JP2004250153A - シート状フィルムの貼付方法及び貼付装置 - Google Patents

シート状フィルムの貼付方法及び貼付装置 Download PDF

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佳宏 灰山
Yasushi Murazaki
靖 村崎
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Abstract

【目的】シート材からセパレータを剥離したシート状フィルムの貼付面への異物の付着を極力少なくして、不良品が発生しないようにしたシート状フィルムの貼付方法を提供する。
【解決手段】シート状フィルム2に粘着層4を介してセパレータ3を剥離可能に貼着してなる先行側シート材1と後行側シート材1とを、セパレータ3,3の端部どうし接合テープ5によって接合し、先行側シート材1より漸次セパレータ3をシート状フィルム2から剥離させながら、セパレータ3の剥離に伴って露出するシート状フィルム2を被貼付材7に貼付すると共に、剥離したセパレータ3を巻き取るようにする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート状フィルム、つまり所定寸法に裁断された長方形のフィルムに粘着層を介して同じくシート状のセパレータを剥離可能に貼着してなるシート材から、そのシート状セパレータを剥離して、残ったシート状フィルムを液晶板等の被貼付材に貼付するシート状フィルムの貼付方法及び貼付装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
上記のようなシート材からセパレータを剥離して、シート状フィルムを被貼付材に貼付する従来の方法として、公知文献を具体的に挙げることはできないが、従来では、セパレータをシート材から全て剥離してから、シート状フィルムを被貼付材に貼付するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようにセパレータをシート材のシート状フィルムから全て剥離した後、そのシート状フィルムを被貼付材に貼付すれば、シート状フィルムを被貼付材に貼付する前に、シート状フィルムの貼付面である糊面(粘着面)の全体が一時的に露出することになるため、シート状フィルムの貼付面にゴミ等の異物が付着し易く、しかしてそのような異物がシート状フィルムと被貼付材との間に介在することにより、不良品の発生を来すと云う問題があった。
【0004】
本発明は、上記の課題に鑑み、シート材からセパレータを剥離したシート状フィルムの貼付面への異物の付着を少なくして、極力不良品が発生しないようにしたシート状フィルムの貼付方法及び貼付装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明のシート状フィルムの貼付方法は、シート状フィルム2に粘着層4を介してセパレータ3を剥離可能に貼着してなる先行側シート材1と後行側シート材1とを、セパレータ3の端部どうし接合テープ5によって接合し、先行側シート材1の先端部よりセパレータ3をシート状フィルム2から剥離させながら、セパレータ3の剥離に伴って露出するシート状フィルム2を被貼付材7に貼付すると共に、剥離したセパレータ3を巻き取るようにしたことを特徴とする。
【0006】
請求項2に係る発明のシート状フィルムの貼付装置は、シート状フィルム2に粘着層4を介してセパレータ3を剥離可能に貼着してなる先行側シート材1と後行側シート材1とをセパレータ3のどうし接合テープ5で接合させるシート材接合手段と、先行側シート材1の先端部よりセパレータ3をシート状フィルム2から剥離させるナイフ状の剥離エッジ12と、この剥離エッジ12によって剥離されたセパレータ3を巻き取る巻取手段6と、セパレータ3の剥離に伴って露出するシート状フィルム2を被貼付材に押し付けて貼付するフィルム押し付け手段8と、からなることを特徴とする。
【0007】
