JP2004267383A - 貯留タンクおよびパチンコ玉ホッパー - Google Patents

貯留タンクおよびパチンコ玉ホッパー Download PDF

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Abstract

【課題】この発明は、貯留タンク自体に玉流下口に集中する玉圧を減らすための減圧構造を持たせて、貯留タンクの玉流下口での玉詰りを回避して後段に円滑に玉を流下させる。
【解決手段】この発明は、貯留した多数個の玉を自重により転動させて下流側の玉流下口へと導く貯留タンクであって、前記玉流下口に向けて側面の幅方向を次第に幅狭に絞った絞り部を設け、該絞り部の底面と該底面より立ち上がる内側面との境を、前記玉の球面より大きい曲率の曲面に形成して、玉詰りを回避する。
【選択図】 図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばパチンコ遊技機の入賞玉の払出しや貸玉装置の貸玉の払出しに備えて貯留するような貯留タンクに関し、さらに詳しくは山積みされた多数個の玉を円滑に流下させる貯留構造を備えた貯留タンクおよびパチンコ玉ホッパーに関する。
【0002】
【従来の技術】
以下、パチンコ遊技機を例にとって説明する。
一般に、特許文献1および特許文献2に開示されるようなパチンコ遊技機は、パチンコ玉(以下、玉と称す)を遊技媒体として、パチンコ台の背面側からパチンコ台の前面側に玉を供給している。この玉の供給に際しては、パチンコ遊技機の背面上部に多数個の玉を貯留する貯留タンク(景品玉タンク)を設置し、この貯留タンクへは上方の図示しない補給機構から玉を補給させて貯留し、これより貯留した玉を下方に払出すようにしている。この玉の払出し時に、貯留タンクから玉を整列する玉整列装置を介して、下方の玉払出し装置(入賞玉処理装置)に導き、ここで払出し指令された玉数を払出して、パチンコ遊技機の前面下部に位置する上皿または下皿に払出している。
【0003】
このように、上流側の貯留タンクから供給された玉が玉整列装置を介して下流側の玉払出し装置へと導かれるが、この間の通路(樋)は玉が詰まらずにスムーズに下流へ転動していくように比較的緩やかな傾斜をしている。また、玉整列装置は不規則に貯留された山積み状態の玉を2列に整列させて玉払出し装置へと供給して行くため、整列する通路の距離を長く必要としていた。
【0004】
このため、貯留タンク、玉整列装置および玉払出し装置をパチンコ台の背面側に設けようとすると、貯留タンクから玉払出し装置までの一連の通路がS字状やL字状などの折り返し通路になってしまう。このため、貯留タンク、玉整列装置および玉払出し装置のそれぞれを高さ方向に積み重ねる形で配置しなければならず、それゆえ高さ方向の寸法が大きくなってしまい遊技台背面側の多くのスペースを占有してしまっていた。
【0005】
特に、貯留タンクでは特許文献3にも開示されるように、上面を開放した箱形状を有するタンク内に多数の玉が山積みされて貯留されている。そして、その山積み状態の玉が、そのまま低位の下流側へと移動して、小さく開口する玉流下口(玉導出口)へと導かれる。このとき、玉流下口は後段の玉の整列通路数に応じた玉1個分の開口部あるいは玉2個分の開口部を有し、この開口部から玉を1個ずつ、あるいは2個ずつ並列させて玉を順序よく流下させている。このため、玉流下口には山積み状態の玉が1か所に集中して玉圧が高まり、玉流下口では玉がひしめき合って玉噛み、玉詰りを発生させやすくなっていた。
【0006】
【特許文献1】
特開平8−71212号公報。
【0007】
【特許文献2】
特開平5−208064号公報。
【0008】
【特許文献3】
特開2002−45539号公報。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
