JP3574190B2 - 熱可塑性樹脂製容器の製造方法およびその装置 - Google Patents

熱可塑性樹脂製容器の製造方法およびその装置 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、熱可塑性樹脂製被成形体を用いた熱成形により容器を製造する熱可塑性樹脂製容器の製造方法およびその装置に関し、円筒形あるいは角筒形等の回転金型ドラム(ロータリー金型)を用いて熱成形を行う際に利用できる。
【0002】
【背景技術】
従来より、プラスチック食品容器等の熱可塑性樹脂製容器の製造には、各種の成形方法が採用されているが、大別すると、射出成形による製造と、熱可塑性樹脂製シートからの熱成形による製造とがある。そして、前者の射出成形は、後者の熱成形の場合に比べて高コストであることから、熱成形による容器製造が主流をなしている。
近年、更なるコウトダウン、容器の機能向上、あるいは廃棄物の有効利用の要求が高まり、より一層優れた熱成形による容器製造方法が望まれている。
【0003】
熱成形による容器製造方法としては、オフライン熱成形、インライン熱成形、またはダイレクトロータリ成形による方法などがあるが、オフライン熱成形が最も一般的である。
インライン熱成形は、Tダイ(マニホールドダイ)から押し出されたシート状のメルトウェブを冷却固化してから巻き取らずにライン上に送り、ライン上でメルトウェブの温度制御を行いながら平板金型を用いて所望の容器形状に賦形する方法であり、コスト低減、エネルギ削減、スクラップのリサイクルを図ることができるという利点があるが、少量生産に不向きなうえ、装置が大型化して高価格になるという不都合がある。
【0004】
ダイレクトロータリ成形は、Tダイから押し出されたシート状のメルトウェブをロータリー金型に導入し、このロータリー金型を用いてメルトウェブを所望の容器形状に賦形する方法であり、インライン熱成形の場合と同様にコスト低減、エネルギ削減、スクラップのリサイクルを図ることができるという利点があるが、インライン熱成形の場合に比べ、真空成形については比較的容易な装置により実施できるものの、圧空成形や同時打抜を行うには、極めて複雑で高価な装置となる。
【0005】
また、前述したような多量のスクラップが発生する連続シートからの熱成形方法に対し、予め連続シートから容器形状に応じた外周形状を有するブランク(プレフォームドブランク又はプレカットブランク)を形成しておき、このブランクを金型のキャビティに供給して賦形を行って所望の形状の容器を得る各種の方法が提案されている。これらの方法では、ブランク形成時のスクラップの発生は極めて少なく、熱成形工程における打ち抜きやトリミングに伴うスクラップの発生は皆無であるため、材料の利用効率の向上を図ることができる。
このうち本願出願人により特願平5−211537号で提案されている方法は、ブランクを保持する保持部および離脱させる離脱部を有する回転式のブランク加熱・移送手段と、周面に複数の金型を有する回転金型ドラムとを分離して配置するとともに、ブランク加熱・移送手段の保持部や離脱部あるいは回転金型ドラムの各金型に、ブランクを円滑に操作するための各種の機構を適宜設けて生産性の向上を図っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した各種の容器製造方法では、生産性、操作性、装置の規模、装置の価格等の点で、各方法とも一長一短があり、未だこれらを同時に満足させる方法はないのが現状である。従って、これらを同時に満足させるような優れた容器製造方法の普及が望まれている。
前述した各方法のうち、ロータリ金型を用いる方法、つまり、本願出願人による特願平5−211537号のブランクを用いる方法、あるいは連続シートを用いるダイレクトロータリ成形に関しては、生産性の向上を図るにあたって、ドラムの回転ピッチを上げようとすると、賦形手段による賦形処理時間(賦形圧力をかけている時間)を十分に確保できなくなるため、このことが生産性の向上を阻害する要因となっていた。また、ドラムの外周への設置スペース上の制約の問題があることから、装置の多機能化を十分に図ることができなかった。
