の深さに関する精度を高めることができる。また、シリンダ等の他のアクチュエータを採用する場合に比べて、カムの回転速度を速くすることで、ポケット部の成形速度を飛躍的に高めることができる。結果として、生産性のさらなる向上を図ることができる。
【0038】
手段11.前記挟持機構は、互いに接離方向に相対移動可能に設けられた第1の型と第2の型とを具備し、前記第1の型は、複数の孔を有するとともに、該孔に対し、前記ポケット成形型が出没可能に設けられており、前記第2の型は、前記第1の型の孔に対応する孔を備え、前記第1の型と第2の型とによって前記包装用フィルムを挟持可能となっていることを特徴とする手段1乃至10のいずれかに記載のPTPシートの製造装置。
【0039】
手段11によれば、挟持機構を構成する第1の型と第2の型とによって包装用フィルムが挟持される。従って、構造の複雑化を伴うことなく、複数のポケット部を一度に成形することが可能となる。
【0040】
手段12.前記第2の型の孔を介して、前記包装用フィルムに対し高圧気体を吹付けることを特徴とする手段11に記載のPTPシートの製造装置。
【0041】
手段12によれば、包装用フィルムが第1の型と第2の型とによって挟持された状態で、第2の型の孔を介して高圧気体が、包装用フィルムの表側から吹き付けられる。このように高圧気体が吹き付けられた被成形部は、前記ポケット部の突出面側と反対側に確実に引き伸ばされて薄くなる。
【0042】
尚、上記手段に記載のPTPシートに代えて、ブリスターシートとしてもよい。
【0043】
【発明の実施の形態】
以下、一実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。図1,2に示すように、PTPシート(ブリスターシート)1は、例えばPP(ポロプロピレン)よりなり複数のポケット部2を表側に備えた包装用フィルム3と、ポケット部2を塞ぐようにして包装用フィルム3の裏側に取着されたアルミニウム製のカバーフィルム4とを有している。包装用フィルム3に形成された各ポケット部2には、錠剤5が1つずつ収容されている。本実施の形態では、PTPシート1は、帯状のフィルムとしての包装用フィルム3及び帯状のカバーフィルム4から形成された帯状のPTPフィルム6が打抜かれることで、シート状に製造されている。
【0044】
次に、上記のように構成されてなるPTPシート1を製造するためのPTP包装機8(PTPシートの製造装置)の概略について図3に基づいて説明する。
【0045】
帯状の包装用フィルム3は、最上流側においてロール状に巻回されている。包装用フィルム3は上述したようにPP等の比較的硬質で所定の剛性を有する合成樹脂によって構成され(PVC等の他の熱可塑性樹脂材料により構成してもよい)、透明又は半透明を呈している。
【0046】
PTP包装機8においては、ロール状に巻回された包装用フィルム3が、間欠的に移送されるようになっており、包装用フィルム3移送経路に沿って、加熱手段12とポケット成形手段13とが順に並設されている。これら加熱手段12及び成形手段としてのポケット成形手段13によってポケット部形成装置14が構成されている。そして、加熱手段12によって包装用フィルム3が部分的に加熱されて、該包装用フィルム3が比較的柔軟になった状態において、ポケット成形手段13によって包装用フィルム3の被成形部にポケット部2が成形される。なお、このポケット部2の成形は、包装用フィルム3の移送動作間のインターバルの際に行われる。
【0047】
ポケット部2が形成された包装用フィルム3の移送経路に沿って、ポケット部2に錠剤5を自動的に充填する錠剤投入装置(錠剤投入手段を構成する)16、検査装置17、フィルム受けロール18が配設されている。錠剤投入装置16は、所定間隔毎にシャッタを開くことで錠剤5を自由落下させるものであり、このシャッタ開放動作に伴って各ポケット部2に錠剤5が投入される。
【0048】
検査装置17は、錠剤5が各ポケット部2に確実に充填されているか否か、また錠剤5の異常の有無、異物混入の有無等の検査を行うためののものである。該検査装置17は、ポケット部2の開口側からの検査を行う。