このため、貯留タンクでの玉詰りを回避した玉の供給が望まれるが、現状では貯留タンク自体で玉流下口にかかる玉圧の集中を回避できなかった。また、貯留タンクでの玉詰りが発生する度に、係員による玉詰り解除作業を要して遊技の中断や遊技機の稼動率が低下する問題を有していた。
【0010】
そこでこの発明は、貯留タンク自体に玉流下口に集中する玉圧を減らす減圧構造を持たせることにより、この貯留タンクの玉流下口での玉の流れを円滑にして玉詰りを完全に回避し、貯留タンクから後段へと円滑に玉を流下動作させることができる貯留タンクおよびパチンコ玉ホッパーを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明は、貯留した多数個の玉を自重により転動させて下流側の玉流下口へと導く貯留タンクであって、前記玉流下口に向けて側面の幅方向を次第に幅狭に絞った絞り部を設け、該絞り部の底面と該底面より立ち上がる内側面との境を、前記玉の球面より大きい曲率の曲面に形成したことを特徴とする。
【0012】
ここで絞り部とは、貯留タンクの下流側に向けて幅狭に絞って行き、その下流側の絞り部の終端位置が玉流下口に接続するように次第にタンク幅を狭めたものである。この絞り部の底面と該底面より立ち上がる内側面との境を、玉の球面より大きい曲率の曲面に形成するのは、該境に相当するタンク内の屈曲部位に存在する玉に上方から玉圧がかかったときに上方の玉と底面と内側面とで囲まれて逃げ場を失って玉詰りを起こしやすくなるが、これを防ぐために玉の動きを許容する玉の球面より大きい曲面に設けたものである。このような曲面を設ければ、曲面に位置する玉は上方からの玉圧を受けても、該曲面に沿って退避できる余地があるため横方向から上方へと押し出される形で外逃げして玉圧による詰りを回避することができる。
【0013】
このとき、曲面に沿って玉が退避移動できるのは、上流側から下流側への高低差による玉圧と、山積み状態による上方からの玉圧を受けた底部の玉は、その重心高さ位置がずれて、そのずれる向きに玉が変位するためである。
【0014】
この発明によれば、貯留タンク内で不規則に山積みされて貯留された複数の玉が自重により下流側へと至るとき、上流側から下流側に加わる玉圧は下流側に位置する絞り部の内側面が玉を受止める如く流下方向に対して傾斜状態に対向するため、この内側面によって玉圧を受止めながら玉流下口へと導くことになる。このため、絞り部によって玉流下口にかかる玉圧を減圧し、玉流下口に玉圧が集中しないようにしている。
【0015】
このように、玉圧が集中する部位において玉の動きに自由度を持たせる構造を有しているので玉詰りの根源を解消した貯留タンクが得られる。
【0016】
この発明の他の形態として、前記絞り部を前記玉流下口に向けて両側面をハの字形の先細に絞ったことを特徴とする。
【0017】
この場合は、貯留タンクの両側の内側面をハの字形に傾斜させることによって、ここに導かれた玉は両側より幅方向中央部に導いて流れ易くしている。また、流下する玉に対する減圧効果が同時に得られる。また、ハの字形の内側面の一方と他方の傾斜長さを異ならせて玉の流れの促進を図ることもできる。さらに、絞り部の外壁面側には空間が広がり、絞った外壁面側に新たにスペースを作ることができるため、このスペース部分に他部品の配設が可能になる。
【0018】
この発明の他の形態として、底面を上流側から下流側にかけて傾斜させて設けるとともに、該底面の絞り部幅方向を、前記両側面より該絞り部の中心位置に向けて傾斜させて設けたことを特徴とする。
【0019】
この場合は、貯留タンク内の玉は高低差の付いた底面を自重により上流側から下流側へと自然に導かれる。さらに、この流下中において、絞り部の幅方向にも高低差を付けているため、絞り部近傍の玉は幅方向の絞り部中心位置へと流下移動し、玉圧が集中しやすい曲面での玉圧による移動を促進する。このため、全ての玉は円滑に玉流下口へと導かれる。
【0020】