また、このような賦形処理時間の確保の問題、設置スペース上の制約の問題を解消する方法として、金型と賦形手段(金型とともに容器の熱成形を行う手段)とを回転中心の異なる別々の無限軌道上に多数設けるとともにこれらの各無限軌道をその一部分を対向させて配置し、各無限軌道を回転させながら対向部分で賦形を行う方法が考えられるが、このような方法では、装置が大型化、複雑化して高価格になってしまうという問題があった。
【0007】
本発明の目的は、生産性を向上できるとともに、装置の小型化および低価格化を図ることができ、かつ多機能な装置を実現でき、多品種小ロット生産への対応が可能な熱可塑性樹脂製容器の製造方法およびその装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、賦形手段を回転金型ドラムと同一の軸を中心として回転させて前記目的を達成しようとするものである。
具体的には、本発明の熱可塑性樹脂製容器の製造方法は、粘弾性領域内の温度状態にあるブランクとされた熱可塑性樹脂製被成形体を、回転金型ドラムの周面上に複数連ねて配置されたキャビティのうちのいずれかの開口部に導入配置し、回転金型ドラムの外周に配置された賦形手段を回転金型ドラムと同一の軸を中心として同一角速度で同一方向に回転させながらキャビティ内で熱可塑性樹脂製被成形体を容器形状に賦形するとともに、リップ形成手段を賦形手段とともに回転させながら容器のリップ部を形成し、その後、賦形手段およびリップ形成手段を回転金型ドラムと同一の軸を中心として逆方向に回転させて元の位置に戻すことを特徴とする。
【0009】
ここで、熱可塑性樹脂製被成形体は、予め容器形状に応じてプレカットされた所謂ブランクであが、圧力流体により賦形可能な温度となっていなければならない。そして、この熱可塑性樹脂製被成形体は、インジェクション成形品やプレス成形品などを含み、膜状のものに限定されるものではない。
また、賦形手段とは、供給される熱可塑性樹脂製被成形体の一方の側に配置されるキャビティに対し、被成形体の反対側に配置されてキャビティとともに容器の熱成形を行う手段である。この賦形手段としては、圧空成形、真空成形、若しくは真空圧空成形、またはこれらにプラグによる補助を加えた各プラグアシスト成形などにより賦形を行う手段が挙げられ、各成形方法に応じて、キャビティを塞ぐ圧空ボックス、被成形体を予張するプラグ、圧空を供給する圧空供給手段、あるいはキャビティの開口部の周囲に被成形体を固定するクランプ(但し、ボックス形状ではないもの)等を適宜備えた構成とすればよい。
【0011】
そして、本発明の熱可塑性樹脂製容器の製造装置は、周面上に容器形状に応じた複数のキャビティを連ねて配置された回転金型ドラムと、この回転金型ドラムを回転駆動する金型駆動手段と、粘弾性領域内の温度状態にあるブランクとされた熱可塑性樹脂製被成形体をキャビティ内で容器形状に賦形する賦形手段と、容器のリップ部を形成するリップ形成手段と、賦形手段およびリップ形成手段を回転金型ドラムの外周に配置支持しかつ回転金型ドラムと同一の軸を中心として回転する支持部材と、この支持部材を回転駆動する支持部材駆動手段とを備えたことを特徴とする
らに、本発明の熱可塑性樹脂製容器の製造装置には、回転金型ドラムと支持部材とを同一角速度で同一方向に回転させる同調手段が設けられていることが望ましい。
【0012】
また、賦形手段の構成は、キャビティとともに容器の熱成形を行うことができるものであれば任意であるが、プラグアシスト圧空成形およびプラグアシスト真空圧空成形による賦形を実現できる構成として、キャビティを塞ぐ圧空ボックスと、この圧空ボックス内からキャビティ内に突出して熱可塑性樹脂製被成形体を予張するプラグと、圧空ボックス内に圧空を供給する圧空供給手段とを備えた構成のものが挙げられる。そして、プラグアシスト真空圧空成形による賦形を行う場合には、回転金型ドラム側に、キャビティ内の真空吸引を行う真空吸引手段を設けておけばよい。