【0049】
一方、帯状に形成されたカバーフィルム4は、最上流側においてロール状に巻回されている。ロール状に巻回されたカバーフィルム4の引出し端は、前記フィルム受けロール18の方へと案内されている。フィルム受けロール18には、加熱ロール19が圧接可能となっており、両ロール18,19間に包装用フィルム3及びカバーフィルム4が送り込まれるようになっている。そして、包装用フィルム3及びカバーフィルム4が、両ロール18,19間を加熱圧接状態で通過することで、包装用フィルム3の裏側にカバーフィルム4が貼着され、これにより、錠剤5が各ポケット部2に充填されたPTPフィルム6が製造される。本実施の形態では、フィルム受けロール18及び加熱ロール19によって取着手段が構成されている。
【0050】
フィルム受けロール18の下流ではPTPフィルム6移送経路に沿って、錠剤5等の異常の有無、異物混入の有無等の検査を行うための検査装置21が配設されている。この検査装置21はポケット部2の突出面側からの検査を行うものである。従って、前記検査装置17による検査とも相俟って、PTPフィルム6の表裏両面側からの検査を実行することができるようになっている。なお、各検査装置17,21によって不良品判定された場合、その不良品判定となったPTPシートは、図示しない不良シート排出機構によって別途排出される。
【0051】
検査装置21の下流ではPTPフィルム6移送経路に沿って、スリット成形装置22、刻印装置23及びシート打抜装置(シート打抜手段を構成する)24が順に配設されている。スリット成形装置22は、PTPフィルム6の所定位置にスリットを形成する機能を有する。刻印装置23はPTPフィルム6の所定位置にロットナンバー等の識別情報を示す刻印を付す機能を有する。シート打抜装置24は、PTPフィルム6をPTPシート1単位に打抜く機能を有する。
【0052】
前記シート打抜装置24の下流側には、シート打抜装置24から落下する端材25を貯留するためのスクラップ用ホッパ26が設けられている。また、シート打抜装置24の下側には、打抜かれたPTPシート1を移送するためのコンベア28が設けられており、該PTPシート1は完成品用ホッパ29に移送されるようになっている。
【0053】
尚、包装用フィルム3やPTPフィルム6は、複数のロールを介して移送されるようになっている。これらロールのうち、ポケット部2の膨らみ側に面するロール18,31,32,33,34,35(図3参照)は、表面に包装用フィルム3やPTPフィルム6のポケット部2の形状に対応した凹部の形成されたポケット送りロールとなっている。前記フィルム受けロール18を例にとると、包装用フィルム3の移送方向における、フィルム受けロール18の外周に対する凹部の形成間隔とPTPフィルム6に対するポケット部2の形成間隔とは、同等になっている。フィルム受けロール18が、ポケット部2を凹部に収容しながら回転駆動されることで、ポケット部2が潰されること無く、包装用フィルム3等の移送が行われる(他の送りロール31,32,33,34,35についても同様)。
【0054】
PTP包装機8の概略は以上のとおりであるが、以下においては図4に基づき、ポケット部形成装置14の構成について、より具体的に説明する。上述したように、ポケット部形成装置14は、上流側(図の右側)に設けられた加熱手段12と、下流側に設けられたポケット成形手段13とを備えている。
【0055】