請求項3は、請求項2に記載のシート状フィルムの貼付装置において、定位置にあってシート材1を受けるシート材供給台9と、被貼付材7をフィルム貼付開始位置P1から前方へ移送する被貼付材移送手段11とを有し、前記剥離エッジ12及びフィルム押し付け手段8は、フィルム貼付開始位置P1にある被貼付材7の先端部近傍に設けられ、被貼付材7がフィルム貼付開始位置P1からその長さ分移動することによって、シート材供給台9からのシート状フィルム2がこの被貼付材7に貼付されるようになっていることを特徴とする。
【0008】
請求項4は、請求項2に記載のシート状フィルムの貼付装置において、夫々被貼付材7を保持した状態の被貼付材供給姿勢とフィルム貼付姿勢とに反転可能な被貼付材保持台18と、この保持台18を反転駆動する手段19と、前記剥離エッジ12を先端部に備えたシート材供給台20と、前記フィルム押し付け手段8を先端部に装備すると共に、シート材供給台20を傾動可能に搭載して、このシート材供給台20を、シート材供給位置と、フィルム貼付姿勢にある被貼付材保持台18の被貼付材7に対してシート状フィルム2を貼付するフィルム貼付位置との間を往復移動させる移動枠21と、この移動枠21を駆動する移動枠駆動手段とを有し、移動枠21がフィルム貼付位置にある時、シート材供給台20は先端部が被貼付材保持台18の被貼付材7に近接した傾斜姿勢にあって、この傾斜姿勢で移動枠21をシート材供給位置まで移動させる間に、シート材供給台9上のシート状フィルム2が被貼付材に貼付されるようになっていることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係るシート状フィルム貼付装置の一実施形態を示す縦断側面図、図2の(a) は接合テープ5によって接合されたシート材1,1を示す斜視図、(b) はシート材1,1の接合部の断面形状を示す一部拡大縦断面図である。このフィルム貼付装置は、それぞれシート状フィルム2に粘着層4を介してセパレータ3を剥離可能に貼着してなる先行側のシート材1と後行側のシート材1とを、セパレータ3の端部どうし接合テープ5により接合させるシート材接合手段と、先行側シート材1の先端部よりセパレータ3をシート状フィルム2から剥離させるナイフ状の剥離エッジ12と、この剥離エッジ12によって剥離されたセパレータ3を巻き取る巻取手段6と、セパレータ3の剥離に伴って露出したシート状フィルム2を被貼付材7に押し付けて貼付するフィルム押し付け手段8と、からなる。
【0010】
各シート材1は、図2の(b) に示すように、シート状フィルム2と、このフィルム2の片面に形成された粘着層4を介して剥離可能に貼着されたシート状セパレータ3とからなり、先行側のシート材1と後行側のシート材1とは接合テープ5によって接合される。先行側シート材1のセパレータ3の後端部と後行側のシート材1のセパレータ3の前端部とを接合テープ5で接合するシート材接合手段としては、手作業による人為的接合手段でもよいし、図示は省略するが、両シート材1,1のセパレータ3,3の接合端部に所定長さの接合テープ5を機械的に張り付けてゆくように構成された周知構造のテーピング装置などによる機械的接合手段でもよい。接合テープ5は、図2の(b)に示すように、テープ本体5aと、これの片面に設けられた接着層5bとからなる。
【0011】
図1において、9は所定高さ位置に設置されたシート材供給台で、この供給台9の上面9aにシート材1が供給されるようになっている。このシート材供給台9には、供給されたシート材1を上面9aに沿って軽く保持するための保持手段10が設けてある。この保持手段10は、シート材供給台9の上面9a全域に亘って多数の吸引孔10aを穿設し、これら吸引孔10aよりエアーを吸引してシート材1を保持するようにした吸着保持手段である。このような吸着保持手段に代え、押えローラーによりシート材1をシート材供給台9の上面9aに軽く押えるようにした保持手段でもよい。また11は、被貼付材7をフィルム貼付開始位置P1から前方へ所定長さずつ移送するための被貼付材移送手段で、この移送手段11は、例えば図1に示すように、被貼付材7の移送方向に一定ピッチで配設された駆動ローラー11a・・・からなる。
【0012】