この発明の他の形態として、前記貯留タンクの下流側の上部に、該貯留タンク内の上方から臨んで重なり移動する玉の上層部を受止める受止め部材を垂設したことを特徴とする。
【0021】
この場合は、貯留タンク内に受止め部材を設けることによって、山積み状態にある玉の上層部の流れを阻止できる。このため、下部層の玉だけを流下させることができ、これ以降は下流側への玉数を減らして供給することができる。これにより、下流側への玉圧を軽減できる。このため、貯留タンクから後段への玉の送り出しに際しては円滑な玉の流れを確保できる。
【0022】
この発明の他の形態として、前記玉流下口の端部に、玉を整列して流下させる整列通路を一体に延設したことを特徴とする。
【0023】
この場合は、貯留タンクと整列通路とが一体のため、1部品として扱うことができる。また、取付けが簡単であるほか、同時に小型化を図ることができる。ことに、一体化構成によって、別々に分離している場合に比べて無駄なスペースがなくなり、通路方向を短縮することができる。
【0024】
この発明の他の形態として、前記整列通路の底部に異物排除用の排除口を備えて構成することができる。
【0025】
この場合は、貯留タンク内に異物が混入しても、その下流側の整列通路に移動した時点で、異物は排除口より落下して排除される。このため、常に玉のみを通過させるようにして異物の混入による玉詰りを回避することができる。
【0026】
別の発明では、多数個のパチンコ玉をパチンコ台の上流側で貯留する貯留タンクと、前記貯留タンクに貯留されたパチンコ玉を自重により傾斜通路上を転動させながら下流側に導いて整列する整列部と、前記整列部の傾斜下流側に、該傾斜通路上を転動してきたパチンコ玉を1個ずつスプロケットで回転送りする払出し部とを備えたパチンコ玉ホッパーであって、前記貯留タンクは該タンクの下流側に開口する玉流下口に向けて側面の幅方向を次第に幅狭に絞った絞り部を設け、該絞り部の底面と該底面より立ち上がる内側面との境を、前記玉の球面より大きい曲率の曲面に形成したことを特徴とする。
【0027】
ここで貯留タンクとは、パチンコ遊技機に遊技利用される玉の多数個を貯留許容できる大きさの凹形状に加えて特異な形状の絞り部とを有し、これより玉の自重を利用して下方に玉を少しずつ供給するものである。
【0028】
前記整列部とは、貯留タンクの下流側に接続され、前記貯留タンクより供給された玉を1列あるいは複数列に整列させて下流側の払出し部に玉を安定供給できるように整列流下させるものである。
【0029】
前記払出し部とは、整列部の下流側に接続され、ここに整列して導かれた玉をスプロケットの回転により払出し指定された数だけ下流側の受皿へと払出すものである。
【0030】
この場合は、玉詰り回避性能の優れた貯留タンクを組込んだ玉流れのよいパチンコ玉ホッパーを構築できる。
【0031】
この発明の他の形態として、パチンコ玉ホッパーに整列部と払出し部との上面を覆う天板を備えたことを特徴とする。
【0032】
この場合は、天板を設けたことにより、貯留タンクに供給された玉が仮に勢いよく飛び跳ねて整列部や払出し部に至っても天板で遮って、飛び込まなくなるので、玉詰りや誤動作を誘起する恐れがなくなり、保護性能が高くなる。
【0033】
この発明の他の形態として、前記貯留タンクの下流側上部に、該貯留タンク内の上方から臨んで重なり移動する玉の上層部を受止める受止め部材と、前記整列部と払出し部との上面を覆う天板とをパチンコ玉ホッパーに備えたことを特徴とする。
【0034】
この場合は、受止め部材による前述した玉圧を減圧する作用と、天板による前述した保護作用との両作用が得られる。これらは単体として個々に設けてもよく、一体化して設けることもできる。一体化して設けた場合は、取付けおよび取扱いが容易になる。
【0035】
この発明の他の形態として、パチンコ玉ホッパーの傾斜通路のうち、少なくとも整列部の通路底部に異物排除用の排除口を備えたことを特徴とする。