加熱手段12は、上部ヒータプレート37及び下部ヒータプレート38並びに両ヒータプレート37,38を加熱するための図示しないヒータを備えている。両ヒータプレート37,38は、包装用フィルム3を上下から挟むようにして相対向した状態で相対移動可能に設けられており、ポケット部2に対応する位置において複数の突出部39,40をそれぞれ備えている。そして、加熱手段12においては、間欠的に移送された包装用フィルム3が、両ヒータプレート37,38の突出部39,40同士の接触によって部分的に(スポット的に)加熱され、該加熱部分が軟化状態となるよう構成されている。ただし、突出部39,40はポケット部2の外周形状よりも一回り小さく形成されている。このため、包装用フィルム3は、ポケット部2に対応する部位の面積に比べて小さい面積で部分的に加熱されるようになっている(図9(d)参照)。これは、後に詳述するが、包装用フィルム3の膨らみ方向を反転させる際に生じる、ポケット部2に対応する部位の周辺の逆折れ状態(図9(b)参照)、すなわち包装用フィルム3の裏側に環状に尖った部分Z1が形成されるのを防止するためである。
【0056】
ポケット成形手段13は、第1の型としての下型41及び第2の型としての上型42を備えている。本実施の形態では、かかる下型41及び上型42によって挟持機構が構成されている。固定状態にある支持台43上には、筒状の下型チャンバ44が固定されており、該下型チャンバ44上に前記下型41が固定されている。かかる下型41には、ポケット部2の位置に対応する位置に複数の孔45が形成されている。
【0057】
支持台43には、複数の挿通孔が形成されており、該挿通孔にはベアリング機構を介して棒状のスライダ46が上下動可能に挿通されている。スライダ46は、反転機構を構成するカム機構55によって所定のストローク間を上下動可能となっている。スライダ46の上端には、プレート47が固定されているとともに、該プレート47上には、ポケット成形型としてのプラグ48が載置固定されている。該プラグ48は、前記孔45に挿通可能でかつ上方へ延びる押上部49を有している。該押上部49の先端形状は、前記ポケット部2の形状とほぼ同等となっている。従って、プラグ48の押上部49は、カム機構55の駆動によるスライダ46の上下動に対応して、所定のストローク間を上下動可能となっている。
【0058】
なお、本実施の形態では、プラグ48は着脱可能となっており、品種等に応じて適宜別のプラグに変更可能となっている。
【0059】
また、前記スライダ46及びプレート47には、冷却水(又は温水)の循環を許容するべく水循環路50が形成されている。これにより、プラグ48、特に押上部49の表面温度にばらつきが生じるのが間接的に規制されるようになっている。
【0060】
一方、包装用フィルム3の上方には、上板51が上下動可能に設けられており、固定状態にある下型41に対し、上型42が接離可能に配置されている。この上板51の下面にはプレート52が固定されており、該プレート52に前記上型42が固定されている。かかる上型42にも、前記下型41と同様の孔53が形成されている。この孔53は、プラグ48の最大突出量よりも長く形成されている。換言すれば、プラグ48の押上部49の最大上死点が孔53よりも上に位置しないように設定されている。さらに、前記上板51及びプレート52には、高圧気体としての圧縮エアーを孔53に供給可能なエア供給路54が形成されている。
【0061】
そして、包装用フィルム3にポケット部2を成形するに際しては、該エア供給路54を通って、例えば0.1MPa〜0.3MPa程度の圧縮エアーがポケット部2の表側(上側)から吹き付けられる。それにより、包装用フィルム3の被成形部は、一旦、ポケット部2の突出面側(上側)と反対側(下側)に引き伸ばされて薄肉化が図られるようになっている。本実施形態では、エア供給路54及びそこから孔53に供給される圧縮エアー等により、薄膜化機構が構成されている。
【0062】
ここで、例えば5ミリメートルの深さのポケット部2を包装用フィルム3に形成する場合について、図8に示すタイミングチャートを参照しながら、具体的に説明する。
【0063】
最初、プラグ48の押上部49は、図4に示すように、包装用フィルム3の裏側(下側)の離れた位置に配置された状態にあって、かつ、固定状態にある下型41に対し、上型42が上方に離れて配置されている。そして、図8に示す時刻T0において、プラグ48が、カム機構55の駆動によるスライダ46の上方向への移動により、上方に向かって移動開始する。また、時刻T1において、固定状態の下型41から離れている上型42が、下方に向かって移動開始する。