剥離エッジ12及びフィルム押し付け手段8は、図1に示すように、フィルム貼付開始位置P1にある被貼付材7の先端部近傍にそれぞれ設置されていて、1枚の被貼付材7がフィルム貼付開始位置P1からその1枚分の長さ移動することによって、この1枚の被貼付材7の表面に1枚のシート材1のシート状フィルム2が貼付されるようになっている。フィルム押し付け手段8は、この実施形態では、定位置に設けられたシリンダ8aとこれに連動連結された押えローラー8bとからなるものであるが、モーターとこれに連動連結されたボールネジとからなるものでもよい。
【0013】
巻取手段6は、シート材供給台9で受けられて接合テープ5により互いに接合された先行側シート材1及び後行側シート材1をガイドローラー13により案内して剥離エッジ12を通過させることにより、シート材1から剥離したセパレータ3を引張しながら巻取ローラー14に巻き取るようにしたもので、ガイドローラー15、駆動ローラー16、ニップローラー17及び巻取ローラー14によって構成される。
【0014】
次に、上記のように構成されるシート状フィルム貼付装置の使用して、シート状フィルム2を液晶板等の被貼付材7に貼付する方法について、図1を参照して説明する。
【0015】
先ず、シート材供給台9上にシート材1を1枚ずつ供給すると共に、この供給台9上の先行側シート材1と後行側シート材1とを、シート材接合手段によって両シート材1,1のセパレータ3,3の端部どうしを接合テープ5によって接合する。このシート材接合手段は、前述のように手作業による人為的接合手段でもよいし、テーピング装置等による機械的接合手段でもよい。
【0016】
フィルム貼付作業開始時の最初のシート材1には、そのセパレータ3の先端部に適当材料からなる長尺状の引張用フィルム材(図示せず)を接合し、この引張用フィルム材をガイドローラー13から剥離エッジ12に通してUターンさせ、ガイドローラー15、引張用駆動ローラー16、ニップローラー17を経て巻取ローラー14に巻き取った状態とし、しかして最初のシート材1のセパレータ3先端部を剥離し、それによって露出したシート状フィルム2の粘着層4先端部を被貼付材7の表面先端部に当接させて、フィルム押し付け手段8の押えローラー8bで押さえ付けておく。
【0017】
上記のような状態から上記引張用フィルム材を巻取手段6で巻き取りながら、被貼付材移送手段11によって被貼付材7を図1の実線で示すフィルム貼付開始位置P1から前方へ移送させてゆくと、一番最初の先行側シート材1は、剥離エッジ12によってセパレータ3が剥離されながら、このセパレータ3の剥離に伴って露出するシート状フィルム2の貼付面である粘着層4が被貼付材7の表面に貼着されてゆき、この被貼付材7の後端がフィルム押し付け手段8を通過して図1の仮想線図示位置に達することにより、最初のシート材1のシート状フィルム2の被貼付材7に対する貼付が終了する。尚、最初に使用する引張用フィルム材は最初のシート材1のセパレータ3に接合されているから、引張用フィルム材が巻取ローラー14に巻き取られた後は、この引張用フィルム材に接合されたシート材1のセパレータ3が引続き巻取ローラー14に巻き取られることになる。
【0018】
上記シート状フィルム2の貼付作業においては、1枚目のシート材1のシート状フィルム2を被貼付材7に貼り終わって、2枚目のシート材1の先端が例えば剥離エッジ12に上面側に到達した時点で、位置検知センサーの作用により巻取手段6の巻取り動作が一時停止して、次の被貼付材7がフィルム貼付開始位置P1に来るのを待ち、しかして当該次の被貼付材7がフィルム貼付開始位置P1に来ると、巻取手段6が再び巻取り動作を開始して、2枚目のシート材1のセパレータ3が剥離エッジ12で剥離されながらそのシート状フィルム2が次の被貼付材7に貼付されるようになっている。尚、巻取手段6の巻取り速度を十分に遅くすることによって、上記のように1枚目シート材1を貼り終わった時点で巻取手段6の巻取り動作を停止することなく、その巻取り動作を連続的に行なわせることも可能である。
【0019】
また、シート材供給台9から先行側のシート材1が無くなれば、シート材供給台9上でそれまで後行側にあったシート材1が先行側シート材1となると共に、このシート材供給台9上に後行側となるシート材1が供給され、しかして先行側となったシート材1の後端部と新たにシート材供給台9上に供給されたシート材1の前端部とを前記シート材接合手段によって両シート材1,1のセパレータ3,3の端部どうしシート材供給台9上にて接合テープ5で接合する。尚、接合テープ5によって接合される先行側シート材1と後行側シート材1との間隔は必要に応じて任意の間隔に設定することができる。