【0036】
この場合は、貯留タンクからの玉の流下過程で混入している異物は通路底部の排除口の部分で排除されるため、異物による玉詰りの発生を未然に防止できる。この排除口は、貯留タンク、整列部および払出し部の通路底部の一部に設けてもよく、排除性能を高めるために全ての部位に設けてもよい。
【0037】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施の形態を以下図面に基づいて説明する。
【0038】
図1はパチンコ遊技機のパチンコ台11Aの背面側に装備されるパチンコ玉ホッパー11を示す。このパチンコ玉ホッパー11は、図2にも示すように、上流側の貯留タンク12と下流側の玉払出し装置13とを一体化して構成され、これらは横長に設置した大きな貯留タンク12の台端側に小さな玉払出し装置13を連結した単体構成をとっている。
【0039】
上述の貯留タンク12は、図3に示すように、上面を開放した先細の凹形状を有し、この上面開放部に対して上方の図示しない補給機構から玉が補給され、ここで多数個の玉を貯留許容している。この貯留タンク12に貯留された玉は自重により転動して上流側から下流側の玉払出し装置13へと導くように構成している。
【0040】
この場合、玉を上流側から下流側に円滑に通過させるために玉払出し装置13の前段には整列通路14を形成している。この整列通路14は、図4に示すように、貯留タンク12と一体に構成され、この貯留タンク12の先端部に細長い整列通路14を突出させて備えている。
【0041】
ところで、上流側の貯留タンク12内のタンク底面から下流側の玉払出し装置13の玉を払出す底面にかけては、同一傾斜方向に緩やかに傾斜させて直進する長い同一傾斜通路Lを設けている。
【0042】
この同一傾斜通路Lは、貯留タンク12と整列通路14と玉払出し装置13との順に玉を転動させて通過させる各通路の底面を、同一傾斜方向の緩やかな傾斜角度に設定して接続した通路である。このため、玉が自重により上流側から下流側へと緩やかに転動する。またこの場合は、同一傾斜方向に直進する通路であるため、玉流下時の落差や方向変換がなくなり、玉の流下に適した滑らかな直進移動によって流下する。
【0043】
この場合、傾斜角度が小さければ玉の転動速度が遅くなり、下流側への玉の供給が滞りやすくなる。これに対し、傾斜角度が大きいと、連なって流下する玉への重力による負荷が過剰になりやすくなるので、例えば5〜8度程度の緩やかな傾斜角度にして転動させるのが適している。このため、ここを転動する玉は速度差が少なくなり安定して流下する。
【0044】
ことに、同一傾斜通路Lは、斜め下向きに長く直進する通路であるため縦(高さ)方向よりも横方向に長く延びることになる。このため、高さ方向の占有場所が少なくて済み、高さ方向の長さを短縮した通路となる。
【0045】
上述の貯留タンク12と整列通路14と玉払出し装置13との3要素については、これらを通路方向に直列して横長に一体に保持板15で保持してなる一体物の水平払出しユニット16を設けている。
【0046】
この水平払出しユニット16の保持板15は、パチンコ台11Aの幅長さよりも短い横長で平板状を有し、この保持板15の一片面に整列通路14を備えた貯留タンク12と玉払出し装置13とを横長に一体に取付けた状態で、他片面をパチンコ台背面側に取付けて、該保持板15の両面を取付け面に有効に利用している。また、この場合は1枚の保持板15を介して取付けるため部品点数が少なくなり、取付けが簡単化する。さらに、パチンコ台11Aの背面側から見て、保持板15の背面側には貯留タンク12と玉払出し装置13とが露出しているため、これら3要素に対しては係員による保守点検が容易になる。
【0047】
また、貯留タンク12と整列通路14と玉払出し装置13との3要素は横長の直列に連設された一体物の水平払出しユニット16として単品で扱うことができるため、パチンコ台への組付け作業が容易になる。