【0064】
そして、時刻T2において、上方へ移動されていたプラグ48を、その押上部49が、所定高さまで達した時点で一旦停止させる。すなわち、プラグ48の押上部49を、図7(a)に示すように、包装用フィルム3の裏側から4ミリメートルだけ離れた待機位置にて待機させる。これは、成形されるポケット部2の深さ(5ミリメートル)よりやや短い距離に相当する。また、時刻T3において、固定状態にある下型41に対し、包装用フィルム3が挟まれる格好で上型42が当接する。このとき、包装用フィルム3のうち、ポケット部に対応する被成形部の周囲が環状に、下型41及び上型42で挟持されることとなる。
【0065】
そして、時刻T4において、圧縮エアーを包装用フィルム3の表側(上側)から吹き付けを開始する。すると、包装用フィルム3の被成形部は、ポケット部2の突出面側(上側)とは反対側(下側)に引き伸ばされて薄くなる。このとき、図7(b)に示すように、プラグ48の押上部49により、下方側に膨らみ引き伸ばされた部位が支えられる。このため、プラグ48の押上部49の位置によって、包装用フィルム3の引き伸ばされる量が制限されることとなる。
【0066】
より詳しくは、包装用フィルム3の通常の厚さが、例えば300マイクロメートルの場合、上記吹き付けにより、ポケット部2のトップは120〜150マイクロメートル程度まで薄くなる。つまり、包装用フィルム3に形成されるポケット部2のトップは、通常の(当初)包装用フィルム3の厚さに比べて、半分程度またはそれ以下の厚さまで薄くなる。
【0067】
このように包装用フィルム3の被成形部が薄くなった状態で、時刻T5において、プラグ48の押上部49が、再度上方へ移動開始する。そして、図7(c)及び図6に示すように、包装用フィルム3の裏側から表側に向かって、プラグ48の押上部49を突出させる。これにより被成形部の薄くなった包装用フィルム3の膨らみ方向が徐々に反転する。そして、時刻T6において、プラグ48が最大上死点に到達した時点でその移動を停止させる。その後、時刻T7において、圧縮エアーの包装用フィルム3の表側(上側)からの吹き付けを停止させる。このプラグ48の停止状態は、時刻T8まで続く。このようにして包装用フィルム3の被成形部の膨らみ方向が反転して、所定の高さ(例えば5ミリメートル)のポケット部2が形成される。
【0068】
ここで、圧縮エアーの吹き付けが時刻T7まで継続される。つまり、プラグ48の押上部49が、少なくとも包装用フィルム3の裏側から表側に向かって突出する間(時刻T5〜時刻T6)のみならず、押上部49が停止してからも圧縮エアーが包装用フィルム3に吹き付けられることになる。このため引き伸ばされた包装用フィルム3が押上部49により確実に密着して、より確実に押上部49の外形に沿った形状になる。
【0069】
その後、時刻T8において、プラグ48の押上部49の下方への移動を開始するとともに、固定状態にある下型41に対し、上型42の上方への移動を開始する。時刻T9において、プラグ48の押上部49が初期位置に停止する。時刻T10において、上型42が初期位置に停止し、固定状態にある下型41から、上型42が完全に離れる。このようにポケット部2の成形が完了する。
【0070】
さて、このようなPTP包装機8において、PTPシート1を製造する手順などについて、主要な工程を中心として説明する。
【0071】
自動的に移送される包装用フィルム3は、まず、ポケット部形成装置14において、ポケット部形成工程を経る。すなわち、包装用フィルム3は、加熱手段12へと間欠的に移送される。すると、包装用フィルム3はポケット部2に対応する部位において部分的に加熱され、非常に伸びやすい軟化状態となる。
【0072】