【0013】
【作用】
このような本発明においては、粘弾性領域にあるブランクとされた熱可塑性樹脂製被成形体を、キャビティの開口部に導入配置し、支持部材により回転金型ドラムの外周に配置支持された賦形手段を用いてキャビティ内で熱可塑性樹脂製被成形体を容器形状に賦形する。
この際、支持部材を回転させることにより賦形手段を回転金型ドラムと同一の軸を中心として同一角速度で同一方向に回転させながら賦形を行うとともに、リップ形成手段を賦形手段とともに回転させながら容器のリップ部を形成し、その後、賦形手段およびリップ形成手段を回転金型ドラムと同一の軸を中心として逆方向に回転させて元の位置に戻し、このような賦形手段およびリップ形成手段の回転往復運動を繰り返すことにより、複数の容器を順次製造していく。
【0014】
このため、従来のように回転金型ドラムの外周の固定した位置に設けられた賦形手段により賦形処理を行う場合に比べ、賦形手段を回転させながらの賦形処理が可能となるため、賦形処理時間を十分に確保し、かつ回転金型ドラムの回転ピッチを上げることが可能となるので、生産性の向上が図れる。
また、多数の賦形手段を設けることなく、生産性の向上が実現されるため、装置の小型化および装置の低価格化が図られるうえ、多品種小ロット生産への対応が容易になる。
さらに、賦形手段とともに、例えば、容器のリップ部を形成するリップ形成手段等の賦形手段以外の成形機要素を回転させながらこれらの各手段による処理を行うことで、多機能な装置が容易に実現される。
【0016】
また、回転金型ドラムと支持部材とを同一角速度で同一方向に回転させる同調手段を設けておけば、賦形を行う際に回転金型ドラムの回転と賦形手段の回転とを確実に同期させることができ、所望の形状の容器が確実に得られ、これらにより前記目的が達成される。
【0017】
【実施例】
以下、本発明の各実施例を図面に基づいて説明する。
[第一実施例]
図1から図3までには、本発明の第一実施例の熱可塑性樹脂製容器の製造装置10が示されている。図2および図3は、図1を側面(図1中左または右方向)から見た状態の部分概略図である。
製造装置10は、上流に配置された図示されないTダイから押し出された熱可塑性樹脂製の連続シート11を用いてダイレクトロータリ成形により食品包装用等の熱可塑性樹脂製容器12を製造する装置である。
【0018】
製造装置10は、基台14と、周面上に容器12の形状に応じた複数のキャビティ21を連ねて配置された回転金型ドラム20と、この回転金型ドラム20を回転駆動する金型駆動手段30と、キャビティ21内で連続シート11を容器形状に賦形する賦形手段40と、この賦形手段40を回転金型ドラム20の外周に配置支持しかつ回転金型ドラム20と同一の軸を中心として回転する支持部材50と、この支持部材50を回転駆動する支持部材駆動手段31とを備えている。
【0019】
回転金型ドラム20は、略八角柱形状を有し、その周面上の八つの各区画毎に2個ずつのキャビティ21を備え、合計16個のキャビティ21を備えている。
回転金型ドラム20の中心に設けられた軸22は、ベアリング23を介して基台14により回転可能に支持され、これにより回転金型ドラム20は、軸22を中心として自在に回転可能となっている。
【0020】
支持部材50は、略四角形の枠状とされ、その一辺(図1中上側)には、賦形手段40が支持されている。賦形手段40は、支持部材50に固定されたエアシリンダ装置51により回転金型ドラム20に対して進退可能とされている。
支持部材50は、ベアリング52を介して回転金型ドラム20の軸22に回転可能に支持され、これにより支持部材50は、回転金型ドラム20の軸22の位置を中心として自在に回転可能となっている。従って、支持部材50により支持された賦形手段40と、回転金型ドラム20とは、同一の軸を中心として回転可能となっている。