【0020】
以降は、上述したような動作の繰り返しによって、連続的に移送される各被貼付材7の表面に、シート材供給台9上に供給される各シート材1のシート状フィルム2が貼付され、それによって被貼付材7の表面にシート状フィルム2を貼着した物が連続的に製造されることになる。
【0021】
図3及び図4は本発明に係るシート状フィルム貼付装置の他の実施形態を示すそれぞれ縦断側面図である。図1に示す貼付装置は、被貼付材7を移動させながら、この移動する被貼付材7にシート状フィルム2を貼着するように構成したものであるが、図3及び図4の貼付装置は、被貼付材7を固定状態にしておいて、シート材供給台20を、剥離エッジ12及びフィルム押し付け手段8と共に移動させながら、その被貼付材7にシート状フィルム2を貼着するようにしたものである。図1の貼付装置と同様な構成部材については、同じ符号を付して、その説明を省略する。
【0022】
図3及び図4において、18は被貼付材7を保持する被貼付材保持台で、片側の保持面18aに被貼付材7を保持した状態で上側に位置する被貼付材供給姿勢(図3参照)と下側に位置するフィルム貼付姿勢(図4参照)とに反転可能となっている。19は被貼付材保持台18を被貼付材供給姿勢とフィルム貼付姿勢とに反転駆動する手段である。また、20は剥離エッジ12を先端部に備えたシート材供給台であり、21はフィルム押し付け手段8を先端部に装備すると共に、シート材供給台20を傾動可能に搭載した移動枠であって、シート材供給台20を、移動枠駆動手段によって、シート材供給位置と、フィルム貼付姿勢にある被貼付材保持台18の被貼付材7に対してシート状フィルムを貼付するフィルム貼付位置との間で往復移動させるようになっている。22は装置基台である。
【0023】
前記被貼付材保持台18は、装置基台22上に立設した両側支柱23,23に水平に軸架した回転軸24によって、図3に示すように上側に位置する被貼付材供給姿勢と、図4に示すように下側に位置するフィルム貼付姿勢とに反転されるもので、この回転軸24と、これに連動連結されたモーター25とによって前記反転駆動手段19が構成される。また、被貼付材保持台18には、この保持台18上に供給されたシート材1を保持面18aで保持するための保持手段10が設けてある。この保持手段10は、図1に示す装置のシート材供給台9に設けられたものと同様な手段である。
【0024】
前記シート材供給台20は、その長手方向中間所要部が移動枠21上の後端部側に揺動可能に枢着されていると共に、その先端部側と移動枠21との間に介装されたシリンダ26によって枢着部27を中心に先端側が持ち上がるように傾動可能となっており、このシート材供給台20の先端部近傍に剥離エッジ12が設置されている。またシート材供給台20には、この供給台20上に供給されたシート材1を上面20aで軽く保持するための保持手段10が設けられ、この保持手段10は、前記シート材供給台18に設けられたものと同様な手段である。
【0025】
移動枠21は、装置基台22の上面に設けてあるガイドレール28と係合するガイド29によって、図3に示すようなシート材供給位置と、図4に示すようにフィルム貼付姿勢にある被貼付材保持台18の被貼付材7にシート状フィルム2を貼付するフィルム貼付位置との間で往復移動するもので、図示は省略するが、移動枠21と装置基台22との間に介装されたボールネジ及びこれを回転駆動するサーボモーターとからなる移動枠駆動手段によって駆動される。尚、移動枠駆動手段には、ボールネジ機構に限らず、タイミングベルト、ラックピニオン、リニアモーター(磁力を利用したもの)等を用いたものを使用できる。
【0026】
上記のような構成よりなるシート状フィルム貼付装置の使用して、シート状フィルム2を被貼付材7に貼付する方法について説明すると、先ず、図3に示すように、シート材供給位置にある移動枠21上のシート材供給台20にシート材1を1枚ずつ供給すると共に、この供給台20上の先行側シート材1と後行側シート材1とをセパレータ3,3の端部どうし、シート材接合手段によって接合テープ5で接合する。この時、シート材供給台20は水平姿勢にある。尚、接合テープ5によって接合される先行側シート材1と後行側シート材1との間隔は必要に応じて任意に設定されるものとする。