【0048】
さらに、この水平払出しユニット16は横方向に向けて長い緩やかな同一傾斜通路Lを有しているため、全長が横方向に長く、直方体状の一体物となり、該通路Lの高さ方向を短くできる。このため、縦型のパチンコ台背面側の上部位置に横長にして小さく組込むことができる。このため、パチンコ台背面側に取付けられた水平払出しユニット16の下方には他部品の取付けスペースが大きく取れる。また、3要素を直列させることにより、S字形通路のように通路を湾曲させたり、折り返させたりせずに済み、直線的に設けることができる。このため、全通路長さを短縮して小型化している。
【0049】
さらに、水平払出しユニット16からの玉の払出し口17を、該ユニット16の玉払出し装置13の通路終端側に位置する一端面に設けて、該払出し口17より玉を斜め下方に払出すように構成している。このため、該ユニットの側方のスペースを十分に活用できる。ここに、玉降下通路18(図1参照)を接続して、これより払出された玉を下方の図示しないパチンコ台前面の受皿へと払出す。
【0050】
上述の同一傾斜通路Lの上流側に位置する貯留タンク12の底面には、タンクスイッチSW1と、玉有無スイッチSW2を配設して、該タンク12内での玉の収容状態を検知している。
【0051】
この貯留タンク12の下流側の先端部には、該タンク12に貯留された玉を少しずつ整列させて流下させるように先端部の左右の両壁を八の字形の先細に絞り、その絞った細長い通路を前方に長く延設し、この延設部分を整列通路14に設けている。
【0052】
この整列通路14は、左右の壁面とその間の仕切板とで2列の凹溝を有する通路14a,14bを構成している。
【0053】
この場合、整列通路14の底部には異物排除用に格子状に開口した排除口14cを開口している。この排除口14cを設けることにより、貯留タンク内に異物が混入しても、その下流側の整列通路14に移動した時点で、異物は排除口14cより落下して排除される。このため、常に玉Pのみを通過させるようにして異物の混入による玉詰りを回避することができる。
【0054】
上述の2列の通路14a,14bを持つ整列通路14と、その上方に対設される後述する重なり制限ローラ19とで、ここに不規則に導かれた玉を2列に整列させる。
【0055】
上述の重なり制限ローラ19は、整列通路14の上方に玉の重なりを崩して整列する整列部20として対設したものである。この整列部20は、通路方向に直交する上部の片持ち支持軸21を傾動支点に通路方向に回動許容し、該軸21の下部に回転自由な重なり制限ローラ19を吊支している。この重なり制限ローラ19を備えることにより、玉を貯留タンク12から下流側の整列通路14を介して玉払出し装置13へと受渡す場合の玉の重なりを崩して過負荷を抑制することができ、玉の受渡しに適した流下ガイド作用が得られる。上述した重なり制限ローラ19は回転自由に軸支して設けるだけでもよく、崩し力を高めるために回転力を伝達して回転駆動するように構成することもできる。
【0056】
そして、整列された玉はその下流側に位置する玉払出し装置13へと2列に導かれる。この場合、図5に示すように、整列通路14の先端部14dは玉払出し装置13の位置まで延びており、上流側の貯留タンク12と下流側の玉払出し装置13とは整列通路14を介して直線的に同一傾斜通路Lにて接続されている。また、玉払出し装置13は水平払出しユニット16から着脱許容して設け、この玉払出し装置13の内部の保守点検を容易にしている。
【0057】
次に、貯留タンク12の玉の流下移動について具体的に説明する。
この貯留タンク12は、貯留した多数個の玉Pを、自重により転動させて下流側の玉流下口12aへと導くようにしており、この玉流下口12aに向けて側面の幅方向を次第に幅狭に絞ったハの字形の絞り部を設けている。
【0058】