この場合、図9(d)に示すように、加熱手段12がポケット部2に対応する部位の面積A2に比べて小さい面積A1で加熱する。このように加熱すると、図9(a)に示す包装用フィルム3の膨らみ方向が反転する際に、ポケット部2に対応する部位の周辺の逆折れ状態、すなわち包装用フィルム3の裏側に環状に尖った部分Z1(図9(b)参照)が無くなる。ここで、ポケット部2に対応する部位の周辺に逆折れ状態があると、包装用フィルム3の裏側に環状に尖った部分Z1が障害となって、包装用フィルム3にポケット部2を形成するポケット部形成工程から、ポケット部2に錠剤5を投入する錠剤投入工程へと円滑に移ることができず、製造工程に支障が生じるおそれがある。この点、本実施の形態では、そのような不都合を払拭することができ、製造工程が円滑になる。
【0073】
次に、包装用フィルム3は、ポケット成形手段13へと間欠的に移送され、該フィルム3の軟化部分がベース44の孔43の位置と一致させられる。そして、この時点で、図5に示すように、上型42が下型41の方へと接近移動させられる。これにより、上型42と下型41とで包装用フィルム3が挟持されることとなる。
【0074】
そして、包装用フィルム3が挟持された状態で、圧縮エアーを包装用フィルム3の表側から吹き付けて、一旦被成形部をポケット部2の膨らみ方向と反対側に引き伸ばして薄くする。この場合、押上部49が、包装用フィルム3の裏側の離れた待機位置に配置された状態になって、引き伸ばされる包装用フィルム3を支える位置が確定してから、圧縮エアーの包装用フィルム3への吹き付けを開始する。このように、圧縮エアーによって、包装用フィルム3が、押上部49に支えられるまで引き伸ばされる際、プラグ48の押上部49の位置が確定しているので、包装用フィルム3に成形されるポケット部2の形状、厚み等が安定する。
【0075】
また、被成形部を薄くした状態で、包装用フィルム3の裏側から表側に向かって押上部49を突出させることで、包装用フィルム3の膨らみ方向が反転して、ポケット部2が形成され、その後硬化する。
【0076】
その後、プラグ48及び上型42が包装用フィルム3から離間させられ、包装用フィルム3はさらに下流側へと移送される(図3参照)。すなわち、包装用フィルム3は錠剤投入装置16の方へと移送される。該錠剤投入装置16によってポケット部2に錠剤5が投入され、また続く検査装置17による検査工程を経た後、包装用フィルム3は、カバーフィルム4とともに、フィルム受けロール18の方へと移送される。ここで、フィルム受けロール18及び加熱ロール19によってカバーフィルム4が包装用フィルム3に対し加熱圧接されることで、取着される。
【0077】
カバーフィルム4が取着されることにより得られたPTPフィルム6は、さらに下流側の工程へと移送される。すなわち、PTPフィルム6は、検査装置21による検査工程を経た後、さらにスリット成形装置22によるスリット形成工程、刻印装置23による刻印工程、及び、シート打抜装置24によるシート打抜工程を経る。これにより、上記したようなPTPシート6が得られる。
【0078】
以上詳述したように、本実施の形態では、下型41と上型42とで包装用フィルム3のうちポケット部2に対応する部位の周囲が環状に挟持された状態で、カム機構55の駆動により、プラグ48が所定量だけ押し上げられ、押上部49を包装用フィルム2の下方側の待機位置に配置させる。この状態で、圧縮エアーを包装用フィルム3の表側から吹き付けて、被成形部がポケット部2の突出面側と反対側に引き伸ばされて薄くなった後、カム機構55の駆動によりプラグ48の押上部49を押し上げて、包装用フィルム3の膨らみ方向を反転させ、ポケット部2が成形される。このため、得られるPTPシート1のポケット部2のトップの厚さの薄肉化が図られる。従って、PTPシート1の使用に際し、ポケット部2のトップの剛性が強すぎることなく、トップを包装用フィルム3の裏側に向かって容易に押し込むことができ、錠剤5を簡単に取り出すことができる。また、圧縮エアーは包装用フィルム3の表側から吹き付けられるため、圧縮エアーに含まれるスラグ、ゴミなどが錠剤5の収容されるポケット部2の内壁面に付くことがなく、衛生的側面からも優れる。また、ポケット部2に対応する部位の面積に比べて小さい面積で加熱されているので、包装用フィルム3の膨らみ方向が反転させられる際に、ポケット部周辺部位の逆折れ状態、すなわち包装用フィルム3の裏側に環状に尖った部分が形成される事態が抑制され、ポケット部形成工程から、錠剤投入工程へと円滑に移行させることができる。