【0027】
図1に示す貼付装置の場合と同様に、フィルム貼付作業開始時の最初のシート材1には、そのセパレータ3の先端部に長尺状の引張用フィルム材を接合し、この引張用フィルム材を剥離エッジ12から巻取手段6のガイドローラー13に掛け回し、更に引張用駆動ローラー16、ニップローラー17を経て巻取ローラー14に巻き取り、図3に示すような状態とする。
【0028】
それから、移動枠21を移動枠駆動手段によって図3に示すシート材供給位置から図4に示すように被貼付材保持台18の下方へもぐり込んだ状態のフィルム貼付位置まで移動させ、また被貼付材保持台18を反転駆動手段19によってフィルム貼付姿勢に反転する。移動枠21をフィルム貼付位置へ移動させる時は、前記引張用フィルム材が巻取ローラー14から繰り出されるように巻取手段6を操作する。この移動枠21をフィルム貼付位置まで移動させた後、シリンダ26を伸張作動させてシート材供給台20をその先端部側が被貼付材保持台18の被貼付材7に近接した傾斜姿勢となるように傾動させ、しかして先行側シート材1のセパレータ3先端部を剥離し、それによって露出したシート状フィルム2の粘着層4先端部を被貼付材7の表面先端部に当てて、フィルム押し付け手段8の押えローラー8bで押さえ付ける。
【0029】
上記のような状態から貼付開始当初の引張用フィルム材を巻取手段6で巻き取りながら、シート材供給台20を傾斜姿勢のままで移動枠21を図4の矢印方向へ移動させてゆくと、一番最初の先行側シート材1は、剥離エッジ12によってセパレータ3が剥離されながら、同時にこのセパレータ3の剥離に伴って露出するシート状フィルム2の貼付面である粘着層4が被貼付材7の表面に貼着されてゆき、フィルム押し付け手段8が被貼付材7の後端を通過して、移動枠21が元のシート材供給位置へ戻ることにより、最初のシート材1のシート状フィルム2の被貼付材7に対する貼付が終了する。
【0030】
こうして1枚目のシート材1のシート状フィルム2の貼付作業が終了すれば、被貼付材保持台18を反転駆動手段19により被貼付材供給姿勢に反転させて、シート状フィルム2を貼付した被貼付材7を被貼付材保持台18から取り出し、その被貼付材保持台18に新しい被貼付材7を供給する。そして、再び、巻取手段6を繰り出し操作しながら、移動枠21をシート材供給位置から被貼付材保持台18下方のフィルム貼付位置まで移動させると共に、被貼付材保持台18を反転駆動手段19によってフィルム貼付姿勢に反転し、またシート材供給台20をその先端部側が被貼付材保持台18の被貼付材7に近接した傾斜姿勢となるように傾動させる。
【0031】
しかして、先行側シート材1のセパレータ3先端部を剥離し、露出したシート状フィルム2の粘着層4先端部を被貼付材7の表面先端部に当てて、フィルム押し付け手段8の押えローラー8bで押さえ付け、この状態からセパレータ3を巻取手段6で巻き取りながら、シート材供給台20を傾斜姿勢のまま移動枠21を後退移動させることにより、シート材1は、剥離エッジ12によってセパレータ3が剥離されながら、露出するシート状フィルム2の粘着層4が被貼付材7の表面に貼着されてゆき、移動枠21がシート材供給位置へ戻ることによって、そのシート材1のシート状フィルム2の被貼付材7に対する貼付が終了する。
【0032】
以降は、上記の動作の繰り返しによって、シート材供給台20を剥離エッジ12及びフィルム押し付け手段8と共に移動させながら、固定状態にある被貼付材7にシート状フィルム2を貼着し、被貼付材7の表面にシート状フィルム2を貼着した物を連続的に製造する。
【0033】