【0021】
賦形手段40は、キャビティ21を塞ぐ圧空ボックス41と、この圧空ボックス41内からキャビティ21内に突出して連続シート11を予張するプラグ42と、プラグ42を進退させるエアシリンダ装置43と、圧空ボックス41内に圧空を供給する圧空供給手段44とにより構成されている。
また、回転金型ドラム20には、各キャビティ21内の真空吸引を行う真空吸引手段25が設けられている(図2参照)。
これらの回転金型ドラム20に設けられた各キャビティ21および各真空吸引手段25と、回転金型ドラム20の外周に配置された賦形手段40とにより、プラグアシスト真空圧空成形による熱成形が行われるようになっている。
【0022】
圧空ボックス41の先端部には、連続シート11の打ち抜きを行う打ち抜き手段およびトリミングを行うトリミング手段に兼用されたカッタ45が回転金型ドラム20側に突出可能に設けられている。なお、打ち抜き手段およびトリミング手段は、このように兼用された構成のものではなく、それぞれ別個の機能を持つものとして独立して設けられていてもよい。
また、圧空ボックス41の先端部には、容器12のリップ部12Aを形成するリップ形成手段等を設けておいてもよい。
【0023】
回転金型ドラム20の軸22の図1中左側端部には、歯車33が取り付けられ、この歯車33には、歯車34を介して、回転金型ドラム20の回転駆動およびこれに同調された支持部材50の正転駆動を行う正転用モータ35が接続されている。
一方、支持部材50の図1中右側には、歯車36が取り付けられ、この歯車36には、歯車37およびクラッチ38を介して、支持部材50の戻り駆動を行う戻り用モータ39が接続されている。
従って、正転用モータ35により金型駆動手段30が構成され、正転用モータ35および戻り用モータ39により支持部材駆動手段31が構成されている。
【0024】
回転金型ドラム20の図1中左側の端面には、回転金型ドラム20内に内臓された図示されないエアシリンダ装置等により支持部材50に対して進退可能とされた同調手段である同調ピン60が設けられている。この同調ピン60は、賦形時にその先端部を支持部材50の内側に形成された溝や穴等の係止部61に挿入されて支持部材50と回転金型ドラム20とを同一角速度で同一方向に回転させるようになっている。
また、同調ピン60の進退と、クラッチ38の入切とは同期しており、同調ピン60が突出して係止部61に挿入されると、クラッチ38が切れるようになっている。
【0025】
このような第一実施例においては、以下のようにして容器12の製造を行う。
先ず、図2に示す如く、回転金型ドラム20の図中上側に位置するキャビティ21の開口部に連続シート11を導入配置する。この連続シート11には、Tダイ押出機から押し出された熱可塑性樹脂製の溶融樹脂膜(メルトウェブ)を冷却ロールやエアーナイフ等を介して成形適温としたものなどを用いることができる。
【0026】
次に、エアシリンダ装置51を作動させて賦形手段40を回転金型ドラム20側(図2中下向き)に移動し、圧空ボックス41の先端(図中下端)と回転金型ドラム20とにより連続シート11を挟み込みながらキャビティ21を塞ぐ。
【0027】
圧空ボックス41の回転金型ドラム20側への移動が完了した時点で、同調ピン60を係止部61に挿入して支持部材50に係止させ、この状態で正転用モータ35を作動させて支持部材50(つまり、賦形手段40)と回転金型ドラム20との同調回転(同一速度での同一方向の回転)を開始する。また、同調ピン60が係止部61に挿入されて同調回転が行われている間はクラッチ38は切状態となっている。
【0028】
そして、同調回転を行いながら、圧空ボックス41によりキャビティ21を塞いだ状態で、エアシリンダ装置43を作動させてプラグ42を図2中二点鎖線のようにキャビティ21内に突出させ、連続シート11を予張する。