【0079】
また、本実施の形態では、プラグ48の突出量(いわば上死点)が調整可能となっている。このため、当該突出量を調整することによって、投入される錠剤5が別のものに変更されるような場合であっても、ポケット部2の深さを変更することができ、ポケット部2の深さを各錠剤5に適合したものとすることができる。また、この場合、製造装置の変更を伴わないため、つまり同じPTP包装機8を使用することができるため、生産設備のコストダウン及び稼働率の向上をも図ることができる。
【0080】
併せて、本実施の形態では、プラグ48等を、カム機構55によって上下動させることとしている。このため、常に設定された突出量分だけ突出させることが可能となり、しかも、より強い押上力を被成形部に加えることができる。結果として、ポケット部2の深さに関する精度を高めることができる。また、シリンダ等の他のアクチュエータを採用する場合に比べて、カムの回転速度を速くすることで、ポケット部2の成形速度を飛躍的に高めることができる。特に、本実施の形態では、吸引(真空引き)等によって凹部に沿わせることで成形する訳ではない。このこととも相まって、結果的に、生産性の飛躍的な向上を図ることができる。
【0081】
尚、上述した実施の形態の記載内容に限定されることなく、例えば次のように実施してもよい。
【0082】
(a)上記実施の形態ではプラグ48が着脱自在となっているが、プラグの押上部49のみが着脱自在となっていてもよい。また、プラグ48が着脱不能となっていてもよい。
【0083】
(b)上記実施の形態では、カム機構55によりプラグ48等を上下動させるよう構成されているが、シリンダ等、他のアクチュエータを用いても差し支えない。なお、そのときどきによって、ストローク量或いは突出量を変更できるように構成すると、1枚のPTPシートにおいて、深さの相違するポケット部を形成することも可能となる。
【0084】
(c)上記実施の形態における水循環路50や、エア供給路54等を省略した構成を採用してもよい。
【0085】
(d)上記実施の形態では、例えば5ミリメートルの深さのポケット部2を形成する場合について説明したが、別の深さのポケット部2を形成してもよい。尚、押上部49の待機位置(図7(b)参照)を、包装用フィルム3の裏側から4ミリメートルだけ離したのは、成形されるポケット部2の深さ(5ミリメートル)より若干(1ミリメートル)だけ短く設定したからである。従って、押上部49の待機位置(図7(b)参照)は、成形されるポケット部2の深さに応じて設定されることになる。
【0086】
そして、包装用フィルム3のポケット部2のトップの肉厚は、主として吹き付けにより、包装用フィルム3の引き伸ばされる量によって定まる傾向にある。つまり、トップの肉厚は、押上部49の包装用フィルム3の裏側の離れた待機位置に応じて決定されることになる。それにより、押上部49の包装用フィルム3の裏側から離れた待機位置を調整することにより、包装用フィルム3のポケット部2のトップの肉厚を所望の肉厚にすることができる。例えば、押上部49の待機位置が、包装用フィルム3の裏側から比較的に短い距離の場合、包装用フィルム3の引き伸ばされる量が少なく、トップの肉厚は、それほど薄くならない。かかる趣旨から、引き伸ばす包装用フィルム3の厚さが調整可能となるので、プラグ48の押上部49の待機位置を設定するための、包装用フィルム3までの距離を調整する待機位置調整機構を設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はPTPシートを、(b)はPTPフィルムを示す斜視図である。
【図2】PTPシートを示す部分拡大断面図である。
【図3】PTP包装機の概略構成を説明するための模式図である。
【図4】一実施の形態におけるポケット部形成装置を説明する断面図である。