以上説明したような貼付方法によれば、シート状フィルム2に粘着層4を介してセパレータ3を剥離可能に貼着してなる先行側のシート材1と後行側のシート材1を、セパレータ3,3の端部どうし接合テープ5によって接合しておいて、先行側シート材1よりセパレータ3をシート状フィルム2から剥離させつつ、セパレータ3の剥離に伴って露出するシート状フィルム2の粘着層4を被貼付材7に貼付すると共に、剥離したセパレータ3を巻き取るようにしたものであって、セパレータ3をシート状フィルム2から剥離した直後に、このシート状フィルム2の粘着層4を被貼付材7に貼付するようにしたから、セパレータ3をシート材1のシート状フィルム2から全て剥離した後に、シート状フィルム2を被貼付材7に貼付する従来のシート状フィルム貼付方法に比べ、各シート材1におけるシート状フィルム2の粘着層4の露出面積が小さくなり、その分、そのシート状フィルム2の粘着層4である糊面に対するゴミ等の異物の付着が少なくなり、従ってそのような異物のかみこみによる不良品の発生を少なくすることができる。
【0034】
また、図1に示すような貼付装置は、シート材接合手段と、シート材1のセパレータ3をシート状フィルム2から剥離させる剥離エッジ12と、この剥離エッジ12によって剥離されたセパレータ3を巻き取る巻取手段6と、セパレータ3の剥離に伴って露出するシート状フィルム2を被貼付材に押し付けて貼付するフィルム押し付け手段8と、定位置にあってシート材1を受けるシート材供給台9と、被貼付材7をフィルム貼付開始位置P1から前方へ移送する被貼付材移送手段11とを備え、被貼付材7をフィルム貼付開始位置P1からその長さ分移動させて被貼付材7にシート状フィルム2を貼付するように構成しているから、シート状フィルム2を被貼付材7に対し殆ど自動的に貼付することができると共に、装置の構造が簡単で製作が容易となって安価に提供することができる。更に、この貼付装置では、被貼付材7を一方向に移送しながら、この被貼付材7にシート状フィルム2を貼付する構成となっているから、貼付作業能率が良く、生産性を高めることができる。
【0035】
また、図3及び図4に示すような貼付装置は、シート材接合手段、剥離エッジ12、巻取手段6、及びフィルム押し付け手段8の他に、夫々被貼付材7を保持した状態の被貼付材供給姿勢とフィルム貼付姿勢とに反転可能な被貼付材保持台18と、この保持台18を反転駆動する手段19と、剥離エッジ12を先端部に備えたシート材供給台20と、フィルム押し付け手段8を先端部に装備すると共に、シート材供給台20を傾動可能に搭載して、このシート材供給台20を、シート材供給位置と、フィルム貼付姿勢にある被貼付材保持台18の被貼付材7に対してシート状フィルム2を貼付するフィルム貼付位置との間を往復移動させる移動枠21と、移動枠駆動手段とを備えてなるもので、移動枠21がフィルム貼付位置にある時、シート材供給台20は先端部が被貼付材保持台18の被貼付材7に近接した傾斜姿勢にあって、この傾斜姿勢で移動枠21をシート材供給位置まで移動させる間に、シート材供給台9上のシート状フィルム2が被貼付材に貼付されるように構成されているから、図1の貼付装置と同様に、シート状フィルム2を被貼付材7に対し殆ど自動的に貼付することができる共に、この装置では被貼付材7を移送させず、固定させた状態でシート状フィルム2の貼付が行なえるので、装置全体の長さをできるだけ短くすることができる。
【0036】
以上説明した実施形態では、液晶板等の被貼付材7を水平姿勢に位置させて、この水平姿勢の被貼付材7の上面又は下面にシート状フィルム2を貼付するようにしているが、これは一実施形態であって、被貼付材7は、その貼付面が水平面に対し垂直となる垂直姿勢、あるいは貼付面が水平面に対し傾斜した傾斜姿勢でシート状フィルム2を貼付するようにしてもよい。また上述した実施形態では、被貼付材7の片面側のみにシート状フィルム2を貼付するようにしたが、シート状フィルム2を被貼付材7の両面に同時に貼付するようにしてもよい。
【0037】
【発明の効果】
請求項1に係る発明の貼付方法によれば、セパレータをシート状フィルムから剥離した直後に、このシート状フィルムの粘着層を被貼付材に貼付するようにしたから、セパレータをシート材のシート状フィルムから全て剥離した後に、シート状フィルムを被貼付材に貼付する従来のシート状フィルム貼付方法に比べて、各シート材におけるシート状フィルムの粘着層の露出面積が小さくなり、その分、シート状フィルムの糊面に対するゴミ等異物の付着が少なくなり、従ってそのような異物のかみこみによる不良品の発生を少なくすることができる。
【0038】