さらに、同調回転を行いながら、圧空供給手段44により圧空ボックス41内に圧空を供給して連続シート11をキャビティ21の表面に押し付けるとともに、真空吸引手段25によりキャビティ21内の真空吸引を行って連続シート11をキャビティ21の表面に吸い付けることにより、連続シート11を所望の容器形状に賦形する。
【0029】
その後、同調回転を行いながら、カッタ45を回転金型ドラム20側に突出させて連続シート11の打ち抜きおよびトリミングを行う。また、このような打ち抜きやトリミングは、賦形後に限定されるものではなく、賦形前あるいは賦形と同時に行ってもよい。
【0030】
このような同調回転を行いながらの賦形および打ち抜きやトリミングの各処理が完了する所定の位置(例えば、図2の状態から90度回転した位置)まで支持部材50を回転させた後、プラグ42をキャビティ21内から退避させ、かつ圧空ボックス41を回転金型ドラム20から離隔する方向に移動させて元の位置に戻し、さらに同調ピン60を退避させて支持部材50と回転金型ドラム20との同調回転を解除するとともに、クラッチ38を接続状態とする。
【0031】
そして、戻り用モータ39を作動させて支持部材50(つまり、賦形手段40)のみを逆方向に回転させ、図2に示された元の位置に戻す。
一方、回転金型ドラム20の方は、同調回転を解除した位置で停止させておくか、あるいは正転用モータ35によりそのまま正方向に回転させ、完成した容器12を所定の位置(例えば、図2中左側位置)で取り出し、一つの容器12の製造を完了する。
製造装置10は、以上のような支持部材50(つまり、賦形手段40)の往復回転運動を繰り返すことにより、多数の容器12を順次製造できるようになっている。
【0032】
このような第一実施例によれば、次のような効果がある。
すなわち、賦形手段40が支持部材50により支持され、この支持部材50を回転させることにより賦形手段40を回転金型ドラム20と同一の軸を中心として回転させることができるので、従来のように回転金型ドラムの外周の固定した位置に設けられた賦形手段により賦形処理を行う場合に比べ、賦形手段40を回転させながら賦形処理を行うことができるため、賦形処理時間を十分に確保し、かつ回転金型ドラム20の回転ピッチを上げることができ、生産性の向上を図ることができる。
また、多数の賦形手段を設けることなく、生産性の向上を実現できるため、装置の小型化および装置の低価格化を図ることができるうえ、多品種小ロット生産への対応の容易化を図ることができる。
【0033】
さらに、打ち抜きやトリミングを行うカッタ45、あるいは必要に応じてリップ形成手段等の賦形手段40以外の成形機要素を支持部材50により支持し、これらの各手段を賦形手段40とともに回転させながら各手段の処理を行うことができるので、多機能な装置を容易に実現できる。
【0034】
また、同調ピン60が設けられているので、賦形を行う際に回転金型ドラム20の回転と賦形手段40の回転とを確実に同期させることができ、所望の形状の容器12を確実に得ることができる。
【0035】
[第二実施例]
図4には、本発明の第二実施例の熱可塑性樹脂製容器の製造装置70が示されている。
製造装置70は、予め連続シート11から容器12の形状に応じた外周形状を有するブランク13を形成しておき、これを用いて容器12を製造する装置である。
製造装置70は、図中左側に配置されてブランク13を加熱・移送する加熱・移送部80と、図中右側に配置されて加熱・移送部80から受け取ったブランク13を所望の容器12の形状に賦形する成形部71とにより構成されている。
【0036】
加熱・移送部80は、前述した本願出願人により特願平5−211537号で提案されている熱成形装置におけるブランクを加熱・移送する部分と同様な構成を有し、ブランク13を供給するブランク供給部81と、回転軸82を中心として円環状に複数連ねて配置されてブランク13を保持しながら回転移送するブランクホルダ83と、ブランク供給部81から供給されたブランク13をブランクホルダ83内に押し込むブランク押込み部84と、ブランクホルダ83により保持されたブランク13を加熱するヒータ85とを備えている。