【図5】成形装置における作用を説明するための断面図である。
【図6】成形装置における作用を説明するための断面図である。
【図7】ポケット部の形成動作を拡大して説明する図であって、(a)は上型と下型とで包装用フィルムを挟持した状態、(b)は(a)の状態から逆ブローをした状態、(c)は下型のプラグの押上部が包装用フィルムの軟化部分に対して突出した状態を示す。
【図8】ポケット部の形成動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図9】ポケット部の形成動作を拡大して説明する図であって、(a)は逆ブローされ引き伸ばされた軟化部分を下型のプラグの押上部が突出した状態、(b)は(a)の状態から軟化部分の膨らみ方向が反転し、ポケット部に対応する部位の周辺に逆折れ状態が発生している状態、(c)はポケット部に対応する部位の周辺に逆折れ状態が発生していない状態、(d)は加熱面積をポケット部に対応する部位の面積に比べて小さくした状態を示す。
【符号の説明】
1…PTPシート、2…ポケット部、3…包装用フィルム、5…錠、8…PTPシートの製造装置としてのPTP包装機、12…加熱手段、13…成形手段としてのポケット成形手段、14…ポケット部形成装置、16…錠剤投入手段としての錠剤投入装置、18…取着手段としてのフィルム受けロール、19…取着手段としての加熱ロール、24…シート打抜装置としてのシート打抜手段、41…第1の型としての下型、42…第2の型としての上型、45…孔、48…ポケット成形型としてのプラグ、49…押上部、54…薄膜化機構を構成する圧縮エアー、55…反転機構を構成するカム機構、A1…加熱面積、A2…ポケット部に対応する部位の面積。

Claims (12)

  1. 帯状の包装用フィルムに対し、錠剤を収容するためのポケット部を形成する成形手段を具備してなるPTPシートの製造装置であって、
    前記成形手段は、前記包装用フィルムのうち少なくとも前記ポケット部に対応する被成形部の周囲を環状又は略環状に挟持可能な挟持機構と、前記包装用フィルムが前記挟持機構にて挟持された状態で、高圧気体を包装用フィルムの表側から吹き付けて、前記被成形部を前記ポケット部の突出面側と反対側に引き伸ばして薄くする薄膜化機構と、前記被成形部を薄くした状態で、前記包装用フィルムの裏側から表側に向かってポケット成形型を突出させることで、包装用フィルムの膨らみ方向を反転させる反転機構とを有することを特徴とするPTPシートの製造装置。
  2. 帯状の包装用フィルムを移送しつつ、ポケット部に錠剤が収容されてなるPTPシートを製造するための製造装置であって、
    前記包装用フィルムの表側に前記ポケット部を形成するポケット部形成手段と、
    前記各ポケット部に錠剤を投入するための錠剤投入手段と、
    前記ポケット部に錠剤が投入された前記包装用フィルムの裏側に対し、前記ポケット部を塞ぐようにしてカバーフィルムを取着する取着手段と、
    前記カバーフィルムの取着された前記包装用フィルムからPTPシート単位にその外縁を打抜くシート打抜手段とを備え、
    前記ポケット部形成手段は、少なくとも前記ポケット部に対応する部位を加熱する加熱手段と、
    前記加熱手段にほぼ連続して又は近接して設けられ、該加熱手段にて加熱された部分をポケット状に成形することでポケット部を形成する成形手段とを具備し、
    前記成形手段は、前記包装用フィルムのうち少なくとも前記ポケット部に対応する被成形部の周囲を環状又は略環状に挟持可能な挟持機構と、前記包装用フィルムが前記挟持機構にて挟持された状態で、高圧気体を包装用フィルムの表側から吹き付けて、前記被成形部を前記ポケット部の突出面側と反対側に引き伸ばして薄くする薄膜化機構と、前記被成形部を薄くした状態で、前記包装用フィルムの裏側から表側に向かってポケット成形型を突出させることで、包装用フィルムの膨らみ方向を反転させる反転機構とを有することを特徴とするPTPシートの製造装置。