この絞ったときの断面を示す図6(図4のA−A断面)には、絞り始め部分の幅広の断面位置での玉Pの動きを表し、同じく断面を示す図7(図4のB−B断面)には、絞り中間部分の狭幅の断面位置での玉Pの動きを表している。そして、該絞り部12bの底面12cと該底面12cより立ち上がる内側面12dとの境を、前記玉Pの球面より大きい曲率の曲面12eに形成している。
【0059】
前記絞り部12bは、貯留タンク12の下流側を、さらに下流側に向けて幅狭に絞って行き、その下流側の絞り部の終端位置が玉流下口12aに至るように次第にタンク幅を狭めて設けている。
【0060】
さらに、この絞り部12bの底面12cと該底面12cより立ち上がる内側面12dとの境を、玉Pの球面より大きい曲率の曲面12eに形成している。これにより、曲面12eに接する玉Pは上方からの玉圧を受けても、該曲面12eに沿って退避できる余地があるため横方向から上方へと押し出される形で外逃げして玉圧による詰りを回避することができる。このとき、曲面12eに沿って玉Pが退避移動できるのは、上流側から下流側への高低差による玉圧と、山積み状態による上方からの玉圧を受けた底部の玉が、該玉Pの重心高さ位置がずれることになり、そのずれる向きに玉Pが変位するためである。
【0061】
この絞り部12bを玉流下口12aに向けて両側面をハの字形の先細に絞ることにより、ここに導かれた玉Pは両側より幅方向中央部に導いて流れ易くしている。そして、絞り部の斜面による玉の流下抵抗を生じさせて玉圧が集中する玉流下口12aへの減圧効果が同時に得られる。ハの字形の両側の内側面12dの一方と他方の辺の傾斜長さを異ならせて設け、これによって左右からの絞り角度が異なり、左右からの玉の流れを異ならせて玉流下口12aへの玉の流れの円滑化を図っている。
【0062】
さらに、絞り部12bの外壁面側には空間が広がり、絞った外壁面側に新たにスペースを作ることができるため、このスペース部分に他部品の配設が可能になる。この実施の形態では、玉払出し装置13の駆動部の一部を介在させることができ、これにより通路方向を短縮している。
【0063】
さらに、底面12cを上流側から下流側にかけて傾斜させて設けるとともに、図6に想像線で示すように、底面12cの絞り部幅方向を、両側面12dより該絞り部12bの中心位置に向けて傾斜させて設けている。これにより、玉は貯留タンク内の高低差の付いた底面12cを、自重により上流側から下流側へと自然に導かれる。さらに、絞り部12bの幅方向にも高低差を付けているため、絞り部近傍の玉Pは幅方向の絞り部中心位置へと流下移動し、玉圧が集中しやすい曲面12eでの玉圧による移動を促進する。このため、全ての玉は自然な流れで玉流下口へと導かれる。
【0064】
また、この貯留タンク12の下流側上部には、図8および図9にも示すように、天板22を備えている。この天板22は、整列通路14と玉払出し装置13の上面を覆う長さを有する平板で構成することができる。この天板22の上流側の端部には、貯留タンク12の下流側に対応し、該貯留タンク内の上方から臨んで、重なり移動する玉Pの上層部を受止める受止め片 (図2参照) 23を垂設している。
【0065】
この受止め片23を設けることによって、山積み状態にある玉Pの上層部の流れを阻止する。このため、下部層の玉Pだけを流下させることができ、これ以降は玉数を十分に減らして下流側に供給することができる。これにより、下流側への玉圧を軽減できることになり、貯留タンク12から整列通路14側への玉Pの供給に適した円滑な流れを確保できる。
【0066】
また、天板22を設けたことにより、貯留タンク12に供給された玉Pが仮に勢いよく飛び跳ねて整列通路14や玉払出し装置13に至っても天板22で遮って、飛び込まなくなるので、玉詰りや誤動作を誘起する恐れがなくなる。
【0067】
次に、玉を払出し動作する玉払出し装置13について説明する。
この玉払出し装置13は貯留タンク12の下流側の整列通路14に続く同一傾斜通路L沿って送り部24と検出部25とをこの順に有している。