【0037】
成形部71は、前記第一実施例の製造装置10と同様な構成および機能を有しているので、成形部71の各部には前記第一実施例と同一符号を付して詳しい説明は省略する。なお、成形部71では、連続シート11からの賦形を行う前記第一実施例の場合とは異なり、予め打ち抜かれたブランク13からの賦形が行われるため、特に、打ち抜きおよびトリミングを行うためのカッタ45を設けておく必要はないが、賦形後に仕上げのトリミングを行うトリミング手段としてカッタ45を設けておいてもよい。
【0038】
このような第二実施例においては、以下のようにして容器12の製造を行う。
先ず、ブランク供給部81から図中上側に位置するブランクホルダ83にブランク13を供給し、ブランク押込み部84によりブランク13を押し込んでブランクホルダ83に確実に装着する。そして、この装着状態を保持しながらブランクホルダ83を回転軸82を中心として回転移送させ、この間にヒータ85によりブランク13の加熱を行う。
次に、加熱したブランク13が回転軸82の図中右側位置に到ったところで、ブランク13を成形部71に受け渡す。
その後、成形部71により前記第一実施例と同様にしてブランク13の賦形および適宜その他の各処理(例えば、リップ形成手段による処理等)を行い、図中右側位置で完成した容器12を取り出し、容器12の製造を完了する。
【0039】
このような第二実施例によれば、前記第一実施例と同様に賦形手段40を回転金型ドラム20と同一の軸を中心として回転させながら賦形処理を行うことができるため、前記第一実施例と同様な効果、すなわち生産性の向上、装置の小型化および装置の低価格化、多品種小ロット生産への対応の容易化を図ることができるという効果が得られるうえ、ブランク13を用いて熱成形を行うことから熱成形工程でのスクラップの発生が無いため、材料の利用効率の向上あるいはリサイクルの容易化を図ることができる。
【0040】
なお、本発明の効果を確かめるために、次のような実験を行った。
[実験1]
Tダイ押出機から押し出されたポリプロピレン製の溶融樹脂膜(温度180〜220℃、厚み1mm)を前記第一実施例の製造装置10(回転金型ドラム20の周速5m/min)に導入し、圧空ボックス41を降下させて回転金型ドラム20のキャビティ21の周縁部をクランプした後、プラグ42をキャビティ21内に進出させ、圧空供給手段44により圧空圧3kg/cmをかけて賦形を行い、同時に打ち抜きを行って、開口部の直径が80mmで、高さが80mmのカップ状の容器を得た。但し、図1の場合とは異なり、回転金型ドラム20の幅方向には、二列ではなく、八列のキャビティ21を配置した。
この結果、1時間に24000個の容器を得ることができた。従来の装置(幅方向に八列設置、8個同時打抜、20ショット/分)により同じ容器を製造した場合には、1時間に9600個程度の容器しか得ることができないため、これにより本発明の効果が顕著に示された。
【0041】
[実験2]
Tダイ押出機から押し出された透明ポリスチレン(GP−PS)製の溶融樹脂膜(温度120〜125℃、厚み0.7mm)を前記第一実施例の製造装置10(回転金型ドラム20の周速15m/min)に導入し、実験1と同じ条件で成形を行い、カップ状の容器を得た。
この結果、1時間に72000個の容器を得ることができ、これにより本発明の効果が顕著に示された。
【0042】
[実験3]
厚み1.1mmのポリプロピレン系バリアシートを細密充填により直径85mmのプレカットブランクとし、これを前記第二実施例の製造装置70に導入した。このブランクを加熱・移送部80で加熱してその表面温度を180℃とした後、成形部71に受け渡し、約0.6秒間圧空圧をかけて賦形を行い、カップ状の容器を得た。なお、図1の場合と同様に、回転金型ドラム20の幅方向には、二列のキャビティ21を配置した。