請求項2に係る発明の貼付装置によれば、請求項1に係る貼付方法をほとんど自動的に有効に実施することができる。
【0039】
請求項3に係る発明の貼付装置によれば、シート状フィルムを被貼付材に対しほとんど自動的に貼付できると共に、構造が簡単で装置の製作が容易となる。そして、特にこの貼付装置では、被貼付材を一方向に移送しながら、この被貼付材にシート状フィルムを貼付する構成であるから、貼付作業能率が良く、生産性を高めることができる。
【0040】
請求項4に係る発明の貼付装置によれば、シート状フィルムを被貼付材に対しほとんど自動的に貼付できる、そして特にこの装置では被貼付材を移送させずに固定させた状態でシート状フィルムの貼付を行なうので、装置全体の長さをできるだけ短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシート状フィルム貼付装置の一実施形態を示す縦断側面図である。
【図2】(a) は接合テープによって接合されたシート材を示す斜視図、(b ) はシート材の接合部の断面形状を示す一部拡大縦断面図である。
【図3】本発明に係るシート状フィルム貼付装置の他の実施形態を示すもので、移動枠がシート材供給位置にある状態を示す縦断側面図である。
【図4】図3に示す貼付装置であって、移動枠がフィルム貼付位置にある状態を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
1 シート材
2 シート状フィルム
3 セパレータ
4 粘着層
5 接合テープ
6 巻取手段
7 被貼付材
8 フィルム押し付け手段
9 シート材供給台
11 被貼付材移送手段
12 剥離エッジ
18 被貼付材保持台
19 反転駆動手段
20 シート材供給台
21 移動枠

Claims (4)

  1. シート状フィルムに粘着層を介してセパレータを剥離可能に貼着してなる先行側シート材と後行側シート材とを、セパレータの端部どうし接合テープによって接合し、先行側シート材よりの先端部よりセパレータをシート状フィルムから剥離させながら、セパレータの剥離に伴って露出するシート状フィルムを被貼付材に貼付すると共に、剥離したセパレータを巻き取るようにしたシート状フィルムの貼付方法。
  2. シート状フィルムに粘着層を介してセパレータを剥離可能に貼着してなる先行側シート材と後行側シート材とをセパレータのどうし接合テープで接合させるシート材接合手段と、先行側シート材の先端部よりセパレータをシート状フィルムから剥離させるナイフ状の剥離エッジと、この剥離エッジによって剥離されたセパレータを巻き取る巻取手段と、セパレータの剥離に伴って露出するシート状フィルムを被貼付材に押し付けて貼付するフィルム押し付け手段と、からなるシート状フィルムの貼付装置。
  3. 定位置にあってシート材を受けるシート材供給台と、被貼付材をフィルム貼付開始位置から前方へ移送する被貼付材移送手段とを有し、前記剥離エッジ及びフィルム押し付け手段は、フィルム貼付開始位置にある被貼付材の先端部近傍に設けられ、被貼付材がフィルム貼付開始位置からその長さ分移動することによって、シート材供給台からのシート状フィルムがこの被貼付材に貼付されるようになっている請求項2に記載のシート状フィルムの貼付装置。
  4. 夫々被貼付材を保持した状態の被貼付材供給姿勢とフィルム貼付姿勢とに反転可能な被貼付材保持台と、この保持台を反転駆動する手段と、前記剥離エッジを先端部に備えたシート材供給台と、前記フィルム押し付け手段を先端部に装備すると共に、シート材供給台を傾動可能に搭載して、このシート材供給台を、シート材供給位置と、フィルム貼付姿勢にある被貼付材保持台の被貼付材に対してシート状フィルムを貼付するフィルム貼付位置との間を往復移動させる移動枠と、この移動枠を駆動する移動枠駆動手段とを有し、移動枠がフィルム貼付位置にある時、シート材供給台は先端部が被貼付材保持台の被貼付材に近接した傾斜姿勢にあって、この傾斜姿勢で移動枠をシート材供給位置まで移動させる間に、シート材供給台上のシート状フィルムが被貼付材に貼付されるようになっている請求項2に記載のシート状フィルムの貼付装置。
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