【0068】
上述の送り部24は、同一傾斜通路Lの終端部上面にスプロケット26を対設し、このスプロケット26と同一傾斜通路Lとの間に導いた玉を払出し回転方向に1個ずつ連続的に送り出すものである。
【0069】
また、上述のスプロケット26と、その下方の同一傾斜通路Lとの上下間に導かれた玉はスプロケット26の回転に伴って1個ずつ送り動作される。このため、連続的に供給される複数個の玉は途切れることなく連続的に払出しされる。このスプロケット26は図示しない駆動モータおよび駆動機構の出力を受けて回転する。
【0070】
上述の検出部25は、払出された玉を計数する玉の計数センサSとして、例えば近接センサを同一傾斜通路Lの終端位置近くに配設して構成する。そして、玉が同一傾斜通路Lを通って払出されたとき、通過した払出し直後の玉を計数センサSが計数する。図中、27は重なり防止カバーを示し、スプロケット26の直前の通路上に配設して玉の重なりを完全に防止する。また、28は玉止めストッパ片を示し、上動退避位置と下動ストッパ位置とに傾動して、玉の流れを開放または停止させるものである。
【0071】
このように構成されたパチンコ玉ホッパー11における玉の払出し処理動作を次に説明する。
【0072】
パチンコ台11Aの背面側上部に設置されたパチンコ玉ホッパー11の貯留タンク12には、多数個の玉が払出し待機された状態で貯留されている。
【0073】
この待機状態から、今、パチンコ遊技機の全体を制御するメイン制御部から玉の払出し信号が入力されて駆動モータが駆動されると、この駆動に基づいて上流側の貯留タンク12では、玉Pが自重により同一傾斜通路Lの上流側の高い位置から下流側の低い位置へと導かれる。
【0074】
このとき、貯留タンク12内にあっては、ハの字形の絞り部12bによって玉は両側面に沿って減圧されながら流下する。また、絞り部12bに導かれた玉圧が集中しやすい底部の玉Pに玉圧がかかっても、該玉Pは図6および図7に矢印で示すように、曲面12eおよび内側面12dに沿って移動することができるため玉詰りを回避できる。
【0075】
一方、貯留タンク12の下流側にあっては、図10に示すように、受止め片23によって貯留タンク12内の上層部の玉を受止めて、その上層部の流れを制限し、下層部の玉Pだけを通過させる。
【0076】
その後、玉Pは同一傾斜通路Lを通って流下し、整列通路14へと至る。ここで不規則に貯留されている玉が整列された後、該整列通路14から下流側の玉払出し装置13へと導かれる。
【0077】
このとき、玉は同一傾斜通路Lを傾斜方向に直進して流下するため玉は方向変換することがなく、上流側の貯留タンク12から下流側の玉払出し装置13までの短い直線距離を通過して払出し動作される。また、同一傾斜通路Lの中間位置に該当する整列通路14にあっては、払出し毎に玉は2列に順序よく整列された状態で流下し、これより玉払出し装置13へと導かれる。
【0078】
玉払出し装置13では、スプロケット26の回転に伴って玉Pは連続して個別送りされ、このスプロケット26の回転駆動・停止の制御を受けて、定められた玉数が払出される。払出された玉は玉降下通路18を介してパチンコ台前面側の上皿または下皿へと払出される。
【0079】
図11は玉止めストッパ片28を下動ストッパ位置に移動させて、玉の流下を完全に停止させた状態を示す。例えば、パチンコ遊技機の稼動中に係員が玉の払出しを一時停止させる場合に、この玉止めストッパ片28を閉操作させれば簡単に玉の流れを停止できる。また、玉払出し装置13を保守点検するときに玉止めが必要な場合にも簡単に閉操作できる。
【0080】
上述のように、貯留タンク内の玉圧が集中する部位において玉の動きに自由度を持たせる構造を有しているので、貯留タンク内での玉詰り発生原因となる根源を解消して、玉圧が集中する部位の玉詰りを確実に回避することができる。
【0081】