この結果、型再現性の良好な容器を1秒間に2個の割合(つまり、一列に付き1秒間に1個の割合)で得ることができ、これにより本発明の効果が顕著に示された。
【0043】
なお、本発明は前記各実施例に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲内での変形等は本発明に含まれるものである。
すなわち、前記各実施例では、同調手段である同調ピン60は、回転金型ドラム20側に設けられて支持部材50に対して進退可能な構成とされていたが、支持部材50側に設けられて回転金型ドラム20に対して進退可能な構成とされていてもよい。
また、同調手段は、このような同調ピン60による機械的係止に限定されるものではなく、例えば、金型駆動手段30および支持部材駆動手段31を電気的に制御して回転金型ドラム20と支持部材50とを同調回転させるものであってもよい。
【0044】
さらに、前記各実施例では、正転用モータ35により金型駆動手段30が構成され、正転用モータ35および戻り用モータ39により支持部材駆動手段31が構成されていたが、つまり支持部材駆動手段31は二つのモータにより構成されるとともに正転用モータ35は金型駆動手段30および支持部材駆動手段31に兼用されていたが、回転金型ドラム20と支持部材50とをそれぞれ個別に駆動するモータを設けてこれらの各モータを金型駆動手段30および支持部材駆動手段31としてもよく、その場合には、支持部材駆動手段31を構成するモータは、正転および逆転の両方を行うモータとしておけばよい。
【0045】
また、前記各実施例では、支持部材50を正転させる際には、クラッチ38を切って戻り用モータ39と支持部材50との連結を解除していたが、クラッチ38を設けずに歯車37を図1中左右方向に移動させて歯車37と歯車36との噛み合わせを外す等して戻り用モータ39と支持部材50との連結を解除してもよい。
【0046】
さらに、前記各実施例では、支持部材50が戻り用モータ39により元の位置に戻される構成となっていたが、エアシリンダ装置等の他の駆動源により支持部材50を元の位置に戻す構成としてもよい。
そして、前記各実施例では、支持部材50が往復する回転角度は、90度とされていたが、任意の角度であってよい。
【0047】
また、前記各実施例では、支持部材50の全体が回転金型ドラム20と同一の軸を中心として回転する構成となっていたが、本発明の支持部材は、少なくとも賦形手段を支持する部分が回転金型ドラム20と同一の軸を中心として回転する構成となっていればよく、例えば、回転金型ドラム20の外周に沿って設けられたレールに案内されて移動する支持部材等としてもよい。
【0048】
さらに、前記第一実施例では、カッタ45を突出させて打ち抜きを行う構成となっていたが、カッタ45を設けずに圧空ボックス41を賦形時のクランプ位置(賦形時において連続シート11をクランプしている位置)からさらに回転金型ドラム20側に移動させて打ち抜きを行うようにしてもよい。
【0049】
また、本発明に適用される熱可塑性樹脂製被成形体の材質は、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(透明PS)、複合材、多層材等、熱成形に適用できる材質のものであれば任意である。
【0050】
【発明の効果】
以上に述べたように本発明によれば、賦形手段を回転金型ドラムと同一の軸を中心として回転させながら賦形を行うので、従来のように回転金型ドラムの外周の固定した位置に設けられた賦形手段により賦形処理を行う場合に比べ、賦形処理時間を十分に確保し、かつ回転金型ドラムの回転ピッチを上げることができ、生産性の向上を図ることができるうえ、多数の賦形手段を設けることなく生産性の向上を実現できるため、装置の小型化および装置の低価格化、多品種小ロット生産への対応の容易化を図ることができるという効果がある。