  3. 帯状の包装用フィルムを移送しつつ、ポケット部に錠剤が収容されてなるPTPシートを製造するための製造装置であって、
    前記包装用フィルムの表側に前記ポケット部を形成するポケット部形成手段と、
    前記各ポケット部に錠剤を投入するための錠剤投入手段と、
    前記ポケット部に錠剤が投入された前記包装用フィルムの裏側に対し、前記ポケット部を塞ぐようにしてカバーフィルムを取着する取着手段と、
    前記カバーフィルムの取着された前記包装用フィルムからPTPシート単位にその外縁を打抜くシート打抜手段とを備え、
    前記ポケット部形成手段は、前記ポケット部に対応する部位の面積に比べて小さい面積で加熱する加熱手段と、
    前記加熱手段にほぼ連続して又は近接して設けられ、該加熱手段にて加熱された部分をポケット状に成形することでポケット部を形成する成形手段とを具備し、
    前記成形手段は、前記包装用フィルムのうち少なくとも前記ポケット部に対応する被成形部の周囲を環状又は略環状に挟持可能な挟持機構と、前記包装用フィルムが前記挟持機構にて挟持された状態で、高圧気体を包装用フィルムの表側から吹き付けて、前記被成形部を前記ポケット部の突出面側と反対側に引き伸ばして薄くする薄膜化機構と、前記被成形部を薄くした状態で、前記包装用フィルムの裏側から表側に向かってポケット成形型を突出させることで、前記包装用フィルムの膨らみ方向を反転させる反転機構とを有することを特徴とするPTPシートの製造装置。
  4. 前記薄膜化機構が、前記被成形部を前記ポケット部の突出面側と反対側に引き伸ばす際に、包装用フィルムの裏側の離れた待機位置に前記ポケット成形型を配置して、ポケット成形型が引き伸ばされた包装用フィルムを支えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のPTPシートの製造装置。
  5. 前記ポケット成形型の待機位置は、成形されるポケット部の深さよりやや短い距離に設定されていることを特徴とする請求項4に記載のPTPシートの製造装置。
  6. 前記薄膜化機構は、前記ポケット成形型の待機位置を調整可能となっていることを特徴とする請求項4または5に記載のPTPシートの製造装置。
  7. 前記高圧気体による包装用フィルムへの吹き付けは、包装用フィルムの裏側の離れた待機位置に、前記ポケット成形型を配置した状態になってから、開始することを特徴とする請求項4乃至6のいずれかに記載のPTPシートの製造装置。
  8. 前記薄膜化機構は、前記ポケット部のトップに対応する部分を、半分程度の厚さまで薄くすることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のPTPシートの製造装置。
  9. 前記高圧気体による包装用フィルムへの吹き付けは、包装用フィルムの裏側から表側に向かってポケット成形型を突出させてからも行われることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のPTPシートの製造装置。
  10. 前記反転機構はカム機構を備えることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載のPTPシートの製造装置。
  11. 前記挟持機構は、互いに接離方向に相対移動可能に設けられた第1の型と第2の型とを具備し、前記第1の型は、複数の孔を有するとともに、該孔に対し、前記ポケット成形型が出没可能に設けられており、前記第2の型は、前記第1の型の孔に対応する孔を備え、前記第1の型と第2の型とによって前記包装用フィルムを挟持可能となっていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載のPTPシートの製造装置。
  12. 前記第2の型の孔を介して、前記包装用フィルムに対し高圧気体を吹付けることを特徴とする請求項11に記載のPTPシートの製造装置。
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