この発明の構成と、上述の一実施の形態の構成との対応において、
この発明の受止め部材は、実施の形態の受止め片23に対応し、
以下同様に、
傾斜通路は、同一傾斜通路Lに対応し、
払出し部は、玉払出し装置13に対応するも、この発明は請求項に記載される技術思想に基づいて応用することができ、上述の一実施の形態の構成のみに限定されるものではない。
【0082】
【発明の効果】
この発明によれば、貯留タンク内の玉圧が集中する部位の形状を工夫して玉の動きを許容できる曲面構造を有しているので、玉の流れを促進して貯留タンク内での玉詰りを解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ玉ホッパーを備えたパチンコ台の要部背面図。
【図2】パチンコ玉ホッパーを示す縦断面図。
【図3】パチンコ玉ホッパーを示す斜視図。
【図4】貯留タンクを示す斜視図。
【図5】整列通路の玉整列状態を示す一部分解斜視図。
【図6】図4のA−A矢視の縦断面図。
【図7】図4のB−B矢視の縦断面図。
【図8】貯留タンクを示す平面図。
【図9】パチンコ玉ホッパーを示す一部分解斜視図。
【図10】パチンコ玉ホッパーの玉払出し状態を示す要部縦断面図。
【図11】パチンコ玉ホッパーの玉払出し停止状態を示す要部縦断面図。
【符号の説明】
11…パチンコ玉ホッパー
12…貯留タンク
12a…玉流下口
12b…絞り部
12e…曲面
13…玉払出し装置
14…整列通路
14c…排除口
22…天板
23…受止め片
P…玉

Claims (10)

  1. 貯留した多数個の玉を自重により転動させて下流側の玉流下口へと導く貯留タンクであって、
    前記玉流下口に向けて側面の幅方向を次第に幅狭に絞った絞り部を設け、該絞り部の底面と該底面より立ち上がる内側面との境を、前記玉の球面より大きい曲率の曲面に形成した
    貯留タンク。
  2. 前記絞り部は、前記玉流下口に向けて両側面をハの字形の先細に絞った
    請求項1記載の貯留タンク。
  3. 底面を上流側から下流側にかけて傾斜させて設けるとともに、該底面の絞り部幅方向を前記両側面より該絞り部の中心位置に向けて傾斜させて設けた
    請求項1記載の貯留タンク。
  4. 前記貯留タンクの下流側上部に、該貯留タンク内の上方から臨んで重なり移動する玉の上層部を受止める受止め部材を垂設した
    請求項1記載の貯留タンク。
  5. 前記玉流下口の端部に、玉を整列して流下させる整列通路を一体に延設した
    請求項1記載の貯留タンク。
  6. 前記整列通路の底部に異物排除用の排除口を備えた
    請求項5記載の貯留タンク。
  7. 多数個のパチンコ玉をパチンコ台の上流側で貯留する貯留タンクと、
    前記貯留タンクに貯留されたパチンコ玉を自重により傾斜通路上を転動させながら下流側に導いて整列する整列部と、
    前記整列部の傾斜下流側に、該傾斜通路上を転動してきたパチンコ玉を1個ずつスプロケットで回転送りする払出し部とを備えたパチンコ玉ホッパーであって、前記貯留タンクは該タンクの下流側に開口する玉流下口に向けて側面の幅方向を次第に幅狭に絞った絞り部を設け、該絞り部の底面と該底面より立ち上がる内側面との境を、前記玉の球面より大きい曲率の曲面に形成した
    パチンコ玉ホッパー。
  8. 前記整列部と払出し部との上面を覆う天板を備えた
    請求項7記載のパチンコ玉ホッパー。
  9. 前記貯留タンクの下流側上部に、該貯留タンク内の上方から臨んで重なり移動する玉の上層部を受止める受止め部材と、
    前記整列部と払出し部との上面を覆う天板とを備えた
    請求項7記載のパチンコ玉ホッパー。
  10. 前記傾斜通路のうち、少なくとも整列部の通路底部に異物排除用の排除口を備えた
    請求項7記載のパチンコ玉ホッパー。
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