【0051】
さらに、熱可塑性樹脂製被成形体として連続シートを用いる場合には、賦形手段とともに、打ち抜き手段、トリミング手段、リップ形成手段等の賦形手段以外の成形機要素を回転させながらこれらの各手段による処理を行うようにすれば、多機能な装置を容易に実現できるという効果がある。
そして、熱可塑性樹脂製被成形体としてブランクを用いる場合には、賦形手段とともに、リップ形成手段等の賦形手段以外の成形機要素を回転させながらこれらの各手段による処理を行うようにすれば、多機能な装置を容易に実現できるという効果がある。
【0052】
また、回転金型ドラムと支持部材(つまり、賦形手段)とを同調回転させる同調手段を設けておけば、賦形を行う際に回転金型ドラムの回転と賦形手段の回転とを確実に同期させることができ、所望の形状の容器を確実に得ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を示す全体構成図。
【図2】第一実施例の部分概略図。
【図3】第一実施例の別の状態の部分概略図。
【図4】本発明の第二実施例を示す全体構成図。
【符号の説明】
10,70 熱可塑性樹脂製容器の製造装置
11 熱可塑性樹脂製被成形体である連続シート
12 熱可塑性樹脂製容器
13 熱可塑性樹脂製被成形体であるブランク
21 キャビティ
20 回転金型ドラム
30 金型駆動手段
31 支持部材駆動手段
35 金型駆動手段および支持部材駆動手段を構成する正転用モータ
39 支持部材駆動手段を構成する戻り用モータ
40 賦形手段
41 賦形手段を構成する圧空ボックス
42 賦形手段を構成するプラグ
44 賦形手段を構成する圧空供給手段
45 打ち抜き手段およびトリミング手段を構成するカッタ
50 支持部材
60 同調手段である同調ピン

Claims (4)

  1. 粘弾性領域内の温度状態にあるブランクとされた熱可塑性樹脂製被成形体を、回転金型ドラムの周面上に複数連ねて配置されたキャビティのうちのいずれかの開口部に導入配置し、前記回転金型ドラムの外周に配置された賦形手段を前記回転金型ドラムと同一の軸を中心として同一角速度で同一方向に回転させながら前記キャビティ内で前記熱可塑性樹脂製被成形体を前記容器形状に賦形するとともに、リップ形成手段を前記賦形手段とともに回転させながら前記容器のリップ部を形成し、その後、前記賦形手段および前記リップ形成手段を前記回転金型ドラムと同一の軸を中心として逆方向に回転させて元の位置に戻すことを特徴とする熱可塑性樹脂製容器の製造方法。
  2. 周面上に容器形状に応じた複数のキャビティを連ねて配置された回転金型ドラムと、この回転金型ドラムを回転駆動する金型駆動手段と、粘弾性領域内の温度状態にあるブランクとされた熱可塑性樹脂製被成形体を前記キャビティ内で前記容器形状に賦形する賦形手段と、前記容器のリップ部を形成するリップ形成手段と、前記賦形手段および前記リップ形成手段を前記回転金型ドラムの外周に配置支持しかつ前記回転金型ドラムと同一の軸を中心として回転する支持部材と、この支持部材を回転駆動する支持部材駆動手段とを備えたことを特徴とする熱可塑性樹脂製容器の製造装置。
  3. 請求項に記載した熱可塑性樹脂製容器の製造装置において、前記回転金型ドラムと前記支持部材とを同一角速度で同一方向に回転させる同調手段を備えたことを特徴とする熱可塑性樹脂製容器の製造装置。
  4. 請求項2または請求項に記載した熱可塑性樹脂製容器の製造装置において、前記賦形手段は、前記キャビティを塞ぐ圧空ボックスと、この圧空ボックス内から前記キャビティ内に突出して前記熱可塑性樹脂製被成形体を予張するプラグと、前記圧空ボックス内に圧空を供給する圧空供給手段とを備えたことを特徴とする熱可塑性樹脂製容器の製造装置。
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